JP2014226848A - 感熱記録体 - Google Patents

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教郎 山根
坂本 和之
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Abstract

【課題】本発明は、記録濃度が高く、高温環境下における耐熱地肌カブリ性に優れ、しかも耐スティッキング性、耐ヘッド粕性に優れる感熱記録体を提供することを主な目的とする。
【解決手段】
支持体上に、少なくともロイコ染料及び呈色剤を含有する感熱記録層を有する感熱記録体において、呈色剤としてN−[2−(3-フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドを含有し、更に増感剤として、2−ナフチルベンジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン及びジフェニルスルホンから選ばれる少なくとも1種、並びに下記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドを含有することを特徴とする感熱記録体。
【化1】
Figure 2014226848

(式中、Rは炭素数15〜21のアルキル基を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、ロイコ染料と呈色剤との発色反応を利用した感熱記録体に関するものである。
無色乃至は淡色のロイコ染料と該ロイコ染料の電子受容体として作用できる呈色剤とを、熱により反応させて発色させることにより記録像を得るようにした感熱記録体がよく知られている。
その利用分野として、例えばPOS(Point of Sales)システム用のレジ用紙及びチケット用紙等が挙げられるが、同システムの拡大と共にその使用環境、使用方法も多様化しており、厳しい条件下での使用が増加してきている。更に同用途では、領収書としても使用されるため、記録部の油や可塑剤、事務用品、ハンドクリーム等、種々の薬品に対する保存性が良好なことも必要となる。
更に、感熱記録体は、ロイコ染料と呈色剤とが熱によって融解、接触することによって発色する機構のため、熱によって融解した感熱記録体の成分が記録ヘッドに融着し、送りロールによって強制的に融着部が剥がれるスティッキングや、サーマルヘッドへの粕付着が起こり易い。
スティッキングやサーマルヘッドへの粕付着といった、所謂ヘッドマッチング性を改善するために、感熱記録層中にステアリン酸アミドとステアリン酸亜鉛を3:1〜1:3の範囲内の重量割合で含有させること(特許文献1参照)、感熱記録層中に高級脂肪酸金属塩と共に高級脂肪酸を含有させること(特許文献2参照)も提案されているが、モバイルプリンター等の低電圧駆動プリンターによる、プリンターの省電力化、紙送りの低トルク化、高速化への対応に向けて更なる改善が求められている。
特開昭56−5791号公報 特開昭57−137185号公報
本発明は、記録濃度が高く、高温環境下における耐熱地肌カブリ性に優れ、しかも耐スティッキング性、耐ヘッド粕性に優れる感熱記録体を提供することを主な目的とする。
本発明者等は、上記従来技術に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、上記問題点を解決するに至った。即ち、本発明は、下記の感熱記録体に係る。
項1:支持体上に、少なくともロイコ染料及び呈色剤を含有する感熱記録層を有する感熱記録体において、前記呈色剤としてN−[2−(3−フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドを含有し、更に増感剤として、2−ナフチルベンジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン及びジフェニルスルホンから選ばれる少なくとも1種、並びに下記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドを含有することを特徴とする感熱記録体。
Figure 2014226848

(式中、Rは炭素数15〜21のアルキル基を表す。)
項2:前記飽和脂肪酸アミド1質量部に対して、2−ナフチルベンジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン及びジフェニルスルホンから選ばれる少なくとも1種を1〜9質量部の比率で含有する、項1に記載の感熱記録体。
項3:前記飽和脂肪酸アミドが、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミド、及びベヘン酸アミドから選ばれる少なくとも1種である、項1または2に記載の感熱記録体。
項4:前記飽和脂肪酸アミドがステアリン酸アミドである、項1〜3のいずれか1項に記載の感熱記録体。
項5:支持体と感熱記録層の間に、プラスチック中空粒子を含有する下塗り層を有する、項1〜4のいずれか1項に記載の感熱記録体。
項6:前記支持体と感熱記録層の間に、ブレード塗布法により形成された下塗り層を有する、項1〜5のいずれか1項に記載の感熱記録体。
項7:前記支持体上に形成される少なくとも1層がカーテン塗布法により形成されたものである、項1〜6のいずれか1項に記載の感熱記録体。
本発明の感熱記録体は、記録濃度が高く、高温環境下における耐熱地肌カブリ性に優れ、しかも耐スティッキング性、耐ヘッド粕性に優れる。
本発明は、支持体上に、少なくともロイコ染料及び呈色剤を含有する感熱記録層を有する感熱記録体を提供するものであるが、感熱記録体の層構成は、支持体と感熱記録層の構成だけに限るものではなく、支持体と感熱記録層の間に下塗り層を有する構成、感熱記録層の上に保護層を有する構成、支持体の感熱記録層を有する面とは反対の面に裏面層を有する構成等を包含する。
本発明における支持体としては、特に限定しないが、例えば、中性または酸性の上質紙(中性紙、酸性紙)、合成紙、透明または半透明のプラスチックフィルム、白色のプラスチックフィルム等が挙げられる。支持体の厚みは特に限定しないが、通常、20〜200μm程度である。
本発明における感熱記録層には、無色乃至は淡色の各種公知のロイコ染料を含有させることができる。かかるロイコ染料の具体例としては、例えば3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、フルオラン等の青発色性染料、3−(N−エチル−N−p−トリル)アミノ−7−N−メチルアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン等の緑発色性染料、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−アニリノラクタム、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン等の赤発色性染料、3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、2,2−ビス{4−〔6’−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−3’−メチルスピロ〔フタリド−3,9’−キサンテン−2’−イルアミノ〕フェニル}プロパン、3−ジエチルアミノ−7−(3’−トリフルオロメチルフェニル)アミノフルオラン等の黒発色性染料、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3−p−(p−ジメチルアミノアニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−p−(p−クロロアニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチルアミノ)フタリド等の近赤外領域に吸収波長を有する染料等が挙げられる。勿論、これらに限定されるものではなく、また必要に応じて2種以上を併用することもできる。なかでも、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、及び3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオランは発色感度、印字保存性に優れているため、好ましく用いられる。前記ロイコ染料の含有割合は、感熱記録層の全固形量のうち、5〜25質量%程度、好ましくは7〜20質量%である。5質量%以上とすることにより発色能力を高めて、印字濃度を向上できる。25質量%以下とすることにより、耐熱性を向上できる。
本発明における感熱記録層は、呈色剤としてN−[2−(3−フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドを含有し、増感剤として、2−ナフチルベンジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、及びジフェニルスルホンから選ばれる少なくとも1種(以下、特定の増感剤ともいう)、及び前記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドを含有する。前記特定の増感剤は、N−[2−(3−フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドに対して増感効果に優れ、更に耐熱地肌カブリ性も優れるが、スティッキングやヘッド粕が生じ易い。本発明においては前記特定の増感剤、及び前記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドを併用することによって、耐ヘッド粕性に相乗効果を発揮する。理由については、明確に解明されていないが、記録感度や耐熱地肌カブリ性を維持したまま、発色成分の溶融粘度を低下させることにより、耐スティッキング性、耐ヘッド粕性が改善すると推測される。
感熱記録層におけるN−[2−(3−フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドの含有量は、記録濃度と耐可塑剤性を向上する観点から、ロイコ染料1質量部に対して、0.3〜5質量部が好ましく、0.3〜4質量部がより好ましく、0.4〜3質量部が更に好ましい。
本発明における呈色剤は、N−[2−(3−フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドであるが、必要に応じて支障のない範囲で各種公知の材料を併用することができる。具体例としては、例えば活性白土、アタパルジャイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸性物質、4,4’−イソプロピリデンジフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,4’‐ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、4−アリルオキシ−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチルフェニルスルホン等のフェノール性化合物、N,N’−ジ−m−クロロフェニルチオウレア等のチオ尿素化合物、N−(p−トルエンスルホニル)カルバモイル酸p−クミルフェニルエステル、N−(p−トルエンスルホニル)カルバモイル酸p−ベンジルオキシフェニルエステル、N−(o−トルオイル)−p−トルエンスルホアミド等の分子内に−SONH−結合を有する有機化合物、p−クロロ安息香酸、4−〔2−(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル酸、4−〔3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキシ〕サリチル酸、5−〔p−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミル〕サリチル酸等の芳香族カルボン酸、及びこれら芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩、更にはチオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テレフタルアルデヒド酸と他の芳香族カルボン酸との複合亜鉛塩等の有機酸性物質、4,4’−ビス(3−トシルウレイド)ジフェニルメタン、1,5−(3−オキサペンチレン)−ビス(3−(3’−(p−トルエンスルホニル)ウレイド)ベンゾエート、1−(4−ブトキシカルボニルフェニル)−3−トシルウレア、N−p−トルエンスルホニル−N’−3−(p−トルエンスルホニルオキシ)フェニルウレア、N−(p−トルエンスルホニル)−N’−フェニルウレア、N−(p−トルエンスルホニル)−N’−p−トリルウレア、4,4’−ビス(3−(トシル)ウレイド)ジフェニルエーテル、4,4’−ビス(3−(トシル)ウレイド)ジフェニルスルホン等のスルホニルウレア化合物、下記一般式(2)で表されるジフェニルスルホン誘導体、下記一般式(3)で表される4,4’−ビス〔(4−メチル−3−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔(2−メチル−5−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド〕ジフェニルスルホン、4−(2−メチル−3−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド−4’−(4−メチル−5−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイドジフェニルスルホン等のウレアウレタン誘導体等が挙げられる。なかでも、4,4’−ビス(3−トシルウレイド)ジフェニルメタン、1,5−(3−オキサペンチレン)−ビス(3−(3’−(p−トルエンスルホニル)ウレイド)ベンゾエート、下記一般式(2)で表されるジフェニルスルホン誘導体、下記一般式(3)で表される4,4’−ビス〔(4−メチル−3−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド〕ジフェニルスルホン、4,4’−ビス〔(2−メチル−5−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド〕ジフェニルスルホン、4−(2−メチル−3−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド−4’−(4−メチル−5−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイドジフェニルスルホン等のウレアウレタン誘導体等との併用は、印字保存性に優れているため、好ましく用いられる。
Figure 2014226848

(式中、n=1〜6)
Figure 2014226848
本発明における特定の増感剤及び前記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドの含有量は、前記飽和脂肪酸アミド1質量部に対して、特定の増感剤が1〜9質量部程度であることが好ましく、1〜7質量部であることがより好ましく、1〜5質量部であることが更に好ましい。これにより、耐ヘッド粕性を向上することができる。
前記特定の増感剤、及び前記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドの含有割合の合計は、増感効果のために有効な量とすればよいが、通常は、感熱記録層の全固形量のうち、2〜40質量%程度が好ましく、5〜25質量%程度がより好ましく、8〜20質量%程度が更に好ましい。
前記特定の増感剤、及び前記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドの合計含有量は、ロイコ染料1質量部に対して0.2〜4質量部が好ましく、0.3〜3質量部がより好ましく、0.4〜2.5質量部が更に好ましい。
前記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドは、増感効果及び耐スティッキング性、耐ヘッド粕性向上の観点から、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミド、及びベヘン酸アミドから選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、ステアリン酸アミドであることがより好ましい。
本発明における感熱記録層中には、必要に応じて支障のない範囲で前記特定の増感剤以外の各種公知の増感剤を含有させることもできる。これにより、記録感度を高めることができる。増感剤としては、例えばメトキシカルボニル−N−ステアリン酸ベンズアミルド、N−ベンゾイルステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、N−メチロールステアリン酸アミド、テレフタル酸ジベンジル、テレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジオクチル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニル、m−ターフェニル、p−ベンジルビフェニル、シュウ酸ジベンジルエステル、p−トリルビフェニルエーテル、ジ(p−メトキシフェノキシエチル)エーテル、1,2−ジ(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−メトキシフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−クロロフェノキシ)エタン、1−(4−メトキシフェノキシ)−2−(3−メチルフェノキシ)エタン、p−メチルチオフェニルベンジルエーテル、1,4−ジ(フェニルチオ)ブタン、p−アセトトルイジド、p−アセトフェネチジド、N−アセトアセチル−p−トルイジン、ジ(β−ビフェニルエトキシ)ベンゼン、p−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1−イソプロピルフェニル−2−フェニルエタン等が挙げられる。
感熱記録層用塗液中には通常バインダーとして、各種の樹脂が使用される。かかるバインダーとしては、例えば澱粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール、ジアセトン変性ポリビニルアルコール、珪素変性ポリビニルアルコール、ジイソブチレン−無水マレイン酸共重合体塩、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、エチレン−アクリル酸共重合体塩、スチレン−アクリル酸共重合体塩、スチレン−ブタジエン共重合体、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。これらの少なくとも1種を、感熱記録層の全固形量のうち、好ましくは5〜50質量%程度、より好ましくは10〜40質量%程度の範囲で配合される。なお、感熱記録層用塗液の媒体が水の場合は、疎水性樹脂はラテックスの形態で使用される。
本発明の感熱記録体において、感熱記録層は、特定の呈色剤、ロイコ染料、増感剤、及びバインダーに加えて、更に保存性改良剤、その他の各種助剤を含有していてもよい。
本発明における感熱記録層中には保存性改良剤を含有させることができる。これにより、記録部の保存性を高めることができる。保存性改良剤としては、例えば2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、1−〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(4”−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、トリス(2,6−ジメチル−4−ターシャリーブチル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、4,4’−チオビス(3−メチルフェノール)、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’,5,5’−テトラブロモジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’,5,5’−テトラメチルジフェニルスルホン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン等のヒンダードフェノール化合物、1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4,4’−ジグリシジルオキシジフェニルスルホン、4−ベンジルオキシ−4’−(2−メチルグリシジルオキシ)ジフェニルスルホン、テレフタル酸ジグリシジル、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂等のエポキシ化合物、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフェイトのナトリウム塩または多価金属塩、ビス(4−エチレンイミノカルボニルアミノフェニル)メタン等が挙げられる。保存性改良剤の含有割合は、保存性改良のために有効な量とすればよいが、通常は、感熱記録層の全固形量のうち1〜30質量%程度が好ましく、5〜20質量%程度がより好ましい。
助剤としては、例えばジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウム、脂肪酸金属塩等の分散剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等のワックス類、アジピン酸ジヒドラジド等のヒドラジド化合物、グリオキザール、硼酸、ジアルデヒドデンプン、メチロール尿素、グリオキシル酸塩、エポキシ系化合物等の耐水化剤、消泡剤、着色染料、蛍光染料、及び顔料等が挙げられる。
本発明においては、感熱記録層の白色度向上、及び画像の均一性向上のために、白色度が高く、平均粒径が10μm以下の微粒子顔料を感熱記録層に含有させることもできる。具体例としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タルク、焼成カオリン、無定形シリカ、珪藻土、合成珪酸アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、表面処理された炭酸カルシウムやシリカ等の無機顔料、並びに尿素−ホルマリン樹脂、スチレン−メタクリル酸共重合樹脂、ポリスチレン樹脂、生澱粉粒子等の有機顔料が使用できる。顔料の含有割合は、発色濃度を低下させない程の量、即ち感熱記録層の全固形量のうち、50質量%以下であることが好ましい。
感熱記録層は、例えば水を分散媒体とし、ロイコ染料、特定の呈色剤、増感剤、必要により保存性改良剤等を共に、或いは別々にボールミル、アトライター、サンドミル等の撹拌・粉砕機により平均粒子径が2μm以下となるように微分散した分散液、必要により顔料、バインダー、助剤等を混合・撹拌することにより調製された感熱記録層用塗液を、塗布量が乾燥重量で好ましくは2〜12g/m程度、より好ましくは3〜10g/m程度となるように、支持体上に塗布及び乾燥して形成される。
本発明では、支持体と感熱記録層の間にプラスチック中空粒子を含有する下塗り層を有することが好ましい。これにより、記録感度をより一層高めることができる。また、プラスチック中空粒子が支持体上に留まって均一な下塗り層を形成することによりバリア性が向上するため、呈色剤が可塑剤や中性紙に含まれるアルカリ填料と接触するのを妨げ、発色能の低下を抑えることができる。プラスチック中空粒子としては、従来公知のもの、例えば、膜材がアクリル系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂等からなる中空率が50〜99%程度の粒子が挙げられる。ここで中空率は、次式(d/D)×100で求められる値である。該式中、dは有機中空粒子の内径を示し、Dは有機中空粒子の外径を示す。プラスチック中空粒子の平均粒子径は、0.5〜10μm程度が好ましく、1〜3μm程度がより好ましい。平均粒子径を10μm以下とすることにより、下塗り層用塗液をブレード塗布法で塗布する場合に、ストリークやスクラッチ等のトラブルの原因とならず、良好な塗布適性を得ることができる。
本発明では、下塗り層をブレード塗布法で塗布することにより、品質面では下塗り層の表面平滑性がより一層高められるため、感熱記録層用塗液の塗布均一性を高めてカーテン塗布することができ、必要により設ける保護層のバリア性を向上できる。プラスチック中空粒子の含有割合は、広い範囲から選択できるが、一般に下塗り層の全固形量のうち、2〜90質量%程度が好ましい。発色性の改良効果とバリア性を高める観点から、下限は5質量%以上がより好ましく、10質量%以上が更に好ましい。一方、サーマルヘッドへの粕付着を抑える観点から、上限は80質量%以下がより好ましく、70質量%以下が更に好ましく、60質量%以下が特に好ましく、50質量%以下が最も好ましい。
下塗り層は、サーマルヘッドへの粕付着を抑制する効果を向上する観点から、吸油量が70ml/100g以上、特に80〜150ml/100g程度の吸油性顔料を含有することが好ましい。また、熱膨張性粒子を含有することもできる。ここで、吸油量はJIS K 5101に記載の方法に従い、求められる値である。
吸油性顔料としては、各種のものが使用できるが、具体例としては、焼成カオリン、無定形シリカ、軽質炭酸カルシウム、タルク等の無機顔料が挙げられる。これら吸油性顔料の一次粒子の平均粒子径は0.01〜5μm程度、特に0.02〜3μm程度であるのが好ましい。吸油性顔料の含有割合は、広い範囲から選択できるが、一般に下塗り層の全固形量のうち、2〜95質量%程度が好ましく、5〜90質量%程度がより好ましい。
吸油性無機顔料をプラスチック中空粒子と併用する場合、吸油性無機顔料とプラスチック中空粒子とは前記の含有割合の範囲で使用し、且つ吸油性無機顔料とプラスチック中空粒子の合計量が、下塗り層の全固形量のうち、5〜90質量%程度とすることが好ましく、10〜90質量%程度とすることがより好ましく、10〜80質量%程度とすることが更に好ましい。
下塗り層は、一般に水を媒体として、プラスチック中空粒子、吸油性顔料、バインダー、助剤等を混合することにより調製された下塗り層用塗液を、支持体上に塗布及び乾燥することにより形成される。下塗り層用塗液の塗布量は、特に限定するものではないが、乾燥重量で3〜20g/m程度が好ましく、5〜12g/m程度がより好ましい。
バインダーとしては、感熱記録層に使用できるものの中から適宜選択することができる。特に、塗膜強度を向上する観点から酸化澱粉、澱粉−酢酸ビニルグラフト共重合体、ポリビニルアルコール、スチレン−ブタジエン系ラテックス等が好ましい。バインダーの含有割合は、広い範囲で選択できるが、一般には下塗り層の全固形量のうち、5〜30質量%程度が好ましく、10〜20質量%程度がより好ましい。
本発明の感熱記録体は、可塑剤や油等の薬品に対する記録像の保存性、或いは記録適性を改良する目的で感熱記録層上に保護層を備えていることが好ましい。
保護層は、例えば水を分散媒体として、バインダー、耐水化剤、顔料、助剤等を混合・撹拌することにより調製された保護層用塗液を、塗布量が乾燥重量で好ましくは0.5〜15g/m程度、より好ましくは1.0〜8g/m程度となるように、感熱記録層上に塗布及び乾燥して形成される。
バインダーの具体例としては、例えば澱粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール、ジアセトン変性ポリビニルアルコール、珪素変性ポリビニルアルコール、アイオノマー型ウレタン系樹脂ラテックス等が挙げられる。
保護層中に含有される顔料としてはカオリン、水酸化アルミニウム、軽質炭酸カルシウム、微粒子シリカ等の顔料が挙げられる。なかでも、カオリン、水酸化アルミニウムは、可塑剤や油等の薬品に対するバリア性の低下が少なく、しかも記録濃度の低下も小さいため好ましく用いられる。
保護層は、顔料を使用することなく、バインダー及び各種助剤の1種以上を使用して形成してもよいし、バインダーと顔料とを併用して形成してもよい。併用する場合、バインダーの含有割合は、特に限定されず広い範囲から適宜選択できるが、一般には、保護層の全固形量のうち、1〜95質量%程度が好ましく、2〜80質量%程度がより好ましい。また、顔料の含有割合は、特に限定されず広い範囲から適宜選択できるが、一般には、保護層の全固形量のうち、1〜95質量%程度が好ましく、2〜90質量%程度がより好ましい。
保護層用塗液中には、必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等の滑剤、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等の界面活性剤(分散剤、湿潤剤)、消泡剤、カリミョウバンや酢酸アルミニウム等の水溶性多価金属塩等の各種助剤を適宜添加することもできる。また耐水性を一層向上させるためにグリオキザ−ル、硼酸、グリオキシル酸塩、ジアルデヒド澱粉、ヒドラジド化合物、エポキシ系化合物等の耐水化剤を併用することもできる。
また、保護層中に、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ドデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等の常温で液体の紫外線吸収剤を内包したマイクロカプセルを、保護層の全固形量のうち、紫外線吸収剤が好ましくは2〜40質量%程度、より好ましくは2〜35質量%質量%程度、更に好ましくは3〜30質量%程度となるように用いると光暴露に対して地肌部の黄変や記録像の退色を著しく抑えることができる。
本発明では、必要に応じて支持体の感熱記録層とは反対側の面に顔料とバインダーを主成分とする裏面層を設けることができる。これにより、保存性を一層高めたり、カール適性やプリンター走行性を高めたりすることができる。また、裏面に粘着剤処理を施して粘着ラベルに加工したり、磁気記録層や印刷用塗被層、更には熱転写記録層やインクジェット記録層を設けたりする等、感熱記録体製造分野における各種の公知技術が必要に応じて付加し得るものである。
感熱記録層、並びに必要により設ける下塗り層、保護層及び裏面層の形成方法については特に限定されず、例えばバーコーティング、エアナイフコーティング、バリバーブレードコーティング、ピュアブレードコーティング、ロッドブレードコーティング、ショートドウェルコーティング、カーテンコーティング、ダイコーティング等の適当な塗布方法により、下塗り層用塗液を支持体上に塗布及び乾燥した後、下塗り層上に感熱記録層用塗液、更に保護層用塗液を塗布及び乾燥する等の方法で形成される。
下塗り層は、ブレード塗布法により形成された層であることが好ましい。これにより、支持体の凹凸を無くして均一な厚みの感熱記録層を形成し、記録感度を高めることができる。ブレード塗布法は、ベベルタイプやベントタイプに代表されるブレードを使用した塗布法に限らず、ロッドブレード法やビルブレード法等も含まれる。
本発明では、支持体上に形成された少なくとも1層がカーテン塗布法により形成された層であることが好ましい。これにより、均一な厚みを有する層を形成することができ、記録感度を高めたり、油、可塑剤、アルコール等に対するバリア性を高めたりすることができる。カーテン塗布法は、塗液を流下して自由落下させ、支持体に非接触で塗布する方法であり、スライドカーテン法、カップルカーテン法、ツインカーテン法等の公知のものを採用することができ、特に制限されるものではない。カーテン塗布法では、同時多層塗布することにより、より均一な厚みを有する層を形成することができる。同時多層塗布では、各塗液を積層した後、塗布し、その後、乾燥させて各層を形成してもよいし、下層を形成する塗液を塗布した後、乾燥することなく下層塗布面が湿潤状態のうちに、下層塗布面上に上層を形成する塗液を塗布し、その後、乾燥させて各層を形成してもよい。本発明では、感熱記録層と保護層を同時多層塗布する態様がバリア性を向上する観点から好ましい。
本発明では、記録感度を高めて、画像均一性を向上する観点から、各層を形成し終えた後、または全ての層を形成し終えた後の任意の過程で、スーパーカレンダーやソフトカレンダー等の既知の方法を用いて平滑化処理することが好ましい。
本発明においては、より製品の付加価値を高めるため、多色感熱記録体とすることもできる。一般に多色感熱記録体は、加熱温度の差、または熱エネルギーの差を利用する試みであり、一般に、支持体上に異なる色調に発色する高温発色層と低温発色層を順次積層して構成されたものであってこれらを大別すると消色型と加色型の2種類、マイクロカプセルを用いた方法及び有機高分子とロイコ染料からなる複合粒子を使用して多色感熱記録体を製造する方法がある。
本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。なお、特に断わらない限り、「部」及び「%」は、それぞれ「質量部」及び「質量%」を示す。
実施例1
・下塗り層用塗液の調製
プラスチック中空粒子分散液(商品名:ローペイクSN−1055、中空率:55%、平均粒子径:1.0μm、ダウケミカル社製、固形分濃度26.5質量%)120部、焼成カオリン(商品名:アンシレックス、BASF社製)の50%水分散液(平均粒子径:0.6μm)110部、スチレン−ブタジエン系ラテックス(商品名:L−1571、旭化成ケミカルズ社製、固形分濃度48質量%)20部、酸化澱粉の10%水溶液50部、及び水20部からなる組成物を、混合して下塗り層用塗液を得た。
・A液(ロイコ染料分散液)の調製
3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン100部、スルホン変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセランL−3266、日本合成化学社製)の20%水溶液50部、天然油脂系消泡剤(商品名:ノプコ1407H、サンノプコ社製)の5%エマルジョン10部、及び水90部からなる組成物を、サンドミルによりレーザー回折式粒度分布測定装置SALD2200(島津製作所社製)によるメジアン径が0.5μmとなるまで粉砕してA液を得た。
・B液(呈色剤分散液)の調製
N−[2−(3−フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミド100部、スルホン変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセランL−3266、日本合成化学社製)の20%水溶液50部、天然油脂系消泡剤(商品名:ノプコ1407H、サンノプコ社製)の5%エマルジョン10部、及び水90部からなる組成物を、サンドミルによりレーザー回折式粒度分布測定装置SALD2200(島津製作所社製)によるメジアン径が1.0μmとなるまで粉砕してB液を得た。
・C液(増感剤分散液)の調製
1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン100部、スルホン変性ポリビニルアルコ−ル(商品名:ゴ−セランL−3266、日本合成化学社製)の20%水溶液50部、天然油脂系消泡剤(商品名:ノプコ1407H、サンノプコ社製)の5%エマルジョン10部、及び水90部からなる組成物をサンドミルによりレーザー回折式粒度分布測定装置SALD2200(島津製作所社製)によるメジアン径が1.0μmとなるまで粉砕してC液を得た。
・D液(増感剤分散液)の調製
ステアリン酸アミド100部、スルホン変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセランL−3266、前出)の20%水溶液50部、天然油脂系消泡剤(商品名:ノプコ1407H、サンノプコ社製)の5%エマルジョン2部、及び水98部からなる組成物を、サンドミルによりレーザー回折式粒度分布測定装置SALD2200(島津製作所社製)によるメジアン径が1.0μmとなるまで粉砕してD液を得た。
・感熱記録層用塗液の調製
A液25部、B液45部、C液30部、D液15部、水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH−42、平均粒子径1.0μm、昭和電工社製)20部、微粉無定形シリカ(商品名:ミズカシルP−605、平均粒子径3.0μm、水澤化学工業社製)10部、澱粉−酢酸ビニルグラフト共重合体(商品名:ペトロコートC−8、日澱化学社製)の10%水溶液120部、完全鹸化型ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールNМ−11、日本合成化学社製)の10%水溶液20部、ステアリン酸亜鉛分散液(商品名:ハイドリンZ−8−36、固形分濃度36%、中京油脂社製)15部、及び水20部からなる組成物を混合・攪拌して感熱記録層用塗液を調製した。
・感熱記録体の作製
支持体として坪量53g/mの上質紙(酸性紙)の一方の面に、下塗り層用塗液を乾燥後の重量が5.5g/mとなるようにブレードコーターを用いたブレード塗布法により塗布及び乾燥して下塗り層を形成し、下塗り層上に感熱記録層用塗液を乾燥後の重量が3.5g/mとなるようにスライドホッパー型カーテン塗布装置を用いたカーテン塗布法により塗布及び乾燥した後、スーパーカレンダー処理を施し、感熱記録体を得た。
実施例2
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、C液の量を30部に代えて40部とし、D液の量を15部に代えて4.5部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例3
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、C液の量を30部に代えて23部とし、C液の量を15部に代えて22部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例4
実施例1のC液調製において、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンの代わりに、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステルを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例5
実施例1のC液調製において、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンの代わりに、ジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例6
実施例1のD液調製において、ステアリン酸アミドの代わりに、パルミチン酸アミドを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
実施例7
実施例1のD液調製において、ステアリン酸アミドの代わりに、アラキジン酸アミドを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例1
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、C液の量を30部に代えて45部とし、D液を使用しなかった以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例2
実施例1の感熱記録層用塗液の調製において、C液を使用せず、D液の量を15部に代えて45部とした以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例3
実施例1のC液調製において、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンの代わりに、m−ターフェニルを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例4
実施例1のD液調製において、ステアリン酸アミドの代わりに、オレイン酸アミドを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例5
実施例1のD液調製において、ステアリン酸アミドの代わりに、ミリスチン酸アミドを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例6
実施例1のD液調製において、ステアリン酸アミドの代わりに、リグノセリン酸アミドを使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
比較例7
実施例1のB液調製において、N−[2−(3−フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドの代わりに、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン(商品名:D−8、日本曹達社製)を使用した以外は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
かくして得られた感熱記録体について、以下の評価を行った。その結果は、表1に示す通りであった。
(記録濃度)
感熱記録評価機(商品名:TH−PMH、大倉電機社製)を用いて、印加エネルギー0.17mJ/dot及び0.28mJ/dotにて各感熱記録体を印字し、記録部の光学濃度を反射濃度計(商品名:マクベス濃度計RD−918、グレタグマクベス社製)のビジュアルモードで測定した。数値が大きい程、印字の濃度が濃いことを示しており、記録部については、印加エネルギー0.17mJ/dotでは、実用上、0.90以上であることが好ましく、印加エネルギー0.28mJ/dotでは、実用上1.20以上であることが好ましい。
(耐熱性)
記録前の各感熱記録体を80℃の高温環境下で2時間放置した後の未記録部(地肌部)の光学濃度を反射濃度計(商品名:マクベス濃度計RD−918、グレダグマクベス社製)のビジュアルモードで測定した。数値が小さいほど好ましく、0.2を超えると、耐熱地肌カブリ性が問題となる。
(耐可塑剤性)
ポリカーボネイトパイプ(40mmΦ)上にラップフィルム(商品名:ハイエスソフト、日本カーバイド工業社製)を3重に巻付け、その上に記録濃度測定用で発色させた各感熱記録体を載せ、更にその上にラップフィルムを3重に巻き付けて20℃、65%RHの環境下で12時間放置して処理した後の記録部の光学濃度を反射濃度計(商品名:マクベス濃度計RD−918、グレタグマクベス社製)のビジュアルモードで測定した。また、下記式により、記録部の保存率を求めた。処理後は、記録濃度1.0以上、保存率60%以上であれば問題ない。
保存率(%)=(処理後の記録濃度/処理前の記録濃度)×100
(耐スティッキング性)
感熱プリンター(商品名:レスプリT8、サトー社製)を用いて、2inch/sec(濃度5A)で各感熱記録体を任意の印字パターンで発色させ、印字開始から印字終了までの印字長さと印字品質に問題あるか否かを目視観察し、下記の基準で評価した。
○:印字長さ、印字品質とも問題ない。
△:印字長さは問題ないが、印字の白跳びにより印字品質が極僅かに劣るが実用上問題はない。
×:印字長さが正規の長さより短いあるいは長い、または印字の白跳びがある等、印字品質で実用上問題がある。
(耐ヘッド粕性)
感熱プリンター(商品名:レスプリT8、サトー社製)を用いて、4inch/sec(濃度3A)で各感熱記録体を90cm発色させ、サーマルヘッドの粕付着状況を目視観察し、下記の基準で評価した。
○:粕付着は全く見られない。
△:極僅かに粕付着が見られるが、実用上問題のないレベルである。
×:粕付着が見られ、実用上問題となるレベルである。
Figure 2014226848
本発明の感熱記録体は、記録濃度が高く、高温環境下でも地肌カブリが問題とならず、しかも耐スティッキング性、耐ヘッド粕性に優れるため、領収書、ATM用紙、各種チケット及び食品用や試験管用のラベル等に適するものである。

Claims (7)

  1. 支持体上に、少なくともロイコ染料及び呈色剤を含有する感熱記録層を有する感熱記録体において、前記呈色剤としてN−[2−(3-フェニルウレイド)フェニル]ベンゼンスルホンアミドを含有し、更に増感剤として、2−ナフチルベンジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン及びジフェニルスルホンから選ばれる少なくとも1種、並びに下記一般式(1)で表される飽和脂肪酸アミドを含有することを特徴とする感熱記録体。
    Figure 2014226848

    (式中、Rは炭素数15〜21のアルキル基を表す。)
  2. 前記飽和脂肪酸アミド1質量部に対して、2−ナフチルベンジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン及びジフェニルスルホンから選ばれる少なくとも1種を1〜9質量部の比率で含有する、請求項1に記載の感熱記録体。
  3. 前記飽和脂肪酸アミドが、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミド、及びベヘン酸アミドから選ばれる少なくとも1種である、請求項1または2に記載の感熱記録体。
  4. 前記飽和脂肪酸アミドがステアリン酸アミドである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の感熱記録体。
  5. 支持体と感熱記録層の間に、プラスチック中空粒子を含有する下塗り層を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の感熱記録体。
  6. 前記支持体と感熱記録層の間に、ブレード塗布法により形成された下塗り層を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の感熱記録体。
  7. 前記支持体上に形成される少なくとも1層がカーテン塗布法により形成されたものである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の感熱記録体。
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