JP2014040171A - ブレーキ不緩解検知装置及びブレーキ不緩解検知方法 - Google Patents

ブレーキ不緩解検知装置及びブレーキ不緩解検知方法 Download PDF

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Abstract


【課題】人間の注意力に依存することなく、ブレーキの不緩解を精度良く検知できるブレーキ不緩解検知装置及びブレーキ不緩解検知方法を提供することを目的とする。
【解決手段】実施形態によれば、ブレーキ不緩解検知装置は、第1の温度センサと、第2の温度センサと、計算部と、判定部とを有する。第1の温度センサは、レール上を通過する車両の車輪の温度を第1計測位置で測定する。第2の温度センサと、レール上を通過する車輪の温度を第1計測位置より後段の第2計測位置で測定する。計算部は、第2の温度センサが計測する車輪の温度と第1の温度センサが計測する車輪の温度との温度差を計算する。判定部は、計算部により計算した温度差が車輪に対するブレーキの不緩和を検知する基準値以上であるか否かによるブレーキの不緩解の有無を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、車両のブレーキ不緩解を検知するブレーキ不緩解検知装置及びブレーキ不緩解検知方法に関する。
たとえば、鉄道車両の中で、貨車は、連結と開放とを繰り返すことが多く、留置時には手動ブレーキで転動防止が図られる。もしも、手動ブレーキをかけたままの状態で貨車が牽引されると、当該貨車の車輪は、摩擦熱によって高温となり、車輪の変形などの原因となる可能性がある。従来、ブレーキの不緩解は、ブレーキ作動中の旨の表示札を掛ける等の手法によって、ヒューマンエラーの防止対応が図られている。しかしながら、人間(作業者)の注意力に依存する対処方法では、確実に手動ブレーキの不緩解を防止するのは難しい。
特開2009−236140号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、人間の注意力に依存することなく、ブレーキの不緩解を検知できるブレーキ不緩解検知装置及びブレーキ不緩解検知方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、ブレーキ不緩解検知装置は、第1の温度センサと、第2の温度センサと、計算部と、判定部とを有する。第1の温度センサは、レール上を通過する車両の車輪の温度を第1計測位置で測定する。第2の温度センサと、レール上を通過する車輪の温度を第1計測位置より後段の第2計測位置で測定する。計算部は、第2の温度センサが計測する車輪の温度と第1の温度センサが計測する車輪の温度との温度差を計算する。判定部は、計算部により計算した温度差がブレーキの不緩和を検知する基準値以上であるか否かによるブレーキの不緩解の有無を検出する。
図1は、実施形態に係るブレーキ不緩解検知装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る車輪の温度を検知する測定位置の設定例を説明するための図である。 図3(a)は、実施形態に係る第1地点に設けた物体検知センサの出力信号の例である。図3(b)は、第1地点に設けた温度センサが計測する温度情報の出力信号の例である。図3(c)は、第2地点に設けた物体検知センサの出力信号の例である。図3(d)は、第2地点に設けた温度センサが計測する温度情報の出力信号の例である。 図4は、演算装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るブレーキ不緩解検知システム(ブレーキ不緩解検知装置)の構成例を示す図である。
本実施形態に係るブレーキ不緩解検知装置は、鉄道車両のブレーキの不緩解を地上側で検知するシステムである。図1に示す構成例において、ブレーキ不緩解検知システムは、複数の温度センサ11(11A、11B)、複数の物体検知センサ12(12A、12B)、演算装置13、指令装置14、および、信号機15などを有する。
温度センサ11は、線路のレール上を走行する車両における車輪の温度を検知するためのセンサである。温度センサ11は、たとえば、非接触で物体の温度を測定するセンサにより構成する。温度センサ11は、たとえば、所定の測定位置において車輪の温度を測定する。物体検知センサ12は、レール上を走行する車両における車輪(物体)を検知するためのセンサである。物体検知センサ12は、たとえば、非接触で物体の有無を検知する。物体検知センサ12は、所定の測定位置を通過する車輪(物体)を検知する。
温度センサ11(11A、11B)と物体検知センサ12(12A、12B)とは、車両が通過する線路の近傍の複数地点(例えば、地点A、B)に、それぞれペアで設置される。各物体検知センサ12A(12B)は、レール上を通過する車両の車輪を所定の測定位置で検知するように設置される。温度センサ11A(11B)は、ペアとなる物体検知センサ12A(12B)がそれぞれの測定位置で車輪を検知したタイミングで、当該車輪の温度を示す信号を出力する。
演算装置13は、複数の物体検知センサ12が車輪を検知したタイミングで、複数の温度センサ11が測定する車輪の温度に基づいて、各車輪に対するブレーキの不緩解を判定する。図1に示す構成例では、演算装置13は、各車輪について、地点Bで計測した温度と地点Aで計測した温度との温度差が所定の基準値以上か否かにより、ブレーキ不緩解の有無(ブレーキが不緩解の状態らしいか否か)を判定する。
演算装置13は、複数地点での車輪の温度差が基準値以上である場合(つまり、車輪に対するブレーキの不緩解を検出した場合)、ブレーキの不緩解(ブレーキの不緩解と予測される車輪温度の上昇)が検出されたことを示す信号を出力する。たとえば、演算装置13は、複数地点間での車輪の温度差が基準値以上である場合、指令装置14へブレーキの不緩解が検出されたことを通知(警告)する信号を出力する。演算装置13からブレーキの不緩解が検出されたことを示す信号を受信した場合、指令装置14は、当該車両を停止させる制御を行ったり、当該車両の運転手などにブレーキの不緩解を警告したりする。
たとえば、指令装置14は、演算装置13からブレーキの不緩解を検出したことを示す信号を受信した場合、信号機15に当該車両を停止させるための信号を点灯させる(例えば、信号機15を赤にする)ことにより、車両を停止させる。また、指令装置14は、表示装置あるいはスピーカなどにより係員にブレーキの不緩解が検出されたとの警報を発するようにしても良い。また、指令装置14は、無線通信などにより、車両の運転者に対してブレーキの不緩解が検出されたことを通知するようにしても良い。たとえば、ブレーキの不緩解が検出された事を当該車両の運転装置に表示させることにより、当該車両の運転手に注意を促すようにしても良い
次に、演算装置13の構成について説明する。
図1に示す構成例において、演算装置13は、制御部21、メモリ22、通信部23、およびインターフェース24を有する。演算装置13は、インターフェース24を介して各温度センサ11(11A、11B)及び物体検知センサ12(12A、12B)から受信する信号を処理する機能があれば良く、たとえば、パーソナルコンピュータなどの一般的なコンピュータで実現できる。
制御部21は、演算装置13全体の制御を司る。制御部21は、CPUなどのプロセッサ、RAMなどのワーキングメモリ、ROMなどのプログラムメモリを有し、プロセッサがプログラムを実行することにより様々なデータ処理機能を実現する。たとえば、制御部21は、プロセッサがブレーキの不緩解を判定するためのプログラムを実行することにより、ブレーキの不緩解を判定する機能を実現する。
メモリ22は、データを記憶するための記憶装置である。たとえば、メモリ22は、ブレーキの不緩解を判定するための基準値を記憶する。メモリ22に記憶するブレーキの不緩解を判定するための基準値は、1つである事に限定されるものではなく、各種の条件(例えば、気象条件、車両の速度など)に応じて複数の基準値を記憶するようにしても良い。また、メモリ22には、各温度センサ11(11A、11B)が測定した各車輪の温度などの情報も記憶するようにしても良い。
通信部23は、指令装置14などの外部装置との通信を行うためのインターフェースである。通信部23は、たとえば、車輪の温度上昇値が所定の基準値以上となった場合、ブレーキの不緩解を警報する情報を指令装置14へ通知する。
インターフェース24は、各温度センサ11および物体検知センサ12からの出力信号を受信する。インターフェース24は、各温度センサ11から温度を示す情報を取得し、各物体検知センサ12から車輪の検知結果を示す情報を取得する。
次に、指令装置14の構成について説明する。
図1に示す構成例において、指令装置14は、制御部31、通信部32、信号機制御部33、および表示部34を有する。指令装置14は、線路を走行する車両の管制を行うための装置である。たとえば、指令装置14は、車両の運行を監視するための指令室などに設けられる。指令装置14は、演算装置13との通信機能及び信号機15の制御などの機能を有するものであれば良く、一般的なコンピュータで実現できる。
制御部31は、指令装置14全体の制御を司る。制御部31は、CPUなどのプロセッサ、RAMなどのワーキングメモリ、ROMなどのプログラムメモリを有し、プロセッサがプログラムを実行することにより様々なデータ処理機能を実現する。たとえば、制御部31は、プロセッサがブレーキの不緩解を判定するためのプログラムを実行することにより、ブレーキの不緩解を判定する機能を実現する。
通信部32は、演算装置13などの外部装置との通信を行うためのインターフェースである。例えば、通信部32は、演算装置13からブレーキの不緩解を検出したことを通知(警告)する情報を受信する。
信号機制御部33は、線路脇に設けた信号機15を制御することにより、車両の通行を制御する機能を有する。例えば、演算装置13からブレーキの不緩解が検知されたことを示す警報を受信した場合、制御部31は、信号機制御部33によって車両を停止させるための信号を信号機15に表示(例えば、赤信号を点灯)させる。なお、図1に示す構成例では、信号機制御部33が制御する信号機15は、車両が本線に入る手前の位置に設けられている。
表示部34は、警報或いは案内などを表示するものである。たとえば、演算装置13からブレーキの不緩解が検出されたことを示す警報を受信した場合、制御部31は、係員にブレーキの不緩解が検出されたことを警告する表示を表示部34に表示するようにしても良い。また、指令装置14には、係員にブレーキの不緩解が検出されたことを警告する警報を鳴らすためのスピーカを設けても良い。さらに、指令装置14には、当該車両の運転装置あるいは車両の運転者が所持する携帯端末などに、ブレーキの不緩解が検出されたことを無線で通知するための無線通信部を設けても良い。
次に、車輪の温度を検知するための構成について説明する。
ブレーキ不緩解検知システムでは、レール上を通過する車両の車輪の温度を複数の測定位置で測定するため、温度センサ11(11A、11B)と物体検知センサ12(12A、12B)とのペアが複数の地点に設置される。車輪の温度の測定位置は、ブレーキの不緩解による車輪の温度上昇を判定できる間隔で2か所以上に設ける。各測定位置の間隔は、長ければ長いほど車輪温度の上昇傾向を正確に特定できるが、早期にブレーキの不緩解を検知するため、貨車が発車してから所望の範囲内で車輪の温度上昇を検知できるように設定する。例えば、ブレーキの不緩解による車輪の温度上昇を検知するためには、各測定位置の間隔が50m〜100m程度以上とすることが想定される。
また、ブレーキ不緩解の状態で本線を走行するのを防ぐためには、留置されていた鉄道車両(貨車)が本線に至るまでのヤード内の線路上でブレーキの不緩解を検知できるように、各温度センサ11及び物体検知センサ12を設置する。この場合、複数の車輪温度の測定位置は、車両の留置位置から本線までの線路長などの状態に応じて設定される。すなわち、留置位置から発車後の鉄道車両が本線の手前に設けた信号機15の信号によって本線に至る前で確実に停止できるように(つまり、車両が信号機15の前に至るまでの間にブレーキの不緩解が検知できるように)、各温度センサ11及び物体検知センサ12を設置するようにすれば良い。
図1に示す構成例では、2つの地点(地点A、B)に、温度センサ11(11A、11B)と物体検知センサ12(12A、12B)とのペアが、それぞれ設置される。図1に示す構成例において、地点Aに設置される温度センサ11Aと物体検知センサ12Aとは、レール上を通過する車輪の温度を測定位置Saで測定するように設置される。また、図1に示す構成例において、地点Bに設置される温度センサ11Bと物体検知センサ12Bとは、レール上を通過する車輪の温度を測定位置Sbで測定するように設置される。
地点Aに設置した温度センサ11Aは、非接触で測定位置Saのスポット的な温度を測定する。地点Aに設置した物体検知センサ12Aは、測定位置Saを通過する車輪(物体)を検知したときに出力信号の信号レベルが所定の閾値以上となる。温度センサ11Aは、物体検知センサ12Aが車輪を検知したタイミング(出力信号の信号レベルが閾値以上となっている間)で測定した温度を示す信号を出力する。これにより、温度センサ11Aは、測定位置Saを通過する車輪の温度を示す信号を出力する。演算装置13は、測定位置Saでの各車輪の温度として、物体検知センサ12Aが車輪を検知したこと(物体検知センサ12Aの信号がActiveになったこと)に同期して温度センサ11Aが出力する車輪の温度を示す情報を取得し、取得した車輪の温度を示す情報をメモリ22に記録する。
また、地点Bに設置した温度センサ11Bは、非接触で測定位置Sbのスポット的な温度を測定する。地点Bに設置した物体検知センサ12Bは、測定位置Sbを通過する車輪(物体)を検知したときに出力信号の信号レベルが所定の閾値以上となる。温度センサ11Bは、物体検知センサ12Bが車輪を検知したタイミング(出力信号の信号レベルが閾値以上となっている間)で測定した温度を示す信号を出力する。これにより、温度センサ11Bは、測定位置Sbを通過する車輪の温度を示す信号を出力する。演算装置13は、測定位置Sbでの各車輪の温度として、物体検知センサ12Bが車輪を検知したこと(物体検知センサ12Bの信号がActiveになったこと)に同期して温度センサ11Bが出力する車輪の温度を示す情報を取得し、取得した車輪の温度を示す情報をメモリ22に記録する。
次に、車輪の温度を測定する測定位置について説明する。
図2は、車輪の温度を検知する各測定位置の設定例を説明するための図である。
各温度センサ11A、12Aは、非接触でレール上における車輪の温度を検知する。このため、測定位置は、車両以外の車両構造物とレール面との間で、確実に車輪を測定対象とできるように設定される。つまり、車輪温度の測定位置は、レール面からの高さが車両構造物を考慮して設定される。図2に示す例では、車輪以外の車両構造物のレール面からの最低距離(車両以外の車両構造物とレール面との間隔)をL1とし、上側マージンをLmhとし、下側マージンをLmlとする。この場合、温度センサ11および物体検知センサ12は、測定位置がレール面からL1−Lmh以下かつレール面からLml以上の高さを測定の目標範囲となるように各地点に設置される。
次に、各温度センサ11および各物体検知センサ12の出力信号の例について説明する。
図3(a)は、地点Aに設けた物体検知センサ12Aの出力信号の例であり、図3(b)は、地点Aに設けた温度センサ11Aが計測する温度情報の出力信号の例である。図3(c)は、地点Bに設けた物体検知センサ12Bの出力信号の例であり、図3(d)は、地点Bに設けた温度センサ11Aが計測する温度情報の出力信号の例である。
物体検知センサ12Aは、物体(車輪)を検知した場合に出力信号の信号レベルが大きくなるものとし、物体検知センサ12Aの出力信号に対しては、車輪を検知した状態の信号を検出するための閾値を設定する。図3(a)では、n個の車輪を有する車両が第1測定位置を通過した場合の物体検知センサ12Aの出力信号、および、第1測定位置で車輪を検知した状態であると判定するための閾値の例を示している。図3(a)に示す例では、物体検知センサ12Aの出力信号が閾値以上となる期間がn回存在し、これらがn個の車輪を検知したタイミングを示している。
これに対して、温度センサ11Aは、ペアで設置される物体検知センサ12Aの出力信号が車輪を検知している状態である間(つまり、出力信号が車輪を検知するための閾値を超えている間)、出力信号がアクティブになるように制御される。従って、温度センサ11Aは、物体検知センサ12Aにより検知される第1の測定位置を通過する各車輪の温度値を示す情報を断続的に出力する。図3(b)は、図3(a)に示す物体検知センサの出力信号に対応する温度センサ11Aの出力信号の例を示している。図3(a)では、第1の測定位置でn個の車輪を検知するため、図3(b)は、第1の測定位置を通過するときのn個の各車輪の温度を示すパルス状の信号が順番に出力される。
また、物体検知センサ12Bの出力信号に対しても、車輪を検知した状態の信号を検出するための閾値が設定される。図3(c)では、第1の測定位置を通過した後のn個の車輪を有する車両が第2測定位置を通過した場合の物体検知センサ12Aの出力信号を示している。図3(c)に示す例では、物体検知センサ12Bの出力信号が閾値以上となる期間がn回存在し、これらが第1測定位置を通過した後のn個の車輪を第2測定位置で検知したタイミングを示している。
これに対して、温度センサ11Bは、ペアで設置される物体検知センサ12Bの出力信号が車輪を検知している状態である間(つまり、出力信号が車輪を検知するための閾値を超えている間)、出力信号がアクティブになるように制御される。従って、温度センサ11Bは、物体検知センサ12Bにより検知される第2の測定位置を通過する各車輪の温度値を示す情報を断続的に出力する。図3(d)は、図3(c)に示す物体検知センサ12Bの出力信号に対応する温度センサ11Aの出力信号の例を示している。図3(c)では、第1測定位置を通過した後に第2の測定位置を通過するn個の車輪を検知するため、図3(d)は、第2の測定位置を通過したときのn個の各車輪の温度を示すパルス状の信号が順番に出力される。
次に、ブレーキの不緩解の判定処理について説明する。
演算装置13は、レール上を走行する車両に対して温度センサ11Aが第1計測位置で計測する各車輪の温度を示す情報をインターフェース24により順番に取得する。また、演算装置13は、第1測定位置を通過した後、さらにレール上を走行する車両に対して温度センサ11Bが第2計測位置で計測する各車輪の温度を示す情報もインターフェース24により順番に取得する。演算装置13は、温度センサ11Aから取得する各車輪の温度を示す情報と温度センサ11Bから取得する各車輪の温度を示す情報とをメモリ22に記憶する。
例えば、ブレーキの不緩解を検知する対象とする車両がn個の車輪を有するものとする。当該車両におけるn個の車輪は、順番に第1測定位置を通過した後、第2の測定位置を順番に通過する。従って、温度センサ11Bが第2の測定位置で計測した各車輪の温度Tb(Tb1、Tb2、Tb3、…、Tbn)は、温度センサ11Aが第1の測定位置で計測した各車輪の温度Ta(Ta1、Ta2、Ta3、…、Tan)と対応づけることができる。車輪ごとの対応づけに従って第2計測位置で計測した温度Tbから第1計測位置で計測した温度Taを減算すれば、第1計測位置から第2計測位置までの間における各車輪の温度上昇値(温度差)ΔT(Tb1−Ta1=ΔT1、Tb2−Ta2=ΔT2、Tb3−Ta3=ΔT3、…、Tbn−Tan=ΔTn)が算出される。
すなわち、制御部21は、メモリ22に記憶した第1測定位置で計測した温度(Ta1、Ta2、Ta3、…、Tan)と第2計測位置で計測した温度(Tb1、Tb2、Tb3、…、Tbn)とを車輪ごとに対応づけて、温度差(ΔT1、ΔT2、ΔT3、…、ΔTn)を計算する。温度差(ΔT1、ΔT2、ΔT3、…、ΔTn)は、各車輪が第1測定位置から第2測定位置に移動するまで間における各車輪の温度の変化量(温度上昇値)を示す。
ブレーキが不緩解となっている車輪は、車両の走行にともなって急激な温度上昇が発生すると考えられるので、温度差(温度上昇値)によりブレーキの不緩解の有無が検出される。温度差がブレーキの不緩解を示す値であるか否かと判定するための基準値は、メモリ22に記憶されるものとする。2点間の温度差からブレーキの不緩解を検知するための基準値は、第1の測定位置と第2の測定位置との間隔などに応じて決定されるべきものである。例えば、基準値は、実地試験などに基づいて設定される。基準値は、複数の測定位置で測定した温度の温度差に対する基準である。所定の測定位置間における温度差(温度の上昇値)では、季節などによる周辺温度の変化分をキャンセルできるため、周辺温度が変化する環境下であっても、ブレーキの不緩解を検出するための基準値を周辺温度に応じて大きく変動する必要はない。すなわち、本ブレーキ不緩解検知システムでは、季節などよる周辺温度の変動の影響を受けることが少なく、精度の高いブレーキ不緩解の検知を実現できる。
ただし、雨、雪などの気象条件によっては、ブレーキの不緩解により車輪に発生した熱が放熱される度合いが大きく変動する可能性がある。このため、メモリ22には、雨、雪などの気象条件に対応した複数の基準値を記憶するようにしても良い。この場合、各測定位置周辺における雨、雪などの気象条件を検知する天候センサなどを設け、演算装置の制御部21は、天候センサにより検知した気象条件に応じた基準値を選択的に使用するようにすれば良い。また、センサ12の出力信号などから車両の速度は容易に測定(予測)できる。このため、メモリ22には、車両の速度に応じた複数の基準値を記憶するようにしても良い。この場合、演算装置の制御部21は、車両の速度に応じた基準値を選択的に使用するようにすれば良い。
ブレーキの不緩解の判定処理によりブレーキの不緩解を検出した場合、制御部21は、ブレーキの不緩解が検知されたことを示す情報を出力する。たとえば、制御部21は、指令装置14に対して、ブレーキの不緩解が検出されたことを示す信号を出力し、指令装置14により信号機15に当該車両の停止を指示する信号を表示(点灯)させるようにしても良い。また、制御部21は、指令装置14に対してブレーキの不緩解を警告するような表示を行うようにしても良い。また、制御部21は、無線通信などにより車両の運転室に設けられた機器にブレーキの不緩解が検知されたことを警告表示するようにしても良い。また、制御部21は、無線通信などにより車両の運転者或いは管制官が所持する携帯端末にブレーキの不緩解が検知されたことを報知するようにしても良い。
次に、演算装置13におけるブレーキの不緩解の判定処理を含む処理の流れについて説明する。
図4は、演算装置13における処理の流れを説明するためのフローチャートである。
ここでは、ブレーキ不緩解の検知対象となる車両の各車輪が第1測定位置を通過した後に第2測定位置を通過するものとする。また、温度センサ11Aと物体検知センサ12Aとがペアで設置され、物体検知センサ12Aが第1測定位置で車輪を検知し、温度センサ11Aが第1測定位置での車輪の温度を測定するものとする。また、温度センサ11Bと物体検知センサ12Bとがペアで設置され、物体検知センサ12Bが第2測定位置で車輪を検知し、温度センサ11Bが第2測定位置での車輪の温度を測定するものとする。
このようなブレーキ不緩解検知システムにおいて、演算装置13の制御部21は、第1測定位置の物体(車輪)を検知する物体検知センサ12A、および、第2測定位置の物体(車輪)を検知する物体検知センサ12Bの出力信号が車輪を検知している信号レベルであるか否かを監視する(ステップS11、S21)。
例えば、物体検知センサ12Aの出力信号が車輪を検知している信号レベルである場合、制御部21は、第1測定位置に車輪が検知されていると判断する(ステップS11、YES)。第1測定位置で車輪が検知されている場合(第1測定位置に車輪が存在している間)、制御部21は、第1測定位置で車輪の温度を検知する温度センサ11Aが計測する車輪の温度を示す出力信号を取得する(ステップS12)。温度センサ11Aから車輪の温度を示す出力信号を取得すると、制御部21は、第1測定位置で計測された車輪の温度値を示す情報を第1車輪温度Taとしてメモリ22に記憶する(ステップS13)。
また、物体検知センサ12Bの出力信号が車輪を検知している信号レベルである場合、制御部21は、第2測定位置に車輪が検知されていると判断する(ステップS21、YES)。第2測定位置で車輪が検知されている場合(第2測定位置に車輪が存在している間)、制御部21は、第2測定位置で車輪の温度を検知する温度センサ11Bが計測する車輪の温度を示す出力信号を取得する(ステップS22)。温度センサ11Bから車輪の温度を示す出力信号を取得すると、制御部21は、第2測定位置で計測された車輪の温度値を示す情報を第2車輪温度Tbとしてメモリ22に記憶する(ステップS23)。
なお、制御部21は、上記ステップS11〜S13の処理とステップS21〜S23の処理とをそれぞれ独立して実行するようにする。これにより、演算装置13では、第1測定位置と第2測定位置とで同時に車輪が検知された場合(物体検知センサ12Aと物体検知センサ12Bとが同時に車輪を検知した場合)であっても、それぞれの位置で計測した車輪の温度を取得できる。
第2測定位置で計測した車輪の温度を取得すると、制御部21は、第2測定位置で計測された第2車輪温度Tbとメモリ22に記憶している第1車輪温度Taとを対応づける(ステップS31)。ここでは、車両が第1測定位置を通過した後に第2測定位置を通過することを前提している。このため、第2測定位置で温度が計測された車輪は、既に第1測定位置で温度を計測済みである。つまり、ある車輪の第2測定位置で計測された温度としての第2車輪温度Tbには、同一車輪の第1測定位置で計測された温度として第1車輪温度Taが対応づけられる。また、各車輪は、第1測定位置及び第2測定位置において、車両の進行方向に対して先頭の車輪から順番に検知される。従って、制御部21は、検知された順番に第1車輪温度Taと第2車輪温度Tbとを対応づけることにより、車輪ごとに第1車輪温度Taと第2車輪温度Tbとを対応させる。
第2車輪温度Tbと第1車輪温度Taとを車輪ごとに対応づけると、制御部21は、車輪ごとの第2車輪温度Tbと第1車輪温度Taとの温度差ΔTを計算する(ステップS32)。温度差ΔTを計算すると、制御部21は、計算した温度差ΔTがブレーキの不緩解を判定するための基準値未満であるか否かを判断する(ステップS33)。上述したように基準値は、メモリ22に記憶されている。このため、制御部21は、計算した温度差ΔTとメモリ22から読み出した基準値とを比較する。なお、種々の条件(例えば気象条件など)に応じた複数の基準値をメモリに記憶している場合、制御部21は、現在の条件(気象条件など)に応じた基準値を選択する。
計算した温度差ΔTが基準値未満であると判定した場合(ステップS33、YES)、制御部21は、ブレーキの不緩解の検知対象とする車両の全車輪について温度差ΔTと基準値未満との比較判定が完了したか否かを判断する。基準値との比較判定が完了していない車輪が存在する場合(ステップS34、NO)、制御部21は、上記ステップS11へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。また、基準値との比較判定が完了していない車輪が存在しない場合(全車輪について温度差と基準値との比較判定が完了した場合)(ステップS34、YES)、制御部21は、当該車両に対するブレーキの不緩解の検知処理を終了する。
また、計算した温度差ΔTが基準値以上であると判定した場合(ステップS33、NO)、制御部21は、当該車輪におけるブレーキの不緩解を検出する(ステップS35)。ブレーキの不緩解を検出した場合、制御部21は、ブレーキの不緩解が検出されたことを指令装置14などの外部装置へ通知(警告)する(ステップS36)。これにより、ブレーキの不緩解が検出されたことが通知された指令装置14は、当該車両を停止させるように信号機15を制御したり、ブレーキの不緩解が検出されたことを指令室の係員あるいは当該車両の運転手に報知したりする処理を行う。
なお、上記ステップS31〜S36の処理は、第2測定位置での車輪の温度(第2車輪温度Tb)を取得するごとに実行するようにしても良いし、全車輪についての第2車輪温度Tbをメモリ22に記憶した後に各車両について順番に行うようにしても良い。
上述したように、実施形態に係るブレーキ不緩解検知システムでは、2箇所以上の測定位置に設置した温度センサと物体検知センサとにより複数の測定位置での各車輪の温度を測定し、複数の測定位置で測定した各車輪の温度の差分(温度上昇値)を計算し、計算した温度差(温度上昇値)が所定の基準値以上であるか否かによりブレーキの不緩解が検出されたか否かを判定する。
これにより、実施形態に係るブレーキ不緩解検知装置は、季節の変動による周囲温度の変動などの周辺環境の変動による影響を低減してブレーキ不緩解が検知できる。この結果、季節を問わず正確なブレーキの不緩解の検出が可能となる。また、複数地点での車輪の温度差は、季節などによる周囲温度の変動の影響が小さく、異常と判別するための基準温度(閾値)の設定を一意に決めやすい。この結果として、高精度なブレーキの不緩解を検出できる。
また、実施形態に係るブレーキ不緩解検知装置は、発車直後などのブレーキの不緩解があっても車輪の温度が上がりきらない場合(つまり、車両の走行距離が短いためにブレーキが不緩解であっても車輪の温度が低い状態)であっても、精度良くブレーキ不緩解を検知できる。例えば、ヤード内の車両が留意位置から本線に至るまでの区間内でもブレーキの不緩解も検出しやすい。
また、実施形態に係るブレーキ不緩解検知装置は、車両側には構成を追加することなく、地上側のシステム構成で実現できる。たとえば、本実施形態に係るブレーキ不緩解検知システムは、地上側の複数地点に車輪の温度を測定するための複数の非接触の温度センサを設置し、それらの温度センサの出力を演算装置で処理する構成である。このため、車両側に車輪の温度を計測するための新たな構成を追加したり、特殊な設備を設置したりするなどの対応も不要である。このため、実施形態に係るブレーキ不緩解検知システムは、低コストかつ容易に設置できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Sa…第1測定位置、Sb…第2測定位置、Tb…温度(第1車輪温度)、Ta…温度(第2車輪温度)、ΔT…温度差(温度変化値)、11(11A、11B)…温度センサ、12(12A、12B)…物体検知センサ、13…演算装置、14…指令装置、15…信号機、21…制御部、22…メモリ、23…通信部、24…インターフェース、31…制御部、32…通信部、33…信号機制御部、34…表示部。

Claims (6)

  1. レール上を通過する車両の車輪の温度を第1計測位置で測定する第1の温度センサと、
    前記レール上を通過する前記車輪の温度を前記第1計測位置より後段の第2計測位置で測定する第2の温度センサと、
    前記第2の温度センサが計測する前記車輪の温度と前記第1の温度センサが計測する前記車輪の温度との温度差を計算する計算部と、
    前記計算部により計算した前記温度差がブレーキの不緩和を検知する基準値以上であるか否かによるブレーキの不緩解の有無を検出する判定部と、
    を有するブレーキ不緩解検知装置。
  2. さらに、前記第1計測位置に車輪が存在することを検知する第1の物体検知センサと、
    前記第2計測位置に車輪が存在することを検知する第2の物体検知センサと、を有し、
    前記第1の温度センサは、前記第1の物体検知センサが車輪を検知している間、当該車輪の温度を出力し、
    前記第2の温度センサは、前記第2の物体検知センサが車輪を検知している間、当該車輪の温度を出力する、
    前記請求項1に記載のブレーキ不緩解検知装置。
  3. さらに、前記判定部により前記温度差が前記基準値以上であると判定した場合、前記車両を停止させるための信号を出力する出力部を有する、
    前記請求項1又は2の何れか1項に記載のブレーキ不緩解検知装置。
  4. さらに、前記判定部により前記温度差が前記基準値以上とあると判定した場合、前記車両に停止を指示する信号を信号機に点灯させるための信号を出力する出力部を有する、
    前記請求項1又は2の何れか1項に記載のブレーキ不緩解検知装置。
  5. 前記出力部は、前記判定部により前記温度差が前記基準値以上であると判定した場合、前記ブレーキの不緩解が検出されたことを示す警報を出力する、
    前記請求項3又は4の何れか1項に記載のブレーキ不緩解検知装置。
  6. レール上を通過する車両の車輪の温度を第1計測位置で測定し、
    前記レール上を通過する前記車輪の温度を前記第1計測位置より後段の第2計測位置で測定し、
    前記第2測定位置で計測した前記車輪の温度と前記第1計測位置で計測した前記車輪の温度との温度差を計算し、
    前記計算した前記温度差がブレーキの不緩和を検知する基準値以上であるか否かによりブレーキの不緩解の有無を検出する、
    ブレーキ不緩解検出方法。
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