JP2016216271A - 六方晶窒化硼素粒子 - Google Patents

六方晶窒化硼素粒子 Download PDF

Info

Publication number
JP2016216271A
JP2016216271A JP2015099368A JP2015099368A JP2016216271A JP 2016216271 A JP2016216271 A JP 2016216271A JP 2015099368 A JP2015099368 A JP 2015099368A JP 2015099368 A JP2015099368 A JP 2015099368A JP 2016216271 A JP2016216271 A JP 2016216271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boron nitride
compound
particles
carbon source
boron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015099368A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6516553B2 (ja
Inventor
祥太 台木
Shota Daiki
祥太 台木
竜二 石本
Ryuji Ishimoto
竜二 石本
藤波 恭一
Kyoichi Fujinami
恭一 藤波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=57579781&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2016216271(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP2015099368A priority Critical patent/JP6516553B2/ja
Publication of JP2016216271A publication Critical patent/JP2016216271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516553B2 publication Critical patent/JP6516553B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 窒化硼素凝集粒子が崩壊し難く、且つ、高純度である窒化硼素粉末であり、樹脂組成物に充填することにより高い熱伝導性を付与することが可能な窒化硼素粉末を提供する。
【解決手段】 板状結晶が1つの屈曲部において連続した双晶構造を有する六方晶窒化硼素粒子であって、該粒子はアスペクト比が3〜10であることが好ましく、該粒子を含む窒化硼素粉末は、硼素化合物、カーボン源及び含酸素カルシウム化合物の混合物を窒素雰囲気下にて1700〜2200℃の温度に加熱して該硼素化合物を還元窒化するに際し、前記混合物における硼素化合物とカーボン源との割合が、元素比(B/C)換算で、1を超え、1.2以下、含酸素カルシウム化合物の割合が、硼素化合物とカーボン源との合計量100質量部に対して、CaO換算で15〜30質量部とする割合で含有する混合物を還元窒化することにより得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、新規な六方晶窒化硼素粒子及びそれを含む六方晶窒化硼素粉末に関する。詳しくは、双晶構造を有する新規な六方晶窒化硼素粒子、及び該六方晶窒化硼素粒子を含み、樹脂に充填した際、六方晶窒化硼素の板状結晶に由来する熱的異方性が低減され、且つ、凝集粒子に見られる気泡の巻き込みが抑制されて高い絶縁耐力を発揮することが可能な六方晶窒化硼素粉末を提供するものである。
六方晶窒化硼素は、一般に黒鉛と同様の六方晶系の層状構造を有する白色粉末であり、高熱伝導性、高電気絶縁性、高潤滑性、耐腐食性、離型性、高温安定性、化学的安定性等の多くの特性を有する。そのため、六方晶窒化硼素粉末を充填した樹脂組成物は、成形加工することで熱伝導性絶縁シートとして好適に使用されている。
該窒化硼素の製造方法としては、(i)硼素を窒素、アンモニア等を用いて直接窒化する方法、(ii)ハロゲン化硼素をアンモニアやアンモニウム塩と反応させる方法、(iii)硼酸、酸化硼素等の硼素化合物とメラミン等の含窒素化合物とを800℃程度の温度で反応させて硼素化合物を還元窒化するメラミン法、(iv)窒素雰囲気下、硼素化合物とカーボン源を1600℃以上の高温に加熱して、硼素化合物を還元窒化する還元窒化法がある。(iv)の還元窒化法は、低コストの原料を使用でき、窒化硼素の製造に最も好適な方法である。
上記還元窒化法において、得られる窒化硼素の結晶性を向上させて、六方晶窒化硼素を得るためには、通常、原料に結晶化触媒を添加する技術が採用されている。その際使用される結晶化触媒としては金属酸化物が多く用いられる。その中でも含酸素カルシウム化合物が多く用いられる。
そして、このようにして得られる窒化硼素粉末は、結晶に由来する鱗片状粒子よりなる一次粒子を含み、該鱗片状粒子は熱的異方性を有している。即ち、前記鱗片状粒子は面方向よりも厚み方向の熱伝導率の方が格段に優れている。通常、上記鱗片状粒子を含む窒化硼素粉末を充填剤として用いた熱伝導性絶縁シートの場合、該熱伝導性絶縁シートの面方向に鱗片状粒子が配向するため、鱗片状粒子同士の接触の機会が少なく、該熱伝導性絶縁シートの厚さ方向の熱伝導率は低い。このような熱的異方性を改善するために、上記鱗片状粒子が多方向を向いて凝集した窒化硼素凝集粒子が提案されている(特許文献1参照)。この窒化硼素凝集粒子の特徴としては熱的異方性の改善と、大粒径化の2点が挙げられる。熱伝導性絶縁シートの樹脂と窒化硼素粒子の界面は熱抵抗となるため、熱伝達路に存在する窒化硼素粒子は少ない方が好ましく、大粒径の凝集粒子が高い熱伝導率を発現する。
しかしながら、上記窒化硼素凝集粒子は、取扱時、或いは、樹脂との混練時に凝集粒子が崩壊し、凝集粒子を構成する一次粒子が遊離するだけでなく、凝集粒子内部に存在する気泡が絶縁耐力の低下を引き起こすといった問題があった。
また、熱伝導性絶縁シートは近年薄膜化の傾向にあり、それに伴い充填用フィラーの粒径も小粒径化の流れにあり、凝集させることなく高い熱伝導率を発現する窒化硼素粉末が求められている。
更に、小粒径の窒化硼素粒子を凝集させてなる窒化硼素凝集粒子は、高い比表面積に起因する、樹脂との相溶性が悪いという欠点があった。
特開平11−26661
従って、本発明の目的は、凝集粒子を構成しなくとも、樹脂に充填した際、六方晶窒化硼素の板状結晶に由来する熱的異方性が低減され、且つ、凝集粒子に見られる気泡の巻き込みが抑制されて高い絶縁耐力を発揮することが可能な六方晶窒化硼素粒子並びにそれを含む六方晶窒化硼素粉末、更には、前記六方晶窒化硼素粒子を含む六方晶窒化硼素粉末の製造方法を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討を行った。その結果、後述する特定の条件下に、硼素化合物を還元窒化することにより、通常平らな板状結晶として得られる六方晶窒化硼素粒子に対して、該板状結晶が1つの屈曲部において連続した双晶構造を有する六方晶窒化硼素粒子を得ることに成功した。そして、かかる双晶構造を有する六方晶窒化硼素粒子は、樹脂に充填して成形した際、屈曲部を有するため一方向に配向し難く、これにより熱的異方性が抑制され、しかも、前記凝集体を構成することなく上記効果を発揮できるため、凝集体の問題点であった、樹脂に充填した際の気泡の巻き込みによる絶縁耐性の低下が無く、更には、小粒化が可能であり、前記課題を全て解消することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、板状結晶が1つの屈曲部において連続した双晶構造を有することを特徴とする六方晶窒化硼素粒子(以下、双晶h−BN粒子)が提供される。
また、本発明によれば、アスペクト比が3〜10である双晶h−BN粒子が提供される。また、本発明の双晶h−BN粒子において、屈曲部の角度は、139±2度であるのが一般的である。
更に、本発明によれば、前記双晶h−BN粒子を含む六方晶窒化硼素粉末、該六方晶窒化硼素粉末よりなる樹脂用フィラー、該樹脂用フィラーを充填した樹脂組成物、該樹脂組成物よりなる電子部品の放熱材が提供される。
前記本発明の双晶h−BN粒子を含む六方晶窒化硼素粉末は、硼素化合物、カーボン源及び含酸素カルシウム化合物の混合物を窒素雰囲気下にて1700〜2200℃の温度に加熱して該硼素化合物を還元窒化するに際し、前記混合物における硼素化合物とカーボン源との割合が、元素比(B/C)換算で、1を超え、1.2以下、含酸素カルシウム化合物の割合が、硼素化合物とカーボン源との合計量(但し、硼素化合物はHBO換算値、カーボン源はC換算値)100質量部に対して、CaO換算値で15〜30質量部とすることにより製造することができる。
本発明の双晶h−BN粒子は、公知の六方晶窒化硼素粒子の代表的な構造である、板状結晶が単なる平板状を成した構造に対して、六方晶の結晶形態を有する板状結晶が1つの屈曲部において連続して構成された構造を有するため、樹脂に充填して成形する際、平板状の結晶に見られる配向が起こり難く、多方向を向いた状態で樹脂中に存在し易い。それ故、六方晶窒化硼素結晶が元来有する熱的異方性を緩和でき、該成形体の熱伝導性を効果的に解消することができる。
また、上記したとおり、前記凝集粒子を構成しなくても熱的異方性が解消できるため、樹脂に充填した際の空気の巻き込みが低減でき、その結果、高い絶縁耐力を発現することが可能である。
本発明の双晶h−BN粒子の構造を示す概略図である。 実施例1において得られた双晶h−BN粒子の代表的な粒子構造を示すSEM(Scanning Electron Microscope:走査型電子顕微鏡)写真である。
(双晶h−BN粒子)
粒子の特徴を示す概略図である図1に示すように、本発明の双晶h−BN粒子1は、六方晶の結晶形態を有する板状結晶2が、1つの屈曲部3において連続した構造を有することを特徴とする。上記粒子の構造は、SEMによって確認することができる。
本発明の六方晶窒化ホウ素粒子は、従来の六方晶窒化硼素粒子が、鱗片状の板状結晶より構成されているのに対して、該板状結晶が前記屈曲部3において屈曲して連続する屈曲構造をとる点において大きく異なる。
本発明の双晶h−BN粒子において、前記屈曲部の角度(θ)は、殆どが139±2度を示し、このことから、該屈曲部は、<10−10>面の対象傾角粒界により形成されているものと推定される。
また、本発明の双晶h−BN粒子は、粒子の長軸の長さ(L)と厚み(t)との比で表されるアスペクト比(L/t)が3〜10、好ましくは、3〜5であるものが、肉厚であり、樹脂に充填した際に粘度の上昇が抑えられ、しかも、熱伝導性も良好であるため好ましい。
本発明の双晶h−BN粒子は、平均粒径(長軸の長さ(L)の平均値)は、5〜50μm、特に、10〜30μmが好ましい。
また、本発明の双晶h−BN粒子において、短軸の長さ(W)は、長軸の長さ(L)に対して、0.3〜1.5、特に、0.7〜1.3の長さであることが好ましい。
尚、本発明において、双晶h−BN粒子の屈曲部3の角度(θ)、長軸の長さ(L)、短軸の長さ(W)、アスペクト比(L/t)などは、実施例に示す方法により測定した値である。
(六方晶窒化硼素粉末)
本発明の双晶h−BN粒子は、後述の製造方法によって得ることができるが、双晶h−BN粒子以外の六方晶窒化硼素粒子、例えば、平板状の構造を有する粒子も一部生成するため、一般には、該双晶h−BN粒子を含む六方晶窒化硼素粉末として得られる。
上記六方晶窒化硼素粉末において、双晶h−BN粒子の含有率は、該粒子による効果を十分発揮するためには多いほど好ましく、20容量%以上、特に、30容量%以上が好ましい。
勿論、篩工程での粗粒業凝集粒子の除去、乾式分級による微粉除去などにより、得られる六方晶窒化硼素粉末から、双晶h−BN粒子以外の粒子を除去して分離して含有率を上げることも可能である。
(窒化硼素粉末の製造方法)
本発明の窒化硼素粉末の製造方法は、特に制限されるものではないが、代表的な製造方法を例示すれば、以下の方法が挙げられる。
即ち、前記本発明の窒化硼素粉末は、硼素化合物、カーボン源としてカーボンブラック、及び含酸素カルシウム化合物を含有する混合物を、硼素化合物とカーボン源との割合が、元素比(B/C)換算で、1を超え、1.2以下、含酸素カルシウム化合物の割合が、硼素化合物とカーボン源との合計量(HBO、C換算値)100質量部に対して、CaO換算で15〜30質量部となる割合で含有する混合物を窒素雰囲気下、1700℃〜2200℃で加熱することを特徴とする還元窒化法により再現性良く製造することが可能である。
上記製造方法は、硼素化合物とカーボン源との割合とCaO重量部を上記範囲に調整することが最大の特徴であり、これにより、双晶h−BN粒子を含む六方晶窒化硼素粉末を得ることができる。
反応機構は明らかではないが、本発明者らは、上記原料比とすることにより、還元窒化反応が進行し、終了する1700〜2200℃付近で、酸化硼素と酸化カルシウムの複合酸化物が充分な量の液相を形成し、かかる液相中で対称傾角粒界の形成を含む結晶成長が起こることによるものと推定している。上記結晶成長を確実に行わせるためには、還元窒化反応が終了後に、上記複合酸化物が、生成した窒化硼素に対して、55質量%以上、特に、55〜75質量%、複合酸化物中のCaO含有割合が65質量%以下、特に45〜60質量%の割合で存在することが好ましい。
尚、反応終了後に残存する上記複合酸化物は、後述の洗浄操作により、生成した六方晶窒化硼素粉末から除去することができる。
(原料の調製方法)
上記本発明の製造方法において、原料の硼素化合物としては、硼素原子を含有する化合物が制限なく使用される。例えば、硼酸、無水硼酸、メタ硼酸、過硼酸、次硼酸、四硼酸ナトリウム、過硼酸ナトリウムなどが使用できる。一般的には、入手が容易な硼酸が好適に用いられる。また、使用する硼素化合物の平均粒子径も特に限定されないが、操作性及び還元反応制御の観点から、1〜800μmが好ましく、10〜700μmがより好ましく、20〜600μmが更に好ましい。即ち、硼素化合物の平均粒子径が1μmより大きいものを使用することによって、取扱いが容易となる。しかし、800μmを超えると硼素化合物の還元反応が進行し難くなる虞がある。
本発明の製造方法において、カーボン源としては公知の炭素材料が特に制限無く使用される。例えば、カーボンブラック、活性炭、カーボンファイバー等の非晶質炭素の他、ダイヤモンド、グラファイト、ナノカーボン等の結晶性炭素、モノマーやポリマーを熱分解して得られる熱分解炭素等が挙げられる。そのうち、反応性の高い非晶質炭素が好ましく、更に、工業的に品質制御されている点で、カーボンブラックが特に好適に使用される。また、上記カーボンブラックとしては、アセチレンブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック等を使用することができる。また、上記カーボン源の平均粒子径は、0.01〜5μmが好ましく、0.02〜4μmがより好ましく、0.05〜3μmが特に好ましい。即ち、該カーボン源の平均粒子径を5μm以下とすることにより、カーボン源の反応性が高くなり、また、0.01μm以上とすることにより、取り扱いが容易となる。
本発明の製造方法において、硼素化合物とカーボン源との割合は、元素比(B/C)換算で1を超え、1.2以下とすることが必要である。即ち、上記割合が1.0以下であると、還元窒化反応終了後に残存する、酸化硼素の量が低下し、酸化硼素と酸化カルシウムから形成される複合酸化物液相が双晶窒化硼素粒子を生成させる充分な量、具体的には、該複合酸化物液相が生成した窒化硼素に対して、55質量%となる量を下回るため、本発明の目的とする双晶h−BN粒子を得ることが困難となる。また、前記割合が、1.2を超えると還元されずに揮散する硼素化合物の割合が増加し、収率が低下するばかりでなく、上記揮散成分により、製造ラインに悪影響を及ぼす。
本発明の製造方法において、結晶化触媒として使用される含酸素カルシウム化合物としては、酸素とカルシウムが含まれる化合物を特に制限なく使用できる。例えば炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、硝酸カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、シュウ酸カルシウム等を使用することが出来るし、これら2種類以上を混合して使用することも可能である。その中でも、後述する多孔質バルク体を形成するためには、酸化カルシウム、炭酸カルシウムを使用するのが好ましく、発泡性を有することから炭酸カルシウムが特に好ましい。また、上記炭酸カルシウムの平均粒子径は、二酸化炭素生成反応の制御容易性から、平均粒子径0.01〜500μmが好ましく、0.05〜400μmがより好ましく、0.1〜300μmが特に好ましい。
本発明の製造方法において、含酸素カルシウム化合物は、硼素化合物とカーボン源との合計量(HBO、C換算値)100質量部に対して、CaO換算で15〜30質量部、特に、20〜25質量部の割合で使用することが重要である。即ち、含酸素カルシウム化合物の上記割合が、15質量部未満である場合、還元窒化反応終了後に残存する、酸化カルシウムの量が低下し、酸化硼素と酸化カルシウムから形成される複合酸化物液相が双晶窒化硼素粒子を生成させる充分な量、具体的には、該複合酸化物液相が生成した窒化硼素に対して、55質量%となる量を下回るため、本発明の目的とする双晶h−BN粒子を製造することが困難となる。また、含酸素カルシウム化合物の上記割合が、30質量部を超えると、液相を構成する複合酸化物中の酸化カルシウム割合が65質量%を超えることにより、その融点が上昇し、双晶h−BN粒子を製造することが困難となる。
本発明の製造方法において、上記の各原料を含む混合物の形態は特に制限されず、粉末状のままでもよいが、多孔質バルク体、造粒体を形成してもよい。尚、かかる多孔質バルク体は、例えば、硼酸、カーボン源、炭酸カルシウム、ポリオールを含む混合粉末を加熱し、硼酸からメタ硼酸の生成、メタ硼酸の溶融によりバルク体を形成すると共に、メタ硼酸が溶融している状態で、炭酸カルシウムの分解により二酸化炭素ガスを生成せしめて発泡させる方法が挙げられる。
また、上記多孔質バルク体の形状は、混合粉末の加熱に使用する容器等の形状に応じて適宜決定すればよく、特に限定されるものではないが、例えば、四角柱状、円柱状、球状、多角形状、不定形状、針状及び板状等の形状が挙げられるが、ハンドリング性の観点から、四角柱状、円柱状、球状等の形状であることが好ましい。また、その大きさは、径(球状以外は相当径)5〜300mm程度が一般的である。 本発明の製造方法において、前記硼素化合物、カーボン源、含酸素金属化合物の混合方法特に制限されず、振動ミル、ビーズミル、ボールミル、ヘンシェルミキサー、ドラムミキサー、振動攪拌機、V字混合機等の一般的な混合機が使用可能である。
(還元窒化)
本発明の製造方法において、結晶性の高い六方晶窒化硼素粉末を得るために、通常1700℃以上、好ましくは、1700〜2200℃、更に好ましくは1800〜2000℃で熱処理を行い、六方晶窒化硼素を得る。即ち、かかる熱処理温度が1700℃未満では結晶性の高い六方晶窒化硼素は得られず、2200℃以上では、効果が頭打ちとなり、経済的に不利である。
また、上記温度での反応時間は、酸化硼素と酸化カルシウムから形成される複合酸化物液相中での双晶結晶の成長を確実に行わせるため、1〜10時間、特に、2〜8時間とすることが好ましい。
本発明の窒化硼素製造方法において、窒素雰囲気は、公知の手段によって形成することが出来る。使用するガスとしては、上記窒化処理条件で硼素に窒素を与えることが可能なガスであれば特に制限されず、窒素ガス、アンモニアガスを使用することも可能であり、窒素ガス、アンモニアガスに、水素、アルゴン、ヘリウム等の非酸化性ガスを混合したガスも使用可能である。
本発明の窒化硼素製造方法は、反応雰囲気制御の可能な公知の装置を使用して行うことができる。例えば、高周波誘導加熱やヒーター加熱により加熱処理を行う雰囲気制御型高温炉が挙げられ、バッチ炉の他、プッシャー式トンネル炉、縦型反応炉等の連続炉も使用可能である。
(酸洗浄)
本発明の製造方法において、上述の還元窒化処理を施した直後は窒化硼素を主成分とするが、硼酸カルシウム等の副生成物も含まれているため、酸を用いて洗浄することが必要となる。酸洗浄の方法は特に制限されず、公知の方法が制限無く採用されるが、例えば、窒化処理後に得られた副生成物含有窒化硼素を解砕して容器に投入し、該副生成物含有窒化硼素の5〜10倍量の希塩酸(10〜20質量%HCl)を加え、4〜8時間接触せしめる方法が挙げられる。
上記酸洗浄時に用いる酸としては、塩酸以外にも、硝酸、硫酸、酢酸等を用いることも可能である。
上記酸洗浄の後、残存する酸を洗浄する目的で、純水を用いて洗浄する。上記洗浄の方法としては、上記酸洗浄時の酸をろ過した後、使用した酸と同量の純水に酸洗浄した窒化硼素を分散させ、再度ろ過する。この操作を数回実施することで、本発明の窒化硼素粉末の純度を達成可能となる。
(窒化硼素粉末の用途)
本発明の窒化硼素粉末の用途は、特に限定されず、公知の用途に特に制限無く適用可能である。好適に使用される用途を例示するならば、電気絶縁性向上や熱伝導性付与等の目的で樹脂に充填剤として使用する用途が挙げられる。上記窒化硼素粉末の用途において、得られる樹脂組成物は、高い電気絶縁性や熱伝導性を有する。
従って、本発明の窒化硼素粉末は、電子部品の放熱シートや放熱ゲルに代表される固体状または液体状のサーマルインターフェイスマテリアル用の充填剤として好適に使用することができる。
前記樹脂としては、ポリオレフィン、塩化ビニル樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ナイロン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ケイ素樹脂等の熱硬化性樹脂、合成ゴムなどが挙げられる。
また、本発明の窒化硼素粉末は、立法晶窒化硼素や窒化硼素成型品等の窒化硼素加工品製品の原料、エンジニアリングプラスチックへの核剤、フェーズチェンジマテリアル、固体状または液体状のサーマルインターフェイスマテリアル、溶融金属や溶融ガラス成形型の離型剤、化粧品、複合セラミックス原料等の用途にも使用することができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
尚、実施例において、各測定値は、以下の方法により測定した値である。
[屈曲部の角度]
倍率10000倍のSEM観察像から異なる双晶h−BN粒子100個を無作為に選び、各粒子の板面と板面の成す角θを測定し、その平均値を屈曲部の角度とした。
[アスペクト比、長軸の長さ(L)、短軸の長さ(W)]
倍率2000倍のSEM観察像から異なる双晶h−BN粒子100個を無作為に選び、双晶h−BN粒子の長軸の長さ(L)、厚み(t)を測定してそれぞれのアスペクト比(L/t)を算出し、その平均値をアスペクト比とした。また、長軸の長さ(L:平均粒子径)、短軸の長さ(W)は、測定された値の平均値を算出して求めた。
[双晶粒子含有割合(容量%)]
倍率500倍のSEM観察像10水準から双晶h−BN粒子と非双晶h−BN粒子を選別して双晶h−BN含有容量%を求めた。
実施例1
硼酸、アセチレンブラック、酸化カルシウムを表1に示す割合(元素比)で、混合物として100gをボールミルを使用して混合した。該混合物50gを、黒鉛製タンマン炉を用い、窒素ガス雰囲気下、15℃/分で1800℃まで昇温し、1800℃で2時間保持することで窒化処理した。
次いで、副生成物含有窒化硼素を解砕して容器に投入し、該副生成物含有窒化硼素の5倍量の塩酸(7重量%HCl)を加え、回転数800rpmで24時間撹拌した。該酸洗浄の後、酸をろ過し、使用した酸と同量の純水に、ろ過して得られた窒化硼素を分散させ、再度ろ過した。この操作を5回繰り返した後、150℃で6時間乾燥させた。
乾燥後に得られた粉末を目開き90μmの篩にかけて、白色の六方晶窒化硼素粉末を得た。得られた六方晶窒化硼素粉末中の双晶窒化硼素粒子の含有割合をSEM観察にて測定、双晶窒化硼素粒子のアスペクト比、長軸の長さ(L)、短軸の長さ(W)、屈曲部の角度を測定して表1に示した。
実施例2
硼酸とアセチレンブラックの割合を、元素比(B/C)換算で1.1となるようにし、CaOを25重量部とした以外は実施例1と同様にした。各測定値を表1に示した。
実施例3
硼酸とアセチレンブラックの割合を、元素比(B/C)換算で1.18となるようにし、CaOを30重量部とした以外は実施例1と同様にした。各測定値を表1に示した。
比較例1
硼酸とアセチレンブラックの割合を、元素比(B/C)換算で0.9となるようにし、CaOを14重量部とした以外は実施例1と同様にした。各測定値を表1に示した。
比較例2
硼酸とアセチレンブラックの割合を、元素比(B/C)換算で0.8となるようにし、CaOを35重量部とした以外は実施例1と同様にした。各測定値を表1に示した。
実施例4〜6
実施例1〜3で得られた窒化硼素粉末をシリコーン樹脂及びエポキシ樹脂に充填し樹脂組成物を作製し、熱伝導率の評価を行った。エポキシ樹脂は、(三菱化学株式会社製JER806)100重量部と硬化剤(脂環式ポリアミン系硬化剤、三菱化学株式会社製JERキュア113)28重量部との混合物を準備した。シリコーン樹脂は(信越化学工業社製KE−109)100重量部と硬化剤(信越化学工業社製CAT−RG)10重量部との混合物を準備した。次に、各基材樹脂40体積%と、前記特定窒化硼素粉末60体積%とを自転・公転ミキサー(倉敷紡績株式会社製MAZERUSTAR)にて混合して樹脂組成物を得た。
これを金型体に注型し、熱プレスを使用し、温度:150℃、圧力:5MPa、保持時間:1時間の条件で硬化させ、直径10mm、厚さ0.2mmのシートを作製した。温度波熱分析装置にて熱伝導率を測定した結果を表2に示した。実施例1〜3で作製した窒化硼素粉末を充填したシートはいずれも8.0W/m・K以上、35kV/mm以上であり、高熱伝導率、高絶縁耐力を示した。
比較例3
比較例4
比較例1、比較例2で得られた窒化硼素粉末を用いた以外は実施例4と同様にした。温度波熱分析装置にて熱伝導率を測定した結果を表2に示した。比較例1で作製した窒化硼素粉末を充填したシートは熱伝導率が8.0W/m・K以下であり、低熱伝導率であった。比較例2で作製した窒化硼素粉末を充填したシートは絶縁耐力が35kV/mm以下であり、低絶縁耐力を示した。
Figure 2016216271
Figure 2016216271

Claims (8)

  1. 板状結晶が1つの屈曲部において連続した双晶構造を有することを特徴とする六方晶窒化硼素粒子。
  2. アスペクト比が3〜10である請求項1記載の六方晶窒化硼素粒子。
  3. 屈曲部の角度が139±2度である請求項1又は2に記載の六方晶窒化硼素粒子。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の六方晶窒化硼素粒子を含む窒化硼素粉末。
  5. 請求項4に記載の六方晶窒化硼素粉末よりなる樹脂用フィラー。
  6. 請求項5に記載の樹脂用フィラーを充填した樹脂組成物。
  7. 請求項6記載の樹脂組成物よりなる電子部品の放熱材。
  8. 硼素化合物、カーボン源及び含酸素カルシウム化合物の混合物を窒素雰囲気下にて1700〜2200℃の温度に加熱して該硼素化合物を還元窒化するに際し、前記混合物における硼素化合物とカーボン源との割合が、元素比(B/C)換算で、1を超え、1.2以下、含酸素カルシウム化合物の割合が、硼素化合物とカーボン源との合計量(但し、硼素化合物はHBO換算値、カーボン源はC換算値)100質量部に対して、CaO換算値で15〜30質量部とすることを特徴とする六方晶窒化硼素粉末の製造方法。
JP2015099368A 2015-05-14 2015-05-14 六方晶窒化硼素粉末 Active JP6516553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015099368A JP6516553B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 六方晶窒化硼素粉末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015099368A JP6516553B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 六方晶窒化硼素粉末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016216271A true JP2016216271A (ja) 2016-12-22
JP6516553B2 JP6516553B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=57579781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015099368A Active JP6516553B2 (ja) 2015-05-14 2015-05-14 六方晶窒化硼素粉末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6516553B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018124126A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 昭和電工株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート
JP2019151575A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社トクヤマ 固体化粧品用組成物
KR20210028712A (ko) * 2018-08-07 2021-03-12 미즈시마 페로알로이 가부시키가이샤 육방정 질화붕소 분말
CN112919431A (zh) * 2021-02-07 2021-06-08 辽东学院 一种高产率、高结晶度的六方氮化硼纳米片及其制备方法
WO2022039236A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 デンカ株式会社 窒化ホウ素粒子、樹脂組成物、及び樹脂組成物の製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB870084A (en) * 1958-03-24 1961-06-14 United States Borax Chem Method of manufacturing boron nitride
JPH11171511A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Shin Etsu Chem Co Ltd 六方晶窒化硼素粉末及びその製造方法
JP2003513787A (ja) * 1999-11-19 2003-04-15 デ ビアス インダストリアル ダイアモンズ (プロプライエタリイ)リミテッド 立方晶窒化ホウ素クラスター
JP2004190183A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 National Institute For Materials Science 長周期構造を有する窒化ホウ素ナノ繊維およびその製造方法
JP2007308360A (ja) * 2006-04-20 2007-11-29 Jfe Steel Kk 六方晶窒化ホウ素粉末
JP2011098882A (ja) * 2009-10-09 2011-05-19 Mizushima Ferroalloy Co Ltd 六方晶窒化ホウ素粉末およびその製造方法
JP2012111657A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 窒化ホウ素粉末、その製造方法、それを含有してなる組成物及び放熱材
WO2014109134A1 (ja) * 2013-01-10 2014-07-17 株式会社カネカ 六方晶窒化ホウ素及びそれを用いた高熱伝導性樹脂成形体

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB870084A (en) * 1958-03-24 1961-06-14 United States Borax Chem Method of manufacturing boron nitride
JPH11171511A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Shin Etsu Chem Co Ltd 六方晶窒化硼素粉末及びその製造方法
JP2003513787A (ja) * 1999-11-19 2003-04-15 デ ビアス インダストリアル ダイアモンズ (プロプライエタリイ)リミテッド 立方晶窒化ホウ素クラスター
US6984448B1 (en) * 1999-11-19 2006-01-10 Geoffrey John Davies Cubic boron nitride clusters
JP2004190183A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 National Institute For Materials Science 長周期構造を有する窒化ホウ素ナノ繊維およびその製造方法
JP2007308360A (ja) * 2006-04-20 2007-11-29 Jfe Steel Kk 六方晶窒化ホウ素粉末
JP2011098882A (ja) * 2009-10-09 2011-05-19 Mizushima Ferroalloy Co Ltd 六方晶窒化ホウ素粉末およびその製造方法
US20120196128A1 (en) * 2009-10-09 2012-08-02 Mizushima Ferroalloy Co., Ltd. Hexagonal boron nitride powder and method for producing same
JP2012111657A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 窒化ホウ素粉末、その製造方法、それを含有してなる組成物及び放熱材
WO2014109134A1 (ja) * 2013-01-10 2014-07-17 株式会社カネカ 六方晶窒化ホウ素及びそれを用いた高熱伝導性樹脂成形体

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102265035B1 (ko) * 2016-12-28 2021-06-15 쇼와 덴코 가부시키가이샤 육방정 질화붕소 분말, 그 제조 방법, 수지 조성물 및 수지 시트
JPWO2018124126A1 (ja) * 2016-12-28 2019-06-27 昭和電工株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート
KR20190082952A (ko) * 2016-12-28 2019-07-10 쇼와 덴코 가부시키가이샤 육방정 질화붕소 분말, 그 제조 방법, 수지 조성물 및 수지 시트
CN110099865A (zh) * 2016-12-28 2019-08-06 昭和电工株式会社 六方晶氮化硼粉末、其制造方法、树脂组合物和树脂片
WO2018124126A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 昭和電工株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート
EP3564185A4 (en) * 2016-12-28 2020-08-19 Showa Denko K.K. HEXAGONAL BORNITRIDE POWDER, METHOD OF MANUFACTURING THEREOF, RESIN COMPOSITION AND RESIN FILM
US11577957B2 (en) 2016-12-28 2023-02-14 Showa Denko K.K. Hexagonal boron nitride powder, method for producing same, resin composition and resin sheet
CN110099865B (zh) * 2016-12-28 2022-05-13 昭和电工株式会社 六方晶氮化硼粉末、其制造方法、树脂组合物和树脂片
JP2019151575A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 株式会社トクヤマ 固体化粧品用組成物
JP6993265B2 (ja) 2018-03-01 2022-01-13 株式会社トクヤマ 固体化粧品用組成物
EP3835259A4 (en) * 2018-08-07 2021-10-27 Mizushima Ferroalloy Co., Ltd. HEXAGONAL BORON NITRIDE POWDER
KR20210028712A (ko) * 2018-08-07 2021-03-12 미즈시마 페로알로이 가부시키가이샤 육방정 질화붕소 분말
KR102541031B1 (ko) * 2018-08-07 2023-06-08 미즈시마 페로알로이 가부시키가이샤 육방정 질화붕소 분말
WO2022039236A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 デンカ株式会社 窒化ホウ素粒子、樹脂組成物、及び樹脂組成物の製造方法
JPWO2022039236A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24
JP7216872B2 (ja) 2020-08-20 2023-02-01 デンカ株式会社 窒化ホウ素粒子、樹脂組成物、及び樹脂組成物の製造方法
CN115768720A (zh) * 2020-08-20 2023-03-07 电化株式会社 氮化硼粒子、树脂组合物及树脂组合物的制造方法
CN112919431A (zh) * 2021-02-07 2021-06-08 辽东学院 一种高产率、高结晶度的六方氮化硼纳米片及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6516553B2 (ja) 2019-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6516509B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法
JP6356025B2 (ja) 窒化硼素粉末及びその製造方法
JP7455047B2 (ja) 窒化ホウ素凝集粒子、窒化ホウ素凝集粒子の製造方法、該窒化ホウ素凝集粒子含有樹脂組成物、及び成形体
JP6483508B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法
JP6676479B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法
JP6678999B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、樹脂組成物及び樹脂シート
JP6516553B2 (ja) 六方晶窒化硼素粉末
JP5686748B2 (ja) 球状窒化アルミニウム粉末の製造方法及び該方法により得られた球状窒化アルミニウム粉末
WO2012029868A1 (ja) 球状窒化アルミニウム粉末
JP6979034B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法
JPS6011223A (ja) 繊維状酸化マグネシウム及びその製法
JP2017178719A (ja) 窒化アルミニウム−窒化ホウ素複合凝集粒子およびその製造方法
JP2017036415A (ja) 放熱樹脂シート及び該放熱樹脂シートを含むデバイス
JP2019182737A (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末およびその製造方法
JP2017014064A (ja) 六方晶窒化硼素粒子及びその製造方法
JP2017036190A (ja) 窒化ホウ素凝集粒子組成物、bn凝集粒子含有樹脂組成物及びそれらの成形体、並びに窒化ホウ素凝集粒子の製造方法、
JP6452873B2 (ja) 窒化硼素粉末及びその製造方法
WO2020195298A1 (ja) 粒状窒化ホウ素の製造方法および粒状窒化ホウ素
KR20180039516A (ko) 구상 알파-알루미나 입자 분말의 제조 방법
JP2018043899A (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末
JP3533532B2 (ja) 大粒径の窒化アルミニウム粉末およびその製造方法
KR101084711B1 (ko) 고순도 베타상 탄화규소 미세 분말의 저온 제조 방법
JP2583261B2 (ja) 充填剤
JP6441027B2 (ja) 窒化硼素粉末の製造方法
JP5987322B2 (ja) 金属酸化物含有窒化ホウ素の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150