JP5176457B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報に応じた画像光を形成投射するプロジェクタに関する。
従来、光源と、当該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、変調された光束を投射する投射光学装置とを備えた光学装置、及び、当該光学装置を内部に収納する筐体を備えたプロジェクタが知られている。このようなプロジェクタとして、光源から射出された光束を赤、緑及び青の各色光に分離する色分離光学装置と、分離された色光ごとに設けられた光変調装置としての3つの液晶パネルと、当該各液晶パネルにより変調された色光を合成する色合成光学装置としてのプリズムとを備えた、いわゆる3板式プロジェクタが挙げられる。このうち、液晶パネル及び当該液晶パネルの前後に配置される偏光板は、プロジェクタの駆動時に高温となる一方で、熱による劣化が懸念されるため、プロジェクタを安定して駆動させるために、このようなプロジェクタには、筐体外部の空気を導入して、液晶パネル及び偏光板等の冷却対象に送風する冷却装置が設けられていることが一般的である。
ここで、液晶パネル、プリズム及び投射光学装置は、形成された画像光を投射面上に適切に投射するために、それぞれ高精度に位置合わせする必要がある。このため、これら液晶パネル、プリズム及び投射光学装置を一体的に組み合わせたプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクタは、略L字状に形成されたヘッド体を備え、当該ヘッド体の水平部分に、各液晶パネルとプリズムとを組み合わせたプリズムユニットが載置され、垂直部分に投射光学装置である投射レンズが取り付けられる。このような構成により、液晶パネル及びプリズムと、投射光学装置とを一体的に組み付けることができ、互いの位置ずれを抑制することができる。なお、このようなヘッド体は、筐体を形成するロアーケースに固定される。
特開2000−258840号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、投射レンズが筐体に固定されたヘッド体に保持されているので、プロジェクタが落下するなどして筐体に衝撃が加わると、当該衝撃が投射レンズに直接伝わってしまう。このため、投射レンズの位置がずれてしまう可能性があり、プリズムにより合成された画像光が適切に投射されなくなる可能性がある。特に、投射光学装置として広角の投射レンズを用いた近接投射型のプロジェクタにおいては、光変調装置等の光軸と、投射レンズの光軸との間の歪みによる光学性能への影響が大きいので、この問題は顕著となる。
本発明の目的は、投射光学装置に対する筐体への衝撃の影響を緩和することができるプロジェクタを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明のプロジェクタは、光源、当該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置、及び、変調された前記光束を投射する投射光学装置を有する光学装置と、当該光学装置を内部に収納し、外部の空気を内部に導入する吸気口を有する筐体と、前記吸気口と接続され、内部に中空の空間が形成されたダクトと、を備えたプロジェクタであって、前記ダクトは、互いに対向する一対の側部と、前記一対の側部を接続する接続部とを有し、前記中空の空間は、少なくとも前記一対の側部及び前記接続部により形成され、前記一対の側部は、前記投射光学装置を支持する支持部を有し前記接続部は、前記ダクトを前記筐体に取り付ける取付部を有することを特徴とする。
このような光変調装置としては、液晶パネル及びデジタルミラーを用いたデバイス等を例示することができる。
本発明によれば、筐体に取り付けられるダクトにより、投射光学装置は支持される。これによれば、筐体に外部から衝撃が加わった場合でも、ダクトが衝撃を吸収するので、投射光学装置における衝撃の影響を緩和することができる。従って、筐体に衝撃が加わった場合でも、投射光学装置の位置ずれ等を抑制することができる。
ここで、投射光学装置を筐体に直接取り付ける場合には、筐体の内面から突出するボス等の取付部を設ける必要がある。このような場合、投射光学装置と筐体との間に無駄なスペースが形成されてしまう。このため、冷却対象に冷却空気を導入及び導風するためのダクトを別途設けようとすると、当該スペースを避けて配置する必要があり、プロジェクタが大型化するという問題がある。
これに対し、本発明では、投射光学装置と筐体との間にダクトを配置し、当該ダクトにより投射光学装置が支持される構成としたことにより、投射光学装置と筐体との間の空間を有効利用することができる。従って、プロジェクタの小型化を図ることができるとともに、ダクト内空間を確保することができるので、冷却対象の冷却を効率よく行うことができる。
発明では、前記支持部は、前記投射光学装置の重心近傍を支持することが好ましい。
本発明によれば、投射光学装置の重心近傍をダクトの支持部が支持することにより、筐体の外部からの衝撃による投射光学装置の位置ずれを一層抑制することができる。従って、形成された画像光を適切に投射することができ、投射品質の劣化を抑制することができる。
本発明では、前記取付部と前記支持部とは、同軸上にないことが好ましい。
ここで、取付部と支持部とが同軸上にないとは、ダクトを一方向から見た際に、当該取付部と支持部とが重ならないことを示す。
本発明によれば、筐体に対して外部から衝撃が加わった場合に、当該衝撃が投射光学装置に伝わることを一層抑制することができる。すなわち、筐体に加わった衝撃に係る振動は、取付部を介してダクトに伝導される。この際、取付部と支持部とが同軸上にある場合には、取付部に伝わった振動が支持部に直接伝わり、ひいては、当該振動が投射光学装置に伝導されてしまうため、ダクトの緩衝効果が薄れてしまう。
これに対し、本発明では、ダクトにおける支持部と取付部とが同軸上にないので、取付部を介して伝導された振動は、ダクトに伝わった後に支持部を介して投射光学装置に伝導されることとなる。このため、振動の伝達距離を長くすることができるので、投射光学装置に伝導される振動を小さくすることができる。従って、筐体に加わった衝撃の投射光学装置に対する影響を一層確実に緩和することができる。
本発明では、前記投射光学装置は、少なくとも1つのレンズと、当該レンズを内部に収納する鏡筒を備え、前記ダクトは、前記鏡筒の外形に沿った形状を有していることが好ましい。
本発明によれば、ダクトが投射光学装置の鏡筒の外形に沿った形状、すなわち、鏡筒の筐体側の面を覆う形状を有している。このような構成のダクトが、投射光学装置と筐体との間に介装されることにより、当該ダクト内の空間を大きく形成することができる。従って、筐体に形成された吸気口から効率よく筐体外の空気を導入することができるので、効率よく冷却することができる。また、ダクトを鏡筒の外形に沿った形状とすることにより、衝撃を緩和することができる。
本発明では、前記吸気口を介して前記ダクト内に導入された空気を吐出する一対のシロッコファンを備え、前記一対のシロッコファンは、それぞれの吐出口における外周側の領域が隣り合い、かつ、それぞれの吸気口が前記ダクト内の中空となる空間を向くように、当該ダクトに取り付けられていることが好ましい。
この場合、前記筐体の内面には、前記一対のシロッコファンを支持する支持部が設けられていることが好ましい。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの外観構成〕
図1及び図2は、本実施形態に係るプロジェクタ1を正面側から見た斜視図である。詳述すると、図1及び図2は、それぞれプロジェクタ1の正面に向かって左側上方及び右側上方から見た斜視図である。
本実施形態に係るプロジェクタ1は、外部機器等から入力する画像情報に応じた画像光を形成し、当該画像光をスクリーン等の投射面上に投射するものである。このプロジェクタ1は、図1及び図2に示すように、外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図3参照)とを備えている。
〔外装筐体の構成〕
外装筐体2は、全体略直方体形状を有する合成樹脂製の筐体である。この外装筐体2は、当該外装筐体2の上部を形成するアッパーケース21、下部を形成するロアーケース22、及び、正面部(後述する投射光学装置45により画像光を投射する側の部分)を形成するフロントケース23とから構成されている。
このうち、ロアーケース22の底面には、詳しい図示を省略するが、設置面にプロジェクタ1を設置するための脚部が突設されている。
アッパーケース21は、上面部211と、当該上面部211から略垂下する左右の側面部212,213及び背面部214とを有する縦断面視略U字状に形成されている。
上面部211の略中央には、複数の開口2111が形成されており、当該開口2111を介して、プロジェクタ1を操作するための操作パネル上に配設された複数のキー2112が露出する。このようなキー2112として、プロジェクタ1の電源をオン/オフする電源キーや、台形歪み等の調整並びにメニュー画面の項目選択等に用いられる方向キー及び決定キー等が配設されている。
また、上面部211における正面側(フロントケース23に近接する側)には、開口2113及び膨出部2114が形成されている。この開口2113及び膨出部2114が形成された領域に対応する外装筐体2の内部には投射光学装置45が設けられており、当該開口2113を介して、投射光学装置45(図2)に設けられたズーム及びフォーカス調整用のつまみ453(図2)が露出する。また、膨出部2114は、投射光学装置45の形状に応じて面外方向に膨出するように形成されている。
更に、上面部211における背面側には、後述する光源装置411を交換するための略矩形の開口2115が形成され、当該開口2115は、カバー2116により覆われている。
側面部212,213のうち、プロジェクタ1を正面側から見た場合の左側に位置する側面部213には、図1に示すように、フロントケース23に近接する側に、外装筐体2外の空気を内部に導入するためのスリット状の吸気口2131が形成されている。
また、側面部213とは反対側に形成された側面部212には、図2に示すように、外装筐体2内部の空気を外部に排出するスリット状の第一の排気口2121と、略矩形状の切欠2122とが形成されている。
このうち、切欠2122には、アッパーケース21とロアーケース22とが組み合わされた際に、ロアーケース22に形成された排気部221が嵌め合わされる。なお、この排気部221にはスリット状の第二の排気口222が形成されており、当該第二の排気口222を介して、内部に設けられたファン66(図3参照)により、外装筐体2内の空気が排出される。
フロントケース23は、図2に示すように、側面部213側に、投射光学装置45が露出するための略円形状の開口231が形成されている。この開口231及び投射光学装置45を覆い、かつ、前述のアッパーケース21に形成された膨出部2114に一部がかかるように、外装筐体2には、レンズカバー7(図1)が取り付けられる。
また、フロントケース23の略中央上側には、アッパーケース21と組み合わさって形成される略矩形の開口232が形成されている。この開口232の内部には、図示を省略したが、リモコン(図示省略)からの赤外線信号を受光する受光部が設けられており、当該開口232は、カバー233によって覆われている。
〔装置本体の構成〕
図3は、装置本体3を示す斜視図である。換言すると、図3は、図2の状態からアッパーケース21及びフロントケース23を取り外した状態のプロジェクタ1を示す斜視図である。
装置本体3は、外部機器等から入力した画像情報を処理し、当該画像情報に応じた画像光を形成投射するものであり、ロアーケース22に固定されている。この装置本体3は、図3に示すように、光学装置4、電源装置5、制御装置(図示省略)及び冷却装置6を備えている。
このうち、電源装置5は、正面側にフロントケース23に沿って配置され、外部から入力した商用交流電流を直流変換した後、昇圧及び降圧して、プロジェクタ1を構成する各電子部品に供給する。この電源装置5は、周囲が電磁シールド材51により覆われており、これによりEMI(ElectroMagnetic Interference、電磁干渉)対策が施されている。
制御装置は、プロジェクタ1の動作を制御する。例えば、制御装置は、前述の操作パネルの各キー2112に対する入力操作に応じた処理を実行するほか、入力する画像情報を処理し、当該画像情報に応じた画像信号を光学装置4の後述する液晶パネル441に出力する。この制御装置は、詳しい図示を省略するが、CPU(Central Processing Unit)等が実装された回路基板として構成され、光学装置4の上方に配置される。
冷却装置6は、側面部213の吸気口2131を介して外装筐体2の外部から導入した空気を用いて光学装置4、電源装置5及び制御装置等を冷却し、冷却に供された空気をロアーケース22の第一の排気口2121及び第二の排気口222を介して外部に排出する。この冷却装置6は、光学装置4を主に冷却する第一冷却系と、電源装置5を主に冷却する第二冷却系と、第一冷却系での冷却に供された空気を外装筐体2外に排出する排気系とを備えている。このうち、第1冷却系については、後に詳述する。
第二冷却系は、電源装置5近傍に設けられたファン65を備え、当該ファン65の駆動により、電源装置5を冷却する空気の流路が形成される。すなわち、この第二冷却系では、ファン65が駆動すると、第一冷却系による冷却に供された空気の一部が電源装置5に導入され、当該電源装置5内に空気が流通し、当該電源装置5が冷却される。そして、電源装置5を冷却した空気は、第一の排気口2121より排出される。
排気系は、ロアーケース22の排気部221に接続されたファン66を備え、当該ファン66の駆動により、外装筐体2内部から外部へと排出される空気の流路が形成される。すなわち、この排気系では、当該ファン66の駆動により空気が排出される過程で、制御装置及び光学装置4の後述する光源装置411に空気が流通し、これらが冷却される。
具体的に、第1冷却系による冷却に供された空気は、ファン66の駆動によって吸引されて、光学装置4の上方に位置する制御装置に沿って流通し、これにより、制御装置が冷却される。また、この冷却空気の一部は、光源装置411内に流入し、これにより、光源装置411が冷却される。そして、光源装置411を冷却した後の空気は、ファン66により第二の排気口222を介して外装筐体2の外部へと排出される。
図4は、光学装置4の光学系を示す模式図である。
光学装置4は、前述の制御装置から入力する画像信号に応じた画像光を形成し、当該画像光を投射面上に投射する。この光学装置4は、外装筐体2の背面(背面部214)に沿って延出するとともに、当該外装筐体2の側面(側面部213)に沿って延出する平面視略L字形状を有している。
このような光学装置4は、図4に示すように、照明光学装置41と、色分離光学装置42と、リレー光学装置43と、電気光学装置44と、投射光学装置45と、これらを収納配置する光学部品用筐体46とを備えて構成されている。
照明光学装置41は、光源装置411、第一レンズアレイ412、第二レンズアレイ413、偏光変換素子414及び重畳レンズ415を備えて構成されている。
光源装置411は、放射状の光線を射出する光源ランプ416と、当該光源ランプ416から射出された放射光を反射して所定位置に収束させるリフレクタ417と、リフレクタ417にて収束される光束を照明光軸Aに対して平行化する平行化凹レンズ418とを備えている。このような光源ランプ416としては、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ及び高圧水銀ランプ等を利用することができる。また、リフレクタ417としては、回転楕円面を有する楕円面リフレクタで構成することができるほか、回転放物面を有する放物面リフレクタで構成することも可能である。この場合には、平行化凹レンズ418を省略することができる。
第一レンズアレイ412及び第二レンズアレイ413は、それぞれ対応する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有し、第一レンズアレイ412は、光源装置411から入射した光束を複数の部分光束に分割して、第二レンズアレイ413近傍に結像させる。
第二レンズアレイ413は、光路後段に位置する重畳レンズ415とともに、第一レンズアレイ412の各小レンズから射出された像を、電気光学装置44の後述する液晶パネル441の画像形成領域に結像させる。
偏光変換素子414は、第二レンズアレイ413から入射した各部分光束を、略1種類の直線偏光光に変換する。
色分離光学装置42は、2枚のダイクロイックミラー421,422及び反射ミラー423を備え、照明光学装置41から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する。このような色分離光学装置42により分離された3色の色光のうち、緑色光及び青色光は、集光レンズ419を介して緑色光用及び青色光用の入射側偏光板442にそれぞれ入射し、赤色光は、リレー光学装置43及び集光レンズ419を介して赤色光用の入射側偏光板442に入射する。
リレー光学装置43は、色分離光学装置42で分離された赤色光を、後述する赤色光用の液晶パネル441Rまで導くものであり、入射側レンズ431、リレーレンズ433及び反射ミラー432,434を備えている。このようなリレー光学装置43が赤色光の光路上に配置されているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いので光の拡散等による光の利用効率の低下を防止するためである。なお、リレー光学装置43には、3つの色光のうち赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
電気光学装置44は、入射した光束を画像信号に応じて変調してカラー画像に係る画像光を形成する。この電気光学装置44は、光変調装置としての3つの液晶パネル441(赤色光側の液晶パネルを441R、緑色光側の液晶パネルを441G、青色光側の液晶パネルを441Bとする)と、各液晶パネル441の光路前段側に配置される3つの入射側偏光板442と、各液晶パネル441の光路後段側に配置される3つの射出側偏光板443と、クロスダイクロイックプリズム444とを備え、これらが一体的に組み合わされたユニットとして構成されている。
3つの入射側偏光板442は、色分離光学装置42で分離された各色光のうち、偏光変換素子414で揃えられた偏光方向と略同一の偏光方向を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収する。
3つの液晶パネル441は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、入力される画像情報に応じて液晶の配向状態が制御されることで、入射側偏光板442から射出された偏光光の偏光方向を変調する。
3つの射出側偏光板443は、液晶パネル441を介して射出された光束のうち、一定方向の偏光光(例えば、入射側偏光板442における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束)を透過し、その他の光を吸収する。
クロスダイクロイックプリズム444は、各射出側偏光板443から射出された変調光を合成してカラー画像を形成する色合成光学装置である。このクロスダイクロイックプリズム444は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状を有し、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル441Gから射出され、かつ、射出側偏光板443を介した色光を透過し、液晶パネル441R,441Bから射出され、かつ、射出側偏光板443を介した各色光を反射する。これにより、赤色光、緑色光及び青色光が合成された画像光が形成される。
図5は、光学装置4を示す斜視図である。
投射光学装置45は、電気光学装置44で形成された画像光を拡大投射する。この投射光学装置45は、図4及び図5に示すように、複数のレンズ(例えば、投射方向先端側に位置するフレネルレンズ451等)と、当該複数のレンズを内部に収納する鏡筒452とを備えた組レンズとして構成されており、本実施形態では、従来のプロジェクタに比べて投射面までの距離が短くても、従来のプロジェクタと同等の投射範囲を実現可能に構成されている。
このうち、鏡筒452は、図5に示すように、開口2113(図1参照)を介して露出するつまみ453を備え、当該つまみ453を把持した上で、鏡筒452を当該鏡筒452の軸方向を中心として回動させることにより、手動でズーム及びフォーカスを調整することができる。
また、鏡筒452は、当該鏡筒452を光学部品用筐体46に固定するためのフランジ部454を備えている。このフランジ部454は、詳しい図示を省略したが、鏡筒452の軸方向に対して直交し、かつ、光学部品用筐体46を構成する後述するヘッド体463に当接される当接面を有し、当該当接面の四隅には、当該ヘッド体463にフランジ部454を固定するためのねじが螺合するねじ孔が形成されている。
光学部品用筐体46は、内部に所定の照明光軸Aが設定され、上述した各装置41〜45を照明光軸Aに対する所定位置に配置する合成樹脂製の箱状部材である。この光学部品用筐体46は、前述の各装置41〜43を内部に収納するための開口を有し、かつ、内部に当該各装置41〜43を位置決めするための複数の溝部を有する部品収納部材461と、当該部品収納部材461の開口を閉塞する蓋部材462と、電気光学装置44及び投射光学装置45が取り付けられるヘッド体463とを備えて構成されている。
このうち、部品収納部材461は、光源装置411を除いた光学部品を収納する本体部4611と、当該本体部4611の一方の端部に形成され、かつ、光源装置411を収納する光源収納部4612とを備えている。
ヘッド体463は、部品収納部材461における光源収納部4612とは反対側の端部に取り付けられる一体成形品であり、当該ヘッド体463は、電気光学装置44が載置される載置部(図示省略)と、投射光学装置45が取り付けられるレンズ取付部4631と、当該ヘッド体463をダクト61に固定するための固定部4632とを備えている。
このうち、レンズ取付部4631は、詳しい図示を省略したが、投射光学装置45のフランジ部454が当接する当接面と、当該当接面の四隅に形成された孔部とを有している。そして、当該当接面とフランジ部454とを当接させ、かつ、投射光学装置45の軸方向に沿って孔部を挿通したねじをフランジ部454のねじ孔に螺合させることにより、ヘッド体463に投射光学装置45が取り付けられる。
固定部4632は、レンズ取付部4631を挟み、かつ、当該レンズ取付部4631近傍に形成された2つの孔部であり、当該固定部4632には、上下方向にねじが挿通する。この固定部4632の形成位置は、ヘッド体463に取り付けられる投射光学装置45の重心B(図11参照)近傍に設定されている。そして、この固定部4632を挿通したねじが、後述するダクト61に形成された支持部616に取り付けられることにより、投射光学装置45を含むヘッド体463がダクト61に支持固定される。
〔第一冷却系の構成〕
図6は、第一冷却系を構成するダクト61、ファン62,63、取付部材64及び導風部223を示す斜視図である。
第一冷却系は、図6に示すように、ダクト61、ファン62,63及び取付部材64と、ロアーケース22に形成された導風部223とを備え、前述のように、主に光学装置4を冷却する。具体的に、第一冷却系では、ファン62,63の駆動により、アッパーケース21の吸気口2131を介して外装筐体2外から導入された空気が電気光学装置44及び偏光変換素子414に送出されることで、これらが冷却される。
図7及び図8は、ダクト61をそれぞれ反対側から見た斜視図である。また、図9は、ダクト61を示す平面図である。
このような第一冷却系を構成するダクト61は、投射光学装置45の鏡筒452におけるロアーケース22側を覆うように形成され、当該ロアーケース22に取り付けられるとともに、投射光学装置45を含むヘッド体463を支持する。このダクト61は、図7〜図9に示すように、一対の側部611,612と、当該側部611,612を接続する接続部613とを有する縦断面視略U字状を有し、内部が中空に形成されている。また、ダクト61は、一対の側部611,612を結ぶ直線に対して直交する方向に接続部613の端部から延出する延出部614を有している。このようなダクト61は、接続部613の底面613Bがロアーケース22側を向くように配置される。
一対の側部611,612のうち、ダクト61が外装筐体2に取り付けられた際に側面部213に近接する側の側部611には、略矩形状の開口6111(図8)が形成されている。この開口6111は、側面部213に形成された吸気口2131(図1)と略同じ寸法を有し、当該吸気口2131に接続されることで、吸気口2131から導入された外装筐体2外の空気をダクト61内に流入させる。
一方、側部612には、側部611の高さ寸法と略同じとなる起立部6121が形成されている。このため、後述する支持部616によりヘッド体463が支持された際には、当該投射光学装置45の鏡筒452の下方側が側部611,612及び接続部613により囲まれる。すなわち、ダクト61は、鏡筒452の外形に沿った形状を有している。
接続部613は、側部611内に流入した空気が側部612側に流通できる程度の高さ寸法を有している。ダクト61の底面側には、開口6131が形成されており、当該開口6131は、ダクト61に2つのシロッコファン62,63を取り付けるための取付部材64により覆われる。
シロッコファン62,63は、図6において示したように、吐出口621,631がそれぞれ底面613Bに沿って並列されるように配置されている。そして、これらファン62,63は、両面吸気ファンであり、ダクト61に対向する側の吸気口622,632からの吸気は規制されていないが、当該吸気口とは反対側に位置する吸気口(図示省略)は、シール等により閉塞されている。これらファン62,63は、底面613Bの開口6131(図7)、及び、吸気口622,632に応じて取付部材64に形成された開口641(図6及び図8)を介して、ダクト61内に導入された空気を吸引し、吐出口621,631から吐出する。
なお、これらシロッコファン62,63は、取付部材64を介してダクト61に支持されるだけでなく、当該ダクト61がロアーケース22に取り付けられた際には、ロアーケース22の内面に形成された突条部224(図11参照)により支持される。このため、シロッコファン62,63は、プロジェクタ1内では、ダクト61及び取付部材64と、ロアーケース22とによって挟持され、これらファン62,63の駆動時に生じる振動は、ダクト61及び取付部材64と、ロアーケース22とに分散する。
図10は、ロアーケース22の内面を示す斜視図である。
ここで、シロッコファン62,63の各吐出口621,631は、ロアーケース22の内面に設けられた導風部223に接続される。
この導風部223は、図10に示すように、ロアーケース22において、前述の電気光学装置44の配置位置に応じて形成されており、ダクト61の延出部614と組み合わさることにより、各シロッコファン62,63から吐出された空気を3分割する。具体的に、導風部223は、ロアーケース22の内面から起立する複数の起立部223Aにより形成され、かつ、各シロッコファン62,63から吐出された空気を分割する3つの分割部2231〜2233を有している。
このうち、分割部2231は、各ファン62からの吐出空気から、液晶パネル441G近傍に送風する空気を分割する。また、分割部2232は、当該吐出空気から、液晶パネル441R近傍に送風する空気を分割する。更に、分割部2233は、当該吐出空気から、液晶パネル441B及び偏光変換素子414に送風する空気を分割する。
図7〜図9に戻り、ダクト61の延出部614は、導風部223と組み合わさることで、当該導風部223で分割された空気を冷却対象である電気光学装置44及び偏光変換装置414(図4)に導風する。この延出部614は、ダクト61をロアーケース22に取り付けた場合の背面側に位置する接続部613の端部から当該背面側に延出するように形成されている。この延出部614には、当該延出部614の延出方向先端部において起立する起立部614R,614G,614Bと、起立部614Bの下方から略L字状の延出する延出部614Pとが形成されている。
起立部614Gの下方には、分割部2231により分割された空気が流通する。そして、当該空気は、起立部614Gに形成された開口614G1を介して、当該起立部614Rの上方に位置する電気光学装置44の液晶パネル441G及び偏光板442,443に送風される。
起立部614Rの下方には、分割部2232により分割された空気が流通する。そして、当該空気は、起立部614Rに形成された開口614R1を介して、当該起立部614Rの上方に位置する液晶パネル441R及び偏光板442,443に送風される。
起立部614Bの下方には、分割部2233により分割された空気が流通する。そして、この空気は、起立部614B内に導入される空気と、延出部614P側に導入される空気とに分けられる。このうち、起立部614B内に導入された空気は、起立部614Bに形成された開口614B1を介して、当該起立部614Bの上方に位置する液晶パネル441B及び偏光板442,443に送風される。また、延出部614P側に導入された空気は、当該延出部614Pの延出方向先端側に形成された開口614P1を介して、当該開口614P1の上方に位置する偏光変換素子414に送風される。
このような構成により、外装筐体2の吸気口2131から導入された空気は、ダクト61を介してシロッコファン62,63により吸引され、液晶パネル441、偏光板442,443及び偏光変換素子414に送出され、これらを冷却する。
また、ダクト61は、当該ダクト61をロアーケース22に取り付けるための取付部615と、当該ダクト61によりヘッド体463を支持させるための支持部616とを備え、これら取付部615と支持部616とは、それぞれの位置が重ならないように、すなわち、それぞれが同軸上に位置しないように、互いに離間して設けられている。
具体的に、取付部615は、図9に示すように、平面視略矩形状の接続部613における四隅近傍に形成された4つの孔部であり、取付部615を挿通したねじがロアーケース22に形成されたねじ孔(図示省略)に螺合することにより、ダクト61がロアーケース22に取り付けられる。
図11は、投射光学装置45の中心軸でのプロジェクタ1の縦断面を示す図である。
支持部616は、側部611,612の接続部613側の位置(中央寄りの位置)に、それぞれ形成された2つのねじ孔である。このような支持部616は、ヘッド体463の固定部4632に対応する位置に形成されており、支持部616には、当該固定部4632を挿通したねじが螺合する。これにより、図11に示すように、ダクト61が、投射光学装置45の重心B近傍にて、当該投射光学装置45を含むヘッド体463を支持する。
以上説明した本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果がある。
投射光学装置45は、ヘッド体463に固定され、当該ヘッド体463は、外装筐体2ではなく、当該外装筐体2(ロアーケース22)に取り付けられたダクト61により支持される。これによれば、外装筐体2に外部から衝撃が加わった場合でも、ダクト61が当該衝撃を吸収することができる。従って、外部からの衝撃のヘッド体463に対する影響を緩和することができ、当該衝撃による投射光学装置45の位置ずれを抑制することができる。また、ダクト61は中空であるため、より衝撃を吸収しやすい構造となっている。
また、ヘッド体463を支持する部材が、吸気口2131とファン62,63が取り付けられる取付部材64とを接続するダクト61であるので、ヘッド体463により保持される投射光学装置45とロアーケース22との間の空間を、冷却空気の導入に係るスペースとして利用することができる。従って、ヘッド体463をロアーケース22に直接取り付ける場合に比べ、上述の衝撃の緩和と、プロジェクタの小型化とを同時に実現することができる。更に、吸気口2131からダクト61内に外装筐体2外の空気を導入し、当該空気を冷却対象である電気光学装置44及び偏光変換素子414の冷却に供することができるので、これらの冷却を効率よく行うことができる。
投射光学装置45を保持するヘッド体463には、当該投射光学装置45の重心B近傍に固定部4632を有し、当該固定部4632を挿通したねじが、ダクト61の支持部616に取り付けられることで、当該ダクト61によりヘッド体463が支持される。これによれば、ダクト61が投射光学装置45の重心B近傍にて、当該ヘッド体463を支持することとなる。ここで、投射光学装置45の重量は、電気光学装置44に比べて非常に大きいため、当該電気光学装置44及び投射光学装置45を保持したヘッド体463の重心は、投射光学装置45の重心B近傍となる。この点においても、ダクト61が、投射光学装置45の重心B近傍で、ヘッド体463を支持することにより、外装筐体2の外部からの衝撃による投射光学装置45の位置ずれを一層確実に抑制することができる。従って、形成された画像光を適切に投射することができ、投射品質の劣化を抑制することができる。
ダクト61において、当該ダクト61をロアーケース22に取り付ける取付部615と、ヘッド体463を支持する支持部616とは、それぞれ同軸上にない。これによれば、外装筐体2に外部から衝撃が加わった場合に、当該衝撃による振動が取付部615から支持部616に直接伝わらず、接続部613を介して伝わることとなる。このため、衝撃の伝導距離を長くすることができるので、外装筐体2に加わった衝撃に係る振動が、ヘッド体463、ひいては、投射光学装置45に一層伝わりにくくすることができる。従って、投射光学装置45に対する外装筐体2への衝撃の影響を、一層確実に緩和することができる。
前述のように、ダクト61は、投射光学装置45の鏡筒452におけるロアーケース22側を覆うように、当該鏡筒452の外形に沿った形状を有している。これによれば、鏡筒452周辺のスペースを、外装筐体2外からの空気の導入に有効に利用することができる。従って、吸気口2131から効率よく外装筐体2外の空気を導入することができるので、当該空気をファン62,63による電気光学装置44及び偏光変換素子414の冷却を効率よく行うことができる。また、ダクト61を鏡筒452の形状(外形)に沿った形状とすることでより衝撃を緩和することができる。
ファン62,63は、ダクト61とロアーケース22との間に配置されていることにより、当該ファン62,63の駆動時の振動を低減することができるほか、当該振動をダクト61及びロアーケース22に逃がすことができる。従って、ファン62,63の駆動時の振動が、ヘッド体463ひいては投射光学装置45に伝えにくくすることができる。
また、シロッコファンは、軸流ファンに比べ空気の吐出圧が高いので、シロッコファン62,63により、電気光学装置44及び偏光変換素子414に対して十分な吐出圧で空気を送風することができ、これらの冷却を効果的に行うことができる。
〔実施形態の変形〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、ダクト61は、投射光学装置45を保持したヘッド体463を支持し、これにより、投射光学装置45を支持するとしたが、本発明はこれに限らず、ダクト61が投射光学装置45を直接支持する構成としてもよい。このような場合、投射光学装置45の鏡筒452に、固定部4632と同様の固定部を設け、当該固定部とダクト61の支持部616とにより、ダクト61が投射光学装置45を支持するようにすればよい。
前記実施形態では、シロッコファン62,63は、ダクト61の下方に位置するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、ダクト61を介して外装筐体2の外部から導入された空気を吸引及び吐出するファンは、シロッコファンでなくともよい。また、当該ファンの配置位置も適宜設定してよく、例えば、ダクト61の側部612側に取り付けられていてもよい。更に、これらシロッコファン62,63は、ダクト61及びロアーケース22のそれぞれにより挟持されていなくてもよい。
前記実施形態では、ダクト61が備える取付部615は、ロアーケース22のねじ孔に螺合するねじが挿通するねじ孔として構成され、また、支持部616は、ヘッド体463の固定部4632を挿通したねじが螺合するねじ孔として構成されるとしたが、本発明はこれに限らない。
例えば、取付部としてダクト61に凸部又は凹部を形成し、ロアーケース22に凹部又は凸部を形成し、これらを組み合わせた後、接着剤等によりそれぞれを固定することで、ロアーケース22にダクト61を取り付ける構成としてもよい。また、同様に、支持部としてダクト61に凸部又は凹部を形成し、ヘッド体463に凹部又は凸部を形成し、これらを組み合わせた後、接着剤等によりそれぞれを固定することで、ダクト61がヘッド体463を支持する構成としてもよい。更に、接続部613における鏡筒452に対向する面に、当該鏡筒452を支持する弾性体等の突起を設けることで、ダクト61が投射光学装置45を支持する構成としてもよい。すなわち、取付部及び支持部の構成は問わない。
前記実施形態では、支持部616は、投射光学装置45の重心B近傍に設けられたヘッド体463の固定部4632に対応する位置に設けられ、当該支持部616により、ヘッド体463が支持されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、ダクト61に3つ以上の支持部を設け、これら各支持部を結んで得られる多角形状の面積の中心位置に投射光学装置45の重心Bが位置するように、各支持部により投射光学装置45を支持するように構成してもよい。また、固定部及び支持部が、投射光学装置45の重心B近傍ではなく、当該投射光学装置45及び電気光学装置44が取り付けられたヘッド体463全体の重心近傍に設けられ、当該支持部がヘッド体463の重心近傍を支持する構成としてもよい。
前記実施形態では、ダクト61は、鏡筒452の形状に応じて縦断面視略U字状を有するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、投射光学装置45とロアーケース22との間に配置され、当該投射光学装置45を支持するとともに、ロアーケース22に取り付けられる形状を有するダクトであれば、ダクトの形状は適宜設定してよい。
前記実施形態では、プロジェクタ1は、3つの液晶パネル441R,441G,441Bを備えるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも、本発明を適用可能である。
また、前記実施形態では、光学装置4は平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
更に、前記実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル441を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
前記実施形態では、光変調装置として液晶パネル441を備えたプロジェクタ1を例示したが、入射光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクタにも、本発明を適用することも可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側及び光束射出側の偏光板442,443は省略することができる。
本発明は、プロジェクタに利用することができ、特に、投射光学装置として広角の投射レンズを備える近接投射型のプロジェクタに好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタを示す斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタを示す斜視図。 前記実施形態における装置本体を示す斜視図。 前記実施形態における光学装置の光学系を示す模式図。 前記実施形態における光学装置を示す斜視図。 前記実施形態におけるダクト、ファン、取付部材及び導風部を示す斜視図。 前記実施形態におけるダクトを示す斜視図。 前記実施形態におけるダクトを示す斜視図。 前記実施形態におけるダクトを示す平面図。 前記実施形態におけるロアーケースの内面を示す斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクタを示す縦断面図。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…外装筐体(筐体)、4…光学装置、45…投射光学装置、6…冷却装置、61…ダクト、62,63…シロッコファン(ファン)、411…光源装置(光源)、441(441R,441G,441B)…液晶パネル(光変調装置)、451…フレネルレンズ(レンズ)、452…鏡筒、615…取付部、616…支持部、2131…吸気口、B…重心。

Claims (6)

  1. 光源、当該光源から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置、及び、変調された前記光束を投射する投射光学装置を有する光学装置と、
    当該光学装置を内部に収納し、外部の空気を内部に導入する吸気口を有する筐体と、
    前記吸気口と接続され、内部に中空の空間が形成されたダクトと、を備えたプロジェクタであって、
    前記ダクトは、互いに対向する一対の側部と、前記一対の側部を接続する接続部とを有し、
    前記中空の空間は、少なくとも前記一対の側部及び前記接続部により形成され、
    前記一対の側部は、前記投射光学装置を支持する支持部を有し
    前記接続部は、前記ダクトを前記筐体に取り付ける取付部を有することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記支持部は、前記投射光学装置の重心近傍を支持することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記取付部と前記支持部とは、同軸上にないことを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記投射光学装置は、
    少なくとも1つのレンズと、当該レンズを内部に収納する鏡筒とを備え、
    前記ダクトは、前記鏡筒の外形に沿った形状を有していることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載にプロジェクタにおいて、
    前記吸気口を介して前記ダクト内に導入された空気を吐出する一対のシロッコファンを備え、
    前記一対のシロッコファンは、それぞれの吐出口における外周側の領域が隣り合い、かつ、それぞれの吸気口が前記ダクト内の中空となる空間を向くように、当該ダクトに取り付けられていることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項に記載のプロジェクタにおいて、
    前記筐体の内面には、前記一対のシロッコファンを支持する支持部が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
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