JP2014073631A - 射出成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の型締ユニットに対して2頭の射出ユニットを備え、これらの射出ユニットを使い分けて交互に成形するとき、休んでいる射出ユニットを予め、あるいは必要時には何時でも、パージ、保守点検等の、次の成形に必要な準備ができる射出成形機を提供する。
【解決手段】1台の型締ユニット(1)と、2頭の第1、2の射出ユニット(11、11’)と、これらのユニットが搭載されている移動架台(20)とからなる。移動架台(20)を、第1の射出ユニット(11)が型締ユニット(1)と整合する第1の成形位置へ駆動すると、第2の射出ユニット(11’)は型締ユニット(1)から離間して退避し、第2の射出ユニット(11’)が整合する第2の成形位置へ駆動すると、今度は第1の射出ユニット(11)が退避する。移動架台(20)の駆動にはボールネジ機構を採用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1台の型締めユニットと、2頭の射出ユニットとからなる射出成形機に関するものである。
射出成形機あるいは射出成形方法は、文献名を挙げるまでもなく従来周知で、概略的には、射出成形機は型締ユニットと射出ユニットとから構成されている。型締ユニットはベッドに固定されている固定盤、この固定盤に取り付けられる固定側金型、固定盤と対をなす可動盤、この可動盤に取り付けられてる可動側金型等からなっている。一方、射出ユニットは加熱シリンダ、この加熱シリンダ内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュ、このスクリュを駆動する油圧あるいは電動モータ等から構成されている。そして、この射出ユニットはベッド上に軸方向に移動可能に設けられている。このような型締ユニットと射出ユニットからなる標準的な射出成形機は、型締ユニットに対応して1個の射出ユニットが設けられている。したがって、射出ユニットのスクリュを回転駆動して成形材料を可塑化して加熱シリンダの前方の蓄積室に計量することができる。次いで、スクリュを軸方向に駆動して計量された溶融状態の成形材料を型締ユニットの金型のキャビテイに射出し、冷却固化を待って可動盤を開いて成形品を得ることができる。
ところで、最近、付加価値を高めるために複合材料を用いた成形品、例えばサンドイッチ成形方法により成形された成形品、硬質材と軟質材のような異種材料あるいは異色材料からなる成形品等が多く見られるようになっている。これらの複合材料からなる成形品は、1台の型締ユニットに対して2頭の射出ユニットが適用されている。その成形装置の例を特許文献1、2により簡単に説明する。
特開平9−76296号公報 特開2000−210979号公報
サンドイッチ成形方法とは、成形品の表層と内層すなわちスキン層とコア層を構成している樹脂の材質を変えて同時に射出成形する方法で、このようにサンドイッチ成形に適用される射出成形機は特許文献1に記載されている。すなわち、第1、2の2頭の射出ユニットと、1個のノズル構成体と、1台の型締ユニットとからなる装置が示されている。ノズル構成体の中心部に形成されている樹脂通路には第1の射出ユニットが接続され、ノズル構成体の周辺部に形成されている樹脂通路には第2の射出ユニットが接続され、これらの樹脂通路は下流側の射出ノズル孔において合流している。したがって、第1、2の射出ユニットから同時に性質の異なる樹脂を射出することによりサンドイッチ成形品を得ることができる。
複雑な成形品、例えば硬質材と軟質材のような異種材料あるいは異色材料からなる成形品の成形方法の1つにコアバック法が知られている。コアバック法とは、1次成形と2次成形とからなり、1次成形時には、キャビテイの一部を移動コアで封鎖しておき、空いているキャビテイに溶融樹脂を射出充填して1次半成形品を成形し、2次成形時には移動コアを退避させ、退避させた空間に溶融樹脂を射出して、1次半成形品と一体化した成形品を得る方法で、これにより異種材料あるいは異色材料の成形品を得ることができる。この方法の実施に適用される射出成形機も、例えば特許文献2に示されているように、第1、2の2頭の射出ユニットと、1台の型締ユニットとから構成されている。また、この特許文献2には、1台の型締ユニットと、1頭の射出ユニットからなる標準的な射出成形機をコアバック成形機を改良する従来例として、射出ベッドの中心部に設けられている既存の射出ユニットを移動させて、第2の射出ユニットを配置することも示されている。
上記のように、2頭の射出ユニットを備えている射出成形機は、前記のような特許文献により知られているので、このような射出成形機を使用して、異色あるいは異材質の成形品を交互に成形することはできる。例えば、第1の射出ユニットにより赤色の第1の樹脂を射出して所定数の成形品を得て、引き続き第2の射出ユニットにより黒色の第2の樹脂を射出するように実施すると、1台の型締ユニットにより2種の色の異なる、あるいは材質の異なる成形品を交互に成形することはできる。しかしながら、射出材料の交換作業に時間がかかり、実施する上で問題がある。すなわち、例えば、第2の射出ユニットが休止していると、その間に射出材料は劣化するので、射出に先立ちユニット内をパージしなければならないが、従来の2頭の射出ユニットを有する射出成形機は、休止している射出ユニットのパージ対策が格別に採られていないので、パージあるいは材料替えに時間がかかり、効率よく成形できないという問題がある。
したがって、本発明は、1台の型締ユニットに対して2頭の射出ユニットを備え、これらの射出ユニットを使い分けて交互に成形するとき、休んでいる射出ユニットを予め、あるいは必要時には何時でも、パージ、保守・点検等の次の成形に必要な準備ができる射出成形機を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、1台の型締ユニットに対して2頭の第1、2の射出ユニットが適用されるが、これらの射出ユニットは、移動架台上に搭載される。そして、移動架台が移動されて第1の射出ユニットが型締ユニットと整合した成形位置に移動すると、第2の射出ユニットは型締ユニットから離間した退避位置を採り、第2の射出ユニットが型締ユニットと整合した成形位置に移動すると、第1の射出ユニットは型締ユニットから離間した退避位置を採るように構成される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、固定側金型が取り付けられる固定盤、可動側金型が取り付けられる可動盤、前記可動盤を前記固定盤に対して型開閉する型締装置等からなる1台の型締ユニットと、先端部に射出ノズルを有する加熱シリンダ、該加熱シリンダ内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュ、スクリュを駆動する駆動装置等からなる2頭の第1、2の射出ユニットとからなり、前記1台の型締ユニットに対して、前記第1、2の射出ユニットは移動架台上に搭載され、該移動架台が第1の成形位置へ駆動されると、前記第1の射出ユニットが前記型締ユニットと整合した成形位置を採ると共に、前記第2の射出ユニットは前記型締ユニットから離間した退避位置を採り、前記移動架台が第2の成形位置へ駆動されると、前記第2の射出ユニットが前記型締ユニットと整合した成形位置を採ると共に、前記第1の射出ユニットは型締ユニットから離間した退避位置を採るように構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の射出成形装置において、前記射出ユニットの射出ノズルの先端部には射出動作時に退避するパージカバーが設けられ、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の射出成形装置において、前記移動架台が分離可能な第1、2のスライド架台からなり、前記第1、2の射出ユニットは、前記第1、2のスライド架台にそれぞれ搭載されている。請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の射出成形装置において、前記移動架台が第1、2のスライド架台に分離されると、それぞれのスライド架台が、それぞれ独立して駆動されるように構成され、請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の射出成形装置において、前記移動架台がボールネジ機構により前記型締ユニットに対して横方向にスライド的に駆動されて第1、2の成形位置を採るように、そして請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の射出成形装置において、前記第1、2のスライド架台が、ボールネジ機構によりそれぞれ独立して駆動されるように構成される。
以上のように本発明によると、第1、2の射出ユニットは移動架台上に搭載され、該移動架台が第1の成形位置へ駆動されると、前記第1の射出ユニットが型締ユニットと整合した成形位置を採るので、前記第1の射出ユニットと前記型締ユニットにより所定の樹脂で成形品を成形できる。このように成形しているとき、前記第2の射出ユニットは前記型締ユニットから離間した退避位置を採るので、前記第2の射出ユニットをパージ、樹脂の交換等をすることができる。あるいは、保守・点検もできる。逆に、前記移動架台を第2の成形位置へ駆動して前記第2の射出ユニットにより成形しているときは、前記第1の射出ユニットは型締ユニットから離間した退避位置を採るので、前記第1の射出ユニットをパージあるいは樹脂の交換をすることができる。以上のように本発明によると、移動架台を移動するだけで、第1、2の射出ユニットの一方の射出ユニットにより成形しているときに、他方の射出ユニットをパージあるいは樹脂の交換をすることができるので、異なる樹脂あるいは異なる色の成形品を交互に休止することなく効率的に成形できるという効果が得られる。
請求項2に記載の発明によると、前記射出ユニットの射出ノズルの先端部には射出動作時に退避するパージカバーが設けられているので、パージ用の樹脂を当たりに飛散させることなく、すなわち安全にパージできるという効果がさらに得られ、移動架台が第1、2のスライド架台に分離できる発明によると、大きくて重量のある移動架台も分割して製作、運搬し、そして現場において組み立てることができる。移動架台が第1、2のスライド台に分離されると、それぞれのスライド架台が、それぞれの独立して駆動されるようになっている発明によると、第1、2の射出ユニットを独立的に退避位置へ駆動して個別に保守点検ができる効果がさらに得られる。移動架台あるいはスライド架台がボールネジ機構により駆動されるようになっている発明によると、第1、2の成形位置へ高速で駆動し、そして精度良く停止することができる効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係る射出成形装置を模式的に示す図で、その(ア)は平面図で、その(イ)は側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る射出成形装置のボールネジ機構を模式的に示す図で、その(ア)は移動架台が第1の成形位置に駆動された状態で、その(イ)は第2の成形位置に駆動された状態で、それぞれ示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る射出成形装置を模式的に示す図で、その(ア)は平面図で、その(イ)は移動架台の裏面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。第1の実施の形態に係る射出成形装置は、図1に示されているように、1台の型締ユニット1と、1台の射出装置10とからなっている。射出装置10は2頭の第1、2の射出ユニット11、11’からなっている。第1、2の射出ユニット11、11’は、移動架台20上に搭載され、型締ユニット1に対して横方向に平行して、図1の(ア)の平面図においては上下方向にスライド的に駆動されるようになっている。
型締ユニット1は、従来周知であるので、その構成要素の一部のみが示されているが、射出台に固定的に設けられている固定盤2,固定盤2に対して型開閉される可動盤3,固定盤2に取り付けられている固定側金型4、可動盤3に取り付けられている可動側金型5等からなっている。固体側金型4と可動側金型5の型合わせ面には成形品を成形するためのキャビティ6が構成され、このキャビティ6には固定側金型4に形成されているスプル7が開口している。
2頭の第1、2の射出ユニット11、11’は、構造的に、あるいは大きさにおいて異なるユニットから構成することもできるが、図1に示されている実施の形態では、構造的にも大きさにおいても同じように構成されているので、第1の射出ユニット11に付いて説明し、第2の射出ユニット11’については、図面において同じ参照数字にダッシュ「’」を付けて重複説明はしない。第1の射出ユニット11は、図1に示されている本実施の形態では従来周知の標準的なユニットであり、軸方向に所定の長さの加熱シリンダ12からなっている。加熱シリンダ12の内部には、スクリュが回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられ、先端部には射出ノズル13が設けられている。射出ノズル13には、パージ用の樹脂の飛散を防止するためのパージカバーが設けられている。このパージカバーは、例えば実開昭60−187015号公報に示されているような、射出ノズル13を覆う位置と、この位置から退避する位置とを採るようになっているが、図1には、この種のパージカバーは示されていない。加熱シリンダ12の後方寄りには射出材料である樹脂ペレット供給用のホッパ15が取り付けられている。後端部にはスクリュ駆動装置16が設けられている。このように構成されている加熱シリンダ12等は、軸方向に駆動可能すなわち型締ユニット1に接近するノズルタッチ方向あるいは離間方向に移動可能に射出台17に取り付けられている。これにより従来周知の形態をした第1の射出ユニット11が構成されている。この射出台17が、後述する移動架台20に固定的に取り付けられている。
第1の実施の形態に係る移動架台20は、第1、2のスライド架台21、21’からなっている。これらのスライド架台21、21’は、略方形を呈し突き合わせ端面には、所定量だけ立ち上がった補強を兼ねたフランジ22、22’が形成されている。そして、これらのフランジ22、22’が締め付け用のボルト・ナット23、23,…により締め付けられ、分離可能に結合されている。
移動架台20を下面から支持して、型締ユニット1に対して直角方向あるいは横方向にスムーズに案内するリニアガイドレール25、25が所定の間隔をおいて所定の長さにわたって設けられている。移動架台20を駆動する装置には、油圧ピストン・シリンダユニット、歯車機構等も適用できるが、本実施の形態ではボールネジ機構が適用されている。ボールネジ機構は、図2に示されているように、スラスト荷重も受ける軸受27、27に回転自在に軸受けされている所定ピッチの第1のボールネジ31と、同様にスラスト荷重も受ける軸受27’、27’により回転自在に軸受けされている第2のボールネジ31’とからなっている。上記の軸受27、27’は、図1の(イ)にその一部が示されているように、リニアガイドレール25、25と平行に延びたフレーム25’に取り付けられている。したがって、第1、2のボールネジ31、31’は直列的になっている。なお、第1のボールネジ31のピッチは、第2のボールネジ31’のそれよりも大きくなっている。これにより、移動架台20の方が駆動されるとき、第1のボールネジ31はスムーズに追従して回転することになる。
第2のボールネジ31’の端部には、電動サーボモータ33が取り付けられている。第1のボールネジ31の端部にも電動モータを設けることもできるが、図示の実施の形態では手動的に操作するハンドルが着脱自在に装着されるようになっている。このように構成されている第1のボールネジ31には第1のボールナット35が螺合し、このボールナット35はアーム36を介して第1のスライド架台21に結合されている。同様に、第2のボールネジ31’には、図1の(イ)にも、その一部が示されているように、ボールナット35’が螺合し、このボールナット35’はアーム36’を介して第2のスライド架台21’に結合されている。
次に、上記第1の実施の形態の作用について説明する。電動サーボモータ33を起動する。第2のボールネジ31’が回転して、ボールナット35’は軸方向に移動する。第1、2のスライド架台21、21’は結合されているので、結合されている移動架台20がリニアガイドレール25、25、…に支持されて移動する。第1のスライド架台21に搭載されている第1の射出ユニット11が型締ユニット1と整合する第1の成形位置になると、例えばリミットスイッチがこれを検出して電動サーボモータ33は停止する。あるいは、電動サーボモータ33にプログラムされている位置に達すると停止する。このように移動架台20が駆動されるとき、移動する第1のボールナット35により第1のボールネジ31は追従して回転駆動される。このような第1の成形位置で停止した状態が図1の(ア)の平面図に示されている。パージカバーを射出ノズル13から外して、第1の射出ユニット11を前進させて、金型4に射出ノズル13をタッチさせる。第1の射出ユニット11と型締ユニット1とにより、従来周知のようにして成形する。
上記のように移動架台20を第1の成形位置へ駆動すると、第2の射出ユニット11’は、図1の(ア)の平面図にも示されているように、型締ユニット1から離れる。あるいは、退避位置になる。必要に応じてパージカバーで射出ノズル13’を覆い、射出材料をパージする。あるいは、保守点検をする。
第2の射出ユニット11’で成形するときは、第1の射出ユニット11を後退させて射出ノズル13を金型4から離間させ、電動サーボモータ33により第2のボールネジ31’を逆方向に回転駆動する。移動架台20は、図1の(ア)の平面図において上方へ移動する。第2のスライド架台21’上の第2の射出ユニット11’が型締ユニット1と整合する第2の成形位置で同様に停止する。この整合した位置は、図2の(イ)の模式図に示されている。第2の射出ユニット11’を前進させて射出ノズル13’を金型4にタッチさせ、第2の射出ユニット11’と型締ユニット1とにより、従来周知のようにして成形する。この第2の成形位置では、第1の射出ユニット11は、型締ユニット1から退避している。前述したようにして第1の射出ユニット11から射出材料をパージする、あるいは保守点検をする。
締め付けボルト23、23、…を外して、移動架台20を第1、2のスライド架台21、21’に分離すると、第1のスライド架台21は第1のボールネジ31で駆動可能になる。第1のボールネジ31を図示されないハンドルにより手動的に所定方向に回転駆動することにより、そして第2のスライド架台21’は、第2のボールネジ31’を電動サーボモータ33により所定方向に駆動することにより、互いに独立して移動できるようになる。必要に応じて「退避位置」へ個別に駆動して保守点検等を実施する。
最後に、図3により、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態も型締ユニット1と、射出装置10とからなっているが、移動架台40は平面形状は略扇型を呈し、例えば支点Oを中心として略60度揺動的に駆動されて、第1の成形位置と第2の成形位置とを採るようになっている。すなわち、移動架台40は、第1、2の扇形のスライド架台41、41’からなり、その突き合わせ縁のフランジ42、42’が締め付けボルト・ナット43、43、…により締め付けられて一体化されている。移動架台40を駆動する装置は、第1の実施の形態と同様に格別に限定されないが、図3の(イ)にはラックとピニオンとからなる駆動装置あるいは内歯を有する円弧状の歯車と、これと噛み合っている小歯車とからなる駆動装置が示されている。第1のスライド架台41に取り付けられている円弧状の第1のラック51には、比較的大きな第1のピニオン55が噛み合い、第2のスライド架台41’に取り付けられている円弧状の第2のラック51’には、小さな第2のピニオン55’が噛み合っている。第2の実施の形態においても、第1のピニオン55は手動的に、第2のピニオン55’は電動サーボモータによりそれぞれ駆動されるようになっている。
このように構成されている第1のスライド架台41には第1の射出ユニット11が、第2のスライド架台41’には第2の射出ユニット11’が前記した実施の形態と同様に搭載され、そして円弧状の所定長さのガイドレール45、45により支持されている。詳しい説明はしないが、第2の実施の形態においても、第1の射出ユニット11が成形位置へ駆動されるときは、第2の射出ユニット11’は退避位置へ駆動され、逆に第2の射出ユニット11’が成形位置へ駆動されるときは、第1の射出ユニット11は退避位置へ駆動されることは明らかである。また、第1、2のスライド架台41、41’に分離されると、それぞれの第1、2のラック51、51’と第1、2のピニオン55、55’とにより独立して駆動できるので、全体として第1の実施の形態と同様に作用することも明らかである。
本実施の形態に係る射出成形機は色々な変形が可能である。例えば、パージカバーは、射出ユニットに設けられ射出ユニットの移動に伴ってパージカバーも移動するように説明したが、パージカバーは射出ユニットとは独立した固定の位置に設けるようにして、射出ユニットが退避位置を採ったら、パージカバーが駆動されて射出ノズルをカバーするようにしてもよい。また、第1、2のスライド架台は、一体的にスライドするように説明したが、独立したアクチュエータによって別々にスライドするようになっていてもよい。
1 型締ユニット 10 射出装置
11 第1の射出ユニット 11’ 第2の射出ユニット
13 射出ノズル 13’ 射出ノズル
20 移動架台
21 第1のスライド架台 21’ 第2のスライド架台
25 リニアガイドレール
31 第1のボールネジ 31’ 第2のボールネジ
40 移動架台
41 第1のスライド架台 41’ 第2のスライド架台
45 円弧状のガイドレール
51 第1のラック 51’ 第2のラック
55 第1のピニオン 55’ 第2のピニオン



Claims (6)

  1. 固定側金型が取り付けられる固定盤、可動側金型が取り付けられる可動盤、前記可動盤を前記固定盤に対して型開閉する型締装置等からなる1台の型締ユニットと、先端部に射出ノズルを有する加熱シリンダ、該加熱シリンダ内で回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュ、スクリュを駆動する駆動装置等からなる2頭の第1、2の射出ユニットとからなり、
    前記1台の型締ユニットに対して、前記第1、2の射出ユニットは移動架台上に搭載され、該移動架台が第1の成形位置へ駆動されると、前記第1の射出ユニットが前記型締ユニットと整合した成形位置を採ると共に、前記第2の射出ユニットは前記型締ユニットから離間した退避位置を採り、
    前記移動架台が第2の成形位置へ駆動されると、前記第2の射出ユニットが前記型締ユニットと整合した成形位置を採ると共に、前記第1の射出ユニットは型締ユニットから離間した退避位置を採ることを特徴とする射出成形装置。
  2. 請求項1に記載の射出成形装置において、前記射出ユニットの射出ノズルの先端部には射出動作時に退避するパージカバーが設けられている射出成形装置。
  3. 請求項1または2に記載の射出成形装置において、前記移動架台が分離可能な第1、2のスライド架台からなり、前記第1、2の射出ユニットは、前記第1、2のスライド架台にそれぞれ搭載されている射出成形装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の射出成形装置において、前記移動架台が第1、2のスライド架台に分離されると、それぞれのスライド架台が、それぞれ独立して駆動される射出成形装置。
  5. 請求項1または2に記載の射出成形装置において、前記移動架台がボールネジ機構により前記型締ユニットに対して横方向にスライド的に駆動されて第1、2の成形位置を採る射出成形装置。
  6. 請求項4に記載の射出成形装置において、前記第1、2のスライド架台が、ボールネジ機構によりそれぞれ独立して駆動される射出成形装置。
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