JP2016165993A - ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドドア20にワイヤハーネス6で給電する給電装置10において、ワイヤハーネス6の不可視化を図り、スライドドア20のスライド動作に対するワイヤハーネス6の屈曲耐久性を向上させるとともに、ワイヤハーネス6の多回路化に対応させる。
【解決手段】ワイヤハーネス6をスライドドアアーム5からスライドドアレール4内をとおし、ローラ8とガイド板9を介してケース7まで配索する。スライドドア20の全開から全閉の動作中の全てにおいて、ワイヤハーネス6をスライドドアレール4の溝内、またはケース7内に収容する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のスライドドア等に対してワイヤハーネスを介して給電する給電機構におけるワイヤハーネスの配索構造に関する。
ワンボックスカーやワゴン車等に用いられているスライドドア内には、パワーウィンドモータ等の電装部品が組み込まれている。これらの電装部品に給電を行うべく、車両ボディからスライドドアにワイヤハーネス(配線体)を配索するとともに、このワイヤハーネスがスライドドアの開閉に追従できるようにする必要がある。
一方、スライドドア用のワイヤハーネスを目視できないようにした常時給電機構として、例えば特開2000−177508号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この特許文献2の技術は、フレキシブル導体に、断面が凹形状となる凹面を有する帯状鋼板を配設することで、フレキシブル導体の動きを規制するとともに、乗員から目視不可能な車両のステップの下にフレキシブル導体を配索している。
特開2000−177508号公報
特許文献1の従来の技術では、回路増加に伴ってフレキシブル導体の枚数を増やした場合に、導体の剛性が帯状鋼板の剛性より勝ってしまい、例えば省スペースを考慮したU字の配索経路を維持できないという問題がある。例えば、フレキシブル導体が膨らんだ経路をとって他の部品と干渉したり、局部的な屈曲を伴ったりすることで、屈曲耐久性が低下するという問題がある。
本発明は、ワイヤハーネスの不可視化により、断線の防止や見栄えの向上を図り、スライドドアのスライド動作に対するワイヤハーネスの屈曲耐久性を向上させるとともに、ワイヤハーネスの多回路化に対応できるワイヤハーネスの配索構造を提供することを課題とする。
請求項1のワイヤハーネスの配索構造は、スライドドアにワイヤハーネスを介して給電する給電機構におけるワイヤハーネスの配索構造であって、前記スライドドアのスライド移動をガイドする溝状のスライドドアレールと、前記スライドドアレールが取り付けられたベース部材と、前記スライドドアと前記スライドドアレールとを繋ぐスライドドアアームと、前記スライドドアのスライド移動に伴う前記ワイヤハーネスの余長部分を納める余長吸収部と、を備え、前記余長吸収部が前記ベース部材の前記スライドドアレール側に配置され、前記ワイヤハーネスが、前記スライドドアアームから前記スライドドアレールに沿って、前記余長吸収部まで配索されていることを特徴とする。
請求項2のワイヤハーネスの配索構造は、請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、前記ワイヤハーネスのが、前記スライドドアアームから前記余長吸収部まで配索されていることを特徴とする。
請求項3のワイヤハーネスの配索構造は、請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、前記ワイヤハーネスが、前記スライドドアアームから前記スライドドアレールの溝内を介して、前記余長吸収部まで配索されていることを特徴とする。
請求項4のワイヤハーネスの配索構造は、請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、前記ワイヤハーネスが、前記スライドドアアームから前記スライドドアレールの側面を介して配索されるとともに、当該ワイヤハーネスに沿って前記側面とは反対側に併設された支持部材を備えたことを特徴とする。
請求項5のワイヤハーネスの配索構造は、請求項4に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、前記ワイヤハーネスに沿って該ワイヤハーネスと前記支持部材とを収束する収束部材が設けられていることを特徴とする。
請求項6のワイヤハーネスの配索構造は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、前記ワイヤハーネスが前記ケース内で屈曲して収納されることを特徴とする。
請求項7のワイヤハーネスの配索構造は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、前記ワイヤハーネスが前記ケース内で巻き取られて収納されることを特徴とする。
請求項8のワイヤハーネスの配索構造は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のワイヤハーネスの配索構造であって、前記ベース部材がドアステップの裏側に配設されていることを特徴とする。
請求項1乃至8の発明によれば、スライドドアの全開から全閉の動作中の全てにおいて、ワイヤハーネスがスライドドアレールに沿って位置するかの溝内、またはケース内に収容されており、乗員から目視や接触ができないため、乗員によりワイヤハーネスが踏みつけられることもなく、ワイヤハーネスの断線等を防止できる。また、回路数を増加させてワイヤハーネスの剛性が高まった場合においても、スライドドアレールとケースでワイヤハーネスの軌跡を確実に制限することができるため、回路増加にも対応が可能である。さらに、ワイヤハーネスに不必要な張力がかからず屈曲耐久性が高まる。
本発明の第1実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図である。 本発明の第1実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。 本発明の第2実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。 本発明の第3実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図である。 本発明の第3実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。 本発明の第4実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。 本発明の第5実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図である。 本発明の第6実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図である。 本発明の第6実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。 本発明の第7実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。 本発明の第8実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図である。 本発明の第8実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図、図2は同第1実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。
この第1実施形態の給電装置10は、自動車のスライドドア20を開閉するスライド機構10Aに適用したものであり、給電装置10とスライド機構10Aは、車両のドアステップの裏側に配設された「ベース部材」としてのベース30の裏側(下側)に搭載されている。なお、ドアステップ自体(その裏側)が「ベース部材」としてのベース30であってもよい。スライド機構10Aは、ベース30に対してスライド自在に設けられたスライドドア20と、回転動力源により回転動力を出力するスプロケット1と、スライドドア20のスライド方向に延在し、回転動力源1の回転動力をスライドドア20へスライド力として伝える駆動ベルト2と、駆動ベルト2を張り渡す複数のプーリ3(3a,3b,3c,3d)と、車両の前後方向に延設された僅かに湾曲したスライドドアレール4と、スライドドア20とスライドドアレール4とを繋ぐスライドドアアーム5と、を備えている。なお、スライドドアレール4は断面形状がコ字状の溝型レールであり溝を有している。そして、スライドドアアーム5の一部がそのコ字状の溝内に摺動自在に保持される。また、スライドドアアーム5は駆動ベルト2に連結されている。
駆動ベルト2は、図1に示すように、車両の前方側に設けられたプーリ3aと、車両の後方側に設けられたプーリ3dと、スプロケット1と、プーリ3cと、プーリ3bとの間に無端状に張り渡されている。これにより、スライドドア20のスライド方向に延在するように車両の略前後方向に延びて張り渡されている。
給電装置10は、スライドドア20に給電するワイヤハーネス6と、ワイヤハーネス6の弛みとなる余長部分61を収納する「余長吸収部」としてのケース7と、スライドドアレール4の片側端部に隣接して配置されたローラ8と、ローラ8の周囲を覆ってワイヤハーネス6をケース7まで導くガイド板9と、を備えている。
ワイヤハーネス6は複数の電線(図示せず)からなる可撓性を有するフラットハーネスであり、一端はスライドドアアーム5に固定されるとともに図示しないコネクタを介してスライドドア20に接続される。また、ワイヤハーネス6の他端はケース7を介して図示しないコネクタにより車両のフロア側(バッテリ側)に接続される。
ケース7は略直方体の収納空間を有する縦長の形状であり、スライドドアレール4の車両前方側(ローラ8側)の端部に隣接して併設されている。
ワイヤハーネス6は、スライドドアアーム5からスライドドアレール4の溝内に配索され、スライドドアレール4の片側近傍に配置されたローラ8とガイド板9との間を通ってローラ8を周回している。さらに、ワイヤハーネス6はガイド板9を介してケース7内に配索されている。ケース7内のワイヤハーネス6(余長部分61)は、ケース7の両側の側板7a,7bに挟まれることでU字状に湾曲され、片側の側板7bに端部が固定されている。
スライドドア20を図1の全開の状態から閉めるときは、以下のように動作する。このとき、要部は回転及び移動を行う。まず、回転動力源によりスプロケット1が正回転し、駆動ベルト2のうち、スライドドアアーム5寄りの一辺は、スライドドア20の前方側(車両の前方側)に向かって動き始める。この時、スライドドアアーム5も同時に動くため、スライドドアアーム5に固定されたワイヤハーネス6は、ローラ8とガイド板9により案内されてケース7内に移動し、ケース7内に押し込まれる。そして、スライドドア20が図2の全閉の状態となる。この状態では、ワイヤハーネス6はその殆ど(すなわち余長部分61)がケース7内に収納されている。
スライドドア20を図2の全閉の状態から開けるときは、回転動力源によりスプロケット1が逆回転し、駆動ベルト2のうち、スライドドアアーム5寄りの一辺は、スライドドア20の後方側(車両の後方側)に向かって動き始める。この時、スライドドアアーム5も同時に動くため、スライドドアアーム5に固定されたワイヤハーネス6をケース7から引き出す。そして、スライドドア20が図1の全開の状態となる。この状態では、ワイヤハーネス6はその殆どがスライドドアレール4に収納されている。
このように、スライドドア20の全開から全閉の動作中の全てにおいて、ワイヤハーネス6はスライドドアレール4の溝内、またはケース7内に収容されている。したがって、乗員等から目視や接触ができない。また、スライドドアレール4はベース30の裏側にあり、乗員によりワイヤハーネスが踏みつけられることもない。
図3は第2実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。なお、以下の第2乃至第8実施形態において、第1実施形態と同様な要素には図1乃至図3と同符号を付記して重複する説明は適宜省略する。この第2実施形態においても、ワイヤハーネス6は、スライドドアアーム5からスライドドアレール4の溝内に配索され、スライドドアレール4の片側近傍に配置されたローラ8とガイド板9との間を通ってローラ8を周回している。この第2実施形態では、ワイヤハーネス6を収納する「余長吸収部」としてのケースを円形のケース17(余長吸収部)としたものである。そして、ワイヤハーネス6をケース17内に巻き取るようにしている。この巻き取りには、例えばケース内の円筒部材を巻ばねで回動させたり、駆動ベルト2の動力を利用した回動させて、円筒部材に巻き取るようにしてもよい。また、ケースの形状にかかわらず、ケース内に引き込まれるワイヤハーネス6の余長部分はS字状の折り返しによって行ってもよい。
図4は本発明の第3実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図、図5は同第3実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。なお、図4で二点鎖線で囲った部分は一部拡大図である。この第3実施形態では、図4に示すように、ワイヤハーネス6がスライドドアアーム5からスライドドアレール4の外側の側面4aに沿って配設されている。また、この第3実施形態では、ワイヤハーネス6に沿って、前記側面4aとは反対側に併設された支持部材11を備えている。この支持部材11は樹脂板や金属板で構成されている。そして、ワイヤハーネス6と支持部材11は、一端がスライドドアアーム5に固定されている。
そして、ワイヤハーネス6と支持部材11は、スライドドアアーム5からスライドドアレール4の片側近傍に隣接して配置されたローラ8とガイド板9との間で、スライドドアレール4の側面4aに沿って配置され、ローラ8を周回している。さらに、ワイヤハーネス6と支持部材11は、ガイド板9を介して「余長吸収部」としてのケース7内に配索されている。ケース7内のワイヤハーネス6と支持部材11は、ケース7の両側の側板7a,7bに挟まれることでU字状に湾曲され、このワイヤハーネス6と支持部材11は片側の側板7bに端部が固定されている。
この第3実施形態でも、図4に示すスライドドア20の全開から図5に示す全閉の動作中の全てにおいて、ワイヤハーネス6はスライドドアレール4の側面4aに沿って配設されているか、またはケース7内に収容されている。したがって、乗員等から目視や接触ができない。また、スライドドアレール4はベース30の裏側にあり、ワイヤハーネス6はそのスライドドアレール4の側面4aに沿って配索されるので、乗員によりワイヤハーネス6が踏みつけられることもない。また、この第3実施形態では、ワイヤハーネス6は、支持部材11とスライドドアレール4の側面4aとにより挟まれる形態となっているので、スライドドア20の全開状態から全閉状態までの間にワイヤハーネス6が局部的に屈曲するのを防止できる。
図6は本発明の第4実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。この第4実施形態は、第2実施形態と同様に、ワイヤハーネス6を収納する「余長吸収部」としてのケースを円形のケース17(余長吸収部)としたものである。そして、ワイヤハーネス6と支持部材11をケース17内に巻き取るようにしている。この巻き取りには、第2実施形態と同様に、ケース内の円筒部材を巻ばねで回動させたり、駆動ベルト2の動力を利用した回動させて、円筒部材に巻き取るようにしてもよい。
図7は本発明の第5実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図である。なお、図7で二点鎖線で囲った部分は一部拡大図である。この第5実施形態は、第3実施形態の構成に加えて、収束部材12を備えている。この収束部材12は例えば樹脂製のチューブ状の部材であり、ワイヤハーネス6と支持部材11を内部に挿通することで、ワイヤハーネス6と支持部材11の一部周囲を覆うようになっている。そして、この支持部材12により、ワイヤハーネス6と支持部材11が収束され、ワイヤハーネス6とスライドドアレール4との摩擦力が低下し、スライドドア20の操作時の荷重が低減する。また、静音性が向上する。この第5実施形態でも、ワイヤハーネス6はスライドドアレール4の側面4aに沿って配設されているか、または「余長吸収部」としてのケース7内に収容されている。したがって、乗員等から目視や接触ができない。また、乗員によりワイヤハーネス6が踏みつけられることもない。なお、この第5実施形態では、収束部材12はケース7の入口までしか設けられていないが、このケース7の内側まで延長して設けられたものでもよい。また、収束部材12はチューブ状のものであるが、ワイヤハーネス6と支持部材11とを一体に保持するものであればよい。
図8は本発明の第6実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図、図9は同第6実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。この第6実施形態は第3実施形態の変形例であり、第3実施形態のケース7に代えてスライドドアレール4に対して反対側に「余長吸収部」としてのケース13を設けたものである。すなわち、ケース13は、スライドドアレール4の車両前方側で、スライドドアレール4と共にプーリ3aを挟むように配置されている。
図8に示すように、ワイヤハーネス6と支持部材11は、スライドドアアーム5からスライドドアレール4の側面4aに沿って配置され、ケース13の円弧状のガイド部13cを介してケース13内に配索される。また、このワイヤハーネス6と支持部材11は片側の側板13bに端部が固定されている。そして、スライドドアが全閉状態では、図9に示すように、ケース13内のワイヤハーネス6(余長部分61)と支持部材11は、ケース13の両側の側板13a,13bに挟まれることでU字状に湾曲され、ケース13内に収容される。
この第6実施形態でも、図8に示すスライドドア20の全開から図9に示す全閉の動作中の全てにおいて、ワイヤハーネス6はスライドドアレール4の側面4aに沿って配設されているか、またはケース13内に収容されている。したがって、乗員等から目視や接触ができない。また、スライドドアレール4はベース30の裏側にあり、ワイヤハーネス6はそのスライドドアレール4の側面4aに沿って配索されるので、乗員によりワイヤハーネス6が踏みつけられることもない。また、この第6実施形態でも、ワイヤハーネス6は、支持部材11とスライドドアレール4の側面4aとにより挟まれる形態となっており、スライドドア20の全開状態から全閉状態までの間にワイヤハーネス6が局部的に屈曲するのを防止できる。
図10は本発明の第7実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図であり、同図では、二点鎖線によりスライドドアが全閉状態のワイヤハーネス6(余長部分61)を図示してある。この第7実施形態は第1実施形態の変形例であり、第1実施形態のケース7に代えて、このケース7の側板7bに対応する位置に、断続的に配置した壁部材14a,14b,14cを設け、ケース7の端部に対応する位置に円弧状の壁部材14dを設けたものである。これらの壁部材14a,14b,14c,14dは「余長吸収部」の一例である。
ワイヤハーネス6は、スライドドアアーム5からスライドドアレール4の溝内に配索され、ローラ8とガイド板9との間を通ってローラ8を周回している。さらに、ワイヤハーネス6は、スライドドアレール4の側面4bと壁部材4aとの間に配置され、この壁部材4aに端部が固定されている。そして、スライドドアが全閉状態のワイヤハーネス6(余長部分61)は、スライドドアレール4の側面4bと壁部材14a,14b,14c,14dに挟まれることでU字状に湾曲され、ベース30の裏側(下側)に配索、収容される。
この第7実施形態でも、スライドドア20の全開から全閉の動作中の全てにおいて、ワイヤハーネス6はスライドドアレール4の溝内、またはスライドドアレール4の側面4bと壁部材14a,14b,14c,14dとの間に収容されている。したがって、乗員等による接触ができない。また、スライドドアレール4はベース30の裏側にあり、乗員によりワイヤハーネスが踏みつけられることもない。
図11は本発明の第8実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全開状態の全体斜視図、図12は同第8実施形態のワイヤハーネスの配索構造を適用した給電装置とスライド機構のスライドドアが全閉状態の全体斜視図である。この第8実施形態は第6実施形態の変形例であり、第6実施形態のケース13に代えてスライドドアレール4の他方の端部の近傍に「余長吸収部」としてのケース15を設けたものである。すなわち、ケース15は、スライドドアレール4の車両後方側で、スライドドアレール4と共にスプロケット1を挟むように配置されている。
図12(スライドドアが全閉状態)に示すように、ワイヤハーネス6と支持部材11は、スライドドアアーム5からスライドドアレール4の側面4aに沿って配置され、ケース15の円弧状のガイド部15cを介してケース15内に配索される。また、このワイヤハーネス6と支持部材11は片側の側板15bに端部が固定されている。そして、スライドドア20が全開状態では、図11に示すように、ケース15内のワイヤハーネス6(余長部分61)と支持部材11は、ケース15の両側の側板15a,15bに挟まれることでU字状に湾曲され、ケース15内に収容される。
このように、この第8実施形態では、スライドドア20の全開状態での余長部分61(及び支持部材11)がケース15内に収容されるものである。
この第8実施形態でも、図11に示すスライドドア20の全開から図12に示す全閉の動作中の全てにおいて、ワイヤハーネス6はスライドドアレール4の側面4aに沿って配設されているか、またはケース15内に収容されている。したがって、乗員等から目視や接触ができない。また、スライドドアレール4はベース30の裏側にあり、ワイヤハーネス6はそのスライドドアレール4の側面4aに沿って配索されるので、乗員によりワイヤハーネス6が踏みつけられることもない。また、この第8実施形態でも、ワイヤハーネス6は、支持部材11とスライドドアレール4の側面4aとにより挟まれる形態となっており、スライドドア20の全開状態から全閉状態までの間にワイヤハーネス6が局部的に屈曲するのを防止できる。
第1乃至第5実施形態ではローラ8を備えているので、ワイヤハーネス6を容易に余長吸収部に送り込むことができるが、このローラ8はあってもなくてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、当該実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のワイヤハーネスの配索の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
10 給電装置
20 スライドドア(スライド構造体)
10A スライド機構
30 ベース(ベース部材)
1 スプロケット
2 駆動ベルト
3 プーリ
4 スライドドアレール
5 スライドドアアーム
6 ワイヤハーネス
7 ケース(余長吸収部)
8 ローラ
9 ガイド板
11 支持部材
12 収束部材
13 ケース(余長吸収部)
14a,14b,14c,14d 壁部(余長吸収部)
15 ケース(余長吸収部)

Claims (8)

  1. スライドドアにワイヤハーネスを介して給電する給電機構におけるワイヤハーネスの配索構造であって、
    前記スライドドアのスライド移動をガイドする溝状のスライドドアレールと
    前記スライドドアレールが取り付けられたベース部材と、
    前記スライドドアと前記スライドドアレールとを繋ぐスライドドアアームと、
    前記スライドドアのスライド移動に伴う前記ワイヤハーネスの余長部分を納める余長吸収部と、
    を備え、
    前記余長吸収部が前記ベース部材の前記スライドドアレール側に配置され、前記ワイヤハーネスが、前記スライドドアアームから前記スライドドアレールに沿って、前記余長吸収部まで配索されていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
  2. 前記ワイヤハーネスのが、前記スライドドアアームから前記余長吸収部まで配索されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  3. 前記ワイヤハーネスが、前記スライドドアアームから前記スライドドアレールの溝内を介して、前記余長吸収部まで配索されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  4. 前記ワイヤハーネスが、前記スライドドアアームから前記スライドドアレールの側面を介して配索されるとともに、当該ワイヤハーネスに沿って前記側面とは反対側に併設された支持部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  5. 前記ワイヤハーネスに沿って該ワイヤハーネスと前記支持部材とを収束する収束部材が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  6. 前記ワイヤハーネスが前記ケース内で屈曲して収納されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  7. 前記ワイヤハーネスが前記ケース内で巻き取られて収納されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  8. 前記ベース部材がドアステップの裏側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
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