JP2014207102A - コネクタ - Google Patents

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美希 村松
博司 宮崎
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Abstract

【課題】治具を使用せず、また、別部材を組み込まずにスペーサを仮係止位置へ移動させることができるコネクタを提供する。
【解決手段】メスコネクタ13は、メス端子11を収容するメス端子収容室75が形成されたメスハウジング15と、メスハウジング15に組み込まれ、メス端子収容室75へのメス端子11の挿入を可能とする仮係止位置とメス端子11の抜け止めをする本係止位置とでメスハウジング15に係止されるメススペーサ19と、メスハウジング15の外面71に設けられ、オスコネクタ23を嵌合状態にロックするロックアーム69と、を備える。ロックアーム69は、ロック解除方向へ所定以上変位させられた際、メススペーサ19に係合してメススペーサ19を仮係止位置へ移動させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、コネクタに関する。
コネクタには、端子金具の抜けを確実に防止するために、スペーサを用いていわゆる二重係止構造を採用するものが知られている(例えば特許文献1参照)。図9に示すように、この種のコネクタは、コネクタハウジング501が、ハウジング本体503と、リテーナ(スペーサ)505と、を備える。ハウジング本体503は、後端面から挿入される端子金具507を収容可能な複数の端子収容室509を有する。また、ハウジング本体503は、端子収容室509の長さ方向に対し交差するようにして外周壁から凹設された空洞部511を有する。リテーナ505は、空洞部511に対し浅い挿入位置において端子金具507の挿入を許容する仮係止位置と、より深い挿入位置において端子金具507を抜け止め可能とする本係止位置とでハウジング本体503に係止可能となる。
このコネクタでは、リテーナ505が仮係止位置で端子金具507が端子収容室509に挿入される。その後、人手によりリテーナ505が本係止位置に押し込まれ、可撓腕513が撓んで本係止爪(不図示)が本係止突起(不図示)を乗り越えて本係止状態となる。これにより、リテーナ505の二次係止突起515が端子金具507の段部に係止した二次係止となる。
また、特許文献2に開示されるコネクタは、図10に示すように、ハウジング517には、端子金具519を挿入するための端子収容室521が形成され、且つこの端子収容室521を横切るようにしてリテーナ523が組み込まれる。リテーナ523は、端子収容室521を全開して端子金具519の挿入を許す開放位置と、端子収容室521に突出して端子金具519と係合する係止位置との間を変位できるように組み込まれる。ハウジング517の内方にはばね525が配され、ばね525はリテーナ523を係止位置へ付勢している。更に、リテーナ523には案内面527が形成されており、端子金具519が挿入されるとリテーナ523を係止位置から開放位置へと変位させて端子収容室521を自動的に開放させる。
このコネクタでは、端子金具519を端子収容室521へ挿入するに先立ち、リテーナ523がばね525によって係止位置へ付勢されているため、リテーナ523の係止部は端子収容室521へ進入した状態となっている。この状態のままで、端子収容室521へ端子金具519を挿入すると、端子金具519はリテーナ523の案内面527に摺接し、リテーナ全体をばね525に抗して開放位置へ変位させる。これによって、端子収容室521が開放される。そして、端子金具519が正規の位置まで挿入されると、リテーナ523は係止位置へ復帰して端子金具519と係合して抜け止めがされる。
特開2001−332335号公報 特開平7−245143号公報
しかしながら、図9に示した従来のコネクタハウジング501は、リテーナ505を仮係止位置へ解除する際、治具を用いてリテーナ505をハウジング本体503の仮係止位置に戻す工程が必要である。このため、メンテナンス作業に時間がかかる。
一方、図10に示した従来のコネクタは、操作片529を押圧することで治具を用いずにリテーナ523を開放位置へ変位可能にできる。その反面、リテーナ523を係止位置へ付勢するための別部材であるばね525が必要となる。このため、部品点数が増えてコネクタの組立が煩雑となると供に、コネクタが大型化する等の問題がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、治具を使用せず、また、別部材を組み込まずにスペーサを仮係止位置へ移動させることができるコネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 端子を収容する端子収容室が形成されたハウジングと、前記ハウジングに組み込まれ、前記端子収容室への前記端子の挿脱を可能とする仮係止位置と前記端子の抜け止めをする本係止位置とで前記ハウジングに係止されるスペーサと、前記ハウジングの外面に設けられ、相手コネクタを嵌合状態にロックするロックアームと、を備えたコネクタであって、前記ロックアームがロック解除方向へ所定以上変位させられた際、前記スペーサに係合して該スペーサを仮係止位置へ移動させることを特徴とするコネクタ。
上記(1)の構成のコネクタによれば、スペーサがハウジングに仮係止位置で装着された状態で、端子が端子収容室に挿入される。スペーサが本係止位置へ移動されると、スペーサが端子に当接して、端子の後抜けが阻止される。そして、相手コネクタと嵌合されたコネクタは、相手コネクタとの嵌合ロックを解除する際、ロックアームの操作部が押圧されることにより、ロックアームの相手コネクタに対するロックが解除される。ロックアームが更にロック解除方向に押圧されると、ロックアームがスペーサに係合して該スペーサを本係止位置から仮係止位置へと移動させる。スペーサが仮係止位置へ移動されることで、端子は端子収容室からの抜き出しが可能となる。
(2) 上記(1)の構成のコネクタであって、前記スペーサは、前記端子収容室への前記端子の挿脱方向と直交する方向に挿着され、本係止位置において前記ハウジングの外面に突出した先端部が、前記ロックアームと係合することを特徴とするコネクタ。
上記(2)の構成のコネクタによれば、スペーサが、端子のハウジングへの挿脱方向と直交する方向で、ハウジングに押し込まれて挿着される。ロックアームは、ロックアームの相手コネクタに対するロックが解除される際、ハウジングの外面に接近する。ハウジングの外面から突出するスペーサの押し込み方向の先端部は、ロックアームに対応してハウジングの外面に配置されている。従って、ロックアームが更に押し込まれることで、ロック解除方向へ所定以上変位したロックアームがスペーサの先端部をハウジング内へ押し込むことになる。ロックアームに押し込まれたスペーサは、本係止位置から仮係止位置へと移動される。このように、ロックアームのロック解除方向とスペーサの仮係止位置への移動方向が一致することで、ロック解除力が効率よく作用する。その結果、スペーサを仮係止位置へ戻す際の押圧力を小さくすることができる。
本発明に係るコネクタによれば、治具を使用せず、また、別部材を組み込まずにスペーサを仮係止位置へ移動させることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るコネクタ及び相手コネクタの分解斜視図である。 (a)は図1に示した相手コネクタの端子挿入前の縦断面図、(b)は(a)に示した相手コネクタの端子収容後の縦断面図である。 (a)は図1に示したコネクタの端子挿入前の縦断面図、(b)は(a)に示したコネクタの端子収容後の縦断面図である。 (a)は図2(a)に示した相手コネクタにおけるオススペーサ仮係止状態の嵌合方向直交断面図、(b)は図3(a)に示したコネクタにおけるメススペーサ仮係止状態の嵌合方向直交断面図である。 (a)は図2(b)に示した相手コネクタにおけるオススペーサ本係止状態の嵌合方向直交断面図、(b)は図3(b)に示したコネクタにおけるメススペーサ本係止状態の嵌合方向直交断面図である。 (a)は図5(a)に示した相手コネクタの縦断面図、(b)は図5(b)に示したコネクタの縦断面図である。 (a)は本発明の一実施形態に係るコネクタと相手コネクタの嵌合前の側面図、(b)は(a)に示したコネクタと相手コネクタの嵌合後の縦断面図、(c)は嵌合途中のロックアーム近傍の拡大図である。 (a)は図7(b)に示したコネクタと相手コネクタのロック解除時の縦断面図、(b)はメススペーサが仮係止位置となったコネクタと相手コネクタの縦断面図である。 (a)はリテーナを備える従来のハウジングの分解斜視図、(b)は(a)に示したリテーナが本係止位置となったハウジングの縦断面図である。 (a)はリテーナを備える他の従来のハウジングの分解斜視図、(b)はリテーナが本係止位置となったハウジングの縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るコネクタは、端子であるメス端子11を収容するメスコネクタ13である。メスコネクタ13は、メスハウジング(ハウジング)15に、メススペーサ(スペーサ)19を備える。このメスコネクタ13は、オス端子21を収容する相手コネクタであるオスコネクタ23と嵌合してメス端子11がオス端子21と導通接続される。オスコネクタ23のオスハウジング25は、オススペーサ29を備える。
図2(a)及び(b)に示すように、オス端子21は、導電性金属からなり、先端側からタブ状電気接触部31、ランス係止部33、スペーサ当接部35、導体圧着部37、絶縁被覆圧着部39が連設されている。タブ状電気接触部31は、メス端子11に挿入されてメス端子11と導通接続される。ランス係止部33は、後方からランス41に係止された一次係止状態となり、オス端子21の後抜けが規制される。スペーサ当接部35は、オススペーサ29に形成された二次係止部43が当接された二次係止状態となる。導体圧着部37は、絶縁被覆45の除去された電線47の導体に圧着される。絶縁被覆圧着部39は、電線47が絶縁被覆45の外周から圧着され、これによりオス端子21が電線47の端末に固定される。
オスハウジング25及びオススペーサ29は、絶縁性合成樹脂により成形される。オスハウジング25の前端側にはフード部49が形成され、フード部49はメスコネクタ13のフード進入部51(図1参照)を内方に受け入れる。オスハウジング25の後端側にはオス端子装着開口部53が形成され、オス端子装着開口部53は装着時のオス端子21の挿入を可能とする。フード部49の上壁部には、ロックアーム進入凹部55が下向きに開口して形成される。ロックアーム進入凹部55は、下向きに突出する突起状のロック受け部57を有する。
オスハウジング25にはオス端子収容室59が複数画成される。それぞれのオス端子収容室59は、前方がオス端子突出孔61となってフード部49の内方に開口し、後方がオス端子装着開口部53に通じる。それぞれのオス端子収容室59には、弾性係止片であるランス41が形成されている。ランス41は、オス端子収容室59に、正規位置で挿入されたオス端子21のランス係止部33を係止し、オス端子21のオス端子収容室59からの後抜けを規制する。
オスハウジング25の一側面(図2の下側の面)には、オススペーサ挿入口63が開口されている。オススペーサ挿入口63は、オススペーサ29をオスハウジング25の内方へ組み込み可能とする。オススペーサ挿入口63は、オスハウジング25の下面側からそれぞれのオス端子収容室59の下側に二次係止部43が突出可能となる深さで凹設されている。
図3(a)及び(b)に示すように、メス端子11は、導電性金属からなり、先端側から箱状電気接触部65、ランス係止部33、スペーサ当接部35、導体圧着部37、絶縁被覆圧着部39が連設されている。箱状電気接触部65は、オス端子21のタブ状電気接触部31を受け入れてオス端子21と導通接続される。ランス係止部33は、後方からランス41に係止された一次係止状態となり、メス端子11の後抜けが規制される。スペーサ当接部35は、メススペーサ19に形成された二次係止部43が当接された二次係止状態となる。導体圧着部37は、絶縁被覆45の除去された電線47の導体に圧着される。絶縁被覆圧着部39は、電線47が絶縁被覆45の外周から圧着され、これによりメス端子11が電線47の端末に固定される。
メスハウジング15及びメススペーサ19は、絶縁性合成樹脂により成形される。メスハウジング15の前端側にはフード進入部51が形成され、フード進入部51はオスコネクタ23のフード部49の内方に挿入される。メスハウジング15の後端側にはメス端子装着開口部67が形成され、メス端子装着開口部67は装着時のメス端子11の挿入を可能とする。フード進入部51の上壁部には、片持ち弾性腕状のロックアーム69が形成される。ロックアーム69は、メスハウジング15の外面71に対向する側と反対側にロック爪73が突設される。このロック爪73がオスコネクタ23の上記ロック受け部57と係合することにより、ロックアーム69は、オスコネクタ23とメスコネクタ13を嵌合状態にロックする。ロックアーム69は、外面71に接近する方向に押されることで、ロック受け部57からロック爪73が離反して、オスコネクタ23とメスコネクタ13の嵌合ロック状態を解除する。
メスハウジング15にはメス端子収容室75が複数画成される。それぞれのメス端子収容室75は、前方がオス端子進入孔77となってフード進入部51の前面に開口し、後方がメス端子装着開口部67に通じる。それぞれのメス端子収容室75には、弾性係止片であるランス41が形成されている。ランス41は、メス端子収容室75に、正規位置で挿入されたメス端子11のランス係止部33を係止し、メス端子11のメス端子収容室75からの後抜けを規制する。
メスハウジング15の一側面(図3の下側の面)には、メススペーサ挿入口79が開口されている。メススペーサ挿入口79は、メススペーサ19をメスハウジング15の内方へ組み込み可能とする。メススペーサ挿入口79は、メスハウジング15の下面側からそれぞれのメス端子収容室75の下側に二次係止部43が突出可能となる深さで凹設されている。
図4(a)に示すように、オスハウジング25の両側壁部には、下側から上側に延在する係止側板挿入凹部81が形成されている。係止側板挿入凹部81の凹部内面には、第1係止受け部83と第2係止受け部85とがオススペーサ挿入方向の手前側から順に突設されている。第1係止受け部83は、スペーサ挿入方向の手前側がガイド斜面87となり、その反対側が仮係止垂直面89となる。第2係止受け部85は、スペーサ挿入方向の手前側がガイド斜面87となり、その反対側が本係止斜面91となる。これら第1係止受け部83及び第2係止受け部85は、オススペーサ29を、仮係止位置及び本係止位置に保持するためのものである。
また、図4(b)に示すように、メスハウジング15の両側壁部には、下側から係止側板挿入凹部81が形成されている。係止側板挿入凹部81の凹部内面には、第1係止受け部83と第2係止受け部85とがメススペーサ挿入方向の手前側から順に突設されている。第1係止受け部83は、スペーサ挿入方向の手前側がガイド斜面87となり、その反対側が仮係止垂直面89となる。第2係止受け部85は、スペーサ挿入方向の手前側がガイド斜面87となり、その反対側が本係止斜面91となる。これら第1係止受け部83及び第2係止受け部85は、メススペーサ19を、仮係止位置及び本係止位置に保持するためのものである。
オススペーサ29及びメススペーサ19の両側には、係止側板93が対向して配設されている。この係止側板93の内側対向面の上端には、図4に示す係止爪95が突設される。この係止爪95は、オススペーサ29及びメススペーサ19がオススペーサ挿入口63及びメススペーサ挿入口79にそれぞれ挿入されると、上記第1係止受け部83のガイド斜面87に乗り上げた後、図4(a),(b)に示すように、仮係止垂直面89に係止されて、第1係止受け部83と第2係止受け部85との間に配置される。この状態が、オススペーサ29及びメススペーサ19の仮係止位置となる。この仮係止位置においては、図2及び図3に示すように、二次係止部43がオス端子収容室59及びメス端子収容室75へ進入していない。オススペーサ29及びメススペーサ19が更に挿入されると、係止爪95は第2係止受け部85のガイド斜面87を乗り越えた後、図5(a),(b)に示す本係止斜面91に係止される。この状態が、オススペーサ29及びメススペーサ19の本係止位置である。
オススペーサ29及びメススペーサ19には、オス端子収容室59及びメス端子収容室75の下側に配置可能となる上記二次係止部43が設けられている。オススペーサ29及びメススペーサ19は、図5に示す本係止位置になると、この二次係止部43が図6に示すように、オス端子21及びメス端子11のスペーサ当接部35に当たり、オス端子21及びメス端子11の後方への抜けを阻止する。
このように、オススペーサ29及びメススペーサ19は、オスハウジング25及びメスハウジング15に組み込まれ、オス端子収容室59及びメス端子収容室75への端子挿入を可能とする仮係止位置(図4参照)と、端子抜け止めをする本係止位置(図5参照)とで係止される。
ここで、特にメススペーサ19は、メス端子収容室75へのメス端子11の挿脱方向と直交する方向に挿着されている。なお、本実施形態においては、オススペーサ29も同様となる。このメススペーサ19は、本係止位置においてメスハウジング15の外面71に突出した押し込み方向の先端部である突起部97が、ロックアーム69と係合する(図6(b)参照)。ロックアーム69にはロック爪73の反対側(即ち、外面71に対向する側)に押下部99が設けられている。押下部99は、ロックアーム69がロック解除方向に操作される際、外面71に接近する。外面71から突出するメススペーサ19の突起部97は、この押下部99に対応してメスハウジング15の外面71に配置されている。ロックアーム69は、ロック解除方向へ所定以上変位させられた際、メススペーサ19の突起部97に押下部99が係合して、メススペーサ19を仮係止位置へ移動させるように構成されている。
次に、上記構成を有するコネクタの作用を説明する。
本実施形態に係るメスコネクタ13は、メスハウジング15にメススペーサ19を備えている。メススペーサ19は、図3(a)及び図4(a)に示したように、メス端子11がメス端子収容室75に挿入される前に、メスハウジング15に仮係止位置に装着される。オスコネクタ23も同様に、図3(b)及び図4(b)に示したように、オススペーサ29が仮係止位置に装着される。
仮係止位置のメススペーサ19は、メス端子11のメス端子収容室75への挿入を許容する。この状態でメス端子11がメス端子収容室75に挿入されると、メス端子11は、メス端子収容室75に設けられたランス41によって係止された一次係止状態とされ、後抜けが規制される。更に、メススペーサ19が本係止位置へ移動されると、メススペーサ19の二次係止部43がメス端子11のスペーサ当接部35に当接して、メス端子11の後抜けが阻止される。これにより、メス端子11が図6(b)に示すように、二次係止状態とされる。オスコネクタ23も同様にして図6(a)に示すように、オス端子21が二次係止状態とされる。
図7(a)に示すように、メスコネクタ13は、メス端子11(図6参照)が二次係止された状態でオスコネクタ23と嵌合される。メスコネクタ13とオスコネクタ23とが嵌合すると、図7(b)に示すように、ロックアーム69のロック爪73が、オスコネクタ23のロック受け部57に係止されて、メスコネクタ13とオスコネクタ23が嵌合状態でロックされる。
ロックアーム69は、ロック受け部57を乗り越える際、外面71へ接近移動される。このコネクタ嵌合時におけるロックアーム69のロック解除方向の変位は、図7(c)に示すように、所定未満(所定の変位d未満)なので、メススペーサ19が仮係止位置へ移動させられることはない。
そして、メス端子11に交換の必要等が生じた場合、メスコネクタ13は、ロックアーム69の操作部74が押下されて、オスコネクタ23との嵌合ロックが解除される。即ち、図8(a)に示すように、ロックアーム69の自由端を押圧し、ロックアーム69のロック爪73をオスコネクタ23のロック受け部57から係合解除することにより、嵌合ロックの解除が行われる。この際、ロック爪73の係合解除方向には、本係止位置に押し込まれたメススペーサ19の押し込み方向の突起部97が、メスハウジング15の外面71から突出して配置されている。
ロックアーム69が更にロック解除方向に押圧されると、図8(b)に示すように、ロックアーム69に設けられた押下部99がメススペーサ19に係合して突起部97を押圧する。押下部99に突起部97が押圧されたメススペーサ19は、本係止位置から仮係止位置へと移動させられる。即ち、メスコネクタ13のロック解除と同時にメススペーサ19も仮係止位置へ移動させられる。これにより、ロックアーム69をロック解除方向へ所定以上変位させるだけで、治具を用いることなくメススペーサ19を仮係止位置へ移動させることができる。メススペーサ19を仮係止位置へ移動させたロックアーム69は、押下部99が外面71に当接してそれ以上の押下が規制される。即ち、外面71は、ロックアーム69の過大変位防止面となっている。
また、本実施形態のメスコネクタ13では、メススペーサ19が、メス端子11のメスハウジング15への挿脱方向と直交する方向で、メスハウジング15に押し込まれて挿着される。メスハウジング15に挿着されたメススペーサ19は、押し込み方向の突起部97がメスハウジング15の外面71から突出する。
一方、メスハウジング15の外面71には、片持ち弾性腕状のロックアーム69が設けられている。ロックアーム69は、メスハウジング15の外面71に対向する側と反対側にロック爪73が突設されており、このロック爪73がオスコネクタ23のロック受け部57と係合する。つまり、ロックアーム69は、外面71に接近方向に押されることで、ロック受け部57からロック爪73が離反してロック解除される。
ロックアーム69の押下部99は、ロックアーム69のオスコネクタ23に対するロックが解除される際、メスハウジング15の外面71に接近する。メスハウジング15の外面71から突出するメススペーサ19の突起部97は、ロックアーム69の押下部99に対応してメスハウジング15の外面71に配置されている。
従って、ロック受け部57からロック爪73の係止が解除されたロックアーム69は、更に押し込まれることで、ロック解除方向へ所定以上変位したロックアーム69の押下部99がメススペーサ19の突起部97をメスハウジング15内へ押し込むことになる。このように、ロックアーム69のロック解除方向とメススペーサ19の仮係止位置への移動方向が一致することで、ロック解除力が効率よく作用する。その結果、メススペーサ19を仮係止位置へ戻す際の押圧力を小さくすることができる。
なお、上記した実施形態ではメス端子11を収容するメスコネクタ13にロックアーム69が設けられる構成を説明したが、本発明に係るコネクタは、これとは逆にオス端子21を収容するオスコネクタにロックアームが設けられる構成であってもよい。この場合、ロックアームをロック解除方向へ所定以上変位させることで、オススペーサに係合させ、オススペーサを仮係止位置へ移動させる構成とする。
従って、本実施形態に係るメスコネクタ13によれば、治具を使用せず、また、別部材を組み込まずにメススペーサ19を仮係止位置へ移動させることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11…メス端子(端子)
13…メスコネクタ(コネクタ)
15…メスハウジング(ハウジング)
19…メススペーサ(スペーサ)
23…オスコネクタ(相手コネクタ)
69…ロックアーム
71…外面
75…メス端子収容室(端子収容室)
97…突起部(先端部)

Claims (2)

  1. 端子を収容する端子収容室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに組み込まれ、前記端子収容室への前記端子の挿脱を可能とする仮係止位置と前記端子の抜け止めをする本係止位置とで前記ハウジングに係止されるスペーサと、
    前記ハウジングの外面に設けられ、相手コネクタを嵌合状態にロックするロックアームと、を備えたコネクタであって、
    前記ロックアームがロック解除方向へ所定以上変位させられた際、前記スペーサに係合して該スペーサを仮係止位置へ移動させることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記スペーサは、前記端子収容室への前記端子の挿脱方向と直交する方向に挿着され、本係止位置において前記ハウジングの外面に突出した先端部が、前記ロックアームと係合することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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