JP2017020760A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】調理容器内の内容物の量が相対的に少ない場合には沸騰判定までの時間を抑えることができ、調理容器内の内容物の量が相対的に多い場合には沸騰状態の判定精度をより高めやすいガスコンロを提供する。
【解決手段】ガスコンロにおいて、上昇速度検出部は、ガスバーナの点火後において平衡状態検出部によって所定の平衡状態が検出される前に、サーミスタ(容器温度検出部)で検出される温度の所定の温度範囲での上昇速度を検出する。そして、判定時間決定部は、上昇速度検出部で検出された上昇速度に基づき、上昇速度が大きいほど判定時間を短くする決定方式で、所定の平衡状態の判定に用いる判定時間を決定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガスコンロに関するものである。
従来から提供されているガスコンロには、調理容器の内容物が沸騰状態となっているか否かを検知する機能を備えたものがある。例えば、特許文献1のガス調理器では、なべ底センサーから得られる温度情報により、鍋内の内容物が沸騰状態であるか否かを判断している。
特開2002−295832号公報
ところで、ガスコンロでは、調理されている内容物の温度を直接検出することができないため、沸騰を検知する場合、調理容器の温度の推移から内容物が沸騰状態に至ったか否かを判断せざるを得ない。例えば、内容物が沸騰状態になった場合、沸騰状態が継続している間は、内容物の温度が一定温度付近で保たれるため、これを収容する調理容器の温度も所定温度付近で均衡しやすくなる。従って、このような調理容器の平衡状態を検出することで、内容物が沸騰状態にあるか否かを判定することできる。具体的には、調理容器の温度変化を監視し、一定時間にわたって温度変化が所定の温度差以内に収まっている状態となった場合に沸騰状態であると判定するといった方法が考えられる。
しかしながら、上述した方法で沸騰状態を判定する場合、調理容器の温度変化が所定の温度差内に収まっているか否かを判定するための判定時間をどの程度の時間に設定すべきかが問題となる。例えば、判定時間が長すぎると、沸騰状態になってから沸騰と判定されるまでに時間がかかってしまい、沸騰後の対応が遅れやすくなる。逆に、判定時間が短すぎると、沸騰状態に達する前に沸騰状態で判定されてしまうといった誤判定を招きやすくなる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、調理容器内の内容物の量が相対的に少ない場合には沸騰判定までの時間を抑えることができ、調理容器内の内容物の量が相対的に多い場合には沸騰状態の判定精度をより高めやすいガスコンロを提供することを目的とするものである。
本発明のガスコンロは、
燃焼ガスを燃焼させて調理容器を加熱するガスバーナと、
前記調理容器の温度を検出する容器温度検出部と、
前記ガスバーナの点火後に前記容器温度検出部によって検出される温度が、設定された判定時間内において所定の平衡状態となっていることを検出する平衡状態検出部と、
前記ガスバーナの点火後において前記平衡状態検出部によって前記所定の平衡状態が検出される前に、前記容器温度検出部で検出される温度の所定の温度範囲での上昇速度を検出する上昇速度検出部と、
前記上昇速度検出部で検出された前記上昇速度に基づき、前記上昇速度が大きいほど前記判定時間を短くする決定方式で、前記所定の平衡状態の判定に用いる前記判定時間を決定する判定時間決定部と、
を有する。
本発明において、上昇速度検出部は、ガスバーナの点火後において平衡状態検出部によって所定の平衡状態が検出される前に、容器温度検出部で検出される温度の所定の温度範囲での上昇速度を検出する。そして、判定時間決定部は、上昇速度検出部で検出された上昇速度に基づき、上昇速度が大きいほど判定時間を短くする決定方式で、所定の平衡状態の判定に用いる判定時間を決定する。平衡状態が検出される前の温度上昇速度が大きい場合、内容物の量が相対的に少ない状態であるため、このような場合に判定時間を短くすれば、沸騰判定までに要する時間を抑えることができ、内容物の量が少ない場合に判定時間が遅延することによる問題(焦げ付きや吹きこぼれ等)を防ぎやすくなる。逆に、平衡状態が検出される前の温度上昇速度が小さい場合、内容物の量が相対的に多い状態であるため、このような場合に判定時間を長くすれば、沸騰状態であるか否かをより正確に判定することができる。しかも、内容物が多い場合には、沸騰状態になってから焦げ付き等が発生するまでに時間がかかるため、判定時間を長くしても焦げ付き等の不具合を招きにくい。
本発明において、上昇速度検出部は、ガスバーナの点火後において平衡状態検出部によって所定の平衡状態が検出される前に、所定の温度範囲における複数の温度領域において、容器温度検出部で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間をそれぞれ計測し、複数の温度領域で計測された複数の経過時間に基づいて上昇速度を検出する構成であってもよい。
このように、複数の各温度領域において、検出温度が下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間をそれぞれ計測すれば、複数の温度領域の各々での上昇度合いをそれぞれ把握することができる。そして、これらの一部又は全部を利用して上昇速度を検出すれば、検出の正確性をより高めることができる。
本発明において、判定時間決定部は、ガスバーナの点火開始時に容器温度検出部で検出された温度が、所定の温度範囲の下限温度よりも高い所定閾値を超えている場合、予め定められた一定値を判定時間として決定する構成であってもよい。
上昇速度の検出開始時に容器温度検出部で検出された温度が所定閾値(上昇速度の検出範囲となる所定の温度範囲の下限温度よりも高い閾値)を超えている場合、上昇速度を正確に検出できない虞がある。この場合、予め定められた一定値を判定時間としておくことで、上昇速度を正確に検出できないことに起因する不具合を抑えやすくなる。
本発明において、平衡状態検出部は、ガスバーナの点火後に容器温度検出部によって検出される温度が、判定時間内において一定の温度幅内に収まっていることを条件として所定の平衡状態を検出する構成であってもよい。
この構成によれば、調理容器の温度が平衡状態にあるか否か、ひいては、内容物が平衡状態にあるか否かをより正確に判定しやすくなる。
図1は、実施例1のガスコンロの外観を例示する斜視図である。 図2は、実施例1のガスコンロの電気的構成を例示するブロック図である。 図3は、ガスバーナへ通じるガス流路の構成を簡略的に示す説明図である。 図4は、実施例1のガスコンロの状態遷移図である。 図5は、上昇速度を検出する各温度領域の開始温度(下限温度)と終了温度(上限温度)との関係を示す説明図である。 図6は、上昇速度を示す値(計測時間の平均値)と判定時間との関係を示す説明図である。
<実施例1>
以下、本発明の一例を具現化したガスコンロ1について、図面に基づいて説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下に記載されている装置の構造などは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1に示すように、ガスコンロ1の天面にはトッププレート2が設けられている。トッププレート2の左右両側には開口部が形成され、右側の開口部の内側にはガスバーナ5が設けられ、左側の開口部の内側にはガスバーナ6が設けられている。それぞれの開口部の各上部には五徳11,12が各々設けられている。五徳11,12の各上部には調理鍋(図示略)等の調理容器が各々載置される。ガスバーナ5の中心にはセンサ部15が設けられ、ガスバーナ6の中心にはセンサ部16が設けられている。ガスバーナ5,6は、燃焼ガスを燃焼させて五徳11,12に載置された調理容器を加熱するように機能する。
センサ部15,16は上下方向に出退可能であり且つバネ(図示略)により上方に付勢されている。センサ部15,16は五徳11,12に調理鍋が載置された際に下方向へ押し下げられる。センサ部15は、図2で示すサーミスタ7及び鍋載置センサ53等を備える。センサ部16は、図2で示すサーミスタ8及び鍋載置センサ54等を備える。サーミスタ7,8は、五徳11,12上に載置された調理鍋の鍋底に当接することにより鍋底温度を検出する。なお、調理鍋内の被調理物の温度は直接検出できない。それ故、ガスコンロ1は鍋底温度を検出することにより調理鍋内の被調理物の温度を推定する。鍋載置センサ53,54は、マイクロスイッチ(図示略)等を備える。マイクロスイッチは鍋底によって押し下げられることによりオンする。このような性質を利用することにより、ガスコンロ1は、五徳11,12上に調理鍋が載置されているか否かを識別可能である。
図2に示すように、ガスコンロ1の前面には、グリル扉17、点火スイッチ21〜23、火力調節レバー25〜27等が各々設けられている。トッププレート2の後方には、グリル排気口(図示略)が設けられている。グリル排気口はグリル庫内の排気を行う為の開口であり、グリル排気口には複数の排気孔13Aを備えた排気孔カバー13が設けられている。
点火スイッチ21はグリル扉17の左隣りに設けられている。点火スイッチ21はガスバーナ6の点火操作を行う。点火スイッチ22はグリル扉17の右隣りに設けられている。点火スイッチ22はガスバーナ5の点火操作を行う。点火スイッチ23はガスコンロ1前面の右端側に設けられている。点火スイッチ23はグリルバーナの点火操作を行う。火力調節レバー25は点火スイッチ21の上側に設けられている。火力調節レバー25はガスバーナ6の火力調整を行う。火力調節レバー26は点火スイッチ22の上側に設けられている。火力調節レバー26はガスバーナ5の火力調整を行う。火力調節レバー27は点火スイッチ23の上側に設けられている。火力調節レバー27はグリルバーナの火力調整を行う。
図2のように、ガスバーナ5、ガスバーナ6及びグリルバーナには、イグナイタ35〜37が各々設けられている。イグナイタ35〜37は点火スイッチ21〜23の点火操作に夫々連動して火花を放電させて各種バーナに点火する機器である。ガスコンロ1は、第1ガス供給管10(図3参照)、第2ガス供給管(図示略)及び第3ガス供給管(図示略)を備える。第1ガス供給管10はガスバーナ6にガスを供給する為の管である。第2ガス供給管はガスバーナ5にガスを供給する為の管である。第3ガス供給管はグリルバーナにガスを供給する為の管である。
図2を参照して、ガスコンロ1の電気的構成について説明する。ガスコンロ1は制御回路70を備える。制御回路70は、CPU71、ROM72、RAM73、フラッシュメモリ74に加え、図示しないタイマ、グリルタイマ、I/Oインタフェイス等を備える。タイマ、グリルタイマはプログラムで作動するものである。CPU71はガスコンロ1の各種動作を統括制御する。ROM72はガスコンロ1の各種制御プログラムに加え、「煮もの調理プログラム」を記憶する。煮もの調理プログラムは、後述する煮もの調理処理(図4参照)を実行する為のものである。
制御回路70には、電源回路41、スイッチ入力回路42、サーミスタ入力回路43、操作パネル入力回路44、イグナイタ回路45、安全弁回路46、電磁弁回路47、センサ入力回路48、ブザー回路49、音声合成回路50等が各々接続されている。電源回路41は電池ボックスに搭載される2つの乾電池からの電力供給を受け、各種回路に印加する直流電源を生成する機能を有する。スイッチ入力回路42は、点火スイッチ21〜23、及びモード選択スイッチ81の押下を各々検出する。操作パネル入力回路44は操作パネル30における各種操作の入力を行う。イグナイタ回路45は各種バーナのイグナイタ35〜37を各々駆動する。安全弁回路46は各安全弁38〜40の開閉を行う。電磁弁回路47は各電磁弁61,64の開閉を行う。センサ入力回路48には、鍋載置センサ53,54が各々接続されている。センサ入力回路48は鍋載置センサ53,54の各検出信号の入力を行う。ブザー回路49には圧電ブザー55が接続されている。ブザー回路49は圧電ブザー55を駆動する。音声合成回路50はスピーカ56から出力させる音声ガイドの音声を合成する。
図3を参照して、ガスバーナ6の火力調節について説明する。第1ガス供給管10はバイパス管85を備える。バイパス管85のガスが流れる上流側の一端部は、第1ガス供給管10の分岐部33に接続され、他端部は、第1ガス供給管10の合流部34に接続されている。安全弁38は、第1ガス供給管10の分岐部33の手前に設けられている。
電磁弁61は第1ガス供給管10の分岐部33と合流部34の間に設けられている。電磁弁61はガス流量調整用キープソレノイドバルブである。このようなガスバーナ6では、電磁弁61を開閉することによって、ガスバーナ6に流れるガス流量を、第1流量、第2流量の二段階で調節できる。第1流量は弱火力に相当し、第2流量は強火力に相当する。これにより、ガスバーナ6について、火力調節レバー25(図1参照)を最大に調節したときの火力を、弱火力と強火力の二段階で制御できる。
また、ガスバーナ5用の第2ガス供給管においても、第1ガス供給管10と同様に、バイパス管(図示略)、安全弁39(図2参照)、電磁弁64(図2参照)が各々設けられている。それ故、ガスバーナ5でも、ガス流量の調整に関わる電磁弁64を開閉することによって、ガスバーナ5に流れるガス流量を二段階で調節できる。グリルバーナ用の第3ガス供給管には安全弁40等が設けられている。
次に、ガスコンロ1の加熱調理モードについて説明する。ガスコンロ1では、ガスバーナ6において複数種類の加熱調理モードが設定可能である。複数種類の加熱調理モードの中には、少なくとも「通常モード」と「煮もの調理モード」とが含まれる。「煮もの調理モード」は、図4等で示す後述の温度制御がなされるモードであり、「通常モード」はこのような温度制御がなされないモードである。
「煮もの調理モード」は、例えば、モード選択スイッチ81に対して所定の操作がなされたときに実行されるモードであり、煮もののように、調理容器内の温度を、水の沸騰温度付近の所定範囲で維持することが望まれる調理に適したモードである。
ここで、図4等を参照し、煮もの調理モードでの調理処理について説明する。なお、ここでは便宜的に煮もの調理モードと称しているが、同趣旨のモードであれば、煮ものに限られず、モードの名称は別の名称でもよい。また、以下では、ガスバーナ6において煮もの調理モードでの調理処理が行われる例を示すが、ガスバーナ5で同様の処理が行われてもよい。
図4で示すように、ガスコンロ1は、いずれのバーナも点火していない状態では、S0のブロックで示す「正常停止状態」となる。
S0のブロックで示す「正常停止状態」のときに点火スイッチ21が操作されると、状態は、S1のブロックで示す「湯量判定状態」に遷移する。この「湯量判定状態」のときの火力は、モードによって異なる。以下では、「煮もの調理モード」である場合について説明する。
本構成では、モード選択スイッチ81に対して所定の操作がなされることで調理モードが「煮もの調理モード」となる。そして、S1の「湯量判定状態」であり且つ「煮もの調理モード」であるという条件を満たしている場合に、ガスバーナ6の火力は、強火力(第1火力状態)となる。このときには、図3で示す電磁弁61は開放状態となる。
S1の「湯量判定状態」であり、且つ「煮もの調理モード」であるという条件を満たした場合、ガスバーナ6の火力を強火力で維持しつつ以下のように湯量判定を行い、後述する「判定時間」を決定する。この湯量判定では、サーミスタ8(容器温度検出部)で検出される温度の、所定の温度範囲(図5の例では、Tta1〜Ttb4の温度範囲)での上昇速度を検出する。具体的には、図5で示すように、Tta1〜Ttb4の温度範囲における複数の温度領域(第1〜第4温度領域)において、サーミスタ8で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間をそれぞれ計測する。
例えば、S1の「湯量判定状態」であり且つ「煮もの調理モード」であるという条件が成立した時点で、サーミスタ8の検出温度がTta1未満である場合、まず、第1温度領域の下限温度(開始温度Tta1)に達してから上限温度(終了温度Ttb1)に達するまでの経過時間X1を計測する。Tta1は、例えば70℃であり、Ttb1は、例えば80℃である。その後、第2温度領域の下限温度(開始温度Tta2)に達してから上限温度(終了温度Ttb2)に達するまでの経過時間X2を計測する。Tta2は、例えば75℃であり、Ttb2は、例えば85℃である。更に、第3温度領域の下限温度(開始温度Tta3)に達してから上限温度(終了温度Ttb3)に達するまでの経過時間X3を計測する。Tta3は、例えば80℃であり、Ttb3は、例えば90℃である。そして、第4温度領域の下限温度(開始温度Tta4)に達してから上限温度(終了温度Ttb4)に達するまでの経過時間X4を計測する。Tta4は、例えば85℃であり、Ttb4は、例えば95℃である。
そして、このように第1〜第4温度領域で計測された複数の経過時間X1〜X4に基づいて上昇速度の検出(上昇速度を示す値の決定)を行う。具体的には、第1〜第4温度領域で計測された複数の経過時間X1〜X4の各値から、最大値と最小値を除き、残りの2つの値の平均値を求める。このようにして決定された計測時間の平均値が、「上昇速度を示す値X」となる。
なお、S1の「湯量判定状態」であり且つ「煮もの調理モード」であるという条件が成立した時点から最終的な終了温度Ttb4に達するまで、検出温度がTta1未満に下がらない場合、第1温度領域での経過時間X1が計測できなくなる。このような場合、第1温度領域を除く、第2〜第4温度領域において、サーミスタ8で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間X2〜X4をそれぞれ計測し、複数の経過時間X2〜X4の各値から、最大値と最小値を除き、残りの値を「上昇速度を示す値X」とする。
また、S1の「湯量判定状態」であり且つ「煮もの調理モード」であるという条件が成立した時点から最終的な終了温度Ttb4に達するまで、検出温度がTta2未満に下がらない場合、第1、第2温度領域での経過時間X1,X2が計測できなくなる。この場合、例えば、第1、第2温度領域を除く、第3、第4温度領域において、サーミスタ8で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間X3、X4をそれぞれ計測し、これら経過時間X3、X4の平均値を、「上昇速度を示す値X」とする。
また、S1の「湯量判定状態」であり且つ「煮もの調理モード」であるという条件が成立した時点から最終的な終了温度Ttb4に達するまで、検出温度がTta3未満に下がらない場合、第1〜第3温度領域での経過時間X1〜X3が計測できなくなる。この場合、第1〜第3温度領域を除く、第4温度領域において、サーミスタ8で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間X4を計測し、この経過時間X4を、「上昇速度を示す値X」とする。
なお、いずれの場合でも、S1の「湯量判定状態」であり且つ「煮もの調理モード」であるという条件が成立し、且つ、サーミスタ8の検出温度が第1温度領域の開始温度Tta1以上となっている場合に、各温度領域での経過時間の計測が行われることになる。そして、このように経過時間の計測が開始した場合、経過時間の計測済みとなった温度領域については、リセット状態となるまで繰り返しの時間計測は行わない。また、このように経過時間の計測が開始した後に、サーミスタ8の検出温度が第1温度領域の開始温度Tta1未満となるまで低下した場合、それまでに得られた計測時間はリセットし、第1〜第4温度領域での経過時間X1〜X4の計測を最初から行う。
そして、S1の湯量判定状態において「上昇速度を示す値X」が決定したいずれの場合でも、その値XをRAM73などに記憶しておく。
本構成では、制御回路70が上昇速度検出部の一例に相当し、ガスバーナ6の点火後において平衡状態検出部によって所定の平衡状態が検出される前に、サーミスタ8(容器温度検出部)で検出される温度の所定の温度範囲Tta1〜Ttb4での上昇速度を検出するように機能する。具体的には、所定の温度範囲Tta1〜Ttb4における複数の温度領域(第1〜第4温度領域)において、サーミスタ8で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間X1〜X4をそれぞれ計測し、複数の温度領域で計測された複数の経過時間X1〜X4に基づいて上昇速度を検出する。
S1のブロックで示す「湯量判定状態」において、調理モードが「煮もの調理モード」に設定されている場合、煮ものLED90は点灯状態となる。このような条件が成立している場合(即ち、S1の「湯量判定状態」のときに「煮ものモード」に設定されている場合)であって、且つサーミスタ8が示す検出温度Thが第1閾値温度(1気圧での水の沸騰温度よりも大きい閾値温度)未満であり、第2閾値温度(1気圧での水の沸騰温度よりも小さく且つ後述する第2固定値よりも大きい閾値温度)以上である場合、計測時間T1のカウントをスタートし、S2のブロックで示す「沸騰待機状態」に移行する。なお、第1閾値温度は、例えば130℃とすることができ、第2閾値温度は、例えば98℃とすることができる。この場合、130℃>Th≧98℃となっている場合には、計測時間T1のカウントをスタートし、S2のブロックで示す「沸騰待機状態」に遷移することになる。この「沸騰待機状態」では、図1で示す煮ものLED90を点灯状態とする。「沸騰待機状態」のときのガスバーナ6の火力は、強火力(第1火力状態)であり、このときには、図3で示す電磁弁61は開放状態となる。なお、計測時間T1は、風等の外乱により沸騰検知ができない場合に備えたタイマである。
S2のブロックで示す「沸騰待機状態」のときに、「沸騰検知がなされたこと」「計測時間T1が第1閾値時間(例えば300秒)に達したこと」「サーミスタ8での検出温度Thが制限温度(例えば140℃)に達したこと」のいずれかの条件が満たされた場合、圧電ブザー55から所定音を発するとともに計測時間T2をスタートし、S3のブロックで示す「煮込み(弱火)状態」に移行する。
ここで、沸騰検知について説明する。S2の「沸騰待機状態」では、サーミスタ8で検出される温度が、予め設定された判定時間tF(沸騰検知判定時間)以上にわたって一定温度差(例えば5℃)以内に収まっている状態を「沸騰状態」として検知する。そして、制御回路70は、S2の「沸騰待機状態」に遷移した直後に、判定時間tF(沸騰検知判定時間)を、上述した「上昇速度を示す値X」が小さいほど(即ち、上昇速度が大きいほど)、判定時間tFを短くする決定方式で予め決めておく。
具体的には、図6のように、S1で得られた上昇速度を示す値Xが閾値A1未満である場合、判定時間tFは最小値t1とする。また、S1で得られた上昇速度を示す値Xが閾値A2以上である場合、判定時間tFは最大値t2とする。
S1で得られた上昇速度を示す値Xが閾値A1以上且つA2未満である場合、判定時間tFは、tF=mX+nで示される式によって決定する。この式では、m,nは定数であり、Xは、S1で決定した上昇速度を示す値である。また、mは正の数であり、少なくともA1≦X<A2の範囲では、t1<mX+n<t2となるように、m,nを設定する。
なお、S1の「湯量判定状態」のときに「煮もの調理モード」であるという条件が成立した時点でサーミスタ8の検出温度が温度Ttb4を超えている場合、上昇速度を示す値Xが得られないことになる。この場合、判定時間tFはt3とする。なお、t1,t2,t3は、t1<t3<t2の関係となっている。
本構成では、制御回路70が平衡状態検出部の一例に相当し、ガスバーナ6の点火後にサーミスタ8(容器温度検出部)によって検出される温度が、設定された判定時間tF内において所定の平衡状態となっていることを検出する。具体的には、判定時間tF内において一定の温度幅内(例えば5℃の温度幅)に収まっていることを条件として所定の平衡状態を検出する。つまり、サーミスタ8で検出される温度が所定の「判定時間tF」以上にわたって一定温度幅(例えば5℃)以内に収まっている状態を「所定の平衡状態」としている。なお、「所定の平衡状態」が成立した時点でのサーミスタ8の温度Thcは、例えばRAM73やフラッシュメモリ74に記憶しておく。
S2の状態からS3の状態に遷移した場合、S3の「煮込み(弱火)状態」では、ガスバーナ6の火力が弱火力(第2火力状態)であり、このときには、図3で示す電磁弁61は閉鎖状態となる。計測時間T2は、火力が頻繁に切り替わることを防ぐためのタイマである。
S3のブロックで示す「煮込み(弱火)状態」のときに、サーミスタ8での検出温度Thが下限温度(第2温度)Thb以下になり、且つ計測時間T2が第2閾値時間(例えば15秒)に達した場合には、S4のブロックで示す「煮込み(強火)状態」に移行する。この「煮込み(強火)状態」では、ガスバーナ6の火力が強火力(第1火力状態)であり、このときには、図3で示す電磁弁61は開放状態となる。また、S3からS4のブロックで示す「煮込み(強火)状態」に移行するタイミングで、計測時間T2のカウントを再スタートする。
S4のブロックで示す「煮込み(強火)状態」のときに、サーミスタ8での検出温度Thが上限温度(第1温度)Tha以上になり、且つ計測時間T2が第2閾値時間(例えば15秒)に達した場合には、S3のブロックで示す「煮込み(弱火)状態」に移行する。また、S4からS3のブロックで示す「煮込み(弱火)状態」に移行するタイミングで、計測時間T2のカウントを再スタートする。
このような制御が、煮もの調理モードでの基本的な制御である。
更に、本構成では、上述した上限温度(第1温度)Thaと、下限温度(第2温度)Thbとを変更可能としている。具体的には、制御回路70は、上述した方式で検出された平衡温度(沸騰検知時の温度Thc)が大きくなるほど煮もの調理モードで用いる上限温度(第1温度)Thaを大きくする決定方法で上限温度Thaを決定している。
上述した沸騰検知時の温度Thc(「サーミスタ8で検出される温度が、所定時間(沸騰検知判定時間)以上にわたって一定温度差(例えば5℃)以内に収まっている」という条件が成立した時点のサーミスタ8の検出温度)が、Thc≧α(℃)の場合、上限温度(第1温度)Thaは、Tha=v×Thc+w(℃)とする。なお、v≧1であり、w<0である。αは、1気圧での水の沸騰温度よりも若干大きい温度であり、例えば、α=100−wとなる値である。なお、Thc<α(℃)の場合、上限温度Thaは、所定の第1固定値とする。この第1固定値は、αよりも小さい値である。
以下では、代表例として、v=1、w=−3、α=103とする。この例では、Thc≧103(℃)の場合、上限温度(第1温度)Thaは、Tha=Thc−3(℃)となる。このように上限温度Thaが設定されていると、温度Thcが大きくなるほど上限温度Thaが大きくなり、且つ沸騰検知時の温度Thcの増加の度合いと上限温度Thaの増加の度合いとが同程度となる。例えば、沸騰検知時の温度Thcが1℃上がると上限温度Thaも同様に上昇し、1℃上げられることになる。なお、Thc<103(℃)の場合、上限温度Thaは、第1固定値(例えば100℃)となる。
更に、制御回路70は、平衡温度(沸騰検知時の温度Thc)が大きくなるほど煮もの調理モードで用いる下限温度Thbを大きくする決定方法で、下限温度Thbを決定し、更には、平衡温度が大きくなるほど上限温度Thaと下限温度Thbとの差が大きくなるように上限温度Thaと下限温度Thbとの関係を定めている。
具体的には、Thc≧β(℃)の場合、下限温度Thbは、(Thc−r)×q+s(℃)とする。なお、この式において、0<q<1、q<vである。また、r>sである。β及びrは、1気圧での水の沸騰温度よりも若干大きい温度である。sは、1気圧での水の沸騰温度よりも若干小さい温度である。なお、Thc<β(℃)の場合、下限温度Thbは、上述した第1固定値よりも小さい第2固定値とする。この第2固定値は、例えばr(℃)である。
以下では、代表例として、q=3/4、β=r=103、s=97とする。この例では、Thc≧103℃の場合、Thb=(Thc−103)×3/4+97(℃)となる。このように下限温度Thbが設定されていると、上述した沸騰検知時の温度Thcが大きくなるほど下限温度Thbが大きくなるものの、沸騰検知時の温度Thcの増加の度合いよりも下限温度Thbの増加の度合いのほうが小さくなり、上限温度Thaの増加の度合いよりも下限温度Thbの増加の度合いのほうが小さくなる。例えば、沸騰検知時の温度Thcが1℃上がると下限温度Thaは、1℃未満の範囲で増加することになる。なお、Thc<103℃の場合、下限温度Thbは第2固定値(例えば97℃)となる。
なお、図4の状態遷移図では、S0のブロックからS1のブロックに移行する際に、上述したT1,T2,Tha,Thbなどのパラメータはすべてリセットされる。また、煮もの調理モード以外のモードでガスバーナ6が点火している状態のときに煮もの調理モードに設定された場合にも、S1のブロックに移行して図4のような制御がなされる。この場合にも、S1のブロックに移行する際に、T1,T2,Tha,Thbなどのパラメータはすべてリセットされる。また、図4の制御では、S2の沸騰待機状態、又はS4の煮込み(強火)状態のときにサーミスタS8での検出温度が所定の第3閾値(例えば70℃)を下回った場合、S1の湯量判定状態に移行するようになっている。このように第3閾値を下回ることでS1に戻る場合も、T1,T2,Tha,Thbなどのパラメータはすべてリセットされる。
以下、本構成の効果を例示する。
本構成では、上昇速度検出部は、ガスバーナ6の点火後において平衡状態検出部によって所定の平衡状態が検出される前に、サーミスタ8(容器温度検出部)で検出される温度の所定の温度範囲での上昇速度を検出する。そして、判定時間決定部は、上昇速度検出部で検出された上昇速度に基づき、上昇速度が大きいほど判定時間tFを短くする決定方式で、所定の平衡状態の判定に用いる判定時間tFを決定する。平衡状態が検出される前の温度上昇速度が大きい場合、内容物の量が相対的に少ない状態であるため、このような場合に判定時間tFを短くすれば、沸騰判定までに要する時間を抑えることができ、内容物の量が少ない場合に判定時間が遅延することによる問題(焦げ付きや吹きこぼれ等)を防ぎやすくなる。逆に、平衡状態が検出される前の温度上昇速度が小さい場合、内容物の量が相対的に多い状態であるため、このような場合に判定時間tFを長くすれば、沸騰状態であるか否かをより正確に判定することができる。しかも、内容物が多い場合には、沸騰状態になってから焦げ付き等が発生するまでに時間がかかるため、判定時間tFを長くしても焦げ付き等の不具合を招きにくい。
また、本構成において、上昇速度検出部は、ガスバーナ6の点火後において平衡状態検出部によって所定の平衡状態が検出される前に、所定の温度範囲における複数の温度領域(第1〜第4温度領域)において、サーミスタ8(容器温度検出部)で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間をそれぞれ計測し、複数の温度領域で計測された複数の経過時間X1〜X4に基づいて上昇速度を検出する。このように、複数の各温度領域において、検出温度が下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間X1〜X4をそれぞれ計測すれば、複数の温度領域の各々での上昇度合いをそれぞれ把握することができる。そして、これらの一部又は全部を利用して上昇速度を検出すれば、検出の正確性をより高めることができる。
また、本構成において、判定時間決定部は、上昇速度の検出開始時にサーミスタ8(容器温度検出部)で検出された温度が、上昇速度の検出範囲である「所定の温度範囲」の下限温度Tta1よりも高い所定閾値を超えている場合(具体的には、所定の温度範囲の上限温度Ttb4を超えている場合)に、予め定められた一定値t3を判定時間tFとして決定する。上昇速度の検出開始時にサーミスタ8で検出された温度が所定閾値(上昇速度の検出範囲となる所定の温度範囲の下限温度よりも高い閾値)を超えている場合、上昇速度を正確に検出できない虞がある。この場合、予め定められた一定値t3を判定時間としておくことで、上昇速度を正確に検出できないことに起因する不具合を抑えやすくなる。
また、本構成において、平衡状態検出部は、ガスバーナ6の点火後にサーミスタ8(容器温度検出部)によって検出される温度が、判定時間tF内において一定の温度幅内に収まっていることを条件として所定の平衡状態を検出する構成である。この構成によれば、調理容器の温度が平衡状態にあるか否か、ひいては、内容物が平衡状態にあるか否かをより正確に判定しやすくなる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)図1に示すガスコンロ1はテーブルコンロであるが、ビルトインコンロ等であってもよい。
(2)図4の処理では、S1〜S4のブロックにおいて、保護動作を行うための制限温度を設けることができる。例えば、S1のブロックでは、サーミスタ8の検出温度が270℃に到達した場合に、ガスバーナ6を消火するように保護動作を行ってもよい。また、S2〜S4のブロックでは、サーミスタ8の検出温度が170℃に到達した場合に、ガスバーナ6を消火するように保護動作を行ってもよい。
(3)実施例1では、複数の温度領域での上昇速度に基づいて判定時間を決定したが、単一の温度領域での上昇速度に基づいて判定時間を決定してもよい。
(4)実施例1では、複数の温度領域で得られた計測時間X1〜X4の中から最大値及び最小値を除き、残りの平均値を「上昇速度を示す値」として決定したが、複数の温度領域で得られた計測時間X1〜X4の平均値を「上昇速度を示す値」としてもよい。或いは、複数の温度領域で得られた計測時間X1〜X4の最大値や最小値を「上昇速度を示す値」としてもよい。
(5)実施例1では、火力を強火力から弱火力に切り替えるタイミングとなる温度(第1温度)を上限温度Thaとし、火力を弱火力から強火力に切り替えるタイミングとなる温度(第2温度)を下限温度Thbとしたが、第1温度は、火力を抑える切替タイミングとなる温度であればよく、第2温度は、火力を増大させる切替タイミングとなる温度であればよい。例えば、第1温度は、オーバーシュートを想定した温度であってもよく、この場合、検出温度が第1温度に達したタイミングで強火力から弱火力に切り替えられれば、オーバーシュートによって検出温度が第1温度を超えてもよい。同様に、第2温度は、ダウンシュートを想定した温度であってもよく、この場合、検出温度が第2温度に達したタイミングで弱火力から強火力に切り替えられれば、ダウンシュートによって検出温度が第2温度未満になってもよい。
1…ガスコンロ
6…ガスバーナ
8…サーミスタ(容器温度検出部)
70…制御回路(平衡状態検出部、上昇速度検出部、判定時間決定部)

Claims (4)

  1. 燃焼ガスを燃焼させて調理容器を加熱するガスバーナと、
    前記調理容器の温度を検出する容器温度検出部と、
    前記ガスバーナの点火後に前記容器温度検出部によって検出される温度が、設定された判定時間内において所定の平衡状態となっていることを検出する平衡状態検出部と、
    前記ガスバーナの点火後において前記平衡状態検出部によって前記所定の平衡状態が検出される前に、前記容器温度検出部で検出される温度の所定の温度範囲での上昇速度を検出する上昇速度検出部と、
    前記上昇速度検出部で検出された前記上昇速度に基づき、前記上昇速度が大きいほど前記判定時間を短くする決定方式で、前記所定の平衡状態の判定に用いる前記判定時間を決定する判定時間決定部と、
    を有するガスコンロ。
  2. 前記上昇速度検出部は、前記ガスバーナの点火後において前記平衡状態検出部によって前記所定の平衡状態が検出される前に、前記所定の温度範囲における複数の温度領域において、前記容器温度検出部で検出される温度が各温度領域の下限温度に達してから上限温度に達するまでの経過時間をそれぞれ計測し、複数の前記温度領域で計測された複数の前記経過時間に基づいて前記上昇速度を検出する請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 前記判定時間決定部は、前記上昇速度の検出開始時に前記容器温度検出部で検出された温度が、前記所定の温度範囲の下限温度よりも高い所定閾値を超えている場合、予め定められた一定値を前記判定時間として決定する請求項1又は請求項2に記載のガスコンロ。
  4. 前記平衡状態検出部は、前記ガスバーナの点火後に前記容器温度検出部によって検出される温度が、前記判定時間内において一定の温度幅内に収まっていることを条件として前記所定の平衡状態を検出する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のガスコンロ。
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