JP4532167B2 - チップコイルおよびチップコイルを実装した基板 - Google Patents

チップコイルおよびチップコイルを実装した基板 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、小型の通信機器、電子機器等に用いるチップコイルおよびチップコイルを実装した基板に関するものである。
電子機器の小型、軽量化に伴い電子部品の小型化(チップ化)への要請が強まっている。各種通信機器に使用されるコイルも例外ではなく、これらの通信機器に搭載して使用するためのチップ電子部品としてのコイル、あるいはインダクタが開発されている。
チップ電子部品としてのチップインダクタは、例えば、特許文献1に開示されているように、その両端にフランジ状に突出した鍔部を有する、四角柱状の巻回胴部に導線を巻回してコイルを構成するもので、鍔部の端面の一部には、メッキが施された電極が形成されている。
特開平9−219318号公報
図20は、従来のチップインダクタの構成の一例を示している。このチップインダクタ960は、コアの鍔部の周縁一面に電極965,967が形成され、その長手方向が、回路基板(不図示)上の信号線であるパターン961,963が走る方向と同じ方向となるように回路基板上へ実装される。すなわち、従来のチップインダクタは、その構造上、図21に示すように、基板に実装された状態では、コイルの磁束971,973を妨げる位置に信号線961,963やランドパターンがある。
また、上述した従来のチップインダクタに対して、コアにおける磁束の集中分布に着目して電磁界シミュレーションを行った結果、図22に示すように、コアの構成要素である鍔部962,964の○印で示す部分に磁束の集中が起きていることを確認した。すなわち、従来のチップインダクタは、図20、および図22から分かるように、コアにおける磁束の集中箇所に電極965,967が形成された構造を有する。
従来のインダクタは、上記のような構造をとる結果、インダクタとしての磁気損失が大きくなり、また、かかる構造がQ値を低下させる原因となる、という問題がある。
また、従来のインダクタは、その電極の位置に起因して、インダクタを基板上に実装するための配線パターンが磁束を妨げるという問題もある。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、磁気損失、感度特性やQ値の低下等が少なく、各種の無線通信機器(例えば、RFID)に搭載して無線通信用アンテナ等としての使用に適したチップコイルおよびその実装基板を提供することである。
また、本発明の目的は、回路基板上に実装したときに磁気損失やQ値の低下等の少ない配線パターンの引き回しが可能なチップコイルおよびその実装基板を提供することである。
本発明に係るチップコイルは、胴部および該胴部の両端に配された鍔部を有するコア部と、上記胴部に形成されたコイル導体と、上記鍔部間に配された一対の外部電極と、上記鍔部にそれぞれ固定されるとともに上記コイル導体の端部と接続され、かつ、上記外部電極と接続した一対の導通部とを備え、上記導通部は上記胴部の幅よりも狭く、かつ、平面視したときに上記胴部と上記鍔部との境界において上記胴部の幅内に収まるように配置され、上記一対の導通部それぞれは、該導通部が固定された上記鍔部から他方の鍔部方向に延出されるとともに、その延出方向と直交する方向であって、それぞれ相対する方向に略直角に引き出されることにより上記外部電極と接続され、上記外部電極と上記導通部は一体のリードフレームとして構成されていることを特徴とする。
例えば、上記外部電極は、上記コア部の中心軸方向と略直交する軸線上に形成されていることを特徴とする。
本発明に係るチップコイルを実装した基板は、上記チップコイルは、胴部および該胴部の両端に配された鍔部を有するコア部と、上記胴部に形成されたコイル導体と、上記鍔部間に配された一対の外部電極と、上記鍔部にそれぞれ固定されるとともに上記コイル導体の端部と接続され、かつ、上記外部電極と接続した一対の導通部とを備え、上記導通部は上記胴部の幅よりも狭く、かつ、平面視したときに上記胴部と上記鍔部との境界において上記胴部の幅内に収まるように配置され、上記基板は、上記チップコイルの外部電極の位置に合わせて形成された、上記チップコイルを固定したランドパターンと、該ランドパターンより引き出された信号パターンを備え、上記ランドパターンと信号パターンは、上記チップコイルの鍔部と重ならないように形成されていることを特徴とする。
例えば、上記ランドパターンは、上記信号パターンとは接続されていないダミーパターンを含むことを特徴とする。また、例えば、上記信号パターンは、当該実装基板上の上記チップコイルの下面側より引き出されていることを特徴とする。
本発明によれば、コイルの電極やランドパターンによるコイルの磁気損失を少なくし、Q値の低下を抑制できる。
また、本発明によれば、コイルの磁束を妨げずに実装基板上での配線パターンの形成が容易になる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施の形態例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態例]
最初に、本発明の第1の実施の形態例に係るチップコイルの構造、その製造工程等を説明する。図1は、第1の実施の形態例に係るチップコイルの内部構造の一例を示す斜視図であり、図2は、図1に示すチップコイルの裏面側の構造を示す斜視図である。また、図3は、第1の実施の形態例に係るチップコイルの正面図であり、図4は、第1の実施の形態例に係るチップコイルの製造工程を示している。
図1は、本実施の形態例に係るチップコイルの内部構造を部分的に透視して示している。図1に示すように、チップコイル10は、後述する所定の厚さを有する基台1と、その基台1上に搭載されたコア2とを有し、コア2は、その中心部分を構成するコア胴部4と、コア胴部4の両端それぞれに配された鍔部5,6からなる。基台1は、例えば、アルミナを主成分とする無機材料や樹脂基板等のコイルから出る磁束に影響を与えない材料等を用いて作製される。
なお、本実施の形態例に係るチップコイルを、短距離無線通信等の無線アンテナとして用いる場合は、基台1の材料がアンテナの感度やQ値に影響を与えることになる。そのため、それらの特性の低下を回避できる材料を選択することが重要になる。また、コア2は、透磁率の高い磁性材料、例えば、フェライトにより構成されている。
コア胴部4には、チップコイル10のインダクタンス値が所望の値となるように、所定の回数だけ導線11が巻き回されている。この導線11は、樹脂で絶縁された被覆銅線(例えば、ポリウレタン被覆銅線やポリイミド被覆銅線)からなる。
基台1の長手方向(中心軸方向)のほぼ中央部に、対向した一対の電極15,16が形成されている。これらの電極15,16は、様々な使用環境、例えば、機械的な振動の多い環境である車載用に適用できるよう、図2に示すように基台1の一部に食い込ませるように配されている。その結果、電極15,16の基台1との接合強度を一定以上に保持できる。
また、上述した導線11の両端部(図3に示す導線端部31,32)は、それぞれが電極15,16に接続されている。なお、電極15,16は、例えば、銅(Cu)等からなり、その表面には、ニッケル(Ni)メッキやはんだメッキが施されていて、その長さは、磁束への影響を少なくするため、コア胴部4よりも短く設定され、コアの鍔部5,6の間(内側)に配置されている。
本実施の形態例に係るチップコイルでは、その基台1の厚さt(図3に示す、コア(鍔部5および鍔部6の底面)と回路基板の表面との距離)と、回路パターンによる磁束およびQ値への影響とを考慮する必要がある。そこで、本実施の形態例に係るチップコイルは、電極15,16を基台1の中央部に配することで、後述するように電極そのものと回路パターンによる磁束への影響を低減している。
本実施の形態例に係るチップコイルの場合、基台1の厚さtに関しては、例えば、図3に示すようにt=0.3mm以上であることが望ましい。また、基台1の厚さtが0.3mmよりも小さい場合は、回路パターンの影響が特に大きくなり、t=0.3mm以上において、Q特性への影響が少なくなる。
一方、t=1.0mm以上の厚みがあれば、Q特性への影響にそれほどの変化はない。これらより、チップコイルの電気的特性のみならず、基板上への実装部品としての低背化をも考慮した場合、基台1の厚さtは、0.3〜1.0mmの範囲にあることが望ましいといえる。このことは、基台1の厚さtを変えることで、回路パターンによる磁束、およびQ値への影響に対する調整が可能であることを意味している。
次に、第1の実施の形態例に係るチップコイルの製造工程を説明する。まず、図4に示す最初の製造工程(図4(a))において、上述したように、アルミナ等の無機材料や樹脂基板等のコイルから出る磁束に影響しない材料からなり、所定の厚さを有する基台1の略中央両端部分に一対の電極15,16を固定する。続く図4(b)に示す工程では、フェライトからなるコア胴部4に、絶縁材料で被覆された銅線である導線11を、所望のインダクタンス値に合わせた回数、巻き回す。
図4(c)に示す工程では、上記の工程で製作された基台1とコアを接着し、導線11の両端部(図4(c)では、一方の端部11aのみを示す)それぞれを電極15,16と接続し、固定する。そして、図4(d)に示す工程において、コイル本体の上部を、例えば、エポキシ系樹脂等の樹脂モールド8で被覆したり、あるいは、樹脂製のキャップを被せて内部に樹脂を充填等させる。これにより、コイルの機械的な振動や湿度等に対する耐性を向上させている。
図5は、本実施の形態例に係るチップコイルを基板上に実装したときの様子(透視斜視図)を示している。図5に示すように、基台1の略中央部に配した電極15,16が、基板(不図示)上の信号パターン(信号ライン)41,43の先端部に形成されたランドパターンにはんだ付けすることで、チップコイル10が基板上に固定されることになる。上述したように、図5に示すチップコイルは、コイル全体が樹脂モールド8で被覆されている。
次に、本実施の形態例に係るチップコイルにおける回路パターンによる磁束等への影響について説明する。上述したように、本実施の形態例に係るチップコイル10の電極15,16は、その基台1の略中央部に配されているため、図5に示すように、チップコイル10が回路基板上に実装された状態では、その回路基板上の信号線41,43が、チップコイル10の中央部に対してほぼ垂直に到来する。
このことは、図6に示すように、チップコイル10の磁束51,53の通過経路、つまり、コア胴部4に巻き回されたコイル面を通過して、コイルの外部(自由空間)に達し、再びコイル面に戻る磁束経路が、その途中において遮断、あるいは分断等されないことを意味している。よって、本実施の形態例に係るチップコイルの場合、磁束51,53へ影響を与える位置に電極15,16やランドパターン55がないので、コイル10の磁気損失が小さくなり、また、Q値を低下させる原因にもならない。
[第2の実施の形態例]
以下、本発明に係る第2の実施の形態例を詳細に説明する。図7は、第2の実施の形態例に係るチップコイル全体の構造を示す透視図である。第2の実施の形態例に係るチップコイルは、後述する工程を経て製造されるものであり、図7に示す内部構造を有している。すなわち、コア胴部104の両側に配置された鍔部105,106の上面に、コイル導体111を構成する導線の端部111a,111b(図8参照)それぞれが内部電極123,124(図8参照)に固定されることで、これらの端部111a,111bと導通部125a,126aがそれぞれ接続される。これらの導通部125a,126aは、コア導体104の長手方向中央に向けて引き出されており、外部電極125b,125c,126b,126cは、外装109より突出して、外装109の表面形状に沿って折り曲げられている。すなわち、第2の実施の形態例に係るチップコイルは、図20に示す従来のチップコイルのように、コイルの長手方向両端部分に電極が形成される構造をとらず、チップコイル100の長手方向中央に向かって電極の位置がずれた構成を有する。
また、本実施の形態例に係るチップコイルの外部電極125b,125c,126b,126cは、後述するように、外装109より突出した部分(図8(f)に示す、折り曲げた部分)が外装樹脂に固定されていない構造を有する。そのため、チップコイル100を基板上に実装した後、基板に外力が加わってたわんだ場合でも、そのたわみに対応して外部電極125b,125c,126b,126cが弾力性を発揮する。その結果、基板たわみを原因とする、電極と基板上のパターンとの断線状態(はんだクラック)を抑止することができる。
次に、第2の実施の形態例に係るチップコイルの製造工程、およびその構造を詳細に説明する。図8は、本実施の形態例に係るチップコイルの製造工程を示している。図8の(a)に示す工程では、チップコイルのコア102へ基板121,122を固定する。これらの基板121,122は、セラミック製の絶縁基板であり、それらの表面には、銅(Cu)の金属薄膜が形成され、それらが内部電極123,124を構成している。
鍔部105,106の上面部分のうち、コア胴部104側の端部には、上記の基板121,122の大きさに合わせた凹部131,132が設けられている。そして、基板121,122は、凹部131,132それぞれに接着剤等で固定される。
なお、鍔部105,106の上面における内部電極123,124の固定位置は、図22等に示す磁束の集中箇所を避けた位置であればよく、例えば、図示は省略するが、鍔部105,106上面の中央部分に設けてもよい。チップコイルを平面視した場合において、内部電極(金属薄膜)123,124の幅は、コア胴部104の幅よりも小さく、内部電極の取り付け位置は、コア102におけるコア胴部104の幅内に収まるように配置されている(詳細は、図9を参照して説明する)。
また、金属薄膜を直接、鍔部105,106に形成しないのは、透磁率の高い磁性材料、例えば、フェライトにより構成されているコア102と、金属薄膜とに熱収縮率の違いがあり、それが原因となって金属薄膜がコア102より剥がれるのを防止するためである。また、コア102に内部電極123,124を形成したのは、コイル導体111となる導線の端部を固定できる箇所をコア102に設けることで、チップコイルを量産する上での便宜を図るためである。
図8(b)に示す工程では、コア102のコア胴部104に、チップコイルのインダクタンス値が所望の値となるように、所定の回数だけ導線を巻き回して、コイル導体111を構成する。そして、その導線の端部111a,111bそれぞれを、内部電極123,124に接合する。導線として、例えば、ポリウレタンで被覆された銅線(ポリウレタン性被覆線)、あるいはポリイミド性被覆線を使用する。また、内部電極123,124への端部111a,111bの接合は、例えば、金属拡散による接合、導電性接着剤による接合、あるいは溶接による接合によって行う。
次の工程では、リードフレーム115,116を固定する。ここでは、T字型の形状を有するリードフレーム115の導通部125aを、図8の(c)に示すように、コイル導体111の端部111aと内部電極123上において接続固定する。また、リードフレーム116の導通部126aを、コイル導体111の端部111bと内部電極124上において接続固定する。上述したように、導通部125a,126aは、その幅がコア胴部104の幅よりも小さいため、コア胴部104の幅内に収まるように配置できる。
リードフレーム115,116としては、例えば、無酸素銅(H、または(1/2)H)にメッキを施したものを使用する。また、リードフレーム115,116の内部電極123,124への固定は、例えば、金属拡散による接合、溶接、はんだ接合、あるいは導電性接着剤による接合という方法をとる。内部電極123,124は、リードフレーム115,116の固定と、上述した導線の端部111a,111bの接合とを行えるだけの領域(面積)を確保でき、一定の接合強度を維持できれば、その形状は、図示したような矩形に限定されず、例えば、円形や楕円形等であってもよい。
図8の(d)に示す工程では、リードフレーム115,116が固定されたコア102全体に対して、リードフレーム115,116の一部がチップコイルの短手方向の両側に突出して外部電極125b,125c,126b,126cが形成されるように樹脂108で被覆する。樹脂108として、例えば、ゴム弾性系のシリコン樹脂でチップコイル全体を封止する。こうすることで、コア102への応力の緩和やコア102への衝撃を緩和して、機械的な振動や湿度等に対する耐性を向上させることができる。なお、封止に使用する樹脂8は、低応力のエポキシ系樹脂であってもよい。
次の工程で、外装を形成する。すなわち、図8の(e)に示すように、例えば、エポキシ系樹脂で封止することで、外装109を形成する。そして、続く図8の(f)に示す工程において、リードフレーム115,116の外部電極125b,125c,126b,126cを折り曲げて、チップコイルの電極を形成する。
図9は、本実施の形態例に係るチップコイルにおける電極の配置を説明するための図である。上述した電磁界シミュレーションにより、チップコイルにおける磁束の集中箇所が判明した。磁束の集中箇所とは、図9において○印を付した部分であり、コア胴部104と鍔部105,106からなるコア102の両端の角部4箇所と、コア胴部104の両端部分の角付近4箇所とが主な集中箇所である。
本実施の形態例に係るチップコイルでは、このような磁束の集中箇所を避けるため、図9に示すように、電極としてT字状のリードフレーム115,116を用い、これらの電極を磁束の集中箇所と重ならないように配置した。リードフレーム115,116は、それぞれの両端部を外部電極125b,125c,126b,126cとした帯状部分と、その帯状部分の略中間部位において帯状部分と垂直に延出した導通部125a,126aとからなる、T字型の形状を有する。
導通部125a,126aは、上述した方法で鍔部105,106それぞれに固定され、コア102の中央方向に向かって引き伸ばされており、外部電極125b,125c,126b,126cは、コア胴部104の側方へ突出するように引き回されている。図9から分かるように、導通部125a,126aの幅はコア胴部104の幅よりも狭くなっており、コア胴部104の幅内に収まるように配置することで、コア102を平面視したとき、リードフレーム115,116は、磁束の集中箇所とは重ならない構成になっている。
[第3の実施の形態例]
次に、本発明に係る第3の実施の形態例について説明する。図10は、第3の実施の形態例に係るチップコイルの構造を示している。この第3の実施の形態例に係るチップコイルは、上述した第1の実施の形態例に係るチップコイルの電極と同様の構造の電極を、第2の実施の形態例に係るチップコイルと同様の工程で製造したチップコイルの例である。
図10(a)は、第3の実施の形態例に係るチップコイルの電極としてのリードフレームの外形形状(平面図)を示しており、図10(b)は、そのリードフレームを折り曲げて形成した電極の外観斜視図である。また、図10(c)は、チップコイル全体の平面図、そして、図10(d)は、チップコイルをその長手方向から見たときの側面図である。上述したように、チップコイルにおける磁束の集中箇所が判明しているため、電極形状やその配置箇所は、それら磁束の集中箇所を回避できればよいことになる。
第3の実施の形態例では、図10(a)に示す形状を有するリードフレーム215,216を用意し、その端部225a,226aを、上述した図7や図8に示すチップコイルと同様、チップコイルのコアに形成した内部電極に固定する。そして、コイル全体を封止用の樹脂で被覆した後、外装209を形成し、チップコイルの電極(外部電極)を形成すべくリードフレーム215,216を折り曲げる。
本実施の形態例に係るチップコイルにおいて、リードフレーム215,216を、例えば、図10(a)に示す点線に沿って折り曲げることで、図10(b)に示す外観形状を有する外部電極が形成される。その結果、チップコイルは、それを長手方向から見たとき、図10(d)に示すように、それぞれの電極がコの字に曲げられた形状となって、コア上において互いに対向した位置に配された状態となる(図10(c)参照)。
[チップコイルの実装配線パターン]
次に、上述したチップコイルを基板に実装するためのランドパターン等について説明する。図11は、図1、図10等に示す、上記第1の実施の形態例に係るチップコイルや第3の実施の形態例に係るチップコイルを実装するためのランドパターンの一例を示している。図5を参照して説明したように、基板上に配された信号パターン(信号ライン)41,43それぞれの先端部に、図11に示すような矩形のランドパターン251,253を設ける。これらのランドパターン251,253は、チップコイル10の電極15,16に合わせて、互いに対向する位置に配置され、それらの電極をはんだ付けするのに十分な面積を有している。
図11に示すように、信号パターン41,43とランドパターン251,253とが、チップコイル10のコアの鍔部5,6と重ならない位置に配されている。すなわち、図22等に示すようなコアにおける磁束の集中個所を避け、同時に磁束を妨げる位置には導体を設けないようにすることで、チップコイルとして良好なインダクタンスやQ値の実現が可能となる。
図12および図13は、図7に示す上記第2の実施の形態例に係るチップコイルを実装するためのランドパターンの一例である。図12に示す例では、チップコイル100の4個の外部電極125b,125c,126b,126cそれぞれの位置に合わせて、4個の矩形のランドパターン315,311,317,313を設ける。これらのランドパターンは、チップコイル100の外部電極それぞれをはんだ付けするのに十分な面積を有しているとともに、ランドパターン315,313については、それらを先端部とする信号パターン(信号ライン)301,303が配されている。
同様に、図13に示す例においても、チップコイル100の4個の外部電極125b,125c,126b,126cそれぞれの位置に合わせた4個の矩形のランドパターン365,361,367,363を設け、ランドパターン365,363には、それらを先端部とする信号パターン(信号ライン)351,353が配されている。また、これらのランドパターンも、チップコイルの外部電極それぞれをはんだ付けするのに十分な面積を有していることは、図12に示す例と同じである。
このように、図12および図13に示す例においても、コアからの磁束を妨げる位置に導体を設けないようにするため、ランドパターンとそれにつながる信号パターンが、チップコイルのコアの鍔部105,106と重ならない位置に配されている。よって、これらのランドパターンとした場合も、コアにおける磁束の集中個所を避けて、チップコイルとして良好なインダクタンスやQ値の実現ができる。
なお、図12および図13に示す例において、ランドパターン311,317,361,367は、信号パターンの接続がないダミーパターンであり、実装基板上にチップコイルを固定するために形成されたランドパターンである。これらのパターンの存在により、チップコイルを基板上に、より強固かつ安定に固定できるため、振動等の多い環境において回路パターン(ランドパターン)とチップコイルとの接合強度を確保できる。
次に、サンプルを用いて測定して得られた実測値を参照しながら、チップコアからの磁束を妨げる位置に導体を設けた場合と、それを避けた位置に導体を設けた場合との差異を、定性的に比較して説明する。
ここでは、磁束を妨げる位置を避けて導体を設けた例として、図7に示す構造のチップコイルを、図12に示すパターンを配した基板上に実装した例(以降において、“実施例”という)を使用し、一方、コアにおける磁束の集中個所と重なるように導体パターンを設けた例として、図14および図15に示す例を使用した。より具体的には、図14は、基板上の信号パターン401,403が、チップコイル100のコアの鍔部にかかる例(“比較例1”という)であり、図15に示す例では、ランドパターン421,423そのものが、チップコイル100のコアの鍔部全体にかかっている(これを“比較例2”という)。
図16は、実施例と比較例1,2とについて、そのインダクタンス値を比較して示すグラフであり、図17は、同じく実施例と比較例1,2とについて、そのQ値を比較して示すグラフである。いずれにおいても、横軸は周波数[kHz]である。この実施例では、上述したように図12に示すパターン構造の基板上に、チップサイズが7.0×3.0×3.0[mm]のチップコイルを配した。このチップコイルは、125kHzで7.2mHの値を示すコイルであり、測定器Agilent4294Aと測定治具16193Aを用いて測定した。
図16および図17に示す例では、測定器Agilent4294Aを用いて、信号レベルを500mV、測定周波数範囲を1kHz〜110MHzとして測定した。図16に示すインダクタンス値については、例えば、周波数125kHzにおいて、実施例は7.7245mH、比較例1は7.6548mH、比較例2は7.496mHであって、チップコイルのコアの鍔部にかからない配線パターンとすることで、微差ではあるがインダクタンスの改善がみられた。
一方、Q値については、図17に示すように、周波数125kHzにおいて、実施例は47.02、比較例1は33.77、比較例2は18.78であり、実施例と比較例とに顕著な差がみられ、図12に示す配線パターンとすることで、実施例について非常に良好なQ値特性が得られた。
以上説明したように、本実施の形態例によれば、チップコイルのコア部が搭載された基台の略中央部に一対の電極を形成し、チップコイルが回路基板上に搭載されたときに、コア部からの磁束へ影響を与える位置には、これらの電極やランドパターンがない構成とすることで、外部電極やランドパターンによるコイルの磁気損失をなくし、Q値の低下を防止できる。
すなわち、本実施の形態例によれば、チップコイルのコア部のうち磁束が集中する箇所を避けてチップコイルの電極を配置することで、電極やランドパターンによるコイルの磁気損失をなくし、感度の低下やQ値の低下を防止することができる。また、このような電極配置に対応させて、当該チップコイルを実装する基板上のランドパターンや信号パターンを、例えばコイルの磁束経路を遮断あるいは分断しないように配することで、ランドパターンや信号パターンによる磁気損失や感度の低下、Q値の低下をも防止できる。
さらに、ランドパターンが磁束を妨げることがないため、ランドパターンより引き出される伝送パターンの形成が容易になり、同時に、伝送パターンを含めた配線をチップコイルの周囲を回す必要がないので、パターン形成のための面積を小さくすることができる。このことは、基板上における部品の実装密度の向上につながる。
さらには、外部電極の端部がチップコイルの外装樹脂に固定されない構造とすることで、チップコイルが実装された基板がたわんでも、基板上のパターンと電極との断線が抑制され、それらの接合強度を確保しながら電気的な接続を維持できる。従って、通信機器等としての信頼性が向上する。
また、基板上にチップコイルを固定するためのダミーパターンを設け、そのパターンにコイルの電極をはんだ付けできるようにすることで、コイルと基板との接合強度を確保することができる。さらに、チップコイルに少なくとも4個の外部電極を配し、そのいずれにもコイル導体を導通させることで、基板上において様々な伝送パターンに対応可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態例において、図1に示す導線11や、図7に示すコイル導体111について、コイルパターンが形成されたグリーンシートを積層して形成したものや、コア胴部4,104の表面に厚膜または薄膜の金属被膜を形成したものであってもよい。
また、第2の実施の形態例に係るチップコイルにおけるリードフレームについて、例えば、図18に示す形状となるようにリードフレーム535,536を折り曲げ、上述した実施の形態例と同様、磁束が集中する箇所を避けた位置にそれらを配するようにしてもよい。その際、リードフレーム535,536の導通部535a,536aそれぞれが、導線の端部が接合されている内部電極(金属薄膜)上にくるようにし、リードフレーム535,536が互いに対向するように位置合わせして、固定する。
図19は、この変形例に係るチップコイル520の外観斜視図である。このチップコイル520は、図18に示すリードフレーム535,536の一部をチップコイル520の短手方向の両側に突出させて、外部電極535b,535c,536b,536cを形成し、樹脂として、例えば、ゴム弾性系のシリコン樹脂等で全体を封止し、さらに、その外周をエポキシ樹脂等で覆った構造を有する。すなわち、図19に示すチップコイル520は、リードフレーム535,536の一部がチップ本体の上部から突出し、それらがチップの側壁に沿ってそのまま下部へ延び、底面に向けて折り曲げられた構造の電極を有する。
チップコイル520の外部電極535b,535c,536b,536cは、チップ本体の外部において外装樹脂に固定されていない。そのため、チップコイルを基板上の実装した後、基板に外力が加わってたわんだ場合でも、外部電極の有する弾力性により、それらの電極と基板上のパターンとの断線状態を抑止することができる。
本発明の第1の実施の形態例に係るチップコイルの内部構造の一例を示す斜視図である。 第1の実施の形態例に係るチップコイルの裏面側の構造を示す斜視図である。 第1の実施の形態例に係るチップコイルの正面図である。 第1の実施の形態例に係るチップコイルの製造工程を示す図である。 第1の実施の形態例に係るチップコイルを基板上に実装したときの様子を示す図である。 第1の実施の形態例に係るチップコイルにおける磁束の通過経路等を示す図である。 本発明の第2の実施の形態例に係るチップコイルの構造を示す透視図である。 第2の実施の形態例に係るチップコイルの製造工程を示す図である。 第2の実施の形態例に係るチップコイルの電極配置を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態例に係るチップコイルの構造を示す図である。 実施の形態例に係るチップコイルを実装するためのランドパターンの一例を示す図である。 実施の形態例に係るチップコイルを実装するためのランドパターンの他の例を示す図である。 実施の形態例に係るチップコイルを実装するためのランドパターンの他の例を示す図である。 コアにおける磁束の集中個所と重なるように導体パターンを設けた例を示す図である。 コアにおける磁束の集中個所と重なるように導体パターンを設けた他の例を示す図である。 実施例と比較例1,2のインダクタンス値を比較して示す図である。 実施例と比較例1,2のQ値を比較して示す図である。 変形例に係るチップコイルのリードフレーム形状を示す図である。 変形例に係るチップコイルの外観斜視図である。 従来のチップインダクタの基板実装時の様子を示す図である。 従来のチップインダクタにおける磁束の通過経路等を示す図である。 電磁界シミュレーションによるチップインダクタにおける磁束の集中箇所を示す図である。
符号の説明
1 基台
2,102 コア
4,104 コア胴部
5,6,105,106 鍔部
8 樹脂モールド
10,100 チップコイル
11,111 導線(コイル導体)
15,16 電極
21〜24 金属部
31,32,111a,111b 導線端部
41,43,301,303,401,403 信号パターン(信号ライン)
51,53 磁束
55,251,253,315,311,317,313,365,361,367,363,421,423 ランドパターン
109 外装
115,116,135,136,215,216 リードフレーム
121,122 基板
123,124 内部電極
125b,125c,126b,126c,135b,135c,136b,136c 外部電極
131,132 凹部

Claims (5)

  1. 胴部および該胴部の両端に配された鍔部を有するコア部と、
    前記胴部に形成されたコイル導体と、
    前記鍔部間に配された一対の外部電極と、
    前記鍔部にそれぞれ固定されるとともに前記コイル導体の端部と接続され、かつ、前記外部電極と接続した一対の導通部とを備え、
    前記導通部は前記胴部の幅よりも狭く、かつ、平面視したときに前記胴部と前記鍔部との境界において前記胴部の幅内に収まるように配置され、
    前記一対の導通部それぞれは、該導通部が固定された前記鍔部から他方の鍔部方向に延出されるとともに、その延出方向と直交する方向であって、それぞれ相対する方向に略直角に引き出されることにより前記外部電極と接続され、
    前記外部電極と前記導通部は一体のリードフレームとして構成されていることを特徴とするチップコイル。
  2. 前記外部電極は、前記コア部の中心軸方向と略直交する軸線上に形成されていることを特徴とする請求項記載のチップコイル。
  3. チップコイルを実装した基板であって、
    前記チップコイルは、胴部および該胴部の両端に配された鍔部を有するコア部と、前記胴部に形成されたコイル導体と、前記鍔部間に配された一対の外部電極と、前記鍔部にそれぞれ固定されるとともに前記コイル導体の端部と接続され、かつ、前記外部電極と接続した一対の導通部とを備え、前記導通部は前記胴部の幅よりも狭く、かつ、平面視したときに前記胴部と前記鍔部との境界において前記胴部の幅内に収まるように配置され、
    前記基板は、前記チップコイルの外部電極の位置に合わせて形成された、前記チップコイルを固定したランドパターンと、該ランドパターンより引き出された信号パターンを備え、
    前記ランドパターンと信号パターンは、前記チップコイルの鍔部と重ならないように形成されていることを特徴とするチップコイルを実装した基板。
  4. 前記ランドパターンは、前記信号パターンとは接続されていないダミーパターンを含むことを特徴とする請求項記載のチップコイル実装した基板。
  5. 前記信号パターンは、当該実装基板上の前記チップコイルの下面側より引き出されていることを特徴とする請求項記載のチップコイル実装した基板。
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