JP2015085543A - ゴムストリップの貼付装置 - Google Patents

ゴムストリップの貼付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】強度の小さなゴムストリップであっても好適に貼り付けることができるゴムストリップの貼付装置を提供する。
【解決手段】被巻回体Tの外周面にゴムストリップGを貼り付ける貼付装置1であって、ゴムストリップGを送り出し位置P2まで搬送する搬送手段20、切断位置P3にてゴムストリップGを切断する切断手段25、ゴムストリップGを誘導するクランプ具34を有する前端誘導手段30、ゴムストリップGを押し付け位置P4にて押し付ける押付けローラ38を有する押付け手段35及び支持アーム7を具え、押付け手段35は、押付けローラ38を、待機状態Jaから押付け状態Jbまで移動させる第1の移動具37を含み、前端誘導手段30は、クランプ具34を誘導開始位置Paから誘導終了位置Pbまで、待機状態Jaにおける押付けローラ38と被巻回体Tとの間隙を通って移動させる第2の移動具32を含んでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転駆動される被巻回体の外周面に、未加硫のゴムストリップを貼り付けるゴムストリップの貼付装置に関する。
従来、図9に示されるように、被巻回体bの外周面に未加硫のゴムストリップgを貼り付ける貼付装置aが提案されている。ゴムストリップgは、例えば、ゴムストリップ供給装置(図示省略)から貼付装置aに搬送され、回転駆動される被巻回体bに貼り付けられる。
貼付装置aは、ゴムストリップgを案内する案内手段cと、ゴムストリップgを被巻回体bに押し付ける押付手段dと、ゴムストリップgを切断する切断手段eと、ゴムストリップgを把持して搬送方向前方側に押し出す押出手段fとを具えている。
案内手段cは、ゴムストリップgの搬送経路の前端部に案内ローラc1を有し、被巻回体bと押付手段dとの間にゴムストリップgを案内する。押付手段dは、押付ローラd1を有し、案内ローラc1に案内されたゴムストリップgを被巻回体bに押し付ける。切断手段cは、ゴムストリップgに対して進退されるカッターe1を有し、案内ローラc1と押付ローラd1との間で、カッターe1をゴムストリップgに押し当て、ゴムストリップgを切断する。押出手段fは、ゴムストリップgを把持するクランプ具f1を有し、図9に仮想線で示されるように、案内ローラc1の搬送方向後方側でクランプ具f1により切断されたゴムストリップgを把持し、ゴムストリップgを搬送方向前方へと押し出す。
このような貼付装置aでは、切断手段eにより切断されたゴムストリップgが、押出手段fにより押し出され、案内手段cにより押付手段dへと案内されて、押付手段dにより被巻回体bに順次貼り付けられる。例えば、下記特許文献に、ゴムストリップの貼付装置に係るものが提案されている。
特開2011−194737号公報 特開2012−228794号公報
しかしながら、貼付装置aでは、切断されたゴムストリップgが、クランプ具f1により把持され、搬送方向前方側へと押し出される。このため、ゴムストリップgの強度が不足する場合、例えば、より細いゴムストリップgが用いられる場合、クランプ具f1に把持されて押し出されたゴムストリップgが、案内ローラc1とクランプ具f1との間で折れ曲がって変形し、ゴムストリップgを案内ローラc1から送り出せなくなるおそれがあった。
本発明は、以上のような実状に鑑みなされたもので、強度の小さなゴムストリップであっても好適に貼り付けることができるゴムストリップの貼付装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、軸芯回りで回転駆動される被巻回体の外周面に、未加硫のゴムストリップを螺旋状に貼り付けるゴムストリップの貼付装置であって、ゴムストリップを、受け取り位置P1から送り出し位置P2まで、被巻回体に向かって搬送方向前方側に搬送する搬送手段、前記受け取り位置P1と送り出し位置P2との間の切断位置P3にて、ゴムストリップを切断するカッタを具える切断手段、前記切断位置P3にて切断されるゴムストリップの前端部を把持して搬送方向前方側に誘導するクランプ具を有する前端誘導手段、前記誘導されたゴムストリップを押し付け位置P4にて被巻回体に押し付ける押付けローラを有する押付け手段、及び前記搬送手段と切断手段と前端誘導手段と押付け手段とを支持する支持アームを具えるとともに、前記押付け手段は、前記押付けローラを、待機状態Jaからゴムストリップを被巻回体に押し付ける押付け状態Jbまで被巻回体の半径方向内外に移動させる第1の移動具を含み、かつ前記前端誘導手段は、前記ゴムストリップの前端部を把持するクランプ具を、前記切断位置P3よりも後方側の誘導開始位置Paから、前記押付け位置P4よりも前方側の誘導終了位置Pbまで、前記待機状態Jaにおける押付けローラと被巻回体との間隙を通って搬送方向前方側に移動させる第2の移動具を含んでいることを特徴とする。
本発明に係る前記ゴムストリップの貼付装置は、前記支持アームが、搬送方向にのびる傾動中心回りで傾動可能に支持されるのが望ましい。
本発明に係る前記ゴムストリップの貼付装置は、前記クランプ具が、前記切断手段による切断に先駆けてゴムストリップを前記誘導開始位置Paにて把持するのが望ましい。
本発明に係る前記ゴムストリップの貼付装置は、前記前端誘導手段が、前記クランプ具が前記誘導終了位置Pbから誘導開始位置Paに戻る際、前記クランプ具を、前記被巻回体の軸芯方向に移動させることにより、前記押付け手段との照合を避ける第3の移動具を具えるのが望ましい。
本発明に係る前記ゴムストリップの貼付装置は、前記支持アームが、前記押付けローラの移動方向と同方向に移動可能なアーム移動手段により支持されるのが望ましい。
本発明のゴムストリップの貼付装置は、ゴムストリップの前端部を把持するクランプ具と、このクランプ具を切断位置P3よりも後方側の誘導開始位置Paから、押付け位置P4よりも前方側の誘導終了位置Pbまで、待機状態Jaにおける押付けローラと被巻回体との間隙を通って搬送方向前方側に移動させる第2の移動具とを含む前端誘導手段を具える。即ち、前端誘導手段は、ゴムストリップの前端部を従来のように押し出すのではなく、待機状態Jaにおける押付けローラの下方を通って、誘導開始位置Paから誘導終了位置Pbまで引っ張り出すことができる。このため、ゴムストリップの前端部は、その強度にかかわらず変形されることなく、誘導終了位置Pbまで誘導される。又誘導後、ゴムストリップは、押付け状態Jbに移動された押付けローラにより、被巻回体に貼り付けられる。従って、本発明のゴムストリップの貼付装置では、強度の小さなゴムストリップでも変形することなく好適に貼り付けることができる。
本発明の一実施形態のゴムストリップの貼付装置の側面図である。 図1の支持アーム付近の部分拡大図である。 図2の支持アーム付近の平面図である。 支持アーム付近の概略斜視図である。 押付け手段の概略斜視図である。 切断手段の概略斜視図である。 (A)は、誘導開始位置のクランプ具付近が拡大された拡大側面図であり、(B)は、誘導終了位置のクランプ具付近が拡大された拡大側面図である。 (A)は、退避位置のクランプ具が拡大された拡大平面図であり、(B)は、準備位置のクランプ具付近が拡大された拡大平面図である。 従来のゴムストリップの貼付装置の概略斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が、図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のゴムストリップの貼付装置(以下、単に「貼付装置」と記載される場合がある)1の側面図が示されている。図1に示されるように、貼付装置1は、軸心回りで回転駆動される被巻回体Tの外周面TSに、ゴムストリップ供給装置2から供給されるゴムストリップGを螺旋状に貼り付ける。
被巻回体Tとして、例えば、タイヤ形成に用いられる中子が採用でき、該中子の周囲にゴムストリップGを巻き付けることにより、タイヤ構成用のゴム部材が形成される。本実施形態の被巻回体Tは、例えば、タイヤ形状に合わせた非直円筒状のプロファイルを有している。
本実施形態の被巻回体Tは、例えば、移動台車Nにより回転自在に支持されている。移動台車Nは、例えば、被巻回体Tの搬送経路に沿って移動可能な台車部と、被巻回体Tを前記台車部に対してX軸方向に移動させる移動部と、前記移動部に配され被巻回体TをX軸回りに回転させる回動部とを含んでいる。
本明細書では、前記「X軸方向」は、被巻回体Tの軸心方向と平行な方向を意味する。前記X軸方向と直角な方向、本実施形態では上下方向をZ軸方向と呼び、前記X軸方向及び前記Z軸方向に直角な方向をY軸方向と呼ぶ。
ゴムストリップGは、例えば、押出成形された長尺帯状の未加硫ゴムである。ゴムストリップGは、例えば、ゴム内にコード等の補強部材が埋設されていても良く、本実施形態の貼付装置1では、コード入りのゴムストリップGにより、タイヤのバンド層が形成される。
ゴムストリップ供給装置2は、例えば、所謂ロールスタンドであり、ゴムストリップGが予め螺旋状に巻取られた巻取物(ロール)を具えている。前記巻取物は、ゴムストリップG同士の粘着を防止するために、例えば、ゴムストリップGと交互に配された剥離テープを含んでいる。該剥離テープは、ゴムストリップGの供給に際して適宜回収される。なお、ゴムストリップ供給装置2は、例えば、ゴムストリップGを押し出し成形するゴム押出し装置(図示省略)であっても良い。
本実施形態の貼付装置1は、フレーム3と、このフレーム3に上下移動可能に支持された昇降台4と、昇降台4に旋回部6を介して取り付く支持アーム7とを含んでいる。
フレーム3は、例えば、床面に設けられた複数の縦フレーム3aと、これらの縦フレーム3aの上端に接続された複数の横フレーム3bとを含む枠体である。本実施形態の貼付装置1には、フレーム3の内部に、適宜の搬送装置Jが設けられている。該搬送装置Jは、例えば、ゴムストリップ供給装置2から供給されるゴムストリップGを搬送手段20へと搬送する。なお、前記搬送装置Jは、ゴムストリップ供給装置2から供給されたゴムストリップGを一時的に貯留する貯留部を含んでいる。
昇降台4は、例えば、昇降装置9によりZ軸方向へ移動可能に支持されている。本実施形態の昇降装置9は、Z軸方向にのびる一対のガイドレール9aと、昇降台4をZ軸方向へ移動させる昇降手段9bとを含んでいる。フレーム3に配されたガイドレール9aは、例えば、昇降台4と互いに噛み合うことにより、昇降台4を移動可能に支持している。昇降手段9bは、例えば、昇降台4からのびるボールネジ軸と、該ボールネジ軸を回転駆動させるモータと、フレーム3に配されたボールナットとを含んでいる。
本実施形態の昇降台4は、昇降台4とともに昇降される案内ローラ4aを含んでいる。案内ローラ4aは、フレーム3の内部に配された搬送装置Jから供給されるゴムストリップGを搬送手段20へと案内する。案内ローラ4aは、昇降台4が昇降装置9によりZ軸方向へ移動された際、昇降台4とゴムストリップGとの接触を防止するのに役立つ。
旋回部6は、例えば、支持アーム7を傾動中心C回りに傾動可能に支持している。本実施形態の旋回部6は、Y軸方向の軸心を有する旋回軸6aと、旋回軸6aを回転させる回転手段6bとを含んでいる。旋回軸6aには、旋回軸6aの傾動中心Cに対し角度αで傾斜する傾斜部6cが形成されている。該傾斜部6cには、支持アーム7の後端部が取り付けられている。回転手段6bは、例えば、モータと、前記モータの回転軸と旋回軸6aとに設けられた伝達歯車とを含んでいる。
本実施形態の支持アーム7と被巻回体Tとは、昇降台4によりZ軸方向へ、移動台車NによりX軸方向へ相対的に位置替え可能である。また、支持アーム7は、旋回部6により傾動中心C回りで自在に傾動可能である。
図2には、図1の支持アーム7付近の部分拡大図が示されている。図3には、図2の支持アーム7の平面図が示されている。図4には、図2の支持アーム7の概略斜視図が示されている。但し、図2の部分拡大図では、後述される切断手段25が、便宜上削除されている。
図2乃至図4に示されるように、本実施形態の支持アーム7は、Y軸方向に長尺矩形状な板材である。支持アーム7は、例えば、ネジ等の適宜の取り付け手段により、その後端下部が旋回軸6aの傾斜部6c上に取り付けられている。本実施形態の支持アーム7は、傾斜部6cが角度αで傾斜することにより、旋回軸6aの傾動中心Cに対し角度αで傾斜している。
貼付装置1は、支持アーム7に支持される搬送手段20と、切断手段25と、前端誘導手段30と、押付け手段35とを具えている。
搬送手段20は、ゴムストリップGを、受け取り位置P1から送り出し位置P2まで、被巻回体Tに向かって搬送方向前方側に搬送する。搬送手段20は、例えば、支持アーム7上に配されたローラ群21を含んでいる。なお、本実施形態の搬送手段20は、例えば、ゴムストリップGの逆行を防止するため、支持アーム7上かつローラ群21の間に配された適宜のストッパー22を含むのが望ましい。
ローラ群21は、例えば、支持アーム7の後端部に配された受け取りローラ21aと、支持アーム7の先端に配された送り出しローラ21bと、受け取りローラ21aと送り出しローラ21bとの間に配された案内ローラ群21cとを含んでいる。ここで、前記「受け取り位置P1」は、Y軸方向において、受け取りローラ21aが配された位置であり、前記「送り出し位置P2」は、Y軸方向において、送り出しローラ21cが配された位置である。
受け取りローラ21aは、例えば、X軸方向に平行な軸心回りに回転自在であり、昇降台4の案内ローラ4aにより案内されたゴムストリップGを受け取る。案内ローラ群21cは、例えば、Z軸方向に平行な軸心回りに回転自在なローラ対21c1と、その前後に配されかつX軸方向に平行な軸心回りに回転自在なローラ対21c2とを含んでいる。案内ローラ群21cは、一対のローラ間でゴムストリップGを挟んで案内することにより、ゴムストリップGの位置ずれを防止する。
送り出しローラ21bは、例えば、X軸方向に平行な軸心回りに回転自在であり、案内ローラ群21cに案内されたゴムストリップGを押付け手段35へと送り出す。なお、送り出しローラ21bは、X軸方向の中央部に、ローラ周方向に連続する縦溝が形成されているのが望ましい。該縦溝は、ゴムストリップGが填ることにより、X軸方向への位置ずれを防止する。
図5には、押付け手段35が拡大された拡大斜視図が示されている。図2乃至図5に示されるように、押付け手段35は、例えば、支持アーム7のX軸方向の一方側縁(図では、搬送方向右側縁)から搬送方向前側にのびるフレーム36と、フレーム36の先端に取り付く第1の移動具37と、第1の移動具37の下端に取り付く押付けローラ38とを含んでいる。
フレーム36は、送り出しローラ21bとの接触を避けるため、例えば、上方かつ搬送方向前側に傾いてのびる板状である。本実施形態の第1の移動具37は、フレーム36の先端に取り付く、例えば、ガイド付きのシリンダ37aと、シリンダ37aのロッド37bの先端に取り付き、被巻回体Tに向かって進退しうる取付板37cとを有している。押付けローラ38は、X軸方向に平行な軸心回りに回転自在であり、取付板37cを介して取り付けられている。
押付け手段35は、第1の移動具37により、押付けローラ38を、被巻回体Tから遠い位置の待機状態Jaから、ゴムストリップGを介して被巻回体Tに接する押付け状態Jb(図2に仮想線で示される状態)まで進退移動させる。押付けローラ38は、押し付け状態Jbにおいて、押し付け位置P4にて、ゴムストリップGを被巻回体Tへと押し付けることができる。本実施形態の押付けローラ38は、支持アーム7が旋回軸6aの傾動中心Cに対し角度αで傾斜されていることにより、押付け状態Jbにおいて支持アーム7が旋回されても、ゴムストリップGを介して被巻回体Tに接する。
図6には、切断手段25が拡大された拡大斜視図が示されている。図2乃至図4又は図6に示されるように、切断手段25は、例えば、ゴムストリップGを切断するカッタ26と、カッタ26をゴムストリップGに対して進退させる横移動手段27とを具えている。本実施形態のカッタ26は、受け取り位置P1と送り出し位置P2との間の切断位置P3にてゴムストリップGを切断する。前記「切断位置P3」は、Y軸方向において、カッタ26が配された位置である。
横移動手段27は、支持アーム7のX軸方向の一方側縁(図では、搬送方向右側縁)から支持アーム7の外側にのびる、例えば、ガイド付きのシリンダ27aと、シリンダ27aのロッド27bの先端に取り付けられた平面視L字状の取付板27cとを含んでいる。取付材27cは、ロッド27bの伸縮によりによりX軸方向に沿って進退される。
カッタ26は、シリンダ27aとY軸方向に隣り合うように、取付板27cに取り付けられている。カッタ26は、横移動手段27により、刃先がゴムストリップGの搬送経路上に位置する切断位置P3と、切断位置P3からX軸方向に沿って支持アーム7の一方側に退避された位置へと横移動可能に支持されている。なお、押付け手段35のフレーム36には、横移動されるカッタ26が通過する孔が形成され、カッタ26との接触が回避されている。
図2乃至図4に示されるように、前端誘導手段30は、切断位置P3にて切断されるゴムストリップGの前端部を把持して搬送方向前方側に誘導する。前端誘導手段30は、例えば、支持アーム7のX軸方向の他方側(図では、搬送方向左側)からX軸方向に沿って搬送方向の外側にのびるフレーム31と、フレーム31に取り付けられた第2の移動具32と、第2の移動具32の先端に取り付けられた第3の移動具33と、第3の移動具33の先端に取り付けられたゴムストリップGを把持するクランプ具34とを含んでいる。
第2の移動具32は、本実施形態では、フレーム31に配された、例えば、ガイド付きのシリンダ32aを具えている。このシリンダ32aは、ゴムストリップGの搬送方向(平面視、Y軸方向)に沿って進退自在なロッド32bを具えている。
第3の移動具33は、本実施形態では、ロッド32bの先端に配された、例えば、ガイド付きのシリンダ33aを具えている。このシリンダ33aは、X軸方向に沿って進退自在なロッド33bを具えている。
クランプ具34は、ロッド33bの先端に配された、例えば、ガイド付きのシリンダ34aと、シリンダ34aに配された上側クランプ片34bと、シリンダ34aのロッド34cの先端に配された下側クランプ片34dとを有している。上下クランプ片34b、34dは、Z軸方向に間隔を有して、X軸方向に互いに平行にのびている。下側クランプ片34dは、ロッド34cの進退により、上側クランプ片34bに対して近接及び離間移動できる。即ち、上下クランプ片34b、34d間で、ゴムストリップGをクランプしうる。
本実施形態のクランプ具34は、第2の移動具32によりゴムストリップGの搬送方向へ、第3の移動具33によりX軸方向へ自在に位置替え可能であり、切断位置P3よりも搬送方向の後方側、本実施形態では、切断位置P3と案内ローラ群21cとの間の誘導開始位置Paで、ゴムストリップGを把持し、待機状態Jaにおける押付けローラ38と被巻回体Tとの間隙を通って搬送方向前方側に移動された誘導終了位置Pbで、ゴムストリップGを解放することができる。
以下、本実施形態の貼付装置1により被巻回体TにゴムストリップGが貼り付けられる際の動作が説明される。
図7(A)には、誘導開始位置PaにてゴムストリップGを把持するクランプ具34付近の拡大側面図が示されている。貼付装置1は、被巻回体TにゴムストリップGを貼り付け、ゴムストリップGが切断された後、図7(A)に示されるように、押付けローラ38を待機状態Jaへと移動し、カッタ26を切断位置P3から退避させる。クランプ具34は、誘導開始位置Paにて切断手段25により切断されたゴムストリップGの前端部を把持している。
図7(B)には、誘導終了位置Pbに移動されたクランプ具34付近の拡大側面図が示されている。貼付装置1は、被巻回体Tに次のゴムストリップGを貼り付ける際、図7(B)に示されるように、第2の移動具32により、クランプ具34に把持されたゴムストリップGの前端部を、誘導開始位置Paから誘導終了位置Pbまで、待機状態Jaにおける押付けローラ38と被巻回体Tとの間隙を通って搬送方向前方側に移動させる。クランプ具34によるゴムストリップGの把持状態において、第1の移動具37により、押付けローラ38を押し付け状態Jbへと移動させる。これにより押付けローラ38は、押し付け位置P4にてゴムストリップGを被巻回体Tへと押し付け貼り付けうる。
本実施形態のゴムストリップGの貼付装置1は、ゴムストリップGの前端部を把持するクランプ具34と、このクランプ具34を切断位置P3よりも後方側の誘導開始位置Paから、押付け位置P4よりも前方側の誘導終了位置Pbまで、待機状態Jaにおける押付けローラ38と被巻回体Tとの間隙を通って搬送方向前方側に移動させる第2の移動具32とを含む前端誘導手段30を具える。即ち、前端誘導手段30は、ゴムストリップGの前端部を従来のように押し出すのではなく、待機状態Jaにおける押付けローラ38の下方を通って、誘導開始位置Paから誘導終了位置Pbまで引っ張り出すことができる。このため、ゴムストリップGの前端部は、その強度にかかわらず変形されることなく、誘導終了位置Pbまで誘導される。又誘導後、ゴムストリップGは、押付け状態Jbに移動された押付けローラ38により、被巻回体Tに貼り付けられる。従って、本実施形態のゴムストリップの貼付装置1では、強度の小さなゴムストリップGでも変形することなく好適に貼り付けることができる。
図8(A)には、誘導終了位置Pbから退避位置Pcに移動されたクランプ具34付近の拡大平面図が示されている。貼付装置1は、押付けローラ38によりゴムストリップGが被巻回体Tに押し付けられると、クランプ具34により把持されたゴムストリップGを解放し、図8(A)に示されるように、第3の移動具33によりクランプ具34を退避位置Pcへと退避させる。
貼付装置1は、クランプ具34により把持されたゴムストリップGが解放された後、被巻回体Tを回転させることにより、ゴムストリップGを被巻回体Tに順次貼り付ける。なお、本実施形態の貼付装置1は、ゴムストリップGの先端部の剥離を抑制するために、クランプ具34により把持されたゴムストリップGが解放された後、被巻回体Tをわずかに逆方向へ回転させる。これによりゴムストリップGの前端部が、押付けローラ38により被巻回体Tに押し付けられ、ゴムストリップGの先端部の剥離が抑制される。
貼付装置1は、被巻回体Tの外表面TSの形状に応じて、昇降台4、横移動台5及び旋回部6により、支持フレーム7を移動させながら被巻回体TにゴムストリップGを螺旋状に貼り付ける。
図8(B)には、退避位置Pcから準備位置Pdに移動されたクランプ具34付近の拡大平面図が示されている。ゴムストリップGが螺旋状に貼り付けられている間に、クランプ具34は、図8(B)に示されるように、第2の移動手段32により、退避位置Pcから準備位置Pdへと移動される。この後、ゴムストリップGの貼り付けが終了し、被巻回体Tの回転が停止される迄の間に、クランプ具34は、第3の移動手段33により、準備位置Pdから誘導開始位置Paへと移動される。このとき、切断手段25は、横移動装置27によりカッタ26の刃先を切断位置P3へと移動させる。
本実施形態の貼付装置1では、クランプ具34が誘導終了位置Pbから誘導開始位置Paに戻る際、クランプ具34を退避位置Pc及び準備位置Pdを経由して移動させる。このため、クランプ具34と押付けローラ38との照合が避けられ、ゴムストリップGの貼り付け中に、クランプ具34を誘導開始位置Paへと移動させることができる。
貼付装置1は、ゴムストリップGの貼り付けが終了すると、被巻回体Tの回転を停止し、クランプ具34によりゴムストリップGを把持させる。この後、カッタ26によりゴムストリップGが切断される。そして、第1の移動具37により押付けローラ38が待機状態Paへとされた後、次の被巻回体Tが配される。なお、切断されたゴムストリップGの前側部は、被巻回体Tを再度回転させることにより、被巻回体Tに貼り付けられる。
本実施形態の貼付装置1では、切断手段25による切断に先駆けて、クランプ具34によりゴムストリップGが誘導開始位置Paにて把持される。このため、ゴムストリップGの切断に伴うゴムストリップGの逆行が防止される。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 ゴムストリップの貼付装置
7 支持アーム
20 搬送手段
25 切断手段
26 カッタ
30 前端誘導手段
32 第2の移動具
34 クランプ具
35 押付け手段
37 第1の移動具
38 押付けローラ
P1 受け取り位置
P2 送り出し位置
P3 切断位置
Pa 誘導開始位置
Pb 誘導終了位置
G ゴムストリップ
T 被巻回体

Claims (5)

  1. 軸芯回りで回転駆動される被巻回体の外周面に、未加硫のゴムストリップを螺旋状に貼り付けるゴムストリップの貼付装置であって、
    ゴムストリップを、受け取り位置P1から送り出し位置P2まで、被巻回体に向かって搬送方向前方側に搬送する搬送手段、
    前記受け取り位置P1と送り出し位置P2との間の切断位置P3にて、ゴムストリップを切断するカッタを具える切断手段、
    前記切断位置P3にて切断されるゴムストリップの前端部を把持して搬送方向前方側に誘導するクランプ具を有する前端誘導手段、
    前記誘導されたゴムストリップを押し付け位置P4にて被巻回体に押し付ける押付けローラを有する押付け手段、
    及び前記搬送手段と切断手段と前端誘導手段と押付け手段とを支持する支持アームを具えるとともに、
    前記押付け手段は、前記押付けローラを、待機状態Jaからゴムストリップを被巻回体に押し付ける押付け状態Jbまで被巻回体の半径方向内外に移動させる第1の移動具を含み、
    かつ前記前端誘導手段は、前記ゴムストリップの前端部を把持するクランプ具を、前記切断位置P3よりも後方側の誘導開始位置Paから、前記押付け位置P4よりも前方側の誘導終了位置Pbまで、前記待機状態Jaにおける押付けローラと被巻回体との間隙を通って搬送方向前方側に移動させる第2の移動具を含んでいることを特徴とするゴムストリップの貼付装置。
  2. 前記支持アームは、搬送方向にのびる傾動中心回りで傾動可能に支持されることを特徴とする請求項1記載のゴムストリップの貼付装置。
  3. 前記クランプ具は、前記切断手段による切断に先駆けてゴムストリップを前記誘導開始位置Paにて把持することを特徴とする請求項1又は2記載のゴムストリップの貼付装置。
  4. 前記前端誘導手段は、前記クランプ具が前記誘導終了位置Pbから誘導開始位置Paに戻る際、前記クランプ具を、前記被巻回体の軸芯方向に移動させることにより、前記押付け手段との照合を避ける第3の移動具を具えることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のゴムストリップの貼付装置。
  5. 前記支持アームは、前記押付けローラの移動方向と同方向に移動可能なアーム移動手段により支持されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のゴムストリップの貼付装置。
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