JP2015225366A - 事故防止システム、事故防止装置、事故防止方法 - Google Patents

事故防止システム、事故防止装置、事故防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転特性を考慮に入れた高い精度の事故予測を行って事故防止効果を向上させる事故防止システムを提供する。【解決手段】車両に搭載される事故防止装置と、道路上に設置される監視装置と接続される事故防止システムであって、監視装置は、撮像手段により撮像された車両を特定する車両特定手段と、車両特定手段が特定した車両を追跡して、当該車両の運転特性を判定する運転特性判定手段とを有し、事故防止装置は、検出手段の検出情報から自車両の位置及び方向を当該自車両の進行状況に従って連続的に判定する車両状況判定手段と、監視装置から近接車両の運転特性情報を取得し、自車両の軌跡情報と近接車両の運転特性情報から車両間の衝突事故を予測する事故予測手段と、事故予測手段が予測した事故予測情報を、車両の運転者又は同乗者に警報する警報手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、事故防止システム、事故防止装置及び事故防止方法に関する。
近年、運転者の高齢化や無謀な運転者の増加によって、特に交差点における事故が多発している。特に、運転者が交通法規を遵守していても、交通法規を違反する運転者による事故に巻き込まれるケースもあり、安心して運転を行える環境が整っているとは言えない状況にある。
このような状況で、交差点付近に設置される監視装置との通信により、進行方向と交差する方向の車両の有無を取得し、自車両の走行状況から予測される危険を算出してリアルタイムに運転者に報知する事故防止システムがある。
例えば、平面交差の交差点に優先道路側から優先車両が進入する前に、非優先道路側から交差点内に進入しようとする対象物の存在を検出すると、対象物の位置関係を算出し、対象物との接触の危険がある場合に警告を行う構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の事故防止システムは、対象物の検出と、対象物との位置関係から事故の危険を予測して警告を行うシステムである。しかし、上記システムでは、運転者が急ハンドル、急アクセル、急ブレーキ、急発進をするかなどの運転特性(傾向)については全く考慮していない。したがって、事故予測の精度が高いとは言えず、運転者が急ハンドル、急アクセル、急ブレーキ、急発進をするなどの運転特性(傾向)が表れた場合には、対応が遅れ事故を回避できない虞がある。
本発明の一つの実施形態の目的は、上記課題を鑑みて、運転特性を考慮に入れた高い精度の事故予測を行って事故防止効果を向上させる事故防止システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、
道路上に設置される1台以上の監視装置と、車両に搭載される事故防止装置とが通信可能に接続される事故防止システムであって、
前記監視装置は、
交差点を含む所定の監視領域内を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された車両を特定する車両特定手段と、
前記車両特定手段が特定した車両を追跡して、当該車両の運転特性を判定する運転特性判定手段と、
前記運転特性判定手段が判定した運転特性情報を前記事故防止装置へ送信する通信手段と、を有し、
前記事故防止装置は、
自車両の外の環境又は物体を検出する検出手段と
前記検出手段の検出情報から前記自車両の位置及び方向を当該自車両の進行状況に従って連続的に判定する車両状況判定手段と、
前記車両状況判定手段が判定した前記自車両の位置及び方向に関する情報を収集し軌跡データとして記憶する記憶手段と、
前記監視装置から近接車両の前記運転特性情報を取得し、前記自車両の前記軌跡データと前記近接車両の前記運転特性情報から車両間の衝突事故を予測する事故予測手段と、
前記事故予測手段が予測した事故予測情報を、運転者又は同乗者に警報する警報手段と、
を有する。
本発明の実施の形態によれば、運転特性を考慮に入れた高い精度の事故予測を行って事故防止効果を向上させる事故防止システムを提供できる。
第1の実施形態に係る事故防止システムの概略構成図である。 第1の実施形態に係る事故防止システムを構成する事故防止装置の一例の処理ブロック図である。 第1の実施形態に係る事故防止システムを構成する監視装置の一例の処理ブロック図である。 運転特性情報の一例を示す図である。 車両の特徴点を抽出する概要を説明する図である。 車両の運転特性の判定方法を説明する図である。 交差点内に複数存在する監視装置から運転特性を決定する概要を示す説明図である。 ナビゲーション手段に事故発生確率マップに基づいた警報を実施した一例を示す図である。 フロントガラス上に事故発生確率マップに基づいた警報を実施した一例を示す図である。 フロントガラス上に事故発生確率マップに基づいた警報を実施した他の例を示す図である。 第1の実施形態に係る事故防止システムにおける車両、近接車両、監視装置の処理のやり取りを示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る事故防止システムを構成する監視装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る事故防止システムを構成する事故防止装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図12のS19の処理ステップが実行された際の事故防止装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る事故防止システムの概略構成図である。 第2の実施形態に係る事故防止システムを構成する監視装置の一例の処理ブロック図である。
次に、本発明に係る事故防止システム、事故防止装置、事故防止方法の実施形態を説明する。なお、本実施形態では自動車等の車両にナビゲーション装置(ナビゲーション手段に相当)が搭載されている場合を例に取り説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る事故防止システム1の概略構成例を示す図である。事故防止システム1は、複数の交差点CR2と中央情報処理装置4(交通管制センター)とがネットワークNにより接続される構成である。
各交差点CR2は、信号機200と、信号機200と連携して通過車両を検知する監視装置201が設置され、当該監視装置201は交差点CR2内に進入する車両3(近接車両30を含む)と通信可能な構成とされている。車両3には、監視装置201と情報のやり取りを行って事故予測情報を運転者や同乗者に報知する事故防止装置300を搭載している。また、車両3は、近接車両30と通信可能な構成とされている。
図示例では複数の交差点CR2a〜CR2nを示したが、以下の説明では何れの交差点CR2a〜CR2nでも良い場合に交差点CR2と総称する。また、図示例では1つの交差点CR2内に設置される複数の監視装置201a〜201dの4つとしたが、この限りではない。以下の説明で何れの監視装置201a〜201dでも良い場合に監視装置201と総称する。また、特許請求の範囲に記載されている「第2監視装置」は、他の交差点CR2nの監視装置201に相当する。第2監視装置は201Sと表記し、車両が既に通過した交差点内に設置されている監視装置を、通過済監視装置201Bと表記する。更に、以下の説明において特許請求の範囲に記載されている「自車両」は車両3を指し、「近接車両」は近接車両30とする。また、車両についての記載として以下の説明で何れでも良い場合には単に車両3と総称することがある。
中央情報処理装置4は、交差点CR2に設置されている信号機200の切替タイミングの制御や、監視装置201と情報のやり取りを行う。上記した監視装置201は、図示例では交差点CR2内に設置されていたが、道路上のどの位置に設置されていても良い。
以上に事故防止システム1の概略構成を説明したが、本実施形態の事故防止システム1を端的に云うと、交差点CR2に設置される1台以上の監視装置201と、車両3に搭載された事故防止装置300により交差点事故を防止するシステムである。前記した中央情報処理装置4は事故防止システム1に必須要件ではない。したがって、以下、事故防止装置300と監視装置201の構成を具体的に説明する。
(事故防止装置)
前記した事故防止装置300は、例えば図2に示す処理ブロックにより実現される。
事故防止装置300はプログラムを実行することにより、GPS(Global Positioning System)310、ナビゲーション手段320、地図データ記憶手段330、運転制御手段340、事故防止ユニット350を実現している。
GPS310は、人工衛星を利用して車両3が現在どの位置にいるのかを絶対座標で知ることができるシステムである。ナビゲーション手段320は、GPS310からの信号により車両3の絶対位置情報を取得し、地図上のどの位置を走行中なのかを運転者に表示する機能を提供する。また、目的地までの最短経路を計算しナビゲーションする機能及びナビゲーションを表示又は音声により出力する手段も備える。地図データ記憶手段330は、ナビゲーション手段320の機能を実現するための道路地図情報を保持するデータベースである。運転制御手段340は、ハンドル、アクセル、ブレーキなど車両3が走行するのに必要な制御を行うユニットである。
事故防止ユニット350は、本発明の特徴となるユニットであり、カメラ3510、レーザーレンジセンサ3520、位置・方向検出手段3530、通信手段3540、軌跡情報記憶手段3550、運転特性情報記憶手段3560、事故発生確率マップ記憶手段3570、警報手段3580、事故予測手段3590を有している。
カメラ3510は、自車両3の位置や方向(進行方向、及び向き)を検出するために車外の映像を撮像する撮像装置である。夜間時には可視光では精度が落ちる可能性があるので、赤外線カメラを撮像装置として使用することがより好ましい。
レーザーレンジセンサ3520は、レーザーを放射状に均一に照射し、その反射波によって対象物が存在するかどうかを検出するためのセンサである。これらのセンサを用いることにより、対象物との相対的な位置関係を把握することができる。対象物とは近接車両30の他、緊急車両、危険車両、二輪車両、歩行者などである。勿論、ガードレールなどの交通対象物であっても良い。
位置・方向検出手段3530は、カメラ3510とレーザーレンジセンサ3520から取得した撮像情報、及びセンサ情報から自車両3の位置と方向を検出するユニットである。
自車両3の位置と方向を検出するための処理の流れは、以下の通りである。まず、GPS310からの信号(座標)で自車両3の絶対位置を把握する。それと同時に、カメラ3510の映像の歪みを補正し、カメラ映像の中から特徴点を抽出する。特徴点とは、建物や道路上のマーカー(目印、標識)、動体(人や車両など)の輪郭点から得られる。この特徴点の動きを画像上で追跡する。追跡の仕方は、例えば、前のフレームで抽出された特徴点近傍の画素情報を利用して、次のフレームに一致度が高い部分が無いかを探索する。この処理を一般的にブロックマッチング処理と呼ぶ。ブロックマッチングは一例であり、特徴点を追跡できるアルゴリズムであれば良い。この特徴点(輪郭点)から3次元座標空間を生成し、位置・方向を推定することにより自車両3の位置と方向を検出できる。GPS310の絶対位置情報と地図データ記憶手段330の地図情報とを照合することにより、正確な自車両3の位置や方向を検出できる。位置・方向検出手段3530は、ナビゲーション手段330が算出した経路情報を取得し、自車両3の行こうとしている方向情報(以下、単に進行方向ともいう)を有しており、この方向情報は、後述するが近接車両30同士で情報を共有するために利用される。
軌跡情報記憶部3550には、前述した位置・方向検出手段3530から取得した自車両3の位置と方向(進行方向や向き)などを継続的に記録した軌跡情報が記憶される。
通信手段3540は、車外の近接車両30や監視装置201などと通信するための通信ユニットである。近接車両30との通信は、互いに方向情報(進行方向)を通信し合うことより、運転予測精度を高めるために利用する。また、近くに緊急車両や危険車両がいたなどを情報を共有するなどの目的で利用される。
監視装置201との通信は、後述するが交差点CR2の死角となっている人や他の車両の有無から事故確率情報を付加した事故発生確率マップ、近接車両30の運転特性(急ハンドル、急アクセル、急ブレーキ、急発進、安全運転)情報などを取得するために利用する。
この通信手段3540と、近接車両30及び監視装置210との通信には、無線通信が用いられる。具体的には、無線LANのパケットをブロードキャストで送受信する。近接車両30の通信手段や監視装置201の通信手段では、常に、このパケットを監視しており、パケットを受信すると、後述する事故防止処理を実行する。無線LANとしては、IEEE802.11b等、既存のものが利用できる。また、Bluetooth(登録商標)等、その他の無線通信方式、あるいは、その他のアドホック通信を利用してもよい。また、FM(Frequency Modulation)によるVICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)を用いてもよい。路側機などからのビーコンによるVICSを用いてもよい。
無線LANを用いた場合、単純に危険車両の存在を示すだけではなく、各種の付帯情報も共に、送信することができる。具体的には、危険の度合い、周囲の状況、危険車両の種類等である。
その他、無線通信の方法として、ETCや商用車管理システム等の路車間通信に用いら
れているDSRC(Dedicated Short Range Communication)を採用することもできる。
また、付帯情報としては、車両の運転制御手段340を制御する為の制御信号を含めてもよい。つまり、緊急度が高い場合、各車両3の警報手段3580は車両3の運転制御手段340を制御して、車両3を停止させることができる。その場合、付帯情報に危険度のレベルを示す情報を含め、危険度のレベルに応じて、車両3を制御するようにしてもよい。危険度が所定値以上の場合には、車両3を停止させ、危険度が所定値に達しない場合には、車両内で運転者に警告を発する等である。ただし、そのような付帯情報なしに、警報を受信したら車両を停止するような制御としてもよい。
運転特性情報記憶手段3560は、後述するが監視装置201から取得した近接車両30の運転特性情報を記憶している。
事故発生確率マップ記憶手段3570は、監視装置201から取得した事故発生確率マップを記憶している。この事故発生確率マップは、後述するが監視装置201が撮像した、交差点DR2内の、運転者から死角となる位置に存在する対象物(2輪車両、歩行者、自転車)情報から事故確率(例えば、低、中、高)が算出され、当該事故確率情報が交差点マップ上に付与されたデータである。
事故予測手段3590は、軌跡情報記憶部3550と運転特性情報記憶部3560に記憶されている各情報から、事故の確率を計算し予測する機能を有している。
例えば、軌跡情報記憶部3550に記憶されている過去の自車両3の位置の軌跡情報から、所定時間後(又は次のフレーム)にどの向きで、どのくらいの速度で移動しているかを計算して自車両3の移動予測範囲を算出する。同時に、運転特性情報記憶部3560に記憶されている近接車両30の運転特性情報から、近接車両30がどのくらいの移動範囲を有しているか、また方向情報(進行方向)から位置を計算し、近接車両30の移動予測範囲を算出する。自車両3の移動予測範囲と近接車両30との移動予測範囲とが重なるエリアを、事故の発生確率が高いエリアであると判定して事故予測情報とし、当該事故予測情報を警報手段3580へ出力する。
事故予測手段3590は、位置・方向検出手段3530により検出した自車両3の位置及び方向に関する軌跡情報に基づいて事故確率情報を算出し、当該事故確率情報を事故発生確率マップ記憶手段3570に記憶された事故発生確率マップに付加する機能を有する。また、具体的には後述するが前記事故予測情報も事故発生確率マップ上に付加(マージ)する機能も有する。
警報手段3580は、事故予測手段3590から出力された事故発生確率マップに基づいて事故予測情報をナビゲーション手段320やフロントガラス360などを利用して運転者又は同乗者に警報する。具体的な警報については後述する。運転者が気付かない場合を考慮し、ある一定以上車両間の距離が縮まったなら、運転制御手段340を利用してブレーキをかける制御を行うこともできる。
また、通過する交差点CR2内に監視装置201が設置されておらず、監視装置201から運転特性情報や、事故発生確率マップを取得できない場合がある。その場合、警報手段3580は、監視装置が無い事、死角に気を付けるよう促すメッセージまたは音声を、表示または発声させて警報を行う機能も発揮できる。
(監視装置)
前記した監視装置201は、例えば図3に示す処理ブロックにより実現される。図3は本実施形態に係る監視装置201の一例の処理ブロック図である。本実施形態においては、交差点CR2に設置された監視装置201を例に取り説明するが、この限りではなく、道路上の任意の適所に設置して実施することもできる。
監視装置201はプログラムを実行することにより、カメラ2010、車両特定手段2011、運転特性判定手段2012、マップ生成手段2013、通信手段2014、運転特性通知部2015、運転特性情報DB2016、アドレスDB2017、地図情報DB2018を実現している。
カメラ2010は、交差点CR2を上から監視し、複数の車両及び複数の車両の死角情報(人、車両情報)を取得する撮像手段である。夜間時には可視光では精度が落ちる可能性があるので、赤外線カメラを使用することが好ましい。
車両特定手段2011は、カメラ2010から得られる撮像情報、及び車両3(総称としての車両)との通信から車両を特定する機能を有する。車両の特定方法として、カメラ2010から得られた撮像情報において、車両に取付けられたナンバープレートを文字認識することにより車両を特定する。豪雨や霧などによりナンバープレートが認識できない場合には、色、車種(軽自動車、普通自動車、大型車など)などによる特定を行うことができる。
運転特性判定手段2012は、車両特定手段2011により特定された車両をカメラ2010の映像上で追跡し、その追跡情報から車両の速度、加速度、曲がる方向を算出して、急ハンドル、急アクセル、急ブレーキ、急発進、又は安全運転などの運転特性を判定する機能を有する。車両の速度、加速度(速度変化)、曲がり方については、車両の特徴点をカメラ映像から抽出しその点の動き方から推定する。
また、一つの交差点CR2内に複数の監視装置201が存在する場合、自身が判定した運転特性と、交差点CR2内に隣設する他の監視装置201が判定した運転特性とを比較し、危険度の最も高い運転特性(移動量の最も多い)を採用して、精度の高い判定を行う(図7参照)。
マップ生成手段2013は、前記地図情報DB2019に記憶されている交差点地図を取得し、カメラ2010が撮像した撮像情報から、交差点CR2において運転者の死角になっている歩行者や車両などの対象物情報を参照して事故確率情報を算出し、この事故確率情報を地図情報上に付加して事故発生確率マップを生成する機能を有する。生成された事故発生確率マップは、通信手段2014により交差点CR2内の全車両3にリアルタイムでブロードキャストされて共有される。
通信手段2014は、車両3、他の監視装置201(他の交差点CR2に設置された監視装置201を含む)との間で情報のやり取りを行う機能を有している。
車両3や他の監視装置201との通信は無線通信とされ、具体的には、無線LANのパケットをブロードキャストで送信する。無線LANとしては、IEEE802.11b等、既存のものが利用できる。また、Bluetooth等、その他の無線通信方式、あるいは、その他のアドホック通信を利用してもよい。また、FM(Frequency Modulation)によるVICS(Vehicle Information and Communication System)を用いてもよい。
車両3との通信は、交差点CR2において運転者の死角となっている人や車両などの有無を考慮して算出された事故確率情報を付加した事故発生確率マップ、及び車両3の運転特性(急ハンドル、急アクセル、急ブレーキ、急発進)情報を交差点CR2内の車両へ一括送信するために利用する。
他の監視装置201との通信は、次の交差点CR2を予測し、その場所に設置されている監視装置201に運転特性情報を伝達(送信)しておくために利用すると共に、車両3が既に通過した交差点CR2に設置された通過済監視装置201Bからのデータを受信するために利用する。監視装置201間の通信は、無線通信を想定し、直接路上監視装置201間で通信できない場合には、交差点CR2を通過した車両3経由で行っても良い。また、電柱に埋め込まれた中継器、中央情報処理装置4経由で行っても良い。また、通信手段2014は、中央情報処理装置4とも無線通信又は有線通信により情報のやり取りが可能とされている。
運転特性情報通知部2015は、次の交差点CR2に設置された第2監視装置201Sとの通信を制御する機能を有すると共に、第2監視装置201Sへ運転特性情報を伝達するタイミングなどを設定することができる。
運転特性情報DB2016には、前記運転特性判定手段2012で判定された運転特性情報が記憶される。
因みに、運転特性情報DB2016は、例えば該当する交差点CR2を通過する車両3の運転特性情報が蓄積されており、何回も通過する車両3についてはその運転特性情報が日々追記更新されている。勿論、メモリ容量の関係上、一週間又は一か月を過ぎると削除する構成としても良い。また、運転特性情報DB2016には、自身の監視装置201により撮像され判定された運転特性情報を蓄積しているだけでなく、車両が既に通過した以前の交差点CR2の通過済監視装置201Bが判定した運転特性情報も蓄積している。
これは、本実施形態の事故防止システム1において、例えば交差点CR2aに設置される監視装置201は、次の交差点CR2bに設置される第2監視装置201Sへ、自身が判定した車両3の運転特性情報を伝言ゲームの如く伝達することを特徴としている。したがって、運転特性情報DB2016には、直前の交差点CR2から伝達された車両毎の運転特性情報が蓄積されている。直前の通過済監視装置201Bから伝達された車両3の運転特性情報は、自身が判定した運転特性情報と併せて、所定時間後の車両3の運転特性を予測するために利用されるので、精度の高い事故予測が可能となる。
また、自身の運転特性判定手段2012が判定した車両3の運転特性情報は、通過済監視装置201Bから伝達されてきた運転特性情報と統合されて運転特性情報DB2016へ記憶されると共に、次の交差点CR2に設置された第2監視装置201Sへ伝達される。
勿論、通過済監視装置201Bからの運転特性情報が得られなくても、自身の運転特性判定手段2012が判定した運転特性情報を用いて、後述する事故予測を行い、事故発生確率マップを作成し警報手段3580に警報させる処理を行うことができる。
これらの運転特性情報は、曜日・時間帯ごとに平均化して記憶できる。また古くなった情報は信頼性が小さいので自動的に削除する。削除のタイミングはユーザにより設定できる。
アドレスDB2017は、周囲の交差点CR2のアドレス、及び周囲の監視装置201のアドレス情報を記憶したデータベースである。このアドレス情報により、通信手段2014が次の交差点CR2に設置された第2監視装置201Sへ運転特性情報を伝達することが可能になる。
地図情報DB2018は、該当する交差点CR2の地図情報を記憶したデータベースである。この地図情報は、上方から見た交差点CR2の図、運転者から見た交差点CR2の図などが記憶されており、マップ生成手段2013が事故発生確率マップを生成するときなどに利用される。
<運転特性情報及び運転特性の判定方法>
次に、運転特性情報DB2016に記憶される運転特性情報、及び運転特性判定手段2012の運転特性の判定方法を図4〜図6に基づいて説明する。
図4に運転特性情報の一例を示した。運転特性情報として左の列から、id(主キー)、車両(ナンバー)、曜日・時間帯、運転特性などの情報を有している。車両項目は車両特定情報でありナンバープレート情報などが記載される。豪雨や霧などでナンバープレートが視認できない場合には、例えば「赤、トラック」など色や車種情報などが記載される。曜日・時間帯の項目は、運転者が変わる可能性を考慮して設けており、例えば、平日は男性Aさんが利用するが、土日は女性Tさんがよく利用するなどといったことを考慮している。この情報を基にして警報する方法を、最悪のケースを想定したり、曜日・時間帯を考慮したり自由にユーザが設定することが可能となる。
運転特性の項目は、急アクセル、急ハンドル、急ブレーキ、急発進、安全運転などの運転傾向が記載されている。
次に、運転特性判定手段2012が行う運転特性の判定方法を、図5、図6に基づいて説明する。運転特性の判定方法は、端的に云うと監視装置201のカメラ2010が撮像した映像の物体のコーナー(隅部)を特徴点として検出し、その特徴点(コーナー)のフレーム間の移動の大きさで判断する。
図5(A)は車両を正面で撮影した場合の特徴点の例を示し、図5(B)は、車両を側面から撮影した場合の特徴点の例を示し、図5(C)は車両を斜めから撮影した場合の特徴点の例を示した。
カメラ映像をエッジ検出し、隅部(コーナー)になっている部分を抽出すると図示のように車両の輪郭が点P(特徴点Pと呼ぶ)で取れる。この特徴点Pの動きを毎フレーム追跡して移動した特徴点P'を検出することにより、車両3の動きの速度や加速度、曲がる方向を読み取ることができる。図5(A)のように正面を撮影したときと、図5(B)、(C)のように横又は斜めから撮影したときでは、検出速度に差が出る。一般的に横又は斜めから撮影した方が正面から撮影した場合に比して、速度測定の精度が高い。したがって、複数台の監視装置201nの結果を組み合わせて、その最大値を実際の速度と判定する。
次に、図5で得られた車両の速度情報を図6のように2次元座標にマッピングする。図示例の点Q1〜Qnは車両を上方から見た移動点である。サンプリングした各点Qの間隔とx方向、y方向への動きに応じて、急ハンドルを切ったのか、急アクセル、急発進、急ブレーキをしたのかを判定することができる。
サンプリング間隔計算の方法は、以下の通りである。
1.制限速度内なら安全運転なら終了
2.制限速度を超えていたらさらに詳細に調査
2−1.停止状態から直進方向に点の間隔が広がる→急発進
2−2.走行状態から直進方向に点の間隔が広がる→急アクセル
2−3.点の間隔が曲がる方向に間隔が広がる→急ハンドル
因みに、図6(A)は点Q1〜Q4の間隔と方向から急カーブ、急アクセルと判定する場合を示し、図6(B)は点Q1〜Q3の間隔と方向から急発進と判定する場合を示している。
次に、1つの交差点CR2内に隣設する複数台の監視装置201a〜201nが存在する場合の運転特性の判定方法を図7から説明する。
図7は、交差点CR2内に隣設する監視装置が201a〜201dの4つある場合を示している。
また、それぞれの表は各監視装置201a〜201dが判定した運転特性の結果を示している。監視装置201cから車両3(品川500−46−49)をみると、車両3の正面を捉える位置関係にあるので、速度が遅く取れてしまう。一方で、監視装置201d、201aは、車両3の側面を捉えることができるため、速度が正確に把握できる。これらの監視装置201の位置によるばらつきをマージするには、危険度の最も高い運転特性(移動量の最も多い)を採用して、精度の高い判定を行う。
<警報方法>
次に、警報手段3580が行う警報方法について、図8〜図10に基づいて具体的に説明する。
図8は、事故発生確率マップに基づいた警報の一例を示している。特にこれはナビゲーション手段320が有する表示装置上に表示される警告画面である。
車両3の周囲に位置する網掛けVは、車両3の移動予測範囲を示している。近接車両30の周囲に位置する網掛けMは、近接車両30とその隣の2輪車両31の移動予測範囲を示している。この移動予測範囲は、上記したように軌跡情報や近接車両30の方向情報、及び運転特性情報から求められる情報であり、重なったエリアWが事故発生確率の高いエリアとなる。この警告画面は運転者以外の同乗者が見て、運転者に警告するのに利用する。勿論、警告音や音声による警報を伴っていても良い。
図9は、フロントガラス360上での事故発生確率マップに基づいた警報の一例を示している。基本的には図8に示したナビゲーション手段320への警報と、図9に示したフロントガラス360上への警報との両方による警報方法が望ましい。とは言え、何れか1のみの警報方法であっても良い。ここで使用される事故発生確率マップには、監視装置201が算出した事故確率情報と、自車両3が撮像した撮像情報(位置、方向、近接車両の位置など)を基に予測される事故確率情報が付加されている。更に事故予測手段3690が、取得した運転特性情報などにより予測した事故予測情報も付加されている。
図9に示すように、フロントガラス360上には映っていない死角にいるバイクの存在と(バイクあり、車両検知×)、事故確率(中、高)をポップアップで表示する。また、近接車両30の運転特性情報から注意すべきメッセージ(「急アクセル注意」)もポップアップで表示する。表示位置は上記した事故発生確率マップ(例えば図7)と一致している。これにより、近接車両30の不用意な動きによる危険を予知し回避することができる。
上記したように、事故予測手段3580が予測した事故予測情報を、監視装置201から取得した事故発生確率マップ上に更に付加した情報であるので、より精度の高い事故予測が可能となる。
フロントガラス360への表示としては、近年フロントガラス越しに背景と事故予測情報とを重ねて表示するヘッドアップディスプレー(HUD)技術が開示されており、本実施形態においてはどの技術を利用しても良い。例えば専用アプリとフロントガラスに付ける半透明ディスプレーシートを有する構成で、アプリを専用端末にダウンロードするとディスプレーシートとBluetoothで交信して、フロントガラス上に事故予測情報を重ねて表示する形態を取っても良い。
図10は、フロントガラス360上において監視装置201が設置されていない交差点CR2での警報の一例を示した。
本発明の監視装置201が設置されていない場合、交差点CR2内の死角情報を考慮した事故発生確率マップ、及び近接車両の運転特性情報を取得できないため、特別に注意を促す必要がある。この場合、「監視装置がありません」又は「死角に気をつけてください」などの警報メッセージをポップアップで表示又は音声により報知することで注意力を向上させる。これらの警報メッセージは、警報手段3580が有していても良い。
<事故防止処理の詳細>
以下、事故防止システム1の事故防止処理の詳細について説明する。図11に車両3と、近接車両30との通信、及び監視装置201と車両3、近接車両30との通信のシーケンスを示した。
車両3は、近接車両30に方向情報(進行方向)を通知する(S1)。方向情報はナビゲーション手段320が有する経路情報に基づいている。通信はブロードキャストで行い、同時に複数の車両3が同様の情報を受け取ることができる。S1において、車両3がナビゲーション手段320が示している方向と違った方向に行ってしまった場合、「減速しながらナビを確認する」、又は「停止する」などといった動きが予測されるので、その予測情報を近接車両30へ通知することが好ましい。
近接車両30は、図2の通信手段3540の説明の通り、車両3と同じく方向情報(進行方向)を車両3へ通知する。また、カメラ3510が撮像した緊急車両の有無も通知する(S2)。
監視装置201は、刻一刻と変化する交差点CR2の車両情報から、交差点の死角となっている人・車両の有無から事故確率情報を算出し、当該事故確率情報を付加した事故発生確率マップをリアルタイムに計算する(S3)。S3において監視装置201は同時に交差点CR2内の全車両3に対する運転特性を判定している。次に、事故発生確率マップの情報と、車両3の運転特性情報とを交差点CR2内にいる車両3全てにブロードキャストして通知する(S4)。
車両3と近接車両30は、自車両のカメラ3510が撮像した映像及び自車両の位置や方向(進行方向)などの軌跡情報に基づいて計算した事故確率情報を、当該監視装置201から取得した事故発生確率マップ上に付加して更新する(S5、S6)。また、S5、S6において、自車両の位置や方向(進行方向)などの軌跡情報と、監視装置201から取得した近接車両30の運転特性情報から算出した事故予測情報も、当該監視装置201から取得した事故発生確率マップ上に付加する。
更に、S5、S6において、付加、更新された事故発生確率マップの内容をナビゲーション手段320の表示装置やフロントガラス360を利用して運転者又は同乗者に通知し警告する。警告の方法は、図8〜図10で説明したとおりである。
次に、本実施形態に係る事故防止システム1を構成する監視装置201の処理の流れを、図12に基づいて説明する。
監視装置201は、カメラ2010が車両3を撮像すると自身が設置されている交差点CR2内に車両3が入ってきたことを認識し、車両3の特定を行う(S10)。
車両3の特定がなされると、車両3が既に通過した交差点CR2に設置された通過済監視装置201Bから伝達された、前記車両3の運転特性情報が、運転特性情報DB2016内にあるかを確認する。有る場合には、以後の運転特性の判定処理に利用される。
次に監視装置201の運転特性判定手段2012は、車両3の運転特性を判定するべく先ずカメラ2010の画像を取得し、歪補正を行ったうえで車両3の特徴点を抽出する(S12)。S12は図5で説明した処理が行われる。この特徴点によって、位置・方向検出手段3530は、車両3の位置や方向(進行方向や向き)などを検出する。
運転特性判定手段2012は、抽出した車両3の特徴点を追跡する(S13)。S13において、特徴点の追跡と同時に特徴点のリフレッシュも行う。特徴点のリフレッシュとは、シーンの切り替わりや車両や歩行者などの動体がフレームアウトした際に、これまで追跡していた特徴点の情報は捨て、新しい特徴点を追加する処理である。
次に、運転特性判定手段2012は、図6で説明したとおり追跡データを参照して特徴点の移動量(オプティカルフロー)から運転特性を判定し、判定した運転特性情報を運転特性情報DB2016へ記憶する(S14)。運転特性とは、例えば急ハンドル、急アクセル、急ブレーキ、急発進又は安全運転などの運転傾向である。特徴点(画像のピクセル)の移動量は、例えば(10、15)のピクセル座標にあった点が、(15、25)へ移動していれば、移動量は、(15−10、25−15)=(5、10)となる。因みに車両3の運転特性の判定は、交差点CR2内に存在する全ての車両3に対して行われる。
S11において、通過済監視装置201Bから車両の過去の運転特性情報を取得している場合、例えば図4に示すような運転特性情報を参照して、より細かい運転特性を判定(予測)することができる。つまり、自身が判定する運転特性情報は、交差点CR2内でカメラ2010が撮像可能な狭い範囲における車両の動作によって運転特性を判定しなければならないため情報量が少ない。しかし、特定された車両の過去の運転特性情報を取得して参照することで、より精度の高い事故予測を行うことができる。しかし、本実施形態の場合、過去の運転特性情報を取得できない場合においても、従来に比して精度の高い事故予測が可能である。それは、運転特性を判定する処理に基づいて警報を行うからである。
次に、監視装置201のマップ生成手段2013は、交差点CR2内に存在する車両から取得した当該交差点CR2内の車両の位置情報と方向情報とに基づいて、交差点の死角となっている人や車両(対象物)の有無を考慮した事故発生確率マップを生成する(S15)。
監視装置201は、交差点CR2に存在する全車両3に対して前記事故発生確率マップと、車両の運転特性情報とをブロードキャストする(S16)。
次に監視装置201は、次の交差点CR2の第2監視装置201Sへ運転特性情報を送信(通知)する(S17)。この際、アドレスDB2017に記憶されている交差点CR2のアドレスおよび第2監視装置201Sのアドレスを参照して、運転特性情報の送信(通知)が行われる。
S18において、監視装置201の通信手段2014は、次の交差点CR2の第2監視装置201Sへ運転特性情報を通知できたか成否を確認する。通知ができた場合(YES)、処理を終了する。また、運転特性情報DB2016内の情報を一週間又は一か月経過すると削除する設定を行っている場合、第2監視装置201Sへ送信した後、所定の期間が経過している前記情報を削除する処理が行われる。
S18において、第2監視装置201Sへ運転特性情報を通知できなかった場合(NO)、通信手段2014は、交差点CR2内に存在している車両3に運転特性情報の伝達要求を行い、車両3を介して第2監視装置201Sへ運転特性情報を伝達させる(S19)。
次に、本実施形態に係る事故防止システム1を構成する車両に搭載された事故防止装置300が行う処理の流れを、図13に基づいて説明する。
事故防止装置300は、交差点CR2内へ進行する際、近接車両30から方向情報(進行方向)を取得する(S20)。また、監視装置201から事故発生確率マップと近接車両30の運転特性情報とを取得する(S21)。
事故防止装置300は、自車両のカメラ3510が撮像した映像、及び自車両の位置や方向(進行方向)などの軌跡情報に基づいて計算される事故確率情報を、当該監視装置201から取得した事故発生確率マップ上に付加して更新する(S22)。更新が必要な理由は、監視装置201はあくまで交差点CR2内の全体を把握できているが、個別の車両3から見たカメラ3510の映像を加味して事故発生確率を判定しているわけではないため、車両間の進行方向が重なるのか、重ならないかまでは正確に判断(予測)できないためである。
事故防止装置300の事故予測手段3590は、更新された事故発生確率マップ、及び監視装置201から取得した近接車両の運転特性情報に基づいて行った事故予測から警報すべき箇所が存在するかを判定する(S23)。交差点CR2内に全く近接車両30が存在しない場合など警告すべき箇所が無い場合(NO)、何も警報せずS20に戻り再度近接車両30及び監視装置201からの情報の受信を待つ。
警報すべき箇所があった場合(YES)、警報手段3580はフロントガラス360やナビゲーション手段320の表示機能を利用して運転者又は同乗者に警報を行う処理を行う(S24)。警報方法は、図8〜図10で説明したとおり、事故発生確率マップに基づいた警報が行われる。
次に、図12に示した監視装置201が行うS19の処理ステップが実行された際の、事故防止装置300の処理を図14のフローチャートから説明する。
図12のS19のステップでは、監視装置201が次の交差点CR2に設置された第2監視装置201Sへ運転特性情報の伝達ができなかった場合に、自身が設置されている交差点CR2を通過する車両3へ伝達要求を行って、車両3を介して第2監視装置201Sへ運転特性情報を伝達させるステップである。
先ずS30において、車両3に搭載された事故防止装置300は、監視装置201からの伝達要求として、運転特性情報と、伝達する交差点CR2と第2監視装置201Sの宛先(アドレス)を受信する。この受信をトリガにして以後の処理を行う。
S31で、事故防止装置300は、次の交差点CR2が前記監視装置201から受信した伝達すべき交差点CR2かを確認する。
次の交差点CR2であると判定できない場合(NO)は、次の交差点CR2が近づくまで待機し、次の交差点CR2が近づいたら再び同様の確認を行う。
S31において、伝達すべき交差点CR2であった場合には、取得したアドレスの第2監視装置201Sへ運転特性情報を送信する(S32)。因みに、伝達される運転特性情報は、これまでに伝達、判定されてきたすべての運転特性情報の履歴である。
S33において、第2監視装置201Sから受信応答がある場合には(YES)、正しく送信できたとして処理を終了する。監視装置201から受信応答が無い場合(NO)には、受信応答を検知するまで再送を繰り返す。
上記したように、本実施形態に係る事故防止システム1は、車両3に搭載される事故防止装置300が、近接車両30から方向情報を取得し、監視装置201から近接車両の運転特性情報情報を取得して事故予測情報を算出して警報するので、従来に比して飛躍的に事故予測精度が向上する。斯すると、仮に近接車両が急ハンドル、急ハンドル、急ブレーキ、急発進を行っても、運転者は対応準備が整っているため交差点内の事故を未然に防止できる。
また、事故防止装置300は、監視装置201から事故発生確率マップを取得し、且つ自身が判定した自車両の位置情報や方向情報やカメラ映像を加味して事故発生確率マップを現状に合わせて更新させるので、より精度の高い事故予測が可能になる。
更に、事故防止装置300は、事故発生確率マップ上に前記した事故予測情報も付加して表示することにより、運転者や同乗者に一目で危険エリアや事故確率を把握させて、注意を喚起することができる。
[第2の実施形態]
<システム構成>
図15は、本発明の第2の実施形態に係る事故防止システム100の概略構成例を示す図である。事故防止システム100は、図1に示した事故防止システム1と略同様の構成であり、中央情報処理装置4に運転特性情報DB40を有している点が相違している。この中央情報処理装置4は、交通管制センターであることが好ましいが、他のサーバ装置であっても良い。また本実施例の事故防止システム100は、クラウド環境で実施されても良い。
運転特性情報DB40は、複数の交差点CR2nに設置された全ての監視装置201が判定した運転特性情報を一括して記憶している。また、運転特性情報は、特定された車両と対応付けがなされている。
事故防止システム100は、図1と同様に交差点CR2内に存在する監視装置201と車両3に搭載された事故防止装置300による基本構成とされる。
第2の実施形態に係る事故防止システム100を構成する車両3の事故防止装置300は、図2に示したとおりの構成であり図示及び説明は省略する。
第2の実施形態に係る事故防止システム100を構成する監視装置201は、図16に処理ブロック図を示した。図面中、図3と同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜簡略化ないし省略する。
第1の実施形態との相違点は、監視装置201が運転特性情報要求手段2019を有している点にある。
運転特性情報要求手段2019は、中央情報処理装置4へ、特定した車両3の運転特性情報の過去情報を要求する機能を有している。運転特性情報の要求を行う場合とは、例えば車両3が通過済監視装置201Bから運転特性情報が伝達されておらず、運転特性情報DB2016内に、特定された車両3の運転特性情報(過去情報)が無い場合である。
運転特性情報要求部2019は、通信手段2014を介して要求信号を中央情報処理装置4へ送信する。中央情報処理装置4から運転特性情報を取得すると、運転特性情報DB2016へ記憶され、以後第1の実施形態で説明したとおりの処理が行われる。
また、運転特性通知手段2015は、通信が混んでいないときに中央情報処理装置4と運転特性情報を共有するといった制御もできる。この共有のタイミングはユーザが設定可能である。
事故防止システム100を構成する監視装置201と、事故防止装置300が行う事故防止処理は図11〜図13で説明したとおりであり、あえて図示して説明することは省略する。
第1の実施形態との相違点は、図12において、S11の処理ステップである監視装置201が通過済監視装置201Bからの運転特性情報が運転特性情報DB2016内に有るかを確認した際、存在しない場合には、中央情報処理装置4へ運転特性情報を要求し、取得するステップが付加される点にある。
また、通信手段2014は、図12に示したS17の処理ステップである運転特性情報を次の交差点CR2の第2監視装置201Sへ送信する際に、中央情報処理装置4にも送信する処理を行っている。従って、図12のS19は必須ではない。
上記したように、第2の実施形態に係る事故防止システム100は、中央情報処理装置4が運転特性情報DB40を有しており、監視装置201は、通過済監視装置201Bから運転特性情報を取得できなかった場合に、中央情報処理装置4の運転特性情報DB40から必要な運転特性情報を取得できる構成である。つまり、監視装置201は、自身が判定した運転特性情報だけでなく、過去に他の監視装置201が判定した運転特性情報を確実に参照できるので、事故予測精度が飛躍的に向上する。仮に近接車両が急アクセル、急カーブ、急ハンドル、急発進を行っても、運転者は対応準備が整っているため交差点内の事故を未然に防止できる。
また、運転特性情報を中央情報処理装置4の運転特性情報DB40内へ一括的に記憶できるので、個別の監視装置201内の運転特性情報DB2016に記憶する運転特性情報を例えば一週間分に抑えることができるため、処理の効率化に寄与する。
[第3の実施形態]
上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した各装置の各要素構成は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のごとく合成されていることを要しない。即ち、各装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散又は統合することができる。つまり、上述した実施形態で説明した監視装置201、事故防止装置300は、用途や目的に応じて様々なシステム内に組み込まれて構成されても良いし、各機能部を分散又は統合した事故防止システムとして実施できる。
<プログラム>
また、事故防止システム1、100で実行される各処理プログラムは、一つの様態として、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、CD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD―R、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供される。また、処理プログラムをインターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、各処理プログラムを、ROMなどに予め組み込んで提供するようにしてもよい。
事故防止システム1、100で実行されるプログラムは、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が記憶媒体から制御プログラムを読み出して実行することにより、上記各機能部が主記憶装置上にロードされ、各機能部が主記憶装置(メモリ)上に生成されるようになっている。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、特許請求の範囲に記載した撮像手段はカメラ2010に相当する。生成手段はマップ生成手段2013に相当する。検出手段はカメラ3510、レーザレンジセンサ3520に相当し、場合によってはGPS310、ナビゲーション手段320も含む。車両状況判定手段は位置・方向検出手段3530、記憶手段は軌跡情報記憶手段3560にそれぞれ相当する。
1、100 事故防止システム
CR2 交差点
200 信号機
210 監視装置
210B 通過済監視装置
210S 第2監視装置
2010 カメラ(撮像手段)
2011 車両特定手段
2012 運転特性判定手段
2013 マップ生成手段(生成手段)
2014 通信手段
2015 運転特性通知手段
2016 運転特性情報DB
3 車両(自車両)
30 近接車両
300 事故防止装置
310 GPS(検出手段)
320 ナビゲーション手段(検出手段)
3510 カメラ(検出手段)
3520 レーザレンジセンサ(検出手段)
3530 位置・方向検出手段(車両状況判定手段)
3550 軌跡情報記憶手段(記憶手段)
3560 運転特性情報記憶手段
3580 警報手段
3590 事故予測手段
4 中央情報処理装置
40 運転特性情報DB
特許第4992643号公報

Claims (11)

  1. 道路上に設置される1台以上の監視装置と、車両に搭載される事故防止装置とが通信可能に接続される事故防止システムであって、
    前記監視装置は、
    交差点を含む所定の監視領域内を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された車両を特定する車両特定手段と、
    前記車両特定手段が特定した車両を追跡して、当該車両の運転特性を判定する運転特性判定手段と、
    前記運転特性判定手段が判定した運転特性情報を前記事故防止装置へ送信する通信手段と、を有し、
    前記事故防止装置は、

    自車両の外の環境又は物体を検出する検出手段と
    前記検出手段の検出情報から前記自車両の位置及び方向を当該自車両の進行状況に従って連続的に判定する車両状況判定手段と、
    前記車両状況判定手段が判定した前記自車両の位置及び方向に関する情報を収集し軌跡データとして記憶する記憶手段と、
    前記監視装置から近接車両の前記運転特性情報を取得し、前記自車両の前記軌跡データと前記近接車両の前記運転特性情報から車両間の衝突事故を予測する事故予測手段と、
    前記事故予測手段が予測した事故予測情報を、運転者又は同乗者に警報する警報手段と、
    を有することを特徴とする事故防止システム。
  2. 前記運転特性判定手段は、前記車両の追跡情報から速度、加速度、曲がる方向を算出して、急ハンドル、急アクセル、急ブレーキ、急発進又は安全運転などの運転特性を判定することを特徴とする請求項1に記載の事故防止システム。
  3. 前記運転特性判定手段は、
    前記車両が既に通過した道路上に設置された通過済監視装置から、当該通過済監視装置が判定した運転特性情報を取得し、当該通過済監視装置の前記運転特性情報を参照して運転特性情報を決定することを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の事故防止システム。
  4. 前記事故防止装置は、
    前記車両状況判定手段が判定した自車両の方向に関する情報を前記近接車両に送信する、又は前記近接車両から当該近接車両の方向に関する情報を受信する通信手段を更に有しており、
    前記事故予測手段は、前記軌跡データから所定時間後の前記自車両の移動予測範囲を算出し、前記近接車両から取得した当該近接車両の方向に関する情報と、前記監視装置から取得した前記運転特性情報から所定時間後の前記近接車両の移動予測範囲を算出し、
    前記自車両の移動予測範囲と、前記近接車両の移動予測範囲とが重なるエリアを、前記事故予測情報とすることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の事故防止システム。
  5. 前記監視装置は、
    前記交差点の地図情報を有しており、前記撮像手段の撮像情報から運転者の死角になる対象物情報を取得して事故確率情報を算出し、当該事故確率情報を前記地図情報上に付加して事故発生確率マップを生成する生成手段を更に有し、
    前記通信手段は、前記事故防止装置へ前記運転特性情報と共に前記事故発生確率マップを送信すること、
    前記事故防止装置の前記事故予測手段は、
    前記監視装置から取得した前記事故発生確率マップに、前記車両状況判定手段により検出した前記自車両の位置及び方向に関する軌跡データに基づいて算出した事故確率情報を付加すると共に、前記事故予測情報を前記事故発生確率マップに更に付加して前記警報手段に警報させること、
    を特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の事故防止システム。
  6. 前記監視装置の運転特性判定手段は、
    前記運転特性を判定する際に、自身が判定した運転特性と、隣設する他の監視装置が判定した運転特性とを比較し、危険度の最も高い運転特性を採用することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の事故防止システム。
  7. 前記監視装置の前記通信手段は、
    前記車両が次に通過する道路上に設置された第2監視装置へ前記運転特性情報を通知すると共に、前記第2監視装置へ前記運転特性情報を通知できない場合、前記車両の通信手段を介して当該運転特性情報を伝達させること、
    を特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の事故防止システム。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の事故防止システムは、中央情報処理装置と通信可能に接続されており、
    前記中央情報処理装置は、
    複数の監視装置から前記運転特性情報を受信する通信部と、
    前記通信部が受信した前記運転特性情報を更新可能に記憶する記憶手段と、を有し、
    前記監視装置は、
    前記監視領域内に進入しようとする車両の運転特性情報が、当該車両が既に通過した道路上に設置された前記通過済監視装置から伝達されていない場合、前記車両に対する前記運転特性情報を前記中央情報処理装置の前記記憶手段から取得することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の事故防止システム。
  9. 少なくとも、道路上に設置される1台以上の監視装置と通信可能な車両に搭載された事故防止装置であって、
    自車両の外の環境又は物体を検出する検出手段と
    前記検出手段の検出情報から前記自車両の位置及び方向を当該自車両の進行状況に従って連続的に判定する車両状況判定手段と、
    前記車両状況判定手段が判定した前記自車両の位置及び方向に関する情報を収集し軌跡データとして記憶する記憶手段と、
    前記監視装置から近接車両の運転特性情報を取得し、前記自車両の前記軌跡データと前記近接車両の前記運転特性情報から車両間の衝突事故を予測する事故予測手段と、
    前記事故予測手段が予測した事故予測情報を、運転者又は同乗者に警報する警報手段と、
    を有することを特徴とする事故防止装置。
  10. 前記警報手段は、前記監視装置から前記運転特性情報を取得できなかった場合には、注意を喚起する警報を前記運転者又は同乗者に報知することを特徴とする請求項9に記載の事故防止装置。
  11. 少なくとも、道路上に設置される1台以上の監視装置と、車両に搭載される事故防止装置とが通信可能に接続される事故防止システムにより実行される事故防止方法であって、
    前記監視装置は、
    交差点を含む所定の監視領域内を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにより撮像された車両を特定する車両特定ステップと、
    前記車両特定ステップが特定した車両を追跡して、当該車両の運転特性を判定する運転特性判定ステップと、
    前記運転特性判定ステップが判定した運転特性情報を前記事故防止装置へ送信する通信ステップと、を有し、
    前記事故防止装置は、
    自車両の外の環境又は物体を検出する検出ステップと
    前記検出ステップの検出情報から前記自車両の位置及び方向を当該自車両の進行状況に従って連続的に判定する車両状況判定ステップと、
    前記車両状況判定ステップが判定した前記自車両の位置及び方向に関する情報を収集し軌跡データとして記憶する記憶ステップと、
    前記監視装置から近接車両の前記運転特性情報を取得し、前記自車両の前記軌跡データと前記近接車両の前記運転特性情報から車両間の衝突事故を予測する事故予測ステップと、
    前記事故予測ステップが予測した事故予測情報を、運転者又は同乗者に警報する警報ステップと、
    を有することを特徴とする事故防止方法。
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