JP6373020B2 - 乾燥機 - Google Patents

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Description

この発明は、乾燥機に関する。
従来、乾燥機としては、衣類が収容された洗濯槽内の空気を加熱手段を介して循環させる乾燥運転において、循環する空気に含まれる糸くずなどの埃をフィルタで捕獲する洗濯乾燥機がある。
このような従来の洗濯乾燥機では、フィルタに堆積した埃が乾燥性能を低下させるため、ユーザーが頻繁にフィルタを清掃する必要があった。
そこで、フィルタを自動で清掃する機能を備えた洗濯乾燥機として、風路切り替え手段によりフィルタの捕獲面を上流側にして乾燥室の出口側に臨ませた状態で、送風手段を駆動することで循環経路内を流れる空気中のリント(糸くずなどの埃)をフィルタの捕獲面で捕獲した後、風路切り替え手段によりフィルタの捕獲面を下流側にして回収風路側に臨ませた状態で、送風手段を駆動することでフィルタの捕獲面で捕獲したリントを回収して、自動的にフィルタを掃除するものがある(例えば、特開2012−170626号公報(特許文献1)参照)。
特開2012−170626号公報
しかしながら、上記フィルタを自動で清掃する機能を備えた洗濯乾燥機では、構造が複雑になると共に、コストが高くなるという問題がある。また、このような乾燥機では、回収した埃をフィルタとは別に取り出さなければならないため、メンテナンス性が悪いという問題もある。
そこで、この発明の課題は、簡単な構造でフィルタ部をクリーニングする機能を備えることによって、乾燥性能やメンテナンス性を向上できる乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の乾燥機は、
乾燥対象物を収容する収容槽と、
上記収容槽内の空気を循環させるための循環経路と、
上記収容槽内の上記乾燥対象物を乾燥させるための加熱装置と、
上記収容槽内の空気を上記加熱装置を介して循環させる循環ファンと、
上記循環ファンにより空気が循環する上記循環経路に配置されたフィルタ装置と、
上記加熱装置と上記循環ファンを制御する制御装置と
を備え、
上記フィルタ装置は、
フィルタ取付部と、
上記フィルタ取付部に回転可能に取り付けられ、外周側から内周側に向かって空気が流れる円筒形状または円錐形状または円錐台形状のフィルタ部と、
上記フィルタ部を回転駆動するためのフィルタ部駆動機構と、
上記フィルタ取付部に設けられ、上記フィルタ部駆動機構により回転する上記フィルタ部の外周面に付着した埃を除去する埃除去部とを有すると共に、
上記埃除去部は、上記フィルタ部の外周に沿って回転方向に延びる複数のヘラを有する弾性部材を含み、
上記弾性部材は、上記複数のヘラの面の一部が上記フィルタ部の外周面に押し付けられて弾性変形していることを特徴とする。
また、一実施形態の乾燥機では、
記複数のヘラのうちの少なくとも1つは、他のヘラと長さが異なる。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記フィルタ装置は、
上記埃除去部により上記フィルタ部の外周面から除去される上記埃を収容する埃収容部を有する。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記埃収容部は、上側に開口を有する箱形状をしており、
上記埃収容部の上記開口を開閉可能に回動する蓋と、
上記蓋を開閉駆動するための蓋駆動機構と
を備える。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記蓋の開閉を検出する蓋開閉センサと、
上記蓋が開いた状態から上記蓋駆動機構により上記蓋を閉めるように駆動しても、上記蓋開閉センサにより上記蓋が開いた状態のままであることを検出すると、上記埃収容部が上記埃で満杯であることを報知する報知部と
を備えた。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記循環ファンにより上記収容槽内の空気を上記加熱装置を介して循環させる乾燥運転中に、上記フィルタ装置の上記フィルタ部が目詰まりしているか否かを検出する目詰まり検出部を備え、
上記目詰まり検出部が上記フィルタ部の目詰まりを検出すると、上記制御装置により上記循環ファンを制御して、上記循環ファンの回転数を現在回転数から下げた後、
上記フィルタ装置の上記フィルタ部を上記フィルタ部駆動機構により回転させて、上記フィルタ部の外周面に付着した埃を上記埃除去部により除去する。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記収容槽が内部に配置された外箱と、
上記外箱内に設けられ、上記フィルタ装置が着脱可能に収納されたフィルタ装置収納部と
を備え、
上記フィルタ装置は、上記フィルタ部の下流側に位置するように上記フィルタ取付部に設けられたサブフィルタ部を有する。
以上より明らかなように、この発明によれば、乾燥運転を終了した後、フィルタ部をフィルタ部駆動機構により回転駆動して、回転するフィルタ部の外周面に付着した埃を埃除去部により除去することによって、簡単な構造でフィルタ部をクリーニングでき、乾燥性能やメンテナンス性を向上できる乾燥機を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の乾燥機の一例としての洗濯乾燥機の外観を示す斜視図である。 図2は上記洗濯乾燥機の乾燥機能に関する概略構成を模式的に示す図である。 図3は上記洗濯乾燥機の制御ブロック図である。 図4は上記洗濯乾燥機の外箱を外した要部の裏面側を斜め上方から見た斜視図である。 図5は上記洗濯乾燥機の側方から見た断面の模式図である。 図6は上記洗濯乾燥機のフィルタ装置を斜め上方から見た斜視図である。 図7は上記洗濯乾燥機のフィルタ装置の埃除去部の平面図である。 図8は上記フィルタ装置の上面図である。 図9は上記フィルタ装置を上流側の側方から見た側面図である。 図10は上記フィルタ装置の側面図である。 図11は上記フィルタ装置が装着されたフィルタ装置収納部の斜視図である。 図12は上記フィルタ装置が装着されたフィルタ装置収納部の斜視図である。 図13は上記フィルタ装置が装着されたフィルタ装置収納部の側壁の一部を省略した状態の斜視図である。 図14は図13のXIV−XIV線から見た縦断面図である。 図15Aは上記フィルタ装置のフィルタ部の外周面に捕獲された埃を除去する自動クリーニング動作を説明するための図である。 図15Bは図15Aに続く図である。 図15Cは図15Bに続く図である。 図15Dは図15Cに続く図である。 図15Eは図15Dに続く図である。 図15Fは図15Eに続く図である。 図16はこの発明の第3実施形態の乾燥機の一例としての洗濯乾燥機の制御ブロック図である。
以下、この発明の乾燥機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の乾燥機の一例としての洗濯乾燥機の外観を示す斜視図である。
この第1実施形態の洗濯乾燥機は、図1に示すように、外箱1の正面に運転動作を選択して指示入力すると共に運転状態を表示する操作表示部20と、洗濯槽2,回転ドラム3(図2に示す)の開口を開閉する扉21とを備える。図1において、30はフィルタ装置である。
また、図2は上記洗濯乾燥機の乾燥機能に関する概略構成を模式的に示す図である。
上記洗濯乾燥機は、図2に示すように、外箱1と、外箱1内に配置された収容槽の一例としての洗濯槽2と、洗濯槽2内に水平方向に対して正面側で上向きとなる傾斜角をなす中心軸J回りに回転可能に配置され、衣類等の乾燥対象物5が収容される回転ドラム3と、この回転ドラム3を中心軸J周りに回転駆動する回転ドラム用駆動モータ4を備えている。上記洗濯槽2および回転ドラム3は、扉21側に開口しており、扉21を開くことにより回転ドラム3内に乾燥対象物5を出し入れできる。また、扉21を閉じることで、洗濯槽2は水密かつ気密が保たれる。なお、中心軸Jは、水平方向に対して略平行であってもよい。
また、上記外箱1の背面側上部に、フィルタ装置30が着脱可能に収納されたフィルタ装置収納部40を配置している。上記フィルタ装置収納部40の吸気口40aと洗濯槽2の排気口22との間を第1空気循環ダクト23を介して接続し、フィルタ装置収納部40の排気口40bと加熱装置の一例としてのヒートポンプユニット13との間を第2空気循環ダクト24を介して接続している。このヒートポンプユニット13は、外箱1の背面側下部に配置されている。また、ヒートポンプユニット13と洗濯槽2の吸気口25との間に送風ダクト26を接続している。この送風ダクト26のヒートポンプユニット13側に循環ファン11を配設している。
上記第1空気循環ダクト23とフィルタ装置収納部40と第2空気循環ダクト24および送風ダクト26で、洗濯槽2内の空気を循環させるための循環経路を形成している。
また、回転ドラム3には、周面3Aに洗濯槽2内との間で水や空気の流通を可能にする複数の貫通孔(図示せず)を形成している。また、回転ドラム3の底面3Bには洗濯槽2の吸気口25に連通する複数の空気導入孔(図示せず)を形成している。これにより、ヒートポンプユニット13から送風ダクト26を経て供給される乾燥した加熱空気は、図2に矢印Yで示すように吸気口25から回転ドラム3内に導入できる。
また、回転ドラム3内に収容された衣類等の乾燥対象物5から水分を奪った加熱空気は吸湿空気となる。この吸湿空気は、図2に矢印Zで示すように回転ドラム3の周面3Aの貫通孔から洗濯槽2内に抜け、洗濯槽2の排気口22から第1空気循環ダクト23を介してフィルタ装置収納部40に向けて排気され、このフィルタ装置収納部40から第2空気循環ダクト24を通ってヒートポンプユニット13に導入される。
上記ヒートポンプユニット13は、蒸発器10と圧縮機7と凝縮器8と膨張弁9とを有する。蒸発器10と圧縮機7と凝縮器8と膨張弁9を冷媒配管14で接続して冷媒回路を形成し、圧縮機7で圧縮された冷媒が凝縮器8、膨張弁9、蒸発器10の順に流れる。また、圧縮機7の吐出側の冷媒配管14に、状態検知手段としての温度センサ16等を取り付けている。この温度センサ16で測定した冷媒温度に応じて、制御用コンピュータ等で構成した制御装置100が圧縮機7の能力を制御可能になっている。また、必要に応じて制御装置100により膨張弁9の制御が行われる。
上記構成の洗濯乾燥機では、操作表示部20(図1に示す)から運転コースの選択や各工程の時間設定などが入力されると、その選択情報や設定情報が入力された制御装置100によって、洗濯から乾燥までを一連の動作として実行させることや乾燥運転のみを実行する。
乾燥運転では、回転ドラム3が回転ドラム用駆動モータ4によって乾燥動作に対応する回転速度で回転されて、衣類等の乾燥対象物5を撹拌すると共に、ヒートポンプユニット13および循環ファン11が駆動されて乾燥用空気の循環が開始される。
このとき、ヒートポンプユニット13では、図2に示す圧縮機7により冷媒が圧縮され、この冷媒は圧縮機7から冷媒配管14を通って凝縮器8、膨張弁(絞り手段)9、蒸発器10、圧縮機7を順に循環する。圧縮された冷媒の熱は、凝縮器8に流入することにより、凝縮器8内に配設された冷媒管路8Aに設けられたフィン8Bに接する空気に放熱されるので、加熱空気となって、循環ファン11から送風ダクト26を通って、吸気口25から回転ドラム3内に供給される。
これにより、上記加熱空気は、回転ドラム3内で撹拌される衣類等の乾燥対象物5から水分を奪った吸湿空気となって、排気口22から第1空気循環ダクト23に排出される。
第1空気循環ダクト23に送風された吸湿空気は、フィルタ装置収納部40,第2空気循環ダクト24を介してヒートポンプユニット13の吸気口からヒートポンプユニット13内の空間に入り、蒸発器10のフィン10Bを通過する際に熱が奪われて除湿される。上記蒸発器10では、膨張弁9により減圧されて低圧となった冷媒が冷媒管路10Aを流れている。
そして、蒸発器10で除湿されることにより生じた結露水は、図示しない貯水部に滴下し、除湿されて乾いた空気は凝縮器8に入って再び加熱される。上記貯水部に貯留された水は、排水ポンプが一定時間毎に運転されることにより、洗濯槽2内に排出され、排水弁が開かれることにより排水口から排水管路を通って外部に排水される。
乾燥用空気をヒートポンプユニット13により加熱,除湿するヒートポンプ方式の乾燥機能の構成は、蒸発器10で吸熱した熱を冷媒で回収して再び凝縮器8から放熱するので、圧縮機7に入力したエネルギー以上の熱量を衣類等の乾燥対象物5に与えることができ、乾燥時間の短縮と省エネルギーとを実現することが可能となる。
ここで、上記乾燥運転時に、回転ドラム3から第1空気循環ダクト23に導入される空気には衣類の糸くず等の埃が含まれているので、第1空気循環ダクト23と第2空気循環ダクト24との間に糸くず等の埃を捕獲するフィルタ装置30をフィルタ装置収納部40に収納している。このフィルタ装置30によって、第2空気循環ダクト24を介してヒートポンプユニット13に糸くず等の埃が入ることを防ぐ。
また、図3は上記洗濯乾燥機の制御ブロック図を示している。この洗濯乾燥機は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置100を備えている。この制御装置100は、操作表示部20の操作部20aと温度センサ16および蓋開閉センサ70からの信号に基づいて、回転ドラム用駆動モータ4と、循環ファン11と、ヒートポンプユニット13と、操作表示部20の表示部20bと、給水弁41と、排水弁42と、フィルタ部用駆動モータ63と、蓋開閉用駆動モータ64などを制御する。上記蓋開閉センサ70には、マイクロスイッチを用いている。
図4は上記洗濯乾燥機の外箱1(図1,図2に示す)を外した要部の裏面側を斜め上方から見た斜視図を示している。また、図5は上記洗濯乾燥機の側方から見た断面の模式図を示している。図4,図5において、図2に示す構成と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図4,図5に示すように、回転ドラム3が収納された洗濯槽2の上部にフィルタ装置収納部40を取り付けている。このフィルタ装置収納部40に上方からフィルタ装置30を着脱可能に取り付けている。また、洗濯槽2の排気口22とフィルタ装置収納部40の吸気口40a(図2に示す)とを第1空気循環ダクト23を介して接続している。また、このフィルタ装置収納部40の排気口40b(図2に示す)に第2空気循環ダクト24の上端を接続し、第2空気循環ダクト24の下端をヒートポンプユニット13の吸気口に接続している。また、ヒートポンプユニット13の排気側に取り付けられた循環ファン11の吹出口に送風ダクト26の下端を接続し、送風ダクト26の上端を洗濯槽2の裏面の吸気口25(図2に示す)に接続している。
次に、フィルタ装置収納部40に装着されるフィルタ装置30について説明する。
図6は上記洗濯乾燥機のフィルタ装置30を斜め上方から見た斜視図を示している。
フィルタ装置30は、図6に示すように、把手開口31aを有する略長方形状の把手部31と、その把手部31の長辺側の一方かつ下側から下方に向かって延びる側壁部32aと把手部31の下側に設けられた箱形状の基部32bからなるフィルタ取付部32と、フィルタ取付部32の側壁部32aに設けられた円穴60(図14に示す)に回転可能に取り付けられた円筒形状のフィルタ部33と、フィルタ部33の側壁部32aと反対の側を回転可能に支持するアーム部34と、アーム部34の下端側(第2アーム部34cの下側)とフィルタ取付部32の側壁部32aとの間に設けられた上側に開口する埃収容部35と、埃収容部35の上側かつフィルタ取付部32の基部32bの下側に設けられた埃除去部50を有する。上記把手部31の把手開口31aに開閉扉37を開閉可能に取り付けている。この開閉扉37は、内側に向かって開き、バネ部材(図示せず)により閉状態に付勢されている。
上記円筒形状のフィルタ部33は、フィルタ取付部32と反対の側の端部を覆う側板33aと、側板33aの中心に設けられた軸部33bと、円筒面を覆うように設けられたメッシュ状のフィルタ33cを有している。この円筒形状のフィルタ部33のフィルタ取付部32側の端部は開口している。上記フィルタ装置30は、フィルタ部33の外周側からフィルタ33cを介して内周側に向かって空気が流れるように構成されている(図14参照)。
また、上記アーム部34は、フィルタ取付部32の基部32bからの延びる第1アーム部34aと、第1アーム部34aの下端に設けられ、フィルタ部33の軸部33bを回転可能に支持する軸受部34bと、軸受部34bから斜め下方に延びる第2アーム部34cとを有する。
また、上記埃収容部35の上側の開口を開閉する蓋36を回動可能に取り付けている。この蓋36は、回転軸39によって回転可能に支持されている。図6では、蓋36は閉じた状態である。
上記フィルタ装置30では、フィルタ部用駆動モータ63(図3,図11に示す)により駆動ギア65(図13に示す),ギア部61(図9,図10に示す)を介して円筒形状のフィルタ部33を矢印R1の方向に回転させる。また、蓋開閉用駆動モータ64(図3,図11に示す)により駆動ギア(図示せず),ギア部62(図9,図10に示す)を介して回転軸39を回転させて、蓋36を開閉する。フィルタ部用駆動モータ63および蓋開閉用駆動モータ64には、ステッピングモータを用いている。
図7は上記埃除去部50の平面図を示しており、図7に示すように、埃除去部50は、板部材51と、その板部材51により固定される弾性部材52とを有する。この弾性部材52は、板部材51によって、フィルタ取付部32の基部32bに取り付けられている。また、弾性部材52は、シリコーン樹脂からなり、フィルタ部33(図6に示す)の外周に沿って回転方向に延びる複数のヘラ52a〜52fを有している。この複数のヘラ52a〜52fのうちのヘラ52a,52c,52d,52fは、ヘラ52b,52eよりも長手方向が長く、また、幅が狭くなっている。
図8は上記フィルタ装置30の上面図を示し、図9はフィルタ装置30を上流側の側方から見た側面図を示し、図10はフィルタ装置30の側面図を示している。この図8,図9,図10は、図6と同一の構成部に同一参照番号を付している。
図8,図9,図10に示すように、フィルタ取付部32の側壁部32aのアーム部34と反対の側に、円筒形状のフィルタ部33の開口端の外周に、フィルタ部駆動機構の一例としてのギア部61を設けている。また、埃収容部35の蓋36を開閉するための回転軸39を埃収容部35に回転可能に取り付けている。また、フィルタ取付部32の側壁部32aのアーム部34と反対の側、かつ、回転軸39の一端にギア部62を設けている。上記回転軸39とギア部62で蓋駆動機構を構成している。
また、フィルタ取付部32の基部32bの両側にバネ部材38,38を設けている。このフィルタ装置30がフィルタ装置収納部40(図11〜図14に示す)に装着されたとき、バネ部材38,38によってフィルタ装置30はフィルタ装置収納部40に保持される。
図11,図12は上記フィルタ装置30が装着されたフィルタ装置収納部40の斜視図を示している。
このフィルタ装置収納部40は、図11,図12に示すように、上側が開口する箱形状の本体部101と、本体部101の一方の側壁(上流側)に設けられた円筒形状の吸込側ダクト接続部102と、本体部101の他方の側壁(下流側)に設けられた排気ダクト103と、排気ダクト103の下側に設けられた円筒形状の吹出側ダクト接続部104を有する。また、本体部101の他方の側壁(下流側)の排気ダクト103近傍にフィルタ部用駆動モータ63,蓋開閉用駆動モータ64を取り付けている。
また、図13は上記フィルタ装置30が装着されたフィルタ装置収納部40の側壁の一部を省略した状態の斜視図を示しており、図13において、図11,図12と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図13に示すように、フィルタ部用駆動モータ63の出力軸の回転を駆動ギア65を介してフィルタ部33のギア部61に伝達する。また、蓋開閉用駆動モータ64の出力軸の回転を、出力軸に固定された駆動ギア(図示せず)を介して回転軸39のギア部62に伝達する。
図14は図13のXIV−XIV線から見た縦断面図を示している。図14では、図6〜図13と同一の構成部には、同一参照番号を付している。
図14に示すように、吸込側ダクト接続部102の吸気口40aから流入した空気は、フィルタ部33の外周側からフィルタ33cを介して内周側に向かって空気が流れる。そして、フィルタ部33のギア部61が設けられた端部の開口とサブフィルタ部110を通った空気は、排気ダクト103を介して吹出側ダクト接続部104の排気口40bから第2空気循環ダクト24(図2,図4,図5に示す)に吹き出す。
上記サブフィルタ部110は、本体部101と吹出側ダクト接続部104との接続部分に取り付けられている。
次に、図15A〜図15Fに従って、フィルタ装置30(図6に示す)のフィルタ部33の外周面に捕獲された埃を除去する自動クリーニング動作を説明する。なお、図15A〜図15Fはフィルタ部33の軸方向上流側から見た図である。
この第1実施形態の洗濯乾燥機は、図3に示す制御装置100により、図11,図12に示すフィルタ部用駆動モータ63,蓋開閉用駆動モータ64などを制御して、乾燥運転終了後に自動クリーニング動作を行う。
上記自動クリーニング動作時にフィルタ装置30のフィルタ部33は、フィルタ部用駆動モータ63により回転し、乾燥運転などのモードでは停止している。
まず、フィルタ装置30の自動クリーニング動作を開始すると、フィルタ部用駆動モータ63によりフィルタ部33を回転駆動する。図15Aに示すように、乾燥運転によりフィルタ33cの外周に埃200が付着したフィルタ部33が矢印R2の方向に回転すると、埃除去部50の弾性部材52がフィルタ33cに接する部分に対して回転方向と逆の側の領域S1において、埃集合物201が徐々に形成されていく。
次に、フィルタ部33の回転が進むと、図15Bに示すように、領域S1の埃集合物202が大きくなる。ここで、フィルタ部33のフィルタ33cの外周に付着した埃200は、次々に領域S1に達して、埃除去部50の弾性部材52とフィルタ33cとの間で丸められて纏まる。
さらに、フィルタ部33の回転が進むと、図15Cに示すように、埃除去部50の弾性部材52とフィルタ33cとの間の領域S2において、埃集合物203が大きくなる。ここで、埃集合物203の一部が埃除去部50の弾性部材52とフィルタ33cとの間に入り込んでいる。
また、さらにフィルタ部33の回転が進むと、図15Dに示すように、埃除去部50の弾性部材52とフィルタ33cとの間の領域S3に、より大きくなった埃集合物204が入り込むと共に、埃集合物204の一部が、弾性変形した弾性部材52とフィルタ33cとの間から回転方向の下方に出てくる。
そして、さらにフィルタ部33の回転が進むと、図15Eに示すように、埃除去部50の弾性部材52とフィルタ33cとの間から、大きくなって丸まった埃集合物205の大部分が弾性変形した弾性部材52の先端側から出てくる。
こうして、最後に、図15Eに示すように、埃除去部50の弾性部材52とフィルタ33cとの間から、大きくなって丸まった埃集合物206が埃収容部35(図6に示す)内に落下する。このとき、埃収容部35の上側の蓋36は開いた状態にしている。
そして、フィルタ装置30の自動クリーニング動作の開始から所定時間経過すると、フィルタ部33の回転を停止して自動クリーニング動作を終了し、埃収容部35の上側の蓋36はを閉じる。
上記構成の洗濯乾燥機によれば、乾燥運転において、循環ファン11によって洗濯槽2(収容槽)内の空気をヒートポンプユニット13(加熱装置)を介して循環させる。このとき、フィルタ装置30のフィルタ取付部32に回転可能に取り付けられた円筒形状のフィルタ部33の外周側から内周側に向かって空気が流れ、フィルタ部33の外周面に糸くずなどの埃が付着する。そして、ヒートポンプユニット13や循環ファン11を停止して乾燥運転を終了した後、円筒形状のフィルタ部33をギア部61(フィルタ部駆動機構),フィルタ部用駆動モータ63,駆動ギア65により回転駆動して、回転するフィルタ部33の外周面に付着した埃を埃除去部50により除去することで、フィルタ部33の目詰まりによる風量低下を防ぐことができる。
したがって、上記洗濯乾燥機では、乾燥運転中に埃が付着したフィルタ部33の外周面を乾燥運転終了後に自動で清掃でき、次に乾燥運転を行うときに循環経路の風量が低下することがなく、高い乾燥性能を維持できる。このように、簡単な構造でフィルタ部33をクリーニングする機能を備えることによって、乾燥性能やメンテナンス性を向上できる。
また、上記埃除去部50である弾性部材52は、フィルタ部33の外周面に一部が押し付けられて弾性変形することによって、フィルタ部33の外周面に付着した糸くずなどの埃を、フィルタ部33の回転に伴って弾性部材52により押さえながら丸めて纏めることにより、埃などが残りやすいブラシなどを用いることなく、簡単かつ確実に除去することができる。
また、上記埃除去部50の複数のヘラ52a〜52fによって、フィルタ部33の外周面に付着した糸くずなどの埃を効果的に除去できる。さらに、図7に示すように、複数のヘラ52a〜52fのうちのヘラ52b,52eが他のヘラ52a,52c,52d,52fと長さが異なることによって、フィルタ部33の外周面に付着した糸くずなどの埃をフィルタ部33の回転に伴って弾性部材52により押さえながら丸めた埃集合物が纏まりやすく、かつ、埃集合物をフィルタ部33の外周面から離れやすくできる。すなわち、図15E示すように、埃除去部50の弾性部材52とフィルタ33cとの間から、大きくなって丸まった埃集合物206が落下しやすくなる。
また、上記埃除去部50によりフィルタ部33の外周面から除去される埃を埃収容部35に収容することによって、フィルタ装置30と一緒に埃収容部35を取り出して、溜まった埃を容易に廃棄できる。また、フィルタ装置30を取り出し可能にすることで、ユーザーがフィルタ部33を念入りに清掃することも可能になる。
また、上記箱形状の埃収容部35の上側の開口に設けられた蓋36を蓋駆動機構(回転軸39とギア部62)により開閉可能に回動することによって、フィルタ部33の外周面に付着した埃を埃除去部50により除去するときは、蓋36を開き、埃の除去時以外は蓋36を閉じる。そうして、埃の除去をしない乾燥運転などにおいて、埃除去部50に溜まった埃が風で舞い上がって散らかるのを防止できる。また、埃の除去を何回か繰り返して蓋36を開閉することによって、埃収容部35内に溜まった埃を蓋36により押さえつけて、埃を圧縮することが可能になり、埃収容部35内に収容する埃の量を多くできる。
また、上記洗濯槽2内の洗濯物を乾燥させるための加熱装置にヒートポンプユニット13を用いることによって、ヒートポンプユニット13を介して循環させる洗濯槽2内の空気をヒートポンプユニット13の蒸発器で除湿した後に凝縮器で加熱するので、乾燥能力および加熱効率が向上する。
また、ヒートポンプユニット13を介して循環させる洗濯槽2内の空気をヒートポンプユニット13の蒸発器で除湿した後に凝縮器で加熱するので、ヒートポンプユニット13の上流側に配置されたフィルタ装置30のフィルタ部33により細かい埃や糸くずを捕獲することによって、細かい埃や糸くずが蒸発器や凝縮器に付着して除湿効率と加熱効率が低下するのを防止する。
上記第1実施形態では、複数のヘラ52a〜52fを有する弾性部材52を埃除去部50に用いたが、ヘラに限らず、ブラシ状の弾性部材などを埃除去部に用いてもよい。また、弾性部材52は、シリコーン樹脂に限らず、他のフィルタ部33のメッシュ状のフィルタ33cを傷めない弾性部材であればよい。
〔第2実施形態〕
この発明の第2実施形態の乾燥機の一例としての洗濯乾燥機は、報知機能を除いて第1実施形態の乾燥機の洗濯乾燥機と同一の構成をしており、図1〜図6を援用する。
この第2実施形態の洗濯乾燥機は、蓋36が開いた状態から蓋駆動機構(回転軸39とギア部62)により蓋36を閉めるように駆動しても、蓋開閉センサ70により蓋36が開いた状態のままであることを検出すると、制御装置100により埃収容部35が埃で満杯であることを報知部の一例としての表示部20b(図3に示す)に表示する。そうすることによって、ユーザーに埃収容部35内の清掃を行うように促すことができる。
また、埃収容部35が埃で満杯であるときは、制御装置100は、自動クリーニング機能を停止する。これにより、フィルタ装置30の機構の故障を防止することができる。
なお、この第2実施形態では、報知部としての表示部20bにより埃収容部35が埃で満杯であることを表示したが、報知部はこれに限らず、LEDの点灯や点滅、ブザー、音声などにより、埃収容部が埃で満杯であることを報知する手段を備えてもよい。
〔第3実施形態〕
図16はこの発明の第3実施形態の乾燥機の一例としての洗濯乾燥機の制御ブロック図を示している。この発明の第3実施形態の乾燥機の一例としての洗濯乾燥機は、目詰まり検知機能を除いて第1実施形態の乾燥機の洗濯乾燥機と同一の構成をしており、図1,図2,図4〜図6を援用する。
この第3実施形態の洗濯乾燥機は、図16に示すように、フィルタ装置30のフィルタ部33が目詰まりしているか否かを検出する目詰まり検出部80と、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置1100を備えている。この制御装置1100は、操作表示部20の操作部20aと温度センサ16と蓋開閉センサ70および目詰まり検出部80からの信号に基づいて、回転ドラム用駆動モータ4と、循環ファン11と、ヒートポンプユニット13と、操作表示部20の表示部20bと、給水弁41と、排水弁42と、フィルタ部用駆動モータ63と、蓋開閉用駆動モータ64などを制御する。
上記目詰まり検出部80は、循環経路内に配置された温度センサ(図示せず)により検出された空気の温度に基づいて、フィルタ装置30のフィルタ部33が目詰まりしているか否かを検出する。フィルタ部33が目詰まりすると、循環経路内を流れる空気流量が減少するため、空気の温度が上昇するので、この特性を目詰まり検出部80は利用する。例えば、上記目詰まり検出するための温度センサは、循環経路内のフィルタ装置30や循環ファンの下流側に配置される。
上記洗濯乾燥機では、循環ファン11により洗濯槽2内の空気をヒートポンプユニット13を介して循環させる乾燥運転中に、目詰まり検出部80がフィルタ部33の目詰まりを検出すると、制御装置1100によって、循環ファン11を制御して、循環ファン11の回転数を現在回転数から下げた後、フィルタ装置30のフィルタ部33を回転させて、フィルタ部33の外周面に付着した埃を埃除去部50により除去する。そうすることによって、乾燥運転中でも、フィルタ装置30のフィルタ部33を回転させて外周面に付着した埃を除去することが可能になる。仮に、乾燥運転中に循環ファン11の回転数を下げずにフィルタ部33のクリーニング動作を開始すると、フィルタ装置30内で埃が舞い上がってしまうため、クリーニングを正常に行えない。
なお、清掃が完了したときは、循環ファン11の回転数を元の回転数に戻して乾燥運転を継続する。これにより、乾燥性能を向上できる。
上記第1〜第3実施形態では、乾燥機として洗濯乾燥機について説明したが、乾燥機はこれに限らず、洗濯機能のない乾燥機にこの発明を適用してもよい。
また、第1〜第3実施形態では、回転ドラム3を横方向に傾けて配置したドラム式の洗濯乾燥機について説明した。この発明は、ドラム式の洗濯乾燥機または乾燥機だけでなく、ドラムを縦方向に設けた縦型の洗濯乾燥機または乾燥機にも適用できる。
また、上記第1〜第3実施形態では、円筒形状のフィルタ部33を有するフィルタ装置30を備えた洗濯乾燥機について説明したが、フィルタ部はこれに限らず、円錐形状や円錐台形状などの回転面を有するフィルタ部でもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本体部101と吹出側ダクト接続部104との接続部分にサブフィルタ部110を取り付けていたが、フィルタ装置のフィルタ部の下流側に位置するように、フィルタ装置にサブフィルタ部を設けてもよい。この場合、フィルタ装置と一緒にサブフィルタ部をフィルタ装置収納部から取り外すことができ、サブフィルタ部の清掃などのメンテナンス性が向上する。
また、上記第1〜第3実施形態では、乾燥運転の終了後にフィルタ部の自動クリーニングを行ったが、この発明の乾燥機は、これに限らず、洗い工程中やすすぎ工程中にフィルタ部の自動クリーニングを行ってもよいし、操作部に設けた押ボタンを操作したときにフィルタ部の自動クリーニングを行ってもよい。
さらに、上記第1〜第3実施形態では、加熱装置としてヒートポンプユニット13を用いた洗濯乾燥機について説明したが、加熱装置はこれに限らず、ヒータなどの熱源を用いた乾燥機にこの発明を適用してもよい。
以上、この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の乾燥機は、
乾燥対象物を収容する収容槽2と、
上記収容槽2内の空気を循環させるための循環経路(23,24,26,40)と、
上記収容槽2内の上記乾燥対象物を乾燥させるための加熱装置13と、
上記収容槽2内の空気を上記加熱装置13を介して循環させる循環ファン11と、
上記循環ファン11により空気が循環する上記循環経路(23,24,26,40)に配置されたフィルタ装置30と、
上記加熱装置13と上記循環ファン11を制御する制御装置100,1100と
を備え、
上記フィルタ装置30は、
フィルタ取付部32と、
上記フィルタ取付部32に回転可能に取り付けられ、外周側から内周側に向かって空気が流れる円筒形状または円錐形状または円錐台形状のフィルタ部33と、
上記フィルタ部33を回転駆動するためのフィルタ部駆動機構61と、
上記フィルタ取付部32に設けられ、上記フィルタ部駆動機構61により回転する上記フィルタ部33の外周面に付着した埃を除去する埃除去部50とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、乾燥運転において、循環ファン11によって収容槽2内の空気を加熱装置13を介して循環させる。このとき、フィルタ装置30のフィルタ取付部32に回転可能に取り付けられた円筒形状(または円錐形状または円錐台形状)のフィルタ部33の外周側から内周側に向かって空気が流れ、フィルタ部33の外周面に糸くずなどの埃が付着する。そして、加熱装置13や循環ファン11を停止して乾燥運転を終了した後、円筒形状(または円錐形状または円錐台形状)のフィルタ部33をフィルタ部駆動機構61により回転駆動して、回転するフィルタ部33の外周面に付着した埃を埃除去部50により除去することで、フィルタ部33の目詰まりによる風量低下を防ぐことができる。したがって、簡単な構造でフィルタ部をクリーニングする機能を備えることによって、乾燥性能やメンテナンス性を向上できる。なお、乾燥運転の終了後にフィルタ部をクリーニングするだけでなく、洗い工程中やすすぎ工程中にフィルタ部のクリーニングを行ってもよい。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記埃除去部50は、上記フィルタ部33の外周面に一部が押し付けられて弾性変形した状態の弾性部材52を少なくとも有する。
上記実施形態によれば、埃除去部50の弾性部材52は、フィルタ部33の外周面に一部が押し付けられて弾性変形することによって、フィルタ部33の外周面に付着した糸くずなどの埃を、フィルタ部33の回転に伴って弾性部材52により押さえながら丸めて纏めることにより、埃などが残りやすいブラシなどを用いることなく、簡単かつ確実に除去することができる。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記埃除去部50は、上記フィルタ部33の外周に沿って回転方向に延びる複数のヘラ52a〜52fを有し、
上記複数のヘラ52a〜52fのうちの少なくとも1つは、他のヘラと長さが異なる。
上記実施形態によれば、フィルタ部33の外周に沿って回転方向に延びる複数のヘラ52a〜52fを埃除去部50が有することによって、複数のヘラ52a〜52fにより効果的にフィルタ部33の外周面に付着した糸くずなどの埃を除去できる。さらに、複数のヘラ52a〜52fのうちの少なくとも1つが他のヘラと長さが異なることによって、フィルタ部33の外周面に付着した糸くずなどの埃をフィルタ部33の回転に伴って弾性部材52により押さえながら丸めた埃集合物が纏まりやすく、かつ、埃集合物をフィルタ部33の外周面から離れやすくできる。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記フィルタ装置30は、
上記埃除去部50により上記フィルタ部33の外周面から除去される上記埃を収容する埃収容部35を備えた。
上記実施形態によれば、埃除去部50によりフィルタ部33の外周面から除去される埃を埃収容部35に収容することによって、フィルタ装置30と一緒に埃収容部35を取り出し可能にすることで、溜まった埃を容易に廃棄できる。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記埃収容部35は、上側に開口を有する箱形状をしており、
上記埃収容部35の上記開口を開閉可能に回動する蓋36と、
上記蓋36を開閉駆動するための蓋駆動機構(39,62)と
を備える。
上記実施形態によれば、箱形状の埃収容部35の上側の開口を開閉するための蓋36を蓋駆動機構(39,62)により開閉可能に回動することによって、フィルタ部33の外周面に付着した埃を埃除去部50により除去するときは、蓋36を開き、埃の除去時以外は蓋36を閉じることが可能になる。そうして、埃の除去をしない乾燥運転において、埃除去部50に溜まった埃が風で舞い上がって散らかるのを防止できる。
また、埃の除去を何回か繰り返して蓋36を開閉することによって、埃収容部35内に溜まった埃を蓋36により押さえつけて、埃を圧縮することが可能になり、埃収容部35内に収容する埃の量を多くできる。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記蓋36の開閉を検出する蓋開閉センサ70と、
上記蓋36が開いた状態から上記蓋駆動機構(39,62)により上記蓋36を閉めるように駆動しても、上記蓋開閉センサ70により上記蓋36が開いた状態のままであることを検出すると、上記埃収容部35が上記埃で満杯であることを報知する報知部20bと
を備えた。
上記実施形態によれば、蓋36が開いた状態から蓋駆動機構(39,62)により蓋36を閉めるように駆動しても、蓋開閉センサ70により蓋36が開いた状態のままであることを検出すると、埃収容部35が埃で満杯であることを報知部20bにより報知することで、ユーザーに埃収容部35内の清掃を行うように促すことができる。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記循環ファン11により上記収容槽2内の空気を上記加熱装置13を介して循環させる乾燥運転中に、上記フィルタ装置の上記フィルタ部33が目詰まりしているか否かを検出する目詰まり検出部80を備え、
上記目詰まり検出部80が上記フィルタ部33の目詰まりを検出すると、上記制御装置1100により上記循環ファン11を制御して、上記循環ファン11の回転数を現在回転数から下げた後、
上記フィルタ装置30の上記フィルタ部33を上記フィルタ部駆動機構61により回転させて、上記フィルタ部の外周面に付着した埃を上記埃除去部50により除去する。
上記実施形態によれば、循環ファン11により収容槽2内の空気を加熱装置13を介して循環させる乾燥運転中に、目詰まり検出部80がフィルタ部33の目詰まりを検出すると、制御装置1100によって、循環ファン11を制御して、循環ファン11の回転数を現在回転数から下げた後、フィルタ装置30のフィルタ部33を回転させて、フィルタ部33の外周面に付着した埃を埃除去部50により除去する。これにより、乾燥運転中でも、フィルタ装置30のフィルタ部33を回転させて外周面に付着した埃を除去することが可能になる。なお、清掃が完了したときは、循環ファン11の回転数を元の回転数に戻して乾燥運転を継続する。これにより、乾燥性能を向上できる。
また、一実施形態の乾燥機では、
上記収容槽2が内部に配置された外箱1と、
上記外箱1内に設けられ、上記フィルタ装置30が着脱可能に収納されたフィルタ装置収納部40と
を備え、
上記フィルタ装置30は、上記フィルタ部33の下流側に位置するように上記フィルタ取付部32に設けられたサブフィルタ部110を有する。
上記実施形態によれば、外箱1内に設けられたフィルタ装置収納部40にフィルタ装置30が着脱可能に収納され、そのフィルタ装置30のフィルタ取付部32に、フィルタ部33の下流側に位置するようにサブフィルタ部110を設けたことによって、フィルタ部33で取り除けなかった埃をサブフィルタ部110で確実に除去できると共に、フィルタ装置30と共にサブフィルタ部110をフィルタ装置収納部40から取り外すことでサブフィルタ部110の清掃も容易になる。
1…外箱
2…洗濯槽
3…回転ドラム
3A…周面
3B…底面
4…回転ドラム用駆動モータ
5…乾燥対象物
7…圧縮機
8…凝縮器
8A…冷媒管路
8B…フィン
9…膨張弁
10…蒸発器
10A…冷媒管路
10B…フィン
11…循環ファン
13…ヒートポンプユニット
14…冷媒配管
16…温度センサ
20…操作表示部
20a…操作部
20b…表示部
21…扉
22…排気口
23…第1空気循環ダクト
24…第2空気循環ダクト
25…吸気口
26…送風ダクト
30…フィルタ装置
31…把手部
31a…把手開口
32…フィルタ取付部
32a…側壁部
32b…基部
33…フィルタ部
33a…側板
33b…軸部
33c…フィルタ
34…アーム部
35…埃収容部
36…蓋
37…開閉扉
38…バネ部材
39…回転軸
40…フィルタ装置収納部
40a…吸気口
40b…排気口
40c…開口部
41…給水弁
42…排水弁
50…埃除去部
51…板部材
52…弾性部材
52a〜52f…ヘラ
60…円穴
61…ギア部
62…ギア部
63…フィルタ部用駆動モータ
64…蓋開閉用駆動モータ
65…駆動ギア
70…蓋開閉センサ
80…目詰まり検出部
100,1100…制御装置
101…本体部
102…吸込側ダクト接続部
103…排気ダクト
104…吹出側ダクト接続部
110…サブフィルタ部

Claims (4)

  1. 乾燥対象物を収容する収容槽と、
    上記収容槽内の空気を循環させるための循環経路と、
    上記収容槽内の上記乾燥対象物を乾燥させるための加熱装置と、
    上記収容槽内の空気を上記加熱装置を介して循環させる循環ファンと、
    上記循環ファンにより空気が循環する上記循環経路に配置されたフィルタ装置と、
    上記加熱装置と上記循環ファンを制御する制御装置と
    を備え、
    上記フィルタ装置は、
    フィルタ取付部と、
    上記フィルタ取付部に回転可能に取り付けられ、外周側から内周側に向かって空気が流れる円筒形状または円錐形状または円錐台形状のフィルタ部と、
    上記フィルタ部を回転駆動するためのフィルタ部駆動機構と、
    上記フィルタ取付部に設けられ、上記フィルタ部駆動機構により回転する上記フィルタ部の外周面に付着した埃を除去する埃除去部とを有すると共に、
    上記埃除去部は、上記フィルタ部の外周に沿って回転方向に延びる複数のヘラを有する弾性部材を含み、
    上記弾性部材は、上記複数のヘラの面の一部が上記フィルタ部の外周面に押し付けられて弾性変形していることを特徴とする乾燥機。
  2. 請求項1に記載の乾燥機において、
    記複数のヘラのうちの少なくとも1つは、他のヘラと長さが異なることを特徴とする乾燥機。
  3. 請求項1または2に記載の乾燥機において、
    上記フィルタ装置は、
    上記埃除去部により上記フィルタ部の外周面から除去される上記埃を収容する埃収容部を有することを特徴とする乾燥機。
  4. 請求項に記載の乾燥機において、
    上記埃収容部は、上側に開口を有する箱形状をしており、
    上記埃収容部の上記開口を開閉可能に回動する蓋と、
    上記蓋を開閉駆動するための蓋駆動機構と
    を備えることを特徴とする乾燥機。
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