JP2015535717A - カプセルサイズ検出を伴う飲料調製機 - Google Patents

Abstract

本発明は、第１サイズを有する第１型式の飲料調製カプセルおよび第２サイズを有する第２型式の飲料調製カプセルに使用するように適合された原料処理モジュールを有する飲料調製機に関する。飲料調製機は、第１サイズ又は第２サイズのカプセルを保持するように適合されたポジショナを備える。飲料調製機は、サイズ感知装置を更に備え、サイズ感知装置は、ポジショナ内のカプセルの存在を検出し、前記検出されたカプセルのサイズを測定し、前記測定されたサイズを前記第１サイズおよび第２サイズと比較することによってサイズ情報を確定し、前記サイズ情報を前記原料処理モジュールに送信する。【選択図】 図４ｂ

Description

発明の分野

この発明は、飲料調製システムの分野に関し、特に、飲料を調製する為の原料を含む異なる型式のカプセルを使用することに関する。

より具体的には、本発明は、異なる寸法のカプセルを扱う為に、効率良く、自動化された、安全な解決策を提供する機械に関する。

この説明のために、「飲料」は、コーヒー、ティー、冷たいチョコレート、ミルク、スープ、離乳食等のような、人が摂取可能な液体物質を含むことを意味する。「カプセル」は、プラスチック、アルミニウム、リサイクル可能な及び／又は生分解性材料、これらの組み合わせのような、適した材料の封入パッケージ内部に、予め小分けされた飲料原料または原料の組み合わせ（以下、「原料」という。）を含むことを意味し、原料を含む柔らかいポッド又は剛性カートリッジを含む。

技術的背景

一定の飲料調製機は、抽出される或いは溶解される原料および／または、機械内で自動的に貯蔵されて供給され、或いは、飲物の調製時に追加される原料を含むカプセルを使用する。一部の飲料機は、液体充填手段を持っており、液体充填手段は、液体（通常は水）用ポンプを含み、ポンプは、冷たい水源から液体を圧送するが、水は、実際、加熱手段（例えば、サーモブロック等）を経て加熱される場合がある。

特に、コーヒー調製の分野において、飲料原料を含むカプセルが淹出デバイスに挿入される機械が広く開発されてきた。淹出デバイスは、しっかりとカプセルの周りに閉鎖され、水はカプセルの第１面で注入され、飲料はカプセルの限定容量内で作られ、淹出される飲料は、カプセルの第２面から引き出すことができ、カップやグラスのような容器の中に集められる。

淹出デバイスは、例えば、モータを備えた淹出ユニットや供給装置を使用することによって、チャンバへの挿入を容易にするように開発されてきた。

WO 01/84993は、モータ付き淹出ユニット内の挿入位置までカプセルを取付状態から水平にスライドする可動引き出しを備えた飲料機に関する。そのような機械は、カプセルの淹出ユニットの中への導入や複数の飲料の調製のような自動化する課題を可能にする。しかしながら、飲料の調製を始めるため、使用者は、手動で可動引き出しのスライドを作動させるか、更に／又は開始ボタンを押さなければならない。

WO 2012/010470は、飲料調製機の容器に挿入されたカプセルのサイズを感知する為の機械的デバイスを開示する。

さらに、異なる容量の飲料、および／または、異なる型式の飲料、および／または、異なるレシピを使用して調製される飲料を調製する為に異なる容量の原料を含むカプセルを半自動、自動調製モードで扱える飲料調製システムを提案することが望ましい。

しかしながら、異なる型式のカプセルを有することは、幾つかの問題を起こし、特に、ユーザインタフェースの複雑性、機械の費用、複雑性を増す。さらに、たとえ、自動化レベルを高めることによって使用者の機械との相互作用を高めることが大いに望ましいとしても、それは、通常、モータによって自動的に作動される可動部品によって特に引き起こされる安全性の問題と共に進行する。モータを備えた飲料機の分野において、淹出ユニットが閉鎖されるとき、機械損傷や使用者に対する怪我を引き起こす場合がある指やスプーンのような不適切な物体が淹出チャンバに挿入される危険性を防止または制限することで解決策を提供してきた。例えば、EP1767129は、ユニットのジョー部材間の開放通路に重力によりカプセルが手動で挿入されるモータ付き淹出ユニットを備える飲料機に関する。安全性の理由のため、この通路はモータ付き閉鎖ゲートによって遮断可能である。

しかしながら、そのようなシステムの使用者による使用の便利さを減じることなく、安全性レベルを減じることなく、更に、経済的かつ信頼できる方法で、様々な異なるカプセルを扱うことができる飲料調製システムを提案する必要性がある。

本発明は、機械に異なる型式のカプセルを挿入する方法において、より都合の良い、使用者の介入が少ない、より安全性を提供することを目的とする。他に、半自動または自動調整モードで、異なる強度、容量、型式の飲料および／または異なるレシピを使用して調製される飲料を調製する為に、異なる容量の原料を含むカプセルを使用するような付加価値機能性を提供することを目的とする。他の目的は、飲料を調製する為の最適条件を制御することである。

１つ以上の、これらの目的は、独立型式の請求項に従う機械によって満足される。従属型式の請求項は、これらの目的に対する解決策および／または追加利点を更に提供する。

より具体的には、第１態様によると、本発明は、第１サイズを有する第１型式の飲料カプセルおよび第２サイズを有する第２型式の飲料カプセルを調製するのに使用されるように適合された原料処理モジュールを有する飲料調製機に関する。機械は、第１型式のカプセルおよび第２型式のカプセルを保持するように適合されたポジショナを備える。飲料調製機は、サイズ感知装置を更に備え、このサイズ感知装置は、

・ポジショナ内のカプセルの存在を検出し、

・前記検出されたカプセルのサイズを区別し、前記測定されたサイズを第１サイズおよび第２サイズと比較することによって、サイズ情報を確定させ、

・そのサイズ情報を原料処理モジュールに送るように構成される。

特に、第１型式のカプセルおよび第２型式のカプセルは、原料を含める為に、異なる寸法および／または容量を有する。機械は、異なるサイズの３以上の型式のカプセルを扱うように適合されてもよい。

したがって、使用者は、飲料を調製する為にポジショナ内に第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルを置かなければならないだけである。この単純かつ迅速・直感的なジェスチャーは、使用者に、彼が選択したカプセルの型式の情報を提供することを要求しない。原料処理モジュールは、使用者がポジショナの中に配置したカプセルの型式を区別し、この情報を使用でき、この型式のカプセルを扱うようにそれ自体を適合／構成し、さらに／または、この情報に従う調製処理を適合、例えば、その型式のカプセルに従って使用される水量を調節する。さらに、ポジショナは、原料処理モジュールの外側、特に、原料処理モジュールの淹出ユニットの外側、好ましくは、使用者が見え、アクセスできる地点に置かれてもよいので、使用者は視覚的なフィードバックを持てる。結果的に、対象物がポジショナの中に置かれ、カプセルとして検出されない場合、使用者は、この対象物を淹出ユニットに導入する前に、簡単に、それをポジショナから引き離すことができる。機械の安全性のレベルは、改善され、そのモータを使用した閉鎖システムのような機械の一定の感知機能は、淹出ユニットに挿入される不適切な対象物による損傷や故障を受けにくい。

特に、サイズ感知装置は、カプセルからの情報を受け取り、或いは読み取ることによって、或いは／又は、カプセルの以下の特徴（分光特性、色、電気特性、抵抗、容量、電磁特性、誘導磁界、機械的特性、幾何形状、重量、識別情報、コードバー、放出または反射信号）のうちの少なくとも１つを測定することによって、ポジショナ内のカプセルの存在を検出するように適合されてもよい。

特に、サイズ感知装置は、金属物体がポジショナ内に存在するかを検出することによってポジショナ内のカプセルの存在を検出するように構成されてもよい。

サイズ感知装置は、感知素子でポジショナ内に電磁界を生成し、第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルの存在により誘導される前記電磁界の変動を検出することによって、ポジショナ内のカプセルの存在を検出するように構成された誘導型検出装置を備えてもよい。

サイズ感知装置は、サイズ情報を確定させる為に長さ検出ユニットを備えてもよい。実施形態において、長さ検出ユニットは、受光デバイスと発光デバイスとを備え、これらは、カプセルポジショナ内に配置され、

・発光デバイスによって発せられた光は、第２型式のカプセルがポジショナ内に配置されるとき、第２型式のカプセルによって反射され、受光デバイスによって受けられ、

・発光デバイスによって発せられた光は、第１型式のカプセルがポジショナ内に配置されるとき、第１型式のカプセルによって反射されず、さらに／または、受光デバイスによって受けられない。

実施形態において、サイズ感知装置は、ポジショナ内に配置されるカプセルの一部の形状および／または曲率および／またはプロファイルを確定し、幾何形状サイズ感知素子を使用して、前記形状および／または前記曲率および／または前記プロファイルが第１型式のカプセルの一部または第２型式のカプセルの一部に符合するかを識別することによって、サイズ情報を確定するように構成されたサイズ検出装置を備えてもよい。

より具体的には、サイズ感知装置は、誘導型サイズ検出装置を備えてもよく、誘導型サイズ検出装置は、サイズ感知素子でポジショナ内に電磁界を生成し、第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルの存在により誘導される前記電磁界の変動を検出し、前記変動が第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルによって誘導されたかを識別することによって、サイズ情報を確定させるように構成されている。例えば、誘導型サイズ検出装置は、ポジショナ内に電磁界を生成する為の電磁界発信素子と、第１電磁界受信素子および第２電磁界受信素子を備え、誘導型サイズ検出装置は、ポジショナ内に電磁界発信素子で電磁界を生成し、第１型式または第２型式のカプセルの存在により誘導される、第１電磁界受信素子および第２電磁界受信素子で観察される変動を検出し、変動が第１型式のカプセルにより誘導されるか第２型式のカプセルにより誘導されるかを識別することによって、サイズ情報を確定するように構成されている。

原料処理モジュールは、サイズ情報に適用されるパラメータにしたがって、或いは、サイズ情報に依存して、飲料を調製するように構成されてもよい。

より具体的には、原料処理モジュールは、開放される位置で、第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルが挿入されることを可能にし、閉鎖される位置で、淹出チャンバを提供するように構成されたアセンブリを備えてもよく、原料処理モジュールは、アセンブリの構成および／または淹出チャンバの構成をサイズ情報に従って適合させるように構成されている。

ポジショナは、原料処理モジュールの外で、第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルを保持し、機械は、カプセルを原料処理モジュールに移送させる移送手段を備えている。ポジショナは、少なくとも部分的に重力の作用の下で、カプセルが原料処理モジュールの中に移動されるように、原料処理モジュールの調製チャンバまでの通路に対して配置されてもよい。移送手段は、カプセルを案内する為のガイド手段のみを備えてもよい。特に、ポジショナは、重力の作用からの利益を得るため、原料処理モジュールおよび通路の上方、例えば、機械のハウジングの最上部に配置されてもよい。

第２態様によると、本発明は、第１態様に従う飲料調製機における方法に関する。当該方法は、以下のステップを備える。

・ポジショナ内でカプセルの存在を検出するステップ

・検出されたカプセルのサイズを測定し、測定されたサイズを第１サイズおよび第２サイズと比較することによってサイズ情報を確定させるステップ

・前記サイズ情報を原料処理モジュールに送るステップ

第３態様によると、本発明は、飲料を調製する為に、第１態様に従う飲料調製機を用いて、第１サイズを有する第１型式のカプセルおよび／または第２サイズを有する第２型式のカプセルの使用に関する。

第４態様によると、本発明は、第１態様に従う飲料調製機と、第１サイズを有する第１型式のカプセルおよび／または第２サイズを有する第２型式のカプセルとを備えるキットに関する。

以下、概略図面を参照して、本発明を説明する。
図１は、実施形態に従う飲料機の概略図である。 図２ａは、飲料を調製する為に、飲料機により使用されるように適合された、第１型式のカプセルの横断面である。 図２ｂは、飲料を調製する為に、飲料機により使用されるように適合された、第２型式のカプセルの横断面である。 図３ａは、開放位置における図１の飲料機の淹出ユニットの一部横断面の斜視図である。 図３ｂは、「空の閉鎖モード」における図１の飲料機の閉鎖される淹出ユニットの一部横断面の斜視図を示す。 図３ｃは、「カプセル閉鎖モード」における図１の飲料機の閉鎖される淹出ユニットの一部横断面の斜視図を示す。 図４ａは、実施形態に従う、図１の飲料機のカプセルポジショナの詳細図である。 図４ｂは、第１実施形態に従う、開放位置における図１の飲料機のカプセルポジショナの詳細図である。 図４ｃは、実施形態に従う、図１の飲料機のカプセルポジショナの詳細図である。 図４ｄは、実施形態に従う、図１の飲料機のカプセルポジショナの詳細図である。 図４ｅは、実施形態に従う、図１の飲料機のカプセルポジショナの詳細図である。 図５ａは、第１実施形態に従う、カプセルポジショナ内に組み込まれたカプセルサイズ検出装置の図を示す。 図５ｂは、第１実施形態に従う、カプセルポジショナ内に組み込まれたカプセルサイズ検出装置の図を示す。 図６ａは、第２実施形態に従う、カプセルポジショナ内に組み込まれたカプセルサイズ検出装置の図を示す。 図６ｂは、第２実施形態に従う、カプセルポジショナ内に組み込まれたカプセルサイズ検出装置の図を示す。 図７ａは、第３実施形態に従う、カプセルポジショナ内に組み込まれたカプセルサイズ検出装置の図を示す。 図７ｂは、第３実施形態に従う、カプセルポジショナ内に組み込まれたカプセルサイズ検出装置の図を示す。 図８は、ポジショナ内に何もカプセルが無いとき、ポジショナ内に第１型式のカプセルが配置されるとき、ポジショナ内に第２型式のカプセルが配置されるとき、第３実施形態に従うカプセルサイズ検出装置により行われた測定値の図表である。 図９は、第３実施形態に従う、カプセルサイズ検出装置に埋め込まれたＭＥＭＳセンサの図式的な概観である。 図１０は、実施形態に従う方法のブロック図である。

発明の詳細な説明

実施形態に従う飲料機１は、図１に概略的に図示されている。飲料機は、淹出ユニット１を備え、淹出ユニット１は、電気モータ３に結合され、電気モータ３は、開放される位置と閉鎖される位置との間で淹出ユニットを移動させる伝達手段４を駆動する。淹出ユニットは、図１において、開放される位置で表されている。淹出ユニットは、少なくとも１つの原料（例えば粉コーヒーやティーまたはチョコレート）を含むカプセル５から飲料の調製を可能にする。

図２ａ、図２ｂに示されるように、カプセルは、略カップ状本体５１と、カバーする膜５２のような蓋とを有する。膜は、カップの周囲リム５４に沿ってカップに組み付けられる。リムは、（例えば、エラストマーや塑性材料で形成された）シール５４’を備えてもよく、淹出ユニットにおいて、カプセルの流体蜜係合を改善する。さらに、カプセル、特に、リム及び／又は膜は、（カプセルの製造および／または取り扱いを助ける為の）リング又は環状体５３を持ってもよい。そのようなカプセルは、飲料調製機で調製される飲料の原料５０（例えば、粉コーヒー）を含む為のパッケージを形成する。実施形態において、カプセルは、（アルミニウム又はアルミニウム合金で形成された）気密パッケージを形成する。あるいは、カプセルは、多少、通過性があっても（例えば、穿孔されても）よく、更に／又は、有機物、特に、プラスチック材料（例えば、生分解性材料）で形成されてもよい。カプセルのカップ及び／又はカプセルの蓋は、一体となった材料（例えば、金属材料または導電性セラミック及び／又は導電性有機材料で形成されてもよく、或いは、導電性材料（例えば、導電性被覆またはトラック、例えば、アルミニウム、鉄および／または銅被覆またはトラック）を被う又は含む構造で形成されてもよい。図２ａにおいて、そこに示されているのは、第１型式のカプセル５であり、ここで、原料５０を含む為のパッケージは、その対称軸に沿って最大の第１の長さｌ１を有する。特に、第１型式のカプセル５は、原料５０の第１の容量Ｖ１を備えてもよい。図２ｂにおいて、そこに示されているのは、第２型式のカプセル５であり、ここで、原料５０を含む為のパッケージは、その対称軸に沿って、最大の第２の長さｌ２を有する。最大の第２の長さｌ２は、最大の第１の長さｌ１より長い。特に、第２型式のカプセル５は、原料５０の第２の容量Ｖ２を備えてもよい。図２ａ、図２ｂに表された実施形態において、第２の容量Ｖ２は、第１の容量Ｖ１より大きい。

また、図１に表されているように、水供給手段は、また、機械の一部として、水リザーバ６、水ポンプ７，水ヒータ８を含むような手段を備える。水は、淹出ユニットにリンクされた水流通路９内を流通する。コントローラも、機械に設けられている。コントローラは、一般的に、制御ユニット１１，センサ１２，ユーザインタフェース１３を含む。制御ユニットは、機械の異なる作動手段、特に、ポンプ、ヒータ、モータ、ユーザインタフェースに適切な入力を与え、異なる作動手段から出力を受けることを可能にするプログラム、メモリ、プロセッサを含む。

以下、図３ａ、図３ｂ、図３ｃを参照すると、ここには、淹出ユニットの例示的なモータを備えた実施形態が示されている。淹出ユニットは、第１アセンブリ２３，第２アセンブリ２４を特に備え、これらは、互いに相対的に移動可能である。この特定モードにおいて、後方注入アセンブリ２３は、注入ブレード２５を含むカプセルケージを表す。前方アセンブリ２４は、飲料供給アセンブリを表し、カプセル供給プレート２６を含む。前方アセンブリは、外部ケーシング２７に関連付けられており、フレーム２８に固定されたままの後方注入アセンブリ２３まで全体が相対的に移動可能である。前方供給アセンブリ２４は、飲料出口２９を備える。前方供給アセンブリ２４は、伝達手段４を駆動するモータ３によって後方注入アセンブリ２３まで相対的に移動される。開放される位置（図３ｂ）において、通路３１は、第１アセンブリ２３と第２アセンブリ２４との間に設けられ、カプセルの挿入を可能にする。閉鎖される位置（図３ｃ）において、淹出チャンバ３９が設けられている。

飲料機は、カプセルポジショナ４０を更に備え、カプセルポジショナ４０は、淹出チャンバの外、好ましくは、淹出ユニットの外側で、少なくとも第１型式のカプセル５および第２型式のカプセル５を受けるように適合されたシートを有する。実施形態において、ポジショナは、淹出チャンバの外、好ましくは、淹出ユニットの外側で、少なくなくとも第２カプセルを格納するようにアレンジされている。カプセルポジショナは、閉鎖する装置を備えてもよく、閉鎖する装置は、少なくとも開放される位置と閉鎖される位置との間でカプセルホルダを切り換える為に操作可能である。閉鎖される位置において、カプセルホルダは、シートにカプセルを格納するように構成されている。開放される位置において、カプセルホルダは、カプセルが、カプセルシートの中に予め配置され、淹出ユニットチャンバに入ることを可能にするように構成されている。より具体的に、カプセルポジショナは、カプセルポジショナが、その開放される位置に設定されるとき、カプセルが淹出ユニットの通路に入り、通過することを可能にする。カプセルは、開放される位置において、ガイド手段、モータを備えた要素、移動部品、アクチュエータ、及び／又は、シートから外にカプセルを淹出ユニット、特に、淹出ユニットチャンバまで移動させるように適合された他の手段のような移送手段によって、カプセルポジショナから淹出ユニットまで移送されてもよい。有利なことに、閉鎖する装置は、カプセルポジショナが、その閉鎖される位置にあるとき、少なくとも部分的に通路を閉じるようにアレンジされており、特に、予期しない物体が淹出ユニットの中に危険挿入されることを防止する。

第１実施形態において、図４ａ、図４ｂ、図４ｃ、図４ｄ、図４ｅに示されるように、カプセルシート４４は、ハウジング４２に形成され、図示されていない飲料機のハウジングに一体化されてもよい。あるいは、カプセルシートは、図示されていない飲料機のハウジングに装着された分離部分でもよい。第１実施形態において、閉鎖する装置は、２つの可動シェルを備え、これらは、閉鎖する装置が、その閉鎖される位置にあるとき、カプセルシートのベースを形成する。２つの可動シェル４５にはノッチが設けられ、前記シート４４の中にカプセルの導入および配置を案内する。特に、シェルは、閉鎖する装置を閉鎖される位置（図４ａ、図４ｂ、図４ｃ、図４ｄに図示）と開放される位置（図４ｅに図示）との間で切り換えるように、モータを備えた機構４６によって変位可能である。より具体的に、各シェルは、モータを備えた機構４６によって、各シェルを離間するために、カプセルがシートから放出されるように長手方向軸Ａに沿って回転可能であり、例えば、カプセルが通路を通って淹出ユニットの中に落ちることを可能にする。カプセルポジショナが開放されると、例えば、図４ｅに図示されたようにシェルが離間されるとき、閉鎖する装置はカプセルシート４４に配置されたカプセルがカプセルシートを離れることを可能にするように構成されている。特に、カプセルポジショナ４０は、飲料機のハウジングの上部に配置され、カプセルポジショナが開放されるとき、重力の作用の下で、通路３１の中にカプセルを落下させる。あるいは、シェルは、淹出ユニット、特に、第１アセンブリ２３および／または第２アセンブリ２４と機械的結合手段によって機械的にリンクされてもよく、淹出ユニットが開放または閉鎖されるかによって、開放位置と閉鎖位置とを切り換える。例えば、機械的結合手段は、淹出ユニットが開放される位置にあるとき閉鎖する装置を開放するように、それ以外は、閉鎖する装置を閉鎖するようにアレンジされてもよい。シェルの中に形成され、カプセルシートを囲むガイド部は、カプセルポジショナが閉鎖される位置にあるとき、使用者によるカプセルの配置を容易にし、シートにカプセルを保持することを改善するように配置されている。さらに、ガイド部は、カプセルポジショナがその開放される位置に切り換えられるとき、カプセルの移動を案内し、例えば、カプセルホルダが閉鎖される位置から開放される位置に切り換えられるとき、閉鎖する装置と共に平行移動されるシートにカプセルが挿入されることを防止するように配置されてもよい。

飲料機は、カプセル長さ検出器を備える。カプセル検出器は、カップセルの、カプセルシート上の存在を検出し、前記検出されたカプセルが、第１型式のカプセルか第２型式のカプセルかを識別するように適合される。より具体的には、カプセル長さ検出器は、前記カプセルの長さに従うカプセルの型式を確定させるように構成されてもよい。例えば、カプセル長さ検出器は、シートの中の金属製カプセルの存在を検出し、その後、その対称軸に沿う前記カプセルの最大の長さが感覚的に第１の長さＬ１あるいは第２の長さＬ２と等しいかをチェックすることによって、検出されたカプセルが第１型式のカプセルか第２型式のカプセルかを確定させるように構成されてもよい。

図５ａおよび図５ｂを参照すると、そこには、カプセルサイズ検出器の第１実施形態が示されている。カプセルサイズ検出器は、検出ユニット１１０と型式検出ユニットとを備え、検出ユニット１１０は、カプセルの、カプセルシート上の存在を検出するように適合され、型式検出ユニットは、前記検出されたカプセルが第１型式のカプセルか第２型式のカプセルかを識別するように適合されている。特に、金属製カプセルを扱うように設計された飲料調製システム、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されたカプセル、或いは、金属および／または磁気応答性の材料で形成されたカプセルに対し、検出ユニットは、導電性検出装置を備え、シートの中にカプセルの存在を検出してもよい。図５ａ、図５ｂに示された実施形態において、誘導型検出装置は感知素子を備え、感知素子には、２つの電気コイルが、各シェル４５ａ、４５ｂで互いに対面して、それぞれ配置されている。電気コイルは、前記カプセルがシートに配置されるとき、第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルの本体の壁に対して僅かに触れる程度に感覚的に置かれるように配置される。検出ユニット１１０は、感知素子を励起するように構成され、変調された電気信号は、基準周波数Ｆ１を有する。検出ユニット１１０は、周波数偏移検出器を備え、周波数偏移検出器は、感知素子で観察され、基準周波数Ｆ１の周波数偏移ＤＦ１を検出し、測定するように構成されている。シーツにカプセルが無いとき、周波数偏移ＤＦ１は、感覚的にゼロに等しい。カプセルがシートの中に配置されるとき、周波数偏移ＤＦ１は、ゼロより大きい所定閾値Ｔ１より大きくなる。閾値Ｔ１は、カプセルの特徴、特に、その形状およびその材料の電磁特性と一般的に関係がある。検出ユニット１１０は、コンパレータを備え、コンパレータは、閾値Ｔ１と周波数偏移ＤＦ１を比較するように構成されている。検出ユニットは、周波数偏移ＤＦ１が閾値Ｔ１より大きいか等しい場合、カプセルの検出の信号を送るように構成されている。カプセルサイズ検出器５０は、長さ検出ユニット１２０を備える。長さ検出ユニット１２０は、特に、カプセルの検出の信号が検出ユニットによって送られたとき、カプセルサイズ検出器５０によって使用される。長さ検出ユニット１２０は、前記検出されるカプセルのサイズを測定することによって、第１型式のカプセル（５ａ）または第２型式のカプセル（５ｂ）がポジショナに配置されているかを検出するように配置される。実施形態において、長さ検出ユニット１２０は、受光デバイスと発光デバイスとを備え、両方ともカプセルポジショナ内に配置されるので、

・発光デバイスによって発せられた光が、第２型式のカプセルがポジショナ４０内に配置されるとき、前記カプセルによって反射され、前記反射される光が、図５ｂに表されたような受光デバイスによって受けられ、

・発光デバイスによって発せられた光が、第１型式のカプセルがポジショナ４０内に配置されるとき、前記カプセルによって反射されず、前記反射される光は、図５ａに表されたような受光デバイスによって受けられない。

特に、受光デバイスと発光デバイスは、赤外線を発し、受けるように配置されてもよい。検出されるカプセルが第１型式のカプセルか第２型式のカプセルかを検出するように適合された一つの可能な長さ検出ユニットの構成が、図５ａ、図５ｂに示されている。カプセルポジショナの２つの可動シェル４５には、カプセルを前記シート４４の中に導入および配置を案内する為のノッチが設けられているので、挿入されるカプセルが如何なる型式であっても、その膜は同一平面Ｐに感覚的に配置され、前記カプセルの対称の長手方向軸Ａは同一方向に感覚的に延びている。長さ検出ユニットの発光デバイスは、ポジショナ内に配置されたカプセルの横方向の壁に直交する方向に感覚的に、地点Ｌで、光を発するように配置される。地点Ｌは、図５ａに表されているように、最大の第１長さｌ１より大きい、平面Ｐの距離Ｄに配置される。距離Ｄは、図５ｂに表されているように、最大の第２長さｌ２より下である。

図６ａ、図６ｂを参照すると、そこには、カプセルサイズ検出器５０の第２実施形態が示されている。カプセルサイズ検出器５０は、検出及びサイズ検出ユニットを備え、検出及びサイズ検出ユニットは、カプセルの、カプセルシート内の存在を検出し、前記検出されるカプセルが第１型式のカプセルか第２型式のカプセルかを識別するように適合されている。特に、金属製カプセル（例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されたカプセル、或いは、金属および／または磁気応答性材料で形成されたカプセル）を扱うように設計された飲料調製システムに対し、その検出及びサイズ検出ユニットは、誘導型装置を備え、シートの中にカプセルの存在を検出し、前記検出されるカプセルが第１型式のカプセルか第２型式のカプセルかを識別する。図６ａ、図６ｂに示された実施形態において、誘導型検出装置は、感知素子を備え、感知素子は、２つの電気コイルを有し、２つの電気コイルは、互いにオフセットされ、各シェル４５ａ、４５ｂに、それぞれ配置されている。電気コイルは、第１型式のカプセルまたは第２型式のカプセルがシートの中に配置されるとき、前記カプセルの壁に対して、感覚的に僅かに触れる程度に相対的に置かれるように配置される。２つの電気コイルのうちの一つは、第１型式のカプセルがポジショナに配置されるとき、前記カプセルのベース部と感覚的に対面するように配置される。検出及びサイズ検出ユニット１２０は、感知素子を励起するように構成され、変調される電気信号は基準周波数Ｆ２を有する。検出及びサイズ検出ユニット１２０は、周波数偏移検出器を備え、周波数偏移検出器は、感知素子で観察される基準周波数Ｆ２の周波数偏移ＤＦ２を検出し測定するように構成されている。シートにカプセルが無いとき、周波数偏移ＤＦ１は、感覚的にゼロに等しい。第１型式のカプセルがシートの中に配置されるとき、周波数偏移ＤＦ２は、ゼロより大きい所定の閾値Ｔｌ１より大きい。第２型式のカプセルがシートの中に配置されるとき、周波数偏移ＤＦ２は、ゼロより大きい所定の閾値Ｔｌ２より大きい。閾値Ｔｌ１および閾値Ｔｌ２は、一般的に、カプセルの特徴、特に、その形状およびその材料の電磁特性に関係がある。検出ユニットは、周波数偏移ＤＦ２が閾値Ｔｌ１以上である場合、第１型式のカプセルの検出の信号を送るように構成されている。検出ユニットは、周波数偏移ＤＦ２が閾値Ｔｌ２以上である場合、第２型式のカプセルの検出の信号を送るように構成されている。

図７ａ、図７ｂ、図８、図９を参照すると、そこには、カプセルサイズ検出器５０の第３実施形態が示されている。カプセルサイズ検出器５０は、検出ユニット１３０と型式検出ユニットとを備え、検出ユニット１３０は、カプセルの、カプセルシート上の存在を検出するように適合され、型式検出ユニットは、前記検出されるカプセルが第１型式か第２型式かを識別するように適合されている。特に、金属製カプセル（例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成されたカプセル、或いは金属および／または磁気応答性材料で形成されたカプセル）を扱うように設計された飲料調製機のために、検出ユニットは、誘導型検出装置を備え、シートの中にカプセルの存在を検出してもよい。図７ａ、図７ｂに示された実施形態において、誘導型検出装置は、ＭＥＭＳセンサ１３０を備えた感知素子を備える。ＭＥＭＳセンサの概要は、図９に概略的に示されている。ＭＥＭＳセンサ１３０は、シリコンチップの一面に誘導回路を備え、一次コイル１４２と，２対の二次コイル１４０ａ、１４０ｂ（交差または並列構成）とを含む。第１対の二次コイル１４０ａは、ＭＥＭＳセンサの第１出力部に結合され、そこで、第１出力信号Ｖ１が測定可能である。第２対の二次コイル１４０ｂは、ＭＥＭＳセンサの第２出力部に結合され、そこで、第２出力信号Ｖ２が測定可能である。また、ＭＥＭＳセンサは、同一シリコンチップの裏面にアナログ電子回路およびデジタル電子回路を備えてもよい。ＭＥＭＳセンサは、一次コイルを経て電磁界を生成する為の手段を備える。ＭＥＭＳセンサは、出力信号Ｖ１、Ｖ２を測定する為の測定装置を備える。より具体的には、ＭＥＭＳセンサは、信号Ｖ１と信号Ｖ２の差を測定可能である。このため、ＭＥＭＳセンサによって生成された電磁界に金属片が入れられると、前記生成電磁界が乱され、信号Ｖ１および信号Ｖ２の変動を測定することによって、摂動（perturbation）が検出可能である。ＭＥＭＳセンサが信号Ｖ１と信号Ｖ２との差を出力するように構成される差異モードで作動するように構成され、金属片が、二次コイルを備えるものの平行面に置かれ、２対の二次コイルにわたって同様に延びるとき、差異Ｄは、感覚的にゼロに等しい。対照的に、金属片が、二次コイルを備えるものの非平行面に置かれ、更に／又は、２対の二次コイルの一部にのみに延び、差異Ｄは感覚的にゼロとは異なるであろう。このため、ＭＥＭＳセンサは、例えば、金属部品の異なる曲線間、より具体的には、カプセルの金属部の異なる曲線を区別する為に使用可能である。

図７ａ、図７ｂに示される実施形態において、ＭＥＭＳセンサ１３０は、シェル４５ａ、４５ｂのうちの一つに配置される。対の二次コイルを備えるＭＥＭＳセンサの面は、第１型式または第２型式のカプセルがシートの中に配置されるとき、前記カプセルの本外の壁に対して感覚的に僅かに触れる程度に相対的に置かれるように配置される。検出されるカプセルが第１型式のカプセルか第２型式のカプセルかを検出する為の一つの可能なＭＥＭＳセンサの構成は、図７ａ、図７ｂに示されている。カプセルポジショナの２つの可動シェル４５には、ノッチが備えられ、前記カプセルシート４４の中へのカプセルの導入および配置を案内するので、挿入されるカプセルが如何なる型式であっても、その膜は同一面Ｐに感覚的に配置され、前記カプセルの対称の長手方向軸Ａは同一方向に感覚的に延びる。ＭＥＭＳセンサは、第１型式のカプセルがポジショナ内に置かれるとき、そのような配置され、前記カプセルの表面の曲線がＭＥＭＳセンサによって検出可能である。特に、ＭＥＭＳセンサは、第１型式のカプセルがポジショナ内に置かれるとき、第１対の二次コイルに面する前記カプセルの表面は、第２対の二次コイルに面する前記カプセルの表面に対して同一平面上にない。（図表のＸ軸における１に等しい検出ＩＤに対応する）図８に表されるように、シートにカプセルが無いとき、信号Ｖ１と信号Ｖ２との間の差異Ｄは感覚的にゼロではない。この実施例において、信号Ｖ１と信号Ｖ２は、２．４Ｖに感覚的に等しい。

（図８の図表のＸ軸における２に等しい検出ＩＤに対応する）第１型式のカプセルがシートの中に配置されるとき、差異Ｄはゼロに等しくなく、感覚的に０．３Ｖに等しく、信号Ｖ１は１Ｖ、信号Ｖ２は０．７Ｖに等しい。（図８の図表のＸ軸における３に等しい検出ＩＤに対応する）第２型式のカプセルがシートの中に配置されるとき、差異Ｄはゼロに等しくなく、信号Ｖ１は３Ｖに等しく、信号Ｖ２は０．５Ｖに等しい。ＭＥＭＳセンサは、その後、カプセルがポジショナに挿入されるか、前記カプセルが第１型式か第２型式かを検出することができる。第２実施形態で説明されたように、この実施形態において、カプセルサイズ検出器５０は、任意で、追加の長さ検出ユニット１２０、例えば、受光デバイスと発光デバイスを備えてもよい。

図１０を参照すると、そこには、実施形態に従う機械で、飲料を調製する為の方法のステップが示されている。特に、当該方法は、以下のステップを備える。

・ポジショナ内のカプセルの存在を検出するステップ

・前記検出されたカプセルのサイズを測定し、前記測定されたサイズを前記第１サイズおよび第２サイズと比較することによって、サイズ情報を確定させるステップ

・原料処理モジュールにサイズ情報を送るステップ

Claims (13)

1. 第１サイズを有する第１型式の飲料調製カプセル（５ａ）および第２サイズを有する第２型式の飲料調製カプセル（５ｂ）に使用するように適合された原料処理モジュール（２）を有する飲料調製機であって、
   前記飲料調製機は、前記第１サイズおよび前記第２サイズのカプセルを保持するように適合されたポジショナ（４４）を備え、前記飲料調製機は、サイズ感知装置（１１０，１２０；１２２ａ、１２２ｂ；１３０）を更に備え、前記サイズ感知装置は、
   前記ポジショナ内のカプセルの存在を検出し、
   前記検出されたカプセルのサイズを区別し、前記区別されたサイズを前記第１サイズおよび第２サイズと比較することによってサイズ情報を確定し、
   前記サイズ情報を前記原料処理モジュールに送信する、
   飲料調製機。
2. 前記サイズ感知装置（１１０）は、前記ポジショナ内に金属物体が存在するかを検出することによって、前記ポジショナ内のカプセルの存在を検出するように構成される、請求項１に記載の飲料調製機。
3. 前記サイズ感知装置（１１０）は、前記ポジショナ内に電磁界を感知素子で生成し、前記第１型式または前記第２型式のカプセルの存在により誘導される前記電磁界の変動を検出することによって前記ポジショナ内のカプセルの存在を検出するように構成された誘導型検出装置を備える、請求項１または２に記載の飲料調製機。
4. 前記サイズ感知装置（１１０）は、前記サイズ情報を確定させる為の長さ検出ユニット（１２０）を備え、前記長さ検出ユニットは、前記カプセルポジショナ（４０）内に配置される受光デバイスおよび発光デバイスを備え、
   前記発光デバイスによって発せられた光は、そのようなカプセルが前記ポジショナ（４０）内に配置されるときには前記第２型式のカプセルによって反射され、前記受光デバイスによって受けられ、
   前記発光デバイスによって発せられた光は、そのようなカプセルが前記ポジショナ（４０）内に配置されるときには前記第１型式のカプセルによって反射されず、更に／又は、前記受光デバイスによって受けられない、
   請求項１〜３のいずれか一項に記載の飲料調製機。
5. 前記サイズ感知装置（１１０）は、幾何学的サイズ感知素子（１３０，１４０ａ、１４０ｂ）を使用して、前記ポジショナ内に配置されたカプセルの一部の形状および／または曲率および／またはプロファイルを確定することによって前記サイズ情報を確定するように構成されたサイズ検出装置を備え、前記形状および／または前記曲率および／または前記プロファイルが、前記第１型式または前記第２型式のカプセルの一部に符合するかを識別する、請求項１〜４のいずれか一項に記載の飲料調製機。
6. 前記サイズ感知装置（１１０）は、前記ポジショナ内に電磁界をサイズ感知素子（１２２ａ、１２２ｂ；１４２，１４０ａ、１４０ｂ）で生成し、前記第１型式または前記第２型式のカプセルの存在により誘導される前記電磁界の変動を検出し、前記変動が前記第１型式のカプセルによって誘導されたか前記第２型式のカプセルによって誘導されたかを識別することによって、前記サイズ情報を確定するように構成された誘導型サイズ検出装置を備える、請求項１〜５のいずれか一項に記載の飲料調製機。
7. 前記誘導型サイズ検出装置は、前記ポジショナ内に電磁界を生成する為の電磁界発信素子（１４２）と、第１電磁界受信素子（１４０ａ）および第２電磁界受信素子（１４０ｂ）を備え、前記誘導型サイズ検出装置は、前記ポジショナ内に前記電磁界発信素子（１４２）で電磁界を生成し、前記第１型式または前記第２型式のカプセルの存在により誘導される、前記第１電磁界受信素子および前記第２電磁界受信素子で観察される変動を検出し、前記変動が前記第１型式のカプセルにより誘導されるか前記第２型式のカプセルにより誘導されるかを識別することによって、前記サイズ情報を確定するように構成される、請求項６に記載の飲料調製機。
8. 前記原料処理モジュールは、前記サイズ情報に適合されたパラメータにより、或いは、前記サイズ情報に依存して、飲料を調製するように構成される、請求項１〜７のいずれか一項に記載の飲料調製機。
9. 前記原料処理モジュールは、開放される位置で、前記第１型式のカプセルまたは前記第２型式のカプセルが挿入されることを可能にし、閉鎖される位置で、淹出チャンバ（３９）を提供するように構成されたアセンブリ（２３，２４）を備え、前記原料処理モジュールは、前記アセンブリの構成および／または前記淹出チャンバの構成を前記サイズ情報に従って適合させるように構成される、請求項８に記載の飲料調製機。
10. 前記ポジショナは、前記第１型式または前記第２型式のカプセルを前記原料処理モジュールの外で保持するように適合され、前記飲料調製機は、前記カプセルを前記原料処理モジュールに移送させる移送手段を備える、請求項９に記載の飲料調製機。
11. 第１サイズを有する第１型式の飲料調製カプセル（５ａ）および第２サイズを有する第２型式の飲料調製カプセル（５ｂ）に使用するように適合された原料処理モジュール（２）を有する飲料調製機における方法であって、
    前記飲料調製機は、前記第１サイズおよび前記第２サイズのカプセルを保持するように適合されたポジショナ（４４）を備え、前記飲料調製機は、サイズ感知装置（１１０，１２０；１２２ａ、１２２ｂ；１３０）を更に備え、前記サイズ感知装置は、
    前記ポジショナ内のカプセルの存在を検出し、
    前記検出されたカプセルのサイズを区別し、前記区別されたサイズを前記第１サイズおよび第２サイズと比較することによってサイズ情報を確定し、
    前記サイズ情報を前記原料処理モジュールに送信する、
    方法。
12. 請求項１〜１０のいずれか一項に記載の飲料調製機で、飲料を調製する為に、第１サイズを有する第１型式のカプセル（５ａ）および／または第２サイズを有する第２型式のカプセル（５ｂ）を使用する方法。
13. 第１サイズを有する第１型式の飲料調製カプセル（５ａ）および／または第２サイズを有する第２型式の飲料調製カプセル（５ｂ）、さらに、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の飲料調製機を備えるキット。

Images