JP2014100274A - 自動製パン機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレードとカバーの間に穀物粒が詰まりモータがロックした状態を解除する。
【解決手段】制御部90は、インバータモータ70がロックしたことを検出すると、S01ステップにおいて、現在粉砕工程であるか否かを判定する。粉砕工程であると判定すると、S02ステップにおいて、インバータモータ70を反転させ、粉砕工程でなければ、S03ステップへ処理を進める。S03ステップでは、制御部90は、現在混練工程であるか否かを判定する、混練工程であると判定すると、S04ステップにおいて、インバータモータ70を反転させ、そうでなければ、モータロック検出処理を終了する。
【選択図】図13

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン機に関する。
近年、米粒などの穀物粒から直接パンを製造する自動製パン機が普及してきている。この種の自動製パン機としては、例えば、特許文献1(特開2011−45414号公報)に開示されたものがある。
特許文献1には、調理容器の底部に設けたブレード回転軸と、ブレード回転軸に対し回転不能に取り付けられたブレード(ミル羽根ともいう)と、練り羽根を備えたドーム状カバーと、ドーム状カバーとブレード回転軸とを連結又は非連結状態にするクラッチとを備える自動製パン機が開示されている。
特許文献1の自動製パン機においては、クラッチによりドーム状カバーとブレード回転軸とが非連結状態にされた状態でブレード回転軸が回転されたとき、ミル羽根のみが回転する。このミル羽根の回転により、調理容器に入れられた穀物粒を粉砕して製パン原料を製造することができる。一方、クラッチによりドーム状カバーとブレード回転軸とが連結状態にされた状態でブレード回転軸が回転されたとき、ミル羽根及び練り羽根が回転する。このミル羽根及び練り羽根の回転により、調理容器内の製パン原料とドライイーストなどの副材料とを混練してパン生地を製造することができる。特許文献1の自動製パン機は、このようにして製造したパン生地を調理容器内に入れたまま焼成することにより、パンを焼き上げるように構成されている。
特開2011−45414号公報
特許文献1の自動製パン機においては、製パン原料の製造のためにミル羽根を回転させるが、ミル羽根の回転時に、例えば、ミル羽根とドーム状カバーとの間に穀物粒等が挟まった場合、その穀物粒とミル羽根との位置関係によっては粉砕に必要なトルクが製品の出力可能トルクを上回る場合がある。このような場合、反対方向へ回転させることでその穀物粒を除去することが可能であると考えられるが、特許文献1のような自動製パン機では、モータの回転駆動力を伝達する経路にあるクラッチの切り替えを行う必要がある。
そうすると、クラッチの切り替えに時間がかかり、かつ機構部の耐久性によっては機器の寿命が極端に短くなってしまう可能性があり、好ましくない。
本発明の目的は、このような課題を解決することにあって、粉砕時にミル羽根周囲に詰まった穀物粒を容易に排除可能とすることを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
請求項1に記載の発明は、穀物粒と液体の混合物の中でミル羽根を回転させて穀物粒を粉砕する粉砕工程と、粉砕後の材料を練り羽根を回転させて混練する混練工程と、を実行する自動製パン機であり、モータの回転状態を検出し、モータが回転していないと判定すると、モータが逆回転するように制御する制御手段を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、穀物粒と液体の混合物の中でミル羽根を回転させて穀物粒を粉砕する粉砕工程と、粉砕後の材料を練り羽根を回転させて混練する混練工程と、を実行する自動製パン機であり、モータの駆動電流値を検出する電流検出手段と、前記ミル羽根又は練り羽根の回転状態を検出する回転検出手段と、制御手段と、を有し、前記電流検出手段が、モータの駆動電流値が増加したことを検出するか、前記回転検出手段が、前記ミル羽根又は練り羽根の回転を検出しなくなると、前記制御手段は、前記モータがロック状態であると判定し、前記モータが逆回転するように制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の自動製パン機であり、前記制御手段は、前記モータの逆回転動作を所定回数行っても、前記モータがロック状態であると判定すると、前記粉砕工程又は混練工程を停止することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の自動製パン機であり、前記制御手段は、前記モータの逆回転動作を所定回数行っても、前記モータがロック状態であると判定すると、次ぎの工程を実行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の自動製パン機であり、更に報知手段を有し、モータがロック状態であるために前記制御手段が次の工程を実行した場合には、前記報知手段が、製パン工程中にエラーが生じた旨の報知を行うことを特徴とする。
本発明の自動製パン機によれば、単一のモータによりミル羽根と練り羽根の両方を回転させるようにしているので、回転方向の変更にクラッチ機構等の特別な回転駆動力の切り替え装置は必要なく、容易に回転方向を変更できる。
また、穀物粒の粉砕方向または生地の混練方向と反対方向に、ミル羽根或いは練り羽根を反転するようにモータ駆動することだけで、羽根(ブレード)と周辺物との間に挟まった調理物の排除が容易に行うことができ、モータトルクの上限を超えたことによるロック状態から容易に復帰が可能である。
本発明の実施形態にかかる自動製パン機の斜視図である。 図1の自動製パン機の蓋体を開けた状態を示す斜視図である。 図1の自動製パン機の断面図である。 図1の自動製パン機のインバータモータに関連する部品の構成を示す断面図である。 図1の自動製パン機が備える羽根ユニットの斜視図である。 図4のインバータモータの出力軸が正方向に回転したときに同様に正方向に回転する部品を示す断面図である。 図4のインバータモータの出力軸が逆方向に回転したときに同様に逆方向に回転する部品を示す断面図である。 ドーム状カバーに対するミル羽根の相対位置を示す底面図である。 ミル羽根の斜視図である。 ミル羽根の側面図である。 ミル羽根の側面図である。 本発明の実施形態にかかる自動製パン機によって実行される米粒用製パンコースの流れを示す模式図である。 本発明の実施形態である、モータロック検出時における制御部の処理を示すフロー図である。
本発明の第1態様は、穀物粒と液体の混合物の中でミル羽根を回転させて穀物粒を粉砕する粉砕工程と、粉砕後の材料を練り羽根を回転させて混練する混練工程と、を実行する自動製パン機であり、モータの回転状態を検出し、モータが回転していないと判定すると、モータが逆回転するように制御する制御手段を有することを特徴とする。
このため、穀物粒の粉砕方向または生地の混練方向と反対方向に、ミル羽根或いは練り羽根を反転するようにモータ駆動することだけで、羽根(ブレード)と周辺物に挟まった調理物の排除が容易に行うことができ、モータトルクの上限を超えたことによるロック状態から容易に復帰が可能である。
本発明の第2態様は、穀物粒と液体の混合物の中でミル羽根を回転させて穀物粒を粉砕する粉砕工程と、粉砕後の材料を練り羽根を回転させて混練する混練工程と、を実行する自動製パン機であり、モータの駆動電流値を検出する電流検出手段と、ミル羽根又は練り羽根の回転状態を検出する回転検出手段と、制御手段と、を有し、電流検出手段が、モータの駆動電流値が増加したことを検出するか、回転検出手段が、ミル羽根又は練り羽根の回転を検出しなくなると、制御手段は、モータがロック状態であると判定し、モータが逆回転するように制御することを特徴とする。
このため、穀物粒の粉砕方向または生地の混練方向と反対方向に、ミル羽根或いは練り羽根を反転するようにモータ駆動することだけで、羽根(ブレード)と周辺物に挟まった調理物の排除が容易に行うことができ、モータトルクの上限を超えたことによるロック状態から容易に復帰が可能である。
本発明の第3態様では、更に、制御手段は、モータの逆回転動作を所定回数行っても、モータがロック状態であると判定すると、粉砕工程又は混練工程を停止することを特徴とする。
このため、複数回モータの逆回転動作を行ってもモータのロック状態から復帰できない場合には、製パン工程を中止し、モータへの無駄な負荷を与えることを回避する。
本発明の第4態様では、更に、制御手段は、モータの逆回転動作を所定回数行っても、モータがロック状態であると判定すると、次ぎの工程を実行することを特徴とする。
このため、例えば、使用者が指定した時間にパンができるようにパンを製造する工程では、途中でエラーが生じても強制的にパンを作ることができる。
本発明の第5態様では、更に報知手段を有し、モータがロック状態であるために制御手段が次の工程を実行した場合には、報知手段が、製パン工程中にエラーが生じた旨の報知を行うことを特徴とする。
このため、使用者ができあがったパンが上手くできていなくてもその理由を知ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態にかかる自動製パン機の全体構成について説明する。図1は、本第1実施形態にかかる自動製パン機の斜視図であり、図2は、当該自動製パン機の蓋体を開けた状態を示す斜視図である。図3は、本第1実施形態にかかる自動製パン機の断面図である。図4は、本第1実施形態にかかる自動製パン機の一部拡大断面図である。
図1〜3において、本実施形態にかかる自動製パン機1は、略直方体形状の機器本体10を備えている。機器本体10の上面の一部には、操作部20が設けられている。
操作部20は、操作キー群と、表示部とによって構成されている。操作キー群には、例えば、スタートキー、取り消しキー、タイマーキー、予約キー、パンの調理コースなどを選択する選択キー等が含まれる。調理コースには、例えば、米粒を出発原料に用いてパンを製造するコース、米粉を出発原料に用いてパンを製造するコース、小麦粉を出発原料に用いてパンを製造するコースなどが含まれる。表示部は、例えば、液晶表示パネル等によって構成され、時間、操作キー群によって設定された内容、エラー等を表示するものである。
機器本体10の内部には、焼成室30が設けられている。焼成室30は、上面が開口した箱形状に形成されている。焼成室30の内部には、パン生地、ケーキ、餅などの調理材料を収容する調理容器40が着脱自在に収納される。
また、焼成室30の内部には、図3に示すように、調理容器40を加熱する加熱部の一例であるシーズヒータ31と、焼成室30内の温度を検知する温度検知部の一例である温度センサ32とが設けられている。
シーズヒータ31は、焼成室30に収容された調理容器40の下部を、隙間を空けて包囲するように配置されている。温度センサ32は、焼成室30内の平均的な温度を検知することができるように、シーズヒータ31から少し離れた位置に配置されている。
焼成室30の上面開口部は、機器本体10の上部に設けられた蓋50によって開閉される。蓋50は、機器本体10の上方後部(図3の右上側)に設けられたヒンジ部10Aに回動自在に取り付けられている。蓋50は、蓋本体51と、外蓋52とを備えている。蓋本体51には、グルテンやドライイーストなどの粉状の副材料を収容する副材料容器53と、レーズン、ナッツなどの比較的体積の大きな副材料を収容する副材料容器54とが取り付けられている。副材料容器53,54は、一面が開口した有底箱であり、調理容器40の上方に配置されている。
副材料容器53の開口面は、開閉板53aで構成されている。開閉板53aは、副材料容器53内の副材料を調理容器40内に投入することができるように回動可能に構成されている。同様に、副材料容器54の開口面は、開閉板54aで構成されている。開閉板54aは、副材料容器54内の副材料を調理容器40内に投入することができるように回動可能に構成されている。開閉板53a,54aの開閉のタイミングは、後述する制御部90により制御される。
また、焼成室30の底壁30aの略中心部には、調理容器支持部11が設けられている。調理容器支持部11は、図4に示すように、略筒状に形成され、焼成室30の底壁30aから下方に離れるに従って、内径が段階的に小さくなるように形成されている。調理容器支持部11の外周面の下端部には、ベアリング12を介して第1のプーリ61が設けられている。
調理容器支持部11の下部の中心穴には、略円筒形の第3のワンウェイクラッチ13が設けられている。第3のワンウェイクラッチ13の内側には、略円筒形の本体側練り軸16Aが垂直方向に延在するように設けられている。第3のワンウェイクラッチ13は、本体側練り軸16Aの正方向(例えば、時計回り)の回転を許容する一方、本体側練り軸16Aの逆方向(例えば、反時計回り)の回転を規制するように構成されている。
本体側練り軸16Aの外周下部には、第2のワンウェイクラッチ15が設けられている。第2のワンウェイクラッチ15は、ハウジング15Aを介して第1のプーリ61と係合するように設けられている。第2のワンウェイクラッチ15は、第1のプーリ61が正方向に回転するとき、本体側練り軸16Aを正方向に回転させる一方、第1のプーリ61が逆方向に回転するとき、本体側練り軸16Aが逆方向に回転しないように本体側練り軸16Aの回転を規制するように構成されている。
本体側練り軸16Aの内部には、略円柱状の本体側ミル軸14Aが垂直方向に延在するように設けられている。本体側ミル軸14Aは、本体側練り軸16Aに対して相対回転可能に設けられている。本体側ミル軸14Aの下端部には、第2のプーリ62が固定されている。
また、焼成室30の外側であって機器本体10の内部には、モータの一例であるインバータモータ70が設けられている。インバータモータ70は、出力軸71の単位時間当たりの回転数及び回転方向(正方向、逆方向)を自在に変更することができるモータである。
インバータモータ70の出力軸71の外周上部には、第3のプーリ63が固定されている。第3のプーリ63と第1のプーリ61には、第1のベルト65が架け回されている。インバータモータ70が駆動されて出力軸71が回転するとき、当該出力軸71の回転力は、第3のプーリ63、第1のベルト65を介して第1のプーリ61に伝達される。
また、インバータモータ70の出力軸71の外周下部には、ベアリング67を介して第4のプーリ64が設けられている。第4のプーリ64と第2のプーリ62には、第2のベルト66が架け回されている。
また、インバータモータ70の出力軸71の外周面において第3のプーリ63と第4のプーリ64との間には、第1のワンウェイクラッチ68がハウジング68Aを介して第4のプーリ64と係合するように設けられている。第1のワンウェイクラッチ68は、出力軸71が逆方向に回転するとき、第4のプーリ64を逆方向に回転させる一方、出力軸71が正方向に回転するとき、第4のプーリ64が正方向に回転しないように第4のプーリ64の回転を規制する。
また、本体側ミル軸14Aの上端部には、本体側コネクタ17Aが固定されている。本体側コネクタ17Aは、略円柱形の容器側ミル軸14Bの下端部に固定された容器側コネクタ17Bと係合可能に構成されている。本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとが係合した状態で、本体側ミル軸14Aが回転したとき、容器側ミル軸14Bが回転する。
また、本体側練り軸16Aの上端部には、係合片16Aaが設けられている。係合片16Aaは、略円筒形の容器側練り軸16Bの下端部に固定された係合片16Baと係合可能に構成されている。本体側練り軸16Aが回転するとき、係合片16Aaが係合片16Baに係合し、容器側練り軸16Bが回転する。
容器側ミル軸14Bは、容器側練り軸16Bの内側に円筒形の軸受け18を介して設けられている。容器側ミル軸14Bと容器側練り軸16Bとは、調理容器40が焼成室30内にセットされたとき、調理容器40の底部の中心部に設けられた貫通穴を通じて調理容器40内に突出するように設けられている。
調理容器40の底部には、図3に示すように、有底筒状の凹部41が形成されている。また、調理容器40の底部外面には、容器側練り軸16Bを取り囲むように筒状の台座42が設けられている。調理容器40は、台座42が調理容器支持部11に載置され、本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとが係合されることで焼成室30内にセットされる。一方、調理容器40は、本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとの係合が外されることで、焼成室30内から取り外すことができる。なお、台座42は、調理容器40とは別に形成してもよいし、調理容器40と一体的に形成してもよい。
容器側ミル軸14B及び容器側練り軸16Bの調理容器40の内部に突出する部分には、羽根ユニット80が着脱自在に取り付けられている。
羽根ユニット80は、キャップ81と、ミル羽根82と、ドーム状カバー83と、練り羽根84と、セーフティカバー85とを備えている。
キャップ81は、容器側ミル軸14Bの先端部に着脱自在に設けられている。ミル羽根82は、キャップ81の外周面から外方に突出するように設けられている。ミル羽根82は、米粒などの穀物粒を粉砕して製パン原料を製造するための羽根である。調理容器40が焼成室30内にセットされるとともにキャップ81が容器側ミル軸14Bに取り付けられた状態において、ミル羽根82は、概ね調理容器40の凹部41内に位置するように設けられている。ミル羽根82の具体的構成や好ましい形状等については、後で詳しく説明する。
ドーム状カバー83は、ミル羽根82を上方から覆うように形成されている。ドーム状カバー83には、図5及び図6に示すように、ドーム状カバー83の内側の空間とドーム状カバー83の外側の空間とを連通する複数の窓部83aが設けられている。ミル羽根82の回転により製造された製パン原料は、複数の窓部83aを通じてドーム状カバー83の内側の空間とドーム状カバー83の外側の空間に排出される。
練り羽根84は、ドーム状カバー83の外面に垂直方向に立設するように設けられている。練り羽根84は、調理容器40内の製パン原料を混練してパン生地を製造するための羽根である。
セーフティカバー85は、ドーム状カバー83の下端部に取り付けられ、ミル羽根82を下方から覆うように形成されている。また、セーフティカバー85は、その一部が容器側練り軸16Bの内面に嵌合するように、容器側練り軸16Bに取り付けられている。容器側練り軸16Bが回転するとき、セーフティカバー85、ドーム状カバー83、及び練り羽根84が一体的に回転する。調理容器40が焼成室30内にセットされるとともにセーフティカバー85が容器側練り軸16Bに取り付けられた状態において、ミル羽根82は、概ね調理容器40の凹部41よりも上方に位置するように設けられている。また、セーフティカバー85には、調理容器40内に入れられた米粒や水などの材料をドーム状カバー83内に取り込むための開口部(図示せず)が設けられている。
また、機器本体10の操作部20の下方には、各部の駆動を制御する制御部90が設けられている。制御部90には、複数の調理コースに対応する調理シーケンスが記憶されている。調理シーケンスとは、浸水、ミル、冷却、練り、発酵、焼成などの各製造工程を順に行うにあたって、各製造工程においてシーズヒータ31の通電時間、温調温度、インバータモータ70の回転方向、回転速度、開閉板53a,54aの開閉のタイミングなどが予め決められている調理の手順のプログラムをいう。制御部90は、操作部20にて選択された特定の調理コースに対応する調理シーケンスと温度センサ32の検知温度に基づいて、インバータモータ70、シーズヒータ31、開閉板53a,54aの駆動を制御する。
次に、図6を用いて、インバータモータ70の出力軸71が正方向に回転されたときの動作について説明する。図6は、インバータモータ70に関連する部品の構成を示す断面図である。図6において、斜線部は、正方向に回転する部品を示している。
図6に示すように、インバータモータ70の出力軸71が正方向に回転されたとき、当該出力軸71の回転力が、第3のプーリ63及び第1のワンウェイクラッチ68に伝達され、これらの部品が正方向に回転する。
第3のプーリ63の回転力は、第1のベルト65、第1のプーリ61、第2のワンウェイクラッチ15に伝達され、これらの部品が正方向に回転する。第2のワンウェイクラッチ15は、第1のプーリ61が正方向に回転するので、本体側練り軸16Aを正方向に回転させる。このとき、第3のワンウェイクラッチ13は、本体側練り軸16Aの正方向の回転を許容する。本体側練り軸16Aの回転力は、容器側練り軸16B、セーフティカバー85、ドーム状カバー83、及び練り羽根84に伝達され、これらの部品が正方向に回転する。
一方、第1のワンウェイクラッチ68は、出力軸71が正方向に回転するので、第4のプーリ64が正方向に回転しないように第4のプーリ64の回転を規制する。
すなわち、インバータモータ70の出力軸71が正方向に回転されたときは、練り羽根84が正方向に回転する一方で、ミル羽根82は回転しないようになっている。
次に、図7を用いて、インバータモータ70の出力軸71が逆方向に回転されたときの動作について説明する。図7は、インバータモータ70に関連する部品の構成を示す断面図である。図7において、斜線部は、逆方向に回転する部品を示している。
図7に示すように、インバータモータ70の出力軸71が逆方向に回転されたとき、当該出力軸71の回転力が、第3のプーリ63及び第1のワンウェイクラッチ68に伝達され、これらの部品が逆方向に回転する。
第3のプーリ63の回転力は、第1のベルト65、第1のプーリ61、第2のワンウェイクラッチ15に伝達され、これらの部品が逆方向に回転する。第2のワンウェイクラッチ15は、第1のプーリ61が逆方向に回転するので、本体側練り軸16Aが逆方向に回転しないように本体側練り軸16Aの回転を規制する。
一方、第1のワンウェイクラッチ68は、出力軸71が逆方向に回転するので、第4のプーリ64を逆方向に回転させる。この第4のプーリ64の回転力は、第2のベルト66、第2のプーリ62、本体側ミル軸14A、容器側ミル軸14B、キャップ81、ミル羽根82に伝達され、これらの部品が逆方向に回転する。なお、このとき、第3のワンウェイクラッチ13は、本体側ミル軸14Aの回転力により、本体側練り軸16Aが逆方向に回転(いわゆる、共回り)することを規制する。
すなわち、インバータモータ70の出力軸71が逆方向に回転されたときは、ミル羽根82が逆方向に回転する一方で、練り羽根84は回転しないようになっている。
なお、本実施形態において、第1のプーリ61は、第2〜第4のプーリ62〜64に比べて大きな直径を有するように構成されている。これにより、インバータモータ70の出力軸71の回転速度に対する練り羽根84の回転速度を低速(例えば、250rpm)にするとともに、高トルクが得られるようにしている。また、練り羽根84の回転速度に対するミル羽根82の回転速度を高速(例えば、4000rpm)にするようにしている。
なお、本実施形態において、「ミル軸」は、本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとが係合されることにより連結された本体側ミル軸14Aと容器側ミル軸14Bとにより構成されている。また、「練り軸」は、係合片16Aaと係合片16Baとが係合されることにより連結された本体側練り軸16Aと容器側練り軸16Bとにより構成されている。また、ミル羽根82の回転中心となるミル軸の中心軸と、練り羽根84の回転中心となる練り軸の中心軸とは、同一軸上に位置するように設けられている。
また、本実施形態において、「駆動力切換部」は、ベアリング12,67、第1〜第4のプーリ61〜64、第1及び第2のベルト65,66、第1〜第3のワンウェイクラッチ68,15,13により構成されている。「駆動力切換部」は、ミル軸及び練り軸へのモータ70の回転駆動力の伝達経路を切り換えるものである。
次に、図8、図9〜図11を用いて、ミル羽根82の好ましい形状等について説明する。図8は、ドーム状カバー83に対するミル羽根82の相対位置を示す底面図である。図10はミル羽根82の斜視図であり、図10及び図11はミル羽根82の側面図である。
図8に示すように、ミル羽根82の両端部は、穀物粒を切るのではなく、すり潰すように形成されている。具体的には、ミル羽根82の両端部は、平面視においてドーム状カバー83の内周端部に沿うように、一定の長さのすり潰し領域82Aを有するように形成されている。これにより、穀物粒を効率良く製パン原料にすることができ、ミル羽根82の回転速度を低下させることができる。その結果、穀物粒を製パン原料にする際、すなわちミルする際に発生する音を低減することができる。
また、ミル羽根82の両端部のエッジは、波形状に形成されている。これにより、当該エッジと穀物粒との接触面積を増やし、穀物粒のすり潰し効果を向上させることができる。また、好ましくは、ミル羽根82の両端部のエッジは、正弦波状(曲線で構成される波状)に形成される。これにより、ユーザがミル羽根82に触れることにより、ユーザの指が切れることを抑えることができる。
また、ミル羽根82の両端部のエッジは、一定の厚さ(例えば、1.5mm)を有する(すなわち、刃先を有しない)ように構成されている。これにより、ユーザがミル羽根82に触れることにより、ユーザの指が切れることをより一層抑えることができる。また、当該エッジと穀物粒との接触面積を増やし、穀物粒のすり潰し効果を向上させることができる。また、ミル羽根82の全体としての強度を確保することができる。なお、ミル羽根82は、エッジを含めて均一な厚さに構成されてもよい。
また、ミル羽根82の両端部は、図10及び図11に示すように、正面から見て互いに逆方向に傾斜している。具体的には、ミル羽根82の両端部は、ミル羽根82の回転方向の下流側(最初に米粒に衝突する側)に位置する部分が、その上流側に位置する部分よりも下方に位置するように傾斜している。また、ミル羽根82の両端部の水平面に対する傾斜角度は、従来よりも大きく、例えば13度とされている。これにより、穀物粒を効率良く製パン原料にすることでき、ミル羽根82の回転速度をより一層低下させることができる。その結果、穀物粒を製パン原料にする際、すなわちミルする際に発生する音をより一層低減することができる。
なお、本実施形態では、ミル羽根82の両端部のエッジを波形状に形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ミル羽根82の両端部のエッジは曲線状であってもよい。
次に、図12を用いて、本実施形態にかかる自動製パン機1によって実行される米粒用製パンコースの流れの一例を説明する。図12は、本第1実施形態にかかる自動製パン機1によって実行される米粒用製パンコースの流れを示す模式図である。図12に示すように、米粒用製パンコースにおいては、浸水工程と、ミル工程と、冷却工程と、練り(提ね)工程と、発酵工程と、焼成工程とが順次に実行される。
米粒用製パンコースを開始するにあたって、ユーザは、以下の動作を行う。
まず、ユーザは、容器側ミル軸14Bにキャップ81を取り付けるとともに、セーフティカバー85の一部を容器側練り軸16Bの内面に嵌合させる。これにより、羽根ユニット80が、図3に示すように、調理容器40内にセットされる。
その後、ユーザは、米粒、水、調味料(例えば、食塩、砂糖、ショートニング)等の主材料を調理容器40内に入れるとともに、パンの製造工程の途中で自動投入するドライイースト、グルテン、ナッツなどの副材料を副材料容器53,54に入れる。
その後、ユーザは、調理容器40を焼成室30内にセットし、蓋50により焼成室30の上面開口部を閉じる。その後、ユーザは、操作部20によって米粒用製パンコースを選択し、スタートキーを押す。これにより、制御部90が、米粒を出発原料に用いてパンを製造する米粒用製パンコースの制御動作を開始する。
米粒用製パンコースがスタートされると、制御部90の指令によって浸水工程が開始される。浸水工程は、米粒に水を含ませることによって、その後に行われるミル工程において、米粒を芯まで粉砕しやすくするための工程である。浸水工程では、調理容器40に予め投入された主材料の静置状態が所定時間(本第1実施形態では30分)維持される。
浸水工程の開始から所定時間が経過すると、制御部90の指令によって浸水工程が終了され、ミル工程が開始される。ミル工程は、調理容器40内に入れられた米粒を粉砕して製パン原料を製造する工程である。ミル工程において、制御部90は、インバータモータ70を制御して出力軸71を逆方向に回転させ、図7を用いて上述したように、米粒と水とが含まれる混合物の中でミル羽根82を回転(例えば、4000rpm)させる。これにより、米粒が粉砕される。
粉砕された米粒と水とが含まれる混合物は、ドーム状カバー83の複数の窓部83aを通じてドーム状カバー83の外側の空間に排出される。これに伴い、調理容器40の凹部41内の米粒と水とを含む混合物がセーフティカバー85に設けられた開口部(図示せず)からドーム状カバー83の内側の空間に取り込まれる。このようにして、次々に米粒がミル羽根82によって粉砕され、その結果、ペースト状の粉砕粉を含む製パン原料が製造される。
なお、ミル羽根82と衝突する米粒の大きさが大きいときは、大きな衝突音が発生する。このため、制御部90は、ミル工程の開始から所定時間(例えば、5分間)は、ミル羽根82を低速回転させ、その後、ミル羽根82を高速回転させるようにインバータモータ70を制御することが好ましい。これにより、ミル工程における大きな衝突音の発生を抑えることができる。
ミル工程の開始から所定時間(本実施形態では70分)経過すると、制御部90の指令によってミル工程が終了され、冷却工程が開始される。冷却工程は、ミル工程によって上昇した調理容器40内の製パン原料の温度を、ドライイーストが活発に働く温度(例えば、30℃前後)まで下げる工程である。冷却工程において、制御部90は、インバータモータ70の駆動を停止させる。
冷却工程の開始から所定時間(本実施形態では32分)経過すると、制御部90の指令によって冷却工程が終了され、練り工程が開始される。練り工程は、製パン原料にドライイースト、グルテン、ナッツなどの副材料を投入し、これらを混練して、パン生地を製造する工程である。練り工程において、制御部90は、開閉板53a,54aを開放して調理容器40内に副材料を投入するとともに、インバータモータ70を制御して出力軸71を正方向に回転させ、図6を用いて上述したように、製パン原料と副材料とが含まれる混合物の中で練り羽根84を低速回転(例えば、250rpm)させる。これにより、製パン原料と副材料とが含まれる混合物が混練され、所定の弾力を有するパン生地が製造される。
なお、練り工程の間、練り羽根84を同じ速度で継続して回転させると、特に製パン原料と副材料とが含まれる混合物の混練が進んでいない練り工程の初期において、製パン原料や副材料が調理容器40の外側に飛び散るおそれがある。このため、制御部90は、練り工程が進むに連れて練り羽根84の回転数が徐々に増加するようにインバータモータ70を制御することが好ましい。これにより、練り工程において、製パン原料や副材料が調理容器40の外側に飛び散ることを抑えることができる。
練り工程の開始から所定時間(本実施形態では23分)経過すると、制御部90の指令によって練り工程が終了され、発酵工程が開始される。発酵工程は、パン生地を発酵させる工程である。発酵工程において、制御部90は、シーズヒータ31を制御して、焼成室30の温度を、発酵が進む温度(例えば、38℃)に維持する。
発酵工程の開始から所定時間(本実施形態では75分)経過すると、制御部90の指令によって発酵工程が終了され、焼成工程が開始される。焼成工程は、発酵したパン生地を焼成してパンを焼き上げる工程である。焼成工程において、制御部90は、シーズヒータ31を制御して、焼成室30の温度を、パン焼きを行うのに適した温度(例えば、125℃)まで上昇させる。
焼成工程の開始から所定時間(本実施形態では40分)経過すると、制御部90の指令によって焼成工程が終了される。これにより、全ての製パン工程が終了する。全ての製パン工程が終了したことは、例えば、操作部20の液晶パネルの表示や報知音などにより、ユーザに知らされる。
本実施形態にかかる自動製パン機1によれば、単一のインバータモータ70によりミル羽根82と練り羽根84の両方を回転させるようにしているので、モータを2つ備える従来の自動製パン機よりも装置の小型化を実現することができる。
また、本実施形態にかかる自動製パン機1によれば、駆動力切換部として機能するベアリング12,67、第1〜第4のプーリ61〜64、第1及び第2のベルト65,66、第1〜第3のワンウェイクラッチ68,15,13を全て機器本体10の内部であって焼成室30の外部に設けているので、当該各部品に製パン原料等が詰まるなどの不具合を抑えることができる。これにより、インバータモータ70の回転駆動力の伝達経路の切り換えをより確実に行うことができる。
また、本実施形態にかかる自動製パン機1によれば、モータとしてインバータモータ70を用いているので、ミル羽根82及び練り羽根84の回転数を可変することができる。これにより、例えば、ミル工程の開始から所定時間はミル羽根82を低速回転させることにより、ミル工程における大きな衝突音の発生を抑えることができる。
また、本実施形態にかかる自動製パン機1によれば、インバータモータ70の出力軸71の回転方向に応じて、インバータモータ70の回転駆動力をミル軸に伝達するか、練り軸かを切り換えるようにしているので、インバータモータ70の回転駆動力の伝達経路の切り換えをより確実に行うことができる。
また、本実施形態にかかる自動製パン機1によれば、練り軸16A,16Bを中空管構造とし、当該練り軸の内部にミル軸14A,14Bを設けるようにしている。これにより、より一層の装置の小型化を図ることができる。
尚、前述のとおり、図12に示すミル工程において、ミル羽根82とドーム状カバー83の隙間、すり潰し領域82Aで穀物粒をすり潰すが、その穀物粒をすり潰すために必要なモータトルクが本実施形態の自動製パン機の出力可能なモータトルクを上回るような状態が発生することが考えられる。
このような状態を回避するため、本実施形態にかかる自動製パン機1では、ミル工程中において、回転センサまたは電流センサによるロックが検出された場合、図13のような処理を用いてモータの反転処理を実行する。図13に示したようなフローチャートにより反対方向へ回転することですり潰し領域に存在している穀物粒等を容易かつ自動的に除去することが可能となる。
さらに、練り工程でも同様に調理容器40或いは、セーフティカバー85と練り羽根84との間に調理物が挟まり、練り羽根84を回転するためのモータトルクが自動製パン機の出力可能なモータトルクの上限を超えた場合、同様に練り羽根84を反転させることで、容易に調理物を取り除き再度回転させることで混練を再開させることも可能である。
これらの動作を、図13のフローチャートを用いて、以下に具体的に説明する。
制御部90は、インバータモータ70がロックしたことを検出すると、S01ステップにおいて、現在粉砕工程であるか否かを判定する。粉砕工程であると判定すると、S02ステップにおいて、インバータモータ70を反転させ、粉砕工程でなければ、S03ステップへ処理を進める。
尚、インバータモータ70がロックしたか否かを検出する方法は様々なものが考えられるが、例えば、制御部90が、インバータモータ70に供給する電流値が増えたことを検出するとインバータモータ70がロックしたと判定する方法や、ミル羽根82或いはミル羽根82を駆動する部品に発光素子と受光素子を配置し、光が定期的に遮断と通過を繰り返していればミル羽根82が回転していると判定し、そうでなければミル羽根82が回転していない、即ちインバータモータ70がロックしたと判定する方法、或いは、モータ内部にホール素子のように磁界を検出することのできる電子部品を1つまたは複数個配置して、各素子が磁界を検出するレベルを制御部90等の半導体素子が定期的に監視することによって練り羽根84の回転或いはロックを判定する方法等が考えられる。
S03ステップでは、制御部90は、現在混練工程であるか否かを判定し、混練工程であると判定すると、S04ステップにおいて、インバータモータ70を反転させ、そうでなければ、モータロック検出処理を終了する。
本実施例装置では、このような動作を行うが、以下のような構成としても良い。
S02ステップやS04ステップでモータ反転処理を行ったにも係わらず、モータロック状態が継続した場合には、粉砕工程或いは練り工程を停止させる構成としても良い。
或いは、S02ステップやS04ステップでモータ反転処理を所定回数(例えば、3回)行ったにも係わらず、モータロック状態が継続した場合には、粉砕工程或いは練り工程を停止させる構成としても良い。
或いは、S02ステップやS04ステップでモータ反転処理を1回或いは所定回数(例えば、3回)行ったにも係わらず、モータロック状態が継続した場合には、粉砕工程或いは練り工程を停止し、次の工程を強制的に実行するようにしても良い。この場合には、例えば表示部やブザーにより、製パン工程中にエラーが生じたことを使用者に報知することが好ましい。
尚、モータの駆動電流値を検出するブロック、又は、受光素子が受光した信号のレベルを検出するブロックは、制御部90内部に配置しても良いし、制御部90外部の半導体素子にそのようなブロックを構成させ、その半導体素子が検出した結果を制御部90が受信し制御を行う構成としても良い。
本発明にかかる自動製パン機は、装置の小型化を実現するとともに、モータの回転駆動力の伝達経路の切り換えをより確実に行うことができるので、特に一般家庭で使用される自動製パン機として有用である。
1 自動製パン機
10 機器本体
10A ヒンジ部
11 調理容器支持部
12 ベアリング
13 第3のワンウェイクラッチ
14A 本体側ミル軸
14B 容器側ミル軸
15 第2のワンウェイクラッチ
16A 本体側練り軸
16Aa 係合片
16B 容器側練り軸
16Ba 係合片
17A 本体側コネクタ
17B 容器側コネクタ
18 軸受け
20 操作部
30 焼成室
30a 底壁
31 シーズヒータ(加熱部)
32 温度センサ
40 調理容器
41 凹部
42 台座
50 蓋
51 蓋本体
52 外蓋
53,54 副材料容器
53a,54a 開閉板
61 第1のプーリ
62 第2のプーリ
63 第3のプーリ
64 第4のプーリ
65 第1のベルト
66 第2のベルト
67 ベアリング
68 第1のワンウェイクラッチ
70 インバータモータ
71 出力軸
80 羽根ユニット
81 キャップ
82 ミル羽根
82A すり潰し領域
83 ドーム状カバー
83a 窓部
84 練り羽根
85 セーフティカバー
90 制御部(制御手段)

Claims (5)

  1. 穀物粒と液体の混合物の中でミル羽根を回転させて穀物粒を粉砕する粉砕工程と、粉砕後の材料を練り羽根を回転させて混練する混練工程と、を実行する自動製パン機であり、
    モータの回転状態を検出し、モータが回転していないと判定すると、モータが逆回転するように制御する制御手段を有することを特徴とする自動製パン機。
  2. 穀物粒と液体の混合物の中でミル羽根を回転させて穀物粒を粉砕する粉砕工程と、粉砕後の材料を練り羽根を回転させて混練する混練工程と、を実行する自動製パン機であり、
    モータの駆動電流値を検出する電流検出手段と、前記ミル羽根又は練り羽根の回転状態を検出する回転検出手段と、制御手段と、を有し、
    前記電流検出手段が、モータの駆動電流値が増加したことを検出するか、前記回転検出手段が、前記ミル羽根又は練り羽根の回転を検出しなくなると、前記制御手段は、前記モータがロック状態であると判定し、前記モータが逆回転するように制御することを特徴とする自動製パン機。
  3. 請求項2に記載の自動製パン機であり、
    前記制御手段は、前記モータの逆回転動作を所定回数行っても、前記モータがロック状態であると判定すると、前記粉砕工程又は混練工程を停止することを特徴とする自動製パン機。
  4. 請求項3に記載の自動製パン機であり、
    前記制御手段は、前記モータの逆回転動作を所定回数行っても、前記モータがロック状態であると判定すると、次ぎの工程を実行することを特徴とする自動製パン機。
  5. 請求項4に記載の自動製パン機であり、
    更に報知手段を有し、モータがロック状態であるために前記制御手段が次の工程を実行した場合には、前記報知手段が、製パン工程中にエラーが生じた旨の報知を行うことを特徴とする自動製パン機。
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