JP2016179146A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】リントフィルタを効率良く清掃することができ、安定した乾燥性能が得られるようにする。【解決手段】本実施形態の衣類乾燥機は、乾燥対象の衣類が収容される乾燥室と、この乾燥室内に収容された衣類を乾燥させる乾燥手段と、乾燥室から排出される空気が通る通風路に設けられ当該通風路を通過する空気に含まれたリントを捕獲するリントフィルタと、このリントフィルタに捕獲されたリントを剥がし取ることにより当該リントフィルタを清掃する清掃部材と、を備える。衣類を乾燥させる乾燥行程中に、前記清掃部材による清掃動作を断続的に行う。【選択図】図7
Description
本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
衣類乾燥機としては、例えば衣類を洗濯する機能と乾燥する機能を備えたドラム式の洗濯乾燥機が知られている。この種の洗濯乾燥機においては、乾燥室として機能する水槽の軸方向が横向きで、その水槽の内部に回転軸が横向きのドラムが回転可能に設けられていて、そのドラム内に洗濯および乾燥対象の衣類が収容される。水槽には風入口と風出口が設けられていて、水槽の外側に、一端部が風入口に接続されるとともに他端部が風出口に接続された循環風路が設けられている。また、水槽内の空気を循環風路を通して循環させる送風手段と、循環風路を流れる風を温風化する加熱手段と、循環風路を流れる空気を除湿する除湿手段を備えた乾燥手段が設けられている。さらに、循環風路のうちの排気路側の通風路には、水槽の風出口から排出される空気に含まれるリント(糸屑)を捕獲するためのリントフィルタが設けられている。
この種の洗濯乾燥機においては、リントフィルタに捕獲されて堆積したリントの量が多くなると、循環風路を流れる通風量が減少し、乾燥性能の低下を招くことになる。このため、リントフィルタを適宜清掃することが必要となる。
そこで、リントフィルタを効率良く清掃することができ、安定した乾燥性能が得られる衣類乾燥機を提供する。
本実施形態の衣類乾燥機は、乾燥対象の衣類が収容される乾燥室と、この乾燥室内に収容された衣類を乾燥させる乾燥手段と、乾燥室から排出される空気が通る通風路に設けられ当該通風路を通過する空気に含まれたリントを捕獲するリントフィルタと、このリントフィルタに捕獲されたリントを剥がし取ることにより当該リントフィルタを清掃する清掃部材と、を備える。衣類を乾燥させる乾燥行程中に、前記清掃部材による清掃動作を断続的に行う。
以下、複数の実施形態による衣類乾燥機を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図8を参照して説明する。図1に示す洗濯乾燥機1は、衣類の洗濯機能と乾燥機能を備えたドラム式のものであり、衣類乾燥機としても機能する。この洗濯乾燥機1の外箱2は、ほぼ矩形の箱状をなしていて、前面2a(図1において左側の面)が前下がりの傾斜状をなしている。その前面2aには、図示はしないが洗濯物出入口が設けられているとともに、その洗濯物出入口を開閉する扉3が回動可能に設けられている。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図8を参照して説明する。図1に示す洗濯乾燥機1は、衣類の洗濯機能と乾燥機能を備えたドラム式のものであり、衣類乾燥機としても機能する。この洗濯乾燥機1の外箱2は、ほぼ矩形の箱状をなしていて、前面2a(図1において左側の面)が前下がりの傾斜状をなしている。その前面2aには、図示はしないが洗濯物出入口が設けられているとともに、その洗濯物出入口を開閉する扉3が回動可能に設けられている。
外箱2内には、水槽4が図示しないサスペンションを介して弾性的に支持された状態で配設されている。この水槽4は、前面が開口し後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸線方向を前後方向に指向させ、かつやや前上がりの傾斜状態に配置されている。水槽4の前面開口部は、蛇腹状のべローズ5を介して前記洗濯物出入口に接続されている。水槽4は、洗濯物(衣類)を乾燥させる乾燥運転時には乾燥室として機能する。
水槽4内にはドラム6が回転可能に配設されている。このドラム6も、水槽4と同様に、前面に開口部を有し後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸線方向を前後方向に指向させ、かつやや前上がりの傾斜状態に配置されている。ドラム6の周壁部および後壁部には多数の孔6aが形成されている。これらの孔6aは、洗濯時には水が通る通水孔として機能し、乾燥時には乾燥風が通る通風孔として機能する。水槽4の背部にはモータ7が設けられていて、ドラム6は、そのモータ7により回転軸8を介して回転駆動される構成となっている。なお、ドラム6の周壁部の内部には、図示はしないが複数のバッフルが設けられている。衣類を含む洗濯物は、洗濯物出入口、水槽4の開口部、およびドラム6の開口部を通してドラム6内に出し入れ可能に収容される。
次に、水槽4に接続される循環風路と、ドラム6内に収容された洗濯物(衣類)を乾燥させる乾燥手段について、図2も参照して説明する。水槽4には、後部壁に風入口10が設けられているとともに、周壁部の前部の上部に上向きの風出口11が設けられている。風出口11の上部には、振動吸収用の蛇腹状の接続ダクト12を介して後述するフィルタユニット13が接続されている。フィルタユニット13の後部には、排気ダクト14の前端部が接続されている。排気ダクト14は、後方へ向けて延びた後、下方に向きを変え、その下端部が、外箱2内の下部でかつ水槽4の下方に設けられたヒートポンプ15のヒートポンプ用ダクト16の一端部に接続されている。
ヒートポンプ用ダクト16は横方向に延び、その他端部は、送風機17におけるファンケーシング18の吸込み口18aに接続されている。送風機17は、ファンケーシング18と、このファンケーシング18内に配設されたファン19と、このファン19を回転駆動するファンモータ20により構成されている。ファンケーシング18の吐出口18bは上向きに設けられていて、この吐出口18bに、振動吸収用の蛇腹状の接続ダクト21を介して給気ダクト22の一端部が接続されている。給気ダクト22の他端部は、上方へ延びていて、水槽4の後部の前記風入口10に接続されている。
ここで、水槽4の風出口11に接続された接続ダクト12、フィルタユニット13、排気ダクト14、ヒートポンプ用ダクト16、送風機17のファンケーシング18、接続ダクト21、および給気ダクト22により循環風路23を構成している。この循環風路23は、水槽4の外側でかつ外箱2内において、一端部が風入口10に接続され他端部が風出口11に接続されている。循環風路23は、乾燥室を構成する水槽4から排出される空気が通る通風路としても機能する。
前記ヒートポンプ15は、図2に示すように、圧縮機25、凝縮器26、絞り装置27、蒸発器28を配管24によりサイクル接続して冷凍サイクルを構成する。このうち、凝縮器26と蒸発器28が、循環風路23におけるヒートポンプ用ダクト16内に配置されている。ヒートポンプ用ダクト16において、凝縮器26は送風機17寄りに配置され、蒸発器28は排気ダクト14寄りに配置されている。凝縮器26は、循環風路23を通る空気を加熱する加熱手段として機能し、蒸発器28は、循環風路23内を通る空気を冷却して除湿する除湿手段として機能する。この場合、送風機17とヒートポンプ15は、水槽4内の空気を循環風路23を通して循環させてドラム6内の衣類を乾燥させる乾燥手段として機能する。
ヒートポンプ15において、圧縮機25の吐出口付近と、凝縮器26と、蒸発器28の入口付近と、圧縮機25の入口付近には、それぞれの温度を検知する温度センサ29a,29b,29c,29dが設けられている。このうち、凝縮器26に設けられた温度センサ29bは、加熱手段である凝縮器26の温度を検知する加熱手段用温度検知手段として機能する。
循環風路23にあって、風入口10付近には温度センサ30aが設けられ、ヒートポンプ用ダクト16における排気ダクト14寄りには温度センサ30bと湿度センサ31が設けられている。このうち、風入口10付近の温度センサ30aは、風入口10付近の空気の温度を検知するもので、乾燥室入口用温度検知手段として機能する。排気ダクト14寄りの温度センサ30bは、水槽4から排出される空気の温度を検知するもので、通風路用温度検知手段と乾燥室出口用温度検知手段として機能する。湿度センサ31は、水槽4から排出される空気の湿度を検知するもので、通風路用湿度検知手段として機能する。乾燥運転時にこれら温度センサ29a〜29d,30a,30bの検知温度に基づき圧縮機25の運転が制御される。
次に、フィルタユニット13部分について、図3から図5も参照して説明する。フィルタユニット13は、外箱2の上部に固定状態に設けられたリント収集容器35と、外箱2の上部にヒンジ部36aを介して回動可能に設けられたフィルタカバー36と、このフィルタカバー36の内部に設けられた第1のリントフィルタ37と、この第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aを清掃する清掃部材38と、この清掃部材38を回転させる駆動手段としてのモータ39を備えている。
このうちリント収集容器35は、中央部に位置させて上向きの短円筒状に設けられた風案内壁40と、この風案内壁40を囲むように設けられ風案内壁40よりも高さが高い上向きのほぼ円筒状をなす外周壁41を一体に有した二重の筒状をなしている。風案内壁40の内側は通気口40aとなっていて、風出口11から排出された風がその通気口40aを通って上方へ流れる。風案内壁40と外周壁41との間は下端部で繋がっていて、ここをリント受け部42としている。リント受け部42は、上面が開口した環状の容器状をなしている。リント受け部42の外周部となる外周壁41の1箇所には、図5に示すように、前方へ延びるリント収集部43が設けられている。外周壁41には、リント収集部43に対応する部位に開口部44が形成されていて、リント収集部43はこの開口部44を通してリント受け部42と連通している。リント収集部43の前部には、図示しないヒンジ部を介して回動可能な蓋45が設けられている。この蓋45は、図4および図5に示すように、外箱2の前面2a側から開閉操作可能とされている。
リント収集容器35を外箱2の上部に取り付けた状態では、図1および図3に示すように、上向きの前記風出口11と通気口40aとが前記接続ダクト12によって連通状態に接続されている。
フィルタカバー36は、下面が開口した枠状をなしていて、後部の上部が前記ヒンジ部36aを介して外箱2の上部に回動可能に取り付けられている。このフィルタカバー36の前部は、下方に向けて湾曲している。フィルタカバー36の前部の下端部にフック46が設けられていて、このフック46が、外箱2の前面部側に設けられた係合部47に係脱可能に係合する構成となっている。フィルタカバー36の後部には、図1においてヒンジ部36aから下方に延びる後壁部48が設けられていて、この後壁部48に円形の開口部49が形成されている。前記排気ダクト14の前端部には、第2のリントフィルタ50が設けられている。フィルタカバー36を閉鎖した図1の状態では、後壁部48が第2のリントフィルタ50に前方から近接し、開口部49が第2のリントフィルタ50に対応している。第2のリントフィルタ50において、これのリント捕獲面50aは前面となっている。
前記第1のリントフィルタ37は、フィルタカバー36を閉鎖した図1の状態で、当該フィルタカバー36の下部に位置させてほぼ水平状態となるように取り付けられている。第1のリントフィルタ37において、これのリント捕獲面37aは下面となっている。したがって、この図1の状態では、第1のリントフィルタ37は、循環風路23の一部を構成するフィルタカバー36にあって、水槽4の前記風出口11に対して上から対向する位置に設けられ、下面のリント捕獲面37aが風出口11に対して上から対向している。リント捕獲面37aは、風出口11および通気口40aよりも径大に形成されている。
第1のリントフィルタ37の下面側には、清掃部材38が設けられている。この清掃部材38は、棒状をなすベース部38aに多数本の毛38bを植毛したブラシにより構成されていて、毛38bの先端部がリント捕獲面37aに接触するように上に向けられている。清掃部材38のベース部38aは、この場合、図4に示すように、第1のリントフィルタ37の中心部から径方向の外側に円弧状に延びた形態となっている。
第1のリントフィルタ37の上面側の中央部にはモータ39が固定状態に取り付けられていて、このモータ39の回転軸39aが第1のリントフィルタ37を下方へ向けて貫通している。その回転軸39aの先端部に、清掃部材38の一端部が連結されている。したがって、清掃部材38はモータ39により回転され、その回転に伴い毛38bが、第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aを擦り、リント捕獲面37aに捕獲されたリントを剥がす。清掃部材38の回転方向は、図4の矢印Aで示す方向である。第1のリントフィルタ37には、当該第1のリントフィルタ37を十字状に仕切る仕切部37bが設けられている。この場合、第1のリントフィルタ37としては、125メッシュ/2.54cmの規格のものを使用している。
図1および図3に示すように、リント収集容器35の後部の上部には、前方に向けて突出する突起部51が設けられている。この突起部51は、ゴムなど柔軟な材料で形成されていて、前記フィルタカバー36が閉じられた図1の状態で清掃部材38が回転された際に、その清掃部材38の外周部側の先端部が当該突起部51の先端部に近接する位置となる。フィルタカバー36において、ヒンジ部36a付近にはシール部材52が設けられている。このシール部材52は、フィルタカバー36を閉じた状態でヒンジ部36aと外箱2側との間の隙間を塞ぎ、循環風路23内を流れる風が漏れないようにしている。
図4において、外箱2の前面2aの上部には、フィルタユニット13の左側に位置させて操作パネル53が設けられている。操作パネル53には、操作部や表示部が設けられている。なお、洗濯乾燥機1には、図示はしないが、洗濯運転時に使用する水を水槽4内へ供給する給水手段や、水槽4内の水を機外へ排出するための排水手段や、水槽4内の水位を検知する水位センサ、モータ7に流れる電流を検知する電流センサなどが設けられている。また、図1に示すように、外箱2内の下部には制御装置54が設けられている。制御装置54は、マイクロコンピュータを主体に構成されていて、洗濯乾燥機1の動作全般を制御する機能を備えている。この制御装置54には、前記温度センサ29a〜29d,30a,30bや湿度センサ31、水位センサ、電流センサなどの信号が入力される。
そして、制御装置54は、操作パネル53の設定内容と、それら各センサの信号と、予め備えた制御プログラムに基づき、前記モータ7、ヒートポンプ15、送風機17、清掃部材38のモータ39、前記給水手段や排水手段などを制御する機能を備えていて、制御手段として機能する。
次に、ドラム6内に収容された衣類(洗濯物)を乾燥させる場合について説明する。乾燥運転時には、扉3が閉鎖されるとともに、フィルタユニット13におけるフィルタカバー36が閉鎖されている。乾燥運転のコースとしては、例えば図8に示すように、標準コースとお急ぎコースがあり、そのコースは使用者が操作パネル53において設定する。お急ぎコースとは、標準コースに比べて短時間で乾燥運転を行うもので、標準コースに比べて例えば送風機17の回転速度を高くして送風量を多くすることで、乾燥効率を上げるコースである。
制御装置54は、乾燥行程を開始する前に、ドラム6内に収容された衣類の重量と布質を検知する。重量検知としては、例えばモータ7によりドラム6を適宜回転させ、モータ7に流れる電流を電流センサで検知することに基づき、ドラム6内の衣類の重量を、図8に示すように例えば3段階で判定する。検知電流が大きい場合には衣類重量は多いと判断し、検知電流が小さい場合には衣類重量は少ないと判断する。また、布質検知としては、例えばモータ7によりドラム6を適宜回転させ、モータ7に流れる電流を電流センサで検知することに基づき、綿類が多いか、化繊類が多いかを判定する。検知電流の変動が大きい場合には綿類が多いと判断し、検知電流の変動が小さい場合には化繊類が多いと判断する。
図8には、運転条件毎の清掃部材38の動作間隔(t1)のテーブルが示されている。例えば、設定されたコースが標準コースで、検知した衣類重量が2kg以上4kg未満で、判定した布質が化繊類が多い場合は、清掃部材38の動作間隔t1は70分に設定される。清掃部材38の動作間隔t1については後述する。
制御装置54は、衣類の重量と布質の検知が終了したら、乾燥行程を開始する。乾燥行程では、ドラム6が適宜回転されるとともに、ヒートポンプ15の圧縮機25が駆動され、さらに送風機17が駆動される。
このうち、ドラム6が回転されることに伴い、ドラム6内に収容された衣類が撹拌される。また、圧縮機25が駆動されることに伴い、圧縮機25において冷媒が圧縮され、高温高圧のガス冷媒が凝縮器26に向けて吐出される。凝縮器26においては、高温高圧のガス冷媒が放熱して凝縮する。この後、絞り装置27で高圧の冷媒が減圧された後、蒸発器28で冷媒が蒸発することで吸熱する。蒸発してガス化した冷媒は再び圧縮機25に戻り圧縮される、ということを繰り返す。
そして、送風機17が駆動されることに伴い、循環風路23におけるヒートポンプ用ダクト16内において凝縮器26で加熱された空気がファンケーシング18内に吸入されるとともに、その空気が吐出口18bから温風となって吐出される。その温風は、給気ダクト22を通り、風入口10から水槽4内へ供給される。水槽4内へ供給された温風は、ドラム6の孔6aを通してドラム6内にも供給される。ドラム6内に供給された温風は、衣類と接触して当該衣類を温めるとともに、当該衣類から湿気を奪う。湿気を含んだ空気は、風出口11から循環風路23の接続ダクト12側へ排出される。その空気は、リント収集容器35の通気口40a、第1のリントフィルタ37、フィルタカバー36の開口部49、第2のリントフィルタ50を順に通り、排気ダクト14側へ排出される。排気ダクト14を流れた空気は、下方のヒートポンプ用ダクト16内に入り、蒸発器28により冷却されて除湿される。除湿された空気は、再び凝縮器26で加熱され温風となって水槽4内に供給されるということを繰り返す。これに伴い、ドラム6内の衣類は次第に乾燥される。
図7には、乾燥行程における、圧縮機25の運転周波数(Hz)と各部の温度(℃)の変化と、清掃部材38の清掃動作の動作タイミングが示されている。
衣類の乾燥の進行に伴い、衣類から出たリントが循環風と共に移動しやすくなる。本実施形態においては、風出口11から循環風路23側へ出たリントの大部分は、第1のリントフィルタ37の下面であるリント捕獲面37aに捕獲されるようになる。また、仮に第1のリントフィルタ37を通過するリントがあったとしても、そのリントは、第2のリントフィルタ50のリント捕獲面50aにて捕獲される。したがって、衣類から出たリントを、これら第1のリントフィルタ37および第2のリントフィルタ50により捕獲することで、リントがその先まで到達することを極力防止でき、リントが蒸発器28や凝縮器26に付着することを防止できる。
衣類の乾燥の進行に伴い、衣類から出たリントが循環風と共に移動しやすくなる。本実施形態においては、風出口11から循環風路23側へ出たリントの大部分は、第1のリントフィルタ37の下面であるリント捕獲面37aに捕獲されるようになる。また、仮に第1のリントフィルタ37を通過するリントがあったとしても、そのリントは、第2のリントフィルタ50のリント捕獲面50aにて捕獲される。したがって、衣類から出たリントを、これら第1のリントフィルタ37および第2のリントフィルタ50により捕獲することで、リントがその先まで到達することを極力防止でき、リントが蒸発器28や凝縮器26に付着することを防止できる。
第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aに捕獲されたリントの量が多くなると、風路抵抗が大きくなり、循環風の風量が低下し、ひいては乾燥効率が低下することになる。図6(a)には、第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aに捕獲されたリントLが、リント捕獲面37aのほぼ全面に堆積した状態が模式的に示されている。
そこで、本実施形態においては、制御装置54は、図7に示すように、乾燥行程の開始からの経過時間が予め設定された設定時間t0、例えば1時間経過したら、フィルタユニット13におけるモータ39を駆動させて清掃部材38を回転させ、清掃動作を行う。これに伴い、清掃部材38の毛38bの先端が、第1のリントフィルタ37におけるリント捕獲面37aを擦り、リント捕獲面37aに捕獲されたリントLが剥がされる。剥がされたリントは、落下して下方のリント受け部42に受けられる。図6(b)には、清掃部材38が1回転あるいは2回転した際に一部のリントLがリント捕獲面37aに残った状態が模式的に示されている。
本実施形態においては、清掃部材38の1回の清掃動作では、清掃部材38は1(回転/秒)以上の回転速度で、例えば3回転させる。清掃部材38を3回転させることで、図6(c)に示すように、リント捕獲面37aに捕獲されていたリントLはほぼ全部が剥がされた状態となる。
この場合、清掃部材38は、回転中心である回転軸39a側の基端部から先端部にかけて回転方向に向けて凸となる円弧状に形成されているので、リント捕獲面37aから剥がされたリントLは、その清掃部材38の形状に沿って外周部側へ押しやられやすくなる。外周部側へ押しやられたリントLは、通気口40aの周りのリント受け部42に落下して受けられやすくなる。またこの場合、リント捕獲面37aの下方の中央部には、通気口40aの周りに上向きの円筒状をなす風案内壁40が設けられているので、リント捕獲面37aから落下するリントが通気口40a内には落下し難く、リント受け部42に一層落ちやすくなる。仮に通気口40a内に落下したとしても元の水槽4側に戻るだけであり、乾燥運転中に再度リント捕獲面37aで捕獲されるため、不都合は生じない。
また、リント収集容器35側には、清掃部材38の回転時に当該清掃部材38の先端部と近接する部位に突起部51が設けられているので、清掃部材38により外周部側へ押しやられたリントLは、その突起部51に当たってリント捕獲面37aから剥がれ易くかつリント受け部42に落ちやすくなる。
リント収集容器35の内部には、通気口40aを通過する風によって、例えば図5に矢印B1で示すような旋回流が発生することが期待できる。このような旋回流が発生した場合、リント受け部42に受けられたリントLもその旋回流に乗ってリント受け部42内を旋回し、開口部44からリント収集部43側に流されることが期待できる(図5の矢印B2参照)。一度リント収集部43側に入ったリントは、リント受け部42側には出難く、リント収集部43内に貯留されるようになる。この場合、通気口40aの周囲に旋回流を生じさせる方向に導風板を設けるようにすれば一層効果的である。
このような清掃部材38の1回の清掃動作は、例えば3回転で終了する。そして、制御装置54は、1回の清掃動作から、図6のテーブルで設定された動作間隔(t1)の設定時間、例えば70分経過するまでは停止していて、設定時間経過後、2回目の清掃動作を行い、その後、同様に70分経過するまでは停止していて、設定時間経過後、3回目の清掃動作を行う。このように本実施形態においては、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を断続的に行う。このように第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aの掃除を断続的に行うことで、循環風の風量が低下することを防止でき、ひいては乾燥効率の向上を図ることが可能となる。
一方、乾燥運転が終了した状態で、フィルタユニット13付近を掃除、あるいは点検する場合には、フィルタカバー36のフック46による係合を外した後、図3および図4に示すように、フィルタカバー36を、ヒンジ部36aを支点にして後方へ回動させ、開放状態とする。この状態では、リント収集容器35の上面が開放されるので、リント受け部42にあるリントLや、リント収集部43にあるリントLを取り出すことが容易にできる。なお、リント収集部43にあるリントLは、フィルタカバー36が閉鎖された状態であっても、前面の蓋45を開放させることで、外へ取り出すことが可能となる。
また、フィルタカバー36を開放した状態では、第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aが上向きとなっているので、そのリント捕獲面37aを容易に掃除することができる。さらに、この状態では、第2のリントフィルタ50のリント捕獲面50aも前方に向けて露出する形態となるので、そのリント捕獲面50aも前方から容易に掃除することができる。なお、フィルタユニット13付近の掃除や点検が終了したら、フィルタカバー36を前方へ回動させ、フック46を係合部47に係合させておく。
なお、洗濯乾燥機1において、フィルタカバー36の開閉を検知するスイッチを設けておき、例えば5回乾燥運転を実行しても、フィルタカバー36の開閉が行われなかったことを制御装置54が検知したら、アラームを鳴らしたり、操作パネル53の表示部に表示したりすることで、使用者にリント捕集容器35内のリントLの塊を除去することを促すことで、一層安定した乾燥性能を維持することが可能となる。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
衣類を乾燥させる乾燥行程中に、第1のリントフィルタ37に対する清掃部材38による清掃動作を断続的に行う構成とした。これによれば、乾燥行程中において、清掃部材38の清掃動作を停止させている期間に、衣類の乾燥が進行するとともに、第1のリントフィルタ37におけるリント捕獲面37aにリントLが捕獲されて次第に堆積する。また、捕獲されたリントLも乾燥しやすくなる。そして、ある程度堆積した状態で清掃部材38を回転させて清掃動作を行うことで、清掃部材38により剥がされるリントL同士が絡み合って塊になり易くなる。この結果、リントLが一層剥がされ易くなる。清掃部材38による清掃動作を断続的に複数回行うことで、循環風量の低下を極力抑えることが可能となり、乾燥効率の向上に寄与できる。また、第1のリントフィルタ37を断続的に清掃することで、下流の第2のリントフィルタ50側へのリントLの流出を極力防止することができる。
衣類を乾燥させる乾燥行程中に、第1のリントフィルタ37に対する清掃部材38による清掃動作を断続的に行う構成とした。これによれば、乾燥行程中において、清掃部材38の清掃動作を停止させている期間に、衣類の乾燥が進行するとともに、第1のリントフィルタ37におけるリント捕獲面37aにリントLが捕獲されて次第に堆積する。また、捕獲されたリントLも乾燥しやすくなる。そして、ある程度堆積した状態で清掃部材38を回転させて清掃動作を行うことで、清掃部材38により剥がされるリントL同士が絡み合って塊になり易くなる。この結果、リントLが一層剥がされ易くなる。清掃部材38による清掃動作を断続的に複数回行うことで、循環風量の低下を極力抑えることが可能となり、乾燥効率の向上に寄与できる。また、第1のリントフィルタ37を断続的に清掃することで、下流の第2のリントフィルタ50側へのリントLの流出を極力防止することができる。
ちなみに、リント捕獲面37aに捕獲されたリントLが湿った状態で清掃部材38を回転させた場合、リントLが剥がれ難く、場合によっては、リントLがリントフィルタ37の目の中に押し込まれてしまい、剥がれ難くなることがある。この点、本実施形態においては、清掃部材38の清掃動作を、乾燥運転開始当初は停止させておき、リントLが比較的乾いた状態になってから清掃動作を開始させることで、リントLを剥がし易くできる。この場合、清掃部材38の清掃動作を開始させる開始のタイミングを、予め設定された設定時間t0で設定するようにしているので、設定が容易である。
清掃部材38は、回転動作により第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aを清掃するものであり、1回の清掃動作で1回転以上回転する構成とした。これによれば、1回転のみではリントLを剥がすことができないことがあっても、複数回回転させることでリントLを良好に剥がすことが可能となる。また、清掃部材38は、1(回転/秒)以上の速度で回転させることで、リントLを効率良く剥がすことが可能となる。
清掃部材38の清掃動作の動作間隔t1は、運転コース毎に設定している。具体的には、図8に示すように、衣類重量および布質が同じ場合でも、お急ぎコースの場合は、標準コースの場合よりも動作間隔t1を短く設定している。お急ぎコースの場合、送風機17の回転速度を標準コースの場合より高くしているので、第1のリントフィルタ37に捕獲されるリントLは比較的短時間で堆積量が増えやすくなる。このため、標準コースの場合よりも動作間隔t1を短く設定することで、コースに適した清掃を行うことができ、一層効率良く清掃することが可能となる。
清掃部材38の清掃動作の動作間隔t1は、衣類重量が多い場合が少ない場合よりも短く設定している。衣類重量が重い場合は、軽い場合に比べて衣類の量が多く、リントLの発生量も多くなりやすい。このため、衣類重量が重い場合は、軽い場合よりも動作間隔t1を短く設定することで、衣類の量に適した清掃を行うことができ、一層効率良く清掃することが可能となる。
清掃部材38の清掃動作の動作間隔t1は、綿系衣類が多い場合が綿系衣類が少ない場合よりも短く設定している。綿系衣類が多い場合は、綿系衣類が少ない場合に比べてリントLが発生しやすい。このため、綿系衣類が多い場合は、綿系衣類が少ない場合よりも動作間隔t1を短く設定することで、リントLの発生量に適した清掃を行うことができ、一層効率良く清掃することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図9を参照して説明する。この第2実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、乾燥室出口用温度検知手段および通風路用温度検知手段を構成する温度センサ30bの検知温度(乾燥室出口温度)が、所定温度、この場合40℃となった時点としている。
第2実施形態について図9を参照して説明する。この第2実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、乾燥室出口用温度検知手段および通風路用温度検知手段を構成する温度センサ30bの検知温度(乾燥室出口温度)が、所定温度、この場合40℃となった時点としている。
温度センサ30bが検知する検知温度は、第1のリントフィルタ37に近い温度であり、第1のリントフィルタ37に捕獲されたリントLに近い温度でもある。このため、温度センサ30bの検知温度に基づき清掃部材38の清掃動作の開始タイミングを決定することで、リントLの温度が上昇し、比較的乾燥した状態で、清掃部材38の清掃動作を開始することができ、リントLを剥がしやすくできる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図10を参照して説明する。この第3実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、加熱手段用温度検知手段を構成する温度センサ29bの検知温度(凝縮器温度)が、所定温度、この場合70℃となった時点としている。
第3実施形態について図10を参照して説明する。この第3実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、加熱手段用温度検知手段を構成する温度センサ29bの検知温度(凝縮器温度)が、所定温度、この場合70℃となった時点としている。
加熱手段を構成する凝縮器26の温度が70℃まで上昇すれば、第1のリントフィルタ37に捕獲されたリントLも温度上昇し、比較的乾燥もしている。この状態で清掃部材38の清掃動作を開始することで、リントLを剥がしやすくできる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図11を参照して説明する。この第4実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、循環風路23内における乾燥室出口付近の湿度を検知する湿度センサ31の検知湿度(乾燥室出口付近の湿度)が、所定湿度、この場合60%となった時点としている。
第4実施形態について図11を参照して説明する。この第4実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、循環風路23内における乾燥室出口付近の湿度を検知する湿度センサ31の検知湿度(乾燥室出口付近の湿度)が、所定湿度、この場合60%となった時点としている。
湿度センサ31による検知湿度は、第1のリントフィルタ37に捕獲されたリントLの湿度に近い湿度である。このため、湿度センサ31による検知湿度に基づき清掃部材38の清掃動作を開始することで、リントLを剥がしやすくできる。
(第5実施形態)
第5実施形態について図12を参照して説明する。この第5実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、循環風路23内における乾燥室入口用温度検知手段を構成する温度センサ30aの検知温度と乾燥室出口用温度検知手段を構成する温度センサ30bの検知温度の温度差(乾燥室入口出口温度差)が、ピークPを越えた時点としている。
第5実施形態について図12を参照して説明する。この第5実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程中に清掃部材38による清掃動作を開始させるタイミングを、循環風路23内における乾燥室入口用温度検知手段を構成する温度センサ30aの検知温度と乾燥室出口用温度検知手段を構成する温度センサ30bの検知温度の温度差(乾燥室入口出口温度差)が、ピークPを越えた時点としている。
乾燥室入口用温度と乾燥室出口用温度の温度差がピークPを越えれば、衣類の乾燥が進行し、第1のリントフィルタ37に捕獲されたリントLも比較的乾燥した状態となっていることが推測される。したがって、この時点で清掃部材38による清掃動作を開始することで、リントLを剥がしやすくできる。
(第6実施形態)
第6実施形態について図13を参照して説明する。この第6実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程が終了した後、清掃部材38は、正転と逆転を複数回繰り返すようにしている。乾燥行程が終了した時点では、ヒートポンプ15の圧縮機25、ドラム6、送風機17の運転を停止させている。清掃部材38の動作としては、正転を3回転、逆転を3回転させ、これを2回繰り返す。
第6実施形態について図13を参照して説明する。この第6実施形態においては、第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、乾燥行程が終了した後、清掃部材38は、正転と逆転を複数回繰り返すようにしている。乾燥行程が終了した時点では、ヒートポンプ15の圧縮機25、ドラム6、送風機17の運転を停止させている。清掃部材38の動作としては、正転を3回転、逆転を3回転させ、これを2回繰り返す。
乾燥行程終了後は、第1のリントフィルタ37のリント捕獲面37aも、これに捕獲されたリントLも乾燥が進んだ状態であり、この状態で清掃部材38の清掃動作を行うことで、リントLを良好に剥がし取ることができる。しかも、清掃部材38の動作として、正転と逆転を2回繰り返すことで、第1のリントフィルタ37を一層確実に清掃することが可能になる。
(その他の実施形態)
水槽および回転槽の軸方向が上下方向に指向する、いわゆる縦型の洗濯乾燥機に適用することも可能である、また、洗濯機能がないものにも適用できる。
清掃部材38としては、多数本の毛38bを有するブラシに限られず、ウインドウガラスを拭くようなゴム製のワイパー状のものでもよい。
乾燥用の通風路としては、循環風路でなくてもよい。
乾燥手段の加熱手段としては、ヒータでもよい。また、乾燥手段の除湿手段としては、水冷式のものでもよい。
水槽および回転槽の軸方向が上下方向に指向する、いわゆる縦型の洗濯乾燥機に適用することも可能である、また、洗濯機能がないものにも適用できる。
清掃部材38としては、多数本の毛38bを有するブラシに限られず、ウインドウガラスを拭くようなゴム製のワイパー状のものでもよい。
乾燥用の通風路としては、循環風路でなくてもよい。
乾燥手段の加熱手段としては、ヒータでもよい。また、乾燥手段の除湿手段としては、水冷式のものでもよい。
以上説明したように、本実施形態の衣類乾燥機によれば、衣類を乾燥させる乾燥行程中に、清掃部材による清掃動作を断続的に行う構成としたことで、リントフィルタを効率良く清掃することができ、安定した乾燥性能を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯乾燥機(衣類乾燥機)、3は水槽(乾燥室)、6はドラム(回転槽)、7はモータ、13はフィルタユニット、15はヒートポンプ(乾燥手段)、17は送風機(乾燥手段)、23は循環風路(通風路)、26は凝縮器(加熱手段)、28は蒸発器(除湿手段)、29bは温度センサ(加熱手段用温度検知手段)、30aは温度センサ(乾燥室入口用温度検知手段)、30bは温度センサ(通風路用温度検知手段、乾燥室出口用温度検知手段)、31は湿度センサ(通風路用湿度検知手段)、37は第1のリントフィルタ、37aはリント捕獲面、38は清掃部材、39はモータ(駆動手段)、50は第2のリントフィルタ、54は制御装置(制御手段)を示す。
Claims (11)
- 乾燥対象の衣類が収容される乾燥室と、
この乾燥室内に収容された前記衣類を乾燥させる乾燥手段と、
前記乾燥室から排出される空気が通る通風路に設けられ当該通風路を通過する空気に含まれたリントを捕獲するリントフィルタと、
このリントフィルタに捕獲されたリントを剥がし取ることにより当該リントフィルタを清掃する清掃部材と、を備え、
前記衣類を乾燥させる乾燥行程中に、前記清掃部材による清掃動作を断続的に行う衣類乾燥機。 - 前記通風路内の温度を検知する通風路用温度検知手段が設けられ、
前記乾燥行程中に前記通風路用温度検知手段の検知温度が所定温度に達したら前記清掃部材による清掃動作を開始させる請求項1記載の衣類乾燥機。 - 前記乾燥手段には前記衣類を加熱する加熱手段が設けられ、
この加熱手段の温度を検知する加熱手段用温度検知手段が設けられ、
前記乾燥行程中に前記加熱手段用温度検知手段の検知温度が所定温度に達したら前記清掃部材による清掃動作を開始させる請求項1記載の衣類乾燥機。 - 前記通風路内の湿度を検知する通風路用湿度検知手段が設けられ、
前記乾燥行程中に前記通風路用湿度検知手段の検知湿度が所定値に達したら前記清掃部材による清掃動作を開始させる請求項1記載の衣類乾燥機。 - 前記通風路は両端部が前記乾燥室に接続されていて循環風路として形成されていて、
前記循環風路にあって前記乾燥室へ供給される空気の温度を検知する乾燥室入口用温度検知手段と、前記循環風路にあって前記乾燥室から排出される空気の温度を検知する乾燥室出口用温度検知手段と、を備え、
前記乾燥行程中に前記乾燥室入口用温度検知手段の検知温度と前記乾燥室出口用温度検知手段の検知温度の温度差がピークを越えたら前記清掃部材による清掃動作を開始させる請求項1記載の衣類乾燥機。 - 前記清掃部材は、回転動作により前記リントフィルタを清掃するものであり、1回の清掃動作で1回転以上回転する請求項1から5のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
- 前記清掃部材は、回転動作により前記リントフィルタを清掃するものであり、1(回転/秒)以上の速度で回転する請求項1から5のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
- 前記清掃部材の清掃動作の動作間隔は、運転コース毎に設定されている請求項1から7のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
- 前記清掃部材の清掃動作の動作間隔は、衣類重量が多い場合が少ない場合よりも短く設定されている請求項1から8のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
- 前記清掃部材の清掃動作の動作間隔は、綿系衣類が多い場合が綿系衣類が少ない場合よりも短く設定されている請求項1から9のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
- 乾燥行程終了後、前記清掃部材は正転と逆転を複数回繰り返す請求項1から10のいずれか一項記載の衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015062539A JP2016179146A (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020054632A (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | シャープ株式会社 | 乾燥機 |
JP2020080943A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 株式会社コーワ | 乾燥機 |
WO2021118188A1 (ko) * | 2019-12-13 | 2021-06-17 | 삼성전자주식회사 | 린트 제거 장치 및 이를 포함하는 의류 건조기 |
JP2022050790A (ja) * | 2020-09-18 | 2022-03-31 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 乾燥フィルタ装置およびそれを備えた洗濯機 |
-
2015
- 2015-03-25 JP JP2015062539A patent/JP2016179146A/ja active Pending
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