JP2017024552A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小ラップ衝突時に、衝突荷重を迅速かつ効率良くガセットに伝達し、しかもクラッシュボックスの内倒れによるフロントサイドメンバのバリアに対するすり抜けを防止してフロントサイドメンバを早期に内折れさせることができる車両前部構造を提供する。【解決手段】バンパリインフォースメント26の車両幅方向外側の端部には、平坦部30Aが一体に形成されている。平坦部30Aの前面30A1は、車両幅方向及び車両上下方向に延在しかつ車両正面視でクラッシュボックス32の車両幅方向外側の側壁部34Dと重なるように配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関する。
下記特許文献1には、車両前部構造に関する技術が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、フロントサイドメンバの前端部の車両幅方向外側の側面に平面視で台形状のガセット(連結部材)を取付け、更にフロントサイドメンバの前端部及びガセットの前端部の両者に跨るクラッシュボックスを設けた構成が開示されている。なお、クラッシュボックスの前端部は、中空の矩形断面形状とされたバンパリインフォースメントの後壁部に固定されている。
上記構成によれば、フロントサイドメンバの車両幅方向外側に衝突荷重が入力される形態の前面衝突(以下、「微小ラップ衝突」という)があった場合、クラッシュボックスが軸方向(車両前後方向)に潰れることで衝突時のエネルギーが吸収される。また、衝突荷重がクラッシュボックスからガセットを介してフロントサイドメンバの車両幅方向外側の側面に入力されることで、フロントサイドメンバが車両幅方向内側へ折れ変形(以下、適宜「内折れ」という)する。その結果、内折れしたフロントサイドメンバがパワーユニットに当接し、車両に車両幅方向内側(反衝突側)への横力を発生させ、車両をバリア(衝突体)から遠ざけることができる。
特開2015−054591号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、バンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部の前面が緩やかに傾斜する傾斜面で構成されているため、衝突荷重はバリアからバンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部に車両後方斜め内側へ向けて入力されることになる。このように入力荷重に車両幅方向内側への荷重成分が増えると、クラッシュボックスが車両幅方向内側へ内倒れして、フロントサイドメンバがバリアの横(バリアの車両幅方向内側)をすり抜けてしまうことが考えられる。従って、上記先行技術は、この点において改善の余地がある。
この点を考慮して、上記バンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部の前面にバンパリインフォースメントとは別部品として構成されかつバリアとの当接面が車両幅方向に沿った平坦面とされたガセットを設けることも考えられる。しかし、この構成の場合、衝突荷重が、別部品化されたガセットからバンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部を介してクラッシュボックスに伝達されることになる。このため、荷重伝達経路が複雑化し、迅速かつ効率の良い荷重伝達を充分に図ることができない。
本発明は、上記事実を考慮し、微小ラップ衝突時に、衝突荷重を迅速かつ効率良くガセットに伝達し、しかもクラッシュボックスの内倒れによるフロントサイドメンバのバリアに対するすり抜けを防止してフロントサイドメンバを早期に内折れさせることができる車両前部構造を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明に係る車両前部構造は、車体前部の車両幅方向外側に配置されると共に車両前後方向を長手方向として延在されたフロントサイドメンバと、前記フロントサイドメンバの前端部の車両幅方向外側の側面から車両幅方向外側へ張り出されたガセットと、車体前部の前端側に車両幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、前記フロントサイドメンバ及び前記ガセットの双方の前端部と前記バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分との間に配置され、当該双方の前端部と当該外側部分とを車両前後方向に連結し、更に車両後方側への衝突荷重の入力により車両前後方向に圧縮塑性変形する筒状のクラッシュボックスと、を有し、前記バンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部には、前面が車両幅方向及び車両上下方向に延在しかつ車両正面視で前記クラッシュボックスの車両幅方向外側の側壁部と重なる平坦部が一体に形成されている。
請求項1記載の本発明によれば、微小ラップ衝突時、バリアからの衝突荷重はバンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部に入力される。
ここで、本発明では、バンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部に平坦部が形成されており、当該平坦部の前面は車両幅方向及び車両上下方向に延在されている。このため、バリアからの衝突荷重の多くは、車両前後方向の後側へ向けて真っ直ぐに平坦部に入力された後、クラッシュボックスにも車両前後方向の後側へ向けて真っ直ぐに入力される。その結果、クラッシュボックスは車両前後方向に圧縮塑性変形し、所定のエネルギー吸収を行う。
すなわち、仮にバンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部の前面の形状が車両前方側へ凸状に湾曲していた場合には、バリアからの衝突荷重は、車両前後方向の後側ではなく、車両後方斜め内側へ入力される。この場合、クラッシュボックスが途中で車両幅方向内側へ内倒れしてしまうことが考えられる。しかし、本発明では、上記のように平坦部を備えていることで荷重入力方向がより車両前後方向に向くので、クラッシュボックスは途中で内倒れし難くなる。その結果、微小ラップ衝突時にガセットへの入力を早期に上昇させることができる。
また、平坦部はバンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部に一体に形成されているため、部品点数は増加しない。このため、平坦部を別部品で設定した場合と比べて、衝突荷重の荷重伝達経路が複雑化せず、衝突荷重を迅速かつ効率良くガセットに伝達することができる。
請求項2記載の発明に係る車両前部構造は、請求項1記載の車両前部構造において、前記バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分には、車両平面視で前記平坦部よりも車両幅方向内側に、前面が当該バンパリインフォースメントの中央部に向かって車両前方側へ凸状に湾曲された第1湾曲部が形成されている。
請求項2記載の本発明によれば、バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分には、車両平面視で平坦部よりも車両幅方向内側に、前面が当該バンパリインフォースメントの中央部に向かって車両前方側へ凸状に湾曲された第1湾曲部が形成されているので、第1湾曲部で湾曲させた分だけバンパリインフォースメントの中央部を車両前後方向の前側へ配置する(前出しする)ことができる。
これにより、フルラップの前面衝突時(正面衝突時)のクラッシュストローク(即ち、バンパリインフォースメントの中央部の前面からクラッシュボックスの後端面までの距離)をより長くとることができる。つまり、第1湾曲部が形成されたことにより、バンパリインフォースメントの中央部をより車両前方側へ配置させることが可能となり、その分、フルラップの前面衝突時にバンパリインフォースメントの中央部の前面がバリアと接触するタイミングが早くなる。そして、バンパリインフォースメントの中央部の前面にバリアが接触した時点からクラッシュボックスの圧縮塑性変形が開始される。
請求項3記載の発明に係る車両前部構造は、請求項2記載の車両前部構造において、前記第1湾曲部は、前記バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分において前記平坦部に対して車両幅方向内側に離間して配置されており、当該バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分には、車両平面視で当該平坦部と当該第1湾曲部との間に配置されて両者を接続すると共に、前面が当該平坦部の前面の車両幅方向内側への延長線上又は当該延長線の車両前方側で略車両後方側へ凸状に湾曲された第2湾曲部が形成されている。
請求項3記載の本発明によれば、平坦部と第1湾曲部との間に略車両後方側へ凸状に湾曲された第2湾曲部が配置されて両者を接続しているため、微小ラップ衝突の衝突開始時点において、バリアの車両幅方向の端部との接触を極力避けつつ、第1湾曲部によるバンパリインフォースメントの中央部の前出しの最大化を図ることが可能になる。これにより、バリアから平坦部への衝突荷重の入力量を多くし、かつ、前述したクラッシュストロークをなるべく長く確保することができる。
請求項4記載の発明に係る車両前部構造は、請求項2又は請求項3に記載の車両前部構造において、前記クラッシュボックスは、車両正面視で前記平坦部及び前記第1湾曲部の双方に重なって配置されており、前記クラッシュボックスの前端部は当該平坦部及び当該第1湾曲部に沿った形状とされている。
請求項4記載の本発明によれば、クラッシュボックスは、車両正面視で平坦部及び第1湾曲部の双方に重なって配置されており、クラッシュボックスの前端部がバンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分の平坦部及び第1湾曲部に沿った形状とされているため、少なくともクラッシュボックスの車両幅方向の内側部分が車両前方側へ延出される。
請求項5記載の発明に係る車両前部構造は、請求項4に記載の車両前部構造において、前記バンパリインフォースメントは、前端壁、上壁及び下壁を備えかつ車両後方側が開放された開断面形状に形成されており、前記クラッシュボックスの前端部は当該バンパリインフォースメントの断面内方へ挿入されていると共に、当該クラッシュボックスの前端部は当該平坦部及び当該第1湾曲部の前端壁に沿った形状とされている。
請求項5記載の本発明によれば、バンパリインフォースメントは車両後方側が開放された開断面形状とされており、このバンパリインフォースメントの断面内方にクラッシュボックスの前端部が挿入されている。クラッシュボックスの前端部はバンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分の平坦部及び第1湾曲部の前端壁に沿った形状とされているため、クラッシュボックスが挿入された分だけ、クラッシュボックスの車両前後方向の長さが長くなる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両前部構造は、微小ラップ衝突時に、衝突荷重を迅速かつ効率良くガセットに伝達し、しかもクラッシュボックスの内倒れによるフロントサイドメンバのバリアに対するすり抜けを防止してフロントサイドメンバを早期に内折れさせることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両前部構造は、フルラップの前面衝突時に、クラッシュボックスに迅速にエネルギー吸収させることができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両前部構造は、微小ラップ衝突時にはバリアから平坦部への荷重入力量を増やしてフロントサイドメンバを早期に内折れさせ、かつフルラップの前面衝突時のエネルギー吸収性能を更に向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両前部構造は、前面衝突時に、クラッシュボックスによるエネルギー吸収量を増加させることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両前部構造は、前面衝突時に、クラッシュボックスによるエネルギー吸収量を更に増加させることができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る車両前部構造の要部を拡大して示す平面図である。 図1に示される車両前部構造の2−2線に沿った縦断面図である。 図2に示される車両前部構造を斜め上方側から見た組付状態の斜視図である。 図3に示される車両前部構造の分解斜視図である。 (A)は本実施形態に係る車両前部構造が適用された車両がバリアと微小ラップ衝突した衝突初期の状態を平面視で示す模式図であり、(B)は対比例1に係る車両前部構造が適用された車両がバリアと微小ラップ衝突した衝突初期の状態を平面視で示す模式図である (A)は図1の6(A)−6(A)線に沿った縦断面図であり、(B)は対比例2に係る車両前部構造が適用された車両の同一位置で切断した縦断面図である。
以下、図1〜図6を用いて、本発明の一実施形態に係る車両前部構造について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側をそれぞれ示している。
(車両前部構造の全体構成)
図1には、本発明に係る車両前部構造が適用された車両の車両前部の一部が平面視で示されている。なお、図1は車両の左前部を図示したものであるが、本発明に係る車両前部構造は左右対称構造とされている。
<フロントサイドメンバ12>
図1に示されるように、車両前部10の車両幅方向両側には、各々車両前後方向を長手方向として延在する左右一対のフロントサイドメンバ12が配設されている。各フロントサイドメンバ12は、車両幅方向外側に配置されたフロントサイドメンバアウタ16と車両幅方向内側に配置されたフロントサイドメンバインナ14とによって中空矩形の閉断面構造に構成されている。また、フロントサイドメンバ12の前端側12Aは、車両幅方向外側へ僅かに傾斜されている。さらに、左右一対のフロントサイドメンバ12間には、パワーユニット18が配設されている。
<ガセット20>
図1〜図4に示されるように、フロントサイドメンバアウタ16の前端部16A(図2参照)の車両幅方向外側の側面には、平面視で略三角形状のガセット20が取り付けられている。ガセット20は、平面視で略三角形状に形成された上壁部20A及び下壁部20Bと、これらの上壁部20A及び下壁部20Bの車両幅方向外側の端部同士を車両上下方向に繋ぐ側壁部20Cと、を備えている。側壁部20Cの高さ方向中間部には、側壁部20Cの長手方向に沿って凹ビード22が形成されている。これにより、側壁部20Cは高剛性化されている。
図2に示されるように、上壁部20Aの車両幅方向内側の端部は、車両上方側へ屈曲されて第1フランジ部20Dとされている。下壁部20Bの車両幅方向内側の端部は、車両下方側へ屈曲されて第2フランジ部20Eとされている。さらに、側壁部20Cの車両幅方向内側の端部は、車両後方側へ屈曲されて第3フランジ部20Fとされている。これらの第1フランジ部20D、第2フランジ部20E及び第3フランジ部20Fが、フロントサイドメンバアウタ16の前端部16Aの車両幅方向外側の側面にスポット溶接等によって接合されている。
上壁部20Aの車両前方側の端部は、車両上方側へ屈曲されて第4フランジ部20Gとされている。下壁部20Bの車両前方側の端部は、車両下方側へ屈曲されて第5フランジ部20Hとされている。さらに、側壁部20Cの車両前方側の端部は、車両幅方向外側へ屈曲されて第6フランジ部20I(図4参照)とされている。これらの第4フランジ部20G、第5フランジ部20H及び第6フランジ部20Iは、第1接続プレート24にスポット溶接等によって接合されている。
図1に示されるように、第1接続プレート24は略矩形の平板状に形成されており、フロントサイドメンバ12の前端部12Bとガセット20の前端部20Pを覆う大きさを備えている。この第1接続プレート24の後面にフロントサイドメンバ12の前端部12Bとガセット20の前端部20Pとが接合されている。
<バンパリインフォースメント26>
一方、車両前部10の前端側には、車両幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメント26が配設されている。バンパリインフォースメント26は、車両幅方向に沿って直線状に延在する中央部28と、この中央部28の車両幅方向両側に連続して形成された左右一対の車両幅方向の外側部分30と、によって構成されている。バンパリインフォースメント26のその他の詳細については後述する。
<クラッシュボックス32>
図1〜図4、特に図4に示されるように、上述したフロントサイドメンバ12の前端部12B及びガセット20の前端部20Pとバンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30との間には、筒状のクラッシュボックス32が配置されている。このクラッシュボックス32は、車両幅方向外側に配置された閉断面構造の第1構成部材34と、車両幅方向内側に配置された開断面構造の第2構成部材36と、によって構成された本体部38を備えている。第1構成部材34は、各々略半円筒状に形成された上部部材34Aと下部部材34Bの開放側端部同士を相互に溶接することにより、八角形の筒状に形成されている。一方、第2構成部材36は、車両幅方向外側が開放された略U字状に形成されている。この第2構成部材36の上下一対の両側部36Aの先端部の内側に第1構成部材34の内側半分が挿入された状態で配置されている。そして、この状態で第2構成部材36の両側部36Aが第1構成部材34の上部部材34A及び下部部材34Bに溶接されることにより、第1構成部材34と第2構成部材36とが一体化されている。なお、第2構成部材36の車両幅方向内側の端部36Bは、車両平面視で、フロントサイドメンバ12の前端側12Aの傾斜ラインに沿って車両幅方向外側へ傾斜されており、バリア40からの衝突荷重をより車両幅方向外側で受けるようになっている(図1参照)。
また、第1構成部材34の外周部及び第2構成部材36の外周部には、複数の凹ビード42、44が一体に形成されている。複数の凹ビード42、44は、車両前後方向に所定の間隔で形成されており、車両後方側への衝突荷重の入力により車両前後方向に圧縮塑性変形するようになっている。
さらに、上述した本体部38の後端側には第2接続プレート46が配置されており、又本体部38の前端側には第3接続プレート48が配置されている。第2接続プレート46は、第1接続プレート24よりも一回り大きくかつ本体部38の後端部38Aを車両後方側から覆うことが可能な略矩形平板状に形成されている。この第2接続プレート46に本体部38の後端部38Aが溶接等によって接合されていると共に、当該第2接続プレート46と第1接続プレート24とが図示しないボルト及びナット等の接合手段で接合されている。これにより、フロントサイドメンバ12の前端部12B及びガセット20の前端部20Pとクラッシュボックス32とが一体化されている。
一方、第3接続プレート48は、本体部38の前端部38Bを車両前方側から覆うことが可能な大きさを有している。この第3接続プレート48に本体部38の前端部38Bが溶接等によって接合されていると共に、第3接続プレート48がバンパリインフォースメント26の前端壁26Aに図示しないボルト及びナット等の接合手段によって接合されている。この点については後述する。これにより、クラッシュボックス32の前端部32Aとフロントサイドメンバ12とが一体化されている。
(車両前部構造の要部構成)
図2〜図4に示されるように、バンパリインフォースメント26は、車両後方側が開放された断面ハット形の開断面形状に形成されている。具体的には、車両幅方向及び車両上下方向に沿って延在する前端壁26Aと、この前端壁26Aの上端部から車両後方側へ屈曲された上壁26Bと、前端壁26Aの下端部から車両後方側へ屈曲された下壁26Cと、上壁26Bの後端部から車両上方側へ屈曲された上フランジ26Dと、下壁26Cの後端部から車両下方側へ屈曲された下フランジ26Eと、によって構成されている。また、バンパリインフォースメント26は、一枚の板材で構成された一体成形品とされている。さらに、前端壁26Aの高さ方向中間部には、凹溝状のビード50がバンパリインフォースメント26の車両幅方向の全長に亘って形成されている。これにより、ビード50を挟んで上段部26A1と下段部26A2が前端壁26Aに形成され、開断面構造のバンパリインフォースメント26の断面の剛性が高められている。
上記構成のバンパリインフォースメント26の断面内方に前述したクラッシュボックス32の前端部32Aが挿入されている。クラッシュボックス32の前端を構成する第3接続プレート48の四隅には、円形のボルト挿通孔52が形成されている。なお、前端部32Aと第3接続プレート48の両方が、本発明における「クラッシュボックスの前端部」に相当する。これに対応して、バンパリインフォースメント26の前端壁26Aの上段部26A1及び下段部26A2には4個のボルト挿通孔52と対応する位置に車両幅方向を長軸方向とする長孔54が形成されている。これらのボルト挿通孔52及び長孔54に位置を調整しながら図示しないボルトとナットで第3接続プレート48が前端壁26Aの裏面に締結固定されている。
図1に示されるように、バンパリインフォースメント26は、車両幅方向の中央部28と、中央部28の両側に配置された左右一対の車両幅方向の外側部分30とによって構成されている。このうち車両幅方向の外側部分30は、車両平面視でバンパリインフォースメント26の最外側となる車両幅方向外側の端部に配置された平坦部30Aと、この平坦部30Aよりも車両幅方向内側に離間して配置された第1湾曲部30Bと、平坦部30Aと第1湾曲部30Bとの間に配置されて両者を接続する第2湾曲部30Cと、によって構成されている。これらの平坦部30A、第1湾曲部30B及び第2湾曲部30Cは、バンパリインフォースメント26の一部として一体に形成されている。
平坦部30Aの前面30A1は車両幅方向及び車両上下方向に延在されており、バンパリインフォースメント26の中央部28に位置する前端壁26Aの前面26Gに対して平行に配置されている。この平坦部30Aの前面30A1が、バリア40のストレート部40Aとの当接面を構成している。なお、バリア40は、衝突面が車両幅方向及び車両上下方向に延在するストレート部40Aと、このストレート部40Aの両端部に一体に形成されかつ衝突面が所定の曲率半径の円弧面とされたコーナー部40Bと、によって構成されている。
また、平坦部30Aは、一例として、車両平面視で、クラッシュボックス32の第1構成部材34の車両幅方向内側の側壁部34Cの車両前方側への延長線との交点Pを始端とし、クラッシュボックス32の第1構成部材34の車両幅方向外側の側壁部34Dよりも車両幅方向外側へ延在されている。すなわち、車両正面視で見た場合、平坦部30Aの前面30A1がクラッシュボックス32の第1構成部材34の車両幅方向外側の側壁部34Dと重なるように、平坦部30Aの延出長さが決められている。
上述したバンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30には、車両平面視で平坦部30Aよりも車両幅方向内側に離間した位置に、前面30B1が車両前方側へ凸状に湾曲された第1湾曲部30Bが配置されている。さらに、バンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30には、車両平面視で平坦部30Aと第1湾曲部30Bとの間に両者を接続する第2湾曲部30Cが配置されている。第2湾曲部30Cの前面30C1は、平坦部30Aの前面30A1の車両幅方向内側への延長線E上又は当該延長線Eの車両前方側で略車両後方側へ凸状に湾曲されている。第2湾曲部30Cの前面30C1の曲率半径は、バリア40のコーナー部40Bの曲率半径と同一かこれよりも僅かに大きく設定されている。つまり、バンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30の前面は、平坦な前面30A1と、凹曲面である前面30C1と、凸曲面である前面30B1とがこの順に連なって(連続して)構成されている。
上述したクラッシュボックス32の前端部32Aの前端部分を構成する第3接続プレート48は、バンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30に位置する前端壁26Aを車両平面視で見たときの形状に沿った形状に形成されている。従って、第3接続プレート48は、当該車両幅方向の外側部分30に位置する前端壁26Aの裏面に面接触の状態で当接され、この状態で締結固定されている。
(本実施形態の作用及び効果)
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示されるように、微小ラップ衝突時、バリア40からの衝突荷重はバンパリインフォースメント26の車両幅方向外側の端部に入力される。
ここで、本実施の形態では、バンパリインフォースメント26の車両幅方向外側の端部に平坦部30Aが形成されており、当該平坦部30Aの前面30A1は車両幅方向及び車両上下方向に延在されている。このため、バリア40からの衝突荷重の多くは、車両前後方向の後側へ向けて真っ直ぐに平坦部30Aに入力された後、クラッシュボックス32にも車両前後方向の後側へ向けて真っ直ぐに入力される。その結果、クラッシュボックス32は車両前後方向に圧縮塑性変形し、所定のエネルギー吸収を行う。なお、このとき、クラッシュボックス32の第2構成部材36よりも第1構成部材34側へより多くの衝突荷重が伝達される。
衝突荷重はクラッシュボックス32でエネルギー吸収された後、ガセット20に伝達される。なお、このとき、ガセット20の車両幅方向の内側よりも外側の方により大きな衝突荷重が伝達される。そのため、ガセット20を介してフロントサイドメンバ12により大きな曲げモーメントMが作用する。その結果、ガセット20の側壁部20Cの後端(図1のQ点)を起点としてフロントサイドメンバ12が内折れし、当該内折れ後のフロントサイドメンバ12がパワーユニット18の側部を車両幅方向内側へ押圧する。これにより、車両にはバリア40から離れる方向への横力が発生し、車両をバリア40から遠ざける。
以上が微小ラップ衝突したときの一連の作用であるが、以下にバンパリインフォースメント26の車両幅方向外側の端部に平坦部30Aを設けたことの作用及び効果について補足説明する。
今仮に、図5(B)に二点鎖線で示されるように、バンパリインフォースメント100の車両幅方向外側の端部100Aの前面100Bの形状が車両前方側へ凸状に湾曲していた場合には、微小ラップ衝突すると、バリア40のコーナー部40Bがバンパリインフォースメント100の車両幅方向外側の端部100Aの湾曲した前面100Bに衝突する。このため、衝突荷重は、車両前後方向の後側ではなく、車両後方斜め内側(矢印Y方向)へ入力される。この場合、クラッシュボックスが途中で車両幅方向内側へ内倒れすることが考えられる。なお、クラッシュボックスが内倒れすると、図示しないフロントサイドメンバがバリア40のコーナー部40Bの車両幅方向内側をすり抜けることが考えられる。
しかし、本実施の形態では、図5(A)に示されるように、上記のようにバンパリインフォースメント26の車両幅方向外側の端部に平坦部30Aが形成されているので、バリア40のストレート部40Aが平坦部30Aに面直角方向から衝突し、車両前後方向の後側へ真っ直ぐにバリア40からの衝突荷重が入力される。このため、クラッシュボックス32は途中で内倒れし難くなる。その結果、微小ラップ衝突時にガセット20への入力を早期に上昇させることができ、ひいてはフロントサイドメンバ12の内折れの早期化を図ることができる。
また、平坦部30Aはバンパリインフォースメント26の車両幅方向外側の端部に一体に形成されているため、部品点数は増加しない。このため、平坦部30Aを別部品で設定した場合と比べて、衝突荷重の荷重伝達経路が複雑化せず、衝突荷重を迅速かつ効率良くガセットに伝達することができる。なお、部品点数が増加しない点は、コストの削減及び車両重量の削減にも資する。
以上説明したように本実施形態に係る車両前部構造は、微小ラップ衝突時に、衝突荷重を迅速かつ効率良くガセット20に伝達し、しかもクラッシュボックス32の内倒れによるフロントサイドメンバ12のバリア40に対するすり抜けを防止してフロントサイドメンバ12を早期に内折れさせることができる。
また、本実施の形態では、バンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30には、車両平面視で平坦部30Aよりも車両幅方向内側に、前面30B1が当該バンパリインフォースメント26の中央部28に向かって車両前方側へ凸状に湾曲された第1湾曲部30Bが形成されているので、第1湾曲部30Bで湾曲させた分だけバンパリインフォースメント26の中央部28を車両前後方向の前側へ配置する(前出しする)ことができる。これにより、フルラップの前面衝突時(正面衝突時)のクラッシュストローク(即ち、バンパリインフォースメント26の中央部28の前面26Gからクラッシュボックス32の後端面までの距離)Sをより長くとることができる。つまり、第1湾曲部30Bが形成されたことにより、バンパリインフォースメント26の中央部28をより車両前方側へ配置させることが可能となり、その分、フルラップの前面衝突時にバンパリインフォースメント26の中央部28に位置する前端壁26Aの前面26Gがバリア40と接触するタイミングが早くなる。そして、バンパリインフォースメント26の中央部28に位置する前端壁26Aの前面26Gにバリア40が接触した時点からクラッシュボックス32の圧縮塑性変形が開始される。その結果、本実施形態によれば、フルラップの前面衝突時に、クラッシュボックス32に迅速にエネルギー吸収させることができる。換言すると、本実施形態によれば、微小ラップ衝突時のフロントサイドメンバ12の内折れの早期化とフルラップの前面衝突時のクラッシュボックス32によるエネルギー吸収性能の向上の両立を図ることができる。
さらに、本実施の形態では、平坦部30Aと第1湾曲部30Bとの間に略車両後方側へ凸状に湾曲された第2湾曲部30Cが配置されて両者を接続しているため、微小ラップ衝突の衝突開始時点において、バリア40のコーナー部40Bとの接触を極力避けつつ、第1湾曲部30Bによるバンパリインフォースメント26の中央部28の前出しの最大化が図られる。これにより、バリア40から平坦部30Aへの衝突荷重の入力量を多くし、かつ、前述したクラッシュストロークSをなるべく長く確保することができる。その結果、本実施形態によれば、微小ラップ衝突時にはバリア40から平坦部30Aへの荷重入力量を増やしてフロントサイドメンバ12を早期に内折れさせ、かつフルラップの前面衝突時のエネルギー吸収性能を更に向上させることができる。なお、第2湾曲部30Cの前面30C1の略車両後方側への凸湾曲形状が平坦部30Aの前面30A1の延長線E上又は当該延長線Eの車両前方側に設定されているのは、前面30C1が延長線Eを越えて略車両後方側へ凸状に湾曲すると、第2湾曲部がクラッシュボックスの前端部に食い込む形となり、クラッシュボックス32に求めた本来の性能(平坦部30Aから入力された車両前後方向の後側への衝突荷重を第1構成部材34側でより多く受けてガセット20に伝達し、フロントサイドメンバ12を折れ起点Qで早期に内折れさせる)が阻害されるためである。
また、本実施の形態では、クラッシュボックス32は、車両正面視で平坦部30A及び第1湾曲部30Bの双方に重なって配置されており、クラッシュボックス32の前端部32Aの前端部分を構成する第3接続プレート48がバンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30の平坦部30A及び第1湾曲部30Bに沿った形状とされているため、少なくともクラッシュボックス32の車両幅方向の内側部分が車両前方側へ延出される。その結果、本実施形態によれば、前面衝突時に(微小ラップ衝突及びフルラップの前面衝突時のいずれにおいても)、クラッシュボックス32によるエネルギー吸収量を増加させることができる。
さらに、本実施の形態では、バンパリインフォースメント26は車両後方側が開放された開断面形状とされており、このバンパリインフォースメント26の断面内方にクラッシュボックス32の前端部32Aが挿入されている。加えて、クラッシュボックス32の前端部32Aの第3接続プレート48が、バンパリインフォースメント26の車両幅方向の外側部分30の平坦部30A及び第1湾曲部30Bに位置する前端壁26Aに沿った形状とされている。従って、クラッシュボックス32が挿入された分だけ、クラッシュボックス32の車両前後方向の長さが長くなる。その結果、本実施形態によれば、前面衝突時に、クラッシュボックス32によるエネルギー吸収量を更に増加させることができる。
このことを図6(A)、(B)を用いて補足説明すると、今仮に図6(B)に示されるように、バンパリインフォースメント110の車両幅方向外側の端部110Aに、前面が車両幅方向及び車両上下方向に延在する平坦面とされかつ縦断面形状がハット形とされた別体ガセット112が被嵌された構造の場合、クラッシュボックス114の車両前後方向に沿った長さ(クラッシュボックス長)はL2となる。これに対し、本実施形態に係る車両前部構造の場合、図6(A)に示されるように、平坦部30Aがバンパリインフォースメント26の車両幅方向外側の端部に一体に形成されており、かつバンパリインフォースメント26が車両後方側が開放された開断面形状とされているため、クラッシュボックス32の前端部32Aをバンパリインフォースメント26の断面内方へ挿入しかつ固定することができる。この場合、クラッシュボックス32のクラッシュボックス長はL1となり、図6(B)に示される車両前部構造の場合より、クラッシュボックス長はδ分だけ長くなる。換言すれば、図6(B)に示される車両前部構造の場合、別体ガセット112とバンパリインフォースメント110の車両幅方向外側の端部110Aとの間に隙間116が形成されるため、この隙間116の前後長δ分だけ、クラッシュボックス114のクラッシュボックス長は短くなるが、図6(A)に示される本実施形態に係る車両前部構造の場合、隙間116は形成されないので、クラッシュボックス32のクラッシュボックス長L1をδ分だけ長くすることができる。その結果、クラッシュボックス32によるエネルギー吸収量を増加させることができる。
(実施形態の補足)
上述した本実施形態では、開断面構造のバンパリインフォースメント26を用いて説明したが、これに限らず、例えば中空矩形の閉断面構造のバンパリインフォースメントを用いてもよい。この場合、クラッシュボックスの前端部は中空矩形の閉断面構造のバンパリインフォースメントの後壁部に接合されることになる。
また、上述した本実施形態では、平坦部30Aがクラッシュボックス32の第1構成部材34の車両幅方向外側の側壁部34Dを越えて車両幅方向外側に張出していたが、これに限らず、平坦部の車両幅方向外側の端部がクラッシュボックスの第1構成部材の車両幅方向外側の端部に一致し、当該端部から張り出さない構成とされていてもよい。
さらに、上述した本実施形態では、平坦部30Aと第1湾曲部30Bとの間に第2湾曲部30Cが設定されていたが、第2湾曲部30Cは必ずしも必須ではない。例えば、車両平面視で、平坦部を車両幅方向内側へ延長させた上で当該平坦部と第1湾曲部とを直接接続する構成を採るようにしてもよい。また、車両平面視で、平坦部の車両幅方向内側の端部と第1湾曲部の車両幅方向外側の端部とを、バリアのコーナー部の接線を通る傾斜面又は当該接線に対して平行な傾斜面で接続する構成を採るようにしてもよい。
10 車両前部
12 フロントサイドメンバ
12B 前端部
20 ガセット
20P 前端部
26 バンパリインフォースメント
26A 前端壁
26B 上壁
26C 下壁
28 バンパリインフォースメントの中央部
30 バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分
30A 平坦部
30A1 平坦部の前面
30B 第1湾曲部
30B1 第1湾曲部の前面
30C 第2湾曲部
30C1 第2湾曲部の前面
32 クラッシュボックス
32A 前端部
48 第3接続プレート(クラッシュボックスの前端部)
E 平坦部の前面の車両幅方向内側への延長線

Claims (5)

  1. 車体前部の車両幅方向外側に配置されると共に車両前後方向を長手方向として延在されたフロントサイドメンバと、
    前記フロントサイドメンバの前端部の車両幅方向外側の側面から車両幅方向外側へ張り出されたガセットと、
    車体前部の前端側に車両幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、
    前記フロントサイドメンバ及び前記ガセットの双方の前端部と前記バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分との間に配置され、当該双方の前端部と当該外側部分とを車両前後方向に連結し、更に車両後方側への衝突荷重の入力により車両前後方向に圧縮塑性変形する筒状のクラッシュボックスと、
    を有し、
    前記バンパリインフォースメントの車両幅方向外側の端部には、前面が車両幅方向及び車両上下方向に延在しかつ車両正面視で前記クラッシュボックスの車両幅方向外側の側壁部と重なる平坦部が一体に形成されている、
    車両前部構造。
  2. 前記バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分には、車両平面視で前記平坦部よりも車両幅方向内側に、前面が当該バンパリインフォースメントの中央部に向かって車両前方側へ凸状に湾曲された第1湾曲部が形成されている、
    請求項1記載の車両前部構造。
  3. 前記第1湾曲部は、前記バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分において前記平坦部に対して車両幅方向内側に離間して配置されており、
    当該バンパリインフォースメントの車両幅方向の外側部分には、車両平面視で当該平坦部と当該第1湾曲部との間に配置されて両者を接続すると共に、前面が当該平坦部の前面の車両幅方向内側への延長線上又は当該延長線の車両前方側で略車両後方側へ凸状に湾曲された第2湾曲部が形成されている、
    請求項2記載の車両前部構造。
  4. 前記クラッシュボックスは、車両正面視で前記平坦部及び前記第1湾曲部の双方に重なって配置されており、
    前記クラッシュボックスの前端部は当該平坦部及び当該第1湾曲部に沿った形状とされている、
    請求項2又は請求項3記載の車両前部構造。
  5. 前記バンパリインフォースメントは、前端壁、上壁及び下壁を備えかつ車両後方側が開放された開断面形状に形成されており、
    前記クラッシュボックスの前端部は当該バンパリインフォースメントの断面内方へ挿入されていると共に、当該クラッシュボックスの前端部は当該平坦部及び当該第1湾曲部の前端壁に沿った形状とされている、
    請求項4記載の車両前部構造。
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