JP6015690B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、蓄電装置を備えたエレベータの制御装置に関するものである。
従来のエレベータの制御装置においては、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、この直流電圧のリプルを平滑化する平滑コンデンサと、この平滑化された直流電圧を可変電圧可変周波数の交流電圧に変換して出力するインバータと、このインバータから出力される交流電圧で駆動しかごを昇降するモータとを備える。
さらに、平滑コンデンサに生ずる電圧を検出する平滑コンデンサ電圧検出器を備え、平滑コンデンサに並列に、抵抗消費回路と充放電回路とがそれぞれ接続され、この充放電回路の他端には、平滑コンデンサに生ずる直流電圧を貯蔵する電気二重層キャパシタが接続されている。
また、充電設定電圧は交流電源からコンバータを介して整流される整流電圧より大きくかつ抵抗消費回路の動作電圧より低い電圧に設定され、放電設定電圧は整流電圧より低い電圧に設定される。
さらに、従来のエレベータの制御装置では、平滑コンデンサ電圧検出器で検出される平滑コンデンサに生ずる電圧が充電設定電圧を越える場合に電気二重層キャパシタに充電するように充放電回路を制御し、また平滑コンデンサに生ずる電圧が放電設定電圧を越える場合に電気二重層キャパシタから放電するように充放電回路を制御する充放電制御手段を備える(例えば、特許文献1参照)。
そのため、エレベータの回生運転時において、平滑コンデンサ電圧検出器で検出される平滑コンデンサに生ずる電圧が、整流電圧より高くかつ充電設定電圧を越えるとき、モータが発電する電力を電気二重層キャパシタに確実に充電し、エレベータの力行運転時において、電気二重層キャパシタから放電させて、その電力をエレベータの昇降に利用する。
特開2005−263408
従来のエレベータの制御装置では、平滑コンデンサの電圧が充電設定電圧を越える場合に電気二重層キャパシタなどの蓄電装置に充電するように充放電回路を制御し、平滑コンデンサの電圧が充電設定電圧以下でかつ放電設定電圧を超える場合に、蓄電装置から放電するように充放電回路を制御する。
さらに、蓄電装置の電圧が満充電状態の設定電圧を超えると充電を停止し、抵抗消費回路を動作し、モータからの回生電力を消費する。
この際、平滑コンデンサの電圧値と蓄電装置の電圧値で充電あるいは放電を判定し、その際の電流値は、予め設定した上限値以下に制限している。
しかしながら、エレベータが回生運転と力行運転を頻繁に繰り返す場合など、蓄電装置に頻繁に電流が流れることにより、蓄電装置の内部抵抗により電力が消費され、蓄電装置が発熱することがある。その場合、充電効率および放電効率が低下し、さらには、蓄電装置の寿命が短くなる場合があった。
この発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、蓄電装置の発熱を抑制し蓄電装置の長寿命化を図ったエレベータの制御装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータの制御装置においては、モータが回生運転状態あるいは力行運転状態であるかを検知するモータ運転状態検出手段と、蓄電装置の蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、エレベータの運転状態から、モータが回生運転時に発生する電力を予測するモータ電力予測手段を備える。
エレベータ運転中に、モータ運転状態検出手段によりモータが回生運転状態にあると判定された場合、モータ電力予測手段によりエレベータが停止位置に到達するまでにモータが発生する回生電力量の予測値(以下、予測回生電力量と称す。)が算出される。一方、蓄電量検出手段により蓄電装置の蓄電量が検出され、蓄電装置の蓄電量が満充電量に達する電力量(以下、充電可能電力量と称す。)が算出される。予測回生電力量が充電可能電力量を上回る場合、停止位置に到達する時点において、蓄電装置の蓄電量が満充電量になるように、充放電回路よって充電電流量を制御する。
また、エレベータが停止位置に到達するまで、予測回生電力量が充電可能電力量以下となる場合、モータの回生電力量が多くなるように母線の電圧を制御するように構成したものである。
この発明によれば、充電電流量を制御することにより蓄電装置の発熱を抑制し蓄電装置の長寿命を図り、また、母線電圧を制御することにより蓄電装置への充電量を増量する。そのため、信頼性の高くかつ消費電力の低いエレベータの制御装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータを示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御装置における充放電回路の回路構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御装置における制御方法を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの制御装置におけるモータの回生運転時の発電量の電圧依存性を示す特性図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータを示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの制御装置における制御方法を示すフロー図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの制御装置における制御方法を示すフロー図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの制御装置におけるモータの力行運転時の消費電力の電圧依存性を示す特性図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1におけるエレベータを示すブロック図である。モータ1の回転軸には綱車11が接続され、綱車11には主ロープ12が掛けられ、主ロープ12の一端にはおもり14が、もう一端にはかご13が、それぞれ吊される。
モータ1はインバータ2に接続され、インバータ2は直流電圧を可変電圧可変周波数の交流電力に変換してモータ1を駆動する。インバータ2の直流端の高電位側は、母線3を介してコンバータ5の出力端の高電位側に接続され、インバータ2の直流端の低電位側は、共通線4を介してコンバータ5の出力端の低電位側に接続される。インバータ2は、コンバータ5から直流電圧を供給される。さらに、母線3と共通線4との間には、平滑コンデンサ7と充放電手段としての充放電回路8と、抵抗消費回路9とがそれぞれ接続される。
コンバータ5の入力端には、3相交流電源6が接続される。コンバータ5は、ダイオードブリッジ回路から構成され、3相交流電源6から供給される交流電圧を直流電圧に変換する。その際、母線3に発生するリップル電圧を平滑コンデンサ7により平滑する。抵抗消費回路9は、スイッチ91と抵抗器92とで構成されており、場合に応じスイッチ91をオン状態にすることにより母線3に印加された電力を抵抗器92で消費する。
充放電回路8の別端には蓄電装置10が接続される。充放電回路8は、回生運転時にはインバータ2を介してモータ1により発電した電力を蓄電装置10に充電し、力行運転時にはインバータ2を介して蓄電装置10に充電された電力をモータ1に送電する機能を備える。平滑コンデンサ電圧検出器22は、平滑コンデンサ7の電圧値を検出する。なお、この電圧値は本実施の形態1の場合、母線3の電圧と等しい。
また、本実施の形態1のエレベータは、モータ運転状態検出手段としての母線3の電流を検出する母線電流検出器21と、蓄電量検出手段としての蓄電装置10の電圧を検出する蓄電電圧検出器23とをそれぞれ備える。
制御回路20は、マイクロコンピュータ、メモリおよび入出力インターフェイスを備える。母線電流検出器21の出力は母線電流値情報21iとして、平滑コンデンサ電圧検出器22の出力は平滑コンデンサ電圧情報22iとして、蓄電装置電圧検出器23の出力は蓄電装置電圧情報23iとして、制御装置20にそれぞれ入力される。
また、各階の呼び出しボタン(図示せず)の状態などの呼び出しボタン情報Fiと、かご13の状態(かごの位置、かごの速度、かごの積載重量、かご内の停止階ボタン状態など)のかご状態情報13iと、モータ1の状態(回転数、トルク状態など)のモータ状態情報1iとが、制御装置20にそれぞれ入力される。
インバータ2の動作を指示するインバータ動作指令2cと、抵抗消費回路9のスイッチ91のオン動作およびオフ動作を指示するスイッチ動作指令9cと、充放電回路8の充放電動作を指示する充放電動作指令8cとが、制御装置20からそれぞれ出力される。
また、制御回路20は、モータ電力予測手段としての機能をも担う。
なお、本実施の形態1におけるエレベータの制御装置は、インバータ2、母線3、コンバータ5、平滑コンデンサ7、充放電回路8、蓄電装置10、制御装置20、母線電流検出器21および蓄電装置電圧検出器23で構成される。
一般的に、蓄電装置10の電圧は、母線3の電圧に比べ低電圧に設定される。例えば、3相交流電源6の規格電圧が200Vの場合、コンバータ5により整流された後の直流電圧、すなわち、母線3の電圧は約300Vとなる。これに対し、蓄電装置10に1セル当たりの公称電圧が1.2Vのニッケル水素電池を100セル直列に配したものを用いると、蓄電装置10の電圧は約120Vである。
このように、異なる電圧を有する部位間で電力を送受する必要があるため、充放電回路8は昇降圧チョッパ回路から構成される。充放電回路8は、蓄電装置10に充電する際は、母線3から蓄電装置10に電流を流すために降圧動作を行い、蓄電装置10から母線3に放電する際は、蓄電装置10から母線3に電流を流すために昇圧動作を行う。
図2は、本実施の形態1に係るエレベータの制御装置における充放電回路8の回路構成を示すブロック図である。端子88aは母線3に接続され、端子88bは共通線4に接続される。また、端子88cは蓄電装置10の正電極側に接続され、端子88dは蓄電装置10の負電極側に接続される。端子88eは、制御装置20に接続され、充放電回路8の動作指令8cが入力される。
充放電回路8の内部においては、MOSFET81aのドレイン電極は端子88aに接続され、MOSFET81aのソース電極はMOSFET82aのドレイン電極に接続され、MOSFET82aのソース電極は、端子88bおよび端子88dに接続される。MOSFET81aには、ダイオード81bが逆並列に接続され、MOSFET82aには、ダイオード82bが逆並列に接続される。また、MOSFET81aとMOSFET82aの接続点には、インダクタ83が接続され、インダクタ33の他方端子は端子88cに接続される。さらに、MOSFET81aとMOSFET82aのスイッチング動作時に発生する電圧変動を抑制するため、端子88aと端子88bとの間にコンデンサ84を、端子88cと端子88dとの間にコンデンサ85をそれぞれ備える。
端子88eを介し充放電動作指令8cがFETドライバ86に入力され、FETドライバ86は、充放電動作指令8cに基づきMOSFET81aとMOSFET82aのオン電圧およびオフ電圧を生成し、昇圧動作および降圧動作を行う。
つぎに本実施の形態1の動作について説明する。図3は、本実施の形態1に係るエレベータの制御装置における制御方法を示すフロー図である。これを参照して、この制御方法について説明する。なお、ステップS10から、ステップS50、ステップS51、ステップS31のいずれかまでのフローを実行し、ステップS10に戻るまでの周期は例えば0.01秒以上、0.5秒以下である。
エレベータの運転開始後、ステップS10では、母線電流値情報21iと平滑コンデンサ電圧情報22iと蓄電装置電圧情報23iと呼び出しボタン情報Fiとかご状態情報13iとモータ状態情報1iとが、制御装置20にそれぞれ入力される。
ステップS20では、母線電流値情報21iによる母線3の電流値が予め設定された値以上である場合、モータ1は力行運転状態と判定し、ステップS31へ分岐する。また、母線3を流れる電流が予め設定された値未満である場合、モータ1の運転状態は回生運転状態と判定し、ステップS30に進む。
例えば、母線電流検出器21が検出する電流が、インバータ2に向かって流れる場合を正とし逆向きを負とした場合、この電流が正値あるいはゼロ値の際に、モータ1は力行運転状態と判定し、この電流が負値の際に、モータ1は回生運転状態と判定する。
なお、母線3はコンバータ5中のダイオードのカソードと接続しているため、回生運転状態では、母線3の電圧はコンバータ5の出力電圧より高電圧になり、3相交流電源6により電力が供給された力行運転状態では、母線3の電圧はコンバータ5の出力電圧となる。例えば、コンバータ5で整流された直流電圧が300Vの場合、母線3の電圧は、300Vを超える電圧になる。
ステップS30では、蓄電装置電圧情報23iに基づき算出される蓄電装置10の蓄電量と、蓄電装置10の性能による満充電量との差分から、蓄電装置10の充電可能電力量Ppを算出する。また、ステップS10で得た呼び出しボタン情報Fiとかご状態情報13iから、つぎに停止する停止位置を判定し、かご状態情報13iとモータ状態情報1iを用いて、かご13の軌跡をもとめて、つぎに停止する位置までに発生する予測回生電力量Prを算出し、ステップS40に進む。
なお、満充電量とは、満充電状態の蓄電量あるいは満充電状態の蓄電量よりわずかに低く設定された蓄電量である。
ステップS40では、予測回生電力量Prが充電可能電力量Ppを上回る場合、ステップS50に分岐し、予測回生電力量Prが充電可能電力量Pp以下である場合、ステップS51に分岐する。
つぎに、ステップS31の力行運転、ステップS50の充電電流制御回生運転およびステップS51の母線電圧制御回生運転について説明する。
ステップS31の力行運転において、はじめに、蓄電装置電圧情報23iに基づく蓄電装置10の蓄電量が、予め設定された放電が可能であると判定される放電可能蓄電量以上であるか否かを判定する。
蓄電装置10の蓄電量が放電可能蓄電量未満の場合、3相交流電源6から供給される電力によりモータ1を駆動する。詳しくは、3相交流電源6から供給される交流電圧を、コンバータ5により直流電圧に変換し、母線3を介してインバータ2に送電する。インバータ2では、インバータ動作指令2cに基づき直流電圧を可変電圧可変周波数の交流電力に変換してモータ1を駆動する。
放電可能蓄電量以上と判定した場合、充放電動作指令8cに基づき充放電回路8はインバータ2を介して蓄電装置10に蓄電された電力をモータ1に供給する制御を行う。この動作により、蓄電装置10に蓄積された電力をモータ1の駆動に利用することができる。
ステップS50の充電電流制御回生運転においては、つぎの停止位置までに蓄電装置10の蓄電量が満充電量に達するように、蓄電装置10に流入する電流値を制御する。
例えば、蓄電装置10に流入する平均電流値をIc、蓄電装置10の平均電圧をVc、つぎの停止位置までの時間をtとすると、Pr=Ic×Vc×tと見積もることができ、Pp=α×Prと定義すると、係数αは1以下の値になる。すなわち、係数αは、予測回生電力量Prの実際に充電に寄与する割合を示す。
係数αは、蓄電装置10の内部抵抗値および温度と電流経路の寄生抵抗値に依存する。また、平均電流値Icが大きいと蓄電装置10に電力が消費されて蓄電装置10の温度が上昇する。蓄電装置10の温度が上昇すると内部抵抗値が増大し更なる電力の消費が起こる。すなわち、発電量の損失が発生し充電効率が低下する。よって、係数αは低い値になる。
平均電流値Icが小さいと蓄電装置10の温度の上昇が抑制され、充電効率が低下することもない。よって、係数αは大きな値となる。なお、平均電流値Icが更に小さいと、蓄電装置10に充電される電力量も低くなる。
よって、平均電流値Icは、つぎの停止位置までの時間tと蓄電装置10の平均電圧Vcと係数αに基づき設定され、かご13が停止位置に到着するまでに、蓄電装置10の蓄電量が満充電量に達するように制御する必要がある。
つぎの停止位置までの時間tは、呼び出しボタン情報Fiとかご状態情報13iとモータ状態情報1iに基づき予測されるかご13の軌跡から求めることができ、蓄電装置10の平均電圧Vcは、蓄電装置電圧情報23iと予測されるかご13の軌跡から求めることができる。
また、係数αは予め蓄電装置10の性能を評価する際に測定された値の範囲から代表的な値を設定することができる。
よって、これらの値から充電電流の平均電流値Icを設定することができる。なお、充放電動作指令8cに基づき充放電回路8は、充電電流を平均電流値Icになるように制御する。
また、蓄電装置10の蓄電量が満充電量に達し、これ以上の回生電力を蓄電装置10に充電できないと判別される場合、抵抗消費回路9は、制御回路20からのスイッチ動作指令9cに基づき、スイッチ91をオン状態にし、抵抗器92に通電し回生電力を消費する。
ステップS51の電圧制御回生運転においては、インバータ2の高電位側の入力端と低電位側の入力端の間の電圧を制御し、モータ1の回生電力が高くなるように、インバータ2の高電位側の入力側と低電位側の入力端の間の電圧を設定する。すなわち、母線3の電圧を設定する。
例えば、モータ1は、図4に示すような発電特性を有する場合がある。図4の縦軸は出力電力を、横軸は出力電圧を、それぞれ示す。なお、横軸は母線3の電圧と考えてよい。
モータ1の回転数を一定とすると、その出力電圧を0Vから上昇させていくと、それに応じてその出力電力が増加し、ある出力電圧値でその出力電力が最大となり、出力電圧がさらに上昇すると出力電力が次第に減少していく垂下特性を有している。
また、この特性は、モータ1の回転数に依存する。モータ1の回転速度が高速である場合(図中に示す高速回転時)の最大出力電力PHmaxと、低速である場合(図中に示す低速回転時)の最大出力電力PLmaxは、PHmax>PLmaxの関係があり、その際の高速回転時の出力電圧VHmaxと、低速回転時の出力電圧VLmaxに関しては、VHmax>VLmaxの関係がある。さらに、高速回転時のVHmaxより高く、出力電力がゼロとなる出力電圧VHh0と、高速回転時のVLmaxより高く、出力電力がゼロとなる出力電圧VLh0に関しては、VHh0>VLh0の関係がある。
モータ1がこのような特性を有する場合、回生電力を増大させるためには、出力電圧を出力電力が最大の値になるように制御する。なお、母線3がコンバータ5に接続されている場合、出力電圧の設定値に制約がある場合があるので、以下に説明する。
前述したように、母線3はコンバータ5中のダイオードのカソードと接続されているので、回生運転中に母線3の電圧が上昇すると、母線3とコンバータ5との間の接続は、電気的に高抵抗状態になる。力行運転時の母線3の電圧をVCnとした場合、高速回転時には、VHmax>VCnとなるので、母線3の電圧を、VHmaxになるように制御し、最大出力電力PHmaxを得る。
一方、低速回転時の場合のように、VLmax≦VCnの関係が有る場合には、母線3の電圧をVLmaxになるように制御すると、母線3の電圧はVCn以下になるため、コンバータ5から蓄電装置10に向かって電流が流れてしまう。この場合、母線3の電圧を、VCnを上回り、コンバータ5から電流が流入しない程度にVCnから予め設定された電圧値分高くなるように制御する。
なお、このような母線3の電圧の制御は、充放電動作指令8cに基づき充放電回路8により実行される。
このように本実施の形態1では、回生運転時の充電方法を切り替えることにより、充電電流制御回生運転においては、蓄電装置10に過大な充電電流を流すことなく、満充電量に到達させることができるので、蓄電装置10の温度上昇を抑制することができ、電圧制御回生運転時には、回生電力を増量し蓄電装置10への充電量を増量することができる。よって、蓄電装置10を長寿命化することができ、かつ効率的に蓄電装置10に回生電力を充電することができる。したがって、信頼性の高くかつ消費電力の低いエレベータの制御装置を提供することができる。
なお、ステップS30で、蓄電装置電圧情報23iに基づき算出される蓄電装置10に蓄積されている蓄電量と、蓄電装置10の性能による満充電量との差分から、蓄電装置10の充電可能電力量Ppを算出することを説明した。すなわち、蓄電電圧検出器23で検出される蓄電装置10の電圧値から蓄電量を求める。しかしながら、蓄電装置10の電圧値と蓄電量の関係は線形にならないことが多い。そのため、予め蓄電装置10の電圧値と蓄電量との関係を制御回路20に内蔵するメモリの一部に記憶させ、蓄電電圧検出器23で検出される蓄電装置10の電圧値とこの蓄電装置10の蓄電量の関係を参照することにより、蓄電装置10の蓄電量を得ることができる。なお、この蓄電装置10の電圧値と蓄電量との関係を記憶したメモリは、この発明の構成要素である第1の記憶装置に相当する。
また、ステップS51で、モータ1の回転数と母線3の電圧と出力電力の関係から母線3の電圧を制御することを説明した。予めモータ1の回転数と母線3の電圧とモータ1の回生電力の関係を制御回路20に内蔵するメモリの一部に記憶させ、母線電圧検出器22で検出される母線3の電圧値とこのモータ1の回転数と母線3の電圧とモータ1の回生電力の関係を参照することにより、目標の母線3の電圧値を得ることができる。このモータ1の回転数と母線3の電圧と出力電力との関係を記憶したメモリは、この発明の構成要素である第2の記憶装置に相当する。
なお、充電可能電力量Ppと予測回生電力量Prを関係付ける係数αは、蓄電装置10の温度に依存する。このため、蓄電装置10に温度検出器を設置し、蓄電装置10の温度を検出し、係数αを算出すれば、より正確に充電可能電力量Ppを見積もることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、本発明の構成要素であるモータ運転状態検出手段に母線3の電流を検出する母線電流検出器21を用いた形態を説明した。前述したように回生運転時には母線3の電圧が上昇する。よって、母線の電圧を検出することにより、回生運転状態か力行運転状態かを判定できる場合がある。
本実施の形態2では、実施の形態1の母線電流検出器21を装備せず、本発明の構成要素であるモータ運転状態検出手段に平滑コンデンサ電圧検出器22を用いた形態を説明する。
図5は、実施の形態2に係るエレベータの制御装置を示すブロック図である。図1と同一符号は、実施の形態1に示す構成要素と同一品あるは同等品であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態2におけるエレベータの制御装置は、インバータ2、母線3、コンバータ5、平滑コンデンサ7、充放電回路8、蓄電装置10、制御装置20、平滑コンデンサ電圧検出器22および蓄電装置電圧検出器23で構成される。
つぎに本実施の形態2の動作について説明する。図6は、実施の形態2に係るエレベータの制御装置における制御方法を示すフロー図である。図3と同一符号は、実施の形態1に示す同一工程であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態2では、ステップS20に代わりステップS21が実行される。ステップS21では、平滑コンデンサ電圧情報22iに基づき、母線3の電圧が予め設定された値Vth以上である場合、モータ1が回生運転と判定し、ステップS30に進む。Vth未満の場合、力行運転と判定し、ステップS31へ分岐する。
なお、Vthは、力行運転時の母線3の電圧VCnより高い値に設定される。例えば、VCnが、約300Vの場合、VCnは、310Vから400Vの値に設定される。
本実施の形態2では、実施の形態1と同様に回生運転時の充電方法を切り替えることにより、充電電流制御回生運転においては、蓄電装置10に過大な充電電流を流すことなく蓄電装置10を満充電量に到達させることができるので、蓄電装置10の温度上昇を抑制することができ、電圧制御回生運転には、回生電力を増量し蓄電装置10への充電量を増量することができる。よって、蓄電装置10を長寿命化することができ、かつ効率的に蓄電装置10に回生電力を充電することができる。したがって、信頼性の高くかつ消費電力の低いエレベータの制御装置を提供することができる。
また、母線電流検出器21を省き部品点数を削減することができるので、低価格化を図ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、力行運転時に放電し消費される蓄電装置10の電力量の低減を図った形態を説明する。力行運転時に放電する電力量が減ると、回生運転時に充電する電力量も減るので、相対的に電圧制御回生運転を行う機会に比べ充電電流制御回生運転を行う機会が増える。そのため、蓄電装置10の発熱を抑制することができるので、蓄電装置10の長寿命化を図ることができる。
本実施の形態3に係るエレベータの制御装置を示すブロック図は、図1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態3におけるエレベータの制御装置は、インバータ2、母線3、コンバータ5、平滑コンデンサ7、充放電回路8、蓄電装置10、制御装置20、母線電流検出器21、平滑コンデンサ電圧検出器22および蓄電装置電圧検出器23で構成される。
つぎに本実施の形態3の動作について説明する。図7は、実施の形態3に係るエレベータの制御装置における制御方法を示すフロー図である。図3と同一符号は、実施の形態1に示す同一工程であるので、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態3では、実施の形態1のステップS31に代わりステップS32が実行される。
ステップS32の電圧制御力行運転においては、制御装置20は、蓄電装置電圧情報23iに基づき、蓄電装置10の蓄電量が放電可能蓄電量以上であるか否かを判定する。放電可能蓄電量未満である場合は、コンバータ5を介し3相交流電源6から供給される電力をインバータ2に供給し、モータ1を駆動する。
蓄電装置10の蓄電量が放電可能蓄電量以上である場合、充放電動作指令8cにより充放電回路10に母線3の電圧を予め設定された電圧まで昇圧する動作を指示する。母線3の電圧を高く設定し電流値を低くすることにより、母線3などの送電経路の寄生抵抗による電力消費を抑制することができ、効率よく電力をインバータ2に送電することができる。
例えば、エレベータの制御装置は、図8に示すような消費電力特性を有する場合がある。図8の縦軸は、モータ1の消費電力と母線3などの送電経路の寄生抵抗による消費電力とインバータ2による消費電力とを含めた消費電力を示し、横軸は母線3の電圧を示す。
かご13の移動に費やすモータ1のモータ出力を一定とした場合、母線3の電圧を高く設定すると母線3の電流を低くすることができる。母線3などの送電経路の寄生抵抗による消費電力は、母線3の電流の2乗に比例するので、母線3の電圧を高く設定し母線3の電流を低くすると、母線3などの送電経路の寄生抵抗による消費電力を低減することができる。よって、この曲線の傾きは、母線3の電圧を高くすると緩やかになる。
よって、かご13の積載量が多いなどのモータ出力の高い場合(図中の高モータ出力時)、曲線の傾きが緩やかになる母線3の電圧値VHfまで母線3の電圧値を上昇し、比較的モータ出力の低い場合(図中の低モータ出力時)、曲線の傾きが緩やかになる母線3の電圧値VLfまで、母線3の電圧値を上昇すると必要以上に母線3の電圧値を上昇することなく、消費電力を低減することができる。
なお、このような母線3の電圧の制御は、充放電動作指令8cに基づき充放電回路8により実行される。
本実施の形態3では、実施の形態1と同様に回生運転時の充電方法を切り替えることにより、充電電流制御回生運転において蓄電装置10に過大な充電電流を流すことなく、満充電量に到達させることができるので、蓄電装置10の温度上昇を抑制することができ、電圧制御回生運転には、回生電力を増量し蓄電装置10への充電量を増量することができる。よって、蓄電装置10を長寿命化することができ、かつ効率的に蓄電装置10に回生電力を充電することができる。
さらに、力行運転時には、母線3の電圧を高く設定し電流値を低くすることにより、母線3などの送電経路の寄生抵抗による電力消費を抑制することができ、効率よく電力をインバータ2に送電することができる。よって、信頼性の高くかつ消費電力の低いエレベータの制御装置を提供することができる。
なお、ステップS32で、消費電力量と母線3の電圧とモータ出力電力の関係から母線3の電圧を制御することを説明した。予め消費電力量と母線3の電圧とモータ出力との関係を制御回路20に内蔵するメモリの一部に記憶させ、モータ状態情報1iとかご状態情報13iから算出されるモータ1のモータ出力とこの消費電力量と母線3の電圧との関係を参照することにより、最適な母線3の電圧を得ることができる。
なお、この消費電力量と母線3の電圧とモータ出力との関係を記憶したメモリは、この発明の構成要素である第3の記憶装置に相当する。
なお、実施の形態1おいては、充放電回路の詳細な構造を説明した。この発明はこれらの詳細な構造に限定されるものではない。
よって、充放電回路のMOSFETをIGBTあるいはその他の素子で構成してもよい。
また、実施の形態1では、蓄電装置10の電圧を約120V、母線3の電圧を約300Vとした場合を例に挙げたが、この発明はこれらの電圧値や相対関係に限定されるものではない。
なお、実施の形態1から実施の形態3においては、蓄電装置10には、電気二重層キャパシタ、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池が用いられる。この発明はこれらの蓄電装置の種類に限定されるものではない。
また、蓄電電圧検出器23により検出される電圧値に基づき蓄電装置10の蓄電量を算出するが、蓄電装置10に流れる電流を積算することにより、蓄電装置10の蓄電量を得ることも可能である。例えば、充放電回路8の端子88cと蓄電装置10の正電極との間に電流検出器を設け、電流を積算することにより、蓄電装置10の蓄電量を算出することができる。
なお、図4に示すモータ1の回生運転時の発電量の電圧依存性を示す特性と、図8に示す力行運転時の消費電力特性の母線3の電依存性を示す特性は、一例にすぎず、この発明を限定するものではない。
また、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜変更、省略することが可能である。
よって、実施の形態3に示す力行運転においてはステップS32が実行され、回生運転においてはステップS50およびステップS51が実行されずに従来の方法が実行されるエレベータの制御装置は、この発明に含まれる。
1 モータ、13 かご、2 インバータ、3 母線、5 コンバータ、6 3相交流電源、7 平滑コンデンサ、8 充放電回路、10蓄電装置、20 制御回路、21 母線電流検出器、23 蓄電電圧検出器。

Claims (9)

  1. 交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を交流電圧に変換し、かごを昇降するモータを駆動するインバータと、
    前記コンバータと前記インバータとを接続する母線と、
    前記母線に接続され前記母線の電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記モータが回生した電力の蓄電および前記インバータへの電力供給をする蓄電装置と、
    前記モータが回生運転状態あるいは力行運転状態かを検知するモータ運転状態検出手段と、
    前記蓄電装置の蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、
    前記モータが回生運転時に発生する電力量を予測する回生電力予測手段と、
    前記モータ運転状態検出手段により前記モータが回生運転状態にあると判定された際、前記蓄電装置に流入する平均電流値と前記蓄電装置の平均電圧と前記モータ運転状態検出手段が前記回生運転状態にあると判定した後に前記かごが停止位置に至るまでの時間との積が前記蓄電量検出手段の出力から算出される充電可能電力量を上回る場合、前記蓄電装置に流入する電流を制御し、前記積が前記充電可能電力量以下である場合、前記母線の電圧を制御する充放電手段と
    を備えることを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記モータ運転状態検出手段により前記モータが力行運転状態にあると判定された際、前記充放電手段は、前記蓄電量検出手段が検出した前記蓄電量が放電可能蓄電量未満の場合、前記交流電源から供給される電力を前記モータに供給し、前記蓄電量検出手段が検出した前記蓄電量が放電可能蓄電量以上の場合、前記蓄電装置に蓄電された電力を前記モータに供給する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記充放電手段は、前記モータ運転状態検出手段によりモータが力行運転状態にあると判定された際、前記蓄電量検出手段の出力と前記モータの駆動による消費電力とに基づいて前記母線の電圧を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記モータ運転状態検出手段は、前記母線の電流を検出する電流検出手段または前記母線の電圧を検出する電圧検出手段であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  5. 前記蓄電量検出手段の出力と前記蓄電装置の蓄電量との第1関係を記憶する第1の記憶装置をさらに備え、
    前記充放電手段は、前記モータが回生運転状態にあると判定された際、前記蓄電量検出手段の出力と前記第1関係とから得られる前記蓄電装置の蓄電量に基づいて、前記蓄電装置へ流入する電流を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記母線の電圧を検出する母線電圧検出手段と、
    前記母線電圧検出手段の出力とモータの回転数と前記モータの出力電力との第2関係を記憶する第2の記憶装置をさらに備え、
    前記充放電手段は、前記モータが回生運転状態にあると判定された際、前記母線電圧検出手段の出力と前記モータの回転数と前記第2関係とから得られる前記モータの出力電力に基づいて、前記母線の電圧を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  7. 前記母線の電圧を検出する母線電圧検出手段と、
    前記母線電圧検出手段の出力と前記モータ出力と前記モータの駆動による消費電力との第3関係を記憶する第3の記憶装置をさらに備え、
    前記充放電手段は、前記モータが力行運転状態にあると判定された際、前記母線電圧検出手段の出力と前記モータ出力と前記第3関係とから得られる前記モータの駆動による消費電力に基づいて、前記母線の電圧を制御することを特徴とする請求項1から5に記載のエレベータの制御装置。
  8. 交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を交流電圧に変換しモータを駆動するインバータと、
    前記コンバータと前記インバータとを接続する母線と、
    前記母線に接続され前記母線の電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    蓄電および前記インバータへの電力供給をする蓄電装置と、
    前記モータが回生運転状態あるいは力行運転状態かを検知するモータ運転状態検出手段と、
    前記蓄電装置の蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、
    前記モータが回生運転時に発生する電力量を予測する回生電力予測手段と、
    前記モータ運転状態検出手段により前記モータが回生運転状態にあると判定された際、前記蓄電量検出手段の出力から算出される充電可能電力量と前記回生電力予測手段の出力とに基づいて、前記蓄電装置に流入する電流または前記母線の電圧を制御する充放電手段と、
    前記母線の電圧を検出する母線電圧検出手段と、
    前記母線電圧検出手段の出力とモータの回転数と前記モータの出力電力との関係を記憶する第2の記憶装置とを備え、
    前記充放電手段は、前記回生運転時に前記母線電圧検出手段の出力と前記モータの回転数と前記関係とから得られる前記モータの出力電力に基づいて、前記母線の電圧を制御する
    ことを特徴とするエレベータの制御装置。
  9. 交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換するコンバータと、
    前記直流電圧を交流電圧に変換しモータを駆動するインバータと、
    前記コンバータと前記インバータとを接続する母線と、
    前記母線に接続され前記母線の電圧を平滑化する平滑コンデンサと、
    蓄電および前記インバータへの電力供給をする蓄電装置と、
    前記モータが回生運転状態あるいは力行運転状態かを検知するモータ運転状態検出手段と、
    前記蓄電装置の蓄電量を検出する蓄電量検出手段と、
    前記モータ運転状態検出手段により前記モータが力行運転状態にあると判定された際、前記蓄電量検出手段の出力と前記モータの駆動による消費電力とに基づいて前記母線の電圧を制御する充放電手段と、
    前記母線の電圧を検出する母線電圧検出手段と、
    前記母線電圧検出手段の出力と前記モータ出力と前記モータの駆動による消費電力との関係を記憶する第3の記憶装置とを備え、
    前記充放電手段は、前記力行運転時に前記母線電圧検出手段の出力と前記モータ出力と前記関係とから得られる前記モータの駆動による消費電力に基づいて、前記母線の電圧を制御する
    ことを特徴とするエレベータの制御装置。
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