JP4125113B2 - 干渉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検面の面形状や物体のホモジニティ等を高精度に測定することができる干渉装置に関する。
【0002】
特に2次元の干渉縞強度分布から、被検面での形状誤差、或いは被検物、例えば被検レンズの透過波面収差の測定を行う際に好適な干渉装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来より、面形状の測定や物体のホモジニティ(均質性)の測定に光の干渉を利用した干渉測定装置(干渉装置)が用いられている。
【0004】
図7は従来の干渉測定装置の要部概略図である。図7において光源1を射出した光束はハーフミラー2を通過し、XYZステージ3に設けたTSレンズ5に至る。XYZステージ3は制御コンピュータ12からの指令により高精度にXYZ3軸において独立な駆動が可能となっている。XYZステージ3上には圧電素子(PZTアクチュエータ)4を介し、所望のNAの光束を発生させるTSレンズ5が設置される。圧電素子4には制御コンピュータ13から電圧の印加が可能となっており、後述する波面計測時にはCCDカメラ12に同期した高精度な縞走査が可能となっている。
【0005】
ここでTSレンズ5は最終面5aの曲率半径と最終面5a−焦点6間の距離が等しく、最終面5a以外に光源1からの光束の波長に対する反射防止膜を施す事で、最終面5aからのみ反射率5%程度の反射光を発生する。以下TSレンズ5の最終面5aで反射される光束を参照光束と称す。
【0006】
TSレンズ5の焦点6が被検レンズ7の物体面と一致するようにXYZステージ3により光軸方向の調整がなされおり、被検レンズ7を透過した光束は、被検レンズ7の像面上で集光した後、球面のRSミラー(参照ミラー)9により反射される。以下、RSミラー9により反射される光束を被検光束と称す。
【0007】
ここで、RSミラー9はTSレンズ5と同様、制御コンピュータ13により制御可能なXYZステージ10上に設けられ、透過波面の収差計測時には、RSミラー9の曲率中心位置と像側集光点8が一致するようにXYZ方向の調整がなされる。
【0008】
前記参照光束と、前記被検光束は、TSレンズ5で合波され同一光路となりハーフミラー2で反射され、光学リレー11によって、拡散板20上に前記参照光束と前記被検光束の光路長差に応じた干渉縞を形成する。
【0009】
拡散板20は、駆動手段Mで回転する事でスペックル等の光学ノイズを平均化するために用いられている。拡散板20で拡散された干渉縞は、ズームレンズ21によりCCDカメラ12上に伝達され、CCDカメラ12で撮像された干渉縞画像データは制御コンピュータ13に転送される。
【0010】
制御コンピュータ13では、圧電素子4を駆動し干渉縞を走査した際の複数毎の干渉縞画像データを取り込み、干渉縞の位相を算出する。干渉縞の位相の算出にはステージ振動特性等の誤差伝達を低減するための位相回復アルゴリズムが用いられる。
【0011】
被検レンズ7の透過波面収差は、干渉縞の位相差として求められ、必要に応じTSレンズ5の最終面5aの面誤差等に起因するシステムオフセットの減算を行われる。
【0012】
以上で、被検レンズ7の透過波面収差の測定が終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
被検レンズの透過波面収差或いは、被検面の形状誤差を干渉縞の位相として求める従来の方法は、次のような課題があった。
【0014】
即ち、被検レンズの瞳あるいは被検面から結像系(干渉計)を介し撮像素子上で撮影される干渉縞画像を処埋系でデジタル信号へと変換する一連の干渉縞の測定過程における干渉縞の空間周波数に依存したコントラスト特性によって、算出される干渉縞の位相分布に振幅低下が発生し、被検レンズの透過波面収差或いは被検面の形状誤差と、干渉縞の位相分布に誤差が発生することがあった。
【0015】
この為特に、高空間周波数領域における被検レンズの透過波面収差或いは被検面形状の測定誤差が大きく、高空間周波数まで正確な値が必要となる例えば半導体露光装置用の投影レンズ等の計測が正しく行えなかった。
【0016】
本発明は、被検面の面形状や物体のホモジニティ等を高精度に測定することができる干渉測定装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の干渉装置の特徴は次のとおりである。
被検物を介した被検光束と参照面を介した参照光束とを用いて干渉縞を得る光学手段と、前記被検光束と前記参照光束との光路長差を変化させる光路長差変化素子と、前記干渉縞を撮像する撮像素子と、前記光路長差変化素子で前記干渉縞を走査して前記撮像素子で撮像した複数の干渉縞から位相分布を算出する処理系と、を有する干渉装置において、
前記処理系が算出した前記位相分布を、前記干渉装置のMTFに基づいて補正する補正手段を有することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の各実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施形態1)
本発明の実施形態1について説明する。
【0020】
図1は実施形態1で用いる干渉測定装置の要部概略図である。光源(光源手段)1を射出した光束はハーフミラー2を透過し、XYZステージ3に保持されたTSレンズ5に至る。
【0021】
XYZステージ3は制御コンピュータ13からの指令により高精度にXYZ方向の3軸において独立な駆動が可能となっている。XYZステージ3上には圧電素子(光路長差変化素子)4を介し、所望のNAの光束を発生させるTSレンズ5が設置されている。圧電素子4には制御コンピュータ13から電圧の印加が可能となっており、被検物(被検レンズ)7の波面計測時にはCCDカメラ(撮像素子)12に同期した高精度な縞走査が可能となっている。
【0022】
ここでTSレンズ5は最終面5aの曲率半径と最終面(参照面)5a−焦点6間の距離が等しく、最終面5a以外に光源1から放射される光束の波長に対する反射防止膜を施す事で、最終面5aからのみ5%程度の反射を発生するようにしている。
【0023】
以下TSレンズ5の最終面5aで反射される光束を参照光束と称す。
【0024】
TSレンズ5の焦点6が被検レンズ7の物体面と一致するようにZステージ3により光軸方向の調整がなされおり、被検レンズ7を透過した光束は、被検レンズ7の像面上で集光した後、球面のRSミラー(参照ミラー)9により反射される。
【0025】
以下、RSミラー9により反射される光束を被検光束と称す。本実施形態1では、TSレンズ5とRSミラー9により、所謂、フィゾー型干渉計の構成を用いているが、干渉計の構成は例えばトワイマングリーン型等の非共通光路型、あるいは点回折型やシア型(シアリング型)の干渉計でも構わない。
【0026】
ここで、RSミラー9はTSレンズ5と同様、制御コンピュータ13により制御可能なXYZステージ10上に設けられ、透過波面収差の計測時にはRSミラー9の曲率中心と像側焦点8が一致するようにXYZ方向の調整がなされている。
【0027】
前記参照光束と、前記被検光束は、TSレンズ5で合波され同一光路となりハーフミラー2で反射され、瞳結像レンズ11と空間フィルター50を介して、CCDカメラ12上に参照光束と被検光束の光路長差に応じた干渉縞を形成する。空間フィルター50は、瞳結像レンズ11中のTSレンズ5の焦点6との共役面上に設置している。この空間フィルタ50はCCDカメラ12の画素ピッチに起因するナイキスト周波数以上の空間周波数成分を遮光し、所謂エリアシングを防ぐために用いている。CCDカメラ12で撮像された干渉縞画像データは処理系としての制御コンピュータ13に転送される。
【0028】
制御コンピュータ13では、圧電素子4を駆動し、干渉縞を走査した際の複数毎の干渉縞画像データを取り込み、干渉縞の位相(位相差分布)を算出する。干渉縞から位相の算出にはステージ振動特性等の誤差伝達を低減するための位相回復アルゴリズムが用いられる。算出された位相差分布は、必要に応じ、TSレンズ5の最終面5aの誤差等に起因するシステムオフセットを減算する。
【0029】
尚、光源1から被検物7を介して撮像素子12に至る光路中に設けている光学部材は、光学手段の一要素を構成している。
【0030】
以上により、干渉測定装置による被検物7の干渉縞位相分布(波面収差)の測定の手続きを終了する。
【0031】
このとき得られる干渉縞位相分布(測定値)は、干渉測定装置のMTFによって振幅が低下している。
【0032】
そこで本実施形態では、このときの測定値を制御コンピュータ13内の補正手段によって、該光源手段からの光束が該被検物を介し、該撮像素子に入射し、該撮像素子で干渉縞を得て、該干渉縞を該処理系で信号処理する一連の測定過程におけるMTFによって補正している。
【0033】
次に本実施形態の干渉測定装置で得られる測定値を干渉測定装置が有するMTFによって補正する方法について図2を参照しながら説明する。
【0034】
本実施形態における干渉測定装置のMTFは、瞳結像レンズ11、空間フィルタ50の内径等から計算によって、既に得ている。
【0035】
M1は干渉測定装置によって測定された被検物7の測定値の干渉縞位相分布(位相差分布)を表す。この測定値M1に対し、最小二乗法等を用いて多項式フィッティングを行うことにより、多項式成分Z1と多項式残渣成分R1に分離する。多項式としてはZERNIKE多項式等を用いている。
【0036】
次に、残渣成分R1に対し2次元フーリエ変換(フーリエ変換)を行う事で周波数分布(測定結果空間周波数分布)RF1を得る。ここで残渣成分R1を用いるのは、透過波面瞳端部或いは被検面端部の極端な変化による不要周波数生成物を抑える為である。MTF1は干渉測定装置のMTF空間周波数分布である。
【0037】
周波数分布(空間周波数分布)MTF1は、前記周波数分布RF1と同一スケールの空間周波数上に、前記干渉測定装置のMTF分布(MTF空間周波数分布)を展開したものである。
【0038】
周波数分布RF2は干渉測定装置のMTFの補正後の残渣波面周波数分布を表し、周波数分布RF1周波数分布MTF1で除算し
RF2=RF1/MTF1
と表される。
【0039】
この補正は、MTFで補正しようとする領域の波面収差周波数成分振幅が1/2π波長より十分小さい場合に適用される。以下数式を用いて前記MTF補正の原理について説明する。
【0040】
簡単のため、被検物の被検光束の波面として単一空間周波数の分布を有する波面を考え、参照光束の波面は完全に平面であるとする。このとき、被検光束の複素振幅Etest、參照光束複素振幅Erefは、
test(x,y)=E0exp(iacos(2πifx))
ref(x,y)=E0exp(iωt)
と表される。
【0041】
ここで、E0は電磁振幅、xは空間座標、tは時間、fは波面の空間周波数、ωはフリンジスキャンの周波数を表す。
【0042】
これら前記被検光束と前記参照光束による干渉縞強度は、I0を入射光束の強度とすると、
Figure 0004125113
となる。
【0043】
ここで波面振幅aは十分小さいとしてaの一次の項までの近似で表している。MTFによる強度振幅変化(劣化率)をM(f)とすると、制御コンピュータ13で取得される干渉縞強度画像は、
meas(x,t)=I0(1+sin(ωt)+M(f)acos(2πfx)cos(ωt))
となる。
【0044】
フリンジスキャンは干渉縞変化のcos変調成分、sin変調成分を摘出して位相を算出するため、制御コンピュータ13において計算される位相は、
【0045】
【数1】
Figure 0004125113
【0046】
となる。
【0047】
つまり、被検光束の波面の振幅aがMTFによる強度振幅劣化M(f)だけ減少して算出される事になる。
【0048】
従って、干渉縞位相分布を空間周波数ごとにそれぞれのMTF1で除算する事で、干渉測定装置のMTFに起因する測定誤差の補正を行うことが可能となる。言い換えると、振幅のゲインのうち所望の領域(この場合は干渉測定装置のMTFに起因してゲインが落ちてしまう領域)のゲインを増幅する、或いは振幅のゲインのうち所望の領域のゲインを下げることが可能となる。
【0049】
補正後の周波数分布RF2に対し逆フーリエ交換を行い、実空間上の残渣波面R2を得る。これに最初に分離した多項式成分Z1を加えることで、測定値M1に対する干渉測定装置のMTFの補正が完了し、補正された波面収差分布M2が得られ、これによって透過波面収差分布M2の測定が終了する。このときの測定値M2を表示手段DSに表示している。
【0050】
MTFによる補正の効果を図3に示す。破線が補正前の測定波面周波数分布M1、鎖線が干渉測定装置のMTF(MTF1)を表す。従来、破線で表されていた測定波面周波数分布M1は、MTFにより真値である実線の測定値M2へと補正される。干渉測定装置のMTF劣化が大きい場合には、特に高周波領域での振幅劣化が顕著となり、2割から3割も残渣波面のRMSの増加が発生する。
【0051】
尚、以上の演算は制御コンピュータ13内又は外部に設けた演算手段CPによって行っている。
【0052】
本実施形態ではこのように測定値M1を干渉測定装置によるMTFによって補正することによって、被検物の波面収差を高精度測定することを容易にしている。
【0053】
(実施形態2)
次に本発明の実施形態2について説明する。
【0054】
実施形態2は、干渉測定装置でパワー成分の波面変化を与えたときの干渉縞のコントラストを測定することにより、干渉測定装置におけるMTFを算出し、透過波面収差の測定値を補正している。被検レンズの透過波面収差の測定方法、MTFの補正方法については実施形態1で述べたので省略する。
【0055】
図4に実施形態2の干渉測定装置におけるMTFの測定方法を示す。基本的な構成は図1に示した透過波面収差の測定系と同一であるが、被検レンズ7の代わりに、TSレンズ5の焦点面に曲率中心を有するRSミラー15を配置している。この構成は所謂システムエラー状態であり、TSレンズ5の最終面5aの形状誤差とRSミラー15の形状誤差に応じた干渉縞がCCDカメラ12上に形成される。
【0056】
MTFの測定時にシステムエラーの構成をとるのは、干渉縞空間周波数依存以外の干渉縞コントラスト劣化を最低限に抑えるためである。尚、本実施形態の構成は、球面形状測定用の干渉計構成と同一である。球面形状測定装置の場合には、RSミラー15の代わりに、球面形状サンプル、即ち被検面を用いても構わない。
【0057】
前記干渉縞は、xyzステージ3を駆動する事で、ティルト及びパワー成分を発生させることが可能である。光軸方向の駆動でパワー成分を発生させ、光軸と垂直方向の駆動でティルト成分を発生させている。
【0058】
まず、TSレンズ5の最終面5aで反射される参照光束とRSミラー15で反射される被検光束の2光束による干渉縞をNULL状態とするように、xyzステージ3を調整する。
【0059】
次に光軸方向にzステージを駆動し、パワー成分による干渉縞(波面変化)を発生させる。測定半径のNAと測定半径で規格化された暗中心からの半径r及びzステージ駆動量Δzによって発生するパワー成分の波面は、
【0060】
【数2】
Figure 0004125113
【0061】
と近似される。従ってこの被極光束にパワー成分が加わった場合の干渉縞は、
【0062】
【数3】
Figure 0004125113
【0063】
となるため、干渉縞の空間周波数は半径rの関数として、
【0064】
【数4】
Figure 0004125113
【0065】
と表され、瞳中心を空間周波数0として、干渉縞画像の座標を空間周波数座標に変換する事ができる,
この関係を用い、測定半径rのNAにおいてナイキスト周波数となるようにxyzステージ3を駆動量Δz駆動すればよい。
【0066】
zステージ駆動が終了した後、干渉縞の測定を行う。圧電素子4を駆動させる事で被検光束、参照光束間に光路長差を与え、所謂フリンジスキャンを行う。得られた複数毎の干渉縞画像により透過波面収差測定時と同様に波面の計算を行うと共に、制御コンピュータ13内の演算手段により干渉縞画像によりコントラストの計算を行う。コントラストの計算に必要な背景光強度分布は、光源1からの光束を遮光するなどして別途予め測定している。
【0067】
干渉縞のコントラストの計算は、画素ごとにフリンジスキャンつまり時間変化に対する強度変化から、例えばSIN関数でフィッティングする事により算出している。強度変化の最大値、最小値を摘出してコントラストを計算しても良い。コントラストの計算は、有効領城中の全画素について行っている。
【0068】
測定した波面収差は、微分する事で空間周波数の座標確認に用いている。
【0069】
各画素において計算されたコントラスト分布は、そのまま分布上各点の空間周波数分布(2次元空間周波数)となっているため、任意のMTF算出のために2次元関数フィッテイングを行う。本実施形態では、関数式に2次元Moffat関数を用いている。
【0070】
Moffat2D(x,y,k0,k1,k2,k3,k4)=(k0/(1+(x/k1)2)k2)×(1/(1+(y/k3)2)k4)
ここで、x,yは空間周波数、k0〜k4はフィッティングパラメータを表す。この関数は空間周波数0において値k0をとるため、フィッティング終了後、k0=1とする事で規格化を行い、コントラスト分布からMTFへの変換を行う。
【0071】
以上で、干渉測定装置のMTFの測定を行っている。計測結果のMTFの補正は実施形態1と同様に行っている。
【0072】
(実施例3)
次に本発明の実施形態3について説明する。
【0073】
実施形態3では、平行平板を用い干渉測定装置でティルト縞のコントラストを測定することにより干渉測定装置におけるMTFを算出し、測定値を補正している。
【0074】
図5は実施形態3における平面基板の面形状を測定するための干渉測定装置の概略図である。
【0075】
実施形態2と異なる主たる点はTSレンズの代わりにTF基板(透過基準板)16、RSミラーの代わりにRF基板(反射基準板)17を用い、参照光束のTF反射光束及び被検光束のRF反射光束共に平行光束である点である。RF基板17としているが、検査用の平面基板を用いても構わない。
【0076】
TF基板16は高精度に光軸方向の駆動が可能な圧電素予4上に設置されており、RF基板17は光軸に垂直な2方向の角度調整が可能な煽りステージ18に設置され、制御コンピュータ13により駆動可能となっている。
【0077】
ティルト縞によりMTFを測定する際には、まずティルト成分が最小となるように煽りステージ18を調整する。調整後の干渉縞状態をNULLと称す。
【0078】
NULLにおいて干渉縞コントラストの計算を行う。計算方法については、実施形態2と同様、縞走査を行い、画素ごとの干渉縞の強度変化に対してSINフィッティングを行っている。
【0079】
干渉縞のコントラストは干渉計の有効領域内の複数画素において計算し、結果を平均化する事でより高精度な測定を行っている。
【0080】
以上でNULLにおける干渉縞コントラストV(0)を得る。
【0081】
次に煽りステージ18を駆動し、ティルト縞を発生させる。この時、煽りステージ18は光軸(z)垂直方向のx或いはy方向に駆動しCCDカメラ12の画素配列方向に沿った干渉縞を発生させている。ここではx方向にステージを駆動する。この状態において、NULLと同様に干渉縞のコントラストを計算する。
【0082】
コントラストの計算の際には同時に波面の算出も行う。算出された波面のティルト成分を、回帰分析等により計算することにより、ティルト縞のCCDカメラ12の画素ピッチに対する空間周波数kxを計算できる。
【0083】
以上で、干渉縞空間周波数kxにおける干渉縞のコントラストV(kx)を得る。以下、空間周波数kxがCCDカメラ12のナイキスト周波数(干渉縞1本/2画素)まで測定を続ける。
【0084】
これら一連の測定結果を図6に示した。複数のティルト状態のコントラストを測定することにより得られる離散コントラストデータは、NULLにおける干渉縞のコントラストの値で規格化を行い、MTFに変換する。図6の黒丸は変換後のMTFデータを示す。変換後の離散MTFデータに対して、最小二乗法等により関数フィッティングを行う。被検レンズのNA或いは被検面形状の半径によって前記空間周波数は変化するため、フィッティングにより関数化すれば補正の際に必要なMTF分布の作成が容易になる。
【0085】
図6の破線は、フィッティング後の関数である。使用する関数は次式で表されるMoffat関数等を用いればよい。
【0086】
Moffat(x,k0,k1)=(1/(1+(x/k0)2)k1)
ここで、xは空間周波数、k0,k1,k2はフィッティングパラメータである。
【0087】
本実施形態では被検レンズの瞳結像系としてコヒーレント結像を用いているが、瞳結像系にインコヒーレント結像が含まれる干渉測定装置においては、例えば理想光学系のインコヒーレント光学系のMTFを表す。
【0088】
【数5】
Figure 0004125113
【0089】
を前記Moffat関数に乗じてフィッティングする事で、インコヒーレント光学系特有の周波数0で傾きを有するコントラスト劣化特性を表現することが可能である。
【0090】
以上で、CCDカメラ12の水平方向に対するMTFの算出が終了する。
【0091】
次に、同様の手続きによりCCDカメラ12の垂直方向に対するMTFを測定し、干渉測定装置のMTF測定が完了する。
【0092】
補正用のMTF分布(2次元空間周波数の分布)は、水平方向、垂直方向のMTF関数をH(kx)、V(ky)として、双方を乗算することにより
MTF(kx,ky)=H(kx)×V(ky
なる関係を用いて作成する。
【0093】
以上で、干渉測定装置のMTFの測定が完了する。計測値のMTFによる補正は実施形態1と同様に行えばよい。
【0094】
以上のように各実施形態によれば、従来の干渉測定装置のMTF特性によって、低下していた高周波成分の被検レンズの透過波面収差或いは被検面形状誤差を補正し、正確な測定を行うことができる。
【0095】
また、干渉測定装屋上で発生するティルト或いはパワー成分の波面変化を与えたときの干渉縞から干渉測定装置の、被検光学系の瞳あるいは被検面形状か瞳結像系を介し撮像素子上で撮影される干渉縞画像を制御系でデジタル信号へと変換される一連の測定過程におけるMTFを測定する事で、前記補正に用いるMTFを高精度に測定する事ができる。
【0096】
また、上記の実施形態においては、レンズ、ミラー等の光学素子の形状を測定するための干渉(測定)装置について記載したが、本発明はこの限りではなく、本実施形態によって形状を測定された光学素子に適用しても良い。あるいは本実施形態の干渉装置を用いて形状を測定された光学素子を用いた光学機器、例えば露光装置、顕微鏡等の精密光学機器、さらには、その露光装置を用いて基板を露光する工程と、その露光された基板を現像する工程とを有するデバイスの製造方法に適用しても良い。
【0097】
[実施態様1]
被検物を介した光を用いて干渉縞を形成する干渉装置であって、
前記干渉縞から得られる位相差分布を、前記干渉装置のMTFに基づいて補正する補正手段を有することを特徴とする干渉装置。
【0098】
[実施態様2]
前記補正手段が、前記位相差分布の第1周波数成分と前記第1周波数成分より空間周波数の高い第2周波数成分のうち、前記第1周波数成分のゲインを略一定に保ち、前記第2周波数成分のゲインを補正することを特徴とする実施態様1記載の干渉装置。
【0099】
[実施態様3]
前記補正手段が、前記第2周波数成分のゲインを増幅することを特徴とする実施態様2記載の干渉装置。
【0100】
[実施態様4]
前記位相差分布に基づいて、前記被検物の形状を導く手段を有することを特徴とする実施態様1乃至3いずれか1項記載の干渉装置。
【0101】
[実施態様5]
前記干渉縞を形成する2つの光束の光路長差を変化させる光路長差変化素子を有することを特徴とする実施態様1乃至4いずれか1項記載の干渉装置。
【0102】
[実施態様6]
被検物を介した光束を用いて干渉縞を得る光学手段と、該干渉縞を撮像する為の撮像素子と、前記撮像素子で撮像される前記干渉縞から前記複数の光束の位相差分布を計算する処理系とを有する干渉装置において、
該位相差分布を該干渉装置におけるMTFに基づいて補正する補正手段を有することを特徴とする干渉装置。
【0103】
[実施態様7]
前記被検物が被検レンズであるときはその瞳と、前記撮像素子は共役関係となっていることを特徴とする実施態様6の干渉装置。
【0104】
[実施態様8]
前記干渉装置におけるMTFは、前記被検面から又は前記被検物が被検レンズのときは、該被検レンズの瞳から前記撮像素子に至り、該撮像素子で撮影される干渉縞情報を処理系でデジタル信号へと変換する一連の測定過程におけるものであることを特徴とする実施態様6又は7の干渉装置。
【0105】
[実施態様9]
前記干渉縞を形成する複数の光束の互いの光路長差を変化させる光路長差変化素子を有することを特徴とする実施態様6乃至8いずれか1項記載の干渉装置。
【0106】
[実施態様10]
前記MTFを、前記干渉縞を形成する光束をティルト或いはパワー成分の波面変化を与えた際の干渉縞コントラストの干渉縞空間周波数に対する劣化率から算出する決算手段を有していることを特徴とする実施態様6乃至9いずれか1項記載の干渉装置。
【0107】
[実施態様11]
前記補正手段は、前記干渉装置で測定によって得た測定値をフーリエ変換して得られる空間周波数面上で行うことを特徴とする実施態様6乃至10乃至いずれか1項記載の干渉装置。
【0108】
[実施態様12]
前記MTFに基づく補正は、前記干渉装置で測定によって得た測定値をフーリエ変換して得られる空間周波数面上の測定結果空間周波数分布を、分布上各点の空間周波数分布におけるMTFで除算する事によって行う事を特徴とする実施態様6乃至10いずれか1項記載の干渉装置。
【0109】
[実施態様13]
前記ティルトしたときの干渉縞によるMTFの測定は、前記撮像素子に対し、水平方向、垂直方向の干渉縞を含む少なくとも2方向について行う事を特徴とする実施態様10の干渉装置。
【0110】
[実施態様14]
前記ティルト或いはパワー成分の波面変化を与えたときの干渉縞によるMTFの測定において、干渉縞の空間周波数を、測定値のティルト成分或いは、パワー成分の微分値から算出することを特徴とする実施態様10又は11の干渉装置。
【0111】
[実施態様15]
複数の空間周波数に対して測定したMTFを水平方向、垂直方向の2方向に対してそれぞれ関数フィッティングを行い、得られた水平方向、垂直方向の2つの関数式を乗算する事により、任意の2次元空間周波数において前記MTFを、算出することを特徴とする実施態様6から14のいずれか1項の干渉装置。
【0112】
[実施態様16]
複数の空間周波数に対して測定したMTFを水平方向、垂直方向の2方向に対してそれぞれ関数フィッティングを行い、得られた水平方向、垂直方向の2つの関数式を乗算する事により、任意の2次元空間周波数において前記MTFを、算出するとき、該関数式にMoffat関数を用いることを特徴とする実施態様6から14のいずれか1項の干渉装置。
【0113】
[実施態様17]
前記位相差分布のMTFによる補正は、前記干渉縞を、多項式フィッティングして得られる多項式成分と多項式残渣成分に分離し、前記多項式残渣成分をフーリエ変換して得られる空間周波数面上の測定結果空間周波数分布を、分布上各点の空間周波数分布におけるMTFで除算する事によって行う事を特徴とする実施態様6から16のいずれか1項の干渉装置。
【0114】
[実施態様18]
前記干渉縞を、多項式フィッティングして得られる多項式成分と多項式残渣成分に分離し、前記多項式残渣成分をフーリエ変換して得られる空間周波数面上の測定結果空間周波数分布を、分布上各点の空間周波数分布におけるMTFで除算する事によって行うとき、多項式としてZERNIKE多項式を用いる事を特徴とする実施態様6から16のいずれか1項の干渉装置。
【0115】
[実施態様19]
光源手段から射出された光束より、被検物を介した被検光束と参照面を介した参照光束とを形成し、双方を合波し干渉波面を形成する光学手段と、該被検光束と該参照光束の光路長差を変化させる光路長差変化素子と、該干渉波面に基づく干渉縞を撮像する撮像素子と、該撮像素子で撮影される干渉縞から該干渉波面の位相差分布を計算する処理系とを有する干渉装置において、
該位相差分布を、該光源手段からの光束が該被検物を介し、該撮像素子に入射し、該撮像素子で干渉縞を得て、該干渉縞を該処理系で信号処理する一連の測定過程におけるMTFによって、補正する補正手段を有することを特徴とする干渉装置。
【0116】
[実施態様20]
光源手段から射出された光束より、被検物を介した被検光束と参照面を介した参照光束とを形成し、双方を合波し干渉波面を形成する光学手段と、該被検光束と該参照光束の光路長差を変化させる光路長差変化素子と、該干渉波面に基づく干渉縞を撮像する撮像素子と、該撮像素子で撮影される干渉縞から該干渉波面の位相差分布を計算する処理系とを有する干渉装置において、
該光源手段からの光束が該被検物を介し、該撮像素子に入射し、該撮像素子で干渉縞を得て、該干渉縞を該処理系で信号処理する一連の測定過程におけるMTFを、該被検光束又は/及び該参照光束にティルト成分又はパワー成分の波面変化を与えたときの干渉縞コントラストの空間周波数における劣化率から算出する演算手段を有していることを特徴とする干渉装置。
【0117】
[実施態様21]
前記補正手段による前記位相差分布のMTFによる補正は、前記干渉装置で得られた被検物の測定値をフーリエ変換して得られる空間周波数面上で行うことを特徴とする実施態様19の干渉装置。
【0118】
[実施態様22]
前記補正手段による前記位相差分布のMTFによる補正は、前記干渉装置で得られた被検物の測定値をフーリエ変換して得られる空間周波数分布を該干渉装置の空間周波数分布におけるMTFで除算することによって行っていることを特徴とする実施態様19の干渉装置。
【0119】
[実施態様23]
前記被検光束又は/及び前記参照光束にティルト成分の波面変化を与えたときの干渉縞コントラストの空間周波数における劣化率は、前記撮像素子面上における水平方向と垂直方向について行うことを特徴とする実施態様20の干渉装置。
【0120】
[実施態様24]
前記被検光束又は/及び前記参照光束にティルト成分又はパワー成分の波面変化を与えたときの干渉縞コントラストの空間周波数における劣化率の算出は、前記干渉波面のティルト成分又はパワー成分の微分値から求めていることを特徴とする実施態様20の干渉装置。
【0121】
[実施態様25]
実施態様1乃至24に記載の干渉装置を用いて形状を測定した光学素子。
【0122】
[実施態様26]
実施態様25に記載の光学素子を備える光学機器。
【0123】
[実施態様27]
実施態様25に記載の光学素子を備える露光装置。
【0124】
[実施態様28]
実施態様27記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、前記露光された基板を現像する工程を有することを特徴とするデバイスの製造方法。
【0125】
【発明の効果】
本発明によれば、被検面の面形状や物体のホモジニティ等を高精度に測定することができる干渉装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の概略構成図である。
【図2】 本発明に係るMTFの補正手続きを示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係るMTFの補正による透過波面収差周波数分布変化を示すグラフである。
【図4】 本発明の実施形態2の概略構成図である。
【図5】 本発明の実施形態3の概略構成図である。
【図6】 本発明に係るティルト縞によるMTFの測定を示す図である。
【図7】 従来の干渉測定装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 光源手段
2 ハーフミラー
3 XYZステージ
4 圧電素子
5 TSレンズ
6 焦点
7 被検物
8 焦点
9 RSミラー
10 XYZステージ
11 瞳結像レンズ
12 CCDカメラ
13 制御コンピュータ
15 RSミラー
16 TF基板
17 RF基板
18 ステージ
50 空間フィルター
M1 測定結果干渉縞位相
Z1 測定結果干渉縞位相多項式成分
R1 測定結果干渉縞位相残渣成分
RF1 測定結果干渉縞位相残渣成分の空間周波数分布
MTF1 干渉計MTF空間周波数分布
RF2 補正結果透過波面収差残渣成分の空間周波数分布
R2 補正結果透過波面収差残渣成分
M2 補正結果透過波面収差分布
test(x,t) 被検光束複素振幅
ref(x,t) 参照光束複素振幅
E0 電場振幅
a 波面振幅
f 波面空間周波数
ω フリンジスキャン周波数
M(f) 空間周波数fにおけるMTF
def デフォーカス波面
Δz デフォーカス
NA 測定光束のNA
r 測定光束半径
k 干渉縞空間周波数
V 被検面振幅
x 水平方向空間周波数
y 垂直方向空間周波数

Claims (10)

  1. 被検物を介した被検光束と参照面を介した参照光束とを用いて干渉縞を得る光学手段と、前記被検光束と前記参照光束との光路長差を変化させる光路長差変化素子と、前記干渉縞を撮像する撮像素子と、前記光路長差変化素子で前記干渉縞を走査して前記撮像素子で撮像した複数の干渉縞から位相分布を算出する処理系と、を有する干渉装置において、
    前記処理系が算出した前記位相分布を、前記干渉装置のMTFに基づいて補正する補正手段を有することを特徴とする干渉装置。
  2. 前記干渉装置におけるMTFは、前記被検物から又は前記被検物が被検レンズの場合には、該被検レンズの瞳から前記撮像素子に至り、該撮像素子で撮影される干渉縞情報を前記処理系でデジタル信号へと変換する一連の測定過程におけるものであることを特徴とする請求項の干渉装置。
  3. 前記干渉縞を形成する光束ティルトまたはパワー成分の波面変化を与えた場合、その干渉縞コントラストの空間周波数に対する劣化率から、前記MTFを演算する演算手段を有していることを特徴とする請求項1又は2の干渉装置。
  4. 前記補正手段は、前記干渉装置で測定によって得た測定値をフーリエ変換して得られる空間周波数面上で行うことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項の干渉装置。
  5. 前記MTFに基づく補正は、前記干渉装置で測定によって得た測定値をフーリエ変換して得られる空間周波数面上の測定結果空間周波数分布を、分布上各点の空間周波数分布におけるMTFで除算することによって行うことを特徴とする請求項の干渉装置。
  6. 前記ティルトしたときの干渉縞によるMTFの測定は、前記撮像素子に対し、水平方向、垂直方向の干渉縞を含む少なくとも2方向について行うことを特徴とする請求項の干渉装置。
  7. 複数の空間周波数に対して測定したMTFを水平方向、垂直方向の2方向に対してそれぞれ関数フィッティングを行い、得られた水平方向、垂直方向の2つの関数式を乗算する事により、任意の2次元空間周波数において前記MTFを、算出することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項の干渉装置。
  8. 複数の空間周波数に対して測定したMTFを水平方向、垂直方向の2方向に対してそれぞれ関数フィッティングを行い、得られた水平方向、垂直方向の2つの関数式を乗算する事により、任意の2次元空間周波数において前記MTFを、算出するとき、該関数式にMoffat関数を用いることを特徴とする請求項の干渉装置。
  9. 前記位相分布のMTFによる補正は、前記干渉縞を、多項式フィッティングして得られる多項式成分と多項式残渣成分に分離し、前記多項式残渣成分をフーリエ変換して得られる空間周波数面上の測定結果空間周波数分布を、分布上各点の空間周波数分布におけるMTFで除算することによって行うことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項の干渉装置。
  10. 前記干渉縞を、多項式フィッティングして得られる多項式成分と多項式残渣成分に分離し、前記多項式残渣成分をフーリエ変換して得られる空間周波数面上の測定結果空間周波数分布を、分布上各点の空間周波数分布におけるMTFで除算する事によって行うとき、多項式としてZERNIKE多項式を用いることを特徴とする請求項の干渉装置。
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