JP2014046434A - 追加アクチュエータが受動リンクに配置されたパラレルリンクロボット - Google Patents

追加アクチュエータが受動リンクに配置されたパラレルリンクロボット Download PDF

Info

Publication number
JP2014046434A
JP2014046434A JP2012193428A JP2012193428A JP2014046434A JP 2014046434 A JP2014046434 A JP 2014046434A JP 2012193428 A JP2012193428 A JP 2012193428A JP 2012193428 A JP2012193428 A JP 2012193428A JP 2014046434 A JP2014046434 A JP 2014046434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
bearing
movable part
parallel
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012193428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5576912B2 (ja
Inventor
Tokitaka Kamimura
時敬 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2012193428A priority Critical patent/JP5576912B2/ja
Priority to DE102013014239.3A priority patent/DE102013014239B4/de
Priority to US14/015,772 priority patent/US9168657B2/en
Priority to CN201310392557.XA priority patent/CN103659800B/zh
Publication of JP2014046434A publication Critical patent/JP2014046434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5576912B2 publication Critical patent/JP5576912B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J11/00Manipulators not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/003Programme-controlled manipulators having parallel kinematics
    • B25J9/0045Programme-controlled manipulators having parallel kinematics with kinematics chains having a rotary joint at the base
    • B25J9/0051Programme-controlled manipulators having parallel kinematics with kinematics chains having a rotary joint at the base with kinematics chains of the type rotary-universal-universal or rotary-spherical-spherical, e.g. Delta type manipulators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207Multiple controlling elements for single controlled element
    • Y10T74/20305Robotic arm
    • Y10T74/20329Joint between elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】高い剛性を維持しつつ可動部を軽量にする。
【解決手段】パラレルリンクロボット(10)は、二つの受動リンク(22b、23b)の間においてこれら受動リンクに対して平行に配置された追加アクチュエータ(13d)と、追加アクチュエータから同軸に伸びていて該追加アクチュエータの回転駆動力を姿勢変更機構部(15)に伝達する動力伝達軸部(39)と、姿勢変更機構部から延びる軸部(14)と動力伝達軸部とを連結するユニバーサルジョイント(38)と、ユニバーサルジョイントを迂回して可動部(12)のケーシングの切欠部の両端を互いに連結して補強する連結補強部(61)とを具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンドエフェクタを三次元的に位置決めするデルタ型パラレルリンク機構を用いたパラレルリンクロボットに関する。特に、本発明は追加アクチュエータが一対の受動リンクの間に配置されたパラレルリンクロボットに関する。
図10は特許文献1に示される従来技術におけるパラレルリンクロボットの斜視図である。図10においては、パラレルリンクロボット100は、ハウジング180に内包される基礎部110と、可動部120と、基礎部110および可動部120を連結する三つのリンク部200a〜200cと、を主に含んでいる。可動部120の下面には取付部材190が設けられており、図示しないエンドエフェクタが取付部材190に取付けられる。
図11は図10に示されるパラレルリンクロボットの部分斜視図である。図11に示されるように、リンク部200bは、駆動リンク210bと、可動部120から延びる二つの受動リンク220b、230bとからなり、これらは球面軸受420b、430bにより互いに連結されている。また、受動リンク220b、230bの先端は球面軸受440b、450bにより可動部120に連結されている。これら球面軸受420b〜450bは、これら球面軸受を頂点とする四角形が平行四辺形になるように配置されている。図10においては、基礎部110から延びる駆動リンク210bは、駆動リンク210bを駆動するアクチュエータ130bに接続されている。このアクチュエータ130bは基礎部110上に載置されている。
図11を参照すると、補助リンク310が軸受を介して二つの受動リンク220b、230bを互いに連結している。さらに、補助リンク310の中央部分から軸受を介して延びるシャフト320に追加アクチュエータ130dが取付けられている。図示されるように、追加アクチュエータ130dの出力軸は可動部120を向いている。
図11に示されるように、追加アクチュエータ130dの出力軸から延びる動力伝達軸部390は二つの受動リンク220b、230bの間において、これら受動リンク220b、230bに対して平行に延びている。さらに、動力伝達軸部390は、姿勢変更機構部150から延びる軸部140にユニバーサルジョイント380を介して接続されている。姿勢変更機構部150は、取付部材190の姿勢を変更する役目を果たし、それにより、エンドエフェクタの姿勢を変更できる。
特開2011−88262号公報
ここで、ユニバーサルジョイント380を二つの球面軸受440b、450bを結ぶ線分上に配置する必要がある。言い換えれば、ユニバーサルジョイント380および二つの球面軸受440b、450bは同一直線上に位置している。ユニバーサルジョイント380を前述したように配置するためには、図11に示されるように、切欠部Cを可動部120の縁部に形成する必要がある。
一般的に、単位時間当たりの往復動作を増やすために、パラレルリンクロボットには高速に動作することが要求されている。このことを実現するためには、受動リンクおよび可動部を可能な限り軽量にする必要がある。ところが、切欠部Cが形成される場合には、必要な剛性を確保するために可動部120が或る程度の厚いことが要求される。このため、可動部120の軽量化には限界があった。
さらに、図12は従来技術における可動部の断面図である。図12においては、回転軸590回りに回転可能な取付部材190が可動部120の下方に取付けられている。回転軸590には第一軸受510および第二軸受520が配置されており、回転軸590の先端にはかさ歯車550が取付けられている。図12から分かるように、回転軸590のかさ歯車550は、軸部140の先端に取付けられたかさ歯車560に係合している。また、軸部140には、第三軸受530および第四軸受540が配置されている。これらかさ歯車550、560は姿勢変更機構部150を構成している。
ここで、かさ歯車550、560のモジュールおよび形状は、かさ歯車550、560の速比および伝達動力に応じて定まる。そして、かさ歯車550、560の形状が定まると、これらかさ歯車550、560とユニバーサルジョイント380との間の位置関係が定まる。このため、可動部120の上面とかさ歯車550、560との間の位置関係を変更することができない。
従って、図12のように第一軸受510および第二軸受520が取付部材190とかさ歯車550との間に配置される場合には、取付部材190とかさ歯車550との間に或る程度の空間が必要になる。このため、可動部120のケーシングが回転軸590の軸方向に長くなり、可動部120が結果的に大型化してその重量も増すこととなる。
また、図13は従来技術における他の可動部の断面図である。図13においては、第一軸受510および第二軸受520が、取付部材190から見てかさ歯車560よりも遠方に配置されている。この場合には、第一軸受510および第二軸受520に掛かる負荷を小さくするために、第一軸受510と第二軸受520との間の距離を長くしたり、または、掛かる負荷に耐え得るために、第一軸受510および第二軸受520自体を大きくする必要がある。このため、可動部120のケーシングも大型化し、可動部120およびその関連部材の重量も増すこととなる。
さらに、パラレルリンクロボットが食品、医薬品、化粧品などの分野で使用される場合もある。そのような場合には、衛生上の問題から、パラレルリンクロボットを洗浄した際に、液体が溜まるのを防ぐ必要もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、高い剛性を維持しつつ軽量な可動部を備えたパラレルリンクロボットを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、基礎部と、可動部と、前記基礎部と前記可動部とを連結していて、前記基礎部に対してそれぞれ1自由度を有する三つのリンク部と、該リンク部のそれぞれを駆動する三つのアクチュエータと、を具備し、前記リンク部のそれぞれは、前記基礎部に連結された駆動リンクと、該駆動リンクと前記可動部とを連結して互いに平行な二つの受動リンクとからなり、さらに、前記可動部に付属する要素の姿勢を変更する姿勢変更機構部と、少なくとも一つの前記リンク部の前記二つの受動リンクの間においてこれら受動リンクに対して平行に配置された追加アクチュエータと、前記追加アクチュエータから同軸に伸びていて該追加アクチュエータの回転駆動力を前記姿勢変更機構部に伝達する動力伝達軸部と、前記姿勢変更機構部から延びる軸部と前記動力伝達軸部とを連結するユニバーサルジョイントとを具備し、前記ユニバーサルジョイントは前記可動部のケーシングに形成された切欠部内に配置されると共に前記二つの受動リンクと前記可動部との間の二つの交点を結ぶ線上に位置している、パラレルリンクロボットにおいて、前記ユニバーサルジョイントを迂回して前記可動部のケーシングの切欠部の両端を互いに連結して補強する連結補強部を具備するパラレルリンクロボットが提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記姿勢変更機構部は、前記可動部に付属する要素を回転させる回転軸に取付けられた第一かさ歯車と、前記軸部に取付けられていて前記第一かさ歯車に係合する第二かさ歯車とを具備し、第一軸受が前記回転軸において前記第一かさ歯車の一側に配置されており、第二軸受が前記回転軸において前記第一かさ歯車の他側に配置されている。
3番目の発明によれば、1番目の発明において、前記可動部のケーシングに少なくとも一つの溝または貫通孔が形成されている。
1番目の発明においては、連結補強部を設けたので、可動部の剛性を高めることができる。従って、可動部の厚さを小さくして、可動部の軽量化を図ることが可能である。それゆえ、パラレルリンクロボットをより高速に動作させられる。
2番目の発明においては、第一軸受と第二軸受とによって第一かさ歯車を挟むようにしている。このため、可動部に付属する要素(取付部材)と一方の軸受(第二軸受)との間の距離が短くなり、第一軸受と第二軸受に掛かる負荷を小さくできる。また、第一軸受と第二軸受との間の距離を第一かさ歯車の分だけ長くすることができるので、これら軸受に掛かる負荷をさらに小さくすることができる。このため、第一軸受および第二軸受を小型化することができ、可動部の軽量化につながる。
3番目の発明においては、パラレルリンクロボットを洗浄したときに使用される液体が溝または貫通孔を通じて可動部の外部に流出する。従って、洗浄液体が可動部の内部に溜まることがなく、衛生上の問題が発生しない。
本発明に基づくパラレルリンクロボットの斜視図である。 図1に示されるパラレルリンクロボットの部分斜視図である。 本発明の或る実施形態における可動部のケーシングの斜視図である。 本発明の他の実施形態における可動部のケーシングの斜視図である。 本発明に基づく可動部の断面図である。 パラレルリンクロボットの部分拡大図である。 或る方向において折曲がり角が最大になるときのパラレルリンクロボットの斜視図である。 或る方向とは反対方向において折曲がり角が最大になるときのパラレルリンクロボットの斜視図である。 状態Aおよび状態Bにおけるユニバーサルジョイントの折曲がり角を示す図である。 従来技術におけるパラレルリンクロボットの斜視図である。 図10に示されるパラレルリンクロボットの部分斜視図である。 従来技術における可動部の断面図である。 従来技術における他の可動部の断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明に基づくパラレルリンクロボットの斜視図である。図1においては、パラレルリンクロボット10は、ハウジング18に内包される基礎部11と、可動部12と、基礎部11および可動部12を連結する三つのリンク部20a〜20cと、を主に含んでいる。可動部12の下面には取付部材19が設けられており、図示しないエンドエフェクタが取付部材19に取付けられる。
図2は図1に示されるパラレルリンクロボットの部分斜視図である。図2に示されるように、リンク部20bは、駆動リンク21bと、可動部12から延びる二つの受動リンク22b、23bとからなり、これらは球面軸受42b、43bにより互いに連結されている。また、受動リンク22b、23bの先端は球面軸受44b、45bにより可動部12に連結されている。これら球面軸受42b〜45bは、これら球面軸受を頂点とする四角形が平行四辺形になるように配置されている。図1においては、基礎部11から延びる駆動リンク21bは、駆動リンク21bを駆動するアクチュエータ13bに接続されている。このアクチュエータ13bは基礎部11上に載置されている。
他のリンク部20a、20cは、リンク部20bと同様の構成であるので詳細な説明を省略する。また、図から分かるように、本発明のパラレルリンクロボット10はデルタ型である。そして、リンク部20a〜20cのアクチュエータ13a〜13cを個別に制御することによって、可動部12に連結された取付部材19を3自由度で第一軸から第三軸に関して所望の位置に位置決めできる。
再び図2を参照すると、補助リンク31が軸受を介して二つの受動リンク22b、23bを互いに連結している。さらに、補助リンク31の中央部分から軸受を介して延びるシャフト32に追加アクチュエータ13dが取付けられている。図示されるように、追加アクチュエータ13dの出力軸は可動部12を向いている。
図2に示されるように、追加アクチュエータ13dの出力軸から延びる動力伝達軸部39は二つの受動リンク22b、23bの間において、これら受動リンク22b、23bに対して平行に延びている。さらに、動力伝達軸部39は、姿勢変更機構部15から延びる軸部14にユニバーサルジョイント38を介して接続されている。
姿勢変更機構部15は、取付部材19の姿勢を変更する役目を果たし、それにより、エンドエフェクタの姿勢を変更できる。なお、姿勢変更機構部15は、その一部分が可動部12に含まれている。あるいは、姿勢変更機構部15全体が可動部12と取付部材19との間に位置していてもよい。
図3は本発明の或る実施形態における可動部のケーシングの斜視図である。図3においては、球面軸受44b、45bを結ぶ線分上にユニバーサルジョイント38が配置されている。そして、このユニバーサルジョイント38が可動部12のケーシングに干渉するのを避けるために、可動部12の縁部には、切欠部Cが形成されている。
そして、本発明においては、切欠部Cの両端を互いに連結する連結補強部61が設けられている。図示されるように、連結補強部61はユニバーサルジョイント38を迂回するように湾曲する帯状部材である。連結補強部61は可動部12のケーシングと同一の材料から形成されるのが好ましい。なお、連結補強部61の形状は図示されるものに限定されない。例えば連結補強部61が、切欠部Cの両端に隣接する可動部12のケーシングの外面から延びていてもよい。あるいは、連結補強部61が、多角形状に湾曲しつつユニバーサルジョイント38を迂回していてもよい。
ところで、図1においては、単一の追加アクチュエータ13dおよび関連する部材が一対の受動リンク22b、23bの間に設けられている。本発明の他の実施形態においては、追加アクチュエータ13dおよび関連する部材が、他の対の受動リンク22a、23aの間および受動リンク22c、23cの間に付加的に設けられていてもよい。そのような場合には、図1に示される場合と比較して、取付部材19の自由度をさらに二つ高めることができる。
図4は本発明の他の実施形態における可動部のケーシングの斜視図である。図4においては、切欠部Cが、受動リンク22a、23aに関連する球面軸受44a、45aの間、および受動リンク22c、23cに関連する球面軸受44c、45cの間にも形成されている。そして、これら切欠部Cには、関連するユニバーサルジョイント38が配置されている。さらに、これら切欠部Cにも、前述したのと同様な連結補強部61が設けられている。
本発明においては、連結補強部61が可動部12のケーシングの切欠部Cを補強する役目を果たす。このため、可動部12のケーシングの剛性は高くなる。従って、本発明においては、可動部12の厚さを小さくしたとしても、可動部12の必要な剛性が保たれる。その結果、可動部12を軽量化して、パラレルリンクロボット10をより高速に動作させることが可能となる。
さらに、図3においては、複数の貫通孔65が可動部12のケーシングの下側傾斜面に形成されている。これら貫通孔65は可動部12の周方向にほぼ等間隔で形成されている。また、図4においては、溝66がユニバーサルジョイント38のそれぞれに対応する位置に形成されている。なお、貫通孔65及び溝66の形状は図示されるものに限定されない。
本発明では連結補強部61が設けられているので、これら貫通孔65および溝66を形成したとしても、可動部12のケーシングの必要な剛性を保つことができる。言い換えれば、連結補強部61が設けられているので、貫通孔65および溝66を可動部12のケーシングに形成することができる。そして、これら貫通孔65および溝66は可動部12のケーシングをさらに軽量化する役目を果たす。
パラレルリンクロボット10は定期的に洗浄される場合がある。そして、パラレルリンクロボット10を洗浄したときに使用された液体は貫通孔65または溝66を通じて可動部12の外部に流出する。従って、本発明においては、洗浄液体が可動部12の内部に溜まることがなく、衛生上の問題が発生しない。それゆえ、本発明のパラレルリンクロボット10は、食品、医薬品、化粧品などの分野で使用される場合に特に有利である。
図5は本発明に基づく可動部の断面図である。図5においては、回転軸59回りに回転可能な取付部材19が可動部12の下方に取付けられている。回転軸59には第一軸受51および第二軸受52が配置されており、回転軸59の先端にはかさ歯車55が取付けられている。図5から分かるように、回転軸59のかさ歯車55は、軸部14の先端に取付けられたかさ歯車56に係合している。また、軸部14には、第三軸受53および第四軸受54が配置されている。これらかさ歯車55、56は姿勢変更機構部15を構成している。
図5に示されるように、本発明においては、第一軸受51はかさ歯車55の一面側に配置されており、第二軸受52はかさ歯車55の他面側に配置されている。言い換えれば、第一軸受51と第二軸受52とによってかさ歯車55が挟まれており、第二軸受52はかさ歯車55と取付部材19との間に配置されている。
このため、可動部12に付属する取付部材19と第二軸受52との間の距離が短くなり、第一軸受51と第二軸受52に掛かる負荷が小さくなる。また、第一軸受51と第二軸受52との間の距離をかさ歯車55の分だけ長くすることができるので、これら軸受51、52に掛かる負荷をさらに小さくすることができる。このため、第一軸受51および第二軸受52を小型化することができ、可動部12をさらに軽量化することができる。その結果、パラレルリンクロボット10をさらに高速に動作させられるのが分かるであろう。
ユニバーサルジョイント38は受動リンク22b、23bおよび可動部12の動作に追従する。ここで、パラレルリンクロボットの部分拡大図である図6には、ユニバーサルジョイント38の折曲がり角αが示されている。この折曲がり角αが大きくなると、関連する部品が互いに干渉する。このような干渉を防止するために、部品を大きくする必要がある。
これに対し、ユニバーサルジョイント38の小型化および軽量化を図ることが望まれている。ユニバーサルジョイント38の最大折曲がり角を小さくするために、入力側の軸部14のかさ歯車56は、回転軸59に対して約30°の角度だけ傾斜している。
図7は或る方向において折曲がり角が最大になるときのパラレルリンクロボットの斜視図であり、図7に示される状態を状態Aとする。また、図8は、或る方向とは反対方向において折曲がり角が最大になるときのパラレルリンクロボットの斜視図であり、図8に示される状態を状態Bとする。なお、図7および図8の下方に示される楕円は、可動部12の動作範囲を示している。
さらに、図9は、状態Aおよび状態Bにおけるユニバーサルジョイントの折曲がり角を示す図である。図9においては駆動リンク21bおよび受動リンク22bを代表として示している。図9に示される実線は図7の状態Aに概ね対応し、図9に示される破線は図8の状態Bに概ね対応するものとする。
図7〜図9において、状態Aおよび状態Bにおける折曲がり角αが互いに等しいように傾きを定めれば、最大折曲がり角は小さくなる。従って、本発明においては、折曲がり角αを30°に設定している。なお、当然のことながら、折曲がり角αを30°以外の他の値に設定することも可能である。
10 パラレルリンクロボット
11 基礎部
12 可動部
13a〜13c アクチュエータ
13d 追加アクチュエータ
14 軸部
15 姿勢変更機構部
19 取付部材(要素)
20a〜20c リンク部
21a〜21c 駆動リンク
22a〜22c、23a〜23c 受動リンク
38 ユニバーサルジョイント
31 補助リンク
39 動力伝達軸部
44a、45a、42b〜45b、44c、45c 球面軸受
51 第一軸受
52 第二軸受
53 第三軸受
54 第四軸受
55、56 かさ歯車
59 回転軸
61 連結補強部
65 貫通孔
66 溝

Claims (3)

  1. 基礎部と、
    可動部と、
    前記基礎部と前記可動部とを連結していて、前記基礎部に対してそれぞれ1自由度を有する三つのリンク部と、
    該リンク部のそれぞれを駆動する三つのアクチュエータと、を具備し、前記リンク部のそれぞれは、前記基礎部に連結された駆動リンクと、該駆動リンクと前記可動部とを連結して互いに平行な二つの受動リンクとからなり、
    さらに、
    前記可動部に付属する要素の姿勢を変更する姿勢変更機構部と、
    少なくとも一つの前記リンク部の前記二つの受動リンクの間においてこれら受動リンクに対して平行に配置された追加アクチュエータと、
    前記追加アクチュエータから同軸に伸びていて該追加アクチュエータの回転駆動力を前記姿勢変更機構部に伝達する動力伝達軸部と、
    前記姿勢変更機構部から延びる軸部と前記動力伝達軸部とを連結するユニバーサルジョイントとを具備し、前記ユニバーサルジョイントは前記可動部のケーシングに形成された切欠部内に配置されると共に前記二つの受動リンクと前記可動部との間の二つの交点を結ぶ線上に位置している、パラレルリンクロボットにおいて、
    前記ユニバーサルジョイントを迂回して前記可動部のケーシングの切欠部の両端を互いに連結して補強する連結補強部を具備するパラレルリンクロボット。
  2. 前記姿勢変更機構部は、前記可動部に付属する要素を回転させる回転軸に取付けられた第一かさ歯車と、前記軸部に取付けられていて前記第一かさ歯車に係合する第二かさ歯車とを具備し、
    第一軸受が前記回転軸において前記第一かさ歯車の一側に配置されており、第二軸受が前記回転軸において前記第一かさ歯車の他側に配置されている請求項1に記載のパラレルリンクロボット。
  3. 前記可動部のケーシングに少なくとも一つの溝または貫通孔が形成されている請求項1に記載のパラレルリンクロボット。
JP2012193428A 2012-09-03 2012-09-03 追加アクチュエータが受動リンクに配置されたパラレルリンクロボット Active JP5576912B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012193428A JP5576912B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 追加アクチュエータが受動リンクに配置されたパラレルリンクロボット
DE102013014239.3A DE102013014239B4 (de) 2012-09-03 2013-08-27 Parallelgliederroboter mit zusätzlichem an den Antriebsgliedern angeordnetem Aktor
US14/015,772 US9168657B2 (en) 2012-09-03 2013-08-30 Parallel link robot with additional actuator arranged at driven links
CN201310392557.XA CN103659800B (zh) 2012-09-03 2013-09-02 在从动连杆上配置有追加驱动器的并联杆机械手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012193428A JP5576912B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 追加アクチュエータが受動リンクに配置されたパラレルリンクロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014046434A true JP2014046434A (ja) 2014-03-17
JP5576912B2 JP5576912B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=50098501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012193428A Active JP5576912B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 追加アクチュエータが受動リンクに配置されたパラレルリンクロボット

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9168657B2 (ja)
JP (1) JP5576912B2 (ja)
CN (1) CN103659800B (ja)
DE (1) DE102013014239B4 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10639788B2 (en) 2018-01-09 2020-05-05 Fanuc Corporation Parallel link robot
JP2020078839A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット
JP2020153494A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 Ntn株式会社 パラレルリンク機構およびリンク作動装置
WO2020196164A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01 Ntn株式会社 パラレルリンク機構およびリンク作動装置
JP2021024061A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 Ntn株式会社 リンク作動装置
JP2021084208A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101708611B (zh) * 2009-11-09 2011-07-27 天津大学 一种具有三维平动一维转动的并联机构
US10272562B2 (en) 2014-06-09 2019-04-30 Abb Schweiz Ag Parallel kinematics robot with rotational degrees of freedom
GB2531994B (en) * 2014-10-15 2020-06-24 Cmr Surgical Ltd Surgical articulation
JP2017052040A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 川崎重工業株式会社 ロボット
CN109562518B (zh) * 2016-08-08 2021-07-30 三菱电机株式会社 并联连杆机构的控制装置
US11059166B2 (en) * 2018-11-14 2021-07-13 Battelle Energy Alliance, Llc Linear delta systems with additional degrees of freedom and related methods
US10906172B2 (en) 2018-11-14 2021-02-02 Battelle Energy Alliance, Llc Linear delta systems, hexapod systems, and related methods
JP7332337B2 (ja) * 2019-05-27 2023-08-23 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット
CN114872061B (zh) * 2022-04-27 2023-11-14 西南科技大学 一种车载式柔性检测机器人
US20240003380A1 (en) * 2022-06-30 2024-01-04 Universal City Studios Llc Articulated joint system

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003175485A (ja) * 2001-09-17 2003-06-24 Sig Pack Syst Ag トルクを伝達する装置
JP2007512968A (ja) * 2003-12-02 2007-05-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ロボットアームの回転案内装置
JP4653848B1 (ja) * 2009-10-26 2011-03-16 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3862769A (en) * 1973-12-26 1975-01-28 Eaton Corp Pivot construction
CH672089A5 (ja) 1985-12-16 1989-10-31 Sogeva Sa
JPH09136286A (ja) 1995-11-11 1997-05-27 Hitachi Seiki Co Ltd 三本の脚を有する位置決め装置及び工作機械
DE102008019725A1 (de) 2008-04-18 2009-10-29 Elau Gmbh Deltaroboter mit dreieckig profilierter Teleskopachse
CN101708611B (zh) 2009-11-09 2011-07-27 天津大学 一种具有三维平动一维转动的并联机构

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003175485A (ja) * 2001-09-17 2003-06-24 Sig Pack Syst Ag トルクを伝達する装置
JP2007512968A (ja) * 2003-12-02 2007-05-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ロボットアームの回転案内装置
JP4653848B1 (ja) * 2009-10-26 2011-03-16 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10639788B2 (en) 2018-01-09 2020-05-05 Fanuc Corporation Parallel link robot
JP2020078839A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット
JP2020153494A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 Ntn株式会社 パラレルリンク機構およびリンク作動装置
WO2020196164A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01 Ntn株式会社 パラレルリンク機構およびリンク作動装置
JP2021024061A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 Ntn株式会社 リンク作動装置
JP7328065B2 (ja) 2019-08-08 2023-08-16 Ntn株式会社 リンク作動装置
JP2021084208A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット
US11224979B2 (en) 2019-11-29 2022-01-18 Fanuc Corporation Parallel link robot
JP7396879B2 (ja) 2019-11-29 2023-12-12 ファナック株式会社 パラレルリンクロボット

Also Published As

Publication number Publication date
US9168657B2 (en) 2015-10-27
DE102013014239A1 (de) 2014-03-06
CN103659800B (zh) 2015-06-24
JP5576912B2 (ja) 2014-08-20
US20140060234A1 (en) 2014-03-06
DE102013014239B4 (de) 2020-12-17
CN103659800A (zh) 2014-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5576912B2 (ja) 追加アクチュエータが受動リンクに配置されたパラレルリンクロボット
JP5403303B2 (ja) パラレル機構
US10661398B2 (en) Link actuator to initially set position of origin
US8047093B2 (en) Parallel robot
US9394979B2 (en) Link actuating device
CN111601685B (zh) 工业机器人手臂
EP2404713A1 (en) Articulation unit for robot and robot
EP2775169A1 (en) Parallel link mechanism, constant velocity universal joint, and link actuator
WO2014156784A1 (ja) リンク作動装置の制御装置
CN108463651B (zh) 连杆促动装置
JP2020138321A (ja) マニピュレーター及びロボット
CN102049784A (zh) 工业机器人
TWI805890B (zh) 撓曲嚙合式齒輪裝置
JP2010014177A (ja) 偏心揺動型歯車伝動装置
US20200147785A1 (en) Parallel link robot
JP6061022B2 (ja) 複合駆動装置およびロボット
JP2018194056A (ja) リンク作動装置
WO2016133105A1 (ja) 産業用ロボット
JP7303702B2 (ja) ロボット
US20200206906A1 (en) Parallel link robot
WO2015182557A1 (ja) パラレルリンク機構およびリンク作動装置
JP5158710B2 (ja) 干渉駆動関節機構
WO2015188843A1 (en) A parallel kinematics robot with rotational degrees of freedom
WO2019159481A1 (ja) 減速機構
US20200376653A1 (en) Parallel link robot

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20140124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140605

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140604

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5576912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150