JP2017150120A - 衣服 - Google Patents

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JP2017150120A
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Kenjiro Imada
謙次郎 今田
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勇二 宮
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Abstract

【課題】 外部から取込まれる空気の吸気路を確保でき、且つ空気を外部から取込むためのファンの着脱が容易な衣服の提供。【解決手段】 作業着本体2と作業者Hの身体との間に外部の空気を取込むための羽根15を備えたファン装置11を、作業着本体2に着脱自在に備え、作業着本体2の後身頃3,4の裏側に配置したポケット地を備え、作業着本体2の服地とポケット地との間に、ファン装置11の出入口25を有したファンポケット12,13を備え、服地に、ファンポケット12,13に収納されたファン装置11の空気吸込口22に対向する身頃側開口33が形成され、ポケット地に、ファンポケット12,13に収納されたファン装置11の空気吹出口23に対向するポケット側開口34が形成された構成。【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、温度が上昇し易い環境において作業をする作業者に適した衣服に関する。
特許文献1に、服地と作業者の身体との間に外部の空気を取込むファンを着脱自在に備えた衣服が提案されている。
ファンは、羽根車と、本体部材と、本体部材とは別部材である取付部材とを備える。本体部材は、羽根車を収納できるよう円筒状に形成されるとともに、円環状のフランジ部を一体に有する。本体部材の外周部には、複数の通気口が形成されている。取付部材は、その内径を本体部材の外径と略等しくした円環状に形成されている。
ファンは、次のようにして服地に取付けられる。すなわち、本体部材を服地の表側から服地に形成した孔部に挿入して、フランジ部を孔部の外周部分であるファン取付部に当接させ、取付部材を本体部材に外嵌するよう服地の裏側から本体部材に取付け、取付部材をファン取付部に当接させる。このようにすることで、ファン取付部がフランジ部および取付部材に挟み込まれて、ファンが服地に取付けられる。そして、取付部材を本体部材から取外し、本体部材を孔部から取外すことで、ファンを服地から取外すことができる。
この衣服では、服地にファンを取付けた状態で羽根車を回転させることで外部の空気が吸われ、孔部に挿入された本体部材内部を吸気路として空気が通過して、通気口から服地と作業者の身体との間の送風エリアに流れるように吐出される。この空気の流れによって汗の気化が促進され、その際に身体の表面から熱が奪われて身体が冷やされる。このような衣服は、例えば温度が上昇し易い工場内で作業をする作業者が着用する衣服として用いられる。
再公表特許WO2006/090677号公報
ところでファンは、上記したように、本体部材を服地の表側から孔部に挿入してフランジ部をファン取付部に当接させ、取付部材を本体部材に外嵌するよう服地の裏側から本体部材に取付けてファン取付部に当接させて、ファン取付部をフランジ部および取付部材で挟み込むことで、服地に取付けられる。
このように、服地へのファンの取付けは煩わしい作業を伴う。衣服を洗濯する場合にファンを服地から取外す場合も、取付部材を本体部材から取外し、本体部材を孔部から取外さなければならないという煩わしさを伴う。
そこで本発明は、外部から取込まれる空気の吸気路を確保でき、且つ空気を外部から取込むためのファンの着脱が容易な衣服の提供を目的とする。
本発明は、衣服本体と装着者の身体との間に外部の空気を取込むための羽根を備えたファン装置を、前記衣服本体に着脱自在に備えた衣服であって、前記衣服本体の身頃の裏側に配置したポケット地を備え、前記衣服本体の服地と前記ポケット地との間に、前記ファン装置の出入口を有するポケットを備え、前記身頃の服地に、前記ポケットに収納された前記ファン装置の空気吸込口に対向する身頃側開口が形成され、前記ポケット地に、前記ポケットに収納された前記ファン装置の空気吹出口に対向するポケット側開口が形成されたことを特徴としている。
上記構成を備えた本発明の衣服によれば、ファン装置は出入口を通してポケットに収納することができ、また取出しをすることができるから、ファン装置の着脱が極めて容易である。しかも、身頃の服地にはファン装置の空気吸込口に対向する身頃側開口が形成され、ポケット地にはファン装置の空気吹出口に対向するポケット側開口が形成されているから、ファン装置の羽根の回転により身頃側開口から取込まれた空気の、ポケット側開口から吐出されるまでの吸気路が、ポケットにより確保される。
本発明の衣服では、前記出入口が前記ポケットの丈方向上端に形成され、前記ポケット地は、収納された前記ファン装置の自重が働くことで該ファン装置を支える底地と、収納された前記ファン装置の、前記ポケットの幅方向での位置ずれを規制する側面地と、収納された前記ファン装置の、前記ポケットの襠方向での傾斜を規制する前後地とを備えた構成を採用できる。
上記構成の衣服によれば、出入口がポケットの丈方向上端に形成されていることで、ポケットにファン装置を収納し易い。ポケットに収納されたファン装置は底地で自重を支えられ、側面地によりポケットの幅方向での位置ずれを規制され、前後地でポケットの襠方向での傾斜が規制されてポケット内での位置保持がなされるから、身頃側開口から取込まれた空気の、ポケット側開口から吐出されるまでの吸気路が確実に確保される。
本発明の衣服では、前記ポケットに対する前記ファン装置の収納向きを確認可能な確認手段が設けられた構成を採用できる。
上記構成の衣服によれば、確認手段によりポケットに対するファン装置の収納向きを確認することで、ファン装置の収納向きを逆むきにしてしまうのを防止できる。
本発明の衣服では、前記衣服本体に、前記ファン装置の駆動部に回転駆動電力を供給するための電池を着脱自在に備え、前記ファン装置は、前記電池に接続された給電側コネクタが着脱自在に接続される受電側コネクタを備え、前記確認手段は、前記ポケットに設けられて前記受電側コネクタに対する前記給電側コネクタの接続方向を所定向きに保持する保持部を備え、前記ファン装置が前記ポケットに正しい収納向きで収納される場合に、前記受電側コネクタおよび給電側コネクタの接続方向が一致し、前記ファン装置が前記ポケットに正しい収納向きと異なる向きで収納される場合に、前記受電側コネクタおよび給電側コネクタの接続方向が不一致となる構成を採用できる。
上記構成の衣服によれば、確認手段の保持部を用いて受電側コネクタに対する給電側コネクタの接続方向を所定向きに保持させ、受電側コネクタが該所定向きに応じた向きとなる状態でファン装置をポケットに収納して受電側コネクタおよび給電側コネクタの接続を行うと、ファン装置の駆動部に電池から供給された回転駆動電力によりファン装置が回転し、空気が身頃側開口から取込まれ、ポケット側開口から吐出される。
本発明の衣服では、前記身頃の服地において、前記身頃側開口の周囲に身頃側保形材が設けられ、前記ポケット地においては、前記ポケット側開口の周囲にポケット側保形材が設けられた構成を採用できる。
上記構成の衣服によれば、装着者が衣服を装着して動いても、身頃の服地においては身頃側開口の周囲に設けた身頃側保形材により身頃側開口の形状が保たれ、ポケット地においてはポケット側開口の周囲に設けたポケット側保形材によりポケット側開口の形状が保たれる。
本発明は、衣服本体と装着者の身体との間に外部の空気を取込むための羽根を備えたファン装置を、前記衣服本体の身頃に着脱自在に備え、前記身頃の服地に、前記ファン装置の空気吸込口に対向する身頃側開口が形成された衣服であって、前記衣服本体において、前記ファン装置に対して上側で、且つ前記衣服本体の袖取付部に対して下側の脇部に、脇部開口が形成されたことを特徴としている。
上記構成の衣服のように、脇部に脇部開口が形成されていれば、ファン装置の羽根の回転により、外部から身頃側開口、ファン装置の空気吸込口を通って取込まれた空気が、脇部開口を通って外部へ排出される際に、発汗の多い身体の脇において汗の気化を促進するから、身体の表面から熱が奪われて、身体が冷やされる。
特に、脇部開口は衣服本体の襟口、袖口に比べてファン装置に近い位置に配置されることになる。このため、脇部開口から排出される空気が、襟口、袖口から排出される空気と、空気量としてバランス良く排出されるよう、脇部開口の大きさや形状を設定することが好ましく、このようにすることで、発汗の多い身体の脇において汗の気化を促進させるとともに、身体全体の表面を均一に冷却することが可能となる。
本発明は、衣服本体と装着者の身体との間に外部の空気を取込むための羽根を備えたファン装置を、前記衣服本体の身頃に着脱自在に備え、前記身頃の服地に、前記ファン装置の空気吸込口に対向する身頃側開口が形成された衣服であって、前記衣服本体は袖を備え、該袖は、前記身頃の肩口に取付けられた肩口側袖部と、該肩口側袖部の袖丈方向先端部に分離部を介して着脱可能とされた袖口側袖部とを備えたことを特徴としている。
上記構成の衣服のように、衣服本体が袖を備えていることにより、ファン装置の羽根の回転により、外部から身頃側開口、ファン装置の空気吸込口を通って取込まれた空気の一部は、袖の袖口から排出される。
上記構成の衣服では、袖が肩口側袖部および袖口側袖部を備え、袖口側袖部は、肩口側袖部の袖丈方向先端部に分離部を介して着脱可能とされているので、袖口側袖部を肩口側袖部から取外すことで装着者の腕を露出させられる分だけ涼感が得られ、しかも分離部が肩口側袖部の袖口となって、この袖口から空気の一部が排出されることで、涼感が得られる。
本発明の衣服によれば、外部から取込まれる空気の吸気路を確保でき、且つ空気を外部から取込むためのファン装置の着脱が容易である。
本発明の一実施形態に係る作業着の背面図である。 同作業着の前身頃を開いた状態の正面図である。 同要部拡大正面図である。 同ファンポケットにファン装置を収納した状態の一部破断側面図である。 同ファンポケットにファン装置を収納した状態の一部破断平面図である。 同着用状態を表す背面図である。 本発明の第二の実施形態に係る作業着の背面図である。 同着用状態を表す背面図である。 本発明の第三の実施形態に係る作業着の背面図である。
以下、本発明に係る衣服の一実施形態を、作業者が着用(装着)する作業着に適用させた場合として説明する。この作業着は、温度が上昇し易い環境、例えば工場において作業をする作業者に好適に用いられる。なお、この場合の作業着は、上着である。
図1および図2に示すように、本発明の第一の実施形態に係る作業着1は、綿生地から構成される作業着本体2を備える。作業着本体2の基本的な構成は、従来から用いられている作業着の構成であるので、ここでは作業着本体2について概略的に説明する。
作業着本体2は、左右の前身頃3,4と、後身頃5と、左右の袖6,7と、襟8とを備える。前身頃3,4の合せ部にはスライドファスナ10が縫着されている。袖6,7は長袖であり、袖口部は釦により閉じられる構成である。前身頃3,4および後身頃5の裾部には、裾部がギャザー状になるよう、前身頃3,4および後身頃5に亘ってゴム材が内装されている。
作業着1は、ファン装置11を収納することで装着可能なファンポケット(収納空間)12,13を備える。図3に示すように、ファン装置11は、躯体14と、羽根15と、不図示の駆動部である直流モータと、受電側コネクタ16とを備える。図4および図5に示すように、躯体14は前板17、後板18、および内装部20を備えている。前板17および後板18は、内装部20を介してそれぞれ内装部20に対して前、後に配置されている。
前板17および後板18は、それぞれ上下方向高さおよび左右方向幅を略同一にした板状に形成されており、板面の中心位置に通気穴が形成されている。各通気穴は略円形に形成されており、安全を確保するために、通気穴の一部に線材状のガード部材21が張られている。前板17に形成された通気穴が空気吸込口22に相当し、後板18に形成された通気穴が空気吹出口23に相当する。内装部20は円筒状に形成され、内部空間20Aが、空気吸込口22および空気吹出口23を連通する連通路とされている。このような構成によって、躯体14は、所定の左右方向幅、所定の上下方向高さ、および所定の前後方向厚みを有する。
内装部20の中心に前記駆動部が内装され、駆動部の回転子に羽根15が取付けられている。このファン装置11は、前後方向の風の流れとなる軸流を発生するよう構成されている。
受電側コネクタ16は、駆動部に導線を介して電気的に接続されており、長手方向を左右方向とするメスコネクタである。受電側コネクタ16は、内装部20の上面に、後述する給電側コネクタ24の接続離脱方向を左右方向とするように設置され、図3および図4で示すように、前板17および後板18に対して上方に突出した位置にある。
ファンポケット12,13は、作業着本体2の裏側、すなわち作業着本体2を着用した状態で作業者H(図6参照)の身体側に配置されている。ファンポケット12,13は、後身頃5の裏側で、後身頃5の左右幅方向両側寄り、且つ丈方向下側寄り(裾部寄り)に、それぞれ配置されている。このようにファンポケット12,13は、左右一対で設けられている。
各ファンポケット12,13の基本的な構成は同一であるので、一方のファンポケット12に係る説明をもって、他方のファンポケット13の説明に代用する。ファンポケット12はポケット地により形成される。ポケット地は服地の裏面に、服地に対して縫着された矩形の補強生地5Aに縫着されている。具体的に、ポケット地は、作業着本体2と同様に、綿生地によって形成されている。ファンポケット12を形成するポケット地は、略矩形の底地26と、襠を形成する略矩形の左右の側面地27,28と、襠方向である前後方向で対向する前地30(服地側の生地)および後地31(服地の裏側の生地)とを備え、内部を直方体形状の収納空間であるポケット空間としている。前地30および後地31のうち、前地30は作業着本体2の服地の一部である。すなわち、前地30と後地31の関係として、服地の外側が前地30であり、裏側が後地31である。
底地26は、収納されたファン装置11の自重が働くことでファン装置11をその底部で支える。側面地27,28は、収納されたファン装置11の、ファンポケット12の左右幅方向での位置ずれを規制する。前地30および後地31は、収納されたファン装置11の、ファンポケット12の厚み方向(襠方向)での傾斜を規制する。
ファンポケット12の丈である上下方向高さは、ファン装置11の高さに比べて高く設定されている。ファンポケット12の上下方向上端がファン装置11のファン出入口25である。ファンポケット12は、ファン出入口25を開閉させるための開閉手段を備えている。開閉手段は、前地30および後地31に貼着された面ファスナ32である。面ファスナ32の高さ位置は、ファンポケット12にファン装置11を収納した状態で、ファン装置11の上面よりも高い位置にある。
後身頃5の服地および補強生地5Aに、ファンポケット12に収納されたファン装置11の空気吸込口22に対向する身頃側開口33が形成されている。ファンポケット12において後身頃5の裏側に配置したポケット地、すなわち後地31に、ファンポケット12に収納されたファン装置11の空気吹出口23に対向するポケット側開口34が形成されている。
ポケット側開口34は、後地31の幅方向中心位置で、下寄りの位置に配置されている。身頃側開口33、およびポケット側開口34は同径の円形に形成され、作業着本体2に対し、同じ上下方向高さ位置、および同じ幅方向位置に配置されている。
後身頃5の服地において、身頃側開口33の周囲に身頃側保形材35が縫着され、ファンポケット12の後地31においては、ポケット側開口34の周囲にポケット側保形材36が縫着されている。身頃側保形材35およびポケット側保形材36は合成樹脂により形成され、環状の薄板である。
作業着1は、ファン装置11の駆動部に回転駆動電力を供給するための電池37を着脱自在に備える。このために、作業着1は、電池37を収納取出し可能とする電池ポケット38を備える。電池ポケット38は、何れかの前身頃3,4の裏側に設けられている。本実施形態では、電池ポケット38は、右前身頃3の裏側に設けられている。
電池ポケット38は作業着本体2と同じ生地で構成されている。電池ポケット38は、上端に電池出入口40を備える。電池ポケット38は、電池出入口40を開閉させる蓋部材41を備える。蓋部材41は、作業着本体2と同じ生地で構成されており、電池出入口40に対して上方位置において服地に回動自在に縫着されている。電池ポケット38は、ファンポケット12に比べて大きく形成されている。これは、作業者Hの負担にならない範囲で大容量の電池37を収納可能とするためである。電池ポケット38の後地31と蓋部材41とは、面ファスナ42を介して着脱自在に構成されている。
電池37はUSB仕様であり、USB電源に接続することで充電可能なバッテリである。すなわち、電池37は躯体側面に、図示しない受側USBポートを備えている。電池37とファン装置11の駆動部とは、USBケーブル43を介して接続される。USBケーブル43の一端側に、USB端子44が取付けられている。USBケーブル43の他端側に、各ファン装置11の受電側コネクタ16に着脱自在に接続される、前記給電側コネクタ24が取付けられている。
USBケーブル43の長手方向途中部分に、駆動部へ電力を給電・遮断させるためのスイッチ45が設けられている。スイッチ45は、操作片46をスライドさせることにより電力の給電・遮断の何れかの選択を行うスライド式スイッチである。作業者Hは作業着1を着用した状態で作業をするので、不測に操作片46が操作されてしまうことを抑制するために、スイッチ45としてスライド式スイッチが採用されている。
作業着1は、ファンポケット12に対するファン装置11の収納向きを確認可能とする確認手段を備えている。確認手段は、ファンポケット12に設けられて受電側コネクタ16に対する給電側コネクタ24の接続方向を所定向きに保持する保持部を備えている。この場合、保持部は、各ファンポケット12の一方の側面地27,28の上部に形成された保持孔47,48である。一方の側面地27,28は、この場合では、各ファンポケット12,13における電池ポケット38側の側面地27である。
本実施形態の作業着1では、ファン装置11がファンポケット12に正しい収納向きで収納される場合に、保持孔47,48に保持された給電側コネクタ24と受電側コネクタ16の接続方向が一致し、ファン装置11がファンポケット12に正しい収納向きと異なる向き(反対向き)で収納される場合に、受電側コネクタ16および給電側コネクタ24の接続方向が不一致となる。
作業着1は、USBケーブル43を挿通させて支持する挿通部50を備える。挿通部50はファンポケット12,13の間にあって後身頃5の裏側面に縫着された生地により構成されている。
上記構成の作業着1の使用状態では、電池ポケット38に電池37が収納されて蓋部材41が閉じられ、USBケーブル43の途中部分が挿通部50に挿通されて支持され、受電側コネクタ16と給電側コネクタ24が接続された状態で各ファンポケット12,13にファン装置11が収納されて面ファスナ32が閉じられている。このような使用状態では、給電側コネクタ24が、保持孔47,48に対しファンポケット12の外側から通されて、給電側コネクタ24が、幅方向一方側を向いた受電側コネクタ16に、幅方向を接続方向として接続されている。
作業者Hはこのような使用状態にある作業着1を着用して、スイッチ45の操作片46をスライドさせてスライドファスナ10を閉じる。ファン装置11では、電池37からファン装置11の駆動部に電力が供給されて羽根15が一方向に回転する。羽根15が回転すると、外部の空気Kがファンポケット12,13により確保された吸気路51を通過して、作業着1と作業者Hの身体との間に形成された送風エリアAに送られ、空気Kは、図6に示すように、送風エリアAから襟口、袖口等から外部へ排出される流れの途中において、作業者Hの汗の気化を促進し、その際に身体の表面から熱を奪って身体を冷やす。したがって、作業着1は、温度が上昇し易い夏場の工場において作業を行う作業者Hに適している。
図4および図5に示すように、吸気路51は、身頃側開口33、ファン装置11の空気吸込口22、内装部20の内部空間20A、ファン装置11の空気吹出口23、およびポケット側開口34により構成される。これら身頃側開口33、ファン装置11の空気吸込口22、ファン装置11の空気吹出口23、内装部20の内部空間20A、およびポケット側開口34は、径を略同一とし、しかも同心に配置されている。このため、空気Kが吸気路51を通過する際にその流れが円滑になり、空気Kは円滑に送風エリアAに流れる。
作業者Hは、作業のために動く。しかしながら、ファンポケット12,13は、作業着本体2の裏側、すなわち作業着本体2を着用した状態で作業者Hの身体側に配置され、後身頃5の裏側で、後身頃5の丈方向下側寄りに配置されている。このため、作業者Hが作業のために動く際に邪魔にならない。
また、面ファスナ32が閉じられた状態でのポケット地において、底地26は、収納されたファン装置11の自重が働くことでファン装置11をその底部で支える。側面地27,28は、収納されたファン装置11の、ファンポケット12の左右幅方向での位置ずれを規制する。さらに、前地30および後地31は、収納されたファン装置11の、ファンポケット12の厚み方向(襠方向)での傾斜を規制する。ファンポケット12,13のファン出入口25は、面ファスナ32によって閉じられている。このため、作業者Hが作業のために動いたとしても、ポケット地に対するファン装置11の位置が確実に保持されるから、空気Kが吸気路51を通過する際の流れは円滑である。
しかも、後身頃5の服地において、身頃側開口33の周囲に身頃側保形材35が縫着され、ファンポケット12の後地31においては、ポケット側開口34の周囲にポケット側保形材36が縫着されている。このため、作業者Hが作業のために動いたとしても、身頃側開口33およびポケット側開口34の形状の変形が抑えられて、吸気路51の形状を確保できる。
ところで、ファン装置11をファンポケット12,13に収納する際、面ファスナ32を開いてファンポケット12,13の上端をファン出入口25とし、ファン出入口25を通して収納する。一般的には、ファン装置11をファンポケット12,13に収納する際は、作業着1を着用する前に行うが、ファンポケット12,13の上端にファン出入口25があれば、ファン装置11をファンポケット12,13に収納し易い。また、仮に、作業着1を着用した状態でファンポケット12,13からファン装置11を取出すことがあったとしても、ファンポケット12,13は後身頃5に配置されていたとしても作業着本体2の下寄りにあって、ファン出入口25がファンポケット12,13の上端にあれば、ファン装置11をファンポケット12,13から取出し易い。
作業着1を洗濯する場合、電池37を電池ポケット38から取出し、ファン装置11をファンポケット12,13から取出し、さらに、USBケーブル43を取外して作業着本体2を洗濯する。作業着本体2を洗濯し終え、作業着1として使用するには、電池37を電池ポケット38に収納し、ファン装置11をファンポケット12,13に収納し、さらに、USBケーブル43を取付ける。そして、USBケーブル43のUSB端子44が電池37に接続され、給電側コネクタ24がファン装置11の受電側コネクタ16に接続される。
特に、給電側コネクタ24を受電側コネクタ16に接続するには、給電側コネクタ24を予め保持孔47,48に挿通してUSBケーブル43を保持孔47,48に導入させてから、給電側コネクタ24を受電側コネクタ16に接続させる。この際、受電側コネクタ16の向きが所定方向になるようにしてファン装置11を各ファンポケット12,13に収納する。
所定方向の受電側コネクタ16の向きとは、受電側コネクタ16が、保持孔47,48が形成された側面地27,27に対向する方向である。保持孔47,48が形成された側面地27,27に対向する方向に受電側コネクタ16を向けるようにしてファン装置11を収納すると、一方向に回転する羽根15により、外部の空気Kが吸気路51を通過して送風エリアAに送られる。すなわち、空気Kが正しい方向に送られる。
なお、ファン装置11を異なる方向(この場合では前後が逆になる方向)としてファンポケット12に収納すると、一方向に回転する羽根15により、送風エリアAの空気が、外部へ排出される。そうなると、送風エリアAが負圧になるので、作業着本体2の服地が身体側へ寄って送風エリアAを確保できなくなる。
このように、本実施形態における作業着1では、確認手段である保持孔47,48を用いて受電側コネクタ16に対する給電側コネクタ24の接続方向を所定向きで保持させ、受電側コネクタ16が該所定向きに応じた所定向きとなるようファン装置11がファンポケット12に収納された状態において、受電側コネクタ16および給電側コネクタ24が正しい方向で接続されることで、ファン装置11の駆動部に電池37から供給された回転駆動電力により羽根15が一方向に回転し、空気Kが吸気路51を、外部から内部へ向けて流れる。ファン装置11がファンポケット12に正しい収納向きと異なる向きで収納される場合には、受電側コネクタ16および給電側コネクタ24の接続方向は一致せず、空気Kが送風エリアAから吸気路51を逆流して外部へ流れる。
保持孔47,48を通った給電側コネクタ24がある方向に受電側コネクタ16があるようにファン装置11をファンポケット12,13に収納すれば、ファン装置11の収納向きを間違えることがない。
次に、図7および図8を参照しつつ、本発明の第二の実施形態に係る作業着1を説明する。第二の実施形態の作業着1が第一の実施形態の作業着1と異なる部分は、作業着本体2において、ファン装置11に対して上側で、且つ作業着本体2の袖取付部55に対して下側の両側の脇部56に、脇部開口57が形成されている点である。袖取付部55は、作業着本体2の身頃において、袖6,7が縫着により取付けられる開口部分(肩口)である。
脇部56は、作業着本体2において袖6,7が取付けられる袖取付部55に対して、丈方向下側の所定領域である。第二の実施形態における作業着1において、脇部開口57およびその周辺の部分の構成以外の構成は、第一の実施形態の作業着1と同様であるので、同一の符合を付してその説明を繰返さない。また、第一の実施形態の作業着1と同様の構成部分について、図7および図8に符合が付されない部分については、図1ないし図6を適宜参照することとする。
服地のうち、脇部56に相当する部分の領域が切除され、切除された領域を覆うように脇地58が、身頃の服地に縫着されている。脇地58は、脇部56において前身頃3と後身頃5に亘るように、また、前身頃4および後身頃5に亘るように配置されている。各脇地58は、その前後部(前身頃側、および後身頃側)、および上部(肩口側)において、作業着本体2の服地に縫着され、脇地58の下部58Aは作業着本体2の服地に縫着されない。このため、服地の一部である胴地59の上部59Aと脇地58の下部58Aとの間に、空気Kの通路である隙間が形成されている。
胴地59の上部59Aが内側に配置され、脇地58の下部58Aが外側に配置されて、胴地59の上部59Aと脇地58の下部58Aとが作業着本体2の内外方向で重なっている。胴地59の上部59Aと脇地58の下部58Aとの間の前記隙間が、脇部開口57である。なお、胴地59の上端辺59a、および脇地58の下端辺58aは、胴周り方向に沿うよう互いに平行に形成されている。
本発明の第二の実施形態の作業着1では、脇部56に脇部開口57が形成されているから、ファン装置11の羽根15の回転により、外部から身頃側開口33、ファン装置11の空気吸込口22を通って取込まれた空気Kの一部が、襟口、袖口等から外部へ排出されるとともに、脇部開口57を通って外部へ排出される。そして、発汗の多い身体の脇において汗の気化を促進するから、作業者Hの身体の表面から熱が奪われて、身体が冷やされる。
ところで、第二の実施形態では、脇部開口57は作業着本体2の襟口、袖口に比べてファン装置11に近い位置に配置されることになる。このため、脇部開口57から排出される空気Kが、襟口、袖口から排出される空気Kと、空気量としてバランス良く排出されるよう、脇部開口57の大きさや位置、あるいは形状を設定することが好ましい。このようにすることで、発汗の多い身体の脇において汗の気化を促進させるとともに、作業者Hの身体全体の表面を均一に冷却することが可能となる。
例えば、脇部開口57の大きさは、脇部56に相当する部分において切除する領域の面積で任意に設定することができ、脇部開口57の位置は、前身頃寄りとしたり後身頃寄りとしたりすることで任意に設定できる。また、脇部開口57の形状は、例えば脇地58の下部58Aを絞ることができるよう構成したり、脇地58の一部をメッシュ生地としたりすることにより任意に設定することができる。なお、第二の実施形態における作業着1では、脇部開口57を形成しているため、ファン装置11を駆動させない状態であっても、脇部開口57から外部へ空気Kが排出されることで、その分だけ涼感が得られる。
第二の実施形態における作業着1における他の作用効果は、第一の実施形態における作用効果と同様であるので、その説明を繰返さない。
次に、図9を参照しつつ、本発明の第三の実施形態に係る作業着1を説明する。本発明の第三の実施形態に係る作業着1が、第一の実施形態の作業着1と異なる部分は、袖6,7の構成である。すなわち、第三の実施形態に係る作業着1では、袖6,7は、身頃の肩口に取付けられた肩口側袖部60と、肩口側袖部60の袖丈方向先端部に分離部61を介して着脱可能とされて袖口62aを有する袖口側袖部62とを備えている。第三の実施形態における作業着1において、他の部分の構成は、第一の実施形態の作業着1と同様であるので、同一の符合を付してその説明を繰返さない。また、第一の実施形態の作業着1と同様の構成部分について、図9に符合が付されない部分については、図1ないし図6を適宜参照することとする。
分離部61は、袖6,7を袖丈方向途中部分において周方向に切除して、袖6,7が肩口側袖部60と、袖口側袖部62とに分離される部分である。肩口側袖部60は、身頃の服地(肩口)に縫着されている。
分離部61は、袖丈方向途中部分において袖6,7が周方向に切除され、肩口側袖部60の丈方向先端部に形成された肩側袖口63の内周に沿ってスライドファスナ64の一方のエレメント66が縫着され、また、袖口側袖部62の丈方向基端部(肩口側袖部60側)の外周に沿ってスライドファスナ64の他方のエレメント67が縫着されることで構成されている。
分離部61の位置は、袖6,7の袖丈方向における途中であれば特に限定されない。しかしながら、スライドファスナ64のスライダ65を操作して肩口側袖部60から袖口側袖部62を離脱させた際に、作業者Hの肘が露出する位置が好ましい。分離部61が袖丈方向において肘を越える位置にあると、作業者Hが肘を曲げる動作がしにくいからである。また、肘(肘頭)の反対側の肘窩(「ちゅうか」と称される)は、発汗量が多い部分であるからである。
本発明の第三の実施形態における作業着1は、スライダ65を操作して一方のエレメント66および他方のエレメント67どうしを噛合させることで、袖口側袖部62が肩口側袖部60に取付けられて、長袖タイプの作業着1となる。この状態では、第三の実施形態における作業着1は、第一の実施形態の作業着1と同様の用い方となる。
例えば、工場内の気温や湿度が上昇した場合、スライダ65を操作して一方のエレメント66および他方のエレメント67どうしの噛合を離脱させることで、分離部61において、肩口側袖部60から袖口側袖部62を離脱させた用い方をする。このようにすることで、作業着1を半袖タイプとして用いることができる。
袖6,7において袖口側袖部62を離脱させることで、その分だけ涼感が得られ、解放感が得られる。また、ファン装置11の羽根15の回転により、外部から身頃側開口33、ファン装置11の空気吸込口22を通って取込まれた空気Kの一部が、襟口、肩側袖口63等から外部へ排出され、作業者Hの身体を冷却することができる。
作業着1を、溶接作業や研磨作業の際に着用する場合では、袖口側袖部62の袖口付近等に破れが生じ易い。そこで、本発明の第三の実施形態の作業着1のように、袖6,7が、身頃の肩口に取付けられた肩口側袖部60と、肩口側袖部60の袖丈方向先端部に分離部61を介して着脱可能とされていれば、袖口側袖部62の袖口付近等に破れが生じた場合、新たな袖口側袖部62に交換できる。
第三の実施形態における作業着1における他の作用効果は、第一の実施形態における作用効果と同様であるので、その説明を繰返さない。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。その他、各部の具体的構成についても同様である。
例えば、上記各実施形態では、ファンポケット12,13は後身頃5に左右一対で設け、各ファンポケット12,13にファン装置11を収納する場合を例示した。しかしながら、一対のファンポケット12,13の間に別のファンポケットをもう一つ設けるようにし、このファンポケットにもファン装置を収納するよう構成することもできる。このように、ファン装置の数を増加させることで、外部からの取り入れられる空気の量が増加するから、身体の冷却効果が向上する。あるいは一つのファンポケットを備え、これにファン装置を収納するよう構成することもできる。
ファンポケット12,13の間に別のファンポケットをもう一つ設ける場合では、ファンポケットの上下方向の位置は、ファンポケット12,13と同一にすることが好ましい。このようにすることにより、外部からの吸気が身体の背中側を均一に流れるから、その分だけ快適な使用ができる。
あるいは別に設けるファンポケットの位置は、ファンポケット12,13に対して高い位置(身体の背中の上部寄りの位置)に配置してもよい。この場合では、ファンポケットに収納されるファン装置により、襟口から吐出される空気量が増えるから、特に首もと部分に涼感が得られ、後頭部にも空気の流れを感じられるから、その分だけ快適な使用ができる。作業者Hがヘルメットを装着している場合では、後頭部とヘルメットとの間に流れる空気も期待でき、涼感が期待できる。
上記各実施形態では、スイッチ45は、操作片46をスライドさせることにより電力の給電・遮断の何れかの選択を行うようにしたスライド式スイッチを例示した。しかしながら、遮断に加え、給電モードとして羽根15の回転数を複数段階に選択できるスイッチとすることも可能である。すなわち、弱モード、強モードの何れかを選択できるようにして、外部から取り入れられる空気Kの量を調整できるようにしてもよい。
この場合のスイッチは、一対のファンポケット12,13を設けて各ファンポケット12,13にファン装置11を収納する構成に適用させてもよいし、一対のファンポケット12,13の間に別のファンポケットを設けてこれにファン装置を収納する構成に適用することもできる。前者の場合では双方のファン装置11の羽根15の回転数の多少が変更されて、外部から取り入れられる空気Kの量を変化させる。後者の場合では、弱モードにおいては、一対のファンポケット12,13に収納されたファン装置11のみを駆動させ、強モードでは全てのファンポケットに収納されたファン装置を駆動させて、外部から取り入れられる空気Kの量を変化させる。
何れにしても、周囲の気温や湿度に応じたファン装置11の運転ができ、場合によっては、電池37の消費電力の低減ができる。
上記各実施形態では、後身頃5の裏側のポケット地は、略矩形の底地26と、襠を形成する略矩形の左右の側面地27,28と、襠方向で対向する前地30および後地31とを備え、内部を直方体形状の収納空間であるポケット空間とした場合を例示した。しかしながら、上記実施形態のように、ポケット地は明確に区分する必要はなく、面ファスナ32が閉じられた状態でのポケット地において、収納されたファン装置11の自重支え、左右幅方向での位置ずれを規制し、厚み方向での傾斜を規制するものであれば、ポケット地は一体的物を用いていてもよい。
上記各実施形態では、ファンポケット12,13を形成するポケット地は、作業着本体2と同様に綿生地によって形成した場合を例示した。しかしながら、ファンポケット12,13を形成するポケット地は、伸縮性のある(伸縮性に富んだ)生地であってもよい。この場合、ファン装置11をファンポケット12,13に収納したときに、ポケット地が伸張するようにファンポケット12,13の大きさを設定しておけば、作業者Hが作業のために動いたとしても、ポケット地の伸縮性(収縮性)によって、いっそう確実にファンポケット12,13に対するファン装置11の位置保持をすることできる。
上記各実施形態では、身頃側開口33、およびポケット側開口34は同径の円形に形成され、空気吸込口22、および空気吹出口23と同径に形成された場合を例示した。しかしながら、ポケット側開口34は、空気吹出口23に比べてわずかに大きく設定することもできる。このようにしても、吸気路51での空気Kの流れは邪魔されない。
上記各実施形態では、衣服は上着(ジャケット)の場合を例示した。しかしながら、本発明はずぼんにも適用することができる。この場合、例えば、ファンポケットは、後身頃の履き口の下方等に配置することができる。
上記各実施形態では、衣服を工場内で着用するのに適した作業着を例示した。しかしながら、作業着に限らず一般的な衣服にも本発明を適用することができる。
上記第二、第三の実施形態における作業着1では、ファン装置11は特別に設けたポケットに装着される場合を例示した。しかしながら、ファン装置11は、ポケットに装着されることに限定されない。例えば、ファン装置11は、作業着本体2の身頃に形成した身頃側開口33に対し、不図示の着脱用部材を用いて着脱可能に構成することができる。
第三の実施形態における作業着1では、分離部61は、袖6,7を、スライドファスナ64を介して肩口側袖部60と袖口側袖部62とに分離する構成を例示した。しかしながら、スライドファスナ64に限らず、フックとループから構成される面ファスナを用いて肩口側袖部60と袖口側袖部62とに分離可能としたり、ドットボタンを用いて肩口側袖部60と袖口側袖部62とに分離可能としたりすることも可能である。
1…作業着、2…作業着本体、3,4…前身頃、5…後身頃、5A…補強生地、6,7…袖、8…襟、11…ファン装置、12,13…ファンポケット、14…躯体、15…羽根、16…受電側コネクタ、17…前板、18…後板、20…内装部、20A…内部空間、22…空気吸込口、23…空気吹出口、24…給電側コネクタ、25…ファン出入口、26…底地、27,28…側面地、30…前地、31…後地、32…面ファスナ、33…身頃側開口、34…ポケット側開口、35…身頃側保形材、36…ポケット側保形材、45…スイッチ、46…操作片、47,48…保持孔、51…吸気路、A…送風エリア、H…作業者、K…空気

Claims (7)

  1. 衣服本体と装着者の身体との間に外部の空気を取込むための羽根を備えたファン装置を、前記衣服本体に着脱自在に備えた衣服であって、
    前記衣服本体の身頃の裏側に配置したポケット地を備え、前記衣服本体の服地と前記ポケット地との間に、前記ファン装置の出入口を有するポケットを備え、
    前記身頃の服地に、前記ポケットに収納された前記ファン装置の空気吸込口に対向する身頃側開口が形成され、
    前記ポケット地に、前記ポケットに収納された前記ファン装置の空気吹出口に対向するポケット側開口が形成されたことを特徴とする衣服。
  2. 前記出入口が前記ポケットの丈方向上端に形成され、
    前記ポケット地は、収納された前記ファン装置の自重が働くことで該ファン装置を支える底地と、収納された前記ファン装置の、前記ポケットの幅方向での位置ずれを規制する側面地と、収納された前記ファン装置の、前記ポケットの襠方向での傾斜を規制する前後地とを備えた請求項1記載の衣服。
  3. 前記ポケットに対する前記ファン装置の収納向きを確認可能な確認手段が設けられた請求項1または請求項2記載の衣服。
  4. 前記衣服本体に、前記ファン装置の駆動部に回転駆動電力を供給するための電池を着脱自在に備え、
    前記ファン装置は、前記電池に接続された給電側コネクタが着脱自在に接続される受電側コネクタを備え、
    前記確認手段は、前記ポケットに設けられて前記受電側コネクタに対する前記給電側コネクタの接続方向を所定向きに保持する保持部を備え、
    前記ファン装置が前記ポケットに正しい収納向きで収納される場合に、前記受電側コネクタおよび給電側コネクタの接続方向が一致し、前記ファン装置が前記ポケットに正しい収納向きと異なる向きで収納される場合に、前記受電側コネクタおよび給電側コネクタの接続方向が不一致となる請求項3記載の衣服。
  5. 前記身頃の服地において、前記身頃側開口の周囲に身頃側保形材が設けられ、
    前記ポケット地においては、前記ポケット側開口の周囲にポケット側保形材が設けられた請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の衣服。
  6. 衣服本体と装着者の身体との間に外部の空気を取込むための羽根を備えたファン装置を、前記衣服本体の身頃に着脱自在に備え、前記身頃の服地に、前記ファン装置の空気吸込口に対向する身頃側開口が形成された衣服であって、
    前記衣服本体において、前記ファン装置に対して上側で、且つ前記衣服本体の袖取付部に対して下側の脇部に、脇部開口が形成されたことを特徴とする衣服。
  7. 衣服本体と装着者の身体との間に外部の空気を取込むための羽根を備えたファン装置を、前記衣服本体の身頃に着脱自在に備え、前記身頃の服地に、前記ファン装置の空気吸込口に対向する身頃側開口が形成された衣服であって、
    前記衣服本体は袖を備え、該袖は、前記身頃の肩口に取付けられた肩口側袖部と、該肩口側袖部の袖丈方向先端部に分離部を介して着脱可能とされた袖口側袖部とを備えたことを特徴とする衣服。
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