JP6007117B2 - 組合せ計量装置及びその使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は,複数の計量器でそれぞれ個々の物品又は一塊の物品を計量し,それらの計量値をコンピュータで組み合わせて複数の組合せ計量値を計算し,それら組合せ計量値の中で最も設定重量に近い組合せを選び出す,組合せ計量装置及びその使用方法に関する。
特許文献1に組合せ計量装置が開示されている。この計量装置は,鉛直方向の中心軸を中心として上方に向けて先細りに形成された円錐面を有する分散テーブルを備えている。分散テーブルの周囲には,分散テーブルの下に,周方向に一定の間隔を開けて中心軸から放射状に伸びる複数のトラフが配置されている。各トラフにはヘリカルコイルが同軸状に収容されている。各コイルは,中心軸側の内側端部が回転駆動源に連結されており,コイル中心軸を中心に回転するようにしてある。複数のトラフの外側端部の下方には,中心軸の周りに等間隔に複数のプールホッパが配置されている。また,複数のプールホッパの下方には,中心軸の周りに等間隔に複数の計量ホッパが配置されている。さらに,計量ホッパの下方に集合シュートが配置されている。
このように構成された計量装置によれば,分散テーブル上に落下供給された物品は,分散テーブルに加わる振動又は分散テーブルの回転により,該分散テーブル上を径方向外側に送られてその外周縁から複数のトラフに落下供給される。各トラフに供給された物品は,コイルの回転に基づいて該トラフに沿って径方向外側に送られてその外側端部の開口からプールホッパに落下供給される。また,プールホッパの物品は対応する計量ホッパに落下供給される。計量ホッパに収容された物品は計量され,それらの計量値をコンピュータが組み合わせて複数の組合せ計量値が計算される。そして,組合せ計量値の中でもっとも設定重量に近い組合せが選択され,選択された組合せに対応する複数の計量ホッパから集合シュートに物品が落下供給される。
特開2009−270986号公報
本発明は,上述の組合せ計量装置を改善し,分散テーブルから落下した物品をトラフに沿ってスムーズに搬送する,新たな形態の組合せ計量装置及びその使用方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため,本発明に係る組合せ計量装置は,
a)上下方向の中心軸と,
b)上方から供給される物品を受けて前記中心軸の径方向外側に分散するテーブルと,
c)前記テーブルの外周縁から落下した前記物品を受けて前記径方向外側に搬送する環状搬送部であって,
前記中心軸から径方向に伸びると共に前記中心軸の周りに所定の間隔を開けて配置されており,径方向に伸びる一対の径方向縁と前記一対の径方向縁の間にあって下方に窪んだ溝によって形成された複数のトラフと,
周方向に隣接するトラフの間に配置され,隣接するトラフの一方の径方向縁と他方の径方向縁を互いに連結する連結部とを有するものと,
d)前記複数の連結部のそれぞれの上に着脱自在に配置されており,前記トラフの径方向縁から上方に向けて伸びる一対の案内壁を有し,前記テーブルから供給される前記物品を前記複数のトラフに案内する複数の案内ブロックと,
e)前記複数のトラフのそれぞれに配置されており,前記テーブルから供給される前記物品を前記トラフに沿って径方向外側に搬送して前記トラフの外周端から落下させる複数の搬送部材と,
f)前記環状部の下方に配置され,前記複数のトラフのそれぞれの外周端から落下した前記物品を受ける複数のプールホッパと,
g)前記複数のプールホッパの下方にそれぞれ配置された複数の計量ホッパを備えたことを特徴とする。
また,本発明の方法は,上述の組合せ計量装置の使用方法であって,径方向の長さが異なる第1の案内ブロックと第2の案内ブロックを準備する工程と,前記第1の案内ブロック又は前記第2の案内ブロックのいずれか一方を選択的に使用する工程を有する,ことを特徴とする。
この組合せ計量装置では,
前記複数の連結部はそれぞれ,少なくとも一つの凸状又は凹状の係合部を有し,
前記複数の案内ブロックはそれぞれ,前記連結部に対向する底壁に,前記凸状又は凹状の係合部に係合可能な少なくとも一つの凹状又は凸状の係合部を有することが好ましい。
本発明に係る組合せ計量装置によれば,分散テーブルから落下した物品は,各トラフ及び該トラフ上にあって隣接する案内ブロックの間の形成された通路に沿ってスムーズに搬送される。
以下,添付図面を参照して本発明に係る組合せ計量装置の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る組合せ計量装置(以下,「計量装置」という。)1の実施例を示す。計量装置1は,以下に説明する種々の構成を支持するフレーム10を有する。フレーム10は,下部フレーム部11と,下部フレーム部11に支持された上部フレーム部(図3に示す。)を有する。図3を参照すると,上部フレーム部12は,鉛直方向の軸(以下,「中心軸」という。)13を中心とする3つの筒部−下部筒部14,中段筒部15,及び上段筒部16を有し,上段筒部16がその上に分散テーブル20(図1,2,4を参照)を支持している。
図1を参照すると,分散テーブル20は,円錐形の上面を有し,中心軸13を中心として,上部フレーム部12の中をその中心軸13に沿って上下方向に伸びる図示しない回転軸18(図7参照)に支持されている。回転軸18はモータ23(図1,7)に駆動連結されている。したがって,分散テーブル20は,モータ23の駆動に基づいて,矢印24方向に一定の速度で回転することができる。実施例では,分散テーブル20の上面は,上部円錐面21と下部円錐面22で構成されており,上部円錐面21の頂角が下部円錐面22の頂角よりも小さくしてある。
図2,4に示すように,分散テーブル20の下で上段筒部16の周囲には環状搬送部30が配置されている。環状搬送部30は環状のトラフプレート31を有する。図3〜図6に示すように,トラフプレート31は,その中心を中心軸13に一致させた状態で,中段筒部15,具体的には中段筒部15の上部環状プレート17(図3参照)上に着脱自在に固定されている。トラフプレート31の内径は,上段筒部16の外径とほぼ等しいが,分散テーブル20の外径よりも小さい。したがって,上方から見たとき,トラフプレート31の内周端は分散テーブル20の下に隠れている(図4参照)。
図3〜図7,特に図5を参照すると,トラフプレート31は,中心軸13から放射状に且つ中心軸13を中心とする周方向に一定の間隔をあけて複数(実施例では14個)のトラフ32が形成されている。各トラフ32は,径方向に伸びる一対の縁33とこれらの縁33の間に位置する凹状溝34で形成されている。実施例では,溝34の内面は,径方向の内側から外側に向かって下方に傾斜したトラフ中心軸35(図4参照)を中心とする所定内径の円筒面の一部を形成している。
実施例では,トラフプレート31は,隣接するトラフ32の間にあって,これら隣接するトラフ32のうちの一方のトラフ32の一方の縁33と他方のトラフの他方の縁33を連結する連結部36を有する。連結部36は,上方から見ると径方向内側に向かって先細りの楔形をしており,図5に最も良く示されているように,径方向の中心線(図示せず)上に,上面から上方に突出する複数の係合部又は***部(ボス部)37(371,372,373)が形成されている。実施例では,径方向の外側に一つの***部373が形成され,径方向の内側に2つの***部371,372が形成されている。また,実施例では,***部37は円筒状をしており,上方から見たとき円形をしている。
図7に示すように,上段筒部16は,トラフ32の数に対応した数の垂直壁部39を連ねた多角形の筒体として形成されており,トラフプレート31は各トラフ32の内側端部を各垂直壁部39に対向させて固定されている。図4,7に示すように,各トラフ32にはコイルユニット38が配置されている。コイルユニット38は,その径方向内側端部が,対応する垂直壁部39の背後に設けた回転駆動部60(図8参照)に連結されており,コイルユニット38の中心軸をトラフ中心軸35にほぼ一致させた状態で,後述するコイル102が回転するようにしてある。
図8に示すように,コイルユニット38は,コイルホルダ101と,コイルホルダ101に支持された2つのヘリカルコイル102を有する。コイルホルダ101は,同軸上に配置されて固定された3つの部分,すなわち,中空筒状の雄コネクタ部103と,雄コネクタ部103に挿通され,図示しない軸受機構を介して該雄コネクタ103に回転可能に支持された軸部104と,雄コネクタ103の周囲に固定されたコネクタリング105を有する。軸部104は,一端(中心軸13に対する径方向の内側端)に駆動連結構造106を有し,他端(中心軸13に対する径方向の外側端)にコイル支持部107を有する。図9(a),(c)に示すように,実施例では,コネクタリング105は,所定の径を有する仮想円108上にあって周方向に90度の間隔をあけて形成された4つのピン挿入孔109を有する。ピン挿入孔109は,円形開口部110と,該円形開口部110の内径よりも小さな幅を有し一周方向に伸びる長孔部111を有する。図8に戻り,実施例ではまた,2つのヘリカルコイル102は,コイルホルダ101の中心軸に対して同軸的に且つ該中心軸に対して180度ずらして,それぞれの一端がコイル支持部107に固定されている。
コイルユニット38に回転を伝達する回転駆動部60は駆動軸112を有する。駆動軸112は,その中心軸をトラフ中心軸35に一致させた状態で,垂直壁部39の背後に固定した支持構造113に回転可能に支持されている。駆動軸112の径方向外側の末端部は,上述した軸部104の駆動連結構造106に対して相補的な大きさと形状の有する駆動連結構造114を有する。一方,駆動軸112の径方向内側の基端部はプーリ115を支持している。プーリ115は,図示しないベルトを介してモータ116に連結されている。支持構造113は,トラフ中心軸35に対して同軸的に且つ駆動連結構造114を囲むように配置された中空筒状の雌コネクタ117を支持している。雌コネクタ117の径方向外側端部は,垂直壁部39に形成された開口40(図3参照)を介して垂直壁部39の外側に突出しており,そこにリングプレート118が固定されている。図9(b),(d)に示すように,リングプレート118は,トラフ中心軸35を中心とする,上述した仮想円108と同じ径を有する仮想円119上に,周方向に90度の間隔をあけて4つのピン120を支持している。
したがって,図8に示すように,コイルユニット38は,雄コネクタ103を雌コネクタ117に挿入して,コイルユニット38の駆動連結構造106を駆動部60の駆動連結構造114に連結するとともに,コネクタリング105のピン挿入孔109にピン120を挿入することにより,駆動部60に着脱自在に連結される。
図1に戻り,環状搬送部30は,分散テーブル20を囲む環状のガイドリング41を有する。図10〜図15は第1の形態のガイドリング41を示す。ガイドリング41は,中心軸13を中心とする周方向に一定の間隔をあけて形成された,トラフ32の数に対応した複数の数のガイドブロック(案内部)42を有する。図示するように,各ガイドブロック42は,円形ケーキを複数の径方向線に沿って切断して得られるケーキ片の形をしており,上方から見たときに径方向内側に向かって先細りの楔状に表れている。
図10,11に示すように,各ガイドブロック42は径方向の左右側壁43を有する。左右の側壁43は,径方向内側端部がコーナー部44によって連結され,径方向外側端部が外周壁45によって連結されている。実施例では,コーナー部44は左右の側壁43を形成する板(通常はステンレス板)を曲線状に曲げた円筒面として形成されている。
左右側壁43の間の角度θ1(図12参照)は,上述したトラフプレート31における各連結部36の径方向縁(縁33)の間の角度θ2(図5参照)に等しい。従って,図1に示すように,ガイドブロック42をトラフプレート31の連結部36に載せた状態で,側壁43はその下端がトラフ縁33に一致した状態で該トラフ縁33から上方に伸び,トラフ32の上方に物品案内通路46(図1参照)を形成する。
実施例では,各ガイドブロック42は天井壁47と底壁48を有する。底壁48には3つの係合部又は凹部49(491,492,493)が形成されている。3つの凹部49(491,492,493)の大きさ,形状,及び位置は上述したトラフプレート連結部36の***部37(371,372,373)の大きさ,形状,及び位置に対応している。したがって,各ガイドブロック42をトラフプレート連結部36に載せた状態で,3つの***部37(371,372,373)が対応する3つの凹部49(491,492,493)に嵌まり,トラフプレート31に対してガイドブロック42が正しく位置決めされる。
ガイドリング41の内径,すなわち,各ガイドブロック42の内側端部に接する仮想円(図示せず)の径は分散テーブル20の外径よりも大きい。また,各ガイドブロック42の高さは,ガイドブロック42をトラフプレート連結部36に載せた状態で,ガイドブロック42が分散テーブル20の外周縁から上方に所定距離だけ上方に突出するように決められている。この距離は,計量装置1で計量する物品の性質(大きさ等)によって適宜決めることができる。
実施例では,複数のガイドブロック42は,隣接するガイドブロック42がブリッジ50によって連結されている。実施例ではまた,ガイドリング41は,図10に示す分割線51の位置で二つのセグメント52に分割されている。したがって,組立時,2つのセグメント52は別々にガイドリング41上に組み付けられる。当然,ガイドリング41上に組み付けられたセグメント52は,必要に応じて固定手段(例えば,ボルト)で着脱自在に固定できる。
図1,2に戻り,環状搬送部30の下には複数のプールホッパ61が複数のトラフ32に対応して配置されている。また,複数のプールホッパ61の下には対応する複数の計量ホッパ62が配置されている。各計量ホッパ62には,該計量ホッパ62に収容された物品の重量(質量)を計測する計量装置(例えば,ロードセル)が設けてある。さらに,複数の計量ホッパ62の下に複数のブースターホッパ(補助ホッパ)63が対応して配置されている。そして,複数のブースターホッパ63の下に集合シュート64が配置されている。実施例では,トラフ32の数に対応して,14個のプールホッパ61,計量ホッパ62,及びブースターホッパ63が設けてある。
このように構成された計量装置1によれば,計量対象である物品(例えば,生肉などの食品)は,分散テーブル20の上方から該分散テーブル20の中央部に落下供給される。分散テーブル20はモータ23の駆動に基づいて矢印24方向に回転しており,落下供給された物品を径方向外側に向けて放射状に分散し,分散テーブル20の外周縁から放出される。
分散テーブル20から放出された物品は複数のトラフ32に分散して落下供給される。このとき,隣接するトラフ32の間に向けて放出された物品は,ガイドブロック42によって左右いずれかのトラフ32に振り分けられる。図示するように,ガイドブロック42の内側端部(コーナー部44)はなめらかな円筒面を有するので,その内側端部に引っ掛かって滞留することなく,左右に振り分けられる。また,ガイドブロック42の高さは,トラフプレート31に載せた状態で分散テーブル20の外周縁から上方に突出するように決められている。例えば,物品が骨付き肉の塊の場合,分散テーブル20の外周縁から約10cm突出するように,ガイドブロック42の高さが決められる。したがって,分散テーブル20から放出された物品は,良好にトラフ及びその上方に繋がる物品案内通路46に供給される。
各トラフ32に供給された物品は,断続的に駆動するモータ116の回転に基づいて軸35を中心に回転するコイル102により,トラフ32及び物品案内通路46の物品を径方向外側に向けて搬送される。各コイル102の回転量又は回転時間は図示しない制御装置によって制御される。
コイル102の回転によってトラフ32及び物品案内通路46を搬送された物品は,これらトラフ32及び物品案内通路46の開口から落下し,対応するプールホッパ61に収容され,そこで一時的に保持される。その後,プールホッパ61から排出された物品は,対応する計量ホッパ62に供給されてそこに一時的に保持されるとともに,計量装置によってその重量が計測される。ブースターホッパ64は,計量ホッパ62から排出された物品を一時的に保持する。そして,物品を収容しているすべての計量ホッパ62およびブースターホッパ64のうち,目標重量に一致する又は最も近い重量値を実現するホッパの組合せがコンピュータの演算によって求められ,選択された一つ又は複数のホッパ内の物品が集合シュート64排出される。集合シュート64に集められた物品は,図示しない下流装置に向けて排出される。
このように,上述した実施形態の計量装置1によれば,分散テーブル20から排出された物品はガイドブロック42に案内されてその両側にあるトラフ32及び物品案内通路46のいずれか一方に供給され,隣接するトラフの間に滞留することがない。
ガイドブロック42及びガイドリング41は,計量装置1で取り扱う物品によって適当なものを選択することができるように複数種類用意される。例えば,径方向の長さが異なる複数のガイドブロック又はそのようなガイドブロックを備えたガイドリンクが用意される。具体的に,第1の形態のガイドブロック42及びガイドリング41と異なる第2の形態のガイドリング及びガイドブロックが図14,15に示してある。この第2の形態のガイドリング41’及びガイドブロック42’において,ガイドブロック42’の径方向の長さが実施の形態1のガイドブロック42よりも短い。したがって,ガイドブロック4’の底壁48’には,第1の形態のガイドブロック42の底壁48に形成された3つの凹部491,492,493のうちで,中央の凹部492と最も外側の凹部493に対応する2つの凹部492’,493’しか形成されていない。そのため,ガイドブロック42’は,それら2つの凹部492’,493’を対応する***部372,373に嵌めてトラフプレート31に対して位置決めされる。
上述のように,実施の形態1,2のガイドブロックの違いは径方向の長さだけで,左右の側壁42の間の角度は同じである。したがって,ガイドブロックを交換しても,トラフ32の上には該トラフ32の縁33から上方に伸びる壁が側壁43によって形成される。また,ガイドブロック42’の内側端部(コーナー部44’)と分散テーブル20の外周縁との間に形成される隙間は第1の実施形態で形成される隙間よりも大きく,そのような大きな隙間が要求される物品に対しては第1の形態よりも第2の形態のガイドブロックが利用される。
また,上述の説明では,環状搬送部30はトラフプレート31とガイドブロック42又はガイドリング41で構成し,ガイドブロック42及びガイドリング41をトラフプレート31に対して着脱できるようにしてある。また,コイルユニット38は計量装置1のフレーム10に設けた回転駆動部60に着脱自在としてある。したがって,トラフ32,物品案内通路46,コイル102の洗浄がきわめて簡単に行える。また,ガイドブロック42,ガイドリング41,コイル102を容易に且つ短時間で交換できる。さらに,物品の性状(大きさ,形状,粘着性)に最も適したガイドブロックを選択し,安定して物品を搬送することができる。
ガイドブロックにおける径方向内側端部コーナー部44の径方向内側にはローラを配置し,このローラによって物品を左右に案内することができる。この実施形態では,図16,17に示すように,ガイドブロック42”の径方向内側端部は,上述した最も内側の凹部491の中心を通る垂直軸71を中心とする所定径の凹状円筒面72が形成される。底壁48”の径方向内側端部は,凹状円筒面72で終わっている。これに対し,天井壁47”の径方向内側端部凹状円筒面72を超えて内方に突出しており,その突出部73には垂直軸71を中心とする開口(上端支持部)74が形成されている。開口74には,ローラ支持軸75の上端が挿入されて固定される。例えば,支持軸75の上端が開口74にその下方から挿入され,図示しない抜け止め機構(例えば,支持軸75に形成された環状の溝とそこにはめ込まれたCリング)によって着脱可能に固定される。支持軸75の外径は凹状円筒面72の径よりも小さい。支持軸75の長さは,図16に示すように,ガイドブロック42をトラフプレート連結部36に載せた状態で,ガイドブロック42”に取り付けた支持軸75の下端が最も内側の***部(下端支持部)371にちょうど接触するか又は接触しないように決められる。
ローラ76は,支持軸75の外径よりもわずかに大きな内径と,垂直軸71から凹状円筒面72までの距離よりも小さな半径を有する円筒からなる。ローラ76の軸方向長さは,支持軸75とほぼ同じかそれよりも若干短い。このように構成されたローラ76は,トラフプレート31上にガイドリング41を取り付ける前に,ローラ76の下端に***部(下端支持部)373を差し込んでトラフプレート31上に立て,その状態から,支持軸75をローラ76に挿入しながら,ガイドリング41をトラフプレート31上に載せることにより,ガイドリング41と組み合わされる。
このように構成された実施形態によれば,分散テーブル20から連結部36の上(すなわち,隣接するトラフ32の間)に落下した物品は,左右両方又はいずれか一方のコイル102によって径方向外側に向かう搬送力を受け,ローラ76に押し付けられる。その際,物品は左右いずれか一方のコイルから受ける力が他方のコイルから受ける力よりも大きいのが通例である。また,たとえ両コイルから一時的に同等の力を受けてもいつかの時点では一方のコイルから受ける力が他方のコイルから受ける力よりも大きい状態が生じる。したがって,物品はコイルに接触するとローラと一緒に回転し,左右いずれか一方のトラフに移動する。したがって,ガイドブロックの内側に落下した物品はそこ滞留することなく,左右いずれかのトラフにスムーズに送り込まれる。
図17に示すように,ローラ76の外周面とこれに対向するコーナー部との隙間δは物品の種類(生肉の場合は,例えば,鶏肉,牛肉,豚肉),物品の性状(例えば,粘着性)に応じて適宜決定される。具体的には,異なる外径又は異なる表面粗さを有する複数のローラ76を用意しておき,計量する対象に応じて交換するのが好ましい。特に,生肉の場合,ローラ76に付着した物品が側壁43”の先端431で掻き取られるように,隙間δは約1〜5mmの範囲で設定するのが好ましい。
上述の説明では,ローラ76は上下方向の垂直軸71の周りを回転するようにしたが,ローラ76の支持軸75は上下方向又は径方向若しくはそれら両方向の方向成分を有する斜め方向に向けて配置してもよい。これらのうち,支持軸75を径方向又は斜め方向に向けて配置した形態では,ローラ76の径方向外側端部はガイドブロック42に支持されるが,径方向内側端部は連結部36又は上段筒部16のいずれかに支持される。支持軸を径方向又は斜めに配置する形態にあっては,ローラ76は径方向外側に向かうにしたがって直径が大きくなる円錐ローラであってもよい。円錐ローラの頂角は,例えば,径方向又は斜め方向に向けて配置された円錐ローラを上方から見たときに現れる両側の外周縁がトラフの縁にほぼ一致するか又はそれにほぼ平行に伸びるように決めることができる。この形態によれば,分散ローラからトラフ間の連結部に向けて落下した物品は円錐ローラで左右いずれのトラフに確実に振り分けられる。
なお,ガイドブロックの径方向内側端部は凹状円筒面で形成する必要はなく,図18に示すような凸状円筒面で形成してもよい。
以上,本発明に係る組合せ計量装置の種々の形態を説明したが,本発明は種々の改変が可能である。例えば,以上の説明では,ガイドブロック42の側壁は平坦な面で形成したが,側壁の中段部分がトラフから離れる方向に向けて湾曲した面で形成してもよい。また,計量装置にはブースターホッパを設けたが,ブースターホッパは無くてもよい。さらに,上述の説明では,分散テーブルをモータに駆動連結して該モータの駆動に基づいて分散テーブルを回転するものとしたが,分散テーブルが回転することは必須ではなく,代わりに,分散テーブルを振動源に接続し,該振動源から分散テーブルに加わる振動によって物品を分散するようにしてもよい。さらにまた,上述の説明では,連結部とガイドブロックを分離可能に構成したが,別々に形成した連結部とガイドブロックを一体的に連結してもよいし,連結部に対してガイドブロックを一体的に形成してもよい。そして,ガイドブロックと連結部はガイドブロックが連結部のほぼ全体を覆うように構成してもよいし,連結部の径方向外側にガイドブロックが位置するようにしてもよい。この場合,ガイドブロックと連結部は別個の部材として構成して組み合わせてもよいし,ガイドブロックは連結部に一体的に形成してもよい。そしてまた,上述の説明では,ガイドブロックはトラフプレートとは別の部材として形成したが,トラフプレートにガイドブロックを一体的に形成してもよい。この場合,連結部に代えてガイドブロックが形成される。または,径方向内側に連結部の一部を残し,その径方向外側にガイドブロックを形成してもよい。
本発明に係る組合せ計量装置の斜視図。 図1に示す組合せ計量装置から一部の部材(ガイドリング)を切除した,組合せ計量装置の斜視図。 図1に示す組合せ計量装置のトラフプレートと上部フレーム部の斜視図。 図1に示す組合せ計量装置の分散プレートとトラフプレートの斜視図。 図1に示す組合せ計量装置のトラフプレートの平面図。 図5のVI-VI線断面図。 図1に示す組合せ計量装置のトラフプレートとそこに配置されたコイルユニットの斜視図。 コイルユニット回転駆動部の断面図。 イルユニット回転駆動部を構成する部品の正面図(図9(a),(c))及び側面図(図9(c),(d))。 図1に示す組合せ計量装置のガイドリングを斜め上方から見た斜視図。 図1に示す組合せ計量装置のガイドリングを斜め下方から見た斜視図。 図1に示す組合せ計量装置のガイドリング(半部セグメント)の平面図。 図12のXIII-XIII線断面図。 図1に示す組合せ計量装置の他のガイドリング(半部セグメント)の平面図。 図14のXV-XV線断面図。 ローラを有するガイドブロックの断面図。 ローラを有するガイドブロックの部分断面図。 ローラを有するガイドブロックの他の形態の断面図。
1:組合せ計量装置
10:フレーム
11:下部フレーム部
12:上部フレーム部
13:中心軸
14:下部筒部
15:中段筒部
16:上段筒部
17:上部環状プレート
20:分散テーブル
21:上部円錐面
22:下部円錐面
23:モータ
30:環状搬送部
31:トラフプレート
32:トラフ
33:縁
34:凹状溝
35:トラフ中心軸
36:連結部
37(371,372,373):***部(係合部)
38:コイルユニット
39:垂直壁部
40:開口
41:ガイドリング
42:ガイドブロック(案内部)
43:側壁
44:コーナー部
45:外周壁
46:物品案内通路
47:天井壁
48:底壁
49(491,492,493):凹部(係合部)
50:ブリッジ
51:分割線
52:セグメント
53:ローラ
54:垂直軸
55:凹状円筒面
56:開口(上端支持部)
57:支持軸
58:小径部
59:本体部
60:回転駆動部
61:プールホッパ
62:計量ホッパ
63:ブースターホッパ
64:集合シュート
71:垂直軸
72:凹状円筒面
73:突出部
74:開口
75:ローラ支持軸
76:ローラ
101:コイルホルダ
102:ヘリカルコイル
103:雄コネクタ
104:軸部
105:コネクタリング
106:駆動連結構造
107:コイル支持部
108:仮想円
109:ピン挿入孔
110:円形開口部
111:長孔部
112:駆動軸
113:支持構造
114:駆動連結構造
115:プーリ
116:モータ
117:雌コネクタ
118:リングプレート
119:仮想円
120:ピン

Claims (3)

  1. a)上下方向の中心軸と,
    b)上方から供給される物品を受けて前記中心軸の径方向外側に分散するテーブルと,
    c)前記テーブルの外周縁から落下した前記物品を受けて前記径方向外側に搬送する環状搬送部であって,
    前記中心軸から径方向に伸びると共に前記中心軸の周りに所定の間隔を開けて配置されており,径方向に伸びる一対の径方向縁と前記一対の径方向縁の間にあって下方に窪んだ溝によって形成された複数のトラフと,
    周方向に隣接するトラフの間に配置され,隣接するトラフの一方の径方向縁と他方の径方向縁を互いに連結する連結部とを有するものと,
    d)前記複数の連結部のそれぞれの上に着脱自在に配置されており,前記トラフの径方向縁から上方に向けて伸びる一対の案内壁を有し,前記テーブルから供給される前記物品を前記複数のトラフに案内する複数の案内ブロックと,
    e)前記複数のトラフのそれぞれに配置されており,前記テーブルから供給される前記物品を前記トラフに沿って径方向外側に搬送して前記トラフの外周端から落下させる複数の搬送部材と,
    f)前記環状部の下方に配置され,前記複数のトラフのそれぞれの外周端から落下した前記物品を受ける複数のプールホッパと,
    g)前記複数のプールホッパの下方にそれぞれ配置された複数の計量ホッパを備えたことを特徴とする組合せ計量装置。
  2. 前記複数の連結部はそれぞれ,少なくとも一つの凸状又は凹状の係合部を有し,
    前記複数の案内ブロックはそれぞれ,前記連結部に対向する底壁に,前記凸状又は凹状の係合部に係合可能な少なくとも一つの凹状又は凸状の係合部を有することを特徴とする請求項1の計量装置。
  3. 請求項1の組合せ計量装置の使用方法であって,
    径方向の長さが異なる第1の案内ブロックと第2の案内ブロックを準備する工程と,
    前記第1の案内ブロック又は前記第2の案内ブロックのいずれか一方を選択的に使用する工程を有する,組合せ計量装置の使用方法。
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