JP2015062002A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015062002A
JP2015062002A JP2013196324A JP2013196324A JP2015062002A JP 2015062002 A JP2015062002 A JP 2015062002A JP 2013196324 A JP2013196324 A JP 2013196324A JP 2013196324 A JP2013196324 A JP 2013196324A JP 2015062002 A JP2015062002 A JP 2015062002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
displayed
display
pointer
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013196324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5900447B2 (ja
Inventor
木村 浩
Hiroshi Kimura
浩 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013196324A priority Critical patent/JP5900447B2/ja
Priority to PCT/JP2014/003094 priority patent/WO2014199629A1/ja
Priority to US14/897,169 priority patent/US10298890B2/en
Publication of JP2015062002A publication Critical patent/JP2015062002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5900447B2 publication Critical patent/JP5900447B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】凹凸を有するスクリーンに指針式のメータ画像を表示させるにあたり、指針画像の歪みを容易に抑制できる車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両用表示装置は、車両情報を表したメータ画像Dの表示光を射出するプロジェクタと、表示光が投射されることにより画像を表示するスクリーン30と、を備える。スクリーン30は、メータ画像Dが視認される方向の手前側または奥側に***した球面を形成する球面部31を有する。スクリーン30に表示されるメータ画像Dには、回転する指針を表した指針画像D11、および指針画像D11により指し示される目盛りを表した目盛り画像D21が含まれており、指針画像D11は球面部31に表示されている。【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクタから射出された表示光をスクリーンに投射することで、車両情報を表した画像をスクリーンに表示させる車両用表示装置に関する。
特許文献1には、車速等の車両情報を表した画像の表示光を射出するプロジェクタと、射出された表示光が投射されて上記画像を表示するスクリーンと、を備える表示装置が開示されている。この表示装置に係るスクリーンは、画像が視認される方向に凹凸した形状に形成されており、これにより、画像を立体的に視認させるようにしている。
特開2007−326419号公報
さて、本発明者は、指針式メータの画像を上記スクリーンに表示させることで、指針式メータを立体的に視認させることについて検討した。しかしながら、スクリーンには凹凸が形成されているので、スクリーン上にて指針画像を回転表示させると、指針画像が凹凸を跨ぐ位置が変化することになる。そのため、指針画像は回転に伴い歪んだ形に表示されてしまう。なお、回転位置に応じて表示光を補正することで上記歪みを解消することは、理論上可能ではあるが、このような補正は極めて複雑な処理を要するため現実的ではない。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、凹凸を有するスクリーンに指針式のメータ画像を表示させるにあたり、指針画像の歪みを容易に抑制できる車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、車両情報を表したメータ画像(D、Da、Db)の表示光(P)を射出するプロジェクタ(20)と、表示光が投射されることによりメータ画像を表示するスクリーン(30)と、を備え、スクリーンは、メータ画像が視認される方向の手前側または奥側に***した球面を形成する球面部(31)を有し、メータ画像には、回転する指針を表した指針画像(D11)、および指針画像により指し示される目盛りを表した目盛り画像(D21)が含まれており、指針画像は、球面部に表示されていることを特徴とする。
これによれば、スクリーンは視認方向に***した球面部を有し、その球面部に指針画像が表示される。そのため、スクリーンに投射された表示光のうち指針画像に対応する光の歪み具合が指針画像の回転位置に応じて変化することを抑制できる。よって、指針画像が回転に伴い歪んだ形に表示されてしまうことを容易に抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置について、全体構成を模式的に示す断面図。 図1のスクリーンに表示される、メータ画像の一態様を示す正面図。 図2のIII−III線に沿う断面図。 第1実施形態において、表示板画像のグラデーション表示のさせ方を示す正面図。 本発明の第2実施形態において、表示板画像のグラデーション表示のさせ方を示す正面図。 本発明の第3実施形態において、表示板画像のグラデーション表示のさせ方を示す正面図。 第3実施形態において、表示板画像のグラデーション表示が変化する様子を示す正面図。
以下に、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1に示すインストルメントパネル10は、車両の室内のうちフロントウインドシールドの下方に配置されている。インストルメントパネル10の開口部10aに取り付けられた透光カバー11の裏側には、後に詳述する車両用表示装置が設置される。なお、図1中の上下前後方向を示す矢印は、車両用表示装置がインストルメントパネル10に設置された状態における、車両の上下前後方向を示す。
車両用表示装置は、以下に説明するプロジェクタ20、スクリーン30および反射鏡40を備える。プロジェクタ20は、車両情報を表した画像の表示光Pを射出する。上記画像により表される「車両情報」の具体例としては、車速、エンジン回転速度、自動変速機のシフトレンジ、燃料残量、エンジン冷却水温度、各種警告情報等が挙げられる。
電子制御装置(以下、メータECU12と記載)は、他の電子制御装置と通信可能に接続されている。他の電子制御装置が各種センサに基づき演算した上記車両情報を、メータECU12は通信により取得する。メータECU12は、取得した車両情報に基づきプロジェクタ20の作動を制御する。例えば、所定時間毎に逐次取得した車速情報を、メータECU12はプロジェクタ20へ送信する。プロジェクタ20は、メータECU12から送信された車速情報を表示する画像の表示光Pを射出する。
プロジェクタ20は、以下に説明する拡大レンズ21、表示光生成装置22および図示しない光源を備える。表示光生成装置22は、光源の光を液晶パネルに透過させて、所望の画像を表した表示光を生成する。或いは、高速回転するカラーフィルタに光源の光を透過させて、所望の画像を表した表示光を生成する。表示光生成装置22により生成された画像の光は、拡大レンズ21によって拡大された後、上記表示光Pとしてプロジェクタ20から射出される。
反射鏡40は、プロジェクタ20から射出された表示光Pを、スクリーン30へ向けて反射する。図1の例では、反射鏡40の反射面は凸形状であり、表示光Pを拡大して反射する。反射鏡40により反射された表示光Qは、スクリーン30のうち視認者Mに対して反対側(奥側)から手前側へ透過する。スクリーン30を透過した表示光Rは、透光カバー11を通過して視認者Mであるユーザの目に入る。つまり、スクリーン30への表示光Qの投射により、スクリーン30に表示された画像がユーザにより視認される。
スクリーン30は透光性を有する樹脂製の板であり、球面部31が形成された肉厚均一の板形状である。図2に示すように、スクリーン30は、視認者M側から見て円形の形状であり、円形のスクリーン30の中央に球面部31は位置する。球面部31は曲率が一定の球面を形成する。スクリーン30は、上記球面部31に加え、以下に説明する底部32、傾斜部33および外周部34を有した形状である。また、視認者M側から見て、球面部31は円形の形状であり、底部32、傾斜部33および外周部34は環状の形状である。球面部31の外周には底部32の内周が繋がり、底部32の外周には傾斜部33の内周が繋がり、傾斜部33の外周には外周部34の内周が繋がる。
図3に示すように、球面部31は、視認者M側に***した形状、かつ、視認者M側に凸となる向きに湾曲した球面を形成する。視認者M側から見て球面部31の中心に、球面の頂点31bが位置する。頂点31bに接する仮想面は、視認方向(図3の上下方向)に対して垂直である。したがって、球面部31のうち頂点31bから離れた部分であるほど、上記仮想面に対する傾斜角度が大きくなる。以下の説明では、この傾斜角度が所定角度(例えば45度)以上となっている球面部31の部分を、急斜面部31aと呼ぶ。
底部32は、球面部31の外周端から径方向に延びる円環形状であり、上記仮想面に対して平行な板面を形成する。傾斜部33は、底部32の外周端から径方向に延びる円環形状であり、上記仮想面に対して一定の角度で視認者M側へ徐々に***する平坦な斜面を形成する。外周部34は、傾斜部33の外周端から径方向に延びる円環形状であり、上記仮想面に対して平行な板面を形成する。なお、球面部31の頂点31bは、外周部34よりも視認者M側に位置し、球面部31の急斜面部31aは外周部34よりも視認者Mの反対側に位置する。
図2に示すように、スクリーン30に表示される画像は、複数の部品が組み合わさって構成されたメータを表した画像(メータ画像D)である。上記「複数の部品」とは、以下に説明する表示板D10、目盛り板D20、加飾リングD30、D40、指針D11およびボスD12である。これらの表示板D10、目盛り板D20、加飾リングD30、D40、指針D11およびボスD12は、実在する部品ではなく画像(部品画像)である。
表示板D10は、複数の数字D13とともに球面部31に表示されている。また、指針D11およびボスD12も球面部31に表示されている。表示板D10は、球面部31の外形に沿う円形であり、表示板D10の中央に円形のボスD12が表示されている。指針D11は、ボスD12から表示板D10の径方向に延びる形状であり、ボスD12を中心に表示板D10上を回転するように動画で表示される。数字D13は、急斜面部31aに表示されて車速を表す静止画像である。指針D11、ボスD12および数字D13は、表示板D10とは異なる色で表示されている。
図4に示すように、表示板D10は、頂点31bから外周端にかけて輝度が徐々に変化するようにグラデーション表示されている。具体的には、図2中の二点鎖線矢印に示すように、頂点31bから放射状に輝度変化させており、外周端に近いほど高輝度に表示している。なお、本明細書における「輝度」とは、光度を光源面積で割った値のことである。また、上記「光度」とは、波長毎の放射強度に波長毎の比視感度をかけた値を、積分して得られた値である。比視感度の一例として、国際度量衡総会で定められた標準比視感度が挙げられる。
換言すると、表示板D10は、球面部31の所定ポイントから離れるにつれ徐々に輝度が増加するようにグラデーション表示されている。そして、上記所定ポイントは、指針D11の回転中心(つまり頂点31b)に位置し、1箇所に設定されている。図2および図3中の一点鎖線K1、K2、K3は、球面部31の表面において頂点31b周りの周方向に延びる仮想線である。これらの仮想線K1、K2、K3は、頂点31bを中心とした円形であり、球面部31の***高さが同一となる仮想の等高線であると言える。そして、同一仮想線K1、K2、K3上にて同一輝度となるように表示板D10はグラデーション表示されている。
なお、表示板D10がグラデーション表示されているのに対し、指針D11およびボスD12はグラデーション表示されておらず、単一の輝度で表示されている。これにより、指針D11およびボスD12が、表示板D10とは別の部品であるかのように錯覚させることができる。
表示板D10が、指針D11の背景を表した背景画像であるのに対し、数字D13は、一定の意味を持つ表意画像である。例えば、符号D13を付した数字は3桁の数字であり、複数の要素画像D13a、D13b、D13c(図2参照)を組み合わせて構成された表意画像であると言える。すなわち、符号D13を付した3桁の数字は「140」を表しているが、「1」を表す要素画像D13aと、「4」を表す要素画像D13bと、「0」を表す要素画像D13cとを順に並べて構成されている。なお、表意画像のうち複数の要素画像D13a、D13b、D13cの並ぶ方向の長さ(つまり数字D13の横寸法)は、数字D13の縦寸法よりも長い。
複数の要素画像D13a、D13b、D13cは、急斜面部31aを下る方向とは交差する方向に並べて配置されている。この下る方向とは、球面部31の頂点31bから球面部31の表面に沿って径方向に延びる方向である。複数の要素画像D13a、D13b、D13cは、仮想線K1上に並べて配置されている。したがって、複数の要素画像D13a、D13b、D13cの並ぶ方向が、指針D11の回転周方向に対して平行であるとも言える。
図2の説明に戻り、目盛り板D20は、目盛りD21とともに底部32に表示されている。目盛り板D20は、底部32の内周および外周に沿う円環形状である。目盛りD21は、複数の数字D13の各々に対応する位置に表示されている。目盛り板D20は、目盛りD21の背景を表した目盛り背景画像である。目盛り板D20は、目盛りD21とは異なる色である。上述した数字D13および目盛りD21についても、実在する印刷物ではなく画像である。そして、回転表示される指針D11は、回転して目盛りD21を指示する。これにより、メータ画像Dは車両情報である車速を表す。
加飾リングD30、D40は、傾斜部33および外周部34に表示されている。傾斜部33に表示されている加飾リングD30は、内周端から外周端にかけて輝度が徐々に変化するようにグラデーション表示されている。外周部34に表示されている加飾リングD40は、加飾リングD30の外周端と同一の輝度で表示されている。
スクリーン30のうち球面部31の外縁に位置する部分、つまり球面部31と底部32の境界部分30Lには、表示板D10の輪郭線を表した輪郭線画像L1が表示されている。輪郭線画像L1は、球面部31および底部32とは異なる色に設定されている。また、輪郭線画像L1は、視認者が輪郭線画像L1の存在を認識できる程度の幅に設定された線の画像である。
以上に説明した本実施形態の車両用表示装置は、要するに、以下に列挙する特徴を備える。そして、それらの各特徴により以下に説明する作用効果が発揮される。
<特徴1>
視認方向の手前側(つまり視認者側)に***した球面部31がスクリーン30に形成され、その球面部31に指針画像D11が表示される。そのため、スクリーン30に投射された表示光のうち指針画像D11に対応する光の歪み具合が回転位置に応じて変化することを抑制できる。よって、指針画像D11の形状および長さが回転位置に応じて変化することを容易に抑制できる。
ここで、本実施形態に反し、スクリーン30上の屈曲した部分、つまり球面部31と底部32の境界部分、底部32と傾斜部33の境界部分、傾斜部33と外周部34の境界部分を跨ぐように指針画像D11を表示させると、次の問題が生じる。すなわち、スクリーン30を正面から見た場合には、指針画像D11は径方向に真っ直ぐ延びる形状に見えるが、スクリーン30を斜めから覗き込むように見た場合には、上記屈曲した部分で指針画像D11が折れ曲がって見える。
この点を鑑みた本実施形態では、指針画像D11の表示範囲が球面部31内に制限されている。そのため、スクリーン30を斜めから見た場合には、指針画像D11が湾曲して見えることはあっても、折れ曲がって見えることは無い。このように、視認する向きに応じて指針画像D11の見え方が異なってくることを抑制できる。
<特徴2>
メータ画像Dには、球面部31に表示され、指針画像D11の背景を表した背景画像(つまり表示板D10)が含まれている。その背景画像は、球面部31の所定ポイント(つまり頂点31b)から離れるにつれ徐々に輝度が変化するようにグラデーション表示されている。
これによれば、仮想光源からの光により球面部31が照らされ、かつ、球面部31に影ができているように錯覚させることができる。そのため、球面部31が手前側または奥側に***していることが強調され、球面部31が立体的に膨らんで見えることを促進できる。よって、メータ画像Dにより表現されている仮想メータの立体感をリアルに表現でき、メータが実在しているかのようにユーザに錯覚させることができる。
<特徴3>
上記グラデーション表示に係る所定ポイントは、指針画像D11の回転中心に位置する。これによれば、後述する図5および図6の如く回転中心からずれた位置に所定ポイント31c、31dが位置する場合に比べて、球面部31が手前側または奥側に立体的に膨らんで見えるといった上記効果を促進できる。
<特徴4>
スクリーン30のうち球面部31の外縁に位置する部分には、球面部31の輪郭線を表した輪郭線画像L1が表示されている。これによれば、スクリーン30のうち、球面部31の外縁に位置する部分が際立って視認されるようになる。そのため、背景画像により表現されているメータの部品(つまり表示板D10)が実在しているかのように錯覚させることを促進できる。
<特徴5>
球面部31は曲率が一定の形状に形成されている。そのため、指針D11の回転位置が変化しても、指針D11の形状および長さは変化しない。よって、表示光の補正をすることなく、指針D11の形状および長さが変化しないように視認させることができる。
<特徴6>
メータ画像Dには、数字、文字または図柄を表した複数の要素画像D13a、D13b、D13cを組み合わせて構成された表意画像(つまり数字D13の画像)が含まれている。そして、この表意画像は、球面部31の急斜面部31aに表示され、複数の要素画像D13a、D13b、D13cは、急斜面部31aを下る方向とは交差する方向に並べて配置(具体的には、仮想線K1上に並べて配置)されている。以下、この構成による技術的意義について説明する。
プロジェクタ20から出射される表示光Pは拡大レンズ21により拡大されており、さらにその表示光Pは反射鏡40により拡大されている。よって、スクリーン30に投影される表示光Qは拡大しながら進んでいく。そのため、プロジェクタ20からスクリーン30までの光路長が長いほど、表示光Qの拡大度合いが大きくなり、スクリーン30に表示される画像は大きくなる。そのため、本実施形態に反して複数の要素画像D13a、D13b、D13cを急斜面部31aの下る方向(つまり径方向)に並べて配置すると、各々の要素画像の光路長は、図3中の符号Q1、Q2、Q3に示すように異なってくる。
具体的には、3本の異なる仮想線K1、K2、K3(図3参照)上に各々の要素画像D13a、D13b、D13cが配置されている場合、急斜面部31aの上側であるほど光路長Q1、Q2、Q3は長くなる。そして、光路長が長いほど要素画像は拡大して表示される。その結果、表意画像(つまり数字D13の画像)は歪んで表示される。
この点を鑑みた本実施形態によれば、複数の要素画像D13a、D13b、D13cは、急斜面部31aの周方向に並べて配置されている。つまり、複数の要素画像D13a、D13b、D13cは、同一の等高線(仮想線K1)上に配置されている。そのため、複数の要素画像D13a、D13b、D13cの光路長が互いに異なることを抑制できるので、数字D13に歪みが生じることを抑制できる。よって、スクリーン30に球面部31を形成して表示板D10の画像を立体的に視認させるようにしつつも、球面部31を形成することに起因した数字D13の判読性悪化を抑制できる。
<特徴7>
さらに本実施形態では、複数の要素画像D13a、D13b、D13cの並ぶ方向が、指針画像D11の回転方向に対して平行である。そのため、急斜面部31aを下る方向とは交差する方向に複数の要素画像D13a、D13b、D13cを並べた結果、表意画像の向きが視認者Mから見て傾いていても、視認者Mに与える違和感を軽減できる。例えば、図2に示す数字D13は視認者Mから見て90度回転して傾いているが、指針D11の回転方向と数字D13の向きが一致するので、視認者Mに与える違和感を軽減でき、数字D13(表意画像)の判読性低下を抑制できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態に係る表示板D10は、所定ポイントを起点にグラデーション表示させるにあたり、その所定ポイントが指針画像D11の回転中心(つまり頂点31b)に設定されている。これに対し、本実施形態に係るメータ画像Daの表示板D10aは、図5に示すように、指針画像D11の回転中心からずれた位置にある。図6の例では、表示板D10b上の右下部分に所定ポイント31cが位置している。そして、図5中の二点鎖線矢印に示すように、所定ポイント31cから離れるにつれ徐々に輝度が低下するようにグラデーション表示されている。また、表示板D10bの全体がグラデーション表示されている。
本実施形態によれば、仮想光源からの光により球面部31が照らされ、かつ、球面部31に影ができているように錯覚させることができる。そのため、球面部31が手前側または奥側に***していることが強調され、球面部31が立体的に膨らんで見えることを促進できる。よって、メータ画像Daにより表現されている仮想メータの立体感をリアルに表現でき、メータが実在しているかのようにユーザに錯覚させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態に係る表示板D10b画像のグラデーション表示は、図6および図7に示すように、所定ポイント31c、31dが移動していくように変化する。具体的には、指針画像D11の回転中心周りに所定ポイント31c、31dは回転していく。
さらに本実施形態に係るメータ画像Dbには、車両運転者に注意喚起する注意表示画像D14(図7参照)が含まれており、注意表示画像D14を表示させる場合に、上記変化を生じさせる。注意表示画像D14は球面部31中央部分に表示されている。
例えば、自車両の前方に他車両や歩行者等の障害物が存在することを検知するシステムが車両に搭載されている場合において、当該システムは、上記検知に基づき前方に注意すべき旨を運転者に喚起させるか否かを判定する。喚起させると判定した場合には上記システムは注意喚起指令信号をメータECU12へ送信する。メータECU12は、注意喚起指令信号を受信した場合に、注意表示画像D14を表示させるようにプロジェクタ20へ表示指令信号を送信する。プロジェクタ20は、表示指令信号を受信した場合に、表示光生成装置22により注意表示画像D14の表示光を生成して射出するとともに、所定ポイント31c、31dが回転するよう、表示板D10bのグラデーション表示を変化させる。
また、上記第2実施形態では、表示板D10bの全体がグラデーション表示されている。これに対し本実施形態では、図6および図7中の二点鎖線に示すように、所定ポイント31c、31dを中心とした所定範囲について、表示板D10bを部分的にグラデーション表示させている。
以上により、本実施形態によれば、背景画像(つまり表示板D10b)のグラデーション表示は、グラデーションの起点となる所定ポイント31c、31dが移動していくように変化する。そのため、第2実施形態にて説明した仮想光源の位置が移動していくように錯覚させることができる。そのため、メータをリアルに表現して実在しているかのように錯覚させることを促進できる。
さらに、本実施形態に係るメータ画像Dbには、車両運転者に注意喚起する注意表示画像D14が含まれており、注意表示画像D14を表示させる場合に、背景画像(つまり表示板D10b)のグラデーション表示に上記変化を生じさせる。ここで、背景画像のグラデーション表示を、所定ポイント31c、31dが移動していくように変化させると、ユーザはその表示変化に惹きつけられることとなる。そのため、車両運転者に注意喚起する注意表示画像D14を表示させる場合に上記表示変化を生じさせる本実施形態によれば、車両運転者への注意喚起を促進できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・図3に示す実施形態では、指針D11を表示させるスクリーン30の球面部31は、曲率が一定の形状である。これに対し、曲率が一定になっていない形状の球面部を採用し、その球面部に指針D11を表示させるようにしてもよい。
・図3に示す実施形態では、球面部31は手前側に***した形状であるが、奥側に***した形状であってもよい。
・図4〜図7に示す実施形態では、所定ポイント31cから離れるにつれ徐々に輝度が減少するように球面部31をグラデーション表示しているが、その逆に、徐々に輝度が増加するようにグラデーション表示してもよい。
・図4〜図7に示す実施形態では、グラデーション表示の起点となる所定ポイント31b、31c、31dは1箇所に設定されているが、複数箇所に設定されたグラデーション表示であってもよい。
・図4〜図7に示す実施形態では、指針D11の背景画像D10、D10a、D10bをグラデーション表示させているが、このグラデーション表示を廃止して、単一の輝度で表示させてもよいし、ステップ的に輝度変化させてもよい。
・図4〜図7に示す実施形態では、スクリーン30の正面視において球面部31は円形である。これに対し、球面部31は、円形の一部を外周側から切り欠いた形状(例えば半円形)であってもよい。
・図4〜図7に示す実施形態では、指針D11およびボスD12は単一の輝度で表示されているが、グラデーション表示してもよいし、ステップ的に輝度変化させて表示してもよい。
・図4〜図7に示す実施形態では、目盛りD21を平坦な底部32に表示させることで、球面部31の急斜面部31aに表示させる場合に比べて、目盛りD21の視認性を向上させている。これに対し、目盛りD21を球面部31に表示させてもよい。また、図4〜図7に示す実施形態では、数字D13を球面部31に表示させているが、数字D13を球面部31以外の部分(例えば底部32)に表示させてもよい。
・上記実施形態に係る要素画像D13a、D13b、D13cは、急斜面部31aを下る方向と直交する方向に並べて配置されている。しかし、本発明に係る要素画像の並び方向は、急斜面部31aを下る方向と直交に限られるものではなく、急斜面部31aを下る方向と交差する方向に並んでいればよい。但し、直交する方向に並べると、歪みを最大限に抑制でき、好適である。
・図2に示す例では、表意画像D13が数字であり、その数字を構成する各桁の数字を要素画像D13a、D13b、D13cとしている。これに対し、表意画像が文字であり、その文字を構成する1字ずつを要素画像としてもよい。例えば、「CHARGE」といった文字を構成するアルファベットの1字ずつを要素画像とし、各々のアルファベットを図1中の一点鎖線K1(つまり等高線)に沿って並べては位置すればよい。或いは、表意画像が複数の要素画像から構成される図柄、例えば天候を表す図柄や、空調装置による送風状態を表す図柄、車両の異常状態を表す図柄等であってもよい。また、これらの数字、文字、図柄を組み合わせて表意画像が構成されていてもよい。
・図1に示す実施形態では、スクリーン30に対して視認者Mの反対側から表示光Qを入射させて、表示光Qがスクリーン30を透過して視認者Mの目に入るように、車両用表示装置は構成されている。これに対し、スクリーン30に対して視認者Mの側から表示光を入射させて、表示光がスクリーン30を反射して視認者Mの目に入るように構成されていてもよい。
20…プロジェクタ、30…スクリーン、31…球面部、D…メータ画像(車両情報を表した画像)、D11…指針(指針画像)、D10…表示板(背景板画像)、P…表示光。

Claims (6)

  1. 車両情報を表したメータ画像(D、Da、Db)の表示光(P)を射出するプロジェクタ(20)と、
    前記表示光が投射されることにより前記メータ画像を表示するスクリーン(30)と、
    を備え、
    前記スクリーンは、前記メータ画像が視認される方向の手前側または奥側に***した球面を形成する球面部(31)を有し、
    前記メータ画像には、回転する指針を表した指針画像(D11)、および前記指針画像により指し示される目盛りを表した目盛り画像(D21)が含まれており、
    前記指針画像は、前記球面部に表示されていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記メータ画像には、前記球面部に表示され、前記指針画像の背景を表す背景画像(D10、D10a、D10b、D10c)が含まれており、
    前記背景画像は、前記球面部の所定ポイント(31b、31c、31d)から離れるにつれ徐々に輝度が増加または減少するようにグラデーション表示されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記所定ポイント(31b)は、前記指針画像の回転中心に位置することを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記背景画像のグラデーション表示は、前記所定ポイントが移動していくように変化することを特徴とする請求項2または3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記スクリーンに表示される画像には、車両運転者に注意喚起する注意表示画像(D14)が含まれており、
    前記注意表示画像を表示させる場合に、前記背景画像のグラデーション表示に前記変化を生じさせることを特徴とする請求項4に記載の車両用表示装置。
  6. 前記スクリーンのうち前記球面部の外縁に位置する部分には、前記球面部の輪郭線を表した輪郭線画像(L1)が表示されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
JP2013196324A 2013-06-14 2013-09-23 車両用表示装置 Expired - Fee Related JP5900447B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196324A JP5900447B2 (ja) 2013-09-23 2013-09-23 車両用表示装置
PCT/JP2014/003094 WO2014199629A1 (ja) 2013-06-14 2014-06-10 車両用表示装置
US14/897,169 US10298890B2 (en) 2013-06-14 2014-06-10 Vehicle display device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196324A JP5900447B2 (ja) 2013-09-23 2013-09-23 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015062002A true JP2015062002A (ja) 2015-04-02
JP5900447B2 JP5900447B2 (ja) 2016-04-06

Family

ID=52821388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013196324A Expired - Fee Related JP5900447B2 (ja) 2013-06-14 2013-09-23 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5900447B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016163316A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 カルソニックカンセイ株式会社 車両用表示装置
KR101870726B1 (ko) * 2016-09-12 2018-06-25 엘지전자 주식회사 계기판 디스플레이 및 그것을 포함하는 차량

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526590U (ja) * 1991-09-25 1993-04-06 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JPH06262964A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP2000009498A (ja) * 1998-06-22 2000-01-14 Kansei Corp 文字板の作成装置および方法
JP2005283176A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Calsonic Kansei Corp 車両用計器装置
JP2007186017A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Denso Corp 車両用表示装置
JP2007326419A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Denso Corp 車両用表示装置
JP2008089481A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Denso Corp 表示装置
JP2009073431A (ja) * 2007-09-24 2009-04-09 Denso Corp 車両用メータユニット
JP2009098572A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Daihatsu Motor Co Ltd 立体表示装置
JP2009150858A (ja) * 2007-12-25 2009-07-09 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP2010070078A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2012250609A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Honda Motor Co Ltd 車両用計器
JP2013137355A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置およびその表示方法
JP2014119719A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2015049240A (ja) * 2013-08-29 2015-03-16 株式会社センプラス 車両用計器クラスター

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526590U (ja) * 1991-09-25 1993-04-06 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JPH06262964A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP2000009498A (ja) * 1998-06-22 2000-01-14 Kansei Corp 文字板の作成装置および方法
JP2005283176A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Calsonic Kansei Corp 車両用計器装置
JP2007186017A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Denso Corp 車両用表示装置
JP2007326419A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Denso Corp 車両用表示装置
JP2008089481A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Denso Corp 表示装置
JP2009073431A (ja) * 2007-09-24 2009-04-09 Denso Corp 車両用メータユニット
JP2009098572A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Daihatsu Motor Co Ltd 立体表示装置
JP2009150858A (ja) * 2007-12-25 2009-07-09 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP2010070078A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2012250609A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Honda Motor Co Ltd 車両用計器
JP2013137355A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置およびその表示方法
JP2014119719A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2015049240A (ja) * 2013-08-29 2015-03-16 株式会社センプラス 車両用計器クラスター

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016163316A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 カルソニックカンセイ株式会社 車両用表示装置
CN107428251A (zh) * 2015-04-06 2017-12-01 卡森尼可关精株式会社 车辆用显示装置
JPWO2016163316A1 (ja) * 2015-04-06 2018-01-18 カルソニックカンセイ株式会社 車両用表示装置
KR101870726B1 (ko) * 2016-09-12 2018-06-25 엘지전자 주식회사 계기판 디스플레이 및 그것을 포함하는 차량

Also Published As

Publication number Publication date
JP5900447B2 (ja) 2016-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5323132B2 (ja) 車両用計器
US10298890B2 (en) Vehicle display device
JP2007108429A (ja) 表示装置とそれを備えた車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP5659679B2 (ja) 表示装置
JP2014119719A (ja) 車両用表示装置
JP2017109577A (ja) 情報表示システム
JP2013137355A (ja) 表示装置およびその表示方法
JP5900447B2 (ja) 車両用表示装置
JP4806950B2 (ja) メータ装置
JP3209552U (ja) 多重表示ヘッドアップディスプレイデバイス
JP6780960B2 (ja) 画像表示装置
US20180217388A1 (en) Display device employing a virtual plane overlaying mechanical indicia
JP5962624B2 (ja) 車両用表示装置
JP5900446B2 (ja) 車両用表示装置
JP5187553B2 (ja) 表示装置
JP2015169431A (ja) 車両用表示装置
JP5962595B2 (ja) 車両用表示装置
JP6400185B2 (ja) 車両用表示装置
JP3209553U (ja) 遠距離画像表示のヘッドアップディスプレイデバイス
JP5900423B2 (ja) 車両用表示装置
JP5862619B2 (ja) 車両用表示装置
JP7213561B2 (ja) 情報表示システム
JP2015025715A (ja) 車両用表示装置
JP6447375B2 (ja) 車両用表示装置
JP2017156580A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160222

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5900447

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees