JP2014094876A - 光学ガラス、光学素子及びガラス成形体の製造方法 - Google Patents

光学ガラス、光学素子及びガラス成形体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い屈折率(n)及び低いアッベ数(ν)を有しながらも、高い可視光透過率を有する光学ガラスと、これを用いた光学素子とガラス成形体の製造方法を提供する。
【解決手段】光学ガラスは、酸化物基準の質量%で、SiO2+P5を21〜40%、Nb及びTiOを合量で0%を超え60%以下、屈折率が1.80以上であるガラスにおいて、厚さ10mmで70%の透過率を示す波長が420nm以下である。光学素子とガラス成形体の製造方法は、この光学ガラスを用いたものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、光学ガラス、光学素子及びガラス成形体の製造方法に関する。
近年、光学系を使用する機器のデジタル化や高精細化が急速に進んでおり、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮影機器をはじめ、各種光学機器に用いられるレンズ等の光学素子に対する高精度化、軽量、及び小型化の要求は、ますます強まっている。
光学素子を作製する光学ガラスの中でも特に、光学素子の軽量化及び小型化を図ることが可能な、1.80以上の高い屈折率(n)を有しながらも、より低いアッベ数(ν)を有するガラスの需要が非常に高まっている。高い屈折率と低いアッベ数を有するガラスとしては、例えば屈折率(n)が1.83以上であり、26以下のアッベ数を有する光学ガラスとして、特許文献1に代表されるようなガラスが知られている。その一方で、例えば屈折率(n)が1.51〜1.60であり、32〜55のアッベ数を有する光学ガラスとして、特許文献2〜4に代表されるようなガラスが知られている。
特開2008−266028号公報 特開平05−262534号公報 特開平06−092674号公報 特開平06−092675号公報
しかしながら、特許文献1で開示されたガラスでは、可視光の短波長側の光に対する透過率が低いため、ガラスが黄色に着色している。そのため、特許文献1で開示されたガラスは、可視領域の光を透過させる用途には適さない。一方で、特許文献2〜4で開示されたガラスでは、可視光の短波長側の光に対する透過率は高いものの、屈折率が十分に高いとはいえず、且つアッベ数が十分に低いとはいえない。そのため、可視光の短波長側の光に対する高い透過率を有しながらも、より屈折率が高く且つアッベ数の低い光学ガラスが求められていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、高い屈折率(n)及び低いアッベ数(ν)を有しながらも、高い可視光透過率を有する光学ガラスと、これを用いた光学素子とガラス成形体の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意試験研究を重ねた結果、SiO成分又はP5成分に、Nb成分及びTiO成分の少なくとも一方を併用し、且つ、F成分の含有量を所定の範囲内にすることによって、高い屈折率や低いアッベ数が得られながらも、ガラスの着色が低減され、且つガラスの失透が低減されることをも見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 酸化物基準の質量%で、SiO2+P5を21〜40%、Nb及びTiOを合量で0%を超え60%以下、屈折率が1.80以上であるガラスにおいて、厚さ10mmで70%の透過率を示す波長が420nm以下である光学ガラス。
(2) 酸化物基準の質量に対する外割りの質量%で、F成分を0%超6%以下含有する(1)記載の光学ガラス。
(3) 質量%で、SiOを21〜35%、RO成分を6〜20%、MO成分を11〜30%含有する(1)又は(2)記載の光学ガラス(RはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上であり、MはCa、Sr、Ba及びZnからなる群より選択される1種以上である)。
(4) ガラス質量に対するPtの含有量が20ppm以下であり、且つPt2+の割合が80%以下である(1)から(3)のいずれか記載の光学ガラス。
(5) (1)から(4)のいずれか記載の光学ガラスからなる光学素子。
(6) (1)から(4)のいずれか記載の光学ガラスを用い、軟化した前記光学ガラスに対して金型内でプレス成形を行うガラス成形体の製造方法。
本発明によれば、高い屈折率(n)及び低いアッベ数(ν)を有しながらも、高い可視光透過率を有する光学ガラスを得ることができ、ひいては、この光学ガラスを用いた光学素子及びガラス成形体の製造方法を提供できる。
本発明の光学ガラスは、酸化物基準の質量%で、SiO2+P5を21〜40%、Nb及びTiOを合量で0%を超え60%以下、屈折率が1.80以上であるガラスにおいて、厚さ10mmで70%の透過率を示す波長が420nm以下である。SiO成分及びP5成分のうち1種以上と、Nb成分及びTiO成分のうち1種以上を併用し、これらの含有量を所定の範囲内にする場合に、高い屈折率を有し、且つ着色が少なく内部透過率の高いガラスを得ることが可能になる。その中でも、1.80以上の高い屈折率を有し、且つ厚さ10mmで70%の透過率を示す波長が420nm以下の光学ガラスによれば、光学素子のより一層の軽量化及び小型化を図ることが可能になり、且つ可視域の光についてのガラスの透明性が高められるため、光学素子として好適な光学ガラスを得ることができる。
以下、本発明の光学ガラスの実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施できる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の趣旨を限定するものではない。
[ガラス成分]
本発明の光学ガラスを構成する各成分の組成範囲を以下に述べる。本明細書中で特に断りがない場合、各成分の含有量は、全て酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量%で表示されるものとする。ここで、「酸化物換算組成」とは、本発明のガラス構成成分の原料として使用される酸化物、複合塩、金属弗化物等が熔融時に全て分解され酸化物へ変化すると仮定した場合に、当該生成酸化物の総質量を100質量%として、ガラス中に含有される各成分を表記した組成である。
<必須成分、任意成分について>
SiO成分及びP成分は、いずれも安定なガラス形成を促す成分である。
特に、SiO成分及びP成分を合計で21%以上含有することで、耐失透性に優れたガラスを得られる。従って、質量和(SiO+P)は、好ましくは21%、より好ましくは23%、さらに好ましくは24%を下限とする。
一方で、質量和(SiO+P)の上限を40%にすることで、ガラスの屈折率が低下し難くなるため、所望の高い屈折率を得易くできる。従って、質量和(SiO+P)は、好ましくは40%、より好ましくは35%、さらに好ましくは30%を上限とする。
このうち、SiO成分の含有量を15%以上にすることで、耐失透性及び化学的耐久性に優れたガラスを得られる。従って、SiO成分の含有量は、好ましくは15%、より好ましくは18%、より好ましくは21%、さらに好ましくは23%を下限とする。
一方で、SiO成分の含有量を40%以下にすることで、ガラスの屈折率の低下を抑えられ、且つ、ガラスの溶融性を高められる。従って、SiO成分の含有量は、好ましくは40%、より好ましくは35%、さらに好ましくは30%を上限とする。
SiO成分は、原料としてSiO、KSiF、NaSiF等を用いることができる。
成分は、0%超含有することでガラスの安定性を高められる任意成分である。
一方で、P成分の含有量を30%以下にすることで、P成分の過剰な含有による失透を低減できる。従って、P成分の含有量は、好ましくは30%、より好ましくは20%、さらに好ましくは10%、さらに好ましくは5%を上限とする。
成分は、原料としてAl(PO、Ca(PO、Ba(PO、BPO、HPO等を用いることができる。
Nb成分及びTiO成分は、いずれもガラスの屈折率を高め且つアッベ数を小さくする成分である。
特に、Nb成分及びTiO成分を合計で0%超含有することで、所望の高屈折率高分散(低アッベ数)のガラスを得られ、且つガラスの化学的耐久性を高められる。従って、質量和(Nb+TiO)は、好ましくは0%超、より好ましくは10%超、さらに好ましくは20%超、さらに好ましくは22%超、さらに好ましくは32%超、さらに好ましくは38%超、さらに好ましくは41%超とする。
一方で、質量和(Nb+TiO)の上限を60%にすることで、ガラスの耐失透性を高められる。従って、質量和(Nb+TiO)は、好ましくは60%、より好ましくは55%、さらに好ましくは50%、さらに好ましくは48%を上限とする。
Nb成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率を高め且つアッベ数を小さくできる。従って、Nb成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは5%超、さらに好ましくは8%超、さらに好ましくは10%超、さらに好ましくは13%超とする。
一方で、Nb成分の含有量を40%以下にすることで、Nb成分の過剰な含有による失透を低減できる。従って、Nb成分の含有量は、好ましくは40%、より好ましくは30%、さらに好ましくは25%、さらに好ましくは20%を上限とする。
Nb成分は、原料としてNb等を用いることができる。
TiO成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率、分散及び化学的耐久性を高められる任意成分である。従って、TiO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは10%超、さらに好ましくは15%超、さらに好ましくは20%超、さらに好ましくは23%超とする。
一方で、TiO成分の含有量を60%以下にすることで、ガラスの着色が低減されるため、ガラスの内部透過率を高められる。また、これによりガラスの失透を低減できる。従って、TiO成分の含有量は、好ましくは60%、より好ましくは50%、さらに好ましくは40%、さらに好ましくは30%を上限とする。
TiO成分は、原料としてTiO等を用いることができる。
F成分は、0%超含有することで、上述のTiO成分に由来するTiイオン(Ti4+)や、後述の白金イオン(Pt4+)の還元が抑えられるため、ガラスの着色を低減して内部透過率を高めることができる。また、F成分はガラスの安定性を高める効果を併せ持っている。従って、酸化物基準の質量に対する外割りでのF成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは0.10%超、さらに好ましくは0.13%超、さらに好ましくは0.20%超とする。
一方で、F成分の含有量を6%以下にすることで、ガラスへの脈理の発生を低減でき、且つガラスを失透し難くすることができる。従って、酸化物基準の質量に対する外割りでのF成分の含有量は、好ましくは6%、より好ましくは4%、さらに好ましくは2%、さらに好ましくは1%を上限とする。
本発明の光学ガラスでは、F成分を0%超含有する場合であっても、6%以下の範囲内であれば、脈理の発生を低減でき、且つ、ガラスの安定性を高め、ガラスの着色を低減して内部透過率をより一層高めることが可能である点で好ましい。
F成分は、原料として例えばZrF、AlF、NaF、CaF、KSiF、NaSiF、LaF等を用いてガラス内に含有することができる。
本明細書におけるF成分の含有量は、ガラスを構成するカチオン成分全てが電荷の釣り合うだけの酸素と結合した酸化物でできていると仮定し、それら酸化物でできたガラス全体の質量を100%として、F成分の質量を質量%で表したもの(酸化物基準の質量に対する外割り質量%)である。
NaO成分は、0%超含有することで、ガラスの溶融性及び耐失透性を高められる任意成分である。従って、NaO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは3%超、さらに好ましくは6%超、さらに好ましくは8%超としてもよい。
一方で、NaO成分の含有量を20%以下にすることで、屈折率の低下を抑えるとともに、これら成分の過剰な含有によるガラスの失透を低減しつつ、ガラスの化学的耐久性を高めることができる。従って、NaO成分の含有量は、好ましくは20%、より好ましくは15%、さらに好ましくは13%を上限とする。
NaO成分は、原料としてNaCO、NaNO、NaF、NaSiF等を用いることができる。
LiO成分及びKO成分は、NaO成分の代わりに用いられる成分であり、0%超含有することで、ガラスの溶融性及び耐失透性を高められる任意成分である。
一方で、LiO成分及びKO成分の各々の含有量を20%以下にすることで、屈折率の低下を抑えるとともに、これら成分の過剰な含有によるガラスの失透を低減できる。従って、LiO成分及びKO成分の各々の含有量は、好ましくは20%、より好ましくは15%、さらに好ましくは13%を上限とする。
LiO成分及びKO成分は、原料としてLiCO、LiNO、LiF、KCO、KNO、KF、KHF、KSiF等を用いることができる。
O成分(式中、RはLi、Na、Kからなる群より選択される1種以上)の合計量は、6%以上20%以下が好ましい。
特に、RO成分を6%以上含有することで、ガラスの溶融性及び耐失透性を高められる。従って、RO成分の含有量の質量和は、好ましくは6%、より好ましくは8%、さらに好ましくは10%を下限とする。
一方で、RO成分の含有量を20%以下にすることで、ガラスの屈折率を低下し難くでき、且つ耐失透性の高い安定なガラスを得られる。従って、RO成分の含有量の質量和は、好ましくは20%、より好ましくは18%、さらに好ましくは16%、さらに好ましくは14%を上限とする。
BaO成分は、0%超含有することで、ガラスの耐失透性を高め、且つガラスの溶融性を高めて均質なガラスを得る効果のある任意成分である。従って、BaO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは5%超、さらに好ましくは7%超、さらに好ましくは10%超としてもよい。
一方で、BaO成分の含有量を30%以下にすることで、BaO成分の過剰な含有による耐失透性や化学的耐久性の悪化を抑制できる。従って、BaO成分の含有量は、好ましくは30%、より好ましくは25%、さらに好ましくは20%を上限とする。
BaO成分は、原料としてBaCO、Ba(NO等を用いることができる。
CaO成分及びSrO成分は、BaO成分の代わりに用いられる成分であり、0%超含有することで、ガラスの耐失透性を高め、且つガラスの溶融性を高めて均質なガラスを得る効果のある任意成分である。
一方で、CaO成分及びSrO成分の各々の含有量を10%以下にすることで、屈折率の低下を抑え、且つ、これら成分の過剰な含有によるガラスの耐失透性の悪化を抑制できる。従って、CaO成分及びSrO成分の各々の含有量は、好ましくは10%、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
CaO成分及びSrO成分は、原料としてCaCO、CaF、Sr(NO、SrF等を用いることができる。
ZnO成分は、BaO成分の代わりに用いられる成分であり、0%超含有することで、ガラスの耐失透性及び化学的耐久性を高められ、且つガラス転移点を下げられる任意成分である。
一方で、ZnO成分の含有量を10%以下にすることで、ガラスの溶融時の安定性を高められる。従って、ZnO成分の含有量は、好ましくは10%を上限とし、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
ZnO成分は、原料としてZnO、ZnF等を用いることができる。
MO成分(式中、MはCa、Sr、Ba、Znからなる群より選択される1種以上)の含有量の合計(質量和)は、11%以上30%以下が好ましい。
特に、MO成分を11%以上含有することで、ガラスの耐失透性が高められるため、安定なガラスを得ることができる。従って、MO成分の合計含有量は、好ましくは11%、より好ましくは13%、さらに好ましくは14%を下限とする。
一方で、MO成分の含有量を30%以下にすることで、これら成分の過剰な含有によるガラスの失透を低減できる。従って、MO成分の合計含有量は、好ましくは30%、より好ましくは25%、さらに好ましくは20%を上限とする。
ZrO成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率を高め、且つ化学的耐久性や耐失透性を高められる任意成分である。従って、ZrO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは0.1%、さらに好ましくは0.5%を下限としてもよい。
一方で、ZrO成分の含有量を15%以下にすることで、ガラスの失透を低減でき、且つ、より均質なガラスを得易くできる。従って、ZrO成分の含有量は、好ましくは15%、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
ZrO成分は、原料としてZrO、ZrF等を用いることができる。
Al成分は、0%超含有することで、ガラスの耐失透性及び化学的耐久性を高められる任意成分である。
一方で、Al成分の含有量を10%以下にすることで、ガラスの溶融性の悪化や屈折率の低下を抑えられる。従って、Al成分の含有量は、好ましくは10%、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
Al成分は、原料としてAl、Al(OH)、AlF等を用いることができる。
WO成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率を高めてアッベ数を低くし、ガラスの耐失透性及び溶解性を高められる任意成分である。
一方で、WO成分の含有量を20%以下にすることで、WO成分の過剰な含有による失透を低減でき、且つ、ガラスの着色を低減して内部透過率を高めることができる。従って、WO成分の含有量は、好ましくは20%、より好ましくは10%、さらに好ましくは5%を上限とする。
WO成分は、原料としてWO等を用いることができる。
Ta成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率を高められ、且つガラスの耐失透性を高められる任意成分である。
一方で、Ta成分の含有量を15%以下にすることで、希少鉱物資源であるTa成分の使用量が減り、且つガラスがより低温で溶解し易くなるため、ガラスの生産コストを低減できる。また、これによりTa成分の過剰な含有によるガラスの失透を低減できる。従って、Ta成分の含有量は、好ましくは15%、より好ましくは10%、さらに好ましくは5%を上限とする。
Ta成分は、原料としてTa等を用いることができる。
WO成分及びTa成分の合計量は、15%以下にすることが好ましい。これにより、ガラスの着色による内部透過率の低下や失透を低減できる。従って、質量和(WO+Ta)は、好ましくは15%、より好ましくは10%、さらに好ましくは5%、さらに好ましくは2%を上限とする。
成分は、0%超含有することで、ガラスの耐失透性及び溶解性を高められる任意成分である。
一方で、B成分の含有量を10%以下にすることで、屈折率の低下を抑えられる。従って、B成分の含有量は、好ましくは10%、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
成分は、原料としてHBO、Na、Na・10HO、BPO等を用いることができる。
成分、La成分、Gd成分及びYb成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率を高められる任意成分である。
一方で、Y成分、La成分、Gd成分及びYb成分の各々の含有量を20%以下にすることで、ガラスの失透を低減し、ガラスのアッベ数の上昇を抑え、且つガラスの材料コストを低減できる。従って、Y成分、La成分、Gd成分及びYb成分の各々の含有量は、好ましくは20%、より好ましくは10%、さらに好ましくは5%を上限とする。
成分、La成分、Gd成分及びYb成分は、原料としてY、YF、La、La(NO・XHO(Xは任意の整数)、Gd、GdF、Yb等を用いることができる。
GeO成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率及び耐失透性を高められる任意成分である。
一方で、GeO成分の含有量を10%以下にすることで、高価なGeO成分の使用量が低減されるため、ガラスの材料コストを低減できる。従って、GeO成分の含有量は、好ましくは10%、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
GeO成分は、原料としてGeO等を用いることができる。
MgO成分は、0%超含有することで、ガラスの溶融性や化学的耐久性を高められる任意成分である。
一方で、MgO成分の含有量を10%以下にすることで、ガラスの屈折率の低下を抑えることができ、且つ失透を低減できる。従って、MgO成分の含有量は、好ましくは10%、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
MgO成分は、原料としてMgO、MgCO、MgF等を用いることができる。
Bi成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率を高めてアッベ数を低くでき、且つガラス転移点を低くできる任意成分である。
一方で、Bi成分の含有量を10%以下にすることで、ガラスの着色を低減して内部透過率を高めることができる。従って、Bi成分の含有量は、好ましくは10%、より好ましくは5%、さらに好ましくは3%を上限とする。
Bi成分は、原料としてBi等を用いることができる。
TeO成分は、0%超含有することで、ガラスの屈折率を高め、且つガラス転移点を低くできる任意成分である。
一方で、TeO成分の含有量を20%以下にすることで、ガラスの着色を低減して内部透過率を高めることができる。また、高価なTeO成分の使用を低減することで、より材料コストの安いガラスを得られる。従って、TeO成分の含有量は、好ましくは20%、より好ましくは10%、さらに好ましくは5%を上限とする。
TeO成分は、原料としてTeO等を用いることができる。
Sb成分は、0%超含有することで、ガラスの脱泡を促進し、ガラスを清澄できる任意成分である。
一方で、Sb成分の含有量を3%以下にすることで、ガラス溶融時における過度の発泡を生じ難くすることができ、Sb成分が溶解設備(特にPt等の貴金属)と合金化し難くできる。従って、Sb成分の含有量は、好ましくは3%、より好ましくは2%、さらに好ましくは1%、さらに好ましくは0.5%を上限とする。但し、光学ガラスの環境上の影響を重視する場合には、Sb成分を含有しなくてもよい。
Sb成分は、原料としてSb、Sb、NaSb・5HO等を用いることができる。
なお、ガラスを清澄し脱泡する成分は、上記のSb成分に限定されるものではなく、ガラス製造の分野における公知の清澄剤や脱泡剤、或いはそれらの組み合わせを用いることができる。
<含有すべきでない成分について>
次に、本発明の光学ガラスに含有すべきでない成分、及び含有することが好ましくない成分について説明する。
他の成分を本願発明のガラスの特性を損なわない範囲で必要に応じ、添加できる。ただし、Ti、Zr、Nb、W、La、Gd、Y、Yb、Luを除く、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag及びMo等の各遷移金属成分は、それぞれを単独又は複合して少量含有した場合でもガラスが着色し、可視域の特定の波長に吸収を生じる性質があるため、特に可視領域の波長を使用する光学ガラスにおいては、実質的に含まないことが好ましい。
また、PbO等の鉛化合物及びAs等の砒素化合物は、環境負荷が高い成分であるため、実質的に含有しないこと、すなわち、不可避な混入を除いて一切含有しないことが望ましい。
さらに、Th、Cd、Tl、Os、Be、及びSeの各成分は、近年有害な化学物資として使用を控える傾向にあり、ガラスの製造工程のみならず、加工工程、及び製品化後の処分に至るまで環境対策上の措置が必要とされる。従って、環境上の影響を重視する場合には、これらを実質的に含有しないことが好ましい。
本発明のガラス組成物は、その組成が酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量%で表されているため直接的にモル%の記載に表せるものではないが、本発明において要求される諸特性を満たすガラス組成物中に存在する各成分のモル%表示による組成は、酸化物換算組成で概ね以下の値をとる。
SiO成分 20〜60モル%
成分 0〜20モル%
Nb成分 0%超〜15モル%
TiO成分 0%超〜60モル%
NaO成分 0〜30モル%
LiO成分 0〜40モル%
O成分 0〜20モル%
BaO成分 0〜20モル%
CaO成分 0〜12モル%
SrO成分 0〜10モル%
ZnO成分 0〜10モル%
ZrO成分 0〜10モル%
Al成分 0〜8モル%
WO成分 0〜7モル%
Ta成分 0〜3モル%
成分 0〜12モル%
成分 0〜7モル%
La成分 0〜5モル%
Gd成分 0〜5モル%
Yb成分 0〜5モル%
GeO成分 0〜5モル%
MgO成分 0〜20モル%
Bi成分 0〜2モル%
TeO成分 0〜7モル%
Sb成分 0〜1モル%
上記各金属元素の1種又は2種以上の酸化物の一部又は全部と置換した弗化物のFとしての合計量 0%超〜25モル%
[製造方法]
本発明の光学ガラスは、例えば以下のように作製される。すなわち、上記原料を各成分が所定の含有量の範囲内になるように均一に混合し、作製した混合物を白金坩堝、石英坩堝又はアルミナ坩堝に投入して粗溶融した後、白金坩堝又は白金合金坩堝又はイリジウム坩堝に入れて1200〜1300℃の温度範囲で3〜10時間溶融し、攪拌均質化して泡切れ等を行った後、1100〜1200℃の温度に下げてから仕上げ攪拌を行って脈理を除去し、金型に鋳込んで徐冷することにより作製される。
<物性>
本発明の光学ガラスは、高い屈折率及び高い分散(低いアッベ数)を有することが好ましい。より具体的には、本発明の光学ガラスの屈折率(n)は、好ましくは1.80を下限とし、より好ましくは1.81超、さらに好ましくは1.82超とする。一方、本発明の光学ガラスの屈折率(n)の上限は特に限定されないが、好ましくは2.20、より好ましくは2.10、さらに好ましくは2.00であってもよい。また、本発明の光学ガラスのアッベ数(ν)は、好ましくは26、より好ましくは25.5、さらに好ましくは25を上限とする。一方、本発明の光学ガラスのアッベ数(ν)の下限は特に限定されないが、好ましくは15、より好ましくは18、さらに好ましくは20であってもよい。これらにより、光学設計の自由度が広がり、さらに素子の薄型化を図っても大きな光の屈折量を得ることができる。
また、本発明の光学ガラスは、着色が少なく内部透過率が高いことが好ましい。特に、ガラスの内部透過率で表した場合、本発明の光学ガラスの厚み10mmのサンプルにおける分光透過率70%を示す波長(λ70)は、好ましくは420nm、より好ましくは418nm、さらに好ましくは415nmを上限とする。これにより、ガラスの吸収端が紫外領域の近傍に位置するようになり、特に可視域の短波長側の光に対するガラスの透過率(透明性)が高められるため、この光学ガラスをレンズ等の光学素子の材料として好ましく用いることができる。
また、本発明の光学ガラスは、ガラス質量に対するPtの含有量が20ppm以下であり、且つ、ガラスに含まれる全白金成分のうちPt2+の割合が80%以下であることが好ましい。本発明の光学ガラスは、特に白金坩堝で溶解した場合に、坩堝に含まれる白金がガラス融液と反応することで、Pt2+等の白金イオンがガラスの中に混入することが多いが、Ptの含有量やPt2+の割合を上述の範囲内に抑えることにより、ガラスの可視域透過率の低下が抑えられるため、光学素子の材料として好ましい光学ガラスを得ることができる。特に、本願発明では、ガラス原料にフッ化物を用いることで、Pt2+のPt4+への酸化が進められるため、Ptの含有量が少なく、且つPt2+の割合が少ないガラスを得ることができる。このことが、本発明の光学ガラスにおいて高い可視域透過率が得られる一因であると推察される。
なお、光学ガラスに含まれるPtの含有量は、粉砕したガラス試料をHF、HClO、HNO、HCl等からなる混酸を用いて分解し、これを加熱蒸発して乾固させることで得られた塩に硝酸を加えたものに対して、ICP質量分析装置を用いて分析することで測定できる。
また、Pt2+の割合は、ガラス試料に対して高エネルギー照射し、EXAFS(広域X線吸収微細構造)を用いた分析により測定できる。
[プリフォーム及び光学素子]
作製された光学ガラスから、例えばリヒートプレス成形や精密プレス成形等のモールドプレス成形の手段を用いて、ガラス成形体を作製できる。すなわち、光学ガラスからモールドプレス成形用のプリフォームを作製し、このプリフォームに対してリヒートプレス成形を行った後で研磨加工を行ってガラス成形体を作製したり、例えば研磨加工を行って作製したプリフォームに対して精密プレス成形を行ってガラス成形体を作製したりできる。なお、ガラス成形体を作製する手段は、これらの手段に限定されない。
このようにして作製されるガラス成形体は、様々な光学素子に有用であるが、その中でも特に、レンズやプリズム等の光学素子の用途に用いることが好ましい。これにより、光学素子が設けられる光学系の透過光における、色収差による色のにじみが低減される。そのため、この光学素子をカメラに用いた場合は撮影対象物をより正確に表現でき、この光学素子をプロジェクタに用いた場合は所望の映像をより高精彩に投影できる。
本発明の実施例(No.1〜No.11)及び比較例(No.A)の組成、並びに、屈折率(n)、アッベ数(ν)、及び分光透過率が70%を示す波長(λ70)を表1〜表2に示す。なお、以下の実施例はあくまで例示の目的であり、これらの実施例のみ限定されるものではない。
本発明の実施例及び比較例のガラスは、いずれも各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、水酸化物、メタ燐酸化合物等の通常の光学ガラスに使用される高純度の原料を選定し、表に示した各実施例及び比較例の組成の割合になるように秤量して均一に混合した後、白金坩堝に投入し、電気炉で1250℃で3〜10時間溶解し、攪拌均質化して泡切れ等を行った後、1150℃に温度を下げて攪拌均質化してから金型に鋳込み、徐冷してガラスを作製した。
実施例及び比較例のガラスの屈折率(n)及びアッベ数(ν)は、日本光学硝子工業会規格JOGIS01―2003に基づいて測定した。なお、本測定に用いたガラスは、徐冷降温速度を−25℃/hrとして、徐冷炉にて処理を行ったものを用いた。
実施例及び比較例のガラスの透過率は、日本光学硝子工業会規格JOGIS02に準じて測定した。なお、本発明においては、ガラスの透過率を測定することで、ガラスの着色の有無と程度を求めた。具体的には、厚さ10±0.1mmの対面平行研磨品をJISZ8722に準じ、200〜800nmの分光透過率を測定し、λ(透過率5%時の波長)及びλ70(透過率70%時の波長)を求めた。
Figure 2014094876
Figure 2014094876
本発明の実施例の光学ガラスは、λ70(透過率70%時の波長)がいずれも420nm以下、より詳細には415nm以下であった。一方、本発明の比較例のガラスは、λ70が420nmを超えていた。このため、本発明の実施例の光学ガラスは、比較例のガラスよりも可視光に対する透過率が高く、着色が少ないことが明らかになった。
本発明の実施例の光学ガラスは、いずれも屈折率(n)が1.80以上、より詳細には1.83以上であるとともに、この屈折率(n)は2.20以下であり、所望の範囲内であった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれもアッベ数(ν)が26以下、より詳細には25以下であるとともに、このアッベ数(ν)は15以上であり、所望の範囲内であった。
従って、本発明の実施例の光学ガラスは、屈折率(n)及びアッベ数(ν)が所望の範囲内にありながら、可視光に対する透過率が高いことが明らかになった。
さらに、本発明の実施例の光学ガラスについて、粉砕したガラス試料をHF、HClO、HNO、HCl等からなる混酸を用いて分解し、これを加熱蒸発して乾固させることで得られた塩に硝酸を加えたものに対して、ICP質量分析装置を用いて分析することでPt含有量を測定した。その結果、いずれの実施例においても、ガラス質量に対するPtの含有量が6ppm以下であることが確認された。
また、本発明の実施例の光学ガラスについて、ガラス試料に対して高エネルギー照射し、EXAFS(広域X線吸収微細構造)を用いた分析を行うことで、全白金成分に含まれるPt2+の割合を測定した。その結果、いずれの実施例においても、全白金成分に含まれるPt2+の割合は80%以下であることが確認された。
これらのことから、本発明の光学ガラスのPt含有量が少なく、且つ、全白金成分に含まれるPt2+の割合が低いことが、本発明の光学ガラスで可視光に対する透過率が高い一因であることが推察される。
以上、本発明を例示の目的で詳細に説明したが、本実施例はあくまで例示の目的のみであって、本発明の思想及び範囲を逸脱することなく多くの改変を当業者により成し得ることが理解されよう。

Claims (6)

  1. 酸化物基準の質量%で、SiO2+P5を21〜40%、Nb及びTiOを合量で0%を超え60%以下、屈折率が1.80以上であるガラスにおいて、厚さ10mmで70%の透過率を示す波長が420nm以下である光学ガラス。
  2. 酸化物基準の質量に対する外割りの質量%で、F成分を0%超6%以下含有する請求項1記載の光学ガラス。
  3. 質量%で、SiOを21〜35%、RO成分を6〜20%、MO成分を11〜30%含有する請求項1又は2記載の光学ガラス(RはLi、Na及びKからなる群より選択される1種以上であり、MはCa、Sr、Ba及びZnからなる群より選択される1種以上である)。
  4. ガラス質量に対するPtの含有量が20ppm以下であり、且つPt2+の割合が80%以下である請求項1から3のいずれか記載の光学ガラス。
  5. 請求項1から4のいずれか記載の光学ガラスからなる光学素子。
  6. 請求項1から4のいずれか記載の光学ガラスを用い、軟化した前記光学ガラスに対して金型内でプレス成形を行うガラス成形体の製造方法。
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