JP2016090566A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者におけるスクリュー部材交換観点における利便性および耐久性をともに向上させることができる組合せ計量装置を提供する。【解決手段】本体と、複数の計量部と、平面視において本体の中心から複数の計量部の方向に放射状に延びるトラフと、トラフ内に配置され、トラフ内の被計量物を計量部に向かって搬送する螺旋形状の部材であって、トラフ内で回転することによって被計量物を搬送するスクリュー部と、スクリュー部を回転させる回転駆動部と、を備え、スクリュー部と回転駆動部とのうち、一方の端部には、スクリュー部を取り付ける方向に既定される回転軸を中心に回転する突起部を有し、他方の端部には突起部が嵌まり、さらに嵌った突起部が摺動する溝カムとを有し、突起部が当該溝カムに嵌った後、スクリュー部が回転されることにより、当該突起部が当該溝カム上を摺動し、スクリュー部が回転駆動部に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本開示は、トラフ内に配置されたスクリュー部材を回転させることで、このトラフに供給された被計量物を搬送する組合せ計量装置に関する。
特許文献1は、計量装置を開示する。この計量装置は、モータ駆動の輸送スクリューを備える。この輸送スクリューは、螺旋形状のロッドとして形成される。そして、その輸送スクリューは、生成物が振動搬送に適していないものであっても、送り込み部から計量システムへ被計量物の明確な搬送を提供している。
また、輸送スクリューと、モータとの間の結合がスプリングとボールで構成されている。これにより、輸送スクリューをモータから容易に交換することができる。
特表2008-537099号公報
しかし、上記特許文献1に記載される計量装置は、輸送スクリューとモータとの間にスプリングとボールによる結合機構を備える構成となっている。そのため、使用者は交換の際、かならず輸送スクリューとモータとの結合部付近にまで手を伸ばし入れる必要がある。
一般的な計量装置において輸送スクリューとモータとの結合部は、特許文献1の図3にも示されるように計量装置本体の中心部付近に位置することが多い。そのため、実際の輸送スクリューの交換動作を考えると、上記のような手を伸ばす動作および輸送スクリューとモータとの結合部に手を入れる動作が必要となる。そのため、使用者に対する利便性または衛生性は左程良くない。
また、上記スプリングとボールによる結合機構を、輸送スクリューとモータとの結合部以外に配置することも考えられる。しかし、この場合、実際に輸送スクリューとモータとの結合部と、この結合機構との物理的な距離が離れる。その結果、計量装置本体の部品配置スペースが増加し、部品増加によるコストアップおよび計量装置のサイズアップとなってしまう。
そこで、本開示は、使用者におけるスクリュー部材交換観点における利便性および衛生性をともに向上させることができる組合せ計量装置を提供する。
本開示における組合せ計量装置は、複数の計量部と、平面視において本体の中心から複数の計量部の方向に放射状に延びるトラフと、トラフ内に配置され、トラフ内の被計量物を計量部に向かって搬送する螺旋形状の部材であって、トラフ内で回転することによって被計量物を搬送するスクリュー部と、スクリュー部を回転させる回転駆動部と、を備え、スクリュー部と回転駆動部とのうち、一方の端部には、スクリュー部を取り付ける方向に既定される回転軸を中心に回転する突起部を有し、他方の端部には突起部が嵌まり、さらに嵌った突起部が摺動する溝カムと、を有し、突起部が当該溝カムに嵌った後、スクリュー部が回転されることにより、当該突起部が当該溝カム上を摺動し、スクリュー部が回転駆動部に取り付けられる。
本開示における組合せ計量装置は、使用者におけるスクリュー部材交換観点における利便性および衛生性をともに向上させることができる。
本実施形態における組合せ計量装置1の概略斜視図である。 図1に係る組合せ計量装置の分散テーブル10および搬送部20の概略斜視図である。 図1に係る組合せ計量装置1の搬送部20を描画した側方から見た一部断面図である。 図1に係る組合せ計量装置1を上方から見た概略平面図である。 本実施形態におけるスクリューユニット30の構造を説明するための模式図である。 スクリューユニット30を取り付けるフレーム90およびフレーム90に設けられた開口部1001、回転駆動部1002および突起部1003を示す図である。 変形例における外径部材32の構造を説明するための図である。 変形例における開口部1001における構造を説明するための図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施形態)
以下、図1から8を用いて、本実施形態を説明する。
(1−1;全体の動作概要)
以下、図面を参照しながら本実施形態における組合せ計量装置1を説明する。
図1は、本実施形態における組合せ計量装置1の概略斜視図である。
図1に示す組合せ計量装置1は、分散テーブル10、搬送部20、スクリューユニット30、プールホッパ40、計量ホッパ50、ブースタホッパ60、集合排出シュート70、ガイドブロック80を備える。
以下、最初に組合せ計量装置1における動作概要を説明する。
まず、組合せ計量装置1まで、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)により被計量物が搬送される。ここで、被計量物は、生の鶏肉等、柔らかく粘着性のある食品である。しかし、被計量物はこれに限定されるものではなく、通常の振動搬送では運びにくい食品等であればどのようなものでも構わない。
クロスフィーダにより搬送されてきた被計量物は、分散テーブル10の略中央部に供給される。分散テーブル10は、上下方向に延びる回転軸C(図1を参照)周りを回転駆動される。そして、分散テーブル10は、上方から供給された被計量物を、周方向に分散させながら、径方向外側に向けて搬送する。分散テーブル10により分散搬送された被計量物は、分散テーブル10の外周縁から放出される。
分散テーブル10から放出された被計量物は、分散テーブル10の下方に環状に配置された複数の搬送部20に供給される。複数の搬送部20は、分散テーブル10の中心から放射状に延びる。言い換えると、複数の搬送部20は、組合せ計量装置1の中心から放射状に延びる。ここで、隣り合う搬送部20の間には、ガイドブロック80が配置される。このガイドブロック80の作用により、被計量物が搬送部20の間に落下することを防止している。各搬送部20は、分散テーブル10の周囲に、各搬送部20に対応してそれぞれ1つ配置されるプールホッパ40に向かって、分散テーブル10から供給された被計量物を搬送する。具体的には、各搬送部20において、トラフ21内に配置されるスクリューユニット30が回転駆動されることで、被計量物はトラフ21内を移動する。各搬送部20は、搬送した被計量物を、搬送部20の外端部の下方(トラフ21の外端部の下方)に配置されるプールホッパ40に落下させることで、プールホッパ40に被計量物を供給する。
プールホッパ40は、搬送部20から供給された被計量物を一時的に保持する。その後、プールホッパ40は、保持した被計量物を、各プールホッパ40の下方にそれぞれ1つ配置される、対応する計量ホッパ50に供給する。各計量ホッパ50は、図示しない計量機構により、被計量物の重量を計測する。計量ホッパ50から排出された被計量物は、各計量ホッパ50の下方にそれぞれ1つ配置される、対応するブースタホッパ60に収容され、一時的に保持される。
組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)は、計量ホッパ50およびブースタホッパ60内の被計量物の重量に基づいて、許容される範囲の重量の組合せの中で、目標重量に一致するかあるいは最も近いホッパの組合せを演算によって求める。コントローラが演算によって求めた組合せに含まれるホッパ内の被計量物は、集合排出シュート70に排出される。集合排出シュート70に排出された被計量物は、図示しない下流側の工程に供給される。
(1−2;組合せ計量装置1における各構成要素の説明)
以下、図面を参照しながら組合せ計量装置1における分散テーブル10、搬送部20、プールホッパ40、計量ホッパ50、およびブースタホッパ60について説明する。
図2は、図1に係る組合せ計量装置1の分散テーブル10および搬送部20の概略斜視図である。図2においては、ガイドブロック80が取り外された状態を描画している。
また、図3は、図1に係る組合せ計量装置1の分散テーブル10および組合せ計量装置1の搬送部20を描画した側方から見た一部断面図である。図3においては、搬送部20のトラフ21の凹状溝部22の図面手前側は、省略して描画している。搬送部20のスクリューユニット30のホルダについては、断面図を描画している。
図4は、図1に係る組合せ計量装置1を上方から見た概略平面図である。図4では、分散テーブル10が取り外された状態を描画している。分散テーブル10の外縁の位置だけを二点鎖線で描画している。
分散テーブル10は、組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から供給された被計量物を分散させる部材である。そして、分散テーブル10は分散させた被計量物を搬送部20に供給する。
また、分散テーブル10は、平面視において略円形状に形成される部材である。この分散テーブル10は、中央部に配置される円錐部11と、円錐部11の周縁に配置される周縁部12とを有する(図2参照)。円錐部11および周縁部12は、いずれも分散テーブル10の周縁側が低くなるように傾斜している(図3参照)。円錐部11の傾斜は、周縁部12の傾斜よりも傾きが急に形成されている(図3参照)。
分散テーブル10は、分散テーブル10の下方に配置された駆動軸(図示せず)により支持されている。分散テーブル10を支持する駆動軸は、分散テーブル用モータ(図示せず)と連結されている。分散テーブル用モータが駆動することで、分散テーブル10は、鉛直方向に延びる回転軸C周りに回転駆動する。この場合、分散テーブル10は、単一方向に回転する構成でも構わないし、時間経過に従って回転する方向が変化する構成でも構わない。
組合せ計量装置1の上方に配置されたクロスフィーダ(図示せず)から、分散テーブル用モータによって回転駆動する分散テーブル10の中央部付近に被計量物が供給されると、分散テーブル10は、供給された被計量物を遠心力により周方向に分散させながら、径方向外側に向けて搬送する。分散テーブル10により分散搬送された被計量物は、分散テーブル10の外周縁から放出され、いずれかの搬送部20のトラフ21内(図2参照)に落下する。
搬送部20は、分散テーブル10から供給される被計量物を搬送する部材である。本実施形態における組合せ計量装置1は14個の搬送部20を有する。しかし、搬送部20の数量は例示であって、これに限定されるものではない。
複数の搬送部20は、分散テーブル10より下方に、分散テーブル10を取り囲むように配置されている(図2参照)。複数の搬送部20は、平面視において分散テーブル10の周囲から、分散テーブル10の周囲に配置されたプールホッパ40に向かって放射状に延びる(図4参照)。より具体的には、複数の搬送部20は、分散テーブル10の下方の空間(図3参照)から、分散テーブル10の周囲に配置されたプールホッパ40に向かって放射状に延びる。各プールホッパ40の下方には、そのプールホッパ40に対応する計量ホッパ50が1つ設けられている(図1参照)。つまり、搬送部20は、分散テーブル10の周囲から、分散テーブル10の周囲に配置された計量ホッパ50に向かって放射状に延びる。搬送部20は、分散テーブル10が分散させた被計量物を、計量ホッパ50に向かって(図3に示した搬送方向Dに)搬送する。
各搬送部20は、トラフ21と、スクリューユニット30とを主に有する(図2参照)。スクリューユニット30は、トラフ21内に配置される。
トラフ21は、分散テーブル10の下方の空間から、そのトラフ21に対応するプールホッパ40に向かって延びる(図3および図4参照)。各トラフ21は、平面視において、分散テーブル10の中心に対し径方向に延びる(図4参照)。複数の搬送部20がそれぞれ有するトラフ21は、全体として、分散テーブル10から放射状に延びる(図4参照)。
各トラフ21は、フレーム90の内部空間と、上流側壁部91により隔てられる(図3参照)。なお、フレーム90は、分散テーブル10の下方に配置され、分散テーブル10を支持する。さらに、フレーム90は、スクリューユニット30が挿入される開口部1001を有する。さらにフレーム90は、開口部1001の内部空間に、スクリューユニット30に駆動力を伝える後述する少なくとも回転駆動部1002を収容する(図3参照)。この回転駆動部1002は、自装置本体内に設けられるモータと接続されており、モータの駆動に連動して図3に示す回転軸Dを中心に回転する。
各トラフ21は、上流側壁部91から延び、半円状に湾曲した内面22aを有する、凹状溝部22を含む(図2参照)。凹状溝部22は、半円状に湾曲した内面22aにより、下方に凹む溝状に形成されている。平面視において、各トラフ21の凹状溝部22は、上流側壁部91から、分散テーブル10の中心に対し径方向外向きに、プールホッパ40まで延びる。凹状溝部22は、その外縁側が低くなるように、言い換えれば分散テーブル10側よりもプールホッパ40側が低くなるように傾斜している(図3参照)。
トラフ21には、分散テーブル10の外周縁から放出される被計量物が供給される。なお、隣接するトラフ21の間に三角柱形状のガイドブロック80(図1参照)が配置されているため、被計量物は、分散テーブル10から隣接するトラフ21の間のスペースに落下することなく、いずれかのトラフ21に供給される。
トラフ21に供給された被計量物は、トラフ21内に配置されるスクリューユニット30が回転することによって搬送される。より具体的に、スクリューユニット30は、トラフ21に配置されるスクリュー部材31を回転させることにより、被計量物をプールホッパ40に向かって搬送する。
スクリューユニット30は、各トラフ21に1つ配置される(図4参照)。トラフ21に落下した被計量物は、スクリューユニット30が回転することでトラフ21内を搬送される。スクリューユニット30の構成については後述する。
プールホッパ40は、各トラフ21の外縁側下方に、それぞれ1つ設けられている。プールホッパ40は、搬送部20により搬送されてきた被計量物を収容し、一時的に保持する。プールホッパ40は、一時的に保持した被計量物を、プールホッパ40の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、プールホッパ40の下方に設けられた計量ホッパ50に供給する。
計量ホッパ50は計量手段の一例である。計量ホッパ50は、分散テーブル10の周囲に配置されている。具体的には、計量ホッパ50は、各プールホッパ40の下方に、それぞれ1つ設けられる。言い換えれば、計量ホッパ50は、各搬送部20のトラフ21の外縁側下方に、それぞれ1つ設けられる。計量ホッパ50は、プールホッパ40から供給された被計量物を収容し、一時的に保持する。また、計量ホッパ50は、一時的に保持した被計量物を、計量ホッパ50の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、計量ホッパ50の下方に設けられたブースタホッパ60に供給する。
なお、各計量ホッパ50は、その計量ホッパ50内の被計量物の重量を計測する計測機器(図示せず)を有する。計量機器は、例えばロードセルである。計量機器の計量結果は、組合せ計量装置1のコントローラ(図示せず)に送信される。
ブースタホッパ60は、各計量ホッパ50の下方に、それぞれ1つ設けられる。ブースタホッパ60は、計量ホッパ50から供給される被計量物を収容し、一時的に被計量物を保持することが可能に構成されている。ブースタホッパ60は、一時的に保持した被計量物を、ブースタホッパ60の下部に設けられた図示しない開閉ゲートを開放することで、ブースタホッパ60の下方に設けられた集合排出シュート70へと供給する。なお、ブースタホッパ60が計量ホッパ50から被計量物の供給を受ける際に、ブースタホッパ60の下部に設けられた開閉ゲート(図示せず)を開放すれば、被計量物を、ブースタホッパ60で一旦保持すること無く、集合排出シュート70へと供給することが可能である。
(2−1;スクリューユニット30の具体的構成について)
以下、図面を参照しながらスクリューユニット30の構成について説明する。
図5は、本実施形態におけるスクリューユニット30の構造を説明するための模式図である。図5において線状部材31aおよび線状部材31bの構造については説明の便宜上、一部省略している。
図5は、外径部材32を所定の平面で切断した図であって、内径部材33に設けられた溝カムとその周囲に配置される外径部材32との関係性が理解できるように描画されている。
また、図6はスクリューユニット30を取り付けるフレーム90およびフレーム90に設けられた開口部1001、回転駆動部1002および突起部1003を示す図である。
図5および図6に示すように、スクリューユニット30は、使用者によってフレーム90に形成された開口部1001内に取り付けられる。
ここで、開口部1001は、フレーム90に形成される穴状の構造となっている。この開口部1001内部には、モータと接続される回転駆動部1002が配置される。
回転駆動部1002は、図示しないモータと接続され、このモータの駆動により図3に示す回転軸Dを中心に回転する。この回転軸Dは、スクリューユニット30を開口部1001に挿入する挿入方向と略同一に既定された回転軸になる。
また、回転駆動部1002の端部には突起部1003が形成される。この突起部1003は、回転駆動部1002の回転に連動して回転軸Dを中心に回転する。突起部1003は、内径部材33に形成される溝カムと嵌まり合い、さらにこの溝カムを摺動しながら移動することができる。
図5に示すように、スクリューユニット30は、主にスクリュー部材31、外径部材32、内径部材33から構成される。
スクリュー部材31は、図3に示すように螺旋状に成形された線状部材31aを少なくとも含む。但し、更に線状部材31bを含むこともある。ここで、線状部材31bは、線状部材31aと同じ方向に延びる部材であって線状部材31aと物理的に交差しない。この線状部材31aおよび線状部材31bの線状部材の断面は真円で構成されても構わない。また、四角形状等の多角形状の断面で構成しても構わない。多角形状で構成する場合、線状部材にいわゆる角ができるため被計量物の運搬能力が向上する。
また、スクリュー部材31は、内径部材33と連結しており、内径部材33における回転と連動してスクリュー部材31も回転する。つまり、図6に示す回転駆動部1002が回転することにより、内径部材33は、回転駆動部1002の回転と同じ方向に回転する。そして、内径部材33が回転することにより、内径部材33と連結しているスクリュー部材31が回転する。被計量物は、スクリュー部材31が回転することにより、トラフ21内で搬送されプールホッパ40に運ばれる。
外径部材32は、スクリュー部材31と接合する円筒形状の部材である。さらに、外径部材32は内部に内径部材33を配置するため、外径部材32の断面はドーナツ形状となる。また、外径部材32は、内径部材33の周囲にベアリングを介して配置され、内径部材33における回転動作には影響が少ないように構成される。つまり、外径部材32は、内径部材33が回転している場合においても、その回転力を受けて回転することのないように構成されている。
内径部材33は、スクリュー部材31と連結している円筒形状の部材である。そして、内径部材33の内部には回転駆動部1002および突起部1003が挿入されていくため、断面がドーナツ形状となっている。また内径部材33は、外径部材32の内側に形成される空間に配置される。さらに、内径部材33は突起部1003と嵌まり合い、さらに嵌まり合った状態から突起部1003が摺動する溝カムを有している。この溝カムは螺旋形状に溝が形成される溝カムとなっている。具体的に溝カムは、内径部材33において突起部1003と嵌り合う部分を起点として、その起点から螺旋状に形成される溝を有している。突起部1003が溝カムに対して摺動しながら移動することにより、内径部材33は本体に挿入されていく。
ここで説明の便宜上、スクリューユニット30を本体に取り付ける際、最初に突起部1003と嵌まり合う部分を第1溝カム部分と称す。さらに、この第1溝カム部分に突起部1003が嵌った状態から突起部1003が摺動しながら移動する部分を第2溝カム部分と称す。
この第1溝カム部分と第2溝カム部分は物理的に連続して形成される。つまり、突起部1003は第1溝カム部分を摺動して移動した後、そのまま連続して第2溝カム部分を摺動して移動することができる。ただし、第1溝カム部分から第2溝カム部分または第2溝カム部分から第1溝カム部分に突起部1003を移動させるためには、使用者はスクリューユニット30に加える力の方向を変える必要がある。
より具体的に第1溝カム部分と第2溝カム部分との切り替え部分は、突起部1003が摺動して移動する方向が不連続であることが好ましい。具体的には第1溝カム部分は回転軸Dと同じ方向に溝カムが形成されている構成に対して、第2溝カム部分は内径部材33の外周に対して螺旋状に形成される溝カムとなる。
このように構成することにより、突起部1003を第1溝カム部分に嵌め込む際の動作と、突起部1003を第1溝カム部分および第2溝カム部分で摺動しながら移動させる際の動作を異なるものとすることができる。また、突起部1003を第1溝カム部分に嵌め込む場合、使用者は回転軸Dと同じ方向に力を加えればよい。そのため、使用者から突起部1003と第1溝カム部分との取り付け部分が見えにくい場合であっても、使用者は直感的にスクリューユニット30を突起部1003に嵌め込むことができる。
なお、第1溝カム部分および第2溝カム部分の構成は上記のものに限定されるものではなく、使用者がスクリューユニット30に加える力が変更される構成であればどのようなものを利用しても構わない。
さらに、内径部材33は第1部分と第2部分とを有する。この第1部分は、内径部材33のうち外径部材32に外周を覆われていない部分になる。つまり、内径部材33における第1部分は、スクリューユニット30を本体に取り付ける際、使用者から視認可能に構成されている。これにより、例えば使用者が本体にスクリューユニット30を取り付ける場合においても、第1部分に形成された第1溝カム部分と突起部1003を両方視認しながら取り付けることができる。そのため、使用者における取り付け時における利便性を向上させることができる。一方、第2部分は、内径部材33のうち外径部材32に外周を覆われている部分になる。そのため、使用者がスクリューユニット30を取り付ける等、使用者は第1部分を視認できない。ただし、外径部材32によって外周を覆っているため、例えば被計量物からでる水分等によって汚れることが少ない。そのため衛生性を向上させることができる。
上記の場合、第1部分に対して少なくとも第1溝カム部分が形成される。また第2部分に対して少なくとも第2溝カム部分が形成される。なお、第1部分には第2溝カム部分の少なくとも一部が形成されていても構わない。また、第2部分には第1溝カム部分の少なくとも一部の構成が形成されていても構わない。
上記のように本実施形態における外径部材32および内径部材33は、外径部材32によっては覆われない第1部分と、外径部材32によって覆い隠される第2部分とに分けることで、使用者における取り付け時の利便性と、自装置動作時等における衛生性とをともに向上させている。
(2−2;使用者におけるスクリューユニット30のフレーム90への取り付け動作)
以下、使用者がスクリューユニット30をフレーム90に取り付ける際の動作について説明する。
まず、使用者はスクリューユニット30を手に持った状態で、内径部材33の第1部分に形成される第1溝カム部分を視認しながら、回転駆動部1002に形成される突起部1003とこの第1溝カム部分を嵌め合わせる。
次に使用者は、突起部1003と第1溝カム部分を嵌め合わせた状態で、スクリュー部材31を回転させることにより、突起部1003を第1溝カム部分から第2溝カム部分に摺動させながら移動させ、さらに、突起部1003を第2溝カム部分において摺動させながら移動させる。このとき、少なくとも第2溝カム部分は螺旋形状に形成されているため、突起部1003の第2溝カム部分上における移動に伴い、スクリューユニット30自体は開口部1001内に挿入されていく。
そして、使用者は、外径部材32を視認しながら、この外径部材32と開口部1001とを嵌め合わせ、さらにスクリュー部材31を回転させる。
突起部1003が第2溝カム部分を摺動しながら移動し、この第2溝カム部分の終端に到達した場合、使用者は、スクリュー部材31をそれ以上回転させることが出来なくなる。これにより、使用者はスクリューユニット30をフレーム90に取り付けることができる。
(2−3;使用者におけるスクリューユニット30の本体への取り外し動作)
以下、使用者がスクリューユニット30をフレーム90から取り外す際の動作について説明する。
突起部1003が第2溝カム部分の終端に到達している状態において、使用者はスクリュー部材31を取り付け時における回転方向とは逆の方向に回転させる。使用者がスクリュー部材31を取り付けとは反対の方向に回転させることにより、突起部1003は第2溝カム部分を摺動しながら移動する。
使用者はスクリュー部材31を連続して回転させることにより、まず開口部1001から外径部材32を取り外すことができる。この時、第2溝カム部分から第1溝カム部分へはスクリュー部材31の回転動作だけでは突起部1003が移動しないように構成されている。つまり、使用者は第2溝カム部分に突起部1003が到達した場合、それ以上回転することができないようになる。この状態になった場合、使用者はスクリュー部材31を開口部1001から回転軸Dの方向に引き抜くことでスクリューユニット30を90から取り外すことができる。上記のように、突起部1003が第2溝カム部分から第1溝カム部分に回転以外の別の動作で移行するように構成することで、使用者はスクリュー部材31を回転させ過ぎることで本来意図しないタイミングで本体からスクリューユニット30が抜け落ちることを防止することができる。その結果、本体に対するスクリューユニット30の予期せぬ落下の低減および落下に起因する故障等を低減させることができる。特に、組合せ計量装置1におけるスクリューユニット30は、細長い部材であって、フレーム90との取り付ける部分に重量が集中していることが多い。そのため、上記のように第1溝カム部分と第2溝カム部分を形成することは使用者における利便性向上の観点で重要となる。
上記のように動作させることにより、使用者はスクリューユニット30を本体から取り外すことが可能となる。
(3;まとめ)
本実施形態における組合せ計量装置1は、フレーム90と、複数のプールホッパ40と、外部から供給される被計量物を一時的に滞留させるトラフ21と、平面視において本体の中心から複数のプールホッパ40の方向に放射状に延び、トラフ21に滞留する被計量物をプールホッパ40に向かって搬送する螺旋形状の部材であって、トラフ21内で回転することによって被計量物を搬送するスクリューユニット30を備え、フレーム90は、複数のスクリューユニット30を取り付ける開口部1001と、開口部1001内に配置される部材であって、開口部にスクリュー部を取り付ける方向に既定される回転軸を中心に回転する突起部1003を有し、スクリューユニット30は、当該スクリューユニット30の端部に開口部1001内に配置される突起部1003が嵌まり、さらに嵌った突起部1003が摺動する溝カムを有し、溝カムは、端部から端部とは逆の端部方向に形成される螺旋形状の溝カム構造であって、突起部1003が当該溝カムに嵌った後、スクリューユニット30が回転されることにより、突起部1003が当該溝カム上を摺動し、スクリューユニット30が開口部1001内に挿入される。
上記のように構成することにより、使用者はフレーム90に対してスクリューユニット30を取り付けるまたはスクリューユニット30を取り外す際、スクリューユニット30を手元で回転させることによってフレーム90に対して取り付けまたは取り外しすることができる。これにより、フレーム90の内部に手を伸ばし入れて取り外しのための機構を操作せずとも、フレーム90に対するスクリューユニット30の取り付けまたは取り外しをすることができるため、使用者に対する利便性および衛生性を向上させることができる。
なお、従来、トラフ21間にガイドブロック80が配置される組合せ計量装置1の場合、使用者がスクリューユニット30を交換するためには、隣接するガイドブロック80間に形成された僅かな空間に手を伸ばし入れる必要があった。しかし、本実施形態の場合、トラフ21間にガイドブロック80が配置されていたとしても、使用者はスクリューユニット30の端部を回転させるだけで取り外し作業することができる。これにより、隣接するガイドブロック80間に形成された僅かな空間に手を伸ばし入れた際に使用者の腕まわりが汚れることを低減することができ、衛生性を向上させることができる。
また、本実施形態における組合せ計量装置1におけるスクリューユニット30の端部は、溝カムを有する内径部材33と、内径部材33の外周に配置される外径部材32と、を有しており、内径部材33のうち第1部分は、外径部材32に覆われておらず、さらに溝カムのうちスクリューユニット30を開口部1001に挿入した際に突起部1003と最初に嵌め合う第1溝カム部分を有し、内径部材33のうち第1部分とは異なる第2部分は、外径部材32に覆われている。
上記のように構成することにより、内径部材33に対して外径部材32に覆われている部分と覆われていない部分を形成することができる。これにより、使用者は内径部材33のうち外径部材32で覆われていない部分を確認しながらスクリューユニット30をフレーム90に取り付けることができる。そのため、使用者におけるスクリューユニット30のフレーム90に対する取り付け時における利便性を向上させることができる。また、内径部材33のうち外径部材32で覆われている部分は、分散テーブル10からトラフ21に供給される被計量物で汚れにくくなる。そのため、使用者における利便性を向上させるとともに、衛生性も向上させることができる。
なお上記において、使用者がスクリューユニット30を取り外す際のスクリューユニット30における回転方向と、トラフ21に滞留する被計量物を搬送する際のスクリューユニット30における回転方向は、互いに異なる方向であっても構わない。要するに、回転駆動部1002が被計量物を搬送させるためにスクリューユニット30を回転させる際の第1回転方向と、スクリューユニット30を回転駆動部1002に取り付ける際にスクリューユニット30を回転させる際の第2回転方向とは互いに異なる回転方向となる。
これにより、スクリューユニット30が被計量物を搬送する際には、スクリューユニット30が取り付け方向に回転するためフレーム90からスクリューユニット30が外れるまたは取り付けが緩むことを回避することが出来る。
また、上記においてスクリューユニット30をフレーム90に取り付ける場合、またはスクリューユニット30をフレーム90から取り外す場合、回転駆動部1002が回転しないようにロック機構が設けられる構成でも構わない。使用者がスクリューユニット30をフレーム90に取り付けまたは取り外しのために回転させた場合、突起部1003と溝カムとの摩擦によっては使用者におけるスクリューユニット30の回転と連動して回転駆動部1002も回転することになる。よって、回転駆動部1002が回転しないようにロック機構を設けることで、使用者がスクリューユニット30をフレーム90に取り付ける場合、またはスクリューユニット30をフレーム90から取り外す場合における利便性を向上させることができる。ロック機構のON/OFF動作は、使用者から清掃等の入力指示を受け付けたときに動作するように構成しても構わない。また、センサー等によってスクリューユニット30の取り外しを検知した場合にロック機構が動作する構成にしても構わない。
(4−1;変形例1)
上記組合せ計量装置1において、外径部材32および開口部1001の形状は図7および図8に示すようなものでも構わない。
ここで図7は、変形例における外径部材32の構造を説明するための図である。説明の便宜上、図7においては内径部材33に形成される溝カムについてはその記載を省略している。図7(a)は、外径部材32および内径部材33を側面から見た際の構造を示す図である。図7(a)における斜線領域は外径部材32に形成される平面部を示す。また、図7(a)におけるグレー表示する部分は内径部材33を示す。さらに、図7(b)は、図7(a)に示す方向Aから見た際の構造を示す図である。図7(b)におけるグレー表示する部分は内径部材33を示す。また、黒で塗りつぶされている領域は、内径部材33と外径部材32との間に形成される内部空間を示す。
また、図8は、変形例における開口部1001における構造を説明するための図である。
つまり、外径部材32は、外周の一部に少なくとも1つ以上の平面部が形成された構造(図7(a)における斜線部分)を備え、開口部1001は、外周の一部に、外径部材32において形成される平面部と同じ数の直線部(図8を参照)が形成された構造を備える。そして、スクリューユニット30がフレーム90に取り付けられた場合、外径部材32に形成される平面部と、開口部に形成される直線部とが合わさるように構成される。
上記のように構成することにより、スクリューユニット30をフレーム90に取り付けた状態において、外径部材32に形成された平面部と開口部1001に形成された直線部とが合わさる。このように面で2つを合わせることができるため、組合せ計量装置1においてスクリュー部材31による被計量物の搬送動作中であっても、フレーム90に対するスクリューユニット30のガタつきを軽減することができる。
図7および図8では2つの平面部、および2つの直線部がそれぞれ外径部材32および開口部1001に形成されている例を示した。しかし、上記の構成に限定されるものではなく、スクリューユニット30をフレーム90に取り付けた際に起こりうるガタつきを軽減させる場合、3または4以上の平面部および直線部を形成する構成にしても構わない。また、1つの平面部および直線部を形成する構成でも構わない。
なお、開口部1001における直線部は、略鉛直下向きの方向に形成される構成でも構わないし、当該鉛直下向きの方向とは直行する方向に形成される構成でも構わない。直線部を略鉛直下向きに形成した場合、被計量物に起因する水分、飛散物等がこの直線部に滞留することを低減できる。これにより、衛生性を向上させることができる。
(4−2;変形例2)
上記の実施形態において、内径部材33に溝カムを有し、回転駆動部1002に突起部1003を有する構成を説明した。しかし、本実施形態においてはこれに限定されるものではなく、回転駆動部1002に溝カムが形成され、外径部材32に突起部1003を備える構成にしても構わない。
つまり、複数のプールホッパ40と、平面視において本体の中心から複数の計量部の方向に放射状に延びるトラフ21と、トラフ21内に配置され、トラフ21内の被計量物をプールホッパ40に向かって搬送する螺旋形状の部材であって、トラフ21内で回転することによって被計量物を搬送するスクリューユニット30と、スクリューユニット30を回転させる回転駆動部1002と、を備え、スクリューユニット30と回転駆動部1002とのうち、一方の端部には、スクリューユニット30を取り付ける方向に既定される回転軸を中心に回転する突起部1003を有し、他方の端部には突起部1003が嵌まり、さらに嵌った突起部1003が摺動する溝カムとを有し、突起部1003が当該溝カムに嵌った後、スクリューユニット30が回転されることにより、突起部1003が当該溝カム上を摺動し、スクリューユニット30が回転駆動部に取り付けられる構成でも構わない。
上記のように構成した場合、使用者はフレーム90に対してスクリューユニット30を取り付けるまたは、スクリューユニット30を取り外す際、スクリューユニット30を手元で回転させることによってフレーム90に対して取り付けまたは取り外しすることができる。これにより、フレーム90の内部に手を伸ばし入れて取り外しのための機構を操作せずとも、フレーム90に対するスクリューユニット30の取り付けまたは取り外しをすることができるため、使用者に対する利便性および衛生性を向上させることができる。
なお、内径部材33または回転駆動部1002に形成される溝カムは、突起部1003が360度回転した場合に取り付け状態とできるように形成されていても構わない。また、突起部1003が720度回転した場合に取り付け状態とできるように形成されていても構わない。さらに、本実施形態の場合、より広く90°から1080°の間において、設計者が設定する角度だけ回転すれば突起部1003とスクリューユニット30とが取り付け状態となるようにしても構わない。このとき、上記範囲のうち、回転角度を360°から720°内の所定の角度に設定すれば、使用者における腕のひねりを低減することができるため、使用者における利便性を向上させることができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態および変形例で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、被計量物を交換する際にスクリュー部を交換する組合せ計量装置に適用可能である。
1 組合せ計量装置
10 分散テーブル
20 搬送部
21 トラフ
22 凹状溝部
22a 凹状溝部の内面(トラフのスクリュー部材に対向する面)
30 スクリューユニット
31 スクリュー部材
31a 線状部材
31b 線状部材
32 外径部材
33 内径部材
40 プールホッパ
50 計量ホッパ(計量手段)
60 ブースタホッパ
70 集合排出シュート
80 ガイドブロック
1001 開口部
1002 回転駆動部
1003 突起部
D 搬送部の搬送方向(搬送手段の搬送方向)
本開示における組合せ計量装置は、本体と、複数の計量部と、平面視において本体の中心から複数の計量部の方向に放射状に延びるトラフと、トラフ内に配置され、トラフ内の被計量物を計量部に向かって搬送する螺旋形状の部材であって、トラフ内で回転することによって被計量物を搬送するスクリュー部と、スクリュー部を回転させる回転駆動部と、を備え、スクリュー部と回転駆動部とのうち、一方の端部には、スクリュー部を取り付ける方向に既定される回転軸を中心に回転する突起部を有し、他方の端部には突起部が嵌まり、さらに嵌った突起部が摺動する溝カムと、を有し、突起部が当該溝カムに嵌った後、スクリュー部が回転されることにより、当該突起部が当該溝カム上を摺動し、スクリュー部が回転駆動部に取り付けられる。
さらに、内径部材33は第1部分と第2部分とを有する。この第1部分は、内径部材33のうち外径部材32に外周を覆われていない部分になる。つまり、内径部材33における第1部分は、スクリューユニット30を本体に取り付ける際、使用者から視認可能に構成されている。これにより、例えば使用者が本体にスクリューユニット30を取り付ける場合においても、第1部分に形成された第1溝カム部分と突起部1003を両方視認しながら取り付けることができる。そのため、使用者における取り付け時における利便性を向上させることができる。一方、第2部分は、内径部材33のうち外径部材32に外周を覆われている部分になる。そのため、使用者がスクリューユニット30を取り付ける等、使用者は第部分を視認できない。ただし、外径部材32によって外周を覆っているため、例えば被計量物からでる水分等によって汚れることが少ない。そのため衛生性を向上させることができる。
使用者はスクリュー部材31を連続して回転させることにより、まず開口部1001から外径部材32を取り外すことができる。この時、第2溝カム部分から第1溝カム部分へはスクリュー部材31の回転動作だけでは突起部1003が移動しないように構成されている。つまり、使用者は第2溝カム部分に突起部1003が到達した場合、それ以上回転することができないようになる。この状態になった場合、使用者はスクリュー部材31を開口部1001から回転軸Dの方向に引き抜くことでスクリューユニット30をフレーム90から取り外すことができる。上記のように、突起部1003が第2溝カム部分から第1溝カム部分に回転以外の別の動作で移行するように構成することで、使用者はスクリュー部材31を回転させ過ぎることで本来意図しないタイミングで本体からスクリューユニット30が抜け落ちることを防止することができる。その結果、本体に対するスクリューユニット30の予期せぬ落下の低減および落下に起因する故障等を低減させることができる。特に、組合せ計量装置1におけるスクリューユニット30は、細長い部材であって、フレーム90との取り付ける部分に重量が集中していることが多い。そのため、上記のように第1溝カム部分と第2溝カム部分を形成することは使用者における利便性向上の観点で重要となる。

Claims (11)

  1. 本体と、
    複数の計量部と、
    平面視において前記本体の中心から複数の前記計量部の方向に放射状に延びるトラフと、
    前記トラフ内に配置され、前記トラフ内の被計量物を前記計量部に向かって搬送する螺旋形状の部材であって、前記トラフ内で回転することによって前記被計量物を搬送するスクリュー部と、
    前記スクリュー部を回転させる回転駆動部と、を備え、
    前記スクリュー部と前記回転駆動部とのうち、一方の端部には、前記スクリュー部を取り付ける方向に既定される回転軸を中心に回転する突起部を有し、他方の端部には前記突起部が嵌まり、さらに嵌った前記突起部が摺動する溝カムとを有し、
    前記突起部が当該溝カムに嵌った後、前記スクリュー部が回転されることにより、当該突起部が当該溝カム上を摺動し、前記スクリュー部が前記回転駆動部に取り付けられる、
    組合せ計量装置。
  2. 本体と、
    複数の計量部と、
    供給された被計量物を分散させる分散テーブルと、
    平面視において前記本体の中心から複数の前記計量部の方向に放射状に延びるトラフと、
    前記トラフ内に配置され、前記分散テーブルから前記トラフ内に供給された被計量物を前記計量部に向かって搬送する螺旋形状の部材であって、前記トラフ内で回転することによって前記被計量物を搬送するスクリュー部と、
    隣接する前記トラフの間に配置され、前記分散テーブルから分散される被計量物の隣接するトラフ間への落下を防止するガイドブロックと、
    前記スクリュー部を回転させる回転駆動部と、を備え、
    前記スクリュー部と前記回転駆動部とのうち、一方の端部には、前記スクリュー部を取り付ける方向に既定される回転軸を中心に回転する突起部を有し、他方の端部には前記突起部が嵌まり、さらに嵌った前記突起部が摺動する溝カムとを有し、
    前記突起部が当該溝カムに嵌った後、前記スクリュー部が回転されることにより、当該突起部が当該溝カム上を摺動し、前記スクリュー部が前記回転駆動部に取り付けられる、
    組合せ計量装置。
  3. 前記回転駆動部が前記被計量物を搬送させるために前記スクリュー部を回転させる際の第1回転方向と、前記スクリュー部を前記回転駆動部に取り付ける際に前記スクリュー部を回転させる際の第2回転方向と、は互いに異なる回転方向である請求項1および2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記スクリュー部の前記端部は、前記溝カムを有する内径部材と、前記内径部材の外周に配置される外径部材と、を有し、
    前記内径部材のうち第1部分は、前記外径部材に覆われておらず、さらに前記溝カムのうち取り付け時に最初に嵌め合う第1溝カム部分を有し、
    前記内径部材のうち前記第1部分とは異なる第2部分は、前記外径部材に覆われており、前記溝カムのうち前記第1溝カム部分以外の第2溝カム部分を有する、
    請求項1から請求項3に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記スクリュー部の前記端部は、前記突起部を有する内径部材と、前記内径部材の外周に配置される外径部材と、を有し、
    前記内径部材のうち第1部分は、前記外径部材に覆われておらず、さらに前記突起部を有し、
    前記内径部材のうち前記第1部分とは異なる第2部分は、前記外径部材に覆われている、
    請求項1から請求項3に記載の組合せ計量装置。
  6. 前記回転駆動部の周囲に形成され、前記スクリュー部を前記回転駆動部に取り付けた際に前記スクリュー部の端部が嵌まる開口部を備え、
    前記外径部材は、外周の一部に少なくとも1つ以上の平面部が形成された構造を備え、
    前記開口部は、外周の一部に、前記外径部材において形成される平面部と同じ数の直線部が形成された構造を備え、
    前記スクリュー部が前記回転駆動部に取り付けられた場合、前記外径部材に形成される平面部と、前記開口部に形成される直線部とが合わさる、
    請求項4および請求項5に記載の組合せ計量装置。
  7. 前記開口部における直線部は、略鉛直下向きの方向に形成される請求項6に記載の組合せ計量装置。
  8. 前記溝カムは、第1溝カム部分および前記第2溝カム部分を有し、
    前記第1溝カム部分および前記第2溝カム部分は前記溝カムにおいて連続して形成され、
    前記突起部が前記第1溝カム部分を摺動する方向と、前記第2溝カム部分を摺動する方向とは互いに異なる方向である請求項1および2に記載の組合せ計量装置。
  9. 前記突起部が前記溝カムに嵌った後、前記スクリュー部を90°から1080°の範囲内に既定される角度回転させた場合、前記スクリュー部が前記回転駆動部に取り付けられる請求項1から請求項8に記載の組合せ計量装置。
  10. 前記突起部が前記溝カムに嵌った後、前記スクリュー部を360°から720°の範囲内に既定される角度回転させた場合、前記スクリュー部が前記回転駆動部に取り付けられる請求項9に記載の組合せ計量装置。
  11. 前記突起部が前記溝カムに嵌った後、前記スクリュー部を360°回転させた場合、前記スクリュー部が前記回転駆動部に取り付けられる請求項9に記載の組合せ計量装置。
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