JP2014014194A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用権限のない第3者が、セキュリティ対象となっている特定機能を使用することを防止することができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯端末装置は、指紋を読み取ることが可能なタッチセンサを備える。携帯端末装置は、スリープ状態において、前記タッチセンサへの指のタッチに基づいて指紋の読み取りを行い、予め記憶された管理者の指紋データと読み取った指紋データとの照合を行って、照合結果が一致した場合には、直前に中断したアプリケーションを当該中断した状態から再開することが可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、タッチパネルで指紋検出を行う機能を有した携帯端末装置に関し、特に、検出された指紋に基づいた指紋認証機能により、特定の機能にロックを掛けることが可能な携帯端末装置に関する。
従来から、指紋認証機能を付加した携帯電話機等の携帯端末装置が開示されており、例えば、特許文献1には、機能選択のパネルタッチの際に指紋照合を行い、合致すればセキュリティを解除する構成が開示されている。
また、特許文献2には、スキャナ機能によって、接触した指の指紋を検出することができるタッチパネルが開示されている。
特開2009−15543号公報 特開2009−54118号公報
特許文献1に開示された構成では、タッチパネルに触れることで指紋照合を行い、指紋が予め設定された権限者のものであると認証された場合は、特定機能のセキュリティが解除されるが、一旦、セキュリティが解除されてしまうと、使用権限のない第3者でも自由に当該特定機能を使用することができる。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、使用権限のない第3者が、セキュリティ対象となっている特定機能を使用することを防止することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る携帯端末装置は、画像表示を行うとともに、タッチセンサにより指紋を読み取ることが可能なタッチパネルと、前記タッチセンサを介しての指による指示に基づいて、アプリケーションプログラムを実行する制御部とを備えた携帯端末装置であって、前記制御部は、アプリケーションプログラムの実行中において、前記タッチパネルへの指のタッチに基づいて指紋の読み取りを行い、予め記憶された管理者の指紋データと読み取った指紋データとの照合を行って、照合結果が不一致の場合には、実行中のアプリケーションプログラムを終了させる。
また、本発明に係る携帯端末装置の一態様では、前記制御部は、前記照合結果が不一致の場合には、前記実行中のアプリケーションプログラムの動作の再開のための設定情報を保存し、前記実行中のアプリケーションプログラムを終了させた後、前記タッチパネルへの指のタッチに基づいて指紋の読み取りを行い、前記管理者の指紋データと読み取った指紋データとの照合を行って、照合結果が一致する場合には、保存された前記設定情報に基づいて、終了させたアプリケーションプログラムを再開する。
また、本発明に係る携帯端末装置の一態様では、前記制御部は、アプリケーションプログラムに前記管理者以外では起動できないセキュリティロックを設定する機能を有し、セ
キュリティロックが設定されたアプリケーションプログラムの実行に際して、前記照合結果が不一致の場合には、前記アプリケーションプログラムを終了させる。
また、本発明に係る携帯端末装置の一態様では、画像表示を行うとともに、タッチセンサにより指紋を読み取ることが可能なタッチパネルと、前記タッチセンサを介しての指による指示に基づいて、アプリケーションプログラムを実行する制御部とを備えた携帯端末装置であって、前記制御部は、アプリケーションプログラムで使用されるフォルダに管理者以外では開くことができないセキュリティロックを設定する機能を有し、セキュリティロックが設定されたフォルダ内のファイルの再生中において、前記タッチパネルへの指のタッチに基づいて指紋の読み取りを行い、予め記憶された管理者の指紋データと読み取った指紋データとの照合を行って、照合結果が不一致の場合には、ファイルの再生を終了させる。
また、本発明に係る携帯端末装置の一態様では、画像表示を行うとともに、タッチセンサにより指紋を読み取ることが可能なタッチパネルと、前記タッチセンサを介しての指による指示に基づいて、アプリケーションプログラムを実行する制御部とを備えた携帯端末装置であって、前記制御部は、アプリケーションプログラムで使用されるファイルに管理者以外では開くことができないセキュリティロックを設定する機能を有し、セキュリティロックが設定されたファイルの再生中において、前記タッチパネルへの指のタッチに基づいて指紋の読み取りを行い、予め記憶された管理者の指紋データと読み取った指紋データとの照合を行って、照合結果が不一致の場合には、ファイルの再生を終了させる。
また、本発明に係る携帯端末装置の一態様では、前記制御部は、前記照合結果が不一致の場合には、前記再生中のファイルの再開のための設定情報を保存し、前記再生中のファイルを終了させた後、前記タッチパネルへの指のタッチに基づいて指紋の読み取りを行い、前記管理者の指紋データと読み取った指紋データとの照合を行って、照合結果が一致する場合には、保存された前記設定情報に基づいて、終了させたファイルを再開する。
本発明によれば、使用権限のない第3者が、セキュリティ対象となっている特定機能を使用することを防止することができる。
本発明に係る実施の形態の携帯電話機の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態の携帯電話機の機密管理動作を説明するフローチャートである。 第3者用のメニュー画面を示す図である。 管理者用のメニュー画面を示す図である。 本発明に係る実施の形態の携帯電話機の機密管理動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る実施の形態の携帯電話機の機密管理動作の変形例を説明するフローチャートである。 本発明に係る実施の形態の携帯電話機の機密管理動作の変形例を説明するフローチャートである。
<実施の形態>
<装置構成> 図1は本発明に係る携帯端末装置の実施の形態としての携帯電話機1の電気的な構成を示すブロック図である。図1に示されるように、携帯電話機1は、無線処
理部101と、スキャナ機能付きのタッチセンサ102およびLCD(Liquid Crystal Display)パネル103で構成されるタッチパネル100と、システム制御部104と、音声処理部105と、メモリ106とを備えている。
無線処理部101は、携帯電話機1とは別の携帯電話機や、インターネットに接続されたサーバ装置等の通信装置からの信号をアンテナATで受信し、受信した信号に対して増幅処理やダウンコンバートを行ってシステム制御部104に出力するとともに、システム制御部で生成された送信信号に対してアップコンバートや増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナATを通じて、携帯電話機1とは別の携帯電話機や、インターネットに接続された通信装置に対して送信する。
タッチパネル100は、システム制御部104によって制御されることで、アプリケーションプログラムを起動するためのアイコンや文字などの各種情報を表示面に表示する。またタッチパネル100は、タッチセンサ102により表示面に対するユーザの手指等による操作を検出してシステム制御部104に出力するとともに、表示面に接触したユーザの指の指紋を検出してシステム制御部104に出力する。
システム制御部104は、図示されないCPU(Central Processing Unit)等を備え
ており、携帯電話機1の他の構成要素を制御することによって、携帯電話機1の動作を統括的に管理する。
音声処理部105は、システム制御部105からの音声データを音声に変換して外部に出力する出力部(図示せず)、外部から入力される音声を音声データに変換してシステム制御部105に出力する入力部(図示せず)を有している。
メモリ106は、ROMおよびRAM等で構成されている。システム制御部104の各種機能は、CPUがメモリ106内の各種プログラムを実行することによって実現される。
メモリ106内には、OSプログラムの他に複数のアプリケーションプログラム(以後、単に「アプリケーション」と呼称)を記憶している。アプリケーションの例としては、通話プログラム、電子メールプログラム、ブラウザ、ナビゲーションプログラム、地図表示プログラム、スケジュール管理プログラムおよびアドレス帳管理プログラムなどが挙げられる。
<機密管理動作> 次に、図1を参照しつつ、図2〜図5を用いて携帯電話機1のアプリケーションの機密管理動作について説明する。
まず、図2に示すフローチャートを用いて、メインメニュー処理での機密管理動作について説明する。
携帯電話機1においてメインメニュー表示モードでスリープ状態にある場合(ステップS1)、消費電力節約のため表示は消えた状態であるが、タッチパネル100に手指等でタッチすることでスリープ状態から復帰し(ステップS2)、当該指の指紋がタッチセンサ102で読み取られる(ステップS3)。
ここで、携帯電話機1の管理者(権限者)の指紋データは、予めメモリ106等に記憶されており、記憶された指紋データとタッチセンサ102で読み取られた指紋データとの照合が行われる(ステップS3)。
そして、記憶された指紋データと読み取られた指紋データとが一致した場合は、管理者であると判断し(ステップS4)、ステップS5に進んでフラグ(Flag)を0に設定し、ステップS7に進む。一方、指紋データが不一致の場合は、管理者以外(第3者)であると判断し(ステップS4)、ステップS6に進んでフラグ(Flag)を1に設定し、ステップS7に進む。なお、ステップS1で、携帯電話機1がスリープ状態でないと判断された場合は、ステップS7の判定から処理が始まる。
ステップS7では、フラグが0であるか1であるかを判定し、フラグが0である場合は、ステップS8に進んで第3者による使用履歴情報の有無を確認する。一方、ステップS7でフラグが1と判定された場合は、ステップS13において第3者用のメニュー画面を表示する。
ここで、第3者用のメニュー画面を図3に示す。第3者用のメニュー画面は、複数のアプリケーション表示のうち、起動可能なアプリケーションと、セキュリティロックされ起動不可能なアプリケーションとが区別して表示されており、起動不可能なアプリケーションは、その表示が例えばモノトーンで表示されており(アプリケーションC、D、例えば電子メールプログラムやスケジュール管理プログラムなど)、当該アプリケーション表示をタッチしてもアプリケーションを起動することはできない。一方、セキュリティロックが設定されておらず、起動可能なアプリケーション(アプリケーションA、B、例えば、ブラウザプログラムやナビゲーションプログラムなど)は、その表示はカラー表示されており、当該アプリケーション表示をタッチすることで、ステップS10以降の処理を経て、アプリケーションを起動することができる。
ステップS8において、履歴情報があると判定された場合は、ステップS14に進んで履歴情報の確認を行う。履歴情報の確認を行うことで、自動的に動作パラメータ(設定情報)を復帰させることができるが、この処理については、図5に示すフローチャートを用いて後に説明するものとする。なお、記号Aによって、図2と図5とが接続される。一方、履歴情報がない場合は、ステップS9に進んで、管理者用のメニュー画面を表示する。
ここで、管理者用のメニュー画面を図4に示す。管理者用のメニュー画面は、複数のアプリケーション表示が全て起動可能なアプリケーション表示となっており、管理者であれば、ステップS10以降の処理を経て、何れのアプリケーションも起動することができる。
管理者および第3者が、アプリケーション表示(起動可能なもの)を手指等でタッチしたことをタッチセンサ102(図1)が検出すると(ステップS10)、当該指の指紋がタッチセンサ102で読み取られる(ステップS11)。
そして、ここで得られた指紋データの持ち主、すなわち携帯電話機1の現時点での使用者(実行者)と、ステップS7で判定されたフラグの判定結果とを照合し(ステップS12)、両者が一致する場合には、実行権限があるものとして選択したアプリケーションを実行し、両者が不一致の場合には、実行権限がないものとしてステップS7以下の動作を繰り返す。
ここで、携帯電話機1の使用者とフラグの判定結果とが不一致の場合とは、ステップS7でフラグが0と判定され、すなわち、管理者がメニュー画面にタッチして管理者用のメニュー画面が表示された後、何らかの理由で、第3者が携帯電話機1を所持することとなった場合、あるいは、ステップS7でフラグが1と判定され、すなわち、第3者がメニュー画面にタッチして第3者用のメニュー画面が表示された後、管理者が携帯電話機1を所持することとなった場合が考えられる。このような場合は、ステップS7以下の動作を繰
り返すことで、第3者用のメニュー画面の表示あるいは、管理者への復帰処理を行う。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、セキュリティロックが設定されたアプリケーションを実行する際の機密管理動作について説明する。
図2を用いて説明したメインメニュー処理を経て、セキュリティロックが設定されたアプリケーションの実行を開始すると(ステップS21)、まず、実行されたアプリケーションを操作するための操作メニューが表示される(ステップS22)。
管理者または第3者が、手指等で操作メニューの中の所定の操作にタッチすると(ステップS23)、当該指の指紋がタッチセンサ102で読み取られるとともに、予めメモリ106等に記憶された指紋データとタッチセンサ102で読み取られた指紋データとの照合が行われる(ステップS24)。
そして、記憶された指紋データと読み取られた指紋データとが一致した場合は、管理者であると判断し(ステップS25)、ステップS26に進んで選択された操作を実行する。一方、指紋データと読み取られた指紋データとが不一致の場合は、第3者であると判断しステップS28に進む。
ステップS28では、その時点でのアプリケーションの動作状態に復帰可能となるように動作を再開するために必要な設定情報、例えば各種パラメータを保存した後、ステップS29でフラグを1に設定することで、実行者が第3者であることを記録する。
その後、ステップS30において、実行者である第3者がどのようなアプリケーションに対して、どのような操作を実行したかについての操作履歴をメモリ106(図1)等に記録し、アプリケーションを強制終了する(ステップS31)。
なお、ステップS26において選択された操作の実行を開始した後は、ステップS27でアプリケーションの終了を確認するまでステップS22以下の動作を繰り返し、アプリケーションの終了を確認した場合は、図2に示したメインメニュー処理に戻る。
また、図2に示したステップS8において履歴情報があると判定された場合は、ステップS14に進んで履歴情報の確認を行い、その後はステップS32において、自動的に動作パラメータを復帰させ、ステップS22以下の動作を繰り返す。
以上説明したように、アプリケーション実行時においても随時に指紋データの照合を行うことで、管理者が起動したアプリケーションの実行途中で、第3者が携帯電話機1を所持することになった場合に、第3者が意図的に、あるいは過誤により管理者が起動したアプリケーションを操作しようとしても、操作に必要なパネルタッチの度に指紋データの照合が行われ、第3者による操作であると判明した場合は、アプリケーションが強制的に終了するので、機密性を高めることができる。
このように、管理者が起動したアプリケーションの実行途中で、指紋データの不一致が生じるケースとしては、以下のようなケースが想定される。
<ケース1> セキュリティロックされ、管理者以外には起動が不可能なアプリケーション(例えば、図3のアプリケーションC、D)を管理者が実行している途中で電話着信があり、その通話の途中で、一緒にいる第3者に電話を替わった場合、通話が終わると起動中のアプリケーションの実行に戻るが、このアプリケーションの再開時に、携帯電話機1が第3者に所持されたまま、第3者が意図的に、あるいは過誤により当該アプリケー
ションの操作を行うと、指紋データの不一致が生じることとなる。
<ケース2> セキュリティロックされ、管理者以外には起動が不可能なアプリケーションを管理者が実行している途中で携帯電話機1を置いたまま席を立った際に、悪意ある第3者によって当該アプリケーションの操作が行われた場合、指紋データの不一致が生じることとなる。
<ケース3> カメラやゲームなどの第3者でも起動可能なアプリケーションの使用のために、第3者に携帯電話機1を貸す場合、セキュリティロックされ、管理者以外には起動が不可能なアプリケーションを管理者が起動したまま貸してしまった場合、第3者が意図的に、あるいは過誤により当該アプリケーションの操作を行うと、指紋データの不一致が生じることとなる。
上記のようなケースに該当してアプリケーションが強制的に終了した場合、図2に示したメインメニュー処理に戻り、ステップS1〜S4、S6を経て、ステップS7のフラグチェックで第3者と判定された場合は、ステップS13で第3者用のメニューが表示され、セキュリティロックが設定されたアプリケーションは起動できなくなる。
その後、再び管理者が携帯電話機1を所持した場合、ステップS12において、携帯電話機1の現時点での使用者と、ステップS7で判定されたフラグの判定結果とが不一致となり、ステップS7の処理に戻ることとなる。この場合、ステップS7のフラグチェックでは、管理者と判定され、ステップS8で履歴情報の有無を確認し、履歴情報があった場合には、ステップS14で履歴情報の確認を行う。履歴情報の確認により、自動的に動作パラメータが復帰し(図5、ステップS32)、ステップS22(図5)以下の動作を経て、操作メニューで選択された操作を実行してアプリケーションを再開する。
このように、管理者が起動させたアプリケーションが、第3者の使用により強制的に終了した場合、第3者の使用履歴を確認することができるので、第3者の行った操作に起因する不利益を防止または低減することができる。
また、管理者が起動させたアプリケーションが、第3者の使用により強制的に終了した場合でも、管理者に携帯電話機1が戻った場合は、保存された各種パラメータを読み出すことで、当該アプリケーションが中断した状態から再開することができるので、管理者が再度、各種パラメータを設定する手間を省くことができる。
<変形例> 以上説明した本発明に係る携帯端末装置の実施の形態においては、アプリケーションにセキュリティロックを設定する構成を採用し、セキュリティロックが設定されたアプリケーションは第3者が起動できず、管理者が起動させたアプリケーションを第3者が使用した場合には、当該アプリケーションを強制的に終了させることで機密管理を行うという構成となっていた。
しかし、機密管理においてはアプリケーションにセキュリティを設定するよりも、アプリケーション内のフォルダにセキュリティを設定する方が使い勝手が良い場合がある。
例えば、ムービーやカメラのアプリケーションは、管理者が専用で使うのではなく、第3者に携帯電話機1を渡して撮影させるという場合が多々ある。従って、ムービーやカメラのアプリケーションにセキュリティロックを設定していると、第3者が使用できず、使い勝手が悪いということになる。しかし、セキュリティロックを設定せずに、第3者でも起動可能にしていると、第3者がムービーやカメラのフォルダを見ることができ、管理者にとって不都合となる可能性がある。
そこで、ムービーやカメラのフォルダについて、第3者が開くことのできるパブリックなフォルダと、第3者では開くことのできないセキュリティロックが設定されたプライベートなフォルダとに区分し、フォルダに対する機密管理を行う構成としても良い。
以下、図6および図7に示すフローチャートを用いて、フォルダに対する機密管理動作について説明する。
図6に示すフローチャートにおいて、携帯電話機1がメインメニュー表示モードでスリープ状態にある場合(ステップS41)、消費電力節約のため表示は消えた状態であるが、タッチパネル100に手指等でタッチすることでスリープ状態から復帰し(ステップS42)、当該指の指紋がタッチセンサ102で読み取られる(ステップS43)。
そして、記憶された指紋データと読み取られた指紋データとが一致した場合は、管理者であると判断し(ステップS44)、ステップS45に進んでフラグ(Flag)を0に設定し、ステップS7に進む。一方、指紋データが不一致の場合は、管理者以外(第3者)であると判断し(ステップS44)、ステップS46に進んでフラグ(Flag)を1に設定し、ステップS47に進む。
ステップS47では、フラグが0であるか1であるかを判定し、フラグが0である場合は、ステップS48に進んで第3者による使用履歴情報の有無を確認する。一方、ステップS47でフラグが1と判定された場合は、ステップS53において第3者用のフォルダ画面を表示する。この画面には、複数のフォルダ表示のうち、参照可能なフォルダと、セキュリティロックされ参照不可能なフォルダとが区別して表示されている。参照可能なフォルダ表示をタッチすることで、ステップS50以降の処理を経て、当該フォルダ内のファイルを再生することができる。
ステップS48において、履歴情報があると判定された場合は、ステップS54に進んで履歴情報の確認を行う。履歴情報の確認を行うことで、自動的に動作パラメータを復帰させることができる。なお、記号Aによって、図6と図7とが接続される。
一方、履歴情報がない場合は、ステップS49に進んで、管理者用のフォルダ画面を表示する。
ここで、管理者用のフォルダ画面は、複数のフォルダ表示が全て参照可能なフォルダ表示となっており、管理者であれば、ステップS50以降の処理を経て、何れのフォルダも参照することができる。
管理者および第3者が、フォルダ表示(参照可能なもの)を手指等でタッチしたことをタッチセンサ102(図1)が検出すると(ステップS50)、当該指の指紋がタッチセンサ102で読み取られる(ステップS51)。
そして、ここで得られた指紋データの持ち主、すなわち携帯電話機1の現時点での使用者(実行者)と、ステップS47で判定されたフラグの判定結果とを照合し(ステップS52)、両者が一致する場合には、実行権限があるものとして選択したフォルダに含まれる動画ファイルを再生し、両者が不一致の場合には、実行権限がないものとしてステップS47以下の動作を繰り返す。
次に、図7に示すフローチャートを用いて、ファイル再生時の機密管理動作について説明する。
図6を用いて説明したメインメニュー処理を経て、セキュリティロックが設定されたフォルダのファイルを再生すると(ステップS61)、再生画面には、停止や早送り、早戻しなどの操作キーが表示される(ステップS62)。
管理者または第3者が、操作のために手指等で操作キーにタッチすると(ステップS63)、当該指の指紋がタッチセンサ102で読み取られるとともに、予めメモリ106等に記憶された指紋データとタッチセンサ102で読み取られた指紋データとの照合が行われる(ステップS64)。
そして、記憶された指紋データと読み取られた指紋データとが一致した場合は、管理者であると判断し(ステップS65)、ステップS66に進んで選択された操作キーの動作を実行する。一方、指紋データと読み取られた指紋データとが不一致の場合は、第3者であると判断しステップS68に進む。
ステップS68では、その時点でのファイルの再生状態に復帰可能となるように各種パラメータを保存した後、ステップS69でフラグを1に設定することで、実行者が第3者であることを記録する。
その後、ステップS70において、実行者である第3者がどのフォルダのどのファイルに対して、どのような操作を実行したかについての操作履歴をメモリ106(図1)等に記録し、ファイルの再生を強制終了する(ステップS71)。
なお、ステップS66において操作キーの実行を開始した後は、ステップS67で再生が終了するまでステップS62以下の動作を繰り返し、再生の終了を確認した場合は、図6に示したメインメニュー処理に戻る。
また、図6に示したステップS48において履歴情報があると判定された場合は、ステップS54に進んで履歴情報の確認を行い、その後はステップS72において、自動的に動作パラメータを復帰させ、ステップS62以下の動作を繰り返す。
上記のように、フォルダにセキュリティロックを設定し、ファイルの再生時においても指紋データの照合を行うことで、管理者が選択したファイルの実行途中で、第3者が携帯電話機1を所持することになった場合に、第3者が意図的に、あるいは過誤により管理者が再生しているファイルを操作しようとしても、操作に必要なパネルタッチの度に指紋データの照合が行われ、第3者による操作であると判明した場合は、再生が強制的に終了するので、機密性を高めることができる。
より具体的には、管理者がムービーのアプリケーションを起動して、プライベートなフォルダのファイルを再生している時に、第3者が、ムービーでの撮影を求めて来た場合、第3者がパネルタッチをした時点で当該ファイルの再生が強制終了するので、第3者が、再生しているプライベートフォルダのファイルを見ることができない。さらに、プライベートなフォルダが開いている場合には、併せて終了させるようにすれば、第3者がプライベートなフォルダを見ることができなくなる。
また、管理者が再生していたプライベートなフォルダのファイルが、第3者の使用により強制的に終了した場合、第3者の使用履歴を確認することができるので、第3者の行った操作に起因する不利益を防止または低減することができる。
また、管理者が再生していたプライベートなフォルダのファイルが、第3者の使用によ
り強制的に終了した場合でも、管理者に携帯電話機1が戻った場合は、保存された各種パラメータを読み出すことで、当該再生が中断した状態から再開することができるので、管理者は参照の途中から映像を見ることができ、早送りや早戻しの手間を省くことができる。
なお、以上の説明においては、ムービーのアプリケーションを例に採ってフォルダにセキュリティロックを設定する例を示したが、これに限定されるものではなく、カメラのアプリケーションのフォルダにセキュリティロックを設定しても良く、また、音楽プレーヤーのアプリケーションにおいて、音楽フォルダにセキュリティロックを設定しても良い。また、フォルダではなく、ファイル自身にセキュリティロックを設定しても良い。
要するに、フォルダ名やファイル名を見るだけでは情報を獲得したことにならないアプリケーションについては、アプリケーションそのものにセキュリティロックを設定するのではなく、フォルダやファイルにセキュリティロックを設定する方が、利用者にとって使い勝手が良くなる。
一方、メールのアドレス帳などのように、見るだけで情報が獲得されてしまうアプリケーションについてはアプリケーションそのものにセキュリティロックを設定するものとし、アプリケーションにセキュリティロックを設定する機能と、フォルダやファイルにセキュリティロックを設定する機能とを併せて使用することで、機密管理が可能となる。
以上説明した実施の形態およびその変形例によれば、使用権限のない第3者が、セキュリティ対象となっている特定機能を使用することを防止することができるが、さらに次のような問題点も解決することができる。
すなわち、特許文献1に開示された構成では、タッチパネルに触れることで指紋照合を行い、指紋が予め設定された権限者のものであると認証された場合は、特定機能のセキュリティが解除されるので、一旦、セキュリティが解除されてしまうと、使用権限のない第3者でも自由に当該特定機能を使用することができ、当該第3者がどのような操作を行ったかが判らないという問題も有していたが、実施の形態およびその変形例によれば、使用権限のない第3者の操作履歴を取得することもできる。
100 タッチパネル 102 タッチセンサ 103 LCDパネル 104 システム制御部 105 音声処理部 106 メモリ

Claims (1)

  1. 指紋を読み取ることが可能なタッチセンサを備えた携帯端末装置であって、
    スリープ状態において、前記タッチセンサへの指のタッチに基づいて指紋の読み取りを行い、予め記憶された管理者の指紋データと読み取った指紋データとの照合を行って、照合結果が一致した場合には、直前に中断したアプリケーションを当該中断した状態から再開することが可能な携帯端末装置。
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