JP2014030921A - 識別媒体および識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2種類の発光体を使用して、発光体の特性を利用し、それぞれ画像を形成することで、偽造され難い識別媒体を提供するとともに、識別媒体の画像を安全に識別できる識別装置を提供することである。
【解決手段】本発明に係る識別媒体は、少なくとも2種類以上の発光体を含んでなる識別媒体であって、励起光を照射されて発光する第1の発光体を含んでなる第1のインキで形成された第1の画像と、前記励起光と同じ波長の励起光を照射されて前記第1の発光体と同じ波長の光を発光し、前記第1の発光体とは異なる発光時間を持つ第2の発光体を含んでなる第2のインキで形成された第2の画像とが設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、2種類以上の発光時間の異なる発光体をコントラストの差から識別することにより真偽判定が可能となる識別媒体およびその識別媒体を識別する識別装置に関する。
たとえば、有価証券、カードおよび通行券などの貴重印刷物や、運転免許証、パスポートおよび保険証など個人を認証する証明証書、物品を真正と証明するステッカ等の偽造防止媒体は、第三者に偽造および改竄されないために常に新たな偽造防止技術を盛り込むことが要求されており、併せて真正品であるかどうかの判断が可能な真偽判別方法が必要とされている。
上記偽造防止技術には、セキュリティ性を高めるために、マイクロ文字、コピー牽制パターン、赤外線吸収インキあるいは蛍光発光インキなどが用いられている。これら技術のうち、蛍光発光インキとは、通常の可視光下で肉眼により視認しがたく、紫外線や赤外線を照射することにより、目視あるいは検出機によってマークを検出することが可能となるインキ等がある。
上記蛍光インキは、偽造、変造を防止するために、種々の提案がなされている。たとえば、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の発光を行なう3種類の蛍光体を含むインクを用いて、基材に画像を形成し、可視光下では見えないが、励起光を照射したときにR、G、Bの光を発光させ、加法混色によって、蛍光画像が現われるようにする画像形成方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、近年、励起するためのブラックライト等の簡易的な道具は市販されており、誰にでも簡単に入手可能であり、蛍光画像が印刷されていることは容易に知り得ることができ、また、発光体や蛍光インキ等が比較的容易に入手することができる状況にあり、再現されるおそれがあるという問題点が出てきている。
特開平10−35089号公報
本発明が解決しようとする課題は、2種類の発光体を使用して、発光体の特性を利用し、それぞれ画像を形成することで、偽造され難い識別媒体を提供するとともに、識別媒体の画像を安全に識別できる識別装置を提供することである。
本発明の請求項1に係る識別媒体は、少なくとも2種類以上の発光体を含んでなる識別媒体であって、励起光を照射されて発光する第1の発光体を含んでなる第1のインキで形成された第1の画像と、前記励起光と同じ波長の励起光を照射されて前記第1の発光体と同じ波長の光を発光し、前記第1の発光体とは異なる発光時間を持つ第2の発光体を含んでなる第2のインキで形成された第2の画像とが設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る識別媒体は、前記第1の発光体および前記第2の発光体の励起光を照射されて発光する時間である発光寿命τの差が0.05ms以上であることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る識別装置は、請求項1または請求項2記載の識別媒体を識別する識別装置であって、前記識別媒体に含まれる発光体の励起光を照射する1つの投光手段と、この投光手段による励起光の照射に対応して放出される発光を検出する1つの受光手段と、この受光手段の出力に基づき、前記投光手段による励起光の照射を止めてから一定時間後の前記第1の画像および第2の画像をコントラストの差により識別する識別手段とを具備している。
本発明の請求項1に係る識別媒体によれば、励起波長域と発光波長域が同じ部分を持つ発光体で、かつ、発光時間の異なる少なくとも2種類の発光体を含む画像をそれぞれ設けることにより、1つの投光手段と1つの受光手段によりコントラストを識別することで判別が可能になる。
また、本発明の請求項2に係る識別媒体によれば、2つの蛍光体の発光寿命の差が0.05ms以上であるため、コントラストをはっきりと得ることができ、識別装置での検出がし易くなる。
また、本発明の請求項3に係る識別装置によれば、2つの蛍光体を励起させる投光手段と、投光手段による励起光の照射を止めてから一定時間後の2種類の発光体が発光する光を受光する受光手段とを備えることにより、1つの投光手段と1つの受光手段で2つの発光体の画像をコントラストの差により識別することができるという効果を得られる。
本発明の実施形態に係る識別媒体の構成を模式的に示す平面図。 図1におけるX−X’線に沿った縦断側面図。 図1の識別媒体に対して励起光の照射を止めた後の時間と発光強度を表したグラフ。 本発明の実施形態に係る識別装置の構成を概略的に示す模式図。 図1の識別媒体を図4の識別装置で見たときの画像の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、図2は、本発明の実施形態に係る識別媒体1の構成を模式的に示すものである。識別媒体1は、基材11の上に、励起光を照射されて発光する第1の発光体を含んでなる第1のインキで形成された第1の画像21と、前記励起光と同じ波長の励起光を照射されて前記第1の発光体と同じ波長の光を発光し、前記第1の発光体とは異なる発光時間を持つ第2の発光体を含んでなる第2のインキで形成された第2の画像22とが設けられているとともに、必要に応じて情報画像31が印刷されている。
基材11は、蛍光の性質がある物質を含有していない基材が好ましい。本発明の機能を持たせるための蛍光体とは別の目的で使用される漂白剤等が入っていない方が好ましいが、含有しているものでも使用することはできる。使用される基材の物質としては、それぞれの用途に応じて選定される。
たとえば、本発明の識別媒体1をチケットの一部に設ける場合には上質紙が選定されるが、カードの一部に本発明の識別媒体1を設ける場合には塩ビやPET等のプラスチックのシートを選定する。
また、パッケージの一部に本発明の識別媒体1を設ける場合には、たとえば、コートボール紙を使用したり、ラベルに使用する場合には、タック加工をされた上質紙やコート紙を使用したりする。
さらには、貼り替え防止の観点から、共に脆性を有するフィルム、たとえば、セルロースアセテート、低密度ポリエチレン、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイドなどの高結晶性プラスチック素材を溶液成膜からフィルム化した物を使用したりする。また、用途により、基材の必要性のない場合には、基材に剥離層を設けて、剥離できるようにしてもよい。
第1の画像21と第2の画像22を形成するインキに含まれる発光体は、同じ波長光で励起し、さらに同じある波長光で発光するものである。励起スペクトルのピーク、および、発光スペクトルのピークの波長は、紫外光、可視光、赤外光のいずれかであり、近赤外領域が望ましい。また、励起波長と発光波長のピークが同じものが発光を検出しやすく最も望ましいが、ピーク波長がずれていても、また別に異なるピークを持っていても、同じ波長光で励起すればよい。
発光体とは、エネルギを吸収するとそのエネルギを光で放出する物質で、この発光現象のうち、光(紫外光・可視光)のエネルギを吸収し発光する物質である。光はE=hν(E:エネルギ、h:プランク定数、ν:振動数)で表されるエネルギを持っている。光が物質にあたるとき、光の持つエネルギが物質に吸収される場合があり、エネルギの吸収により、安定なエネルギ状態(基底状態)にあった物質は、一時的に高いエネルギ状態(励起状態)になる。そして、物質はエネルギを放出し、安定な基底状態に戻ろうとする。このとき、差分のエネルギを熱などではなく、光として放出する現象のことを発光という。多くの物質では、吸収したエネルギの一部を熱エネルギとして放出するため、吸収した光よりも長波長の光を生じるが、中には短い波長の光を生じるものもある。
光刺激による発光には、蛍光と燐光等があげられるが、大きな括りとして蛍光と呼ばれることがあり、本発明では、燐光や蛍光を含めて発光体と記載している。蛍光では、吸収したエネルギの一部は熱として放出し、残りのエネルギを光として放出する。一方、燐光の場合も同様に熱を放出する。この際、項間交差が起こり、直ぐに基底状態に戻れず、ゆっくりと発光し続ける現象が燐光である。大抵の場合、蛍光はナノ秒オーダ、燐光はマイクロからミリ秒オーダで発光する。
紫外、可視光を物質が吸収する場合、電子遷移を生じる。この電子にはスピンの向きがあり、2つの電子が逆向きで存在するという決まり(パウリの排他原理)がある。通常の励起ではスピンの向きは逆向きのままであるが、燐光の場合、項間交差が起こり、スピンが同じ向きになり、そのままでは基底状態に戻れなくなり、基底状態に戻るのに時間がかかるものである。
発光体は、励起光の照射を止めてからの時間と発光強度との関係を示した図3のように、励起光の照射を止めてから時間と共に発光強度が減衰していく。本発明に使用する2つの発光体の発光寿命τは差があるものでなければならず、望ましくは2つの発光体の発光寿命τの差が0.05μs以上である方が望ましい。これらの差を必要とするため、本発明の2種類の発光体は、少なくとも一方は燐光体であるか、または、両方とも燐光体であることが望ましい。
本発明でいう発光寿命τとは、励起光の照射を止めてからの時間と発光強度との関係を表したグラフで近似曲線を求め、近似線を積分した平均の値となる時間としている。この発光寿命τの差があることによって、励起光の照射を止めてからの時間tのときに、2種類の発光体の発光強度はそれぞれSとSとなり、発光強度に差が現われる。
2種類以上の蛍光体のそれぞれの発光寿命τの差は0.05ms以上必要であり、0.1ms以上であることが望ましい。本発明では、少なくとも励起光の照射を止めてから時間tのときの画像を識別するものである。時間t以外の画像も合わせて識別することで、模造し難くなるため、複数の時間の画像を識別してもよい。
発光体としては、たとえば、特許第4276864号に記載される微粒子を用いることができる。一般式が(Y1−x−y,Er,Ybの組成(0.001≦x≦0.20、0<y≦0.20)で表され、付活される希土類元素は、Er(エルビウム)およびYb(イッテルビウム)であり、たとえば、Ybの濃度を変更した2種類の発光体を用いることができる。特に、これに限定されるものではなく、その他の蛍光体、燐光体であってもよい。
蛍光体を含む第1の画像21および第2の画像22は、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷、パッド印刷が好ましいが、その他の印刷方式で形成することもでき、また、転写機やラミネート機を用いることにより形成することができる。
第1の画像21と第2の画像22は少なくとも重なっていない部分があった方が望ましい。第1の画像21と第2の画像22は重なっていない方が好ましい。重なっていない場合は、第1の画像21および第2の画像22、第1の画像21も第2の画像22もない部分の検出は3種類のコントラストで検出することができる。また、重ねた場合は、第1の画像21および第2の画像22、第1の画像21と第2の画像22の重なっている部分、第1の画像21も第2の画像22もない部分の少なくとも4種類のコントラスト画像を形成することができる。これらの第1の画像21と第2の画像22はコードを形成することも可能であり、固有の識別情報を入れることも可能である。たとえば、第2の画像22としてバーコードを作成し、その逆版のバーコードを抜いた画像を第1の画像21とし、コントラスト画像でこの組合せでのみ検知可能にすることも可能である。逆版ではなく、別のコードを入れたり、コードではなく、絵柄を入れたりすることも可能である。
絵柄層である情報画像31は、複数の層からなるものでよい。通常の印刷に用いられるY(イエロー)、マゼンダ(M)、C(シアン)の他、これらを混ぜ合わせた、または、特殊な顔料を使用した特色インキを使用できる。さらに、第1の画像21、第2の画像22を隠蔽するための白色の隠蔽層、または、その他着色した隠蔽層でもよい。さらに、隠蔽するため、または、外観や耐性向上のために絵柄層より外側にニスの層を設けてもよいし、別の加飾効果のある光干渉効果のあるものを印刷や転写、貼り合わせにより設けてもよい。絵柄層の印刷方式は、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷、スクリーン印刷、パッド印刷が好ましいが、その他の印刷方式でもよく、また、転写機やラミネート機を用いることにより設けることもできる。
図4は、本発明の実施形態に係る識別装置2の構成を模式的に示すものである。識別装置2は、識別媒体1上の第1の画像21および第2の画像22を識別するもので、識別媒体1上の第1の画像21および第2の画像22に対して励起光を照射する投光手段41を備えている。投光手段41により励起光を照射された第1の画像21および第2の画像22は、インキに含まれる蛍光体が励起光とは異なる波長の光を発光し、その発光した光が光学フィルタ43を通り、受光手段42に入射するように構成されている。
受光手段42の出力は処理手段44に送られる。処理手段44は、受光手段42の出力に基づき、投光手段41による励起光の照射を止めてから一定時間後の第1の画像21および第2の画像22をコントラストの差により識別する。
投光手段41は、識別媒体1の第1の画像21および第2の画像22を識別するために、第1の画像21を形成する第1のインキおよび第2の画像22を形成する第2のインキに含まれる蛍光体を励起させる励起光を照射するもので、たとえば、LED(発光ダイオード)が望ましいが、レーザ光や白熱灯等、発光体の励起波長を含む光も使用することができる。投光手段41にLEDを使用する場合、砲弾型のLEDを用い、LEDの砲弾型のエポキシ部分がレンズとなっているのが、好ましい形態である。
投光手段41は、連続光を照射してもパルス光を照射してもよいが、連続光の場合は光を遮断することが必要である。光を照射する角度は特に限定されるものではないが、識別媒体1に対して照射する投光手段41の光照射角度と識別媒体1からの発光を受光する受光手段42の受光角度が同じでない方がよい。
投光手段41によって識別媒体1上の第1の画像21および第2の画像22を形成するインキの中の蛍光体が励起されて発光する。発光した光は、光学フィルタ43を通り、受光手段42に入射する。光学フィルタ43は、発光する波長の光を透過し、外乱光、および、必要に応じて、投光手段41によって照射される光を遮断するためのものである。任意の波長より長い波長の光を透過し、それよりも短い光を遮断するロングパスフィルタが望ましいが、バンドパスフィルタ等の別のフィルタでもよい。
受光手段42は、識別媒体1上の第1の画像21および第2の画像22を形成するインキの中の蛍光体が励起されて、発光する光を受光し電気信号に変換する受光素子であればよく、CMOSカメラやCCDカメラが好ましい。たとえば、カメラの場合、発光している部分が白くなるため、投光手段41により励起光が照射されているとき最も白くなり、時間と共に発光が弱くなるので、画像では白から灰色になり、消えると黒色で、画像表示される。
したがって、第1の画像21および第2の画像22が白くなり、投光手段41による励起光の照射を止める、または、遮断すると、白から灰色になり、黒くなる。図5ではその一例を示しており、投光手段41による照射を止めてから時間t秒後の画像を示しており、第1の画像21および第2の画像22以外の部分は黒く見え、第1の画像21は発光が減衰して灰色に見え、第2の画像22は、第1の画像21よりも発光時間が長いため白く見える。時間tは、第1の画像21と画像22Bの発光強度Sの差が大きければよく、0.05m秒から数秒までがよく、特に0.1ms〜数ミリ秒が望ましい。
以下に、本発明の具体的な実施例について説明する。
<実施例1>
まず、上質紙に第1の蛍光体(第1の発光体)を含む第1のインキで第2の画像22のようなコードをスクリーン印刷で行ない、80℃の乾燥機に入れて乾燥し、5μmの厚みの蛍光体を含むマークを設け、さらに第2の蛍光体(第2の発光体)を含む第2のインキで第1の画像21のように第1のインキとは逆版のパターンでスクリーン印刷を行ない、80℃の乾燥機に入れて乾燥し、識別媒体1を得た。
[第1のインキ]
第1の蛍光体(Y0.89 ,Yb0.1 ,Er0.01 25重量部
塩化酢酸ビニル 25重量部
シクロヘキサノン 30重量部
イソホロン 20重量部
[第2のインキ]
第2の蛍光体(Y0.97 ,Yb0.02 ,Er0.01 25重量部
塩化酢酸ビニル 25重量部
シクロヘキサノン 30重量部
イソホロン 20重量部
上記で得た識別媒体1を図4に示す識別装置2にかけて読取りを行なった。図4に示すように、投光手段41として励起波長である中心980nmの赤外線を発光するLEDにて赤外線を照射した。赤外線LEDは垂直方向より30度傾けて設置した。さらに、垂直方向に受光手段42として赤外線カメラを設置し、赤外線カメラの前に850nm以上の光を遮断し、約850nm以下の光を透過する光学フィルタ43をかざした。
<比較例>
実施例1の識別装置2において、インキを以下に記載する2種類に変更し、識別装置2の励起光の波長を365nmにして、光学フィルタ43を400nm以降の波長を透過するロングパスフィルタに変更した以外は実施例1と同様にして、識別媒体1の読取りを行なった。
[第1のインキ]
第1の蛍光体(ルミコール#1000 日本蛍光化学(株)製) 10重量部
塩化酢酸ビニル 40重量部
シクロヘキサノン 30重量部
イソホロン 20重量部
[第2のインキ]
第2の蛍光体(シンロイヒカラーFZ−2002 シンロイヒ(株)製) 10重量部
塩化酢酸ビニル 40重量部
シクロヘキサノン 30重量部
イソホロン 20重量部
実施例1および比較例において、識別媒体1について読取りを行なった。実施例1については、コードが識別装置2に表示されたが、比較例については画面が黒くコードが表示されなかった。
実施例1および比較例の測定結果から明らかなように、読取りが行なえるのは実施例1であり、比較例では読取ることができない。励起光の照射後、照射を止めてから適当な時間後の画像を読取ることで、励起光を照射しながら画像を読取ることで、差別化が可能となり、偽造防止に優れた読取りができることがわかった。
1…識別媒体、2…識別装置、11…基材、21…第1の発光体を含んでなる第1のインキで形成された第1の画像、22…第2の発光体を含んでなる第2のインキで形成された第2の画像、31…情報画像、41…投光手段、42…受光手段、43…光学フィルタ、44…処理手段。

Claims (3)

  1. 少なくとも2種類以上の発光体を含んでなる識別媒体であって、励起光を照射されて発光する第1の発光体を含んでなる第1のインキで形成された第1の画像と、前記励起光と同じ波長の励起光を照射されて前記第1の発光体と同じ波長の光を発光し、前記第1の発光体とは異なる発光時間を持つ第2の発光体を含んでなる第2のインキで形成された第2の画像とが設けられていることを特徴とする識別媒体。
  2. 前記第1の発光体および前記第2の発光体の励起光を照射されて発光する時間である発光寿命τの差が0.05ms以上であることを特徴とする請求項1記載の識別媒体。
  3. 請求項1または請求項2記載の識別媒体を識別する識別装置であって、
    前記識別媒体に含まれる発光体の励起光を照射する1つの投光手段と、
    この投光手段による励起光の照射に対応して放出される発光を検出する1つの受光手段と、
    この受光手段の出力に基づき、前記投光手段による励起光の照射を止めてから一定時間後の前記第1の画像および第2の画像をコントラストの差により識別する識別手段と、
    を具備することを特徴とする識別装置。
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