JP2014092646A - 偽造防止構造並びにそれを有するラベル、転写箔及び偽造防止用紙 - Google Patents

偽造防止構造並びにそれを有するラベル、転写箔及び偽造防止用紙 Download PDF

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Abstract

【課題】 目視で色彩可変ホログラムが観察でき、かつ機械読取でも真偽判定が可能な偽造防止構造並びにそれを有するラベル、転写箔、被転写体及び偽造防止用紙を提供する。
【解決手段】 少なくとも赤外励起赤外発光層12と、該赤外励起赤外発光層12に接しかつ覆うように設けた色彩可変層25、及び、ホログラム層15及び反射層17とを含む偽造防止構造10で、前記赤外励起赤外発光層12が赤外線波長領域の励起光を照射された際の発光光が赤外波長領域の発光光であり、色彩可変層25がパール顔料又はコレステリック液晶を含む層であり、ホログラム層15が微細な凹凸からなるレリーフホログラムであり、反射層17が金属反射層又は透明反射層であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、目視及び機械読取による真偽判定が可能な偽造防止構造に関し、さらに詳しくは、赤外線波長領域の励起光を照射された際の発光光が赤外波長領域の発光光である材料を含む赤外励起赤外発光層と該赤外励起赤外発光層に接し、かつ該赤外励起赤外発光層を覆うように設けた色彩可変層、及び、ホログラム層と該ホログラム層に接した反射層とを含む偽造防止構造で、目視では前記偽造防止構造が色彩可変ホログラムとして観察でき、かつ前記赤外励起赤外発光層が機械読み取り可能で、該機械読取による真偽判定が可能な偽造防止構造並びにそれを有するラベル、転写箔、被転写体及び偽造防止用紙に関するものである。
本明細書において、配合を示す「比」、「部」、「%」などは特に断わらない限り質量基準であり、「/」印は一体的に積層されていることを示す。また、「PET」は「ポリエチレンテレフタレート」、「UV」は「紫外線」及び「IR」は「赤外線」の略語、機能的表現、通称、又は業界用語である。
(背景技術)従来、偽造防止方法には、複写防止画線、ホログラム、光学的変化材料、潜像模様などの複製や複写が困難なもの、彩紋や透かし等の視覚的に観察が容易なもの、凹凸や質感等の触覚によるものなどがある。また、商品に貼付されたラベルや印刷物の真偽を判定する際に、紫外線で発光する材料で認証用のマークを印刷し、紫外線ランプを照射して目視で判定したり、赤外光を吸収する材料で機械読取コード等を印刷して赤外線を照射して機械判定する、光を利用する真偽判定方法が多く利用されている。しかし、近年では、蛍光発光材料や、赤外光吸収材料の入手が比較的容易になり、これらの材料を偽造防止,偽造牽制手段として使用しても、専門知識を持っているものであれば光源を入手し、ラベルや印刷物に照射し、確認し、偽造することはそれほど難しいことではなくなってきている。
(従来技術)従来、偽造防止印刷物は、赤外線反射性基材の上に、赤外領域に吸収ピークがある赤外線吸収性インキからなる検証用画像と、赤外領域に励起ピークがある励起光の照射により励起され、その励起光の励起ピーク波長よりも長波長側の赤外線を発光する蛍光インキからなる検証用画像とが設けられており、さらにはこれらの検証用画像を隠蔽するように隠蔽用画像が設けられていると共に、赤外線吸収性インキの吸収ピーク波長と蛍光インキの励起ピーク波長とが同じであることを特徴とする偽造防止印刷物が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、基材と、前記基材上に設けられた有色パターン印刷層とを有する偽造防止印刷物であって、前記有色パターン印刷層には、赤外線及び/又は紫外線に反応する不可視のセキュリティ材料が含有されていること、を特徴とする偽造防止印刷物が知られている(例えば、特許文献2参照。)。さらに、媒体基材と、前記媒体基材の上に設けられ、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変印刷層と、前記色彩可変印刷層の上に、前記色彩可変印刷層の少なくとも一部を表出するようにして設けられ、前記媒体基材と同色で形成され、特定の波長を有した光線の照射により蛍光発光する光反応印刷層と、を備える偽造防止印刷媒体が知られている(例えば、特許文献3参照。)。さらにまた、少なくとも一部に真偽判定のための情報領域を有する印刷物であって、前記真偽判定のための情報領域には、可視光波長域および赤外光波長域の光を照射することによって赤外光を発光する情報が形成されたことを特徴とする認証用印刷物が知られている(例えば、特許文献4参照。)。しかしながら、特許文献1〜4のいずれも、機械読取による真偽判定はできるものの、目視では機械読取できる情報を見え難くしており、目視での真偽判定はできず、機械読取と目視の両方での真偽判定ができないという欠点がある。また、特許文献2〜4は、本出願人による開示であり、これらの欠点を解消し、機械読取と目視の両方での真偽判定をできるようにするために、本発明の完成に至ったものである。
特開2007−144844号公報 特開2007−261112号公報 特開2008−162184号公報 特開2007−136838号公報
従って、偽造防止構造並びにそれを有するラベル、転写箔、被転写体及び偽造防止用紙は、目視では前記偽造防止構造が色彩可変ホログラムとして目視でも観察でき、かつ前記赤外励起赤外発光層が機械読取による真偽判定も可能なことが求められている。そこで、本発明は上記のような問題点を解消するために、本発明者らは鋭意研究を進め、本発明の完成に至ったものである。その目的は、機械読取と目視の両方での真偽判定をできるようにする偽造防止構造並びにそれを有するラベル、転写箔、被転写体及び偽造防止用紙を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1の発明に係わる偽造防止構造は、少なくとも、赤外励起赤外発光層と該赤外励起赤外発光層に接し、かつ該赤外励起赤外発光層を覆うように設けた色彩可変層、及び、ホログラム層と該ホログラム層に接した反射層とを含む偽造防止構造で、前記赤外励起赤外発光層が赤外線波長領域の励起光を照射された際の発光光が赤外波長領域の発光光であり、前記色彩可変層が見る角度によって見える色彩が変化するパール顔料又はコレステリック液晶を含む層であり、前記ホログラム層の前記反射層の面が微細な凹凸からなるレリーフホログラムであり、前記反射層が金属反射層又は透明反射層であり、前記偽造防止構造が色彩可変ホログラムとして目視でき、かつ前記赤外励起赤外発光層が機械読み取り可能であることを特徴とする偽造防止構造である。請求項2の発明に係わる偽造防止構造を有するラベルは、基材と、該基材の一方の面へ請求項1に記載の偽造防止構造及び粘着層をこの順に設けてなることを特徴とする偽造防止構造を有するラベルである。請求項3の発明に係わる偽造防止構造を有する転写箔は、転写基材と、該転写基材の一方の面へ剥離層、請求項1に記載の偽造防止構造及び接着層とをこの順に設けてなることを特徴とする偽造防止構造を有する転写箔である。請求項4の発明に係わる偽造防止構造を有する被転写体は、請求項3に記載の偽造防止構造を有する転写箔を用いて、被転写体へ前記偽造防止構造及び前記接着層を転写してなることを特徴とする偽造防止構造を有する被転写体である。請求項5の発明に係わる偽造防止構造を有する偽造防止用紙は、請求項1に記載の偽造防止構造を、基紙へ抄き込んでなることを特徴とする偽造防止構造を有する偽造防止用紙である。
請求項1の本発明によれば、赤外励起赤外発光層を機械読取しての真偽判定と、色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定ができる効果を奏する偽造防止構造を提供する。請求項2の本発明によれば、赤外励起赤外発光層を機械読取しての真偽判定と、色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定ができる効果を奏する偽造防止構造を有するラベルを提供する。請求項3の本発明によれば、赤外励起赤外発光層を機械読取しての真偽判定と、色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定ができる効果を奏する偽造防止構造を有する転写箔を提供する。請求項4の本発明によれば、赤外励起赤外発光層を機械読取しての真偽判定と、色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定ができる効果を奏する偽造防止構造を有する被転写体を提供する。請求項5の本発明によれば、赤外励起赤外発光層を機械読取しての真偽判定と、色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定ができる効果を奏する偽造防止構造を有する偽造防止用紙を提供する。
本発明の1実施例を示す偽造防止構造の断面図である。 本発明の1実施例を示す偽造防止構造を有するラベルの断面図である。 本発明の1実施例を示す偽造防止構造を有するラベルの断面図である。 本発明の1実施例を示す偽造防止構造を有する転写箔の断面図である。 本発明の1実施例を示す偽造防止構造を有するスレッドの断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
(偽造防止構造)本発明の偽造防止構造10は、図1に示すように、少なくとも、赤外励起赤外発光層12と該赤外励起赤外発光層12に接し、かつ該赤外励起赤外発光層12を覆うように設けた色彩可変層25、及び、ホログラム層15と該ホログラム層15に接した反射層17とを含み、前記赤外励起赤外発光層12が赤外線波長領域の励起光を照射された際の発光光が赤外波長領域の発光光であり、前記色彩可変層が見る角度によって見える色彩が変化するパール顔料又はコレステリック液晶を含む層であり、前記ホログラム層15の前記反射層17の面が微細な凹凸からなるレリーフホログラムであり、前記反射層17が金属反射層又は透明反射層であり、前記偽造防止構造10が色彩可変ホログラムとして目視でき、かつ前記赤外励起赤外発光層12が機械読み取り可能であることを特徴とする。
(作用・効果)本発明の偽造防止構造10によれば、赤外励起赤外発光層12を機械読取しての真偽判定と、色彩可変層25とホログラム層15によって、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定ができるという効果を奏することができる。また、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムが観察されることで、機械読取用の赤外励起赤外発光層12の存在が目視では判り難いという隠し効果もある。
(赤外励起赤外発光層)赤外励起赤外発光層12としては、少なくとも、赤外線波長領域の励起光を照射された際の発光光が赤外波長領域の発光光である赤外励起赤外発光剤とバインダとを含ませる。また、励起光の照射と発光光の発光に影響のない範囲で、必要に応じて、充填剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤などの添加剤を加えても良い。
(バインダ)バインダとしては、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線硬化型樹脂、紫外線硬化型樹脂、可視光線硬化型樹脂やこれらの混合物が使用される。熱可塑性樹脂としては、例えば、塩化ビニル系共重合体、アクリル酸又はメタクリル酸系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、セルロース誘導体、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの熱可塑性樹脂およびこれらの混合物等が使用される。熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、具体的には例えばエポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系反応樹脂(電離放射線硬化性樹脂)等である。
(赤外励起赤外発光剤)赤外励起赤外発光剤としては、赤外光(800nm)で励起し、より長波長(980〜1020nm)に発光するものであればよく、例えば、LiNd0.9Yb0.1412、LiBi0.2Nd0.7Yb0.1412、Nd0.9Yb0.1Nd5(MoO44、NaNd0.9Yb0.1412、Nd0.8Yb0.2Na5(WO44、Nd0.8Yb0.2Na5(Mo0.50.544、Ce0.05Gd0.05Nd0.75Yb0.15Na5(W0.7Mo0.344、Nd0.9Yb0.1Al3(BO34、Nd0.9Yb0.1Al2.7Cr0.3(BO34、Nd0.6Yb0.4514、Nd0.8Yb0.23(PO42などが例示できる。具体的には、蛍光顔料IRS−F(根本特殊化学社製)などが例示できる。
(色彩可変層)色彩可変層25としては、少なくとも、バインダと色彩可変剤を含むインキ、即ち、色彩可変剤としてパール顔料又はコレステリック液晶を含む層であり、見る角度によって色が変化する色彩変化層となる。
(パール顔料)
色彩が変化するパール顔料インキは、光を多重反射する顔料を含んでおり、その顔料で反射した光の干渉によって、色が変化して見える。パール顔料インキを用いて設けられた色彩可変インキは、例えば、透明なビヒクル中に、高屈折率の酸化ケイ素、酸化チタン、酸化鉄などの層と、低屈折率のマイカ等の層を積層した顔料を分散したもの、コーテッドガラスや液晶を含むものも使用できる。本発明の色彩可変層25としては、見る角度によって見える色彩が変化するパール顔料を含む層とする。具体例を挙げると、資生堂製の商品名;インフィニットカラーや、メルク社(独国)製の商品名;イリオジン等のパールインキなどである。
(コレステリック液晶)コレステリック液晶としては、コレステロールのハロゲン化物、モノカルボン酸コレステロールエステル、モノカルボン酸シトステロールエステル、安息香酸誘導体のコレスタノールエステル、二塩基酸ジコレステリルエステル、主鎖型液晶高分子化合物、側鎖型液晶高分子化合物、剛直主鎖型液晶高分子化合物などが挙げられる。
より具体的には、例えばコレステリルクロライド、コレステリルアセテート、コレステリルノナノエート、炭酸メチルコレステロール、炭酸エチルコレステロール、コレステリルp−メトキシベンゾエート、シトステロイルベンゾエート、シトステロイルp−メチルベンゾエート、コレスタニルベンゾエート、10、12−ドコサジインジカルボン酸ジコレステリルエステル、8、12−エイコサジカルボン酸ジコレステリルエステル、10、12−ペンタコサジインジカルボン酸ジコレステリルエステル、ドデカジカルボン酸ジコレステリルエステル、12、14−ヘキサコサジインジカルボン酸ジコレステリルエステル、4−(7−コレステリルオキシカルボニルヘプチルオキシ)フェノキシオクタン酸コレステリルエステル、L−グルタミン酸−γ−ベンジル/L−グルタミン酸−γ−ドデシル共重合体などがある。
さらに、コレステリルホルメート、コレステリルアセテート、コレステリルプロピオネート、コレステリルブチレート、コレステリルペンタネート、コレステリルヘキサネート、コレステリルヘプタネート、コレステリルオクタネート、コレステリルノナノエート、コレステリルデカネート、コレステリルドデカネート(コレステリルラウレート)、コレステリルミリステート、コレステリルパルミテート、コレステリルステアレート、コレステリルオレエート、コレステリルオレイルカーボネート、コレステリルリノレート、コレステリル12−ヒドロキシステアレート、コレステリルメルカプタン、コレステロールクロライド、コレステリルフルオライド、コレステリルブロマイド、コレステリルアイオダイド等を挙げることができる。
好ましくは、アルキルコレステロール(例えばコレステロールナノエート)およびコレステリルハライド(例えばコレステロールクロライド)コレステリルオレイルカーボネート3種の混合物が挙げられ、これらの3つのタイプの液晶は常温で使用できるように混合して用いられるのが一般的である。尚、ここに示す化合物に限定されるものではなく、またこれらのコレステリック液晶化合物は、1種または2種以上混合して用いることができる。
ネマチック液晶化合物にカイラル化合物を加えてコレステリック液晶とするものとしては、液晶化合物として、4−置換安息香酸4’−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4’−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4’−置換ビフェニルエステル、4−(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4’−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4’−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4’−置換シクロヘキシルエステル、4−置換4’−置換ビフェニル、4−置換フェニル4’−置換シクロヘキサン、4’−置換シクロヘキサン、2−(4−置換フェニル)−5−置換ピリジン等、が用いられる。
特に好ましくは、少なくとも分子の一方の末端にシアノ基又はフッ素原子を有する液晶化合物を用い、これらの液晶化合物にそれぞれ好適な各種のカイラル剤を加えたものが用いられる。カイラル化合物としては、「CB−15」、「C−15」(以上、BDH社製)、「CM−21」、「CM−22」、「CM−19」、「CM−20」、「CM」(以上、チッソ社製)、「S1082」、「S−811」、「R−811」(以上、メルク社製)、等を挙げることができる。さらに、三次元架橋可能な液晶性の重合性モノマー分子または重合性オリゴマー分子を用いることができる。所定の重合性モノマー分子または重合性オリゴマー分子に任意のカイラル剤を添加することにより、コレステリック型液晶分子を含む層を得ることができる。
コレステリック液晶としては、観察側からの入射光に対して左円偏光もしくは右円偏光のいずれか一方を反射する光選択反射性を有するもの。また、これらのものを組み合わせて適用して、判定方法を複雑なものとし、より高度な真正性識別体とすることもできる。
また、液晶を含むインキで印刷した色彩可変層25は、高価な液晶を用いているので、用途が限定されるので、液晶を含まない色彩可変インキを用いた色彩可変層25が好ましい。
(バインダ)色彩可変層25のバインダとしては、パール顔料又はコレステリック液晶を含む場合でも、赤外励起赤外発光層12のバインダと同様なものを用いることができる。また、三次元架橋可能な液晶性の重合性モノマー分子または重合性オリゴマー分子を用いた場合には、重合性モノマー分子または重合性オリゴマー分子の重合物をバインダとしてもよい。
(色彩可変ホログラム)色彩可変ホログラムは、色彩可変層25に加えてホログラム層15/反射層17が積層され、観察する角度でホログラムの色彩が変化するホログラムとすることができる。また、従来は、明るいホログラムを観察するために、背景色が金属光沢や黒色に限定されていたが、色彩可変層25の効果で、金属光沢や黒色の背景色に限定されることもなくなり、背景によらず明るいホログラムが観察できる。意匠性及び/又はセキュリティ性の著しく優れるホログラムとなる。しかも、その製造についても、真空成膜装置による薄膜による反射層17以外については、既存設備での印刷法により形成可能で、小ロット生産にも対応でき、低コストで生産することができる。
色彩可変層25は、透明な媒体中に高屈折率層と低屈折率層を積層した顔料を分散した色彩可変インキによって形成されている。入射光は顔料によって反射して、第1の角度α方向に出射するとともに、顔料高屈折率で透過したのちに、媒体基材の表面で反射して、第2の角度β方向に出射する。顔料の反射光と透過光の関係は、その顔料の厚さによって、可視光線の波長のいずれかが干渉して、次のような組み合わせとなる。顔料の厚さが約60nmのときには、反射光は銀色、透過光は透明で、同約90nmのときには、反射光は金色、透過光は紫色で、同約115nmのときには、反射光は赤色、透過光は緑色で、同約128nmのときには、反射光は紫色、透過光は黄色で、同約143nmのときには、反射光は青色、透過光は橙色で、同約170nmのときには、反射光は緑色、透過光は赤色となる。従って、例えば、色彩可変層25は、第1の角度αで金色に見えた場合には、第2の角度βでは紫色に見えることになる。
色彩可変層25の色変化効果は、顔料で反射する光が多いほど色彩変化効果が大きいので、光が多重反射する顔料の数が多くなるように、その厚みは厚いほど好ましく、通常1〜30μm程度、2〜15μmが好ましい。従って、色彩可変層25の印刷法は特に限定されるものではないが、公知のオフセット印刷、グラビア印刷などでもよいが、色彩可変インキの印刷層の厚くできるスクリーン印刷法が好ましい。
色彩可変層25は印刷法なので、その図柄は、全面ベタでも、部分的でもよく、部分的とは、文字、数字、記号、イラスト、模様、写真などのすべての絵柄が使用でき、また、ホログラム層15にホログラム図柄があれば、これらに色彩可変層25の印刷絵柄と同期、同調するように設けることで、色彩可変ホログラムとなってより一層意匠効果が高まる。
(ホログラム層)ホログラム層15には該ホログラム層15の反射層17の面に微細な凹凸からなるレリーフホログラムが賦形されている。ホログラム層15は下記の電離放射線硬化性樹脂を含む組成物を電離放射線で硬化させてなる層とする。
(電離放射線硬化性樹脂)電離放射線硬化性樹脂は(イ)分子中にイソシアネート基を3個以上有するイソシアネート類、(ロ)分子中に水酸基を少なくとも1個と(メタ)アクリロイルオキシ基を少なくとも2個有する多官能(メタ)アクリレート類、又は(ハ)分子中に水酸基を少なくとも2個有する多価アルコール類の反応生成物であるウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーで、電離放射線硬化性を有するウレタン変性アクリレート樹脂である。好ましいウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、詳細は特開2001−329031号公報で開示されている光硬化性樹脂が好ましい。具体的には、MHX405ニス(ザ・インクテック(株)製、電離放射線硬化性樹脂商品名)、ユピマーUV・V3031(三菱化学(株)製、電離放射線硬化性樹脂商品名)が例示できる。
(ホログラム層の形成)ホログラム層15の形成は、上記の電離放射線硬化性樹脂と、必要に応じて、光重合開始剤、可塑剤、安定剤、界面活性剤等を加え、溶媒へ分散または溶解して、ロールコート、グラビアコート、コンマコート、ダイコートなどの公知のコーティング方法で塗布し乾燥して、レリーフを賦型した後に、電離放射線で反応(硬化)させればよい。ホログラム層15の厚さとしては、通常は1μm〜30μm程度、好ましくは2μm〜20μm程度である。複数回の塗布でもよい。
(レリーフホログラム)次に、ホログラム層15の表面には、ホログラムなどの光回折効果の発現する所定のレリーフ構造を賦型し、硬化させる。ホログラムは物体光と参照光との光の干渉による干渉縞を凹凸のレリーフ形状で記録されたもので、例えば、フレネルホログラム等のレーザ再生ホログラム、及びレインボーホログラム等の白色光再生ホログラム、さらに、それらの原理を利用したカラーホログラム、コンピュータジェネレーティッドホログラム(CGH)、ホログラフィック回折格子などがある。レリーフ形状は凹凸形状であり、特に限定されるものではなく、微細な凹凸形状を有する光拡散、光散乱、光反射、光回折などの機能を発現するものでもよく、例えば、フーリエ変換やレンチキュラーレンズ、光回折パターン、モスアイ、が形成されたものである。また、光回折機能はないが、特異な光輝性を発現するヘアライン柄、マット柄、万線柄、干渉パターンなどでもよい。
これらのレリーフ形状の作製方法としてはホログラム撮影記録手段を利用して作製されたホログラムや回折格子の他に、干渉や回折という光学計算に基づいて電子線描画装置等を用いて作製されたホログラムや回折格子をあげることもできる。また、ヘアライン柄や万線柄のような比較的大きなパターンなどは機械切削法でもよい。これらのホログラム及び/又は回折格子の単一若しくは多重に記録しても、組み合わせて記録しても良い。これらの原版は公知の材料、方法で作成することができ、通常、感光性材料を塗布したガラス板を用いたレーザ光干渉法、電子線レジスト材料を塗布したガラス板に電子線描画装置を用いてパターン作製する電子線描画法をなどが適用できる。
(レリーフの賦型)ホログラム層15面へ、上記のレリーフ形状を賦形(複製ともいう)する。ホログラムの賦型は、公知の方法によって形成でき、例えば、回折格子やホログラムの干渉縞を表面凹凸のレリーフとして記録する場合には、回折格子や干渉縞が凹凸の形で記録された原版をプレス型(スタンパという)として用い、上記樹脂層上に前記原版を重ねて加熱ロールなどの適宜手段により、両者を加熱圧着することにより、原版の凹凸模様を複製することができる。
(レリーフの硬化)ホログラム層15は、スタンパでエンボス中、又はエンボス後に、電離放射線を照射して、電離放射線硬化性樹脂を硬化させる。上記の電離放射線硬化性樹脂は、レリーフを形成後に、電離放射線を照射して硬化(反応)させると電離放射線硬化樹脂(ホログラム層15)となる。電離放射線としては、電磁波が有する量子エネルギーで区分する場合もあるが、本明細書では、すべての紫外線(UV−A、UV−B、UV−C)、可視光線、ガンマー線、X線、電子線を包含するものと定義する。従って、電離放射線としては、紫外線(UV)、可視光線、ガンマー線、X線、または電子線などが適用できるが、紫外線(UV)が好適である。電離放射線で硬化する電離放射線硬化性樹脂は、紫外線硬化の場合は光重合開始剤、及び/又は光重合促進剤を添加し、エネルギーの高い電子線硬化の場合は添加しないで良く、また、適正な触媒が存在すれば、熱エネルギーでも硬化できる。
(レリーフの絵柄)ホログラム層15の絵柄を擬似連続絵柄とすることが好ましい。擬似連続絵柄はプレス型(スタンパという)を作成する際に、小さなレリーフ版の複数を、精度よく突合せてつなぎ目を目立たなくしたり、つなぎ目を樹脂で埋めたりすればよい。このように、擬似連続絵柄とすることで、できるだけ大きな面積、又は好ましくは全面とすることもできる。大面積又は全面のホログラム絵柄を背景とし他の任意な印刷絵柄と、同調させたり、合わせたりして、さらなる特異な意匠性を向上させることができる。
(反射層)反射層17は、所定のレリーフ構造を設けたホログラム層15面のレリーフ面へ、反射層17へ設けることにより、レリーフの反射及び/又は回折効果を高めるので、ホログラム層15の反射率がより高れば、特に限定されない。該反射層17としては、真空薄膜法などによる金属薄膜などの金属光沢反射層、又は透明反射層のいずれでもよい。
(金属反射層)反射層17に用いる金属としては、金属光沢を有し光を反射する金属元素の薄膜で、Cr、Ni、Ag、Au、Al等の金属、及びその酸化物、硫化物、窒化物等の薄膜を単独又は複数を組み合わせてもよい。上記の光反射性の金属薄膜の形成は、いずれも10nm〜2000nm程度、好ましくは20nm〜1000nmの厚さになるよう、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの真空薄膜法で得られるが、その他、メッキなどによっても形成できる。反射層17の厚さがこの範囲未満では、光がある程度透過して効果が減じ、また、それ以上では、反射効果は変わらないので、コスト的に無駄である。
(透明反射層)反射層17に用いる透明反射層は、所定のレリーフ構造を設けたホログラム層15面のレリーフ面へ、透明反射層へ設けることにより、レリーフの反射及び/又は回折効果を高めるので、ほぼ無色透明な色相で、その光学的な屈折率がホログラム層のそれとは異なることにより、金属光沢が無いにもかかわらず、ホログラムなどの光輝性を視認できるから、透明なホログラムを作製することができる。
色彩可変層25に加えて透明なホログラム層15/透明な反射層17が積層され、観察する角度で透明ホログラムの色彩が変化する色彩可変透明ホログラムとなって、目視による真偽判定がより確実となり、セキュリティ性もより高まる。また、色彩可変透明ホログラムによる目隠し効果もあって赤外励起赤外発光層12の存在も判り難くすることができる。
透明反射層17としては、例えば、ホログラム層15よりも光屈折率の高い薄膜、および光屈折率の低い薄膜とがあり、前者の例としては、ZnS、TiO2、Al23、Sb23、SiO、SnO2、ITO等があり、後者の例としては、LiF、MgF2、AlF3がある。好ましくは、金属酸化物又は窒化物であり、具体的には、Be、Mg、Ca、Cr、Mn、Cu、Ag、Al、Sn、In、Te、Fe、Co、Zn、Ge、Pb、Cd、Bi、Se、Ga、Rb、Sb、Pb、Ni、Sr、Ba、La、Ce、Au等の酸化物又は窒化物他はそれらを2種以上を混合したもの等が例示できる。またアルミニウム等の一般的な光反射性の金属薄膜も、厚みが200Å以下になると、透明性が出て使用できる。透明金属化合物の形成は、金属の薄膜と同様、ホログラム層15のレリーフ面に、10〜2000nm程度、好ましくは20〜1000nmの厚さになるよう、蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、CVDなどの真空薄膜法などにより設ければよい。
(機械読取)機械読取については、赤外線照射装置から、必要に応じて、ハーフミラーを通して、偽造防止構造を有するラベル、偽造防止構造を有する転写箔、転写された偽造防止構造を有する被転写体、偽造防止構造を有する偽造防止用紙の偽造防止構造10へ、
赤外励起赤外発光層12に含まれる赤外励起赤外発光剤の励起波長に近似した特定波長の赤外線を照射し、赤外線受光センサーにおいて赤外線励起赤外線発光剤の発光波長を検知すればよい。偽造防止構造10は、目視による観察では、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムが観察されるので、機械読取用の赤外励起赤外発光層12の存在が目視では判り難い。しかしながら、偽造防止構造10に対して、例えば800nmの波長の近辺にシャープな発光特性を持つLEDを用いて近赤外線を、必要に応じてレンズで集光して、照射することによって得られる発光光を950nm前後に透過特性のあるバンドパスフィルターを通して赤外線カメラで撮影したところ、赤外励起赤外発光層12の部分が白く撮影され、他の部分は黒く撮影され、情報を読み取ることができる。
また、赤外線発光光の読取方法としては、ラインでも、面でも読み取ってもよい。面での読取では、発光光源から照射された光が券面を面状に照射し、受光部のフォトトランジスタがデジタルカメラに組み込まれたCCDのように面で読み取れる。この場合には、赤外励起赤外発光層12が、数字やバーコードであれば、その情報も読み取れる。ラインでの読取では、例えば、偽造防止構造10を有する商品券を読取装置に読み込ませ、商品券を動かせば、発光部を読み取れる。具体的には、例えば、デパートの店頭などにおいて、商品券が使用されたら、赤外励起赤外発光層12に赤外光(約800nm〜900nm)を照射する(照射工程)。照射して、赤外励起赤外発光層12で形成された、例えば文字列(「○○デパート」及び「¥1,000」など)が、赤外線発光光した場合には、その商品券が、本物であると判定することができる(判定工程)。仮に、偽造された商品券の場合は、赤外励起赤外発光層12で形成されているべき文字列が赤外線発光光しないので、容易に偽物であることを判定することができる。
(ラベル)図2に示すように、基材11と、該基材11の一方の面へ偽造防止構造10及び粘着層29をこの順に設け、基材11/赤外励起赤外発光層12/色彩可変層25/ホログラム層15/反射層17/粘着層29の層構成となる偽造防止構造10を有する粘着ラベルである。該粘着ラベルによれば、赤外励起赤外発光層12を機械読取しての真偽判定と、色彩可変層25とホログラム層15によって、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定をすることができる。
(基材)基材11としては、透明又は半透明であれば、用途に応じて種々の材料が適用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン6などのポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂、ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリカーボネート、セロファン、セルロースアセテートなどのセルロース系フィルムなどが例示できる。該基材11は、これら樹脂を主成分とする共重合樹脂、または、混合体(アロイを含む)、若しくは複数層からなる積層体であっても良い。また、該基材は、延伸フィルムでも、未延伸フィルムでも良いが、強度を向上させる目的で、一軸方向または二軸方向に延伸したフィルムが好ましい。該基材は、これら樹脂の少なくとも1層からなるフィルム、シート、ボード状として使用する。該基材は、塗布に先立って塗布面へ、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、プライマー(アンカーコート、接着促進剤、易接着剤とも呼ばれる)塗布処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、アルカリ処理、などの易接着処理を行ってもよい。また、必要に応じて、充填剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤などの添加剤を加えても良い。
(粘着層)粘着層29としては、公知の感圧で接着する粘着剤が適用できる。粘着剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、天然ゴム系、合成ゴム系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニール系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリロニトリル、炭化水素樹脂、アルキルフェノール樹脂、ロジン系樹脂が適用できる。
(粘着層の形成)これらの樹脂、またはこれらの混合物を、ラテックス、水分散液、または有機溶媒液として、スクリーン印刷またはコンマコートなどの、公知の印刷またはコーティング法で、印刷または塗布し乾燥すれば良い。また、粘着層29は、全面でなく一部分に形成しても良い。また、粘着剤の粘着力や凝集力は、用途や対象に合わせて適宜選定することができる。必要に応じて、粘着層29面へ、上質紙、コート紙、含浸紙、プラスチックフィルムなどの基材の片面に離型層を有して剥離紙(セパレート紙、セパ紙とも呼ばれる)を剥離可能に積層してもよい。
(変形形態)また、粘着ラベル形状では、図3に示すように、基材11を、赤外励起赤外発光層12及び色彩可変層25と、ホログラム層15及び反射層17との間に積層して、赤外励起赤外発光層12/色彩可変層25/基材11/ホログラム層15/反射層17/粘着層29の層構成としてもよい。また、粘着層29を設けず単なるラベルでもよく、現物に添付したり、貼着したり、包装内へ封入すればよい。該ラベルでも、赤外励起赤外発光層12を機械読取しての真偽判定と、色彩可変層25とホログラム層15によって、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定をすることができる。
(転写箔)図4に示すように、転写基材21と、該転写基材21の一方の面へ剥離層13、偽造防止構造10及び接着層19とをこの順に設けると、偽造防止構造10を有する転写箔となる。該転写箔を用いて、被転写体へ転写すれば、赤外励起赤外発光層12を機械読取しての真偽判定と、色彩可変層25とホログラム層15によって、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定をすることができる被転写体となる。
(転写基材)転写基材21としては、耐熱性、機械的強度、製造に耐える機械的強度、耐溶剤性などがあれば、用途に応じて種々の材料が適用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ナイロン6などのポリアミド系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂、ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリカーボネート、セロファン、セルロースアセテートなどのセルロース系フィルム、などがある。好ましくは、耐熱性、機械的強度の点で、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂のフィルムで、ポリエチレンテレフタレートが最適である。該基材の厚さは、通常、2.5μm〜100μm程度が適用できるが、4μm〜50μmが転写性の点で好ましい。
該転写基材21は、これら樹脂を主成分とする共重合樹脂、または、混合体(アロイを含む)、若しくは複数層からなる積層体であっても良い。また、該基材は、延伸フィルムでも、未延伸フィルムでも良いが、強度を向上させる目的で、一軸方向または二軸方向に延伸したフィルムが好ましい。該基材は、これら樹脂の少なくとも1層からなるフィルム、シート、ボード状として使用する。該基材は、塗布に先立って塗布面へ、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレーム処理、プライマー(アンカーコート、接着促進剤、易接着剤とも呼ばれる)塗布処理、予熱処理、除塵埃処理、蒸着処理、アルカリ処理、などの易接着処理を行ってもよい。また、必要に応じて、充填剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤などの添加剤を加えても良い。
(剥離層)剥離層13としては、離型性樹脂、離型剤を含んだ樹脂、電離放射線で架橋する硬化性樹脂などがあるが、好ましくはメラミン系樹脂を用いる。該メラミン系樹脂を用いることで、後述するホログラム層15との組合わせで安定した剥離性を発揮する。
剥離層13の形成は、該樹脂を溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート、グラビアコート、コンマコート、プレーコートなどの印刷又はコーティング方法で、少なくとも1部に塗布し乾燥して塗膜を形成する。また、要すれば、温度30℃〜120℃で加熱乾燥、あるいはエージングしてもよい。剥離層13の厚さとしては、通常は0.01μm〜5μm程度、好ましくは0.5μm〜3μm程度である。該厚さは薄ければ薄い程良いが、0.1μm以上であればより良い成膜が得られて剥離力が安定する。
(接着層)接着層19としては、公知の加熱されると溶融または軟化して接着効果を発揮する感熱接着剤が適用でき、具体的には、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂などが挙げられる。該接着層19には、マイクロシリカなどのフィラーを含むことが、箔切れ性の点で好ましい。また、接着層19の樹脂としては、95℃程度の低温で溶融接着し、60℃程度になると固化して接着する融点が60〜95℃ものが好ましい。融点が上記範囲未満であると、支持体との接着性が不十分であり、形成された画像を使用する温度が制限される。また、融点が上記範囲を越えるとサーマルヘッドによる加熱では転写性が不十分となり、又、ハードコート層の箔切れ性が低下し、解像性の良い転写が困難となる。該材料樹脂を溶剤に溶解または分散させて、適宜顔料などの添加剤を添加して、公知のロールコーティング、グラビアコーティング、コンマコーティングなどの方法で塗布し乾燥させて、厚さ1〜30μmの層を得る。
(被転写体)上記の偽造防止構造10を有する転写箔を用いて、被転写体へ前記偽造防止構造10及び前記接着層19を転写すれば、偽造防止構造10を有する被転写体となる。該偽造防止構造10を有する被転写体によれば、赤外励起赤外発光層12を機械読取しての真偽判定と、色彩可変層25とホログラム層15によって、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定をすることができる。
(被転写体)被転写体としては特に限定されず、例えば天燃繊維紙、コート紙、トレーシングペーパー、転写時の熱で変形しないプラスチックフイルム、ガラス、金属、セラミックス、木材、布あるいは染料受容性のある媒体等いずれのものでもよい。また、被転写体の媒体はその少なくとも1部が着色、印刷、その他の加飾が施されていてもよく、印刷、その他の加飾を施してもよい。
(転写)被転写体への転写は、公知の転写法でよく、例えば、熱刻印によるホットスタンプ(箔押)、熱ロールによる全面又はストライプ転写、サーマルヘッド(感熱印画ヘッド)による熱転写プリンタなどの公知の方法が適用できる。スポット状、文字、数字、イラストなどの任意の形状を転写してもよい。
(偽造防止用紙)図5に示すように、偽造防止構造10を、基紙へ抄き込んでなることを特徴とする偽造防止構造10を有する偽造防止用紙となる。該偽造防止構造10を有する用紙によれば、赤外励起赤外発光層12を機械読取しての真偽判定と、色彩可変層25とホログラム層15によって、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムの目視による真偽判定とで、機械読取と目視の両方での真偽判定ができる効果を奏する偽造防止構造を有する偽造防止用紙を提供する。
(基紙)本発明の偽造防止構造を有する偽造防止用紙の基紙としては、表面平滑性および耐熱性に優れ、適当な強度、厚さを有するものであれば、特に制限はないが、上質紙等の洋紙、薄手の板紙、カード紙等の紙が適用できる。100g/m2〜200g/m2の坪量で、印字、転写適性に優れる上質紙、コート紙が好ましい。
(抄紙)基紙へ、スレッドを抄き込んで製造する。即ち、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファィトパルプ(NBSP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の木材パルプや麻、綿、藁を原料とした非木材パルプ等を適宜混合して叩解し、これに填料、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、サイズ剤、定着剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、消泡剤、染料、着色顔料、蛍光剤などを適宜添加し、通常フリーネス400〜250mlC.S.F.に調整した紙料を調製する。該紙料へ、狭い幅のスレッドを繰り出しながら、長網抄紙機や円網抄紙機などの公知の抄紙機を使用して抄き込んで製造し、必要に応じてマシンカレンダー、スーパーカレンダー処理をする。前述のように、スレッドは、必要に応じて、基紙中へ埋没、半分埋め込み、表面上でもよく、また、基紙の表面に部分的に露出させた窓開きでもよい。
(スレッド)上記の抄紙に用いるスレッドは、接着層19又は粘着層29を有しない層構成の偽造防止構造10からなり、基紙へ抄き込めるように、細い幅にスリットしたものである。該スレッドの層構成は、例えば、基材11/赤外励起赤外発光層12/色彩可変層25/ホログラム層15/反射層17、赤外励起赤外発光層12/色彩可変層25/基材11/ホログラム層15/反射層17、赤外励起赤外発光層12/色彩可変層25/反射層17/ホログラム層15/基材11、の層構成が例示できる。
また、スレッドには、必要に応じて他の層を層間及び/又は表裏面に設けてもよい。また、図示しないが、スレッドの表面及び/又は裏面には、紙層との接着を向上させるため、接着剤層が積層されていてもよい。スレッドは、幅が0.3〜30mm程度、好ましくは1〜10mmの幅のごく狭い糸状とも見えるテープ状の装飾片を意味し、基本的には紙層どうしが積層された間に適当な間隔で挿入される。
(変形形態)前述した、偽造防止構造10はもとより、ラベル、転写箔、スレッドなどのどの形態においても、反射層17を部分反射層としてもよい。部分反射層とする方法は、エッチング加工、パスター加工などの公知の方法でよい。
以下、実施例及び比較例により、本発明を更に詳細に説明するが、これに限定されるものではない。なお、溶媒を除き、各層の各組成物は固形分換算の質量部である。
(実施例1)基材11として厚さ25μmのPETフィルムを用い、該基材11の一方の面へ、下記の赤外励起赤外発光インキを用いて、シルクスクリーン印刷法で、番号及びイラストを印刷し乾燥して、赤外励起赤外発光層12とした。
・<赤外励起赤外発光インキ>
蛍光顔料 IRS−F(根本特殊化学製) 0.5部
酢酸ビニル塩化ビニル共重合樹脂 10部
ポリエステル系樹脂 10部
溶媒(トルエン:酢酸エチル=1:1) 80部
次に、該赤外励起赤外発光層12の面へ、下記の色彩可変インキを用いて、シルクスクリーン印刷法で、全面ベタ状の印刷し乾燥して、色彩可変層25とした。
・<色彩可変インキ>
イリオジン231(メルク社製、パール顔料商品名) 3部
アクリル系樹脂 27部
溶媒(トルエン:酢酸エチル=1:1) 70部
次に、色彩可変印刷層25面へ、下記の電離放射線硬化性樹脂組成物をグラビアリバースコーターで乾燥後の厚さが2μmになるように、塗工し100℃で乾燥させた。
・<ホログラム層の電離放射線硬化性樹脂組成物>
MHX405ニス(ザ・インクテック社製、商品名) 80部
紫光UV3520EA(日本合成化学社製、エステル単位含有、商品名)20部
反応性シリコーン(信越化学社製、商品名X−22−2445) 0.15部
光重合開始剤(チバ社製、商品名イルガキュア184) 5部
溶媒(メチルイソブチルケトン:トルエン=1:1) 300部
次に、該層は電離放射線硬化前であり、塗膜は指乾状態であった。該層面へ、2光束干渉法による回折格子から2P法で複製した擬似連続絵柄としたプレス型を複製装置のエンボスローラーに貼着して、相対するローラーとの間で加熱プレス(エンボス)して、微細な凹凸パターンからなるレリーフを賦形させた。賦形後直ちに、高圧水銀灯を用いて紫外線を照射して硬化させて、ホログラム層15を形成した。該ホログラム層15のレリーフ面へ、厚さ20nmの酸化チタンをスパッタリング法で形成して透明な反射層17とした。次に、透明な反射層17の面へ、下記のプライマ層組成物をグラビアコーターで乾燥後の厚さが0.5μmになるように、塗工し100℃で乾燥させて、プライマ層とした。
・<プライマ層の組成物>
酢酸ビニル塩化ビニル共重合樹脂 10部
ポリエステル系樹脂 10部
溶媒(トルエン:酢酸エチル=1:1) 80部
次に、プライマ層面へ、粘着剤(ニッセツPE−118+CK101、日本カーバイド製)を、乾燥膜厚が25g/m2になるようにロールコートで塗布し、100℃で乾燥して溶剤を揮散させた後、剥離紙としてシリコーン処理PETフイルム(SPO5、東京セロファン紙社製)を貼合し、必要に応じて半抜きして、基材11/赤外励起赤外発光層12/色彩可変層25/ホログラム層15/反射層17/粘着層29の層構成からなる実施例1の偽造防止構造を有するラベルを得た。該偽造防止構造を有するラベルは、目視では、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムが観察されて真正であることが判り、かつ、赤外励起赤外発光層12の番号とイラストを機械で読み取りすることができて、真正であることが判った。
(実施例2)
下記の色彩可変インキを用いて、スクリーン印刷法により印刷し、乾燥後の厚さが2.2μmになるように、塗工し60℃で乾燥させた後に紫外線を照射して、コレステリック液晶を含む色彩可変層25とする以外は、実施例1と同様にして、実施例2の偽造防止構造をするラベルを得た。
・<色彩可変インキ>
重合性のネマチック液晶 20質量部
(BASF(株)製、商品名;「パリオカラーLC242」)
カイラル剤 1質量部
(BASF(株)製、商品名;「パリオカラーLC756」)
紫外線重合開始剤 1質量部
トルエン 78質量部
該偽造防止構造を有するラベルは、目視では、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムが観察されて真正であることが判り、かつ、赤外励起赤外発光層12の番号とイラストを機械で読み取りすることができて、真正であることが判った。
(実施例3)基材11として厚さ50μmのPETフィルムを用い、該基材11の一方の面へ、グラビアコート法で、TCM01メジューム(大日本インキ社製、メラミン樹脂商品名)塗工液を乾燥後2μmになるように塗布し乾燥して、180℃20秒間焼き付けて、剥離層13を形成した。該剥離層13面へ、実施例1と同様に赤外励起赤外発光層12、色彩可変層25を設け、さらに、電離放射線硬化性樹脂組成物の層を設け、該層面へ、2光束干渉法による回折格子から2P法で複製した擬似連続絵柄としたプレス型を複製装置のエンボスローラーに貼着して、相対するローラーとの間で加熱プレス(エンボス)して、微細な凹凸パターンからなるレリーフを賦形させた。賦形後直ちに、高圧水銀灯を用いて紫外線を照射して硬化させて、ホログラム層15を形成した。該ホログラム層15のレリーフ面へ、厚さ100nmのアルミニウムをスパッタリング法で形成して金属薄膜からなる反射層17とした。次に、反射層17の面へ、下記のプライマ層組成物をグラビアコーターで乾燥後の厚さが0.5μmになるように、塗工し100℃で乾燥させて、プライマ層とした。
・<プライマ層の組成物>
酢酸ビニル塩化ビニル共重合樹脂 10部
ポリエステル系樹脂 10部
溶媒(トルエン:酢酸エチル=1:1) 80部
次に、プライマ層の面へ、接着層組成物としてTM−A1HS(大日精化社製、商品名)をグラビアコーターで乾燥後の塗布量が1μmになるように、塗工し100℃で乾燥させて、接着層19を形成して、基材11/剥離層13/赤外励起赤外発光層12/色彩可変層25/ホログラム層15/反射層17/プライマ層/接着層19の層構成からなる実施例2の偽造防止構造を有する転写箔を得た。該偽造防止構造を有する転写箔は、目視では、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムが観察されて真正であることが判り、かつ、赤外励起赤外発光層12の番号とイラストを機械で読み取りすることができて、真正であることが判った。
(実施例4)被転写体とした上質紙からなる商品券へ、実施例3の偽造防止構造を有す転写箔を用いて、偽造防止構造10及び前記接着層19を転写して偽造防止構造を有する被転写体(商品券)を得た。該商品券も、目視では、見る角度によって見える色彩が変化する色彩可変ホログラムが観察されて真正であることが判り、かつ、赤外励起赤外発光層12の番号とイラストを機械で読み取りすることができて、真正であることが判った。
本発明は、クレジットカード、キャッシュカードなどのカード類、株券、債券、小切手、商品券、宝くじ、定期券等の証券類に利用できる。しかしながら、セキュリティ性が高く、機械読取と目視の両方での真偽判定を必要とする用途であれば、特に限定されるものではない。
10:偽造防止構造
11:基材
12:赤外励起赤外発光層
13:剥離層
15:ホログラム層
17:反射層
19:接着層
21:転写基材
25:色彩可変層
29:粘着層

Claims (5)

  1. 少なくとも、赤外励起赤外発光層と該赤外励起赤外発光層に接し、かつ該赤外励起赤外発光層を覆うように設けた色彩可変層、及び、ホログラム層と該ホログラム層に接した反射層とを含む偽造防止構造で、
    前記赤外励起赤外発光層が赤外線波長領域の励起光を照射された際の発光光が赤外波長領域の発光光であり、
    前記色彩可変層が見る角度によって見える色彩が変化するパール顔料又はコレステリック液晶を含む層であり、
    前記ホログラム層の前記反射層の面が微細な凹凸からなるレリーフホログラムであり、
    前記反射層が金属反射層又は透明反射層であり、
    前記偽造防止構造が色彩可変ホログラムとして目視でき、かつ前記赤外励起赤外発光層が機械読み取り可能であることを特徴とする偽造防止構造。
  2. 基材と、該基材の一方の面へ請求項1に記載の偽造防止構造及び粘着層をこの順に設けてなることを特徴とする偽造防止構造を有するラベル。
  3. 転写基材と、該転写基材の一方の面へ剥離層、請求項1に記載の偽造防止構造及び接着層とをこの順に設けてなることを特徴とする偽造防止構造を有する転写箔。
  4. 請求項3に記載の偽造防止構造を有する転写箔を用いて、被転写体へ前記偽造防止構造及び前記接着層を転写してなることを特徴とする偽造防止構造を有する被転写体。
  5. 請求項1に記載の偽造防止構造を、基紙へ抄き込んでなることを特徴とする偽造防止構造を有する偽造防止用紙。
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