JP2015010921A - 屈折率計測方法、屈折率計測装置および光学素子の製造方法 - Google Patents

屈折率計測方法、屈折率計測装置および光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 被検物の屈折率を高精度に計測すること。【解決手段】 光源10からの光を被検光と参照光に分割し、被検物を透過した被検光と参照光を干渉させた干渉光を計測することによって被検物80の屈折率を計測する。特定の波長において被検物80の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質70中に被検物を配置して干渉光を計測し、被検光と参照光の位相差の波長依存性から特定の波長を決定し、特定の波長に対応する媒質70の群屈折率を、特定の波長に対応する被検物80の群屈折率として算出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、屈折率計測方法および屈折率計測装置に関し、特に、モールド成型により製造される光学素子の屈折率計測に有用である。
モールドレンズの屈折率は成型条件によって変化する。成型後のレンズの屈折率は、一般的に、プリズム形状に加工した後、最小偏角法やVブロック法で計測される。この加工作業は、手間とコストがかかる。さらに、成型後のレンズの屈折率は、加工時の応力解放によって変化する。したがって、成型後のレンズの屈折率を非破壊で計測する技術が必要である。
特許文献1は、位相屈折率および形状が未知の被検物と位相屈折率および形状が既知のガラス試料を2種類の位相屈折率マッチング液に浸し、コヒーレント光を用いて干渉縞を測定し、ガラス試料の干渉縞からオイルの位相屈折率を計測し、オイルの位相屈折率を用いて被検物の位相屈折率を算出する方法を提案している。非特許文献1は、参照光と被検光の干渉信号を波長の関数として計測し、位相差が極値をとる特定の波長を算出し、干渉信号をフィッティングすることで屈折率を算出する方法を提案している。
特開平02−008726号公報
H.Delbarre,C.Przygodzki,M.Tassou,D.Boucher,"High−precision index measurement in anisotropic crystals using white−light spectral interferometry."Applied Physics B,2000,vol.70,p.45−51.
特許文献1に開示された方法では、位相屈折率が高いマッチングオイルは透過率が低いため、高い位相屈折率を有する被検物の透過波面計測は小さな信号しか得られず、計測精度が低くなる。
非特許文献1に開示された方法では、干渉信号の位相のオフセット項(2πの整数倍の項)が未知数であるため、フィッティング精度が低くなる。さらに、被検物の厚みが既知である必要がある。
本発明は、被検物の屈折率を高精度に計測することができる屈折率計測方法および屈折率計測装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の屈折率計測方法は、光源からの光を被検光と参照光に分割し、前記被検光を被検物に入射させ、前記被検物を透過した被検光と前記参照光とを干渉させた干渉光を計測することによって前記被検物の屈折率を計測する屈折率計測方法であって、特定の波長において前記被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質中に前記被検物を配置し、前記被検物および前記媒質を透過した被検光と前記媒質を透過した参照光とを干渉させた干渉光を計測するステップと、前記被検光と前記参照光の位相差の波長依存性に基づいて前記特定の波長を決定するステップと、前記特定の波長に対応する前記媒質の群屈折率を、前記特定の波長に対応する前記被検物の群屈折率として算出するステップと、を有することを特徴としている。
本発明の光学素子の製造方法は、光学素子をモールド成型するステップと、上記の屈折率計測方法を用いて前記光学素子の屈折率を計測することによって、成型された光学素子を評価するステップと、を有することを特徴としている。
本発明の屈折率計測装置は、光源と、前記光源からの光を被検光と参照光に分割し、前記被検光を被検物に入射させ、前記被検物を透過した被検光と前記参照光を干渉させる干渉光学系と、前記被検光と前記参照光の干渉光を検出する検出手段と、前記検出手段から出力される干渉信号を用いて前記被検物の屈折率を演算する演算手段とを有する屈折率計測装置であって、前記被検物は、特定の波長において前記被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質中に配置されており、前記干渉光学系は、前記被検物および前記媒質を透過した被検光と前記媒質を透過した参照光とを干渉させる光学系であり、前記演算手段は、前記被検光と前記参照光の位相差の波長依存性に基づいて前記特定の波長を決定し、前記特定の波長に対応する前記媒質の群屈折率を、前記特定の波長に対応する前記被検物の群屈折率として算出することを特徴としている。
本発明によれば、被検物の屈折率を高精度に計測することができる屈折率計測方法および屈折率計測装置を提供することができる。
本発明の実施例1の屈折率計測装置のブロック図である。 本発明の実施例1の屈折率計測装置によって被検物の群屈折率を算出する手順を示すフローチャートである。 被検物と媒質それぞれの位相屈折率と群屈折率の関係を示す図である。 本発明の実施例1の屈折率計測装置の検出器で得られる干渉信号を示す図である。 本発明の実施例2の屈折率計測装置のブロック図である。 本発明の実施例3の屈折率計測装置のブロック図である。 本発明の実施例4の光学素子の製造方法の製造工程を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1の屈折率計測装置のブロック図である。本実施例の屈折率計測装置は、マッハ・ツェンダー干渉計で構成されている。本実施例では、特定の波長において被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質中(例えば、オイル)に被検物を配置することで、被検物の厚みを除去して被検物の群屈折率を計測する。
なお、屈折率には、光の等位相面の移動速度である位相速度v(λ)に関する位相屈折率N(λ)と、光のエネルギーの移動速度(波束の移動速度)v(λ)に関する群屈折率N(λ)があり、後述する数式6によって相互に変換することができる。
本実施例では、被検物は負の屈折力(焦点距離の逆数)をもつレンズである。屈折率計測装置は被検物の屈折率を計測するものであるから、被検物はレンズでも平板でもよく、屈折型光学素子であれば足りる。
屈折率計測装置は、光源10、干渉光学系、媒質70と被検物80を収容可能な容器60、検出器90、コンピュータ(演算手段)100を有し、被検物80の屈折率を計測する。
光源10は、波長帯域の広い光源(例えば、スーパーコンティニューム光源)である。干渉光学系は、光源10からの光を、被検物を透過しない光(参照光)と被検物を透過する光(被検光)に分割し、参照光と被検光を重ね合わせて干渉させ、その干渉光を検出器90に導光する。干渉光学系は、ビームスプリッタ20、21、ミラー30、31、40、41、50、51を有する。
ビームスプリッタ20、21は、例えば、キューブビームスプリッタで構成される。ビームスプリッタ20は、界面(接合面)20aにおいて、光源10からの光の一部を透過すると同時に残りを反射する。界面20aを透過した光が参照光、界面20aで反射した光が被検光である。ビームスプリッタ21は、界面21aにおいて、参照光の一部を反射し、被検光の一部を透過する。この結果、参照光と被検光が干渉して干渉光を形成し、干渉光は検出部90に向けて射出される。
容器60は、媒質70と被検物80を収容している。容器内における参照光の光路長と被検光の光路長は、被検物80が容器内に配置されていない状態で一致するのが好ましい。したがって、容器60の側面(例えば、ガラス)は厚みおよび屈折率が均一で、かつ、容器60の両側面が平行であるのが望ましい。容器60は、温度調整機構(温度制御手段)を備えており、媒質の温度の昇降、媒質の温度分布の制御等を行うことができる。
媒質70の屈折率は、不図示の媒質屈折率算出手段によって算出される。媒質屈折率算出手段は、例えば、媒質の温度を計測する温度計測手段と、計測した温度を媒質の屈折率に換算するコンピュータから構成される。より具体的には、特定の温度における波長ごとの屈折率と、各波長における屈折率の温度係数を記憶したメモリをコンピュータが備える構成とすれば良い。これにより、コンピュータは、温度計測手段により計測された媒質70の温度に基づいて、計測された温度における媒質70の屈折率を波長ごとに算出することができる。なお、媒質70の温度変化が小さい場合は、特定の温度における波長ごとの屈折率のデータを示すルックアップデーブルを用いてもよい。また、媒質屈折率算出手段は、屈折率および形状が既知のガラスプリズム(基準被検物)と、媒質中に配置されたガラスプリズムの透過波面を計測する波面計測センサ(波面計測手段)と、透過波面とガラスプリズムの屈折率および形状から媒質の屈折率を算出するコンピュータから構成されてもよい。媒質屈折率算出手段は、位相屈折率を計測してもよいし、群屈折率を計測してもよい。
ミラー40、41は、例えば、プリズム型ミラーである。ミラー50、51は、例えば、コーナーキューブリフレクターである。ミラー51は、図1の矢印の方向の駆動機構を有する。ミラー51の駆動機構は、例えば、駆動レンジの大きいステージと駆動分解能の高いピエゾ素子から構成されている。ミラー51の駆動量は、不図示の測長器(例えば、レーザ測長器やエンコーダ)によって計測される。ミラー51の駆動は、コンピュータ100によって制御されている。参照光と被検光の光路長差は、ミラー51の駆動機構によって調整することができる。
検出器90は、ビームスプリッタ21からの干渉光を分光し、干渉光強度を波長(周波数)の関数として検出する分光器などから構成されている。
コンピュータ100は、検出器90から出力される干渉信号に基づいて被検物80の屈折率を演算する演算手段として機能すると共に、ミラー51の駆動量を制御する制御手段としても機能し、CPUなどから構成されている。ただし、検出器90が出力する干渉信号から被検物の屈折率を算出する演算手段と、ミラー51の駆動量や媒質70の温度を制御する制御手段を、互いに異なるコンビュータによって構成することもできる。
干渉光学系は、被検物80が容器内に配置されていない状態で、参照光と被検光の光路長が等しくなるように調整されている。調整方法は次のとおりである。
図1の屈折率計測装置において、被検物80が被検光路上に配置されていない状態で参照光と被検光の干渉信号が取得される。このとき、参照光と被検光の位相差φ(λ)および干渉強度I(λ)は数式1で表される。
Figure 2015010921
ただし、λは空気中の波長、Δは参照光と被検光の光路長の差、Iは参照光の強度と被検光の強度の和、γは可視度(ビジビリティ)である。数式1より、Δがゼロではないときは、干渉強度I(λ)は振動関数となる。したがって、参照光と被検光の光路長を等しくするためには、干渉信号が振動関数とならない位置にミラー51を駆動すればよい。このとき、Δがゼロになる。
ここでは、被検光と参照光の光路長が等しくなるように調整される場合(Δ=0)について説明したが、現在のミラー51の位置がΔ=0からどれだけシフトしているかが分かれば、被検光と参照光の光路長を等しくする必要はない。被検光と参照光の光路長が等しくなる位置(Δ=0)からのミラー51の駆動量は不図示の測長器(例えば、レーザ測長器やエンコーダ)によって測定することができる。
図2は、被検物80の群屈折率を算出する手順を示すフローチャートであり、「S]は、Step(ステップ)の略である。
まず、特定の波長において被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質70と被検物80が容器60内に配置される。このとき、媒質70と被検物80は、被検光が被検物80と媒質70を透過し、参照光が媒質70を透過するように配置される。そして、被検光と参照光の干渉光が検出器90によって計測される(S10)。
一般に、オイルの紫外吸収帯は硝材の紫外吸収帯よりも可視光に近いため、可視光領域の屈折率分散曲線の傾きは、オイルの方が硝材よりも急である。図3(a)は、被検物と媒質それぞれの位相屈折率分散曲線を示す図である。図3(b)は、被検物と媒質それぞれの群屈折率分散曲線を示す図である。被検物の群屈折率と媒質の群屈折率は、図3(b)の交差している点で等しくなる。図3(b)の交差している点の波長λが、特定の波長に相当する。実効的な位相屈折率マッチングオイルが存在しない高屈折率の領域においても、群屈折率をマッチングできるオイルが存在する。尚、媒質は被検物の表面における屈折の効果を低減する役割も担っている。
次に、検出器90から出力される干渉信号を用いて、参照光と被検光の位相差の波長依存性から特定の波長λが決定される(S20)。図1の検出器90から出力されるスペクトル領域の干渉信号は図4のようになる。図4の(a)、(b)は、媒質70の温度が異なる条件で計測された干渉信号である。被検光と参照光の位相差φ(λ)および干渉強度I(λ)は数式2で表される。
Figure 2015010921
ただし、nsample(λ)は被検物の位相屈折率、nmedium(λ)は媒質の位相屈折率、Lは被検物の幾何学厚みである。図4および数式2からわかるとおり、干渉信号は、位相差φ(λ)の波長依存性を反映した振動関数となる。
図4のλは、位相差φ(λ)が極値をとる波長を示している。位相差φ(λ)の波長に関する傾き、つまり位相差の微分dφ(λ)/dλは、数式3で表される。
Figure 2015010921
ただし、n sample(λ)は被検物の群屈折率、n medium(λ)は媒質の群屈折率である。位相差φ(λ)が極値をとる波長λとは、数式3の微分位相dφ(λ)/dλがゼロとなる波長である。言い換えると、波長λは、被検物の群屈折率n sample(λ)と媒質の群屈折率n medium(λ)が等しくなる特定の波長である。数式4は、特定の波長λにおける被検物の群屈折率と媒質の群屈折率の関係を表す。図4の干渉信号の振動周期が長くなる領域の頂点(極値)を計測することで、特定の波長λを決定できる(S20)。
Figure 2015010921
そして、媒質70の群屈折率n sample(λ)が特定の波長の被検物の群屈折率n sample(λ)として算出される(S30)。本実施例では、媒質の温度を計測する温度計測手段と、計測した温度を媒質の屈折率に換算するコンピュータ100から構成される媒質温度算出手段を有している。この場合、ある基準温度Tにおける媒質70の位相屈折率n medium(λ)と、媒質70の屈折率の温度係数dnmedium(λ)/dTが既知であり、温度の計測値Tと結びつけて数式5のように媒質70の群屈折率n medium(λ)が算出される。
Figure 2015010921
数式4を用いた被検物の群屈折率算出方法は、媒質の群屈折率を仲介するため被検物の厚みLに依存しない。したがって、被検物の形状が未知であっても被検物の群屈折率を算出することができる。
本実施例では、特定の波長λにおける被検物の群屈折率n sample(λ)が算出される。多波長における被検物の群屈折率、つまり群屈折率分散曲線n medium(λ)の算出方法は、次のとおりである。
媒質の屈折率が変化すると、特定の波長λが変化する。媒質の屈折率は、例えば、媒質の温度が変化したり、異なる屈折率を有する媒質が加わったりすると変化する。図4(a)と図4(b)は、媒質の温度が変化したとき特定の波長λが変化する様子を示している。媒質の温度変化や異なる媒質の追加と図2のフローを組み合わせることで、被検物の群屈折率分散曲線n sample(λ)が得られる。ただし、温度変化を用いた群屈折率分散曲線の計測方法は、各温度に対応した被検物の群屈折率が算出されるため、注意が必要である。例えば、基準温度Tにおける被検物の群屈折率分散曲線n sample(λ)は、各温度と基準温度の差分に相当する屈折率の補正をすることで算出される。
本実施例では、被検物の群屈折率が得られる。位相屈折率N(λ)と群屈折率N(λ)は、数式6のような関係をもつことから、被検物の群屈折率に基づいて被検物の位相屈折率を算出することができる。ただし、Cは積分定数である。
Figure 2015010921
数式6からわかるとおり、位相屈折率N(λ)から群屈折率N(λ)への算出は一通りだが、群屈折率N(λ)から位相屈折率N(λ)を算出するときは、積分定数Cの任意性がある。
そこで、被検物の群屈折率n sample(λ)から位相屈折率nsample(λ)を算出するときは、積分定数Cの仮定が必要である。例えば、被検物の積分定数Csampleは、被検物の元となった母材の積分定数Cglassと等しいと仮定する。母材の積分定数Cglassは、硝材製造元が提供する母材の位相屈折率の値を用いて算出することができる。この積分定数Cglassと数式6を用いて、被検物の群屈折率n sample(λ)から位相屈折率nsample(λ)を算出することが可能である。
積分定数Cの算出の代わりに、位相屈折率と群屈折率の差分や比を用いた方法が適用できる。差分を用いる位相屈折率算出方法や比を用いる位相屈折率算出方法は、それぞれ数式7で表される。ここでは、母材の位相屈折率がN(λ)、母材の群屈折率がN(λ)で表されている。
Figure 2015010921
本実施例の特定の波長λは、振動する干渉信号から算出した。その代わりに、特定の波長の算出方法は、位相シフト法を用いて参照光と被検光の位相差を算出し、その位相差の極値を直接求める方法でもよい。
本実施例では、特定の波長λを算出し、特定の波長λにおける媒質の群屈折率が被検物の群屈折率と等しいとして、被検物の群屈折率を算出している。その代わりに、次のような被検物の群屈折率算出方法が使用可能である。
ミラー51の駆動を利用した位相シフト法により、参照光と被検光の位相差φ(λ)(数式2)が算出される。位相差φ(λ)の波長に関する傾きdφ(λ)/dλ(数式3)を、数式3を変形した数式8に代入することで、被検物の群屈折率n sample(λ)が得られる。
Figure 2015010921
数式8で得られる被検物の群屈折率は、特定の波長λにおける群屈折率ではなく、計測波長範囲の群屈折率(群屈折率分散曲線)である。ただし、被検物の厚みLは未知数であるため、仮定する必要がある。厚み仮定値は、例えば、別途計測した厚み計測値や被検物の設計厚みを使用すればよい。
厚み仮定値が真値Lから誤差ΔL(厚み誤差)を持つ場合、群屈折率n sample(λ)は、厚み誤差ΔLによる屈折率誤差Δnをもつ。厚み誤差ΔLが厚みLに比べて十分小さい場合、厚み誤差ΔLによる屈折率誤差Δn(λ)は数式9で表される。
Figure 2015010921
数式9からわかるとおり、dφ(λ)/dλがゼロになる特定の波長λにおいて、屈折率誤差Δn(λ)はゼロになる。したがって、特定の波長λ近傍の波長(参照光と被検光の位相差の極値に対応する波長)における群屈折率であれば、厚み誤差ΔLの影響が小さく、精度の高い値が得られる。
高精度の群屈折率計測ができる特定の波長λ近傍の波長範囲は、例えば、次のように見積もられる。被検物80と媒質70の位相屈折率分散式が、数式10で表されるとする。
Figure 2015010921
例えば、被検物の係数がA=2.03、B=0.025、媒質の係数がA=1.8、B=0.04のとき、特定の波長λは633nmとなる。被検物の厚みがL=1mm、厚み誤差がΔL=5μm、所望の群屈折率計測精度がΔng(λ)=0.0001のとき、数式3、数式9より、570−730nmが、高精度に計測できる波長帯域となる。
本実施例は、広いスペクトルの干渉光を検出器90で分光している。その代わりに、波長掃引方法が使用可能である。波長掃引方法は、例えば、光源直後に分光器を配置して疑似単色光を射出し、その波長の干渉信号をフォトダイオード等の検出器で計測する。そして、この各波長の計測を波長走査しながら行われる方法である。
波長掃引方法は、ヘテロダイン干渉法と組み合わせることが可能である。ヘテロダイン干渉法は、本実施例のようなミラー51の機械的な位相シフト法ではなく、音響光学素子等で参照光と被検光の間に周波数差を発生させる時間的な位相シフト法である。
本実施例では、波長帯域の広い光源10として、スーパーコンティニューム光源を用いた。その代わりに、スーパールミネッセントダイオード(SLD)やハロゲンランプ、短パルスレーザー等が使われてもよい。波長を走査する場合には、広帯域光源と分光器の組み合わせの代わりに、波長掃引光源が使用されてもよい。
媒質70の温度分布によって、媒質70の屈折率分布が生じるため、算出される被検物の屈折率に誤差が生じる。したがって、媒質70の温度分布が発生しないように温度調整機構(温度調整手段)で制御するのが望ましい。また、媒質70の屈折率分布による誤差は、屈折率分布の量がわかれば補正できるため、媒質70の屈折率分布を計測するための波面計測装置(波面計測手段)を有することが望ましい。
本実施例では、被検光と参照光の光路長が等しくなる(Δ=0)ようにミラー51が調整される。その代わりに、現在の位置がΔ=0からどれだけシフトしているかが分かればよい。つまり、現在のΔの値が特定できれば良い。その場合、参照光と被検光の位相差φ(λ)が、数式2の代わりに数式11のような位相差Φ(λ)に置き換えられればよい。
Figure 2015010921
本実施例では、マッハ・ツェンダー干渉計の構成をとっているが、代わりにマイケルソン干渉計の構成でもよい。また、本実施例では、屈折率や位相差を波長の関数として算出しているが、代わりに周波数の関数として算出してもよい。
図5は、本発明の実施例2の屈折率計測装置のブロック図である。媒質70の屈折率を計測する干渉計が実施例1の屈折率計測装置に追加されている。被検物は、正の屈折力をもつレンズである。実施例1と同様の構成については、同一の符号を付して説明する。
光源10から射出された光は、ビームスプリッタ22で透過光と反射光に分割される。透過光は、被検物80の屈折率を計測するための干渉光学系へ進み、反射光は、媒質70の屈折率を計測するための干渉光学系へと導かれる。反射光は、ビームスプリッタ23でさらに透過光(媒質参照光)と反射光(媒質被検光)に分割される。
ビームスプリッタ23で反射した媒質被検光は、ミラー42、52で反射した後に、容器60の側面および媒質70を透過し、ミラー33で反射されてビームスプリッタ24に至る。ビームスプリッタ23を透過した媒質参照光は、ミラー32、43、53で反射した後に、補償板61を透過してビームスプリッタ24へ至る。ビームスプリッタ24へ至った媒質参照光と媒質被検光は、干渉して干渉光を形成し、分光器等で構成される検出部91で検出される。検出器91で検出された信号は、コンピュータ100に送られる。
補償板61は、容器60の側面による屈折率分散の影響を補正する役割を担い、容器60の側面と同一材料かつ同一厚み(=容器60の側面の厚み×2)で構成される。補償板61は、容器60内が空のとき、媒質参照光と媒質被検光の各波長それぞれの光路長差を等しくする効果を有する。
ミラー53は、ミラー51と同様の駆動機構を有しており、図5の矢印の方向に駆動する。ミラー53の駆動は、コンピュータ100で制御される。容器60は、温度調整機構を備えており、媒質の温度の昇降、媒質の温度分布の制御等を行うことができる。媒質温度も、コンピュータ100で制御される。
本実施例の被検物80の群屈折率算出手順は、次のとおりである。
まず、特定の波長において被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質が参照光と被検光の光路上に配置される(S10)。次に、参照光と被検光の位相差の波長依存性から特定の波長が決定される(S20)。本実施例では、数式2で表される位相差φ(λ)は、次のような位相シフト法で算出される。
ミラー51を微小量ずつ駆動させながら干渉信号が取得される。ミラー51の位相シフト量(=駆動量×2π/λ)がδ(k=0,1,・・・,M−1)のときの干渉強度I(λ)は数式12で表される。
Figure 2015010921
位相差φ(λ)は、位相シフト量δ、干渉強度I(λ)を用いて数式13で算出される。位相差φ(λ)の高精度に算出するためは、位相シフト量δをできるだけ小さくし、駆動ステップ数Mをできるだけ大きくするのが良い。算出された位相差φ(λ)は2πで畳み込まれている。したがって、2πの位相とびをつなぎ合わせる作業(アンラッピング)が必要である。尚、得られる位相差φ(λ)は、2πの整数倍の任意性(未知のオフセット項)がある。
Figure 2015010921
数式13で算出された位相差φ(λ)の極値に対応する波長から、特定の波長λが決定される(S20)。位相差φ(λ)の微分dφ(λ)/dλがゼロとなる波長が、特定の波長λである。
位相差φ(λ)は離散データなので、位相差の微分dφ(λ)/dλは、実際には、各波長データ間における変化の割合が算出される。一般的に、データの微分量を算出する作業は、ノイズの影響を増幅する。ノイズの影響を低減するためには、元データをスムージングしてから微分量が算出されればよい。もしくは、微分データ自身がスムージングされればよい。
次に、媒質の群屈折率n medium(λ)が被検物の群屈折率n sample(λ)として算出される(S30)。媒質参照光と媒質被検光の位相差φmedium(λ)と位相差の微分dφmedium(λ)/dλは、数式14で表される。
Figure 2015010921
ただし、Δは媒質参照光と媒質被検光の光路長差、Ltankは容器60の側面間の距離(媒質被検光の媒質70内の光路長)であり、既知の量である。λは空気中の波長なので、空気の屈折率は波長に組み込まれている。ここでは、空気の位相屈折率は空気の群屈折率と等しいと仮定している。位相差φ(λ)の算出方法と同様に、ミラー53の駆動を用いた位相シフト法により、媒質参照光と媒質被検光の位相差φmedium(λ)が計測される。数式14を式変形すると媒質の群屈折率n medium(λ)が求まる(S30)。
図6は、本発明の実施例3の屈折率計測装置のブロック図である。波面が2次元センサを用いて計測される。媒質の屈折率を計測するために、屈折率および形状が既知のガラスプリズム(基準被検物)が被検光束上に配置されている。実施例1、実施例2と同様の構成については、同一の符号を付して説明する。
光源10から射出された光は、分光器95で分光され、疑似単色光となってピンホール110に入射する。ピンホール110へ入射させる疑似単色光の波長は、コンピュータ100で制御される。ピンホール110を透過して発散光となった光は、コリメータレンズ120で平行光にコリメートされる。コリメート光は、ビームスプリッタ25で透過光(参照光)と反射光(被検光)に分割される。
ビームスプリッタ25を透過した参照光は、容器60内の媒質70を透過した後、ミラー31で反射してビームスプリッタ26へ至る。ミラー31は、図6の矢印方向の駆動機構を有し、コンピュータ100で制御される。
ビームスプリッタ25で反射された被検光は、ミラー30で反射して、媒質70と被検物80とガラスプリズム130を収納している容器60に入射する。被検光の一部の光は媒質70および被検物80を透過する。被検光の一部の光は媒質70およびガラスプリズム130を透過する。被検光の残りの光は媒質70のみを透過する。容器60を透過したそれぞれの光は、ビームスプリッタ26において参照光と干渉して干渉光を形成し、結像レンズ121を介して検出器92(例えば、CCDやCMOSセンサ)で検出される。検出器92で検出された干渉信号は、コンピュータ100に送られる。
検出器92は、被検物80およびガラスプリズム130の位置と共役位置に配置されている。被検物80と媒質70の位相屈折率が異なると、被検物80を透過した光は発散光や収束光になる。その発散光(収束光)が被検物80以外を透過した光と交差する場合は、被検物80の後方(検出器92側)にアパーチャ等を配置して、迷光をカットすればよい。
媒質70の位相屈折率は、ガラスプリズム130を透過した波面の計測によって算出される。ガラスプリズム130を透過した光と参照光の干渉縞が密になりすぎないように、ガラスプリズムは、媒質70の位相屈折率とほぼ等しい位相屈折率を有するものが好ましい。被検光と参照光の光路長は、被検物80およびガラスプリズム130が被検光路上に配置されていない状態で、等しくなるように調整されている。
本実施例の被検物80の群屈折率算出手順は、次のとおりである。
まず、特定の波長において被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質が参照光と被検光の光路上に配置される(S10)。次に、分光器95による波長走査と、ミラー31の駆動機構を用いた位相シフト法により、被検光と参照光の位相差φ(λ)および媒質70の屈折率nmedium(λ)が計測される。位相差の波長依存性(φ(λ)もしくはdφ(λ)/dλ)から、特定の波長が決定される(S20)。媒質70の屈折率nmedium(λ)から、数式5を用いて、媒質70の群屈折率n medium(λ)が被検物の群屈折率n sample(λ)として算出される(S30)。
実施例1〜3にて説明した装置および方法を用いて計測された結果をレンズ等の光学素子の製造方法にフィードバックすることも可能である。
図7には、モールド成型を利用した光学素子の製造工程の例を示している。
光学素子は、光学素子の設計工程、金型の設計工程および該金型を用いた光学素子のモールド成型工程を経て製造される。成型された光学素子は、その形状精度が評価され、精度不足である場合は金型を補正して再度モールド成型を行う。形状精度が良好であれば、該光学素子の光学性能が評価される。この光学性能の評価工程に、本発明の屈折率計測方法を組み込むことで、モールド成型される光学素子を精度良く量産することができる。
なお、光学性能が低い場合は、光学面を補正した光学素子を設計し直す。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
10 光源
60 容器
70 媒質
80 被検物
90 検出器
100 コンピュータ

Claims (15)

  1. 光源からの光を被検光と参照光に分割し、前記被検光を被検物に入射させ、前記被検物を透過した被検光と前記参照光とを干渉させた干渉光を計測することによって前記被検物の屈折率を計測する屈折率計測方法であって、
    特定の波長において前記被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質中に前記被検物を配置し、前記被検物および前記媒質を透過した被検光と前記媒質を透過した参照光とを干渉させた干渉光を計測するステップと、
    前記被検光と前記参照光の位相差の波長依存性に基づいて前記特定の波長を決定するステップと、
    前記特定の波長に対応する前記媒質の群屈折率を、前記特定の波長に対応する前記被検物の群屈折率として算出するステップと、
    を有することを特徴とする屈折率計測方法。
  2. 前記被検光と前記参照光の位相差の極値に対応する波長を前記特定の波長として決定することを特徴とする請求項1に記載の屈折率計測方法。
  3. 前記媒質の温度を計測し、計測された前記媒質の温度を前記媒質の屈折率に換算することによって前記媒質の群屈折率を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の屈折率計測方法。
  4. 前記媒質中に屈折率および形状が既知の基準被検物を配置し、前記基準被検物に光を入射させて前記基準被検物の透過波面を計測し、前記基準被検物の屈折率および形状と前記基準被検物の透過波面に基づいて、前記媒質の群屈折率を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の屈折率計測方法。
  5. 光源からの光を媒質被検光と媒質参照光に分割し、前記媒質被検光を前記媒質に入射させ、前記媒質を透過した前記媒質被検光と前記媒質参照光とを干渉させた干渉光を計測し、前記媒質参照光と前記媒質被検光の位相差に基づいて前記媒質の群屈折率を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の屈折率計測方法。
  6. 前記媒質の屈折率分布を計測するステップを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の屈折率計測方法。
  7. 前記媒質の温度分布を制御するステップを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の屈折率計測方法。
  8. 光学素子をモールド成型するステップと、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の屈折率計測方法を用いて前記光学素子の屈折率を計測することによって、成型された光学素子を評価するステップと、を有することを特徴とする光学素子の製造方法。
  9. 光源と、前記光源からの光を被検光と参照光に分割し、前記被検光を被検物に入射させ、前記被検物を透過した被検光と前記参照光を干渉させる干渉光学系と、前記被検光と前記参照光の干渉光を検出する検出手段と、前記検出手段から出力される干渉信号を用いて前記被検物の屈折率を演算する演算手段とを有する屈折率計測装置であって、
    前記被検物は、特定の波長において前記被検物の群屈折率と等しい群屈折率を有する媒質中に配置されており、
    前記干渉光学系は、前記被検物および前記媒質を透過した被検光と前記媒質を透過した参照光とを干渉させる光学系であり、
    前記演算手段は、前記被検光と前記参照光の位相差の波長依存性に基づいて前記特定の波長を決定し、前記特定の波長に対応する前記媒質の群屈折率を、前記特定の波長に対応する前記被検物の群屈折率として算出することを特徴とする屈折率計測装置。
  10. 前記演算手段は、前記被検光と前記参照光の位相差の極値に対応する波長を前記特定の波長として決定することを特徴とする請求項9に記載の屈折率計測装置。
  11. 前記媒質の温度を計測する温度計測手段を有し、
    前記演算手段は、前記温度計測手段により計測された前記媒質の温度を前記媒質の屈折率に換算することによって前記媒質の群屈折率を算出することを特徴とする請求項9または10に記載の屈折率計測装置。
  12. 屈折率および形状が既知の基準被検物と、
    前記媒質中に配置された前記基準被検物に入射させた光の透過波面を計測する波面計測手段を有し、
    前記演算手段は、前記基準被検物の屈折率および形状と前記基準被検物の透過波面に基づいて、前記媒質の群屈折率を算出することを特徴とする請求項9または10に記載の屈折率計測装置。
  13. 前記光源からの光を媒質被検光と媒質参照光に分割し、前記媒質被検光を前記媒質に入射させ、前記媒質を透過した媒質被検光と前記媒質参照光を干渉させる干渉光学系と、
    前記媒質被検光と前記媒質参照光の干渉光を検出する検出手段と、
    前記媒質参照光と前記媒質被検光の位相差に基づいて前記媒質の群屈折率を算出する演算手段を有することを特徴とする請求項9または10に記載の屈折率計測装置。
  14. 前記媒質の屈折率分布を計測する波面計測手段を有することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の屈折率計測装置。
  15. 前記媒質の温度分布を制御する温度制御手段を有することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の屈折率計測装置。
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