JP3240160U - スペーサ及びファン付きウェア - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンが外側に露出しないようにした場合においても、ファンへの空気の取り込みが阻害され難い、スペーサ及びファン付きウェアを提供する。【解決手段】ファン付きウェアのウェア本体に、ファン2のファン本体21の空気取込部211を覆うようにして取り付けられる。スペーサ本体31と蓋部32とを備え、スペーサ本体31は、第1開口部3111が形成された外板311と、第2開口部3121が形成された内板312と、外板311と内板312とを繋ぐ複数の接続部材313と、を備え、接続部材313の間に空気取入口314が形成されている。【選択図】図12

Description

本考案は、スペーサ及びファン付きウェアに関するものである。
近年、身体を冷却するファン付きウェアが実用化され、急速に普及しつつある。ファン付きウェアは、通気性の低い素材で形成されたウェア本体に、ウェア本体内に空気を取り込むためのファンが取り付けられており、ファンを作動させると、大量の空気がファンからウェア本体内に取り込まれ、着用者の身体又はウェア本体の下に着用した下着の表面に沿って流通した後に、ウェア本体の襟部等から外部に排出される。
そして、ファンによってウェア本体内に取り込まれた空気が、着用者の身体又は下着の表面に沿って流通する間に、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体が冷却される(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/063065号
このようなファン付きウェアは、ファンがファン付きウェアの外側(着用時において着用者に向く側と反対側の外部空間を向く側)に露出していると、例えば、雨天時に使用すると雨に濡れて故障の原因となり易いといった問題や、ファン付きウェアであることが一見して分かってしまい外見上好ましくないといった問題が生じることがある。
そこで、例えば、ファン付きウェアの上に他の上衣を着用したり、ウェア本体を2層構造としてファンが取り付けられる部分が覆われるようにしたりすることによって、ファンの外側(ファン付きウェアの外側を向く空気の取り込み部が設けられた側)がシート状の部材によって覆われるようにすることで、ファンがファン付きウェアの外側に露出しないようにすることが考えられる。
しかし、このような構造とした場合、ファンの外側に設けられた空気の取り込み部がシート状の部材によって覆われることから、ファンへの空気の取り込み、ひいては、ウェア本体内への空気の取り込みが阻害され、ファン付きウェアが十分に冷却機能を発揮できなくなるおそれがある。
本考案の課題は、ファン付きウェアについて、ファンが外側に露出しないようにした場合においても、ファンへの空気の取り込みが阻害され難くすることである。
上記課題を解決するために請求項1に記載の考案は、スペーサにおいて、
ファン付きウェアのウェア本体に、ファンの空気取込部を覆うようにして取り付けられることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載のスペーサにおいて、
前記スペーサ内に空気を取り入れる空気取入口が側面に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2に記載のスペーサにおいて、
前記空気取入口が側面にのみ形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1に記載のスペーサにおいて、
前記ファンと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして、前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1に記載のスペーサにおいて、
スペーサ本体と、
前記スペーサ本体に備えられた開口部を塞ぐようにして着脱自在に前記スペーサ本体に取り付けられる蓋部と、
を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の考案は、請求項5に記載のスペーサにおいて、
前記スペーサ本体は、
前記スペーサ本体の一端部に備えられた板状の部材であり、中央部に第1開口部が形成された第1板状部材と、
前記スペーサ本体の他端部に備えられた板状の部材であり、中央部に第2開口部が形成された第2板状部材と、
前記第1板状部材と前記第2板状部材と、を繋ぐ複数の接続部材と、
を備え、
前記接続部材の間に、前記スペーサ本体内に空気を取り入れる空気取入口が形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の考案は、請求項6に記載のスペーサにおいて、
前記蓋部は、前記第1開口部を塞ぐようにして前記第1板状部材に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
請求項8に記載の考案は、請求項7に記載のスペーサにおいて、
前記第1開口部及び前記第2開口部は円形の開口部であり、
前記第1開口部の直径は、前記第2開口部の直径よりも大きいことを特徴とする。
請求項9に記載の考案は、請求項7に記載のスペーサにおいて、
前記蓋部は、一面側へと突出する突出部を備え、前記突出部を前記第1板状部材の前記第1開口部に挿入するようにして前記第1板状部材に取り付けられることを特徴とする。
請求項10に記載の考案は、請求項7に記載のスペーサにおいて、
前記蓋部は、前記第1板状部材の一面の全体を覆うようにして前記第1板状部材に取り付けられることを特徴とする。
請求項11に記載の考案は、ファン付きウェアにおいて、
請求項1から10のいずれか一項に記載のスペーサと、
ウェア本体と、
ファンと、
を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の考案は、請求項11に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ファンは、外周から突出するフランジを備え、
前記スペーサは、前記フランジと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする。
請求項13に記載の考案は、請求項12に記載のファン付きウェアにおいて、
前記スペーサは、
前記スペーサの一端部に備えられた板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第1開口部が形成された第1板状部材と、
前記スペーサの他端部に備えられた板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第2開口部が形成された第2板状部材と、
を備え、
前記ファンの前記フランジは円形に形成され、
前記フランジの直径は、前記第1開口部の直径よりも小さく前記第2開口部の直径よりも大きく、
前記スペーサは、前記第2板状部材の前記第2開口部の周囲の縁部が、前記フランジと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする。
請求項14に記載の考案は、請求項11に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ウェア本体は、前記ウェア本体の外面側に配置された表地と、前記ウェア本体の内面側に配置された裏地と、を備え、
前記ファンは前記裏地に取り付けられ、
前記スペーサは、前記表地と前記裏地との間に配置されていることを特徴とする。
請求項15に記載の考案は、請求項11に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ウェア本体は、後身頃の左右方向中央部に、前記ウェア本体を形成する服地に弛みを設けて形成された襠部を有することを特徴とする。
請求項16に記載の考案は、請求項15に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ウェア本体の前記襠部の左右の部分を着脱自在に接続する接続部を有することを特徴とする。
本考案によれば、ファン付きウェアについて、ファンが外側に露出しないようにした場合においても、ファンへの空気の取り込みが阻害され難くすることができる。
実施形態に係るファン付きウェアの正面図である。なお、表地の第1前身頃開閉手段及び裏地の第2前身頃開閉手段を閉じた状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアの背面図である。なお、表地の第1前身頃開閉手段及び裏地の第2前身頃開閉手段を閉じた状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアの正面図である。なお、表地の第1前身頃開閉手段を開き、裏地の第2前身頃開閉手段を閉じた状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアの正面図である。なお、表地の第1前身頃開閉手段及び裏地の第2前身頃開閉手段を開いた状態で、第1接続部と第2接続部とを接続して襠部を閉じた状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアの正面図である。なお、表地の第1前身頃開閉手段及び裏地の第2前身頃開閉手段を開いた状態で、第1接続部と第2接続部との接続を外して襠部を開いた状態を図示している。 実施形態に係るファン付きウェアを着用者が着用した状態における、ファン2及びスペーサ3が備えられた部分のXZ面に平行な断面における断面図である。 実施形態に係るファン付きウェアのスペーサを、外板に蓋部が取り付けられた側から見た斜視図である。 実施形態に係るファン付きウェアのスペーサの側面図である。 実施形態に係るファン付きウェアのスペーサのスペーサ本体を外板側から見た斜視図である。 実施形態に係るファン付きウェアのスペーサのスペーサ本体の背面図である。 実施形態に係るファン付きウェアのウェア本体にファン及びスペーサを取り付ける際の取り付け前の各部材の配置を示す図である。 実施形態に係るファン付きウェアのウェア本体にファン及びスペーサを取り付けた状態を示す図である。 実施形態に係るファン付きウェアのスペーサの蓋部の変形例を示す図である。
以下、本考案の実施の形態について、図1から図13に基づいて説明する。ただし、本考案の技術的範囲は図示例に限定されるものではなく、以下説明する実施の形態には、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更を加えることが可能である。
なお、以下においては、着用者がファン付きウェア100を着用した状態を基準として、着用者の前方向を前、着用者の後方向を後、着用者の上方向を上、着用者の下方向を下、着用者の右方向を右、着用者の左方向を左、前後方向に沿う軸をX軸、左右方向に沿う軸をY軸、上下方向に沿う軸をZ軸と定めて説明する。
また、ファン2やスペーサ3を説明する場合にも、ウェア本体1に取り付けられた状態を基準として方向を定めて説明する。
[1 実施形態の構成]
本実施形態に係るファン付きウェア100は、図1から図6に示すように、ウェア本体1と、ウェア本体1内に空気を導入するためのファン2と、ウェア本体1における表地11と裏地12との間の間隔を確保するためのスペーサ3と、ファン2に電力を供給する電源装置4と、電源装置4とファン2との間を接続する接続ケーブル5と、を備え、ファン2によってウェア本体1の裏地12内(ファン付きウェア100の着用時において裏地12と着用者Wの身体との間に形成される空間内)に取り込まれた空気を、着用者Wの身体又はウェア本体1の下に着用した下着の表面に沿って流通させた後に、ウェア本体1の襟部等に形成される空気排出口から排出することで、身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する際の気化熱により身体を冷却するものである。
[(1) ウェア本体]
ウェア本体1は、ファン付きウェア100の内、ファン2、スペーサ3、電源装置4及び接続ケーブル5を除いた衣服部分である。
なお、ウェア本体1の内、着用時に着用者側に向く面をウェア本体1の内面、その反対側の面をウェア本体1の外面とする。
また、表地11及び裏地12についても、ウェア本体1の着用時において着用者側に向く面を表地11又は裏地12の内面、その反対側の面を表地11又は裏地12の外面とする。
ウェア本体1は、図1から図6に示すように、ウェア本体1の外面側に配置された表地11と、ウェア本体1の内面側に配置された裏地12と、を備える2層構造となるように形成されている。
また、裏地12は、図3から図6に示すように、その上端部に位置する接続部13においてのみ、縫合等の方法によって表地11と接続されている。なお、接続部13に、例えば面ファスナー、線ファスナー等を使用することにより、表地11と裏地12とを着脱自在としてもよい。
上記のように、裏地12が上端部においてのみ表地11と接続され、下端部において表地11と接続されていないことによって、裏地12の下端部と、表地11との間には、図6に示すように、表地11と裏地12との間の空間と、外部空間と、を繋ぐ開口部14が形成されている。
[a 表地]
表地11は、ウェア本体1のうち、その外面側に配置された部分であり、図1から図6に示すように、雨水を透過させない程度の防水性を有する服地によって、袖部を有しない一枚の服地によって着用者Wの上半身を覆う所謂ポンチョ型に形成されている。
表地11は、図1から図6に示すように、着用者Wの頭部を覆うフード111を備えると共に、前身頃に、着用者Wがファン付きウェア100を着用する際に、表地11の前部を開閉するための第1前身頃開閉手段112を備える。
第1前身頃開閉手段112は、表地11の着用時に着用者Wの前方に位置する両端部を、例えば線ファスナー等を備えて着脱自在とすることにより形成されている。
[b 裏地]
裏地12は、ウェア本体1のうち、その内面側に配置された部分であり、図1から図6に示すように、通気性のない又はファン2による空気の導入によって膨らませることができる程度の通気性を有する服地によって着用者Wの胴部を覆うベスト型の上衣の形状となるように構成されている。
裏地12は、図3から図6に示すように、第2前身頃開閉手段121と、空気漏れ防止手段122と、電源部保持手段123と、ファン取付孔124と、襠部125と、第1接続部126と、第2接続部127と、調整ベルト128と、を備える。
第2前身頃開閉手段121は、裏地12を前開きとし、着用者Wがファン付きウェア100を着用する際に、裏地12の前部を開閉するための手段であり、図3から図5に示すように、ベスト型の裏地12の前身頃を左右方向中央部で左右に分割すると共に、その両側に例えば線ファスナー等を備えて、当該分割部分を着脱自在とすることにより形成されている。
空気漏れ防止手段122は、図3から図6に示すように、裏地12の下端部近傍に備えられた、ファン付きウェア100を着用者Wが着用した際に、裏地12内の空気が裏地12の下端部から外部に漏れることを防止するための手段であり、例えば、裏地12の下端部近傍に、ゴム紐等の伸縮性のある部材を、第2前身頃開閉手段121を接続した際に着用者Wの身体を周回するように備えることによって形成されている。
電源部保持手段123は、電源装置4を、接続ケーブル5を通じてファン2へと電力を供給可能な位置において保持するための手段であり、図4及び図5に示すように、電源装置4を収納可能なポケットによって形成されている。
ファン取付孔124は、図4から図6に示すように、裏地12内の空間(ファン付きウェア100の着用時において裏地12と着用者Wの身体との間に形成される空間)と、表地11と裏地12との間の空間と、を繋ぐこととなる孔部であり、裏地12の後身頃の、着用者Wの腰の左右に対応する位置に形成されている。
ファン取付孔124は、直径が後述のファン2のファン本体21の筒状部213の直径と略同一となる円形に形成され、筒状部213がファン取付孔124を挿通するようにして、裏地12にファン2を取り付けることで、ファン取付孔124を介して、ウェア本体1の表地11と裏地12との間の空間の空気を、裏地12内の空間へと取り込むことができる。
襠部125は、図5に示すように、裏地12の後身頃の左右方向中央部に形成された、裏地12を形成する服地に弛みを持たせた部分である。
図4及び図5に示すように、襠部125の左側には、例えば、ボタンからなる第1接続部126が備えられ、襠部125の右側には、例えば、第1接続部126としてのボタンに掛けることができるリング状の紐からなる第2接続部127が備えられている。
これによって、図4に示すように、第1接続部126と第2接続部127とを接続することで襠部125を閉じることができると共に、図5に示すように、第1接続部126と第2接続部127との接続を解除することで襠部125を広げることができる
調整ベルト128は、図4及び図5に示すように、第1調整ベルト1281及び第2調整ベルト1282を含み、いずれも裏地12の後身頃の内面側の上部(襟の後部の位置)に備えられている。
第1調整ベルト1281は一端部が裏地12内面側の後身頃の中央部よりも左側に取り付けられ、第2調整ベルト1282は一端部が裏地12内面側の後身頃の中央部よりも右側に取り付けられ、第1調整ベルトの1281の裏地12内面側に取り付けられていない端部と、第2調整ベルト1282の裏地12内面側に取り付けられていない端部とはスナップボタン等によって着脱自在とされている。また、第1調整ベルト1281及び第2調整ベルト1282は、これらを接続した状態において、対向する裏地12の服地の長さよりも短くなる。
これによって、第1調整ベルト1281と第2調整ベルト1282とを接続することで、裏地12の後身頃の上部に弛みが生じ、当該部分から、ファン2によって裏地12内の空間に導入された空気を効率的に排出することが可能となる。
[(2) ファン]
ファン2は、ファン取付孔124を通して、表地11と裏地12との間の空間から、裏地12内の空間に空気を導入するための手段であり、図4及び図5に示すように、電源装置4より、接続ケーブル5を介して必要な電力が供給される。
ファン2は、図11及び図12に示すように、ファン本体21と、取付リング22と、を備える。
[a ファン本体]
ファン本体21は、空気の流れを生じさせるプロペラ(不図示)が収納された、ファン2の本体をなす部分である。
ファン本体21内に収納されたプロペラは、モータ(不図示)により、前後方向(X軸)を回転軸として回転させることによって、後述の空気取込部211側から空気送出部212側へと向かう(後方から前方へと向かう)空気の流れを生じさせる。プロペラの形状は、空気取込部211側から空気送出部212側へと向かう空気の流れを生じさせることができるものであれば特に限定されない。
ファン本体21には、図12に示すように、裏地12に取り付けた際に裏地12の外面側(後方側、表地11と裏地12との間の空間側)に位置する部分に、内部のプロペラを回転させた際に空気が取り込まれる部分である空気取込部211が形成され、裏地12に取り付けた際に裏地12の内面側(前方側、裏地12と着用者Wの身体との間の空間側)に位置する部分に、内部のプロペラを回転させた際に空気が送出される部分である空気送出部212が形成されている。
また、ファン本体21は、空気取込部211と空気送出部212との間に、空気取込部211と空気送出部212とを繋ぐ筒状の連結部である筒状部213を備え、筒状部213の空気取込部211側の端部には、筒状部213の側面と略垂直な方向に突出するフランジ214を備える。
筒状部213は、プロペラの回転軸(X軸)に垂直な平面(YZ面)で切った際の断面の外形が円形なる円筒状に形成され、その外径は、ファン取付孔124の直径と略同一となるように形成されている。また、筒状部213から突出するフランジ214をX軸方向から見た際の形状も円形となる。
また、筒状部213の外面の対向する2か所には、図11に示すように、後述の取付リング22の内面側に形成された凹部と嵌合する凸部2131が形成され、後述のように取付リング22を筒状部213の外面側に固定できるように構成されている。
[b 取付リング]
取付リング22は、プラスチック等の可撓性を有する材料によって一体的に形成されたリング状の部材であり、図12に示すように、ファン本体21の筒状部213の外面を覆うように取り付けられ、後述のように、取付リング22の一端部と、ファン本体21のフランジ214との間に、ウェア本体1の裏地12のファン取付孔124の周囲の部分と、スペーサ3のスペーサ本体31の内板312の第2開口部3121の周囲の部分と、を挟み込むことによって、ファン2及びスペーサ3をウェア本体1に取り付けるために用いられる。
取付リング22は、ファン本体21内のプロペラの回転軸方向(X軸方向)から見た際の形状が楕円形状となるリング状に形成されている。また、取付リング22は、内周の長さがファン本体21の筒状部213の外周の長さよりも長く、内周の短径が筒状部213の外周の直径よりも小さいか又は筒状部213の外周の直径と同一となるように形成されている。この場合、取付リング22の内周の長径は筒状部213の外周の直径よりも大きくなる。
また、取付リング22の短径方向内面側の2か所の対向する位置には、ファン本体21の筒状部213の外面側に形成された凸部2131と嵌合する凹部(不図示)が形成されている。
上記のように取付リング22は可撓性を有することから、長径方向の外面側からこれを押圧すると、短径方向が外側に膨らみ、取付リング22を真円形状に変形することができる。また、長径方向の外面側から押圧する力を解放すると、取付リング22は、元の楕円形状に戻ることになる。
これを利用して、楕円形状の取付リング22を長径方向の外面側から押圧し、これを撓ませて真円形状に変形させた上で、筒状部213の凸部2131の位置と、取付リング22の凹部の位置とが重なるようにして、取付リング22を、筒状部213に被せた上で、取付リング22に対する押圧を解除することで、取付リング22を、ファン本体21の筒状部213に取り付けることができる。
また、この際に、取付リング22の一端部と、ファン本体21のフランジ214との間に、ウェア本体1の裏地12のファン取付孔124の周囲の部分と、スペーサ3のスペーサ本体31の内板312の第2開口部3121の周囲の部分と、を挟み込むことによって、ファン2及びスペーサ3をウェア本体1に取り付けることができる。
[(3) スペーサ]
スペーサ3は、表地11と裏地12との間の空間を確保し、表地11によってファン本体21の空気取込部211が塞がれることを防止するための手段であり、図6及び図12に示すように、ファン2のファン本体21の空気取込部211を覆うようにして、ウェア本体1の裏地12に取り付けられる。なお、スペーサ3は、ウェア本体1に直接取り付けられている場合のみならず、例えばウェア本体1に取り付けられたファン2に取り付ける等の方法によって、間接的にウェア本体1に取り付けられている場合にも、ウェア本体1に取り付けられている場合に含まれるものとする。
スペーサ3は、図7、図8、図11及び図12に示すように、スペーサ本体31と、蓋部32と、を備える。
スペーサ3を形成する材料としては、上記のように表地11と裏地12との間の間隔を確保できるものであれば特に限定されず、スペーサ本体31、蓋部32共に、例えば硬質な樹脂材料によって形成すればよい。
[a スペーサ本体]
スペーサ本体31は、図7から図12に示すように、外板311と、内板312と、外板311と内板312とを繋ぐ複数の接続部材313と、を備え、接続部材313の間に、スペーサ本体31内に空気を取り入れるための空気取入口314が形成されている。
[(a) 外板]
外板311は、図7から図12に示すように、スペーサ本体31の後面側(ファン付きウェア100の着用時に着用者Wに向くのと反対側)に備えられた円形の板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第1開口部3111が形成されている。
第1開口部3111の直径は、図11に示すように、ファン本体21のフランジ214の直径より大きく、後述のようにファン2及びスペーサ3のウェア本体1への取り付け時に、ファン本体21を通すことができるように構成されている。
[(b) 内板]
内板312は、図7から図12に示すように、スペーサ本体31の前面側(ファン付きウェア100の着用時に着用者Wに向く側)に備えられた円形の板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第2開口部3121が形成されている。
第2開口部3121は、図9及び図10に示すように、対向する2か所に直径が大きくなる2か所の切欠部3122が形成された円形の開口部である。
なお、このように一部直径が変動する部分が含まれる場合等においても、外縁の内、過半の部分が同一の円周上に位置するように形成された開口部であれば、円形の開口部に含まれるものとする。また、このように直径が変動する部分が含まれる場合、円形の開口部の直径は、直径が最も小さくなる部分の直径を意味するものとする
第2開口部3121の直径は、図11に示すように、ファン本体21のフランジ214の直径より小さく、筒状部213のプロペラの回転軸(X軸)に垂直な平面(YZ面)で切った際の断面の直径よりも僅かに大きい。これによって、後述のようにファン2及びスペーサ3をウェア本体1に取り付ける際に、外板311の第1開口部3111を通過したファン本体21のうち、筒状部213は第2開口部3121を通過することができ、フランジ214は第2開口部3121を通過することができないこととなる。
[(c) 接続部材]
接続部材313は、外板311と内板312とを繋ぐ部材であり、図7から図9及び図11から図12に示すように、矩形の板状に形成され、外板311と内板312とを繋ぐようにして等間隔に8つ備えられている。
[(d) 空気取入口]
上記のように接続部材313は間隔を空けて外板311と内板312とを繋ぐようにして複数備えられていることから、スペーサ本体31の側面の接続部材313の間の部分には、図7から図9及び図11から図12に示すように、スペーサ本体31内とその外部とを繋ぎ、スペーサ本体31内に空気を取り入れるための空気取入口314が形成されている。
なお、スペーサ本体31の側面とは、スペーサ本体31の外面の内、スペーサ3が取り付けられたファン付きウェア100を着用者Wが着用した状態において、着用者Wに向く面及びそれと対向する位置に形成された面以外の面のことを言う。
[b 蓋部]
蓋部32は、図7から図8及び図11から図12に示すように、外板311の第1開口部3111を塞ぐための部材であり、着脱自在に外板311に取り付けられる。
蓋部32は、外板311の第1開口部3111よりも直径が僅かに大きく、第1開口部3111の全体を覆うことができる円形の板状に形成されると共に、図11に示すように、外板311側に向く前面側へと突出する複数の爪部321を備える。これによって、爪部321を外板311の第1開口部3111に挿入し、第1開口部3111の周囲の縁部に引っ掛けるようにして蓋部32を外板311に取り付けることで、外板311の第1開口部3111を塞ぐことができる。
図11においては、蓋部32が4つの爪部321を備える場合について図示しているが、爪部321は、外板311の第1開口部3111に挿入するようにして、蓋部32を外板311に取り付けることができるものであればよく、その数及び形状は図示したものに限られない。例えば、さらに多数の爪部321を備えるようにしてもよいし、蓋部32をスペーサ本体31の外板311に取り付けることができる範囲で、爪部321の数を減らしてもよい。
また、例えば、蓋部32の外板311に向く側の面に、外径が第1開口部3111の直径と略同一となる円筒状の突出部を設け、当該突出部を第1開口部3111に嵌め込むことで、蓋部32を外板311に取り付けるようにしてもよい。
[(4) 電源装置]
電源装置4は、ファン2(ファン2内に備えられたプロペラを回転させるためのモータ)に電力を供給するための部材であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、図4及び図5に示すように、接続ケーブル5を介してファン2と接続される。また、電源装置4は、ファン2に供給する電力のオン/オフを切り替えるスイッチを備える。
電源装置4は、ファン2に電力を供給することができるものであればよく、その具体的な構成は特に限定されない。
[(5) 接続ケーブル]
接続ケーブル5は、図4及び図5に示すように、電源装置4とファン2とを接続するケーブルであり、接続ケーブル5を通じて、電源装置4からファン2に対して、ファン2の稼働に必要な電力が供給される。
接続ケーブル5は、接続ケーブル5を介して電源装置4からファン2に電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は特に限定されない。
[2 取付方法の説明]
ファン2及びスペーサ3をウェア本体1に取り付ける際の取り付け方法について説明する。
ファン2及びスペーサ3をウェア本体1に取り付ける場合、まず、図11に示すように、ファン2のファン本体21と、スペーサ本体31と、をウェア本体1の裏地12のファン取付孔124が形成された部分の外面側(後方側)に配置し、ファン2の取付リング22を、ウェア本体1の裏地12のファン取付孔124が形成された部分の内面側(前方側)に配置する。
続いて、ファン本体21を、外板311の第1開口部3111からスペーサ本体31に通し、ファン本体21の空気送出部212及び筒状部213がスペーサ3の内板312の第2開口部3121から突出し、ファン本体21のフランジ214が、スペーサ本体31の内板312の第2開口部3121の周囲の縁部に引っ掛かった状態とする。
ファン本体21の筒状部213をスペーサ本体31の内板312の第2開口部3121に通す際には、凸部2131の位置を切欠部3122の位置に合わせることで、凸部2131が第2開口部3121の縁に引っ掛かってしまうことを防止できる。
続いて、ファン本体21のうち、スペーサ本体31の内板312の第2開口部3121から出ている部分(空気送出部212及び筒状部213)を、ウェア本体1の裏地12のファン取付孔124に通した上で、裏地12の内面側から、取付リング22を、ファン本体21の筒状部213に通して固定する。
続いて、蓋部32を外板311に取り付け、第1開口部3111を塞ぐ。
これによって、ファン本体21のフランジ214と取付リング22との間に、ウェア本体1の裏地12のファン取付孔124の周囲の部分と、スペーサ本体31の内板312の第2開口部3121の周囲の部分と、を挟むことで、図12に示すように、スペーサ3がファン2のファン本体21の空気取込部211を覆い、スペーサ3が裏地12の外面側に位置する状態で、スペーサ3をファン2に取り付けると共に、ファン2及びスペーサ3を、ウェア本体1に取り付けることができる。
これによって、スペーサ3を、ファン2のファン本体21に備えられた空気取込部211を覆うようにしてウェア本体1に取り付けることができ、当該状態においては、図6に示すように、スペーサ3は、ウェア本体1の表地11と裏地12の間の空間内のファン2の後方に位置することとなる。
なお、スペーサ3が空気取込部211の全体を覆っていない場合においても、スペーサ3の一部でも空気取込部211の後方に位置している場合には、スペーサ3が空気取込部211を覆う場合に含まれるものとする。
ファン2及びスペーサ3がウェア本体1に取り付けられた状態において、ファン2を作動させると、ウェア本体1の表地11と裏地12との間の空間内の空気が、空気取入口314からスペーサ本体31内に取り込まれ、スペーサ本体31内に取り込まれた空気は、内板312の第2開口部3121を介してスペーサ本体31内に配置されたファン本体21の空気取込部211からファン本体21内に取り込まれ、空気送出部212から送出されることで、裏地12内の空間に送られることとなる。
[3 実施形態の効果]
本実施形態に係るファン付きウェア100によれば、スペーサ3が、ウェア本体1に、ファン2の空気取込部211を覆うようにして取り付けられる。
これによって、ファン2の空気取込部211の後方の空間がスペーサ3によって確保されることから、ファン付きウェア100について、ウェア本体1を表地11と裏地12とを有する2層構造とし、裏地12に取り付けられたファン2が外側に露出しないようにした場合においても、ファン2への空気の取り込みが阻害され難くすることができる。
また、スペーサ3内に空気を取り入れる空気取入口314が側面に形成されていることで、ファン2を覆う表地11によって空気取入口314が塞がれ難くなることから、ファン2の外側がシート状の部材(表地11)によって覆われた状態においても、さらにファン2への空気の取り込みが阻害され難くすることができる。
また、空気取入口314がスペーサ3の側面にのみ形成されていることで、スペーサ3の表地11に接する面に空気取入口314が形成されていないことから、ファン2を作動させた際の空気取入口314からの吸気によって、表地11がスペーサ3に吸い付いてしまうおそれも低減できる。
ファン2による吸気によって、表地11がファン2又はスペーサ3に張り付いた状態となると、使用中のファン付きウェア100の外観の見映えを悪くするおそれがあるが、本実施形態によれば、表地11がファン2、さらにはスペーサ3にも張り付き難くなることから、このような見映えの悪化のおそれを低減し、ファン付きウェア100の見映えを良好に保ち易くなる。
また、スペーサ3が、ファン2とウェア本体1との間に挟まれるようにして、ウェア本体1に取り付けられることで、スペーサ3の取り付けのための特別な器具等を必要とすることなく、スペーサ3をウェア本体1に取り付けることが可能となる。
また、スペーサ3が、スペーサ本体31と、スペーサ本体31に設けられた第1開口部3111を塞ぐようにして着脱自在にスペーサ本体31に取り付けられる蓋部32と、を備えることで、スペーサ3の取り付けに第1開口部3111を用いた上で、ファン付きウェア100の使用時には第1開口部3111を塞ぐことが可能となる。
また、スペーサ本体31が、後面側に、中央部に第1開口部3111が形成された外板311を備え、前面側に、中央部に第2開口部3121が形成された内板312を備え、外板311と内板312とを複数の接続部材313が繋ぎ、接続部材313の間に空気取入口314が形成されていることで、空気取入口314をスペーサ本体31の側面に広く形成することが可能となる。
また、第1開口部3111及び第2開口部3121が円形の開口部であり、かつ、第1開口部3111の直径が、第2開口部3121の直径よりも大きいことで、上記取付方法の説明において述べたようにして、内板312の第2開口部3121の周囲の縁部が、フランジ214と裏地12のファン取付孔124の周囲の部分との間に挟まれるようにして、スペーサ3を、ウェア本体1に取り付けることが容易となる。
また、蓋部32が、一面側へと突出するように形成された爪部321を備え、爪部321を外板311の第1開口部3111に挿入するようにして外板311に取り付けられることで、蓋部32をスペーサ本体31に対して着脱することが容易となる。
また、ファン2が、外周から突出する円形のフランジ214を備え、第1開口部3111の直径がファン2のフランジ214の直径よりも大きく、第2開口部3121の直径がファン2のフランジ214の直径よりも小さいことで、上記取付方法の説明において述べたようにして、内板312の第2開口部3121の周囲の縁部が、フランジ214と裏地12のファン取付孔124の周囲の部分との間に挟まれるようにして、スペーサ3を、ウェア本体1に取り付けることが容易となる。
また、ウェア本体1が、ウェア本体1の外面側に配置された表地11と、ウェア本体1の内面側に配置された裏地12と、を備え、ファン2が裏地12に取り付けられ、スペーサ3が表地11と裏地12との間に配置されていることで、表地11によってファン2の外側を覆って雨等が空気取込部211から侵入するのを防止しつつ、スペーサ3によって、空気取込部211への空気の流路を確保することが容易となる。
また、ウェア本体1の裏地12が、後身頃の左右方向中央部に、裏地12を形成する服地に弛みを設けて形成された襠部125を有することで、襠部125を広げることで、例えば着用者Wが背中にリュックサック等を装着した状態でも、その上からファン付きウェア100を着用し易くなる。
また、ウェア本体1の裏地12が、襠部125の左右を着脱自在に接続する第1接続部126及び第2接続部127を有することで、襠部125を広げる必要がない場合には、第1接続部126と第2接続部127とを接続して襠部125を閉じることが可能となる。
[4 変形例]
続いて、上記実施形態の変形例について説明する。
[(1) 蓋部の構成の変更]
上記構成の説明においては、スペーサ3の蓋部32について、スペーサ本体31の外板311の第1開口部3111よりも直径が僅かに大きい円形の板状に形成し、爪部321を外板311の第1開口部3111に挿入するようにして取り付ける場合について説明したが、これに代えて、図13に示す蓋部32Aのように、外板311の一面(スペーサ3がウェア本体1に取り付けられた状態において後方を向く面)の全体を覆うことができる大きさに形成した上で、外板311の一面の全体を覆うように取り付けるようにしてもよい。この場合、蓋部32Aと外板311の第1開口部3111との間に隙間が生じるおそれをさらに低減できる。
[(2) ウェア本体の構成の変更]
上記構成の説明においては、ウェア本体1がポンチョ型の表地11とベスト型の裏地12から構成され、これらが接続部13で接続されて一体化されている場合について説明したが、ウェア本体1の構成は、ウェア本体1に取り付けられたファン2が外側に露出しないものであればよく、上記のものに限られない。
例えば、表地11と裏地12とを別体として形成した上で、裏地12を着用した上に、別に表地11を着用するようにしてもよい。
また、表地11の形状は、上記のようなポンチョ型が好ましいが、これに限られず、裏地12の上に着用できるものであればよい。また、裏地12の形状は、上記のようなベスト型が好ましいが、これに限られず、表地11の中に着用できるものであればよい。
またファン付きウェアのウェア本体自体は一重の服地から形成された従来のファン付きウェアと同様のものを用いた上で、その上からレインコート等の上衣を着用する場合においても、上記のようにしてスペーサ3を取り付けることで、ファンへの空気の取り込みがファン付きウェアの上に着用した上衣によって妨げられることを抑制できる。
100 ファン付きウェア
1 ウェア本体
11 表地
12 裏地
125 襠部
126 第1接続部(接続部)
127 第2接続部(接続部)
2 ファン
21 ファン本体
211 空気取込部
212 空気送出部
213 筒状部
214 フランジ
22 取付リング
3 スペーサ
31 スペーサ本体
311 外板(第1板状部材)
3111 第1開口部(開口部)
312 内板(第2板状部材)
3121 第2開口部
3122 切欠部
313 接続部材
314 空気取入口
32、32A 蓋部
321 爪部(突出部)
4 電源装置
5 接続ケーブル
上記課題を解決するために請求項1に記載の考案は、スペーサにおいて、
ファン付きウェアのウェア本体に、ファンの空気取込部を覆うようにして取り付けられ
空気を取り入れる空気取入口が側面に形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項に記載のスペーサにおいて、
前記空気取入口が側面にのみ形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項1に記載のスペーサにおいて、
前記ファンと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして、前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項1に記載のスペーサにおいて、
スペーサ本体と、
前記スペーサ本体に備えられた開口部を塞ぐようにして着脱自在に前記スペーサ本体に取り付けられる蓋部と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項に記載のスペーサにおいて、
前記スペーサ本体は、
前記スペーサ本体の一端部に備えられた板状の部材であり、中央部に第1開口部が形成された第1板状部材と、
前記スペーサ本体の他端部に備えられた板状の部材であり、中央部に第2開口部が形成された第2板状部材と、
前記第1板状部材と前記第2板状部材と、を繋ぐ複数の接続部材と、
を備え、
前記接続部材の間に、前記スペーサ本体内に空気を取り入れる空気取入口が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項に記載のスペーサにおいて、
前記蓋部は、前記第1開口部を塞ぐようにして前記第1板状部材に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項に記載のスペーサにおいて、
前記第1開口部及び前記第2開口部は円形の開口部であり、
前記第1開口部の直径は、前記第2開口部の直径よりも大きいことを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項に記載のスペーサにおいて、
前記蓋部は、一面側へと突出する突出部を備え、前記突出部を前記第1板状部材の前記第1開口部に挿入するようにして前記第1板状部材に取り付けられることを特徴とする。
請求項に記載の考案は、請求項に記載のスペーサにおいて、
前記蓋部は、前記第1板状部材の一面の全体を覆うようにして前記第1板状部材に取り付けられることを特徴とする。
請求項1に記載の考案は、ファン付きウェアにおいて、
請求項1からのいずれか一項に記載のスペーサと、
ウェア本体と、
ファンと、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の考案は、請求項1に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ファンは、外周から突出するフランジを備え、
前記スペーサは、前記フランジと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする。
請求項1に記載の考案は、請求項1に記載のファン付きウェアにおいて、
前記スペーサは、
前記スペーサの一端部に備えられた板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第1開口部が形成された第1板状部材と、
前記スペーサの他端部に備えられた板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第2開口部が形成された第2板状部材と、
を備え、
前記ファンの前記フランジは円形に形成され、
前記フランジの直径は、前記第1開口部の直径よりも小さく前記第2開口部の直径よりも大きく、
前記スペーサは、前記第2板状部材の前記第2開口部の周囲の縁部が、前記フランジと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする。
請求項1に記載の考案は、請求項1に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ウェア本体は、前記ウェア本体の外面側に配置された表地と、前記ウェア本体の内面側に配置された裏地と、を備え、
前記ファンは前記裏地に取り付けられ、
前記スペーサは、前記表地と前記裏地との間に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の考案は、請求項1に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ウェア本体は、後身頃の左右方向中央部に、前記ウェア本体を形成する服地に弛みを設けて形成された襠部を有することを特徴とする。
請求項1に記載の考案は、請求項1に記載のファン付きウェアにおいて、
前記ウェア本体の前記襠部の左右の部分を着脱自在に接続する接続部を有することを特徴とする。

Claims (16)

  1. ファン付きウェアのウェア本体に、ファンの空気取込部を覆うようにして取り付けられることを特徴とするスペーサ。
  2. 前記スペーサ内に空気を取り入れる空気取入口が側面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスペーサ。
  3. 前記空気取入口が側面にのみ形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスペーサ。
  4. 前記ファンと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして、前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のスペーサ。
  5. スペーサ本体と、
    前記スペーサ本体に備えられた開口部を塞ぐようにして着脱自在に前記スペーサ本体に取り付けられる蓋部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のスペーサ。
  6. 前記スペーサ本体は、
    前記スペーサ本体の一端部に備えられた板状の部材であり、中央部に第1開口部が形成された第1板状部材と、
    前記スペーサ本体の他端部に備えられた板状の部材であり、中央部に第2開口部が形成された第2板状部材と、
    前記第1板状部材と前記第2板状部材と、を繋ぐ複数の接続部材と、
    を備え、
    前記接続部材の間に、前記スペーサ本体内に空気を取り入れる空気取入口が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のスペーサ。
  7. 前記蓋部は、前記第1開口部を塞ぐようにして前記第1板状部材に着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載のスペーサ。
  8. 前記第1開口部及び前記第2開口部は円形の開口部であり、
    前記第1開口部の直径は、前記第2開口部の直径よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載のスペーサ。
  9. 前記蓋部は、一面側へと突出する突出部を備え、前記突出部を前記第1板状部材の前記第1開口部に挿入するようにして前記第1板状部材に取り付けられることを特徴とする請求項7に記載のスペーサ。
  10. 前記蓋部は、前記第1板状部材の一面の全体を覆うようにして前記第1板状部材に取り付けられることを特徴とする請求項7に記載のスペーサ。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のスペーサと、
    ウェア本体と、
    ファンと、
    を備えることを特徴とするファン付きウェア。
  12. 前記ファンは、外周から突出するフランジを備え、
    前記スペーサは、前記フランジと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする請求項11に記載のファン付きウェア。
  13. 前記スペーサは、
    前記スペーサの一端部に備えられた板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第1開口部が形成された第1板状部材と、
    前記スペーサの他端部に備えられた板状の部材であり、中央部に円形の開口部である第2開口部が形成された第2板状部材と、
    を備え、
    前記ファンの前記フランジは円形に形成され、
    前記フランジの直径は、前記第1開口部の直径よりも小さく前記第2開口部の直径よりも大きく、
    前記スペーサは、前記第2板状部材の前記第2開口部の周囲の縁部が、前記フランジと前記ウェア本体との間に挟まれるようにして前記ウェア本体に取り付けられることを特徴とする請求項12に記載のファン付きウェア。
  14. 前記ウェア本体は、前記ウェア本体の外面側に配置された表地と、前記ウェア本体の内面側に配置された裏地と、を備え、
    前記ファンは前記裏地に取り付けられ、
    前記スペーサは、前記表地と前記裏地との間に配置されていることを特徴とする請求項11に記載のファン付きウェア。
  15. 前記ウェア本体は、後身頃の左右方向中央部に、前記ウェア本体を形成する服地に弛みを設けて形成された襠部を有することを特徴とする請求項11に記載のファン付きウェア。
  16. 前記ウェア本体の前記襠部の左右の部分を着脱自在に接続する接続部を有することを特徴とする請求項15に記載のファン付きウェア。
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