JP2014133650A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの充電量を適切に検出することのできるエレベータ制御装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、エレベータ制御装置5は、バッテリ22と、充放電制御回路21と、を備える。バッテリ22は、エレベータの制御電源31に対して商用電源11と共通の回路を介して接続されるものである。充放電制御回路21は、バッテリ22の充電状態を検出すると共に、バッテリ22の充放電を制御し、さらに、バッテリ22の充電容量に対するバッテリ22の充電量を複数の範囲に分割することによって、充電量をステップ状に検出するものである。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータ制御装置に関する。
従来エレベータの中には、バッテリやコンデンサ等の蓄電装置を備え、停電時等に蓄電装置で蓄電して電力を放電することにより、停電時でも蓄電した電力の範囲内での運行を可能にしているものがある。
特開2005−89096号公報
蓄電装置としてバッテリを用いた場合、バッテリの充電量は、バッテリの充電状態を示すSOC(State Of Charge)に基づいて判断し、充電や放電の制御は、SOCに応じて行う。しかしながら、SOCは、バッテリの実際の充電量のみでなく、周囲温度によっても変化することがあるため、SOCの検出値は、実際のバッテリの充電量とずれが生じる場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バッテリの充電量を適切に検出することのできるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
実施形態のエレベータ制御装置は、バッテリと、制御回路と、を備える。バッテリは、エレベータの制御電源に対して商用電源と共通の回路を介して接続されるものである。制御回路は、バッテリの充電状態を検出すると共に、バッテリの充放電を制御し、さらに、バッテリの充電容量に対するバッテリの充電量を複数の範囲に分割することによって、充電量をステップ状に検出するものである。
図1は、実施形態に係るエレベータ制御装置を備えるエレベータ装置の概略構成図である。 図2は、図1に示すエレベータ制御装置でエレベータ装置の運転制御を行う際における運転モードの説明図である。 図3は、バッテリの充電量の検出ステップの説明図である。 図4は、第1運転モード時における充電量の制御の説明図である。 図5は、第2運転モード時における充電量の制御の説明図である。
以下に、本発明に係るエレベータ制御装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係るエレベータ制御装置を備えるエレベータ装置の概略構成図である。同図に示すエレベータ装置1は、コンバータ装置12、平滑コンデンサ13、インバータ装置14、巻上機15、ロープ17、乗りかご18、カウンタウェイト19、バッテリユニット20、制御ユニット30及び制御電源トランス32を含んで構成されている。また、本実施形態に係るエレベータ制御装置5は、バッテリユニット20と、制御ユニット30と、制御電源トランス32とを含んで構成されている。
商用電源11は、三相交流電流を供給する電源になっており、商用電源11から供給される電気の回路には、コンバータ装置12、平滑コンデンサ13、インバータ装置14が備えられている。このうち、コンバータ装置12は、商用電源11から供給される交流を直流にする変換装置になっている。コンバータ装置12は、スイッチング素子、ダイオードモジュール等のコンバータ素子を有しており、交流を直流に変換する。平滑コンデンサ13は、コンバータ装置12とインバータ装置14との間の回路に配置され、コンバータ装置12で変換された直流を整流する。
インバータ装置14は、スイッチング素子、ダイオード等で構成され、コンバータ装置12から出力され、平滑コンデンサ13で平滑された直流をスイッチング素子によりスイッチングさせて交流に変換し、変換した交流を巻上機15のモータ(電動機)16に供給する。インバータ装置14は、スイッチング素子を制御することで、巻上機15のモータ16に供給する交流の周波数等を制御する。コンバータ装置12と、平滑コンデンサ13と、インバータ装置14とは直列に配置された回路である。
また、制御ユニット30は、エレベータ装置1を制御可能に設けられている。この制御ユニット30は、コンバータ装置12及びインバータ装置14と電気的に接続されており、コンバータ装置12及びインバータ装置14を制御する。また、制御ユニット30は、制御電源31を有しており、この制御電源31は、以下に説明するように、商用電源11或いはバッテリ22の少なくともいずれか一方から電力の供給を受けることができる。
制御電源31と商用電源11とは、回路27、コンタクタ26、回路28及び制御電源トランス32を介して接続されている。このうち、回路27は、商用電源11とコンタクタ26とを接続する。また、回路28は、コンタクタ26と制御電源トランス32とを接続する。コンタクタ26は、商用電源11と制御電源トランス32とを断接するスイッチ装置である。制御電源トランス32は、商用電源11側の電圧(例えば、200V)を制御電源31用の電圧(例えば、24V)に降圧して出力する。商用電源11から制御電源トランス32には、三相正弦波が入力される。また、通常時は商用電源11の三相交流電圧がバッテリ22に入力され、停電時はバッテリ22から二相の矩形波が出力される。
バッテリユニット20は、充放電制御回路21と、バッテリ22と、コンタクタ23、24、25とを含んで構成されている。バッテリ22は、充放電可能な蓄電装置である。充放電制御回路21は、制御ユニット30と電気的に接続されており、制御ユニット30と協調してバッテリ22の充放電を制御する制御回路として設けられている。また、充放電制御回路21は、各コンタクタ23、24、25の開閉制御を行う。充放電制御回路21は、コンタクタ23を介して回路27と接続されている。コンタクタ23は、充放電制御回路21と商用電源11とを断接するスイッチ装置である。また、充放電制御回路21は、コンタクタ24を介して回路28と接続されている。本実施形態では、充放電制御回路21は、制御電源トランス32の入力タップに接続されている。コンタクタ24は、充放電制御回路21と制御電源31とを断接するスイッチ装置である。コンタクタ25は、平滑コンデンサ13とインバータ装置14との間の回路(主回路)29と、バッテリ22とを断接するスイッチ装置である。
制御ユニット30は、商用電源11から受電可能な場合、コンタクタ26を閉じ、商用電源11と制御電源31とを接続する。これにより、制御電源31は、商用電源11から電力の供給を受けて作動する。制御ユニット30は、商用電源11から制御電源31に電力の供給を受けるときに、更に、電力アシスト用としてバッテリ22から制御電源31に電力を出力させることができる。この場合、制御ユニット30は、充放電制御回路21に対して、バッテリ22から制御電源31に対する電力供給指令を行う。電力供給指令を受けた充放電制御回路21は、コンタクタ24を閉じる。これにより、バッテリ22は、充放電制御回路21と、コンタクタ24と、回路28と、制御電源トランス32を介して制御電源31と接続される。充放電制御回路21は、バッテリ22からの出力を目標の電圧及び電流値に調整して回路28に出力する。
次に、本実施形態に係るエレベータ制御装置5が有する2つの運転モードについて説明する。エレベータ制御装置5は、第1運転モード及び第2運転モードの2つの運転モードを選択的に実行することができる。
図2は、図1に示すエレベータ制御装置でエレベータ装置の運転制御を行う際における運転モードの説明図である。図2において、充電及び放電は、それぞれバッテリ22の充電及び放電を示す。また、各欄の○印は、バッテリ22の充電或いは放電を実行可能であることを示す。第1運転モード及び第2運転モードは、それぞれ商用電源11から受電する買電時と商用電源11の停電時で動作が異なる。
(買電時の第1運転モードの動作)
買電時の第1運転モードでは、コンタクタ23、26が閉じられる。第1運転モードは、モータ16による回生電力を蓄電しない運転モードである。乗りかご18とカウンタウェイト19のうち重い方が降下する回生方向の運転時に、モータ16は発電機として機能して回生発電を行うことができる。第1運転モードでは、モータ16による回生電力はバッテリ22に蓄電されない。第1運転モードでは、買電時にバッテリ22に対する充電を行う場合、商用電源11から買電する電力によってバッテリ22が充電される。また、第1運転モードでは、買電時にはバッテリ22をモータ16の動力源として使用しない。制御ユニット30は、買電時の第1運転モードでは、充放電制御回路21に指令してコンタクタ25を開放する。これにより、モータ16の駆動回路からバッテリ22が切り離され、モータ16は商用電源11からの電力によって回転駆動される。制御ユニット30は、インバータ装置14によって巻上機15のモータ16に供給する電流値を制御し、モータ16を回転駆動させて乗りかご18を昇降させる。これらのように、第1運転モードでは、充放電制御回路21は、商用電源11の使用可能時は、バッテリ22に対しては放電制御は行わずに、充電制御のみ行う。
(停電時の第1運転モードの動作)
商用電源11の停電時には、制御ユニット30は、商用電源11に代えてバッテリ22から制御電源31に電力の供給を受けて作動する。商用電源11が停電すると、制御ユニット30は、コンタクタ26を開放して制御電源31と商用電源11とを切り離し、コンタクタ23を開放して商用電源11と充放電制御回路21とを切り離す。また、バッテリユニット20の中にある図示しない制御回路が、充放電制御回路21に対して、バッテリ22から制御電源31への電力供給を指令する。充放電制御回路21は、コンタクタ24を閉じ、バッテリ22を放電させて制御電源31へ電力を供給する。また、充放電制御回路21は、コンタクタ25を閉じてバッテリ22とインバータ装置14とを接続する。
第1運転モードの停電時には、モータ16による回生電力はバッテリ22に充電されない。第1運転モードの停電時には、バッテリ22によってモータ16が回転駆動される。モータ16は、停電時には、バッテリ22からインバータ装置14を介して供給される電力によって駆動トルクを発生させ、乗りかご18を昇降させる。これらのように、第1運転モードでは、充放電制御回路21は、商用電源11の使用不可時、即ち停電時は、バッテリ22に対しては充電制御は行わずに、放電制御のみ行う。また、第1運転モードの停電時には、コンタクタ24を閉じることにより、バッテリ22は制御電源31に対しても電力を供給する。
(買電時の第2運転モードの動作)
買電時の第2運転モードでは、コンタクタ23、25、26が閉じられる。第2運転モードは、モータ16による回生電力を蓄電する運転モードである。第2運転モードでは、買電時にバッテリ22に対する充電を行う場合、商用電源11から買電する電力及びモータ16の回生による発電電力によってバッテリ22を充電することができる。制御ユニット30は、回生方向の運転時にモータ16に回生発電を行わせる。モータ16の回生によって発電された電力は、バッテリ22に充電される。制御ユニット30は、インバータ装置14に対して回生電力を蓄電するように指令すると共に、充放電制御回路21に対してバッテリ22の充電を指令する。これにより、インバータ装置14はモータ16に回生発電を行わせて制動力を発生させる。充放電制御回路21は、回生発電の電力及び商用電源11からの受電電力によってバッテリ22を充電する。
さらに、買電時の第2運転モードでは、力行運転時には、バッテリ22から放電して電力のアシストを行う。即ち、制御ユニット30は、商用電源11から供給される電力で乗りかご18を昇降させる際には、コンタクタ25を閉じてバッテリ22とインバータ装置14とを接続することにより、バッテリ22からも電力を放電させ、電力のアシストを行う。
(停電時の第2運転モードの動作)
第2運転モードの停電時には、モータ16による回生電力が蓄電される。制御ユニット30は、回生方向の運転時に、モータ16に回生発電を行わせる。充放電制御回路21は、コンタクタ25を閉じ、モータ16の回生による発電電力をバッテリ22に充電する。第2運転モードでは、モータ16は、バッテリ22を動力源として動作する。制御ユニット30は、停電時に力行方向に乗りかご18を昇降させる場合、コンタクタ25を閉じてバッテリ22とインバータ装置14とを接続し、バッテリ22の放電電力によってモータ16を回転駆動する。
バッテリ22は、これらのようにエレベータ装置1の運転状態や商用電源11の停電状態に応じて、充放電制御回路21によって充電や放電を行うが、充放電制御回路21は、バッテリ22の充電状態を示すSOC(State Of Charge)を監視しながら、充放電の制御を行う。その際に、充放電制御回路21は、バッテリ22のSOCを、バッテリ22の充電容量に対するバッテリ22の充電量を複数の範囲に分割することによって、充電量をステップ状に検出する。
図3は、バッテリの充電量の検出ステップの説明図である。本実施形態に係るエレベータ制御装置5では、充放電制御回路21は、図3に示すように、バッテリ22の充電量を0%〜100%の間で10%ごとにステップ(1)〜ステップ(10)として10段階の範囲に分割して設定し、現在の充電量はどのステップ内であるかを検出する。例えば、充放電制御回路21は、バッテリ22の現在の充電量Xが65%であることを検出した場合には、現在SOCはステップ(7)であると検出する。なお、充電量の検出は、検出時に幅を持たせて検出し、現在の充電量はどのステップ内であるかを検出してもよい。
次に、エレベータ装置1の運転制御時におけるバッテリ22の充電量の制御について説明する。図4は、第1運転モード時における充電量の制御の説明図である。エレベータ装置1の運転制御時には、充放電制御回路21は、目標となるバッテリ22の充電量である目標充電量Ctを設定し、検出する充電量が目標充電量Ctになるように制御する。その際に、充放電制御回路21は、バッテリ22の充電量を、予め設定された複数のステップのうちの1つのステップ内に収めるように、充放電の制御を行う。
また、充放電制御回路21は、第1運転モードと第2運転モードとで異なった制御を行う。まず、第1運転モード時における充放電制御について説明すると、第1運転モード時には、充放電制御回路21は、目標充電量Ctを変化させず、予め定められた大きさの充電量にして、バッテリ22の充放電制御を行う。つまり、充放電制御回路21は、バッテリ22の充電量が、目標充電量Ctとなる1つのステップ内に収まるように、充放電の制御を行う。
このため、第1運転モードにおける商用電源11の使用可能時である第1運転モードの買電時は、バッテリ22の充電量が目標充電量Ctとなる1つのステップ内に収まるように、充放電制御回路21は、バッテリ22の充電制御を行う。一方、第1運転モードにおける商用電源11の停電時は、回生電力による充電は行わずに、充放電制御回路21はバッテリ22の放電制御を行い、制御ユニット30は、バッテリ22から供給される電力によりエレベータ装置1の運転を行う。このため、目標充電量Ctに関わらず、バッテリ22の充電量の範囲内でエレベータ装置1の運転を行う。
図5は、第2運転モード時における充電量の制御の説明図である。目標充電量Ctを変化させない第1運転モードに対し、第2運転モードでは、1日の時刻に応じて、目標充電量Ctを変化させて制御を行う。この第2運転モードでの目標充電量Ctは、エレベータ装置1の使用頻度や、停電時におけるエレベータ装置1の運転要求度等に対する充電量が、時刻に応じて予め設定されている。充放電制御回路21は、バッテリ22の充電量が、このように時刻に応じて変化する目標充電量Ctになるように、バッテリ22の充放電制御を行う。
具体的には、目標充電量Ctは、時刻に応じて予めステップが設定されており、それぞれの時刻で、充電量に幅を有して目標充電量Ctが設定されている。即ち、目標充電量Ctは、時刻に応じて段階的に変化して設定されている。充放電制御回路21は、バッテリ22の充電量が、それぞれの時刻における目標充電量Ctとなるステップの範囲内になるように、バッテリ22の充放電制御を行う。
従って、第2運転モードにおける商用電源11の使用可能時である第2運転モードの買電時は、バッテリ22の充電量が、その時刻における目標充電量Ctとなるステップ内に収まるように、充放電制御回路21は、買電及び回生電力による充電の制御や、買電による電力と共にエレベータ装置1を運転させるための電力を放電する制御を行う。一方、第2運転モードにおける商用電源11の停電時は、目標充電量Ctに関わらず、回生電力による充電を行いつつ、バッテリ22の充電量の範囲内でエレベータ装置1の運転を行う。
充放電制御回路21は、第1運転モードでも第2運転モードでも、買電時には、上述したようにバッテリ22の充電量を10段階のステップで判断して充放電の制御を行うため、実際の充電量が増減しても、同一のステップの場合には充放電制御を維持する。
第1運転モードと第2運転モードとでは、これらのように充放電の制御を行うが、いずれの運転モードでも、商用電源11の停電時には、バッテリ22の放電が続くことになる。このため、商用電源11が復帰して商用電源11から電力が供給される状態になった際に、バッテリ22のSOCが所定値以下であることを検出した場合には、充放電制御回路21は、バッテリ22の急速充電を行い、SOCが所定値を満たしている場合には、通常充電を行う。
また、商用電源11の停電からの復帰時に急速充電を行い、SOCが所定範囲になったら通常充電に切り替えるが、その判断の基準となる範囲は、停電からの復帰時に急速充電を行うか否かの判断の基準となるSOCの範囲よりも高くなっている。つまり、急速充電から通常充電に切り替えるか否かの判断の基準となるSOCの範囲は、通常充電から急速充電に切り替えるか否かの判断の基準となるSOCの範囲よりも高くなっている。即ち、充放電制御回路21は、通常充電から急速充電への切り替えと、急速充電から通常充電への切り替えとで、ヒステリシス特性を持たせて充電の切り替え制御を行う。
以上の実施形態に係るエレベータ制御装置5は、充放電制御回路21は、バッテリ22の充電量をステップ状に検出し、現在の充電量のステップと目標充電量Ctとに応じて充放電制御を行っているため、目標充電量Ctに対して、幅、即ち余裕度を持たせて制御することができる。このため、バッテリ22の充電量を検出する装置の誤差によって、充電量の検出値と実際の充電量との間に差異がある場合でも、差分を吸収することが可能になる。また、バッテリ22のSOCは、周囲の温度変化によっても変化することがあるため、このような環境変化によってSOCの検出値、即ち、バッテリ22の充電量の検出値が変化して、実際の充電量との間に差異が発生する場合でも、充電量をステップ状に検出することにより、差分を吸収することが可能になる。この結果、バッテリ22の充電量を適切に検出することができる。
また、このようにバッテリ22の充電量をステップ状に検出することにより、バッテリ22の充電量が少なくなった場合、充電量が少ない側のステップに移行することになり、実際の充電量よりも、早い段階で充電量が少なくなった際の充放電制御を行うことになる。このため、バッテリ22の寿命劣化によってバッテリ22の充電量の減りが加速した場合でも、充電量が少なくなった際の充放電制御を早め行うことができる。この結果、バッテリ22の劣化した場合におけるエレベータ装置1の運転性能を確保することができる。
また、バッテリ22の充電量をステップ状に検出することにより、充電量の余裕分を確保してエレベータ装置1の運転制御を行うことができるため、エレベータ装置1の運転中にバッテリ22の充電量が減ってきても、目的階まで運転することを可能にすることができる。この結果、商用電源11の停電時に必要な電力を、より確実に確保することができる。
また、バッテリ22の充電量を、予め設定された範囲と捉えて充放電の制御を行うことにより、充電量に応じて制御を切り替える際における切り替え頻度を少なくすることができる。この結果、充放電制御の簡易化を図ることができる。
また、第2運転モードでは、バッテリ22の充電量を、目標充電量Ctを含んでいるステップ内に収めるように充放電制御を行うため、バッテリ22の充電量を、時刻に応じて連続的に変化する目標充電量Ctに近い大きさにしつつ、充放電制御の切り替え頻度を少なくすることができる。この結果、バッテリ22の充電量を、時刻に応じて変化する所望の充電量にしつつ、充放電制御の簡易化を図ることができる。
また、通常充電から急速充電への切り替えと、急速充電から通常充電への切り替えとで、ヒステリシス特性を持たせることにより、停電が頻発した場合に、急速充電と通常充電との切り替えが頻繁に起きることを避けることができる。この結果、より確実に充放電制御の簡易化を図ることができる。
〔変形例〕
なお、上述したエレベータ制御装置5では、バッテリ22の充電量を、ステップ(1)〜ステップ(10)の10段階のステップに分割して設定し、充放電制御を行っているが、充電量のステップは10段階以外でもよい。充放電制御の簡易性を重視する際には、ステップの数を少なくすることにより、制御の切り替え頻度を少なくすることができ、充放電制御の緻密性を重視する際には、ステップの数を多くすることにより、充電量に余裕度を持たせることができる。また、各ステップの間隔は、不均一でもよい。充電量のステップは、充放電制御時における要求に対して、必要に応じた数にしたり、必要に応じた間隔にしたりすることにより、より確実に、要求の度合いに応じた充放電制御を行うことができる。
また、急速充電を実施すると判断するSOCの範囲は、一定ではなく、可変にしてもよい。この場合、エレベータ装置1から離れた位置からの遠隔操作によって可変にしてもよい。これにより、バッテリ22の充電量を目標充電量Ctに近付ける際における重要度を、エレベータ装置1の運転状態、即ち、SOCの放電頻度や商用電源11の電力の供給状態等に応じて、適宜変化させることができる。
また、上述したエレベータ制御装置5では、バッテリ22がエレベータ駆動用電源(回路29)に直接接続されているが、これに代えて、バッテリ22がバッテリユニット20の充放電制御回路21を介して回路29に接続されてもよい。
また、エレベータ制御装置5は、上述した実施形態、及び変形例で用いられている構成や制御等を適宜組み合わせてもよく、または、上述した構成や制御以外を用いてもよい。エレベータ制御装置5の構成や制御等に関わらず、バッテリ22の充電容量に対するバッテリ22の充電量を複数の範囲に分割して充電量をステップ状に検出することにより、バッテリ22の充電量を適切に検出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エレベータ装置
5 エレベータ制御装置
11 商用電源
14 インバータ装置
15 巻上機
16 モータ
17 ロープ
18 乗りかご
19 カウンタウェイト
20 バッテリユニット
21 充放電制御回路
22 バッテリ
30 制御ユニット
31 制御電源

Claims (4)

  1. エレベータの制御電源に対して商用電源と共通の回路を介して接続されるバッテリと、
    前記バッテリの充電状態を検出すると共に、前記バッテリの充放電を制御する制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記バッテリの充電容量に対する前記バッテリの充電量を複数の範囲に分割することによって、前記充電量をステップ状に検出することを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記制御回路は、前記バッテリの充電量を、前記バッテリの目標充電量を含んでいるステップ内に収めるように前記バッテリの充放電の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記制御回路は、前記商用電源の使用不可状態から使用可能状態になった際において、前記バッテリの充電量が所定範囲以下の場合は前記バッテリへの急速充電を行い、前記バッテリの充電量が他の所定範囲になったら通常充電に切り替えると共に、前記急速充電から前記通常充電に切り替えるか否かの判断の基準となる前記他の所定範囲は、前記通常充電から前記急速充電に切り替えるか否かの判断の基準となる前記所定範囲よりも高くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記通常充電から前記急速充電に切り替えるか否かの判断の基準となる前記所定範囲は変更可能であることを特徴とする請求項3に記載のエレベータ制御装置。
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