JP2015055702A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】調光装置の動作において、偏光変換素子、および遮光部を効率良く冷却するプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、光源と、光源から射出された光を遮光する遮光部5A,5Bを有し、遮光部5A,5Bの移動によって通過光量を調整する調光装置5と、遮光部5A,5Bの光射出側に配置されて入射する光を光学的に変換する偏光変換素子323と、冷却空気を送風する冷却ファン61と、冷却ファン61から送風された冷却空気を遮光部5A,5Bおよび偏光変換素子323に導くダクト8と、を備え、ダクト8は、導かれた冷却空気が遮光部5A,5Bおよび偏光変換素子323に向けて吹き出される吹出し口812を有し、遮光部5Aは、遮光する光量が少ないほど、吹出し口812における遮光部5A側を覆う量が大きくなるように位置を変える。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置にて変調された光を投写する投写レンズとを備えたプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターとして、投写される画像のコントラストの向上等を目的として、光源装置から射出された光の一部を遮光し、光変調装置に入射する光量を調整する調光装置を備えたプロジェクターが知られている。この調光装置を備えたプロジェクターにおいては、調光装置による入射光の遮光量が少ない場合には、調光装置の光射出側に配置される光学素子が光を吸収して発熱し、調光装置による入射光の遮光量が多い場合には、調光装置が光を吸収して発熱するため、調光装置の遮光量の調整に応じてこれらの部材に送風する冷却空気の流量を変更するように構成されたプロジェクターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、調光装置と、調光装置の光射出側に配置されて入射光を光学的に変換する偏光変換素子と、冷却ファンと、冷却ファンから吐出される冷却空気を調光装置および偏光変換素子に導くダクトと、開閉部材と、開閉部材を駆動する駆動部と、を備えている。
そして、特許文献1に記載のプロジェクターは、開閉部材によってダクトの送出口の開放状態を変更し、調光装置が遮光する光量が多い場合には、調光装置に向けて冷却空気が送出するように、調光装置が遮光する光量が少ない場合には、偏光変換素子に向けて冷却空気が送出するように構成されている。
特開2010−224249号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、開閉部材および開閉部材を駆動する駆動部が必要になることから部品点数の増加、および開閉部材、駆動部を配置するためにプロジェクターが大型化してしまうという問題がある。さらに、駆動部を駆動させる電力が必要になるため、プロジェクターの消費電力が増加するという課題もある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光を遮光する遮光部を有し、前記遮光部の移動により通過光量を調整する調光装置と、前記遮光部の光射出側に配置されて入射する光を光学的に変換する光学素子と、冷却空気を送風する冷却ファンと、前記冷却ファンから送風された冷却空気を前記遮光部および前記光学素子に導くダクトと、を備え、前記ダクトは、導かれた冷却空気が前記遮光部および前記光学素子に向けて吹き出される吹出し口を有し、前記遮光部は、遮光する光量が少ないほど、前記吹出し口における前記遮光部側を覆う量が大きくなるように位置を変えることを特徴とする。
遮光部が遮光する光量が小さいほど、つまり、調光装置の通過光量が大きいほど、調光装置の光射出側に配置される光学素子には、より多くの光が照射されるので、光学素子は高温になる。一方、遮光部が遮光する光量が大きいほど、つまり、調光装置の通過光量が小さいほど、光学素子に照射される光量は減るが、遮光部に照射される光量は増加するので、遮光部はより高温になる。
この構成によれば、遮光部は、遮光する光量が少ないほど、吹出し口における遮光部側を覆う量が大きくなるように位置を変えるので、吹出し口における光学素子側からは、より風速や風量が高められた冷却空気が吹き出されることとなる。これによって、調光装置の通過光量が大きい場合に高温となる光学素子を効率良く冷却することが可能となる。
一方、遮光部は、遮光する光量が大きいほど、吹出し口における遮光部側を覆う量が小さくなるように位置を変えることとなるので、遮光する光量が大きい場合に、吹出し口における遮光部側から冷却空気を吹き出させ、高温となる遮光部を効率良く冷却することが可能となる。これによって、遮光部および遮光部近傍に配置される部材の温度上昇の抑制が可能となる。
よって、調光装置以外の部材を用いることなく、吹出し口から吹き出される冷却空気の風向や風速を調整し、調光装置の動作において温度上昇が異なる光学素子、遮光部、および遮光部近傍に配置される部材を効率良く冷却し、これらの部材の高温による温度劣化を抑制することが可能となる。したがって、長期に亘って、調光装置を安定して動作させると共に、光学素子の光学特性や、遮光部近傍に配置される部材の性能を確保し、画質が良好な画像を投写できるプロジェクターの提供が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記遮光部は、前記光源から射出された光の光軸を挟んで一対設けられ、前記調光装置は、前記一対の遮光部の回転による前記一対の遮光部の離間距離に応じて通過光量を調整し、前記吹出し口は、前記一対の遮光部のうちの一方の回転によって前記遮光部側の覆われる量が変わることが好ましい。
この構成によれば、遮光部は、一対設けられ、回転によって通過光量を調整する。そして、吹出し口は、一方の遮光部の回転によって遮光部側の覆われる量が変わる。これによって、吹出し口を一方の遮光部側に設けることで、一対の遮光部が接近して通過光量が少ない状態において遮光部を吹出し口から離間させ、通過光量が少ない状態から一対の遮光部が回転されて徐々に通過光量が多くなるほど(遮光部が遮光する光量が少ないほど)一方の遮光部を吹出し口に近づける、つまり吹出し口における遮光部側を覆う量を大きくすることができる。よって、通過光量の調整、および遮光部による吹出し口における遮光部側を覆う量の調整を容易に構成することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記遮光部は、当該遮光部に対して前記光学素子側に位置し、前記光源から射出された光の光軸に垂直な面に平行な回転中心軸を中心に回転することが好ましい。
この構成によれば、遮光部は、遮光部に対して光学素子側に位置し、上述した回転中心軸を中心に回転するので、遮光部および光学素子に対し、吹出し口を光学素子寄りに形成しても、通過光量を調整しつつ、吹出し口における遮光部側を覆うことが可能となる。これによって、より効率的に光学素子に冷却空気を送風可能とする構成が図れる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記吹出し口は、前記回転中心軸方向から見て、前記遮光部の回転軌跡の外側から前記回転軌跡に交差する方向に冷却空気を吹き出すように形成されていることが好ましい。
この構成によれば、吹出し口は上述したように形成されているので、遮光部は、光を遮光する部位で吹出し口における遮光部側を覆うことが可能となる。これによって、吹出し口を覆うための特別な部位を遮光部に設ける必要がないので、遮光部形状の簡素化が図れる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記吹出し口は、前記遮光部側となる遮光部側吹出し部、および前記光学素子側となる光学素子側吹出し部を有し、前記遮光部側吹出し部の開口形状と前記光学素子側吹出し部の開口形状とが異なることが好ましい。
この構成によれば、吹出し口は、上述したように形成されているので、光学素子、遮光部、および遮光部近傍の温度が上昇しやすい部位に対応させて開口形状を設定し、これらの部材に冷却空気を送風することが可能となる。よって、光学素子、遮光部、および遮光部近傍のより効率的な冷却が可能となる。
本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 本実施形態の光学ユニットの一部を示す斜視図。 本実施形態の調光装置近傍の光学ユニットおよび冷却ユニットを示す図。 本実施形態の調光装置の斜視図。 本実施形態の冷却ファンおよびダクトの一部を示す斜視図。 本実施形態の流路形成部および吹出し口近傍を示す平面図。 本実施形態の遮光部近傍の光学ユニットを示す断面図。 変形例の調光装置を説明するための模式図。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する外装筐体2、制御部(図示省略)、光源装置31を有する光学ユニット3、光源装置31や制御部等に電力を供給する電源装置4、および冷却装置6を備えている。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、複数の部材で構成され、外気を取り込む吸気口、および外装筐体2内部の温まった空気を外部に排気する排気口等が設けられている。
制御部は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御等を行う。
光学ユニット3は、制御部による制御の下、光源装置31から射出された光を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置35、投写レンズ36、調光装置5、およびこれらの光学部品を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光学ユニット3は、図1に示すように平面視略L字状に形成され、一方の端部に光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投写レンズ36が配置される。なお、以下では、説明の便宜上、光源装置31から光が射出される方向を+X方向、投写レンズ36から光が射出される方向を+Y方向(前方向)、プロジェクター1が机上等に据え置かれる姿勢における上側を+Z側として記載する。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311、リフレクター312および平行化レンズ313等を備えている。光源装置31は、光源311から射出された光をリフレクター312にて反射した後、平行化レンズ313よって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光の光軸L方向から見て略矩形の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有しており、光源装置31から射出された光を複数の部分光に分割する。第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、部分光を後述する液晶パネルの表面に略重畳させる。偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を液晶パネルで利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有している。偏光変換素子323は、調光装置5の後述する遮光部5A,5Bの光射出側に配置され、入射する光を光学的に変換する光学素子に相当する。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶パネルまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
光学装置35は、各色光用に設けられた光変調装置351(R光用の光変調装置を351R、G光用の光変調装置を351G、B光用の光変調装置を351Bとする)、および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム352を備えている。
各光変調装置351は、透過型の液晶パネル、液晶パネルの光入射側に配置された入射側偏光板、および液晶パネルの光射出側に配置された射出側偏光板を備え、各色光を画像情報に応じて変調する。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム352は、誘電体多層膜が光変調装置351R,351Bにて変調されたR光およびB光を反射し、光変調装置351Gにて変調されたG光を透過して、3色の変調光を合成する。
投写レンズ36は、複数のレンズを備え、ズーム調整およびフォーカス調整の機能を有している。投写レンズ36は、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光をスクリーン上に拡大投写する。
図2は、光学ユニット3の一部を示す斜視図であり、調光装置5を分解した状態を示す図である。
調光装置5は、図2に示すように、一対の遮光部5A,5Bを備え、この遮光部5A,5Bは、図1に示すように、第1レンズアレイ321と第2レンズアレイ322との間に配置される。調光装置5は、制御部による制御の下、画像情報に応じて遮光部5A,5Bが回転することにより位置が変更され、変更された位置に応じて第1レンズアレイ321を透過した光の通過光量を調整する。調光装置5は、遮光部5A,5Bが閉じて光を最も通過させない全閉状態から遮光部5A,5Bが開いて光を最も通過させる全開状態の間で光量を調整する。
そして、調光装置5は、第2レンズアレイ322に入射する光量、ひいては、光変調装置351に入射する光量を調整し、投写される画像のコントラスト向上に寄与する。また、遮光部5Aは、位置が変更されることにより冷却装置6の後述するダクト8から吹き出される冷却空気の方向や風速を変更できるように構成されている。なお、調光装置5については、後で詳細に説明する。
図3は、調光装置5近傍の光学ユニット3、および冷却装置6における後述する冷却ユニット7を示す図であり、(a)は上方から見た平面図、(b)は、後方から見た断面図である。
光学部品用筐体37は、図2、図3に示すように、X方向に長く延出する箱状に形成され、下部筐体371、および上部筐体372,373を備えている。
下部筐体371は、BMC(Bulk Molding Compound)等の高耐熱材料で形成され、外装筐体2の底面に沿って配置される底面部と、底面部の端縁から起立する側面部とを有し、上方が開口する箱状に形成されている。
下部筐体371には、側面部の内壁面に複数の溝が設けられており、第1レンズアレイ321等の各光学部品は、側端部がこの溝に挿入されて配置される。また、下部筐体371には、図3(a)に示すように、第2レンズアレイ322の+Y側および−Y側の側端部がそれぞれ挿入される溝371xが形成されており、第2レンズアレイ322は、位置が調整された後、溝371xに接着剤が注入されて下部筐体371に固定される。
下部筐体371には、図2に示すように、−Y側の側面部371Aに開口部3711が形成され、開口部3711の+X方向および−X方向には、ネジ穴3712が設けられている。調光装置5は、遮光部5A,5Bがこの開口部3711から挿入され、ネジ穴3712にネジSCが挿通されて下部筐体371に取り付けられる。
また、下部筐体371には、図3(b)に示すように、+Y側の側面部371Bに開口部3713が形成され、底面部には、開口部3714が形成されている。
開口部3713は、全閉状態の遮光部5A,5Bの前方に位置するように形成されている。開口部3714は、第2レンズアレイ322および偏光変換素子323の下方に位置するように形成されている。
上部筐体372は、ガラス繊維入りのPC(Polycarbonate)等で形成されている。上部筐体372は、下部筐体371に収納された色分離光学系33、リレー光学系34等の上方に配置されて下部筐体371にネジ固定される。
上部筐体373は、板金製であり、上部筐体372の−X側に上部筐体372と隙間を有して配置され、下部筐体371に収納された第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323等の上方に位置して下部筐体371にネジ固定される。上部筐体373は、遮光部5A,5Bの上方にも位置しており、板金で形成されることで、遮光部5A,5Bの反射光が照射されても光劣化が抑制されるように構成されている。
また、上部筐体373には、図3(a)に示すように、第2レンズアレイ322の+Y側および−Y側の側端部が上方から視認できるような一対の切欠き3731が形成され、一対の切欠き3731の間には長孔3732が形成されている。
冷却装置6は、図1に示すように、一部が光学ユニット3の下方に配置される冷却ユニット7、図示しないランプファン、および光源装置31の前方に配置される排気ファン62を備えている。
冷却ユニット7は、冷却空気を送風する3つの冷却ファン61、冷却ファン61から送風された冷却空気を光学装置35や偏光変換素子323、および遮光部5A,5B等に導くダクト8を備えている。
ランプファンは、光源装置31に冷却空気を送風する。排気ファン62は、外装筐体2内部の暖まった空気を外部に排出する。なお、冷却ユニット7については後で詳細に説明する。
〔調光装置の構成〕
ここで、調光装置5について詳細に説明する。
図4は、調光装置5の斜視図である。
調光装置5は、図4に示すように、遮光部5A,5Bに加え、ベース部50、および駆動部51を備えている。駆動部51は、ステッピングモーター(以下「モーター」と略す)52、第1ギア53、第2ギア54、および第3ギア55を備え、制御部の制御に基づいて遮光部5A,5Bを回転させ、遮光部5A,5B間の離間距離を変更させる。
ベース部50は、図4に示すように、板金で形成されたベース本体501、およびベース本体501に取り付けられた複数の支持軸502を有し、駆動部51を支持するように構成されている。具体的に、ベース部50は、図4に示すように、ベース本体501が光軸Lの−Y側に位置し、支持軸502がベース本体501の+Y側に突出するように配置される。
モーター52は、図示しないケーブルによって制御部に接続されており、制御部により駆動される。
モーター52は、図4に示すように、回転軸であるスピンドルを有するモーター本体521と、このスピンドルの先端に設けられたピニオン522とを備えている。モーター52は、図4に示すように、ピニオン522がベース本体501の+Y側の面から飛び出すように、ベース本体501の−Y側の面にネジ固定される。
第1ギア53、第2ギア54および第3ギア55は、ベース本体501の+Y側に突出する支持軸502に支持される。
第1ギア53は、ピニオン522に噛合され、モーター52で発生した駆動力を第2ギア54に伝達する。具体的に、第1ギア53は、図4に示すように、外径寸法が異なる2つのギアが同軸上に積層されて形成されている。第1ギア53は、2つのギアのうち、大きい径のギアがピニオン522に噛合され、支持軸502に軸支される。そして、第1ギア53は、ピニオン522の回転を減速して第2ギア54に伝達する。
第2ギア54は、図4に示すように、平面視半円形状を有しており、この半円状の外周の+Y側には、周縁突起部が形成され、この周縁突起部の−Y側には、第1ギア53のうち小さい径のギアが噛合する歯形が形成されている。第2ギア54は、第1ギア53を介して伝達されたモーター52の駆動力を第3ギア55に伝達する。
第3ギア55は、図4に示すように、平面視半円形状を有しており、この半円状の外周には、第2ギア54に噛合する歯形が形成されている。第3ギア55は、第1ギア53および第2ギア54を介して伝達されたモーター52の駆動力によって第2ギア54とは反対方向に回転する。
遮光部5A,5Bは、板金で形成され、図4に示すように、光軸Lの−Y側の端部が第2ギア54、第3ギア55にそれぞれ片持ち支持される。つまり、遮光部5Aは、第2ギア54のY方向に延出する回転中心軸54jを中心に回転し、遮光部5Bは、第3ギア55のY方向に延出する回転中心軸55jを中心に回転することとなる。また、遮光部5A,5Bは、図4に示すように、遮光部5A,5Bの+X側、つまり遮光部5A,5Bの偏光変換素子323側に位置し、光軸Lに垂直な面に平行な回転中心軸54j,回転中心軸55jを中心に回転する。
そして、遮光部5A,5Bは、駆動部51に対して+Y方向に突出し、光軸Lを挟んで対向配置される。
遮光部5A,5Bは、Y方向の寸法が第2レンズアレイ322における各小レンズが形成された領域における同方向の寸法に応じて設定されている。
遮光部5A,5Bは、第2ギア54、第3ギア55の回転に伴って互いに近づく方向に移動したり、互いが遠ざかる方向に移動したりすることによって、互いの離間距離が変更され、遮光部5A,5B間の通過光量を調整する。
〔冷却ユニットの構成〕
次に、冷却ユニット7について詳細に説明する。
冷却ユニット7は、前述したように、3つの冷却ファン61およびダクト8を備えている。
3つの冷却ファン61は、光変調装置351B、偏光変換素子323および遮光部5A,5B近傍を主に冷却する冷却ファン61a、光変調装置351Rを主に冷却する冷却ファン61b、光変調装置351Gを主に冷却する冷却ファン61cで構成されている。
冷却ファン61a,61b,61cは、略円柱状の形状を有し、厚み寸法が略円柱状の外径寸法より小さなシロッコファンで構成されている。
図5は、冷却ファン61aおよびダクト8の一部を示す斜視図である。具体的に、図5は、ダクト8における冷却ファン61aから送風された冷却空気を冷却対象に導く流路形成部81を示している。
図1に示すように、冷却ファン61aは、光学装置35後方の光学部品用筐体37の外側に配置され、図5に示すように、略円柱状の外径方向が上下方向に沿うように配置される。また、冷却ファン61aは、冷却空気を取り込む吸気口61aiが後方より−X側に傾斜した方向を向き、取り込んだ冷却空気が吐出される吐出口61aoが−X方向より前側に傾斜した方向を向くように配置される。
詳細な図は省略するが、冷却ファン61bは、冷却ファン61aの+X方向に配置され、一部が光学部品用筐体37の下方に位置(図1参照)し、吸気口が上方を向くように配置される。冷却ファン61cは、投写レンズ36の+X側に位置(図1参照)し、吸気口が+X側を向くように配置される。
ダクト8には、冷却ファン61a,61b,61cから送風された冷却空気を冷却対象に導くよう複数の流路が形成されている。
ここでは、ダクト8のうち、冷却ファン61aから送風された冷却空気が導かれる流路形成部81について詳細に説明する。
流路形成部81は、図5に示すように、冷却ファン61aの吐出口61aoを覆う筒状部811、筒状部811から2つに分岐された第1流路形成部81A、第2流路形成部81Bを有している。
第1流路形成部81Aは、冷却ファン61aから送風された冷却空気の一部を主に光変調装置351Bに導くように形成されている。第1流路形成部81Aは、図5に示すように、上下方向における筒状部811の上側から−X方向に延出した後+Y方向に滑らかに屈曲しており、先端部には、第1流路形成部81Aを流通した冷却空気が吹き出される吹出し口(図示省略)が形成されている。この吹出し口は、光変調装置351Bの下方に位置するように形成されており、第1流路形成部81Aを流通した冷却空気は、下方から光変調装置351Bに送風され、光変調装置351Bを冷却する。
第2流路形成部81Bは、冷却ファン61aから送風された冷却空気の一部を偏光変換素子323、第2レンズアレイ322、および遮光部5A,5B近傍に導くように形成されている。第2流路形成部81Bは、図5に示すように、上下方向における筒状部811の下側から−X方向に延出しており、先端部には、上方に開口し、第2流路形成部81Bを流通した冷却空気が偏光変換素子323、第2レンズアレイ322、および遮光部5A,5Bに向けて吹き出される吹出し口812が形成されている。
図6は、流路形成部81および吹出し口812近傍を示す平面図である。
吹出し口812は、図6に示すように、第2レンズアレイ322および偏光変換素子323の下方に位置するように形成されている。
また、吹出し口812は、図5に示すように、上方から見て矩形状における−X側の中央部が凹むように形成されている。つまり、吹出し口812は、この−X側の中央部が凹む部位(凹部812d)の+X側に位置する光学素子側吹出し部812a、凹部812dの+Y側に位置する遮光部側吹出し部812b、および凹部812dの−Y側に位置する遮光部側吹出し部812cを有している。
遮光部側吹出し部812b,812cは互いに離間し、図6に示すように、上方から見て、遮光部側吹出し部812bは、第2レンズアレイ322の+Y側の側端部近傍に形成され、遮光部側吹出し部812cは、第2レンズアレイ322の−Y側の側端部近傍に形成されている。また、遮光部側吹出し部812b,812cは、互いの開口面積が同等に形成されている。
光学素子側吹出し部812aの開口面積は、遮光部側吹出し部812b,812cそれぞれの開口面積より大きく形成されている。このように、吹出し口812は、光学素子側吹出し部812aの開口形状と、遮光部側吹出し部812b,812cの開口形状とが異なる形状を有して形成されている。
そして、吹出し口812は、図6に示すように、偏光変換素子323側となる光学素子側吹出し部812aが偏光変換素子323の下方に位置し、遮光部5A側となる遮光部側吹出し部812b,812cが第2レンズアレイ322の下方に位置するように配置される。また、吹出し口812は、図6に示すように、遮光部5A,5Bおよび偏光変換素子323に対し、偏光変換素子323寄りに形成されている。
〔調光装置の動作および冷却空気の流れ〕
遮光部5Aは、回転される位置に応じて、遮光部側吹出し部812b,812cを覆う量が変わる。そして、吹出し口812から吹き出される冷却空気は、遮光部5Aによって遮光部側吹出し部812b,812cが覆われる量に応じて風向や風速が変わる。
図7は、遮光部5A,5B近傍の光学ユニット3を示す断面図であり、(a)は、遮光部5A,5Bの全閉状態を示す図、(b)は、遮光部5A,5Bの全開状態を示す図である。
図7(a)に示すように、遮光部5A,5Bが全閉状態の場合には、遮光部5Aは、吹出し口812から離間し、遮光部側吹出し部812b,812cは、遮光部5Aによって覆われない状態となる。遮光部側吹出し部812b,812cが遮光部5Aによって覆われない状態では、吹出し口812から吹き出される冷却空気は、光学素子側吹出し部812a、遮光部側吹出し部812b,812cから滑らかに吹き出される。また、冷却ファン61aから送風され、第2流路形成部81Bを流通した冷却空気は、−X方向に向かおうとする勢いがあるため、吹出し口812の真上より−X方向に向かう。
具体的に、光学素子側吹出し部812aから吹き出される冷却空気は、主に偏光変換素子323および第2レンズアレイ322に向かい、遮光部側吹出し部812b,812cから吹き出される冷却空気は、主に第2レンズアレイ322および遮光部5A,5Bに向かう。
偏光変換素子323に向かった冷却空気は、偏光変換素子323の光射出側、および光入射側を冷却する。そして、偏光変換素子323の光射出側を冷却した冷却空気は、上部筐体372と上部筐体373との間から光学ユニット3の外部に流れる。偏光変換素子323の光入射側を冷却した冷却空気は、主に上部筐体373の一対の切欠き3731(図3(a)参照)から光学ユニット3外部に流れる。
第2レンズアレイ322に向かった冷却空気は、第2レンズアレイ322を冷却した後、主に一対の切欠き3731(図3(a)参照)から光学ユニット3外部に流れる。この、第2レンズアレイ322を冷却し、一対の切欠き3731に向かう冷却空気は、一対の切欠き3731が第2レンズアレイ322の両側端部近傍に形成されていることから、第2レンズアレイ322を固定する接着剤を冷却することとなる。また、遮光部側吹出し部812b,812cそれぞれが第2レンズアレイ322の+Y側、−Y側の側端部近傍に形成されていることから、遮光部側吹出し部812b,812cから吹き出される冷却空気は、第2レンズアレイ322の両側端部近傍に流通して第2レンズアレイ322を固定する接着剤をより効率的に冷却することとなる。
遮光部5A,5Bに向かった冷却空気は、遮光部5A,5Bの上方が上部筐体373で覆われているので、遮光部5A,5Bを冷却した後、下部筐体371の開口部3713から光学ユニット3の外部に流れる。
そして、偏光変換素子323、第2レンズアレイ322および遮光部5A,5B等を冷却して光学ユニット3の外部に流れた冷却空気は、排気ファン62(図1参照)によって、プロジェクター1外部に排出される。
一方、全閉状態から遮光部5A,5Bが回転されて徐々に通過光量が多くなるほど(遮光部5A,5Bが遮光する光量が少ないほど)遮光部5Aは、吹出し口812に近づき、遮光部側吹出し部812b,812cを覆う量が大きくなる。そして、図7(b)に示すように、遮光部5A,5Bが全開状態の場合には、遮光部5Aは、第2レンズアレイ322の下方に位置し、遮光部5Bは、第2レンズアレイ322の上方に位置する状態となる。また、遮光部5Aは、吹出し口812に接近し、遮光部側吹出し部812b,812cを略覆う状態となる。この遮光部側吹出し部812b,812cを略覆う状態においても、遮光部5Aは、ダクト8と隙間を有しているが、遮光部側吹出し部812b,812cからは冷却空気が送出されにくくなるので、光学素子側吹出し部812aからは、全閉状態の場合より風量や風速が大きな冷却空気が吹き出される。つまり、遮光部5A,5Bが全開状態の場合には、全閉状態より風量や風速が大きな冷却空気が偏光変換素子323に送風される。
このように、遮光部5Aは、遮光する光量が少ないほど、吹出し口812における遮光部側(遮光部側吹出し部812b,812c)を覆う量が大きくなるように位置を変える。吹出し口812は、回転中心軸54j(図4参照)方向から見て、遮光部5Aの回転軌跡の外側から回転軌跡に交差する方向に冷却空気を吹き出すこととなる。そして、光学素子側吹出し部812aからは、遮光部5Aが遮光部側吹出し部812b,812cを覆う量が大きくなるほど風量や風速が大きな冷却空気が吹き出される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)遮光部5Aは、遮光する光量が少ないほど、遮光部側吹出し部812b,812cを覆う量が大きくなるように位置を変えるので、光学素子側吹出し部812aからは、より風速や風量が高められた冷却空気が吹き出される。これによって、調光装置5の通過光量が大きい場合に高温となる偏光変換素子323を効率良く冷却することが可能となる。
一方、遮光部5Aは、遮光する光量が大きいほど、遮光部側吹出し部812b,812cを覆う量が小さくなるように位置を変えるので、遮光する光量が大きい場合に、遮光部側吹出し部812b、812cから冷却空気を吹き出させ、高温となる遮光部5A,5Bを効率良く冷却することが可能となる。これによって、遮光部5A,5Bおよび遮光部5A,5B近傍に配置される第2レンズアレイ322の高温の抑制が可能となる。
よって、調光装置5以外の部材を用いることなく、吹出し口812から吹き出される冷却空気の風向や風速を調整し、調光装置5の動作において温度上昇が異なる偏光変換素子323、遮光部5A,5B、および遮光部5A,5B近傍に配置される第2レンズアレイ322等の部材を効率良く冷却し、これらの部材の高温による温度劣化を抑制することが可能となる。したがって、長期に亘って、調光装置5を安定して動作させると共に、偏光変換素子323や、第2レンズアレイ322等の光学特性を確保し、画質が良好な画像を投写できるプロジェクター1の提供が可能となる。
(2)遮光部5A,5Bは、遮光する光量が大きい全閉状態の場合でも効率良く冷却されるので、調光装置5を構成する第1ギア53、第2ギア54や、第2レンズアレイ322を固定する接着剤、光学部品用筐体37等の温度劣化が抑制される。
(3)遮光部5A,5Bは、回転によって通過光量を調整する。そして、吹出し口812は、遮光部5Aの回転によって遮光部側(遮光部側吹出し部812b,812c)の覆われる量が変わる。これによって、遮光部5A,5Bが接近して通過光量が少ない状態において遮光部5Aを吹出し口から離間させ、通過光量が少ない状態から遮光部5A,5Bが回転されて徐々に通過光量が多くなるほど(遮光部5A,5Bが遮光する光量が少ないほど)遮光部5Aを吹出し口812に近づける、つまり吹出し口812における遮光部側(遮光部側吹出し部812b,812c)を覆う量を大きくすることができる。よって、通過光量の調整、および遮光部5Aによる遮光部側吹出し部812b,812cを覆う量の調整を容易に構成することが可能となる。
(4)遮光部5A,5Bは、遮光部5A,5Bに対して偏光変換素子323側に位置する回転中心軸54j,55jを中心に回転するので、遮光部5A,5Bおよび偏光変換素子323に対し、吹出し口812が偏光変換素子323寄りに形成されていても、遮光部5Aは、吹出し口812における遮光部側吹出し部812b,812cを覆うことが可能となる。これによって、遮光部5A,5Bの下方まで吹出し口が形成されている場合に比べ、より風速を高めた冷却空気を偏光変換素子323に送風可能とする構成が図れる。
(5)吹出し口812は、回転中心軸54j方向から見て、遮光部5Aの回転軌跡の外側からこの回転軌跡に交差する方向に冷却空気を吹き出すように形成されている。これによって、遮光部5Aは、光を遮光する部位で遮光部側吹出し部812b,812cを覆うことができるので、遮光部側吹出し部812b,812cを覆うための特別な部位を遮光部5Aに設ける必要がなく、遮光部5A形状の簡素化が図れる。
(6)光学素子側吹出し部812aの開口形状と、遮光部側吹出し部812b,812cの開口形状とが異なり、遮光部側吹出し部812b,812cそれぞれは、第2レンズアレイ322の+Y側、−Y側の側端部近傍に形成されている。これによって、第2レンズアレイ322が接着されている部分に冷却空気が流通し易くなるので、接着剤が軟化することがさらに抑制され、第2レンズアレイは、位置合わせされた位置に確実に維持される。
また、第2レンズアレイ322の上方に配置された上部筐体373には、第2レンズアレイ322の両側端部近傍に位置する切欠き3731が形成されているので、さらに第2レンズアレイ322が接着されている部分に冷却空気が流通し易くなる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の調光装置5は、回転する遮光部5A,5Bによって、通過光量の調整および吹出し口812の遮光部側の覆う量の調整を行うように構成されているが、スライドする一対の遮光部によって、通過光量の調整および吹出し口812の遮光部側の覆う量の調整を行うように調光装置を構成してもよい。
図8は、この変形例の調光装置を説明するための模式図であり、(a)は、遮光部15A,15Bが全閉状態の場合の図、(b)は、遮光部15A,15Bが全開状態の場合の図である。
図8に示すように、一対の遮光部15A,15Bは、光軸Lを挟んで配置され、互いの距離が変更可能となるように上下方向にスライド可能に構成されている。また、ダクト18が配置されている側の遮光部15Aには、第2レンズアレイ322側に突出する突出部151が形成されている。
そして、図8(a)に示すように、全閉状態においては、突出部151がダクト18の吹出し口181から離間し、吹出し口181から冷却空気が滑らかに吹出され、偏光変換素子323、第2レンズアレイ322および遮光部15A,15Bに送風される。
一方、図8(b)に示すように、全開状態においては、突出部151が吹出し口181における遮光部15A,15B側を覆い、吹出し口181の偏光変換素子323側からは、全閉状態の場合より風量や風速が大きな冷却空気が吹き出される。
前記実施形態の吹出し口812は、遮光部5A,5Bおよび偏光変換素子323の下方から冷却空気を吹出すように構成されているが、下方以外から冷却空気を吹出すように吹出し口を形成し、この吹出し口における遮光部側を覆うことが可能な部位を遮光部に設けるように構成してもよい。
前記実施形態における冷却ファン61は、3つ設けられているが、3つ以外の数で構成してもよい。
前記実施形態のプロジェクター1は、光変調装置351として透過型の液晶パネルを用いているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。また、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
前記実施形態の光変調装置351は、R光、G光、およびB光に対応する3つの光変調装置を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、あるいは、2つまたは4つ以上の光変調装置を備えるプロジェクターにも適用できる。
光源装置31は、放電型のランプを用いたものに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード、レーザー等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、3…光学ユニット、5…調光装置、5A,5B,15A,15B…遮光部、6…冷却装置、7…冷却ユニット、8,18…ダクト、31…光源装置、37…光学部品用筐体、54j,55j…回転中心軸、61,61a,61b,61c…冷却ファン、62…排気ファン、81…流路形成部、81A…第1流路形成部、81B…第2流路形成部、151…突出部、311…光源、321…第1レンズアレイ、322…第2レンズアレイ、323…偏光変換素子、351,351B,351G,351R…光変調装置、371…下部筐体、372,373…上部筐体、181,812…吹出し口、812a…光学素子側吹出し部、812b,812c…遮光部側吹出し部。

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源から射出された光を遮光する遮光部を有し、前記遮光部の移動によって通過光量を調整する調光装置と、
    前記遮光部の光射出側に配置されて入射する光を光学的に変換する光学素子と、
    冷却空気を送風する冷却ファンと、
    前記冷却ファンから送風された冷却空気を前記遮光部および前記光学素子に導くダクトと、
    を備え、
    前記ダクトは、導かれた冷却空気が前記遮光部および前記光学素子に向けて吹き出される吹出し口を有し、
    前記遮光部は、遮光する光量が少ないほど、前記吹出し口における前記遮光部側を覆う量が大きくなるように位置を変えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記遮光部は、前記光源から射出された光の光軸を挟んで一対設けられ、
    前記調光装置は、前記一対の遮光部の回転による前記一対の遮光部の離間距離に応じて通過光量を調整し、
    前記吹出し口は、前記一対の遮光部のうちの一方の回転によって前記遮光部側の覆われる量が変わることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記遮光部は、当該遮光部に対して前記光学素子側に位置し、前記光源から射出された光の光軸に垂直な面に平行な回転中心軸を中心に回転することを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項2または請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記吹出し口は、前記回転中心軸方向から見て、前記遮光部の回転軌跡の外側から前記回転軌跡に交差する方向に冷却空気を吹き出すように形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記吹出し口は、前記遮光部側となる遮光部側吹出し部、および前記光学素子側となる光学素子側吹出し部を有し、
    前記遮光部側吹出し部の開口形状と前記光学素子側吹出し部の開口形状とが異なることを特徴とするプロジェクター。
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