JP2018110789A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】動力源を要することなくフィルタで捕獲したリントを除去することができる洗濯乾燥機を提供する。【解決手段】排気口10及び給気口11を有する水槽8と、水槽8に供給する水が流れる給水管71と、排気口10及び給気口11を連結する循環風路20と、水槽8内の空気を循環風路20を通して循環させる送風手段27と、循環風路20内を流れる空気を除湿及び加熱する除湿加熱手段30と、循環風路20内を流れる空気に含まれるリントを捕獲するフィルタ53と、フィルタ53を清掃する清掃手段54と、給水管71を流れる水の水力によって清掃手段54をフィルタ53に対して移動させてフィルタ53で捕獲したリントをその捕獲面53aから除去する駆動機構55とを備える。【選択図】 図5
Description
本発明の実施形態は洗濯乾燥機に関する。
洗濯乾燥機では、乾燥運転の実行に伴って洗濯物から発生する糸くず等のリントが、水槽内の空気と共に循環風路内に取り込まれ送風機や吸熱機や熱源等に堆積するのを防ぐため、循環風路内における送風機や吸熱機や熱源等の上流側にリントを捕獲するフィルタが設けられている。このフィルタにリントが堆積すると目詰まりして乾燥性能が低下するため、従来、フィルタに堆積したリントを掻き取るブレードを設けた洗濯乾燥機が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、下記特許文献1では、リントを掻き取るブレードをモータによって回転させるため、専用の動力源が必要になりコスト増加を招くことになる。
そこで、モータなどの動力源を要することなくフィルタで捕獲したリントを除去することができ、乾燥性能の低下を防止することができる洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗濯乾燥機は、排気口及び給気口を有する水槽と、前記水槽に供給する水が流れる給水管と、前記排気口及び前記給気口を連結する循環風路と、前記水槽内の空気を前記循環風路を通して循環させる送風手段と、前記循環風路内を流れる空気を除湿及び加熱する除湿加熱手段と、前記循環風路内を流れる空気に含まれるリントを捕獲するフィルタと、前記フィルタを清掃する清掃手段と、前記給水管を流れる水の水力によって前記清掃手段を前記フィルタに対して移動させて前記フィルタで捕獲したリントを除去する駆動機構とを備えるものである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の洗濯乾燥機は駆動軸が横向きのいわゆるドラム式の洗濯乾燥機であり、図1に示すように、ほぼ矩形箱状の外箱1と、その下部に設けられた台板2とから外郭が構成されている。外箱1の前面部1aの中央部に円形の開口部からなる洗濯物出入口3が形成されている。外箱1の前面部1aには、ヒンジを介して扉4が横方向に回動可能に設けられ、その扉4により洗濯物出入口3が開閉される。扉4は、磁気センサや機械的スイッチなどで構成された扉開閉検知センサ5によって開閉が検知されるようになっている。
外箱1の上面前部における洗濯物出入口3の上方位置には、洗濯乾燥機の各種操作を設定したり運転状況を表示する操作表示パネル6が設けられ、その操作表示パネル6の側方に引き出し式の洗剤投入ケース7が設けられている。
外箱1内には、図2に示すように、前面が開口し後面が閉塞されたほぼ円筒状の水槽8が配設されている。この水槽8は、前面の開口部が洗濯物出入口3に連通するように、水槽8の軸方向が前後方向の横軸状態であって後下がりにやや傾斜した状態で台板2上に弾性支持機構を介して弾性的に支持されている。
水槽8は、給水装置40より水道水等の水が機外から供給され、水槽8の底部に設けられた排水口12より排水弁13を介して水槽8内の水を機外へ排水できるように構成されている。
給水装置40は、図3及び図4に示すように、水槽8の左右方向の中心、つまり水槽8の円筒の外周面の最頂部から左右方向へ離れた位置に設けられている。本実施形態の場合、給水装置40は、洗濯乾燥機の前方から見て、回転ドラム14の最頂部から左方向へ離れた位置に設けられている。
給水装置40は、給水弁41、注水ケース42などから構成されている。給水弁41は、一つの入力部41aと、第一出力部41b及び第二出力部41cを有する三方弁であって、制御装置の制御に基づいて開閉駆動される電磁弁で構成されている。給水弁41は、入力部41aと第一出力部41b及び第二出力部41cとの接続を遮断する閉止状態と、入力部41aと第一出力部41bを連通する第一開放状態と、入力部41aと第二出力部41cを連通する第二開放状態とを切り替える。
給水弁41の入力部41aは、図3に示す給水ホース43を介して水道の蛇口など外部の水源に接続される。給水弁41の第一出力部41bは、注水ケース42に接続されている。注水ケース42は、図1に示す洗剤投入ケース7を有し、給水弁41が第一開放状態に切り替えられると、給水ホース43及び給水弁41を介して供給された水によって、使用者が洗剤投入ケース7から注水ケース42の内部へ投入した洗剤を溶解して水槽8内へ注水する。
給水弁41の第二出力部41cは、後述する給水管71を介して放水部70に接続され、給水ホース43及び給水弁41を介して供給された水が放水部70より水槽8内へ供給される。
また、水槽8は、排気口10及び給気口11を有し、排気口10及び給気口11に循環風路20が接続されている。排気口10は、水槽8の筒状部分を構成する周壁の上部前寄り部分にあって、水槽8の左右方向の中心つまり水槽8の筒状の外周面の最頂部から左右方向へ離れた位置に設けられている。本実施形態の場合、排気口10は、洗濯乾燥機の前面から見て、水槽8の最頂部から右方向へ離れた位置に設けられ、上側へ向かって開口している。給気口11は、水槽8の背面の中心よりやや上寄り部分に設けられている。排気口10及び給気口11は、水槽8の内部と外部とを連通している。
水槽8内には、前面が開口し後面が閉塞された円筒状の回転ドラム14が回転可能に配設されている。回転ドラム14は、その軸方向が前後方向の横軸状態であって後下がりにやや傾斜した状態で水槽8内に配設されている。回転ドラム14の周壁及び背面壁には通水及び通風が可能な孔15が多数形成されており、この孔15によって回転ドラム14の内部が水槽8と連通している。回転ドラム14の前面開口部も洗濯物出入口3に連通しており、回転ドラム14は洗濯物出入口3から投入される洗濯物を収容する。回転ドラム14は、水槽8の背面に設けられたドラムモータ17により回転駆動される。このような構成の回転ドラム14は、洗い行程時には洗濯槽として、脱水行程時には脱水槽として、さらに乾燥運転時には乾燥槽として機能する。
図2及び図3に示すように、水槽8に設けられた排気口10及び給気口11に循環風路20が接続されている。循環ダクト20は、空気の流れに対して上流側から順に、排気ダクト22、フィルタ装置50、接続ダクト24、熱交換部30、及び給気ダクト26とを備え、排気口10に接続された排気ダクト22より水槽8内の空気を排気し、給気口11に接続された給気ダクト26より循環風路20を流れた空気を水槽8内へ供給する。
熱交換部30は、外箱1の内側下部にあって、水槽8及び回転ドラム14の下方に設けられている。熱交換部30は、内部を通過する空気を除湿及び加熱することで乾燥した温風を生成する除湿加熱手段として機能する。熱交換部30は、図2及び図3に示すように、内部に蒸発器31及び凝縮器32を有している。蒸発器31は、乾燥運転時における熱交換部30内の空気の流れに対して、凝縮器32よりも上流側に設けられている。蒸発器31及び凝縮器32は、熱交換部30の外側に設けられた圧縮機34とともに、ヒートポンプ機構すなわち冷凍サイクルを構成する。熱交換部30内を通る空気は、蒸発器31によって冷却され、これにより除湿される。蒸発器31によって除湿された空気は、その後、凝縮器32によって加熱されて温風になる。
熱交換部30の下流側は、給気ダクト26によって水槽8の給気口11に接続されている。熱交換部30と給気ダクト26との接続部分には、例えばシロッコファンなどで構成された送風ファン27が設けられている。送風ファン27は、熱交換部30内の空気を吸い込み給気ダクト26側へ吐出して水槽8内の空気を循環風路20を通して循環させる。これにより、熱交換部30で除湿及び加熱された温風は、送風ファン27の送風作用によって、給気口11から水槽8、さらには回転ドラム14内へ供給される。
フィルタ装置50は、図2〜図4に示すように、外箱1の内側上部にあって、水槽8及び回転ドラム14の上方、この場合、排気口10の上方やや後寄りに設けられている。フィルタ装置50の上流側は、排気ダクト22を介して、水槽8の排気口10に接続されている。
排気ダクト22は、図2に示すように、排気口10から上方へ向かって延びる蛇腹部22aを有するダクトであって、水槽8に生じる振動を吸収してフィルタ装置50に対する振動の伝達を抑制しつつ水槽8とフィルタ装置50とを配管接続する。
フィルタ装置50は、図5に示すように、フィルタケース51と、フィルタケース51に設けられた放水部70及びフィルタユニット52で構成されている。
フィルタケース51は上面に開口部を有する筒状をなしており、外箱1の天板部1bに設けられた開口部1cと上下に連通している。外箱1の天板部1bに設けた開口部1cは、フィルタケース51の上面に設けられた開口部とともに開閉可能な蓋体60によって閉塞されている。フィルタケース51は、一端部下面に排気ダクト22が接続され、他端に接続ダクト24が接続されており、排気口10から排気された水槽8内の空気がフィルタケース51内部を流れるようになっている。
放水部70は、排気ダクト22内に水を放水する放水ノズルであって、排気ダクト22の上側開口部の上方に噴霧口72を下方へ向けて配置されている。放水部70の基部73は、図4及び図5に示すように、給水管71によって給水弁41の第二出力部41cに接続され、給水弁41が第二開放状態に切り替えられると、給水ホース43、給水弁41及び給水管71を介して水が供給される。
放水部70の基部73に供給された水は、噴霧口72より排気ダクト22の内面全体に満遍なく行き渡るように下方へ向けて噴霧され、排気ダクト22の内側面に付着したリントを洗い流しながらリントとともに排気口10から水槽8内へ流れ込み、その後、回転ドラム14の外周面を伝って水槽8の底部へ流れ落ちる。その後、水槽8の底部へ流れ落ちた水は、洗い流されたリントとともに排水口12から洗濯乾燥機の外部へ排出される。
フィルタユニット52は、図5及び図6に示すように、フィルタケース51内部に設けられ循環風路20内を流れる空気に含まれるリントを捕獲する網目状のフィルタ53と、フィルタ53で捕獲したリントを掻き取る清掃手段54と、清掃手段54をフィルタ53に対して移動させる駆動機構55とを備える。本実施形態では、フィルタケース51内部における空気の流れ方向にフィルタユニット52を複数並べて設けられている。なお、フィルタケース51に設けられた複数のフィルタユニット52は、基本的な構成が共通しているため、ここでは、空気の流れ方向上流側のフィルタユニット52について説明し、他のフィルタユニット52の詳細な説明を省略する。
フィルタ53は、フィルタケース51内部における空気の流れ方向の下流側に膨らむ半円筒形状となるようにシート状のメッシュを湾曲させてフィルタケース51内部に設けられている。フィルタ53は、空気流れ方向の上流側が凹んだリント捕獲面53aを構成し、フィルタユニット1内を流れる空気からリントを捕獲する。
一例として、フィルタ53は、周縁部に設けられたフレーム53bがフィルタケース51の左右の側壁に形成された半円弧状のガイド溝56に保持され、蓋体60が外箱1の開口部1cを開放した状態で、ガイド溝56の上側から抜き差しすることで着脱可能にフィルタケース51に設けられている。
清掃手段54は、フィルタケース51の左右の側壁に回転自在に支持された左右一対の回転軸54aと、回転軸54aからリント捕獲面53aに向けて延びる一対の柄部54bと、一対の柄部54bの先端を繋ぐように設けられたブラシ54cとを備える。回転軸54aは、フィルタ53のリント捕獲面53aに平行に設けられており、駆動機構55から駆動力を受けて回転する。ブラシ54cは、フィルタ53のリント捕獲面53aに対して平行に並べて設けられ、回転軸54aの回転に伴ってリント捕獲面53aと擦れ合いリント捕獲面53aで捕獲されたリントを掻き取る。
駆動機構55は、給水ホース43の途中に挿入されたハウジング55aと、ハウジング55a内に設けられたタービン55bと備え、タービン55bに清掃手段54の回転軸54aが同軸状に接続されている。給水管71を流れる水は、駆動機構55のハウジング55a内に流れ込みタービン55bを回転させる。これにより、駆動機構55が清掃手段54の回転軸54aを一定の回転方向Rに回転させ、リント捕獲面53aで捕獲されたリントをブラシ54cが掻き取って除去する。
フィルタケース51の上面開口部を覆う蓋体60は、内部にブラシ54cで掻き取ったリントを回収する回収部61を備えた容器状に構成されている。蓋体60の上面には、回収部61に溜まったリントを取り出す取出口62を開閉する取出蓋63が設けられている。蓋体60の下面には、フィルタケース51の上方に開口するスリット64と、スリット64の縁部から突出する突部65とが設けられている。
スリット64は、フィルタ53のリント捕獲面53aに対して平行に細長く延びる開口部であり、リント捕獲面53aよりブラシ54cの回転方向Rの前方に設けられている。スリット64の長手方向の縁部のうち、ブラシ54cの回転方向Rの前側に位置する縁部には、先端に向かうほど下方へ(フィルタケース51側へ)傾斜するように突出する突部65が設けられている。この例において突部65は複数の突片がスリット64の長手方向に間隔を開けて設けられた櫛状をなしている。
このような突部65は、フィルタ53のリント捕獲面53aからリントを除去したブラシ54cが通過することで、ブラシ54cに付着したリントをすき取ってスリット64より回収部61へ導入する。
本実施形態の洗濯機には、マイクロコンピュータを備えた制御装置(不図示)が設けられており、この制御装置が、操作表示パネル6や扉開閉検知センサ5の入力信号や予め備えた制御プログラムに基づき、給水弁41や排水弁13、ドラムモータ17、送風ファン27、圧縮機34などを制御することで洗濯工程や乾燥工程を実行する。また、制御装置は、乾燥工程の終了後等に排気ダクト22及びフィルタ53に付着したリントを除去するリント除去工程を実行する。
例えば、使用者が洗濯工程及び乾燥工程を行う洗濯乾燥運転を選択した場合、制御装置は、まず、洗い、すすぎ、脱水を行う洗濯工程を実行し、その後、乾燥工程を実行する。
洗濯工程では、入力部41aと第一出力部41bを連通する第一開放状態に給水弁41を切り替える水槽8内への注水や、ドラムモータ17による回転ドラム14の回転駆動、及び排水弁13の開閉による水槽8内の水の排水を必要に応じて実行する。
洗濯工程の後に実行する乾燥工程では、排水弁13を閉鎖した状態で、熱交換部30及び送風ファン27を駆動させて水槽8及び回転ダクト14内へ乾燥した温風を供給するとともに、回転ダクト14を回転駆動させことで、回転ダクト14内の衣類を乾燥させる。
そして、乾燥工程の後、制御装置は、扉開閉検知センサ5によって乾燥工程の終了後に扉4が開閉されたことを検知すると、回転ドラム14内の衣類が使用者によって取り出されたと判断して、排水弁13を開放するとともに、入力部41aと第二出力部41cを連通する第二開放状態に給水弁41を切り替えてリント除去工程を実行する。
リント除去工程では、給水ホース43から供給された水が、給水管71を流れた後、放水部70の噴霧口72より排気ダクト22の内側面に向けて噴霧され、排気ダクト22の内側面に付着したリントを洗い流す。その際、水が給水管71を流れることで、駆動機構55に設けられたタービン55bとともに清掃手段54のブラシ54cが回転してフィルタ53のリント捕獲面53aで捕獲されたリントを掻き取って除去する。
そして、制御装置は、上記のようなリント除去工程を所定時間、例えば数分程度実行すると、入力部41aと第一出力部41b及び第二出力部41cとの接続を遮断する閉止状態に給水弁41を切り替え、その後、洗濯乾燥機の電源を落として運転を終了する。
本実施形態の洗濯乾燥機では、排気ダクト22に水を噴霧する放水部70と、フィルタ53が捕獲したリントを掻き取って除去する清掃手段54とを備えているため、排気ダクト22の内面に付着したリントやフィルタユニット52のフィルタ53に付着したリントを除去することができ、使用者によるフィルタ53の清掃の手間を低減しつつ乾燥性能の低下を抑えることができる。 本実施形態では、給水管71を流れる水の水力によって駆動機構55が清掃手段54のブラシ54cを回転させてフィルタ53に付着したリントを除去するため、駆動機構55のために専用の動力源を設ける必要がない。
特に、本実施形態では、給水弁41と放水部70とを接続する給水管71の途中に駆動機構55が接続され、放水部70へ供給する水の水力によって駆動機構55が清掃手段54のブラシ54cを回転させるため、放水部70から排気ダクト22への水の噴霧による排気ダクト22内側面に付着したリントの洗い流しと同時にブラシ54cを回転させることによるフィルタ53のリント捕獲面53aで捕獲されたリントの掻き取りがができ、洗濯乾燥機の運転状況に応じた好適なタイミングで、この場合、排気ダクト22の入口の洗い流しとともに出口にあるフィルタ53に付着したリントの掻き取りを同時におこなえ、もって循環ダクト20の上流部から付着したリントを効果的に除去することができる。
特に本実施形態では、洗濯工程の後に実行する乾燥工程の終了後であって洗濯乾燥機の電源を落とすまでにリント除去工程を実行するようにしているため、洗濯液の洗剤成分などが含まれこびりつき易くなっているリントが、固くこびりついてしまう前に早期に除去することができるようにしている。
本実施形態では、清掃手段54のブラシ54cがフィルタ53から掻き取ったリントを回収する回収部61を備えるため、集めたリントを使用者が簡単に取り出すことができる。
本実施形態では、リント捕獲面53aからリントを除去したブラシ54cが突部65を通過することで、ブラシ54cに付着したリントをすき取って回収部61へ導入することができる。
本実施形態では、フィルタケース51の上面開口を閉塞する蓋体60の内部に回収部61が設けられているため、使用者が回収部61に溜まったリントを容易に取り出すことができる。
本実施形態では、循環風路20内を流れる空気中のリントを捕獲するフィルタ53が循環風路20の空気流れ方向に複数並べて設けられているため、リントの捕獲率を向上させることができる。しかも、本実施形態では、複数のフィルタ53のそれぞれに清掃手段54が設けられているため、使用者によるフィルタ53の清掃の手間を低減しつつ乾燥性能の低下を抑えることができる。
なお、本実施形態では、複数のフィルタ53のそれぞれに清掃手段54及び駆動機構55を設けたが、少なくとも空気流れ方向の最も上流側に位置するフィルタ53に清掃手段54及び駆動機構55を設けてもよい。複数のフィルタ53のうちリントが付着しやすい最も上流側に位置するフィルタ53のみに清掃手段54及び駆動機構55を設けることでフィルタ装置50の構造を簡略化することができる。
また、本実施形態では、乾燥工程の終了後等にリント除去工程を実行したが、洗濯工程の開始前や乾燥工程の開始前等にリント除去工程を実行してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…外箱、8…水槽、10…排気口、11…給気口、14…回転ドラム、20…循環風路、27…送風ファン、30…熱交換部、40…給水装置、41…給水弁、41a…入力部、41b…第一出力部、41c…第二出力部、42…注水ケース、43…給水ホース、50…フィルタ装置、51…フィルタケース、52…フィルタユニット、53…フィルタ、53a…リント捕獲面、53b…フレーム、54…清掃手段、54a…回転軸、54b…柄部、54c…ブラシ、55…駆動機構、55a…ハウジング、55b…タービン、56…ガイド溝、60…蓋体、61…回収部、62…取出口、63…取出蓋、64…スリット、65…突部、70…放水部
Claims (6)
- 排気口及び給気口を有する水槽と、
前記水槽に供給する水が流れる給水管と、
前記排気口及び前記給気口を連結する循環風路と、
前記水槽内の空気を前記循環風路を通して循環させる送風手段と、
前記循環風路内を流れる空気を除湿及び加熱する除湿加熱手段と、
前記循環風路内を流れる空気に含まれるリントを捕獲するフィルタと、
前記フィルタを清掃する清掃手段と、
前記給水管を流れる水の水力によって前記清掃手段を前記フィルタに対して移動させて前記フィルタで捕獲したリントをそのリント捕獲面から除去する駆動機構とを備える洗濯乾燥機。 - 前記循環風路は、前記排気口と前記フィルタとの間に設けられた排気ダクトと、前記排気ダクト内へ放水する放水部とを備え、
前記給水管は、前記放水部へ水を供給する請求項1に記載の洗濯乾燥機。 - 前記清掃手段が除去したリントを溜める回収部を備える請求項1又は2に記載の洗濯乾燥機。
- 前記清掃手段が除去したリントを清掃手段から取って前記回収部へ溜める突部を備える請求項3に記載の洗濯乾燥機。
- 前記循環風路は、上面に開口し内部に前記フィルタを収納するフィルタケースと、前記フィルタケースの上面開口を閉塞する蓋体とを備え、
前記蓋体に前記回収部が設けられている請求項3又は4に記載の洗濯乾燥機。 - 前記フィルタは、前記循環風路の空気流れ方向に複数並べて設けられ、
少なくとも最も上流側に位置するフィルタに前記清掃手段が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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CN113614303A (zh) * | 2019-04-04 | 2021-11-05 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 洗干一体机 |
WO2024105942A1 (ja) * | 2022-11-16 | 2024-05-23 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯乾燥機 |
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- 2017-01-13 JP JP2017004459A patent/JP2018110789A/ja active Pending
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