JP2014003482A - 車両周辺視認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両周辺視認装置では、車両状況に応じた範囲の画像、映像が得られない。
【解決手段】この発明は、撮像装置1と、検出装置2と、画像処理装置3と、表示装置4と、を備える。撮像装置1は、車両Cの周辺を撮像する。検出装置2は、車両情報を検出する。画像処理装置3は、撮像装置1により撮像された車両Cの周辺の全範囲の画像A0から使用する範囲の画像を6つ切り出し、検出装置2からの車両情報に基づいて、6つの切出画像A1〜A6のうち少なくとも1つの切出画像を選択する。表示装置4は、画像処理装置3により選択された少なくとも1つの切出画像を表示する。この結果、この発明は、車両Cの状況に応じた範囲の画像が得られる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、撮像装置により撮像された車両周辺の画像を表示装置に表示して車両周辺を視認する車両周辺視認装置に関するものである。
この種の車両周辺視認装置は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下、従来の車両周辺視認装置について説明する。
特許文献1の従来の車両周辺視認装置は、魚眼カメラで撮像した魚眼画像より使用する魚眼画像を切り出し、切り出した魚眼画像を正像画像に補正し、補正した正像画像を表示装置で表示するものである。特許文献2の従来の車両周辺視認装置は、撮像部で車両の側方を撮像し、撮像した映像をプロジェクタ部で投影するものである。
特開2004−350303号公報 特開2011−213186号公報
ところが、従来の車両周辺視認装置は、表示される画像の範囲、投影される映像の範囲がほぼ一定であるから、車両の状況に応じた範囲の画像、映像が得られない。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両周辺視認装置では、車両状況に応じた範囲の画像、映像が得られないという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、車両周辺を撮像する撮像装置と、車両情報を検出する検出装置と、撮像装置により撮像された車両周辺の全範囲の画像から使用する範囲の画像を複数切り出し、検出装置からの車両情報に基づいて、複数の切出画像のうち少なくとも1つの切出画像を選択する画像処理装置と、画像処理装置により選択された少なくとも1つの切出画像を表示する表示装置と、を備える、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、撮像装置が、広角レンズを使用し、画像処理装置が、検出装置からの車両情報に基づいて、複数の切出画像のうち少なくとも1つの切出画像を選択する判定部と、撮像装置により撮像された車両周辺の全範囲の画像から使用する範囲の画像を複数切り出して、判定部で選択された少なくとも1つの切出画像であって撮像装置からの広角画像を正像画像に補正する少なくとも1つの画像補正部と、を有する、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、撮像装置が、広角レンズを使用し、画像処理装置が、撮像装置により撮像された車両周辺の全範囲の画像から使用する範囲の画像を複数切り出して、複数の切出画像であって撮像装置からの広角画像をそれぞれ正像画像に補正する複数の画像補正部と、複数の画像補正部でそれぞれ画像補正された複数の正像画像のうち少なくとも1つの正像画像を検出装置からの車両情報に基づいて選択する判定部と、を有する、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、複数の切出画像のうち1つの切出画像が、車両用後写鏡により得られる視認範囲と同等(ほぼ同等も含む)の範囲もしくは広い範囲の車両後方の切出画像であり、車両後方の切出画像が、表示装置の一部に常時表示されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項5にかかる発明)は、複数の切出画像のうち1つの切出画像が、車両のフロントピラーによりドライバーの死角となる範囲とほぼ同等の範囲もしくは広い範囲の切出画像であり、切出画像が、検出装置からの車両情報に基づいて、車両がフロントピラーの死角方向に進行していると判定されたときに、優先的に表示装置に表示される、ことを特徴とする。
この発明(請求項6にかかる発明)は、ユーザーが複数の切出画像のうち少なくとも1つの切出画像を選択するユーザーインターフェースを、備える、ことを特徴とする。
この発明の車両周辺視認装置は、車両情報に基づいて、車両周辺の複数の切出画像のうち少なくとも1つの切出画像を選択して表示するものであるから、車両状況に応じた少なくとも1つの切出画像を得ることができる。これにより、この発明の車両周辺視認装置は、車両情報に基づいて、ドライバーが必要とする切出画像を視覚情報として提供することができ、車両周辺を確実に視認することができ、交通安全に貢献することができる。
図1は、この発明にかかる車両周辺視認装置の実施形態1を示す全体構成の機能ブロック図である。 図2は、車両の右側に搭載された撮像装置(魚眼カメラ)の撮像範囲を示す説明図である。 図3は、車両の右側に搭載された撮像装置(魚眼カメラ)により撮像された車両周辺の右側の全範囲の画像(魚眼画像)を示す説明図である。 図4は、複数のエリアに区画されている車両周辺の右側の全範囲の画像(魚眼画像)を示す説明図である。 図5は、車両周辺の右側の全範囲の画像(魚眼画像)の複数のエリアを1つのエリアごとに示す説明図である。 図6は、車両周辺の右側の全範囲の画像(魚眼画像)の複数のエリアとそれぞれ対応する車両周辺の右側の路面上の複数のエリアを示す説明図である。 図7は、作用を示すフローチャートである。 図8は、この発明にかかる車両周辺視認装置の実施形態2を示す全体構成の機能ブロック図である。
以下、この発明にかかる車両周辺視認装置の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書および特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両周辺視認装置を車両Cに搭載した際の車両Cの前、後、上、下、左、右である。
図面において、符号「F」は、車両Cの前側(車両Cの前進方向側)を示す。符号「B」は、車両Cの後側を示す。符号「U」は、ドライバー側から前側Fを見た上側を示す。符号「D」は、ドライバー側から前側Fを見た下側を示す。符号「L」は、ドライバー側から前側Fを見た場合の左側を示す。符号「R」は、ドライバー側から前側Fを見た場合の右側を示す。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図7は、この発明にかかる車両周辺視認装置の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる車両周辺視認装置の構成について説明する。この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、図1に示すように、撮像装置(カメラ)1と、検出装置2と、画像処理装置(画像処理ECU)3と、表示装置(モニタ)4と、ユーザーインターフェース(以下、「UI」と記載する)5と、を備えるものである。
(撮像装置1の説明)
前記撮像装置1は、車両Cの左右両側に搭載されている。たとえば、前記車両Cの左右のドアに装備されているアウトサイドミラー装置(ドアーミラー装置)6のミラーベースに、もしくは、前記車両Cの車体に、搭載されている。すなわち、前記車両Cのフロントピラー(Aピラー)10の付根付近に、搭載されている。
以下、前記車両Cの右側Rに搭載されている前記撮像装置1について説明する。なお、前記車両Cの左側Lに搭載されている前記撮像装置1は、前記車両Cの右側Rに搭載されている前記撮像装置1とほぼ同様の構成をなし、かつ、前記車両Cの右側Rに搭載されている前記撮像装置1の撮像画像とほぼ左右対称の撮像画像であるから、説明を省略する。
前記撮像装置1は、前記画像処理装置3に接続されている。前記撮像装置1は、前記車両Cの周辺の情報を撮像し、撮像した車両周辺の情報を画像データとして前記画像処理装置3に出力するものである。前記撮像装置1は、広角レンズ、たとえば、魚眼レンズを使用する魚眼カメラである。このために、前記撮像装置1により撮像される車両周辺の全範囲の画像A0は、図3〜図5に示すように、前記撮像装置1の光軸Zを中心とする円形をなす。
前記撮像装置1の光軸Zは、図2(A)に示すように、平面から見て、前記車両Cに対して直交もしくはほぼ直交するように横(右側R)に向いている。なお、横方向に対して多少前後方向に向いても良い。また、前記撮像装置1の光軸Zは、図2(B)に示すように正面から見て、前記車両Cから下側Dの路面Gの垂直線に対してやや外側(右側R)に向いている。
この結果、前記撮像装置1により撮像された車両周辺の情報は、図3に示すような画像データとして前記画像処理装置3に出力される。すなわち、前記車両Cの一部分(曲線Cより下側Dの部分)は、全範囲の画像A0の下側Dに位置する画像データとして、また、前記路面G(曲線Gと曲線Cとの間の部分)は、全範囲の画像A0の中間に位置する画像データとして、さらに、前記路面Gの上の空間(曲線Gより上側Uの部分)は、全範囲の画像A0の上側Uに位置する画像データとして、それぞれ前記画像処理装置3に出力される。
ここで、前記撮像装置1の光軸Zが正面から見て前記車両Cから下側Dの路面Gの垂直線に対してやや外側に向いている。このために、全範囲の画像A0中に占める前記車両Cの一部の範囲(割合)は、前記撮像装置1の光軸Zが正面から見て前記車両Cから下側Dの路面Gの垂直線方向に向いている場合と比較して、小さくなり、かつ、全範囲の画像A0中に占める前記路面Gの上の空間の範囲(割合)は、大きくなる。これにより、前記車両Cの周辺の視認範囲が広がる。
全範囲の画像A0中に前記車両Cの一部が撮像されているので、前記車両Cと車両周辺の情報との相対位置関係が明確となる。なお、前記車両Cの一部を全範囲の画像A0中からなくして(見切って)も良い。また、前記路面Gの上の空間の一部を全範囲の画像A0中からなくして(見切って)も良い。
前記撮像装置1は、広角レンズたとえば魚眼レンズを使用するので、前記撮像装置1で撮像した画像(広角画像たとえば魚眼画像)のうち、撮像範囲の境界に近い画像(図3〜図5中の円周に近い画像)は、撮像範囲の中心に近い画像(図3〜図5中の円の中心(前記光軸Z)に近い画像)と比較して歪みが大きい。このために、撮像範囲の境界にある程度の余裕代を取ることにより、すなわち、撮像範囲の境界に近い画像を使用しないことにより、より鮮明な画像を得ることができる。なお、前記撮像装置1の撮像範囲を目一杯使用しても良い。
(検出装置2の説明)
前記検出装置2は、前記画像処理装置3に接続されている。前記検出装置2は、前記車両Cの情報を検出し、検出した車両情報を検出信号として前記画像処理装置3に出力するものである。前記検出装置2は、車速センサ(図示せず)と、方向指示検出部(図示せず)と、ギアポジション検出部と、操舵角センサ(図示せず)と、車両位置検出部(図示せず)と、超音波センサ(図示せず)と、を備えるものである。
前記車速センサは、前記車両Cの速度を検出して、車両速度に応じてパルスが変化する車速信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記車速センサが検出する前記車両情報は、前記車両Cの速度である。
前記方向指示検出部は、ドライバーが行う方向指示の操作を検出して方向指示信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記方向指示検出部は、たとえば、左側のウインカスイッチと右側のウインカスイッチとから構成されている。左側のウインカスイッチ右側のウインカスイッチは、この例では、交差点などを左折右折するときにドライバーがON操作し、また、交差点などを左折右折した後にステアリングハンドルが所定角度以上戻った時点で自動的にOFFするものである。また、左側のウインカスイッチ右側のウインカスイッチは、ONのときON信号(たとえば、ハイレベル信号)を前記画像処理装置3に出力し、OFFのときOFF信号(たとえば、ローレベル信号)を前記画像処理装置3に出力するものである。さらに、左側のウインカスイッチ右側のウインカスイッチがONのときには、左側ターンシグナルランプ(図示せず)右側ターンシグナルランプ(図示せず)が点滅点灯し、左側のウインカスイッチ右側のウインカスイッチがOFFのときには、左側ターンシグナルランプ右側ターンシグナルランプが消灯する。前記方向指示検出部が検出する前記車両情報は、前記車両Cの交差点などにおける左折右折である。
前記ギアポジション検出部は、ドライバーが行うギアポジションの切替操作を検出してギアポジション信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記ギアポジション検出部は、たとえば、リバースポジションスイッチとパーキングポジションスイッチとニュートラルポジションスイッチとから構成されている。前記リバースポジションスイッチは、前記車両Cを後進するときにドライバーがギアをリバースポジションに切り替えたときにリバースポジション信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記パーキングポジションスイッチは、前記車両Cを停車するときにドライバーがギアをパーキングポジションに切り替えたときにONのときパーキングポジション信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記ニュートラルポジションスイッチは、前記車両Cを停車するときにドライバーがギアをニュートラルポジションに切り替えたときにONのときニュートラルポジション信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記ギアポジション検出部が検出する前記車両情報は、前記車両Cの後進、停車である。
前記操舵角センサは、ステアリングハンドル(図示せず、ステアリングホイール、ハンドルなど同意語)の操舵角(舵角と同意語)および操舵方向および角速度を検出して、操舵角信号および操舵方向信号および角速度信号を前記画像処理装置3に出力するものである。すなわち、前記操舵角センサは、たとえば、前記車両Cが曲路(左カーブの道路や右カーブの道路)を走行する場合に、また、前記車両Cが交差路を左折したり右折したりする場合に、ドライバーが操舵するステアリングハンドルの操舵角(回転角)および操舵方向(回転方向)および角速度(回転速度)を検出して、操舵角信号および操舵方向信号および角速度信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記操舵角センサが検出する前記車両情報は、前記車両Cの曲路や交差点などにおける左折右折である。
前記車両位置検出部は、前記車両Cの位置を検出して車両位置信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記車両位置検出部は、たとえば、GPSや地上局(電子基準点など)から出力された位置情報信号を受信するGPSレシーバー(たとえば、カーナビゲーション)から構成されている。GPSレシーバー(たとえば、カーナビゲーション)は、GPSや地上局(電子基準点など)から出力された位置情報信号を受信して車両位置信号として前記画像処理装置3に出力するものである。前記車両位置検出部が検出する前記車両情報は、前記車両Cの位置である。
前記超音波センサは、前記車両Cの周囲の対象物(人や物)からの反射波を検知して、対象物までの距離に応じてパルス変化する超音波信号を前記画像処理装置3に出力するものである。前記超音波センサが検出する前記車両情報は、前記車両Cの周囲にある対象物(人や物)である。
(画像処理装置3の説明)
前記画像処理装置3は、前記撮像装置1、前記検出装置2、前記表示装置4にそれぞれ接続されている。前記画像処理装置3は、前記撮像装置1により撮像された車両周辺の全範囲の画像A0から使用する範囲の画像A1、A2、A3、A4、A5、A6(以下、「A1〜A6」と記載する場合がある)を複数この例では6つ切り出し、前記検出装置2からの前記車両情報に基づいて、6つの前記切出画像A1〜A6のうち少なくとも1つの前記切出画像を選択するものである。
以下、複数の前記切出画像A1〜A6について図4〜図6を参照して説明する。第1切出画像(ミラービュー)A1は、前記アウトサイドミラー装置(ドアーミラー装置)6などの車両用後写鏡により得られる視認範囲と同等の範囲もしくは広い範囲の切出画像であって、車両後方、すなわち、前記車両Cの横(右側R)の後側Bの範囲の切出画像である。前記第1切出画像A1は、前記車両Cの遠方の後側Bを視認するための視覚情報としての画像である。特に、前記車両Cに前記アウトサイドミラー装置6が搭載されていない場合においては、前記第1切出画像A1を前記表示装置4に、どのような状況下においても常時表示することが必須条件となる(第1切出画像必須条件時)。なお、前記車両Cに前記アウトサイドミラー装置6が搭載されている場合においては、前記第1切出画像A1を前記表示装置4に常時表示する必要がない場合もある。
第2切出画像(アンダーミラービュー)A2は、前記第1切出画像A1よりも下側Dの範囲の切出画像であって、ドライバーの死角となる前記車両Cの後側Bのタイヤ付近の範囲の切出画像である。前記第2切出画像A2は、前記車両Cが低速前進しているときであって、かつ、ユーザーが前記UI5を入力操作しているとき、および、前記車両Cが後退しているときであって、かつ、ユーザーが前記UI5を入力操作しているときに、ドライバーの死角となる前記車両Cの近方の後側Bから前記車両Cの下側Dにかけての範囲を視認するための視覚情報としての画像である。
第3切出画像(ピラービュー)A3は、前記車両Cの前記フロントピラー10によりドライバーの死角となる範囲とほぼ同等の範囲もしくは広い範囲の切出画像である。前記第3切出画像A3は、図6に示すように、前記車両Cが交差点に進入して左折もしくは右折するときに、前記車両Cの前記フロントピラー10によりドライバーの死角となる車両斜め前方、すなわち、前記車両Cの前側Fから前記車両Cの側方(右側R)にかけての範囲を視認するための視覚情報としての画像である。
第4切出画像(ラテラルビュー、真横ビュー)A4は、前記車両Cの真横(真右側R)でドライバーの死角となる範囲とほぼ同等の範囲もしくは広い範囲の切出画像である。前記第4切出画像A4は、前記第3切出画像A3と同様に、図6に示すように、前記車両Cが交差点に進入して左折もしくは右折するときに、ドライバーの死角となる前記車両Cの真横、すなわち、前記車両Cの真右側Rの範囲を視認するための視覚情報としての画像である。
第5切出画像(サイドビュー)A5は、ドライバーの死角となる前記車両Cの前側Fのタイヤ付近の範囲の切出画像である。前記第5切出画像A5は、前記車両Cが発進(前進、後退)するときに、また、前記車両Cが狭路を走行しているときに、また、車両Cが縦列駐車における路肩に幅寄せしているときに、ドライバーの死角となる前記車両Cの近方の前側Fから前記車両Cの下側Dにかけての範囲を視認するための視覚情報としての画像である。
第6切出画像(アラウンドビュー、俯瞰ビュー)A6は、前記車両Cの真横(真右側R)でかつ前記車両Cの真下(真下側D)のドライバーの死角となる範囲とほぼ同等の範囲もしくは広い範囲の切出画像である。前記第6切出画像A6は、前記車両Cを車庫入れ駐車するときに、自車両(前記車両C)をほぼ真上から客観的に視認することができる視覚情報としての画像である。
前記画像処理装置3は、判定部(判定回路)7と、少なくとも1つ、この例では、3つの画像補正部(画像補正回路)11、12、13と、を有するものである。
前記判定部7は、前記検出装置2からの前記車両情報に基づいて、6つの前記切出画像A1〜A6のうち少なくとも1つの前記切出画像を選択するものである。前記判定部7は、前記第1切出画像A1が必須条件時、たとえば、前記車両Cに前記アウトサイドミラー装置6が搭載されていない場合において、常時前記第1切出画像A1を選択する。また、前記判定部7は、前記検出装置2から前記車両情報が得られない場合において、フェイルセーフのために、前記第1切出画像A1を他の前記切出画像A2〜A6よりも優先して選択する。
3つの前記画像補正部11、12、13は、前記撮像装置1により撮像された車両周辺の前記全範囲の画像A0から使用する範囲の前記画像A1〜A6を複数この例では6つ切り出して、前記判定部7で選択された少なくとも1つの前記切出画像であって前記撮像装置1からの魚眼画像(図4、図5参照)を正像画像(図示せず)に補正するものである。すなわち、魚眼画像は、歪んでいる。このために、3つの前記画像補正部11、12、13は、座標や回転角度などの正像変換により魚眼画像を正像画像に補正するものである。
第1画像補正部11は、前記第1切出画像A1を専用に常時補正するものである。第2画像補正部12は、前記判定部7で選択された1つの前記切出画像を主切出画像とし、前記主切出画像を補正するものである。第3画像補正部13は、前記判定部7で選択された前記主切出画像以外の残った前記切出画像の中から1つの前記切出画像を補助切出画像とし、前記補助切出画像を補正するものである。
(表示装置4の説明)
前記表示装置4は、前記画像処理装置3により選択された少なくとも1つの前記切出画像を表示するものである。前記表示装置4は、第1表示部8と、第2表示部9と、から構成されている。前記第1表示部8の表示面積は、前記第2表示部9の表示面積より小さい。前記第1表示部8は、前記第1画像補正部11からの魚眼画像から正像画像に補正された前記第1切出画像A1を専用に常時表示するものである。前記第2表示部9は、前記第2画像補正部12からの魚眼画像から正像画像に補正された前記主切出画像を主に表示し、かつ、前記第3画像補正部13からの魚眼画像から正像画像に補正された前記補助切出画像を補助に表示するものである。
前記表示装置4は、たとえば、運転室内のインストルメントパネルの中央に設けられていて、左右の前記撮像装置1からの前記切出画像を一緒(同時)に表示するものである。また、前記表示装置4は、たとえば、運転室内の左右の前記フロントピラー10にそれぞれ設けられていて、左右の前記撮像装置1に合わせて左右に振り分けても良い。すなわち、左側Lの前記撮像装置1からの前記切出画像を左側Lの前記表示装置4に表示し、かつ、右側Rの前記撮像装置1からの前記切出画像を右側Rの前記表示装置4に表示する。
前記表示装置4は、たとえば、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいは、前記車両Cのフロントウインドガラスに表示するレーザープロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなどを使用する。前記表示装置4は、他の機能の表示装置(図示せず)と一体にもしくは別体に設けられている。
(UI5の説明)
前記UI5は、ユーザー(ドライバー)のたとえばボタン操作により、ユーザーが複数の前記切出画像のうち少なくとも1つの前記切出画像を選択するものである。この例では、前記UI5は、ユーザーの操作により、6つの前記切出画像A1〜A6のうち少なくとも1つの前記切出画像を選択する。選択された前記切出画像は、前記第2画像補正部12、もしくは、前記第2画像補正部12および前記第3画像補正部13において、魚眼画像から正像画像に補正されて、前記表示装置4の前記第2表示部9に表示される。
前記UI5は、ユーザーの操作により、前記表示装置4の前記第1表示部8と前記第2表示部9とを1つの表示部にまとめたり、3つ以上の表示部に分割したりすることができる。前記UI5は、ユーザーの操作により、前記表示装置4の前記第1表示部8の表示面積および前記第2表示部9の表示面積を変えたりすることができる。前記UI5は、ユーザーの操作により、前記表示装置4の前記第1表示部8に表示される前記第1切出画像A1と前記第2表示部9に表示されている他の前記切出画像A2〜A6とを切り替えたりすることができる。前記UI5は、ユーザーの操作により、6つの前記切出画像A1〜A6の切出範囲を調整することができる。前記UI5は、前記車両Cに前記アウトサイドミラー装置6が搭載されている場合において、ユーザーの操作により、前記第1切出画像必須条件を解除して、前記第1切出画像A1を前記第1表示部8に常時表示する機能、および、この実施形態1にかかる車両周辺視認装置の機能をキャンセルすることができる。前記UI5は、ユーザーの操作により、車速の閾値などを変えることができる。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、イグニションスイッチ(図示せず)をONすることにより、スタートとなる。このとき、第1切出画像必須条件時の場合、第1切出画像A1は、画像処理装置3の判定部7で選択され、画像処理装置3の第1画像補正部11で魚眼画像から正像画像に補正され、表示装置4の第1表示部8に常時表示されている。この結果、第1切出画像A1により、アウトサイドミラー装置6と同様に、車両Cの遠方の後側Bを視認することができ、交通安全に貢献することができる。
ここで、画像処理装置3の判定部7は、検出装置2のギアポジション検出部からの車両情報を入力して、ギアポジションがリバースであるか否かを判定する(ギアポジションリバース? S1)。
ギアポジションがリバースでない場合、すなわち、ギアがリバースポジションに切り替えられていなく、リバーススイッチがOFFの場合、判定部7は、ギアポジション検出部からの車両情報を入力して、ギアポジションがパーキング(P)またはニュートラル(N)であるか否かを判定する(ギアポジションPorN? S2)。
ギアポジションがパーキング(P)またはニュートラル(N)である場合、すなわち、ギアがパーキングポジションまたはニュートラルポジションに切り替えられていて、パーキングスイッチまたはニュートラルスイッチがONの場合であって、車両Cが停止している場合、判定部7は、第1切出画像A1を選択する。第1切出画像A1は、第2画像補正部12で魚眼画像から正像画像に補正され、表示装置4の第2表示部9に表示される(A1表示 S3)。この結果、表示面積が第1表示部8よりも大きい第2表示部9に表示される第1切出画像A1により、アウトサイドミラー装置6と同様に、車両Cの遠方の後側Bを視認することができ、交通安全に貢献することができる。
前記の(S2)において、ギアポジションがパーキング(P)またはニュートラル(N)でない場合、すなわち、ギアがパーキングポジションまたはニュートラルポジションに切り替えられていなく、パーキングスイッチまたはニュートラルスイッチがOFFの場合、判定部7は、検出装置2の車速センサからの車両情報を入力して、車速が閾値(たとえば、30km/h)以上であるか否かを判定する(車速閾値以上? S4)。
車速が閾値以上である場合、すなわち、車両Cが30km/h以上の速度で走行している場合、判定部7は、検出装置2の方向指示検出部からの車両情報を入力して、左側のウインカスイッチまたは右側のウインカスイッチがONであるか否かを判定する(ウインカON信号? S5)。
ウインカスイッチがOFFである場合、すなわち、車両Cが直進している場合、判定部7は、第1切出画像A1を選択して、第1切出画像A1は、第2表示部9で表示される(A1表示 S3)。そして、前記の(S1)に戻る。
前記の(S5)において、ウインカスイッチがONである場合、すなわち、車両Cが交差点などに進入して左折もしくは右折する場合、判定部7は、第3切出画像A3と第4切出画像A4とを選択する。第3切出画像A3は、第2画像補正部12で魚眼画像から正像画像に補正され、表示装置4の第2表示部9に第1切出画像A1に替わって表示される。同時に、第4切出画像A4は、第3画像補正部13で魚眼画像から正像画像に補正され、表示装置4の第2表示部9に第1切出画像A1に替わって第3切出画像A3と同時に表示される(A3、A4同時表示 S6)。そして、前記の(S1)に戻る。
この結果、第2表示部9に同時に表示される第3切出画像A3と第4切出画像A4とにより、車両Cが交差点に進入して左折もしくは右折するときに、車両Cのフロントピラー10によりドライバーの死角となる車両斜め前方と、ドライバーの死角となる車両Cの真横を視認することができる。これにより、前記の死角から車両Cに近づいてくる歩行者Pや自転車などを早期に視認することができ、交通安全に貢献することができる。
ここで、ユーザーのUI5の操作により、第2表示部9に、第3切出画像A3のみ、あるいは、第4切出画像A4のみ、あるいは、第1切出画像A1と第3切出画像A3、あるいは、第1切出画像A1と第4切出画像A4、あるいは、第1切出画像A1と第3切出画像A3と第4切出画像A4、を表示することができる。
また、前記の(S6)の第3切出画像A3と第4切出画像A4とを同時表示する場合において、検出装置2からの車両情報としては、ギアポジション検出部からのギアポジション、および、車速センサからの車速、および、方向指示検出部からの方向指示である。すなわち、ギアポジション検出部からの車両情報により、車両Cが前進していると判定することができ、また、車速センサからの車両情報により、車両が所定速度たとえば30km/h以上の速度で走行していると判定することができ、また、方向指示検出部からの車両情報により、車両Cが交差点などに進入して左折もしくは右折していると判定することができる。
前記の車両情報に、操舵角センサからの操舵角と操舵方向と角速度、および、車両位置検出部からの車両位置の車両情報を追加しても良い。操舵角センサからの車両情報により、車両Cが車両Cのフロントピラー10の死角方向に進行していることを判定することができ、特に、第3切出画像A3を優先的に表示することができる。また、車両位置検出部からの車両情報により、車両Cが交差点などに位置していることを判定することができる。このために、車両位置検出部で目的地を設定して左折もしくは右折する交差点などにおいて、第3切出画像A3と第4切出画像A4とを優先的に同時表示すると、左折もしくは右折の交差点などをドライバーに明示することができる。
前記の(S4)において、車速が閾値以下である場合、すなわち、車両Cが30km/h以下の速度で走行している場合、たとえば、車両Cが発進する場合、あるいは、車両Cが狭路を走行する場合、あるいは、車両Cが縦列駐車における路肩への幅寄せする場合、判定部7は、UI5からのユーザーの操作情報を入力して、ユーザーがUI5を操作しているか否かを判定する(UI入力?(ボタン等) S7)。
ユーザーがUI5を操作していない場合、判定部7は、第5切出画像A5を選択する。第5切出画像A5は、第2画像補正部12で魚眼画像から正像画像に補正され、表示装置4の第2表示部9に第3切出画像A3および第4切出画像A4に替わって表示される(A5表示 S8)。そして、前記の(S1)に戻る。
この結果、第2表示部9に表示される第5切出画像A5により、車両Cが発進(前進)するときに、また、車両Cが狭路を走行しているときに、また、車両Cが縦列駐車における路肩に幅寄せしているときに、ドライバーの死角となる車両Cの近方の前側Fから車両Cの下側Dにかけての範囲を視認することができ、交通安全に貢献することができる。
ここで、前記の(S8)の第5切出画像A5を表示する場合において、検出装置2からの車両情報としては、ギアポジション検出部からのギアポジション、および、車速センサからの車速である。すなわち、ギアポジション検出部からの車両情報により、車両Cが停止状態から直ちに前進すると判定することができ、また、車速センサからの車両情報により、車両Cが停止状態から前進していると判定することができ、かつ、車両Cが幅寄せなどにより低速度で走行していると判定することができる。
前記の車両情報に、超音波センサからの車両情報を追加しても良い。超音波センサからの車両情報により、車両Cの周囲に対象物(人や物)が存在することを判定することができ、特に、第5切出画像A5を優先的に表示することができる。
前記の(S1)において、ギアポジションがリバースである場合、すなわち、ギアがリバースポジションに切り替えられていて、リバーススイッチがONの場合であって、車両Cが後進する場合、判定部7は、UI5からのユーザーの操作情報を入力して、ユーザーがUI5を操作しているか否かを判定する(UI入力?(ボタン等) S9)。
ユーザーがUI5を操作していない場合、判定部7は、第6切出画像A6を選択する。第6切出画像A6は、第2画像補正部12で魚眼画像から正像画像に補正され、表示装置4の第2表示部9に第5切出画像A5に替わって表示される(A6表示 S10)。そして、前記の(S1)に戻る。
この結果、第2表示部9に表示される第6切出画像A6により、車両Cを車庫入れ駐車するときに、自車両をほぼ真上から客観的に視認することができ、スムーズに車両Cを車庫入れ駐車することができる。
ここで、前記の(S10)の第6切出画像A6を表示する場合において、検出装置2からの車両情報としては、ギアポジション検出部からのギアポジションである。すなわち、ギアポジション検出部からの車両情報により、車庫入れ駐車のため車両Cが後進しようとしていると判定することができる。
前記の(S7)および(S9)において、ユーザーがUI5を操作している場合、たとえば、ユーザーが車両Cの発進時において死角となる車両Cの近方の後側Bから車両Cの下側Dにかけての範囲を視認するためにUI5を操作している場合、判定部7は、第2切出画像A2を選択する。第2切出画像A2は、第2画像補正部12で魚眼画像から正像画像に補正され、表示装置4の第2表示部9に第6切出画像A6に替わって表示される(A2表示 S11)。そして、前記の(S1)に戻る。
この結果、第2表示部9に表示される第2切出画像A2により、車両Cが発進(前進、後進)するときに、ドライバーの死角となる車両Cの近方の後側Bから車両Cの下側Dにかけての範囲を視認することができ、交通安全に貢献することができる。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、検出装置2からの車両情報に基づいて、撮像装置1からの車両周辺の6つの切出画像A1〜A6のうち少なくとも1つの切出画像を、画像処理装置3で選択して、表示装置4に表示するものであるから、車両状況に応じた少なくとも1つの切出画像を得ることができる。これにより、この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、車両情報に基づいて、ドライバーが必要とする切出画像(6つの切出画像A1〜A6のうち少なくとも1つの切出画像)を視覚情報として提供することができ、車両Cの周辺を確実に視認することができ、交通安全に貢献することができる。
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、撮像装置1が広角レンズたとえば魚眼レンズを使用した魚眼カメラであるから、車両Cの周辺を広角に撮像することができ、広い範囲に亘る視覚情報を得ることができ、交通安全に貢献することができる。
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、画像補正部11、12、13を使用するので、魚眼カメラの撮像装置1からの魚眼画像を正像画像に補正することができるので、ドライバーに正確な視覚情報を提供することができ、交通安全に貢献することができる。
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、画像処理装置3において、判定部7の後に画像補正部11、12、13を設けるので、画像補正部11、12、13の個数を必要最低限の個数にすることができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、第1切出画像A1が表示装置4の第1表示部8に常時表示されているので、アウトサイドミラー装置6と同様に、車両Cの遠方の後側Bを視認することができ、交通安全に貢献することができる。
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、第3切出画像A3が、検出装置2からの車両情報に基づいて、車両Cがフロントピラー10の死角方向に進行していると判定されたときに、優先的に表示装置4に表示される。このために、車両Cのフロントピラー10によりドライバーの死角となる範囲を第3切出画像A3により視認することができ、交通安全に貢献することができる。
この実施形態1にかかる車両周辺視認装置は、UI5を備えるものであるから、ユーザーの操作により、表示装置4の第1表示部8、第2表示部9に表示される切出画像を任意に切り替えたりすることができ、ユーザーが必要とする視覚情報を得ることができ、交通安全に貢献することができる。
(実施形態2の説明)
図8は、この発明にかかる車両周辺視認装置の実施形態2を示す。以下、この実施形態2における車両周辺視認装置について説明する。図中、図1〜図7と同符号は、同一のものを示す。
この実施形態2の車両周辺視認装置の画像処理装置30と前記の実施形態1の車両周辺視認装置の画像処理装置3との構成が相違している。すなわち、この実施形態2の車両周辺視認装置の画像処理装置30は、撮像装置1により撮像された車両Cの周辺の全範囲の画像A0から使用する範囲の画像A1〜A6を6つ切り出して、6つの切出画像A1〜A6であって撮像装置1からの魚眼画像をそれぞれ正像画像に補正する6つの画像補正部21、22、23、24、25、26と、6つの画像補正部21〜26でそれぞれ画像補正された6つの正像画像のうち少なくとも1つの正像画像を検出装置2からの車両情報に基づいて選択する判定部7と、を有するものである。
この実施形態2の車両周辺視認装置は、以上の構成からなるので、前記の実施形態1の車両周辺視認装置とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施形態2の車両周辺視認装置は、6つの切出画像A1〜A6と同数の画像補正部21〜26の後に判定部7を設けるので、判定部7で表示したい切出画像を判定するだけで、画像補正された切出画像を表示装置4に表示することができる。この結果、判定部7で表示したい切出画像を画像補正してから表示装置4に表示する場合と比較して、タイムラグがない。
(実施形態1、2以外の例の説明)
なお、前記の実施形態1、2においては、車両Cにアウトサイドミラー装置6が搭載されているものである。ところが、この発明においては、車両Cにアウトサイドミラー装置6が搭載されていない場合であっても良い。
また、前記の実施形態1、2においては、撮像装置1を車両Cの左右両側、たとえば、車両Cの左右のドアに装備されているアウトサイドミラー装置6のミラーベースに、もしくは、車両Cの車体に、搭載されている。すなわち、車両Cのフロントピラー10の付根付近に、搭載されている。ところが、この発明においては、撮像装置1を搭載する位置を特に限定しない。
1 撮像装置
2 検出装置
3、30 画像処理装置
4 表示装置
5 UI(ユーザーインターフェース)
6 アウトサイドミラー装置
7 判定部
8 第1表示部
9 第2表示部
10 フロントピラー
11〜13、21〜26 画像補正部
A0 全範囲の画像
A1〜A6 切出画像
C 車両
G 路面
P 歩行者
Z 光軸
F 前側
B 後側
U 上側
D 下側
L 左側
R 右側

Claims (6)

  1. 車両周辺を撮像する撮像装置と、
    車両情報を検出する検出装置と、
    前記撮像装置により撮像された車両周辺の全範囲の画像から使用する範囲の画像を複数切り出し、前記検出装置からの前記車両情報に基づいて、複数の前記切出画像のうち少なくとも1つの前記切出画像を選択する画像処理装置と、
    前記画像処理装置により選択された少なくとも1つの前記切出画像を表示する表示装置と、
    を備える、ことを特徴とする車両周辺視認装置。
  2. 前記撮像装置は、広角レンズを使用し、
    前記画像処理装置は、前記検出装置からの前記車両情報に基づいて、複数の前記切出画像のうち少なくとも1つの前記切出画像を選択する判定部と、前記撮像装置により撮像された車両周辺の全範囲の画像から使用する範囲の画像を複数切り出して、前記判定部で選択された少なくとも1つの前記切出画像であって前記撮像装置からの広角画像を正像画像に補正する少なくとも1つの画像補正部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両周辺視認装置。
  3. 前記撮像装置は、広角レンズを使用し、
    前記画像処理装置は、前記撮像装置により撮像された車両周辺の全範囲の画像から使用する範囲の画像を複数切り出して、複数の前記切出画像であって前記撮像装置からの広角画像をそれぞれ正像画像に補正する複数の画像補正部と、前記複数の画像補正部でそれぞれ画像補正された複数の前記正像画像のうち少なくとも1つの前記正像画像を前記検出装置からの前記車両情報に基づいて選択する判定部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両周辺視認装置。
  4. 複数の前記切出画像のうち1つの前記切出画像は、車両用後写鏡により得られる視認範囲と同等の範囲もしくは広い範囲の車両後方の切出画像であり、
    前記車両後方の切出画像は、前記表示装置の一部に常時表示されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両周辺視認装置。
  5. 複数の前記切出画像のうち1つの前記切出画像は、車両のフロントピラーによりドライバーの死角となる範囲とほぼ同等の範囲もしくは広い範囲の切出画像であり、
    前記切出画像は、前記検出装置からの前記車両情報に基づいて、前記車両がフロントピラーの死角方向に進行していると判定されたときに、優先的に前記表示装置に表示される、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両周辺視認装置。
  6. ユーザーが複数の前記切出画像のうち少なくとも1つの前記切出画像を選択するユーザーインターフェースを、備える、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両周辺視認装置。
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