JP2007285197A - ウォータージャケット用のスペーサ、ならびに内燃機関の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダブロック1側の溝1bとシリンダヘッド2のバルブ(17,18)近傍の凹部2dとで形成するウォータージャケット3内に挿入されて、シリンダボア1aを横切る方向へ流通する冷却液の流通量をシリンダボア1aの軸線方向で調節するためのスペーサ30において、燃焼室14周りの冷却能力を向上可能とする。
【解決手段】スペーサ30の胴部31に、ウォーターポンプ7から圧送される冷却液を受け入れてシリンダボア1aを横切る方向へ流通させる通路34と、この通路34内の冷却液をシリンダヘッド側凹部2dへ向けて放出する放出部32とを設ける。これにより、ウォーターポンプ7からシリンダブロック側ウォータージャケット3に供給される冷却液の一部は、スペーサ30の通路34および放出部32を介して、シリンダヘッド側凹部2dへ強制的に導入されるので、凹部2d内で冷却液が活発に流動するようになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関のシリンダブロックに設けられてシリンダヘッド側に拡大されたウォータージャケット内に挿入されて、当該ウォータージャケット内でシリンダボアを横切る方向へ流通する冷却液の流通量をシリンダボア軸線方向で異ならせるよう調節するためのスペーサに関する。また、本発明は、内燃機関の冷却構造に関する。
内燃機関では、シリンダヘッド側とシリンダブロック側とに冷却液を流通させるためのウォータージャケットがそれぞれ設けられる。なお、冷却液は、一般的に公知のように、例えばLLC(Long Life Coolant)と呼ばれる不凍液等とされる。
シリンダヘッド側ウォータージャケットは、主として燃焼室周辺や排気ポート周辺に設けられ、また、シリンダブロック側ウォータージャケットは、シリンダボアを囲むように設けられる。
シリンダブロック側ウォータージャケットには、シリンダブロック内に中空状に設けられるもの(例えば特許文献1,2参照)と、シリンダヘッド側に開放する溝状に設けられるもの(例えば特許文献3参照)とがある。一般的に、前者のウォータージャケットを有するシリンダブロックをクローズドデッキタイプ、また、後者のウォータージャケットを有するシリンダブロックをオープンデッキタイプとそれぞれ呼んでいる。
なお、シリンダブロック側ウォータージャケットには、前述したようなタイプに関係なく、ウォーターポンプで圧送される冷却液を、シリンダボアを横切る方向、つまりシリンダボアの軸線方向に対し直交する方向へ流通させるようになっている。
ところで、燃焼室近傍がもっとも高温となる関係より、シリンダボアにおいて燃焼室に近づくに従い高温となる。この点を考慮すると、オープンデッキタイプのほうが好適であると言える。
というのは、オープンデッキタイプのシリンダブロックの場合、それに設けられるウォータージャケットを、シリンダブロックのシリンダヘッド側で開放する溝と、シリンダヘッドにおいて燃焼室形成用の円錐凹部の近傍に設けられる容積拡大用の凹部とを組み合わせて構成していて、燃焼室の近くまで冷却することが可能になっているからである。
さらに、シリンダボアの軸線方向下方領域より上方領域(燃焼室寄り領域)を効率よく冷却させるようにするために、シリンダブロック側のウォータージャケットの内部にスペーサを挿入することにより、当該ウォータージャケットの上方領域における有効断面積を、下方領域における有効断面積より大きくし、それによって前記上方領域における冷却液流通量を前記下方領域における冷却液流通量より多くさせるようにすることが考えられている。
このようなスペーサを用いた構造の一従来例を、図19に示す。つまり、シリンダブロック81には、シリンダボア82を囲むように溝83が設けられており、シリンダヘッド84には、シリンダブロック81の溝83と連なる凹部85が設けられている。
この溝83と凹部85とを組み合わせてシリンダブロック側ウォータージャケット86が形成されている。シリンダブロック81の溝83の幅は、シリンダボア82の軸線方向に沿って略一定とされており、このような溝83内に、スペーサ87が挿入されている。
このスペーサ87は、断面形状が縦長の略長方形とされており、溝83より短小かつ幅狭となっている。このスペーサ87は、溝83に挿入されたときにその底側に沈んで配置されるようになっており、それによって、溝83においてシリンダボア82の軸線方向上下で冷却液流路となりうる幅(あるいは有効断面積)が大小異なるようになる。なお、このスペーサ87は、一般的に中実とされている。
特許第3546792号公報 特許第3245949号公報 特開2003−120289号公報
上述したオープンデッキタイプのシリンダブロック81に設けられるウォータージャケット86の場合、ウォーターポンプから吐出される冷却液がシリンダボア82を横切る方向に流通されるようになっている関係より、このウォータージャケット86の容積拡大用のシリンダヘッド側凹部85内に冷却液が流れ込みにくくなる。
というのは、シリンダヘッド側凹部85内へ冷却液を入れるには、ウォータージャケット86内での冷却液流通方向とほぼ直交する方向へ方向転換させる必要があるが、それが困難なのである。
そのため、このシリンダヘッド側凹部85内の冷却液が流動しにくく、その冷却液温度が高温となることが懸念される。したがって、このような凹部85をわざわざシリンダヘッド84側に設けていても、それによる燃焼室88周りの冷却効果が期待できないと考えられる。
ところで、図19において、シリンダヘッド84側の排気ポート用ウォータージャケット89に対し、より多くの冷却液を流通させるために、例えば図19中の仮想線で示すように、排気ポート用ウォータージャケット89とシリンダヘッド側凹部85とを連通路90で連通させるように構成することにより、シリンダブロック側ウォータージャケット86側から排気ポート用ウォータージャケット89へ冷却液を供給させるようにしたものもある。
このような構造の場合には、上述したような冷却液の流動性の悪さが起因して、シリンダヘッド側凹部85から排気ポート用ウォータージャケット89へと冷却液が流れ込みにくくなると考えられ、排気ポート周りの冷却効果を期待するほど高められるとは限らないと言える。
本発明は、内燃機関のシリンダブロック側の溝とシリンダヘッド側の凹部とで形成するウォータージャケット内に挿入されてシリンダボア軸線方向での冷却液流量を調節するためのスペーサにおいて、ウォーターポンプからシリンダブロック側ウォータージャケットに供給される冷却液の一部を、当該ウォータージャケットと別経路から前記シリンダヘッド側凹部へ強制的に導入させるようにして、燃焼室周りの冷却能力を向上可能とすることを目的としている。
また、本発明は、シリンダブロック側の空間とシリンダヘッド側の凹部とで形成するウォータージャケットを有する内燃機関の冷却構造において、前記シリンダヘッド側凹部内で冷却液を活発に流動させるようにして、燃焼室周りの冷却能力を向上可能とすることを目的としている。
本発明は、シリンダブロックのシリンダボアを囲むように設けられる溝と、シリンダヘッドのバルブ近傍に前記溝のシリンダヘッド側開口に合致するよう設けられる凹部とで形成されるウォータージャケット内に挿入されて、当該ウォータージャケット内でシリンダボアを横切る方向へ流通する冷却液の流通量をシリンダボアの軸線方向で異ならせるよう調節するためのスペーサであって、胴部に、ウォーターポンプから圧送される冷却液を受け入れてシリンダボアを横切る方向に流す通路と、この通路内の冷却液を前記凹部へ向けて放出する放出部とが設けられていることを特徴としている。
なお、シリンダボアを横切る方向とは、シリンダボアの軸線に対し直交する方向のことであり、多気筒型内燃機関の場合だとシリンダボアの配列方向のことである。
この構成によれば、スペーサについて、シリンダブロック側ウォータージャケット内の冷却液流通量を調節するための本来の機能に加えて、シリンダブロック側ウォータージャケットを拡大するためのシリンダヘッドにおけるバルブ近傍の凹部内へ冷却液を放出させる機能を持たせるようにしている。
これにより、前記凹部内で冷却液が強制的に流動させられることになって、燃焼室周り、特にバルブ近傍の冷却能力が増すようになるので、内燃機関の動作安定化を図るうえで有利となる。
好ましくは、前記胴部は、その外側面に当該外側面との間で所定の対向空隙を確保するようカバーを取り付けた構成とされ、前記対向空隙が、前記通路とされる。
この構成では、スペーサについて胴部にカバーを取り付けただけの比較的簡単な組み合わせ構造にしているから、スペーサを中空形状の通路付の成形品とするような場合に比べて製造が容易となり、コストを抑制するうえで有利となる。但し、スペーサを中空形状の通路付の成形品としたものも本発明の一実施形態となりうる。
好ましくは、前記カバーにおけるシリンダボアの軸線方向両端側と前記胴部における前記両端側に対応する箇所とに、互いに結合される凹部および凸部が振り分けて設けられ、また、前記カバーにおけるシリンダボアの軸線方向一端側と前記胴部における前記一端側に対応する箇所とに、互いに突き合わされるとともにキャップが被せられて非分離とされる突片がそれぞれ設けられており、前記各突片の対向間と前記キャップとに、前記スペーサの放出部となる冷却液通路が設けられる。
この構成によれば、スペーサの胴部とカバーとの結合については、凹凸嵌合とキャップ取り付けとで行う方式を採用しているから、スペーサの胴部とカバーとを結合する作業が容易に行えるようになり、製造コストを抑制するうえで有利となる。
そもそも、スペーサが冷却液流通通路となるシリンダブロック側ウォータージャケット内に挿入されるものであるから、胴部とカバーとの結合部分を厳密に密封する必要がないことを考慮し、前述したような簡易な結合構造を採用することが可能になっているのである。
好ましくは、前記放出部は、前記凹部内に突入される。
この構成によれば、放出部から放出される冷却液が凹部内に積極的に供給されるようになるから、排気バルブ周辺の冷却効果をさらに向上するうえで有利となる。
好ましくは、前記胴部には、その通路内に供給される冷却液を前記溝のシリンダボア側内壁面に向けて放出する放出部が設けられる。
この構成によれば、シリンダブロックの溝のシリンダボア側内壁面における任意領域を積極的に冷却することが可能になるから、好適な冷却性能を確保できるようになる。なお、ここでの放出部による冷却液の放出方向を、前記溝のシリンダボア側内壁面において、例えば比較的高温となる燃焼室寄り領域とすれば、シリンダボアの燃焼室寄り領域ならびに燃焼室の冷却効果が増すようになる。
また、本発明は、シリンダブロックのシリンダボアを囲むように設けられる溝と、シリンダヘッドに前記溝のシリンダヘッド側開口に略合致するよう設けられる凹部と、この凹部と前記溝とで形成されるウォータージャケット内に挿入されて、当該ウォータージャケット内でシリンダボアを横切る方向へ流通する冷却液の流通量をシリンダボアの軸線方向で異ならせるよう調節するためのスペーサとを含み、前記スペーサが、前記いずれかに記載の構成とされることを特徴としている。
この構成によれば、シリンダブロック側ウォータージャケットを拡大するためのシリンダヘッド側凹部内に、シリンダブロック側ウォータージャケット内に供給される冷却液と別にスペーサ内通路に供給される冷却液を放出させるようにしている。
これにより、前記シリンダヘッド側凹部内で冷却液が強制的に流動させられることになって、燃焼室周りの冷却効果が増すようになるので、内燃機関の動作安定化を図るうえで有利となる。
好ましくは、シリンダヘッドの排気ポート近傍に排気ポート用ウォータージャケットが設けられるとともに、この排気ポート用ウォータージャケットと前記シリンダヘッド側の凹部とを連通する連通路が設けられ、前記スペーサの放出部による冷却液の放出方向が、前記シリンダヘッド側の凹部内において前記連通路側へ向けられる。
この構成によれば、スペーサの放出部から放出される冷却液がシリンダヘッド側の凹部および連通路を経て排気ポート用ウォータージャケットへ積極的に送られることになるから、排気ポートの冷却効果が増すようになる。
というのは、そもそも、一般的に、ウォーターポンプから吐出される冷却液は排気ポート用ウォータージャケットとシリンダブロック側ウォータージャケットとにそれぞれ別々に供給されるようになっていて、それぞれの冷却が可能になっている。このことに加えて、排気ポート用ウォータージャケットに対し、シリンダブロック側ウォータージャケットに挿入されているスペーサ内通路から冷却液供給を行うようにしているから、前述したように排気ポートの冷却効果が増すことになるのである。
本発明に係るウォータージャケット用スペーサならびにそれを用いた内燃機関の冷却構造によれば、内燃機関の燃焼室周りの冷却能力を向上することが可能になり、内燃機関の動作安定化を図るうえで有利となる。
以下、本発明の実施形態を図1から図18に基づいて説明する。
図1から図8に、本発明の一実施形態を示している。この実施形態では、水冷タイプの直列四気筒DOHC型の内燃機関(エンジン)を例に挙げている。但し、内燃機関の形式は特に限定されない。
まず、内燃機関の冷却システムにおける基本構成の概略について、図1を参照して説明する。
この冷却システムは、要するに、冷却液の温度を、速やかに所定の設定温度に到達させる一方で、所定の設定温度範囲に保つように構成されている。
内燃機関の内外には、閉ループの冷却液循環回路が設けられており、ウォーターポンプ7によって冷却液が循環流通されるようになっている。
この冷却液循環回路は、内燃機関の内部に設けられる内部通路と、内燃機関の外部に設けられる外部通路とを含む。
前記内部通路は、主として、内燃機関のシリンダブロック1に設けられるウォータージャケット3と、内燃機関のシリンダヘッド2に設けられるウォータージャケット4とを含む。
前記外部通路は、主として、シリンダヘッド側ウォータージャケット4の下流部からシリンダブロック側ウォータージャケット3の上流部(ウォーターポンプ7の入口)に至って並列に設けられるラジエータ通路5およびヒータ通路6を含む。
なお、シリンダブロック側ウォータージャケット3とシリンダヘッド側ウォータージャケット4とには、ウォーターポンプ7から吐出される冷却液が並列に供給されるようになっている。つまり、ウォーターポンプ7の下流側通路は、二股に分岐されていて、一方がシリンダブロック側ウォータージャケット3の上流部にまた他方がシリンダヘッド側ウォータージャケット4の上流部に連通連結されている。但し、シリンダブロック側ウォータージャケット3の下流は、ウォーターポンプ7からシリンダヘッド側ウォータージャケット4へ至る通路に連通されている。
また、ラジエータ通路5の途中には、シリンダヘッド側ウォータージャケット4からラジエータ通路5側へ排出される冷却液の熱を放熱して冷却するラジエータ8が設けられている。このラジエータ通路5には、ラジエータ8の上流側と下流側とを短絡接続するための第1バイパス通路9が設けられている。
このラジエータ通路5の下流側に対する第1バイパス通路9の接続部位には、冷却液の流通経路を切り替えるためのサーモスタット10が設けられている。
このサーモスタット10は、冷却液の温度高低に応じて膨張・収縮するサーモワックスを駆動源として弁体を駆動するような一般的に公知の構成とされる。
サーモスタット10の動作としては、シリンダヘッド側ウォータージャケット4出口の冷却液が所定温度以下のときに、図1の実線矢印X1で示すように、シリンダヘッド側ウォータージャケット4から排出された冷却液をラジエータ8内に通さずに第1バイパス通路9へ通過させる暖機経路を確保する一方、シリンダヘッド側ウォータージャケット4出口の冷却液が所定温度を超えたときに、図1の破線矢印X2で示すように、シリンダヘッド側ウォータージャケット4から排出された冷却液をラジエータ8に通過させる冷却経路を確保する。
さらに、ヒータ通路6においてシリンダヘッド側ウォータージャケット4寄りには、車室内を暖房するための熱源としてのヒータコア11が配設されている。このヒータ通路6には、図1実線矢印Yで示すように、冷却液が常時流通する。
次に、上述したような冷却システムを備える内燃機関において、シリンダブロック側ウォータージャケット3やシリンダヘッド側ウォータージャケット4に関連する構造を、図2から図8に示して説明する。
シリンダブロック1には、その長手方向に複数のシリンダボア1aが一列に隣り合わせで設けられている。各シリンダボア1aには、ピストン13がそれぞれ挿入されている。
シリンダヘッド2には、シリンダブロック1の各シリンダボア1aに対応して燃焼室14を形成するための円錐凹部2aがそれぞれ設けられているとともに、各円錐凹部2aに連通する吸気ポート2bおよび排気ポート2cが設けられている。このシリンダヘッド2には、吸気カムシャフト15、排気カムシャフト16、吸気バルブ17、排気バルブ18等が搭載されている。
そして、シリンダブロック1には、複数のシリンダボア1aを囲むようにシリンダヘッド2側(この実施形態では上側)へ向けて開放する溝1bが設けられている。この溝1bの幅は、シリンダボア1aの軸線方向に沿って略一定とされている。
また、シリンダヘッド2において各円錐凹部2aの周辺には、シリンダブロック1側(この実施形態では下側)へ向けて開放する凹部2dが設けられている。この凹部2dは、図3および図6に示すように、円錐凹部2aを挟んで排気バルブ18側つまり排気ポート2c側と、吸気バルブ17側つまり吸気ポート2b側とに設けられており、シリンダブロック1の溝1bと連通するようになっている。
さらに、シリンダヘッド2において吸気ポート2bと排気ポート2cとの間の領域や排気ポート2cと円錐凹部2aとの間の領域には、通孔からなるシリンダヘッド側ウォータージャケット4が設けられている。なお、排気ポート2c近傍のウォータージャケット4を排気ポート用ウォータージャケットと言うことにする。この排気ポート用ウォータージャケット4には、排気ポート側に位置する凹部2dが連通路2eを介して連通されている。
ところで、シリンダブロック1とシリンダヘッド2とは、ヘッドガスケット20を介して、ヘッドボルト(図示省略)によって結合される。
ヘッドガスケット20は、シリンダボア1aに対応する貫通孔21や、ヘッドボルトが挿通されるボルト挿通孔22の他に、シリンダヘッド2の凹部2dに対応する場所に対応する大きさの通孔23が設けられている。この通孔23を介してシリンダブロック1側の溝1bからシリンダヘッド2側の凹部2dへ冷却液が流入可能とされている。
ここで、本発明の特徴を適用した部分について、図3から図8に示して詳細に説明する。
シリンダヘッド側のウォータージャケット3には、その内部においてシリンダボア1aを横切る方向(図2、図5、図8の矢印Z1参照)、つまりシリンダボア1aの軸線に対し直交する方向へ流通される冷却液の流通量をシリンダボア1aの軸線方向で異ならせるよう調節するためのスペーサ30が挿入されている。
このスペーサ30は、その胴部31に、ウォーターポンプ7から圧送される冷却液を受け入れてシリンダボア1aの直交方向に流す通路34と、この通路34内の冷却液をシリンダヘッド側の凹部2dへ向けて放出する放出部32とが設けられた構成になっている。
胴部31は、平面から見てほぼ楕円形でかつ周方向に波打つような形状の筒とされており、その一方の半円筒領域31aの断面形状が縦長の略長方形になっているが、残り他方の半円筒領域31bの断面形状は、一方の半円筒領域31aのさらに半分の厚みの縦長略長方形とされている。
この胴部31における前記他方の半円筒領域31bの外側面には、所定の対向空隙を作るようにして板状のカバー33が取り付けられており、これら両者間の対向空隙が前記の通路34とされる。
この他方の半円筒領域31bにカバー33を取り付けることによって、そこの断面形状が前記一方の半円筒領域31aと同じ外形形状、つまり縦長の略長方形とされるようになっている。このような胴部31は、シリンダブロック1の溝1bより短小かつ幅狭となっている。
このカバー33は、胴部31に対して凹凸を利用して結合されるようになっている。
具体的に、カバー33の上辺側には凹部33aが、また、下辺側には凸部33bがそれぞれ設けられている。
一方、胴部31における他方の半円筒領域31bの上辺側でかつカバー33の上側凹部33aに対応する箇所には凸部31dが、また、他方の半円筒領域31bの下辺側でかつカバー33の下側凸部33bに対応する箇所には凹部31eが設けられている。
なお、カバー33の長手方向一端側は、胴部31の外側面との対向間隔を大きくするように外向きに反った形状になっており、この反り部分側が通路34内への冷却液導入口34aとされるようになっている。
そして、カバー33の上辺側と胴部31における他方の半円筒領域31bの上辺部とに、互いに突き合わされる突片33c,31cが設けられており、これら両者の突片33c,31cにキャップ35が被せられて非分離とされるようになっている。
カバー33の突片33cの内面に設けられる断面ほぼ半円形状の溝と、キャップ35の内孔とが、冷却液の放出部32とされる。この放出部32としての通路は、冷却液を勢いよく噴出させるように小径なノズル状とされている。但し、放出部32からの冷却液の放出の勢いは特に限定されない。
この放出部32の先端部分は、シリンダブロック1の溝1bの上方開口から突き出すとともに、ガスケット20の通孔33を通り抜けて、シリンダヘッド側凹部2d内に入るようになっている。
この放出部32による冷却液の放出方向は、図3および図4に示すように、シリンダヘッド側凹部2d内において連通路2e側へ向けられている。この実施形態では、キャップ35の先端部分をシリンダヘッド側凹部2d内に突入させている。
このようなスペーサ30をシリンダブロック側ウォータージャケット3内に挿入してシリンダブロック1の溝1bの底側に沈ませて配置させるようにしている場合には、溝1bの上方領域において冷却液流路となりうる幅(あるいは有効断面積)が、溝1bの下方領域において冷却液流路となりうる幅(あるいは有効断面積)より大きくなる。
これにより、シリンダブロック側ウォータージャケット3内においてシリンダボア1aを横切る方向へ流通する冷却液については、シリンダブロック側ウォータージャケット3内においてシリンダボア1aの軸線方向上方領域における冷却液流通量が、ウォータージャケット3内においてシリンダボア1aの軸線方向下方領域における冷却液流通量より大となる。
そのため、シリンダボア1aにおいて比較的高温となる上方領域の冷却能力を、シリンダボア1aにおいて比較的低温となる下方領域の冷却能力より強めることができるようになって、適切な冷却が可能になる。
ところで、ウォーターポンプ7からシリンダブロック側ウォータージャケット3内へ供給される冷却液の一部は、スペーサ30の通路34における導入口34aにも流入することになるが、この通路34内に流入した冷却液は、図8の太線矢印Z2で示すように、スペーサ30の放出部32からシリンダヘッド側凹部2d内で、連通路2eへ向けて放出されることになる。
そのため、スペーサ30の放出部32から放出される冷却液がシリンダヘッド側凹部2dおよび連通路2eを経て排気ポート用ウォータージャケット4へ積極的に送られることになる。これに伴い、シリンダヘッド側凹部2d内に冷却液が滞留せずに、活発に流動されることになる。これらの結果、燃焼室14周りおよび排気ポート2c周りの冷却効果が増すようになる。
ちなみに、一般的に、ウォーターポンプ7から吐出される冷却液は、排気ポート用ウォータージャケット4とシリンダブロック側ウォータージャケット3とにそれぞれ別々に供給されるようになっていて、それぞれの冷却が可能になっている。このことに加えて、上述したように排気ポート用ウォータージャケット4に対し、シリンダブロック側ウォータージャケット3内に挿入しているスペーサ30の通路34から熱交換していない比較的低温の冷却液を供給させるようにしているから、前述したように燃焼室14周りおよび排気ポート2c周りの冷却効果が増すことになるのである。
以上説明したように、スペーサ30について、シリンダブロック側ウォータージャケット3内の冷却液流通量を調節するための本来の機能に加えて、シリンダブロック側ウォータージャケット3を形成するシリンダヘッド側凹部2d内へ冷却液を放出させる機能を持たせるようにしている。
これにより、シリンダヘッド側凹部2d内で冷却液が強制的に流動させられることになって、燃焼室14周りの冷却能力が増すようになるので、内燃機関の動作安定化を図るうえで有利となる。
しかも、スペーサ30を胴部31にカバー33を取り付けただけの比較的簡単な組み合わせ構造にしているから、スペーサ30を中空通路付の成形品とするような場合に比べて製造が容易となり、コストを抑制するうえで有利となる。
さらに、スペーサ30の胴部31とカバー33との結合については、そもそも、スペーサ30が冷却液通路となるシリンダブロック側ウォータージャケット3内に挿入されるものであって胴部31とカバー33との結合部分を厳密に密封する必要がないことに着目して、凹凸嵌合とキャップ35の取り付けとを行う方式を採用している。そのため、スペーサ30の胴部31とカバー33とを結合する作業が容易に行えるようになり、製造コストを抑制するうえで有利となる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。
(1)上記実施形態では、スペーサ30の放出部32の先端(キャップ35の先端)をシリンダヘッド側凹部2d内に突入させた例を挙げているが、放出部32の先端をシリンダブロック1からシリンダヘッド2側へ突き出させないようにしたものも本発明に含まれる。
例えば図9に示すように、スペーサ30は、上述した実施形態のようなキャップ35を用いない構成とすることも可能である。
但し、図示しないが、キャップ35を用いたまま、その先端をシリンダブロック1からシリンダヘッド2側へ突き出させないようにしたものも本発明に含まれる。
(2)上記実施形態では、スペーサ30の放出部32について、燃焼室14の排気ポート2c寄りに配置されている四個のシリンダヘッド側凹部2dに対応して四つ設けた例を挙げているが、それに加えて、スペーサ30の放出部32を燃焼室14の吸気ポート2b側に配置されている四個のシリンダヘッド側凹部2dにも対応して四つ増やすことも可能である。
具体的に、この実施形態でのスペーサ30は、図3から図8に示した構成に加えて、例えば図10から図12に示すように、スペーサ30の胴部31において一方の半円筒領域31a側に第2カバー33Bを取り付けるようにして、それらの対向間に第2通路34Bを設けるとともに、燃焼室14の吸気ポート2b側に配置されている四個のシリンダヘッド側凹部2dに向けて冷却液を放出する放出部32Bを設けている。
なお、この実施形態では、スペーサ30において図3から図8に示した構成のうち、カバー33を第1カバー33A、放出部32を第1放出部32A、通路34を第1通路34A、キャップ35を第1キャップ35Aとそれぞれ記載している。
また、第2カバー33Bの長手方向他端側は、図11および図12に示すように、シリンダブロック側ウォータージャケット3を流通する冷却液の流通経路Z1において冷却液がUターンした後で第2通路34B内に迎え入れるように、反った形状になっている。
この場合、燃焼室14を挟んだ両側に設けられる合計八個のシリンダヘッド側凹部2dに、合計八つの放出部32A,32Bから冷却液を個別に放出させることができるので、すべてのシリンダヘッド側凹部2d内の冷却液を活発に流動させることが可能になり、燃焼室14周りの冷却効果をさらに高めることが可能になる。
ところで、スペーサ30は、図示していないが、胴部31の外周面に環状のカバーを取り付けることにより、胴部31とカバーとの対向間に環状空隙からなる通路を作り、上記同様の合計八つの放出部から燃焼室14を挟んだ両側に設けられる合計八個のシリンダヘッド側凹部2dに冷却液を放出させるように構成することも可能である。
(3)上記実施形態では、スペーサ30の放出部32からシリンダヘッド側凹部2d内へ向けて冷却液を放出させるようにした例を挙げているが、スペーサ30の放出部32から放出される冷却液を、例えば溝1bのシリンダボア側内壁面(シリンダボア1aの外周壁面)に衝突させるようにして、この内壁面によって冷却液の向きを方向転換させてシリンダヘッド側凹部2d側へ向かわせるようにすることも可能である。
なお、溝1bのシリンダボア側内壁面は、シリンダボア1aの外周壁面とも言える。
具体的に、例えば図13から図15に示すように、スペーサ30の胴部31に、その通路34内の冷却液を溝1bのシリンダボア側内壁面の適所へ向けて放出するための放出部36が設けられている。
この放出部36は、例えば溝1bのシリンダボア側内壁面における燃焼室14寄り領域へ向けて冷却液を放出させるように設定される。
特に、図示例では、放出部36による冷却液の放出方向は、隣り合う複数のシリンダボア1aの連接部分に対応する領域に向けられているが、その方向は、特に限定されず、任意に設定することが可能である。
これにより、放出部36から放出される冷却液は、図15の矢印Z1で示すように、溝1bのシリンダボア側内壁面における燃焼室14寄り領域に衝突させられてから、シリンダボア1aの軸線方向両端側や周方向両側へと四方八方に方向転換されて流れることになる。
そのため、溝1bのシリンダボア側内壁面における燃焼室14寄り領域を積極的に冷却することが可能になるから、シリンダボア1aの燃焼室14寄り領域ならびに燃焼室14周りの冷却効果を高めることが可能になる。
つまり、上記スペーサは、シリンダブロック1のシリンダボア1aを囲むように設けられる溝1bと、シリンダヘッド2に前記溝1bのシリンダヘッド側開口に合致するよう設けられる凹部2dとで形成されるウォータージャケット3内に挿入されて、当該ウォータージャケット3内でシリンダボア1aを横切る冷却液の流通量をシリンダボア1aの軸線方向で異ならせるよう調節するものであって、胴部31にウォーターポンプ7から圧送される冷却液を受け入れてシリンダボア1aを横切る方向に流す通路34を有し、この通路34内の冷却液を溝1bのシリンダボア側内壁面へ向けて放出する放出部36が設けられている構成となっている。
(4)スペーサ30について、例えば図16から図18に示すように、図3から図8に示した実施形態のような放出部32と、上記(3)に記載した実施形態のような放出部36との両方を備えた構成とすることも可能である。
この場合、シリンダボア1aの外周壁面における燃焼室14寄り領域の冷却と、排気ポート2c周りの冷却とを共に高めるうえで有利となる。
(5)上記各実施形態では、シリンダヘッド側凹部2dを、連通路2eによって排気ポート用ウォータージャケット4に連通させるようにした例を挙げているが、このような連通路2eを備えていない内燃機関にも本発明を適用することができる。
本発明が適用される内燃機関の冷却システムの一例を示す概略構成図である。 図1のシリンダブロック側ウォータージャケット内での冷却液流通経路を簡単に示す平面図である。 2の(3)−(3)線断面の矢視図である。 図2の(4)−(4)線断面の矢視図である。 発明に係るウォータージャケット用のスペーサの一実施形態を示す側面図である。 本発明に係る内燃機関の冷却構造で、内燃機関各部を分離した状態を示す斜視図である。 図6のウォータージャケット用のスペーサの分解斜視図である。 図1のシリンダブロック側ウォータージャケット内での冷却液流通経路を立体的に示す斜視図である。 本発明の他実施形態で、図4に対応する図である。 本発明のさらに他の実施形態で、図4に対応する図である。 図10の実施形態で、図7に対応する図である。 図10の実施形態で、図8に対応する図である。 本発明のさらに他の実施形態で、図4に対応する図である。 図13の実施形態で、図7に対応する図である。 図13の実施形態で、図8に対応する図である。 本発明のさらに他の実施形態で、図4に対応する図である。 図16の実施形態で、図7に対応する図である。 図16の実施形態で、図8に対応する図である。 従来例の説明に用いる図で、図4に対応する図である。
符号の説明
1 シリンダブロック
1a シリンダブロックのシリンダボア
1b シリンダブロック側ウォータージャケット形成用の溝
2 シリンダヘッド
2a シリンダヘッドの燃焼室形成用の円錐凹部
2b 吸気ポート
2c 排気ポート
2d シリンダヘッド側凹部
3 シリンダブロック側ウォータージャケット
4 シリンダヘッドの排気ポート用ウォータージャケット
14 燃焼室
30 ウォータージャケット用のスペーサ
31 スペーサの胴部
32 スペーサの放出部
33 スペーサのカバー
34 スペーサの通路
35 スペーサのキャップ

Claims (7)

  1. シリンダブロックのシリンダボアを囲むように設けられる溝と、シリンダヘッドのバルブ近傍に前記溝のシリンダヘッド側開口に合致するよう設けられる凹部とで形成されるウォータージャケット内に挿入されて、当該ウォータージャケット内でシリンダボアを横切る方向へ流通する冷却液の流通量をシリンダボアの軸線方向で異ならせるよう調節するためのスペーサであって、
    胴部に、ウォーターポンプから圧送される冷却液を受け入れてシリンダボアを横切る方向に流す通路と、この通路内の冷却液を前記凹部へ向けて放出する放出部とが設けられていることを特徴とするウォータージャケット用のスペーサ。
  2. 請求項1において、前記胴部は、その外側面に当該外側面との間で所定の対向空隙を確保するようカバーを取り付けた構成とされ、前記対向空隙が、前記通路とされることを特徴とするウォータージャケット用のスペーサ。
  3. 請求項1または2において、前記カバーにおけるシリンダボアの軸線方向両端側と前記胴部における前記両端側に対応する箇所とに、互いに結合される凹部および凸部が振り分けて設けられ、
    また、前記カバーにおけるシリンダボアの軸線方向一端側と前記胴部における前記一端側に対応する箇所とに、互いに突き合わされるとともにキャップが被せられて非分離とされる突片がそれぞれ設けられており、
    前記各突片の対向間と前記キャップとに、前記スペーサの放出部となる通路が設けられることを特徴とするウォータージャケット用のスペーサ。
  4. 請求項1から3のいずれかにおいて、前記放出部は、前記凹部内に突入されることを特徴とするウォータージャケット用のスペーサ。
  5. 請求項1から4のいずれかにおいて、前記胴部には、その通路内に供給される冷却液を前記溝のシリンダボア側内壁面に向けて放出する放出部が設けられることを特徴とするウォータージャケット用のスペーサ。
  6. シリンダブロックのシリンダボアを囲むように設けられる溝と、シリンダヘッドに前記溝のシリンダヘッド側開口に略合致するよう設けられる凹部と、この凹部と前記溝とで形成されるウォータージャケット内に挿入されて、当該ウォータージャケット内でシリンダボアを横切る方向へ流通する冷却液の流通量をシリンダボアの軸線方向で異ならせるよう調節するためのスペーサとを含み、
    前記スペーサが、請求項1から5のいずれかに記載の構成とされることを特徴とする内燃機関の冷却構造。
  7. 請求項6において、シリンダヘッドの排気ポート近傍に排気ポート用ウォータージャケットが設けられるとともに、この排気ポート用ウォータージャケットと前記シリンダヘッド側の凹部とを連通する連通路が設けられ、
    前記スペーサの放出部による冷却液の放出方向が、前記シリンダヘッド側の凹部内において前記連通路側へ向けられることを特徴とする内燃機関の冷却構造。
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