JP2017106811A - 診断回路、半導体装置、車載用電子制御ユニット及び診断回路による診断方法 - Google Patents

診断回路、半導体装置、車載用電子制御ユニット及び診断回路による診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源電圧を監視する監視回路の診断を通常動作中に行うことが可能な診断回路を提供すること。【解決手段】一実施の形態によれば、診断回路は、電源電圧VO1が正常である場合における電源電圧VO1に対応する監視対象電圧Vmと、基準電圧Vrefに対応する監視用基準電圧Vmrefと、のそれぞれの電圧値の上下関係が周期的に切り替わるように、監視対象電圧Vm及び監視用基準電圧Vmrefの何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替える制御部と、監視対象電圧Vmと監視用基準電圧Vmrefとを比較する監視回路と、監視回路の監視結果M1、及び、制御部によって周期的に切り替えられる監視対象電圧Vm又は監視用基準電圧Vmrefの電圧値の情報に基づいて、電源電圧VO1が正常であるか否か、及び、監視回路が故障しているか否かを判定する判定回路と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、診断回路、半導体装置、車載用電子制御ユニット及び診断回路による診断方法に関し、例えば電源電圧を監視する監視回路の診断を通常動作中に行うのに適した診断回路、半導体装置、車載用電子制御ユニット及び診断回路による診断方法に関する。
自動車には、電源電圧によって駆動される電子制御システムが搭載されている。例えば、電子制御システムは、自動車の速度を検知するセンサの検知結果に基づいて、エンジンやブレーキの制御を自動で行う。ここで、電子制御システムは、安定的に供給される電源電圧によって駆動されることにより、エンジンやブレーキの制御を正確に行う必要がある。他方、電源電圧が安定供給されていない場合には、即ち、電源電圧が正常でない場合には、電源電圧の供給元を切り替える等の処理を速やかに実行する必要がある。それにより、例えば、エンジンやブレーキの誤作動を防止することができる。
そのため、電子制御システムには、電源回路から出力される電源電圧が正常であるか否かを監視する監視回路が搭載されている。さらに、監視回路が故障しているか否か診断する診断回路も搭載されている。
関連する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたセンサ回路は、異常検出回路に備えられる各比較器に対して、チェック信号入力部を備えるとともに、センサ内部状態の入力とチェック信号の入力を切り替えるスイッチを備える。そして、プライマリチェック時に、比較器に対して、センサ内部状態が正常であるときの電位と異常であるときの電位に切り替わるチェック信号を入力する。これにより、異常検出回路の異常を検出することができるため、センサ回路が異常であると誤検出してしまったり、センサ回路の異常検出が行えなくなったりすることを防止することができる。
特開2008−111786号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、異常検出回路による通常動作と、異常検出回路に異常がないかの診断と、を同時に実行させることができない。そのため、仮に通常動作中に異常検出回路に異常が発生した場合には、次に異常検出回路の診断を行うまでその異常を検出することができない。その結果、異常検出回路の異常検出が遅れてしまう可能性があった。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、診断回路は、基準電圧に基づいて電源回路から出力される電源電圧が正常である場合における当該電源電圧に対応する監視対象電圧と、前記基準電圧に対応する監視用基準電圧と、のそれぞれの電圧値の上下関係が周期的に切り替わるように、前記監視対象電圧及び前記監視用基準電圧の何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替える制御部と、前記監視対象電圧と前記監視用基準電圧とを比較する比較回路と、前記比較回路の比較結果、及び、前記制御部によって周期的に切り替えられる前記監視対象電圧又は前記監視用基準電圧の電圧値の情報に基づいて、前記電源電圧が正常であるか否か、及び、前記比較回路が故障しているか否かを判定する判定回路と、を備える。
一実施の形態によれば、診断回路の診断方法は、基準電圧に基づいて電源回路から出力される電源電圧が正常である場合における当該電源電圧に対応する監視対象電圧と、前記基準電圧に対応する監視用基準電圧と、のそれぞれの電圧値の上下関係が周期的に切り替わるように、前記監視対象電圧及び前記監視用基準電圧の何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替え、前記監視対象電圧と前記監視用基準電圧とを比較回路を用いて比較し、前記比較回路の比較結果、及び、周期的に切り替えられる前記監視対象電圧又は前記監視用基準電圧の電圧値の情報に基づいて、前記電源電圧が正常であるか否かを判定するとともに、前記比較回路が故障しているか否かを判定する。
前記一実施の形態によれば、電源電圧を監視する監視回路の診断を通常動作中に行うことが可能な半導体装置、車載用電子制御ユニット及び診断回路による診断方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる電子制御システムを搭載した自動車の外観図である。 図1に示す自動車に搭載された電子制御システムの構成例を示すブロック図である。 図2に示す電子制御システムに設けられた電源ICの一部の具体的な構成例を示す図である。 図3に示す電源ICの動作を示すタイミングチャートである。 図2に示す電子制御システムに設けられた電源ICの具体的な構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる電源ICの構成例を示す図である。 図6に示す電源ICの動作を示すタイミングチャートである。 図6に示す電源ICの変形例を示す図である。 実施の形態に至る前の構想に係る電源ICの構成例を示す図である。 図9に示す電源ICの通常動作を示すタイミングチャートである。 図9に示す電源ICの故障診断動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1にかかる電子制御システムが搭載された自動車の外観図である。なお、図1では、電子制御システムが、自動車のエンジンの回転数から車速を検知して、その検知結果によりブレーキの制御を自動的に行う場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、自動車に搭載された電子制御システムSYS1は、例えば、自動車の車室内又はエンジンルーム内に設けられた電子制御ユニットE1と、エンジン101の回転数から車速を検知するセンサ102と、電子制御ユニットE1から与えられた指示に基づいてブレーキ105を作動させるドライバ103と、を備える。
例えば、電子制御ユニットE1は、センサ102の検知結果に基づいて車速が速すぎると判断した場合、ドライバ103に対しブレーキ105を作動させて車速を低下させるように指示する。
図2は、図1に示す自動車に搭載された電子制御システムSYS1の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、電子制御システムSYS1は、電子制御ユニットE1と、センサ102と、ドライバ103とを備える。電子制御ユニットE1は、電源IC(半導体装置)1と、マイクロコンピュータ(演算処理装置、以下、単にマイコンと称す)104と、を備える。
マイコン104は、電源IC1から供給される電源電圧VO1によって駆動され、センサ102の検知結果に基づいて車速が速すぎると判断した場合には、ドライバ103に対しブレーキ105を作動させて車速を低下させるように指示する。なお、センサ102及びドライバ103は、それぞれ電源IC1から供給される電源電圧VO2、VO3によって駆動される。
電源IC1は、マイコン104、センサ102、ドライバ103に対してそれぞれ電源電圧VO1、VO2、VO3を供給する。さらに、電源IC1は、電源電圧VO1〜VO3が正常であるか否かを監視する監視機能、及び、監視機能に異常がないかを診断する診断機能を有し、その判定結果D1を出力する。マイコン104は、判定結果D1に基づいて電源電圧VO1〜VO3が正常でないと判断した場合、又は、監視機能に異常があると判断した場合、電源電圧VO1〜VO3の供給元を切り替える等の処理を行う。電源IC1の監視機能及び診断機能の詳細については後述する。
ここで、電源IC1は、電源電圧VO1〜VO3を安定供給することにより、マイコン104、センサ102、ドライバ103を正確に駆動する必要がある。他方、電源電圧VO1〜VO3を安定供給できない場合には、即ち、電源電圧VO1〜VO3が正常でない場合には、電源電圧VO1〜VO3の供給元を切り替える等の処理を速やかに実行する必要がある。それにより、例えば、ブレーキ105の誤作動を防止することができる。
(発明者による事前検討)
上述した自動車に搭載された電子制御システムSYS1内の電源IC1の詳細について説明する前に、まず、本発明者が事前検討した電源IC50について図9、図10及び図11を用いて説明する。
図9は、実施の形態に至る前の構想に係る電源IC50の一部の構成例を示す図である。なお、図9には、電源電圧VO1〜VO3を出力する3つの電源回路のうち、電源電圧VO1を出力する電源回路502のみが示されている。
(電源IC50の構成)
図9に示すように、電源IC50は、基準電圧生成部501と、電源回路502と、選択回路503と、監視回路504と、診断制御回路505と、判定回路506と、抵抗素子R51〜R53と、を備える。なお、選択回路503及び診断制御回路505によって制御部が構成される。
基準電圧生成部501は、例えばバンドギャップリファレンスであって、基準電圧Vrefを生成する。また、基準電圧生成部501は、基準電圧Vrefよりも電圧値の高い診断電圧V51、及び、基準電圧Vrefよりも電圧値の低い診断電圧V52を生成する。ここでは、基準電圧Vrefが1.2V、診断電圧V51が1.3V、診断電圧V52が1.1Vである場合を例に説明する。
電源回路502は、例えばレギュレータであって、基準電圧Vrefに基づいて電源電圧VO1を生成する。なお、電源回路502は、フィードバックされた電圧Vp2に基づいて電源電圧VO1の変動を抑制する。電源電圧VO1は、外部端子OUT1を介して、電源IC50の外部に設けられたマイコン104(図9において不図示)に供給される。ここでは、正常時の電源電圧VO1が5.0Vである場合を例に説明する。
抵抗素子R51〜R53は、電源電圧VO1に対応する監視対象電圧Vp1を生成する監視対象電圧生成部であって、電源回路502の出力端子と接地電圧端子との間に直列に設けられている。抵抗素子R51〜R53は、抵抗素子R51,R52間のノードN51の電位を監視対象電圧Vp1として出力するとともに、抵抗素子R52,R53間のノードN52の電位をフィードバック電圧Vp2として出力する。なお、抵抗素子R51〜R53の抵抗値は、電源電圧VO1が正常である時の監視対象電圧Vp1が、基準電圧Vrefよりも高い電圧値を示すように調整されている。
選択回路503は、診断制御回路505からの制御信号S1に基づいて監視対象電圧Vp1、診断電圧V51及び診断電圧V52の何れかを選択し、電圧Vpとして出力する。
監視回路504は、電源電圧VO1が正常であるか否かを監視する回路である。具体的には、監視回路504は、例えばコンパレータ(比較回路)であって、選択回路503の出力電圧Vpが基準電圧Vref以上の電圧値を示しているかを監視して、監視結果(比較結果)M1を出力する。
例えば、監視回路504は、出力電圧Vpが基準電圧Vref以上である場合、Hレベルの監視結果M1を出力し、出力電圧Vpが基準電圧Vref未満である場合、Lレベルの監視結果M1を出力する。
判定回路506は、通常動作時、監視回路504の監視結果M1に基づいて電源電圧VO1が正常であるか否を判定するとともに、故障診断時、監視回路504の監視結果M1に基づいて監視回路504が故障しているか否かを判定する。
具体的には、判定回路506は、監視回路504の監視結果M1と、診断制御回路505の制御信号S1(即ち、選択回路503によって選択されている電圧の情報)とに基づいて、判定結果D1を出力する。判定結果D1は、外部端子DOUTを介して、電源IC50の外部に設けられたマイコン104(図9において不図示)に供給される。
例えば、判定回路506は、選択回路503によって監視対象電圧Vp1が選択されている場合、監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力する。また、判定回路506は、選択回路503によって診断電圧V51が選択されている場合、監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力し、選択回路503によって診断電圧V52が選択されている場合、監視結果M1を論理反転させて判定結果D1として出力する。以下、選択回路503によって診断電圧V51が選択されている場合を、診断電圧V51選択時、とも称す。また、選択回路13によって診断電圧V52が選択されている場合を、診断電圧V52選択時、とも称す。
(電源IC50の動作)
続いて、電源IC50の動作について図10及び図11を用いて説明する。図10は、電源IC50の通常動作を示すタイミングチャートである。図11は、電源IC50の故障診断動作を示すタイミングチャートである。
まず、図10に示す通常動作では、選択回路503によって監視対象電圧Vp1が選択される。そのため、監視回路504は、監視対象電圧Vp1(電圧Vp)が基準電圧Vref以上の電圧値を示しているかを監視して監視結果M1を出力する。つまり、監視回路504は、電源電圧VO1が正常であるか否かを監視して監視結果M1を出力する。
例えば、電源電圧VO1が正常である場合、監視対象電圧Vp1(電圧Vp)が基準電圧Vref以上の電圧値を示すため、監視回路504はHレベルの監視結果M1を出力する(時刻t54〜t55)。このとき、判定回路506は、監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力するため、Hレベルの判定結果D1を出力する(時刻t54〜t55)。例えば、外部に設けられたマイコン104は、通常動作時におけるHレベルの判定結果D1により、電源電圧VO1が正常であると判断する。
それに対し、電源回路502の故障等により電源電圧VO1が正常でなくなった場合、電源電圧VO1の低下に伴って、監視対象電圧Vp1(電圧Vp)も低下する。そして、監視対象電圧Vp1が基準電圧Vrefより低い電圧値まで低下すると(時刻t55)、監視回路504は、期待値と異なるLレベルの監視結果M1を出力する(時刻t55〜t56)。このとき、判定回路506は、監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力するため、Lレベルの判定結果D1を出力する(時刻t55〜t56)。例えば、外部に設けられたマイコン104は、通常動作時におけるLレベルの判定結果D1により、電源電圧VO1が正常でないと判断する。
次に、図11に示す故障診断動作では、選択回路503によって診断電圧V51,V52が交互に選択される(時刻t50、t51、t52)。そのため、監視回路504では、診断電圧V51と基準電圧Vrefとの比較、及び、診断電圧V52と基準電圧Vrefとの比較が交互に行われる。
ここで、診断電圧V51,V52及び基準電圧Vrefのそれぞれの電圧値をV51、V52、Vrefとすると、V51>Vref>V52の関係が成り立つ。
そのため、監視回路504は、故障していなければ、診断電圧V51選択時にHレベルの監視結果M1を出力し(時刻t51〜t52)、診断電圧V52選択時にLレベルの監視結果M1を出力する(時刻t50〜t51、時刻t52〜t53)。
このとき、判定回路506は、診断電圧V51選択時に監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力し、診断電圧V52選択時に監視結果M1を論理反転して判定結果D1として出力するため、結果的にHレベルの判定結果D1を出力し続ける(時刻t50〜t53)。例えば、外部に設けられたマイコン104は、故障診断時におけるHレベルに固定された判定結果D1により、監視回路504が故障していないと判断する。
それに対し、監視回路504が故障している場合、監視回路504は正確な監視結果M1を出力することができない。そのため、監視回路504は、診断電圧V51選択時にLレベルの監視結果M1を出力したり、診断電圧V52選択時にHレベルの監視結果M1を出力したりする。このとき、判定回路506は、期待値と異なる電圧レベルの監視結果M1の出力に応じてLレベルの判定結果D1を出力する。例えば、外部に設けられたマイコン104は、故障診断時においてLレベルを含む判定結果D1により、監視回路504が故障していると判断する。
このように、電源IC50は、監視回路504による電源電圧VO1の監視、及び、監視回路504の故障診断を行うことができる。
しかしながら、電源IC50の構成では、監視回路504による通常動作(電源電圧VO1の監視)と、監視回路504の故障診断と、を同時に実行させることができない。つまり、監視回路504を通常動作させている場合には、監視回路504の故障診断を停止し、監視回路504の故障診断を行っている場合には、監視回路504の通常動作を停止する必要がある。そのため、仮に通常動作中に監視回路504が故障した場合には、次に監視回路504の故障診断を行うまでその故障を検出することができない。その結果、例えば、監視回路の故障検出が遅れてしまう可能性があった。
そこで、通常動作中に監視回路の故障を診断することができるように、本実施の形態にかかる電源IC1が見出された。
(本実施の形態に係る電源IC1)
図3は、電源IC1の一部の具体的な構成例を示す図である。なお、図3には、電源電圧VO1〜VO3を出力する3つの電源回路のうち、電源電圧VO1を出力する電源回路12のみが示されている。
(電源IC1の構成)
図3に示すように、電源IC1は、基準電圧生成部11と、電源回路12と、選択回路13と、監視回路14と、診断制御回路15と、判定回路16と、抵抗素子R11,R12と、を備える。なお、電源IC1に設けられた構成要素のうち、基準電圧生成部11及び電源回路12以外の構成要素により診断回路が構成される。また、選択回路13及び診断制御回路15によって制御部が構成される。
基準電圧生成部11は、例えばバンドギャップリファレンスであって、基準電圧Vrefを生成する。また、基準電圧生成部11は、基準電圧Vrefよりも電圧値の高い監視用基準電圧V1、及び、基準電圧Vrefよりも電圧値の低い監視用基準電圧V2を生成する。本実施の形態では、基準電圧Vrefが1.2V、電源電圧VO1が正常である時の監視対象電圧Vmが1.2V、監視用基準電圧V1が1.236V、監視用基準電圧V2が1.164Vである場合を例に説明する。
電源回路12は、例えばレギュレータであって、基準電圧Vrefに基づいて電源電圧VO1を生成する。なお、電源回路12は、フィードバックされた電圧Vmに基づいて電源電圧VO1の変動を抑制する。電源電圧VO1は、外部端子OUT1を介して、電源IC1の外部に設けられたマイコン104(図3において不図示)に供給される。本実施の形態では、正常時の電源電圧VO1が5.0Vである場合を例に説明する。
抵抗素子R11,R12は、電源電圧VO1に対応する監視対象電圧Vmを生成する監視対象電圧生成部であって、電源回路12の出力端子と接地電圧端子との間に直列に設けられている。抵抗素子R11,R12は、抵抗素子R11,R12間のノードN11の電位を監視対象電圧Vmとして出力する。なお、抵抗素子R11,R12の抵抗値は、電源電圧VO1が正常である時の監視対象電圧Vmが、監視用基準電圧V1より低く、かつ、監視用基準電圧V2より高い電圧値を示すように調整されている。
選択回路13は、診断制御回路15からの制御信号S1に基づいて、監視用基準電圧V1及び監視用基準電圧V2を周期的に切り替えて監視用基準電圧Vmrefとして出力する。
監視回路14は、電源電圧VO1が正常であるか否かを監視する回路である。具体的には、監視回路14は、例えばコンパレータ(比較回路)であって、監視対象電圧Vmと、選択回路13の出力電圧Vmrefと、を比較して、監視結果(比較結果)M1を出力する。
例えば、監視回路14は、監視対象電圧Vmが監視用基準電圧Vmref以上である場合、Hレベルの監視結果M1を出力し、監視対象電圧Vmが監視用基準電圧Vmref未満である場合、Lレベルの監視結果M1を出力する。
判定回路16は、監視回路14の監視結果M1と、診断制御回路15の制御信号S1(即ち、選択回路13により選択されている電圧の情報)とに基づいて、電源電圧VO1が正常であるか否か、及び、監視回路14が故障しているか否かを判定し、判定結果D1を出力する。判定結果D1は、外部端子DOUTを介して、電源IC1の外部に設けられたマイコン104(図3において不図示)に供給される。
例えば、判定回路16は、選択回路13によって監視用基準電圧V2が選択されている場合、監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力し、選択回路13によって監視用基準電圧V1が選択されている場合、監視結果M1を論理反転させて判定結果D1として出力する。以下、選択回路13によって監視用基準電圧V1が選択されている場合を、監視用基準電圧V1選択時、とも称す。また、選択回路13によって監視用基準電圧V2が選択されている場合を、監視用基準電圧V2選択時、とも称す。
(電源IC1の動作)
続いて、電源IC1の動作について図4を用いて説明する。図4は、電源IC1の動作を示すタイミングチャートである。
図4に示す動作では、選択回路13によって監視用基準電圧V1,V2が交互に選択される(時刻t10、t11、t12、t14、t15)。そのため、監視回路14では、監視対象電圧Vmと監視用基準電圧V1との比較、及び、監視対象電圧Vmと監視用基準電圧V2との比較が交互に行われる。
ここで、監視用基準電圧V1,V2及び正常時の監視対象電圧Vmのそれぞれの電圧値をV1、V2、Vmとすると、V1>Vm>V2の関係が成り立つ。
そのため、監視回路14が故障していない場合、かつ、電源電圧VO1が正常である場合には、監視回路14は、監視用基準電圧V1選択時にLレベルの監視結果M1を出力し、監視用基準電圧V2選択時にHレベルの監視結果M1を出力する(時刻t10〜t13)。つまり、監視回路14は、パルス形状の監視結果M1を出力する(時刻t10〜t13)。
このとき、判定回路16は、監視用基準電圧V1選択時に監視結果M1を論理反転させて判定結果D1として出力するとともに、監視用基準電圧V2選択時に監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力するため、結果的にHレベルの判定結果D1を出力し続ける(時刻t10〜t13)。
要するに、判定回路16は、選択回路13により選択される監視用基準電圧の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化する場合には、電源電圧VO1が正常であり、かつ、監視回路14が故障していないと判定し、Hレベルの判定結果D1を出力し続ける(時刻t10〜t13)。
それに対し、電源回路12の故障等により電源電圧VO1が正常でなくなった場合、電源電圧VO1の低下に伴って、監視対象電圧Vmも低下する。そして、監視対象電圧Vmが監視用基準電圧V2より低い電圧値まで低下すると(時刻t13)、監視回路14は、監視用基準電圧V2選択時において期待値(破線)と異なるLレベルの監視結果M1を出力する(時刻t13〜t14、時刻t15〜t16)。なお、監視回路14は、監視用基準電圧V1選択時には引き続きLレベルの監視結果M1を出力する(時刻t14〜t15)。つまり、監視回路14は、Lレベルに固定された監視結果M1を出力する(時刻t13〜t16)。
このとき、判定回路16は、監視用基準電圧V2選択時における期待値と異なるLレベルの監視結果M1の出力に応じて、Lレベルの判定結果D1を出力する(時刻t13〜t14、時刻t15〜t16)。つまり、判定回路16は、Lレベルを含むパルス形状の判定結果D1を出力する(時刻t13〜t16)。
また、監視回路14が故障している場合には、電源電圧VO1が正常であるか否かに関わらず、監視回路14は正確な監視結果M1を出力することができない。そのため、監視回路14は、監視用基準電圧V1選択時にHレベルの監視結果M1を出力したり、監視用基準電圧V2選択時にLレベルの監視結果M1を出力したりする。このとき、判定回路16は、期待値と異なる電圧レベルの監視結果M1の出力に応じてLレベルの判定結果D1を出力する。
要するに、判定回路16は、選択回路13により選択される監視用基準電圧の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化しない場合には、電源電圧VO1が異常であり、又は、監視回路14が故障していると判定し、Lレベルを含む(即ちパルス形状の)判定結果D1を出力する。
このように、本実施の形態に係る電源IC1及びそれに設けられた診断回路は、正常時の監視対象電圧Vmよりも高い電圧値を示す監視用基準電圧V1、及び、正常時の監視対象電圧Vmよりも低い電圧値を示す監視用基準電圧V2を周期的に切り替えて出力する選択回路13と、監視対象電圧Vm及び選択回路13の出力電圧Vmrefを比較して監視結果M1を出力する監視回路14と、を備える。そして、本実施の形態に係る電源IC1及びそれに設けられた診断回路は、選択回路13による選択の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化する場合には、電源電圧VO1が正常であり、かつ、監視回路14が故障していないと判定し、選択回路13による選択の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化しない場合には、電源電圧VO1が異常であり、又は、監視回路14が故障していると判定する。
それにより、本実施の形態に係る電源IC1及びそれに設けられた診断回路は、通常動作中に監視回路14の故障診断を行うことが可能になるため、通常動作中に監視回路14が故障した場合でも速やかにその故障を検出することができる。また、通常動作前に監視回路14の故障診断のための期間を設ける必要がない。
本実施の形態では、基準電圧生成部11、電源回路12及び診断回路が一つのチップ(電源IC1)上に設けられた場合を例に説明したが、これに限られない。当然ながら、基準電圧生成部11、電源回路12、及び、診断回路は、それぞれ異なるチップ上に設けられてもよい。
(電源IC1のより具体的な構成)
以下では、電源IC1のより具体的な構成について図5を用いて説明する。
図5は、電源IC1の具体的な構成例を示す図である。図5では、電源電圧VO1を出力する電源回路12_1(電源回路12に相当)だけでなく、電源電圧VO2,VO3をそれぞれ出力する2つの電源回路12_2,12_3及びそれらの周辺回路も省略せずに示されている。なお、図5には、電源IC1外部に設けられたセンサ102、ドライバ103、及び、マイコン104も示されている。
図5に示す電源IC1には、マイコン104、センサ102及びドライバ103に対して、それぞれ基準電圧生成部11_1〜11_3、電源回路12_1〜12_3、選択回路13_1〜13_3、及び、監視対象電圧生成部17_1〜17_3が設けられている。また、マイコン104、センサ102及びドライバ103に対して、監視回路14、診断制御回路15、判定回路16及び選択回路18,19が共通に設けられている。
電源回路12_1〜12_3は、それぞれ、基準電圧生成部11_1〜11_3からの基準電圧Vref1〜Vref3に基づいて電源電圧VO1〜VO3を出力する。電源電圧VO1〜VO3は、それぞれ、外部端子OUT1〜OUT3を介して、マイコン104、センサ102及びドライバ103に供給される。
選択回路13_1は、診断制御回路15からの制御信号S1に基づいて、基準電圧生成部11_1から出力される監視用基準電圧V11,V12を周期的に切り替えて出力する。選択回路13_2は、制御信号S1に基づいて、基準電圧生成部11_2から出力される監視用基準電圧V21,V22を周期的に切り替えて出力する。選択回路13_3は、制御信号S1に基づいて、基準電圧生成部11_3から出力される監視用基準電圧V31,V32を周期的に切り替えて出力する。
監視対象電圧生成部17_1〜17_3は、何れも抵抗素子R11,R12からなり、それぞれ電源電圧VO1〜VO3に対応する監視対象電圧Vm1〜Vm3を出力する。
選択回路18は、診断制御回路15からの制御信号S2に基づいて、選択回路13_1〜13_3のそれぞれの出力電圧を時分割で切り替えて監視用基準電圧Vmrefとして出力する。選択回路19は、診断制御回路15からの制御信号S2に基づいて、監視対象電圧Vm1〜Vm3を時分割で切り替えて監視対象電圧Vmとして出力する。なお、選択回路18、19による選択の切り替え周期は、監視回路14によって各電源電圧VO1〜VO3が正常であるか否かを監視するのに十分な長さとなるように調整される。
監視回路14は、選択回路19の出力電圧Vmと、選択回路18の出力電圧Vmrefと、を比較して、監視結果M1を出力する。判定回路16は、監視結果M1と、制御信号S1,S2(即ち、選択回路18,19により選択されている電圧の情報)とに基づいて、電源電圧VO1〜VO3が正常であるか否かを順番に判定するとともに監視回路14が故障しているか否かを判定し、判定結果D1を出力する。判定結果D1は、外部端子DOUTを介して、電源IC1の外部に設けられたマイコン104に供給される。監視回路14、診断制御回路15、判定回路16の詳細な動作については、上述のとおりであるため、その説明を省略する。
このように、図5に示す電源IC1は、複数の電源回路12_1〜12_3からそれぞれ出力される電源電圧VO1〜VO3を、1つの監視回路14を用いて監視している。そのため、回路規模の増大や消費電流の増大が抑制される。また、図5に示す電源IC1は、電源電圧VO1〜VO3を監視しつつ、監視回路14の故障診断を行うことができる。
<実施の形態2>
図6は、実施の形態2に係る電源IC2の構成例を示す図である。
図6に示すように、電源IC2は、基準電圧生成部21と、電源回路22と、選択回路23と、監視回路24と、診断制御回路25と、判定回路26と、抵抗素子R21〜R23と、を備える。電源IC2に設けられた構成要素のうち、基準電圧生成部21及び電源回路22以外の構成要素によって診断回路が構成される。また、選択回路23及び診断制御回路25によって制御部が構成される。
なお、基準電圧生成部21、電源回路22、選択回路23、監視回路24、診断制御回路25、判定回路26、及び、抵抗素子R21〜R23は、それぞれ、基準電圧生成部11、電源回路12、選択回路13、監視回路14、診断制御回路15、判定回路16、及び、抵抗素子R11,R12に対応する。
基準電圧生成部21は、例えばバンドギャップリファレンスであって、基準電圧Vrefを生成する。本実施の形態では、基準電圧Vrefが1.2V、電源電圧VO1が正常である時の監視対象電圧Vm1が1.236V、電源電圧VO1が正常である時の監視対象電圧Vm2が1.164Vである場合を例に説明する。
電源回路22は、例えばレギュレータであって、基準電圧Vrefに基づいて電源電圧VO1を生成する。なお、電源回路12は、フィードバックされた電圧Vm2に基づいて電源電圧VO1の変動を抑制する。電源電圧VO1は、外部端子OUT1を介して、電源IC2の外部に設けられたマイコン204(図6において不図示)に供給される。本実施の形態では、正常時の電源電圧VO1が5.0Vである場合を例に説明する。
抵抗素子R21〜R23は、電源電圧VO1に対応する監視対象電圧Vm1,Vm2を生成する監視対象電圧生成部であって、電源回路22の出力端子と接地電圧端子との間に直列に設けられている。抵抗素子R21〜R23は、抵抗素子R21,R22間のノードN21の電位を監視対象電圧Vm1として出力するとともに、抵抗素子R22,R23間のノードN22の電位を監視対象電圧Vm2として出力する。なお、抵抗素子R21〜R23の抵抗値は、電源電圧VO1が正常である時の監視対象電圧Vm1が基準電圧Vrefよりも高い電圧値を示し、かつ、電源電圧VO1が正常である時の監視対象電圧Vm2が基準電圧Vrefよりも低い電圧値を示すように調整されている。
選択回路23は、診断制御回路25からの制御信号S1に基づいて、監視対象電圧Vm1及び監視対象電圧Vm2を周期的に切り替えて監視対象電圧Vmとして出力する。
監視回路24は、電源電圧VO1が正常であるか否かを監視する回路である。具体的には、監視回路24は、例えばコンパレータ(比較回路)であって、選択回路23の出力電圧Vmと、基準電圧Vrefと、を比較して、監視結果(比較結果)M1を出力する。
例えば、監視回路24は、監視対象電圧Vmが基準電圧Vref以上である場合、Hレベルの監視結果M1を出力し、監視対象電圧Vmが基準電圧Vref未満である場合、Lレベルの監視結果M1を出力する。
判定回路26は、監視回路24の監視結果M1と、診断制御回路25の制御信号S1(即ち、選択回路23により選択されている電圧の情報)とに基づいて、電源電圧VO1が正常であるか否か、及び、監視回路24が故障しているか否かを判定し、判定結果D1を出力する。判定結果D1は、外部端子DOUTを介して、電源IC2の外部に設けられたマイコン204(図6において不図示)に供給される。
例えば、判定回路26は、選択回路23によって監視対象電圧Vm1が選択されている場合、監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力し、選択回路23によって監視対象電圧Vm2が選択されている場合、監視結果M1を論理反転させて判定結果D1として出力する。以下、選択回路23によって監視対象電圧Vm1が選択されている場合を、監視対象電圧Vm1選択時、とも称す。また、選択回路23によって監視対象電圧Vm2が選択されている場合を、監視対象電圧Vm2選択時、とも称す。
(電源IC2の動作)
続いて、電源IC2の動作について図7を用いて説明する。図7は、電源IC2の動作を示すタイミングチャートである。
図7に示す通常動作では、選択回路23によって監視対象電圧Vm1,Vm2が交互に選択される(時刻t20、t21、t22、t23、t24、t26、t27、t28)。そのため、監視回路24では、監視対象電圧Vm1と基準電圧Vrefとの比較、及び、監視対象電圧Vm2と基準電圧Vrefとの比較が交互に行われる。
ここで、正常時の監視対象電圧Vm1,Vm2及び基準電圧Vrefのそれぞれの電圧値をVm1、Vm2、Vrefとすると、Vm1>Vref>Vm2の関係が成り立つ。
そのため、監視回路24が故障していない場合、かつ、電源電圧VO1が正常である場合には、監視回路24は、監視対象電圧Vm1選択時にHレベルの監視結果M1を出力し、監視対象電圧Vm2選択時にLレベルの監視結果M1を出力する(時刻t20〜t24)。つまり、監視回路24は、パルス形状の監視結果M1を出力する(時刻t20〜t24)。
このとき、判定回路26は、監視対象電圧Vm1選択時に監視結果M1をそのまま判定結果D1として出力するとともに、監視対象電圧Vm2選択時に監視結果M1を論理反転させて判定結果D1として出力するため、結果的にHレベルの判定結果D1を出力し続ける(時刻t20〜t24)。
要するに、判定回路26は、選択回路23により選択される監視対象電圧の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化する場合には、電源電圧VO1が正常であり、かつ、監視回路24が故障していないと判定し、Hレベルの判定結果D1を出力し続ける(時刻t20〜t24)。
それに対し、電源回路22の故障等により電源電圧VO1が正常でなくなった場合、電源電圧VO1の低下に伴って、監視対象電圧Vm1も低下する。そして、監視対象電圧Vm1が基準電圧Vrefより低い電圧値まで低下すると(時刻t24)、監視回路24は、監視対象電圧Vm1選択時において期待値(破線)と異なるLレベルの監視結果M1を出力する(時刻t24〜t25、時刻t26〜t27、時刻t28〜t29)。なお、監視回路24は、監視対象電圧Vm2選択時には引き続きLレベルの監視結果M1を出力する(時刻t25〜t26、時刻t27〜t28)。つまり、監視回路24は、Lレベルに固定された監視結果M1を出力する(時刻t24〜t29)。
このとき、判定回路26は、監視対象電圧Vm1選択時における期待値と異なるLレベルの監視結果M1の出力に応じて、Lレベルの判定結果D1を出力する(時刻t24〜t25、時刻t26〜t27、時刻t28〜t29)。つまり、判定回路26は、Lレベルを含むパルス形状の判定結果D1を出力する(時刻t24〜t29)。
また、監視回路24が故障している場合には、電源電圧VO1が正常であるか否かに関わらず、監視回路24は正確な監視結果M1を出力することができない。そのため、監視回路24は、監視対象電圧Vm1選択時にLレベルの監視結果M1を出力したり、監視対象電圧Vm2選択時にHレベルの監視結果M1を出力したりする。このとき、判定回路26は、期待値と異なる電圧レベルの監視結果M1の出力に応じてLレベルの判定結果D1を出力する。つまり、判定回路26は、Lレベルを含むパルス形状の判定結果D1を出力する。
要するに、判定回路26は、選択回路23により選択される監視対象電圧の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化しない場合には、電源電圧VO1が異常であり、又は、監視回路24が故障していると判定し、Lレベルを含む(即ちパルス形状の)判定結果D1を出力する。
このように、本実施の形態に係る電源IC2及びそれに設けられた診断回路は、正常時に基準電圧Vrefよりも高い電圧値を示す監視対象電圧Vm1、及び、正常時に基準電圧Vrefよりも低い電圧値を示す監視対象電圧Vm2を周期的に切り替えて出力する選択回路23と、選択回路23の出力電圧Vm及び基準電圧Vrefを比較して監視結果M1を出力する監視回路24と、を備える。そして、本実施の形態に係る電源IC2及びそれに設けられた診断回路は、選択回路23による選択の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化する場合には、電源電圧VO1が正常であり、かつ、監視回路24が故障していないと判定し、選択回路23による選択の切り替わりに応じて監視結果M1の値が変化しない場合には、電源電圧VO1が異常であり、又は、監視回路24が故障していると判定する。
それにより、本実施の形態に係る電源IC2及びそれに設けられた診断回路は、通常動作中に監視回路24の故障診断を行うことが可能になるため、通常動作中に監視回路24が故障した場合でも速やかにその故障を検出することができる。また、通常動作前に監視回路24の故障診断のための期間を設ける必要がない。
本実施の形態では、基準電圧生成部21、電源回路22及び診断回路が一つのチップ(電源IC2)上に設けられた場合を例に説明したが、これに限られない。当然ながら、基準電圧生成部21、電源回路22、及び、診断回路は、それぞれ異なるチップ上に設けられてもよい。
また、本実施の形態では、電源IC2に1つの電源回路22が設けられた場合を例に説明したが、これに限られない。電源IC2には複数の電源回路が設けられてもよい。以下、図8を用いて具体的に説明する。
(電源IC2の変形例)
図8は、電源IC2の変形例を電源IC2aとして示す図である。電源IC2aには、電源電圧VO1を出力する電源回路22_1(電源回路22に相当)だけでなく、電源電圧VO2,VO3をそれぞれ出力する2つの電源回路22_2,22_3が設けられている。なお、図8には、電源IC2a外部に設けられたセンサ202、ドライバ203、及び、マイコン204も示されている。
図8に示すように、電源IC2aには、マイコン204、センサ202及びドライバ203に対して、それぞれ電源回路22_1〜22_3、選択回路23_1〜23_3、及び、監視対象電圧生成部27_1〜27_3が設けられている。また、マイコン204、センサ202及びドライバ203に対して、基準電圧生成部21、監視回路24、診断制御回路25、判定回路26及び選択回路28が共通に設けられている。
電源回路22_1〜22_3は、共通の基準電圧生成部21からの基準電圧Vrefに基づいて電源電圧VO1〜VO3を出力する。電源電圧VO1〜VO3は、それぞれ、外部端子OUT1〜OUT3を介して、マイコン204、センサ202及びドライバ203に供給される。
監視対象電圧生成部27_1〜27_3は、何れも抵抗素子R21〜23からなり、それぞれ監視対象電圧Vm11,Vm12〜Vm31,Vm32を出力する。
選択回路23_1は、診断制御回路25からの制御信号S1に基づいて、監視対象電圧生成部27_1から出力される監視対象電圧Vm11,Vm12を周期的に切り替えて出力する。選択回路23_2は、制御信号S1に基づいて、監視対象電圧生成部27_2から出力される監視対象電圧Vm21,Vm22を周期的に切り替えて出力する。選択回路23_3は、制御信号S1に基づいて、監視対象電圧生成部27_3から出力される監視対象電圧Vm31,Vm32を周期的に切り替えて出力する。
選択回路28は、診断制御回路25からの制御信号S2に基づいて、選択回路23_1〜23_3のそれぞれの出力電圧を時分割で切り替えて監視対象電圧Vmとして出力する。なお、選択回路28による選択の切り替え周期は、監視回路24によって各電源電圧VO1〜VO3が正常であるか否かを確認するのに十分な長さとなるように調整される。
監視回路24は、選択回路28の出力電圧Vmと、基準電圧Vrefと、を比較して、監視結果M1を出力する。判定回路26は、監視結果M1と、制御信号S1,S2(即ち、選択回路28により選択されている電圧の情報)とに基づいて、電源電圧VO1〜VO3が正常であるか否かを順番に判定するとともに監視回路24が故障しているか否かを判定し、判定結果D1を出力する。判定結果D1は、外部端子DOUTを介して、電源IC2aの外部に設けられたマイコン204に供給される。監視回路24、診断制御回路25、判定回路26の詳細な動作については、上述のとおりであるため、その説明を省略する。
このように、電源IC2aは、複数の電源回路22_1〜22_3からそれぞれ出力される電源電圧VO1〜VO3を、1つの監視回路24を用いて監視している。そのため、回路規模の増大や消費電流の増大が抑制される。また、監視回路24には、監視対象電圧が切り替わっても共通の基準電圧Vrefが供給されていればよい。つまり、電源IC2aには、1つの基準電圧生成部21が設けられていればよい。そのため、回路規模の増大や消費電流の増大がさらに抑制される。また、電源IC2aは、電源電圧VO1〜VO3を監視しつつ、監視回路14の故障診断を行うことができる。
以上のように、上記実施の形態1、2に係る電源IC及びそれに設けられた診断回路は、監視対象電圧Vmの電圧値と監視用基準電圧Vmref(基準電圧Vref含む)の電圧値との上下関係が周期的に切り替わるように、監視対象電圧Vm及び監視用基準電圧Vmrefの何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替える制御部と、監視対象電圧Vmと監視用基準電圧Vmrefとを比較する比較回路と、を備える。
そして、上記実施の形態1,2に係る電源IC及びそれに設けられた診断回路は、選択回路による選択の切り替わりに応じて比較結果(監視結果M1)が変化する場合には、電源電圧が正常であり、かつ、監視回路が故障していないと判定し、選択回路による選択の切り替わりに応じて比較結果(監視結果M1)が変化しない場合には、電源電圧が異常であり、又は、監視回路が故障していると判定する。
それにより、上記実施の形態1,2に係る電源IC及びそれに設けられた診断回路は、通常動作中に監視回路の故障診断を行うことが可能になるため、通常動作中に監視回路が故障した場合でも速やかにその故障を検出することができる。また、通常動作前に監視回路の故障診断のための期間を設ける必要がない。
上記実施の形態1,2では、電源IC1,2を備えた電子制御システムが自動車に搭載された場合を例に説明したが、これに限られず。他の機器に搭載されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の実施の形態に係る半導体装置では、半導体基板、半導体層、拡散層(拡散領域)などの導電型(p型もしくはn型)を反転させた構成としてもよい。そのため、n型、及びp型の一方の導電型を第1の導電型とし、他方の導電型を第2の導電型とした場合、第1の導電型をp型、第2の導電型をn型とすることもできるし、反対に第1の導電型をn型、第2の導電型をp型とすることもできる。
1,2,2a 電源IC
11 基準電圧生成部
11_1〜11_3 基準電圧生成部
12,12_1〜12_3 電源回路
13,13_1〜13_3 選択回路
14 監視回路
15 診断制御回路
16 判定回路
17_1〜17_3 監視対象電圧生成部
18 選択回路
19 選択回路
21 基準電圧生成部
22,22_1〜22_3 電源回路
23 選択回路
24 監視回路
25 診断制御回路
26 判定回路
27_1〜27_3 監視対象電圧生成部
28 選択回路
101 エンジン
102 センサ
103 ドライバ
104 マイコン
105 ブレーキ
202 センサ
203 ドライバ
204 マイコン
SYS1 電子制御システム
DOUT 外部端子
E1 電子制御ユニット
OUT1〜OUT3 外部端子
R11,R12 抵抗素子
R21〜R23 抵抗素子

Claims (10)

  1. 基準電圧に基づいて電源回路から出力される電源電圧が正常である場合における当該電源電圧に対応する監視対象電圧と、前記基準電圧に対応する監視用基準電圧と、のそれぞれの電圧値の上下関係が周期的に切り替わるように、前記監視対象電圧及び前記監視用基準電圧の何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替える制御部と、
    前記監視対象電圧と前記監視用基準電圧とを比較する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果、及び、前記制御部によって周期的に切り替えられる前記監視対象電圧又は前記監視用基準電圧の電圧値の情報に基づいて、前記電源電圧が正常であるか否か、及び、前記比較回路が故障しているか否かを判定する判定回路と、
    を備えた診断回路。
  2. 前記判定回路は、
    前記制御部による電圧値の周期的な切り替わりに応じて前記比較回路の比較結果が変化する場合、前記電源電圧が正常であり、かつ、前記比較回路が故障していないと判定し、
    前記制御部による電圧値の周期的な切り替わりに応じて前記比較回路の比較結果が変化しない場合、前記電源電圧が異常であり、又は、前記比較回路が故障していると判定する、
    請求項1に記載の診断回路。
  3. 前記制御部は、
    前記電源電圧が正常である場合に前記監視対象電圧よりも高い前記第1電圧値を示す第1監視用基準電圧と、前記電源電圧が正常である場合に前記監視対象電圧よりも低い前記第2電圧値を示す第2監視用基準電圧と、を周期的に切り替えて前記監視用基準電圧として出力する選択回路を有する、
    請求項1に記載の診断回路。
  4. 前記制御部は、
    前記電源電圧に比例し、かつ、前記電源電圧が正常である場合に前記基準電圧よりも高い前記第1電圧値を示す第1監視対象電圧と、前記電源電圧に比例し、かつ、前記電源電圧が正常である場合に前記基準電圧よりも低い前記第2電圧値を示す第2監視対象電圧と、を周期的に切り替えて前記監視対象電圧として出力する選択回路を有する、
    請求項1に記載の診断回路。
  5. 請求項1に記載の診断回路と、
    前記基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記電源回路と、
    を備えた、半導体装置。
  6. 請求項1に記載の診断回路と、
    前記基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記電源電圧を出力する前記電源回路と、
    前記電源電圧によって駆動され、センサからの情報に基づいて、ドライバに対して指示を与える演算処理装置と、
    を備えた車載用電子制御ユニット。
  7. 基準電圧に基づいて電源回路から出力される電源電圧が正常である場合における当該電源電圧に対応する監視対象電圧と、前記基準電圧に対応する監視用基準電圧と、のそれぞれの電圧値の上下関係が周期的に切り替わるように、前記監視対象電圧及び前記監視用基準電圧の何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替え、
    前記監視対象電圧と前記監視用基準電圧とを比較回路を用いて比較し、
    前記比較回路の比較結果、及び、周期的に切り替えられる前記監視対象電圧又は前記監視用基準電圧の電圧値の情報に基づいて、前記電源電圧が正常であるか否かを判定するとともに、前記比較回路が故障しているか否かを判定する、
    診断回路の診断方法。
  8. 前記判定するステップでは、
    前記監視対象電圧の電圧値、又は、前記監視用基準電圧の電圧値の周期的な切り替わりに応じて前記比較結果が変化する場合、前記電源電圧が正常であり、かつ、前記比較回路が故障していないと判定し、
    前記監視対象電圧の電圧値、又は、前記監視用基準電圧の電圧値の周期的な切り替わりに応じて前記比較結果が変化しない場合、前記電源電圧が異常であり、又は、前記比較回路が故障していると判定する、
    請求項7に記載の診断回路の診断方法。
  9. 前記監視対象電圧及び前記監視用基準電圧の何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替えるステップでは、
    前記電源電圧が正常である場合に前記監視対象電圧よりも高い前記第1電圧値を示す第1監視用基準電圧と、前記電源電圧が正常である場合に前記監視対象電圧よりも低い前記第2電圧値を示す第2監視用基準電圧と、を周期的に切り替えて前記監視用基準電圧として出力する、
    請求項7に記載の診断回路の診断方法。
  10. 前記監視対象電圧及び前記監視用基準電圧の何れか一方の電圧値を第1電圧値及び第2電圧値に周期的に切り替えるステップでは、
    前記電源電圧に比例し、かつ、前記電源電圧が正常である場合に前記基準電圧よりも高い前記第1電圧値を示す第1監視対象電圧と、前記電源電圧に比例し、かつ、前記電源電圧が正常である場合に前記基準電圧よりも低い前記第2電圧値を示す第2監視対象電圧と、を周期的に切り替えて前記監視対象電圧として出力する、
    請求項7に記載の診断回路の診断方法。
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