JP4651130B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
下記特許文献1には、背景技術に係る組合せ計量装置が開示されている。当該組合せ計量装置は、円錐状の分散テーブルと、分散テーブルの周囲に円形配列された複数のトラフとを備えている。各トラフ内にはコアが配置されており、コアの外面には、らせん状の転送スクリューが巻装されている。モータによってコアを回転駆動することにより、転送スクリューも回転される。分散テーブルからトラフの内端部に供給された物品は、回転する転送スクリューによって後方から押されて、トラフの外端部に向かって搬送される。
米国特許出願公開第2006/0196701号明細書
転送スクリューは、回転時には上記のように後方から物品を押す機能を果たす一方、仮にトラフが前傾姿勢で配置されている場合において、停止時には、トラフから滑落しようとする物品を前方から支えることにより、トラフからの物品の滑落を抑制する機能を果たす。
上記特許文献1に開示された組合せ計量装置では、1個のトラフに対応して1個の転送スクリューのみが配置されている。従って、転送スクリューの先端は、転送スクリューが1回転(360度回転)しなければ、元の位置に戻らない。つまり、分散周期が360度である。従って、仮にトラフが前傾姿勢で配置されている場合において、回転が停止された時の転送スクリューの先端の位置によっては、トラフからの物品の滑落を抑制できない状況が生じ得る。仮にトラフが前傾姿勢で配置されている場合において、先端が物品に接触する位置で転送スクリューが停止された場合には物品の滑落を抑制できるが、先端が物品に接触しない位置で転送スクリューが停止された場合には、先端によって物品を前方から支えることができず、物品の滑落を抑制できないからである。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、トラフからの意図しない物品の排出を効果的に規制することが可能な、組合せ計量装置を得ることを目的とするものである。
本発明の第1の態様に係る組合せ計量装置は、上方から投入された柔軟性を有する塊状の物品を放射状に分散させる分散手段と、前記分散手段の周囲の円周上に配列された複数の搬送手段と、前記複数の搬送手段の周囲の円周上に配列された複数の計量ホッパとを備える、組合せ計量装置であって、前記複数の搬送手段のそれぞれは、前記分散手段の下方に位置する内端部と、前記計量ホッパの上方に位置する外端部とを有し、上面が開口したトラフと、前記トラフの内面との間に所定の隙間を以て配置され、回転駆動することによって前記トラフの内端部から前記トラフの外端部に向けて物品を搬送する、回転方向に関して外端が略等間隔に配置された中空の複数のスパイラル部材とを有し、前記スパイラル部材は、その非回転駆動時に、その外周面によって前記トラフからの物品の排出を停止させることを特徴とするものである。

第1の態様に係る組合せ計量装置によれば、スパイラル部材は、その非回転駆動時に、その外周面によってトラフからの物品の排出を停止させる。これにより、トラフからの意図しない物品の排出を規制することが可能となる。しかも、1個のトラフに対応して複数のスパイラル部材が配置されている。そのため、トラフの外端部に仮想的に規定される円周(スパイラル部材の外端の回転軌跡として規定される円周)は、複数のスパイラル部材の複数の外端によって分割される。従って、スパイラル部材の回転駆動が停止された時に、物品は、複数のスパイラル部材のいずれかの外端部に接触する可能性が高いため、トラフからの意図しない物品の排出を効果的に規制することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記スパイラル部材は、その外端部において、その外周面と前記トラフの内面との間で物品を挟み込むことによって、その非回転駆動時に前記トラフからの物品の排出を停止させることを特徴とするものである。
第2の態様に係る組合せ計量装置によれば、スパイラル部材は、その外端部において、その外周面とトラフの内面との間で物品を挟み込むことによって、その非回転駆動時にトラフからの物品の排出を規制する。これにより、スパイラル部材の非回転駆動時にトラフからの物品の排出を効果的に規制することができる。
本発明の第3の態様に係る組合せ計量装置は、第1の態様に係る組合せ計量装置において特に、前記スパイラル部材は、その外端によって物品を引っ掛けることにより、その非回転駆動時に前記トラフからの物品の排出を停止させることを特徴とするものである。
第3の態様に係る組合せ計量装置によれば、スパイラル部材は、その外端によって物品を引っ掛けることにより、その非回転駆動時にトラフからの物品の排出を停止させる。これにより、スパイラル部材の非回転駆動時にトラフからの物品の排出を効果的に規制することができる。
本発明によれば、トラフからの意図しない物品の排出を効果的に規制することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置の全体構成を模式的に示す上面図である。 図1から分散テーブルの図示を省略した図である。 組合せ計量装置の全体構成を模式的に示す側面図である。 1個の搬送手段の構造を示す上面図である。 1個の搬送手段の構造を示す正面図である。 スパイラル部材の構造の一部を示す斜視図である。 第1の変形例に係る搬送手段の構造を示す正面図である。 第2の変形例に係る分散テーブルの外観構造を示す上面図である。 第2の変形例に係る分散テーブルの外観構造を示す側面図である。 図9に示した構造のうち斜面部を透視することにより、分散テーブルの内部構造を示す側面図である。 1個の搬送手段の構造を示す正面図である。 1個の搬送手段の構造を示す側面図である。 物品が搬送されている状況の第1の例を示す正面図である。 物品が搬送されている状況の第1の例を示す側面図である。 物品がトラフの外端部まで搬送された状況の第1の例を示す側面図である。 物品が搬送されている状況の第2の例を示す側面図である。 物品がトラフの外端部まで搬送された状況の第2の例を示す側面図である。 物品が搬送されている状況の第3の例を示す側面図である。 物品がトラフの外端部まで搬送された状況の第3の例を示す側面図である。 物品がトラフの外端部まで搬送された状況の第4の例を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る組合せ計量装置1の全体構成を模式的に示す上面図である。また、図2は、図1から分散テーブル2の図示を省略した図である。また、図3は、組合せ計量装置1の全体構成を模式的に示す側面図である。図1〜3に示すように、組合せ計量装置1は、分散テーブル2、搬送手段50、プールホッパ4、計量ホッパ7、及び集合シュート8を備えて構成されている。
分散テーブル2は、組合せ計量装置1の装置本体のほぼ中央に配置されている。搬送手段50は、分散テーブル2の周囲の円周上に並んで配列されている。図1,2に示すように、本実施の形態の例では、組合せ計量装置1は12個の搬送手段50を備えている。但し、搬送手段50の個数は12個に限定されず、他の複数であっても良い。プールホッパ4は、複数の搬送手段50の周囲の円周上に並んで配列されている。つまり、複数のプールホッパ4が円形配列されている。プールホッパ4は、複数の搬送手段50の各々に対応して配置されている。従って、本実施の形態の例では、組合せ計量装置1は12個のプールホッパ4を備えている。計量ホッパ7は、プールホッパ4の下方において、複数の搬送手段50の周囲の円周上に並んで配列されている。つまり、複数の計量ホッパ7が円形配列されている。計量ホッパ7は、複数のプールホッパ4の各々に対応して配置されている。従って、本実施の形態の例では、組合せ計量装置1は12個の計量ホッパ7を備えている。集合シュート8は、計量ホッパ7の下方に配置されている。
図4及び図5はそれぞれ、1個の搬送手段50の構造を示す上面図及び正面図である。図5においては、トラフ3の外端部側から内端部側を向いて、搬送手段50を眺めている。図4,5には示さない残りの搬送手段50も、図4,5と同様の構造を有している。図4,5に示すように、搬送手段50は、トラフ3と、複数個(図4,5の例では2個)のスパイラル部材5A,5Bとを備えて構成されている。スパイラル部材5A,5Bは、360度の分散周期を二等分(ほぼ二等分を含む。以下同様)する位置関係で配置されている。つまり、図5に示すように、スパイラル部材5A,5Bは、トラフ3の外端部に仮想的に規定される円周R(つまり、スパイラル部材5A,5Bの外端8A,8Bの回転軌跡として規定される円周)を、スパイラル部材5A,5Bの外端8A,8Bによって二等分する位置関係で配置されている。なお、図1〜3では、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの区別の明確化のため、スパイラル部材5Aを実線で示し、スパイラル部材5Bを破線で示している。
図3に示すように、トラフ3の内端部は、分散テーブル2の外周縁の下方に位置しており、トラフ3の外端部は、プールホッパ4の上方に位置している。プールホッパ4は計量ホッパ7の上方に位置しているため、トラフ3の外端部は、計量ホッパ7の上方にも位置していることとなる。トラフ3は、円筒のほぼ上半部が切り取られた形状を有している。従って、トラフ3は、円筒の内面として規定される底面と、開口した上面とを有している。また、分散テーブル2の外周縁は搬送手段50の直上にほぼ落差無く位置しており、これにより、分散テーブル2の外周縁から排出される物品は、ほとんど落下することなく搬送手段50に受け渡される。
スパイラル部材5A,5Bは、トラフ3の底面上に、回動自在に配置されている。スパイラル部材5A,5Bの各内端は、回転軸6に固定されている。図示しないモータによって回転軸6が回転駆動されることにより、スパイラル部材5A,5Bは、トラフ3内の物品をトラフ3の内端部から外端部に向けて押し出す方向に回転駆動される。上記の通り、スパイラル部材5A,5Bは、360度の分散周期を二等分する位置関係で配置されている。そのため、図5を参照して、外端8Aがトラフ3の最下点に位置する状態から、回転軸6が180度回転することにより、外端8Bがトラフ3の最下点に位置することとなる。
また、図3に示すように、トラフ3は、その内端部よりも外端部のほうが下方に位置するように、前傾姿勢で傾斜配置されている。これにより、トラフ3の底面は、その内端部から外端部に向かって、下りのスロープとして規定される。但し、トラフ3は、前傾することなく、水平姿勢で配置されていても良い。
図6は、スパイラル部材5Aの構造の一部を示す斜視図である。図6に示すように、スパイラル部材5Aは円形の断面形状を有している。これにより、矩形の断面形状を有するスパイラル部材と比較して、清掃性を高めることができるとともに、物品の損傷を回避又は抑制することができる。なお、スパイラル部材5Bの構造もこれと同様である。
以下、図1〜5を参照して、組合せ計量装置1の動作について説明する。計量対象である物品(例えば生肉等の食品)は、分散テーブル2の上方から、分散テーブル2の上面の中央部に落下投入される。分散テーブル2上に投入された物品は、回転駆動されている分散テーブル2によって放射状に分散されつつ分散テーブル2の斜面を滑落し、分散テーブル2の外周縁から排出されて、各トラフ3の内端部に上方から供給される。
各搬送手段50においては、スパイラル部材5A,5Bが断続的に回転駆動されている。また、スパイラル部材5A,5Bの内部空間にコアが配設されていないことにより、スパイラル部材5A,5Bは中空となっている。従って、分散テーブル2からトラフ3の内端部に供給された物品は、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの隙間からトラフ3の底面上に落下した後、回転駆動されているスパイラル部材5A,5Bによって後方から押されながら、下りのスロープを滑落することにより、トラフ3の底面上を内端部から外端部に向かって搬送される。なお、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの隙間から落下しなかった物品は、スパイラル部材5A,5B上を搬送されることとなる。
生肉等の物品は柔らかく、振動を吸収するため、振動によって物品を搬送するタイプの搬送手段(いわゆる振動フィーダ)によっては搬送が困難である。これに対して本実施の形態に係る搬送手段50では、スパイラル部材5A,5Bによる後方からの押圧と、下りのスロープの滑落との相互作用によって、物品を効率的に搬送することができる。しかも、スパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された状態では、スパイラル部材5A,5Bは、意図しない物品の滑落を停止するためのストッパとして機能する。従って、物品が貯留されていないプールホッパ4に対応する搬送手段50においてはスパイラル部材5A,5Bを回転駆動し、物品が貯留されているプールホッパ4に対応する搬送手段50においてはスパイラル部材5A,5Bを回転駆動しないことにより、物品の供給が必要なプールホッパ4を狙って物品を供給することができる。その結果、適切な組合せ計量を実現することが可能となる。
搬送手段50から排出された物品は、プールホッパ4に供給され、プールホッパ4内で一時的に貯留される。プールホッパ4から排出された物品は、計量ホッパ7に供給され、計量ホッパ7内で一時的に貯留されるとともに、ロードセル等の計量手段(図示しない)によってその重量が計量される。そして、物品を貯留している全ての計量ホッパ7のうち、目標重量に一致又は最も近接する重量値を実現するホッパの組合せが演算によって求められ、選択された一又は複数の計量ホッパ7内に貯留されている物品が排出される。計量ホッパ7から排出された物品は、集合シュート8によって集合されて、下流機器(図示しない)に向けて組合せ計量装置1から排出される。
このように本実施の形態に係る組合せ計量装置1によれば、1個のトラフ3に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されており、2個のスパイラル部材5A,5Bは、分散周期を二等分する位置関係で配置されている。そのため、トラフ3の外端部に仮想的に規定される円周Rは、2個のスパイラル部材5A,5Bの複数の外端8A,8Bによって二等分される。従って、スパイラル部材5A,5Bの回転が停止された時に、物品は、2個のスパイラル部材5A,5Bのいずれかの外端8A,8B付近に接触する可能性が高いため、トラフ3からの意図しない物品の滑落を、効果的に抑制することが可能となる。
<第1の変形例>
図7は、第1の変形例に係る搬送手段50の構造を示す正面図である。上記実施の形態では1個のトラフ3に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されたが、本変形例では、1個のトラフ3に対応して3個のスパイラル部材5A〜5Cが配置されている。スパイラル部材5A〜5Cは、360度の分散周期を三等分(ほぼ三等分を含む。以下同様)する位置関係で配置されている。つまり、図7に示すように、スパイラル部材5A〜5Cは、トラフ3の外端部に仮想的に規定される円周Rを、スパイラル部材5A,5B,5Cの外端8A,8B,8Cによって三等分する位置関係で配置されている。これにより、外端8Aがトラフ3の最下点に位置する状態から、回転軸6が120度回転することにより、外端8Bがトラフ3の最下点に位置することとなり、外端8Bがトラフ3の最下点に位置する状態から、回転軸6が120度回転することにより、外端8Cがトラフ3の最下点に位置することとなる。
本変形例によれば、スパイラル部材5A〜5Cの回転が停止された時に、物品が3個のスパイラル部材5A〜5Cのいずれかの外端8A〜8C付近に接触する可能性が、さらに高くなるため、トラフ3からの意図しない物品の滑落を、より効果的に抑制することが可能となる。
なお、1個のトラフ3に対応して4個以上のスパイラル部材を配置することも可能である。
<第2の変形例>
図8及び図9はそれぞれ、第2の変形例に係る分散テーブル2の外観構造を示す上面図及び側面図である。また、図10は、図9に示した構造のうち斜面部60を透視することにより、分散テーブル2の内部構造を示す側面図である。図8〜10に示すように、分散テーブル2は、斜面部60、シャフト61、頂部カバー62、ロッド63、及びフレーム64を備えて構成されている。
斜面部60は、頂点の位置が開口底面の中心から偏心した、中空の偏心円錐の外形をなしている。フレーム64は円板状の外形をなしており、溶接等によってフレーム64の周縁が斜面部60の側面に内側から接合されることにより、フレーム64と斜面部60とが互いに固定されている。また、ロッド63の上端が斜面部60の頂部に固定され、ロッド63の下端がフレーム64に固定されることにより、フレーム64と斜面部60との固定が補強されている。ロッド63の上端と斜面部60の頂部との固定部は、頂部カバー62によって覆われている。また、フレーム64の底面の中央部には、シャフト61の上端が固定されている。シャフト61の下端は、モータ等の駆動部(図示しない)に連結されている。駆動部によってシャフト61を回転駆動することにより、その動力がシャフト61を介してフレーム64に伝達され、その結果、分散テーブル2が回転駆動される。
図10を参照して、上下方向にロッド63を貫通する軸A2は、上下方向にシャフト61を貫通する軸A1に対して、距離Lだけ所定方向にずれている。つまり、本変形例に係る分散テーブル2において、斜面部60の頂点は、分散テーブル2の回転中心(斜面部60の開口底面の中心にほぼ等しい)に対して、所定方向に偏心している。
図9を参照して、物品100は、矢印Y1で示すように分散テーブル2の回転中心の上方から斜面部60上に落下投入される。その後、物品100は、矢印Y2で示すように概ね斜面部60の頂部から遠ざかる方向に向かって斜面部60上を滑落し、分散テーブル2から排出される。このように、分散テーブル2のポジション(斜面部60の頂部の位置)によって、分散テーブル2から物品100が排出される方向が概ね規定される。従って、物品100が貯留されていないプールホッパ4に対応する搬送手段50に向けて物品100が排出されるように、回転駆動によって分散テーブル2のポジションを位置決めし、その後に斜面部60上に物品100を落下投入することにより、分散テーブル2からその搬送手段50に対して物品100を供給することができる。
<第3の変形例>
図11及び図12はそれぞれ、1個の搬送手段50の構造を示す正面図及び側面図である。図12においては、トラフ3の一方の側壁3Bを透視することにより、搬送手段50の内部構造を図示している。図11,12に示すように、トラフ3は、ほぼ半円形の断面形状を有する底面3Aと、底面3Aの両端から上方に向かって延びる一対の側壁3Bとを有している。底面3Aとスパイラル部材5A,5Bとの間には隙間SAが設けられており、側壁3Bとスパイラル部材5A,5Bとの間には隙間SBが設けられている。なお、スパイラル部材5A,5Bは、その回転中心に近い側の面である内周面71と、回転中心から遠い側の面である外周面72とをそれぞれ有している。また、図12に示すように、スパイラル部材5A,5Bの外端8A,8Bは、トラフ3の外端よりもわずかに外側に突出している。
図13及び図14はそれぞれ、搬送手段50によって物品100が搬送されている状況の第1の例を示す正面図及び側面図である。物品100は、柔軟性を有する塊状の物品(例えば生肉)である。物品100のサイズは、図14に示すように、スパイラル部材5A,5Bの複合ピッチの3〜5倍程度(各スパイラル部材5A,5Bのピッチの1.5〜2.5倍程度)である。従って、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの隙間から物品100は落下しにくいため、スパイラル部材5A,5Bが回転駆動されることによって、物品100は側壁3Bとスパイラル部材5A,5Bとの隙間SBを辿って搬送される可能性が高い。
図15は、図14に対応して、物品100がトラフ3の外端部まで搬送された状況の第1の例を示す側面図である。この状況でスパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された場合、スパイラル部材5A,5Bは、トラフ3からの意図しない物品100の排出を規制するためのストッパとして機能する。つまり、スパイラル部材5A,5Bの外端部において、スパイラル部材5A,5Bの外周面72とトラフ3の側壁3Bの内面との間に物品100が挟み込まれることにより、物品100には、物品100の搬送方向に対して略直交する方向(即ち外周面72から側壁3Bに向かう方向)の力がスパイラル部材5A,5Bの外周面72から加えられている。また、スパイラル部材5A,5Bの外端部においてスパイラル部材5A,5Bの外周面72上に物品100が載置された場合には、物品100には、物品100の搬送方向に対して略直交する方向(この場合は上方)の摩擦力がスパイラル部材5A,5Bの外周面72から加えられる。この外周面72から加えられる力によって物品100が保持されるため、図15に示すように、スパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された状態では、物品100はトラフ3から排出されない。このように、スパイラル部材5A,5Bは、その非回転駆動時に、その外周面72によってトラフ3からの物品100の排出を停止させる。これにより、トラフ3からの意図しない物品100の排出を規制することが可能となる。しかも、上記の通り1個のトラフ3に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されており、2個のスパイラル部材5A,5Bは、分散周期を二等分する位置関係で配置されている。従って、スパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された時に、物品100は、スパイラル部材5A,5Bのいずれかの外端部とトラフ3の内面との間に挟み込まれる可能性が高い。そのため、トラフ3からの意図しない物品100の排出を効果的に規制することができる。
図16は、搬送手段50によって物品100が搬送されている状況の第2の例を示す側面図である。ここでは、物品100の厚みが隙間SAと同程度に薄い場合の例を示している。物品100の厚みが薄い場合には物品100は隙間SBから隙間SAに回り込み、スパイラル部材5A,5Bが回転駆動されることによって、物品100は底面3Aとスパイラル部材5A,5Bとの隙間SAを辿って搬送される場合もある。
図17は、図16に対応して、物品100がトラフ3の外端部まで搬送された状況の第2の例を示す側面図である。この状況でスパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された場合、スパイラル部材5A,5Bは、上記と同様にトラフ3からの意図しない物品100の排出を規制するためのストッパとして機能する。つまり、スパイラル部材5A,5Bの外端部において、スパイラル部材5A,5Bの外周面72とトラフ3の底面3Aの内面との間に物品100が挟み込まれることにより、物品100には、物品100の搬送方向に対して略直交する方向(即ち外周面72から底面3Aに向かう方向)の力がスパイラル部材5A,5Bから加えられている。この力によって物品100が保持されるため、図17に示すように、スパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された状態では、物品100はトラフ3から排出されない。このように、スパイラル部材5A,5Bは、その非回転駆動時に、その外周面72によってトラフ3からの物品100の排出を停止させる。これにより、トラフ3からの意図しない物品100の排出を規制することが可能となる。しかも、上記と同様に、1個のトラフ3に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されていることに起因して、トラフ3からの意図しない物品100の排出を効果的に規制することができる。
図18は、搬送手段50によって物品100が搬送されている状況の第3の例を示す側面図である。ここでは、スパイラル部材5Aとスパイラル部材5Bとの隙間から物品100が落下した場合の例を示している。この場合、スパイラル部材5A,5Bが回転駆動されることによって、物品100はスパイラル部材5A,5Bの内周面71上を搬送される。
図19は、図18に対応して、物品100がトラフ3の外端部まで搬送された状況の第3の例を示す側面図である。この状況でスパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された場合、スパイラル部材5A,5Bは、上記と同様にトラフ3からの意図しない物品100の排出を規制するためのストッパとして機能する。つまり、スパイラル部材5A,5Bの外端部において、スパイラル部材5A,5Bの内周面71と物品100との接触面には摩擦力が生じ、この摩擦力は、物品100の搬送方向に対して略直交する方向(即ち内周面71からスパイラル部材5A,5Bの回転中心に向かう方向)の力として、スパイラル部材5A,5Bから物品100に加えられている。この摩擦力によって物品100の滑落が抑制されるため、図19に示すように、スパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された状態では、物品100はトラフ3から排出されない。しかも、1個のトラフ3に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されていることに起因して、物品100にはより大きな摩擦力が加えられるため、トラフ3からの意図しない物品100の排出を効果的に規制することができる。
図20は、物品100がトラフ3の外端部まで搬送された状況の第4の例を示す側面図である。この状況でスパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された場合、スパイラル部材5A,5Bは、上記と同様にトラフ3からの意図しない物品100の排出を規制するためのストッパとして機能する。つまり、スパイラル部材5A,5Bの外端8A,8Bによって物品100を引っ掛けることにより物品100が保持され、その結果、図20に示すように、スパイラル部材5A,5Bの回転駆動が停止された状態では、物品100はトラフ3から排出されない。このように、スパイラル部材5A,5Bは、その非回転駆動時に、その外周面72を含む外端8A,8Bによってトラフ3からの物品100の排出を停止させる。これにより、トラフ3からの意図しない物品100の排出を規制することが可能となる。しかも、1個のトラフ3に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されていることに起因して、物品100は、スパイラル部材5A,5Bのいずれかの外端5A,5Bによって引っ掛けられる可能性が高い。そのため、トラフ3からの意図しない物品100の排出を効果的に規制することができる。
なお、第3の変形例では1個のトラフ3に対応して2個のスパイラル部材5A,5Bが配置されている例について説明したが、1個のトラフ3に対応して配置されるスパイラル部材の個数は任意である。
1 組合せ計量装置
2 分散テーブル
3 トラフ
5A〜5C スパイラル部材
7 計量ホッパ
8A〜8C 外端
50 搬送手段


Claims (3)

  1. 上方から投入された柔軟性を有する塊状の物品を放射状に分散させる分散手段と、
    前記分散手段の周囲の円周上に配列された複数の搬送手段と、
    前記複数の搬送手段の周囲の円周上に配列された複数の計量ホッパと
    を備える、組合せ計量装置であって、
    前記複数の搬送手段のそれぞれは、
    前記分散手段の下方に位置する内端部と、前記計量ホッパの上方に位置する外端部とを有し、上面が開口したトラフと、
    前記トラフの内面との間に所定の隙間を以て配置され、回転駆動することによって前記トラフの内端部から前記トラフの外端部に向けて物品を搬送する、回転方向に関して外端が略等間隔に配置された中空の複数のスパイラル部材と
    を有し、
    前記スパイラル部材は、その非回転駆動時に、その外周面によって前記トラフからの物品の排出を停止させる、組合せ計量装置。
  2. 前記スパイラル部材は、その外端部において、その外周面と前記トラフの内面との間で物品を挟み込むことによって、その非回転駆動時に前記トラフからの物品の排出を停止させる、請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記スパイラル部材は、その外端によって物品を引っ掛けることにより、その非回転駆動時に前記トラフからの物品の排出を停止させる、請求項1に記載の組合せ計量装置。
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