JP2016164404A - 車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法 - Google Patents

車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外気温度が低いときに、異常燃焼の発生を十分に抑制しつつ外気温度が高いときと同等の暖機性能を得ることができる、車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法を提供する。【解決手段】冷却水を循環させる電動式ウォータポンプと、ラジエータを迂回するバイパスラインと、バイパスラインを循環する冷却水の流量を制御する流量制御弁と、を備えた車両用内燃機関の冷却装置において、外気温度が閾値よりも低い低外気温状態であるときに、外気温度が前記閾値よりも高い高外気温状態であるときに比べてバイパスラインを循環する冷却水の流量を増やして冷却水温を高外気温状態であるときよりも高くし、更に、高外気温状態であるときに比べて電動式ウォータポンプの吐出流量を増やして冷却水の循環流量を増やす。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法に関し、詳しくは、外気温度が低い状態で冷却水の循環を制御する技術に関する。
特許文献1には、外気温度が低温である冬期において冷却水温を高めに保持する冷却水用サーモスタットが開示されている。
特開昭61−101617号公報
車両用内燃機関の冷却装置の冷却水循環路には、油圧式自動変速機などの油圧機構の作動油を加熱するオイルウォーマーや車両暖房用のヒータコアなどの加熱用熱交換器が備えられる場合がある。
上記加熱用熱交換器における加熱性能は外気温度に影響され、冷却水温が同じ条件の場合、外気温度が低い冬期では、熱交換器通過後のオイルや空気の温度が外気温度の高い夏期に比べて低い状態を維持してしまう場合があった。また、内燃機関の潤滑油の温度も、外気温度が低い冬期では、外気温度が高い場合(夏期)に比べて低くなってしまう場合があった。
ここで、外気温度が低いときに外気温度が高いときに比べて冷却水温を高くすれば、熱交換器通過後のオイル温度などを外気温度が高い状態での温度に近づけることができる。
しかし、冷却水温、換言すれば、シリンダヘッドの温度を高くすると、ノッキングなどの異常燃焼が発生し易くなるため、異常燃焼を十分に抑制できる範囲内でしか冷却水温を上昇させることができない。
このため、外気温度が低いときに冷却水温を高くするだけでは、加熱用熱交換器の加熱性能を十分に得ることが難しく、内燃機関や変速機のフリクションを十分に低下させることができずに燃費性能が低下したり、暖房性能が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明は、外気温度が低いときに、異常燃焼の発生を十分に抑制しつつ暖機性能を向上させることができる、車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法を提供することを目的とする。
そのため、本発明に係る車両用内燃機関の冷却装置は、外気温度が閾値よりも低い低外気温状態であるときに、外気温度が前記閾値よりも高い高外気温状態であるときに比べて、冷却水温を高くするとともに冷却水の循環流量を増やすようにした。
また、本発明に係る車両用内燃機関の冷却装置の制御方法は、冷却水を循環させる電動式ウォータポンプと、ラジエータを迂回するバイパスラインと、前記バイパスラインを循環する冷却水の流量を制御する流量制御弁と、を備えた車両用内燃機関の冷却装置の制御方法であって、外気温度が閾値よりも低い低外気温状態であるときに、外気温度が前記閾値よりも高い高外気温状態であるときに比べて前記バイパスラインを循環する冷却水の流量を前記流量制御弁により増やして冷却水温を前記高外気温状態であるときよりも高くし、前記低外気温状態であるときに、前記高外気温状態であるときに比べて前記電動式ウォータポンプの吐出流量を増やして冷却水の循環流量を増やす。
上記発明によると、熱交換における放熱量は、入口温度が高くなるほど大きくなるとともに流量が多くなるほど大きくなるから、入口温度に相当する冷却水温を高くするとともに流量に相当する冷却水の循環流量を増やすことで放熱量が大きくなる。これにより、低外気温状態において、冷却水温を過剰に高めずに、加熱用熱交換器において冷却水で加熱される流体の温度を十分に高めることができ、フリクションの低減などによって内燃機関の燃費性能が向上する。
本発明の実施形態における内燃機関の冷却装置のシステム概略図である。 本発明の実施形態における流量制御弁の制御特性を例示するタイムチャートである。 本発明の実施形態における低外気温状態での流量制御弁及び電動式ウォータポンプの制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における外気温度と電動式ウォータポンプの吐出流量の増大分との相関を示す線図である。 本発明の実施形態における低外気温状態での冷却水温、流量制御弁のロータ角度、及び、電動式ウォータポンプの吐出流量の変化の一例を示すタイムチャートである。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る車両用内燃機関の冷却装置の一例を示す構成図である。
なお、本願において、冷却水は、日本工業規格のK 2234で標準化されている不凍液(Engine antifreeze coolants)などの車両用内燃機関の冷却装置に用いられる種々の冷却液を含む。
車両用内燃機関10は、シリンダヘッド11及びシリンダブロック12を有してなり、内燃機関10の出力軸には、動力伝達装置の一例としての変速機20が接続され、変速機20の出力が図示省略した車両の駆動輪に伝達される。
内燃機関10の冷却装置は、冷却水を循環させる水冷式冷却装置であり、電気式アクチュエータによって動作する流量制御弁30、電動モータで駆動される電動式ウォータポンプ40、ラジエータ50、内燃機関10に設けた冷却水通路60、これらを接続する配管70などで構成される。
内燃機関10には、冷却水通路60として、シリンダヘッド11の気筒配列方向の一方端に設けた冷却水入口13とシリンダヘッド11の気筒配列方向の他方端に設けた冷却水出口14とを接続してシリンダヘッド11内に延設されるヘッド側冷却水通路61を設けてある。
また、内燃機関10には、冷却水通路60として、ヘッド側冷却水通路61から分岐してシリンダブロック12に至り、シリンダブロック12内に延設されてシリンダブロック12に設けた冷却水出口15に接続されるブロック側冷却水通路62を設けてある。シリンダブロック12の冷却水出口15は、ヘッド側冷却水通路61の冷却水出口14が設けられる側と同じ気筒配列方向の端部に設けられる。
このように、図1に例示した冷却装置において、シリンダブロック12には、シリンダヘッド11を経由して冷却水が供給され、シリンダヘッド11を通過した冷却水は冷却水出口14から排出され、シリンダヘッド11に流入した後シリンダブロック12内を通過した冷却水は冷却水出口15から排出される。
シリンダヘッド11の冷却水出口14には、第1冷却水ラインを構成する第1冷却水配管71の一端が接続され、第1冷却水配管71の他端は、ラジエータ50の冷却水入口51に接続される。
シリンダブロック12の冷却水出口15には、第2冷却水ラインを構成する第2冷却水配管72の一端が接続され、第2冷却水配管72の他端は、流量制御弁30の4つの入口ポート31−34のうちの第1入口ポート31に接続される。
第2冷却水配管72の途中には、内燃機関10の潤滑油を冷却するためのオイルクーラー16を設けてあり、オイルクーラー16は、第2冷却水配管72内を流れる冷却水と内燃機関10の潤滑油との間で熱交換を行う。
また、第4冷却水ラインを構成する第3冷却水配管73は、一端が第1冷却水配管71に接続され、他端が流量制御弁30の第2入口ポート32に接続される。第3冷却水配管73は途中には、油圧機構である変速機20の作動油を加熱するための熱交換器であるオイルウォーマー21が設けられる。
オイルウォーマー21は、第3冷却水配管73内を流れる冷却水と変速機20の作動油との間で熱交換を行う。つまり、シリンダヘッド11を通過した冷却水を分流させて水冷式のオイルウォーマー21に導き、オイルウォーマー21において作動油を加熱させる。
更に、第3冷却水ラインを構成する第4冷却水配管74は、一端が第1冷却水配管71に接続され、他端が流量制御弁30の第3入口ポート33に接続される。第4冷却水配管74には、各種の熱交換デバイスが設けられている。
第4冷却水配管74に配設される熱交換デバイスは、上流側から順に、車両暖房用のヒータコア91、内燃機関10の排気還流装置を構成する水冷式のEGRクーラ92、同じく排気還流装置を構成する排気還流制御弁93、内燃機関10の吸入空気量を調整するスロットルバルブ94である。
ヒータコア91は、第4冷却水配管74を流れる冷却水と空調空気との間で熱交換を行わせ、空調空気を暖める加熱用熱交換器である。
EGRクーラ92は、排気還流装置によって内燃機関10の吸気系に還流される排気と第4冷却水配管74を流れる冷却水との間で熱交換を行わせ、内燃機関10の吸気系に還流される排気の温度を低下させるデバイスである。
また、還流排気量を調整する排気還流制御弁93及び内燃機関10の吸入空気量を調整するスロットルバルブ94は、第4冷却水配管74を流れる冷却水との間で熱交換を行うことで暖められるように構成される。排気還流制御弁93及びスロットルバルブ94を冷却水で加熱することで、排気中や吸気中に含まれる水分が排気還流制御弁93やスロットルバルブ94の周辺で凍結することを抑制する。
このように、シリンダヘッド11を通過した冷却水を分流させて、ヒータコア91、EGRクーラ92、排気還流制御弁93、スロットルバルブ94に導き、これらとの間での熱交換を行わせる。
また、第5冷却水配管75は、一端がラジエータ50の冷却水出口52に接続され、他端が流量制御弁30の第4入口ポート34に接続される。
流量制御弁30は、1つの出口ポート35を有し、この出口ポート35には第6冷却水配管76の一端が接続される。第6冷却水配管76の他端は、ウォータポンプ40の吸込口41に接続される。
そして、ウォータポンプ40の吐出口42には第7冷却水配管77の一端が接続され、第7冷却水配管77の他端は、シリンダヘッド11の冷却水入口13に接続される。
また、第3冷却水配管73、第4冷却水配管74が接続される部分よりも下流側の第1冷却水配管71に一端が接続され、他端が第6冷却水配管76に接続される第8冷却水配管78(バイパス配管)を設けてある。
流量制御弁30は、前述したように4つの入口ポート31−34と1つの出口ポート35とを有し、入口ポート31−34には冷却水配管72,73,74,75がそれぞれ接続され、出口ポート35には第6冷却水配管76が接続される。
流量制御弁30は、回転式の流路切替バルブであり、ポートが形成されたステータに、流路が形成されたロータを嵌装し、ロータを電動モータなどの電動アクチュエータで回転駆動してステータに対するロータの相対角度を変更する機構のバルブである。
そして、係る回転式の流量制御弁30では、ロータ角度に応じて4つの入口ポート31−34の開口面積割合が変化し、ロータ角度の選定によって所望の開口面積割合、換言すれば、所望の流量割合が各冷却水ラインで得られるように、ステータのポート及びロータの流路が適合されている。
上記構成の冷却装置において、ヘッド側冷却水通路61と第1冷却水配管71とによって、シリンダヘッド11及びラジエータ50を経由する第1冷却水ラインが構成され、ブロック側冷却水通路62と第2冷却水配管72とによって、シリンダブロック12を経由しラジエータ50を迂回する第2冷却水ラインが構成される。
また、ヘッド側冷却水通路61と第4冷却水配管74とによって、シリンダヘッド11及びヒータコア91を経由しラジエータ50を迂回する第3冷却水ラインが構成され、ヘッド側冷却水通路61と第3冷却水配管73とによって、シリンダヘッド11及び変速機20のオイルウォーマー21を経由しラジエータ50を迂回する第4冷却水ラインが構成される。
更に、第8冷却水配管78によって、シリンダヘッド11とラジエータ50との間の第1冷却水ラインから冷却水の一部が分流され、分流された冷却水はラジエータ50を迂回して流量制御弁30の流出側に合流する。
このように、上述した第1冷却水ライン、第2冷却水ライン、第3冷却水ライン及び第4冷却水ラインそれぞれの出口が流量制御弁30の入口ポートに接続され、流量制御弁30の出口ポートにはウォータポンプ40の吸引口が接続される。
そして、流量制御弁30は、各冷却水ラインの出口の開口面積を調整することで、第1冷却水ライン、第2冷却水ライン、第3冷却水ライン及び第4冷却水ラインへの冷却水の供給量、換言すれば、各冷却水ラインへの冷却水の分配割合を制御する流路切り替え機構である。
流量制御弁30による流路切替えのパターンは、以下に概説する第1から第4の流路切替えパターンの4つに大別される。
流量制御弁30は、ロータ角度がストッパで規制される基準角度位置から所定角度範囲内では、入口ポート31−34を全て閉じる第1の流路切替えパターンに切り替わる。
なお、第1の流路切替えパターンにおける入口ポート31−34を閉じる状態は、入口ポート31−34の開口面積を零とする状態の他、入口ポート31−34の開口面積を漏れ流量が発生する程度の最小開口面積とする状態を含むものとする。
また、ロータ角度は、基準角度位置からの回転角度で表すものとする。
流量制御弁30のロータ角度を第1の流路切替えパターンの角度領域よりも増加させると、ヒータコア冷却水ライン(第3冷却水ライン)の出口が接続される第3入口ポート33の開口面積が所定開度にまで増大する第2の流路切替えパターンに切り替わる。
第2の流路切替えパターンにおける第3入口ポート33の所定開度は、第3入口ポート33の最大開口面積よりも小さい中間開口面積であって、第2の流路切替えパターンにおける上限開度である。
第3入口ポート33が一定開度にまで開く第2の流路切替えパターンの角度領域から更にロータ角度を増大させると、ブロック冷却水ライン(第2冷却水ライン)の出口が接続される第1入口ポート31が開き出し、第1入口ポート31の開口面積がロータ角度の増大に応じて漸増する第3の流路切替えパターンに切り替わる。
第1入口ポート31が開き出すロータ角度よりも大きい角度位置で、動力伝達系冷却水ライン(第4冷却水ライン)の出口が接続される第2入口ポート32が所定開度まで開く第4の流路切替えパターンに切り替わる。
第4の流路切替えパターンにおける第2入口ポート32の所定開度は、第2入口ポート32の最大開口面積よりも小さい中間開口面積であって、第4の流路切替えパターンにおける上限開度である。
更に、第2入口ポート32が一定開度まで開くロータ角度よりも大きな角度位置で、ラジエータ冷却水ライン(第1冷却水ライン)の出口が接続される第4入口ポート34が開き出し、第4入口ポート34の開口面積がロータ角度の増大に応じて漸増する第5の流路切替えパターンに切り替わる。
なお、第4入口ポート34が開口面積は、開き始めの当初は第1入口ポート31の開口面積よりも小さいが、ロータ角度の増大に応じて第1入口ポート31の開口面積よりも大きくなるように設定される。
上記の電動式ウォータポンプ40及び流量制御弁30は、電子制御装置(制御部)100によって制御される。電子制御装置100は、CPU、ROM、RAMなどを含んで構成されるマイクロコンピュータを備えて構成される。
電子制御装置100は、冷却装置の動作状態や動作条件などを検出する各種センサからの検出信号を入力し、係る検出信号に基づき操作量を演算して電動式ウォータポンプ40及び流量制御弁30のアクチュエータに操作信号を出力することで、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を制御するとともに、流量制御弁30のロータ角度を制御して各冷却水ラインの流量割合を制御する。
電子制御装置100に検出信号を出力するセンサとして、冷却水出口14近傍の第1冷却水配管71内の冷却水温度、つまり、シリンダヘッド11の出口付近の冷却水温TW1を検出する第1温度センサ81と、冷却水出口15近傍の第2冷却水配管71内の冷却水温度、つまり、シリンダブロック12の出口付近で冷却水温TW2を検出する第2温度センサ82と、外気温度TAを検出する外気温度センサ83とを設けてある。
また、電子制御装置100には、内燃機関10の運転のオンオフを切り替えるエンジンスイッチ(イグニッションスイッチ)84の信号が入力される。
次に、内燃機関10の暖機過程における流量制御弁30の流路の切替え特性を、図2を参照して説明する。
まず、電子制御装置100は、内燃機関10の冷機始動時に、流量制御弁30のロータ角度を入口ポート31−34が全て閉じる所定位置に制御し、冷却水がシリンダヘッド11を通過した後にラジエータ50を迂回して循環するようにする。
なお、冷機始動とは、冷却水温TW1及び冷却水温TW2が冷機判定温度よりも低い状態で、内燃機関10が始動される状態である。
ラジエータ50を迂回して冷却水が循環する状態で冷却水が内燃機関10から熱を奪って温度上昇し、第1温度センサ81で検出されるシリンダヘッド出口での水温TW1がシリンダヘッド11の暖機完了を示す温度に達すると(図2の時刻t1)、電子制御装置100は、ヒータコア冷却水ライン(第3入口ポート33)が開く角度位置にまで流量制御弁30のロータ角度を増加させ、ヒータコア91、EGRクーラ92、排気還流制御弁93、スロットルバルブ94への冷却水の供給を開始させる。
次いで、第2温度センサ82で検出されるシリンダブロック出口での水温TW2が設定温度に達すると(図2の時刻t2)、電子制御装置100は、ブロック冷却水ラインが開く角度位置にまでロータ角度を増加させ、シリンダブロック12への冷却水の供給を開始させる。
そして、シリンダブロック12への冷却水の供給を開始してからシリンダブロック出口での水温TW2が所定温度だけ上昇し、目標温度TT2付近に達すると(図2の時刻t3)、電子制御装置100は、動力伝達系冷却水ラインが開く角度位置までロータ角度を増加させ、オイルウォーマー21への冷却水の供給を開始させる。
以上のようにして内燃機関10の暖機が完了すると、電子制御装置100は、シリンダヘッド出口での水温TW1を目標温度TT1付近に維持し、シリンダブロック出口での水温TW2をシリンダヘッド11の目標温度TT1よりも高い目標温度TT2に維持するように、温度上昇(図2の時刻t4)に応じてラジエータ冷却水ラインを開く角度位置までロータ角度を増大させ、ラジエータ冷却水ラインの開口面積、つまり、ラジエータ50を循環する冷却水の流量を調整する。
つまり、電子制御装置100は、内燃機関10の暖機の進行に伴って流量制御弁30のロータ角度を増大させ、暖機完了後は、ラジエータ冷却水ラインの開口面積を調整することで、シリンダヘッド11及びシリンダブロック12の温度を調整する。
また、電子制御装置100は、水温上昇に応じて流量制御弁30のロータ角度を制御するとともに、水温上昇に応じて電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増やし、暖機を促進しつつ目標温度を超えるオーバーヒートの発生を抑制する。
詳細には、シリンダヘッド出口での水温TW1がシリンダヘッド11の暖機完了を示す温度に達するまでの期間である時刻t0から時刻t1までの間は、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を最小流量付近に維持し、時刻t1後に吐出流量を最小流量よりも多い所定流量f1にまで増加させる。
吐出流量を前記所定流量f1に保持させている状態で、シリンダブロック出口での水温TW2が時刻t2にて設定温度に達すると、ブロック冷却水ラインの開口面積の増大に応じて電動式ウォータポンプ40の吐出流量が漸増される。
そして、動力伝達系冷却水ラインが開口される時刻t3においては、動力伝達系冷却水ラインへの冷却水の供給開始に応じて電動式ウォータポンプ40の吐出流量が増大され、その後は、水温TW1,TW2が目標温度付近に維持されるように電動式ウォータポンプ40の吐出流量が増減される。
更に、電子制御装置100は、外気温度TAが閾値SL(例えば、閾値SL=0℃)を下回る低外気温状態であるか、外気温度TAが閾値SLを上回る高外気温状態(常温状態、標準温度状態)であるかによって、電動式ウォータポンプ40及び流量制御弁30の制御を切り替える。
なお、図2の制御特性は、高外気温状態での特性を示す。
図3のフローチャートは、電子制御装置100によって実施される低外気温状態での暖機後の電動式ウォータポンプ40及び流量制御弁30の制御の流れを示す。
なお、図3のフローチャートに示すルーチンは、電子制御装置100によって所定時間毎に割り込み実行される。
図3のフローチャートにおいて、電子制御装置100は、ステップS101で、外気温度センサ83で検出された外気温度TAと、低外気温状態を判定するための閾値SLとを比較する。
そして、外気温度TAが閾値SLを超える高外気温状態である場合、電子制御装置100は、ステップS116へ進み、高外気温状態に適合する標準制御を実施する。ステップS116の標準制御は、図2のタイムチャートに例示される。
一方、外気温度TAが閾値SL以下である低外気温状態である場合、電子制御装置100は、ステップS102へ進み、冷却水温が目標温度(暖機完了判定温度)に達している内燃機関10の暖機完了状態であるか否かを判別する。
電子制御装置100は、ステップS102において、冷却水温TW1,TW2が目標温度TT1,TT2に達しているか否かを判別することで、内燃機関10の暖機が完了しているか否かを検出する。つまり、電子制御装置100は、ステップS102において、図2における時刻t3の冷却水温状態になっているか否かを判別する。
内燃機関10の暖機が完了していない場合、電子制御装置100は、ステップS116へ進み、高外気温状態に適合する標準制御を実施する。
一方、低外気温状態であって内燃機関10の暖機が完了している場合、電子制御装置100は、ステップS103に進む。
ステップS103で、電子制御装置100は、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増大させる制御を実施したときに立ち上げられるフラグFの判定を行う。
上記フラグFは、初期値が零であり、後述するように、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を高外気温状態に比べて増大させたときに「1」に立ち上げるように構成されている。
暖機完了直後のフラグFが零である状態では、電子制御装置100は、ステップS104に進み、高外気温状態においてステップS116で用いる目標温度である目標値TT1,TT2よりもそれぞれ所定温度ΔT(例えば、ΔT=4℃)だけ高い目標温度TTL1,TTL2(TTL1=TT1+ΔT、TTL2=TT2+ΔT)を低外気温状態での目標温度とする。
つまり、電子制御装置100は、低外気温状態であるときに、暖機後の冷却水温度の目標値を高外気温状態であるときよりも高く変更することで、冷却水温を高外気温状態であるときよりも高くする。
次いで、電子制御装置100は、ステップS105に進み、流量制御弁30のロータ角度を、ラジエータ冷却水ラインが開き始める角度位置付近に保持する設定を行うことで、ラジエータ50に循環される冷却水の流量を最小量(最小量は零を含む)に維持させる。
高外気温状態では、暖機完了時点の冷却水温を維持するように、ラジエータ冷却水ラインへの冷却水循環量を増やして冷却水温の上昇を抑制するが、低外気温状態では、前述のように、冷却水温を暖機完了時よりも高めるため、ラジエータ50に循環される冷却水の流量を最小量(最小量は零を含む)に維持させ、冷却水温の上昇を待つ。
つまり、電子制御装置100は、低外気温状態であるときには高外気温状態であるときに比べて、ラジエータ50に循環される冷却水の流量を少なくし、ラジエータ50をバイパスするバイパスラインを循環する冷却水の流量を増やす。
ここで、ラジエータ50に冷却水を循環させるラジエータ冷却水ラインは第1冷却水ラインであり、ラジエータ50をバイパスして冷却水を循環させるラインには、第2冷却水ライン、第3冷却水ライン、第4冷却水ライン、第8冷却水配管78が含まれる。
ラジエータ循環流量を最小量に維持している状態で、電子制御装置100は、ステップS106へ進み、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近にまで上昇したか否かを判別する。
ここで、電子制御装置100は、冷却水温TW1が目標温度TTL1付近に達し、かつ、冷却水温TW2が目標温度TTL2に達しているか否かを判別するか、若しくは、冷却水温TW1と冷却水温TW2との少なくとも一方が目標温度TTL1,TTL2に達しているか否かを判別することができる。更に、電子制御装置100は、低外気温状態での平均目標水温TTAVを設定し、冷却水温TW1,TW2の平均値が平均目標水温TTAVに達しているか否かを判別することができる。
また、内燃機関10における冷却水出口が1箇所であって当該出口に水温センサを配置する冷却装置の場合、電子制御装置100は、ステップS106において、冷却水出口温が低外気温状態での目標温度に達しているか否かを判別することができる。
そして、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近に達していない場合、つまり、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2よりも低い間は、電子制御装置100は、図3のフローチャートの割り込み処理を終了させ、ラジエータ循環流量を最小量に維持させる。
ラジエータ循環流量を最小量に維持させることで冷却水温TW1,TW2が漸増し、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近に達すると、電子制御装置100は、ステップS107に進む。
ステップS107で、電子制御装置100は、前記フラグFを1に立ち上げる。
次いで、電子制御装置100は、ステップS108に進み、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を、高外気温状態での制御で決定される標準吐出流量(換言すれば、高外気温状態での吐出流量)よりも所定流量だけ増大させる。
これにより、低外気温状態であるときに、高外気温状態であるときよりも高い温度の冷却水が、高外気温状態であるときよりも多い流量で、車両暖房用のヒータコア91や変速機20のオイルウォーマー21などの熱交換器に供給されることになる。
ヒータコア91などの熱交換器における放熱量Q(W)は、ρを流体密度(kg/L)、cを流体の比熱(kcal/(kg・℃))、Vを流体流量(L/min)、Tinを流体の入口温度(℃)、Toutを流体の出口温度(℃)としたときに、下記数式(1)で表される。
Q=ρcV(Tin−Tout)…数式(1)
低外気温状態であるときに、高外気温状態であるときに比べて、冷却水温を高くするとともに電動式ウォータポンプ40の吐出流量(換言すれば、冷却水の循環流量)を増量させると、上記数式(1)の流体入口温度Tinが増加するとともに流体流量Vが増加して、放熱量Qが増加することになる。
例えば、外気温度とは無関係に放熱量Qが一定であると、低外気温状態であるときは、高外気温状態であるときに比べて作動油などの温度が低下し、これにより、変速機20のフリクションが増して内燃機関10の燃費性能が低下することになってしまう。
これに対し、低外気温状態であるときに高外気温状態であるときに比べて放熱量Qが増加させれば、ヒータコア91やオイルウォーマー21などの加熱用熱交換器における加熱性能が増し、低外気温状態であっても変速機20の作動油などの温度が高外気温状態での温度に近づき、変速機20のフリクションなどを十分に小さくすることができ、以って、低外気温状態での燃費性能を改善することができる。
更に、低外気温状態で放熱量Qを増加させる場合に、冷却水温を高くするとともに電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させれば、内燃機関10における異常燃焼の発生を抑制しつつ放熱量Qをより高くでき、作動油の温度をより高くしてフリクションの低減効果を高めることができる。
例えば、低外気温状態であるときに、電動式ウォータポンプ40の吐出流量(L/min)を高外気温状態と略同等に維持する一方で冷却水温(℃)を高外気温状態よりも高くすれば、放熱量Q(W)は増えることになる。しかし、冷却水温を高くするとともに電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させた場合と同等に放熱量Q(W)は増やすためには、冷却水温をより高くする必要が生じることは数式(1)から明らかである。
一方、内燃機関10の冷却装置において、冷却水温、換言すれば、シリンダヘッドの温度が高くなると、ノッキングやプレイグニッションなどの異常燃焼が発生し易くなるため、冷却水温の上昇は異常燃焼の発生が十分に抑制できる上限温度以下に限定する必要がある。このため、電動式ウォータポンプ40の吐出流量(L/min)を高外気温状態と略同等に維持する一方で冷却水温(℃)を高外気温状態よりも高くする場合の放熱量Qは冷却水温を上限温度まで高めたときの値が最大値MAX1となる。
従って、冷却水温を上限温度付近にまで上昇させた上で電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させれば、異常燃焼の発生を抑制できる冷却水温度に制限しつつ、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を変更しない場合の最大値MAX1よりも放熱量Qをより高くでき、作動油の温度をより高くすることが可能となり、フリクションの低減効果を促進できる。
つまり、ステップS104において設定される低外気温状態での目標温度TTL1,TTL2(目標温度の上昇幅ΔT)は、異常燃焼の発生を十分に抑制できる範囲内の温度であり、係る温度設定では得られないより大きな放熱量Qを、電動式ウォータポンプ40の吐出流量(冷却水の循環流量)を増やして達成するものである。
ここで、外気温度が低いほど作動油などの温度が上がり難くなるから、図4の特性のように、外気温度が低いほど電動式ウォータポンプ40の吐出流量(冷却水の循環流量)の増量代を大きくすることができる。
このように、外気温度が低くときほど電動式ウォータポンプ40の吐出流量をより多くする構成であれば、外気温度が比較的高いときに無用に電動式ウォータポンプ40の吐出流量を多くして電力消費が多くなってしまうことを抑制でき、また、外気温度が低くなっても、熱交換器における加熱性能が低下することを抑制できる。
また、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増大させる場合には、ステップ的に目標まで増量させることができる他、目標まで徐々に近づける構成とすることができる。
また、低外気温状態において、高外気温状態と同様に冷却水温及び電動式ウォータポンプ40の吐出流量を制御すると、高外気温状態であるときに比べて内燃機関10の潤滑油の温度が低くなり、これによって、内燃機関10のフリクションが大きくなり、燃費性能を低下させることになる。
これに対し、前述のように低外気温状態において冷却水温を高めれば、潤滑油の温度を高外気温状態であるときの温度に近づけることができ、内燃機関10のフリクションを低下させ、低外気温状態での燃費性能を改善できる。
なお、電子制御装置100は、暖機完了後に冷却水温を低外気温状態での目標に向けて増量させている過程において、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させる処理を実施することができる。但し、冷却水温の上昇過程において電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させると、冷却水温の上昇速度が鈍る場合があるので、所定の温度上昇を待ってから電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させることが好ましい。
以上説明したように、電子制御装置100は、ステップS101−ステップS108の各処理を実施することで、低外気温状態であるときに内燃機関10の暖機が完了すると、ラジエータ50への冷却水の循環流量を絞ることで暖機完了時点から冷却水温を上昇させ、低外気温状態の目標温度に達すると電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させ、冷却水温と冷却水循環流量との双方で熱交換器における放熱量の増量を図る。
そして、電子制御装置100は、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増量させるとフラグFを立ち上げるので、次の割り込み処理からステップS103からステップS109に進むようになり、ステップS109以降では低外気温状態の目標温度を維持するための処理を実施する。
ステップS109で、電子制御装置100は、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2よりも所定温度ΔTLだけ低い下限温度MINL1,MINL2を下回っているか否か、換言すれば、目標温度TTL1,TTL2を維持できずに所定以上の温度低下が発生しているか否かを判別する。
なお、電子制御装置100は、ステップS109における冷却水温TW1,TW2と下限温度MINL1,MINL2との比較を、ステップS106と同様にして行うことができる。
冷却水温TW1,TW2が下限温度MINL1,MINL2を下回っている場合は、電子制御装置100は、ステップS110に進み、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を低下させる処理を実施する。
電子制御装置100は、ステップS110において、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を、高外気温状態での吐出流量(標準吐出流量)にまでステップ的に低下させたり、所定流量だけステップ的に低下させたり、徐々に低下させたりすることができる。
電動式ウォータポンプ40の吐出流量を低下させると、電子制御装置100は、ステップS111に進み、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近にまで上昇したか否かを判別する。
そして、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近にまで復帰するまでは、電子制御装置100は、ステップS110に戻って、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を低外気温状態での目標流量よりも低下させた状態に維持する。
電動式ウォータポンプ40の吐出流量を低下させたことで冷却性能が低下し、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近にまで上昇すると、電子制御装置100は、ステップS111からステップS108に進んで、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を、高外気温状態での標準吐出流量よりも所定流量だけ多い状態に復帰させる。
一方、電子制御装置100は、ステップS109で冷却水温TW1,TW2が下限温度MINL1,MINL2よりも高いことを検出すると、ステップS112に進み、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2よりも所定温度ΔTHだけ高い上限温度MAX1,MAX2を上回っているか否かを判別する。
なお、電子制御装置100は、ステップS112における冷却水温TW1,TW2と上限温度MAX1,MAX2との比較を、ステップS106と同様にして行うことができる。
そして、冷却水温TW1,TW2が上限温度MAX1,MAX2を下回っている場合、つまり、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2を含む所定温度範囲内に留まっている場合、電子制御装置100は、本ルーチンをそのまま終了させることで、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を高外気温状態であるときよりも増やし、ラジエータ50の冷却水循環流量を高外気温状態であるときよりも減らした状態を維持させる。
一方、冷却水温TW1,TW2が上限温度MAX1,MAX2を上回っている状態、つまり、冷却水温が過剰に上昇している状態では、電子制御装置100は、ステップS113に進み、流量制御弁30のロータ角度を制御してラジエータ50の冷却水循環流量を所定流量だけ増やす処理を実施する。
ステップS113で、電子制御装置100は、ラジエータ50の冷却水循環流量(流量制御弁30のロータ角度)を高外気温状態での目標流量(制御角度)にステップ的に切り替えたり、ラジエータ50の冷却水循環流量を所定流量だけステップ的に減らしたり、ラジエータ50の冷却水循環流量を徐々に減少させることができる。
上記のように、ラジエータ50に循環される冷却水の流量を増やし、相対的にラジエータ50をバイパスして循環する冷却水の流量を減らすことで、冷却装置における冷却性能が増し、冷却水温を低下させることができる。
ラジエータ50の冷却水循環流量を増量した後、電子制御装置100は、ステップS114に進み、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近にまで低下したか否かを判別する。
電子制御装置100は、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近に低下するまでは、ステップS113に戻ってラジエータ50の冷却水循環流量を増量した状態を保持する。
そして、ラジエータ50の冷却水循環流量を増量した結果、冷却水温TW1,TW2が目標温度TTL1,TTL2付近にまで低下すると、電子制御装置100は、ステップS115に進み、ラジエータ50の冷却水循環流量を高外気温状態よりも絞る状態に復帰させる。
上記のようにして、低外気温状態での内燃機関10の暖機完了後に、冷却水温TW1,TW2を低外気温状態での目標温度TTL1,TTL2付近に維持させれば、冷却水温TW1,TW2が過剰に低下してヒータコア91などの加熱用熱交換器における加熱性能が大きく低下することを抑制し、また、冷却水温TW1,TW2が過剰に高くなって内燃機関10で異常燃焼が発生することを抑制できる。
図5のタイムチャートは、低外気温状態において、図3のフローチャートに示すルーチンを電子制御装置100が実施したときの冷却水温、流量制御弁30のロータ角度、電動式ウォータポンプ40の吐出流量の変化の一例を示す。
図5のタイムチャートにおいて、時刻t1にて冷却水温が暖機完了温度(高外気温状態での目標温度)に達すると、電子制御装置100は、その後更に温度を上昇させるために、流量制御弁30のロータ角度の増大変化を高外気温状態に比べて小さく制限し、ラジエータ50に循環される冷却水の流量を高外気温状態に比べて少なくする。
係るラジエータ循環量の抑制制御によって、時刻t2にて冷却水温が低外気温状態での目標温度に達すると、電子制御装置100は、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を高外気温状態であるときよりも増やす。
その後、時刻t3にて、冷却水温が低外気温状態での目標温度よりも低い下限水温を下回るようになると、電子制御装置100は、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を減らして温度上昇を図り、時刻t4にて冷却水温が低外気温状態での目標温度に戻ると、電動式ウォータポンプ40の吐出流量を増やす。
また、時刻t5にて、冷却水温が低外気温状態での目標温度よりも高い上限水温を上回るようになると、電子制御装置100は、流量制御弁30のロータ角度を大きくすることで、ラジエータ50に循環される冷却水の流量を増やし、相対的にラジエータ50をバイパスして循環される冷却水の流量を減らして、冷却水温の低下を図る。
そして、時刻t6にて、冷却水温が低外気温状態での目標温度に戻ると、電子制御装置100は、流量制御弁30のロータ角度を小さくしてラジエータ50に循環される冷却水の流量を減らす。
以上、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば種々の変形態様を採り得ることは自明である。
例えば、流量制御弁30は、ロータ式に限定されるものではなく、例えば、電気式アクチュエータによって弁体を直線運動させる構造の流量制御弁を用いることができる。
また、第4冷却水配管74(第3冷却水ライン)に、ヒータコア91のみを配置する構成とすることができ、また、第4冷却水配管74(第3冷却水ライン)に、ヒータコア91の他、EGRクーラ92、排気還流制御弁93、スロットルバルブ94のうちの1つ乃至2つを配置する構成とすることができる。
また、ブロック側冷却水通路62とヘッド側冷却水通路61とを内燃機関10内で接続する通路を設けずに、ブロック側冷却水通路62の入口をシリンダブロック12に形成し、第7冷却水配管77を途中で2つに分岐させ、一方をヘッド側冷却水通路61に接続させ、他方をブロック側冷却水通路62に接続させる配管構造とすることができる。
また、第1−第4冷却水ラインのうちの第3冷却水ライン(ヒータコアライン)と第4冷却水ライン(動力伝達装置ライン、変速機ライン、オイルウォーマーライン)とのいずれか一方を省略した冷却装置とすることができる。
また、第2冷却水ラインにオイルクーラー16が配置されない構造とすることができる。
また、第8冷却水配管78に補助の電動式ウォータポンプを配置した構成とすることができ、また、内燃機関10で駆動される機関駆動式のウォータポンプを電動式のウォータポンプ40と並列に備える構成とすることができる。
また、内燃機関とラジエータとの間で冷却水を循環させるメイン流路と、メイン流路から分岐してラジエータをバイパスするバイパス流路とで構成され、バイパス流路の開口面積を制御してバイパス流路を流れる冷却水の流量を制御する流量制御弁を備えた冷却装置においても、本願発明を適用できる。
10…内燃機関、11…シリンダヘッド、12…シリンダブロック、16…オイルクーラー、20…変速機(動力伝達装置)、21…オイルウォーマー、30…流量制御弁、31−34…入口ポート、35…出口ポート、40…電動式ウォータポンプ、50…ラジエータ、61…ヘッド側冷却水通路、62…ブロック側冷却水通路、71…第1冷却水配管、72…第2冷却水配管、73…第3冷却水配管、74…第4冷却水配管、75…第5冷却水配管、76…第6冷却水配管、77…第7冷却水配管、78…第8冷却水配管、81…第1温度センサ、82…第2温度センサ、91…ヒータコア、92…EGRクーラ、93…排気還流制御弁、94…スロットルバルブ、100…電子制御装置

Claims (9)

  1. 外気温度が閾値よりも低い低外気温状態であるときに、外気温度が前記閾値よりも高い高外気温状態であるときに比べて、冷却水温を高くするとともに冷却水の循環流量を増やす、車両用内燃機関の冷却装置。
  2. ラジエータと、前記ラジエータを迂回して冷却水を循環させるバイパスラインと、前記バイパスラインを循環する冷却水の流量を調整する流量制御弁と、冷却水を循環させる電動式ウォータポンプと、前記流量制御弁及び前記電動式ウォータポンプを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記低外気温状態であるときに、前記高外気温状態であるときに比べて前記バイパスラインを循環する冷却水の流量を増やすとともに前記電動式ウォータポンプの吐出流量を増やす、請求項1記載の車両用内燃機関の冷却装置。
  3. 前記制御部は、外気温度が低いほど前記電動式ウォータポンプの吐出流量をより大きく増やす、請求項2記載の車両用内燃機関の冷却装置。
  4. 前記制御部は、前記高外気温状態での第1目標水温よりも高い前記低外気温状態での第2目標水温に冷却水温が達した後に、前記第2目標水温よりも高い上限水温を冷却水温が超えたときに、前記バイパスラインを循環する冷却水の流量を減らす、請求項2又は3記載の車両用内燃機関の冷却装置。
  5. 前記制御部は、前記高外気温状態での第1目標水温よりも高い前記低外気温状態での第2目標水温に冷却水温が達してから前記電動式ウォータポンプの吐出流量を増やす、請求項2から4のいずれか1つに記載の車両用内燃機関の冷却装置。
  6. 前記制御部は、前記電動式ウォータポンプの吐出流量を増大させた後に冷却水温が前記第2目標水温よりも低い下限水温を下回ったときに、前記電動式ウォータポンプの吐出流量を低下させる、請求項5記載の車両用内燃機関の冷却装置。
  7. 前記冷却水の循環路に加熱用熱交換器を備える、請求項1から6のいずれか1つに記載の車両用内燃機関の冷却装置。
  8. 前記内燃機関のシリンダヘッド及び前記ラジエータを経由する第1冷却水ラインと、
    前記内燃機関のシリンダブロックを経由し前記ラジエータを迂回する第2冷却水ラインと、
    前記シリンダヘッド及び車両暖房用のヒータコアを経由し前記ラジエータを迂回する第3冷却水ラインと、
    前記シリンダヘッド及び前記内燃機関の動力伝達装置を経由し前記ラジエータを迂回する第4冷却水ラインと、
    を備え、
    前記流量制御弁は、前記第1冷却水ライン、前記第2冷却水ライン、前記第3冷却水ライン及び前記第4冷却水ラインがそれぞれ接続される入口ポートと、前記電動式ウォータポンプの吸引側に接続される出口ポートとを有し、
    前記バイパスラインは、前記シリンダヘッドと前記ラジエータとの間の前記第1冷却水ラインから分岐し、前記ラジエータを迂回して前記流量制御弁の流出側に合流する、請求項2から7のいずれか1つに記載の車両用内燃機関の冷却装置。
  9. 冷却水を循環させる電動式ウォータポンプと、ラジエータを迂回するバイパスラインと、前記バイパスラインを循環する冷却水の流量を制御する流量制御弁と、を備えた車両用内燃機関の冷却装置の制御方法であって、
    外気温度が閾値よりも低い低外気温状態であるときに、外気温度が前記閾値よりも高い高外気温状態であるときに比べて前記バイパスラインを循環する冷却水の流量を前記流量制御弁により増やして冷却水温を前記高外気温状態であるときよりも高くし、
    前記低外気温状態であるときに、前記高外気温状態であるときに比べて前記電動式ウォータポンプの吐出流量を増やして冷却水の循環流量を増やす、
    車両用内燃機関の冷却装置の制御方法。
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