JP6398199B2 - 印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムに関する。
特許文献1には、インクの吐出状態に異常が生じた異常ノズル(N)がある場合に、その異常ノズル(N)に対応する記録データを、その異常ノズル(N)の近傍に位置する近傍ノズル(N−1),(N+1)に対応する記録データに付加することにより、その異常ノズル(N)に対応する記録データを補償することで、ノズルにおけるインクの吐出状態に異常が生じた場合にも高品位な画像を記録することができるインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置が開示されている。
特開2004−58384号公報
特許文献1に記載の発明では、異常ノズルの近傍に位置する近傍ノズルが本来形成するはずであったドットの大きさは考慮されていない。そのため、特許文献1に記載の発明では、異常ノズルの近傍に位置する近傍ノズルが本来形成するはずであったドットの大きさが最も大きなドットである場合には、異常ノズルによる空白を補うことはできないという問題がある。
そこで、本発明は、インクの吐出状態に異常が生じたノズルにより形成される空白をその周囲で補う補完処理を行う場合に、周囲のドットの大きさによらずに補完処理を行うことができる印刷制御装置、印刷制御方法及び印刷制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第一の態様は、印刷制御装置であって、印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するノズル情報取得部と、印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成するデータ生成部と、前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正するデータ修正部と、を備えることを特徴とする。
第一の態様によれば、印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成する。また、吐出不良ノズルの位置を取得し、取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、印刷データのうちの、吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、生成した印刷データにおいて第2の位置に関連づけられたインクの量よりも多いインクの量を第2の位置に関連付けるように印刷データを修正する。これにより、インクの吐出状態に異常が生じたノズルにより形成される空白(第1の位置)をその周囲(第2の位置)で補う補完処理を行う場合に、周囲のドットの大きさによらずに補完処理を行うことができる。
ここで、前記データ修正部は、前記第1の位置を前記印刷媒体の搬送方向に沿って挟む位置を前記第2の位置として特定してもよい。これにより、補完処理後の画質を高くすることができる。
ここで、複数のドットの大きさと、それぞれのドットの大きさに対応するインク吐出量との関係が記憶された記憶部を更に備え、前記データ修正部は、前記第2の位置に吐出するインク量が、前記記憶部に記憶された複数のドットの大きさのうちの一番大きいドットの大きさに対応するインク吐出量より多くなる場合には、インクを複数回吐出することを前記第2の位置に関連付けてもよい。これにより、これ以上一度に吐出するインク量を増やせない場合にも、インク吐出量を多くすることができる。
ここで、前記記憶部には、前記インク吐出量として、第1の量と、前記第1の量より多い第2の量と、前記第2の量より多い第3の量と、が記憶され、前記データ修正部は、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が無である場合には、前記第2の位置に前記第1の量を関連付け、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第1の量である場合には、前記第2の位置に前記第2の量を関連付け、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第2の量である場合には、前記第2の位置に前記第3の量を関連付け、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記3の量である場合には、前記第2の位置に前記第3の量より多い第4の量及びインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正してもよい。これにより、生成した印刷データにおいて第2の位置に関連づけられたインクの量に基づいて、第2の位置に関連付けるインク吐出量を適切に増やすことができる。
ここで、前記データ修正部は、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が無である場合には、前記生成された印刷データを修正せず、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインク吐出が関連付けられている場合には、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量と、前記生成した印刷データにおいて第2の位置に関連付けられたインクの量との和を、前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正してもよい。これにより、生成した印刷データにおいて第1の位置及び第2の位置に関連づけられたインクの量に基づいて、第2の位置に関連付けるインク吐出量を適切に増やすことができる。
ここで、前記記憶部には、前記インク吐出量として、第1の量と、前記第1の量より多い第2の量と、前記第2の量より多い第3の量と、が記憶され、前記データ修正部は、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量である場合において、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第1の量である場合には、前記第2の位置に前記第2の量を関連付け、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第2の量である場合には、前記第2の位置に前記第3の量を関連付け、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第3の量である場合には、前記第2の位置に前記第4の量及びインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正し、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量である場合において、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第1の量である場合には、前記第2の位置に前記第3の量を関連付け、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第2の量及び前記第3の量である場合には、前記第2の位置に前記第4の量及びインクを2回吐出することを関連付け、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第3の量である場合において、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量が前記第1の量、前記第2の量及び前記第3の量である場合には、前記第2の位置に前記第4の量及びインクを2回吐出することを関連付けてもよい。これにより、生成した印刷データにおいて第1の位置及び第2の位置に関連づけられたインクの量に基づいて、第2の位置に関連付けるインク吐出量を適切に増やすことができる。
ここで、前記データ修正部は、前記第2の位置に複数回インクを吐出するように前記印刷データを修正してもよい。これにより、第2の位置に多量のインクを吐出することも可能となる。
上記課題を解決するための第二の態様は、印刷制御方法であって、印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成するステップと、印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正するステップと、を有することを特徴とする。これにより、インクの吐出状態に異常が生じたノズルにより形成される空白(第1の位置)をその周囲(第2の位置)で補う補完処理を行う場合に、周囲のドットの大きさによらずに補完処理を行うことができる。
上記課題を解決するための第三の態様は、コンピューターを、印刷制御装置として機能させる印刷制御プログラムであって、印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成するステップと、印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連づけられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正するステップと、を実行することを特徴とする。これにより、インクの吐出状態に異常が生じたノズルにより形成される空白(第1の位置)をその周囲(第2の位置)で補う補完処理を行う場合に、周囲のドットの大きさによらずに補完処理を行うことができる。
第1の実施形態における印刷装置1の構成の一例を示す図である。 印刷装置1の搬送機構及びインク吐出機構の構成の一例を示す図である。 ノズル列の構成の一例を示す図である。 制御部の概略構成を模式的に示すブロック図である。 印刷装置1が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。 大中小の各ドットのレベルデータの決定に利用される複数のドット記録率テーブルを示す説明図である。 ハーフトーン処理後のドットデータを示す図である。 印刷装置1が行う記録方法処理の流れを示すフローチャートである。 (A)はノズル列におけるノズルの位置を示す図であり、(B)はドットデータにおける各ドット位置に、どのノズルからインクが吐出されるかを示す図である。 (A)は修正前のラスターグラフィックデータであり、(B)は修正後のラスターグラフィックデータである。 補完テーブル433Aの一例を示す図である。 第2の実施形態における印刷装置2が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。 印刷装置2が行う記録方法処理の流れを示すフローチャートである。 (A)は修正前のラスターグラフィックデータであり、(B)は修正後のラスターグラフィックデータである。 補完テーブル433Bの一例を示す図である。 補完テーブル433Cの一例を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の一実施形態における印刷装置1の構成の一例を示す図である。第1の実施の形態における印刷装置1は、印刷媒体100の表面にインクを噴射して画像を印刷するいわゆるインクジェットプリンターである。
筐体10は、箱形の外観形状をしており、前面のほぼ中央には前面カバー11が設けられる。前面カバー11の隣には、複数の操作ボタン15が設けられている。前面カバー11は下端側で軸支されており、上端側を手前に倒すと、印刷媒体100が排出される細長い排出口12が現れる。
また、筐体10の背面側には、給紙トレイ13が設けられている。給紙トレイ13に印刷媒体100をセットして、操作ボタン15又はパーソナルコンピュータ(PC)等を介して印刷指示の操作が行われると、給紙トレイ13から印刷媒体100が給紙され、筐体10の内部で印刷媒体100の表面に画像が印刷された後、排出口12から排出される。
筐体10の内部には、主として、制御部40が設けられる。制御部40は、ファームウェアを実行することにより印刷装置1全体を制御する。制御部40については後に詳述する。なお、制御部40は、筐体10の内部に設けられている必要はない。例えば、制御部40を、印刷装置1に接続されたPC等の装置が備えてもよい。PC等の装置が制御部40を備える場合には、制御部40がプリンタードライバーを実行することで印刷装置1全体を制御すればよい。
印刷装置1は、給紙トレイ13に載置される印刷媒体100を排出口12まで搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送される印刷媒体100などの印刷媒体に対してインクを吐出するインク吐出機構と、を備える。図2は、搬送機構及びインク吐出機構の構成の一例を示す図である。
搬送機構は、第1給紙ローラとしてのLDローラ22、ニップ部材としてのホッパ23、用紙ガイド24、第2給紙ローラとしてのPFローラ25、プラテン26、排紙ローラ27等を有する。
ホッパ23には、ホッパバネ23Aの力によりLDローラ22方向への力が付勢される。したがって、印刷装置1が停止している状態では、ホッパ23の下端部に形成された凸部が、ギャップ用カム28の凹部に嵌っている。
LDローラ22が図2における反時計回りに回転すると、ホッパ23の下端縁は、ギャップ用カム28の凹部から外れ、ギャップ用カム28の大径部28aに当接する。さらに、LDローラ22が図2における反時計回りに回転すると、ホッパ23の下端縁は、ギャップ用カム28の大径部28aからはずれ、ギャップ用カム28の小径部28bに当接する。この結果、印刷媒体100は、LDローラ22とホッパ23とによりニップされる。
LDローラ22が図2における反時計回りにさらに回転すると、印刷媒体100は、LDローラ22の回転にしたがって図2の左下方向(矢印参照)へ搬送されて、用紙ガイド24、PFローラ25等により印刷領域(後に詳述)に供給される。印刷後、排紙ローラ27により、印刷媒体100が排出される。
以上の構成を有する搬送機構の上側(図2における上側)には、インク吐出機構が配設される。インク吐出機構は、主に、キャリッジ32、インクタンク33、印刷ヘッド34等を有する。
キャリッジ32は、プラテン26の上方に位置する。キャリッジ32は、内側に複数の歯形が形成されたタイミングベルト30(図1参照)と、タイミングベルト30を駆動する駆動モータ31(図1参照)を有する駆動部と接続されている。タイミングベルト30が駆動されると、キャリッジ32は、キャリッジ軸32Aの軸方向(主走査方向)に移動される。
キャリッジ32の下面には、複数のノズル列35を有する印刷ヘッド34が配設される。
図3は、印刷ヘッド34が有するノズル列35の詳細を示す図である。図3は、印刷ヘッド34のノズルを上(図2における上)から透視してみた図である。
ノズル列35は、インクの色(CMYK)毎に設けられる。ノズル列35には、副走査方向(印刷媒体100の搬送方向)に沿って複数のノズル(例えば、Cの色はC1、C2,・・・)が並んで設けられる。ここで、ノズルとは、インクを吐出するための吐出口である。ノズル列35が有するノズルの数は任意である。4つのノズル列35は、キャリッジ32の移動に伴い、全体として主走査方向に移動する。
また、キャリッジ32には、インクタンク33が配設される。インクタンク33に収容されるインクは、ノズル列35が有する各ノズルへ供給される。各ノズルには、印加電圧により変形するピエゾ素子が配設される。ピエゾ素子が変形すると各ノズルからインクが吐出される。
なお、印刷ヘッド34によりインクが印刷媒体100へ吐出される領域を、印刷領域という。
図4は、制御部40の概略構成を模式的に示すブロック図である。
制御部40は、主として、演算装置であるCPU41と、揮発性の記憶装置であるRAM42と、不揮発性の記憶装置であるROM43と、メモリーカード44と、制御部40と他のユニット(例えば、メモリーカード44)を接続するインターフェイス(I/F)回路45と、印刷装置1の外部の装置(例えば、デジタルカメラ等)と通信を行う通信装置46と、これらを互いに接続するバス47とを有する。
CPU41は、主として、画像データ取得部411、解像度変換処理部412、色変換処理部413、ハーフトーン処理部414、ノズル情報取得部415、記録方法処理部416、印刷制御部417等の機能部を有する。
ROM43には、ハーフトーン処理部414で使用するドット記録率テーブル431、ディザマスク432、記録方法処理部416で使用する補完テーブル433等の各種デ一タが格納される。ドット記録率テーブル431、補完テーブル433については、後に詳述する。また、ROM43には、所定のプログラムが格納される。
CPU41が有する各機能部は、例えば、ROM43に格納された所定のプログラムをRAM42に読み出して実行することにより実現可能である。なお、所定のプログラムは、例えば、予めROM43にインストールされてもよいし、通信装置46を介してネットワークからダウンロードされてインストール又は更新されてもよい。
次に、CPU41が有する各機能部について説明する。
画像データ取得部411は、印刷対象となる画像データを取得する。画像データは、メモリーカード44に記憶されていてもよいし、通信装置46を介してネットワークから取得されてもよい。
解像度変換処理部412は、取得した画像データに対して解像度変換処理を行う。ここで、解像度変換処理とは、画像データ(テキストデータ、イメージデータ等)を、印刷媒体100に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理である。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、取得したベクター形式の画像データを、720×720dpiの解像度のビットマップ形式の画像データに変換する。解像度変換処理後の画像データの各画素データは、RGB色空間によって表される各階調(例えば256階調)のデータにより構成される。
色変換処理部413は、インク色の色空間に合わせて画像データを変換する色変換処理を行う。ここでは、RGB色空間の画像データが、KCMY色空間の画像データに変換される。色変換処理は、RGBデータの階調値とKCMYデータの階調値とを対応づけた色変換テーブルLUT(図示せず)に基づいて行われる。この色変換処理により、KCMY色空間の画像データが得られる。色変換処理後の画素データは、KCMY色空間によって表される256階調の8ビットデータである。
ハーフトーン処理部414は、色変換後のデータを、印刷装置1が形成可能な低階調数のデータに変換するハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理とは、原画像データの階調値(本実施例では256階調)を印刷装置1が各画素毎に表現可能な階調値に減色する処理をいう。ハーフトーン処理部414は、色変換処理部413から取得した256階調のデータの階調に応じて、「ドットの形成なし」「小ドットの形成」「中ドットの形成」「大ドットの形成」の4階調への減色を行う。なお、本実施の形態では、インク重量は、小ドットが4ng、中ドットが8ng、そして大ドットが12ngであり、当該情報はROM43に記憶されている。
本実施の形態では、ハーフトーン処理部414は、ディザ法によるハーフトーン処理を行う。ただし、ハーフトーン処理方法はディザ法に限られず、例えば誤差拡散法等を用いることもできる。
ハーフトーン処理後のデータは、各画素でのドット形成状況(ドットの有無、ドットの大きさ)を示すデータ(以下、ドットデータという)となる。ハーフトーン処理部414が行う処理については、後に詳述する。
ノズル情報取得部415は、インクが吐出できない、インクの吐出精度が低い等の、インクが吐出不良となったノズル(以下、吐出不良ノズルという)の位置を取得する。吐出不良ノズルの位置は、図示しない入力装置を介してユーザーにより入力されてもよいし、センサーを用いて検出してもよい。センサーを用いて吐出不良ノズルを検出する方法は、一般的な技術を用いることができるため、説明を省略する。ノズル情報取得部415は、入力された又は検出された吐出不良ノズルの位置を取得する。
記録方法処理部416は、データ生成部416Aと、データ修正部416Bとを有する。データ生成部416Aは、画像データを構成する各画素データが、それぞれを担当するノズルに割り当てられるように、画素データを並べ替える処理であるラスタライズ処理を行って印刷データを生成する。また、データ修正部416Bは、ノズル情報取得部415が取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、生成された印刷データを修正する。記録方法処理部416が行う処理については、後に詳述する。
印刷制御部417は、印刷データに従って印刷動作を行う。具体的には、印刷制御部417は、印刷データに従って搬送機構を制御すると共に、インク吐出機構を制御してノズルからカラーインクを吐出させることにより、画像を印刷する。印刷制御部417の処理は一般的であるため、詳細な説明を省略する。
以上の印刷装置1の構成は、第1の実施の形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な印刷装置が備える構成を排除するものではない。
次に、第1の実施の形態における印刷装置1の特徴的な処理について説明する。
図5は、印刷装置1が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、操作ボタン15等により印刷開始の指示が入力されることにより行われる。
印刷処理が開始されると、画像データ取得部411は、メモリーカード44等から画像データを取得する(ステップS100)。解像度変換処理部412は、ステップS100で取得された画像データの解像度を印刷解像度に変換する(ステップS102)。色変換処理部413は、ステップS102で解像度変換が行われたRGB色空間の画像データを、KCMY色空間の画像データに変換する(ステップS104)。
ハーフトーン処理部414は、ステップS104で色変換された多階調データに対してハーフトーン処理を行う(ステップS106)。以下、ハーフトーン処理(ステップS106)について具体的に説明する。ハーフトーン処理部414は、ドット記録率テーブル431を用いてハーフトーン処理を行う。
図6は、大中小の各ドットのレベルデータの決定に利用される複数のドット記録率テーブルを示す説明図である。図6の横軸は階調値(0〜255)、縦軸はレベルデータ(0〜255)である。図6において、プロファイルSDは小ドットの記録率を示しており、プロファイルMDは中ドットの記録率を示しており、プロファイルLDは大ドットの記録率を示している。また、レベルデータとは、一定の階調値に応じて一様な領域が再現されるときに、その領域内の画素のうちでドットが形成される画素の割合を意味するドットの記録率を、値0〜255の256段階に変換したデータをいう。このプロファイルLDを1次元のテーブルとしてROM43(本発明の記憶部に相当)に記憶したものがドット記録率テーブル431である。ドット記録率テーブル431には、中ドットのレベルデータ、中ドットのレベルデータ、及び小ドットのレベルデータが含まれる。
まず、ハーフトーン処理部414は、ドット記録率テーブル431に基づいて、大ドット用のプロファイルLDから階調値に応じたレベルデータLVLを読みとる。例えば、図6に示した通り、多階調データの階調値がgrであれば、レベルデータLVLはプロファイルLDを用いてldと求められる。
そして、ハーフトーン処理部414は、求められたレベルデータLVLが閾値THLより大きいか否かを判定する。閾値THLは、各画素毎に異なる値が設定されたいわゆるディザマトリックスであり、例えば16×16の正方形の画素ブロックに値0〜254までが現れるマトリックスを用いている。具体的には、ハーフトーン処理部414は、レベルデータLVLの各画素とディザテーブルの対応箇所の大小を比較する。レベルデータLVLの方がディザテーブルに示された閾値THLよりも大きい場合にはドットをオンにし、レベルデータLVLの方が小さい場合にはドットをオフとする。
次に、ハーフトーン処理部414は、レベルデータLVLが閾値THLよりも小さい場合には、大ドットを形成すべきではないと判定するとともに、大ドットのレベルデータLVLと同様に、ドット記録率テーブル431に基づいて中ドットのレベルデータLVMを設定する。そして、ハーフトーン処理部414は、中ドットのレベルデータLVMと、ディザマトリックスの閾値THMとを比較し、レベルデータLVMが閾値THLより大きいか否かを判定する。ハーフトーン処理部414は、中ドットのレベルデータLVMが閾値THMよりも大きい場合には、中ドットをオンにすべきと判定する。
さらに、ハーフトーン処理部414は、中ドットのレベルデータLVMが閾値THMよりも小さい場合には、中ドットを形成すべきでないと判定するとともに、大ドットや中ドットのレベルデータの設定と同様に、ドット記録率テーブル431に基づいて小ドットのレベルデータLVSを設定する。ハーフトーン処理部414は、レベルデータLVSがディザマトリックスの閾値THSよりも大きい場合には、小ドットをオンにすべきと判定する。
なお、中ドット、小ドットの記録率の低下を抑制するため、中ドット用、小ドット用のディザマトリックスは、それぞれ、大ドット用のディザマトリックスとは異なるものとするのが好ましい。
ハーフトーン処理部414は、小ドットのレベルデータLVSが閾値THSよりも小さい場合には、ドットを形成すべきでないと判定する。
ハーフトーン処理部414は、このようにして求められた判定結果を、判定の基となった多階調データの位置と関連付ける。
ハーフトーン処理部414は、全画素について上記処理を繰り返すことにより、ドットデータを生成する。図7は、ハーフトーン処理部414により生成されたドットデータの一例である。図7において、ハッチングがかかっている枠は、ドットを形成することを意味する。また、各枠に表示された大、中、小は、ドットの大きさ(インク吐出量と同義、以下同じ)を意味する。
図7では、横10個、縦12個の合計120個の枠が示されている。以下、図7における枠の位置を、ドット位置という。また、印刷媒体100に画像を印刷した時における図7の枠、すなわち印刷媒体100に印刷された画像を構成するドット、の位置についても、ドット位置という。なお、本実施の形態では、主走査方向に隣接するドット位置の間隔も、副走査方向に隣接するドット位置の間隔も同じである。
図5の説明に戻る。記録方法処理部416は、記録方法処理を行う(ステップS108)。本実施の形態における記録方法処理とは、画像データに基づいて印刷データを生成し、その後ノズル情報取得部415が取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて印刷データを修正する処理である。以下、ステップS108について詳細に説明する。
図8は、記録方法処理(ステップS108)の流れを示すフローチャートである。
データ生成部416Aは、ハーフトーン処理後のドットデータの各ドットに対して、どのノズルからインクを吐出して印刷媒体上にドット形成するかを決定し、ラスターグラフィックデータを生成する(ステップS200)。以下、図9を用いて当該処理について説明する。
図9(A)は、ノズル列35におけるノズルの位置を示す図である。本実施の形態では、ノズル列35は6個のノズルを有する。また、図9(A)において、×印が表示されるノズルは、吐出不良ノズルを意味する。また、各ノズル列の上に表示された数字は、走査順を示す。
本実施の形態では、1ラスターを、異なる複数のパスによって形成する印刷方法(以下、オーバーラップ印刷(OL印刷)という)を採用して印刷を行う。OL印刷では、異なる複数のノズルを用いて1ラスターを形成する。具体的には、あるノズルを用いて数ドットおきに間欠的にドットを形成し、他のパスにおいて、他のノズルを用いて既に形成されているドットの間を埋めるようにドットを形成することにより、1ラスターが形成される。このようにM回のパスにて1つのラスターが形成される場合、「オーバーラップ数M」と定義する。
オーバーラップ数M、印刷媒体100を副走査方向へ搬送する量等により、画像データを構成する各画素データをどのノズルからインクを吐出するかが異なる。したがって、記録方法処理部416は、これらの情報(例えばROM43に記憶されている)を取得し、取得した情報に基づいて、図9(A)に示すような、ラスターを構成する各ドット位置と、そのドット位置を形成するノズルとが関連付けられたデータを生成する。
本実施の形態は、オーバーラップ数M=4のOL印刷を行う。まず、印刷ヘッド34を主走査方向右向き(図9(A)における右向き)に走査して1走査目の走査を行う。次に、印刷媒体100を副走査方向にノズル3個分だけ送り、印刷ヘッド34を主走査方向左向き(図9(A)における左向き)に走査して2走査目の走査を行う。
3走査目と4走査目についても、2走査目と同様に、印刷媒体100を副走査方向にノズル3個分だけ送り、その後印刷ヘッド34を主走査方向右向き又は左向きに走査する。
なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に双方向印刷を行い、2n+1走査目(n=0以上の整数、すなわち、奇数番号の走査)は、主走査方向右向きに走査し、2n走査目(n=1以上の整数、すなわち、偶数番号の走査)は、主走査方向左目向きに走査する。
5〜8走査目、9〜12走査目・・・は1〜4走査目と同様であるため、以下、説明を省略する。
なお、図9(A)では、説明のため、印刷ヘッド34が印刷媒体100に対して相対的に移動しているような記載となっているが、実際には、印刷媒体100が副走査方向に移動している。また、本実施の形態における印刷装置1は、往動、復動を行う双方向印刷によって印刷処理を行うが、本実施の形態は片方向印刷にも適用可能である。ここで、ノズル列35を用いて1回の走査(往動又は復動)を行うことをパスという。
図9(B)は、ドットデータにおける各ドット位置に、どのノズルからインクが吐出されるかを示す図である。図9(B)においては、ドット位置と、そのドット位置を形成すノズルとが関連付けられている。
データ生成部416Aは、1ラスター内の複数のドット位置を、2つのパスに割り振る。図9(B)の各枠に表示された数字は、どのパスでドットが形成されるかを示す。図9(B)においては、1〜3行目の奇数列は1走査目(1回目のパス)の4〜6番目のノズルが割り振られ、1〜6行目の偶数列は2走査目(2回目のパス)の1〜6番目のノズルが割り振られ、4〜9行目の奇数列は3走査目(3回目のパス)の1〜6番目のノズルが割り振られ、7〜9行目の偶数列は4走査目(4回目のパス)の1〜3番目のノズルが割り振られる。また、図9(B)において、×が表示された枠は、吐出不良ノズルが割り振られたドット位置である。
データ生成部416Aは、図9(B)に示す結果と、ハーフトーン処理後のドットデータとに基づいて、ラスターグラフィックデータ(本発明の印刷データに相当)を生成する(図10(A)参照)、後に詳述)。説明のため、図9(B)及び図9(B)に関する説明においては、吐出不良のノズル位置が分かっているとしたが、実際には現段階では吐出不良ノズルの位置は判明しておらず、吐出不良ノズルは割り振られていない。
図8の説明に戻る。このようにしてラスターグラフィックデータが生成された(ステップS200)ら、データ修正部416Bは、ノズル情報取得部415から吐出不良のノズル位置を取得する(ステップS202)。制御部40が、印刷装置1に接続された装置内(PC等)に設けられたプリンタードライバーとして提供される場合には、ステップS202は、印刷装置1が取得している吐出不良のノズル位置をプリンタードライバーが取得する処理となる。なお、ステップS200とステップS202とは、順番が逆であってもよい。
そして、データ修正部416Bは、ステップS202で取得した吐出不良のノズル位置に基づいて、ステップS200で生成したラスターグラフィックデータにおける、吐出不良ノズルによりドットが形成されるドット位置(本発明の第1の位置に相当、以下、吐出不良位置という)に隣接する位置(本発明の第2の位置に相当、以下、補完位置とする)に吐出するインクを増やすように、ステップS200で生成したラスターグラフィックデータを修正する(ステップS204)。本実施の形態では、ドット位置が格子状であるため、吐出不良位置に対し、印刷媒体100の搬送方向(副走査方向)に沿って隣接する位置、又は主走査方向に沿って隣接する位置が補完位置となる。以下、図10を用いて当該処理について説明する。
図10(A)は、修正される前の(ステップS200で生成された)ラスターグラフィックデータのうちの、ドット位置とドットの大きさとの関係を示す図であり、図10(B)は、修正後のドット位置とドットの大きさとの関係を示す図である。
まず、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、吐出不良位置を特定する。図10(A)においては、吐出不良位置は、斜め線のハッチングが施された位置である。データ修正部416Bは、吐出不良位置のインク吐出が「無」となるように、ラスターグラフィックデータを修正する。
次に、データ修正部416Bは、補完位置を特定する。本実施の形態では、データ修正部416Bは、吐出不良位置を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置を、補完位置として特定する。図10(A)においては、補完位置は、斜め線のハッチングが施された位置の上下の枠であり、二重枠で表示されている。
なお、本実施の形態では、補完位置として、吐出不良位置を走査方向に沿って挟む位置としたが、吐出不良位置を印刷媒体100の搬送方向(副走査方向)に沿って隣接する位置、又は第1の位置を走査方向に沿って隣接する位置に該当するのではあれば、これに限定されない(後に詳述)。
そして、データ修正部416Bは、補完テーブル433A(図11参照)を用いて、補完位置に吐出するインク量を決定する。図11において、抜け画素の列は、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおける吐出不良位置のインク吐出量であり、補完前というのはステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおける補完位置のインク吐出量であり、補完後というのは、本ステップ(ステップS204)で修正した後の補完位置のインク吐出量である。本実施の形態では、吐出不良位置のインク吐出量は考慮しない。
図11に示すように、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が無である(インクを吐出しない、すなわち図10(A)で空白)、すなわち図11において補完前の列に「無」が表示されている場合には、補完位置に小ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。
また、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が、小ドットが形成されるインク量である(図10(A)で「小」)、すなわち図11において補完前の列に「ドット小」が表示されている場合には、補完位置に中ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。
同様に、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が、中ドットが形成されるインク量である(図10(A)で「中」)、すなわち図11において補完前の列に「ドット中」が表示されている場合には、補完位置に大ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。
このように、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のドットの大きさが無(ドット形成せず)、小ドット、中ドットの場合には、1回で吐出するインクの量を多くする。
なお、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が、大ドットが形成されるインク量である(図10(A)で「大」)、すなわち図11における補完前の列に「ドット大」が表示されている場合には、これ以上一度に吐出するインク量を増やせない場合である。したがって、データ修正部416Bは、補完位置に大ドットが2個形成される(2度打ち)ようにラスターグラフィックデータを修正する。これにより、これ以上一度に吐出するインク量を増やせない場合にも、インク吐出量が多くなる。
図10(B)は、ラスターグラフィックデータを修正した結果を示す。図10(A)において斜線でハッチングされたドット位置(吐出不良位置)は、図10(B)では「無」が関連付けられている(空白)。図10(A)で空白だった補完位置には、図10(B)では小ドットが関連付けられている(横線でハッチングされた位置)。図10(A)で小ドットが関連付けられた補完位置には、図10(B)では中ドットが関連付けられており、図10(A)で中ドットが関連付けられた補完位置には、図10(B)では大ドットが関連付けられており、図10(A)で大ドットが関連付けられた補完位置には、図10(B)では2度打ちが関連付けられている。
このように、本ステップ(ステップS204)では、ステップS200でドット位置に関連付けられたインクの吐出に関する情報(例えば、インクの不吐出、インクの吐出、インクの吐出量)を修正することで、同じドット位置に新たなインクの吐出に関する情報を関連付ける。
データ修正部416Bは、図10(B)に示す修正後のデータのうちの、ドット位置とドットの大きさを示すデータをハーフトーン処理後のドットデータとみなし、ステップS200と同様の方法によりラスターグラフィックデータを再生成する。これにより、ラスターグラフィックデータが修正される。
図5の説明に戻る。印刷制御部417は、ステップS108で修正されたラスターグラフィックデータを用いて、印刷ヘッド34が備える各ノズルから印刷媒体100に対してインクを吐出し、印刷を行う(ステップS110)。なお、制御部40が、印刷装置1に接続された装置内(PC等)に設けられたプリンタードライバーとして提供される場合には、ステップS110は、印刷装置1にステップS108で修正されたラスターグラフィックデータを出力する処理となる。
修正されたラスターグラフィックデータにおいて、2度打ちが関連付けられた補完位置については、連続して2回インクを吐出する必要がある。したがって、印刷制御部417は、以下の2つの方法のうちのいずれかの方法を用いて、連続したドット位置にドットを形成する。
第1の方法は、インク吐出の周波数を高くする方法である。印刷制御部417は、連続してインクを吐出するときは、そうでない場合にインクを吐出する間隔の半分の間隔でインクを吐出する。これにより、速度を落とさずに印刷を行うことができる。
第2の方法は、キャリッジ速度を遅くする方法である。印刷制御部417は、連続してインクを吐出するときは、そうでない場合にキャリッジ32を主走査方向に移動させる速度の半分の速度でキャリッジ32を主走査方向に移動させる。これにより、安定して、同じノズルを用いて隣接するドット位置に連続してドットを形成することができる。
第1の実施の形態によれば、インクの吐出状態に異常が生じたノズルにより形成される空白をその周囲で補う補完処理を行う場合に、補完位置に元々形成するはずのドットの大きさを考慮し、補完位置に元々形成するはずのドットの大きさが無、小ドット、中ドットの場合には、一度にインクの吐出量を増やし、補完位置に元々形成するはずのドットの大きさが大ドットの場合には、インクを2度打ちすることでインクの吐出量を増やす。
例えば、補完位置に本来形成するはずであったドットの大きさを考慮しない場合には、補完位置に本来形成するはずであったドットの大きさが最も大きなドットである場合には、さらに吐出量を増やすことはできないため、補完処理を行うことはできない。
それに対し、第1の実施の形態によれば、補完位置に本来形成するはずであったドットの大きさにより処理を変えるため、補完位置のもともとのドットの大きさによらずに、補完処理を行うことができる。その結果、吐出不良による画質低下を防止することができる。
なお、第1の実施の形態では、補完位置として、吐出不良位置を副走査方向に沿って挟む位置(図10等における出不良位置の上下位置)を特定したが、補完位置は、吐出不良位置に対して、副走査方向に沿って隣接する位置、又は主走査方向に沿って隣接する位置であれば、これに限定されない。例えば、補完位置は2個でなく、1個でもよい。すなわち、吐出不良位置に対し副走査方向に隣接する位置(図10等における吐出不良位置の上又は下の位置)のみでもよいし、吐出不良位置に対し主走査方向に隣接する位置(図10等における吐出不良位置の左又は右の位置)のみでもよい。また、例えば、補完位置は、吐出不良位置を主走査方向に沿って挟む位置(図10等における吐出不良位置の左右位置)でもよい。また、例えば、補完位置は、吐出不良位置を副走査方向及び主走査方向に沿って挟む位置(図10等における吐出不良位置の上下左右位置)でもよい。
しかしながら、画質をよくするためには、補完位置を、吐出不良位置に隣接する位置よりも、吐出不良位置に対し副走査方向に挟む位置(図10等における吐出不良位置の上下の位置)とすることが望ましい。また、補完位置を、吐出不良位置に対し副走査方向に挟む位置とするよりも、吐出不良位置を主走査方向に沿って挟む位置(図10等における吐出不良位置の左右位置)とすることが望ましい。インク吐出により形成されるドットは横方向(主走査方向)に長い楕円形状となる傾向がある。特に、インクを複数回吐出する場合には、キャリッジの移動によりインク吐出位置が横方向(主走査方向)にずれるため、ドットの形状が特に横長の楕円形状となりやすい。そのため、吐出不良位置が補完位置の左右に位置する場合には、補完位置に形成された横長の楕円形状のドットにより吐出不良位置の空白を覆いやすいためである。
また、第1の実施の形態では、吐出不良位置にインクを吐出しないようにデータ修正部416Bがラスターグラフィックデータを修正したが、当該修正は必須ではない。ただし、インクの吐出精度が低い(例えば、インクを微小量吐出してしまう)場合等を考慮するとデータ修正部416Bは、吐出不良位置にインクを吐出しないようにラスターグラフィックデータを修正することが望ましい。
<第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態は、補完位置に元々形成されるドットの大きさを考慮して補完後のドットの大きさを決定したが、補完位置のドットの大きさを決定する方法はこれに限られない。
本発明の第2の実施の形態は、補完位置だけではなく、吐出不良位置に元々形成されるドットの大きさを考慮して、補完後のドットの大きさを決定する形態である。以下、第2の実施の形態の印刷装置2について説明する。なお、第1の実施の形態における印刷装置1と、第2の実施の形態における印刷装置2とは、構成が同一であるため、印刷装置2の構成についての説明を省略し、印刷装置2が行う特徴的な処理についてのみ説明する。また、処理についての説明において、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図12は、印刷装置2が行う印刷処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、ボタン等により印刷開始の指示が入力されることにより行われる。
印刷処理が開始されると、画像データ取得部411は、メモリーカード44等から画像データを取得する(ステップS100)。解像度変換処理部412は、ステップS100で取得された画像データの解像度を印刷解像度に変換する(ステップS102)。色変換処理部413は、ステップS102で解像度変換が行われたRGB色空間の画像データを、KCMY色空間の画像データに変換する(ステップS104)。ハーフトーン処理部414は、ステップS104で色変換された多階調データに対してハーフトーン処理を行う(ステップS106)。
その後、記録方法処理部416は、記録方法処理を行う(ステップS109)。本実施の形態における記録方法処理とは、画像データに基づいて印刷データを生成するし、その後ノズル情報取得部415が取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて印刷データを修正する処理である。以下、図13を用いて記録方法処理(ステップS109)を詳細に説明する。
図13は、記録方法処理(ステップS109)の流れを示すフローチャートである。
データ生成部416Aは、ハーフトーン処理後のドットデータの各ドットに対して、どのノズルからインクを吐出して印刷媒体上にドット形成するかを決定し、ラスターグラフィックデータを生成する(ステップS200)。データ修正部416Bは、ノズル情報取得部415から吐出不良のノズル位置を取得する(ステップS202)。
そして、データ修正部416Bは、ステップS202で取得した吐出不良のノズル位置に基づいて、補完位置に吐出するインクを増やすように、ステップS200で生成したラスターグラフィックデータを修正する(ステップS205)。以下、図14を用いて当該処理について説明する。
図14(A)は、修正される前の(ステップS200で生成された)ラスターグラフィックデータのうちの、ドット位置とドットの大きさとの関係を示す図であり、図14(B)は、修正後のドット位置とドットの大きさとの関係を示す図である。なお、図14(A)は図10(A)と同一である。
まず、データ修正部416Bは、第1の実施の形態と同様に、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、吐出不良位置を特定し、吐出不良位置のインク吐出が「無」となるように、ラスターグラフィックデータを修正する。
次に、データ修正部416Bは、第1の実施の形態と同様に、吐出不良位置(図14(A)における斜線でハッチングされた位置)を搬送方向(副走査方向)に沿って挟む位置(図14(A)における斜線でハッチングされた位置の上下の位置)を、補完位置として特定する。
そして、データ修正部416Bは、補完テーブル433B(図15参照)を用いて、補完位置に吐出するインク量を決定する。図15における用語の意味は、図11と同様であるため、説明を省略する。
第2の実施の形態では、図15に示すように、吐出不良位置に元々形成されるドットの大きさと、補完位置に元々形成されるドットの大きさとを考慮して補完後のドットの大きさを決定する。
まず、吐出不良位置にドットを形成しない(図15の抜け画素の列に「無」が表示されている)場合について説明する。この場合には、データ修正部416Bは、ラスターグラフィックデータを修正しない。
次に、吐出不良位置に小ドットを形成する(図15の抜け画素の列に「ドット小」が表示されている)場合について説明する。
データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が無である(インクを吐出しない、すなわち図14(A)で空白)、すなわち図15の補完前の列に「無」が表示されている場合には、補完位置に小ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。
また、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が、小ドットが形成されるインク量である(図14(A)で「小」)、すなわち図15の補完前の列に「ドット小」が表示されている場合には、補完位置に中ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。同様に、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が、中ドットが形成されるインク量である(図14(A)で「中」)、すなわち図15の補完前の列に「ドット中」が表示されている場合には、補完位置に大ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。当該処理は、第1の実施の形態と同様である。
データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が、大ドットが形成されるインク量である(図14(A)で「大」)、すなわち図15の補完前の列に「ドット大」が表示されている場合には、補完位置にインクが2度打ちされるようにラスターグラフィックデータを修正する。
また、データ修正部416Bは、インクを2度打ちする場合において、2度打ちにより吐出されるインク量の合計が、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおける、吐出不良位置のインク量と補完位置におけるインク量との合計となるように、インク量を決定する。ここでは、吐出不良位置に吐出されるインク量が小ドットの量(ここでは4ng)、補完位置に吐出されるインク量が大ドットの量(ここでは12ng)であるため、データ修正部416Bは、2度打ちにより吐出されるインク量を16ngと決定する。
次に、吐出不良位置に中ドットを形成する(図15の抜け画素の列に「ドット中」が表示されている)場合について説明する。
データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が無である(インクを吐出しない、すなわち図14(A)で空白)、すなわち図15の補完前の列に「無」が表示されている場合には、補完位置に中ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。
また、データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が、小ドットが形成されるインク量である(図14(A)で「小」)、すなわち図15の補完前の列に「ドット小」が表示されている場合には、補完位置に大ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。
データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が中ドット又は大ドットが形成されるインク量である(図14(A)で「中」又は「大」)、すなわち図15の補完前の列に「ドット中」又は「ドット大」が表示されている場合には、補完位置にインクが2度打ちされるようにラスターグラフィックデータを修正する。また、データ修正部416Bは、2度打ちによるインク量の合計が、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおける、吐出不良位置のインク量と補完位置におけるインク量との合計となるように、インク量を決定する。
最後に、吐出不良位置に大ドットを形成する(図15の抜け画素の列に「ドット大」が表示されている)場合について説明する。
データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が無である(インクを吐出しない、すなわち図14(A)で空白)、すなわち図15の補完前の列に「無」が表示されている場合には、補完位置に大ドットが形成されるようにラスターグラフィックデータを修正する。
データ修正部416Bは、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおいて、補完位置のインク吐出量が小ドット、中ドット又は大ドットが形成されるインク量である(図14(A)で「小」、「中」又は「大」)、すなわち図15の補完前の列に「ドット小」、「ドット中」又は「ドット大」が表示されている場合には、補完位置にインクが2度打ちされるようにラスターグラフィックデータを修正する。また、データ修正部416Bは、2度打ちによるインク量の合計が、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおける、吐出不良位置のインク量と補完位置におけるインク量との合計となるように、インク量を決定する。
まとめると、データ修正部416Bは、修正後の補完位置に吐出するインク量が、ステップS200で生成されたラスターグラフィックデータにおける、吐出不良位置のインク量と補完位置におけるインク量との合計となるように、ラスターグラフィックデータを修正する。この場合に、修正後の補完位置に吐出するインク量が、ROM43に記憶されたインク重量(小ドットが4ng、中ドットが8ng、大ドットが12ng)である場合には、一度でインクを吐出する。それに対し、修正後の補完位置に吐出するインク量が、ROM43に記憶された最も多いインク量(ここでは12ng)より多い場合には、2度打ちによりインクを吐出する。
また、データ修正部416Bは、インクを2度打ちするようにラスターグラフィックデータを修正する場合には、2度打ちの各回のインク吐出量を、ROM43に記憶されたインク重量(小ドットが4ng、中ドットが8ng、大ドットが12ng)の組み合わせとなるように決定する。例えば、データ修正部416Bは、吐出するインクの総量が16ngである場合には、8ngずつ2回吐出するとしてもよいし、4ngを1回、12ngを1回吐出するとしてもよい。ただし、ROM43に記憶されたインク重量の組み合わせとするのは必須ではなく、例えば、吐出するインクの総量が16ngである場合には、10ngを1回、6ngを一回吐出するとしてもよい。
データ修正部416Bは、補完位置にインクが2度打ちされる場合には、このようにして決定された各吐出回におけるインク量についても、各ドット位置に関連付けるようにラスターグラフィックデータを修正する。
図14(B)は、スターグラフィックデータを修正した結果を示す。図14(A)において斜線でハッチングされたドット位置(吐出不良位置)は、図14(B)では「無」が関連付けられている(空白)。図14(A)において2重枠で示されたドット位置(補完位置)には、図14(A)において吐出不良位置及び補完位置に関連付けられたインク吐出量に基づいて決定されたインク吐出量が関連付けられている。なお、図14(B)では、2度打ちの場合のインク量に関する関連付けを省略している。
データ修正部416Bは、図14(B)に示す修正後のデータのうちの、ドット位置とドットの大きさを示すデータをハーフトーン処理後のドットデータとみなし、ステップS200と同様の方法によりラスターグラフィックデータを再生成する。これにより、ラスターグラフィックデータが修正される。
図12の説明に戻る。印刷制御部417は、ステップS108で修正されたラスターグラフィックデータを用いて、印刷ヘッド34が備える各ノズルから印刷媒体100に対してインクを吐出し、印刷を行う(ステップS110)。
第2の実施の形態によれば、インクの吐出状態に異常が生じたノズルにより形成される空白をその周囲で補う補完処理を行う場合に、吐出不良位置及び補完位置に元々形成するはずのドットの大きさ(インク吐出量)に基づいて、補完位置に吐出するインク量(ドットの大きさ)を決定する。また、第2の実施の形態によれば、吐出不良位置及び補完位置に元々形成するはずのインク吐出量の和となるように、補完位置に吐出するインク量を決定する。したがって、形成する画像に適切な、より高い画質で補完処理を行うことができる。
なお、第2の実施の形態では、修正後の補完位置に吐出するインク量が、ROM43に記憶されたインク重量である場合には、一度でインクを吐出し、ROM43に記憶された最も多いインク量より多い場合には、2度打ちによりインクを吐出するが、複数回インクを吐出する場合はこれに限られない。
図16は、変形例に係る補完テーブル433Cの一例である。例えば、吐出不良位置に小ドット(ここでは4ng)を形成するはずであり、補完位置に小ドットを形成するはずであった場合に、データ修正部416Bは、図16に示す補完テーブルに基づいて、補完位置に小ドットを2回吐出するようにラスターグラフィックデータを修正する。この場合にも、補完テーブル433Bの場合と同様に、吐出不良位置及び補完位置に元々形成するはずのインク吐出量の和となるように、補完位置に吐出するインク量が決定される。
また、第2の実施の形態では、複数回インクを吐出する場合に、最も多くても2回のインク吐出であるが、インク量が多い場合にはさらにインク吐出回数を増やしてもよい。例えば、吐出不良位置に大ドット(ここでは12ng)を形成するはずであり、補完位置に大ドットを形成するはずであった場合には、修正後における補完位置のインク吐出量は24ngとなる。データ修正部416Bは、第2の実施の形態では、大ドットを2回吐出するようにラスターグラフィックデータを修正したが、中ドット(ここでは8ng)を3回吐出するようにラスターグラフィックデータを修正してもよい。インクの吐出回数を増やすことで、更に多い量のインクを吐出することも可能となる。
ただし、インクを3回以上吐出する場合には、吐出したインクが横に広がることにより粒状性が悪化してしまうことを防止するため、キャリッジ速度を遅くしてインクを吐出することが望ましい。
なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、シリアルプリンターを例に説明したが、本発明は、シリアルプリンターに限らず、ラインプリンターにも適用することができる。シリアルプリンターの場合には、本発明を複数のヘッドで構成されたマルチヘッド型にも適用することができる。また、ラインプリンターの場合には、本発明を、一つのヘッドでラインヘッド構成する場合にも適用することができるし、複数のヘッドでラインヘッドを構成するマルチヘッド型の場合にも適用することができる。
さらに、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、OL印刷により印刷を行ったが、本発明は、1回のパスで印刷される画像が搬送方向に並ぶ印刷方法であり、あるパスで印刷されたラスターの間に他のパスのラスターが印刷されない所謂バンド印刷や、あるパスで印刷されたラスター間に他のパスでラスターを印刷する所謂インターレース印刷にも適用することができる。ただし、OL印刷でない場合には、補完位置は、吐出不良位置に対し、副走査方向に沿って隣接する位置となる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。さらに、複数の実施形態を組み合わせて実施することも可能である。
特に、本発明は、印刷装置、等の印刷制御装置が設けられた装置として提供してもよいし、印刷制御装置として提供してもよい。また、本発明は、印刷制御装置等を制御するプログラムやプログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
1、2:印刷装置、10:筐体、11:前面カバー、12:排出口、13:給紙トレイ、15:走査ボタン、22:LDローラ、23:ホッパ、23A:ホッパバネ、24:用紙ガイド、25:PFローラ、26:プラテン、27:排紙ローラ、28:ギャップ用カム、30:タイミングベルト、31:駆動モータ、32:キャリッジ、32A:キャリッジ軸、33:インクタンク、34:印刷ヘッド、35:ノズル列、40:制御部、41:CPU、42:RAM、43:ROM、44:HDD、45:I/F回路、46:通信装置、47:バス、100:印刷媒体、411:画像データ取得部、412:解像度変換処理部、413:色変換処理部、414:ハーフトーン処理部、415:ノズル情報取得部、416:記録方法処理部、416A:データ生成部、416B:データ修正部、417:印刷制御部、ドット記録率テーブル、432:ディザマスク、433、433A、433B:補完テーブル

Claims (10)

  1. 印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するノズル情報取得部と、
    印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成するデータ生成部と、
    前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正するデータ修正部と、
    を備え、
    前記データ修正部は、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が無である場合には、前記第2の位置に第1の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量である場合には、前記第2の位置に前記第1の量より多い第2の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量である場合には、前記第2の位置に前記第2の量より多い3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記3の量である場合には、前記第2の位置に前記第3の量より多い第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するノズル情報取得部と、
    印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成するデータ生成部と、
    前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正するデータ修正部と、
    を備え、
    前記データ修正部は、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が無である場合には、前記生成された印刷データを修正せず、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインク吐出が関連付けられている場合には、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量と、前記生成した印刷データにおいて第2の位置に関連付けられたインクの量との和を、前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  3. 印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置を取得するノズル情報取得部と、
    印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成するデータ生成部と、
    前記取得した吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正するデータ修正部と、
    を備え、
    前記データ修正部は、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が第1の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量であるときには、前記第2の位置に前記第1の量より多い第2の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量であるときには、前記第2の位置に前記第2の量より多い3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第3の量より多い第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正し、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量であるときには、前記第2の位置に前記第3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量及び前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第3の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量、前記第2の量及び前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付ける
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の印刷制御装置において、
    前記データ修正部は、前記第1の位置を前記印刷媒体の搬送方向に沿って挟む位置を前記第2の位置として特定する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  5. 印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成する生成ステップと、
    印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する修正ステップと、
    を有し、
    前記修正ステップは、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が無である場合には、前記第2の位置に第1の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量である場合には、前記第2の位置に前記第1の量より多い第2の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量である場合には、前記第2の位置に前記第2の量より多い3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記3の量である場合には、前記第2の位置に前記第3の量より多い第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  6. 印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成する生成ステップと、
    印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する修正ステップと、
    を有し、
    前記修正ステップは、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が無である場合には、前記生成された印刷データを修正せず、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインク吐出が関連付けられている場合には、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量と、前記生成した印刷データにおいて第2の位置に関連付けられたインクの量との和を、前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  7. 印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成する生成ステップと、
    印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する修正ステップと、
    を有し、
    前記修正ステップは、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が第1の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量であるときには、前記第2の位置に前記第1の量より多い第2の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量であるときには、前記第2の位置に前記第2の量より多い3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第3の量より多い第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正し、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量であるときには、前記第2の位置に前記第3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量及び前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第3の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量、前記第2の量及び前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付ける
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  8. コンピューターを、印刷制御装置として機能させる印刷制御プログラムであって、
    印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成する生成ステップと、
    印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する修正ステップと、
    を実行し、
    前記修正ステップは、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が無である場合には、前記第2の位置に第1の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量である場合には、前記第2の位置に前記第1の量より多い第2の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量である場合には、前記第2の位置に前記第2の量より多い3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記3の量である場合には、前記第2の位置に前記第3の量より多い第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御プログラム。
  9. コンピューターを、印刷制御装置として機能させる印刷制御プログラムであって、
    印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成する生成ステップと、
    印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する修正ステップと、
    を実行し、
    前記修正ステップは、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が無である場合には、前記生成された印刷データを修正せず、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置にインク吐出が関連付けられている場合には、前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量と、前記生成した印刷データにおいて第2の位置に関連付けられたインクの量との和を、前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する
    ことを特徴とする印刷制御プログラム。
  10. コンピューターを、印刷制御装置として機能させる印刷制御プログラムであって、
    印刷媒体に印刷された画像を構成するドットの位置であるドット位置と、当該ドット位置に吐出するインクの量と、が関連付けられた印刷データを生成する生成ステップと、
    印刷媒体にインクを吐出するノズルを複数有する印刷ヘッドのうちの、吐出不良となったノズルである吐出不良ノズルの位置に基づいて、前記印刷データのうちの、前記吐出不良ノズルによりインクが吐出される位置である第1の位置に隣接する第2の位置を特定し、かつ、前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量よりも多いインクの量を前記第2の位置に関連付けるように前記印刷データを修正する修正ステップと、
    を実行し、
    前記修正ステップは、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が第1の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量であるときには、前記第2の位置に前記第1の量より多い第2の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量であるときには、前記第2の位置に前記第2の量より多い3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第3の量より多い第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付けるように前記印刷データを修正し、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量であるときには、前記第2の位置に前記第3の量を関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第2の量及び前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付け、
    前記生成した印刷データにおいて前記第1の位置に関連付けられたインクの量が前記第3の量である場合において、
    前記生成した印刷データにおいて前記第2の位置に関連付けられたインクの量が前記第1の量、前記第2の量及び前記第3の量であるときには、前記第2の位置に前記第4の量を関連付けるとともにインクを2回吐出することを関連付ける
    ことを特徴とする印刷制御プログラム。
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