JP2009208729A - フードロック部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フードの変形強度を低減せずに歩行者保護性能を向上させることができるフードロック部構造を得る。
【解決手段】ストライカ40における連結部46には、脚部44同士を連結する連結方向の中間部にフード16側へ屈曲された屈曲部48が形成されており、ストライカ40は、ロック機構部30に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に屈曲部48を支点としてロック機構部30へ支持される。このため、例えば、ストライカ40がロック機構部30に保持された状態で衝突体がフード16の前端側に衝突した場合には、フード16の変形に応じてストライカ40が略車両前後方向の軸線46Y回り及び略車幅方向の軸線46X回りに屈曲部48を支点として揺動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、フードを閉止した状態で車体側にロックするためのフードロック部構造に関する。
車両前部においては、エンジンルームを覆うフードと、閉止状態のフードを車体側にロックするためのフードロック部構造と、が設けられており(例えば、特許文献1参照)、フードには、歩行者保護性能の確保が求められている。
特開2007−30737公報
しかし、歩行者保護性能を向上させるために、フードの変形強度を低減すると、フードに求められる他の重要な性能(閉まり性能、走行異音性能(走行時の異音発生を低減させる性能)、耐デント性能及び開閉耐久性能等)の確保が難しくなる。
本発明は、上記事実を考慮して、フードの変形強度を低減せずに歩行者保護性能を向上させることができるフードロック部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のフードロック部構造は、車体側に設けられ、フードの車体側へのロック用に供されるロック手段と、前記フード側に車両正面視で車幅方向に並んで固定される一対の固定部と、前記固定部から前記ロック手段側に向けて各々立設された脚部と、前記脚部同士を連結すると共に前記フードの閉止時に前記ロック手段が係止される連結部と、を含んで構成されてかつ前記ロック手段に保持された状態では前記フードの変形に応じて略車両前後方向の軸線回りに揺動可能とされたストライカと、を有することを特徴とする。
請求項1に記載する本発明のフードロック部構造によれば、車体側のロック手段が係止されるストライカは、一対の固定部がフード側に車両正面視で車幅方向に並んで固定されているので、例えば、車両前方斜め上方側から衝突体がフード前端側に衝突して所定値以上の荷重が入力された場合、ストライカがロック手段に保持されながらフードの変形に応じて傾倒する。また、ストライカは、ロック手段に保持された状態ではフードの変形に応じて略車両前後方向の軸線回りに揺動可能となっているので、例えば、衝突体がフードにおける車幅方向中央位置から車幅方向外側に(左右に)ずれた位置に衝突した場合、フードの変形に応じてストライカが略車両前後方向の軸線回りに揺動する。このため、フードの変形がスムーズに行われる。
請求項2に記載する本発明のフードロック部構造は、請求項1記載の構成において、前記ストライカは、前記ロック手段に保持された状態では前記フードの変形に応じて略車幅方向の軸線回りに揺動可能とされることを特徴とする。
請求項2に記載する本発明のフードロック部構造によれば、ストライカは、ロック手段に保持された状態ではフードの変形に応じて略車幅方向の軸線回りに揺動可能となっているので、例えば、衝突体がフード前端側に衝突した場合、フードの変形に応じてストライカが略車両前後方向の軸線回り及び略車幅方向の軸線回りに揺動する。これによって、フードがスムーズに変形する。
請求項3に記載する本発明のフードロック部構造は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記脚部は、フード下方へ向けてフード前方側に傾斜していることを特徴とする。
請求項3に記載する本発明のフードロック部構造によれば、脚部は、フード下方へ向けてフード前方側に傾斜しているので、例えば、車両前方斜め上方側から衝突体がフード前端側に衝突して所定値以上の荷重が入力された場合、ストライカの連結部を支点とした車両後下方側への回転モーメントが発生してストライカが安定的に傾倒する。これによって、フードがスムーズに変形する。
請求項4に記載する本発明のフードロック部構造は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の構成において、前記連結部には、前記脚部同士を連結する連結方向の中間部に前記フード側へ屈曲された屈曲部が形成され、前記ストライカは、前記ロック手段に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に前記屈曲部を支点として前記ロック手段へ支持されることを特徴とする。
請求項4に記載する本発明のフードロック部構造によれば、連結部には、脚部同士を連結する連結方向の中間部にフード側へ屈曲された屈曲部が形成されており、ストライカは、ロック手段に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に屈曲部を支点としてロック手段へ支持されるので、簡易な構成でありながら、例えば、衝突体がフード前端側に衝突した場合には、フードの変形に応じてストライカが屈曲部を支点として揺動する。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のフードロック部構造によれば、フードの変形強度を低減せずに歩行者保護性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載のフードロック部構造によれば、フードへの衝突体の衝突時に、フードの変形に応じてストライカを略車両前後方向の軸線回り及び略車幅方向の軸線回りに揺動させることで、フードをスムーズに変形させることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載のフードロック部構造によれば、衝突体が車両前方斜め上方側からフード前端側に衝突した場合、ストライカの連結部を支点とした車両下方側への回転モーメントを発生させてストライカを安定的に傾倒させることで、フードをスムーズに変形させることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載のフードロック部構造によれば、簡易な構成でありながら、フードの変形強度を低減せずに歩行者保護性能を一層向上させることができるという優れた効果を有する。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係るフードロック部構造について図1〜図6を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印Wは車幅方向を示している。また、フード閉止状態においては、フード前後方向と車両前後方向とは同じ方向とし、フード上下方向と車両上下方向は同じ方向とする。
図1に示されるように、車体10の前部10Aにおけるエンジンルーム12の前端部には、車体の一部としてのラジエータサポートアッパ14が車幅方向に沿って配設されている。車体骨格部材であるラジエータサポートアッパ14の車幅方向中央部には、ロック手段としてのロック機構部30が取り付けられている。
また、エンジンルーム12の車両上方側には、エンジンルーム12に対して開閉方向(矢印X方向)へ回転移動可能なフード16が配設されている。図2には、フード16が閉止された状態が示されている。図2の3−3線に沿った拡大断面図である図3に示されるように、フード16は、フードアウタパネル18を備えている。フードアウタパネル18は、フード16の表面側(すなわち、車両外側部、閉止状態で上部)となるフード外板を構成している。また、フード16は、フードアウタパネル18に対してフード下方側へ所定距離だけ離間して配置されたフードインナパネル20を備えている。フードインナパネル20は、フード16の裏面側(すなわち、車両内側部、閉止状態で下部)となるフード内板を構成している。フードアウタパネル18の外周縁部18Aとフードインナパネル20の外周縁部20Aとは、ヘミング加工によって互いに結合されている。
また、図3では、フード16の前端側のみを示しているが、フードアウタパネル18は、全体としては車体上方側に膨らんだ(凸の)湾曲形状とされており、フードインナパネル20も、全体としてはフードアウタパネル18の形状にほぼ沿った形状とされている。
図1に示されるように、フード16の車両前後方向における後端部には、ヒンジ22が配設されており、これによって、フード16は、ヒンジ22における車幅方向の軸線回りに回転移動可能となっている。また、フード前端におけるフードインナパネル20は、車幅方向に沿ってフード裏面側に膨出した膨出部20Bを有している。図3に示されるように、膨出部20Bとフードアウタパネル18との間には、フード16の一部を構成するフードロックリインフォースメント(剛性補強部材)24が配置されている。フードロックリインフォースメント24は、フード16の開閉時の手付き部分に相当するフード前端部の剛性を確保するために、側断面視で逆ハット形状とされてフード幅方向に沿って延在されており、フードインナパネル20及びフードアウタパネル18に接合されている。
図3及び図4(フードロック部28を示す斜視図)に示されるように、フードロックリインフォースメント24においてフードインナパネル20側に配置される底板部24Aには、ストライカ40が固定されている。なお、図4では、フードアウタパネル18の前端側でかつ車幅方向中央領域の一部が透視された状態で(二点鎖線にて)示されており、フードインナパネル20及びフードロックリインフォースメント24はその一部が示されている。図3及び図4に示されるように、ストライカ40には、ロック機構部30におけるラッチ32が係止可能とされている。すなわち、ロック機構部30とストライカ40とは、フード16を閉止した状態で車体10(図3参照)にロックするフードロック部28を構成している。
ロック機構部30は、フード16の車体10(図3参照)側へのロック用に供され、板厚方向を車幅方向として配置された板状のベース本体34を備えている。ベース本体34は、取付け用ブラケット(図示省略)を介してラジエータサポートアッパ14(図3参照)側に取り付けられている。ベース本体34の幅方向中央部(車両前後方向に沿う方向での中央部)には、ベース本体34の上端で開口すると共に略車両上下方向に沿って長手方向とされた切欠部36がベース本体34の厚さ方向に貫通して形成されている。この切欠部36は、ストライカ40の下端部(詳細後述する連結部46)の挿通用とされている。
また、ベース本体34には、ラッチ32(「ロック部材」ともいう。)が取り付けられている。ラッチ32は、基端側がベース本体34に車幅方向の軸線回りに回転移動可能に支持されている。すなわち、ラッチ32は、フード16を車体10(図3参照)にロックする状態の配置位置となる通常位置(図3及び図4に示される位置)と、この通常位置から退避された退避位置と、の間で移動可能とされており、通常時は図示しない付勢手段によって通常位置に配置されている。ラッチ32の自由端側は、係止部とされており、フード16が閉止された状態でラッチ32が前記通常位置に配置された場合には、ストライカ40の下端部(詳細後述する連結部46)を保持する位置に配置され、ストライカ40が上方へ抜けないようにしている。なお、ロック機構部30は、図示しない解除機構により、ラッチ32を前記退避位置に移動させることができるようになっている。
図4に示されるように、ストライカ40は、高強度の鉄鋼製で丸棒状とされ、ベンディングマシンで折り曲げられることで、車両正面視でフード16側が開放された屈曲形状とされており、フード16側に車両正面視で車幅方向に並んで固定される左右一対の固定部42と、この固定部42からロック機構部30側に向けて各々立設された左右一対の脚部44と、脚部44同士を連結すると共にフード16の閉止時にロック機構部30のラッチ32が係止される連結部46と、を含んで構成されている。
ストライカ40における固定部42は、脚部44の上端から屈曲されてフード前後方向(フード16を閉止した状態では車両前後方向と同じ方向)に互いに離間する方向へ延出されている。固定部42は、フードロックリインフォースメント24の底板部24Aの上面側に溶接されている。また、本実施形態では、一対の固定部42における脚部44側の端部は、フード前後方向(フード16の閉止状態では車両前後方向と同じ方向)の位置が揃えられている。また、左右一対の脚部44は、互いに平行とされ、フード下方へ向けてフード前方側に傾斜している。
ここで、図3に示される脚部44の軸方向線44Lと、脚部44の上端からフード下方側へ垂下した仮想直線L1と、がなす角度θ1(換言すれば、図3に示されるストライカ40の連結部46とロック機構部30の切欠部36とが噛み合う状態での脚部44の傾斜方向線と、フード上下方向線と、がなす角度)は、45°≦θ1≦80°となるように設定するのが好ましい。これによって、ストライカ40の連結部46がロック機構部30の切欠部36と噛み合う位置は、脚部44の上端部よりも車両前方側へオフセットしている。
図4に示されるように、連結部46には、脚部44同士を連結する連結方向の中間部(本実施形態では略中央部)にフード16側へ屈曲された屈曲部48が形成されている。すなわち、ストライカ40の形状は、フード16の閉止状態における車両正面視においては、逆M字状(連結部46のみを見れば逆V字状)となっており、ロック機構部30側へ支持される(噛み合う)屈曲部48の両側は、フード幅方向外側へ向けてフード下方側に傾斜した傾斜状になっている。このような形状により、ストライカ40は、ロック機構部30に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に屈曲部48を支点としてロック機構部30へ天秤状に支持されるようになっている。ここで、脚部44の下端同士を結んだ仮想直線L2に対する連結部46の傾斜角度θ2は、5°≦θ2≦15°となるように設定するのが好ましい。
このような構造のストライカ40は、ロック機構部30に保持された状態ではフード16の変形に応じて、略車両前後方向の軸線(揺動軸)46Y回りに揺動可能(換言すれば、車両上下方向及び車幅方向を含む仮想面において回動可能)とされかつ略車幅方向の軸線(揺動軸)46X回りに揺動可能(換言すれば、車両上下方向及び車両前後方向を含む仮想面において回転フリー(回動可能))とされている。ここで、略車両前後方向の軸線46Y回りの揺動について補足すると、連結部46が前記のような屈曲形状とされることで、ストライカ40がフード16の変形に応じて略車両前後方向の軸線46Y回りに揺動しても、連結部46に対するロック機構部30のラッチ32の抵抗が抑えられる構造となっている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図4に示されるように、ロック機構部30のラッチ32が係止されるストライカ40は、一対の固定部42がフード16側に車両正面視で車幅方向に並んで固定されているので、図5に示されるように、衝突体50が車両前方斜め上方側から(矢印A方向に)フード16の前端側に衝突して所定値以上の荷重が入力された場合、ストライカ40がロック機構部30に保持されながらフード16の変形に応じて傾倒する。なお、二点鎖線のストライカ40は、衝突前の状態におけるストライカ位置を示している。
ここで、図4に示されるように、ストライカ40における連結部46には、脚部44同士を連結する連結方向の中間部にフード16側へ屈曲された屈曲部48が形成されており、ストライカ40は、ロック機構部30に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に屈曲部48を支点としてロック機構部30へ支持される。このため、簡易な構成でありながら、例えば、ストライカ40がロック機構部30に保持された状態で図3に示される衝突体50がフード16の前端側に衝突した場合には、図5に示されるフード16の変形に応じてストライカ40が略車両前後方向の軸線46Y(図4参照)回り及び略車幅方向の軸線46X(図4参照)回りに屈曲部48を支点として揺動する。
また、本実施形態では、図3に示されるように、脚部44は、フード下方へ向けてフード前方側に傾斜しているので、衝突体50が車両前方斜め上方側から(矢印A方向に)フード16の前端側に衝突して所定値以上の荷重が入力された場合、ストライカ40の連結部46を支点とした車両後下方側への回転モーメントMが発生し、図5に示されるように、ストライカ40が略車幅方向の軸線46X回りに車両後下方側へ安定的に揺動する。これらによって、フード16がスムーズに変形する。
また、前述のように、図4に示されるストライカ40は、ロック機構部30に保持された状態でフード16の変形に応じて略車両前後方向の軸線46Y回りに揺動可能となっているので、例えば、図6に示されるように、衝突体50がフード16における車幅方向中央位置から車幅方向外側にずれた位置に(車両センタ以外に)衝突した場合、フード16の変形に応じてストライカ40が略車両前後方向の軸線46Y回りに揺動する。このため、このような場合にも、フード16の変形がスムーズに行われる。
以上説明したように、本実施形態に係るフードロック部構造によれば、フード16の変形強度を低減せずに歩行者保護性能を向上させることができる。その結果として、フード16に求められる性能としての歩行者保護性能、閉まり性能、走行異音性能(走行時の異音発生を低減させる性能)、耐デント性能及び開閉耐久性能等の背反事項の関係にある複数の性能を確保することができる。
補足すると、歩行者保護性能を確保するためにフードの変形強度(フード剛性)を低下させると、フード閉止時にフードを車体側に載置した状態で静的に押し下げても、フードが撓んで荷重の伝達効率が悪くなるので、一般にフードが閉まりにくくなる(閉まり性能の悪化)。フードが閉まりにくいと、フードに対してさらに静的に押し下げる荷重(静閉力)を大きくしなければならないが、仮にこのような荷重がフードアウタパネル(外板)の耐デント性能を上回ってしまうと、フードアウタパネルが凹んでしまう。また、フードが閉まった状態での走行時に、ラッチとストライカとが相対移動して異音が発生するのを低減するためには、フード側を車体側へ十分に引き込んだ状態でロックさせる構成にしてフードの車両上方側へ作用する力によってラッチとストライカとを強固に係止させる必要があるが、仮にこのような構成にすると、一般にフードに対して静的に押し下げる荷重を大きくして該荷重を有効に伝達することが重要になる。しかし、フードの変形強度を低下させていると、前記荷重を有効に伝達できないので、フード側を車体側へ十分に引き込んだ状態でロックさせる構成を適用しにくく、走行時の異音発生を低減することが難しい。このように、フードの変形強度を低下させると、フードに求められる種々の性能の確保が難しくなるが、本実施形態に係るフードロック部構造によれば、フード16の変形強度を低減させなくてよいので、このような問題点を解消することができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、図4に示されるように、一対の固定部42における脚部44側の端部は、フード前後方向(フード16の閉止状態では車両前後方向と同じ方向)の位置が揃えられており、このような構成が好ましいが、例えば、一対の固定部における脚部側の端部がフード前後方向の位置において多少ずれていても、一対の固定部が車両正面視で(車両正面から見て)車幅方向に並んで配置されているような構成であればよい。
また、上記実施形態では、ストライカ40は、ロック機構部30に保持された状態ではフード16の変形に応じて、略車両前後方向の軸線46Y回りに揺動可能とされかつ略車幅方向の軸線46X回りに揺動可能とされており、このような構成が好ましいが、例えば、ストライカは、ロック手段に保持された状態でフードの変形に応じて略車両前後方向の軸線回りに揺動可能とされかつフード前後方向に段階的に傾倒可能とされるような構成としてもよい。
さらに、上記実施形態では、脚部44は、フード下方へ向けてフード前方側に傾斜しており、このような構成が好ましいが、脚部は、例えば、フード下方へ向けて(傾斜せずに)垂下されたような脚部としてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、連結部46には、脚部44同士を連結する連結方向の中間部にフード16側へ屈曲された屈曲部48が形成され、ストライカ40は、ロック機構部30に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に屈曲部48を支点としてロック機構部30へ支持される構成となっており、このような構成が好ましいが、例えば、連結部における脚部同士を連結する連結方向の中間部にフード側へ湾曲された湾曲部を形成し、ストライカは、ロック手段に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に前記湾曲部を支点としてロック手段へ支持されるような構成であってもよい。また、他の例として、加工は煩雑になるが、連結部における脚部同士を連結する連結方向の中間部に球状のボール部を形成し、ストライカは、ロック手段に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に前記ボール部を支点としてロック手段へ支持されるような構成であってもよい。すなわち、ストライカの連結部は、ロック手段にストライカが保持された状態でフードの変形に応じてストライカを略車両前後方向の軸線回り及び略車幅方向の軸線回りに揺動可能とさせるような他の連結部としてもよい。
本発明の一実施形態に係るフードロック部構造が適用された車両前部を示す斜視図である(フードが開かれた状態で示す。)。 本発明の一実施形態に係るフードロック部構造が適用された車両前部を示す斜視図である(フードが閉じられた状態で示す。)。 図2の3−3線に沿った拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るフードロック部構造を示す斜視図である。 フードの前端側に衝突体が衝突してフードが変形した状態の車両前部を示す側断面図である。 フードにおける車幅方向中央位置から車幅方向外側にずれた位置に衝突体が衝突した際のストライカの変位状態を示す斜視図である(フードアウタパネルを透視した状態で示す。)。
符号の説明
10 車体
16 フード
28 フードロック部
30 ロック機構部(ロック手段)
40 ストライカ
42 固定部
44 脚部
46 連結部
46X 略車幅方向の軸線
46Y 略車両前後方向の軸線
48 屈曲部

Claims (4)

  1. 車体側に設けられ、フードの車体側へのロック用に供されるロック手段と、
    前記フード側に車両正面視で車幅方向に並んで固定される一対の固定部と、前記固定部から前記ロック手段側に向けて各々立設された脚部と、前記脚部同士を連結すると共に前記フードの閉止時に前記ロック手段が係止される連結部と、を含んで構成されてかつ前記ロック手段に保持された状態では前記フードの変形に応じて略車両前後方向の軸線回りに揺動可能とされたストライカと、
    を有することを特徴とするフードロック部構造。
  2. 前記ストライカは、前記ロック手段に保持された状態では前記フードの変形に応じて略車幅方向の軸線回りに揺動可能とされることを特徴とする請求項1記載のフードロック部構造。
  3. 前記脚部は、フード下方へ向けてフード前方側に傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフードロック部構造。
  4. 前記連結部には、前記脚部同士を連結する連結方向の中間部に前記フード側へ屈曲された屈曲部が形成され、前記ストライカは、前記ロック手段に保持されてかつ車両下方側への荷重を受けた場合に前記屈曲部を支点として前記ロック手段へ支持されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のフードロック部構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158212A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Honda Motor Co Ltd フードロック装置
JP2014046770A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Daihatsu Motor Co Ltd 樹脂製フードインナパネルへのフードストライカ取付け構造
CN107487379A (zh) * 2016-08-26 2017-12-19 宝沃汽车(中国)有限公司 发动机罩的支撑板、发动机罩和车辆

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