JP2016205177A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダブロックの構造の複雑化や大型化を避けつつ、良好な燃費性能および暖房性能を確保すること。
【解決手段】エンジンのシリンダボア壁を囲むようにシリンダブロックに形成されたウォータジャケットと、ウォータジャケットにシリンダボア壁から空間を隔てて収容される中空状のスペーサ部材と、スペーサ部材の内部空間に冷却水を導入するための導入通路と、スペーサ部材とシリンダボア壁との間の空間から冷却水を導出するための導出通路とを備え、スペーサ部材は、シリンダボア壁の外周面と近接して対向するボア側周壁を有し、ボア側周壁には、その外側から内側に向かって延びて、内部空間内の冷却水をシリンダボア壁に向かって噴出させる噴出孔が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの冷却装置に関する。
近年、燃焼室を断熱化することにより冷却損失を低下させ、これによりエンジンの熱効率を向上させて燃費性能を改善する技術が検討されている。例えば、炭素繊維強化樹脂複合材料(CFRP/Carbon Fiber Reinforced Plastics)により形成されたシリンダライナを備えたエンジン構造の研究が進められている。
このエンジン構造によれば、シリンダライナが熱伝導率の低い炭素繊維強化樹脂複合材料により形成されていることで、シリンダブロックへの放熱が抑制される。その結果、エンジンの冷却損失の低下、ひいては熱効率の向上に寄与するものとなっている。
しかしながら、シリンダブロックへの放熱が抑制されることで、シリンダライナの外側を流れる冷却水やオイル(冷却流体)の温度上昇も妨げられてしまう。そのため、例えば寒冷地等では、冷却水の熱エネルギーを利用した暖房機能に支障が生じるといった弊害を伴う虞がある。
このような弊害を防止するために、例えば、特許文献1に記載されているように、シリンダライナの外周に沿って形成されたウォータジャケット内に冷却水を循環させてシリンダライナを冷却する冷却構造において、シリンダブロックにおけるウォータジャケットの周囲の部分に、冷却水を一時的に貯留する環状冷却プール部を形成するとともに、この環状冷却プール部とウォータジャケットとを複数の冷却水通路で連通させ、シリンダの軸方向から見て、冷却水通路内の冷却水をウォータジャケットの壁面に対して略垂直に衝突させることが考えられる。
特開2005−337035号公報
特許文献1に記載の冷却構造によれば、シリンダの軸方向から見て、冷却水をウォータジャケットの壁面に対して略垂直に衝突させることにより、ウォータジャケット内に冷却水の乱流を発生させることができる。その結果、シリンダライナから冷却水への熱伝達率が高まるため、シリンダライナを熱伝導率の低い素材で構成した場合であっても、シリンダライナの外側を流れる冷却水の温度上昇を促進することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の冷却構造は、シリンダブロックにおけるウォータジャケットの周囲の部分に環状冷却プール部を形成したものであるため、シリンダブロックの構造が複雑化する上に、シリンダブロックの大型化を招く虞がある。さらに、特許文献1に記載の冷却構造は、シリンダライナから冷却水への熱伝達率を高めることはできるが、シリンダブロックからの放熱を抑制して燃費性能を向上させることはできない。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、シリンダブロックの構造の複雑化や大型化を避けつつ、良好な燃費性能および暖房性能を確保することができるエンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、エンジンのシリンダボア壁を囲むようにシリンダブロックに形成されたウォータジャケットと、前記ウォータジャケットに、前記シリンダボア壁から空間を隔てて収容される中空状のスペーサ部材と、前記スペーサ部材の内部空間に冷却水を導入するための導入通路と、前記スペーサ部材と前記シリンダボア壁との間の空間から冷却水を導出するための導出通路とを備え、前記スペーサ部材は、前記シリンダボア壁の外周面と近接して対向するボア側周壁を有し、前記ボア側周壁には、その外側から内側に向かって延びて、前記内部空間内の冷却水を前記シリンダボア壁に向かって噴出させる噴出孔が形成されていることを特徴とする、エンジンの冷却装置を提供する。
本発明によれば、導入通路を通じてスペーサ部材の内部空間(以下、「スペーサ内空間」と称する)に導入された冷却水は、ボア側周壁の噴出孔を通じてスペーサ部材とシリンダボア壁との間の空間(以下、「ボア側空間」と称する)に導入され、さらに導出通路を通じてボア側空間から排出される。ボア側周壁はシリンダボア壁の外周面に近接しており、ボア側周壁の噴出孔はボア側周壁の外側から内側に向かって延びているため、噴出孔から噴出した冷却水はシリンダボア壁の外周面に衝突する。冷却水がシリンダボア壁の外周面に衝突することにより、ボア側空間内、特にシリンダボア壁の表面付近に乱流が発生するとともに、シリンダボア壁の表面付近の温度境界層が薄くなり、その結果、シリンダボア壁から冷却水への熱伝達率が高まるため、シリンダボア壁の熱が冷却水に効率よく伝達される。そして、シリンダボア壁によって効率よく温められた冷却水を利用することにより、良好な暖房性能を確保することができる。
しかも、この冷却装置は、スペーサ部材をウォータジャケット内に収容した簡単な構造であるため、シリンダブロックの構造が複雑化したり大型化するのを回避することができる。
さらに、スペーサ部材を設けることにより断熱効果が生じるため、シリンダボア壁の熱がシリンダブロックに放熱されることが抑制され、その結果、エンジンの熱効率を向上させて、良好な燃費性能を確保することができる。また、スペーサ部材による断熱効果によって、冷却水の熱がシリンダブロックに放熱されることが抑制され、その結果、冷却水の昇温を促進して、良好な暖房性能を確保することができる。
本発明においては、前記噴出孔は、シリンダの軸方向から見て、前記シリンダボア壁の外周面に接する接線に対し当該外周面上で略垂直をなす方向に延びていることが好ましい。
この構成によれば、スペーサ内空間内の冷却水が噴出孔を通じてボア側空間に導入されるときに、シリンダの軸方向から見て、冷却水はシリンダボア壁の外周面に接する接線に対し当該外周面上で略垂直をなす方向に噴出し、その結果、冷却水はシリンダボア壁の外周面に対して略垂直に衝突する。冷却水がシリンダボア壁の外周面に対して略垂直に衝突することにより、ボア側空間における乱流の発生度合いが高まるとともに、シリンダボア壁の表面付近の温度境界層が非常に薄くなり、その結果、シリンダボア壁から冷却水への熱伝達率をさらに高めることができる。
本発明においては、前記導入通路を介して前記内部空間に冷却水を供給するためのウォータポンプをさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、ウォータポンプの圧送力により、スペーサ内空間とボア側空間との間に圧力差を生じさせて(スペーサ内空間の圧力がボア側空間の圧力よりも高い)、冷却水をシリンダボア壁の外周面に確実に衝突させることができる。
本発明においては、前記シリンダボア壁のうち、前記噴出孔と対向する部位の周辺に、前記シリンダボア壁の外周面から前記ボア側周壁に向かって突出し、当該ボア側周壁との間に隙間を有するリブが形成されていることが好ましい。
ボア側空間において、シリンダボア壁に沿った方向では、シリンダボア壁における冷却水の衝突部位から離れるにつれて次第に冷却水の流れの乱れ(乱流状態)が減少し、これに伴い、冷却水の衝突部位から離れるにつれて次第にシリンダボア壁から冷却水への熱伝達率も減少する傾向となる。しかしながら、本構成によれば、リブによりボア側空間内の冷却水の流れが乱されるため、シリンダボア壁における冷却水の衝突部位から離れた位置で冷却水の流れの乱れを回復させ、これに伴い、シリンダボア壁から冷却水への熱伝達率を高いレベルに回復させて、その減少を抑制することができる。
本発明においては、前記シリンダボア壁は、前記シリンダブロックに嵌め込まれた筒状のシリンダライナにより形成され、前記シリンダライナは、その軸方向に沿った第1方向の熱伝導率がその厚み方向に沿った第2方向の熱伝導率よりも大きい熱伝導異方性を有し、前記ウォータジャケットは、前記シリンダライナの軸方向一端部の外側にのみ配置されていることが好ましい。
この構成において、「シリンダブロックに嵌め込まれた筒状のシリンダライナ」には、シリンダブロックに圧入されたシリンダライナや、シリンダブロックに鋳込まれたシリンダライナが含まれる。
この構成によれば、シリンダライナが熱伝導異方性を有することにより、燃焼室内の熱は専らシリンダライナに沿ってウォータジャケットに向かって移動することとなり、シリンダライナから外側(第2方向外側)への放熱が抑制される。そのため、燃焼室を高い温度に保ってエンジンの熱効率を高める一方で、ウォータジャケット内を流れる冷却水への熱輸送を効率よく行って、当該冷却水を効率よく昇温させることができる。
さらに、ウォータジャケットは、本体部の軸方向一端部の外側にのみ配置されているため、冷却水への過剰な熱伝達(冷却損失の増大)を抑制することができる。また、ウォータジャケット内の容積が小さくなるので、少ない熱量で冷却水を昇温させることが可能となる。このような構造は、発熱量の比較的少ない低熱容量型のエンジンにおいて特に有効となる。
本発明においては、前記シリンダボア壁は、前記シリンダブロックに嵌め込まれた筒状のシリンダライナにより形成され、前記シリンダライナは、その軸方向に沿った第1方向の熱伝導率がその厚み方向に沿った第2方向の熱伝導率よりも大きい熱伝導異方性を有する本体部と、前記第1方向における前記本体部の一端部に熱伝達可能に繋がる熱誘導部とを備え、前記ウォータジャケットは、前記熱誘導部の外側にのみ配置されていることが好ましい。
この構成によれば、ウォータジャケットが本体部の軸方向一端部の外側にのみ配置されている上記の場合と同様の効果を奏することができる。
本発明においては、前記スペーサ部材は、断熱性材料により構成されていることが好ましい。
この構成によれば、シリンダボア壁の熱がシリンダブロックに放熱されることがさらに抑制される。これにより、エンジンの熱効率をさらに向上させて、良好な燃費性能を確保することができる。また、冷却水の熱がシリンダブロックに放熱されることがさらに抑制される。これにより、冷却水の昇温を促進して、良好な暖房性能を確保することができる。
以上説明したように、本発明によれば、シリンダブロックの構造の複雑化や大型化を避けつつ、良好な燃費性能および暖房性能を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る冷却装置が適用された多気筒エンジンの断面図である。 図1に示されるエンジンの要部を拡大して示す断面図である。 図2に示される噴出孔の周辺部分を拡大して示す断面図である。 図1に示されるエンジンのA−A線断面図である。 図4に示されるエンジンの要部を拡大して示す断面図である。 第1実施形態における熱伝達率の向上を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る冷却装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2実施形態におけるリブの第1例(a)および第2例(b)を示す図である。 第2実施形態における熱伝達率の向上を示すグラフである。 第2実施形態におけるリブの変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。なお、図4は図1のA−A線断面図であるが、4つの気筒のうち、一つの気筒のみを示している。また、図3,5における矢印は、冷却水の流れの一例を示している。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るエンジンの冷却装置(以下、「冷却装置」と称する)は、自動車等の車両用エンジンに適用される。
冷却装置の概要について説明する。
図1〜4に示されるように、この冷却装置は、エンジン1のシリンダライナ51を囲むようにシリンダブロック5に形成されたウォータジャケット36と、ウォータジャケット36にシリンダライナ51から空間33(図2,3参照)を隔てて収容される中空状のスペーサ部材26と、スペーサ部材26の内部空間26f(図2,3参照)に冷却水を導入するための導入通路34(図4参照)と、スペーサ部材26とシリンダライナ51との間の空間33(以下、「ボア側空間33」と称する。図2,3参照)から冷却水を導出するための導出通路38,39と、導入通路34を介して内部空間26fに冷却水を供給するためのウォータポンプ37(図4参照)と、シリンダヘッド4に形成されたウォータジャケット27,28と、図外のラジエータおよびヒータコアとを備えており、これらの部材により冷却水の循環経路が構成されている。
以下、この冷却装置について、詳細に説明する。
(エンジン1の全体構造)
冷却装置が適用されるエンジン1は、図1の紙面に垂直な方向に、4つの気筒が配置された直列4気筒のガソリンエンジンである。
エンジン1は、エンジン本体2と、これに組付けられた図外の吸排気マニホールドおよび各種ポンプ等の補機とを含む。
エンジン本体2は、上下に連結されるカムキャップ3、シリンダヘッド4、シリンダブロック5、クランクケース(図示省略)及びオイルパン(図示省略)を含む。
シリンダブロック5には、4つのシリンダボア7が形成され、各シリンダボア7内にそれぞれピストン8が摺動可能に収容され、これらピストン8、シリンダボア7、シリンダヘッド4および後記吸排気弁14,15によって燃焼室10が気筒毎に形成されている。なお、各ピストン8は、コネクティングロッド9を介して、クランクケースに回転自在に支持された図外のクランク軸に連結されている。
シリンダヘッド4には、燃焼室10を形成するための、シリンダボア7と同数の凹部4aが設けられている。シリンダヘッド4には、気筒毎に、各凹部4aの位置で燃焼室10に開口する吸気ポート12及び排気ポート13が設けられ、吸気ポート12及び排気ポート13をそれぞれ開閉する吸気弁14及び排気弁15が、各ポート12,13にそれぞれ装備されている。
吸気弁14及び排気弁15は、それぞれリターンスプリング16,17により各ポート12,13を閉止する方向(図1の上方向)に付勢されており、カムシャフト18,19の外周に設けられたカム部18a、19aによって押下されることで、各ポート12,13を開くように構成されている。詳しくは、カムシャフト18,19の回転に伴い、スイングアーム20,21の中央部に設けられたカムフォロア20a,21aをカム部18a,19aが押下することで、スイングアーム20,21がそれらの一端側に設けられた油圧ラッシュアジャスタ24,25のピボット機構の頂部を支点として揺動し、この揺動に伴い、スイングアーム20,21の他端部が上記リターンスプリング16、17の付勢力に抗して吸気弁14及び排気弁15を押下する。これにより各ポート12,13が開く。
シリンダヘッド4およびシリンダブロック5には、ウォータジャケットが設けられている。詳しくは、シリンダブロック5には、4つのシリンダボア7を一体に囲むようにウォータジャケット36が設けられている。また、シリンダヘッド4には、燃焼室10の吸気側(図1では右側)であって吸気ポート12の下側の位置にウォータジャケット27が設けられるとともに、燃焼室10の排気側(図1では左側)であって排気ポート13の下側の位置にウォータジャケット28が設けられている。
詳細図を省略するが、シリンダブロック5のウォータジャケット36と、シリンダヘッド4のウォータジャケット27,28とは、シリンダヘッド4とシリンダブロック5との間に介設された図外のガスケットの連通孔を介して互いに連通している。
(シリンダブロック5の詳細構造)
シリンダブロック5は、図1及び図2に示されるように、アルミ合金の鋳造品であるブロック本体50と、このブロック本体50に鋳込まれ、または圧入された円筒状のシリンダライナ51(本発明の「シリンダボア壁」に相当)とを備えており、このシリンダライナ51の内周面によりシリンダボア7が形成されている。
ブロック本体50は、4つのシリンダ部55(図1〜4参照)と、シリンダ部55の下方に繋がってクランク室を形成するスカート部56(図1参照)と、このスカート部56の内側に形成された、クランク軸の軸受部57とを備えている。そして、各シリンダ部55の内側にシリンダライナ51が配設されている。
シリンダライナ51は、シリンダボア7の下側部分を形成する第1ライナ部52(本発明の「本体部」に相当)と、シリンダボア7の上側部分を形成する第2ライナ部53(本発明の「熱誘導部」に相当)とを含む。図1に示される例では、第2ライナ部53は、シリンダボア7のうち、上死点に到達したピストン8のピストンリングの位置を含む一定の領域を形成している。
第1ライナ部52は、高熱伝導性の炭素繊維強化樹脂複合材料(CFRP)により形成されるとともに、熱伝導異方性を有している。詳しく説明すると、第1ライナ部52は、例えばピッチ系炭素繊維をエポキシ樹脂等に含浸、積層した炭素繊維強化樹脂複合材料が用いられて、炭素繊維がシリンダライナ51(第1ライナ部52)の中心線(軸)と平行に並ぶように円筒状に形成されたものである。これにより、第1ライナ部52は、金属材料と同等以上の熱伝導率を有するとともに、上下方向(中心線と平行な方向/本発明の「第1方向」に相当)の熱伝導率が厚み方向(中心線と直交する方向/本発明の「第2方向」に相当)の熱伝導率よりも大きい熱伝導特性、すなわち熱伝導異方性を有した構造となっている。本実施形態では、例えば上下方向の熱伝導率が約300W/mKであるのに対して、厚み方向の熱伝導率は約2.0W/mKであり、第1ライナ部52は、上下方向の熱伝導率が厚み方向の熱伝導率の150倍である。
一方、第2ライナ部53は、第1ライナ部52の上面に熱伝達可能な状態で当接している。この第2ライナ部53は、金属材料で形成されており、本実施形態では、シリンダライナの一般的材料である鋳鉄により形成されている。鋳鉄の熱伝導率は、約48W/mKである。
図1〜5に示されるように、第2ライナ部53の径方向外側(外周)には、上記ウォータジャケット36が設けられている。ウォータジャケット36は、第2ライナ部53の外周面と、ブロック本体50に形成された段状部50a(図2,3参照)の壁面と、上記ガスケットとにより形成されている。
図2に示されるように、スペーサ部材26は、ボア側周壁26bと、反ボア側周壁26aと、上壁26cと、下壁26dとを備えており、これらの壁26a〜26dは一体に形成されている。スペーサ部材26の材料は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、芳香族系ポリアミドを用いたガラス繊維強化プラスチック(GFRP)である。この材料は、高い断熱性を有している。
図2〜5に示されるように、ボア側周壁26bは、第2ライナ部53(シリンダライナ51)の外周面と近接して対向するように配置されており、第2ライナ部53との間に上記ボア側空間33を形成している。ボア側空間33は、冷却水が流れる空間である。すなわち、シリンダライナ51のうち、第2ライナ部53の外周面は冷却水に直接接触している。また、ボア側周壁26bは、反ボア側周壁26aとの間に内部空間26f(以下、「スペーサ内空間26f」と称する)を形成している。スペーサ内空間26fは、冷却水が流れる空間である。
ボア側周壁26bには、円筒状をなす複数の噴出孔26eが形成されている。噴出孔26eは、ボア側周壁26bの外側から内側に向かって直線状に延びる貫通孔であり、ボア側空間33とスペーサ内空間26fとを連通させている。噴出孔26eは、スペーサ内空間26f内の冷却水を第2ライナ部53に向かって噴出させるものである。図4,5に示されるように、噴出孔26eは、シリンダ(シリンダボア7)の軸方向から見て、第2ライナ部53の外周面に接する接線に対し略垂直をなす方向に延びている。換言すると、噴出孔26eは、ボア側周壁26bの外側からシリンダ(シリンダボア7)の中心に向かって延びている。
本実施形態においては、図4に示されるように、噴出孔26eは、各気筒の吸気側と排気側とに各々3つずつ形成されている。つまり、気筒毎に6つの噴出孔26eが形成されている。各噴出孔26eは、図2に示されるように、ボア側周壁26bの上下方向中央部に形成されている。各気筒の吸気側に形成された3つの噴出孔26eは、隣り合うもの同士の間隔が略同じに設定されている。各気筒の排気側に形成された3つの噴出孔26eについても同様である。
図2〜5に示されるように、反ボア側周壁26aは、ボア側周壁26bの外側にボア側周壁26bと対向して配置されている。反ボア側周壁26aには、図4に示されるように、スペーサ内空間26fと導入通路34とを連通させる切欠孔26gが形成されている。
図4に示されるように、導入通路34は、ブロック本体50に形成されている。より具体的には、導入通路34は、ブロック本体50を構成する4つのシリンダ部55のうち、気筒列方向の一端部に位置するシリンダ部55に形成されている。導入通路34の上流端部(外側端部)は、ウォータポンプ37の吐出口に接続されている。導入通路34の下流端部(内側端部)は、反ボア側周壁26aの切欠孔26gに接続されている。
導出通路38は、ウォータジャケット27とボア側空間33とを連通させる通路であり(図1参照)、シリンダヘッド4に形成されている。導出通路39は、ウォータジャケット28とボア側空間33とを連通させる通路であり(図1参照)、シリンダヘッド4に形成されている。ウォータジャケット27およびウォータジャケット28は、冷却水の循環経路におけるボア側空間33の下流側で、かつヒータコアの上流側に配置されている。
ラジエータは、冷却水の循環経路におけるウォータジャケット36,27,28の下流側に配置されている。ラジエータは、ウォータジャケット36,27,28で温められた冷却水を冷却し、冷却後の冷却水をウォータポンプ37に戻す。
ヒータコアは、冷却水の循環経路におけるウォータジャケット36,27,28の下流側で、かつラジエータの上流側に配置されている。ヒータコアは、ウォータジャケット36,27,28において温められた冷却水と、車室内の空気との間で熱交換を行い、車室内の空気を温める。
次に、本実施形態に係る冷却装置の動作および作用効果について説明する。
ウォータポンプ37が作動すると、その圧送力により、冷却水が導入通路34および切欠孔26gを通じてスペーサ内空間26fに導入される。スペーサ内空間26fに導入された冷却水の一部は、噴出孔26eを通じてボア側空間33に導入され(図3,5参照)、残りの冷却水は、各気筒のスペーサ内空間26fを流れる。スペーサ内空間26fに導入された冷却水の全てが、最終的には噴出孔26eを通じてボア側空間33に導入される。冷却水は、噴出孔26eを通過するときに速度が増すため、ボア側空間33に導入される際に噴出孔26eから第2ライナ部53の外周面に向かって噴出する(図3,5参照)。
図2〜5に示されるように、ボア側周壁26bは第2ライナ部53の外周面に近接しており、ボア側周壁26bの噴出孔26eはボア側周壁26bの外側から内側に向かって延びているため、噴出孔26eから噴出した冷却水は第2ライナ部53の外周面に衝突する。冷却水が第2ライナ部53の外周面に衝突することにより、ボア側空間33内、特に第2ライナ部53の表面付近に乱流が発生するとともに、第2ライナ部53の表面付近の温度境界層が薄くなり、その結果、第2ライナ部53から冷却水への熱伝達率が高まるため、第2ライナ部53の熱が冷却水に効率よく吸収される。
図6は、本実施形態において第2ライナ部53から冷却水への熱伝達率が高まることを示すグラフである。図6における実線G1は、本実施形態における熱伝達率と冷却水の衝突中心からの距離との関係を示すグラフである。図6における破線G2は、衝突による乱流を発生させない場合(冷却水が第2ライナ部53に沿って層流状態で流れている場合)の熱伝達率を示すグラフである。
図6に示されるように、衝突による乱流を発生させない場合には、第2ライナ部53から冷却水への熱伝達率は低い水準で一定となっている。これに対し、本実施形態のように衝突による乱流を発生させた場合には、冷却水の衝突部位において熱伝達率が非常に高くなっている(乱流を生じさせない場合の約6倍。図6の矢印K1を参照)。衝突部位から離れるに従って次第に熱伝達率が低下しているが、全体として前者よりも熱伝達率が高くなっている。従って、本実施形態では、第2ライナ部53によって効率よく温められた冷却水は速やかに昇温する。昇温した冷却水は導出通路38,39等を通じてヒータコアに導かれる。ヒータコアは、効率よく昇温した冷却水によって、良好な暖房性能を発揮することができる。
しかも、この冷却装置は、スペーサ部材26をウォータジャケット36内に収容した簡単な構造であるため、シリンダブロック5の構造が複雑化したり大型化するのを回避することができる。
さらに、断熱性材料からなるスペーサ部材26を設けることにより高い断熱効果が生じるため、第2ライナ部53の熱がブロック本体50に放熱することが抑制され、その結果、エンジン1の熱効率を向上させて、良好な燃費性能を確保することができる。また、スペーサ部材26による断熱効果によって、冷却水の熱がブロック本体50に放熱されることが抑制され、その結果、冷却水の昇温を促進して、良好な暖房性能を確保することができる。
また、第1ライナ部52が熱伝導異方性を有することにより、燃焼室10内の熱は専ら第1ライナ部52に沿ってウォータジャケット36に向かって移動することとなり、第1ライナ部52から外側への放熱が抑制される。そのため、燃焼室10を高い温度に保ってエンジン1の熱効率を高める一方で、ウォータジャケット36内を流れる冷却水への熱輸送を効率よく行って、当該冷却水を効率よく昇温させることができる。
さらに、ウォータジャケット36は、第2ライナ部53の外側にのみ配置されているため、冷却水への過剰な熱伝達(冷却損失の増大)を抑制することができる。また、ウォータジャケット36内の容積が小さくなるので、少ない熱量で冷却水を昇温させることが可能となる。このような構造は、発熱量の比較的少ない低熱容量型のエンジンにおいて特に有効となる。
(第2実施形態)
図7〜9を参照しつつ、本発明の第2実施形態について説明する。図9における実線G1は、第2実施形態における熱伝達率と冷却水の衝突中心からの距離との関係を示すグラフであり、破線G2は、衝突による乱流を発生させない場合の熱伝達率を示すグラフである。
第2実施形態に係るエンジンの冷却装置では、図7,8(a)に示されるように、第2ライナ部53のうち、噴出孔26eと対向する部位の周辺に、第2ライナ部53の外周面からボア側周壁26bに向かって突出し、かつボア側周壁26bとの間に隙間を有するリブ35aが形成されている。
リブ35aは、図8(a)に示されるように、第2ライナ部53における冷却水の衝突部位40から或る程度離れた位置で、衝突部位40を囲むように円環状に形成されている。
次に、第2実施形態に係る冷却装置の作用効果について説明する。
ボア側空間33において、第2ライナ部53に沿った方向では、第2ライナ部53における冷却水の衝突部位40から離れるにつれて次第に冷却水の流れの乱れ(乱流状態)が減少し、これに伴い、冷却水の衝突部位40から離れるにつれて次第に第2ライナ部53から冷却水への熱伝達率も減少する傾向がある(図9の矢印Y参照)。
しかしながら、第2実施形態によれば、リブ35aによりボア側空間33内の冷却水の流れが乱されるため、第2ライナ部53における冷却水の衝突部位40から離れた位置で冷却水の流れの乱れを回復させ(図9の矢印K2を参照)、これに伴い、第2ライナ部53から冷却水への熱伝達率を高いレベルに回復させて、その減少を抑制することができる。
なお、以上説明した第1、第2実施形態は、本発明に係るエンジンの冷却装置の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、スペーサ部材26を、芳香族系ポリアミドを用いたガラス繊維強化プラスチックにより構成したが、他の材料で構成してもよい。
また、上記第1実施形態においては、第1ライナ部52を熱伝導異方性材料により構成したが、他の材料、例えば第2ライナ部53と同じ材料で構成してもよい。
また、図1に示される例では、上下方向(シリンダの軸方向)における第1ライナ部52の長さと第2ライナ部53の長さとが略同じになっているが、これに限定されない。例えば、シリンダライナ51の上端部を第2ライナ部53で構成し、シリンダライナ51の上端部以外の部分を第1ライナ部52(CFRP)で構成してもよい。
また、シリンダライナ51の全体を第1ライナ部52(CFRP)で構成してもよい。この場合には、例えば、第1ライナ部52の上端部外側にウォータジャケット36が配置され、このウォータジャケット36内にスペーサ部材26が収容される。
また、上記第2実施形態では、リブの形状を円環状としてが、これに限定されない。例えば、図8(b)に示されるように、冷却水の衝突部位40を囲むように、4つのリブ35bを、衝突部位40の上側、下側、右側、および左側に配置するとともに、各リブ35bを、シリンダ(シリンダボア7)の軸方向に対して直交する方向から見て直線状となるように形成してもよい。
また、上記第2実施形態では、図7に示されるように、リブ35aの断面形状を長方形状(または正方形状)としたが、これに限定されない。例えば、図10に示されるように、リブ35cの断面形状を、冷却水の流れ方向における下流側の辺が第2ライナ部53側に傾斜した台形状としてもよい。図7に示されるように、冷却水の流れ方向における下流側の辺が第2ライナ部52の外周面に対して略直角をなしている場合には、冷却水の流れがその辺から剥離しやすく、その結果、熱伝達率が低下する虞がある(図9の矢印Pで示す箇所を参照)。これに対し、図10に示されるように、冷却水の流れ方向における下流側の辺を傾斜させた場合には、冷却水の流れがその辺から剥離することが抑制されるため、熱伝達率の低下を抑制することができる。
1 エンジン
5 シリンダブロック
26 スペーサ部材
26a 反ボア側周壁
26b ボア側周壁
26e 噴出孔
26f スペーサ内空間(内部空間)
33 ボア側空間
34 導入通路
35a〜35c リブ
36 ウォータジャケット
37 ウォータポンプ
38,39 導出通路
51 シリンダライナ(シリンダボア壁)
52 第1ライナ部(本体部)
53 第2ライナ部(熱誘導部)

Claims (7)

  1. エンジンのシリンダボア壁を囲むようにシリンダブロックに形成されたウォータジャケットと、
    前記ウォータジャケットに、前記シリンダボア壁から空間を隔てて収容される中空状のスペーサ部材と、
    前記スペーサ部材の内部空間に冷却水を導入するための導入通路と、
    前記スペーサ部材と前記シリンダボア壁との間の空間から冷却水を導出するための導出通路とを備え、
    前記スペーサ部材は、前記シリンダボア壁の外周面と近接して対向するボア側周壁を有し、前記ボア側周壁には、その外側から内側に向かって延びて、前記内部空間内の冷却水を前記シリンダボア壁に向かって噴出させる噴出孔が形成されていることを特徴とする、エンジンの冷却装置。
  2. 前記噴出孔は、シリンダの軸方向から見て、前記シリンダボア壁の外周面に接する接線に対し当該外周面上で略垂直をなす方向に延びていることを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  3. 前記導入通路を介して前記内部空間に冷却水を供給するためのウォータポンプをさらに備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のエンジンの冷却装置。
  4. 前記シリンダボア壁のうち、前記噴出孔と対向する部位の周辺に、前記シリンダボア壁の外周面から前記ボア側周壁に向かって突出し、当該ボア側周壁との間に隙間を有するリブが形成されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のエンジンの冷却装置。
  5. 前記シリンダボア壁は、前記シリンダブロックに嵌め込まれた筒状のシリンダライナにより形成され、
    前記シリンダライナは、その軸方向に沿った第1方向の熱伝導率がその厚み方向に沿った第2方向の熱伝導率よりも大きい熱伝導異方性を有し、
    前記ウォータジャケットは、前記シリンダライナの軸方向一端部の外側にのみ配置されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のエンジンの冷却装置。
  6. 前記シリンダボア壁は、前記シリンダブロックに嵌め込まれた筒状のシリンダライナにより形成され、
    前記シリンダライナは、その軸方向に沿った第1方向の熱伝導率がその厚み方向に沿った第2方向の熱伝導率よりも大きい熱伝導異方性を有する本体部と、前記第1方向における前記本体部の一端部に熱伝達可能に繋がる熱誘導部とを備え、
    前記ウォータジャケットは、前記熱誘導部の外側にのみ配置されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のエンジンの冷却装置。
  7. 前記スペーサ部材は、断熱性材料により構成されていることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載のエンジンの冷却装置。
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