JP2015090158A - フランジ形管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フランジ本体と防食コアのコア鍔部との間の段差を容易に設計通りの寸法にする。
【解決手段】 フランジ形管継手10は、フランジ本体20と防食コア22と接着層24とを備える。フランジ本体20は、外筒部30並びにフランジ鍔部32を有する。外筒部30の一端部及び他端部に開口40が形成されている。外筒部30はコア接着部50を有する。コア接着部50は外筒部30の一端部の開口40を取囲む。フランジ鍔部32は外筒部30の外周に設けられる。防食コア22は、内筒部100及びコア鍔部104を有する。内筒部100は、外筒部30内に挿入される。コア鍔部104は内筒部100の外周に設けられる。コア鍔部104はコア接着部50に嵌まる。接着層24はコア接着部50とコア鍔部104とを接着する。コア接着部50が接着層収容部74を有する。接着層収容部74には、接着層24の一部が収容される。
【選択図】 図1
【解決手段】 フランジ形管継手10は、フランジ本体20と防食コア22と接着層24とを備える。フランジ本体20は、外筒部30並びにフランジ鍔部32を有する。外筒部30の一端部及び他端部に開口40が形成されている。外筒部30はコア接着部50を有する。コア接着部50は外筒部30の一端部の開口40を取囲む。フランジ鍔部32は外筒部30の外周に設けられる。防食コア22は、内筒部100及びコア鍔部104を有する。内筒部100は、外筒部30内に挿入される。コア鍔部104は内筒部100の外周に設けられる。コア鍔部104はコア接着部50に嵌まる。接着層24はコア接着部50とコア鍔部104とを接着する。コア接着部50が接着層収容部74を有する。接着層収容部74には、接着層24の一部が収容される。
【選択図】 図1
Description
本発明はフランジ形管継手に関する。
特許文献1はフランジ形管継手を開示する。このフランジ形管継手は、テーパ雌ネジ部を内周に有する。このテーパ雌ネジ部に鋼管端部のテーパ雄ネジ部がねじ込まれる。このフランジ形管継手のフランジ部分はボルトによって締付けられる。このフランジ形管継手内周には左雌ネジ部が設けられている。この左雌ネジ部に樹脂製の防食コアがねじ込まれる。このため、防食コアは左雄ネジ部を有する。防食コアはフランジ形管継手に接着される。防食コアは、左雄ネジ部のほか、鍔部と、筒部とを有する。筒部はテーパ面を有する。このテーパ面は、左雄ネジ部に連なる。このテーパ面は、フランジ形管継手内周のテーパ雌ネジ部との間に間隙を構成する。この間隙に、鋼管端部が挟まれる。間隙の底にあたる部分には弾性リングが嵌め込まれている。
特許文献1に開示されたフランジ形管継手において本体とコアが接着される場合、接着剤の量が多いと、本体とコア鍔部の間の接着剤が厚くなるため、フランジ部分と防食コアの鍔部との間に設計値よりも大きな段差ができてしまうという問題点がある。そのような大きな段差はフランジ形管継手からの流体の漏れの原因となる。また、その接着剤の分量と塗布位置との調整が難しい。
本発明は、この問題点を解消するものである。その目的は、フランジ本体と防食コアのコア鍔部との間の段差を設計通りの寸法にすることが容易なフランジ形管継手を提供することにある。
図面を参照し本発明のフランジ形管継手を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
上述した目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、フランジ形管継手10は、フランジ本体20,220と、防食コア22と、接着層24とを備える。フランジ本体20,220は、外筒部30、並びに、フランジ鍔部32を有する。外筒部30の一端部及び他端部に開口40,42が形成されている。外筒部30はコア接着部50,250を有する。コア接着部50,250は外筒部30の一端部の開口40を取囲む。フランジ鍔部32は外筒部30の外周に設けられる。防食コア22は、内筒部100、及び、コア鍔部104を有する。内筒部100は、外筒部30内に挿入される。コア鍔部104は内筒部100の外周に設けられる。コア鍔部104はコア接着部50,250に嵌まる。接着層24はコア接着部50,250とコア鍔部104とを接着する。コア接着部50,250が、底面70,270と側壁72とを有している。底面70,270は外筒部30の一端部の開口40を取囲む。側壁72は底面70,270を取囲む。コア接着部50,250が接着層収容部74をさらに有する。接着層収容部74には、接着層24の一部が収容される。
接着層24の体積が多過ぎることは、接着層24が厚くなり過ぎることの原因となる。コア接着部50,250が接着層収容部74を有していると、接着層24の体積が多過ぎても、接着層24が厚くなり過ぎることが回避される。接着層24の一部が接着層収容部74に収容されるためである。接着層24が厚くなり過ぎることが回避されるので、フランジ本体20,220と防食コア22のコア鍔部104との間の段差を容易に設計通りの寸法にすることができる。
また、上述した接着層収容部74が底面70と側壁72との間に設けられていることが望ましい。
接着層収容部74が底面70と側壁72との間に設けられていると、接着層24は底面70全体に容易に広がる。接着層24が広がるので、2枚のフランジ形管継手10の間がシールされる際、コア鍔部104が受ける面圧が一様になりやすくなる。
もしくは、上述した接着層収容部74が溝部を有することが望ましい。この溝部の形状は環状である。この溝部は底面70を取囲む。
溝部が底面70を取囲むと、例えば底面70を複数の窪みが取囲む場合に比べ、接着層24の一部が接着層収容部74に収容されやすくなる。接着層収容部74に収容されやすくなるので、接着層24が厚くなり過ぎることが回避される。
また、上述した底面70が内周部290と外周部292とを有していてもよい。内周部290は外筒部30の一端部の開口40を取囲む。外周部292は内周部290を取囲む。この場合、接着層収容部74が内周部290と外周部292との間に設けられていることが望ましい。
接着層収容部74が内周部290と外周部292との間に設けられていると、内周部290とコア鍔部104との間の接着層24が外周部292とコア鍔部104との間に広がる可能性は低くなる。外周部292とコア鍔部104との間に接着層24が広がったとしても、内周部290と外周部292との間に接着層収容部74が設けられていない場合に比べ、外周部292とコア鍔部104との間に広がる接着層24の体積は小さくなる。接着層24の体積が小さくなると、コア鍔部104のうち外周部292に接着されていない部分は広くなる。コア鍔部104のうち外周部292に接着されていない部分が広くなると、その部分が弾性変形しやすくなる。その部分が弾性変形しやすいと、フランジ本体20と防食コア22のコア鍔部104との間の段差を容易に設計通りの寸法にすることができる。
本発明によれば、フランジ本体と防食コアのコア鍔部との間の段差を容易に設計通りの寸法にすることができる。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[構造の説明]
図1は、本実施形態にかかるフランジ形管継手10の断面図である。図1に基づいて、本実施形態にかかるフランジ形管継手10の構成が説明される。本実施形態にかかるフランジ形管継手10は、2枚1組、または、他のフランジとの組合せで用いられる。2枚のフランジ形管継手10は、図示しないボルトとナットとによって一体化される。それらのボルトとナットとは図示されていない。2枚のフランジ形管継手10の間には、ガスケットが挟まれる。ガスケットも図示されていない。本実施形態にかかるフランジ形管継手10は、フランジ本体20と、防食コア22と、接着層24とを備える。
図1は、本実施形態にかかるフランジ形管継手10の断面図である。図1に基づいて、本実施形態にかかるフランジ形管継手10の構成が説明される。本実施形態にかかるフランジ形管継手10は、2枚1組、または、他のフランジとの組合せで用いられる。2枚のフランジ形管継手10は、図示しないボルトとナットとによって一体化される。それらのボルトとナットとは図示されていない。2枚のフランジ形管継手10の間には、ガスケットが挟まれる。ガスケットも図示されていない。本実施形態にかかるフランジ形管継手10は、フランジ本体20と、防食コア22と、接着層24とを備える。
図2は、本実施形態にかかるフランジ本体20の斜視図である。図1と図2とに基づいて、本実施形態にかかるフランジ本体20の構成が説明される。本実施形態の場合、フランジ本体20の素材は鋳鉄である。もちろん、フランジ本体20の素材は鋳鉄に限定されない。本実施形態にかかるフランジ本体20は、外筒部30と、フランジ鍔部32とを有する。外筒部30の一端部には開口40が形成されている。外筒部30の他端部には開口42が形成されている。これにより、外筒部30の他端部の開口42から外筒部30の中に鋼管が挿入可能である。なお、図1にその鋼管は図示されていない。外筒部30はコア接着部50とコア固定接着部52とを有する。コア接着部50は外筒部30の開口40を取囲む。コア固定接着部52は、外筒部30の内周に設けられる。本実施形態の場合、コア固定接着部52には雌ネジが設けられている。フランジ鍔部32は外筒部30の外周に設けられる。フランジ鍔部32は上述したボルトとナットとによって締付けられる。フランジ鍔部32はシール部60を有する。シール部60はフランジ鍔部32の表面に配置される。シール部60はガスケットと密着する。本実施形態の場合、シール部60の形状は環状である。シール部60は外筒部30のコア接着部50を取囲む。2枚のフランジ形管継手10が一体化される際、ガスケットがシール部60に密着することによって、2枚のフランジ形管継手10の間がシールされる。
図3は、本実施形態にかかるフランジ本体20のうちコア接着部50及びシール部60の断面図である。図2と図3とに基づいて、本実施形態にかかるコア接着部50の構成が説明される。本実施形態にかかるコア接着部50は、底面70と、側壁72と、接着層収容部74とを有する。底面70は外筒部30の開口40を取囲む。側壁72は底面70を取囲む。接着層収容部74は収容空間を形成する。この収容空間には、接着層24の一部が収容される。その結果、接着層収容部74は接着層24の一部を収容することとなる。図2と図3とに示されているように、本実施形態の場合、接着層収容部74は底面70と側壁72との間に設けられている。図2に示されているように、本実施形態の場合、接着層収容部74は、底面70を取囲む環状の溝からなる。
図4は、本実施形態にかかる防食コア22の図である。図4において、防食コア22の左半分は断面図となっている。図1と図4とに基づいて、本実施形態にかかる防食コア22の構成が説明される。本実施形態の場合、防食コア22はポリエチレン樹脂製である。防食コア22は、内筒部100と、抜止部102と、コア鍔部104と、管内面シール部106とを有する。内筒部100は、外筒部30の開口40を介して、外筒部30内に挿入される。内筒部100の形状は筒状である。これにより、外筒部30の開口42から挿入された鋼管の先端は、外筒部30と内筒部100との間に進入する。なお、図4にその鋼管は図示されていない。内筒部100の一端部には開口110が形成されている。内筒部100の他端部には開口112が形成されている。抜止部102は内筒部100の一端部の外周に設けられる。本実施形態の場合、抜止部102は雄ネジを有する。抜止部102の雄ネジはフランジ本体20のコア固定接着部52の雌ネジにねじ込まれる。抜止部102の雄ネジがコア固定接着部52の雌ネジにねじ込まれることで、内筒部100が外筒部30から抜けることは防止される。抜止部102がコア固定接着部52でフランジ本体20に連結されることとなる。コア固定接着部52が防食コア22を固定することとなる。これにより、防食コア22はフランジ本体20と一体化する。コア鍔部104は内筒部100の一端部に設けられている。コア鍔部104は抜止部102と隣り合う。本実施形態の場合、コア鍔部104がコア接着部50に接着される。コア鍔部104はフランジ本体20のシール部60と共にガスケットに密着する。管内面シール部106は内筒部100の他端(内筒部100のうちコア鍔部104が設けられている側とは反対側の端部)に設けられる。管内面シール部106は鋼管の内周面に密着する。この鋼管は、外筒部30と内筒部100との間に進入した鋼管である。管内面シール部106が鋼管の内周面に密着することにより防食コア22と鋼管との間がシールされる。
図1に基づいて、本実施形態にかかる接着層24が説明される。接着層24はフランジ本体20と防食コア22とを接着する。接着層24により、抜止部102がコア固定接着部52に接着される。接着層24により、コア鍔部104がコア接着部50に接着される。接着層24の一端は、接着層収容部74に収容される。
[組立方法の説明]
本実施形態にかかるフランジ形管継手10の組立方法は以下の通りである。まず、製造者は、抜止部102またはコア固定接着部52に接着剤を塗布する。コア鍔部104全体に接着剤が塗布されるのではなく、抜止部102またはコア固定接着部52に接着剤が塗布される。接着剤はコア鍔部104にはみ出すこともある。コア固定接着部52に隣接する部分に接着剤が塗布されることもある。接着剤が塗布されると、製造者は、防食コア22の内筒部100をフランジ本体20の外筒部30内に挿入する。引き続き、製造者は、防食コア22をフランジ本体20内にねじ込む。このねじ込みに伴い、コア固定接着部52で抜止部102がフランジ本体20に連結される。この状態で、製造者は、コア接着部50に塗布された接着剤を乾燥させる。この乾燥により、フランジ形管継手10の組立が完了する。接着剤は乾燥により接着層24となる。
本実施形態にかかるフランジ形管継手10の組立方法は以下の通りである。まず、製造者は、抜止部102またはコア固定接着部52に接着剤を塗布する。コア鍔部104全体に接着剤が塗布されるのではなく、抜止部102またはコア固定接着部52に接着剤が塗布される。接着剤はコア鍔部104にはみ出すこともある。コア固定接着部52に隣接する部分に接着剤が塗布されることもある。接着剤が塗布されると、製造者は、防食コア22の内筒部100をフランジ本体20の外筒部30内に挿入する。引き続き、製造者は、防食コア22をフランジ本体20内にねじ込む。このねじ込みに伴い、コア固定接着部52で抜止部102がフランジ本体20に連結される。この状態で、製造者は、コア接着部50に塗布された接着剤を乾燥させる。この乾燥により、フランジ形管継手10の組立が完了する。接着剤は乾燥により接着層24となる。
[使用方法の説明]
本実施形態にかかるフランジ形管継手10の使用方法は従来から周知のフランジ形管継手の使用方法と同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。
本実施形態にかかるフランジ形管継手10の使用方法は従来から周知のフランジ形管継手の使用方法と同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰返されない。
[本実施形態にかかるフランジ形管継手の効果]
本実施形態にかかるフランジ形管継手10は接着層収容部74を有している。フランジ形管継手10が接着層収容部74を有していると、接着層24の体積が多過ぎても、接着層24が厚くなり過ぎることが回避される。接着層24の一部が接着層収容部74に収容されるためである。接着層24が厚くなり過ぎることが回避されるので、フランジ本体20と防食コア22のコア鍔部104との間の段差を容易に設計通りの寸法にすることができる。
本実施形態にかかるフランジ形管継手10は接着層収容部74を有している。フランジ形管継手10が接着層収容部74を有していると、接着層24の体積が多過ぎても、接着層24が厚くなり過ぎることが回避される。接着層24の一部が接着層収容部74に収容されるためである。接着層24が厚くなり過ぎることが回避されるので、フランジ本体20と防食コア22のコア鍔部104との間の段差を容易に設計通りの寸法にすることができる。
また、接着層収容部74が底面70と側壁72との間に設けられていると、接着層24は底面70全体に容易に広がる。接着層24が広がるので、2枚のフランジ形管継手10の間がシールされる際、コア鍔部104が受ける面圧が一様になる。
また、本実施形態にかかる接着層収容部74が溝部を有する。この溝部の形状は環状である。この溝部は底面70を取囲む。底面70を溝部が取囲むと、例えば接着層収容部74が複数の窪みを有しておりその複数の窪みが底面70を取囲む場合に比べ、接着層24の一部が接着層収容部74に収容されやすくなる。接着層収容部74に収容されやすくなるので、接着層24が厚くなり過ぎることが回避される。
<変形例の説明>
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、接着層収容部74の位置は上述したものに限定されない。図5は本発明の変形例にかかるフランジ本体220のうちコア接着部250及びシール部60の断面図である。図5において、コア接着部250は、底面270と、側壁72と、接着層収容部74とを有する。底面270は外筒部30の開口40を取囲む。側壁72は底面270を取囲む。底面70は、内周部290と外周部292とを有している。内周部290は外筒部30の開口40の縁に接している。外周部292は内周部290を取囲む。外周部292は側壁72に隣接する。図5に示されているように、本変形例の場合、接着層収容部74は、内周部290と外周部292との間に配置されている。フランジ本体220の構成のうち他の点は図1乃至図3に示されたフランジ本体20と同一である。上述されたフランジ形管継手10が図1乃至図3に示されたフランジ本体20に代えて本変形例にかかるフランジ本体220を備えていても、防食コア22のコア鍔部104との間の段差を容易に設計通りの寸法にすることができる。また、接着層収容部74が内周部290と外周部292との間に設けられていると、内周部290とコア鍔部104との間の接着層24が外周部292とコア鍔部104との間に広がる可能性は低くなる。外周部292とコア鍔部104との間に接着層24が広がったとしても、内周部290と外周部292との間に接着層収容部74が設けられていない場合に比べ、外周部292とコア鍔部104との間に広がる接着層24の体積は小さくなる。接着層24の体積が小さくなると、コア鍔部104のうち外周部292に接着されていない部分は広くなる。コア鍔部104のうち外周部292に接着されていない部分が広くなると、その部分が弾性変形しやすくなる。その部分が弾性変形しやすいと、フランジ本体20と防食コア22のコア鍔部104との間の段差を容易に設計通りの寸法にすることができる。
また、接着層収容部の形態は上述したものに限定されない。例えば、接着層収容部は、複数の窪みを有するものでもよい。
また、フランジ本体のコア固定接着部の形態と防食コア22の抜止部の形態とは上述したものに限定されない。
10…フランジ形管継手、
20,220…フランジ本体、
22…防食コア、
24…接着層、
30…外筒部、
32…フランジ鍔部、
40,42,110,112…開口、
50,250…コア接着部、
52…コア固定接着部、
60…シール部、
70,270…底面、
72…側壁、
74…接着層収容部、
100…内筒部、
102…抜止部、
104…コア鍔部、
106…管内面シール部、
290…内周部、
292…外周部、
20,220…フランジ本体、
22…防食コア、
24…接着層、
30…外筒部、
32…フランジ鍔部、
40,42,110,112…開口、
50,250…コア接着部、
52…コア固定接着部、
60…シール部、
70,270…底面、
72…側壁、
74…接着層収容部、
100…内筒部、
102…抜止部、
104…コア鍔部、
106…管内面シール部、
290…内周部、
292…外周部、
Claims (4)
- 一端部及び他端部に開口が形成され前記一端部の前記開口を取囲むコア接着部を有する外筒部、並びに、前記外筒部の外周に設けられるフランジ鍔部を有するフランジ本体と、
前記外筒部内に挿入される内筒部、及び、前記内筒部の外周に設けられ前記コア接着部に嵌まるコア鍔部を有する防食コアと、
前記コア接着部と前記コア鍔部とを接着する接着層とを備え、
前記コア接着部が、
前記外筒部の前記一端部の前記開口を取囲む底面と、
前記底面を取囲む側壁とを有しているフランジ形管継手であって、
前記コア接着部が、前記接着層の一部が収容される接着層収容部をさらに有することを特徴とするフランジ形管継手。 - 前記接着層収容部が、前記底面と前記側壁との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフランジ形管継手。
- 前記接着層収容部が、前記底面を取囲む環状の溝部を有することを特徴とする請求項2に記載のフランジ形管継手。
- 前記底面が、
前記外筒部の前記一端部の前記開口を取囲む内周部と、
前記内周部を取囲む外周部とを有しており、
前記接着層収容部が、前記内周部と前記外周部との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフランジ形管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229045A JP2015090158A (ja) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | フランジ形管継手 |
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JP2013229045A JP2015090158A (ja) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | フランジ形管継手 |
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ID=53193796
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
2013
- 2013-11-05 JP JP2013229045A patent/JP2015090158A/ja active Pending
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