JP2015517942A - 印刷用シリコンブランケットおよびその製造方法 - Google Patents

印刷用シリコンブランケットおよびその製造方法 Download PDF

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モ コー、ベオム
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Abstract

本発明は、支持層、および前記支持層の上部に積層された印刷層を含み、前記印刷層はシリコンゴム組成物の硬化物を含むものである印刷用ブランケットを提供する。本発明による印刷用ブランケットは、表面に−SiH基が実質的に存在しないシリコンゴム組成物の硬化物を含むことにより、インク組成物内に含まれた導電性金属の前駆体との反応を防止することができ、それにより、ブランケットの変色現象を抑制することができ、寿命を増大させることができるという特徴がある。

Description

本出願は2012年5月29日に韓国特許庁に提出された韓国特許出願第10−2012−0056656号の出願日の利益を主張し、その内容の全ては本発明に含まれる。
本発明は、ブランケットの変色現象を抑制することができ、寿命を増大させることができる印刷用シリコンブランケットおよびその製造方法に関する。
一般的に、オフセット(offset)印刷は、パターンロールまたは板からブランケット(blanket)ゴム板の表面に塗料画像を移され、そのブランケットの塗料画像が再び印刷対象物に移されて間接的に印刷される方式をいう。
シリコンゴムを用いた従来のオフセット印刷用ブランケットは、ビニル基(−CH=CH)が付いたポリジメチルシロキサン(polydimethylsiloxane、PDMS)と−SiH基が付いたPDMSのビニル基と−SiH基が反応して硬化される付加硬化型シリコンを用いて製作される。このような過程で製作されたブランケットを用いて何度も印刷を繰り返し行えば、印刷過程でインクが付いていたブランケット部分に変色現象が発生するという問題がある。これは、特に導電性金属インク、その中でも導電性金属の前駆体に基づいたインクを用いる時により深刻な現象が発生し得る。
大韓民国公開特許公報第10−2009−0089582号
ブランケットに変色現象が一度発生すれば本来の状態に戻し難く、表面状態も変わるので再使用が不可能であるという点で、当技術分野では、長期間用いて変色現象が発生せず、寿命が増大できるブランケットに関する研究が必要である。
本発明の一実施形態は、支持層、および前記支持層の上部に積層された印刷層を含み、
前記印刷層はシリコンゴム組成物の硬化物を含むものである印刷用ブランケットを提供する。具体的には、本発明の一実施形態は、支持層、および前記支持層の上部に積層された印刷層を含み、
前記印刷層はシリコンゴム組成物の硬化物を含み、前記シリコンゴム組成物は下記数学式1の値が0以上0.001未満であることを特徴とする印刷用ブランケットを提供する。
[数学式1]
前記数学式1において、
は前記FT−IRスペクトルにおいて2150〜2170cm−1の範囲から検出されるピークの面積であり、
は前記FT−IRスペクトルにおいて1250〜1270cm−1の範囲から検出されるピークの面積である。
また、本発明の一実施形態に係る印刷用ブランケットの製造方法は、1)支持層を準備するステップ、および
2)前記支持層上にシリコンゴム組成物をコーティングした後に硬化させるステップを含む。
本発明の一実施形態による印刷用ブランケットは、前述した構成のシリコンゴム組成物の硬化物を含む印刷層を含むことにより、印刷層内に−SiH基が実質的に存在しなくなる。それにより、印刷用ブランケットとインク組成物内に含まれた導電性金属の前駆体との反応を防止することができ、印刷用ブランケットの変色現象を抑制することができ、寿命を増大させることができるという特徴がある。
本実施形態による印刷用ブランケットの一具体例を示す図である。 実施例1による印刷用ブランケットの変色現象を観察した図である。 比較例1による印刷用ブランケットの変色現象を観察した図である。 実施例1のシリコンゴム組成物の主鎖であるX−32−2100TのFT−IRスペクトルを示す図である。 実施例1のシリコンゴム組成物の硬化触媒であるCX−2100−TのFT−IRスペクトルを示す図である。 実施例1のシリコンゴム組成物の主鎖であるX−32−2100TのH−NMRスペクトルを示す図である。 実施例1のシリコンゴム組成物の硬化剤であるCX−2100−TのH−NMRスペクトルを示す図である。 比較例1の付加硬化型シリコンゴム組成物の主鎖および硬化剤のFT−IRスペクトルを示す図である。 比較例1の付加硬化型シリコンゴム組成物の主鎖および硬化剤のH−NMRスペクトルを示す図である。
以下、本発明の実施形態を用いてより詳細に説明する。
前述したように、シリコンゴムを用いた従来のオフセット印刷用ブランケットは、ビニル基(−CH=CH)が付いたポリジメチルシロキサン(polydimethylsiloxane、PDMS)と−SiH基が付いたPDMSのビニル基と−SiH基が反応して硬化される付加硬化型シリコンを用いて製作される。このような過程で製作されたブランケットを用いて何度も印刷を繰り返し行えば、印刷過程でインクが付いていたブランケット部分に変色現象が発生するという問題がある。これは、特に導電性金属インク、その中でも導電性金属の前駆体に基づいたインクを用いる時により深刻である。
上記のように、導電性金属の前駆体に基づいたインクを用いる時、ブランケットの変色現象がより深刻な理由中の1つは、ブランケットの製作時、表面に反応せずに残っていた−SiH基が還元剤の役割をして、Au、Agのような導電性金属成分が各々Au、Agに還元され、ブランケット内でナノ粒子を生成して表面プラズモン共鳴(surface plasmon resonance)を引き起こすためである。
そこで、本発明の一実施形態に係る印刷用ブランケットは従来の印刷用ブランケットが有する問題点を解決するためのものであり、導電性金属の前駆体との反応性がないか非常に少ないのでブランケットの変色現象を抑制することができ、寿命が増大できる印刷用ブランケットおよびその製造方法を提供しようとする。
本発明の一実施形態に係る印刷用ブランケットは支持層、および前記支持層の上部に積層された印刷層を含み、前記印刷層はシリコンゴム組成物の硬化物を含むことを特徴とする。
具体的には、本発明の一実施形態に係る印刷用ブランケットは、支持層、および前記支持層の上部に積層された印刷層を含み、前記印刷層はシリコンゴム組成物の硬化物を含み、前記シリコンゴム組成物は下記数学式1の値が0以上0.001未満である。
[数学式1]
前記数学式1において、
はFT−IRスペクトルにおいて2150〜2170cm−1の範囲から検出されるピークの面積であり、
はFT−IRスペクトルにおいて1250〜1270cm−1の範囲から検出されるピークの面積である。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物は下記数学式2の値が0以上0.001未満であることを特徴とする。
[数学式2]
前記数学式2において、
Si−HH−NMRにおいてd 4−5ppmでのピーク広さを示し、
Si−CH3H−NMRにおいてd 0−1ppmでのピーク広さを示す。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物は主鎖(main chain)および硬化剤を含むことを特徴とする。
前記数学式1および数学式2において、前記数学式1および数学式2の値が0以上0.001未満の場合、−SiH基が実質的に含まれないため、印刷用ブランケットの変色現象を抑制することができ、印刷用ブランケットの寿命を増大することができる。前記数学式1および数学式2の値が0.001以上の場合、−SiH基によって印刷用ブランケットの変色現象および寿命の低下を誘発し得る。
すなわち、前記数学式1および数学式2の範囲が0以上0.001未満の場合、−SiH基を実質的に含まないことを意味し、また、実験の誤差範囲内で−SiH基が存在しないことを意味する。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物は主鎖および硬化剤を含む。ここで、主鎖は硬化可能な官能基を含む高分子鎖を意味する。前記硬化剤は主鎖を硬化できる官能基を含むものであり、単分子、オリゴマーまたは高分子の形態であっても良い。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物は一液形または二液形である。ここで、一液形とは、主鎖と硬化剤を全て含む状態で輸送または保管されて、前記シリコンゴム組成物の硬化物を形成するのに用いられるものである。二液形とは、主鎖と硬化剤が別個に輸送または保管され、前記シリコンゴム組成物の硬化物を形成する直前に混合されるものを意味する。
本発明の一実施形態に係る前記硬化剤は硬化触媒をさらに含むことができる。具体的には、本発明による前記硬化剤は硬化触媒としてスズ系化合物をさらに含むことができる。
本発明の一実施形態に係る前記印刷層は前記数学式1の値が0以上0.001未満であることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る前記印刷層は前記数学式2の値が0以上0.001未満であることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る前記印刷層はヒドロシリル基(−SiH)を実質的に含まないことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物はヒドロシリル基(−SiH)を実質的に含まないことを特徴とする。
前記数学式1の値はシリコンゴム組成物または印刷層内に存在できるヒドロシリル基(−SiH)の相対的な含量値を示しものであり、本発明の一実施形態に係るシリコンゴム組成物または印刷層は前記ヒドロシリル基(−SiH)を実質的に含まないことを特徴とする。
前記数学式2の値はシリコンゴム組成物または印刷層内に存在できるヒドロシリル基(−SiH)の相対的な含量値を示すものであり、本発明のシリコンゴム組成物または印刷層は前記ヒドロシリル基(−SiH)を実質的に含まないことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る前記支持層はブランケットの表面に備えられる印刷層や支持層の下部に存在できるクッション層の不均一な伸びを抑制して印刷精密度を向上させる役割をするものであり、伸縮性が小さくロールに取り付けできる程度に曲げられる物質を用いることができる。
本発明の一実施形態に係る前記支持層は高分子フィルムまたは金属薄板を含むことを特徴とする。より具体的には、前記支持層はポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)およびポリカーボネートからなる群から選択された高分子フィルム、またはアルミニウムおよびステンレスからなる群から選択された金属薄板を含むことができるが、これらのみに限定されるものではない。
前記支持層の厚さは50μm以上450μm以下であっても良いが、これに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る前記印刷層はブランケットにおいて表面にインクを付けて転写する役割をする。前記印刷層はシリコンゴム組成物の硬化物を含むことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物は、下記化学式1で表される化合物を1種以上含むことができる。
[化学式1]
前記化学式1において、
R1およびR4は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立して水素、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、エチレン基、プロピレン基、または隣接する酸素と結合してエポキシ基を形成し、
R2およびR3は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立してヒドロキシ基;炭素数1〜10のアルコキシ基;エポキシ基;ハロゲン、エポキシ基またはアリール基で置換もしくは非置換された炭素数1〜10のアルキル基;ハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数3〜20のシクロアルキル基;およびハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択され、
A1およびA2は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立して直接結合であるか;オレフィン系共単量体であり、
n、mおよびoは各々独立して0以上5,000以下の整数であり、但し、n、m、o全て同時に0ではない。
前記化学式1の置換基をより具体的に説明すれば下記の通りである。
前記ハロゲンの例としてはF、Cl、Brなどが挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
前記アルキル基の例としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などが挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
前記シクロアルキル基の例としてはシクロプロピル基、シクロヘキシル基などが挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
前記アルコキシ基の例としてはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、アセトキシ基などが挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
前記アリール基の例としてはフェニル基、ナフチル基などが挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
前記オレフィン系共単量体の例としてはエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−エイコセン、ノルボルネン、ノルボルナジエン、エチリデンノルボルネン、フェニルノルボルネン、ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4−ブタジエン、1,5−ペンタジエン、1,6−ヘキサジエンなどが挙げられるが、これらのみに限定されるものではない。
前記シリコンゴム組成物の硬化時、前記化学式1のR1〜R4が加水分解されて互いに結合することによって硬化物を形成することができる。
前記シリコンゴム組成物は、前記化学式1で表される化合物を2種以上含むことができる。
前記化学式1のR2およびR3のうち少なくとも1つは、ハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数1〜20のアルキル基;およびヒドロキシ基からなる群から選択されることができる。
前記シリコンゴム組成物は前記化学式1で表される化合物を2種以上含み、前記化学式1で表される化合物のうち少なくとも1種は前記化学式1のR2およびR3のうち少なくとも1つがハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数1〜20のアルキル基;およびヒドロキシ基からなる群から選択され、この化合物の含量は前記シリコンゴム組成物の総重量を基準に10重量%以上であっても良い。
前記化学式1のR2およびR3のうち少なくとも1つは、ハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数6〜30のアリール基であっても良い。このような場合に、前記シリコンゴム組成物の硬化物の強度をより高めることができる。
前記化学式1のn、mおよびoは、シリコンゴム組成物の粘度、硬化後の物性、R1〜R4の選定などを複合的に考慮して決定することができる。特に、前記シリコンゴム組成物の粘度を考慮すれば、シリコンゴム組成物の重量平均分子量が最大1,000,000を超過しないようにn、mおよびoを選定することができる。
本発明の一実施形態に係る前記化学式1で表される化合物は、下記化学式2−1〜2−10で表される化合物のうちいずれか1つであっても良い。但し、これらのみに限定されるものではない。
[化学式2−1]
[化学式2−2]
[化学式2−3]
[化学式2−4]
[化学式2−5]
[化学式2−6]
[化学式2−7]
[化学式2−8]
[化学式2−9]
[化学式2−10]
前記化学式2−1〜2−10におけるA1、A2、n、mおよびoの定義は化学式1の定義と同様である。
本発明の一実施形態に係る前記化学式1の化合物は−SiH基を含まないため、印刷用ブランケットとインク組成物内に含まれた導電性金属の前駆体との反応を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物の粘度は2,500cps以上100,000cps以下であっても良いが、これに限定されるものではない。
前記シリコンゴム組成物の粘度が前記範囲内である場合、前記シリコン組成物を基材にコーティングした後に平坦化する時間が少なくかかり、気泡がよく抜け出ることができる。すなわち、前記シリコンゴム組成物の粘度が100,000cpsを超過する場合、シリコンゴム組成物を基材にコーティングした後に平坦化するのに時間が長くかかり、工程途中に発生する気泡が抜け出にくいという短所がある。また、前記シリコンゴム組成物の粘度が2,500cps未満であれば、コーティング後に充分に硬化される前に組成物が全て流れてしまい、所望の厚さに調節し難いという短所がある。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物の全体重量平均分子量は1,000以上1,000,000以下であっても良く、好ましくは2,000以上500,000以下、より好ましくは2,000以上50,000以下であっても良い。但し、これに限定されるものではない。前記全体重量平均分子量は、前記シリコンゴム組成物が一液形および二液形の場合を全て含むことができる。
本発明の一実施形態に係る前記主鎖および硬化剤が二液形である場合、前記主鎖の重量平均分子量は1,000以上1,000,000以下であっても良く、好ましくは2,000以上500,000以下、より好ましくは2,000以上50,000以下であっても良い。但し、これに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物が二液形である場合、前記硬化剤の重量平均分子量は500以上100,000以下であっても良く、より好ましくは1,000以上10,000以下であっても良いが、これに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物が二液形である場合、前記主鎖の重量平均分子量は1,000以上1,000,000以下であり、前記硬化剤の重量平均分子量は500以上100,000以下であっても良い。
前記シリコンゴム組成物の分子量が前記範囲内である場合、硬化後の硬度を適切に有することができる。具体的には、下記で記述するShore A硬度の範囲内に維持されることができる。すなわち、前記シリコンゴム組成物の分子量が1,000未満であるか1,000,000超過である場合、組成物の粘度が2,500cps〜100,000cps以内の値を有し、硬化後のShore A硬度が20〜70以内の値を有することが困難である。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物としてはShinEtsu社製のKE−347、KE−348、KE−445、またはKE−3475を単独で用いることができる。前記KE−347、KE−348、KE−445、またはKE−3475は一液形であっても良い。
本発明の一実施形態に係る前記シリコンゴム組成物はShinEtsu社製のX−32−2256とCX−32−2256を各々主鎖と硬化剤として、またはX−32−2100TとCX−2100Tを各々主鎖と硬化剤として、またはKE−1417とCAT−1417−40を各々主鎖と硬化剤として用いることができる。この場合、前記主鎖および硬化剤は二液形であっても良い。
前記印刷層のShore A硬度は20以上70以下であっても良いが、これに限定されるものではない。前記Shore A硬度は一定の力を与えた時に鉄製チップが入り込む深さを用いて硬度を測定する方法であり、ASTM D2240試験法に準ずる方法で測定可能である。
前記印刷層の硬度が前記範囲内である場合、印刷が均一に円滑に行われることができ、印刷版および被印刷体と接触時に圧力が均一に分散し得る。すなわち、印刷層の硬度が70を超過する場合、被印刷体とコンフォーマルコンタクト(conformal contact)が難しくなって印刷されない領域が発生するか、印刷時にブランケットが印刷版および被印刷体と接する時の圧力を均一に分散させ難い。さらに、印刷層の硬度が20未満の場合、印刷時に印刷パターンの直進性が良くなく、リバースオフセット印刷過程でブランケットが印刷版の底部に接する現象が発生して所望のパターンが印刷されない。
本発明の一実施形態に係る前記印刷層の厚さは100μm以上800μm以下であっても良いが、これに限定されるものではない。また、円滑な印刷のために、前記印刷層の厚さの標準偏差は30μm未満であっても良い。
前記印刷層の厚さが前記範囲内である場合、レベリング特性に優れ、印刷均一度に優れる。すなわち、印刷層の厚さが100mm未満の場合、液相であるシリコンゴム組成物のコーティング量を極めて少量にしなければならないため、レベリング特性が良くなく、表面印刷層の厚さ偏差が全体厚さに比べて相対的に大きくなって印刷均一度が良くない。また、印刷層の厚さが100mm未満の場合、印刷層がインク内の溶媒を吸収できる容量が少なく、印刷初期からブランケットがインクで膨潤し易いという短所がある。
本発明の一実施形態に係る前記印刷層はShore A硬度が20以上70以下であり、厚さは100μm以上800μm以下であっても良い。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットは、前記支持層の下部にクッション層をさらに含むことができる。
前記クッション層はニップ(nip)圧を緩和し圧力を分布させる役割をし、当技術分野で周知の物質を用いて形成することができる。より具体的には、前記印刷層を形成する物質と同一であっても良く、従来のポリジメチルシロキサンを基本物質とするシリコンゴムを用いることもできる。
前記クッション層はクッション感の増大のために発泡粒子を含むことができる。前記発泡粒子は高分子樹脂の皮に内部ホールが形成されたものを用いることができ、粒子の大きさは特に限定されないが、印圧を調整する効果を良好に発揮するためには50μm以上150μm以下のものを用いることができる。このような発泡粒子をクッション層に添加することにより、印刷時にブランケットの印圧マージン領域、すなわち、均一なパターン印刷の印圧範囲がより拡張されることができ、ブランケットの表面印刷層の耐久性も向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る前記クッション層の厚さは450μm以上1,200μm以下であっても良いが、これに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットは、前記支持層、印刷層およびクッション層の各々の間に接着増進などのためにプライマー層をさらに含むことができる。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットの総厚さは0.6mm以上2.45mm以下であっても良いが、これに限定されるものではない。前記印刷用ブランケットの厚さが0.6mm未満の場合は、液相シリコンゴムの塗布量が少ないために硬化時にレベリング性が良くなく、厚さ均一度が低下するので好ましくなく、2.45mm超過の場合は、メインロールにブランケットを巻く時に適当に曲げられずに折られる恐れがあるので好ましくない。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットは、表面に−SiH基が実質的に存在しないシリコンゴム組成物の硬化物を含むことにより、インク組成物内に含まれた導電性金属の前駆体との反応を防止することができ、それにより、ブランケットの変色現象を抑制することができ、寿命を増大させることができるという特徴がある。
また、本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットの製造方法は、1)支持層を準備するステップ、および2)前記支持層上にシリコンゴム組成物をコーティングした後に硬化させるステップを含む。
本発明の一実施形態に係る前記製造方法の前記シリコンゴム組成物は、前記化学式1で表される化合物を1種以上含むことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットの製造方法において、前記支持層、シリコンゴム組成物などに関する内容は前述したものと同様であるので、これに関する具体的な説明は省略する。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットの製造方法において、前記2)ステップのシリコンゴム組成物のコーティング方法は当技術分野で周知の方法を利用することができる。例えば、ブレードコーティング、スロットダイコーティング、バーコーティング、コンマコーティング、ベーカーアプリケーターコーティング、カーテンコーティングなどの方法を利用することができるが、これらのみに限定されるものではない。
前記2)ステップのシリコンゴム組成物をコーティングした後、組成物の特性に適した硬化条件で硬化させて印刷用ブランケットを製造することができる。例えば、常温にのみ24時間以上放置するか、150℃で30分以内に硬化することができ、または、常温〜150℃の温度で硬化することができる。一般的に、温度を上げれば硬化時間が速くなるが、工程中に形成された気泡が抜け出にくいという短所があり、温度を下げれば、気泡が抜け出やすいという長所はあるが、タクトタイムが長くなるという短所がある。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットの製造方法において、前記シリコンゴム組成物は、上記化学式1で表される化合物を1種以上含むことができる。
本発明の一実施形態に係る前記印刷用ブランケットの一具体例を図1に示す。
以下、実施例を通じて本発明をより具体的に説明する。但し、下記の実施例は説明のためのものであって、本発明の範囲が下記の実施例によって限定されるものではない。
<実施例>
シリコンゴム組成物をX−32−2100TとCX−2100−T(いずれもShinEtsu社製)を重量比として10対1で配合したシリコンゴム組成物をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの片面にアプリケーター(applicator)を用いて500μm厚さでコーティングした後、常温で24時間放置し、60℃対流式オーブンで1日間硬化させて印刷用シリコンブランケットを製造した。
前記製造された印刷用ブランケットにメイヤバー(mayor bar)を用いて、銀前駆体であるネオデカン酸銀40重量部、テルピノール40重量部、メタノール20重量部を含有した導電性インクをコーティングした。コーティング後、インク乾燥の待ち時間を約5分経て、コーティングされたインクをガラス(glass)に転写した後、ブランケット表面の変色現象の有無を観察した。
前記実施例1で製造したブランケット表面の変色現象を観察した結果を図2に示す。
前記実施例1で用いたシリコンゴム組成物の各成分であるX−32−2100T(主鎖;main chain)とCX−2100−T(硬化剤)のFT−IRスペクトルを図4および図5に示す。図4および図5の結果によれば、前記実施例1で用いたシリコンゴム組成物のどの成分もSi−Hに該当するピークがないことが分かる。
図6および図7は、前記実施例1で用いたシリコンゴム組成物の各成分であるX−32−2100T(主鎖;main chain)とCX−2100−T(硬化剤)のH−NMRスペクトルである。図6および図7の結果によれば、前記実施例1で用いたシリコンゴム組成物のどの成分もSi−Hに該当するピークがないことが分かる。
<比較例>
前記実施例1において、印刷層の製造時に付加硬化型シリコンであるDow Corning社製のSylgard 184セットを用いたことを除いては、前記実施例1と同様にして印刷用ブランケットを製造した。また、前記実施例1と同様に印刷用ブランケットに銀前駆体を含有した導電性インクをコーティングし、ガラスに転写した後、ブランケット表面の変色現象の有無を観察した。
前記比較例1で製造したブランケット表面の変色現象を観察した結果を図3に示す。
前記比較例1で用いた付加硬化型シリコンゴム組成物セットの各成分であるSylgard 184 A(主鎖;main chain)とSylgard 184 B(硬化剤)のFT−IRスペクトルを図8に示す。図8において、[主鎖+硬化剤]と表記したものは、ブランケットの製造に用いられる主鎖:硬化剤(10:1)の混合物のIRスペクトル結果である。図8の結果によれば、比較例1で用いた付加硬化型シリコンゴム組成物には、主鎖にはSi−Hに該当するピークが検出されないが、硬化剤にはSi−Hに該当するピークが相当量検出され、主鎖と硬化剤を業者推薦比率である重量比10:1で混合してもSi−Hが相当量残留することが分かる。主鎖と硬化剤を10:1で混合して2日間硬化した後に測定したFT−IRスペクトルにおいて、Si−Hストレッチング(stretching)に該当するピーク面積と−CH変形(deformation)に該当するピーク面積の比を取ったところ、下記数学式1の値が0.023と計算された。これを見れば、硬化後にもSi−H基が少量残留することが分かる。
[数学式1]
図8にPure PDMSと表記したものは、シリコンゴム組成物に用いられたレジンではない、他の官能基のない純粋なPDMSのIRスペクトルを参考に示したものである。
図9は、前記比較例1で用いた付加硬化型シリコンゴム組成物セットの各成分であるSylgard 184 A(主鎖;main chain)とSylgard 184 B(硬化剤)のH−NMRスペクトルである。図9の結果によれば、前記比較例1で用いた付加硬化型シリコンゴム組成物には、主鎖にはSi−Hに該当するピークが検出されないが、硬化剤にはSi−Hに該当するピークが相当量検出されることが分かる。
図2および図3の結果から、本発明による印刷用ブランケットは、表面に−SiH基が存在しないシリコンゴム組成物を含むことにより、インク組成物内に含まれた導電性金属の前駆体との反応を防止することができ、それにより、ブランケットの変色現象を抑制することができ、寿命を増大させることができるという特徴があることが分かる。

Claims (25)

  1. 支持層、および前記支持層の上部に積層された印刷層を含み、
    前記印刷層はシリコンゴム組成物の硬化物を含み、前記シリコンゴム組成物は下記数学式1の値が0以上0.001未満である印刷用ブランケット:
    [数学式1]
    前記数学式1において、
    はFT−IRスペクトルにおいて2150〜2170cm−1の範囲から検出されるピークの面積であり、
    はFT−IRスペクトルにおいて1250〜1270cm−1の範囲から検出されるピークの面積である。
  2. 前記シリコンゴム組成物は、下記数学式2の値が0以上0.001未満であることを特徴とする、請求項1に記載の印刷用ブランケット:
    [数学式2]
    Si−H/ASi−CH3
    前記数学式2において、
    Si−HH−NMRにおいてd 4−5ppmでのピーク広さを示し、
    Si−CH3H−NMRにおいてd 0−1ppmでのピーク広さを示す。
  3. 前記シリコンゴム組成物は、主鎖(main chain)および硬化剤を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の印刷用ブランケット。
  4. 前記シリコンゴム組成物は、一液形または二液形である請求項3に記載の印刷用ブランケット。
  5. 前記印刷層は、前記数学式1の値が0以上0.001未満である請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  6. 前記印刷層は、前記数学式2の値が0以上0.001未満である請求項2に記載の印刷用ブランケット。
  7. 前記支持層は、高分子フィルムまたは金属薄板を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  8. 前記支持層の厚さは50μm以上450μm以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  9. 前記印刷層は、ヒドロシリル基(−SiH)を実質的に含まない請求項1〜8のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  10. 前記シリコンゴム組成物は、ヒドロシリル基(−SiH)を含まない請求項1〜9のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  11. 前記シリコンゴム組成物は、下記化学式1で表される化合物を1種以上含む請求項1〜10のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット:
    [化学式1]
    前記化学式1において、
    R1およびR4は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立して水素、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、エチレン基、プロピレン基、または隣接する酸素と結合してエポキシ基を形成し、
    R2およびR3は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立してヒドロキシ基;炭素数1〜10のアルコキシ基;エポキシ基;ハロゲン、エポキシ基またはアリール基で置換もしくは非置換された炭素数1〜10のアルキル基;ハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数3〜20のシクロアルキル基;およびハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択され、
    A1およびA2は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立して直接結合であるか;オレフィン系共単量体であり、
    n、mおよびoは各々独立して0以上5,000以下の整数であり、但し、n、m、o全て同時に0ではない。
  12. 前記化学式1で表される化合物は、下記化学式2−1〜2−10で表される化合物のうちいずれか1つである請求項11に記載の印刷用ブランケット:
    [化学式2−1]
    [化学式2−2]
    [化学式2−3]
    [化学式2−4]
    [化学式2−5]
    [化学式2−6]
    [化学式2−7]
    [化学式2−8]
    [化学式2−9]
    [化学式2−10]
    前記化学式2−1〜2−10におけるA1、A2、n、mおよびoの定義は化学式1の定義と同様である。
  13. 前記硬化剤は、硬化触媒としてスズ系化合物をさらに含む請求項3に記載の印刷用ブランケット。
  14. 前記シリコンゴム組成物の粘度は2,500cps以上100,000cps以下である請求項1〜13のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  15. 前記シリコンゴム組成物全体の重量平均分子量は1,000以上1,000,000以下である請求項1〜14のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  16. 前記シリコンゴム組成物は二液形であり、
    前記主鎖の重量平均分子量は1,000以上1,000,000以下であり、
    前記硬化剤の重量平均分子量は500以上100,000以下である請求項4に記載の印刷用ブランケット。
  17. 前記印刷層のShore A硬度は20以上70以下である請求項1〜16のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  18. 前記印刷層の厚さは100μm以上800μm以下である請求項1〜17のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  19. 前記印刷層はShore A硬度が20以上70以下であり、厚さは100μm以上800μm以下である請求項1〜18のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  20. 前記印刷用ブランケットは、前記支持層の下部にクッション層をさらに含む請求項1〜19のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  21. 前記クッション層の厚さは450μm以上1,200μm以下である請求項20に記載の印刷用ブランケット。
  22. 前記支持層、印刷層およびクッション層の各々の間にプライマー層をさらに含む請求項20または21に記載の印刷用ブランケット。
  23. 前記印刷用ブランケットの総厚さは0.6mm以上2.45mm以下である請求項1〜22のいずれか1項に記載の印刷用ブランケット。
  24. 1)支持層を準備するステップ、および
    2)前記支持層上にシリコンゴム組成物をコーティングした後に硬化させるステップを含む印刷用ブランケットの製造方法。
  25. 前記シリコンゴム組成物は、下記化学式1で表される化合物を1種以上含む請求項24に記載の印刷用ブランケットの製造方法:
    [化学式1]
    前記化学式1において、
    R1およびR4は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立して水素、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜20のシクロアルキル基、エチレン基、プロピレン基、または隣接する酸素と結合してエポキシ基を形成し、
    R2およびR3は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立してヒドロキシ基;炭素数1〜10のアルコキシ基;エポキシ基;ハロゲン、エポキシ基またはアリール基で置換もしくは非置換された炭素数1〜10のアルキル基;ハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数3〜20のシクロアルキル基;およびハロゲンで置換もしくは非置換された炭素数6〜30のアリール基からなる群から選択され、
    A1およびA2は互いに同一であるかまたは異なり、各々独立して直接結合であるか;オレフィン系共単量体であり、
    n、mおよびoは各々独立して0以上5,000以下の整数であり、但し、n、m、o全て同時に0ではない。
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