JP2015147506A - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体の重量を増加させることなくフロントフードを車両上方側により均一に持ち上げる。
【解決手段】車両用ポップアップフード装置10は、フロントフード12を車両上方側に向けて持ち上げることによって該フロントフードを閉止位置から持ち上げ位置へ移動させる第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17を備えている。第1アクチュエータ16は、車幅方向一方側において車両前後方向に延びる第1フロントサイドメンバ54に接合され車両上下方向に延びる第1サイドメンバ62の上端部に沿って配置されていると共に該第1サイドメンバ62の上端部に固定されている。また、第2アクチュエータ17は、車幅方向他方側において車両前後方向に延びる第2フロントサイドメンバ56に接合され車両上下方向に延びる第2サイドメンバ64の上端部に沿って配置されていると共に該第2サイドメンバ64の上端部に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ポップアップフード装置に関する。
下記特許文献1〜特許文献3には、車両の前部に設けられたフロントフードの前端部又はフロントフード全体を車両上方側に向けてポップアップさせる車両用ポップアップフード装置が開示されている。これらの文献に記載された技術について簡単に説明すると、下記特許文献1に記載された車両用ポップアップフード装置は、ラジエータサポートの上部に車幅方向に間隔を空けて配置された一対のロックストライカと、この一対のロックストライカを車両上方側に向けて移動させる一対のアクチュエータと、を備えている。一対のアクチュエータがそれぞれ作動することによってフロントフードの前端部がロックストライカと共に車両上方側に移動する(ポップアップする)ことが可能となっている。また、下記特許文献2及び特許文献3に記載された車両用ポップアップフード装置は、フロントフードの前端部の下方側に車幅方向に間隔を空けて配置された一対のリンク機構、又はフロントフードの前端部及び後端部の下方側に配置されたアクチュエータ及びリンク機構等を備えている。アクチュエータ及びリンク機構が作動されることによってフロントフードを車両上方側に移動させる(ポップアップさせる)ことが可能となっている。
特開2004−249872号公報 特開2004−299614号公報 特開2006−199179号公報
ところで、上記特許文献1〜特許文献3に記載された車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータの作動時にフロントフードを車両上方側により均一に持ち上げることが望まれている。しかしながら、上記特許文献1〜特許文献3に記載された構成において上記要求を実現するためにはアクチュエータが取付けられる部分の補強構造が必要となり、その結果、車体の重量の増加を招く。
本発明は上記事実を考慮し、車体の重量を増加させることなくフロントフードを車両上方側により均一に持ち上げることができる車両用ポップアップフード装置を得ることが目的である。
請求項1記載の車両用ポップアップフード装置は、車幅方向一方側において車両前後方向に延びる第1フロントサイドメンバに接合され車両上下方向に延びる第1縦メンバの上端部に沿って配置されていると共に該第1縦メンバの上端部に固定され又は該第1縦メンバの上端部に第1接続部を介して固定され、フロントフードを車両上方側に向けて持ち上げることによって該フロントフードを閉止位置から持ち上げ位置へ移動させる第1アクチュエータと、車幅方向他方側において車両前後方向に延びる第2フロントサイドメンバに接合され車両上下方向に延びる第2縦メンバの上端部に沿って配置されていると共に該第2縦メンバの上端部に固定され又は該第2縦メンバの上端部に第2接続部を介して固定され、前記フロントフードを車両上方側に向けて持ち上げることによって該フロントフードを閉止位置から持ち上げ位置へ移動させる第2アクチュエータと、を備えている。
請求項1記載の車両用ポップアップフード装置によれば、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータが作動して、当該第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの車両上下方向への寸法が増加すると、当該第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの車両上方側の端部がフロントフードに当接する。そして、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの車両上下方向への寸法が更に増加すると、当該第1アクチュエータ及び第2アクチュエータがフロントフードを持ち上げる。これにより、フロントフードが閉止位置から持ち上げ位置に移動する、即ち、フロントフードがポップアップする。
ここで、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータは、上記位置に配置された状態で第1縦メンバ及び第2縦メンバにおける上記の部位にそれぞれ固定されている。当該構成とすることにより、第1アクチュエータの作動時に当該第1アクチュエータに入力される荷重を車体の骨格の一部を構成する第1フロントサイドメンバに第1縦メンバを介して支持させることができると共に、第2アクチュエータの作動時に当該第2アクチュエータに入力される荷重を第2フロントサイドメンバに第2縦メンバを介して支持させることができる。これにより、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータが固定される部位に追加の補強構造を設けることなく第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの作動時の当該第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの車両上下方向への変位を抑制することができる。また、作動時の第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの車両上下方向への変位が抑制されることにより、ポップアップ時のフロントフードの車幅方向への傾きが抑制され、これにより、フロントフードを車両上方側により均一に持ち上げることができる。
請求項2記載の車両用ポップアップフード装置は、請求項1記載の車両用ポップアップフード装置において、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータが、前記第1縦メンバの上端部及び前記第2縦メンバの上端部にそれぞれ固定されている。
請求項2記載の車両用ポップアップフード装置によれば、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータを第1縦メンバの上端部及び第2縦メンバの上端部にそれぞれ固定する構成とすることにより、第1アクチュエータから第1フロントサイドメンバへの荷重伝達経路及び第2アクチュエータから第2フロントサイドメンバへの荷重伝達経路をより短く設定することが可能となる。当該荷重伝達経路が短く設定されることにより、当該荷重伝達経路とされた部材の変形による第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの変位を小さくすることができる。
請求項3記載の車両用ポップアップフード装置は、請求項1記載の車両用ポップアップフード装置において、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータが、前記第1縦メンバの上端部及び前記第2縦メンバの上端部にそれぞれ前記第1接続部及び前記第2接続部を介して固定されており、前記第1接続部は、前記第1縦メンバの上端部と前記第1フロントサイドメンバの車幅方向外側に配置された第1アッパメンバとを繋いでおり、前記第2接続部は、前記第2縦メンバの上端部と前記第2フロントサイドメンバの車幅方向外側に配置された第2アッパメンバとを繋いでいる。
請求項3記載の車両用ポップアップフード装置によれば、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータに入力される荷重を第1フロントサイドメンバ及び第2フロントサイドメンバに支持させることができる。加えて、当該第1アクチュエータ及び第2アクチュエータに入力される荷重を第1アッパメンバ及び第2アッパメンバに第1接続部及び第2接続部を介して支持させることができる。これにより、作動時の第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの変位を小さくすることができる。
請求項1〜請求項3記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、車体の重量を増加させることなくフロントフードを車両上方側により均一に持ち上げることができる、という優れた効果を有する。
車体の前部において第1アクチュエータが取付けられた部分を拡大して示す拡大斜視図である。 本実施形態の車両用ポップアップフード装置を模式的に示した正面図である。 図2に示された車両用ポップアップフード装置を備えた車両の前部を模式的に示した斜視図である。 作動前の第1アクチュエータを車両上下方向に沿って切断した断面を示す側断面図である。 作動後の第1アクチュエータを示す図4に対応する側断面図である。 図3に示された6−6線に沿って切断したアクチュエータ等の断面を示す平断面図である。
次に、図1〜図6を用いて本発明の実施形態に係る車両用ポップアップフード装置について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、車両の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向の外側方向をそれぞれ示している。また以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図2及び図3に示されるように、本実施形態の車両用ポップアップフード装置10は、フロントフード12を閉止位置(符号Aで指示された状態)から持ち上げ位置(符号Bで示された状態)に至るまで保持するフードロック装置14を備えている。また、車両用ポップアップフード装置10は、作動することによってフロントフード12を閉止位置から持ち上げ位置に移動させる第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17を備えている。さらに、車両用ポップアップフード装置10は、フードロック装置14を閉止位置(符号Cで示された状態)に固定する固定装置18と、第2アクチュエータ17の作動に連動して固定装置18によるフードロック装置14の固定を解除する固定解除装置20と、を備えている。以下、先ずフロントフード12の概略の構成について説明し、次いでフードロック装置14、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17について説明する。
(フロントフード12の構成)
図3に示されるように、フロントフード12は、車両前後方向及び車幅方向に延在すると共に車両平面視で略矩形状に形成されており、このフロントフード12は、図示しないパワーユニットが収容されたパワーユニットルームを車両上方側から覆っている。また、フロントフード12の後端部は左右それぞれに配置された一対のフードヒンジ(図示省略)によって回動可能に支持されている。図2に示されるように、フロントフード12の前端部における車幅方向の中間部には、フードストライカ22が設けられている。このフードストライカ22が車体の前端部における車幅方向の中間部に配置された単一のフードロック装置14に係止されることによって、フロントフード12が閉止位置に保持される、即ち、フロントフード12の回動が規制されるようになっている。
フードストライカ22は、車両側面視で車両上方側に向けて開放された略U字状に形成されており、また、フードストライカ22の下端部は、フロントフード12が閉止された状態において車両前後方向に延びる係止部22Aとされている。
(フードロック装置14)
フードロック装置14は、フードロック装置本体24と、当該フードロック装置本体24を支持するロックベース26と、を備えている。
フードロック装置本体24は、車両正面視で略矩形状に形成されており、このフードロック装置本体24の上部には、フードストライカ22の係止部22Aが係止される係止凹部28が形成されている。
また、フードロック装置本体24の下端部には、固定装置18の主要部を構成する固定片19が当接する固定ピン30が接合されている。さらに、フードロック装置本体24は、フードストライカ22の係止部22Aを係止凹部28の深さ方向の端部に保持する図示しないラッチを備えている。また、フードロック装置本体24の車幅方向右側の端部には、支持ピン32が固定されている。
ロックベース26は、車両前後方向を板厚方向として車幅方向に延在する矩形板状に形成されており、このロックベース26の車幅方向右側かつ車両上方側の端部には、円形の支持孔が形成されている。フードロック装置本体24に固定された支持ピン32がロックベース26に形成された支持孔に挿入されることによって、フードロック装置本体24が閉止位置から持ち上げ位置(符号Dで示された状態)の範囲で回動することが可能となっている。
以上説明したフードロック装置14は後に詳述するラジエータサポート60のアッパメンバ66の車幅方向の中間部に固定されている。
(第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17)
図3に示されるように、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17は、フードロック装置14の車幅方向右側及び左側にそれぞれ設けられている。なお、第1アクチュエータ16の構成と第2アクチュエータ17の構成とは、略同一であるため、以下においては車幅方向右側に設けられた第1アクチュエータ16について説明し、車幅方向左側に設けられた第2アクチュエータ17の各部については第1アクチュエータ16で用いた符号と同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示されるように、第1アクチュエータ16は、筒状に形成されたシリンダ34と、シリンダ34内に収容され、かつ該シリンダ34に対して車両上方側に伸び出るロッド36と、を有して構成されている。ロッド36がシリンダ34に対して伸び出ることによって、第1アクチュエータ16の車両上下方向への寸法が増加するようになっている。
シリンダ34の下端部には、マイクロガスジェネレータ38(以下「MGG38」という)が取り付けられており、その結果、シリンダ34の下端部がMGG38によって閉止されている。また、シリンダ34の上端部には、後述するロッド36の軸部46を支持する支持部材40が取付けられている。軸部46と支持部材40との間のクリアランスが所定のクリアランスとされることによって軸部46が支持部材40に沿ってスライドすることが可能となっている。図4及び図6に示されるように、シリンダ34の外周部には、ブラケット42が接合されており、当該ブラケット42に挿通されたボルト44が車体側に設けられたウェルドナット45に螺入されることによって第1アクチュエータ16が車体に固定されるようになっている。
図4に示されるように、ロッド36は、シリンダ34の長手方向と同一方向を長手方向とする棒状に形成された軸部46と、軸部46の下端部に設けられたピストン部48と、軸部46の上端部に取付けられた先端部50と、を備えている。ピストン部48は軸部46の外径よりもの大径とされた円柱状に形成されており、このピストン部48の外径は、シリンダ34の内径よりも若干小さな外径とされている。また、ピストン部48とシリンダ34との間にはOリング52が介装されており、これにより、ピストン部48とシリンダ34との間がシールされている。図5に示されるように、MGG38が作動してシリンダ34内の圧力が上昇することによって、ピストン部48が軸部46と共に車両上方側に移動するようになっている。
ここで、上記第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17が取付けられる車体の前部に構成について説明する。
図2に示されるように、車体の前部には、車幅方向に間隔を空けて配置され車両前後方向に延びる第1フロントサイドメンバ54及び第2フロントサイドメンバ56が設けられている。また、第1フロントサイドメンバ54及び第2フロントサイドメンバ56の前端部には、ラジエータ58(図3参照)を支持するラジエータサポート60が固定されている。
ラジエータサポート60は、車両上下方向に延びると共に車幅方向に対称に形成された一対の第1縦メンバ及び第2縦メンバとしての第1サイドメンバ62及び第2サイドメンバ64を備えている。この第1サイドメンバ62及び第2サイドメンバ64の下端部62A,64Aは、第1フロントサイドメンバ54及び第2フロントサイドメンバ56の前端部における車幅方向内側の面にそれぞれ接合されている。また、図1に示されるように、第1サイドメンバ62の上下方向の中間部は屈曲されており、これにより、第1サイドメンバ62の上端部62Bが当該第1サイドメンバ62の下端部62Aに比して車幅方向内側にオフセットしている。なお、図示は省略するが、第2サイドメンバ64についても第1サイドメンバ62と同様に、第2サイドメンバ64の上端部64Bが当該第2サイドメンバ64の下端部64Aに比して車幅方向内側にオフセットしている。
図2に示されるように、ラジエータサポート60は、第1サイドメンバ62の上端部62Bと第2サイドメンバ64の上端部64Bとを車幅方向に繋ぐアッパメンバ66を備えている。さらに、ラジエータサポート60は、第1サイドメンバ62の上端部62Bと第1フロントサイドメンバ54の車幅方向外側に配置され車両前後方向に延びる第1アッパメンバ68とを繋ぐ第1接続部としての第1アッパサイドメンバ70を備えている。また、ラジエータサポート60は、第2サイドメンバ64の上端部64Bと第2フロントサイドメンバ56の車幅方向外側に配置され車両前後方向に延びる第2アッパメンバ72とを繋ぐ第2接続部としての第2アッパサイドメンバ74を備えている。
図1、図2及び図6に示されるように、第1アクチュエータ16は、当該第1アクチュエータ16のシリンダ34が第1サイドメンバ62の上端部62Bの車幅方向外側に面及び車両前方側の面に沿って配置された状態で第1サイドメンバ62の上端部62Bに固定されている。また、第2アクチュエータ17は、当該第2アクチュエータ17のシリンダ34が第2サイドメンバ64の上端部64Bの車幅方向外側の面及び車両前方側の面に沿って配置された状態で第2サイドメンバ64の上端部64Bに固定されている。さらに、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17が上記の部位に固定された状態において、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17を構成するロッド36の伸び出し方向が、第1サイドメンバ62の上端部62B及び第2サイドメンバ64の上端部64Bが延在する方向とほぼ一致している。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図2に示されるように、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17が作動する前の状態では、フードロック装置本体24が固定装置18によって閉止位置に固定されている。そして、フロントフード12に取付けられたフードストライカ22がフードロック装置本体24の係止凹部28に係止されて、フードストライカ22が図示しないラッチにより係止凹部28に係止された状態に保持されることによって、フロントフード12が閉止位置に保持される。
また、本実施形態では、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17が作動すると、固定装置18によるフードロック装置本体24の固定が固定解除装置20によって解除される。また、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17が作動して、当該第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の車両上下方向への寸法が増加すると、当該第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の車両上方側の端部、即ち、ロッド36の先端部50(図5参照)がフロントフード12に当接する。そして、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の車両上下方向への寸法が更に増加すると、当該第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17がフロントフード12を持ち上げる。これにより、フロントフード12が閉止位置から持ち上げ位置に移動する、即ち、フロントフード12がポップアップする。
ここで、図1及び図2に示されるように、本実施形態では、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17が、第1サイドメンバ62及び第2サイドメンバ64の上端部62B,64Bに沿って配置された状態で第1サイドメンバ62及び第2サイドメンバ64の上端部62B,64Bにそれぞれ固定されている。当該構成とすることにより、第1アクチュエータ16の先端部50がフロントフード12に当接した際に、当該フロントフード12から第1アクチュエータ16に入力される荷重を車体の骨格の一部を構成する第1フロントサイドメンバ54に第1サイドメンバ62を介して支持させることができる。また、第2アクチュエータ17の作動時に当該第2アクチュエータ17に入力される上記荷重を第2フロントサイドメンバ56に第2サイドメンバ64を介して支持させることができる。これにより、追加の補強構造を第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17が固定される部位に設けることなく第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の作動時の当該第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の車両上下方向への変位を抑制することができる。また、作動時の第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の車両上下方向への変位が抑制されることにより、ポップアップ時のフロントフード12の車幅方向への傾きが抑制され、これにより、フロントフード12を車両上方側により均一に持ち上げることができる。
また、本実施形態では、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17を第1サイドメンバ62の上端部62B及び第2サイドメンバ64の上端部64Bにそれぞれ固定する構成とすることにより、第1アクチュエータ16から第1フロントサイドメンバ54への荷重伝達経路及び第2アクチュエータ17から第2フロントサイドメンバ56への荷重伝達経路をより短く設定することが可能となる。当該荷重伝達経路が短く設定されることにより、当該荷重伝達経路とされた部材の変形による、即ち、第1サイドメンバ62及び第2サイドメンバ64の変形による第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の変位を小さくすることができる。
なお、本実施形態では、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17を第1サイドメンバ62の上端部62B及び第2サイドメンバ64の上端部64Bにそれぞれ固定した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17を第1サイドメンバ62及び第2サイドメンバ64の上端部62B,64Bに沿って配置した状態で第1アッパサイドメンバ70及び第2アッパサイドメンバ74にそれぞれ固定した構成とすることもできる。すなわち、第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17を第1サイドメンバ62及び第2サイドメンバ64の上端部62B,64Bに第1アッパサイドメンバ70及び第2アッパサイドメンバ74を介してそれぞれ固定した構成とすることもできる。当該構成とすることにより、作動時の第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17に入力される荷重を第1フロントサイドメンバ54及び第2フロントサイドメンバ56に支持させることができる。加えて、当該第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17に入力される荷重を第1アッパメンバ68及び第2アッパメンバ72に第1アッパサイドメンバ70及び第2アッパサイドメンバ74を介して支持させることができる。これにより、作動時の第1アクチュエータ16及び第2アクチュエータ17の変位を小さくすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用ポップアップフード装置
12 フロントフード
16 第1アクチュエータ
17 第2アクチュエータ
54 第1フロントサイドメンバ
56 第2フロントサイドメンバ
62 第1サイドメンバ(第1縦メンバ)
62B 第1サイドメンバの上端部(第1縦メンバの上端部)
64 第2サイドメンバ(第2縦メンバ)
64B 第2サイドメンバ上端部(第2縦メンバの上端部)
68 第1アッパメンバ
70 第1アッパサイドメンバ(第1接続部)
72 第2アッパメンバ
74 第2アッパサイドメンバ(第2接続部)

Claims (3)

  1. 車幅方向一方側において車両前後方向に延びる第1フロントサイドメンバに接合され車両上下方向に延びる第1縦メンバの上端部に沿って配置されていると共に該第1縦メンバの上端部に固定され又は該第1縦メンバの上端部に第1接続部を介して固定され、フロントフードを車両上方側に向けて持ち上げることによって該フロントフードを閉止位置から持ち上げ位置へ移動させる第1アクチュエータと、
    車幅方向他方側において車両前後方向に延びる第2フロントサイドメンバに接合され車両上下方向に延びる第2縦メンバの上端部に沿って配置されていると共に該第2縦メンバの上端部に固定され又は該第2縦メンバの上端部に第2接続部を介して固定され、前記フロントフードを車両上方側に向けて持ち上げることによって該フロントフードを閉止位置から持ち上げ位置へ移動させる第2アクチュエータと、
    を備えた車両用ポップアップフード装置。
  2. 前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータが、前記第1縦メンバの上端部及び前記第2縦メンバの上端部にそれぞれ固定されている請求項1記載の車両用ポップアップフード装置。
  3. 前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータが、前記第1縦メンバの上端部及び前記第2縦メンバの上端部にそれぞれ前記第1接続部及び前記第2接続部を介して固定されており、
    前記第1接続部は、前記第1縦メンバの上端部と前記第1フロントサイドメンバの車幅方向外側に配置された第1アッパメンバとを繋いでおり、
    前記第2接続部は、前記第2縦メンバの上端部と前記第2フロントサイドメンバの車幅方向外側に配置された第2アッパメンバとを繋いでいる請求項1記載の車両用ポップアップフード装置。
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