JP2014050503A - 自動製パン器 - Google Patents

自動製パン器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014050503A
JP2014050503A JP2012195861A JP2012195861A JP2014050503A JP 2014050503 A JP2014050503 A JP 2014050503A JP 2012195861 A JP2012195861 A JP 2012195861A JP 2012195861 A JP2012195861 A JP 2012195861A JP 2014050503 A JP2014050503 A JP 2014050503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mill
blade
dome
cooking
mill blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012195861A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Nakayama
敦雄 中山
Kazuhiro Ukita
和宏 浮田
Takafumi Tanase
隆文 棚瀬
Takashi Wada
尚 和田
Hidefumi Nomura
英史 野村
Yasuyuki Ito
廉幸 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012195861A priority Critical patent/JP2014050503A/ja
Priority to CN201310061908.9A priority patent/CN103654445B/zh
Publication of JP2014050503A publication Critical patent/JP2014050503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

【課題】浸水工程中に穀物粒がドーム状カバー内で膨らみ、穀物の粉砕が妨げられることを回避する。
【解決手段】機器本体の内部に設けられた焼成室内に収納され、穀物粒を含む調理材料が入れられる調理容器と、前記調理容器内でミル軸の中心軸を回転中心として回転することにより、当該調理容器内に入れられた穀物粒を粉砕するミル羽根と、前記ミル羽根を覆うドーム状カバーと、前記穀物粒を液体に浸漬する浸水工程と、当該浸水工程後に前記穀物粒を前記ミル羽根により粉砕する粉砕工程と、を実行するよう制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記浸水工程において前記ミル羽根を回転させ、前記ドーム状カバー内に入り込んだ調理材料を、前記ドーム状カバー外に掻き出すことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、主として一般家庭で使用される自動製パン器に関する。
近年、米粒などの穀物粒から直接パンを製造する自動製パン器が普及してきている。この種の自動製パン器としては、例えば、特許文献1(特開2011−45414号公報)に開示されたものがある。
特許文献1には、調理容器の底部に設けたブレード回転軸と、ブレード回転軸に対し回転不能に取り付けられた粉砕ブレード(ミル羽根ともいう)と、混練ブレード(練り羽根ともいう)を備えたドーム状カバーと、ドーム状カバーとブレード回転軸とを連結又は非連結状態にするクラッチとを備える自動製パン器が開示されている。
特許文献1の自動製パン器においては、クラッチによりドーム状カバーとブレード回転軸とが非連結状態にされた状態でブレード回転軸が回転されたとき、粉砕ブレードのみが回転する。この粉砕ブレードの回転により、調理容器に入れられた穀物粒を粉砕して製パン原料を製造することができる。一方、クラッチによりドーム状カバーとブレード回転軸とが連結状態にされた状態でブレード回転軸が回転されたとき、粉砕ブレード及び混練ブレードが回転する。この粉砕ブレード及び混練ブレードの回転により、調理容器内の製パン原料とドライイーストなどの副材料とを混練してパン生地を製造することができる。特許文献1の自動製パン器は、このようにして製造したパン生地を調理容器内に入れたまま焼成することにより、パンを焼き上げるように構成されている。
特開2011−45414号公報
特許文献1の自動製パン器においては、ブレードカバー内部に、米が隙間無く入り込んだ状態から浸水させた場合、浸水工程における米の吸水膨張で、ミル工程時に、ミル羽根に加わる負荷が大きくなり、ミル羽根が回らない、もしくは回り始めるまでに時間がかかることがある。
また、特許文献1の自動製パン器においては、ミル羽根が初期に回らない場合、ミル工程において実際に穀物粒を粉砕できた時間が短くなってしまい、その結果、ミル工程終了時に粉砕できなかった穀物粒が存在するという問題が生じる。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、ミル工程時初期における、ミル羽根のロックを防止することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、機器本体の内部に設けられた焼成室内に収納され、穀物粒を含む調理材料が入れられる調理容器と、前記調理容器内でミル軸の中心軸を回転中心として回転することにより、当該調理容器内に入れられた穀物粒を粉砕するミル羽根と、当該ミル羽根を覆うドーム状カバーと、前記穀物粒を液体に浸漬する浸水工程と、当該浸水工程後に前記穀物粒を前記ミル羽根により粉砕する粉砕工程と、を実行するよう制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記浸水工程において前記ミル羽根を回転させ、前記ドーム状カバー内に入り込んだ調理材料を、前記ドーム状カバー外に掻き出すことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、機器本体の内部に設けられた焼成室内に収納され、穀物粒を含む調理材料が入れられる調理容器と、前記調理容器内でミル軸の中心軸を回転中心として回転することにより、当該調理容器内に入れられた穀物粒を粉砕するミル羽根と、前記ミル羽根を覆うドーム状カバーと、前記穀物粒を液体に浸漬する浸水工程と、当該浸水工程後に前記穀物粒を前記ミル羽根により粉砕する粉砕工程と、を実行するよう制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記浸水工程の初期段階において前記ミル羽根を回転させ、前記ドーム状カバー内に入り込んだ調理材料を、前記ドーム状カバー外に掻き出すことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動製パン器であり、前記浸水工程において、前記ミル羽根を、400rpm〜600rpmの回転数で且つ0.5秒〜3.0秒の時間内で回転させるように制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の自動製パン器であり、
前記制御手段は、前記浸水工程中に前記ミル羽根を回転させた際に、調理材料の負荷により前記ミル羽根が回転できない場合には、トルクを上げた状態で再度前記ミル羽根を回すように制御することを特徴とする。
本発明の自動製パン器によれば、浸水工程初期段階でミル羽根を回転させることで、前記ドーム状カバー内の米が吸水膨張する前に掻き出すことで、ミル工程初期におけるミル羽根のロックを防止することができる。
また、本発明の自動製パン器によれば、浸水工程初期段階にミル羽根を回転させることで、前記ドーム上カバー内の米を掻き出すときに、ミル羽根の回転時間を例えば0.5秒〜3.0秒と短くすることで、浸水工程時のミルにおける騒音を抑えることができる。
請求項1に記載の発明によれば、制御手段が、浸水工程においてミル羽根を回転させ、ドーム状カバー内に入り込んだ調理材料を、ドーム状カバー外に掻き出すよう制御しているため、ミル工程初期における、ミル羽根のロックを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、制御手段が、浸水工程初期においてミル羽根を回転させ、ドーム上カバー内に入り込んだ調理材料を、ドーム上カバー外に掻き出すよう制御しているため、ミル工程初期における、ミル羽根のロックを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御手段が、浸水工程においてミル羽根を回転させるときに、ミル羽根を400rpm〜600rpmの回転数で且つ、0.5秒〜3.0秒の時間内で回転するよう制御しているため、浸水工程時のミルにおける騒音を抑えることができる。
請求項4に記載の発明によれば、制御手段が、浸水工程中にミル羽根を回転させた際、調理材料の負荷によりミル羽根を回転できない場合、トルクを上げた状態で再度ミル羽根を回転させるように制御しているため、浸水工程中に確実にミル羽根を回すことができ、ミル工程初期における、ミル羽根のロックを防止することができる。
本発明の第1実施形態にかかる自動製パン器の斜視図である。 図1の自動製パン器の蓋体を開けた状態を示す斜視図である。 図1の自動製パン器の断面図である。 図1の自動製パン器のインバータモータに関連する部品の構成を示す断面図である。 図1の自動製パン器が備える羽根ユニットの斜視図である。 図4のインバータモータの出力軸が正方向に回転したときに同様に正方向に回転する部品を示す断面図である。 図4のインバータモータの出力軸が逆方向に回転したときに同様に逆方向に回転する部品を示す断面図である。 ドーム状カバーに対するミル羽根の相対位置を示す底面図である。 ミル羽根の斜視図である。 ミル羽根の側面図である。 ミル羽根の側面図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るミル羽根の応力分布を示す図である。 従来のミル羽根の応力分布を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる自動製パン器によって実行される米粒用製パンコースの流れを示す模式図である。 図12の米粒用製パンコースの練り工程における、好ましい練り羽根の回転数の変化を示すグラフである。
以下、本発明を適用してなる実施例装置である自動製パン器について説明する。
本実施例装置である自動製パン器の全体構成について説明する。図1は、自動製パン器の斜視図であり、図2は、当該自動製パン器の蓋体を開けた状態を示す斜視図である。図3は、本実施例にかかる自動製パン器の断面図である。図4は、自動製パン器の一部拡大断面図である。
図1〜3において、自動製パン器1は、略直方体形状の機器本体10を備えている。機器本体10の上面の一部には、操作部20が設けられている。
操作部20は、操作キー群と、表示部とによって構成されている。操作キー群には、例えば、スタートキー、取り消しキー、タイマーキー、予約キー、パンの調理コースなどを選択する選択キー等が含まれる。調理コースには、例えば、米粒を出発原料に用いてパンを製造するコース、米粉を出発原料に用いてパンを製造するコース、小麦粉を出発原料に用いてパンを製造するコースなどが含まれる。表示部は、例えば、液晶表示パネル等によって構成され、時間、操作キー群によって設定された内容、エラー等を表示するものである。
機器本体10の内部には、焼成室30が設けられている。焼成室30は、上面が開口した箱形状に形成されている。焼成室30の内部には、パン生地、ケーキ、餅などの調理材料を収容する調理容器40が着脱自在に収納される。
また、焼成室30の内部には、図3に示すように、調理容器40を加熱する加熱部の一例であるシーズヒータ31と、焼成室30内の温度を検知する温度検知部の一例である温度センサ32とが設けられている。
シーズヒータ31は、焼成室30に収容された調理容器40の下部を、隙間を空けて包囲するように配置されている。温度センサ32は、焼成室30内の平均的な温度を検知することができるように、シーズヒータ31から少し離れた位置に配置されている。
焼成室30の上面開口部は、機器本体10の上部に設けられた蓋50によって開閉される。蓋50は、機器本体10の上方後部(図3の右上側)に設けられたヒンジ部10Aに回動自在に取り付けられている。蓋50は、蓋本体51と、外蓋52とを備えている。蓋本体51には、グルテンやドライイーストなどの粉状の副材料を収容する副材料容器53と、レーズン、ナッツなどの比較的体積の大きな副材料を収容する副材料容器54とが取り付けられている。副材料容器53,54は、調理容器40の上方に配置されている。外蓋52は、副材料容器53,54の上部開口部を開閉可能に取り付けられている。
副材料容器53の底壁は、開閉板53aで構成されている。開閉板53aは、副材料容器53内の副材料を調理容器40内に投入することができるように回動可能に構成されている。同様に、副材料容器54の底壁は、開閉板54aで構成されている。開閉板54aは、副材料容器54内の副材料を調理容器40内に投入することができるように回動可能に構成されている。開閉板53a,54aの開閉のタイミングは、後述する制御部90により制御される。
また、焼成室30の底壁30aの略中心部には、調理容器支持部11が設けられている。調理容器支持部11は、図4に示すように、略筒状に形成され、焼成室30の底壁30aから下方に離れるに従って、内径が段階的に小さくなるように形成されている。調理容器支持部11の外周面の下端部には、ベアリング12を介して第1のプーリ61が設けられている。
調理容器支持部11の下部の中心穴には、略円筒形の第3のワンウェイクラッチ13が設けられている。第3のワンウェイクラッチ13の内側には、略円筒形の本体側練り軸16Aが垂直方向に延在するように設けられている。第3のワンウェイクラッチ13は、本体側練り軸16Aの正方向(例えば、時計回り)の回転を許容する一方、本体側練り軸16Aの逆方向(例えば、反時計回り)の回転を規制するように構成されている。
本体側練り軸16Aの外周下部には、第2のワンウェイクラッチ15が設けられている。第2のワンウェイクラッチ15は、第1のプーリ61と係合するように設けられている。第2のワンウェイクラッチ15は、第1のプーリ61が正方向に回転するとき、本体側練り軸16Aを正方向に回転させる一方、第1のプーリ61が逆方向に回転するとき、本体側練り軸16Aが逆方向に回転しないように本体側練り軸16Aの回転を規制するように構成されている。
本体側練り軸16Aの内部には、略円柱状の本体側ミル軸14Aが垂直方向に延在するように設けられている。本体側ミル軸14Aは、本体側練り軸16Aに対して相対回転可能に設けられている。本体側ミル軸14Aの下端部には、第2のプーリ62が固定されている。
また、焼成室30の外側であって機器本体10の内部には、モータの一例であるインバータモータ70が設けられている。インバータモータ70は、出力軸71の単位時間当たりの回転数及び回転方向(正方向、逆方向)を自在に変更することができるモータである。
インバータモータ70の出力軸71の外周上部には、第3のプーリ63が固定されている。第3のプーリ63と第1のプーリ61には、第1のベルト65が架け回されている。インバータモータ70が駆動されて出力軸71が回転するとき、当該出力軸71の回転力は、第3のプーリ63、第1のベルト65を介して第1のプーリ61に伝達される。
また、インバータモータ70の出力軸71の外周下部には、ベアリング67を介して第4のプーリ64が設けられている。第4のプーリ64と第2のプーリ62には、第2のベルト66が架け回されている。
また、インバータモータ70の出力軸71の外周面において第3のプーリ63と第4のプーリ64との間には、第1のワンウェイクラッチ68が設けられている。第1のワンウェイクラッチ68は、出力軸71が逆方向に回転するとき、第4のプーリ64を逆方向に回転させる一方、出力軸71が正方向に回転するとき、第4のプーリ64が正方向に回転しないように第4のプーリ64の回転を規制する。
また、本体側ミル軸14Aの上端部には、本体側コネクタ17Aが固定されている。本体側コネクタ17Aは、略円柱形の容器側ミル軸14Bの下端部に固定された容器側コネクタ17Bと係合可能に構成されている。本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとが係合した状態で、本体側ミル軸14Aが回転したとき、容器側ミル軸14Bが回転する。
また、本体側練り軸16Aの上端部には、係合片16Aaが設けられている。係合片16Aaは、略円筒形の容器側練り軸16Bの下端部に固定された係合片16Baと係合可能に構成されている。本体側練り軸16Aが回転するとき、係合片16Aaが係合片16Baに係合し、容器側練り軸16Bが回転する。
容器側ミル軸14Bは、容器側練り軸16Bの内側に円筒形の軸受け18を介して設けられている。容器側ミル軸14Bと容器側練り軸16Bとは、調理容器40が焼成室30内にセットされたとき、調理容器40の底部の中心部に設けられた貫通穴を通じて調理容器40内に突出するように設けられている。
調理容器40の底部には、図3に示すように、有底筒状の凹部41が形成されている。また、調理容器40の底部外面には、容器側練り軸16Bを取り囲むように筒状の台座42が設けられている。調理容器40は、台座42が調理容器支持部11に載置され、本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとが係合されることで焼成室30内にセットされる。一方、調理容器40は、本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとの係合が外されることで、焼成室30内から取り外すことができる。なお、台座42は、調理容器40とは別に形成してもよいし、調理容器40と一体的に形成してもよい。
容器側ミル軸14B及び容器側練り軸16Bの調理容器40の内部に突出する部分には、羽根ユニット80が着脱自在に取り付けられている。
羽根ユニット80は、キャップ81と、ミル羽根82と、ドーム状カバー83と、練り羽根84と、セーフティカバー85とを備えている。
キャップ81は、容器側ミル軸14Bの先端部に着脱自在に設けられている。ミル羽根82は、キャップ81の外周面から外方に突出するように設けられている。
ミル羽根82は、米粒などの穀物粒を粉砕して製パン原料を製造するための羽根である。調理容器40が焼成室30内にセットされるとともにキャップ81が容器側ミル軸14Bに取り付けられた状態において、ミル羽根82は、概ね調理容器40の凹部41内に位置するように設けられている。ミル羽根82の具体的構成や好ましい形状等については、後で詳しく説明する。
ドーム状カバー83は、ミル羽根82を上方から覆うように形成されている。ドーム状カバー83には、図5及び図6に示すように、ドーム状カバー83の内側の空間とドーム状カバー83の外側の空間とを連通する複数の窓部83aが設けられている。ミル羽根82の回転により製造された製パン原料は、複数の窓部83aを通じてドーム状カバー83の内側の空間とドーム状カバー83の外側の空間に排出される。
練り羽根84は、ドーム状カバー83の外面に垂直方向に立設するように設けられている。練り羽根84は、調理容器40内の製パン原料を混練してパン生地を製造するための羽根である。
セーフティカバー85は、ドーム状カバー83の下端部に取り付けられ、ミル羽根82を下方から覆うように形成されている。また、セーフティカバー85は、その一部が容器側練り軸16Bの内面に嵌合するように、容器側練り軸16Bに取り付けられている。容器側練り軸16Bが回転するとき、セーフティカバー85、ドーム状カバー83、及び練り羽根84が一体的に回転する。調理容器40が焼成室30内にセットされるとともにセーフティカバー85が容器側練り軸16Bに取り付けられた状態において、ミル羽根82は、概ね調理容器40の凹部41よりも上方に位置するように設けられている。また、セーフティカバー85には、調理容器40内に入れられた米粒や水などの材料をドーム状カバー83内に取り込むための開口部(図示せず)が設けられている。
また、機器本体10の操作部20の下方には、各部の駆動を制御する制御部90が設けられている。制御部90には、複数の調理コースに対応する調理シーケンスが記憶されている。調理シーケンスとは、浸水、ミル、冷却、練り、発酵、焼成などの各製造工程を順に行うにあたって、各製造工程においてシーズヒータ31の通電時間、温調温度、インバータモータ70の回転方向、回転速度、開閉板53a,54aの開閉のタイミングなどが予め決められている調理の手順のプログラムをいう。制御部90は、操作部20にて選択された特定の調理コースに対応する調理シーケンスと温度センサ32の検知温度に基づいて、インバータモータ70、シーズヒータ31、開閉板53a,54aの駆動を制御する。
次に、図6を用いて、インバータモータ70の出力軸71が正方向に回転されたときの動作について説明する。図6は、インバータモータ70に関連する部品の構成を示す断面図である。図6において、斜線部は、正方向に回転する部品を示している。
図6に示すように、インバータモータ70の出力軸71が正方向に回転されたとき、当該出力軸71の回転力が、第3のプーリ63及び第1のワンウェイクラッチ68に伝達され、これらの部品が正方向に回転する。
第3のプーリ63の回転力は、第1のベルト65、第1のプーリ61、第2のワンウェイクラッチ15に伝達され、これらの部品が正方向に回転する。第2のワンウェイクラッチ15は、第1のプーリ61が正方向に回転するので、本体側練り軸16Aを正方向に回転させる。このとき、第3のワンウェイクラッチ13は、本体側練り軸16Aの正方向の回転を許容する。本体側練り軸16Aの回転力は、容器側練り軸16B、セーフティカバー85、ドーム状カバー83、及び練り羽根84に伝達され、これらの部品が正方向に回転する。
一方、第1のワンウェイクラッチ68は、出力軸71が正方向に回転するので、第4のプーリ64が正方向に回転しないように第4のプーリ64の回転を規制する。
すなわち、インバータモータ70の出力軸71が正方向に回転されたときは、練り羽根84が正方向に回転する一方で、ミル羽根82は回転しないようになっている。
次に、図7を用いて、インバータモータ70の出力軸71が逆方向に回転されたときの動作について説明する。図7は、インバータモータ70に関連する部品の構成を示す断面図である。図7において、斜線部は、逆方向に回転する部品を示している。
図7に示すように、インバータモータ70の出力軸71が逆方向に回転されたとき、当該出力軸71の回転力が、第3のプーリ63及び第1のワンウェイクラッチ68に伝達され、これらの部品が逆方向に回転する。
第3のプーリ63の回転力は、第1のベルト65、第1のプーリ61、第2のワンウェイクラッチ15に伝達され、これらの部品が逆方向に回転する。第2のワンウェイクラッチ15は、第1のプーリ61が逆方向に回転するので、本体側練り軸16Aが逆方向に回転しないように本体側練り軸16Aの回転を規制する。
一方、第1のワンウェイクラッチ68は、出力軸71が逆方向に回転するので、第4のプーリ64を逆方向に回転させる。この第4のプーリ64の回転力は、第2のベルト66、第2のプーリ62、本体側ミル軸14A、容器側ミル軸14B、キャップ81、ミル羽根82に伝達され、これらの部品が逆方向に回転する。なお、このとき、第3のワンウェイクラッチ13は、本体側ミル軸14Aの回転力により、本体側練り軸16Aが逆方向に回転(いわゆる、共回り)することを規制する。
すなわち、インバータモータ70の出力軸71が逆方向に回転されたときは、ミル羽根82が逆方向に回転する一方で、練り羽根84は回転しないようになっている。
なお、本実施例において、第1のプーリ61は、第2〜第4のプーリ62〜64に比べて大きな直径を有するように構成されている。これにより、インバータモータ70の出力軸71の回転速度に対する練り羽根84の回転速度を低速(例えば、250rpm)にするとともに、高トルクが得られるようにしている。また、練り羽根84の回転速度に対するミル羽根82の回転速度を高速(例えば、4000rpm)にするようにしている。
なお、本実施例において、「ミル軸」は、本体側コネクタ17Aと容器側コネクタ17Bとが係合されることにより連結された本体側ミル軸14Aと容器側ミル軸14Bとにより構成されている。また、「練り軸」は、係合片16Aaと係合片16Baとが係合されることにより連結された本体側練り軸16Aと容器側練り軸16Bとにより構成されている。また、ミル羽根82の回転中心となるミル軸の中心軸と、練り羽根84の回転中心となる練り軸の中心軸とは、同一軸上に位置するように設けられている。
また、本実施例において、「駆動力切換部」は、ベアリング12,67、第1〜第4のプーリ61〜64、第1及び第2のベルト65,66、第1〜第3のワンウェイクラッチ68,15,13により構成されている。「駆動力切換部」は、ミル軸及び練り軸へのモータ70の回転駆動力の伝達経路を切り換えるものである。
次に、図8、図9A〜図9Dを用いて、ミル羽根82の好ましい形状等について説明する。図8は、ドーム状カバー83に対するミル羽根82の相対位置を示す底面図である。図9Aはミル羽根82の斜視図であり、図9B及び図9Cはミル羽根82の側面図である。
図8に示すように、ミル羽根82の両端部は、穀物粒を切るのではなく、すり潰すように形成されている。具体的には、ミル羽根82の両端部は、平面視においてドーム状カバー83の内周端部に沿うように、一定の長さのすり潰し領域82Aを有するように形成されている。これにより、穀物粒を効率良く製パン原料にすることでき、ミル羽根82の回転速度を低下させることができる。その結果、穀物粒を製パン原料にする際、すなわちミルする際に発生する音を低減することができる。
また、ミル羽根82の両端部のエッジは、波形状に形成されている。これにより、当該エッジと穀物粒との接触面積を増やし、穀物粒のすり潰し効果を向上させることができる。また、好ましくは、ミル羽根82の両端部のエッジは、正弦波状(曲線で構成される波状)に形成される。これにより、ユーザがミル羽根82に触れることにより、ユーザの指が切れることを抑えることができる。
また、ミル羽根82の両端部のエッジは、一定の厚さ(例えば、1.5mm)を有する(すなわち、刃先を有しない)ように構成されている。これにより、ユーザがミル羽根82に触れることにより、ユーザの指が切れることをより一層抑えることができる。また、当該エッジと穀物粒との接触面積を増やし、穀物粒のすり潰し効果を向上させることができる。また、ミル羽根82の全体としての強度を確保することができる。なお、ミル羽根82は、エッジを含めて均一な厚さに構成されてもよい。
また、ミル羽根82の両端部は、図9B及び図9Cに示すように、正面から見て互いに逆方向に傾斜している。具体的には、ミル羽根82の両端部は、ミル羽根82の回転方向の下流側(最初に米粒に衝突する側)に位置する部分が、その上流側に位置する部分よりも下方に位置するように傾斜している。また、ミル羽根82の両端部の水平面に対する傾斜角度は、従来よりも大きく、例えば13度とされている。これにより、穀物粒を効率良く製パン原料にすることでき、ミル羽根82の回転速度をより一層低下させることができる。その結果、穀物粒を製パン原料にする際、すなわちミルする際に発生する音をより一層低減することができる。
なお、本実施例では、ミル羽根82の両端部のエッジを波形状に形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ミル羽根82の両端部のエッジは曲線状であってもよい。なお、図10は、エッジを曲線状としたミル羽根82により穀物粒を粉砕する際に、ミル羽根82にかかる応力を示す図である。図11は、従来の刃先を有するミル羽根により穀物粒を粉砕する際に、当該ミル羽根にかかる応力を示す図である。図10及び図11より、エッジを曲線状としたミル羽根82の方が、従来のミル羽根よりも穀物粒に対してより大きな力を加えられることが分かる。
次に、図12を用いて、本実施例にかかる自動製パン器1によって実行される米粒用製パンコースの流れの一例を説明する。図12は、本実施例にかかる自動製パン器1によって実行される米粒用製パンコースの流れを示す模式図である。図12に示すように、米粒用製パンコースにおいては、浸水工程と、ミル工程と、冷却工程と、練り(提ね)工程と、発酵工程と、焼成工程とが順次に実行される。
米粒用製パンコースを開始するにあたって、ユーザは、以下の動作を行う。
まず、ユーザは、容器側ミル軸14Bにキャップ81を取り付けるとともに、セーフティカバー85の一部を容器側練り軸16Bの内面に嵌合させる。これにより、羽根ユニット80が、図3に示すように、調理容器40内にセットされる。
その後、ユーザは、米粒、水、調味料(例えば、食塩、砂糖、ショートニング)等の主材料を調理容器40内に入れるとともに、パンの製造工程の途中で自動投入するドライイースト、グルテン、ナッツなどの副材料を副材料容器53,54に入れる。
その後、ユーザは、調理容器40を焼成室30内にセットし、蓋50により焼成室30の上面開口部を閉じる。その後、ユーザは、操作部20によって米粒用製パンコースを選択し、スタートキーを押す。これにより、制御部90が、米粒を出発原料に用いてパンを製造する米粒用製パンコースの制御動作を開始する。
米粒用製パンコースがスタートされると、制御部90の指令によって浸水工程が開始される。浸水工程は、米粒に水を含ませることによって、その後に行われるミル工程において、米粒を芯まで粉砕しやすくするための工程である。浸水工程では、調理容器40に予め投入された主材料の静置状態が所定時間(本実施例では30分)維持される。
ドーム状カバー83内に米粒が詰まった状態で浸水工程が始まってしまうと、米粒の吸水膨張によりドーム状カバー83内でミル羽根82が回転できず、その後のミル工程において、ミル羽根82がロックしてしまうことがある。
このため、制御部90は、浸水工程中にミル羽根82を回転(例えば500rpm)させ、ドーム状カバー83内の米粒を外に掻き出すように、インバータモータ70を制御する。これにより、ミル工程開始時におけるミル羽根82のロックを防止することができる。
なお、浸水工程の初期段階(例えば浸水工程開始から5秒〜1分後)である、米粒の吸水膨張が十分に行なわれていない状態でミル回転を行うと、ミル回転に必要なトルクも少なくて済むため、浸水工程中におけるミル羽根82のロックを防止することができる。
このとき、米粒が十分に吸水しておらず、硬い状態でミルを行うと、米粒の大きな衝突音が発生するが、ミル羽根82の回転数を約200rpm〜600rpmの回転数で、且つ、0.5秒〜3秒程度の時間で回転するよう制御することで、ミル回転により発生する大きな衝突音を軽減することができる。
また、浸水工程中においても、米粒の詰まり方によってはミル羽根82のロックが発生してしまうことがあるが、ロックが発生した場合、再度ミル回転を行う時にモータートルクを上げた状態でミル回転を行うことで、浸水工程中に、確実にミル羽根82を回転させることができ、ミル工程時における、ミル羽根82のロックを防止することができる。
浸水工程の開始から所定時間が経過すると、制御部90の指令によって浸水工程が終了され、ミル工程が開始される。ミル工程は、調理容器40内に入れられた米粒を粉砕して製パン原料を製造する工程である。ミル工程において、制御部90は、インバータモータ70を制御して出力軸71を逆方向に回転させ、図7を用いて上述したように、米粒と水とが含まれる混合物の中でミル羽根82を回転(例えば、4000rpm)させる。
これにより、米粒が粉砕される。
粉砕された米粒と水とが含まれる混合物は、ドーム状カバー83の複数の窓部83aを通じてドーム状カバー83の外側の空間に排出される。これに伴い、調理容器40の凹部41内の米粒と水とを含む混合物がセーフティカバー85に設けられた開口部(図示せず)からドーム状カバー83の内側の空間に取り込まれる。このようにして、次々に米粒がミル羽根82によって粉砕され、その結果、ペースト状の粉砕粉を含む製パン原料が製造される。
ミル工程の開始から所定時間(本実施例では70分)経過すると、制御部90の指令によってミル工程が終了され、冷却工程が開始される。冷却工程は、ミル工程によって上昇した調理容器40内の製パン原料の温度を、ドライイーストが活発に働く温度(例えば、30℃前後)まで下げる工程である。冷却工程において、制御部90は、インバータモータ70の駆動を停止させる。
冷却工程の開始から所定時間(本実施例では32分)経過すると、制御部90の指令によって冷却工程が終了され、練り工程が開始される。練り工程は、製パン原料にドライイースト、グルテン、ナッツなどの副材料を投入し、これらを混練して、パン生地を製造する工程である。練り工程において、制御部90は、開閉板53a,54aを開放して調理容器40内に副材料を投入するとともに、インバータモータ70を制御して出力軸71を正方向に回転させ、図6を用いて上述したように、製パン原料と副材料とが含まれる混合物の中で練り羽根84を低速回転(例えば、250rpm)させる。これにより、製パン原料と副材料とが含まれる混合物が混練され、所定の弾力を有するパン生地が製造される。
なお、練り工程の間、練り羽根84を同じ速度で継続して回転させると、特に製パン原料と副材料とが含まれる混合物の混練が進んでいない練り工程の初期において、製パン原料や副材料が調理容器40の外側に飛び散るおそれがある。このため、制御部90は、図13に示すように、練り工程が進むに連れて練り羽根84の回転数が徐々に増加するようにインバータモータ70を制御することが好ましい。これにより、練り工程において、製パン原料や副材料が調理容器40の外側に飛び散ることを抑えることができる。
練り工程の開始から所定時間(本実施例では23分)経過すると、制御部90の指令によって練り工程が終了され、発酵工程が開始される。発酵工程は、パン生地を発酵させる工程である。発酵工程において、制御部90は、シーズヒータ31を制御して、焼成室30の温度を、発酵が進む温度(例えば、38℃)に維持する。
発酵工程の開始から所定時間(本実施例では75分)経過すると、制御部90の指令によって発酵工程が終了され、焼成工程が開始される。焼成工程は、発酵したパン生地を焼成してパンを焼き上げる工程である。焼成工程において、制御部90は、シーズヒータ31を制御して、焼成室30の温度を、パン焼きを行うのに適した温度(例えば、125℃)まで上昇させる。
焼成工程の開始から所定時間(本実施例では40分)経過すると、制御部90の指令によって焼成工程が終了される。これにより、全ての製パン工程が終了する。全ての製パン工程が終了したことは、例えば、操作部20の液晶パネルの表示や報知音などにより、ユーザに知らされる。
また、本実施例にかかる自動製パン器によれば、浸水工程の初期段階においてミル羽根82を回転させ、ドーム状カバー83内に入り込んだ調理材料を、ドーム状カバー83外に掻き出すため、ミル工程初期におけるミル羽根82のロックを防ぐことができる。
また、本実施例にかかる自動製パン器によれば、浸水工程において、ミル羽根82を、約300rpm〜600rpmの回転数で且つ0.5秒〜3.0秒の時間内で回転させるように制御することで、浸水工程中にミルを行うことで発生する、米粒の大きな衝突音を軽減することができる。
また、本実施例にかかる自動製パン器によれば、浸水工程中のミルで、ミル羽根82がロックしてしまった場合、再度ミル回転を行う場合にはトルクを上げた状態でミル羽根82を回転させるよう制御することで、浸水工程中に確実にミル回転を行えるため、ミル工程初期におけるミル羽根82のロックを防ぐことができる。
尚、このミル羽根82の回転を、複数回行っても良い。例えば、ミル羽根82の回転数を約200rpm〜600rpmの回転数で、且つ、0.5秒〜3秒程度の時間で回転し、続いて、5〜10秒程度ミル羽根82の回転を停止してから、再度ミル羽根82を回転させても良い。このような低回転数で且つ間欠的にミル羽根82を回転させると、ドーム状カバー83内に多くの穀物粒が入りこむことを回避することが可能なだけでなく、大きな音が発生することを回避することも可能である。
又、この間欠的に回転させる動作は、粉砕工程の開始から終了まで継続的に行っても良いし、ミル羽根82を回転させている際に、同時に練り羽根84も回転させても良いし、ミル羽根82の回転と練り羽根84の回転を交互に行っても良い。
但し、これらのような構成とする場合には、使用するユーザや深夜等の使用環境等によってはこのような場合でもユーザがミル羽根82の音を気にする場合があるため、このような動作を昼間だけ実行するように制御部90が制御するか、装置内部に騒音対策のための防音シートを配置する等を行うことにより音に対する対策を行うようにしても良い。
本発明にかかる自動製パン器は、ミル工程におけるミル羽根のロックを防ぎ、また、ミル工程での総ミル時間の減少を防ぐことで、ミル性能を安定させることができるので、特に一般家庭で使用される自動製パン器として有用である。
1 自動製パン器
10 機器本体
10A ヒンジ部
11 調理容器支持部
12 ベアリング
13 第3のワンウェイクラッチ
14A 本体側ミル軸
14B 容器側ミル軸
15 第2のワンウェイクラッチ
16A 本体側練り軸
16Aa 係合片
16B 容器側練り軸
16Ba 係合片
17A 本体側コネクタ
17B 容器側コネクタ
18 軸受け
20 操作部
30 焼成室
30a 底壁
31 シーズヒータ(加熱部)
32 温度センサ
40 調理容器
41 凹部
42 台座
50 蓋
51 蓋本体
52 外蓋
53,54 副材料容器
53a,54a 開閉板
61 第1のプーリ
62 第2のプーリ
63 第3のプーリ
64 第4のプーリ
65 第1のベルト
66 第2のベルト
67 ベアリング
68 第1のワンウェイクラッチ
70 インバータモータ
71 出力軸
80 羽根ユニット
81 キャップ
82 ミル羽根
82A すり潰し領域
83 ドーム状カバー
83a 窓部
84 練り羽根
85 セーフティカバー
90 制御部

Claims (4)

  1. 機器本体の内部に設けられた焼成室内に収納され、穀物粒を含む調理材料が入れられる調理容器と、
    前記調理容器内でミル軸の中心軸を回転中心として回転することにより、当該調理容器内に入れられた穀物粒を粉砕するミル羽根と、
    前記ミル羽根を覆うドーム状カバーと、
    前記穀物粒を液体に浸漬する浸水工程と、当該浸水工程後に前記穀物粒を前記ミル羽根により粉砕する粉砕工程と、を実行するよう制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記浸水工程において前記ミル羽根を回転させ、前記ドーム状カバー内に入り込んだ調理材料を、前記ドーム状カバー外に掻き出すことを特徴とする自動製パン器。
  2. 機器本体の内部に設けられた焼成室内に収納され、穀物粒を含む調理材料が入れられる調理容器と、
    前記調理容器内でミル軸の中心軸を回転中心として回転することにより、当該調理容器内に入れられた穀物粒を粉砕するミル羽根と、
    前記ミル羽根を覆うドーム状カバーと、
    前記穀物粒を液体に浸漬する浸水工程と、当該浸水工程後に前記穀物粒を前記ミル羽根により粉砕する粉砕工程と、を実行するよう制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記浸水工程の初期段階において前記ミル羽根を回転させ、前記ドーム状カバー内に入り込んだ調理材料を、前記ドーム状カバー外に掻き出すことを特徴とする自動製パン器。
  3. 前記制御手段は、前記浸水工程において、前記ミル羽根を、300rpm〜600rpmの回転数で且つ0.5秒〜3.0秒の時間内で回転させるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の自動製パン器。
  4. 前記制御手段は、前記浸水工程中に前記ミル羽根を回転した際に、調理材料の負荷により前記ミル羽根が回転できない場合には、トルクを上げた状態で再度前記ミル羽根を回すように制御することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の自動製パン器。
JP2012195861A 2012-09-05 2012-09-06 自動製パン器 Pending JP2014050503A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012195861A JP2014050503A (ja) 2012-09-06 2012-09-06 自動製パン器
CN201310061908.9A CN103654445B (zh) 2012-09-05 2013-02-27 自动制面包机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012195861A JP2014050503A (ja) 2012-09-06 2012-09-06 自動製パン器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014050503A true JP2014050503A (ja) 2014-03-20

Family

ID=50609579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012195861A Pending JP2014050503A (ja) 2012-09-05 2012-09-06 自動製パン器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014050503A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04236194A (ja) * 1991-01-18 1992-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動調理器
JP2011045414A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd 自動製パン機
JP2012105690A (ja) * 2010-10-25 2012-06-07 Sanyo Electric Co Ltd 自動製パン器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04236194A (ja) * 1991-01-18 1992-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動調理器
JP2011045414A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd 自動製パン機
JP2012105690A (ja) * 2010-10-25 2012-06-07 Sanyo Electric Co Ltd 自動製パン器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6172606B2 (ja) 自動製パン機
JP5945849B2 (ja) 自動製パン機
JP5824616B2 (ja) パン生地生成機及びそのパン生地を用いた製パン機
WO2011105237A1 (ja) 自動製パン器
JP6028224B2 (ja) 自動製パン器
JP6065326B2 (ja) 自動製パン機
JP5957738B2 (ja) 自動製パン機
JP2014050504A (ja) 自動製パン器
JP6028223B2 (ja) 自動製パン器
JP6075265B2 (ja) 自動製パン機
JP5919477B2 (ja) 自動製パン器
JP2014050503A (ja) 自動製パン器
JP5974295B2 (ja) 自動製パン器
JP5957700B2 (ja) 自動製パン器
JP5938564B2 (ja) 自動製パン機
JP2014050625A (ja) 自動製パン器
JP2014087261A (ja) パン製造方法及び自動製パン機
JP5824617B2 (ja) パン生地生成機及びそのパン生地を用いた製パン機
JP2014073290A (ja) 自動製パン機
JP5945696B2 (ja) 調理器
JP2014100274A (ja) 自動製パン機
CN103654445B (zh) 自动制面包机
JP2014050505A (ja) 自動製パン器
JP6478944B2 (ja) 自動製パン機
JP2012147994A (ja) 自動製パン器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160518

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160607