JP5900446B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5900446B2
JP5900446B2 JP2013196323A JP2013196323A JP5900446B2 JP 5900446 B2 JP5900446 B2 JP 5900446B2 JP 2013196323 A JP2013196323 A JP 2013196323A JP 2013196323 A JP2013196323 A JP 2013196323A JP 5900446 B2 JP5900446 B2 JP 5900446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display
line
screen
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013196323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015062001A (ja
Inventor
苅込 健一郎
健一郎 苅込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013196323A priority Critical patent/JP5900446B2/ja
Priority to US14/897,169 priority patent/US10298890B2/en
Priority to PCT/JP2014/003094 priority patent/WO2014199629A1/ja
Publication of JP2015062001A publication Critical patent/JP2015062001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5900446B2 publication Critical patent/JP5900446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Indicating Measured Values (AREA)

Description

本発明は、プロジェクタから射出された表示光をスクリーンに投射することで、車両情報を表した画像をスクリーンに表示させる車両用表示装置に関する。
特許文献1には、車速等の車両情報を表した画像の表示光を射出するプロジェクタと、射出された表示光が投射されて上記画像を表示するスクリーンと、を備える表示装置が開示されている。そして、スクリーンには、画像が視認される方向の手前側または奥側に***する形状の***部が形成されており、これにより、画像を立体的に視認させるようにしている。
特開2007−326419号公報
この種の表示装置では、上記画像により表現されている仮想物体(例えば車速メータ装置)が実在しているかのようにユーザに錯覚させることが望ましい。しかしながら、従来の表示装置では、スクリーンの凹凸形状に依存した立体感が表現されるに過ぎず、立体感には限界があり、改善の余地があった。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、画像により表現される仮想物体の立体感をリアルに表現し、この仮想物体を立体的に視認できる車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、車両情報を表した画像の表示光(P)を射出するプロジェクタ(20)と、表示光が投射されることにより画像を表示するスクリーン(30)と、を備え、スクリーンは、画像が視認される方向の手前側または奥側に***する形状の***部(31、32、33)を有し、スクリーンに表示される画像には、***部を跨ぐように線状に延びる線画像(DL1、DL2、DL3、DL4)が含まれており、車両情報を表した第1画像(Da)を表示する第1表示モードから、車両情報を表した第2画像(Da、Db、Dc)を表示する第2表示モードに切り替える場合には、線画像が第1画像および第2画像の境界線となるように第1画像の一部および第2画像の一部を同時に表示させつつ、***部を跨ぐ位置が変化するように線画像の表示位置を所定方向に移動させていくことを特徴とする。
これによれば、線画像は***部を跨ぐように線状に延びるので、スクリーンの正面から見た場合と、斜めから覗き込んで見た場合とで、線画像の見え方が変わる。例えば、スクリーンの正面から見ると線画像が直線に視認される場合であっても、スクリーンを斜めから覗き込んで見ると、線画像は***部に沿う凹凸形状に視認されるようになる。そのため、***部の凹凸形状が認識されやすくなるので、スクリーンに表示される画像を立体的に視認させることを促進できる。
本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置について、全体構成を模式的に示す断面図。 図1に示すスクリーンに表示される、メータ画像の一態様を示す正面図。 図2のIII−III線に沿う断面図。 第1実施形態において、スクリーンを正面から見た場合の画像切替え状態を示す図。 図4の画像をスクリーンの右側から覗き見た場合の見え方を示す図。 本発明の第2実施形態において、スクリーンに表示されるメータ画像の一態様を示す正面図。 本発明の第2実施形態において、スクリーンを正面から見た場合の画像切替え状態を示す図。 図7の画像をスクリーンの上側から覗き見た場合の見え方を示す図。 本発明の第3実施形態において、スクリーンを正面から見た場合の画像切替え状態を示す図。
以下に、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1に示すインストルメントパネル10は、車両の室内のうちフロントウインドシールドの下方に配置されている。インストルメントパネル10の開口部10aに取り付けられた透光カバー11の裏側には、後に詳述する車両用表示装置が設置される。なお、図1中の上下前後方向を示す矢印は、車両用表示装置がインストルメントパネル10に設置された状態における、車両の上下前後方向を示す。
車両用表示装置は、以下に説明するプロジェクタ20、スクリーン30および反射鏡40を備える。プロジェクタ20は、車両情報を表した画像の表示光Pを射出する。上記画像により表される「車両情報」の具体例としては、車速、エンジン回転速度、自動変速機のシフトレンジ、燃料残量、エンジン冷却水温度、各種警告情報等が挙げられる。
電子制御装置(以下、メータECU12と記載)は、他の電子制御装置と通信可能に接続されている。他の電子制御装置が各種センサに基づき演算した上記車両情報を、メータECU12は通信により取得する。メータECU12は、取得した車両情報に基づきプロジェクタ20の作動を制御する。その制御内容については後に詳述する。
プロジェクタ20は、以下に説明する拡大レンズ21、表示光生成装置22および図示しない光源を備える。表示光生成装置22は、光源の光を液晶パネルに透過させて、所望の画像を表した表示光を生成する。或いは、高速回転するカラーフィルタに光源の光を透過させて、所望の画像を表した表示光を生成する。表示光生成装置22により生成された画像の光は、拡大レンズ21によって拡大された後、上記表示光Pとしてプロジェクタ20から射出される。
反射鏡40は、プロジェクタ20から射出された表示光Pを、スクリーン30へ向けて反射する。図1の例では、反射鏡40の反射面は凸形状であり、表示光Pを拡大して反射する。反射鏡40により反射された表示光Qは、スクリーン30のうち視認者Mに対して反対側(奥側)から手前側へ透過する。スクリーン30を透過した表示光Rは、透光カバー11を通過して視認者Mであるユーザの目に入る。つまり、スクリーン30への表示光Qの投射により、スクリーン30に表示された画像がユーザにより視認される。
スクリーン30は透光性を有する樹脂製の板であり、凸部31が形成された肉厚均一の板形状である。図2に示すように、スクリーン30は、視認者M側から見て円形の形状であり、円形のスクリーン30の中央に凸部31は位置する。スクリーン30は、上記凸部31に加え、以下に説明する底部32、傾斜部33および外周部34を有した形状である。また、視認者M側から見て、凸部31は円形の形状であり、底部32、傾斜部33および外周部34は環状の形状である。凸部31の外周には底部32の内周が繋がり、底部32の外周には傾斜部33の内周が繋がり、傾斜部33の外周には外周部34の内周が繋がる。
図3に示すように、凸部31は、視認者M側に***した形状、かつ、視認者M側に凸となる向きに湾曲した形状であり、凸部31の円形中心部を頂点31aとした球面を形成する。頂点31aに接する仮想面は、視認方向(図3の上下方向)に対して垂直である。したがって、凸部31のうち頂点31aから離れた部分であるほど、上記仮想面に対する傾斜角度が大きくなる。
底部32は、凸部31の外周端から径方向に延びる円環形状であり、上記仮想面に対して平行な板面を形成する。傾斜部33は、底部32の外周端から径方向に延びる円環形状であり、上記仮想面に対して一定の角度で視認者M側へ徐々に***する平坦な斜面を形成する。外周部34は、傾斜部33の外周端から径方向に延びる円環形状であり、上記仮想面に対して平行な板面を形成する。なお、凸部31の頂点31aは、外周部34よりも視認者M側に位置し、凸部31の斜面31aは外周部34よりも視認者Mの反対側に位置する。
凸部31は、底部32に対して視認方向の手前側に***し、底部32および傾斜部33は、外周部34に対して視認方向の奥側に***していると言える。よって、これら凸部31、底部32および傾斜部33は、特許請求の範囲に記載の***部に相当する。
図2に示すように、スクリーン30に表示される画像は、複数の部品が組み合わさって構成されたメータ装置を表した画像である。上記「複数の部品」とは、以下に説明する表示板D10、目盛り板D20、加飾リングD30、D40、指針D10aおよびボスD10bである。これらの表示板D10、目盛り板D20、加飾リングD30、D40、指針D10aおよびボスD10bは、実在する部品ではなく画像(部品画像)である。
表示板D10は、数字D11、D12、D13、D14、D15、D16、D17、D18、D19とともに凸部31に表示されている。また、指針D10aおよびボスD10bも凸部31に表示されている。表示板D10は、凸部31の外形に沿う円形であり、表示板D10の中央に円形のボスD10bが表示されている。指針D10aは、ボスD10bから表示板D10の径方向に延びる形状であり、ボスD10bを中心に表示板D10上を回転するように動画で表示される。数字D11〜D19は車速を表す静止画像である。表示板D10は、指針D10a、ボスD10bおよび数字D11〜D19の背景を表した背景画像である。
数字D11〜D19、指針D10aおよびボスD10bは、表示板D10とは異なる色で表示されている。表示板D10は、頂点31aから外周端にかけて輝度が徐々に変化するようにグラデーション表示されている。具体的には、外周端に近いほど低輝度に表示している。これにより、凸部31の立体形状が強調して視認されるようになり、表示板D10が実在しているかのようにユーザに錯覚させることができる。
なお、本明細書における「輝度」とは、光度を光源面積で割った値のことである。また、上記「光度」とは、波長毎の放射強度に波長毎の比視感度をかけた値を、積分して得られた値である。比視感度の一例として、国際度量衡総会で定められた標準比視感度が挙げられる。
目盛り板D20は、目盛りD21とともに底部32に表示されている。目盛り板D20は、底部32の内周および外周に沿う円環形状である。目盛りD21は、数字D11〜D19に対応する位置に表示されている。目盛り板D20は、目盛りD21の背景を表した背景画像である。目盛り板D20は、目盛りD21とは異なる色であり、かつ、表示板D10の外周端の同一の輝度で表示されている。上述した数字D11〜D19および目盛りD21についても、実在する印刷物ではなく画像である。そして、回転表示される指針D10aは、回転して目盛りD21を指示する。これにより、スクリーン30に表示される画像は車両情報である車速を表す。
加飾リングD30、D40は、傾斜部33および外周部34に表示されている。傾斜部33に表示されている加飾リングD30は、内周端から外周端にかけて輝度が徐々に変化するようにグラデーション表示されている。外周部34に表示されている加飾リングD40は、加飾リングD30の外周端と同一の輝度で表示されている。
メータECU12は、イグニッションスイッチがオン操作された場合等、ユーザが車両を走行可能な状態に操作したことをトリガとして、表示光Pの出射を開始するようにプロジェクタ20の作動を制御する。但し、各種の電子制御装置がシステムチェック等の処理を実施中であり、エンジン冷却水温度や燃料残量等の車両情報を取得できない状態である場合には、システム準備中である旨を表したメッセージ画像D50を、背景画像D51とともに表示する。
そして、先述したシステム準備が進行するにつれて、線画像DL1をスクリーン30の端部(つまり外周部34)に出現させる。その後、線画像DL1の表示位置を徐々に移動させていきながら、図2に示すメータ装置を表した画像(以下、第2画像Daと呼ぶ)を徐々に表示させていく。例えば、図4に示すように、メッセージ画像D50および背景画像D51から構成される画像(以下、第1画像Dbと呼ぶ)の一部と、第2画像Daの一部と、これらの画像Da、Dbの境界線を表した線画像DL1とを同時に表示させる。そして、システム準備が進行するにつれ、線画像DL1を移動させていく。これにより、第1画像Dbの表示領域が縮小し、第2画像Daの表示領域が拡大していく。システム準備が完了した時点で、第1画像Dbおよび線画像DL1の表示を消して、第2画像Daの全体、つまり図2に示す表示態様のメータ装置を表示させる。
要するに、表示開始時点では、第2画像Daおよび線画像DL1を表示させることなく第1画像Dbが表示される。この表示状態は、特許請求の範囲に記載の第1表示モードに相当する。その後、システム準備期間中では、第1画像Db、第2画像Daおよび線画像DL1が表示される(図4参照)。その後、システム準備が完了した以降では、第1画像Dbおよび線画像DL1を表示させることなく第2画像Daが表示される。
図4に示す表示態様では、メッセージ画像D50は、凸部31、底部32、傾斜部33および外周部34の全体に亘って、背景画像D51とは異なる色で表示されている。背景画像D51は、凸部31、底部32、傾斜部33および外周部34の全体に亘って、均一の色で表示されており、表示板D10の如くグラデーション表示は為されていない。そのため、実際にはスクリーン30に***部が形成されているものの、背景画像D51は、視認方向に垂直に拡がる平坦面の形状に視認される。
線画像DL1は、凸部31および底部32の境界、底部32と傾斜部33の境界、傾斜部33および外周部34の境界の少なくとも1つを跨ぐように、スクリーン30の正面視において直線状に延びる形状である。図4に示す表示態様では、スクリーン30の正面視において、線画像DL1はスクリーン30の全体を跨ぐように延びる直線であり、凸部31、底部32の両端、傾斜部33の両端および外周部34の両端の全体に亘って配置されている。線画像DL1は、背景画像D51および表示板D10とは異なる色で表示されている。
視認者Mがスクリーン30を正面視すると、線画像DL1は直線に見えることは先述した通りである。しかし、線画像DL1に対して第2画像Daの側(つまり図4の左側)または第1画像Dbの側(つまり図4の右側)から視認者Mがスクリーン30を覗き込むと、線画像DL1は折れ曲がった形状に見える。具体的には、凸部31、底部32および傾斜部33(つまり***部)に沿って折れ曲がった形状に見える。例えば、スクリーン30を右側から覗き見ると、図5に示す如く線画像DL1は折れ曲がった形状に見える。
そして、システム準備が進行するにつれ、線画像DL1を移動させていくので、線画像DL1が、凸部31、底部32、傾斜部33および外周部34の各々の境界を跨ぐ位置が変化していく。よって、線画像DL1の折れ曲がった形状が、システム準備が進行とともに変化していくこととなる。なお、第1画像Dbおよび第2画像Daには、上記境界に沿って延びる線つまり部品画像の境界線、或いは、凸部31、底部32、傾斜部33および外周部34の内部に収まる線が存在するものの、上記境界を跨ぐ線は含まれていない。
以上に説明した本実施形態の車両用表示装置は、要するに、以下に列挙する特徴を備える。そして、それらの各特徴により以下に説明する作用効果が発揮される。
<特徴1>
本実施形態によれば、スクリーン30は視認方向に***した***部、つまり凸部31、底部32および傾斜部33を有する。そのため、スクリーン30に表示されるメータ装置を表した画像を、立体的に視認させることが促進される。つまり、メータ装置の画像が実在しているかのようにユーザに錯覚させることを促進できる。例えば、凸部31に表示板D10を表示させるので、表示板D10が手前側に突出した立体部品であるかのように錯覚させることを促進できる。
その上で、さらに本実施形態では、スクリーン30に表示される画像には、***部を跨ぐように線状に延びる線画像DL1が含まれている。そのため、線画像DL1は***部に沿う凹凸形状に視認されるようになる。しかも、視認者Mの目の位置によって、線画像DL1は異なる形状に視認される。例えば、視認者Mの目がスクリーン30の真正面位置からずれるほど、線画像DL1の凹凸の深さが大きく視認されるようになる。そのため、メータ装置を構成する複数の部品の画像が実物であるかのように錯覚させることを促進できる。
<特徴2>
本実施形態によれば、***部を跨ぐ位置が変化するよう、線画像DL1の表示位置が移動していく。そのため、線画像DL1の表示位置が移動していくことに伴い、***部に沿う線画像DL1の凹凸形状の見え方が変化していくので、画像を立体的に視認させることをより一層促進できる。また、***部を斜めから覗き込む動作を視認者がしなくても、その視認者に対して、凹凸形状に見える位置に線画像DL1が移動するので、画像を立体的に視認させることの確実性を向上できる。
(第2実施形態)
本実施形態では、図6に示すデジタル表示と図2に示すアナログ表示とを、ユーザの好みに応じて切り替え可能に構成されている。例えば、ユーザが表示切替えの操作をすると、その操作に応じてデジタル表示とアナログ表示とを切り替えるよう、メータECU12はプロジェクタ20の作動を制御する。
図6に示すデジタル表示では、表示板D10nは、数字D60nおよび文字D61nとともに凸部31に表示されている。表示板D10nは、凸部31の外形に沿う円形である。車速を表す数字D60nは、表示板D10nの中央に表示されている。表示板D10nは、数字D60nおよび文字D61nの背景を表した背景画像である。数字D60nおよび文字D61nは、表示板D10nとは異なる色で表示されている。表示板D10nは、頂点31aから外周端にかけて輝度が徐々に変化するようにグラデーション表示されている。具体的には、外周端に近いほど低輝度に表示している。これにより、凸部31の立体形状が強調して視認されるようになり、表示板D10nが実在しているかのようにユーザに錯覚させることができる。
図6に示すデジタル表示は、表示板D10n、数字D60nおよび文字D61nから構成される第1画像Dcに相当し、この表示モードは特許請求の範囲に記載の第1表示モードに相当する。また、図2に示すアナログ表示はメータ装置の画像に係る第2画像Daに相当し、この表示モードは特許請求の範囲に記載の第2表示モードに相当する。
そして、第1表示モード(つまりデジタル表示)の状態で第2表示モード(つまりアナログ表示)に切り替える操作が為されると、先ず、線画像DL2をスクリーン30の端部(つまり外周部34)に出現させる。その後、線画像DL2の表示位置を徐々に移動させていきながら、図7に示すように、第1画像Dcの一部と、第2画像Daの一部と、これらの画像Da、Dcの境界線を表した線画像DL2とを同時に表示させる。そして、時間経過とともに線画像DL2を徐々に移動させていく。これにより、第1画像Dcの表示領域が縮小し、第2画像Daの表示領域が拡大していく。その後、切り替え操作が為されてから所定時間が経過した時点で、第1画像Dcおよび線画像DL2の表示を消して、第2画像Daの全体、つまり図2のメータ装置を表示させる。なお、図4の例では線画像DL1が左右方向に移動するのに対し、図7の例では線画像DL2が上下方向に移動する。
逆に、第2表示モードの状態で第1表示モードに切り替える操作が為されると、先ず、第2画像Daに加え、第1画像Dcおよび線画像DL2が表示される。そして、時間経過とともに線画像DL2を徐々に移動させていき、第2画像Daの表示領域が縮小し、第1画像Dcの表示領域が拡大していく。その後、切り替え操作が為されてから所定時間が経過した時点で、第2画像Daおよび線画像DL2の表示を消して、第1画像Dcの全体を表示させる第1表示モードに切り替わる。
線画像DL2は、凸部31および底部32の境界、底部32と傾斜部33の境界、傾斜部33および外周部34の境界の少なくとも1つを跨ぐように、スクリーン30の正面視において直線状に延びる形状である。図7に示す表示態様では、スクリーン30の正面視において、線画像DL2はスクリーン30の全体を跨ぐように延びる直線であり、凸部31、底部32の両端、傾斜部33の両端および外周部34の両端の全体に亘って配置されている。線画像DL2は、各々の表示板D10、D10nとは異なる色で表示されている。
視認者Mがスクリーン30を正面視すると、線画像DL2は直線に見えることは先述した通りである。しかし、線画像DL2に対して第2画像Daの側(つまり図7の上側)または第1画像Dcの側(つまり図7の下側)から視認者Mがスクリーン30を覗き込むと、線画像DL2は折れ曲がった形状に見える。具体的には、凸部31、底部32および傾斜部33(つまり***部)に沿って折れ曲がった形状に見える。例えば、スクリーン30を上側から覗き見ると、図8に示す如く線画像DL2は折れ曲がった形状に見える。
そして、線画像DL2を徐々に移動させていくので、線画像DL2が、凸部31、底部32、傾斜部33および外周部34の各々の境界を跨ぐ位置が変化していく。よって、線画像DL2の折れ曲がった形状が、時間経過とともに変化していくこととなる。なお、第2画像Daおよび第1画像Dcには、上記境界に沿って延びる線つまり部品画像の境界線、或いは、凸部31、底部32、傾斜部33および外周部34の内部に収まる線が存在するものの、上記境界を跨ぐ線は含まれていない。
第2画像Daに含まれる線の中には、第1画像Dcに含まれる線と連続して繋がるものがある。具体的には、第2画像Daに係る表示板D10、目盛り板D20および加飾リングD30、D40の境界線は、第1画像Dcに係る表示板D10n、目盛り板D20nおよび加飾リングD30n、D40nの境界線と連続して繋がっている。より詳細には、第2画像Daに係る上記境界線と第1画像Dcに係る上記境界線とは、繋がって円形形状となる。
これによれば、第2画像Daにより表現されている仮想物体つまり図2に示すメータ装置と、第1画像Dcにより表現されている仮想物体つまり図2に示すメータ装置とは、色違いの同じ形状の物体であるかのように視認させることができる。そのため、同一形状の仮想物体について、形状以外のデザイン(例えば色、模様、字体)が徐々に変更されていくように演出できる。
さらに本実施形態によれば、第1画像Dcを表示する第1表示モードから、第2画像Daを表示する第2表示モードに切り替える場合には、図7の如く表示する。すなわち、線画像DL2が第1画像Dcおよび第2画像Daの境界線となるように第1画像Dcの一部および第2画像Daの一部を同時に表示させつつ、線画像DL2の表示位置を所定方向つまり図7の上下方向に移動させていく。
そのため、例えば第1表示モードから第2表示モードに表示を切り替えるにあたり、第1画像Dcから第2画像Daに一瞬で切り替わることなく、線画像DL2の移動に伴い徐々に切り替わるように演出できる。
(第3実施形態)
上記各実施形態では、第1表示モードと第2表示モードとの切り替え途中の表示において、線画像DL1、DL2の表示本数が1本である。これに対し本実施形態では、図9に示すように、第1表示モードと第2表示モードとの切り替え途中の表示において、複数本の線画像DL3、DL4を表示させている。
具体的には、表示モード切替時には平行する2本の線画像DL3、DL4が表示される。スクリーン30のうち、これらの線画像DL3、DL4に挟まれる領域(以下、内側領域と呼ぶ)には第1画像Dcおよび第2画像Daの一方が表示され、この領域以外の部分の領域(以下、外側領域と呼ぶ)に他方が表示される。図9の例では外側領域に第2画像Da、Da’が表示されており、第2画像Da、Da’は、線画像DL3、DL4および第1画像Dcにより、2つの画像Da、Da’に分断されている。線画像DL3、DL4は、スクリーン30の中央に現れた後、互いに離れるように移動する。
例えば、表示モードを切り替える操作が為されると、内側領域に第1画像Dcが出現する。その後、第2画像Daの表示領域が拡大しつつ第1画像Dcの表示領域が縮小していくように、線画像DL3、DL4が移動していく。
以上により、本実施形態によれば、スクリーン30に表示される画像には、線画像DL3、DL4が複数含まれている。そのため、***に沿う凹凸形状に線画像DL3、DL4を視認させる効果が、複数の線画像DL3、DL4により発揮されるので、画像を立体的に視認させる効果が促進される。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第3実施形態では、線画像DL3、DL4は、スクリーン30の中央に出現し、その後、互いに離れるように移動する。つまり、切り替え後の表示モードの画像を内側領域に表示させた後、線画像DL3、DL4の移動とともに内側領域が拡大していく。これに対し、線画像DL3、DL4が、スクリーン30の端部に出現し、その後、互いに近づくように移動してもよい。つまり、切り替え後の表示モードの画像を外側領域に表示させた後、線画像DL3、DL4の移動とともに外側領域が拡大していく。
・上記各実施形態では、線画像DL1、DL2、DL3、DL4を出現させた後、その線画像DL1、DL2、DL3、DL4が移動していくように表示している。これに対し、このような線画像の移動表示を廃止して、停止表示させてもよい。これによっても、線画像は***部に沿う凹凸形状に視認されるようになるので、画像により表現される仮想物体の立体感をリアルに表現するといった効果が発揮される。
・図1に示す実施形態では、スクリーン30に対して視認者Mの反対側から表示光Qを入射させて、表示光Qがスクリーン30を透過して視認者Mの目に入るように、車両用表示装置は構成されている。これに対し、スクリーン30に対して視認者Mの側から表示光を入射させて、表示光がスクリーン30を反射して視認者Mの目に入るように構成されていてもよい。
20…プロジェクタ、30…スクリーン、31…凸部(***部)、32…底部(***部)、33…傾斜部(***部)、DL1、DL2、DL3、DL4…線画像、P…表示光。

Claims (3)

  1. 車両情報を表した画像の表示光(P)を射出するプロジェクタ(20)と、
    前記表示光が投射されることにより前記画像を表示するスクリーン(30)と、
    を備え、
    前記スクリーンは、前記画像が視認される方向の手前側または奥側に***する形状の***部(31、32、33)を有し、
    前記スクリーンに表示される画像には、前記***部を跨ぐように線状に延びる線画像(DL1、DL2、DL3、DL4)が含まれており、
    車両情報を表した第1画像(Da)を表示する第1表示モードから、車両情報を表した第2画像(Da、Db、Dc)を表示する第2表示モードに切り替える場合には、
    前記線画像が前記第1画像および前記第2画像の境界線となるように前記第1画像の一部および前記第2画像の一部を同時に表示させつつ、前記***部を跨ぐ位置が変化するように前記線画像の表示位置を所定方向に移動させていくことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記第1画像に含まれる線および前記第2画像に含まれる線が連続して繋がっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記スクリーンに表示される画像には、前記線画像(DL3、DL4)が複数含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置
JP2013196323A 2013-06-14 2013-09-23 車両用表示装置 Active JP5900446B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196323A JP5900446B2 (ja) 2013-09-23 2013-09-23 車両用表示装置
US14/897,169 US10298890B2 (en) 2013-06-14 2014-06-10 Vehicle display device
PCT/JP2014/003094 WO2014199629A1 (ja) 2013-06-14 2014-06-10 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013196323A JP5900446B2 (ja) 2013-09-23 2013-09-23 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015062001A JP2015062001A (ja) 2015-04-02
JP5900446B2 true JP5900446B2 (ja) 2016-04-06

Family

ID=52821387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013196323A Active JP5900446B2 (ja) 2013-06-14 2013-09-23 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5900446B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110972430B (zh) 2019-12-12 2021-06-11 深圳市洲明科技股份有限公司 Led显示屏防水结构

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06262964A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP2005283176A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Calsonic Kansei Corp 車両用計器装置
JP2007326419A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Denso Corp 車両用表示装置
JP4853212B2 (ja) * 2006-10-03 2012-01-11 株式会社デンソー 表示装置
JP4442672B2 (ja) * 2007-09-24 2010-03-31 株式会社デンソー 車両用メータユニット
JP2009150858A (ja) * 2007-12-25 2009-07-09 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP4341723B2 (ja) * 2008-02-22 2009-10-07 パナソニック電工株式会社 光投影装置、照明装置
JP5323132B2 (ja) * 2011-06-02 2013-10-23 本田技研工業株式会社 車両用計器
JP2014119719A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
KR101479104B1 (ko) * 2013-08-29 2015-01-07 주식회사 센플러스 차량용 계기클러스터

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015062001A (ja) 2015-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6538174B2 (ja) 多層表示システムによって投影された仮想化3次元物体を表示する焦点注目領域
KR101939506B1 (ko) 표시 장치
JP5323132B2 (ja) 車両用計器
JP6101235B2 (ja) 車両用表示装置
WO2014199629A1 (ja) 車両用表示装置
JP6597536B2 (ja) 空中表示装置
JP6510229B2 (ja) 表示装置
JP2016223936A (ja) 表示装置
JP6412795B2 (ja) 表示装置
JP6142805B2 (ja) 表示装置
WO2016035304A1 (ja) 表示装置
JP6105531B2 (ja) 車両用投影表示装置
JP5900446B2 (ja) 車両用表示装置
JP6369055B2 (ja) 車両用表示装置
JP5900447B2 (ja) 車両用表示装置
JP6011575B2 (ja) 車両用表示装置
JP5962624B2 (ja) 車両用表示装置
JP2012030630A (ja) 車載表示装置
EP3978311A1 (en) Stereoscopic lighting device for vehicle cluster
JP6579169B2 (ja) 表示装置
JP2010181316A (ja) 表示装置
JP5962595B2 (ja) 車両用表示装置
JP2008102448A (ja) 表示装置
JP5900423B2 (ja) 車両用表示装置
JP5862619B2 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160222

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5900446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250