JP2016052824A - カーテンエアバッグ装置用取付構造およびカーテンエアバッグ装置 - Google Patents

カーテンエアバッグ装置用取付構造およびカーテンエアバッグ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車体側壁からの脱落を効率よく防止可能なカーテンエアバッグ装置用取付構造を提供すること。
【解決手段】取付構造に含まれるカーテンエアバッグ100は、細長な収納形態となって搭載され、緊急時にサイドウィンドウを覆って展開するクッション102と、帯状であってクッション102の上縁に設けられるタブ136を有する。取付構造はさらに、タブ136を、車体を構成する所定部材に固定するクリップ126と、カーテンエアバッグ100の膨張展開に伴ってクリップ126が受ける力に追従してクリップ挿込口を移動可能にするクリップ脱落防止手段を備え、クリップ脱落防止手段は、所定部材に設けられてクリップ126が挿し込まれる第1クリップ挿込口146を含む第1クリップ固定用座面304を有し、第1クリップ固定用座面304を変形させることでクリップ126を移動させることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッションを備えたカーテンエアバッグ装置用取付構造およびカーテンエアバッグ装置に関するものである。
近年の車両には、安全装置としてエアバッグ装置がほぼ標準装備されている。一般的なエアバッグ装置は、センサで衝撃を検知し、これに伴ってインフレータ(ガス発生器)からガスを発生させてそのガス圧でクッションが膨張展開する。クッションは、例えばフロントエアバッグ装置であればステアリングホイールの中央に折り畳まれて搭載されていて、また例えばカーテンエアバッグ装置であればサイドドアの上方付近の車体側壁にロール状に巻回等されて搭載されている。
カーテンエアバッグ装置の車両への組付けには、クリップやボルト等の取付部材が従来から利用されてきた。例えば、特許文献1には、折り畳まれたエアバッグクッション(以下、単にクッション)に断面コの字状のカバー体が取り付けられていて、このカバー体にクリップやボルトが用いられてルーフサイドレールに組付けられている。クリップは、樹脂製のカバー体に一体成形されていて、車体側の孔へ挿し込む際に弾性変形し、孔を貫通すると形状が復元して「返し」となって車体への接続が完了する。これらクリップやボルト等は、例えばカーテンエアバッグ装置のクッションに帯状等の部位(タブ)を設けて使用したり、樹脂製のプロテクタや金属製のブラケット等を介して使用したりされている。
特開2009−90703号公報
クリップは、受け側である孔に挿し込むという簡単な作業で車体へ取付けることができるため、カーテンエアバッグ装置のクッションを、その上縁に設けられたタブを介して車体へ取付ける手段として多用される。しかしながら、クリップは樹脂製であって弾性変形を利用したはめ合いによって孔に接続されるため、ボルト締結等に比べて孔に対する取付強度が低くなりやすい。とりわけ、カーテンエアバッグ装置のクッションが搭載位置から下方へ向かって膨張展開し、下方へ引っ張られるような荷重がクリップにかかる際に、万が一クリップが変形して受け側の孔から脱落してしまうと、クッションの車体側壁からの脱落にもつながりかねない。
またカーテンエアバッグのクッションは、クッションの車体側壁側を覆うプロテクタを介して車体に取付けられる場合もある。プロテクタを車体に取付ける手段としてもクリップが多用されるが、クッション部の膨張展開時に生じる荷重がプロテクタの車体への取付部に集中すると、これもプロテクタ、ひいてはクッションの車体側壁からの脱落を招きかねない。
カーテンエアバッグ装置がその機能を好適に発揮するためには、以上のようなクッションの車体側壁からの脱落を十全に防止することが望まれる。
本発明は、このような課題に鑑み、クッションの車体からの脱落を効果的に防止可能なカーテンエアバッグ装置用取付構造およびカーテンエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造の代表的な構成は、カーテンエアバッグ装置を備え、カーテンエアバッグ装置を車体に取り付けるカーテンエアバッグ装置用取付構造において、カーテンエアバッグ装置は、袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで細長な収納形態となって車両に搭載され、緊急時に車両のサイドウィンドウを覆うように展開するクッションと、帯状であってクッションの上縁に設けられるタブと、を有し、当該カーテンエアバッグ装置用取付構造はさらに、タブを、車体を構成する所定部材に固定するクリップと、カーテンエアバッグ装置の膨張展開に伴ってクリップが受ける力に追従してクリップ挿込口を移動可能にするクリップ脱落防止手段と、を備え、クリップ脱落防止手段は、所定部材に設けられてクリップが挿し込まれる第1クリップ挿込口を含む第1クリップ固定用座面を有し、第1クリップ固定用座面を変形させることでクリップを移動させることを特徴とする。
上記構成によれば、クッションの膨張展開時にクリップに荷重がかかっても、第1クリップ挿込口を含む第1クリップ固定用座面が、クリップが受ける力に追従して変形できるため、荷重を吸収することができる。したがって、クリップの第1クリップ挿込口からの脱落を効果的に防ぐことで、クッションの車体からの脱落を防ぐことが可能になる。
上記のクリップ脱落防止手段は、第1クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう連続して前記第1クリップ固定用座面に設けられるスリットを含んでもよい。この構成によれば、第1クリップ挿込口周辺は自由端となって、他の領域から離間して可動可能になる。
上記のスリットは、第1クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられてもよい。この構成によれば、第1クリップ挿込口周辺は下方へ向かって変形して移動可能になる。クッションの膨張展開は主に下方へ向かって生じるため、この構成であれば膨張展開時の荷重を好適に吸収することが可能になる。
上記のクリップ脱落防止手段は、第1クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう第1クリップ固定用座面に設けられ、クッションの膨張展開時に開裂する薄肉部を含んでもよい。この薄肉部によっても、第1クリップ挿込口周辺を自由端として他の領域から離間して可動させることができる。
上記の薄肉部は、第1クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられてもよい。この構成によれば、第1クリップ挿込口周辺は下方へ向かって可動可能になる。クッションの膨張展開は主に下方へ向かって生じるため、この構成であれば膨張展開時の荷重を好適に吸収することが可能になる。
上記の所定部材は、サイドウィンドウの上方で車両前後方向に延びているルーフサイドレールを含んでもよい。また、所定部材は、サイドウィンドウの上方に固定されてクッションを支えるブラケットを含んでもよい。これらルーフサイドレールおよびブラケットであっても、上記の第1クリップ挿込口や第1クリップ固定用座面、およびクリップ脱落防止手段を好適に実施可能である。
上記のカーテンエアバッグ装置はさらに、収納形態のクッションの長手方向の所定範囲に沿って延びてクッションの車体側を覆うプロテクタを有し、クリップ脱落防止手段はさらに、プロテクタに設けられ、クリップが挿し込まれる第2クリップ挿込口を含む第2クリップ固定用座面を有し、第1クリップ固定用座面と共に第2クリップ固定用座面を変形させることでクリップを移動させてもよい。この構成であっても、第1および第2クリップ固定用座面を共に移動させることで、クリップにかかる荷重を吸収し、クリップの第1および第2クリップ挿込口からの脱落を効果的に防ぐことができる。
上記のクリップ脱落防止手段はさらに、第2クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう連続して第2クリップ固定用座面に設けられるスリットを含んでもよい。また、スリットは、第2クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられてもよい。これらによれば、第2クリップ挿込口周辺は自由端となって、他の領域から離間して可動可能になる。
上記のクリップ脱落防止手段はさらに、第2クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう第2クリップ固定用座面に設けられ、クッションの膨張展開時に開裂する薄肉部を含んでもよい。また薄肉部は、第2クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられてもよい。この薄肉部によっても、第2クリップ挿込口周辺を自由端として他の領域から離間して可動させることができる。
上記のプロテクタは、車体に取り付けられる取付部と、車体に向かって突出し、車体に挿し込まれて係留されるフック部と、を有してもよい。このように、プロテクタには、取付部と、取付部とは別のフック部が設けられている。このフック部によれば、クッションの膨張展開時に生じる荷重を、クリップ等による取付部に集中させることなく、分散できる。したがって、プロテクタの車体からの脱落を防ぐことで、クッションの車体からの脱落を防ぐことができる。
上記のプロテクタには、その車体側の面から車体に向かって突出した複数のリブが形成されていて、フック部はリブの端部に設けられてもよい。この構成によっても、フック部を好適に実施可能である。
上記のリブの端部は、取付部よりも下方にて車体に接触可能であって、フック部は、リブの端部のうち取付部よりも下方に設けられてもよい。この構成によれば、リブが車体に接触することでプロテクタを支え、さらにフック部によってプロテクタの移動を防ぐことができる。したがって、プロテクタは、クッションの膨張展開に対する耐久性が向上する。
上記のプロテクタは、車両のピラーガーニッシュの上方に設けられ、クッションの下方にて車幅方向内側へ突出してクッションのピラーガーニッシュへの干渉を防ぐジャンプ台部分を有し、リブおよびフック部は、ジャンプ台部分の車幅方向外側に設けられてもよい。上記説明したように、プロテクタは、クッションの膨張展開時の荷重に対する耐久性が向上していて、クッションからの荷重を受けやすいジャンプ台部分を好適に実施することができる。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグ装置の代表的な構成は、袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで細長な収納形態となって車体に取り付けられ、緊急時にサイドウィンドウを覆うように展開するクッションと、収納形態のクッションの長手方向の所定範囲に沿って延びてクッションの車体側を覆うプロテクタと、プロテクタを車体に取り付ける取付部と、プロテクタから車体に向かって突出し、車体に挿し込まれて係留されるフック部と、を備えることを特徴とする。
上記のプロテクタには、取付部とは別のフック部が設けられている。このフック部によれば、クッションの膨張展開時に生じる荷重を、クリップ等による取付部に集中させることなく、分散できる。したがって、プロテクタの車体からの脱落を防ぐことで、クッションの車体からの脱落を防ぐことができる。
上記のプロテクタには、その車体側の面から車体に向かって突出した複数のリブが形成されていて、フック部はリブの端部に設けられていてもよい。この構成によっても、フック部を好適に実施可能である。
上記のリブの端部は、取付部よりも下方にて車体に線接触可能であって、フック部は、リブの端部のうち取付部よりも下方に設けられてもよい。この構成によれば、リブが車体に接触することでプロテクタを支え、さらにフック部によってプロテクタの移動を防ぐことができる。したがって、プロテクタは、クッションの膨張展開に対する耐久性が向上する。
上記のプロテクタは、車両のピラーガーニッシュの上方に設けられ、クッションの下方にて車幅方向内側へ突出してクッションのピラーガーニッシュへの干渉を防ぐジャンプ台部分を有し、リブおよびフック部は、ジャンプ台部分の車幅方向外側に設けられてもよい。上記説明したように、プロテクタは、クッションの膨張展開時の荷重に対する耐久性が向上していて、クッションからの荷重を受けやすいジャンプ台部分を好適に実施することができる。
本発明によれば、クッションの車体からの脱落を効果的に防止可能なカーテンエアバッグ装置用取付構造およびカーテンエアバッグ装置を提供することが可能になる。
本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造を例示した図である。 図1(a)のカーテンエアバッグ装置を単独で例示した図である。 図2の後部プロテクタを各方向から例示した図である。 図3(a)のタブ取付部の詳細を例示した図である。 図4(b)のカーテンエアバッグ装置の車体への固定を例示した図である。 図2(b)の前部プロテクタの拡大斜視図である。 図2(b)の中央プロテクタの拡大斜視図である。 図4(a)のタブ取付部に実施されたクリップ脱落防止手段の変形例である。 本発明の第2実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造を例示した図である。 本発明の第3実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造を例示した図である。 本発明の第4実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造が含むプロテクタを例示した図である。 本発明の第4実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造が含むプロテクタを例示した図である。 図12(b)のF−F断面に対応した図である。 図12のプロテクタの変形例を例示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(カーテンエアバッグ装置用取付構造)
図1は、本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造(取付構造101)を例示した図である。図1(a)は車両室内を車幅方向の車内側から見た図であって、カーテンエアバッグ装置(カーテンエアバッグ100)のクッション102の収納形態を例示している。クッション102は緊急時に膨張展開して乗員を保護する部位であって、図1(b)ではこのクッション102の膨張展開時を例示している。なお、本願において「上」と表現する場合は注目箇所から見て車両天井方向を示し、「下」と表現する場合は注目箇所から見て車両床方向を示す。
図1(a)に例示するように、クッション102は、巻回されて車両前後に長尺なロール状の収納形態となって、車体の側壁の上部(ルーフサイドレール104)に搭載される。通常、ルーフサイドレール104はルーフトリム(図示省略)で覆われている。すなわちクッション102は、ルーフサイドレール104とルーフトリムとの間の空間に収納されていて、乗員のいる車室内からは視認不能である。よって本文中に「車室内からクッション102を見る」なる説明があっても、本来車室内から視認不能なクッション102を、ルーフトリムを図示省略して可視化していることに留意されたい。なお、クッション102の収納形態は、折り畳みによっても実現することができる。
図1(a)の状態において、車両108に側面衝突時やロールオーバ(横転)等が発生すると、まず車両108に備えられたセンサ(図示省略)が衝撃を感知し、これに起因してガス発生装置であるインフレータ106へ信号が発信される。この信号を受けることでインフレータ106は作動し、ガスをクッション102へ供給する。クッション102は、インフレータ106からのガスを受給すると、図1(b)に例示するように、車体の側壁(図1(a)のサイドウィンドウ110等)に沿うように下方へ向かって膨張展開し、乗員を拘束する。
クッション102は、カーテンエアバッグ用であって、車室内の側面に沿って拡がることのできる大きな形状となっている。クッション102は、その表面を構成する2枚の基布を重ねて縫製や接着することや、OPW(One-Piece Woven)を用いての紡織などによって袋状に形成されている。
クッション102の膨張領域は、乗員が接触し得る位置などを考慮して、複数の小部屋(チャンバ)に区画されている。例えば図1(b)に例示するように、車両前側には、前部座席112の乗員を保護することを目的としてチャンバ114等が設けられている。また、車両後側には、後部座席118の乗員を保護するチャンバ120等が設けられている。これら各チャンバは、線状の非膨張領域であるシーム部122等によって区画されている。
図2は、図1(a)のカーテンエアバッグ装置100を単独で例示した図である。図2(a)は、図1(a)のカーテンエアバッグ100の拡大図である。図2(a)に例示するように、カーテンエアバッグ100は、クッション102の収納形態時において、車両前後方向に長尺な構成になっている。カーテンエアバッグ100の各所には上方へタブ構造124が突出していて、このタブ構造124にクリップ126(図4(c)参照)を使用して、ルーフサイドレール104(図1(a)参照)に組み付けられる。
図2(b)は、図2(a)のカーテンエアバッグ100の分解図である。本実施形態では、クッション102には3つのプロテクタが組み付けられる。例えば、クッション102の前部には前部プロテクタ128、中央には中央プロテクタ130、後部には後部プロテクタ132が組み付けられる。これら各プロテクタは樹脂性であって、クッション102とルーフサイドレール104(図1(a)参照)との間に配置され、クッション102と他の部材等との干渉の防止や、クッション102が膨張展開する際にクッション102に反力を与える役割などを担っている。
図2(a)のカーテンエアバッグ100は、上方へ突出した複数のタブ構造を有し、図2(a)では、それらタブ構造のうち、代表として、最後尾のタブ構造に符号124を付している。上記の複数のタブ構造は、図2(b)の各プロテクタ128、130、132それぞれのタブ取付部とクッション102の複数のタブとが組み合わさったものであり、代表として示す最後尾のタブ構造124は、後部プロテクタ132のタブ取付部134と、クッション102のタブ136とが組み合わさったものである。タブ136は、クッション102の上縁付近に複数設けられた帯状の部位であって、クッション102のロール体から上方へ向かって延びている。タブ136には孔部138が空けられていて、タブ取付部134と組み合わされ、クリップ126(図4(b)参照)が挿し込まれてルーフサイドレール104(図1(a)参照)に組み付けられる。
なお、クッション102には、後方側の上部にインフレータ取付部140が設けられている。インフレータ取付部140は筒状であって、インフレータ106がガス噴出孔を先端側にして挿し込まれる。本実施形態で採用しているインフレータ106は、シリンダ型(円筒型)のものである。現在普及しているインフレータには、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、さらにはガス発生剤と圧縮ガスとを両方備えたタイプのものなどがある。インフレータ106としては、いずれのタイプを利用してもよい。
本実施形態のカーテンエアバッグ100のタブ構造124には、クリップ126(図4(b)参照)の各プロテクタからの脱落を防止するクリップ脱落防止手段が備えられている。図3は、図2の後部プロテクタ132を各方向から例示した図である。タブ構造124の説明に先立って、まずは後部プロテクタ132の概要を説明する。
図3(a)は、図2(b)の後部プロテクタ132の拡大図である。後部プロテクタ132は、収納形態のクッション102(図2(b)参照)の長手方向に沿って延びた形状を有している。図3(b)は、図3(a)の後部プロテクタ132を車両前方から見た斜視図である。後部プロテクタ132は、収納形態のクッション102の外周に沿って湾曲した湾曲部分142を有していて、この湾曲部分142にクッション102が組み付けられる。図3(c)は、図3(a)の後部プロテクタ132を車幅方向外側(以下、車外側)から見た斜視図である。後部プロテクタ132の車外側には、各所にリブ144が設けられている。リブ144は、後部プロテクタ132がクッション102の膨張展開時の荷重に耐え得るよう、後部プロテクタ132の剛性を向上させている。
タブ取付部134は、図2(a)のタブ構造124を構成する部位である。図3(a)に例示するように、後部プロテクタ132には、2つのタブ取付部134、135が設けられている。これらタブ取付部134、135は同じ構造および機能を有するため、代表してタブ取付部134を例示して説明を行う。タブ取付部134は、平面的に広がった第2クリップ固定用座面139を有している。第2クリップ固定用座面139の中心部分には、クリップ126が挿入されて固定される第2クリップ挿込口146が空けられている。図3(b)に例示するように、タブ取付部134の縁148は壁状に車幅方向内側(以下、車内側)に立ち上がっている。図3(a)に例示するように、第2クリップ固定用座面139の第2クリップ挿込口146の周囲には、スリット150が形成されている。本実施形態では、このスリット150を含めて、クリップ脱落防止手段を実現している。
図4は、図3(a)のタブ取付部134の詳細を例示した図である。図4(a)は、図3(a)のタブ取付部134の拡大図である。スリット150は、タブ取付部134の第2クリップ固定用座面139に開けられた細い孔である。スリット150はコの字状に形成されていて、第2クリップ挿込口146の上側および左右両側(車両前後側)の3方を囲うよう連続して設けられている。図4(b)に例示するように、タブ取付部134にはクッション102のタブ136が重ねられ、これらがクリップ126で留められる。
図5は、図4(b)のカーテンエアバッグ装置の車体への固定を例示した図である。本実施形態では、カーテンエアバッグ100は、クリップ126を利用して、ルーフサイドレール104に固定される。
図5(a)は、カーテンエアバッグ100、およびカーテンエアバッグ100が取り付けられるルーフサイドレール104を例示した図である。ルーフサイドレール104は主に金属製であって、カーテンエアバッグ100を取り付けるために、平面的な第1クリップ固定用座面304が設けられている。第1クリップ固定用座面304には、クリップ126を挿し込むための第1第1クリップ挿込口302が設けられている。クリップ挿込口302には、タブ136とタブ取付部134とを貫通したクリップ126が挿し込まれる。本実施形態では、このルーフサイドレール104の第1クリップ固定用座面304における第1クリップ挿込口302の周囲にも、スリット151が設けられている。
図5(b)は、図5(a)のカーテンエアバッグ100をルーフサイドレール104に取り付けた状態を例示した図であって、カーテンエアバッグ100のA−A断面図に対応している。図5(b)に例示するように、クリップ126はタブ136を貫通して、後部プロテクタ132のタブ取付部134の第2クリップ挿込口146と、ルーフサイドレール104の第1クリップ挿込口302に挿し込まれる。クリップ126のツメ152は、各クリップ挿込口を通る際にたわみ、そして貫通後に元に戻る。これにより、クリップ126の第2クリップ挿込口146および第1クリップ挿込口302への組付けが完了する。
カーテンエアバッグ100が稼働して、インフレータ106(図2(b)参照)からクッション102にガスが供給されたとする。その場合、クッション102は矢印154で例示する車内側下方(図5(b)中左下方)へ膨張展開する。そして、タブ136もまた矢印154の方向へ引っ張られるため、クリップ126にも矢印154の方向の荷重がかかる。このクリップ126が力を受けるとき、スリット150、151が機能する。
図4(a)に例示したように、スリット150を設けたことによって、第2クリップ挿込口146の周辺は自由端を形成している。加えて、図5(a)に例示したように、スリット151を設けたことによって、第1クリップ挿込口302の周辺も自由端を形成している。そのため、クッション102の膨張展開時にクリップ126に矢印154の方向の荷重がかかると、図5(c)に例示するように、第1クリップ固定用座面304および第2クリップ固定用座面139のうち、それぞれ第1クリップ挿込口146および第2クリップ挿込口302の周辺は、他の領域から離間して、スリット150の無い下側をヒンジのようにして、車内側下方へ変形しながら移動する。
このように、本実施形態では、第1クリップ挿込口302周辺および第2クリップ挿込口146周辺が、それぞれスリット150、151を設けたことによって、クッション102の膨張展開に伴ってクリップ126が受ける力に追従して変形しながら移動する。この移動によってクッション102の膨張展開時にクリップにかかる荷重が吸収できるため、当該取付構造101は、クリップ126の破壊によるカーテンエアバッグ100のルーフサイドレール104からの脱落を防止できる。
上記後部プロテクタ132を参照して説明した、クリップ脱落防止手段が実施されたタブ構造124は、他のプロテクタにも実施可能である。図6は、図2(b)の前部プロテクタ128の拡大斜視図である。前部プロテクタ128は、クッション102(図2(b))の前部に組付けられ、フロントピラー107(図1(a)参照)の上部付近に組付けられる。なお、以下の本願明細書中では、既に説明した構成については、同じ符号を付することによってその説明を省略する。また、既に説明した構成要素と同じ名称のものについては、異なる符号を付していても、特に追加説明を行わない限り、同じ構成および機能を有するものとする。
前部プロテクタ128は、計4つのタブ取付部155〜158と、前部プロテクタ128と一体成型されているひとつの一体成形クリップ160を有している。各タブ取付部155〜158のうち、上記説明したスリット150は、タブ取付部155〜157に形成されている。一体成型クリップ160は、前部プロテクタ128をルーフサイドレール104(図1(b)参照)に組付けるためのクリップである。図6(b)は図6(a)の前部プロテクタ128を車外側から例示した斜視図である。一体成型クリップ160は、前部プロテクタ128から車幅方向のルーフサイドレール側へ向かって突出している。。
タブ取付部155〜157は同様の構造および機能を有するため、代表してタブ取付部157を用いて説明を行う。図6(c)はタブ取付部157付近の拡大図である。タブ取付部157の第2クリップ固定用座面159にも、中心部分に第2クリップ挿込口146が空けられている。そして、第2クリップ固定用座面159の第2クリップ挿込口146の周囲にスリット150が形成されている。したがって、この前部プロテクタ128の有するタブ取付部155〜157もまた、ルーフサイドレール104(図5(a)参照)の第1クリップ挿込口146に組み付けることで、クッション102の膨張展開に伴ってクリップ126(図5(b)参照)が受ける力に追従して変形しながら移動し、荷重を吸収することでクリップ126の破壊によるカーテンエアバッグ100の脱落を防ぐことができる。
図7は、図2(b)の中央プロテクタ130の拡大斜視図である。図7(a)は、図2(b)の中央プロテクタ130を車両前方から例示した斜視図である。中央プロテクタ130は、クッション102(図2(b))の中央付近に組付けられ、インフレータ106を支持してルーフサイドレール104に組付けられる。図7(b)は図7(a)の中央プロテクタ130を車外側から例示した斜視図である。中央プロテクタ130は、1つのタブ取付部162と、中央プロテクタ130に一体成型されている一つのクリップ160を有している。
図7(c)は、図7(a)のタブ取付部164の拡大図である。タブ取付部164の第2クリップ固定用座面159にも、中心部分に第2クリップ挿込口146が空けられ、第2クリップ固定用座面159の第2クリップ挿込口146の周囲にスリット150が形成されている。したがって、この中央プロテクタ130の有するタブ取付部164もまた、ルーフサイドレール104(図5(a)参照)の第1クリップ挿込口146に組み付けることで、クッション102の膨張展開に伴ってクリップ126(図5(b)参照)が受ける力に追従して変形しながら移動し、荷重を吸収することでクリップ126の破壊によるクリップ126の脱落を効果的に防ぐことができる。
(変形例)
図8は、図4(a)のタブ取付部134に実施されたクリップ脱落防止手段の変形例である。図8のタブ取付部134は、スリット150ではなく薄肉部166によってクリップ脱落防止手段が実現されている点で、図4の構成と異なっている。
図8(a)は、図4(a)に対応してタブ取付部134を例示した図である。薄肉部166は、タブ取付部134の第2クリップ固定用座面139に形成された薄肉の部位である。薄肉部166はコの字状に形成されていて、第2クリップ挿込口146の上側および左右両側(車両前後側)の3方を囲うよう連続して設けられている。
図8(b)は、図8(a)のB−B断面に対応した図であって、図8(a)のタブ取付部を図5(a)のルーフサイドレールに組み付けた図である。図8(b)に例示するように、タブ取付部134にはクッション102のタブ136が重ねられ、これらがクリップ126でルーフサイドレール104の第1クリップ挿込口302に組み付けられる。
インフレータ106(図2(b)参照)からクッション102にガスが供給されると、タブ136およびクリップ126には矢印方向154への荷重がかかる。薄肉部166は、この荷重を受けると開裂する。すると、図8(a)に例示した第2クリップ挿込口146周辺は自由端となり、図8(c)に例示するように第2クリップ固定用座面139の第2クリップ挿込口146周辺は他の領域から離間して車内側下方へ変形しながら移動する。このように、薄肉部166を設けたことによっても、クッションの膨張展開に伴って第2クリップ挿込口146の周辺が、クリップ126が受ける力に追従して変形しながら移動し、クッション102の膨張展開時の荷重を吸収することができる。したがって、本変形例における薄肉部166を利用したクリップ脱落防止手段もまた、クリップ126の破壊によるカーテンエアバッグ100の脱落を効果的に防ぐことができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造(以下、取付構造201)を例示した図である。本実施形態の取付構造200はブラケット202を備え、このブラケット202も含めてクリップ脱落防止手段を実現している点で図5(a)の第1実施形態の取付構造101と異なっている。
ブラケット202は金属製であって、その脚部204などを利用して溶接やボルト締結などによってルーフサイドレール104(図1(a)参照)に固定され、クッション102を支える。ブラケット202には、平面的に広がった第1クリップ固定用座面209が設けられ、第1クリップ固定用座面209の中央付近に第1クリップ挿込口206が設けられている。第1クリップ挿入口206の周囲にはスリット153が設けられている。クッション102には樹脂製のプロテクタ208が組付けられている。
プロテクタ208は、後部プロテクタ132(図2(b)参照)等と同様に、クッション102のルーフサイドレール104側を覆う部材である。プロテクタ208にはタブ取付部210が設けられていて、タブ136が組み合わされてクリップ126が使用されてブラケット202に接続される。タブ取付部210にも、第2クリップ固定用座面139に第2クリップ挿込口146が設けられていて、その周囲にスリット150が設けられている。
図9(b)は、図9(a)のC−C断面図であって、クリップ126によってタブ取付部210をブラケット202に組み付けた状態を例示している。クッション102にガスが供給されると、タブ136およびクリップ126には矢印154方向への荷重がかかる。すると、図9(c)に例示するように、第1クリップ固定用座面209および第2クリップ固定用座面139のうち、第1クリップ挿込口206および第2クリップ挿込口146の周辺は、ブラケット202の他の領域から離間して車内側下方へ変形しながら移動する。このように、ブラケット202に第1クリップ挿込口206およびスリット153を設ける構成によっても、インフレータ106(図1(a)参照)の稼働時にクリップ126を移動させて荷重を吸収することができる。したがって、本実施形態もまた、クリップ126のブラケット202およびプロテクタ208からの脱落を防ぎ、カーテンエアバッグ200のルーフサイドレール104からの脱落を防止することができる。
(第3実施形態)
図10は、本発明の第3実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造(以下、取付構造301)を例示した図である。図10(a)に例示するルーフサイドレール104は、前述したように、主に金属製であって、平面的な第1クリップ固定用座面304と、クリップ126を受ける第1クリップ挿込口302とが設けられている。クリップ挿込口302には、タブ136とタブ取付部134とを貫通してクリップ126が挿し込まれる。
本実施形態の取付構造301では、ルーフサイドレール104の第1クリップ挿込口302の周囲にスリット151が設けられている一方、プロテクタ132のタブ取付部134にはスリット150(図4(a)参照)を設けていない。本実施形態では、ルーフサイドレール104の第1クリップ固定用座面304においてのみ、第1クリップ挿込口302およびスリット151によるクリップ脱落防止手段を実現している点で、上記各実施形態と異なっている。
図10(b)は、図10(a)のD−D断面に対応したカーテンエアバッグ300の断面図である。クッション102にガスが供給されると、タブ136およびクリップ126には矢印154方向への荷重がかかる。すると、図10(c)に例示するように、第1クリップ固定用座面304の第1クリップ挿込口302周辺はルーフサイドレール104上の他の領域から離間して車内側下方へ変形しながら移動する。このように、ルーフサイドレール104の第1クリップ挿込口302の周囲にスリット150を設けることのみによっても、クリップ126を移動させて荷重を吸収することができる。したがって、本実施形態においても、クリップ126の第1クリップ挿込口302からの脱落防止を通じて、カーテンエアバッグ300のルーフサイドレール104からの脱落を防ぐことができる。
(変形例)
図11は、図10のカーテンエアバッグ装置用取付構造300の変形例である。本変形例のカーテンエアバッグ装置用取付構造(以下、取付構造351)では、プロテクタ類を使用せずにタブ136をクリップ126で直接ルーフサイドレール104に組み付ける点で、図10の取付構造301と異なっている。
ルーフサイドレール104には、前述した第1クリップ固定用座面304と第1クリップ挿込口302、およびスリット151を設けている。本実施形態では、クリップ挿込口302に、タブ136を貫通したクリップ126がプロテクタ類を介することなく挿し込まれる。これによって、カーテンエアバッグ350がルーフサイドレール104に組み付けられる。
図11(b)は、図11(a)のE−E断面図である。図11(c)に例示するように、クリップ126はタブ136を貫通して、ルーフサイドレール104の第1クリップ挿込口302に挿し込まれる。クリップ126のツメ152は、第1クリップ挿込口302を通る際にたわみ、そして貫通後に元に戻る。これにより、クリップ126の第1クリップ挿込口302への組付けが完了する。
カーテンエアバッグ100が稼働して、インフレータ106(図2(b)参照)からクッション102にガスが供給されたとする。その場合、クッション102は矢印154で例示する車内側下方(図11(b)中左下方)へ膨張展開する。そして、タブ136もまた矢印154の方向へ引っ張られるため、クリップ126にも矢印154の方向の荷重がかかる。このクリップ126が力を受けるとき、スリット151が機能する。
図11(a)に例示したように、スリット151を設けたことによって、第1クリップ挿込口302の周辺は自由端を形成している。そのため、クッション102の膨張展開時にクリップ126に矢印154の方向の荷重がかかると、図11(c)に例示するように、第1クリップ固定用座面304における第1クリップ挿込口302の周辺は、他の領域から離間してスリット151の無い下側をヒンジのようにして、車内側下方へ変形しながら移動する。
このように、本実施形態では、ルーフサイドレール104にスリット151を設けたことで、第1クリップ挿込口302の周辺が、クッション102の膨張展開に伴ってクリップ126が受ける力に追従して変形しながら移動する。この移動によってクッション102の膨張展開時にクリップにかかる荷重が吸収できるため、当該取付構造351は、クリップ126の破壊によるカーテンエアバッグ100のルーフサイドレール104からの脱落を防止できる。
(第4実施形態)
図12は、本発明の第4実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置用取付構造(以下、取付構造401)が含むプロテクタ402を例示した図である。図12(a)はプロテクタ402を車内側から例示した斜視図である。プロテクタ402もまた、ルーフサイドレール104からの脱落を防ぐ工夫が施されている。
プロテクタ402もまた、収納形態のクッション102(図2(b)参照)の長手方向の所定範囲に沿って延びて、クッション102のルーフサイドレール104側を覆う。このプロテクタ402は、図1(a)のセンタピラー109の上方にて、クッション102に組み付けられる。プロテクタ402は、車内側の下部にジャンプ台部分404を有している。ジャンプ台部分404は車内側に傾斜して延びていて、クッション102の後述するセンタピラー109のピラーガーニッシュ406への干渉を防ぐ。
図12(b)は、図12(a)のプロテクタ402を車外側から見た斜視図である。図12(b)に例示するように、プロテクタ402は、ルーフサイドレール104への取付部として、二つのタブ取付部408、409と、1つの一体成型クリップ160を有している。タブ取付部408、409は、クッション102のタブ136(図13(a)参照)が重ねられて、クリップ126によってルーフサイドレール104に組み付けられる。一体成型クリップ160は、プロテクタ402に一体成形されていて、ルーフサイドレール104に組み付けられる。
プロテクタ402の車外側には、複数のリブ410が設けられている。リブ410は、プロテクタ402がクッション102の膨張展開時の荷重に耐え得るよう、プロテクタ402の剛性を向上させる。リブ410の各所には、その端部にフック部412が設けられている。フック部412は、ルーフサイドレール104に設けた所定の開口部に挿し込まれて係留される。
図13は、図12(b)のF−F断面に対応した図である。図13(a)に例示するように、クリップ126は、タブ136とタブ取付部408とを貫通して、ルーフサイドレール104に組み付けられる。リブ410は、プロテクタ402の車外側の面からルーフサイドレール104に向かって突出している。そして、フック部412もルーフサイドレール104へ向かって突出し、ルーフサイドレール104の開口部に挿し込まれて係留される。リブ401におけるフック部412の下方には突出部414が設けられていて、突出部414でルーフサイドレール104の車体壁に接触する。この突出部414とフック部412のかえし416とによって、プロテクタ402がルーフサイドレール104に把持される。
図13(b)に例示するように、カーテンエアバッグ装置(以下、カーテンエアバッグ400)のクッション102にガスが供給されると、ジャンプ台部分404がクッション102を車内側へ案内し、クッション102はルーフトリム418を押して下方へ膨張展開する。このように、クッション102は、ジャンプ台部分404によって、ピラーガーニッシュ406に干渉することなくこれを乗り越え、円滑に膨張展開可能になっている。
ジャンプ台部分404には、クッション102からの荷重が大きくかかる。そのため、プロテクタ402におけるジャンプ台部分404の車外側にリブ410およびフック部412が設けられている。まず、リブ410が設けられていることでジャンプ台部分404の耐圧性が向上し、変形が防止できる。そして、フック部412がルーフサイドレール104に係留していることで、ジャンプ台部分404の位置ずれや変形等を防ぐことができる。
本実施形態では、プロテクタ402のルーフサイドレール104への取付部であるクリップ126よりも下方にて、フック部412と突出部414が設けられている。仮にフック部412および突出部414が無かった場合、クッション102から受ける荷重は、その上方のクリップ126に集中する。しかしながら、本実施形態であれば、フック部412および突出部414にて、クッション102からの荷重をクリップ126に集中させることなく、分散できる。したがって、プロテクタ402のルーフサイドレール104からの脱落を効率よく防ぐことができる。
(変形例)
図14は、図12のプロテクタの402変形例を例示した図である。図14(a)に例示するプロテクタ450は、フック部452の形状にて、図12(b)のプロテクタ402と異なっている。図14(b)に例示するように、プロテクタ450のフック部452にはかえしがなく、簡易的な形状になっている。しかしながら、フック部452はジャンプ台部分404の車外側に設けられている。この簡易的な形状のフック部452であっても、ルーフサイドレール104に設けた所定の開口部に挿し込むことで、クッション102によってジャンプ台部分404にかかる下方への荷重を好適に支えることができる。
図14(c)に例示するプロテクタ470もまた、上記各プロテクタとは異なる形状のフック部472を有している。図14(d)に例示するように、プロテクタ470は、リブ410の上部に上向きのかえし474を有するフック部472を有し、リブ410の下部に上縁のほうが長い突出部476を有している。フック部472は、その上側にてルーフサイドレール104に係留している。したがって、プロテクタ470にクリップ126を抜く方向の荷重、詳しくはプロテクタ470が図14(d)中において左周りに回転しようとした場合、かえし447がルーフサイドレール104の開口部の上端に引っ掛かる。これにより、プロテクタ470は荷重に好適に耐えて回転が防がれ、クリップ126の脱落を防止することができる。同様に、突出部476の上縁もルーフサイドレール104に干渉して、荷重に耐えることができる。
以上、上記では実施形態1〜4に分けて説明を行ったが、これら各実施形態の有する技術的思想は、1つのカーテンエアバッグ装置用取付構造または1つのカーテンエアバッグ装置に対して同時に具現化することも可能である。例えば、図2(b)に例示した前部プロテクタ128、中央プロテクタ130、後部プロテクタ132に、図12および図14を参照して説明した各リブおよび各フック部を実施することも可能である。この構成によれば、クリップおよびプロテクタの脱落を防ぐという二重の措置により、クッション102のルーフサイドレール104からの脱落をより十全に防ぐことができる。また、図2(b)のクッション102のうちプロテクタの無い範囲にて図9のブラケット202を設置したり、スリットの無いタブ取付部の箇所のルーフサイドレール104に図10のスリット151を設けたりすることも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッションを備えたカーテンエアバッグ装置に利用することができる。
100…カーテンエアバッグ、101…取付構造、102…クッション、104…ルーフサイドレール、106…インフレータ、107…フロントピラー、108…車両、109…センタピラー、110…サイドウィンドウ、112…前部座席、114…チャンバ、118…後部座席、120…チャンバ、122…シーム部、124…タブ構造、126…クリップ、128…前部プロテクタ、130…中央プロテクタ、132…後部プロテクタ、134…タブ取付部、136…クッションのタブ、138…タブの孔部、140…インフレータ取付部、142…後部プロテクタの湾曲部分、144…リブ、146…第2クリップ挿込口、148…タブ取付部の縁、150…プロテクタのスリット、151…ルーフサイドレールのスリット、152…ツメ、153…ブラケットのスリット、154…矢印、155〜158…タブ取付部、160…一体成型クリップ、162…タブ取付部、164…タブ取付部、166…薄肉部、200…カーテンエアバッグ、201…取付構造、202…ブラケット、204…ブラケットの脚部、206…ブラケットの第1クリップ挿込口、208…プロテクタ、210…タブ取付部、300…カーテンエアバッグ、301…取付構造、302…ルーフサイドレールの第1クリップ挿込口、350…カーテンエアバッグ、351…取付構造、352…自由端、400…カーテンエアバッグ、401…取付構造、402…プロテクタ、404…ジャンプ台部分、406…ピラーガーニッシュ、408…タブ取付部、410…リブ、412…フック部、414…突出部、416…フック部のかえし、418…ルーフトリム、450…プロテクタ、452…フック部、470…プロテクタ、472…フック部、474…フック部のかえし、476…突出部

Claims (20)

  1. カーテンエアバッグ装置を備え、該カーテンエアバッグ装置を車体に取り付けるカーテンエアバッグ装置用取付構造において、
    前記カーテンエアバッグ装置は、
    袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで細長な収納形態となって車両に搭載され、緊急時に車両のサイドウィンドウを覆うように展開するクッションと、
    帯状であって前記クッションの上縁に設けられるタブと、
    を有し、
    当該カーテンエアバッグ装置用取付構造はさらに、
    前記タブを、前記車体を構成する所定部材に固定するクリップと、
    前記カーテンエアバッグ装置の膨張展開に伴って前記クリップが受ける力に追従して該クリップを移動可能にするクリップ脱落防止手段と、
    を備え、
    前記クリップ脱落防止手段は、前記所定部材に設けられて前記クリップが挿し込まれる第1クリップ挿込口を含む第1クリップ固定用座面を有し、該第1クリップ固定用座面を変形させることで前記クリップを移動させることを特徴とするカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  2. 前記クリップ脱落防止手段は、前記第1クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう連続して前記第1クリップ固定用座面に設けられるスリットを含むことを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  3. 前記スリットは、前記第1クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられることを特徴とする請求項2に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  4. 前記クリップ脱落防止手段は、前記第1クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう前記第1クリップ固定用座面に設けられ、前記クッションの膨張展開時に開裂する薄肉部を含むことを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  5. 前記薄肉部は、前記第1クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられることを特徴とする請求項4に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  6. 前記所定部材は、サイドウィンドウの上方で車両前後方向に延びているルーフサイドレールを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグの取付構造。
  7. 前記所定部材は、サイドウィンドウの上方に固定されて前記クッションを支えるブラケットを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  8. 前記カーテンエアバッグ装置はさらに、前記収納形態のクッションの長手方向の所定範囲に沿って延びて該クッションの前記車体側を覆うプロテクタを有し、
    前記クリップ脱落防止手段はさらに、前記プロテクタに設けられ、前記クリップが挿し込まれる第2クリップ挿込口を含む第2クリップ固定用座面を有し、該第1クリップ固定用座面と共に該第2クリップ固定用座面を変形させることで前記クリップを移動させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  9. 前記クリップ脱落防止手段はさらに、前記第2クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう連続して前記第2クリップ固定用座面に設けられるスリットを含むことを特徴とする請求項8に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  10. 前記スリットは、前記第2クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられることを特徴とする請求項9に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  11. 前記クリップ脱落防止手段はさらに、前記第2クリップ挿込口の上下左右のいずれか3方を囲うよう前記第2クリップ固定用座面に設けられ、前記クッションの膨張展開時に開裂する薄肉部を含むことを特徴とする請求項8に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  12. 前記薄肉部は、前記第2クリップ挿込口の上側および車両前後両側に設けられることを特徴とする請求項11に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  13. 前記プロテクタは、
    前記車体に取り付けられる取付部と、
    前記車体に向かって突出し、該車体に挿し込まれて係留されるフック部と、
    を有することを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  14. 前記プロテクタには、その前記車体側の面から該車体に向かって突出した複数のリブが形成されていて、
    前記フック部は前記リブの端部に設けられることを特徴とする請求項13に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  15. 前記リブの端部は、前記取付部よりも下方にて前記車体に接触可能であって、
    前記フック部は、前記リブの端部のうち前記取付部よりも下方に設けられることを特徴とする請求項14に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  16. 前記プロテクタは、車両のピラーガーニッシュの上方に設けられ、前記クッションの下方にて車幅方向内側へ突出して該クッションの該ピラーガーニッシュへの干渉を防ぐジャンプ台部分を有し、
    前記リブおよび前記フック部は、前記ジャンプ台部分の車幅方向外側に設けられることを特徴とする請求項14または15に記載のカーテンエアバッグ装置用取付構造。
  17. 袋状に構成され、巻回または折り畳まれることで細長な収納形態となって車体に取り付けられ、緊急時にサイドウィンドウを覆うように展開するクッションと、
    前記収納形態のクッションの長手方向の所定範囲に沿って延びて該クッションの前記車体側を覆うプロテクタと、
    前記プロテクタを前記車体に取り付ける取付部と、
    前記プロテクタから前記車体に向かって突出し、該車体に挿し込まれて係留されるフック部と、
    を備えることを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  18. 前記プロテクタには、その前記車体側の面から該車体に向かって突出した複数のリブが形成されていて、
    前記フック部は前記リブの端部に設けられることを特徴とする請求項17に記載のカーテンエアバッグ装置。
  19. 前記リブの端部は、前記取付部よりも下方にて前記車体に接触可能であって、
    前記フック部は、前記リブの端部のうち前記取付部よりも下方に設けられることを特徴とする請求項18に記載のカーテンエアバッグ装置。
  20. 前記プロテクタは、車両のピラーガーニッシュの上方に設けられ、前記クッションの下方にて車幅方向内側へ突出して該クッションの該ピラーガーニッシュへの干渉を防ぐジャンプ台部分を有し、
    前記リブおよび前記フック部は、前記ジャンプ台部分の車幅方向外側に設けられることを特徴とする請求項18または19に記載のカーテンエアバッグ装置。
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