JP2016093415A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】循環風の風損を小さくできる衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】実施形態の衣類乾燥機は、衣類を収容する収容空間と、前記収容空間を内部に含む容器と、入口及び出口が前記容器に接続された循環風路と、前記循環風路内に設けられ、前記容器内の空気を前記循環風路を通じて循環させる送風手段と、前記循環風路中に設けられた濾過部と、前記循環風路の一部である、前記濾過部が設けられた第一の風路と、前記循環風路の一部である、前記濾過部をバイパスする第二の風路と、前記第一の風路及び前記第二の風路のどちらか一方を選択する第一の切替機構と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
従来より、衣類乾燥機は、循環風路にリントフィルタを備え、衣類から出たリントをそのリントフィルタにより捕獲することによって下流の循環風路が詰まってしまうことを防いでいる。しかし、循環風路に目の細かいリントフィルタが設置されることで風損が生じ、乾燥の効率が下がってしまうという問題があった。
特開2009−50353号公報
本発明が解決しようとする課題は、循環風の風損を小さくできる衣類乾燥機を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の衣類乾燥機は、衣類を収容する収容空間と、前記収容空間を内部に含む容器と、入口及び出口が前記容器に接続された循環風路と、前記循環風路内に設けられ、前記容器内の空気を前記循環風路を通じて循環させる送風手段と、前記循環風路中に設けられた濾過部と、前記循環風路の一部である、前記濾過部が設けられた第一の風路と、前記循環風路の一部である、前記濾過部をバイパスする第二の風路と、前記第一の風路及び前記第二の風路のどちらか一方を選択する第一の切替機構と、を備える。
実施形態の衣類乾燥機の前側からの外観斜視図 実施形態の衣類乾燥機の前上板、前下板、横板及び後板を外した状態での後方からの斜視図 実施形態の衣類乾燥機の模式的縦断側面図 実施形態の循環風路を示す模式図 実施形態の制御系を示すブロック図 実施形態における第一の切替機構及び第二の切替機構の制御を示す図 実施形態において第一の切替機構を切り替える所定時間を決定するためのテーブルを示す図 実施形態において、乾燥運転で放出されるリント量の変化を示す図
以下、実施形態の衣類乾燥機について図面を参照しながら説明する。
本実施形態の衣類乾燥機は、洗濯運転機能と乾燥運転機能を備えた所謂洗濯乾燥機である。図1から図3に示すように外箱100、水槽200、回転槽300、モータ400及び循環風路500を備える。
外箱100は、前面(図3において左側)上方の前上板101、前面下方の前下板102、上面前方の操作パネル108、上面後方の上板103、側面の横板104、下面の底板105、及び、背面の後ろ板105aからなる。以下、各部の位置関係を説明する際は、特に断りのない限り、外箱1前面側を「手前」、外箱1背面側を「奥」として、方向を表現する。同様に「左」、「右」も、特に断りのない限り外箱100正面から見た左右を表す。
前上板101には、やや上向きで円形の開口である外箱開口部113が設けられている。また、前上板101には、扉106が図示しないヒンジを介して設けられており、扉106は前記ヒンジを支点に回動して外箱開口部113を開閉する。扉106は、前上板101において外箱開口部113の右上の位置に設けられた開ボタン107を押すことで開かれ、奥側へ扉106を押しこむことで閉じられる。
操作パネル108は、電源オンボタン109、電源オフボタン110及びタッチパネル111を備える。使用者は、電源オンボタン109及び電源オフボタン110を押すことにより、それぞれ電源のオン及びオフを行うことができ、タッチパネル111を通じてその他の操作(運転コースの選択等)を行うことができる。タッチパネル111は、使用者による種々の入力を受け付ける入力部としての機能と、使用者に対する種々の表示を行う表示部としての機能とを有する。
上板103右方には、長方形の開口部112が設けられており、開口部112の下方には、直方体状の空間であるリントフィルタ収容部502が設けられている。リントフィルタ収容部502は、循環風路500を欠損させるように設けられており、リントフィルタ収容部502にリントフィルタ503が収容されることにより、循環風路500は補完される。使用者は、リントフィルタ503上面に設けられた手掛部513に手を掛けて、上下に摺動することにより、開口部112を通じて、リントフィルタ503をリントフィルタ収容部502から出し入れすることができる。
リントフィルタ503は、循環風路500の一部を形成するとともに、循環風路500内において下流側(奥側)に濾過部529によって循環風に含まれるリントを捕獲する。
水槽200は、外箱100の内部にサスペンションを介して弾性的に支持されて収容されている。水槽200は、円筒状に形成されており、一方の端部は水槽端板206が設けられて塞がれており、他方の端部は開口している。この開口を水槽開口部207とする。水槽開口部207は、外箱開口部113と同じ向き(手前やや上向き)を向いている。
水槽200は、後述の収容空間305を内部に含む容器として機能する。
洗濯運転においては、図示しない給水経路より水槽200内に給水が行われる。また、水槽200内の水は、排水弁202の開閉に応じて排水口201及び図示しない排水経路を通じて機外へ排水される。
回転槽300は、水槽200に回転可能に収容されている。回転槽300は、水槽200と同様に、円筒状に形成されており、一方の端部は回転槽端板303が設けられて塞がれており、他方の端部は開口している。この開口を回転槽開口部304とする。回転槽開口部304も、外箱開口部113及び水槽開口部207と同様に、手前やや上向きとされている。回転槽300は、複数の孔部301及び302を有する。孔部301は、回転槽3の円筒状側面の全域に形成されている。孔部302は、回転槽端板303に複数形成されている。孔部301及び302は、洗濯運転においては、水が回転槽300と水槽200との間で自由に移動するための通水孔として機能し、乾燥運転においては、空気が回転槽300と水槽200との間で自由に移動するための通風孔として機能する。
回転槽300の内部は、衣類を収容する収容空間305として機能する。
外箱開口部113は、ベローズ205によって水槽開口部207に接続されており、扉106を開放すると、外箱開口部113、水槽開口部207、及び回転槽開口部304を通じて、回転槽300から洗濯物を出し入れすることができる。
モータ400は、水槽端板の206の外側の面(前記後板側)に固定されている。モータ400は、駆動軸401によって回転槽300と接続されており、モータ400の駆動力により回転槽300は回転する。また、モータ400にはモータ電流検知装置402(図5参照)が設けられており、モータ400にかかる負荷を定量的に測定できるようになっている。
続いて、循環風路500について、さらに図4を参照しながら循環空気の流れに沿って説明する。ここで、循環空気とは、乾燥運転において水槽200内及び循環風路500を循環して流れる空気のことである。
後述する第三の風路505又は第四の風路507を通過した循環空気は、ファンモータ509によって回転駆動されたファン508によって水槽200へと送られる。ファン508は、水槽200内の空気を循環風路500を通じて循環させる送風手段として機能する。
ファン508から送られた循環空気は、水槽端板206のやや上方に設けられた給気口203を通じて、水槽200内へと導入される。水槽200内に導入された循環空気は、孔部302を通じて回転槽300内へと進み、回転槽300に投入された衣類から水分を受け取る。なお、給気口203は循環風路500の出口として機能するものである。
衣類から水分を受け取って湿った循環空気は、孔部301を通じて回転槽300内から出て、さらに水槽200の右手前上方に設けられた排気口204を通じて、再度循環風路500へと導入される。循環風路500において、排気口204のすぐ下流には温度センサ514(図3参照)が設けられており、循環空気温度が測定される。なお、排気口204は循環風路500の入口として機能する。
水槽200より排出された循環空気は、第一の切替機構511が設けられた第一の分岐部515へと送られる。第一の分岐部515は、水槽200側から送られてきた循環空気が第一の風路501か第二の風路504かどちらに進むかが選択される分岐部である。
第一の切替機構511は、開閉板517、ヒンジ518、第一の切替モータ521(図5参照)及びねじりばね(図示せず)を備える。開閉板517は、ヒンジ518を介して第一の分岐部515に設けられており、第一の切替モータ521が駆動されていないときは、前記ねじりばねの弾性力によって第二の風路504を閉じる(即ち、第一の風路501を選択する)ようになっている(図3及び図4の二点鎖線の位置参照)。一方、第一の切替モータ521が駆動されているときは、第一の切替モータ521の回転力が、前記ねじりばねの弾性力に勝って前記ねじりばねの弾性力とは逆向きに開閉板517を回動させる。従って、このとき、開閉板517は、図3及び図4の実線で示すように、第一の風路501を閉じる(即ち、第二の風路504を選択する)。なお、本実施形態では、第一の切替モータ521が通電されない場合に第二の風路504を閉じる手段としてねじりばねを用いているが、ねじりばねでなくコイルばね等他の弾性体でもよく、また、重力によって開閉板517が第二の風路504を閉じる構成としても良い。
第一の風路501にはリントフィルタ503が設けられており、水槽200側から送られてきた循環空気に含まれるリントは、リントフィルタ503に設けられた濾過部529によって捕獲される。濾過部529は、目の細かい網状となっているため、第一の風路501は風損が大きい。
一方、第二の風路504は、リントフィルタ503をバイパスする風路である。第二の風路504は、濾過部529のように風損が大きい部分を有さず、さらに、第一の風路501よりも長さが短いため、第一の風路501よりも風損が小さい。
第一の風路501と第二の風路504とは、第一の合流部523において合流する。第一の合流部523から下流へ進むと、第二の分岐部516において再度風路が分岐する。第二の分岐部516は、第三の風路505か第二の風路507かどちらに進むかが選択される分岐部であり、第二の切替機構512が設けられている。
第二の切替機構512は、第一の切替機構511と同様に、開閉板519、ヒンジ520、第二の切替モータ522(図5参照)及びねじりばね(図示せず)を備える。開閉板519は、ヒンジ520を介して第二の分岐部516に設けられており、第二の切替モータ522が駆動されていないときは、前記ねじりばねの弾性力によって第四の風路507を閉じる(即ち、第三の風路505を選択する)ようになっている(図4の実線位置参照)。一方、第二の切替モータ522が駆動されているときは、第二の切替モータ522の回転力が、前記ねじりばねの弾性力に勝って前記ねじりばねの弾性力とは逆向きに開閉板519を回動させる。従って、このとき、開閉板519は、図4の二点鎖線で示すように第三の風路505を閉じる(即ち、第四の風路507を選択する)。なお、本実施形態では、第二の切替モータ522が通電されない場合に第四の風路507を閉じる手段としてねじりばねを用いているが、ねじりばねでなくコイルばね等他の弾性体でもよく、また、重力によって開閉板519が第四の風路507を閉じる構成としても良い。
第三の風路505にはヒートポンプ506が設けられており、上流から流れてきた循環空気を蒸発器525によって除湿し、凝縮器526によって加熱する。ヒートポンプ506は、蒸発器525、凝縮器526、圧縮器527及び減圧器528を配管によって接続して構成されている。ヒートポンプ506の配管内には、冷媒が循環しており、冷媒の相転移に伴う潜熱を利用して循環空気の除湿及び加熱を行う。蒸発器525から流れてきた液体の冷媒は、圧縮器527で圧縮されて高温高圧の気体となり、凝縮器526へと送られる。凝縮器526は、蒸発器525よりも第三の風路505の下流部分に配置されている。ここで、凝縮器526内の高温高圧の冷媒から循環空気へ熱が移動し、冷媒は凝縮して液体となり、一方、循環空気は加熱される。凝縮器526において液体となった冷媒は、減圧器528において減圧され、蒸発器525へと流れる。蒸発器525は、凝縮器526よりも第三の風路505の上流部分に配置されている。ここで、循環空気から蒸発器525内の冷媒へ熱が移動し、冷媒は蒸発して気体となり、一方、循環空気は冷却除湿される。凝結した水は、図示しないドレン口より機外へ排出される。
上述のように、本実施形態において、蒸発器525は除湿部として機能し、凝縮器526は加熱部として機能する。
ヒートポンプ506配管内の冷媒との熱交換の効率を高めるため、第三の風路505には、熱交換用フィン(図示せず)が多数設けられている。そのため、第三の風路505は、風損が大きい。
一方、第四の風路507は、ヒートポンプ506をバイパスする風路である。第四の風路507は、ヒートポンプ506のように風損が大きい部分を有さず、さらに、第三の風路505よりも長さが短いため、第三の風路505よりも風損が小さい。
第三の風路505と第四の風路507とは、第二の合流部524において合流する。第二の合流部524を通過して下流へ進むと、ファン508へと到達する。ファン508によって、循環空気は再度水槽200内に導入される。
本実施形態は、図5に示すような制御系を備える。本実施形態の制御は、制御装置600を中心に行われる。制御装置60は、例えばマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、使用者による操作パネル108への入力に基づいて、記憶部601に記憶された運転内容を読み込む。そして、前記運転内容並びにモータ電流検知装置402及び温度センサ514による検知にもとづいて、駆動回路602〜606を介してモータ400、ファンモータ509、ヒートポンプ506、第一の切替モータ521及び第二の切替モータ522を駆動する。また、操作パネル108を通じて種々の表示を行う。
以下、本実施形態における制御につき、さらに図6から図8を参照しながら第一の切替モータ521と第二の切替モータ522を中心に説明する。
使用者が操作パネル108を通じて洗濯運転を選択すると、まず、制御装置600は第一の切替モータ521及び第二の切替モータ522へ通電を行い、第二の風路504及び第四の風路507を選択して洗い工程を開始する。洗濯運転は、時系列順に洗い工程、濯ぎ工程及び脱水工程からなるが、脱水工程が終了するまで、第二の風路504と第四の風路507が選択される。
洗い工程において、制御装置600はモータ電流検知装置402による検知にもとづいて、投入された衣類の重量と布質の判定を行う。衣類の重量は、1kg未満(ランク1)、1kg以上2kg未満(ランク2)、2kg以上3kg未満(ランク3)、3kg以上4kg未満(ランク4)、4kg以上5kg未満(ランク5)、5kg以上(ランク5)の5つのランクに分類され、衣類の布質は、化繊系衣料が多い場合(化繊多)と綿系衣料が多い場合(綿多)の二つに分類される。
脱水工程が終了した後続いて乾燥運転が行われる場合には、以下の制御が行われる。乾燥運転は、時系列順に加熱乾燥工程及び仕上げ工程からなる。加熱乾燥工程を開始すると、加熱乾燥工程の開始から所定時間τ経過するまでの間は、第二の風路504及び第三の風路505を選択して運転を行う。即ち、リントフィルタ503をバイパスして循環空気をヒートポンプ506へ導入する。そして、前記所定時間τ経過後乾燥運転終了まで、第一の風路501及び第三の風路505を選択し、リントフィルタ503及びヒートポンプ506を通じて送風を行う。
ここで、記憶部601には図7に示すテーブルが記憶されている。投入された衣類の重量と布質に応じて、このテーブルにもとづいて前記所定時間τが決定される。例えば、重量ランクがランク3で布質が化繊多である場合、τ=cである。
乾燥した衣類が擦れ合ったとき、衣類からリントが出る。従って、衣類全体が湿っている加熱乾燥工程初期ではリントはあまり放出されず、乾燥が進んで衣類に乾き面が生じてくると、衣類からリントが放出される(図8参照)。図7のテーブルに基づいて決定される前記所定時間τは、加熱乾燥工程を開始してから衣類に乾き面が生じるまでの時間Δtよりも短く設定されているので、加熱乾燥工程開始からτ経過までの間は、リントフィルタ503を通さずに循環空気をヒートポンプ506に導入しても、ヒートポンプ506がリントで詰まらない。
図8において、横軸は乾燥運転開始からの経過時間であり、一方、縦軸はリントフィルタ503に捕獲されて溜まったリントの重量である。乾燥運転終了時にリントフィルタ503に捕獲されて溜まるリントの平均重量に対する比で表わされている。
なお、本実施形態は、所定時間τが経過すると第二の風路504から第一の風路501に選択する風路を切り替えるが、温度センサ514の検知に基づいて切り替えを行っても良い。加熱乾燥工程初期においては、加熱熱量の多くが衣類及び衣類に含まれる水分の温度上昇に使われ、循環空気温度も上昇する(加熱期)。さらに加熱乾燥を続けると、衣類に含まれる水分の蒸発時に消費される潜熱と、加熱熱量がほぼ釣り合って循環空気温度があまり上昇しなくなる(恒率期)。その後さらに加熱乾燥を続けると、衣類に含まれる水分が少なくなり、蒸発しにくくなって再度循環空気温度が上昇する(減率期)。前述の衣類に乾き面が生じるタイミングは、前記減率期の最初に対応する。従って、例えば、温度センサ514によって測定される循環空気温度が上がりにくくなったときに第二の風路504から第一の風路501に切り替える制御を行えば、衣類から放出されたリントからヒートポンプ506を保護することができる。
加熱乾燥工程が終了すると、除湿及び加熱を停止して送風を行って衣類の温度を下げる仕上げ工程を開始する。仕上げ工程では、ヒートポンプ506への通電を終了し、第一の風路501及び第四の風路507を選択した状態でファンモータ509を駆動する。
本実施形態によれば、加熱乾燥工程初期において、リントフィルタ503をバイパスするため、風損が小さく、効率よく衣類を乾燥させることができる。しかも、乾燥の仕上げ工程では、第四の風路507を選択してヒートポンプ506をバイパスするため、これによっても風損を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程においては、リントフィルタ503及びヒートポンプ506がそれぞれ開閉板517及び開閉板519によって閉じられてバイパスされるため、リントフィルタ503及びヒートポンプ506が洗濯水によって濡れることを防ぐことができる。リントフィルタ503が濡れると、使用者がリントフィルタ503の掃除の際に不快に感じたり、リントが濾過部529にこびりついたりしてしまう。一方、ヒートポンプ506が洗濯水に濡れると、ヒートポンプ506の寿命が短くなってしまう。
また、本実施形態の第一の切替機構511は、第一の切替モータ521が作動しない場合にはねじりばねの弾性力によって第二の風路504が閉じられるような構成となっている。従って、第一の切替モータ521が故障により作動しなくなっても、第一の風路501が選択されるのでヒートポンプ506がリントにより詰まってしまわない。同様に、第二の切替機構512も、第二の切替モータ522が作動しない場合にはねじりばねの弾性力によって第四の風路507が閉じられるような構成となっている。従って、第二の切替モータ522が故障により作動しなくなっても、第三の風路505が選択されるので乾燥機能が失われない。
なお、本実施形態においては、除湿部としてヒートポンプ506の蒸発器525を、加熱部としてヒートポンプ506の凝縮器526を用いているが、除湿部として水冷式除湿器を、加熱部としてヒータを用いても良い。
また、本実施形態の衣類乾燥機は、所謂ドラム式洗濯乾燥機であるが、回転槽及び水槽の中心軸が鉛直方向を向いた縦型洗濯乾燥機に応用可能であることは言うまでもない。
さらに、本実施形態は、洗濯乾燥機だけでなく、洗濯機能を有さない衣類乾燥機にも応用可能である。洗濯乾燥機と違って、乾燥専用機は回転槽を収容する円筒状の槽(本実施形態においては水槽2に相当)を有さないことがあるが、そのような乾燥専用機では、回転槽内部が収容空間として、回転槽が収容空間を内部に含む容器として機能し、同様に効果が得られる。なお、乾燥専用機においては、衣類の重量は、例えば回転槽を回転させるモータの回転速度検知用の回転センサで検知された情報から推定することができ、布質は、例えば接触式センサにより静電容量を測定することで推定することができる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、200は水槽(容器)、203は給気口(出口)、204は排気口(入口)、305は収容空間、500は循環風路、501は第一の風路、504は第二の風路、505は第三の風路、507は第四の風路、508はファン(送風手段)、511は第一の切替機構、512は第二の切替機構、529は濾過部、526は凝縮器(加熱部)を示す。

Claims (5)

  1. 衣類を収容する収容空間と、
    前記収容空間を内部に含む容器と、
    入口及び出口が前記容器に接続された循環風路と、
    前記循環風路内に設けられ、前記容器内の空気を前記循環風路を通じて循環させる送風手段と、
    前記循環風路中に設けられた濾過部と、
    前記循環風路の一部である、前記濾過部が設けられた第一の風路と、
    前記循環風路の一部である、前記濾過部をバイパスする第二の風路と、
    前記第一の風路及び前記第二の風路のどちらか一方を選択する第一の切替機構と、
    を備える、衣類乾燥機。
  2. 乾燥運転において、前記第二の風路を通じて送風を行った後に、前記第一の風路を通じて送風を行う、請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記第二の風路は、前記第一の風路よりも長さが短い、請求項1又は2に記載の衣類乾燥機。
  4. 洗濯機能を備え、前記第一の切替機構により前記第二の風路を選択した状態で、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を備える洗濯運転の少なくとも一部を行う、請求項1に記載の衣類乾燥機。
  5. 洗濯機能と、
    前記循環風路中に設けられた加熱部と、
    前記循環風路の一部である、前記加熱部が設けられた第三の風路と、
    前記循環風路の一部である、少なくとも前記加熱部をバイパスする第四の風路と、
    前記第三の風路及び前記第四の風路のどちらか一方を選択する第二の切替機構と、
    を備え、
    前記第二の切替機構により前記第四の風路を選択した状態で、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を備える洗濯運転の少なくとも一部を行う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
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