JP2017036535A - 衣服および当該衣服に使用する送風装置 - Google Patents

衣服および当該衣服に使用する送風装置 Download PDF

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Abstract

【課題】着衣者の送風所要領域に送風可能な衣服を提供する。【解決手段】送風装置200と、送風装置200の保持部150と、内部空間部140とを有し、送風装置200は、衣服101の外部から吸入したエアを内部空間部内140に送出し、内部空間部140内に送出されたエアは、内部空間部140を経由して、着衣者400における送風所要領域410へと誘導される。【選択図】図1

Description

本発明は、送風装置を保持可能に構成された衣服に関する。
送風装置を保持可能な衣服として、送風装置の吸入領域を外部に露出させる孔を有する合羽が、実開昭64−30308号公報に開示されている。当該文献に開示された合羽においては、合羽の内部に送風装置からのエアが送出されることにより、着衣者を冷却することが可能であった。
当該文献の合羽においては、合羽が着衣されている領域全体に対する冷却効果を確保することが可能であった。しかし、着衣者においては、所要する個別部位への冷却を行いたいという要求があり、このような要求を解決するためには、さらなる工夫が必要とされていた。
実開昭64−30308号公報
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、送風装置を保持可能な衣服において、一層合理的な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る衣服は、送風装置と、送風装置を保持する保持部と、所定の内部空間部とを有する。さらに、本発明に係る衣服において、保持部に保持された状態における送風装置は、衣服の外部から吸入したエアを内部空間部内に送出する。
内部空間部内に送出されたエアは、内部空間部を経由して、着衣者における送風所要領域へと誘導される。
本発明に係る衣服によれば、保持部により、送風装置を衣服に保持させることが可能となる。送風装置から吸入されたエアは、内部空間部を経由して、送風所要領域へと誘導される。よって、送風所要領域を的確に冷却することが可能となる。また、着衣者が冷却を要しない領域への冷却を、制限することが可能となる。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る衣服は、送風装置と、送風装置を保持するポケット部と、所定の内部空間部とを有する。ポケット部は、ポケット部に送風装置を挿入するための第1開口と、送風装置が吸入したエアを内部空間部に送出するための第2開口とを有する。内部空間部内に送出されたエアは、内部空間部を経由して、着衣者における送風所要領域へと誘導される。
本発明に係る衣服によれば、ポケット部により、送風装置を衣服に保持させることが可能となる。具体的には、送風装置は、第1開口を通じてポケット部に対し着脱が行われる。送風装置から吸入されたエアは、ポケット部の第2開口を通じて内部空間部に送出される。このため、内部空間部に対し効率的にエアを供給することが可能となる。エアは、内部空間部を経由して、送風所要領域へと誘導される。よって、送風所要領域を的確に冷却することが可能となる。また、着衣者が冷却を要しない領域への冷却を、制限することが可能となる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、外部に露出する外装体と、外装体と着衣者の間に介在する内装体とを有する。内部空間部は、外装体と内装体とにより包囲された領域に形成される。
この場合、内装体は、内部空間部におけるエアを送風所要領域へと誘導するための誘導開口を有することが可能となる。
また、外装体における一部の領域と、内装体における一部の領域とは、内部空間部におけるエアを送風所要領域へと誘導するための誘導開口を形成することが可能となる。
本態様に係る衣服によれば、誘導開口を通じてエアを送風所要領域へと誘導することが可能となるため、着用者が冷却を必要とする部位に応じた冷却動作がより確実に行えることとなる。
また、実現しようとする衣服の構成に応じて、誘導開口を内装体に形成することや、内装体の一部の領域と外装体の一部の領域とにより形成することができる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、送風装置がエアを吸入する領域の位置と、誘導開口の位置とは離間している。
本態様に係る衣服によれば、送風装置がエアを吸入する領域と、誘導開口の位置との間を内部空間部として活用することが可能となる。よって、内部空間部の容量を確保することが可能となる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として誘導開口は、送風所要領域の近傍に形成されている。この際、送風所要領域は、着衣者における首または脇の少なくとも一方を含むものである。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として送風装置は、駆動モータと、駆動モータの回転に伴い回転される羽根部とを有する。羽根部は、羽根部の回転軸に直交される方向からエアを吸入する。
本態様に係る衣服によれば、エアが羽根部の回転軸に直交される方向から吸入される。よって、仮に羽根部の回転軸方向に障害物が存在していたとしても、送風装置がエアの吸入を良好に行うことが可能となる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、送風装置の所定領域を外部に露出するための装置露出開口を有する。送風装置は、装置露出開口から外部に露出される領域に意匠面を有する。
本態様に係る衣服によれば、意匠面を外部に露出することができるため、衣服の美観を向上させることができる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、駆動モータは、複数種類の電動工具を駆動可能なバッテリにより駆動される。
本態様に係る衣服によれば、特に、着衣者が建築現場などの作業者である場合は、着衣者が電動工具用に使用しているバッテリを援用することが可能となる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、バッテリを保持するバッテリ保持部を有し、バッテリ保持部は、バッテリの端子と接続可能な衣服側端子と、衣服側端子と駆動モータとを連結するため導電線を有する。
本発明によれば、送風装置を保持可能な衣服として、一層合理的な技術を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る衣服の全体構成を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る衣服の構成を示す説明図である。 図2におけるI−I線断面図である。 ポケット部の構成を示す説明図である。 ポケット部の構成を示す正面図である。 図5におけるII−II線断面図である。 送風装置を示す正面図である。 図7におけるIII−III線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る動作を示す説明図である。 バッテリの構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る衣服の構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る衣服の構成を示す説明図である。 図12におけるIV−IV線断面図である。 図12におけるV−V線断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態につき、図1〜図10に基づき説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る衣服の使用状態を示す説明図である。本発明に係る衣服として、以下、建築現場などで着用される作業上着101に基づき説明を行う。この作業上着101が、本発明に係る「衣服」の一例である。
(作業上着の概要)
図1に示す通り、作業上着101は、外部に露出する外装体110を有する。この外装体110が、本発明に係る「外装体」の一例である。外装体110は、前身頃111と、後身頃112と、袖部113とを有する。袖部113は、図2に示す通り、腕を挿通するための腕部開口114を有する。
図1は、着衣者400を背中側から見た状態を示す。作業上着101は、後身頃112に、送風装置200を保持する保持部150を有する。保持部150は、具体的にはポケット部160により形成される。この送風装置200が本発明に係る「送風装置」の一例であり、保持部150が本発明に係る「保持部」の一例であり、ポケット部160が本発明に係る「ポケット部」の一例である。
ポケット部160(保持部150)は、着衣者400における脇412と足の付け根との間により規定される胴領域420に配置される。すなわち、胴領域420は、着衣者の胸領域、腹(背中)領域、腰領域、尻領域を含む領域である。この場合、ポケット部160(保持部150)は、いわゆる腰領域に設けることが可能である。
図1に示す通り、後身頃112における着衣者400側には、内装体120が設けられる。すなわち、内装体120は、外装体110と着衣者400の間に介在する。内装体120と後身頃112に包囲された領域には、内部空間部140が形成される。内部空間部140は、送風装置200から送出されたエアが送出される。この内装体120が本発明に係る「内装体」の一例であり、内部空間部140が本発明に係る「内部空間部」の一例である。
送風装置200から内部空間部140内に送出されたエアは、内部空間部140を経由して、着衣者における送風所要領域410へと誘導される。この送風所要領域410が、本発明に係る「送風所要領域」の一例である。送風所要領域410としては、着衣者が特に冷却を所望する箇所を選択することができる。第1実施形態においては、具体的な例として首回り411および脇412を送風所要領域410として説明する。
内部空間部140における送風所要領域410の近傍には、エアを送風所要領域410に誘導するための誘導開口130が形成される。この誘導開口130が、本発明に係る「誘導開口」の一例である。
なお、外装体110は、撥水性および透湿性が高く、肌触りが良好な素材により構成される。具体的には、綿、毛糸、コットン、麻などの天然繊維や、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの合成繊維、およびこれらを混紡した繊維による布地が好適に使用される。また、内装体120は、エアが通過する内部空間部140を形成するため、通気性の低い素材にて構成することが好ましい。具体的には、ポリ塩化ビニル(PVC)に代表される、いわゆる軟質プラスチックによるフィルムや、通気性の低いポリエステルによるフィルムなどが好適には使用される。
(内部空間部の構成)
図2および図3に基づき、内部空間部140の詳細な構成を説明する。図2は作業上着101を正面側から見た状態を示す説明図であり、図3は図2におけるI−I線断面図である。図2および図3に示す通り、内装体120は、外装体110における後身頃112を被覆して配置され、内装体120の縁部が接合部121により後身頃112に接合される。接合部121は、縫合や、接着剤による接着などの手段が適宜選択される。この結果、内装体120と外装体110との間には内部空間部140が形成される。内部空間部140は、送風装置200の送風量などに基づき、適宜その容積が設定される。この意味において、第1実施形態においては、内装体120は後身頃112のみに形成されているが、内装体120を後身頃112から前身頃111に亘るように配置することも可能である。
図2に示す通り、内装体120には誘導開口130が形成される。誘導開口130は、送風所要領域410の近傍における内装体120を穿孔し、環状の形状保持部131を設けることにより形成される。形状保持部131は、着衣者400の動作を妨げない程度の柔軟性を有する素材であり、かつ、着衣者400の動作により誘導開口130が閉塞されない程度の弾性を有することが望ましい。形状保持部131は具体的には、ゴムや形状記憶合金を使用することが望ましい。なお、内装体120の穿孔部分と、形状保持部131との接合においては、縫合や接着などの手段を適宜選択することができる。
なお、形状保持部131は、環状である必要はなく、誘導開口130の開口状態を維持できれば足りるものである。例えば、誘導開口130の少なくとも一部が閉塞されないような形状とすることができる。具体的には、形状保持部131を円弧状とすることができる。また、形状保持部131は、直線状の部材と、当該直線状の部材の両端部から延出する端部部材とにより構成することができる。この際、直線状の部材が延在する方向と、端部部材が延在する方向とは交差されるものである。
さらに、誘導開口130に、形状保持部131を設けない構成とすることも可能である。
(ポケット部の構成)
図4〜図6に基づき、ポケット部160(保持部150)の詳細な構成を説明する。図4はポケット部160の構成を説明する一部切欠き斜視図、図5はポケット部160の正面図、図6は図5におけるII−II線断面図である。
図4に示す通り、ポケット部160は、後身頃112とポケット形成体161とにより構成される。図5に示す通り、後身頃112とポケット形成体161は、接合部162により接合される。接合部162は、縫合や、接着剤による接着などの手段が適宜選択される。ポケット部160は、送付装置200の収容部163を有する。
図4に示す通り、ポケット部160は、送風装置200を収容部163へ挿入するための第1開口165と、送風装置200が吸入したエアを内部空間部140に送出するための第2開口166と、送風装置200の所定領域を外部に露出するための第3開口167を有する。この第1開口165が本発明に係る「第1開口」の一例であり、第2開口166が本発明に係る「第2開口」の一例であり、第3開口167が本発明に係る「装置露出開口」の一例である。
なおポケット形成体161は、伸縮性および耐久性の高い素材により形成することが好ましい。
図6に示す通り、ポケット形成体161における第1開口165の近傍領域には、第1開口165の形状を維持するための保形部材173が配置される。保形部材173は、具体的には形状記憶合金による線状部材が使用される。保形部材173は空間部172に配置される。空間部172は、帯状の保形部形成体170をポケット形成体161に対し、2カ所の接合部171により接合することで形成される。この場合は、保形部材173が保形部形成体170により隠蔽されるため、作業上着101の美観向上を図ることが可能となる。なお接合部171は、縫合や接着剤による接着などの手段を用いることが可能である。
一方、保形部形成体170を使用せずに、ポケット形成体161に保形部材173を直接接合することも可能である。さらに、ポケット形成体161の素材などの要因によっては、保形部材173を設けないことも可能である。
図6に示す通り、ポケット形成体161の所定領域と、後身頃112の所定領域は、互いを係止する係止部164を有する。係止部164は、ポケット形成体161と、後身頃112における第1開口165の近傍領域とに形成される。具体的には、係止部164は、雄部材と雌部材とからなるファスニングテープや、ボタンとボタン穴により形成することができる。
なお、図4〜図6においては、ポケット部160は、後身頃112の外部側(着衣者に対する反対側)に設けられている。この場合、ポケット部160に対して送風装置200を着脱しやすいという利点がある。
一方、ポケット部160を、後身頃112の内部側(着衣者側)に設けることも可能である。この場合は、送風装置200における外部への露出量が、ポケット部160を後身頃112の外部側に設けた場合よりも少なくすることができるため、作業中に送風装置200が邪魔にならないという利点がある。この場合、ポケット部160は内部空間部140内に配置される。
(送風装置の構成)
図7〜図10に基づき、送風装置200の詳細な構成を説明する。図7は送風装置200の正面図、図8は図7におけるIII−III線断面図、図9は送風装置200をポケット部160に配置した状態の説明図、図10は送風装置200を駆動するバッテリの300の説明図である。なお、図9に係るポケット部160は、図4〜図6に基づき説明したポケット部160とは異なる構造を有する。すなわち、図9に係るポケット部160は、保形部形成体170および保形部材173を有さない構造である。
図7は、送風装置200のファンカバー210が示される。ファンカバー210は、意匠面211を備える。意匠面211は、ポケット部160の第3開口167を通じて、外部に露出される面であるため、種々のデザインを施すことができる。よって、意匠面211により、作業上着101全体の美観向上を図ることが可能となる。この意匠面211が、本発明に係る「意匠面」の一例である。
図8に示す通り、送風装置200は、ファンカバー210と、ファンハウジング220とを外郭として有する。ファンハウジング220は、駆動モータ(図示せず)と、当該駆動モータの回転に伴い回転される羽根部230とを収容する。この羽根部230が、本発明に係る「羽根部」の一例である。なお、駆動モータとしては、ブラシレスモータが好適に使用される。羽根部230は、羽根部230が回転した場合において、ファンカバー210側からエアの吸入が行われ、ファンハウジング220側へエアを送出するように構成される。
送風装置200において、羽根部230の回転軸方向を回転軸方向200zとする。回転軸方向200zと交差する方向を軸交差方向200yとする。回転軸方向200zと軸交差方向200yは直交する。
図8に示す通り、ファンカバー210は、柱状部212を複数有する。隣接する柱状部212の間には、開放部213が形成される。開放部213は、軸交差方向200yに形成される。より具体的には、開放部213は、回転軸方向200z周りの軸交差方向200yにおいて、複数個連続して設けられる。開放部213の近傍における領域を吸入領域200aとする。
図9に示す通り、送風装置200をポケット部160に収容した場合には、ファンカバー210は、ポケット部160の第3開口167を通じて外部に露出される。すなわち、吸入領域200aはポケット部160の外部となる。よって、羽根部230の回転に伴いエアを吸入する場合、ポケット形成体161を経由する必要が無いため、送風装置200は、良好なエアの吸入を行うことができる。
また、開放部213が軸交差方向200yに形成されるため、ファンカバー210に意匠面211を形成することが可能となる。意匠面211は、図7に示すファンカバー210の正面側からの吸気を規制する。よって、例えば着衣者400が壁に背中を押しつけたような場合であっても、送風装置200は、軸交差方向200yに形成された開放部213から円滑にエアを吸入することが可能となる。
図8に示す通り、ファンハウジング220は、柱状部221を複数有する。隣接する柱状部221の間には、開放部222が形成される。開放部222は、軸方向200zに形成される。より具体的には、開放部222は、回転軸方向200zにエアを送出すべく、複数個連続して設けられる。開放部222の近傍における領域を排出領域200bとする。
図9に示す通り、送風装置200をポケット部160に収容した場合には、ファンカバー220は、ポケット部160の第2開口166を通じて内部空間部140内に配置される。よって、羽根部230は内部空間部140内に直接エアを供給することが可能となる。
送風装置200の駆動モータは、バッテリにより駆動される。 バッテリは汎用の電池を使用することが可能である。一方、着衣者400が建築現場などで作業を行う場合の入手容易性や、容量を考慮すると、複数種類の電動工具を駆動可能なバッテリを流用することが好適である。
図10に、複数種類の電動工具を駆動可能なバッテリ300を示す。このバッテリ300が、本発明に係る「バッテリ」の一例である。バッテリ300は、電動工具に電流を供給するための端子310を有する。このようなバッテリ300を使用する場合、作業上着101は、バッテリ300を保持するバッテリ保持部を有することができる。バッテリ保持部は、バッテリ300の端子310と接続可能な衣服側端子と、当該衣服側端子と駆動モータとを連結するため導電線を有することができる。
着衣者は、バッテリ300をバッテリ保持部に収納し、端子310を衣服側端子に接続することにより、送風装置200を駆動することが可能となる。なお、送風装置200を収容するポケット部160を、バッテリ保持部とすることも可能である。
(作業上着の動作)
次に、作業上着101の動作につき説明する。図1に示す通り、着衣者400は、まず作業上着101を着用する。送風装置200は作業上着101に対し着脱可能に形成されている。よって、着衣者は、作業上着101の着用に係る容易性に鑑みて、ポケット部160に送風装置200を予め収容しておくか、作業上着101を着用した後に送風装置200をポケット部160に収容させるかを選択することができる。内部空間部140は、送風装置200の単位時間あたりのエア送出量に比して大容量化することが好ましい。これにより、衣服装置構成のコンパクト化や低コスト化を図ることが可能となる。
内部空間部140のエアは、送風装置200から供給され続けるエアよって流動されたり、着衣者400の動作により内部空間部140の容積が減少されることに伴い、誘導開口130から吐出される。誘導開口130は、首回り411や脇412などの、送風所要領域410近傍に形成されている。よって、内部空間部140のエアは、誘導開口130を経由して送風所要領域410を的確に冷却することが可能となる。この際、誘導開口130には形状保持部131が設けられているため、誘導開口130は閉塞されること無く、確実に開口状態を保つことができる。
なお、内部空間部140のエアは、誘導開口130が形成されていない領域には吐出されない。よって、作業上着101は、着衣者400が送風を所要しない領域への冷却を防止することが可能となる。
図1に示す通り、ポケット部160は、誘導開口130と離間した位置に配置されている。具体的には、ポケット部160は、内部空間部140の縁部近傍領域に設けられる。すなわち、内部空間部140におけるエアの吸入箇所と、エアの排出箇所が離間した関係となる。内部空間部140におけるエアの吸入箇所は、具体的には図9に示す吸入領域200aである。この結果、内部空間部140は、エアの吸入箇所と排出箇所の間の領域を、効率よく活用することが可能となる。
このような構成によって、本発明の第1実施形態に係る作業上着101は、着衣者400の送風所要領域410を的確に冷却することができる。
なお、ポケット部160や、内部空間部140に冷却材を収容させることが可能である。この際には、冷却材により、着衣者400をより効果的に冷却することが可能となる。
次に図11に基づき本発明に係る第2実施形態を、図12〜図14に基づき本発明に係る第3実施形態を説明する。なお、上述した第1実施形態と同一の部品、また同一の動作を行い得る部品については同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る作業上着102を、図11に基づき説明する。図11は、第2実施形態に係る作業上着102の断面図であり、第1実施例に係る図3に相当する図である。
第2実施形態に係る作業上着102は、第1実施形態に係る作業上着101と比して、内装体120の構成が異なる。すなわち、第1実施形態に係る作業上着101は、平面状の内装体120を、後身頃112に接合していた。これに対し、第2実施形態に係る作業上着102の内装体120は、筒状(環状、袋状)に形成されている。なお、作業上着102を平面視した状態の他の構成は、図2に示す作業上着101と同様である。なお、作業上着102におけるポケット部160の第2開口166は、外装体110の所定領域と、外装体110に接合されている内装体120の所定部分とが共に切り欠かれることにより形成される。
作業上着102における内部空間部140は、一見すると「内装体120に包囲された領域」に形成されているように思える。しかし、内部空間部140の一部は、外装体110と共にポケット部160の第2開口166を形成するために切り欠かれている。この意味において、外装体110に接合されている内装体120の領域は、外装体110と一体化していると考えることができる。すなわち、作業上着102においても、内部空間部140は、外装体110と内装体120に包囲された領域に形成されているものである。
すなわち、外装体110と内装体120との間に他の構成が存在する場合であっても、内部空間部140は、実質的に外装体110と内装体120とに包囲された領域により形成されるものである。
第2実施形態に係る作業上着102は、第1実施形態に係る作業上着101と同様の動作を行い、同様の効果を奏する。よって、第2実施形態に係る作業上着102においても、着衣者400の送風所要領域410を、的確に冷却することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る作業上着103を、図12〜図14に基づき説明する。図12は第3実施形態に係る作業上着103の説明図、図13は図12におけるIV−IV線断面図、図14は図12におけるV−V線断面図である。
図12に示すように、第3実施形態に係る作業上着103は、第1実施形態に係る作業上着101と比して、外装体110および誘導開口130の構成が異なる。作業上着103は、第1実施例に係る作業上着101に比して、袖部113を有さない構成である。すなわち、作業上着103の外装体110は、前身頃111と後身頃112のみにより構成される。
図12に示すように、作業上着103の誘導開口130は、形状保持部131を有さない。図14に示すように、作業上着103の誘導開口130は、外装体110と内装体120とが接続していない領域における、外装体110の領域と、内装体120の領域とにより構成される。換言すると、外装体110における一部の領域と、内装体120における一部の領域とにより誘導開口130が形成される。なお、作業上着103の誘導開口130は、外装体110における腕部開口114および首開口115の近傍に形成される。
第3実施形態に係る作業上着103は、袖部113を有さないため、作業上着103全体における冷却効果を向上することができる。また、着衣者400が長袖のシャツの上に作業上着103を着用するなど、着衣者400の要望に応じた活用が可能となる。
なお、図13に示すように、作業上着103における内部空間部140の構成そのものは、第1実施例に係る作業上着101と同様である。よって、第3実施形態に係る作業上着103は、第1実施形態に係る作業上着101と同様の動作を行い、同様の効果を奏する。よって、第3実施形態に係る作業上着103においても、着衣者400の送風所要領域410を、的確に冷却することが可能となる。
以上、図1〜図14に基づき、本発明に係る第1実施形態〜第3実施形態を説明した。一方、本発明に係る衣服にあっては、上述した構成に限定されるものではない。すなわち、第1実施形態〜第3実施形態を適宜組み合わせることが可能であり、さらに変形例として他の構成を選択することが可能である。例えば、第1実施形態〜第3実施形態に係る衣服は作業上着であったが、当該作業上着の上に、さらに他の衣服を着用することも可能である。また、本発明に係る衣服は、ズボンであっても良い。
(本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応)
上述した実施形態における各構成要素と、本発明における各構成要素の対応関係を次の通り示す。
作業上着101は、本発明に係る「衣服」の一例である。外装体110は、本発明に係る「外装体」の一例である。送風装置200は、本発明に係る「送風装置」の一例である。保持部150は、本発明に係る「保持部」の一例である。ポケット部160は、本発明に係る「ポケット部」の一例である。内装体120は、本発明に係る「内装体」の一例である。内部空間部140は、本発明に係る「内部空間部」の一例である。送風所要領域410は、本発明に係る「送風所要領域」の一例である。誘導開口130は、本発明に係る「誘導開口」の一例である。第1開口165は、本発明に係る「第1開口」の一例である。第2開口166は、本発明に係る「第2開口」の一例である。第3開口167は、本発明に係る「装置露出開口」の一例である。意匠面211は、本発明に係る「意匠面」の一例である。羽根部230は、本発明に係る「羽根部」の一例である。バッテリ300は、本発明に係る「バッテリ」の一例である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る衣服は、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
本発明の構成において、
「衣服は前身頃と後身頃を有し、ポケット部は後身頃に形成されることを特徴とする」
(態様2)
本発明の構成において、
「羽根部は、羽根部の回転軸方向にエアを送出することを特徴とする」
101、102、103 作業上着(衣服)
110 外装体
111 前身頃
112 後身頃
113 袖部
114 腕部開口
115 首開口
120 内装体
121 接合部
130 誘導開口
131 形状保持部
140 内部空間部
150 保持部
160 ポケット部
161 ポケット形成体
162 接合部
163 収容部
164 係止部
165 第1開口
166 第2開口
167 第3開口(装置露出開口)
170 保形部形成体
171 接合部
172 空間部
173 保形部材
200 送風装置
210 ファンカバー
211 意匠面
212 柱状部
213 開放部
220 ファンハウジング
221 柱状部
222 開放部
230 羽根部
200a 吸入領域
200b 排出領域
200x 軸交差方向
200z 回転軸方向
300 バッテリ
310 端子
400 着衣者
410 送風所要領域
411 首回り
412 脇
420 胴領域
本発明は、送風装置を保持可能に構成された衣服および送風装置に関する。
送風装置を保持可能な衣服として、送風装置の吸入領域を外部に露出させる孔を有する合羽が、実開昭64−30308号公報に開示されている。当該文献に開示された合羽においては、合羽の内部に送風装置からのエアが送出されることにより、着衣者を冷却することが可能であった。
当該文献の合羽においては、合羽が着衣されている領域全体に対する冷却効果を確保することが可能であった。しかし、着衣者においては、所要する個別部位への冷却を行いたいという要求があり、このような要求を解決するためには、さらなる工夫が必要とされていた。
実開昭64−30308号公報
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、送風装置を保持可能な衣服において、一層合理的な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る衣服は、衣服であって、衣服に着脱可能に構成された送風装置を有する。送風装置は、駆動モータと、当該駆動モータにより回転駆動される羽根部と、吸気開放部と、排気開放部と、を有する。駆動モータはブラシレスモータにより構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、衣服は排気開放部開口を有する。衣服に送風装置を装着した場合に、排気開放部は、排気開放部開口を介して衣服の内側に配置される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、衣服に送風装置を装着した場合に、吸気開放部は、衣服の外側に配置される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、駆動モータを駆動するよう構成されたバッテリを有する。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、バッテリと、駆動モータとを電気的に接続するよう構成された導電線を有する。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、バッテリを保持するバッテリ保持部を有し、バッテリは、バッテリ側端子を有する。バッテリ保持部は、バッテリ側端子と電気的に接続するバッテリ保持部側端子を有する。さらに、バッテリ保持部側端子と駆動モータとを電気的に接続するよう構成された導電線を有する。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、バッテリは、複数種類の電動工具を駆動可能に構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、送風装置を保持する保持部を有する。保持部は、ポケット部により構成される。ポケット部は、送風装置を挿入するための第1開口と、送風装置が吸入したエアを衣服の内側に送出するための第2開口と、送風装置の所定領域を外部に露出するための第3開口と、を有する。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、排気開放部開口は、第2開口を構成する。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、第2開口と第3開口は、ポケット部における互いに対向する領域にそれぞれ構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、第2開口からは排気開放部が露出され、第3開口からは吸気開放部が露出されるよう構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、第1開口は、第2開口と第3開口が連続する方向と交差する方向に構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、ポケット部は、衣服の外装体と、ポケット形成体とにより構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、ポケット形成体には、ポケット形成体の形状を維持するよう構成された保形部材が設けられる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、保形部材は、第1開口の形状を維持するよう構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、ポケット部は、ポケット形成体と外装体とを縫合することにより構成される縫合部を有する。縫合部は、第1縫合部と、第2縫合部と、第1縫合部と第2縫合部とを連続する方向に延在する第3縫合部と、を有する。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、外装体の所定領域と、ポケット形成体の所定領域とを互いに係止することが可能に構成された係止部を有する。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、ポケット形成体は、外装体における着用者側に設けられる。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、第2開口は、ポケット形成体に開口され、第3開口は、外装体に開口される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、ポケット部は、着用者の胴領域に配置されるよう構成される。
また本発明に係る衣服における解決手段の一態様として、送風装置は、第3開口から外部に露出される領域に意匠面を有する。
上記課題を解決するため、本発明に係る送風装置は、衣服に着脱可能に構成された送風装置であって、駆動モータと、当該駆動モータにより回転駆動される羽根部と、吸気開放部と、排気開放部と、を有する。駆動モータはブラシレスモータにより構成される。
本発明によれば、送風装置を保持可能な衣服として、一層合理的な技術を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る衣服の全体構成を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る衣服の構成を示す説明図である。 図2におけるI−I線断面図である。 ポケット部の構成を示す説明図である。 ポケット部の構成を示す正面図である。 図5におけるII−II線断面図である。 送風装置を示す正面図である。 図7におけるIII−III線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る動作を示す説明図である。 バッテリの構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る衣服の構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る衣服の構成を示す説明図である。 図12におけるIV−IV線断面図である。 図12におけるV−V線断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態につき、図1〜図10に基づき説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る衣服の使用状態を示す説明図である。本発明に係る衣服として、以下、建築現場などで着用される作業上着101に基づき説明を行う。この作業上着101が、本発明に係る「衣服」の一例である。
(作業上着の概要)
図1に示す通り、作業上着101は、外部に露出する外装体110を有する。この外装体110が、本発明に係る「外装体」の一例である。外装体110は、前身頃111と、後身頃112と、袖部113とを有する。袖部113は、図2に示す通り、腕を挿通するための腕部開口114を有する。
図1は、着衣者400を背中側から見た状態を示す。作業上着101は、後身頃112に、送風装置200を保持する保持部150を有する。保持部150は、具体的にはポケット部160により形成される。この送風装置200が本発明に係る「送風装置」の一例であり、保持部150が本発明に係る「保持部」の一例であり、ポケット部160が本発明に係る「ポケット部」の一例である。
ポケット部160(保持部150)は、着衣者400における脇412と足の付け根との間により規定される胴領域420に配置される。すなわち、胴領域420は、着衣者の胸領域、腹(背中)領域、腰領域、尻領域を含む領域である。この場合、ポケット部160(保持部150)は、いわゆる腰領域に設けることが可能である。
図1に示す通り、後身頃112における着衣者400側には、内装体120が設けられる。すなわち、内装体120は、外装体110と着衣者400の間に介在する。内装体120と後身頃112に包囲された領域には、内部空間部140が形成される。内部空間部140は、送風装置200から送出されたエアが送出される。この内装体120が本発明に係る「内装体」の一例であり、内部空間部140が本発明に係る「内部空間部」の一例である。
送風装置200から内部空間部140内に送出されたエアは、内部空間部140を経由して、着衣者における送風所要領域410へと誘導される。この送風所要領域410が、本発明に係る「送風所要領域」の一例である。送風所要領域410としては、着衣者が特に冷却を所望する箇所を選択することができる。第1実施形態においては、具体的な例として首回り411および脇412を送風所要領域410として説明する。
内部空間部140における送風所要領域410の近傍には、エアを送風所要領域410に誘導するための誘導開口130が形成される。この誘導開口130が、本発明に係る「誘導開口」の一例である。
なお、外装体110は、撥水性および透湿性が高く、肌触りが良好な素材により構成される。具体的には、綿、毛糸、コットン、麻などの天然繊維や、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの合成繊維、およびこれらを混紡した繊維による布地が好適に使用される。また、内装体120は、エアが通過する内部空間部140を形成するため、通気性の低い素材にて構成することが好ましい。具体的には、ポリ塩化ビニル(PVC)に代表される、いわゆる軟質プラスチックによるフィルムや、通気性の低いポリエステルによるフィルムなどが好適には使用される。
(内部空間部の構成)
図2および図3に基づき、内部空間部140の詳細な構成を説明する。図2は作業上着101を正面側から見た状態を示す説明図であり、図3は図2におけるI−I線断面図である。図2および図3に示す通り、内装体120は、外装体110における後身頃112を被覆して配置され、内装体120の縁部が接合部121により後身頃112に接合される。接合部121は、縫合や、接着剤による接着などの手段が適宜選択される。この結果、内装体120と外装体110との間には内部空間部140が形成される。内部空間部140は、送風装置200の送風量などに基づき、適宜その容積が設定される。この意味において、第1実施形態においては、内装体120は後身頃112のみに形成されているが、内装体120を後身頃112から前身頃111に亘るように配置することも可能である。
図2に示す通り、内装体120には誘導開口130が形成される。誘導開口130は、送風所要領域410の近傍における内装体120を穿孔し、環状の形状保持部131を設けることにより形成される。形状保持部131は、着衣者400の動作を妨げない程度の柔軟性を有する素材であり、かつ、着衣者400の動作により誘導開口130が閉塞されない程度の弾性を有することが望ましい。形状保持部131は具体的には、ゴムや形状記憶合金を使用することが望ましい。なお、内装体120の穿孔部分と、形状保持部131との接合においては、縫合や接着などの手段を適宜選択することができる。
なお、形状保持部131は、環状である必要はなく、誘導開口130の開口状態を維持できれば足りるものである。例えば、誘導開口130の少なくとも一部が閉塞されないような形状とすることができる。具体的には、形状保持部131を円弧状とすることができる。また、形状保持部131は、直線状の部材と、当該直線状の部材の両端部から延出する端部部材とにより構成することができる。この際、直線状の部材が延在する方向と、端部部材が延在する方向とは交差されるものである。
さらに、誘導開口130に、形状保持部131を設けない構成とすることも可能である。
(ポケット部の構成)
図4〜図6に基づき、ポケット部160(保持部150)の詳細な構成を説明する。図4はポケット部160の構成を説明する一部切欠き斜視図、図5はポケット部160の正面図、図6は図5におけるII−II線断面図である。
図4に示す通り、ポケット部160は、後身頃112とポケット形成体161とにより構成される。図5に示す通り、後身頃112とポケット形成体161は、接合部162により接合される。接合部162は、縫合や、接着剤による接着などの手段が適宜選択される。ポケット部160は、送付装置200の収容部163を有する。
図4に示す通り、ポケット部160は、送風装置200を収容部163へ挿入するための第1開口165と、送風装置200が吸入したエアを内部空間部140に送出するための第2開口166と、送風装置200の所定領域を外部に露出するための第3開口167を有する。この第1開口165が本発明に係る「第1開口」の一例であり、第2開口166が本発明に係る「第2開口」の一例であり、第3開口167が本発明に係る「装置露出開口」の一例である。
なおポケット形成体161は、伸縮性および耐久性の高い素材により形成することが好ましい。
図6に示す通り、ポケット形成体161における第1開口165の近傍領域には、第1開口165の形状を維持するための保形部材173が配置される。保形部材173は、具体的には形状記憶合金による線状部材が使用される。保形部材173は空間部172に配置される。空間部172は、帯状の保形部形成体170をポケット形成体161に対し、2カ所の接合部171により接合することで形成される。この場合は、保形部材173が保形部形成体170により隠蔽されるため、作業上着101の美観向上を図ることが可能となる。なお接合部171は、縫合や接着剤による接着などの手段を用いることが可能である。
一方、保形部形成体170を使用せずに、ポケット形成体161に保形部材173を直接接合することも可能である。さらに、ポケット形成体161の素材などの要因によっては、保形部材173を設けないことも可能である。
図6に示す通り、ポケット形成体161の所定領域と、後身頃112の所定領域は、互いを係止する係止部164を有する。係止部164は、ポケット形成体161と、後身頃112における第1開口165の近傍領域とに形成される。具体的には、係止部164は、雄部材と雌部材とからなるファスニングテープや、ボタンとボタン穴により形成することができる。
なお、図4〜図6においては、ポケット部160は、後身頃112の外部側(着衣者に対する反対側)に設けられている。この場合、ポケット部160に対して送風装置200を着脱しやすいという利点がある。
一方、ポケット部160を、後身頃112の内部側(着衣者側)に設けることも可能である。この場合は、送風装置200における外部への露出量が、ポケット部160を後身頃112の外部側に設けた場合よりも少なくすることができるため、作業中に送風装置200が邪魔にならないという利点がある。この場合、ポケット部160は内部空間部140内に配置される。
(送風装置の構成)
図7〜図10に基づき、送風装置200の詳細な構成を説明する。図7は送風装置200の正面図、図8は図7におけるIII−III線断面図、図9は送風装置200をポケット部160に配置した状態の説明図、図10は送風装置200を駆動するバッテリの300の説明図である。なお、図9に係るポケット部160は、図4〜図6に基づき説明したポケット部160とは異なる構造を有する。すなわち、図9に係るポケット部160は、保形部形成体170および保形部材173を有さない構造である。
図7は、送風装置200のファンカバー210が示される。ファンカバー210は、意匠面211を備える。意匠面211は、ポケット部160の第3開口167を通じて、外部に露出される面であるため、種々のデザインを施すことができる。よって、意匠面211により、作業上着101全体の美観向上を図ることが可能となる。この意匠面211が、本発明に係る「意匠面」の一例である。
図8に示す通り、送風装置200は、ファンカバー210と、ファンハウジング220とを外郭として有する。ファンハウジング220は、駆動モータ(図示せず)と、当該駆動モータの回転に伴い回転される羽根部230とを収容する。この羽根部230が、本発明に係る「羽根部」の一例である。なお、駆動モータとしては、ブラシレスモータが好適に使用される。羽根部230は、羽根部230が回転した場合において、ファンカバー210側からエアの吸入が行われ、ファンハウジング220側へエアを送出するように構成される。
送風装置200において、羽根部230の回転軸方向を回転軸方向200zとする。回転軸方向200zと交差する方向を軸交差方向200yとする。回転軸方向200zと軸交差方向200yは直交する。
図8に示す通り、ファンカバー210は、柱状部212を複数有する。隣接する柱状部212の間には、開放部213が形成される。開放部213は、軸交差方向200yに形成される。より具体的には、開放部213は、回転軸方向200z周りの軸交差方向200yにおいて、複数個連続して設けられる。開放部213の近傍における領域を吸入領域200aとする。
図9に示す通り、送風装置200をポケット部160に収容した場合には、ファンカバー210は、ポケット部160の第3開口167を通じて外部に露出される。すなわち、吸入領域200aはポケット部160の外部となる。よって、羽根部230の回転に伴いエアを吸入する場合、ポケット形成体161を経由する必要が無いため、送風装置200は、良好なエアの吸入を行うことができる。
また、開放部213が軸交差方向200yに形成されるため、ファンカバー210に意匠面211を形成することが可能となる。意匠面211は、図7に示すファンカバー210の正面側からの吸気を規制する。よって、例えば着衣者400が壁に背中を押しつけたような場合であっても、送風装置200は、軸交差方向200yに形成された開放部213から円滑にエアを吸入することが可能となる。
図8に示す通り、ファンハウジング220は、柱状部221を複数有する。隣接する柱状部221の間には、開放部222が形成される。開放部222は、軸方向200zに形成される。より具体的には、開放部222は、回転軸方向200zにエアを送出すべく、複数個連続して設けられる。開放部222の近傍における領域を排出領域200bとする。
図9に示す通り、送風装置200をポケット部160に収容した場合には、ファンカバー220は、ポケット部160の第2開口166を通じて内部空間部140内に配置される。よって、羽根部230は内部空間部140内に直接エアを供給することが可能となる。
送風装置200の駆動モータは、バッテリにより駆動される。 バッテリは汎用の電池を使用することが可能である。一方、着衣者400が建築現場などで作業を行う場合の入手容易性や、容量を考慮すると、複数種類の電動工具を駆動可能なバッテリを流用することが好適である。
図10に、複数種類の電動工具を駆動可能なバッテリ300を示す。このバッテリ300が、本発明に係る「バッテリ」の一例である。バッテリ300は、電動工具に電流を供給するための端子310を有する。このようなバッテリ300を使用する場合、作業上着101は、バッテリ300を保持するバッテリ保持部を有することができる。バッテリ保持部は、バッテリ300の端子310と接続可能な衣服側端子と、当該衣服側端子と駆動モータとを連結するため導電線を有することができる。
着衣者は、バッテリ300をバッテリ保持部に収納し、端子310を衣服側端子に接続することにより、送風装置200を駆動することが可能となる。なお、送風装置200を収容するポケット部160を、バッテリ保持部とすることも可能である。
(作業上着の動作)
次に、作業上着101の動作につき説明する。図1に示す通り、着衣者400は、まず作業上着101を着用する。送風装置200は作業上着101に対し着脱可能に形成されている。よって、着衣者は、作業上着101の着用に係る容易性に鑑みて、ポケット部160に送風装置200を予め収容しておくか、作業上着101を着用した後に送風装置200をポケット部160に収容させるかを選択することができる。内部空間部140は、送風装置200の単位時間あたりのエア送出量に比して大容量化することが好ましい。これにより、衣服装置構成のコンパクト化や低コスト化を図ることが可能となる。
内部空間部140のエアは、送風装置200から供給され続けるエアよって流動されたり、着衣者400の動作により内部空間部140の容積が減少されることに伴い、誘導開口130から吐出される。誘導開口130は、首回り411や脇412などの、送風所要領域410近傍に形成されている。よって、内部空間部140のエアは、誘導開口130を経由して送風所要領域410を的確に冷却することが可能となる。この際、誘導開口130には形状保持部131が設けられているため、誘導開口130は閉塞されること無く、確実に開口状態を保つことができる。
なお、内部空間部140のエアは、誘導開口130が形成されていない領域には吐出されない。よって、作業上着101は、着衣者400が送風を所要しない領域への冷却を防止することが可能となる。
図1に示す通り、ポケット部160は、誘導開口130と離間した位置に配置されている。具体的には、ポケット部160は、内部空間部140の縁部近傍領域に設けられる。すなわち、内部空間部140におけるエアの吸入箇所と、エアの排出箇所が離間した関係となる。内部空間部140におけるエアの吸入箇所は、具体的には図9に示す吸入領域200aである。この結果、内部空間部140は、エアの吸入箇所と排出箇所の間の領域を、効率よく活用することが可能となる。
このような構成によって、本発明の第1実施形態に係る作業上着101は、着衣者400の送風所要領域410を的確に冷却することができる。
なお、ポケット部160や、内部空間部140に冷却材を収容させることが可能である。この際には、冷却材により、着衣者400をより効果的に冷却することが可能となる。
次に図11に基づき本発明に係る第2実施形態を、図12〜図14に基づき本発明に係る第3実施形態を説明する。なお、上述した第1実施形態と同一の部品、また同一の動作を行い得る部品については同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る作業上着102を、図11に基づき説明する。図11は、第2実施形態に係る作業上着102の断面図であり、第1実施例に係る図3に相当する図である。
第2実施形態に係る作業上着102は、第1実施形態に係る作業上着101と比して、内装体120の構成が異なる。すなわち、第1実施形態に係る作業上着101は、平面状の内装体120を、後身頃112に接合していた。これに対し、第2実施形態に係る作業上着102の内装体120は、筒状(環状、袋状)に形成されている。なお、作業上着102を平面視した状態の他の構成は、図2に示す作業上着101と同様である。なお、作業上着102におけるポケット部160の第2開口166は、外装体110の所定領域と、外装体110に接合されている内装体120の所定部分とが共に切り欠かれることにより形成される。
作業上着102における内部空間部140は、一見すると「内装体120に包囲された領域」に形成されているように思える。しかし、内部空間部140の一部は、外装体110と共にポケット部160の第2開口166を形成するために切り欠かれている。この意味において、外装体110に接合されている内装体120の領域は、外装体110と一体化していると考えることができる。すなわち、作業上着102においても、内部空間部140は、外装体110と内装体120に包囲された領域に形成されているものである。
すなわち、外装体110と内装体120との間に他の構成が存在する場合であっても、内部空間部140は、実質的に外装体110と内装体120とに包囲された領域により形成されるものである。
第2実施形態に係る作業上着102は、第1実施形態に係る作業上着101と同様の動作を行い、同様の効果を奏する。よって、第2実施形態に係る作業上着102においても、着衣者400の送風所要領域410を、的確に冷却することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る作業上着103を、図12〜図14に基づき説明する。図12は第3実施形態に係る作業上着103の説明図、図13は図12におけるIV−IV線断面図、図14は図12におけるV−V線断面図である。
図12に示すように、第3実施形態に係る作業上着103は、第1実施形態に係る作業上着101と比して、外装体110および誘導開口130の構成が異なる。作業上着103は、第1実施例に係る作業上着101に比して、袖部113を有さない構成である。すなわち、作業上着103の外装体110は、前身頃111と後身頃112のみにより構成される。
図12に示すように、作業上着103の誘導開口130は、形状保持部131を有さない。図14に示すように、作業上着103の誘導開口130は、外装体110と内装体120とが接続していない領域における、外装体110の領域と、内装体120の領域とにより構成される。換言すると、外装体110における一部の領域と、内装体120における一部の領域とにより誘導開口130が形成される。なお、作業上着103の誘導開口130は、外装体110における腕部開口114および首開口115の近傍に形成される。
第3実施形態に係る作業上着103は、袖部113を有さないため、作業上着103全体における冷却効果を向上することができる。また、着衣者400が長袖のシャツの上に作業上着103を着用するなど、着衣者400の要望に応じた活用が可能となる。
なお、図13に示すように、作業上着103における内部空間部140の構成そのものは、第1実施例に係る作業上着101と同様である。よって、第3実施形態に係る作業上着103は、第1実施形態に係る作業上着101と同様の動作を行い、同様の効果を奏する。よって、第3実施形態に係る作業上着103においても、着衣者400の送風所要領域410を、的確に冷却することが可能となる。
以上、図1〜図14に基づき、本発明に係る第1実施形態〜第3実施形態を説明した。一方、本発明に係る衣服にあっては、上述した構成に限定されるものではない。すなわち、第1実施形態〜第3実施形態を適宜組み合わせることが可能であり、さらに変形例として他の構成を選択することが可能である。例えば、第1実施形態〜第3実施形態に係る衣服は作業上着であったが、当該作業上着の上に、さらに他の衣服を着用することも可能である。また、本発明に係る衣服は、ズボンであっても良い。
(本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応)
上述した実施形態における各構成要素と、本発明における各構成要素の対応関係を次の通り示す。
作業上着101は、本発明に係る「衣服」の一例である。外装体110は、本発明に係る「外装体」の一例である。送風装置200は、本発明に係る「送風装置」の一例である。保持部150は、本発明に係る「保持部」の一例である。ポケット部160は、本発明に係る「ポケット部」の一例である。内装体120は、本発明に係る「内装体」の一例である。内部空間部140は、本発明に係る「内部空間部」の一例である。送風所要領域410は、本発明に係る「送風所要領域」の一例である。誘導開口130は、本発明に係る「誘導開口」の一例である。第1開口165は、本発明に係る「第1開口」の一例である。第2開口166は、本発明に係る「第2開口」の一例である。第3開口167は、本発明に係る「装置露出開口」の一例である。意匠面211は、本発明に係る「意匠面」の一例である。羽根部230は、本発明に係る「羽根部」の一例である。バッテリ300は、本発明に係る「バッテリ」の一例である。
以上の発明の趣旨に鑑み、本発明に係る衣服は、下記の態様が構成可能である。
(態様1)
本発明の構成において、
「衣服は前身頃と後身頃を有し、ポケット部は後身頃に形成されることを特徴とする」
(態様2)
本発明の構成において、
「羽根部は、羽根部の回転軸方向にエアを送出することを特徴とする」
101、102、103 作業上着(衣服)
110 外装体
111 前身頃
112 後身頃
113 袖部
114 腕部開口
115 首開口
120 内装体
121 接合部
130 誘導開口
131 形状保持部
140 内部空間部
150 保持部
160 ポケット部
161 ポケット形成体
162 接合部
163 収容部
164 係止部
165 第1開口
166 第2開口
167 第3開口(装置露出開口)
170 保形部形成体
171 接合部
172 空間部
173 保形部材
200 送風装置
210 ファンカバー
211 意匠面
212 柱状部
213 開放部
220 ファンハウジング
221 柱状部
222 開放部
230 羽根部
200a 吸入領域
200b 排出領域
200x 軸交差方向
200z 回転軸方向
300 バッテリ
310 端子
400 着衣者
410 送風所要領域
411 首回り
412 脇
420 胴領域

Claims (10)

  1. 送風装置と、前記送風装置を保持する保持部と、所定の内部空間部とを有する衣服であって、
    前記保持部に保持された状態における前記送風装置は、前記衣服の外部から吸入したエアを前記内部空間部内に送出し、
    前記内部空間部内に送出されたエアは、前記内部空間部を経由して、着衣者における送風所要領域へと誘導されることを特徴とする衣服。
  2. 送風装置と、前記送風装置を保持するポケット部と、所定の内部空間部とを有する衣服であって、
    前記ポケット部は、前記ポケット部に前記送風装置を挿入するための第1開口と、前記送風装置が吸入したエアを前記内部空間部に送出するための第2開口とを有し、
    前記内部空間部内に送出されたエアは、前記内部空間部を経由して、着衣者における送風所要領域へと誘導されることを特徴とする衣服。
  3. 請求項1または2に記載された衣服であって、
    前記衣服は、外部に露出する外装体と、前記外装体と着衣者の間に介在する内装体とを有し、
    前記内部空間部は、前記外装体と前記内装体とにより包囲された領域に形成され、
    前記内装体は、前記内部空間部におけるエアを前記送風所要領域へと誘導するための誘導開口を有することを特徴とする衣服。
  4. 請求項1または2に記載された衣服であって、
    前記衣服は、外部に露出する外装体と、前記外装体と着衣者の間に介在する内装体とを有し、
    前記内部空間部は、前記外装体と前記内装体とにより包囲された領域に形成され、
    前記外装体における一部の領域と、前記内装体における一部の領域とは、前記内部空間部におけるエアを前記送風所要領域へと誘導するための誘導開口を形成することを特徴とする衣服。
  5. 請求項3または4のいずれか1項に記載された衣服であって、
    前記送風装置がエアを吸入する領域の位置と、前記誘導開口の位置とは離間していることを特徴とする衣服。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載された衣服であって、
    前記誘導開口は、前記送風所要領域の近傍に形成されており、
    前記送風所要領域は、前記着衣者における首または脇の少なくとも一方を含むことを特徴とする衣服。
  7. 請求項1〜6に記載された衣服であって、
    前記送風装置は、駆動モータと、前記駆動モータの回転に伴い回転される羽根部とを有し、
    前記羽根部は、前記羽根部の回転軸に直交される方向からエアを吸入することを特徴とする衣服。
  8. 請求項7に記載された衣服であって、
    前記送風装置の所定領域を外部に露出するための装置露出開口を有し、
    前記送風装置は、前記装置露出開口から外部に露出される領域に意匠面を有することを特徴とする衣服。
  9. 請求項7または8に記載された衣服であって、
    前記駆動モータは、複数種類の電動工具を駆動可能なバッテリにより駆動されることを特徴とする衣服。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載された衣服であって、
    前記バッテリを保持するバッテリ保持部を有し、
    前記バッテリ保持部は、前記バッテリの端子と接続可能な衣服側端子と、前記衣服側端子と前記駆動モータとを連結するため導電線を有することを特徴とする衣服。
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