JP2016112802A - 画像形成体およびその識別プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通常用いられる携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等に含まれる角度センサおよび照明部が付属された画像撮像装置など、一般に容易に手に入る装置を用いて、個別情報を記録した個人認証媒体の真偽を識別判定可能な画像形成体またはその識別プログラムを提供する。【解決手段】少なくとも転写可能な受像層23が支持体21上に形成され、画像形成層が支持体上に転写可能に形成された感熱転写記録媒体から前記画像形成層が前記受像層23に感熱転写された中間転写媒体20の、前記画像形成層が感熱転写された前記受像層23の面を、被転写体40の被転写面に向けて重ね、加熱加圧することにより前記受像層23と共に前記画像形成層を前記被転写体40上に転写された画像形成体において、前記中間転写媒体20もしくは前記感熱転写記録媒体は、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層が設けられてなることを特徴とする画像形成体。【選択図】図4

Description

本発明は、特に個人認証に利用可能な個別情報記録が可能な画像表示技術を用いた画像形成体と、その真偽判定を行う識別プログラムに係る。
パスポートおよびID(identification)カードなどの個人認証媒体の多くは、目視による個人認証を可能とするために、顔画像を使用している。
従来、例えばパスポートでは顔画像を焼き付けた印画紙を冊子体に貼り付けていた。しかしながら、そのようなパスポートには、写真印画の貼り替えによる改竄のおそれがある。
このようなことから、近年では顔画像の情報をデジタル化し、これを冊子体上に再現する傾向にある。この画像再現方法としては、例えば転写リボンを用いた感熱転写記録法が検討されている。
感熱転写記録法により個人認証媒体を作成する手段の1つとしては、画像および文字などの情報を中間転写媒体に形成・担持し、さらに基材からなる情報記録被転写体に転写形成するものがある。
個人認証媒体の作成に用いられる熱転写可能な中間転写媒体は、支持体と、支持体上に剥離層、中間層、接着層などをこの順に設けた転写層とを備える。中間転写媒体の使用において、転写層側が情報記録被転写体の基材に重ねられて加圧され、支持体側または基材側のいずれかから加熱することによって、転写層を基材に転写する。
剥離層は、支持体と転写層との界面がそれぞれの材料同士の相性によって、転写の際に転写層が巧く剥離しない場合、これらの良好な剥離を実現させるために設ける層である。
中間層は、接着層と剥離層との間に存在する層で必要に応じて適宜設計される。中間層は、例えば両者の間の接着力を向上させる層、または偽造防止対策や装飾性を高めるための層、例えば回折構造を持ったOVD(Optical Variable Device)形成層が挙げられる。
接着層は、加熱加圧によって基材との接着を行う層であり、熱移行性材料で画像・文字などの情報を形成する受像層を兼ねた受像層兼接着層とすることができる。
受像層および受像層兼接着層とは、感熱転写プリンタまたはインクジェットプリンタ等によって印刷の版無しで画像情報(文字、記号等も含む)を記録できる受像適性を備えた層であり、中間転写媒体の転写前に染料または顔料による印刷画像を設けることが可能である。
受像層兼接着層への情報の形成は、中間転写媒体を主要部がドラムおよびサーマルヘッドで構成される転写装置に搬送し、色材が熱移行性材料である感熱転写記録媒体の色材層を中間転写媒体の受像層兼接着層に当接させると共に、前記サーマルヘッドを感熱転写記録媒体側から圧接し、かつ画像データに基づき前記サーマルヘッドの発熱素子群を適宜発熱させて、画像データに基づく画像パターンを受像層兼接着層に形成・印刷する方法が採用される。
このような中間転写媒体を用いて基材に画像パターンを転写する方法の一例を挙げると、中間転写媒体の接着層または受像層兼接着層を被転写体の被転写面に当接させ、かつ中間転写媒体の支持体側から熱ロール、熱板等の加熱媒体を圧接し、転写温度に加熱して被転写体である基材に接着層を圧着させると共に、中間転写媒体の支持体を剥離させる。これにより、個人認証媒体を得ることができる。
一方、受像層兼接着層への情報の別の形成方法において、基材に剥離層と、微細な凹凸パターンで構成されるレリーフ型ホログラムもしくは回折格子を形成した画像形成層と、前記微細な凹凸面に沿って形成され、前記画像形成層よりその屈折率が大きい材料の透過性薄膜層とをこの順序で設けた感熱転写記録媒体を準備する。
このような熱移行性材料の感熱転写記録媒体の透過性薄膜層側を中間転写媒体の受像層兼接着層に当接させ、感熱転写記録媒体に画像情報に基づいた選択的加熱を施すことよって、レリーフ型ホログラムもしくは回折格子による個別情報の画像パターンを中間転写媒体の受像層兼接着層に感熱転写記録する。
以上のようにレリーフ型ホログラムもしくは回折格子による個別情報を記録した個人認証媒体は、第三者に偽造および改竄されにくいとされているが、常に新たな偽造防止技術を盛り込むことが要求されており、併せて真正品であるかどうかの判断が可能な真偽判別方法が必要とされている。
上記真偽判別方法の中には、赤外線吸収インキあるいは蛍光発光インキなどを用いたものがある。このうち、蛍光発光インキとは、通常の可視光下で肉眼により視認しがたく、紫外線や赤外線を照射することにより、目視あるいは検出機によってマークを検出することが可能となるインキ等がある。
上記の蛍光インキは、偽造、変造を防止するためにも、種々の提案がなされている。例えば、紫外線で励起させて、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の発光を行う3種類の蛍光体を含むインクを用いて、基材に画像を形成し、可視光下では見えないが、励起光を照射したときにRGB光を発光させ、加法混色によって、蛍光画像が現われるようにする画像形成方法が提案されている。(特許文献1参照)
特開平10−35089号公報
このように、個人認証媒体において中間転写媒体を用いて基材に個別情報を画像パターンとして転写する方法では、真正品であるかどうかの判断が可能な真偽判別方法が含まれていないという問題点があった。
本発明は以上の問題点に着目してなされたもので、通常用いられる携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等に含まれる角度センサおよび照明部が付属された画像撮像装置など、一般に容易に手に入る装置を用いて、個別情報を記録した個人認証媒体の真偽を識別判定可能な画像形成体またはその識別プログラムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、本発明の第1側面によると、少なくとも転写可能な受像層が支持体上に形成され、画像形成層が支持体上に転写可能に形成された感熱
転写記録媒体から前記画像形成層が前記受像層に感熱転写された中間転写媒体の、前記画像形成層が感熱転写された前記受像層の面を、被転写体の被転写面に向けて重ね、加熱加圧することにより前記受像層と共に前記画像形成層を前記被転写体上に転写された画像形成体において、前記中間転写媒体もしくは前記感熱転写記録媒体は、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層が設けられてなることを特徴とする画像形成体が提供される。
本発明の第2側面によると、前記第1側面において前記可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、前記中間転写媒体の前記受像層であることを特徴とする画像形成体が提供される。
本発明の第3側面によると、前記第1側面において前記可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、前記感熱転写記録媒体の前記画像形成層であることを特徴とする画像形成体が提供される。
本発明の第4側面によると、前記第1側面から第3側面のいずれかにおいて前記可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、前記中間転写媒体の前記受像層および前記感熱転写記録媒体の前記画像形成層であり、かつ前記受像層の前記燐光体の燐光色の波長分布は、前記感熱転写記録媒体の前記画像形成層の燐光色の波長分布と異なることを特徴とする画像形成体が提供される。
本発明の第5側面によると、撮像部と、撮像する条件を与えるための前記撮像部の角度を測定する角度センサと、前記燐光体を励起する可視光を照射する照明部と、表示部と、前記各部を制御する制御部とを備える装置の前記制御部に、前記第1側面から第4側面のいずれかの画像形成体の真偽を判別するための制御を行わせるプログラムであって、
前記撮像部が撮像条件を満たしたときに前記照明部に前記可視光を前記画像形成体に照射させるステップと、照射から一定時間後、撮像部に対して、前記画像形成体を撮像するよう指示する撮像指示を生成するステップと、撮像した前記画像形成体の画像から、燐光体の発光が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定し、判定結果を前記表示部に表示させるステップとを前記制御部に実行させることを特徴とする識別プログラムが提供される。
本発明の第6側面によると、前記第5側面において前記撮像した前記画像形成体の画像から、異なる2種類の燐光色の波長分布が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定し、判定結果を前記表示部に表示させるステップを前記制御部に実行させることを特徴とする識別プログラムが提供される。
本発明の第1側面によれば、中間転写媒体もしくは感熱転写記録媒体は、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層を設けるようにすることで、白色光の照射による燐光現象の有無を識別することが可能となり、真偽を識別判定可能な画像形成体を提供できる。
本発明の第2側面によれば、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層を、中間転写媒体の受像層にすることで、画像形成体の中間転写媒体が転写された領域内で、白色光の照射による燐光現象の有無を識別することが可能となり、真偽を識別判定可能な画像形成体を提供できる。
本発明の第3側面によれば、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層を、感熱転写記録媒体の画像形成層にすることで、画像形成体の熱転写記録媒体から感熱
転写された領域内で、白色光の照射による燐光現象の有無を識別することが可能となり、真偽を識別判定可能な画像形成体を提供できる。
本発明の第4側面によれば、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層を、中間転写媒体の受像層および感熱転写記録媒体の画像形成層とし、受像層の燐光体の燐光色の波長分布は、感熱転写記録媒体の画像形成層の燐光色の波長分布と異なるようにしたことで、これら2つの領域において異なる2種類の燐光色の波長分布を識別することが可能となり、真偽を識別判定可能な画像形成体を提供できる。
本発明の第5側面によれば、撮像部と、撮像する条件を与えるための前記撮像部の角度を測定する角度センサと、前記燐光体を励起する可視光を照射する照明部と、表示部と、前記各部を制御する制御部とを備える装置の前記制御部に、前記第1側面から第4側面のいずれかの画像形成体の真偽を判別するための制御を行わせるプログラムであって、
前記撮像部が撮像条件を満たしたときに前記照明部に前記可視光を前記画像形成体に照射させるステップと、照射から一定時間後、撮像部に対して、前記画像形成体を撮像するよう指示する撮像指示を生成するステップと、撮像した前記画像形成体の画像から、燐光体の発光が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定し、判定結果を前記表示部に表示させるステップとを前記制御部に実行させるようにしている。
これにより、通常用いられる携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等に含まれる角度センサおよび照明部が付属された画像撮像装置など、一般に容易に手に入る装置を用いて、燐光体の発光が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定することを可能にする識別プログラムを提供できる。
本発明の第6側面によれば、前記第5側面において前記撮像した前記画像形成体の画像から、異なる2種類の燐光色の波長分布が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定し、判定結果を前記表示部に表示させるステップを前記制御部に実行させるようにしていることで、通常用いられる携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等に含まれる角度センサおよび照明部が付属された画像撮像装置など、一般に容易に手に入る装置を用いて、中間転写媒体の受像層および感熱転写記録媒体の画像形成層において異なる2種類の燐光色の波長分布が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定することを可能にする識別プログラムを提供できる。
従って、本発明は、通常用いられる携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等に含まれる角度センサおよび照明部が付属された画像撮像装置など、一般に容易に手に入る装置を用いて、個別情報を記録した個人認証媒体の真偽を識別判定可能な画像形成体またはその識別プログラムを提供できるという効果がある。
本発明の一態様に係る感熱転写記録媒体を概略的に示す断面図である。 本発明の一態様に係る中間転写媒体を概略的に示す断面図である。 図2に示す中間転写媒体に図1に示す感熱転写記録媒体を感熱転写した状態を概略的に示す断面図である。 被転写体に図3に示す中間転写媒体を転写した画像形成体を概略的に示す断面図である。 本発明の一態様に係る識別装置の構成例を示したブロック図である。 図5に示した構成例を示した撮像部を説明するためのブロック図である。 本発明の図4に示した識別装置を用いた画像形成体の真偽を判定するための動作例を説明するための説明図である。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同様または類似した機能を発揮する構成要素には全ての図面を通じて同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一態様に係る感熱転写記録媒体を概略的に示す断面図である。
感熱転写記録媒体10は、支持体12の裏面にバックコート11を形成し、支持体12の表面に剥離層13、画像形成層14、透過性薄膜層15および接着層16をこの順序で積層した構造を有する。
支持体12は、例えば樹脂フィルムまたはシートである。支持体12は、例えばポリエチレンテレフタレートのような耐熱性に優れた材料から作られる。
バックコート11は、サーマルヘッドに対して密着性を上げ、滑りを円滑にし、かつ熱伝導性を良好にするために設けるもので、例えばシリコンアクリレートなどを用いることができる。
剥離層13は、画像形成層14の支持体12からの剥離を安定化する役割を果たす。剥離層13は、光透過性を有し、典型的には透明である。剥離層13は、例えば熱可塑性樹脂から作ることができる。剥離層13は、例えばフッ素樹脂またはシリコーン樹脂を含んだ離型層に置き換えてもよい。
画像形成層14は、回折構造として、ホログラムおよび回折格子の少なくとも一方を含んでいる。ここでは、画像形成層14は、表面に回折構造としてレリーフ構造が設けられた透明層である。透明層の材料の例は、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂を含む。なお、画像形成層14は体積ホログラムであってもよい。
透過性薄膜層15は、例えば画像形成層14と屈折率が異なる透明材料から作られ、画像形成層14が回折格子を含んでいる場合に、画像形成層の回折構造が表示する輝度が向上し、画像の視認性を向上できる。透過性薄膜層は、単層構造でも、多層構造でもよい。後者の場合、透過性薄膜層は繰り返し反射干渉を生じるように設計されていてもよい。透過性薄膜層は、例えば硫化亜鉛および二酸化チタンのような透明誘電体から作ることができる。透過性薄膜層は真空蒸着またはスパッタリングのような真空成膜法によって形成できる。
透過性薄膜層15は、厚さが20nm未満の金属層を使用してもよい。金属層は、例えばクロム、ニッケル、アルミニウム、鉄、チタン、銀、金および銅のような単体金属またはそれらの合金から作ることができる。なお、透過性薄膜層15は省略することができる。
接着層16は、サーマルヘッドの印字で溶融し接着性を生じる材料からなり、例えば熱可塑性樹脂から作られる。
ここで、感熱転写記録媒体10の画像形成層14は、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有している。燐光体は、白色光、特に白色LEDで励起されるために、少なくとも励起波長が可視光400nmから700nmの範囲にあることが必要である。また、CMOS等の容易な撮像装置を用いて、RGBで検出するためには、少なくとも燐光波長が400nmから700nmの範囲にあるものである。また、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、剥離層13もしくは接着層16であってもよい。
この範囲内にあれば、紫外線や近赤外線領域にも励起波長、または、燐光波長があってもかまわない。燐光体の燐光色ではなく、燐光体自体の地の色は白色に近い色、または、淡色の方が望ましいが、燐光色と同じ色、または、別の色であってもかまわない。燐光体は上記の条件であれば、特に限定するものではないが、例えば、特許公開2009−161576に記載されている赤色系発光のSrSc2O4:Eu化合物の発光体が上げられる。
ところで、発光体とは、エネルギーを吸収するとそのエネルギーを光で放出する物質で、この発光現象のうち、光(紫外・可視光)のエネルギーを吸収し発光する物質である。光はE=hν(E:エネルギー、h:プランク定数、ν:振動数)で表されるエネルギーを持っている。光が物質にあたるとき、光の持つエネルギーが物質に吸収される場合があり、エネルギーの吸収により、安定なエネルギー状態(基底状態)にあった物質は、一時的に高いエネルギー状態(励起状態)になる。そして、物質はエネルギーを放出し、安定な基底状態に戻ろうとする。このとき、差分のエネルギーを熱などではなく、光として放出する現象のことを発光という。多くの物質では、吸収したエネルギーの一部を熱エネルギーとして放出するため、吸収した光よりも長波長の光を生じるが、中には短い波長の光を生じるものもある。
光刺激による発光には、蛍光と燐光等があげられるが、大きな括りとして蛍光と呼ばれることがあり、本発明では、燐光と蛍光とは区別して燐光と記載している。蛍光では、吸収したエネルギーの一部は熱として放出し、残りのエネルギーを光として放出する。一方、燐光の場合も同様に熱を放出する。この際、項間交差が起こり、すぐに基底状態に戻れず、ゆっくりと発光し続ける現象が燐光である。大抵の場合、蛍光はナノ秒オーダー、燐光はマイクロからミリ秒オーダーで発光する。
紫外、可視光を物質が吸収する場合、電子遷移を生じる。この電子にはスピンの向きがあり、二つの電子が逆向きで存在するという決まり(パウリの排他原理)がある。通常の励起ではスピンの向きは逆向きのままであるが、燐光の場合、項間交差が起こり、スピンが同じ向きになり、そのままでは基底状態に戻れなくなり、基底状態に戻るのに時間がかかるものである。
本発明による画像形成体およびその識別プログラムでは、一般の人が容易に手に入れられる装置で検出できるようにするために、励起光が撮像部に入らないようなフィルタを設置しなくても識別することが必要である。そのため、励起させてから発光する時間が長い方が好ましいため、マイクロからミリ秒オーダーで発光する燐光体である必要がある。
図2は、本発明の一態様に係る中間転写媒体を概略的に示す断面図である。中間転写媒体20は、支持体21に剥離層22、受像層23が配置されている。支持体21は、例えば樹脂フィルムまたはシートである。支持体21は、例えばポリエチレンテレフタレートのような耐熱性に優れた材料から作られる。
剥離層22は、支持体21と受像層23との界面がそれぞれの材料同士の相性によって、転写の際に転写層が巧く剥離しない場合、これらの良好な剥離を実現させるために設ける層である。剥離層22は、例えば熱可塑性樹脂から作ることができる。剥離層22は、例えばフッ素樹脂またはシリコーン樹脂を含んだ離型層に置き換えてもよい。剥離層22は、被転写体の被転写面への転写後、支持体21を剥離した時に最表面となることから、保護層の役割も果たすような材料で構成される。
受像層23は、感熱転写記録媒体10の画像形成層14、透過性薄膜層15および接着層16が転写、記録できる受像適性を備えた層である。
中間転写媒体20の受像層23は、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有している。ここで、中間転写媒体20の受像層23の燐光体の燐光色の波長分布は、感熱転写記録媒体10の画像形成層14の燐光色の波長分布と異なるようにしてある。燐光体としては、例えば、緑色系発光のSi:Eu化合物の発光体が挙げられる。また、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、剥離層22でもよい。
次に、本発明の画像形成体の印字方法について説明する。感熱転写記録媒体10の接着層16を、中間転写媒体20の受像層23に密着させ、感熱転写記録媒体10のバックコート11側からサーマルヘッドで印字を行ことにより中間転写媒体20の受像層23に熱転写し、感熱転写記録媒体10のバックコート層11および支持体12を剥離層13から剥離する。
図3は、図2に示す中間転写媒体20に図1に示す感熱転写記録媒体10を感熱転写した状態を概略的に示す断面図である。ここで、印字部30は、中間転写媒体20の受像層23上に、熱溶融により一体化した感熱転写記録媒体10の接着層16、さらに透過性薄膜層15、画像形成層14および剥離層13をこの順序で積層した構造を有し、剥離層13が最表面に位置される。
図4は、被転写体に図3に示す中間転写媒体を転写した画像形成体を概略的に示す断面図である。支持体41に別の中間転写媒体から例えば文字等の画像パターン(図示せず)および転写層42(最表面)を転写した被転写体40を準備し、密着性を向上させるため、熱転写により剥離可能な支持体上に易接着層43を設けた易接着層媒体(図示せず)を準備し、被転写体40の転写層42に易接着媒体の易接着層43を熱転写する。
さらに、被転写体40の易接着層43に図3で示した中間転写媒体20の受像層23に熱転写された印字部30を密着させて加熱加圧することにより熱転写する。この後、中間転写媒体20の支持体21を剥離層22との間で剥離することにより画像形成体を得る。
以上説明した本発明の一態様にかかる画像形成体は、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層を、中間転写媒体20の受像層23および感熱転写記録媒体10の画像形成層14とし、受像層23の燐光体の燐光色の波長分布を緑色系発光とし、感熱転写記録媒体10の画像形成層14の燐光色の波長分布を赤色系発光となるようにしたことで、これら2つの領域において異なる2種類の燐光色の波長分布を識別することが可能となり、燐光識別装置により感熱転写記録媒体10の画像形成層14の領域で赤色系発光を確認し、さらに中間転写媒体20の受像層23の領域で緑色系発光を確認することで、真偽を識別判定可能な画像形成体を提供できる。
図5は、本発明の一実施形態を説明するための識別装置50の構成例を示したブロック図である。本発明の識別プログラムは識別装置50を動かすためのプログラムで、識別装置50は撮像部51と制御部52と角度センサ53と表示部54と照明部55とを備えている。撮像部51は、撮像する条件が出るまで逐次画像を表示し、撮像する条件に合ったところで、出力可能であることを表示部54に示す。
図6は、図5に示した撮像部の構成例を説明するためのブロック図である。撮像部51の中には撮像素子60と露出制御部61と焦点制御部62があり、露出制御部61にはシャッタースピード制御部63と絞り値制御部64が含まれ、撮像部51には角度センサ53を備えている。撮像部51には必要に応じて照明部55を設けることが望ましい。また、制御部52には記憶部57と演算部58が備わっている。
なお、本願において、撮像する条件とは、撮像条件等の撮像の仕方を表す設定条件を意味するものとする。例えば、撮影時のシャッタースピード、絞り値、撮像素子の感度(ISO感度)等撮像時の仕様を表す情報である。加えて、撮像部51に付属されている角度センサ53の値が所定の範囲に入るように、識別者59が動かす。
角度センサ53の値については、照明部55の光があまり入らないようにするため、識別装置50の法線と画像形成体が成す角度が、90°にならないことが必要である。燐光体を含む層が発光する光は照明部の光に比べて、かなり微弱な光となる。そのため、照明部55の光は発光するためには必要であるが、撮像素子60にはなるべく入らなくする必要があり、そのための1つの条件として角度を限定する。撮像装置の法線と画像形成体とから成す角度をθとしたとき、撮像条件の角度は20°≦θ≦80°であることが望ましい。
また、撮像条件には、照明部55による照明の有無や照明の強さの違いを必要に応じて含ませることもできる。これらの撮像条件の設定値は、予め定めた値を用いるようにした方が望ましいが、適宜に設定を指示できるようにしても良い。照明部55は撮像部51と一体化していることが望ましい。一体化せず、別になっていても良いが、照明部55の角度を変えることによっても色や画像が変化するため、これを考慮した照明部55の角度設定が必要となる。
なお、撮像部51は、望遠や広角に焦点距離を固定するものでも良いし、変化させることができるものとしても良い。この場合、焦点距離は、例えば、制御部52等からの指示に応じて、焦点制御部62で変化させることができる。また、焦点制御部62は、対象物に自動でピントを合わせるオートフォーカス機能を備えるものであっても良いし、手動フォーカス機能を備えるものであっても良い。
照明部55は、撮像部51の撮像対象物である画像形成体を照明する装置である。照明部55は制御部52が出力する指示に対応させて、撮像部51が画像を撮像する直前に画像形成体に対して、所定の照明を行う。照明部55は、フラッシュ、ストロボ等と呼ばれる撮像対象物に向けて短時間に強い光を照射する発光方法が好ましく、照明部55の光が消灯してから、任意の時間後に撮像するように設定する。任意の時間は、燐光を撮像素子60が読み取るために、50マイクロ秒から5ミリ秒までの間が好ましい。
なお、照明部55が指示に対応させて撮像対象物に対して行う所定の照明とは、指示の有無によって、発光量の大小を異ならせる照明を意味する。つまり、照明部55の強度制御部66と時間制御部65は指示に対応させて、撮像対象物に対して短時間の強い光を発光したり、照明の強度を強めたりする。制御部52は撮像部51で取得した画像から明るさを検知しても良いし、撮像部51に照度センサを付属させておき、この明るさの数値により、照明の強度の指示の変更を出しても良い。
なお、識別装置50は、撮像部51、制御部52、角度センサ53、表示部54、照明部55を一体として備えていることが望ましいが、要素ごとに別の装置として構成することもできる。一体として備えている例として、携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等の一
部または全部を、識別装置50とすることが望ましいが、識別装置50の一部である撮像部51と角度センサ53および照明部55として構成することもできる。
図7は、図5に示した制御部52の本発明の識別プログラムによる動作例を説明するためのフローチャートである。
図7を参照して、本発明の識別プログラムによる制御部の動作例について説明する。例えば、識別者59が所定の指示操作を行うと、本発明の識別プログラムによる制御部の動作の開始(ステップ71)となる。識別者59は表示部54を見ながら指示に従い、図7のように、撮像される範囲に画像形成体の燐光体を含有する層の領域が入るように、さらに、識別装置50の法線と画像形成体が成す角度が、任意の角度になるように識別装置50をかざす(ステップ72)。このとき、識別装置50の法線と画像形成体が成す角度θは、照明の反射光が入らないように90°にならないことが望ましく、20°≦θ≦80°であることが好ましいが、別の角度でも良い。
識別装置50は画像を取得し(ステップ73)、明るさが適しているかを検証し(ステップ74)、規定の範囲外であれば、明るさを調整し(ステップ75)、画像の取得(ステップ73)に戻る。明るさが適している場合には焦点が適しているかを検証し(ステップ76)、規定の範囲外であれば、フォーカスを調整し(ステップ77)、画像取得(ステップ73)に戻る。ここで、その他の画像の撮像条件を規定し、条件を追加しても良い。
焦点が適した範囲内である場合には、角度センサ53の値を取得する。角度センサ53が適した値かを検証し(ステップ79)、規定の範囲外であれば、適していないため、表示部54に識別者59に対してわかるように表示させる(ステップ80)。識別者59は表示部54を見て指示に従い、識別装置50の角度を修正する(ステップ81)。動作の調整と撮像部の調整であるステップ72からステップ79、または、画像の調整であるステップ73からステップ76は、逐次繰り返し動作し、表示部54に逐次表示することが望ましい。
角度センサ53が適した値であり、撮像条件が満たされた場合に、識別装置50の制御部52は撮像部51の撮像を(シャッターをきることを)可能にさせ、表示部54に撮像指示を表示する(ステップ82)。表示部54を見た識別者59はシャッターをきる(ステップ83)と、照明部55を一定時間点灯(ステップ84)した後、撮像部51が任意の時間経過後に撮像指示を出す(ステップ85)。制御部52の記憶部57に撮像部51で得た画像を発光の輝度としてRGBで記録する(ステップ86)。
撮像条件を満たしたとき、制御部52が表示部54に撮像指示を表示させ、識別者59がシャッターを切り、識別者59の判断を受けて、制御部52が撮像部51に撮像させる流れになっているが、制御部52が直接シャッターを切る判断をして、撮像部51に撮像させても良い。
記憶部57に記録された画像は表示部54に表示しても良いが、あらかじめ画像(出力信号)の識別範囲を設定しておき、制御部52の演算部58で、識別範囲に入っているかどうかで判定を行う(ステップ87)。識別範囲の設定はあらかじめ画像形成体の燐光体を含有する層の発光のばらつきを考慮して設定を行う。範囲内であれば、表示部54にOKの表示をさせ、範囲外であれば、表示部54にNGの表示をさせると望ましい。
以上のような識別方法により、一般的に用いられる携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等に含まれる角度センサおよび画像撮像装置を用いて、2つの領域において異なる2種類の燐光色の波長分布を識別することが可能となり、パスポートや査証などの冊子等の個別
情報を記録した個人認証媒体の真偽を識別判定可能な画像形成体およびその識別方法を提供できる。
パスポートや査証などの個人認証媒体の真偽判定は本来、出入国の際に、審査官が個人識別を行っていたため、識別装置としては特殊なものでも問題はなかった。しかし、ごく一般的に使用されている携帯情報端末のカメラや携帯カメラ等で真偽判定が可能となれば、出入国審査以外の状況でもパスポートや査証などを個人認証媒体として使用することが可能となる。
10…感熱転写記録媒体、11…バックコート、12、21、41…支持体、13、22…剥離層、14…画像形成層、15…透過性薄膜層、16…接着層、20…中間転写媒体、22…剥離層、23…受像層、30…印字部、40…被転写体、42…転写層、43…易接着層、50…識別装置、51…撮像部、52…制御部、53…角度センサ、54…表示部、55…照明部、57…記憶部、58…演算部、59…識別者、60…撮像素子、61…露出制御部、62…焦点制御部、63…シャッタースピード制御部、64…絞り値制御部、65…時間制御部、66…強度制御部。

Claims (6)

  1. 少なくとも転写可能な受像層が支持体上に形成され、画像形成層が支持体上に転写可能に形成された感熱転写記録媒体から前記画像形成層が前記受像層に感熱転写された中間転写媒体の、前記画像形成層が感熱転写された前記受像層の面を、被転写体の被転写面に向けて重ね、加熱加圧することにより前記受像層と共に前記画像形成層を前記被転写体上に転写された画像形成体において、前記中間転写媒体もしくは前記感熱転写記録媒体は、可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層が設けられてなることを特徴とする画像形成体。
  2. 前記可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、前記中間転写媒体の前記受像層であることを特徴とする請求項1記載の画像形成体。
  3. 前記可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、前記感熱転写記録媒体の前記画像形成層であることを特徴とする請求項1記載の画像形成体。
  4. 前記可視光により励起し可視光を発光する燐光体を含有する層は、前記中間転写媒体の前記受像層および前記感熱転写記録媒体の前記画像形成層であり、かつ前記受像層の前記燐光体の燐光色の波長分布は、前記感熱転写記録媒体の前記画像形成層の燐光色の波長分布と異なることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の画像形成体。
  5. 撮像部と、撮像する条件を与えるための前記撮像部の角度を測定する角度センサと、前記燐光体を励起する可視光を照射する照明部と、表示部と、前記各部を制御する制御部とを備える装置の前記制御部に、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成体の真偽を判別するための制御を行わせるプログラムであって、
    前記撮像部が撮像条件を満たしたときに前記照明部に前記可視光を前記画像形成体に照射させるステップと、照射から一定時間後、撮像部に対して、前記画像形成体を撮像するよう指示する撮像指示を生成するステップと、撮像した前記画像形成体の画像から、燐光体の発光が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定し、判定結果を前記表示部に表示させるステップとを前記制御部に実行させることを特徴とする識別プログラム。
  6. 前記撮像した前記画像形成体の画像から、異なる2種類の燐光色の波長分布が識別されるか否かで前記画像形成体の真偽を判定し、判定結果を前記表示部に表示させるステップを前記制御部に実行させることを特徴とする請求項5に記載の識別プログラム。
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