JP2014135448A - 電子部品 - Google Patents

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Masahiro Sato
雅弘 佐藤
Motoyuki Tajima
基行 田島
Kaoru Sakinada
薫 先灘
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Abstract

【課題】高いQ値を得ることが可能な電子部品を提供すること。
【解決手段】本発明は、配線基板10と、基板22、基板22の上面に設けられたコイル24及び26、基板の下面に設けられコイル24及び26と電気的に接続された端子34を含み、端子34を用いて配線基板10の上面に実装されたIPD20と、配線基板10に設けられ、配線基板10の厚さ方向においてコイル24及び26と重なる接地配線16aと、を具備する電子部品である。
【選択図】図1

Description

本発明は電子部品に関する。
携帯電話などの通信機器に搭載される電子部品には、小型化、及び良好な周波数特性が要求されている。小型化のために、デュプレクサと、他の部品とを1つの電子部品とすることがある。部品としては、インピーダンス整合のためのインダクタなど受動部品が搭載される。特許文献1には、インダクタ及びキャパシタを1つの基板に形成した発明が記載されている。特許文献2及び3にはコイルを2段に重ねる発明が記載されている。特許文献4には、自動車のガラスアンテナにインダクタ及びキャパシタを接続する発明が記載されている。特許文献5には、複数の金属層により形成されたコイルが記載されている。
特開2006−157738号公報 特開2007−67236号公報 特開2009−88163号公報 特開平9−205314号公報 特開2002−280219号公報
しかしながら、従来の技術では受動部品のQ値が低下し、電子部品の周波数特性が悪化することがある。本発明は上記課題に鑑み、高いQ値を得ることが可能な電子部品を提供することを目的とする。
本発明は、配線基板と、基板、前記基板の上面に設けられたコイル、前記基板の下面に設けられ前記コイルと電気的に接続された端子を含み、前記端子を用いて前記配線基板の上面に実装された受動部品と、前記配線基板に設けられ、前記配線基板の厚さ方向において前記コイルと重なる接地配線と、を具備する電子部品である。
上記構成において、前記基板の側面に、前記基板の上面から下面にかけて溝が形成され、前記溝に設けられ、前記コイルと前記端子とを電気的に接続する配線を具備する構成とすることができる。
上記構成において、前記コイルは、前記基板の上面の面方向に巻かれたスパイラルインダクタである構成とすることができる。
上記構成において、前記配線基板に実装され、前記受動部品と電気的に接続されたデュプレクサを具備し、前記配線基板はアンテナ端子を含み、前記デュプレクサは、前記アンテナ端子を介して、前記電子部品の外部と信号の送受信を行うためのアンテナと電気的に接続され、前記受動部品は前記デュプレクサと前記アンテナとの間のインピーダンスを整合する構成とすることができる。
上記構成において、前記コイルは前記アンテナ端子と接地端子との間に接続されている構成とすることができる。
上記構成において、前記基板は樹脂により形成されている構成とすることができる。
上記構成において、前記基板の厚さ方向に重なる複数の前記コイルが設けられている構成とすることができる。
本発明によれば、高いQ値を得ることが可能な電子部品を提供することができる。
図1(a)は実施例1に係る電子部品を例示する上面図である。図1(b)は電子部品を例示する断面図である。 図2(a)はIPDを例示する上面図である。図2(b)はIPDを例示する断面図である。図2(c)は受動部品を例示する下面図である。 図3は比較例に係る電子部品を例示する断面図である。 図4(a)から図4(f)はIPDの製造方法を例示する断面図である。 図5(a)から図5(e)はIPDの製造方法を例示する断面図である。 図6はIPDを例示する断面図である。 図7(a)は実施例2に係る電子部品を例示する平面図である。図7(b)は電子部品を例示する断面図であり、 図8は実施例3に係る電子部品を例示する断面図である。
図面を用いて実施例について説明する。
図1(a)は実施例1に係る電子部品100を例示する上面図である。図1(b)は電子部品100を例示する断面図であり、図1(a)の線A−Aに沿った断面を図示している。図1(c)は電子部品100の回路図である。図1(b)において、IPD20に含まれる要素の符号は一部省略している。
図1(a)及び図1(b)に示すように、電子部品100は、配線基板10、IPD(Integrated Passive Device:集積化受動部品)20、デュプレクサ40を含む。デュプレクサ40は送信フィルタチップ42、及び受信フィルタチップ44を含む。IPD20及びデュプレクサ40は半田18により配線基板10に実装されている。
配線基板10は複数の金属層と絶縁層とを積層した多層基板である。配線基板10の上面には端子12a〜12cが設けられ、下面には端子12d及び12eが設けられている。内部配線16は接地配線16a及び信号配線16bを含む。端子12aはビア配線14及び接地配線16aを介して端子12dと電気的に接続されている。端子12bはビア配線14及び信号配線16bを介して端子12eと電気的に接続されている。配線基板10の絶縁層は例えば樹脂又はセラミックなどの絶縁体により形成されている。端子、ビア配線14及び内部配線16は例えば配線基板10に近い方から銅、ニッケル及び金など金属を積層した構造(Cu/Ni/Au)を有する。半田18は例えば錫銀(Sn−Ag)を主成分とする。半田18に代えて例えばAuにより形成されたバンプなどを用いてもよい。
図2(a)はIPD20を例示する上面図であり、封止部19を透視している。図2(b)はIPD20を例示する断面図である。図2(c)はIPD20を例示する下面図である。コイル24に太い斜線、コイル26に細い斜線、配線32に格子斜線をそれぞれ描いた。
図2(a)から図2(c)に示すように、IPD20は、基板22、コイル24及び26、端子30及び34、配線32、並びに封止部36を含む。コイル24及び26(コイルと総称)は、例えば銅(Cu)を主成分とする金属層により形成されたスパイラルインダクタである。コイルは基板22の上面の面方向に巻かれている。コイル24は基板22の上面に接触するように設けられている。コイル26は基板22から離間して設けられ、支柱38により支持されている。支柱38は、コイル24とコイル26とを電気的に接続している。端子30は基板22の上面に設けられ、端子34は基板22の下面に設けられている。基板22の四隅には、上面から下面にかけて溝23が形成されている。配線32は溝23に設けられている。コイル24は端子30と電気的に接続されている。配線32は基板22を厚さ方向に貫通し、端子30と端子34とを電気的に接続する。封止部36はコイルを封止する。
基板22は例えばFR4(Flame Retardant type 4)などにより形成されたプリント基板であり、厚さは例えば100μmである。コイル24及び26、配線32、並びに支柱38は例えばCuなどの金属により形成されている。端子30及び34はCu/Ni/Auなどの金属により形成されている。封止部36は例えばエポキシ樹脂などにより形成されている。
送信フィルタチップ42は、圧電基板46、IDT48、及び端子49を備えるSAW(Surface Acoustic Wave:弾性表面波)フィルタチップである。IDT48及び端子49は圧電基板46の下面に設けられている。受信フィルタチップ44は送信フィルタチップ42と同様の構成を有する。圧電基板46は、例えばニオブ酸リチウム(LiNbO)又はタンタル酸リチウム(LiTaO)などの圧電体により形成されている。IDT48は例えばアルミニウム(Al)などの金属により形成されている。端子49は例えばCu/Ni/Auの構造を有する。
図1(b)に示すように、IPD20の端子34は半田18を介して端子12a及び12cと電気的に接続される。IPD20は配線基板10にフェースアップ実装される。送信フィルタチップ42の端子49は半田18により、配線基板10の端子12b及び12cと電気的に接続される。端子12cはアンテナ端子であり、IPD20及びフィルタチップに共通して接続され、さらに不図示のアンテナと接続される。IDT48は配線基板10の上面と対向し、かつ離間する。このように送信フィルタチップ42及び受信フィルタチップ44(両者をフィルタチップと総称する)は配線基板10にフリップチップ実装される。IPD20及びフィルタチップは、例えばエポキシ樹脂などにより形成される封止部19により封止される。
図1(c)に示すように、デュプレクサ40は送信フィルタF1及び受信フィルタF2を含む。送信フィルタチップ42は送信フィルタF1を備え、受信フィルタチップ44は受信フィルタF2を備える。インダクタL1はIPD20により生成される。送信フィルタF1の一端は送信端子Txに接続されている。受信フィルタF2の一端は、平衡端子である受信端子Rx1及びRx2に接続されている。送信フィルタF1及び受信フィルタF2それぞれの他端はノードN1において接続されている。ノードN1とアンテナAntとの間のノードN2にインダクタL1の一端が接続されている。インダクタL1の他端は接地されている。つまり図1(b)の端子12dは接地端子である。ノードN1及びN2は、例えば配線基板10に含まれる端子12cである。送信端子Txは図1(b)の端子12eに対応する。
アンテナAntは電子部品100の外部と高周波信号の送受信を行う。送信端子Txから入力される送信信号は送信フィルタF1によりフィルタリングされ、アンテナAntから電子部品100の外部に送信される。アンテナAntが受信する受信信号は受信フィルタF2によりフィルタリングされ、受信端子Rx1及びRx2から出力される。インダクタL1はデュプレクサ40とアンテナAntとの間のインピーダンス整合を行う。つまりIPD20はインピーダンス整合を行う。
図1(b)に示すように、IPD20は配線基板10にフェースアップ実装される。このため、接地配線16aとコイル24及び26との距離が大きくなる。従って、コイル24及び26と接地配線16aとの電磁的な結合が抑制され、IPD20のQ値が高くなる。このため、IPD20の挿入損失が低減し、電子部品100の周波数特性が改善する。例えば、接地配線16aと配線基板10の上面との距離D1は50μm、配線基板10と基板22との距離D2は10μmである。基板22の厚さT1は100μmである。接地配線16aとコイル24との距離D3は160μmである。上述のように、Q値の高いIPD20を用いてインピーダンス整合を行う。このため、電子部品100の周波数特性が改善する。
比較例はIPDをフェースダウン実装する例である。図3は比較例に係る電子部品100Rを例示する断面図である。
図3に示すように、IPD20Rの基板22Rの下面にはコイル24及び26、配線31及び端子33が設けられている。コイル24及び26は配線31を介して端子33と電気的に接続されている。端子33は半田18により配線基板10の端子12a及び12cと接続される。このようにIPD20Rは配線基板10にフェースダウン実装される。
比較例では実施例1と比べ、接地配線16aとコイル24及び26との距離が小さくなる。例えば接地配線16aとコイル26との距離D4は70μmである。比較例においては、距離D4が小さいため、Q値が悪化し例えば28である。実施例1においてQ値は例えば50であり、比較例からほぼ倍増する。
IPD20の製造方法を説明する。図4(a)から図5(e)はIPD20の製造方法を例示する断面図である。
図4(a)に示すようにウェハ状の基板22を準備する。図4(b)に示すように、例えばレーザー光などにより基板22を貫通するスルーホール50を設ける。図4(c)に示すように、例えば電解メッキ法又は無電解メッキ法などによりスルーホール50に金属層51を形成する。基板22の下面に金属層52、上面に金属層54を形成する。図4(d)に示すように、エッチングにより金属層52から端子34を形成する。図4(e)に示すように、エッチングにより金属層54からコイル24及び端子30を形成する。図4(f)に示すように、例えば電解メッキ法により、コイル24上に支柱38を形成する。
図5(a)に示すように、基板22の上面にレジスト56を形成する。レジスト56の上面は支柱38の上面と同一平面を形成する。支柱38及びレジスト56の上にシードメタル58を設ける。シードメタル58は例えばレジスト56に近い方からチタン及びCuを積層したものである(Ti/Cu)。シードメタル58は基板22の上面の全体を覆う。図5(b)に示すように、レジスト56上にさらにレジスト57を形成する。シードメタル58を給電線とする電解メッキ法により、コイル26を形成する。メッキされたCuはシードメタル58と一体になり、コイル26が形成される。図5(c)に示すように、エッチングによりレジスト56及び57、並びにシードメタル58を除去する。図5(d)に示すように、例えばモールド成形により、コイルを封止部36により封止する。図5(e)に示すように、基板22、封止部36及び金属層51を切断し、基板22を個片化する。スルーホール50は溝23を形成する。このようにIPD20が形成される。
基板22は例えば上述のようにプリント基板、又はポリイミドなどの樹脂により形成された絶縁基板とすることができる。このように基板22が樹脂により形成されることで、スルーホール50を簡単に形成することができる。また例えばガラスなどを用いる場合に比べ、基板22が割れ難い。従って歩留まりが改善する。基板22がポリイミド基板である場合、例えば厚さは50μmである。コイル24及び26並びに配線32を電解メッキ法により簡単に形成できる。スルーホール50に金属層51を設けた後、金属層51と重なる位置でダイシングを行う。このため、複数の配線32を効率よく形成することができる。従って、IPD20の低コスト化が可能である。
図2(b)に示すように、配線32は、溝23に設けられ、基板22の上面から下面にかけて延びている。これにより、基板22上面のコイル24及び26と、下面の端子34とを電気的に接続することができる。また配線32は例えば基板22の四隅に設けられているため、基板を小型化することができる。またチップ型のIPD20を実装するため、電子部品100の小型化及び低背化が可能である。IPD20の厚さは例えば150〜200μmである。またコイルを厚くすることができるため、Q値が改善する。コイル26の厚さT2は例えば15μmである。コイル24の厚さはコイル26と同じでもよいし、異なってもよい。コイルはスパイラルインダクタであるため、導線を巻いた巻線コイルと比べ小型化可能である。
コイルは基板22の面方向に巻かれている。このため、基板22に向かうような磁場が発生し、結合が起こりやすい。特に、コイルが2段重ねられているため、磁場がより大きくなる。実施例1によれば、距離D3が大きいため、接地配線16aと結合する磁場は小さくなる。このため結合が抑制され、Q値は高くなる。面方向に巻かれているとは、コイルの径方向が上面の面方向と同一又はほぼ一致することを意味する。なお、コイルは基板22の上面の面方向とは異なる方向に巻かれていてもよい。
配線基板10は多層基板以外の基板でもよい。接地配線16aは例えばコイルと重なるように、配線基板10の上面又は下面に設けられてもよい。これらの場合でも、距離D3が大きくなるため高いQ値が得られる。
図1(a)及び図1(b)に示すように、IPD20の形状は例えば直方体である。従って、製造装置などによる整列、画像認識及びハンドリングなどが容易である。このため、作業性がよい。IPD20は例えば1つのコイルを備えてもよいし、3つ以上のコイルを備えてもよい。またIPD20にキャパシタを搭載してもよい。これによりインピーダンス整合を適切に行うことができる。
図6はIPD20aを例示する断面図である。図6に示すように、封止部36はポッティングにより形成されている。ポッティングを用いることで、樹脂の量を少なくすることができる。
実施例2は配線基板10上面におけるレイアウトを変更した例である。図7(a)は実施例2に係る電子部品200を例示する平面図である。図7(b)は電子部品200を例示する断面図であり、図7(a)の線B−Bに沿った断面を図示している。図7(b)のIPD20及びデュプレクサ40aにおける符号は一部省略した。
図7(a)及び図7(b)に示すように、電子部品200は配線基板10、IPD20及びデュプレクサ40aを含む。デュプレクサ40aはチップであり、配線基板10にフリップチップ実装されている。IPD20は実施例1と同様にフェースアップ実装されている。詳しくは後述する。
図7(c)はデュプレクサ40aを例示する断面図である。図7(c)に示すように、デュプレクサ40aは、基板60、送信フィルタチップ42、受信フィルタチップ44、封止部62、リッド64及び金属層66を備える。端子60a及び60bは基板60の上面に設けられ、端子60cは基板60の下面に設けられている。内部配線60d及びビア配線60eは、端子60aと端子60cとを電気的に接続する。
フィルタチップの端子49は、半田68を介して端子60aと電気的に接続される。このように、フィルタチップは基板60にフリップチップ実装される。端子60bは基板60の外周部に設けられ、フィルタチップを囲む。封止部62は、端子60bに接合され、フィルタチップを囲み、フィルタチップの側面に接触する。リッド64はフィルタチップ上及び封止部62上に設けられている。封止部62及びリッド64は、フィルタチップを封止する。金属層66は封止部62及びリッド64の表面を覆う。
図7(b)に示すように、配線基板10の上面には複数の端子12fが設けられ、内部には複数の内部配線16が設けられている。内部配線16のうち、接地配線16aはコイル24及び26と厚さ方向に重なるように位置する。ビア配線14及び内部配線16は、端子12fと端子12dとを電気的に接続する。IPD20の端子34、及びデュプレクサ40aの端子60cは半田18により、配線基板10の端子12fに接続される。
実施例2によれば実施例1と同様に高いQ値を得ることができる。実施例2のように、配線基板10上面におけるレイアウトは変更可能である。またフィルタチップを封止部62、リッド64及び金属層66により保護することができる。さらにIPD20及びデュプレクサ40を例えば樹脂により封止してもよい。
実施例3はデュプレクサ40aを配線基板10に埋め込む例である。図8は実施例3に係る電子部品300を例示する断面図である。
図8に示すように、デュプレクサ40aは配線基板10aの内部に埋め込まれている。配線基板10aが備える内部配線16のうち、内部配線16cはデュプレクサ40aの端子60cと電気的に接続されている。IPD20とデュプレクサ40aとは厚さ方向に重なっている。
デュプレクサ40aの封止部62、リッド64及び金属層66は接地電位を有し、接地配線として機能する。従って、コイルは接地配線(封止部62、リッド64及び金属層66)と重なる。実施例3によれば、IPD20がフェースアップ実装されているため、金属層66とコイル24及び26との距離D3が大きくなる。従って、高いQ値を得ることができる。配線基板10aを小型化してもよい。また配線基板10aの上面に他の部品を搭載してもよい。
フィルタチップはSAWフィルタ以外に、例えば弾性境界波フィルタ、FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator:圧電薄膜共振子)を用いたフィルタなどのような弾性波フィルタを備えてもよい。電子部品はデュプレクサ40以外に弾性波フィルタを含んでもよい。電子部品には、例えばキャパシタなど他の部品を搭載してもよい。これにより、インピーダンス整合を精度高く行うことができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、10a 配線基板
12a〜12f、30、32、34、49 端子
19、36 封止部
20、20a IPD
22 基板
23 溝
24、26 コイル
32 配線
40、40a デュプレクサ
42 送信フィルタチップ
44 受信フィルタチップ
100、200、300 電子部品
Ant アンテナ

Claims (7)

  1. 配線基板と、
    基板、前記基板の上面に設けられたコイル、前記基板の下面に設けられ前記コイルと電気的に接続された端子を含み、前記端子を用いて前記配線基板の上面に実装された受動部品と、
    前記配線基板に設けられ、前記配線基板の厚さ方向において前記コイルと重なる接地配線と、を具備することを特徴とする電子部品。
  2. 前記基板の側面に、前記基板の上面から下面にかけて溝が形成され、
    前記溝に設けられ、前記コイルと前記端子とを電気的に接続する配線を具備することを特徴とする請求項1記載の電子部品。
  3. 前記コイルは、前記基板の上面の面方向に巻かれたスパイラルインダクタであることを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品。
  4. 前記配線基板に実装され、前記受動部品と電気的に接続されたデュプレクサを具備し、
    前記配線基板はアンテナ端子を含み、
    前記デュプレクサは、前記アンテナ端子を介して、前記電子部品の外部と信号の送受信を行うためのアンテナと電気的に接続され、
    前記受動部品は前記デュプレクサと前記アンテナとの間のインピーダンスを整合することを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の電子部品。
  5. 前記コイルは前記アンテナ端子と接地端子との間に接続されていることを特徴とする請求項4記載の電子部品。
  6. 前記基板は樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1から5いずれか一項記載の電子部品。
  7. 前記基板の厚さ方向に重なる複数の前記コイルが設けられていることを特徴とする請求項1から6いずれか一項記載の電子部品。

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